山と鉄

山歩き、乗り鉄、廃線・廃道歩き、廃村歩き、駅舎探訪などの日々を記録します

石鎚山(9)

【2016年7月29日(金)】石鎚山
石鎚山(1982m)を縦走中。まもなく土小屋に着くあたりまで来ている。
なぜ、この場所にこの看板があるのか理由は定かではない。
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国民宿舎石鎚から登ってきたら、ここに出るからかもしれない。
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ここまで来れば、土小屋はすぐそこだ。
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しかし、雨脚がちょっと強くなってきた。
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と思った瞬間、次のシャッターが下りなくなった。とうとう来たか。もう少しだったのに。
やむなくスマホに交代。
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なんかスマホは色があまりよくない。
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それから、ほんの数分で登山道が終了。
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石鎚山は「えひめ森林浴88か所」のうち79番だった。
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ちょっとだけ舗装道路を歩く。
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雨は止むどころか次第に強くなり、土小屋に着いた頃には本降りに。
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とりあえず石鎚神社の遥拝所で雨宿り。
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軒先で雨具を着て、通信などしていたら、屋根から落ちてくる雨のはねで濡れるほどだった。

さてこれからどうするか。
今宵の宿、山荘しらさまでコースタイムで1時間40分かかる。現在は13:40。
とにかく、雨脚は弱まらないので、岩黒山(1746m)に寄るのはもちろん中止。
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ちょっと時間が足りないなあと思っていたので、止める理由ができて、かえってよかった。
駐車場の向こうにある食堂で、何か食べながら、のんびり雨宿りしようかと思って入ってみた。

でも、なんとなく落ち着かない雰囲気なので、やっぱりやめて駐車場にある東屋に戻り、靴下を脱いで、足裏をほぐす。
お弁当に入っていたお菓子の残りをここでいただいた。
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何組か登山者が戻ってきたので、「車で山荘しらさまで乗せてって」と頼もうかなあなんて思いもよぎったが、そんなあつかましいお願いができるほど、ずうずうしくない。
どうせ、にわか雨、通り雨だろうと思っていたが、なかなか止まないので、スマホで雨雲レーダー予報を見てみたら、次々と雨雲が西に発生して移動してくる。
これはいくら待っても無駄だと思い、出発することにした。
土小屋に着いてから、かれこれ50分近く経っていた。

今朝はあんなに晴れていたのに、こんなことになるとは。
カフェ・しらさまで車で10分だそうだ。
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車で迎えに来てと頼もうかなあ。

岩黒山へはピストンしなければならないのかと思っていたけど、この標識を素直に解釈すれば、そのまま瓶ヶ森まで縦走できるらしい。
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晴れていたら喜んで行っただろうが、今日はもったいないとも思わない。

この先はずっと舗装道路を歩く。
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林道に並行した登山道もあるが、名のあるピークがあるわけでもないので、わざわざ苦労して歩く必要はない。

車が通るたびに、「どちらまでですか? 乗りませんか?」と声をかけてくれるのを期待したが、車が汚れるのを覚悟で、濡れねずみの男を乗せるような奇特な人などいるわけもない。
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途中、アズマヒキガエルを見つけた。
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君はどこまで歩いて行くんだい? 車に引かれてしまうから端を歩くんだよ。
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道沿いに加茂川水源の碑が立っていた。
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こんなのがあると少しは慰みになる。

でも、歩いているうちに、小ぶりになってきた。
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周りをみる余裕も出てきた。
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スキマくんとか。
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登山道への道標らしきものがあった。
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確かに踏み跡もあった。
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ということは、ここは、よさこい峠だ。
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土小屋から35分くらいで着いた。
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石碑があったので読んでみた。かなり判読が難しい。
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「いよと土佐 かたみに越えむ この峠 スカイラインの 始まりとせむ」
昭和44年6月 高知営林局長 森尾洋一
だそうである。
この峠は歌の通り、高知県と愛媛県の県境に位置する。
「よさこい」とは「夜に来い」という意味らしいが、ここは「予佐越え」と掛けているのではないか。

それはともかく、ここにはいろんな看板が立っていた。
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なぜか募金箱まで。昔はこんな山の中で募金する人がいたのだろうか。これはすごい遺構だ。
回収する人も大変だし、盗まれてしまわなかったのだろうか。
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路面にはヘビさんも。かわいそうにもう死んでいた。
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いつの間にか、幸いにも雨が上がってしまった。そうなると話は違う。
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ここから先、林道に沿った登山道に入れば、伊吹山(1503m)1座を稼ぐことができる。
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靴が濡れてしまうのも覚悟の上で、ササの山に突入することにした。
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その前にトイレ。ついでに雨具も脱いでしまった。

