FC2ブログ

山と鉄

山歩き、乗り鉄、廃線・廃道歩き、廃村歩き、駅舎探訪などの日々を記録します

石狩岳縦走(5)

【2019年8月29日(木)】石狩岳
石狩岳(1967m)に登頂し、石狩の肩(1770m)へ戻る途中。
CIMG7834_201909300509240c0.jpg

さっき見たクマの糞が短時間の間に黒く変色していた。
CIMG7836_20190930050926120.jpg

この鞍部には、テン泊した跡があった。
国立公園内は基本的にキャンプ指定地以外、テン泊は禁止である。
CIMG7837_20190930050927d56.jpg

この瞬間はなぜか、私が先頭にいた。
CIMG7838_20190930050929a2b.jpg

12時過ぎに、石狩の肩に到着。
CIMG7839_20190930050930179.jpg

当然のごとく、石狩岳はすっぽりガスの中である。
CIMG7840_20190930050906189.jpg

さて、この後は音更山(1932m)。
CIMG7841_20190930050907e8b.jpg

準備を整え、12時半前に出発した。
CIMG7842_201909300509090ec.jpg

すぐ先に、またまたテン泊跡があった。
CIMG7843_2019093005091096a.jpg

石狩岳のキノコは大きい。
CIMG7844_2019093005091289d.jpg
CIMG7846_201909300508483e8.jpg
CIMG7847_20190930050850753.jpg

時々ガスが薄くなるのだが。
CIMG7845_201909300508472fb.jpg

晴れ渡るようなことは全くなかった。
CIMG7848_2019093005085181d.jpg

ずっとハイマツの道である。
CIMG7849_20190930050853b2b.jpg

うわ、またクマの糞。これもかなり新しい。
CIMG7850_20190930050828d8d.jpg

でも、いちいち気にしていられない。
CIMG7851_20190930050829c48.jpg

みんなで鈴を鳴らしながら前進する。
CIMG7852_201909300508312ea.jpg

石狩の肩を振り返る。
CIMG7853_20190930050832572.jpg

ふと気が付くと、H君のザックだけやけに立っている。
CIMG7854_20190930050834cd1.jpg

後で知ったのだが、ザックの肩の部分の締め付けが大きく緩んでいたのだった。
CIMG7855_20190930050808b4f.jpg

ガスはす~っと上がっていきそうな気配もあるのだが、そう甘くはない。
CIMG7856_20190930050809a6a.jpg

ハイマツが禿げているところを通過。
CIMG7858_20190930050811418.jpg

晴れていれば、左手に表大雪が展開しているはずなのだが。
CIMG7859_2019093005081262a.jpg

この日はこのくらいでも見えている方だった。
CIMG7860_2019093005081407e.jpg

まわりの植生をいくつか。
CIMG7861_20190930050748374.jpg
CIMG7862_201909300507497ad.jpg
CIMG7863_20190930050751602.jpg
CIMG7866_20190930050727e37.jpg

音更山への道は稜線の西側を巻いて進む。
CIMG7864_2019093005075295e.jpg

西斜面は東斜面より比較的なだらかだ。
CIMG7865_2019093005075486a.jpg

ただ、わりとアップダウンがある。
CIMG7867_20190930050729614.jpg

標高1750m前後の道である。
CIMG7868_2019093005073044d.jpg

ウラシマツツジが真っ赤だ。
CIMG7869_20190930050732b50.jpg

みかんのようなキノコ。
CIMG7870_20190930050733dce.jpg

この小さい葉っぱはコケモモかしら。
CIMG7871_201909300507069d0.jpg

石狩の肩から20分ほど歩いてきたところで、O君が着替え。
CIMG7874_20190930050709a4e.jpg

ちょっと暑くなったみたいで、ウインドシェルを脱いだ。
CIMG7875_20190930050710045.jpg

ちょうど、立ち止まった地点が細かい石のガレ場になっており、コマクサが咲いていた。
CIMG7873_20190930050707e3e.jpg
CIMG7876_201909300507122f3.jpg

ついでにしばし休憩して、10分弱で出発。
CIMG7877_20190930050645c8c.jpg

どうも、この白いもふもふが気になる。何だろう。
CIMG7878_20190930050646e8b.jpg

相変わらずのハイマツ帯。
CIMG7879_201909300506488f9.jpg

ハイマツの葉はとげとげしているが、触っても全然痛くない。
CIMG7880_201909300506491ec.jpg

いよいよ音更山の登りに差し掛かってきた。
CIMG7881_201909300506510ec.jpg

頂上はあれだろうか、まだ先だろうか。
CIMG7882_2019093005062551d.jpg

周辺は露岩帯になってきた。
CIMG7883_20190930050627971.jpg

ナキウサギがいそうである。
CIMG7884_20190930050628e64.jpg

実際、チチ、チチという鳴き声は何度か聞こえた。
CIMG7885_201909300506300b4.jpg

しかし、その姿を見ることはかなわなかった。
CIMG7886_20190930050631b66.jpg

鞍部から頂上までの標高差は180mほどある。
CIMG7887_20190930050605612.jpg

大きな岩を乗り越えていく。
CIMG7888_20190930050607d67.jpg

ザックが大きいのでバランスを崩さないよう注意しなければ。
CIMG7889_20190930050608547.jpg

音更山がこんなガレ山だとは思わなかった。
CIMG7890_20190930050610d26.jpg

大雪山系にはあちこちにこういうところがある。
CIMG7891_201909300506112ea.jpg

やっぱりさっき見えていたのが山頂ではなく、もっと奥にピークがあった。
CIMG7892_2019093005181688f.jpg

ほとんど岩山になってきた。
CIMG7893_20190930051818815.jpg

ちなみに、音更山の名は十勝川の支流、音更川の源流にあることに由来する。
CIMG7894_20190930051819edb.jpg

石狩岳が石狩川の源流にあるのと同じ命名だ。
CIMG7895_201909300518218cd.jpg

「音更」はアイヌ語の「オトプケ」が語源で、「髪の毛が生じるところ」という意味らしい。
CIMG7896_20190930051822ab1.jpg

何が、それを差しているのだろう。
CIMG7897_20190930051754a9e.jpg

音更山は大抵のガイドブックに石狩岳とセットで紹介されているが、標高は1932mもあり、道内では立派な高峰である。
CIMG7898_20190930051756586.jpg

