山と鉄

山歩き、乗り鉄、廃線・廃道歩き、廃村歩き、駅舎探訪などの日々を記録します

白峰三山(3)

【2016年8月27日(土)】北岳
八本歯のコルを後にして、北岳山頂(3193m)を目指している。
ガスの流れる斜面もそれなりに幻想的だ。
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尾根道も傾斜が緩むわけではなく、露岩帯の厳しい登りが続く。
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ふと、今日は北岳を諦めて、巻き道から北岳山荘に直接行ってしまおうかという邪念が湧いた。
翌日晴れたら、山荘からピストンすればいい。晴れなかったら、縁がなかったということで。
でも、H君はめったに内地には来られないのだから、ピークを踏ませないわけにはいかない。
本人も、どんなに雨が降っても登頂しないという選択肢はないようなので、黙って登る。
ただ、この雨でテンションがめっきり落ちているのは事実。
白根御池コースを取っていたら、山頂は明日にして北岳肩ノ小屋に泊まるという選択肢もあったなあと、ちょっと残念な気持ちにもなった。
ただ、同じように考えて北岳山荘を諦め、肩ノ小屋に泊まる人も少なくないだろうから、意外に北岳山荘は空くかもしれない。
そう期待することにした。

ミネウスユキソウ。
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シャクナゲとハイマツ。二人はいつも友達。
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どこを歩けばいいのか。
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でも、雨はほとんど止んでくれたので助かった。
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そう言えば、有名なバットレスが全然見えなかったなあ。
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そんなことも思いながら、黙々と登る。
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おや、なんか先が見えてきたぞ。
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岩の波のよう。
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この棒は、ルートを示すもののようだ。
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こんなところではイワクメクサくらいしか生きられない。
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最後の階段かな。
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山頂直下のコルに着いたと思ったら、北岳山荘に直行するトラバース道との分岐だった。
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ここで年配の男性3人組と遭遇。八本歯のコルでも見かけた方々だ。
北岳は諦めて、このまま山荘に行くから、ここを「北岳」ということにして写真を撮ってほしいと頼まれた。
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それはお安い御用だ。
私はさっきの弁当の忘れ物はこの方たちではないかと思って、聞いてみたら、レジ袋は彼らが着くより前からあったという。
それはともかく、この3人のうちの1人が我々と深く関係する人であると後に知ることになるのである。

とにかく、頂上直下の分岐まではもうひと踏ん張りだ。
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その間に様々な花が咲いていた。
キタダケキンポウゲの大群落。
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一輪。
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キタダケキンポウゲの花が散ってしまった状態。
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真っ赤に染まったイワベンケイ。
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雨に負けそうなヨツバシオガマ。
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ミヤマコゴメグサ。
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雨露をたたえたキタダケヨモギの葉。
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八本歯のコルから50分ほどで吊尾根分岐に到着。
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この頃には、雨もほとんど止んでいた。
しかし、山頂方向はしっかりとガス。
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かと言って、登頂しない選択肢はない。
ここにザックをデポして頂上までピストンすることにする。
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最初は水分確保のため、ザックを担いでいくつもりだったが、標高差100mくらいだから、なしでも大丈夫だろうと判断。置いていくことにした。
デポしている人が他にいないのは、それだけ山頂に行っている人が少ないということだろう。
ザックを下ろして歩き始めると、最初背中が寒くてびっくりした。
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O君もH君もそうらしかった。

石を乗せられる岩があると、大抵こういうことになる。
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山頂への登山道は丸太が縁石のように続いている。
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ガスの向こうにいくつかピークが見えるが、あれが頂上なのだろうか。
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間もなく稜線に乗った。
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あとは、尾根づたいに進む。
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トラバース道にはクサリが手すり代わりに張られている。
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すっかりしおれてしまったイワベンケイ。
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おお、あれが頂上か。
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一度振り返ってみる。
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オオコメツツジが雨粒をまとって咲いていた。
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この先にはもう高いところは見えないが。
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分岐から15分ちょっとで北岳山頂に到着。
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相変わらずのガスだが、少し北にある北峰のピークだけは確認できた。
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さらに奥の小さなピークも瞬間的に見えた。
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そちら方面から登ってくる方も当然、雨具を着ている。
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山頂に咲くタカネビランジ。
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三角点は三等。日本第2の高峰なのに。
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地点名は「白根岳」である。

ほっかむりをしたい石仏が風雨にさらされていた。
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南無妙法蓮華経の石碑の前には小銭がたくさん。
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雷鳥ではないが、誰かいる。
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雨具を半分下げてズボンを乾かしているお兄さんに撮影を依頼。
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「歩きにくい格好をしているところをすいません」

しばらくすると、時々上空の雲が切れて、日が差してきた。
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日が差すと暑いくらいなので、雨具を脱いで、その辺に置いて干しておいた。
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しばらくガスが晴れ渡るのを待つ。
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下の方もだいぶ見えてきた。
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これは今、歩いてきた道。
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30分以上粘ったが、どうやらそう簡単には取れそうもないので、諦めて出発することにする。

間もなく、こんな石板を見つけた。
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「友よ眠れ安らかに 憧れのやま北岳に」と彫ってあった。
心の中で合掌。

回りの景色はすっきり見えるようになったが、やはり遠くまでは見えない。
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再訪を誓って、下って行く。
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改めて、北岳はやはり岩でできた山なのだと実感する。
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滑るので、急な下りは慎重に。
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お、ちょっと先まで見えるようになってきたかな。
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彼らも今日はもう北岳山荘泊まりだろう。
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しかし、あのトラバース道も晴れていたら、最高だろうなあ。
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さっきはガスのせいで、よく見えなかった岩の表情。
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落石止めの丸太。
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さっきも見た岩だが、イノシシのようだ。
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右も左も深い谷。吸い込まれそうだ。
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15分ほどで、分岐まで下りてきた。
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ここでおにぎりの残りを1個食べる。
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さっきよりは全然視界はいい。
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八本歯ノ頭まで見えた。
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(つづく)
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