山と鉄

山歩き、乗り鉄、廃線・廃道歩き、廃村歩き、駅舎探訪などの日々を記録します

十文字峠(6)

【2017年1月2日(月)】十文字峠
十文字小屋で晩餐会の最中。
メニューは、お刺身の盛り合わせのほか、のっぺ汁、野沢菜に焼き鳥、徳さんが漬けた大根の浅漬け、そしてメインは豆乳鍋。
最初は、芋焼酎「佐藤」をお湯割りでいただき、後半は新潟の地酒「君の井」。
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女将宗村さんの出身、長岡の酒ではなく妙高の銘酒だった。

徳さんから、雲取山(2017m)の頂上に1年だけという限定で建てられた3mもある2017年の標柱の裏話などを聞いた。
宴もたけなわだったが、徳さんは18時すぎには寝てしまい、しばらく残る5人だけで飲んでいた。
20時にはお開きになったが、飲むと止まらなくなる私は、撤収の手伝いに来ているIさんを捕まえて、さらに飲み続ける。
21時半になって、トイレに起きてきた徳さんに「そろそろ寝ろや」と言われ、飲み過ぎて明日二日酔いになっても困るので、言う通りに布団に入った。
酒のせいで、あっという間に寝入ってしまった。

【行程】2017年1月2日
梓山(7:37)~日本基橋(8:06)~三国峠(9:41撮影9:46)~三国山(10:11休憩10:31)~三国峠(10:48)~悪石(11:20休憩11:30)~梓白岩(12:17撮影12:22)~梓白岩下(12:30昼食12:50)~弁慶岩(13:34)~のぞき岩(14:10)~十文字山(14:44)~十文字小屋(14:57)
※所要時間:7時間20分(歩行時間:6時間20分)コースタイム:7時間
※登った山:5座(うち新規4座:三国山、悪石、梓白岩、のぞき岩)
※歩行距離:15.1km

【2017年1月3日(火)】入川ルート
朝3:50に目が覚めて、トイレへ。
ここのトイレは3年前に新しくしたとのことで、洋式だし、清潔で使いやすかった。
戻った頃には、宗村さんや徳さんも起きて井戸端会議をしていたが、ダウンを着たまま、また布団に潜り込んでしまった。
話し声が聞こえるのに、また寝てしまったようで、5:15に「ちょっと早いけど、朝食ですよ~」と起こされた。
もちろん、まだ真っ暗。
朝食は、具だくさんの雑煮と皿いっぱいのおせち。
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雑煮で満腹になったので、おせちにはほとんど手をつけられなかった。ごめんなさい。

日の出は6:50頃というので、まだまだ時間がある。
ゆっくりトイレに入って、身軽にして、ゆっくりパッキング。
6:30すぎに、徳さんとSさんが出発するとのことで、玄関前で記念撮影をして、お見送り。
私もその後、ストレッチをして、6:45頃に出発した。
宗村さんには「気をつけてね。(遭難して)連絡されても、もう下りてるんだから」と見送られた。
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さて、目的地川又のバスの時間は休日ダイヤで、13:30と15:30。
ここからのコースタイムは7時間15分。
単純計算だと、休みなし歩いても14:00着だ。
宗村さんには「じゃあ、3時半のバスね」と言われたが、大滝温泉でゆっくり湯にも浸かりたいし、13:30を目指したい。
でも、だからと言って、急ぎたくもない。
自分のペースで時間短縮できればいいのだが。
とにかく、ゆっくりカップ麺を食べている時間はないだろうから、行動食でつないでいこう。
途中の柳避難小屋に何時に着くかで方針を固めることにした。