石狩岳に従属するように扱われるのは、ちょっとかわいそうだ。
CIMG7899_2019093005175752f.jpg

露岩帯と露岩帯の間にあるハイマツの道。
CIMG7900_201909300517598b9.jpg

おそらく頂上は間もなくだろう。
CIMG7901_20190930051800f2b.jpg

露岩帯は足の置場に神経を使う。
CIMG7902_20190930050543343.jpg

お、頂上に着いたようだ。
CIMG7903_20190930050544e62.jpg

石狩の肩から1時間とちょっと。
CIMG7905_201909300505470a1.jpg

コースタイムは1時間半なので、かなり優秀だ。
DSC_0176_20190930050405942.jpg

ここは一等三角点であった。
CIMG7904_20190930050546e69.jpg

実は石狩連峰の主峰、石狩岳に三角点はない。ちょっと不思議だ。
CIMG7906_20190930050549b19.jpg

「山と高原地図」によれば、ここから「ニペソツ、ウペペサンケ、ユニ石狩岳、石狩岳の展望良好」だそうだが、まったく何も見えないので、記念写真だけ撮って出発。
CIMG7907_2019093005052136c.jpg

本日の宿泊地、ブヨ沼へ向けて下山する。
CIMG7908_20190930050523fd4.jpg

ブヨ沼までのコースタイムは1時間20分。
CIMG7909_201909300505251f6.jpg

15時には着けるはずだ。
CIMG7912_20190930050526678.jpg

ここにもテン泊跡があった。
CIMG7913_201909300505273b2.jpg

小さなシャクナゲ。
CIMG7914_20190930050500836.jpg

ちなみにブヨ沼の標高は1626m。300mも下ることになる。
CIMG7915_20190930050502459.jpg

振り返ると、音更山はあっという間にガスに霞んでいた。
CIMG7916_20190930050503355.jpg

この分岐を先頭のO君は右に(直進)進んだ。
CIMG7918_20190930050506a60.jpg

左前方にピンクリボンが見えたので、「お~い、こっちでいいのかい?」と聞こうとしたら、O君が「なんか違うみたいだわ」と言って戻ってきた。
CIMG7917_20190930050505de0.jpg

やはり左が正しかったようだ。
CIMG7919_20190930050440d95.jpg

しばらく緩斜面を東に進む。
CIMG7920_20190930050441330.jpg

このあたり、相当ガスが濃い。
CIMG7922_2019093005044461f.jpg
CIMG7923_20190930050446b46.jpg

足元も浮石が多く歩きにくい。
CIMG7921_20190930050443a7a.jpg(921)

おっと、またしてもクマ糞。会わないのが不思議なくらいの数が多い。
CIMG7924_2019093005041995e.jpg

約1880mのピークを巻くと右に折れて急な下りが始まる。
CIMG7925_20190930050420f47.jpg

ジグザグに200mほどを一気に下る。
CIMG7927_2019093005042414c.jpg

浮石だらけで、転倒注意だ。
CIMG7928_201909300504256d8.jpg

慎重に慎重に。
CIMG7926_201909300504228e0.jpg

下るに従い、ハイマツの背が高くなる。
CIMG7929_20190930050401486.jpg

根っこがまた厄介だ。
CIMG7930_20190930050403e8b.jpg

こんな調子では、下りだからと喜んでいられない。
CIMG7931_201909300504044d2.jpg

(つづく)
スポンサーサイト



このページのトップへ

石狩岳縦走(4)

