山と鉄

山歩き、乗り鉄、廃線・廃道歩き、廃村歩き、駅舎探訪などの日々を記録します

白峰三山(4)

【2016年8月27日(土)】北岳
北岳(3193m)から吊尾根分岐まで下ってきた。
CIMG6874_20161111204056d09.jpg

西側の谷。
CIMG6880_2016111120405873c.jpg

左俣沢方面。
CIMG6881_20161111204059474.jpg

西側は信州かなと一瞬思ってしまうが、実は違う。
南アルプスの主だった山はほとんど県境にそびえているが、北岳は日本第2位の高峰であるにも関わらず、山梨県にすっぽりと収まっている。
知っている人には常識かもしれないが、あまり知られていないのではないか。
甲斐駒も仙丈も間ノ岳も山梨と長野の県境にある。
農鳥は山梨と静岡の県境を作り、塩見、赤石、聖、光は静岡と長野を分けている。
北岳に降った雨はピークの東西南北どちらに降っても、みな野呂川に集まる。
分水嶺ですらないのだ。
これは実に興味深い。

それはともかく、だんだん見えてきた展望を楽しむ。
CIMG6882_201611112041000f3.jpg

左手の立派なピークは八本歯ノ頭だ。
CIMG6883_20161111204102bde.jpg

クマの夫婦。
CIMG6886_20161111204025525.jpg

山頂に向かう登山者たち。
CIMG6887_201611112040250bc.jpg

ガスがもやもやしているのは、中白峰沢ノ頭(2841m)かしら。
CIMG6889_2016111120402793f.jpg

さあ、20分も休んでしまった。出発しよう。
CIMG6891_201611112040282ca.jpg

北岳山荘まではあと1kmだ。
CIMG6893.jpg

あとはアルペンムードたっぷりの稜線を下っていく。
CIMG6894_201611112039586a7.jpg

晴れていれば、もっと素晴らしい眺めなのだろうが、まあ贅沢は言うまい。
CIMG6895_20161111203959973.jpg
CIMG6896_20161111204001791.jpg

まだ、若干後ろ(北岳)に未練がある。
CIMG6898_20161111204004c31.jpg
CIMG6900_20161111203930b99.jpg

でも、鋸のような稜線をガスの中に下る。
CIMG6897_20161111204002b15.jpg
CIMG6901_20161111203931e5e.jpg

これはなかなか怖い。
CIMG6902.jpg
CIMG6903_201611112039340c5.jpg

天気は諦めているんだけど、どうもすっきりしない。
CIMG6906_20161111203904bb9.jpg

ひっそりとイワギキョウ。
CIMG6905_2016111120393641d.jpg

森林限界の稜線歩きが、私の一番好きな世界だ。
CIMG6909_201611112039061ba.jpg
CIMG6913_20161111203835ae0.jpg

