山と鉄

山歩き、乗り鉄、廃線・廃道歩き、廃村歩き、駅舎探訪などの日々を記録します

比叡山(上)

【2017年3月5日(日)】比叡山
前日に大文字山に登り、京都市内のホテル杉長に泊まっている。
朝7時に起床。朝食は7時半から。
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湯豆腐に、揚げ出し豆腐、汲み上げ豆腐と、3種類の豆腐を食べられるのがうれしい。

トイレを済ませて、8時半すぎに出発。
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(京都市のマンホール)

今日は比叡山に登るので、山の反対側、大津市の坂本まで電車で行く予定だ。
当初は、出町柳から叡山電車に乗って、八瀬比叡山口まで行き、叡山ケーブルに乗り継いで行くつもりだったのだが、帰りに錦市場に寄るとしたら、大津側から登って、京都側に下りてくる方が便利だと気づいた。
これが別の意味でも大正解だった。当初の計画通りにしていたら大変なことになっていた。

そんなことはつゆ知らず、地下鉄の京都市役所駅前に向かう。
今日はずっと地上を歩いて行ったら、近代建築の京都市役所を見ることができた。
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今日はフリーマーケットが役所前の広場で行われるようだ。
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地下鉄に下りて、京阪京津線直通の浜大津行き電車に乗り込む。
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山科の手前から陸上に出る。山科の先はかなりの急勾配だ。
大津の市街地に入ると、急カーブが続く。
変化に富んだ路線で、鉄道好きには堪えられない。

浜大津駅で石山坂本線に乗り換え。終点の坂本駅に向かう。
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近江神宮前駅から先は未乗車区間なので、今回で坂本線は乗りつぶし完了だ。
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9:30ちょうどに坂本駅に到着。
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この格好いい電車に乗ってきたわけだ。
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反対側のホームにはラッピング電車。
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坂本駅の鉄道むすめは石山ともかちゃん。
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この駅はなかなかしゃれたデザインの駅舎だった。
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しかし、駅前の看板を見て、びっくり。
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なんと、明日から坂本ケーブルは設備改修工事のため4日間の休業。
全く調べていなかったので危なかった。1日ズレていたらアウトだった。

ここから穴太積みの石垣が続く坂道を登っていく。
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なかなか雰囲気のある通りだ。
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ここは日吉大社の門前町でもある。
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坂本名物の日吉そば。
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こちらは門前ゆどうふ。
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正面右手、八王子山の山頂近くに見えるのは三宮神社。
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日吉大社の赤い鳥居の手前で左折。
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穴太積みの石垣を見ながら進む。
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実に美しい。
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突き当りを右折すると、大きな通りに出る。
そこに比叡山高校の校門があった。
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1978年のセンバツ高校野球で完全試合を喫したが、翌年の夏の甲子園では滋賀県勢初の1勝を挙げた高校である。
自分が高校球児だった頃のことなので、よく記憶に残っている。
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(大津市のマンホール)

校門の横の坂道を登っていくと、まもなく坂本ケーブルの坂本駅に着く。
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坂本ケーブルは昭和2年(1927年)の開業。全長2025mで、1966年に群馬県の伊香保ケーブル鉄道が廃止されてから、日本で最も長いケーブルカーの路線となっている。
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坂本駅と終点の延暦寺駅は1997年に国の登録有形文化財になっている。
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ここまでコンビニがなく、昼飯をどうしようかと思っていたのだが、たまたまパンの自販機があったので、1個だけ購入。
下山後、錦市場で買い食いをする予定なので、あまりお腹は膨らませないようにという配慮である。