【2019年8月28日(木)】石狩岳
石狩の肩(1770m)、すなわちシュナイダー分岐で休憩中。
CIMG7749_2019092904103037d.jpg

初めて腰を下ろして、30分たっぷり休んだ。
この先は頂上までピストンなので、重たいザックはデポ。
CIMG7750_20190929041032732.jpg

10:10に山頂に向けて出発した。
CIMG7751_2019092904103380d.jpg

白いのはキノコ。
CIMG7752_201909290410354fc.jpg

空身なので、軽くてまるで天国を歩いているよう。
CIMG7753_201909290410365f3.jpg

と思っていたら、かなり新しいクマの糞。
CIMG7754_20190929041012316.jpg

クマもヤブの中より開けたところの方がやりやすいのだろう。
CIMG7755_201909290410139d6.jpg

ハイマツの中を進む。
CIMG7756_20190929041015a53.jpg

ウラシマツツジの紅葉がとてもきれいだ。
CIMG7757_2019092904101785c.jpg

その中にイワブクロ。
CIMG7759_20190929040953bdd.jpg

いったん下る。
CIMG7758_20190929041018308.jpg

石狩の肩を振り返る。こうして見ると、立派なピークだなあ(笑)
CIMG7760_20190929040954b8a.jpg

前方に見えているのは、まだ頂上ではない。
CIMG7761_20190929040956c11.jpg

ここで、単独男性とすれ違った。あご髭の長い仙人のような人だった。
CIMG7762_20190929040957c98.jpg

おそらく、ユニ石狩岳の登山口に車を置いていた人だろう。
CIMG7763_20190929040959bfe.jpg

しかし、この人、我々が挨拶をしたのに返事もしない。
CIMG7764_20190929040934547.jpg

偏屈な人だと思っていたが、もしかしたら我々が空身であることを内心責めていたのかもしれない。
CIMG7765_2019092904093659d.jpg

彼はここ区間ピストンのはずだが、フル装備だった。
CIMG7766_20190929040937e7f.jpg

北海道の奥深い山でザックをデポするということは、食料の匂いでクマをおびき寄せる可能性がある。
CIMG7767_20190929040938534.jpg

「それを分かっているのかよ!バカものどもめ」などと思っていたのかも、なんて想像を巡らせた。
CIMG7770_20190929040917c24.jpg

一応、生ものは持ってきていないけど。
CIMG7771_20190929040918577.jpg

20分ほどで標高1800mを超えてきた。
CIMG7768_201909290409407f7.jpg

ガスの中の尾根歩きである。
CIMG7769_20190929040915a23.jpg

晴れていれば、すばらしい眺めが広がっているのだろう。
CIMG7772_20190929040919a72.jpg

今日は足元を見るしかない。
CIMG7773_20190929040921ebb.jpg

きれいな水玉。
CIMG7774_201909290408533e6.jpg
CIMG7775_2019092904085483b.jpg

南斜面は断崖になっている。
CIMG7776_201909290408565fd.jpg

キバナシャクナゲがまだ咲いていたが、雨ですっかりしおれていた。
CIMG7777_20190929040857ed9.jpg

ナナカマドはまだ青いまま。
CIMG7778_20190929040859468.jpg

お、あれが頂上だろうか。
CIMG7779_20190929040829d05.jpg

左手に男岩(仮名)。
CIMG7780_20190929040831e53.jpg

O君が指を差す。
CIMG7781_20190929040832bdf.jpg

ウラシマツツジのグラデーション。
CIMG7782_2019092904083440a.jpg

ウラシマツツジは大雪山紅葉のトップランナーだ。
CIMG7783_20190929040836d21.jpg

この稜線にも岩場が待ち構えていた。
CIMG7784_201909290408081f6.jpg

ここもまだシュナイダーコースなのである。
CIMG7785_20190929040810506.jpg

「山と高原地図」には「標高差1163mを5km強で登る急斜面が連続」と書かれている。
CIMG7786_2019092904081162c.jpg

沿道では、ウメバチソウが声援を贈ってくれた。
CIMG7787_2019092904081369d.jpg

ハイオトギリは水浸し。
CIMG7788_201909290408151e9.jpg

こいつはイワブクロのつぼみかな。
CIMG7790_20190929040748b99.jpg

エゾノツガザクラ。
CIMG7791_2019092904075041e.jpg

10:50、肩から40分で石狩岳に登頂。
CIMG7792_201909290407515b6.jpg

登山口からは5時間35分。コースタイムより25分速かった。
CIMG7793_201909290407530ee.jpg

50歳半ばのおやじども(一人だけ女性がいるけど)にしては成績優秀だ。
CIMG7794_20190929040754315.jpg

条件も決してよくなかったのに。
CIMG7795_20190929040729065.jpg

とにかく記念撮影。みんな笑顔である。
received_2237573463035226.jpg

撮影後、この先にある最高点に向かう。
CIMG7796_20190929040730803.jpg

山頂標識のある今のピークは標高1966mで、この先のピークは1967mなのだ。
CIMG7797_201909290407317d1.jpg

なぜ、最高点に山頂標識を置かないのか。
CIMG7798_20190929040733726.jpg

おそらく、当初は1966mピークの方が高いと考えられていたのだろう。
CIMG7799_201909290407342cc.jpg

その後、測量の精度が増して、別のピークの方が高いと判明したということなのかもしれない。
CIMG7801_20190929040708a5b.jpg

進むにつれて、どんどん次のとんがりピークが現れて、なかなか着かない。
CIMG7803_20190929040709d63.jpg

振り返ってもとんがり。
CIMG7804_2019092904071138d.jpg

でも、まああれに違いない。
CIMG7805_20190929040712c1e.jpg

ウラシマツツジをかき分けて生えてきたキノコ。でかい。
CIMG7806_201909290407157bf.jpg

これは落ちていたやつ。
CIMG7807_2019092904064519f.jpg

なんて遊んでいる暇に、みんな行ってしまった。
CIMG7808_20190929040647953.jpg

青空の下で見たかった。
CIMG7809_20190929040649aa0.jpg

最後の難関。
CIMG7810_20190929040650d39.jpg

やった、真の石狩岳に登頂!
CIMG7811_2019092904065188e.jpg

真の頂上はケルンが目印。
CIMG7812_20190929040626e43.jpg

ちょっと振り返ってから
CIMG7813_20190929040628c71.jpg

私も少々遅れて到着。
CIMG7814_201909290406290b3.jpg

ここまで5分のつもりだったが、10分もかかってしまった。
CIMG7815_20190929040631c63.jpg

標高1967m。K美さんの誕生年だ。
CIMG7816_2019092904063270b.jpg

ここに、「土佐木旺会」なる札がくくり付けてあった。
CIMG7817_20190929040605b98.jpg
こういうただの自己主張は止めてほしい。
どうしても名を残したいなら、立派な山名板を作成して、その裏に小さく製作者の名前として書いておけばいい。

この先は、小石狩岳(1924m)、川上岳(1894m)を経て沼ノ原。
CIMG7819_201909290406082fe.jpg
「それじゃ」と歩き始めたら、みな快く(冷たく?)見送ってくれた。
一歩で戻ったけど。

ここで10分弱休憩してから
CIMG7818_20190929040607329.jpg

引き返す。
CIMG7820_20190929040610239.jpg

当然、山名板のある頂上を通過する。
DSC_0172_2019092904051139e.jpg

花が小さいけど、おそらくユキバヒゴタイ。
CIMG7821_20190929040611e1b.jpg

この真っ白なのは謎の植物。
CIMG7822_201909290405457ba.jpg

濃霧の中、岩場を下っていく。
CIMG7823_201909290405461c8.jpg
CIMG7825_20190929040549afd.jpg

別の角度から見た男岩。
CIMG7824_20190929040548c34.jpg

んん、前方の稜線が見えてきたぞ。
CIMG7826_20190929040551b56.jpg

石狩の肩のあたりのピークもよく見える。
CIMG7827_20190929040525672.jpg

そろそろご褒美が欲しいところだが、このくらいが限界だった。
CIMG7829_20190929040528ce5.jpg

しょぼん。
CIMG7828_201909290405278d5.jpg

はるか先に我々のザックが見えてきたが、幸いクマに荒らされたような形跡はなかった。
CIMG7830_20190929040530487.jpg

肩への登り返し。
CIMG7831_20190929040531dbf.jpg

左手の谷間。
CIMG7832_2019092904050698b.jpg

見通しがよかったのは、この時の数分ほどだった。
CIMG7833_20190929040509463.jpg

これだけでも、とてもうれしい気分になった。
CIMG7835_20190929040509d84.jpg

(つづく)
このページのトップへ

石狩岳縦走(3)

【2019年8月28日(木)】石狩岳
シュナイダーコースで石狩岳(1967m)に登っている。
CIMG7668_201909280618226bb.jpg

シュナイダーの由来は諸説あるらしい。
CIMG7669_20190928061823829.jpg

まだ60年も経っていないのに、由来がはっきりしなくなっているとは。
CIMG7670_20190928061826d4e.jpg

アルパインガイド・ノマドの宮下岳夫さんは、野球のスライダーからきているとブログで語っている。
確かに、コースがスライダーのように曲がっていると。
CIMG7671_20190928061826d4d.jpg