「落ち葉の下が凍っているところがあるからね」と言われたので、この日は最初からチェーンアイゼンを着用した。
それでは出発。
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少しだけ甲武信ヶ岳(2475m)方面に登って、分岐を左折する。
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この先の栃本分岐までは、以前歩いたことがある道だ。
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奥秩父らしい暗い樹林帯の中をトラバースしていく。
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丁寧に所要時間が書かれていた。道間違いをする人も少なくないのだろう。
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このあたり、コメツガ、シラベ、トウヒなどの森である。
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雪はほんとにうっすら積もっている。
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分岐の手前あたりでやっと日が差し始めた。
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いきなり黄金色の世界だ。
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7:04、栃本分岐に到着。
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所要時間はコースタイム通り20分。
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ここまででは全く時間短縮できていない。
少し暑くなってきたので、ここでダウンを脱いで、ウインドシェルに着替えた。
今朝起きた時、徳さんはマイナス6℃だと言っていたけど、そんなに寒くは感じない。

増水時利用不能になるとのことだが、さすがに今日は大丈夫だろう。
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さっきから気づいてはいたのだが、十文字峠に向かって登りの足跡が続いている。
これは新しい。間違いなく昨日だ。
この人は十文字小屋には泊まってはいないので、甲武信ヶ岳まで登ってしまったか、毛木平に下りてしまったかした人なのだろう。
(川又でこの足跡の人と会うことになる)

さあ、ここからが未知の道。ゆるやかな下りのトラバースが続く。
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しかし、手持ちの地形図に示された股ノ沢歩道のルートは実際と全く異なっている。
実際は沢の右岸を下っているのに、地形図には左岸を下っているように書かれている。
これでは全く役に立たない。
電子版の地形図ではほぼ正しく書かれているのが救いだったが、それにしても道を付け替えたわけでもなかろうに、このいい加減な表記は何だったのだろう。
柳避難小屋より下流の道も、実際は沢より随分高い位置をトラバースしているのに、地形図には沢に沿って道があるように書かれている。
標高差で200mも差がある箇所もあった。

分岐のすぐ先で左手に見えたのは約1980mの岩峰。
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崩落箇所もあり、慎重に下る。
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このあたりから見える山は無名峰も多く、全く同定不能だ。
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色彩は変化に富んでいる。黄金色かと思えば、真っ白。
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間もなく、完全に凍っている沢にぶちあたった。
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まともにその上を歩くと、いくらチェーンを履いているとは言え、滑って転倒しかねない。
元日に雁坂峠で2人死亡の滑落遭難があったらしいが、もっと急なこういうところをアイゼンなしで歩こうとしたのだろうか。
そのことが頭にあったので、凍っていないところを慎重に選んで渡渉した。
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つららのあるトラバース。
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秩父方面の山と思われる。
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またしても、つるつる沢。
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これはおっかない。
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でも、強行突破するしかなかった。
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せめてチェーンを持ってきておいてよかった。
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お蔭様で無事クリア。
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まだまだトラバースは続く。
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日蔭にはまだまだ雪がある。
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気をつけないといけないのは、こういう斜面の凍結。
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気づかないで、乗ると転倒は免れない。

すこし谷が広くなってきた。
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おや、これは「山と高原地図」に記されている伐採作業場跡かな。
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あんな機械があるところを見ると間違いなさそうだ。
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灯油缶など、いろんなものが散乱している。
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小屋から1時間かからずに着いた。
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コースタイムより10分短縮できた。このペースなら、13:30のバスに間に合うかもしれない。

小屋は跡形もなかったが、石垣がその面影を留めていた。
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時刻は8時前。だいぶ日も高くなったようだ。
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立派なサルノコシカケ。
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この先、柳避難小屋までコースタイム1時間50分。うんざりするほど長い。
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昨日のように眺望を楽しむこともできない。
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ひたすら樹林帯を下るだけ。道が細いところもあるし、路面状態も油断できないし、気を緩めることもできない。
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ひらすら我慢が続く。

凍っていない沢の渡渉。
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滑って、靴を濡らさないようにしなくては。
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しかし、凍てついた沢もなかなか風情があっていいものだ。
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冬のシャクナゲ。
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引き続き、黙々と歩く。
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(つづく)
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