立派な階段があった。これは下る。
CIMG6910_201611112039074f9.jpg

さらに下る。
CIMG6911.jpg

ミヤマシオガマ。
CIMG6912_201611112039108f4.jpg

奇妙な亀裂の入った岩。
CIMG6914_20161111203837d6e.jpg

ハイマツ帯まで下ってきた。
CIMG6915_20161111203838169.jpg

トラバース。
CIMG6917_20161111203840228.jpg
CIMG6919_20161111203804a6f.jpg

1枚岩。
CIMG6918.jpg

トウヤクリンドウ。
CIMG6922_20161111203806985.jpg

変わった角度からイワベンケイ。
CIMG6923_20161111203807464.jpg

ハハコヨモギ。
CIMG6925_20161111203809695.jpg

広い尾根に出た。
CIMG6926_20161111203810d83.jpg

分岐から20分ちょっとで八本歯のコルからの巻き道と合流。
CIMG6928_201611112037388a9.jpg

巻き道方面。
CIMG6929.jpg

そのまま通過し、クサリのなくなった支柱の列の道をゆく。
CIMG6931_20161111203741eaf.jpg

これがかなり長く続いた。
CIMG6932_20161111203742a0d.jpg

3人の名が刻まれた遭難慰霊碑。
CIMG6933_20161111203744dcf.jpg
遭難は昭和27年7月29日。静岡県立吉原高校山岳部の部員のようだ。

岩、岩。
CIMG6935_2016111120371130c.jpg
CIMG6936_201611112037125a5.jpg

花、花。
CIMG6937_20161111203713647.jpg
CIMG6938_201611112037150d8.jpg

ガス、ガス。
CIMG6939.jpg
CIMG6940_20161111203644ae1.jpg

前方に、ちょっとしたピークあり。
CIMG6942_20161111203645784.jpg

後方より登山者あり。
CIMG6943.jpg

小ピークを越える。
CIMG6944.jpg

眼下に広い鞍部。
CIMG6945_20161111203650973.jpg

その先はなだらかに登っている。
CIMG6946_201611112036188b0.jpg

石になった動物たち。
CIMG6947_201611112036192cd.jpg

鞍部にケルンあり。
CIMG6948_20161111203621f61.jpg

振り返ると、小ピークの向こうに中白峰沢ノ頭の稜線が見えた。
CIMG6951_20161111203622819.jpg

この突起がたぶん中白峰沢ノ頭。
CIMG6952_20161111203623784.jpg

私は積まない。
CIMG6956_201611112035481d3.jpg

スヌーピーと言うには苦しいか。
CIMG6957_20161111203550d46.jpg

おお、いきなり左手に北岳山荘がガスの中から出現した。
CIMG6958_20161111203551753.jpg

ここから左に下りればいいようだ。
CIMG6960.jpg

テン場の石垣。
CIMG6961_20161111203554e26.jpg
CIMG6962.jpg

併設されている昭和大学医学部の診療所。
CIMG6963_20161111203522682.jpg

分岐から50分弱で到着。時刻は14時半を回ったところだ。
CIMG6964.jpg
「今日は1つの布団に2人です」という掲示を見て、「やっぱりかあ」とげんなり。
O君が手続きをしてくれている間に、O君の雨具や靴も含め、乾燥室にあれこれ干す作業を進める。
大勢並んでいるのに、受付は1人だけ。
手際が全く悪く、O君は30分も待たされた。
市営だからか、オペレーションが全くよくない。

それはともかく、取りあえず、まだどれだけお客さんが入るか分からないので、1つの布団に2人という配置で、寝場所を指示されたが、館内を見渡すとガラガラ。
たぶん、これなら1人1つの布団で寝られるだろうと確信した。
我々があてがわれたのは「北岳」という大部屋のホの列。
一番壁側だったので、ありがたかった。
布団も清潔で乾いている。

とにかく、まずは着替えと、濡れたもの干し。
大部屋にはほとんど人がいなかったので、裸になって濡れタオルで体中を拭き、下着も全部着替えた。雨ですっかり濡れていたから、やっと落ち着いた。
乾燥室は火力が全然弱いうえに、他の宿泊者の干しものが大量あって、回収しろと指示された20時までにはとても乾かないと思ったので、衣類は大部屋の中で干した。
(翌日になっても全然乾かなかったが)

着替えた後、生ビール(900円)を買って、食堂で乾杯。
DSC_2962_20161111203525701.jpg
ビールの量は去年の唐松岳頂上山荘の半分なのに、値段は同じ。
ちょっと面白くないが、やはりうまい。
でも、食堂の使用は3時半までということなので、5分で追い出されてしまった。

部屋では飲んではいけないが、廊下ならいいというので、3人で床に車座になる。
そこでお店を広げて、4時半の夕食まで盛り上がった。
DSC_2963_20161111203526d0c.jpg
その途中、小屋の人が1人1つの布団で寝ていいと伝えに来た。やった!