しかし、シュライダーならまだしも、シュナイダーがスライダーのこととはかなり無理がある気がする。
CIMG7672_20190928061828bf5.jpg

長野県の野沢温泉スキー場に、その名もシュナイダーコースという最大斜度32度の全国にその名をとどろかせる難斜面があるらしい。
もしかしたら、このコースになぞらえて命名されたのではないだろうか。
CIMG7673_20190928061804cd4.jpg

シュナイダーとはドイツ語の姓で、基本的には人の名前である。
CIMG7674_20190928061805522.jpg

調べてみたら、スキー関係の有名人として、「アルペンスキーの父」と呼ばれたオーストリアのハンネス・シュナイダー(1890~1955年)がいる。
CIMG7675_20190928061807a73.jpg

この人は、1930年(昭和5年)に秩父宮雍仁親王の招待を受けて来日。
3か月余りの滞在の間、野沢温泉をはじめとした各地でスキーの指導を行ったという。
CIMG7676_20190928061808dec.jpg

菅平高原は「日本のダボス」と呼ばれるが、これはシュナイダーが菅平高原を「スイスのダボス地方に似ている」と発言したことにちなむ。
CIMG7677_20190928061810e62.jpg

菅平高原スキー場にもシュナイダーゲレンデという名のコースがあり、その山頂には「シュナイダー記念塔」が建てられているとのことだ。
CIMG7678_20190928061746a76.jpg
野沢温泉のシュナイダーコースが、かつての日本で急斜面の代名詞のように言われていたのだとしたら、この急登がそう名付けられるのも、ごく自然のことに思える。
あえて、野球を持ち出す必要はない気がする。

そうこうしている間に、40分ほど登ったので休憩。
CIMG7679_201909280617482a3.jpg

標高はようやく1300m。ここでは、K美さんが持ってきてくれたお土産をいただいた。
面白い構成のお菓子で、とっても美味しかった。
DSC_0168_2019092806131645b.jpg

ここも7分の立ち休みで出発。
CIMG7680_20190928061749186.jpg

出発してから2時間半が経過した。
CIMG7681_201909280617519f6.jpg

石狩の肩(1770m)までのコースタイムは5時間。
CIMG7682_20190928061752307.jpg

まだ半分しか来ていない計算だが、もう少し進んでいる気がする。
CIMG7683_20190928061727fc5.jpg

急登続きなので、高度はガンガン稼いでいる。
CIMG7684_201909280617284be.jpg

さっきの休憩から20分ちょっとしか歩いていないけど、疲れたら無理せず、すぐ休憩。
CIMG7685_20190928061730a8f.jpg

今度の栄養補給はグミ。
DSC_0169_2019092806131989d.jpg
体力はかなり使っているはずなので、どんどん補給する。

ここも6分で出発。
CIMG7686_20190928061731089.jpg

それにしても、シュナイダー、半端ない。
CIMG7687_20190928061733a84.jpg

晴れていれば、少しは喜びもあるのだろうけど。
CIMG7688_20190928061708837.jpg

少しだけ紅葉が始まっているのが、せめてもの救いであった。
CIMG7689_201909280617096f7.jpg
CIMG7690_20190928061711592.jpg

