山と鉄

山歩き、乗り鉄、廃線・廃道歩き、廃村歩き、駅舎探訪などの日々を記録します

セーメーバン(下)

【2017年2月26日(日)】セーメーバン
宮地山(1113m)から宝鏡寺薬師堂に向かって下山中。
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しばらく下ると開けた場所に出た。
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右手に用沢の集落が見える。
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登山道のあたりは、そのはずれの廃屋地帯。
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ここまでかつての車道が通じているので、用沢集落経由で下ることも考えたが、あまりに遠回りなので止めておいた。
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尾根をさらにまっすぐ下っていくと、最後の最後で道を失ってしまった。
そのまま竹林の中を突っ切っても、着くことは着くのだろうが、急な斜面なので面倒だ。
道を探しつつ、勘で右の方へトラバースしていったら、幸いそれらしき踏み跡に合流。
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あとは、つづら折りで、迷うことはなかった。
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登山口は擁壁の階段になっていた。
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途中で水も切れてしまったが、まもなく下界に下れたので支障はなかった。
コースタイム通りだと、下山は午後4時くらいになるのではないかとちょっと心配だったが、2時半前に着けたのは、うれしい誤算だった。
それにしても、こちらから登ったら、かなり滅入っただろう。

集落に出たら、目の前に薬師堂があったので、無事下山のお礼を兼ねて参拝。
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宝鏡寺の歴史は古く、大同二年(807年)の創建と伝えられる。
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この薬師堂は享和三年(1803年)の再建で、堂内には鎌倉時代から戦国時代にかけての木造薬師如来像や馬頭観音立像などが安置されているという。
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(もちろん、これは仏像ではありません)

これは仁王門。
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この先のバス停で時刻表を見たところ、夕方までバスはない。
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となると、やはり予定通り岩殿山下まで歩くしかない。
事前のルート検索では5kmと出ていたので、1時間ちょっとで着くだろう。
と思ったが、それはちょっと甘かった。

振り返ると、宮地山が見えた。あそこから50分ちょっとで下ってきたわけだ。
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車道歩きは、それほど嫌いではないが、今回はやはり長い。
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(右手の林集落)

30分弱で、松姫峠へ通じる国道139号線との合流地点、奈良子入口に到着。
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バス停の時刻表を見ると、小菅から来るバスが15分後。
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ちょうどいい感じだが、もう最後まで歩く気になっているので、とくに気にしない。
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小腹が空いたので、残りのおにぎりを食べながら歩いた。
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この分岐は大月方面へ。
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田無瀬集落はかつて小さな宿場だったのか、旅籠風の民家が残っていた。
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しばらく進むと、左手に百蔵山(1003m)の西麓、葛野の集落が見えてきた。
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この先の畑倉地区で、国道139号は大きく迂回するので、その手前からショートカットする道を選んだ。ガードレールの切れ目から下におりる。
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川沿いを歩いていくと、自販機があったので、久々の水分補給。
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ファンタグレープを飲みながら歩いた。
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(威徳寺)

さっき下った分を登る急坂が結構きつい。
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(坂の途中にあった御嶽神社)

息を切らして登り、国道に戻ったが、百蔵山の左にあるあの尖った山(標高485m)がさっきからどうも気になる。
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「山と高原地図」にも地形図にも名前は載っていない。
しかも、あの山のすぐ南側の国道20号や中央線を何度も通っているのに見覚えがない。
不思議に思って、たまたま通りがかった古老の方に聞いてみたら「びんぼう山」と地元では呼んでいるとのこと。
字にして書くことはないから、漢字でどう書くのかは分からないらしい。
由来は「岩ばかりで、ろくに木が生えず、金にならないから」と聞いたことがあるが、はっきりしたことはよく分からないのだとか。
でも勉強になった。

古老は「あの山はわかるかい?」と親切にも聞いてくれたが、私は百蔵山も扇山も岩殿山もみんな知っていたので、ちょっと残念そうだった。
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振り向くと、宮地山(左)の左に楢ノ木尾根の大峰、水無山(1139m)、尾越山(1099m)。
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神倉バス停でバスが追い越して行った。
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猿橋方面。
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岩殿バス停を過ぎて、菊花山(644m)を正面に見ながら下る。
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すると、懐かしい風景が目に飛び込んできた。でも、見えるはずの富士山はもう見えなくなっていた。
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駐車場に着いたのはちょうど16時。
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下山してから意外に時間がかかってしまった。
しかも、今日は結局8時間半も歩いてしまった。

さあ、とにかく風呂だ。ザックを車に放り込んで、急いで金山鉱泉の民宿に向かう。
15分ほどで着いたが、まず「河野園」を訪ねると、日帰り入浴はしていないとのこと。
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下の森屋荘もやっていないというので
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上の山口館はどうかと聞いてみたら、電話で問い合わせてくれ、「今日はもう切っちゃった」とのこと。
宿泊客がいないから、ボイラーを切ったということだろうか。
2月の巣雲山以来、またしても温泉遭難してしまった。
2015年版の「山と高原地図」には「2軒とも入浴可」と書いてあったのに。

仕方ないので、以前2回ほど行ったことがある猿橋の湯立人鉱泉へ向かう。
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すっかり時間を無駄にしてしまったが、さすがにここは営業していた。
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もう5時近かったので登山客も引けた後。
女将は「こっちの方がきれいだから」と女湯の方を案内してくれた。
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独占だ。
すこしぬるかったが、蛇口をひねったらボイラーが動いて、熱い湯が出てきた。

のんびりつかり、恒例の入浴後のお茶を飲んで、17時半過ぎに退出。
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外はもう薄暗くなっていた。

高速は上野原から先10kmの事故渋滞とのことだったので、そのまま国道を行き、高尾山ICから圏央道に乗った。
下の道は渋滞していなかったので助かった。
この時期は行楽シーズンではないらしい。
7時半くらいに帰宅できたので、晩飯は自宅で食べた。
今回も懸案のルートをつぶすことができて満足。
しかし19kmも歩くことになるとは思わなかった。

【行程】2017年2月26日
岩殿山駐車場(7:30)~岩殿山分岐(8:09)~天神山(8:51)~稚児落し(9:11撮影9:16)~笹平(9:28)~約740mピーク(9:37休憩9:56)~トズラ峠(10:09)~鉄塔下(10:12トイレ10:17)~高ノ丸(10:36)~サクラ沢峠(10:41)~セーメーバン(11:24昼食11:49)~大垈山(12:25撮影など12:29)~宮地山(13:15休憩13:29)~薬師堂(14:21撮影14:25)~奈良子入口(14:51)~駐車場(16:00)
※所要時間:8時間半(歩行時間:7時間15分)コースタイム9時間25分
※登った山:7座(うち新規6座:天神山、笹平、高ノ丸、セーメーバン、大垈山、宮地山)
※歩行距離:18.9km
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