山と鉄

山歩き、乗り鉄、廃線・廃道歩き、廃村歩き、駅舎探訪などの日々を記録します

白峰三山(1)

【2016年8月26日(金)】北岳
白峰三山はいずれ行かなければと思ってはいたのだが、なかなかその機会がなかった。
というのも、2泊3日の休みが取れて、しかも天気予報がよくなければならない。
でも、2泊3日の休みが取れるのは夏休みか、暦上の3連休。
そんな時は混むに決まっているので、天気がいくらよくても二の足を踏んでしまう。
というわけで、自ら遠ざけてきた面もあったのだった。

ところが、毎年恒例になってきた、高校の同級生O君、H君との夏の山行について、O君が白峰三山を提案してきた。
5月半ばのことである。
そんな機会でもないと、いつになっても実現しないので、これ幸いと飛びついた。
日程は8月27~30日。
27日:奈良田(バス)広河原~北岳~北岳山荘
28日:北岳山荘~間ノ岳~農鳥岳~大門沢小屋
29日:大門沢小屋~奈良田(奈良田温泉白根館泊)
30日:天気が良ければ、思親山もしくは身延山に登る
という計画だ。

最初は北岳肩の小屋、農鳥小屋に泊まる案だったのだが、そうすると最終日に標高差2000mの下りが待っているし、農鳥小屋のおやじの評判が最悪なのが問題。
結局、初日頑張って北岳山荘まで進み、2日目は大門沢小屋まで下ることにした。
下りはあまり好きではないので、2回に分けるのは妙案だ。
ただ、3日目の行程が短すぎて、奈良田に泊まることを考えると、ちょっと時間を持て余しそう。
まあ、どう過ごすかは、その時に考えるとして、「白根館はものすごくいい温泉だから、絶対泊まりたい」というO君の意向に従うことにした。

8月初めにO君と南アルプス南部に行った時と同様、静岡県裾野市にあるO君宅に前泊する。
必然的に、26日(金)はザックを背負って出勤。
退社後、いつものように東京駅のコインロッカーからザックを回収して、17:25東京発のこだま675号に乗り込む。
前回はガラガラだったのに、今回は随分混んでいる。やはり金曜日だからだろうか。
前日上京し、この日は高尾山に登っていたH君が品川で合流する予定なので、座席を確保しておかなくてはならない。
申し合わせておいた4号車の2人掛けの席はすでに埋まっているので、何とか3人席で2人分確保した。

取りあえず、缶チューハイと柿ピーで景気付け。
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予定通り、品川駅でH君が乗り込んできた。
この日はかなり暑さで、北海道在住のH君は「東京は生きているだけで、汗をかく」とぼやいていた。
いい天気だったのに、期待していた富士山は見えなかったそうで、残念がっていた。
でも、高尾山のバッジは標高入りのものを2つゲットしたらしく、ご満悦だった。

三島には定刻通り18:19に到着。
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迎えに来てくれたO君とも合流し、まずは夕食。
レストランよし乃という釜飯が評判のお店で、3人ともミックスフライ定食をいただいた。
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ボリューム満点で満腹になった。

この後は、湯郷三島温泉へ移動。
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ゆっくりと仕事の汗を流した。
地下1200mから汲み上げたアルカリ泉(源泉29℃)だそうで、お肌がすべすべになった。

コンビニで明日の朝食と昼食を調達して、21時前にO君宅に戻り、準備をしてすぐに就寝。
明日は2:15起きということで、ショートの宴会も省略した。
エアコンのない部屋なので、窓を開け放して寝た。
外を走る車の音も耳栓をしたら、ほとんど聞こえなかったので安眠できた。

【2016年8月27日(土)】北岳
スマホのアラームで2:15に起床。
2:30過ぎには出発した。もちろん真っ暗。
東名を富士川スマートICで下りて、県道10号を北上する。
しかし、身延線芝川駅の先で左折しなければならないところを、暗いせいもあって直進して県道398号に入ってしまい、途中で引き返し。
新内房橋を渡って、10号に戻るも、今度は災害のため通行止め。
またまた引き返して、結局、国道52号を行くことにする。
(帰宅してから改めて道路地図を確認したところ、県道398号をそのまま行っても全然問題なかった)
この関係で10数分ロスしたが、大勢には影響はない。
裾野から奈良田までは2時間半で行けるので、5時半のバスには十分間に合うのだ。
でも、遅れを取り戻すべく、O君がかなり飛ばしてくれたので、奈良田には4:45に着いてしまった。
白根館の浴室には雰囲気のいい灯りがともっていた。
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途中、七面山の登山口である早川町の角瀬地区からは私が運転した。
駐車場はバスの始発である第一と500m先に第二があるが、たまたま第一にまだ1台空きがあったので、こちらに駐めた。
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(明るくなってから撮影)