ブログを書いている今から思い起こすと、この登りはただただ長かったという記憶しかない。
CIMG7691_20190928061712737.jpg

しかし、余計なことを考えなかったからか、あまり苦しかったという感じもない。
CIMG7692_20190928061714e29.jpg

H君はここを登るのは去年に続いて2回目だが、よく再度登る気になったと思う。
CIMG7693_20190928061647e78.jpg

もちろん、石狩岳だけでなく音更山、ユニ石狩岳と縦走するからなのだが。
CIMG7694_20190928061648923.jpg

コケの毛皮。
CIMG7696_20190928061650a88.jpg

シャクナゲの赤ちゃん。
CIMG7697_20190928061651eaf.jpg

なにが何だか。
CIMG7698_20190928061653cf9.jpg

いや~、右も左も何も見えない。
CIMG7699_20190928061627a25.jpg
CIMG7703_20190928061631407.jpg

こういう時は植物に注目するのが鉄則。
CIMG7701_20190928061628490.jpg
CIMG7705_20190928061606095.jpg

かわいい葉っぱの子たち。
CIMG7706_2019092806160887f.jpg
CIMG7707_20190928061609d6e.jpg

写真を撮っているうちに遅れをとっても
CIMG7704_20190928061633f8a.jpg

難所があるので、すぐに追いつける。
CIMG7708_20190928061611f9b.jpg

しんがりの私が難所を通過するときには誰も待っていてくれないけれど。
CIMG7709_2019092806161229a.jpg

まあ、それは慣れている。
CIMG7710_20190928061544e6b.jpg

天気が悪いので、これでも撮影枚数は少ない方だ。
CIMG7711_20190928061546e1a.jpg

かくれんぼ岩なる岩が突然出現。
CIMG7712_20190928061547cb3.jpg

岩の形や状況から、「かくれんぼ」の理由になるようなものはうかがえなかった。
CIMG7713_20190928061549196.jpg

終盤戦に入って、岩場が増えてきた。
CIMG7714_20190928061550ed4.jpg

ロープが必要なほどの壁だ。
CIMG7715_2019092806152359e.jpg

かなりの歯ごたえがある。
CIMG7716_20190928061525941.jpg

皆さんは、とうにストックをしまってしまったようだ。
CIMG7717_2019092806152667d.jpg

私は1本だけなので、しぶとく使い続けた。
CIMG7719_20190928061529108.jpg

1本だけだと片手が常に使えるので、岩場もそれほど苦にならないのだ。
CIMG7720_20190928061503ea4.jpg

おお、これはお見事!
CIMG7718_20190928061528c27.jpg

標高1580m地点で、6回目の休憩。
CIMG7721_2019092806150593e.jpg

ここではチョコボールで糖分を補給。
CIMG7722_20190928061506ff4.jpg

9時ちょうど、4分の立ち休みで出発した。
CIMG7723_20190928061508dad.jpg

相も変わらず急登だ。
CIMG7725_20190928061443396.jpg
CIMG7726_20190928061445609.jpg

キノコが目立ってきた。
CIMG7724_20190928061509c88.jpg

これには何と書かれていたのだろう。
CIMG7727_20190928061446c0e.jpg

左手が少し開けてきた。
CIMG7728_20190928061448e07.jpg

稜線らしきものが見えてきたが、石狩の肩(1770m)も近いのだろうか。
CIMG7729_20190928061449f94.jpg

H君が「あれが山頂かなあ」とつぶやいたが、ちょっと低いし近すぎる。
CIMG7730_2019092806142244c.jpg

しかし、石狩の肩までは先が見えてきたような気がする。
CIMG7733_201909280614244ca.jpg

見えているのは、肩から石狩岳頂上への稜線であることは間違いなさそうだ。
CIMG7735_20190928061427396.jpg

アカモノの実かと思ったが、実の形も葉っぱの形も違う。
CIMG7734_201909280614257e2.jpg

岩場の後はハイマツの根地獄。
CIMG7736_20190928061428dfd.jpg
CIMG7739_201909280614050ce.jpg

植生は一面のハイマツとなった。
CIMG7737_20190928061402c76.jpg

木の枝にも黄色いコケ?が生えている。
CIMG7738_20190928061404e7a.jpg

おや、傾斜が緩くなったぞ。
CIMG7740_20190928061407256.jpg

鞍部らしきものも見えてきた。
CIMG7741_2019092806140885f.jpg

石狩の肩への最後の関門。
CIMG7742_20190928061334922.jpg

9:40前にようやく石狩の肩に到着した。
CIMG7743_20190928061335449.jpg
さっきの休憩地点から標高差200mを休まず40分で登り切った。
登山口からのコースタイム5時間のところ、休憩を含めても4時間半かからなかった。
まずまずの成績ではあるが、さすがに疲れた。
ここで大休止とする。

ちょっとしたピークがあったのでザックを下ろして行ってみたが、H君には「ここは登った山には認めないよ~」と声がかかった。
CIMG7745_201909280613380dc.jpg

もともと、そんな気はなかったが、彼はなかなか厳しい。
CIMG7746_2019092806134078d.jpg

頂上までは、あと1時間。ここは八合目というイメージだろうか。
CIMG7747_201909280613141e6.jpg

ウラシマツツジが真っ赤に紅葉していた。
CIMG7748_20190928061316296.jpg

ここは石狩岳と音更山(1932m)との分岐にもなっている。
CIMG7744_20190928061337f69.jpg
「山と高原地図」には「シュナイダー分岐」と表記されている。

まだ10時前だが、ここでお昼にする。
私は登山口に向かう車の中で、宿が用意してくれた朝食のおにぎりを1個食べてしまってあったので、ここで残りの1個をいただいた。
DSC_0170_201909280613193dd.jpg
O君は靴を脱いで、逆さにしたら水が大量に流れ落ちた。
彼はスパッツも雨具も着ていないから、ササの露をもろに受けてしまったのだと思っていたが、後で彼がずっと先頭だったからであることに気付いた。
先頭や2番目の人が先に登山道にかかるササや葉っぱの露を払ってくれるので、しんがりの私はその影響をほとんど受けずに登れていたのだ。申し訳ない。

(つづく)
このページのトップへ

石狩岳縦走(2)

【2019年8月28日(水)】石狩岳
幸福駅、タウシュベツ橋梁を観光して、14:45に今宵の宿「東大雪ぬかびらユースホステル」に到着した。
DSC_0141_20190927054751e6b.jpg

ユースホステルに泊まるのは何年ぶりだろう。
今は昔と全くシステムが変わって、普通の宿のようになっている。
DSC_0142_20190927054753d2e.jpg

このYHの創業は1996年とのことで、とても清潔な宿だった。
DSC_0143_20190927054754759.jpg

とにかく、まずはお風呂である。
糠平温泉はナトリウム-塩化物・炭酸水素塩温泉(中性低張性高温泉)で、旧泉質名は含重曹-食塩泉。
DSC_0148_20190927054727e0c.jpg
源泉の温度は55.1℃で、ph値は7.08。

天気には恵まれていないけれど、みんなご機嫌である。
DSC_0146_20190927054726ca5.jpg

なぜなら、この後、ビールが飲めるからである。
15:40にめでたく乾杯!
DSC_0152_201909270547290b0.jpg
かつてのYHは飲酒厳禁だったが、今や館内にビールの自販機まである。
おかげで冷たいビールが飲めた。

ビールの後は、Aコープで購入した十勝ワイン「トカップ」。
DSC_0153_20190927054730d20.jpg
4人なので、あっという間に空いてしまった。
あまりお腹がいっぱいにならないよう、乾きものなどをつまみに3時間近く歓談。

すっかりいい気分になって、18時半から夕食。
DSC_0155_201909270547323d1.jpg
メニューは、鮭のチャンチャン焼き、ナスの煮浸し、高野豆腐と若竹煮、茶碗蒸しなど。
適量かつ美味しかった。

食後は、ペアレントさんによるミーティング。
DSC_0156_20190927054704862.jpg
と言っても、昔のようにゲームをさせられるわけではなく、周辺観光地の案内だった。

デザートはアイスクリーム。ここのお嬢さんらしき中学生が注文を取りにきて、「これとあれとそれのどちらにしますか?」と聞かれ、「じゃあ、バニラ」と言ったのに、「バナナ」が来た。
DSC_0157_20190927054705cda.jpg
そもそも、「バニラ」は選択肢の中にはなく、私と彼女の聞き違いだった。

お開きの後、フロントに立ち寄ったら、ニペソツ山のバッジがあった。
DSC_0158_201909270547072fb.jpg
コレクターのH君はすでに持っているようだった。
私も一応ゆるく集めているのだが、なんとなくデザインが気に入らず、値段も高かったので買わなかった。登っていないし。
部屋に戻って布団に入ったら、あっという間に寝てしまった。

【2019年8月29日(木)】石狩岳
翌朝は3時半に起床。4時に出発。
雨は夜中のうちに上がるはずだったが、まだ降っている。
雨の中、登るのは嫌だなあ。
この時期の朝4時は、まだ真っ暗である。
30分ほどで、登山口への入口に到着。
DSC_0160_20190927054708d0c.jpg
ここを左折して、あと14kmも林道を走らなくてはならない。
でも、路面状況はまあまあで、ひどい悪路ではなかった。
枝分かれしている林道もたくさんあったが、いずれもトラ柵やロープがあって、道に迷わないようにしてくれていた。

石狩岳登山口にはちょうど5時に到着。
2km手前にあるユニ石狩岳の登山口には車が1台あったが、こちらには1台もなかった。
DSC_0162_20190927054644370.jpg

