山と鉄

山歩き、乗り鉄、廃線・廃道歩き、廃村歩き、駅舎探訪などの日々を記録します

稀府岳(上)

【2016年8月14日(日)】稀府岳
この日は3泊4日の帰省を終えて、東京に帰る日だ。
足がないので、公共交通機関で行けるところということで、小樽の塩谷丸山(629m)から天狗山(533m)へ縦走するつもりだった。
でも、12日夜の同期会でS君から、「一緒に行かないか」ということで3つの提案を受けた。
一つは風不死岳を楓沢から登る案、一つはホロホロ山と徳舜別岳の縦走、一つは手稲山だった。
後者2案については、私がピストンしなくてもいいよう車を回してくれるという。
なんという親切な申し出だろう。
でも、この日は19:10の便で帰京しなければならないので、前者2案はちょっと時間的に厳しい。
というわけで、手稲山(1023m)でお願いすることにした。
一度登ったことがあるが、もう40年以上前のことなので、いい機会だ。
平和の滝の登山口に私を下ろし、Sくん夫妻はスキー場の登山口に車で回って、そこから登ってくるという。
頂上で合流したら、スキー場側に下りる。私だけピストンしないで済むというプランだ。
申し訳ないくらいだ。

ただ、前日になって、「やっぱりせっかくだから一緒に登りたいので、稀府岳にしないか」と連絡が来た。
私は帰りの飛行機にさえ間に合えば、どこでもいいし、ピストンでも構わない。
「もちろんOKです」と返信して、結局、稀府岳(702m)に行くことになった。

私は事情があって実家を8時に出ることになっている。
稀府と言えば伊達なので、札幌から2時間くらいかかるだろうか。
「8時発だと10時頃登山開始かな」と聞くと、「7時半発にならないか」との打ち返し。
「頑張ります」と返信した。

当日は、7時半に西岡生協で待ち合わせ。
実家からは歩いて5分ほどの距離だ。
時間通りに行くと、すでにS君夫妻は来ていてくれて、高級な外車に乗り込む。
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奥様も実は私の同級生で、高3の時に同じクラスだった子だ。

高速に乗る前にコンビニに寄る。
カップ麺を持ってきてくれたそうなので、おにぎりは1個だけにした。
あとは行動食のグミとアクエリアス500mlを2本購入。

樽前SAでトイレ休憩。
札幌を出る時はきれいに晴れていたが、このあたりはどんより曇っていて、樽前山(1041m)も全く見えなかった。
稀府岳もガスかもしれないが、全然気にしない。
道中はナビのテレビ画面で、田中陽希のグレートトラバース外伝「パタゴニア」を上映してくれた。
車内では、S君夫妻は最近ツアーをよく利用しているという話や、その理由などを聞いた。
だいたい道内でふつうに行けそうなところは行き尽くしてしまったので、バリエーションルートなどをガイドさんに連れて行ってもらっているらしい。
5つくらいの会社のツアーを順繰りに申し込んでいるのだとか。
北海道の場合、クマの危険や交通機関が不便だという問題があり、ツアーを有効に使うことで行動の幅が広がるのだろう。
ツアーだと料金は1日1人1万円が目安とのこと。
そんなにバカ高くはない。
いろいろ知らないことを教えてもらえることを考えても、お得なのかも。

それはともかく、登山口には9時半に到着。やはりほぼ2時間かかった。
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S君の奥さんYさんは、ベープマットを両腕にはめる完全防備ぶり。
私にも虫除けスプレーをかけてくれた。

ここのトイレは個人所有なので使用禁止。
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山頂の先にも天狗岩(622m)という見どころがあるようだ。山頂から1時間10分はちょっと遠いなあ。
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登山届に記入して、9:40に出発。
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ここで標高は140mほど。なぜか、ホタテの貝殻が散乱していた。
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オオハンゴンソウのお見送り。
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かつては車が通れたであろう旧林道を行く。
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最初はYさんが先頭だったが、「ちょっと不気味でクマが怖い」というので、珍しく私が先頭を行くことになった。少しゆっくりめに歩く。
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昨日雨が降ったのか、下草にはかなり露が残っており、すぐ靴が濡れてしまった。
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だらだらと登っているので、S君から渡された地図の道とはちょっと違う。
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地図では、登山口からいきなり50mくらい下ることになっている。
この登山口は、渡された地図の範囲外にあるようだ。

なぜか黄色い花が多い。これはどこにでもあるセイタカアワダチソウ。
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しばらく進むと、植林の中に入り、急に涼しくなる。
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そこに、私の愛する廃車が2台もあった。
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かつて、少なくともここまでは車が入れたという証拠だ。
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このまま谷の底の道を進む。
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あたりはササの斜面になってきた。
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標高320m地点あたりで右折し、尾根に向けての急登となる。
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路面に石がなく、土だけなので、滑ってちょっと登りにくい。
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傾斜はこのくらい。
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途中、「お尻愛の木」なる木があってので、お尻愛にならせてもらった。
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80mほど登ると傾斜がなだらかになり、樹林を抜けた。
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樹林の中は蒸し暑かったが、さわやかな風が吹いて気持ちがいい。
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尾根は一面のササ原で、それが頂上まで続いている。
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ツリガネニンジンのお出迎え。
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キオンも助太刀。
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振り返ると、室蘭市街を取り囲む絵鞆半島を望むことができた。
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右手には室蘭岳(鷲別岳、911m)。
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左手には有珠山(左、732m)と昭和新山(右端、402m)が見えてきた。
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そして伊達の市街地。あそこに幼稚園の頃、1年だけ住んでいたことがある。
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いつも仲良しのS君夫妻。ぴったりくっついている。
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北海道らしい山の斜面だ。
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正面に見えてきたピークは前稀府岳。
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S君が勝手にそう呼んでいるだけかと思ったら、ちゃんと山名板があるという。
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それはうれしい。「登った山」が一つ稼げる。
地形図にある621mピークが前稀府岳ということになる。

その手前にガマ岩展望台。
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晴れていれば最高なんだけど。
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噴火湾の色もちょっとくすんでいる。
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今、歩いてきた道。
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という感じで、展望台通過。
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あとは、前稀府まで一直線。
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おお、チシマフウロ。
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オオバギボウシ。
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眼下に巨大な養鶏場。
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そうこうしているうちに、前稀府岳に到着。
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手書きだが、本当に山名板があった。
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ここでやっと稀府岳の頂上が見えた(左奥の方)。
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標高差はあと80m。楽勝だ。
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まずは、手前の小ピークへ。
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ヨツバヒヨドリが張り出している。
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ササやぶから顔を出すキオンたち。
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なかなか形のいい山ではないか。
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(つづく)
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