窓口で片道の切符を買おうとしたら、売り子さんが「え、片道?」とびっくりした様子。
「はい、京都側に下るので」
「向こうはロープウェーもケーブルも動いていませんよ」
なぬ!と思ったが、表情には出さず
「でも、叡山電車は動いているんですよね」
「動いていますが、歩いて下るんですか?」
「はい」
というわけで、無事に片道切符を購入。
それにしても、ロープウェーはもともと乗る予定はなかったのでいいとしても、ケーブルが動いていないとは、誤算だった。
まあ、歩いて下っても30分ほど余計な時間がかかるだけで、スケジュールに大きな影響はない。
もし京都側から入っていたら、歩いて登らなければならず、大幅な時間ロスになるところだった。助かった。
しかし、乗り鉄としてはケーブルに乗れないのは残念だ。
明日からは坂本ケーブルが休業だし、この時期は延暦寺が拝観停止になるのか、などと考えてみたが、そんなわけもない。
でも、後でガーデンミュージアム比叡のゲートにたどり着いて、謎が解けた。
バスも含め、比叡山に登る京都側の交通機関はそもそも冬期休業していたのだった。
延暦寺に行きたい人はマイカーか坂本ケーブルで行ってくれということなのだろう。
そもそも叡山ケーブルや叡山ロープウェーは延暦寺に行くための交通機関としては想定されていないのだ。
やはり、路線図だけ見て旅程を決めていてはいかんなと痛感。
トレラン大会とか休業情報とかもHPなどで確認しないと。

なんて、休業の理由がそういうことだとは想像もしないまま、10時ちょうど初のケーブルに乗り込む。
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さっきの京阪電車と似たようなデザインだ。

車内では盛んに、放送が日本最長のケーブルだとPRしている。
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途中駅が2つあるが、乗客から申告がない限り、通過するとのことだった。
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しばらく進むと、琵琶湖が見えてきたが、今日はかなり霞んでいる。
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ほぼ満席だったし、動き回ってパチパチ写真を撮ったりせず、大人しく座っていた。
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11分で延暦寺駅に到着。
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標高は654mだが、雪が残っていた。
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トイレを済ませて、まずは眺望を堪能する。
北には比良山地の蓬莱山(1174m)。あちらには、まだ雪がたっぷりある。
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かなり霞んでいるが、琵琶湖大橋の向こうに沖島。
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あの島には去年の今頃に行ったっけ。

その右手奥には長命寺山(333m)が確認できる。
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本来なら、このくらいは見えるらしい。
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眼下には坂本周辺の町並み。
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国の登録有形文化財になっている延暦寺駅も忘れてはならない。
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黄色い彩色が印象的だ。
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内部もちょっとレトロな雰囲気。
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蕎麦喰木像まで是ヨリどのくらいか。下が読めない。
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蕎麦喰木像とは親鸞(1173~1262年)の身代わりになったという伝説がある木像のこと。
比叡山で修行していた親鸞は毎晩、京の六角堂まで赴き、百日参籠修行も行っていた。
それを回りの僧たちは「毎晩、京の街に遊びに行っている」と非難した。
師の慈円は親鸞の修行を成就させようと一計を案じて、「今晩、蕎麦を食べるから、みな集まれ」と声をかけた。
そこに前もって彫ってあった親鸞の木像を置いたところ、「なんだ、親鸞はいるじゃないか」ということになり、噂はピタリと止まったという。
その木像が後に蕎麦喰木像と呼ばれるようになったそうだ。

現在は、無動寺谷の大乗院にあるとのことだが、今回はパス。
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延暦寺への舗装道路を進む。
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沿道にはかなり雪が残っていて、やはり滋賀県は雪国であることを再認識した。

左手に岡本杏路の句碑「うぐひすや檜山晴れつつ雪まとふ」。
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延暦寺に来るのは、高校の修学旅行以来なので38年ぶり。
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あの時は5人グループだったので、京都市街からタクシーで来た。
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階段の上から見た根本中堂の記憶だけ残っている。
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今回、それがどこからの風景だったのか確認できたが、目下、根本中堂は改修工事中で、ちょっと残念だった。
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順に見ていこう。まずは万拝堂。
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ここは、日本はもちろん世界各地の諸仏諸神を勧請して、平和と人類の平安を祈願している平成の新堂だそうだ。

大黒堂。
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江戸時代に建立された文殊楼。
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ここから根本中堂を見下ろしたのが、さっきの写真である。

(つづく)
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