ちゃんとトイレもあってありがたかった。
DSC_0161_2019092705471088f.jpg

着いた時は、幸い雨は止んでいてくれた。
DSC_0163_20190927054646937.jpg

このあたりは音更川の氾濫原のようだ。
CIMG7622_20190927055140c50.jpg

パッと見、どこが登山口なのか、よく分からない。
CIMG7620_201909270551378ae.jpg

まあ、あの沢を遡っていけばいいのだろう。
CIMG7621_20190927055138d1d.jpg

ストレッチを済ませ、5:15に出発。
DSC_0164_20190927054647970.jpg

いきなり倒木をまたぐ。
CIMG7623_201909270551417aa.jpg

暴れた後って感じの沢だ。
CIMG7624_2019092705514326f.jpg

周りの土砂を削って、樹木が根こそぎ倒れている。
CIMG7625_201909270550426df.jpg

ところで、今、登っているのはシュナイダーコースという。
CIMG7626_20190927055043d29.jpg
4kmで標高差約1000mを登る超急登である。

しかも、背中には18kgのザックを背負っている。
CIMG7627_201909270550450d1.jpg
天気も悪い。過酷な登山になることは間違いない。

ほぼ平らなのに、20分歩いただけで暑くなり、着替え休憩。
CIMG7628_20190927055046eca.jpg

ちなみに、登山口の標高は803m。
CIMG7629_2019092705504838b.jpg

序盤戦はトドマツ林を行く。
CIMG7630_20190927055019417.jpg

早速、クマ糞。
CIMG7631_20190927055020413.jpg

気にせず、進む。
CIMG7632_20190927055022d87.jpg

何合目とか、「あと○km」とか、そんな表示は全くなく、ただただ「シュナイダーコース」。
CIMG7633_2019092705502308b.jpg

うっかりしていると、すぐに離されてしまう。
CIMG7634_2019092705502569b.jpg

取り付きまでは、沢沿いのなだらかな道が続く。
CIMG7635_2019092705495812c.jpg

このアプローチがペースをつかむのにちょうどいい。
CIMG7636_2019092705495959c.jpg

登山口から40分で渡渉地点。
CIMG7637_2019092705500136e.jpg

飛び石ができず、みんなどっぷんしながら渡ったが、私はローカットのトレランシューズなので、靴を脱いで裸足で渡った。
CIMG7638_20190927055002713.jpg
水浸しになると、靴擦れしやすくなるので、皆さんにはお待ちいただいた。

いつの間にか、林相は白樺林に。
CIMG7639_20190927055004810.jpg

林床は背の低いササ。
CIMG7640_20190927054939de0.jpg

さっきの渡渉地点が「山と高原地図」では「水場」となっていた。
CIMG7641_20190927054940adc.jpg

コースタイム1時間10分のところ、40分で歩いたことになる。
CIMG7642_2019092705494256b.jpg

1時間弱で取り付き地点に到着。
CIMG7643_201909270549438e7.jpg

ここで休憩して、昨日Aコープで買った「トカトカ」のパンを1個食べる。
DSC_0166_20190927054649d75.jpg
このパンがものすごく美味しくて、後でみんなも口々に「うまい、うまい」と驚いていた。

ここの木に巻き付けてあった足寄山友会の標識には「シュナイダーコース開削25周年 1986・9・15」と書かれていた。
CIMG7645_2019092705491567e.jpg

ということは開削されたのは1961年だから、もう間もなく還暦だ。
CIMG7644_2019092705494567e.jpg

さあ、ここからが本格的な登りである。
CIMG7646_20190927054916f5d.jpg

10分弱休んで出発。
CIMG7647_201909270549183b4.jpg

大きなザックを担いでいるので、倒木をくぐるのは結構難儀する。
CIMG7648_201909270549192b2.jpg

またぐのも、これまた大変だ。
CIMG7649_20190927054921ef9.jpg

幸い、雨は落ちてこない。
CIMG7651_201909270548546ed.jpg

取り付きから30分。標高1100m辺り、尾根にのったところで休憩。
CIMG7652_20190927054856c57.jpg

懐かしいチョコボールをいくつか、口の中に放り込む。
DSC_0167_20190927054650d5a.jpg

小刻みに短く休むのが、我々の流儀。
CIMG7653_2019092705485891b.jpg

わりとやせた尾根を進んでいく。
CIMG7654_20190927054859d19.jpg

たまに緩斜面が現れると、ホッとする。
CIMG7655_20190927054901d3d.jpg

時刻は7時を回った。
CIMG7656_20190927054831ac4.jpg

岩が現れると、手を使わなければいけないほどの急登となる。
CIMG7657_201909270548344c0.jpg

壁がどんどん出てくる。
CIMG7658_20190927054834d6b.jpg

きついが頑張らねば。
CIMG7659_201909270548360ac.jpg

このあたりが地形図上の1126m標高点。
CIMG7660_201909270548379e1.jpg

木々を透かして、対岸の尾根が見えたが、やはりガスが濃い。
CIMG7661_20190927054809bef.jpg

晴れる兆しは全くない感じ。
CIMG7662_20190927054810f78.jpg

ほとんど修行だ。
CIMG7663_201909270548124f1.jpg

これが限界である。
CIMG7664_201909270548131e7.jpg

サルノコシカケとゴゼンタチバナの赤い実。
CIMG7665_20190927054815e89.jpg

それにしても、みんな健脚だ。誰も弱音を吐かない。
CIMG7666_20190927054748561.jpg

私も杖のおかげで何とか頑張れている。
CIMG7667_2019092705475007a.jpg

(つづく)
このページのトップへ

石狩岳縦走(1)

【2019年8月29日(木)】石狩岳
ここ数年、夏合宿は内地の山が続いていたが、O君のポン友K美さんの希望で日高山脈の日本二百名山カムイエクウチカウシ山(1979m)に登る計画を立てていた。
しかし、その後、この山でクマに襲われる事故が続出。
このクマは人喰いクマになっている恐れがあるので、君子危うきに近寄らず。
同じ二百名山の石狩岳(1967m)に行き先を変更した。

来道するK美さんの日程に合わせ、旅程は28~31日。
彼女は28日(水)の8:25に帯広空港に到着するとのことなので、この日は剣山(1205m)で足馴らし。
29~30日に石狩岳、音更山(1932m)、ユニ石狩岳(1756m)を縦走。
下山後は層雲峡温泉に泊まり、31日はニセイカウシュッペ山(1883m)に登るという山三昧のプランに変更していた。
しかし、天は非情だ。予報は4日間とも晴れる日はなし。
ギリギリまで、縦走を29~30日にするか、30~31日にするか迷ったが、結局当初の計画通りの日程で決行することにした。