夜はまだ明けていないが、天気は曇りだ。
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雨にならなければいいのだが。

さてと、バスが出るまであと45分もある。
トイレに行ったり何だりして時間をつぶす。
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バス停に並んだのは5:10頃。
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すると、すぐに広河原行きの山交タウンコーチバスが来て、10番手くらいで乗ることができた。
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料金は、南アルプスマイカー規制利用者協力金100円を含め1230円。
(規制されて、さらにお金まで取られるのは、ちょっと解せない。「協力金」と言いつつ、ほぼ強制的に徴収しているのもちょっとおかしい)
結局、最終的には25人くらいの乗客でほぼ満席。
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定刻の5:30に発車した。

次の停留所がある第二駐車場はものすごく大きく、バス停にも30人くらいの人が並んでいた。
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バスは2台連ねていたので、空だった「2号車」にほとんどの人が乗った。
我々のバスには釣り人と思しき人が3人乗車し、彼らはみんな立ちだった。

結局、ここの乗客の処理に時間を要し、発車したのは5:45を過ぎていた。
「山と高原地図」を開きながら、南アルプス街道(県道37号)の車窓を見ていたが、だんだん眠くなってしまい、釣り人が下車した野呂川発電所の先はほとんど寝ていた。

広河原には定刻より5分遅れの6時半に到着。
芦安からのバスもちょうど着いた時間帯なのか、バス停周辺は登山客で大賑わい。
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(この写真では、閑散としていますが)

トイレもかなり並んでいたが、それは「大」の方で、「小」はすぐにできた。
奈良田で無理やり済ませておいてよかった。

ここは標高1520m。山頂までは標高差1700m近く登らなければならない。
覚悟を決めて6:40に出発。
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やはり予報通り、空はどんよりしていて、北岳(3193m)は見えない。
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まずは、吊り橋を渡る。
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眼下は野呂川である。
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H君がバッジを買いたいというので、広河原山荘に立ち寄る。
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去年、白馬山荘で売り切れていたことに懲りて、あるところで買っておくことにしたらしい。
本来なら「登った山」しか買わないのだが、今回は「これから登る山」ということで問題ないらしい。

北岳、間ノ岳、農鳥岳、白峰三山の計4点2000円のお買い上げだった。
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この間、O君が「大」を済ませ、みんな憂いなく出発できる態勢が整った。

小屋の奥はテン場。
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実にこの賑わいである。
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最盛期はどういうことになっているのだろう。

北岳へのルートはいくつかあるが、北岳は3度目というO君が登ったことのないルートということで大樺沢を行くことにした。
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山小屋コレクターとしては、白根御池小屋にも寄りたい気もあったが、大樺沢コースは北岳への最短コースということなので、雨の降りそうなこういう日は、かえってその方がいい。
今回はたぶん頂上からの眺望は期待できないので、リベンジする際に小屋ルートで登ることにしよう。

いきなり急登。
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かなり古いケルン?の前を通過。
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天気予報があまり芳しくないのに、登山者が多い。さすがに日本第2の高峰だ。
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北岳山荘の混雑が予想され、若干気が滅入る。

しばらく行くと、傾斜は落ち着いた。
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山荘から20分ほどで、白根御池への道との分岐を通過。
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早くも休んでいる若者たちを尻目に歩を進める。
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南アルプスらしい樹林帯が続く。
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枝沢も水量が豊富だ。
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本日最初のお出迎えは、キオンさん。
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続いてクサボタン。
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そしてキツリフネ。
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ノアザミ。
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コウシンヤマハッカ。
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頑張りま~す!

(つづく)
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コメント

今から白峰三山ロスがこわい。

  • 2016/11/10(木) 12:31:17 |
  • URL |
  • O平 #6urEx/7U
  • [編集]

30回も続かないよ。

  • 2016/11/10(木) 17:20:21 |
  • URL |
  • かたこりまさかり #qBOWr7po
  • [編集]

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