山と鉄

山歩き、乗り鉄、廃線・廃道歩き、廃村歩き、駅舎探訪などの日々を記録します

御林山・倉掛山(2)

【2017年2月12日(日)】御林山・倉掛山
浅間尾根の数馬峠を通過した。
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尾根筋をトラバースしていく。
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すると間もなく、林道に出た。
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除雪された形跡があり、車が普通に走っている感じだった。
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林道を横断して、再び登山道へ
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登り始めて2つ目のピーク(893m)が内台山。
登ってみたら、今度は石祠すらない。
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本当にここでいいのかと思い、地図ロイドで確認してみたが間違いない。

がっかりしつつ、登山道に戻ると、正面に929mピークが見えてきた。
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あの向こう側を下っていく予定だ。

908mピークの直下にベンチを発見。
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ここが数馬分岐だ。
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石仏がひっそりとハイカーを見守っている。「馬頭供養」と刻まれている。
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文政年間(18世紀前半)の建立のようだ。

写真を撮っていたら、バス停方向の道からおばさんたちのにぎやかな声が聞こえてきた。
鉢合わせしたくないので、逃げるように先を急ぐ。
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すぐにもう一体の石仏。今度は寛保年間(18世紀中頃)のものだ。
尾根筋の道も古い生活道路だったことが分かる。
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再び、右手が開け、笹尾根の東の山々、生藤山(990m)などが見えてきた。
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これらの中のどれかが、そうだ。
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日なたの道はすっかり雪が解けて、春の雰囲気。
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数馬分岐より先は5年前に歩いたことがあるのだが、「山と高原地図」に記載のあるサル石というのを見た記憶がはっきりしない。
ちょっとした小ピークが見えたので、ここのことかと登ってみたが何もない。
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展望もそれほど芳しくなかった。
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寄り道している間にまた話し声が聞こえてきた。
団体さんなのに歩くのが早い。
あわてて道なき尾根を下り、登山道に合流。また速足で進む。
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左手に御前山(1405m)の全容がどどんと見えた。
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その左奥に覗いていたのは、石尾根の六ツ石山(1479m)と思われる。
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その左は、水根山(左、1620m)と城山(右、1523m)だろうか。
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御前山の湯久保尾根。あそこは昨年秋に登った。
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しばらくすると大きな岩のところに「サル石」という看板があった。
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岩にサルの手形があるという。
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これを読んで初めて思い出した。
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そういえば、こんな感じのものがあったわ。

たぶん、手形とはこれのことだろう。
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さあ、団体さんに追いつかれないよう急がなくては。
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右手に笹尾根の丸山(1098m)。
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道端に炭焼き窯跡のようなものがあった。
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でも、最近まで使用されていた感じで、だとすると炭焼きではないのか。よく分からない。
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速足で歩いていると、前方に2人組に追いついてきた。
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ぴったり後についても、全然気づかない。
小さな峠を越えたところで、前を歩いている女性が振り返ったが、「あなた、後ろに来ているわよ」とも言わない。
でも、ちょうどそこが藤倉バス停への分岐なので、当方はここを右折。抜かす手間が省けた。
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道標にロープが張ってあったので、「あれれ通行止めかな」と思ったが、道に通せんぼはかかっていなかったので、そのまま進む。DSC_5960_20170219070037e57.jpg
進むしかないし。

北斜面なので、それなりに雪が積もっている。
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今日はチェーンなので滑るように下れた。
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最初は足跡がなかったのに、途中から登ってくる人の足跡が現れた。
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この人はたぶん、最後は道を忠実に歩かず、そのまま尾根を登り切ってしまったのだろう。
昨日の足跡と思われる。
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とにかく、下から登ってくる人があるということは、道に問題があるわけではなさそうだ。
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途中、考え事をしながら下っていたら、スリップして転倒。
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左手をついて、尻餅もついてしまった。
おかげで翌日は左肩と左の二の腕が筋肉痛になってしまった。

この先でベンチ出現。
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これも「登山詳細図」に出ていたものだが、随分くたびれていた。

ここは、ちょっと展望がよかった。
御前山の右にあるピークは湯久保山(1044m)。
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ふもとに中組の集落。
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日向平の山村。
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でも、休まずに下る。
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眼下に日向平の集落。
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いずれも廃屋のようだ。
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仏岩ノ頭(1019m)の山腹にあるこの民家も現役ではないだろう。
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だいぶ下ってきたら、御前山の形も少し変わってきた。
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山村の生活が成り立っていた頃の方が豊かだったような気がする。
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さらに下ると、ロープが張られていて、通行止めとある。
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ちょうど巨大な法面の崩落防止工事で登山道が寸断された格好だ。
とはいえ、登ってきている人がいるのだから、下りられるはずだが、その人の足跡が見当たらない。
どこか別にルートがあるのではないかと探してみたが、それらしきものも、足跡も見当たらない。
ここは地図ロイドのお世話になる。
どうやら、道は左にそれていっているようなので、少し高い位置からトラバースを始める。
しばらく行って下を見ると、法面の左側に階段らしきものが見える。
なんだ、法面の上端に設置されていた、さっきの柵に沿って歩けばよかったんだ。
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なぜ、あそこが通行止めだったんだろう。紛らわしい。
階段の方に下っていったら、足跡が現れた。
この人はこの先、どこを通って行ったのか。不思議だ。

今の人は、昔の人はどうしてあんなに不便なところに住んでいたのだろうと思うかもしれないが、それは全く違う。
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食料や町で売るべき収入源(炭や木材、きのこなど)が山ですべて調達できた時代は、山に住んでいた方が「便利」だったのだ。
山の糧が売れなくなり、しかも多くの食料を買って手に入れないといけない時代になると、町で働かないと生活が成り立たなくなる。年寄りは車がないと山の上り下りが大変だ。
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結局、離村するか、そこで生涯を全うできても、子どもたちはみな町に出ているから、自分が死んでしまえば、住んでいた家はどんどん廃屋になっていく。
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町でしか暮らせない世の中は、どこか間違っていると思う。
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それはともかく、この法面工事のために登山道をつぶすことになったので、ここに新たに階段を設けたのだろう。
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かなり長い階段だ。
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標高差で50mくらいはあったのではないか。
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でも、手すりがあるので、それにつかまりながらさくさく下る。
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見晴らしはよかった。
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道路まで下りてくると、通行止めの表示も何も書かれていないのに、入口にロープが厳重に張られていた。
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この登山道の管理はいったいどうなっているのか。
中途半端なことをすると遭難を引き起こすことになるかもしれないのに。

とにかく自分は無事に下れたので、いいとして、ここが今日の標高最低地点。470m。
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倉掛山は1078mなのであと600m登らなければらない。
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風張峠はさらに高いはずだ。体力的にちょっと不安だったが、山腹の倉掛集落から先は林道なので大丈夫だろう。
乾いた車道に出たので、チェーンを外す。
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でもしまうのが面倒なので手で持って、水気を振って落としながら歩いているうちに乾いてしまった。これ幸いと、そのまま後ろでにザックの天袋に放り込んだ。

(つづく)
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