28日は午前5時にH君が私を迎えにきて、その後、O君をピックアップ、8時半に、帯広空港に到着するという段取りになっていた。
しかし、いつも早めに来るH君が、5時を過ぎても来ない。
おかしいなと思っていたら、5:04に「今起きた。すぐ行く」と電話があった。
スマホの目覚ましが鳴らず、寝坊したらしい。
今からだと、到着は5時半過ぎになあと思っていたら、5:20過ぎに着いた。
なんという速さだ。
H君はスマホを買い替えたばかりで、新機種はあらゆることに音が鳴るので、消音作業をしていたら、目覚ましのアラームまで無音設定になってしまったとのことだった。
車内でも、ヤフーニュースが更新されるたびにチャイムが鳴っていた。

十勝地方の雨は午後からということだったが、山越えは激しい濃霧で、平野に下りても、わりとしっかり雨は降っていた。
当然、剣山は中止せざるを得なかった。
道東道はわりと順調に進んで、遅れを取り戻しつつあったのに、なんと広尾道が途中通行止め。
通勤ラッシュの時間帯に帯広市街を通り抜けなければならず、帯広空港に到着したのは結局9時前。
DSC_0093_20190926053147c0b.jpg

しばらくK美さんを待たせてしまった。
DSC_0092_20190926053145c7b.jpg
彼女はすぐに我々の車に気付き、走り寄ってきた。
荷物を積み込んだ後、男たち3人は空港をお借りしてトイレタイム。

数日前、帯広空港は1981年の開港以来の利用者が2000万人を超えたのだそうだ。
DSC_0094_201909260531488cd.jpg

空港の顔ハメがあったが、K美さんをさらに待たせては悪いので遠慮しておいた。
DSC_0095_201909260531237f7.jpg

このばん馬模型は、テレ朝の「報道ステーション」が2006年12月に、ばんえい競馬の存続問題を取り上げた際に製作したものだそうだ。
DSC_0096_20190926053124854.jpg

帯広市のマンホール。カラーバージョン。
DSC_0097_20190926053126579.jpg
全員そろったところで、まずは空港の近くにある旧幸福駅に向かう。
今日は、登山は中止して、タウシュベツ橋梁を見学することになったのだが、それだけでは時間が余るので、K美さんに北海道の観光名所をご案内することにしたのだ。
私自身、ここに来るのは2009年8月以来10年ぶりだ。

着いてみると、駅前に土産物店が営業していた。
DSC_0098_201909260531270dd.jpg

ちなみに、この駅舎は2013年に建て替えられたものだ。
DSC_0099_20190926053129017.jpg

壁には一面、切符を模した「お札」が貼り付けられている。
DSC_0101_20190926053104c6a.jpg

ハート形や切符形の「絵馬」もあり、願い事を書いて吊るしてある。
DSC_0102_201909260531062c1.jpg

2008年には「恋人の聖地」にも選定されたそうだ。
DSC_0103_20190926053107918.jpg

幸福駅は1956年(昭和31年)8月、幸福仮乗降場として開業。
国鉄広尾線の廃線に伴い、1987年(昭和62年)2月に廃止された。
DSC_0104_20190926053109c7d.jpg

わずか20年ちょっとの寿命だったが、その間にあの大ブームがあったわけだ。
DSC_0106_20190926053110889.jpg

展示してあるキハ22形の車両の中には、顔ハメが設置してあった。
ここで、O君とK美さんが仲良くハメハメ。
DSC_0108_20190926053039231.jpg

車内はすっかり改装され、おしゃれなカフェのようになっていた。
DSC_0111_20190926053040e31.jpg

幸福駅は2016年10月に、台湾の「合興駅」と友好駅の関係を締結したそうだ。
DSC_0113_20190926053043384.jpg

合興駅はあるエピソードがきっかけで「愛情駅」と呼ばれるようになり、それが縁となったらしい。
DSC_0112_201909260530427aa.jpg

もう1台、展示されているキハ22形車両。
DSC_0114_20190926053045990.jpg

こちらは改装されず、車内も現役時代のまま。
DSC_0116_2019092605302130e.jpg

ところで、「幸福」とは現地の地名である。
DSC_0118_20190926053022486.jpg

もともとは「幸震(こうしん)」と呼ばれていたそうだが、入植者に福井県出身者が多かったことから、上一文字ずつ採って、「幸福」と改名されたとのこと。
DSC_0115_2019092605301990f.jpg

幸福駅が一大ブームとなったのは、1973年(昭和48年)3月、NHKの紀行番組「新日本紀行」で取り上げられたのがきっかけだったらしい。
私が小学5年生の頃だ。
DSC_0119_20190926053024476.jpg

前年には7枚しか売れなかった愛国~幸福間の切符が、この年は300万枚、73~76年の4年間で1000万枚も売れたという。
DSC_0120_20190926053025068.jpg

ブームで観光客が大勢訪れるようになり、待合室の内外に名刺や使用済みの定期券などを記念に貼り付ける「風習」が始まったのも、この頃からだそうである。
DSC_0121_2019092605300030d.jpg

今は、駅前の売店で売られている、この「お札」ばかりだ。
DSC_0122_201909260530017d4.jpg

見学後、しばし売店を冷かす。
DSC_0123_20190926053003d95.jpg
バッジが売っていたので、「山のしか買わない」と言っていたH君をけしかけたら、誘惑に負けて買っていた。

まだ開店していなかったが、カフェもあった。
DSC_0124_20190926053004dec.jpg

ここは記念撮影スポット。
DSC_0126_20190926052940327.jpg

かつての駅前通り。
DSC_0127_201909260529423d5.jpg

私事だが、幸福駅の隣、大正駅が私の母の実家の最寄り駅だった。
DSC_0128_20190926052943ee1.jpg

というわけで、幸福駅さん、さようなら。
DSC_0125_20190926053006379.jpg

では、糠平湖の奥にあるタウシュベツへ向かう。
あそこに個人で行くには、上士幌町にある十勝西部森林管理署東大雪支署で林道のカギを借りないといけない。
DSC_0129_20190926052945510.jpg

支署には11時に到着。手続きを済ます。
DSC_0130_2019092605294661a.jpg

まだ、お昼には早いが、この先、食事ができるところは限られているし、みんな朝食が早かったので、市街地で食べてしまうことにした。
開いていたのは、お食事処みかみ。
DSC_0131_20190926052920a1d.jpg