しかし、まさにここから四国でのアブとの戦いが始まる。
歩いている間ずっと、ぶんぶんぶんぶん、何匹ものアブがまとわりつくようについてくる。
これがうっとうしくてたまらない。
防虫スプレーをかけて、しばらくしたら、少しは効いた気がした。
ただ、この日はまだ序盤に過ぎなかった。

登山口から少しの間だけ樹林帯だったが
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やがてササの道となった。
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めずらしく紅白のヨツバヒヨドリ。
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間もなく一面のササ原に。
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靴をびしょびしょにして、なだらかな道を歩く。
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しばらくすると、ほとんど平らに。
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晴れていたら気持ちのいい山だろうが、ガスはまだ晴れない。
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頂上には立派な山名板があった。でも、写真を撮っただけで通過。
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スリップに気をつけて下る。
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道路に出なくても瓶ヶ森に行く登山道があるらしい。
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こちらは遠慮なく舗装道路に出させてもらう。
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10分ほどの車道歩き。
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沿道にこんな巨大な石碑があった。
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揮毫した公平秀蔵氏は四国の人かと思ったら山形県出身の方だった。
全国木材組合連合会副会長をされた方のようだ。
昭和48年の建立で、これも石鎚スカイラインの開通を祝ったものらしい。

10分ほど歩いたら、しらさ峠に着いた。
避難小屋が近くにあるみたいだが、そこを探検する気力はなく、山荘しらさに直行した。
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時刻はまだ4時前。土小屋から1時間20分。コースタイムより20分早かった。

HPで見たイメージでは、もっとしゃれた建物だと想像していたが、わりと昭和な建物だった。
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チェックインの時に、濡れたものはありますかと聞かれたので、「みんな濡れました」と答えたら、ボイラー室を案内してくれた。
「降られましたね」と言われたので、「ええ。でも雨がいいんですが、アブがひどくて」。
「アブは3日前に発生したんです。いつもはお盆前なんですけどね。虫も花も今年は早いです。アブも1週間だけなんですが」
なんと、ちょうどアブの最盛期に来てしまったということか。
明日が思いやられる。
とりあえず、靴と雨具、帽子、ザックカバーを干してから、部屋へ。

部屋は一番奥の210号室「ぶな」。
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備え付けの二段ベッドが6床ある部屋だった。
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電気が明るくないのと、テレビがないこと、電波がつながりにくいのが難点だが、それ以外はとくに不自由はない。
もう一度ボイラー室に行って、空にしたザックを干してから、お風呂へ。
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ここも温泉ではない。
先客は60過ぎのおじさんがひとり。

あいさつして、ちょっと雑談。
今日は笹ヶ峰(1860m)に登ってきたそうで、明日は瓶ヶ森(1897m)だとか。
雨が降る前に下山したので、濡れなくて済んだそうだ。車だとそうだろうな。
沸かし湯だが熱すぎずぬるすぎず、ゆっくり入れた。
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風呂から上がっても、まだ5時前。まだ夕食までかなり時間がある。
部屋に空気清浄機があったので、衣服やタオルなどは室内で干した。
自販機で缶ビール350cc(400円)を買ってきて、乾き物の豆を食べながら、夕食までパソコン作業。
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途中、10分ほど横になった。缶ビール1本で何だかすっかり酔っぱらってしまった。

18:30に食事へ。
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客は単独4人、夫婦1組、家族連れ1組で計10人といったところ。
生ビールを頼みたいところだったが、(回りはみんな飲んでいるし)さっき飲んですでにいい気分なので、「水でいいです」。
ケチな客だと思われたかも。

食事は適量で、キジ鍋がおいしかった。
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食べ終わったら、部屋に直行し、パソコン作業の続き。
でもすぐに眠くなり、ボイラー室のものを回収してパッキングしてから、布団へ。
9時前には寝てしまった気がする。

【行程】2016年7月29日
成就社(6:36)~八丁(6:56)~前社森(7:52撮影8:00)~一軒茶屋(8:08休憩8:13)~剣山(8:23)~夜明峠(8:35)~一の鎖小屋(8:48)~公衆トイレ休憩所(9:07休憩9:17)~三の鎖小屋(9:39)~弥山(9:50撮影・休憩10:20)~天狗岳(10:35)~大砲岩(10:57)~弥山(11:20休憩11:25)~公衆トイレ休憩所(11:41昼食12:07)~東稜基部(12:38)~休憩地(12:57)~(13:13雨具13:18)~土小屋(13:39着替え、停滞14:27)~よさこい峠(15:02着替え15:07)~伊吹山(15:30)~シラサ峠(15:48)
※所要時間:9時間12分(歩行時間:7時間20分)コースタイム:7時間10分
※登った山:6座(前社森、剣山、弥山、天狗岳、南尖峰、伊吹山)
※歩行距離:13.6km

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