山と鉄

山歩き、乗り鉄、廃線・廃道歩き、廃村歩き、駅舎探訪などの日々を記録します

両子山(上)

【2017年3月15日(水)】両子山
13:25、伊美港から両子寺に向かう。
県道31号線を走っていると、正面に国東半島の山々が見えてきた。
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真正面に見えているのが、おそらく千燈岳(606m)だ。
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途中、今夜の宿、国見温泉あかねの郷への入口を通過した。
そのすぐ先の分岐で、ナビは右折しろと言っているが、標識だと両子寺は直進となっている。
両子寺は、ここから両子山(721m)を挟んで、ちょうど反対側にあり、右回りでも左回りでも行けるのだろうが、ここは道標に従うことにした。
わりと狭く、くねくねカーブの多い道なので、もしかしたら右折して、広い道を行った方が早かったのかもしれないが、まあそれほど大差はないであろう。

両子寺の駐車場には13:55頃に到着した。
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身支度をして、ちょうど14時に出発。
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登山道は両子寺の境内にあるので、拝観料(300円)を払わないといけない。
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でも、受付の方に「登山の方は200円でいいです」と言われた。
お寺もしっかり参拝するつもりなので申し訳なかったが、お言葉に甘えさせてもらった。
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(たぶん寺務所)

両子寺を訪ねるのも、大学2年の春(1983年)以来なので34年ぶりということになる。
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仁王門のあった場所に立ちはだかる石造の仁王像が記憶に残っている。

この寺は養老二年(718年)に仁聞菩薩が開いたという古刹だ。
加えて、九州三十六不動の第一番札所だそうだ。
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本堂(護摩堂)は取りあえず通過。
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古い五輪塔が並ぶ。
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ここの住職が善光寺の副住として赴任のおり、信州の道祖神が気に入り、ここに奉安したのだとか。
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なんと、ひろさちやの文学碑?があった。
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「花が開けば蝶が来て 仏の教えに人歩む」

こちらは言語学者金田一京助の歌碑。
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「山川のおとは父母の愛に似てかわることなしたゆることなし」

近くに、その子、金田一春彦の歌碑(左)。「山川の瀬音の中に身を置けば亡き父の我を諭す声聞ゆ」
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その他、石仏もたくさん。
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これは、おそらく両子山頂上までの林道開鑿記念碑。
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両子川の対岸に、稲荷堂(左)と大黒天堂(右)。
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両子寺の七不思議の一つ「鬼橋」を渡る。
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鬼橋は、むかし千徳坊という怪力の僧が山から一人で引き下ろして架けたという石橋だ。
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ここにも2体の仁王像。
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国東半島屈指の古さを誇るものだそうだ。

奥の院へと至る階段を登る。
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両子山には、林道をそのまま行っても登れるみたいだが、奥の院を経由して尾根道から行くルートを選択した。
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これが実は正解だった。
このルートは百体観音を過ぎると、踏み跡が不鮮明になり、しかもかなりの急傾斜。
これを下りのルートに使っていたら、スリップして一度や二度は転倒していたかもしれない。

階段脇にはわりと雑な積み方の石垣がある。
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その上の段に大講堂が立つ。
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5間四方で、平成3年に再建されたものだ。
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ここには県指定文化財の木像阿弥陀如来像が安置されている。
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小ぶりの国東塔。
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西国、秩父、坂東を兼ねた観音供養塔。
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石の厨子に納まったお地蔵様?
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池のほとりにも石仏群。
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奥の院、両所大権現の鳥居。
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いまだ解読できず。
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国東半島に独特な宝塔、国東塔。鎌倉時代の建立と伝わる。
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かなり階段が長い。
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狛犬は
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慶応二年(1866年)の建立。
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途中、右に外れると、松平公内室の墓がある。
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これも国東塔である。
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杵築藩主松平家の側室の墓だそうだ。
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石仏がレリーフのように彫られている。
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すぐ下に大講堂の屋根が見えた。
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やっと階段を登り切った。
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いろんなものが苔むしている。
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これは、いつの災害のことだろう。
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両子寺国東塔二号。
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その背後には磨崖の板碑。梵字が刻まれている。
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阿弥陀如来、観音菩薩、勢至菩薩の釈迦三尊を意味しているらしい。
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ようやく奥の院本殿が見えてきた。
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杵築藩松平侯が弘化三年(1846年)に寄進したそうだ。
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左手から本殿の裏の洞窟を見学することができる。
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まずは千手観音に参拝。
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中には護国殿。
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九州西国霊場の第6番札所である。
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洞窟内部。
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ここにも石仏が並ぶ。
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不老長寿の霊水が湧き出しているそうだが、発見できなかった。
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外観は、ちょっとだけ京都清水寺に似ている。
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少し戻って、登山開始。
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百体観音や七不思議の方へと足を踏み入れる。
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ここには小さな磨崖板碑。
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そして、こういう所には定番の巨岩。
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さっきの階段を登ったら、しばらく道はトラバース。
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眼下の谷底に石組の構築物が見えるが、何なのかは不明。
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木々にからめとられてしまった大石たち。
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百体観音があちこちに散らばってある。
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険しい登りが続く。
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これまた背の高い巨岩。
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そそり立つように、こちらを取り囲んでいる。
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百体観音の一部を発見。
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岩に埋め込まれているのもある。
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七不思議の一つ「針の耳」。
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岩の間を通り抜けるのが、針に糸を通す如く難しいとのこと。
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実際はそんなことはない。
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百体観音はここに集中していた。
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最後はクサリで登り切る。
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至るところ石仏だらけ。さすがに百体観音だ。
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(つづく)
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