山と鉄

山歩き、乗り鉄、廃線・廃道歩き、廃村歩き、駅舎探訪などの日々を記録します

小豆島(2)

【2017年2月16日(木)】小豆島
13:35、小豆島に上陸。
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35年ぶりの再訪だが、実際に風景を見てみても全く記憶が蘇らない。残念だ。

島内の移動はレンタカー。
予約した小豆島レンタカーの送迎の方との待ち合わせ場所であるセブンイレブンに向かう。
5分ほどで着くと、係の人が札を掲げて待っていてくれた。
この時間の客は私だけ。
ワゴン車で、少し離れた営業所まで連れて行ってくれた。
車中、土渕海峡や迷路のまち、エンジェルロードの干潮時間などを教えてくれた。
ついでに、どこの醤油がおいしいか聞いてみたら、マルキンとヤマロクとの答えだった。
この2軒は訪ねて、醤油を買うことにしよう。
さくっと手続きを済ませて、すぐに出発。
まずは土渕海峡に向かった。

土庄町役場の駐車場に車を停める。
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小豆島には平成の大合併の前に、土庄町、池田町、内海町の3町があったが、2006年3月に後者2町が合併して小豆島町が成立。
現在は土庄町と小豆島町が存在する。
島全体で約28000人が暮らしている。
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役場の隣に、古い石灯籠が保存されていた。
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役場の前にある永代橋の南東側にあった石灯籠で、文化九年(1812年)の建立。
かつて、このあたりは深い入り江になっており、多くの渡海船や漁船のたまり場であった。
そうした船の安全を願って、地元の花崗岩で建てたものだという。

土庄の繁華街、「迷路のまち」の案内地図があったが、これを見る限り、それほど複雑ではない。
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実際に歩いてみると違うのかもしれないが、今回は時間の都合もあり割愛した。

これがギネスにも載ったという世界一狭い、土渕海峡。に架かるモニュメント。
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ちょうど、この位置に当たる。
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土渕海峡は延長2500m、最大幅約400m。
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最も狭い永代橋の下は9.93mとのこと。
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しかし、こんなものは作らず、純粋にそのまま狭さを見せてほしかった。
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小豆島でかつて「小豆島発演歌ルネッサンス」というイベントが開催されたらしい。
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折角なら、ここに設置した理由も書いてあるとよかった。

土渕とは、海峡を挟んだ2つの集落、土庄と淵崎の合成地名である。
ちょうど案内板があったので、淵崎の方も歩いてみることにした。
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淵崎の小さな港「おんばた」から散策は始まる。
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信号を渡って、路地を進むと、すぐに井上邸の観音堂。
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元淵崎村長の井上文八郎が昭和4年に建立したもの。
井上氏は東洋紡績工場の誘致、小豆島霊場第53番札所本覚寺の再建、小豆島ロータリークラブの創立、昭和池の造成など地域の発展に貢献した人物だそうだ。
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その境内に、日本最古級のオリーブの木が移植・保存されている。
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文久年間に植えられたと伝えられる、おそらく日本で最古の老木とのことだ。
オリーブの木と意識して、それを見たのは初めてだ。

皇踏山(394m)への標識があったが、さすがに今日は登る時間がない。
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瓦を埋め込んだ築地塀の道を進む。
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離島らしい雰囲気だ。
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白壁の古い民家の向こうに見えるのが皇踏山(左)。
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空き地に小さな祠があるのを撮影していたら、バイクのおじさんが声をかけてきた。
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「ご旅行?」「ええ」「遠隔地から?」「はい」「東京の方?」「そうです」「私も明後日東京に行くんですよ。島もいいですが、東京もたまに行くといいですね」「そうですね~」
そんなことで話しかけてきたおじさんに何だか、とても好感を持った。

そのまま真っすぐ進むと鳥居が見えてきた。
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その右手に第57番札所の浄源坊。
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門前に、ウバメガシの大木があった。枝張りは直径10mに及ぶ。
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ウバメとは「姥芽」のこと。芽出しの色が茶褐色で「姥」に通じるから、その名が付いたという。
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路地をもう少し歩いてみた。
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黒い板と白い漆喰の壁が特徴的だ。
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瓦も桟瓦と丸瓦の両方がある。
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小さく1周して、おんばたの前にある塩屋屋敷のところに戻ってきた。
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往年の面影を色濃く残している。
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これにて散策は終了。

高いところから島を一望したいので、近くの高見山(153m)に向かう。
道すがら、見えてきたのは、小豆島(しょうどしま)ならぬ小豆島(あずきじま)。
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本当に小豆のようだ。
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対岸に香川県小豆総合事務所。
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奥に見えるのは高壺山(159m)。
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高見山の駐車場に車を停めて、歩き出す。
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ここはクマではなくイノシシの出没に注意。
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出会ったら、放っておきましょうとのこと。

間もなく、砂利道は終わって、遊歩道になる。
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階段が整備されていた。
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木々の隙間から土庄港が垣間見えた。
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階段、終盤戦。
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開けた場所に出たが、眺望はいまひとつ。
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頂上には石垣の上に何か建物がある。展望台なのか。
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南には、鹿島の浜と本土の屋島方面が望めた。
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とりあえず、頂上を通り越してみたが、謎の建物があるだけ。中世の山城をイメージしているのか。
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北の方角を覗いてみたら、伝法川沿いの町並みがかろうじて見えた。
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句碑が並んでいる。
これは、米倉明司・沙羅女夫妻の句碑。
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右が沙羅女「戻りては照りては瀬戸に春立ちぬ」
左が明司「行く雲の急がずなりて春来る」

もう一基。作者は照雪。「五剣山 屋島 眼間 島麗」
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石垣の中の建物は扉に鍵がかかっており入れない。
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縁側をぐるりと回ってみたが、必ずしも眺望はよくない。
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西に見えるのは大深山(左、227m)。
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こういう眺望案内板があったが、樹木が成長してしまったからか、ほとんど何も見えなかった。
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建物の敷地の中には小林一茶の句碑があった。
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寛政九年(1797年)に一茶が土庄を訪れた際に、笠井家の句会で詠まれた句だ。
「うぐひすや軒去らぬ事小一日」

登山道に戻ると、土庄港が見えた。
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中央にカドヤのごま油工場、その奥に室崎と葛島・沖島。その向こうは岡山県。

再び大深山。
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帰りは行きとは別の道を下る。
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関東と違って暖帯林だ。
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大きなクスノキ。
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30分ほどで駐車場に戻ってきた。脇にこんな石碑があった。
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あとは、土渕海峡を隔てて、小豆島の中でも小さい方、前島を車で1周することにする。
その途中で訪ねたのが、前島最南端の柳地区。
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花崗岩の鳥居前を通過。
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小豆島八十八ヶ所めぐりも「同行二人」。
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第60番札所江洞窟を参拝する。
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中に入ると、役小角の木像。
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洞窟の中は真っ暗だった。
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(つづく)
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コメント

証明書

土渕海峡は、渡ると役場で証明書を出してくれるんです(100円)。お気づきになりましたか?

  • 2017/02/21(火) 14:48:50 |
  • URL |
  • まきた #IFpQ6OJY
  • [編集]

Re: 証明書

はい、案内板に書いてありましたので。
でも、それほど興味はないので、もらいませんでした(笑)

  • 2017/02/22(水) 06:51:23 |
  • URL |
  • かたこりまさかり #-
  • [編集]

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