山と鉄

山歩き、乗り鉄、廃線・廃道歩き、廃村歩き、駅舎探訪などの日々を記録します

姫島(4)

【2017年3月15日(水)】姫島
姫島灯台から峠越えの道で姫島港に向かっている。
きつい登りがしばらく続く。
途中に、姫島七不思議の最後「逆柳」があった。
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お姫様がお歯黒をつけるのに使った柳の枝を、池のほとりの逆さまに差したところ、芽を出し逆さ柳になったという。
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種彦の歌「手弱女(たおやめ)の 口にはむてふ 青柳を かさしつつゆかむ 見ぬ人のため」。
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ここにも古い歌碑が残っていた。
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その池は、こんなに大きな溜め池になっていた。
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標高32mまで登ってきたところに、金バス停。
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今さらながらだが、これは「かね」と読む。
鉄奬(おはぐろ)の「鉄(かね)」にちなむ地名だと、後で知った。

意外に早く峠の長尾トンネルに到着した。
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隣に旧道があった。
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出口に土砂崩れらしきものが見えたので、くぐり抜けるのは止めておいた。

トンネルを抜けて、分岐の右手に大海溜池の築堤。
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ここで、ちょっと思案。矢筈山(266m)のことである。
矢筈山は姫島の最高峰で、登山道もある。
現在、11時半を過ぎたところ。
国東半島の両子山(721m)に登るとしたら、13時の船には乗りたいところだ。
あと1時間半で矢筈山に登って下りて来られるか。
地図を見ると、この分岐から登山口に向かうと、ほぼ海抜ゼロメートルまで下って、さらに登山口までかなり登り返さないといけない。
登山はいいとしても、アプローチにかなり時間がかかりそうだ。
とりあえず港側の分岐まで行ってから決めることにしよう。

途中の石仏に出くわすたびに停まりながら、町へと向かう。
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このあたりがアサギマダラの休息地のひとつ。
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それほど珍しい蝶ではないが、何千何万というアサギマダラが乱舞する光景は圧巻だろう。

平坦地まで下ってきた。ものすごく達筆の石碑だ。「実力念願記念碑」という文言も意味が分からない。
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五十三番円明寺。
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松原集落まで下りてきたが、矢筈山へ行く道がなんとも心細い。
お昼も食べたいし、やはり登山は断念した。
姫島庄屋古庄家を見学して、島めぐりを締めくくることにしよう。

姫島港前の信号を過ぎると、「官庁街」となる。
その中に、いくつか食堂があったので、目を付けておいた。
姫島中央公園には
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姫島の伝説あれこれを書いた説明板や
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大きな黒曜石が展示されていた。
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こちらが、姫島村役場。姫島村は大分県唯一の村だ。
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姫島村のマンホール。中央は村章。周囲に村の木クロマツと村の花ノジギク。
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姫島小学校。
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若者宿城山。私は泊まれないの?
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古庄家近くの家並み。
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旧姫島郵便局。
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その隣が、庄屋だった古庄家。
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門の中に入ると、巨大な母屋が。
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古庄家は鎌倉時代の建久七年(1196年)、鎌倉から豊後に入った大友能直の家臣古庄四郎重吉を祖とする。
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文禄二年(1593年)、大友氏が秀吉の怒りに触れて所領を没収されたため、古庄徳右衛門は諸国を流浪。慶長十五年(1610年)、姫島に渡り、元和八年(1622年)、島民に推されて里正となった。
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以来、明治4年(1871年)の廃藩置県まで12代250年にわたり、杵築藩に属する姫島の庄屋として村を治めてきた。
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この建物は天保十三年(1842年)に完成したそうだ。
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こちらは、藩主のために普請された「お成りの間」。
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庭園。
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この大きな平石は、藩主の駕籠を下ろすために置かれたもの。
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というわけで見学終了。
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このあと、まだ時間がありそうなので、ジオパークのガイダンス施設「天一根」に立ち寄った。
天一根(アメノヒトツネ)とは「古事記」に記されている女島(姫島のこと、とも)の別名である。
ささっと見て出るつもりが、職員の女性に張り付かれてしまった。
一つ一つ説明してくれるので、時間を気にしながらも、ありがたく拝聴していた。
「金(かね)」集落の名の由来についても、彼女に聞いた。
そして、姫島が車エビの一大養殖地であることを、ここで初めて知った。
「じゃあ、お昼を食べるなら、やはり車エビですかね」と聞いたら、「地元の人はそんなに食べませんが、観光の方はやはり食べますね」とのこと。
港近くの「かのや」で出しているエビタコ丼が美味しいと薦められたが、「あ、今日は休みだったかも」という。

時間が迫っていたので、確認に行く余裕はなく、さっき目を付けておいた「姫之家」に入った。
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平日なのに、わりと混んでいる。
「時間かかりますか」と聞いたら、「すぐ出ますよ」というので、食べていくことにした。

塩焼き定食にするか、エビフライ定食(1570円、それなりに高い)にするか迷ったが、殻を取るのが面倒だと思い、エビフライにした。
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でも考えてみたら、塩焼きも殻を取って焼いてくれたのかもしれない。
聞けばよかった。実はあまり、フライは好きではないのだ。

でも、肉厚でほくほくして、美味しかった。
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ご飯の量も多く、満腹になってしまった。

食事が出てくるのを待つ間、時間節約のため、外に出て、隣にあった大帯(おおたら)八幡社を撮影しに行った。
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店を出たところで12:40。
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どうやら余裕で船に間に合いそうだ。
まずは、レンタサイクルを返却。
使用時間は3時間半だった。4時間扱いで500円になるところを、450円に負けてくれた。
親切だ。

少し時間があったので、港に隣接した公園を散策。
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ここには満潮になると海水が溜まるのだろうか。
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矢筈山には、ちょっと未練がある。
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でも、たぶん二度と来ることはないだろうなあ。
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フェリーターミナルの展望台にも寄った。
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出航数分前に乗船。
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チケットは回収されてしまうので、記念に写真を撮っておいた。
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帰りは大人しく船室に座っていた。

車を預けたのは8:30、戻ってきたのが13:25。
ほぼ5時間きっかりで駐車場代は730円で済んだ。
伝説の島、姫島周遊。駆け足だったが、十分楽しめた。
それでは、ナビを両子寺に合わせて、両子山登山に向かおう。

(おわり)
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