食事はまずまず。
DSC_2964_201611112034577b8.jpg
相席になったのは、お父さんと5年生の男の子、3年生の女の子の家族連れ。
会話しているうちに、どんどん女の子がH君になついてきて、H君はデザートのゼリーを彼女に上げてしまった。
それを見た男の子がちょっと悲しそうな顔をしたので、O君が自分のを彼に上げた。
でも、彼女はゼリーがあまり好きではないらしく、お兄ちゃんに押し付けたので、彼は結局3つも食べることになった。

次の回(17:10)の食事は10人ほどだったので、このままテーブルに残っていいと言われたので、そのまま飲んでいた。
女の子がお父さんに「おじさんと一緒にいてもいい?」と聞くので、一同びっくり。
お父さんは「いいよ」と言ったが、やはり恥ずかしかったのか、女の子は部屋に戻って行った。
でも、すぐに2人して食堂に戻って来て、我々の隣に座ってマンガを読み始めた。
それがなんと「武田信玄」。

2人とも戦国武将の名前や主従関係など、実によく知っている。
理由を聞いたら、「真田丸」を見ているからだそうだ。
恐るべし大河ドラマ。
子供たちをこんなに物知りにさせるとは。
彼女は「小松姫」が好きだと言っていた。
正室と側室の区別もちゃんとついているようだった。
お父さんに側室がいてもいいかと聞いたら、女の子はOK、お兄ちゃんはNGだった。
これも興味深い回答。

随分親しくなってしまったので、お揃いのTシャツで写真を撮ってもらった。
DSC_2970_2016111120345959c.jpg
部屋に戻ったら、神経衰弱を一緒にすることになってしまった。
トランプは小屋にあるのを借りてきたらしい。
お兄ちゃんが実に強く、大人の我々も全く敵わなかった。

お嬢ちゃんはちょっと奔放だけど、可愛気のある子で、H君はめろめろだった。
神経衰弱をしている時に、酔っぱらったO君は横でいびきをかいていたので、「気が散る」とO君を蹴っていた。
最後に大貧民と七並べをしたが、お嬢ちゃんが全敗。
でも、癇癪を起こしたり、泣いたりせず、とても楽しくゲームをしていた。
それにはちょっと感心した。

19時くらいにお開きにして、我々も用を済ませて、20時すぎには就寝。
子供と遊んだのは何年ぶりだっただろうか。
実に楽しかったのが意外だった。
まあ、非日常だからだろう。毎日だと大変だ。
明後日の29日から学校が始まるので、あすもう下山するそうだ。
ぐっすり寝て、気をつけて帰ってね。

【行程】2016年8月27日
広河原(6:40)~広河原山荘(6:45見学6:52)~白根御池分岐(7:11)~2100m地点(8:20雨具8:25)~大樺沢二俣(8:49)~2370m地点(9:18休憩9:28)~ハシゴ場始まり(10:38)~八本歯のコル(11:05休憩11:18)~吊尾根分岐点(12:09休憩12:15)~北岳(12:32休憩13:09)~吊尾根分岐点(13:25休憩13:46)~北岳山荘(14:34)
※所要時間:7時間54分(歩行時間:6時間16分)コースタイム:6時間25分
※登った山:1座(北岳)
※歩行距離:7.3km

スポンサーサイト
このページのトップへ

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://satsunan226.blog.fc2.com/tb.php/1066-ebd1ed45
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
このページのトップへ

FC2Ad

プロフィール

かたこりまさかり

Author:かたこりまさかり
FC2ブログへようこそ!

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

未分類 (4)
北海道の山 (154)
東北の山 (62)
上信越の山 (139)
奥多摩の山 (55)
丹沢の山 (55)
奥秩父の山 (83)
栃木の山 (32)
房総・常陸の山 (9)
奥武蔵・秩父の山 (87)
中央線沿線の山 (96)
富士山周辺の山 (68)
八ヶ岳周辺の山 (54)
南アルプス (100)
史跡歩き (11)
中央アルプス (27)
北アルプス (45)
日本海の山 (8)
関西の山 (30)
四国九州の山 (61)
駅舎の旅 (26)
ドライブ (9)
廃線の旅 (12)
駅から散歩 (17)
乗り鉄 (38)
島の旅 (19)
山村の旅 (7)
超低山 (28)
東海の山 (2)
つぶやき (35)
旧道歩き (29)
伊豆の山 (39)

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR