山と鉄

山歩き、乗り鉄、廃線・廃道歩き、廃村歩き、駅舎探訪などの日々を記録します

十文字峠(9)

【2017年1月3日(火)】十文字峠
十文字峠から4時間45分かけて赤谷吊橋まで下ってきた。
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ここでアカギ沢を渡る。
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赤というわりには岩が青っぽい。
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猛烈な岩の渓谷だ。
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橋を渡ると、すさまじい落ち葉の吹き溜まり。
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泳ぐようにして通過する。
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アカギ沢はこの先で入川に合流。
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ここが、その合流地点。
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見事な渓谷美である。
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ここを赤沢谷出合というらしい。
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ベンチがあったので、2度目の休憩を取る。
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チェーンもここではずした。今までありがとうございました。
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この先しばらく、入川森林軌道の廃線跡を歩くことになる。うれしい。
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まずは高い石垣が現れた。
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レールも残っているではないか。
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ただ、路盤からはみ出しているところも少なくない。
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と思ったら、軌道跡を埋めつくす猛烈な落ち葉の吹き溜まり。
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ももまで達する激しいラッセルとなった。
でも、一瞬だけで済んだ。
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いずれにしろ、あとは平坦だから、もう緊張しないで済む。
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ただ、軌道歩きも1時間あるから飽きてしまうかも。
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とにかく、もうバスに間に合うことは確実なので、のんびり行こう。
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右手には、見事な渓流も見られるし。
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ところどころ登山者用に桟橋が整備されていた。
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入川森林軌道は正式には東京大学演習林軌道という。
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東大農学部秩父演習林で産出された木材や薪、炭などを運搬するために敷設されたもので、昭和4年にまず入川線2.6kmが開通した。
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最盛期には、入川線(川又八間橋~赤沢谷出合)5.6km、滝川線(川又八間橋~豆焼沢)5.3km、赤沢上部軌道(赤沢谷出合~モミ谷)2.4kmの計13.3kmが運行されていた。
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さっき歩いたのは赤沢上部軌道の一部で、入川線とはやはり簡易索道でつながっていたとのことだ。
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全線が開通したのは昭和26年だが、昭和44年にはすべて廃止された。
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のちに、赤沢谷出合付近の発電所取水口工事のため、廃線跡が改修・再利用されることになり、昭和58~59年の2年間にわたり軌道が復活した。
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従って、現在残っているのは、その時の軌道の跡ということになる。
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つまり、完全に廃止になってから、まだ30年ちょっとしか経っていない。
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対岸に細い滝が流れている。
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あまり写真を撮っていると時間を食うので、それなりにセーブした。
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湧き水が凍って、つららの回廊になっている。
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退屈しのぎに、つららにパンチやキックをして破壊しながら歩いた。
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気分よかった。
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でも、廃線歩きはやはり楽しい。
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今回のコース選定はこれも目的だったので、最後のご褒美である。
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渓谷を見ながら歩くのもまたいいものだ。
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それにしても、これだけ長大な廃線跡を歩けるのは、登山道として再利用されているからだろう。
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こんなところは、ほかに西沢渓谷くらいではないのか。
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屋久島の軌道跡がどれだけあるのか分からないけど。
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「山と鉄」というブログのタイトルなのに「山」ばかりだったが、久しぶりに「鉄」も紹介できて、ホッとしている。
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いろいろ、こんなふうに無駄話をしているのだが、まだ廃線跡は終わらない。
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そろそろ話すネタがなくなってきたんですけど。
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だったら、もう廃線区間の写真はすっ飛ばせばいいのに、それももったいない。
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ちょっとだけ、入川渓谷をわき見。
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廃線跡は際限なく続く。
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軌道幅は762mm。
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当初は馬鉄だったらしい。
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谷側の石垣も堅固に築かれている。
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崩落箇所は新たに橋が設けられていた。
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時々、入川観賞。
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左側からも小さな滝が流れ込んでいる。
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ここで廃線跡は終わりかと思ったら
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まだまだ続くみたいだ。
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見てくださっている方も飽きていると思うけど、どうせ飛ばし読みしてくれるだろうから、こちらはバカ正直に続けます。
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入川の方も少し迫力を増してきた。
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どうやら歩いている人も飽きてきたみたい。とうとう遊び始めた。
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これは立派なオーバーハング。
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川にもオーバーハング。
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それにしても、この沢を遡行する人はいるのだろうか。
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もう終盤だと思うが、やけに線路がきれいに残っている。
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まだトロッコなら走らせることができるのではないか。
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それにしても、昔の人はこんな山奥によく作ったものだ。
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逆に、昔は山間部にたくさん人が住んでいたから、当時は「山奥」というイメージではなかったのかもしれないけど。
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川の水が滞る淵は凍っていた。
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つららではなく、氷筍。
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なぜか、ここに河原に下りて行く通路があった。
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突然、複線になった。
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ポイントまで残っている。
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ここで列車がすれ違ったのだろう。
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おっと、こんな標識が出てくるところを見ると、軌道もそろそろ終わりかな。
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レールはなくなったが、軌道跡はまだ続いている。
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見るからに廃線跡だ。
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お昼もとっくに過ぎたことだし、昼食代わりのパンを食べながら歩く。
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だいぶ谷が開けて明るくなってきた。
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入川も陽を浴びてエメラルドグリーンに輝いている。
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やっと廃線跡終了。
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入川林道に合流した。
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ここは入川谷登山口というのか。
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東京大学の大きな横断幕が張られていた。
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このモノレールは林業用だろう。
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このあたりはサワラの森だそうだ。所有者はもちろん東大。
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秩父演習林は7か所ある東大演習林のうちの一つである。
大正5年(1916年)に購入され、広さは6000haに達するという。
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(つづく)
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