皆さんは豚丼を頼んだが、私だけ炒飯。
DSC_0132_20190926052922438.jpg
美味しい。この店は次々とお客さんが来るだけあって、本当に美味しかった。
でも量が多かったので、少しO君に食べてもらった。

食後、雨の中、糠平温泉街を抜けて、林道の入口へ。
ゲートに着いたのが12:20頃。
DSC_0133_2019092605292300b.jpg
この時が一番雨が激しく、雨具を着ているから大丈夫と思っていたら、かなり濡れてしまった。

実はタウシュベツ橋梁には2か月前に来たばかり。
なので、勝手はよく分かっている。
ゲートから2kmほど走って、駐車スペースに車を停め、橋に向かって歩きだす。
この道そのものが、士幌線旧線の廃線跡だ。
CIMG7601_201909260532225fd.jpg

初めて見た皆さんの印象は「意外に小さいね」というものだった。
CIMG7603_20190926053224f67.jpg

2か月前の湖面ははるか遠くにあったが、この日は手前の橋脚が水に浸っていた。
DSC_0134_20190926052925d2b.jpg

今この瞬間も水位が上がりつつあるように見える。
DSC_0135_201909260529264f3.jpg

下まで下りてみた。
DSC_0136_20190926052902555.jpg

やはり何度見ても美しい。
CIMG7604_2019092605322528f.jpg

ここが最も劣化している箇所。
CIMG7606_20190926053227331.jpg

本来なら、この奥にウペペサンケ山(1848m)とかが見えるのかもしれないが、前回に続き今回も雨模様である。
CIMG7609_201909260532288ea.jpg

地面もぬかるんでいるし、沢の水流も激しいので、渡渉は止めておいた。
CIMG7611_20190926053204071.jpg

サンダルの人もいたし。
CIMG7612_20190926053206408.jpg

今度はしっかり水に浸かって、眼鏡橋状態になっている時にも来てみたい。
DSC_0138_201909260529056cd.jpg

橋の上には登ってはいけません。
CIMG7613_20190926053207d86.jpg

でも、ここからは橋の構造がよく分かる。
CIMG7614_201909260532099b8.jpg

コンクリート部分の劣化状態もよく観察できた。
CIMG7615_201909260532102da.jpg

20分ほどで見学終了。
DSC_0139_20190926052905ebb.jpg

糠平湖よ、また来ますね。
CIMG7618_201909260531425d3.jpg

クマには会わずに済みました。
CIMG7619_201909260531449fa.jpg

宿のある糠平湖畔をまた通過して、上士幌町市街地にある森林管理署まで鍵を返しにいく。
これが、かなり面倒だった。
でもついでに、街中にあるAコープ上士幌ルピナで縦走用の食料を調達した。
DSC_0140_201909260529075a1.jpg

(つづく)
このページのトップへ

旭岳周回(11)

【2019年8月27日(火)】旭岳
旭岳周回登山及びお仕事を終え、14時前に旭岳温泉に下りてきた。
入る温泉はお値段の関係で、YH大雪山白樺荘と決めてある。
DSC_0014_2019092405121655d.jpg

湯元勇駒荘が老舗だが、前回入ったことがあるので。
フロントで500円を支払い、早速お風呂へ。
DSC_0057_20190924051149462.jpg

内湯は後回しにして、まずは露天風呂。
浴槽の周りには大きなフキが繁茂していて、いかにもワイルド。
DSC_0063_20190924051154f05.jpg

2日ぶりのお風呂は気持ちがいい。
DSC_0059_20190924051151c20.jpg

泉質はカルシウム・マグネシウム・ナトリウム-硫酸塩・塩化物温泉(中性低張性高温泉)。
旧泉質名で言うと、含食塩・正苦味-石膏泉で、毎分130リットル自然湧出している。
源泉の温度は45.6℃で、ph値は弱酸性の6.0。
DSC_0060_201909240511523bd.jpg
いい湯であった。

14:30過ぎに出発。
途中にあったガマ岩で、会社からの連絡などをスマホで確認。
CIMG7582_201909240513044d2.jpg

この先は、あちこちで写真を撮りながら、旭川に向かった。
CIMG7584_201909240513079a9.jpg

ここは旭岳温泉と天人峡温泉との分岐。
CIMG7583_20190924051306325.jpg

ドライブインまんてんは廃業していた。
CIMG7585_2019092405130961b.jpg

忠別湖畔の望郷広場に立ち寄る。
CIMG7587_20190924051246b3e.jpg

ここは旭岳の絶好の展望台だ。
CIMG7586_20190924051310132.jpg

園内には、いろいろな石碑などが集められていた。
これは開拓記念碑。
CIMG7588_20190924051247c66.jpg

慰霊碑。
CIMG7589_2019092405124967e.jpg

望郷記念碑。
CIMG7590_201909240512500e1.jpg

野花南地蔵尊。
CIMG7592_20190924051228b27.jpg

野花南地区地鎮。
CIMG7593_201909240512300a3.jpg

そして忠別湖。
CIMG7591_20190924051252797.jpg

さらに進むと、エオルシトンネル手前の展望スポットに至る。
CIMG7596_20190924051234012.jpg

ここからは忠別ダムが見えた。
CIMG7595_20190924051233445.jpg

そして再び旭岳。
CIMG7597_20190924051211ffa.jpg

ここからダムの堤頂広場まで行けるようだったが、今回はパス。
CIMG7598_20190924051212d55.jpg

見えているから、いいのだ。
CIMG7599_201909240512135f0.jpg

「エオルシ」とは、アイヌ語で「頭が水についているもの」という意味らしい。
CIMG7594_2019092405123196f.jpg

忠別川に沿った左岸の山並みのうち、忠別川に突き出ているこの付近が、まさに先端が水に接している状況を示しているという。
現在は「江卸(えおろし)」という地名になっているが、トンネル名はあえてアイヌ語を復活させたのだそうだ。
CIMG7600_2019092405121598e.jpg

まだ時間に余裕があるので、東川町の文化交流施設「せんとぴゅあ」にも寄ってみた。
DSC_0067_20190924051130d56.jpg

なにか写真展らしきものが野外で開かれていた。
DSC_0066_2019092405115510f.jpg

向かいには、居酒屋大将。おそらく昭和40年代の建築だ。
DSC_0068_20190924051132d98.jpg

施設内はかなり、あかぬけた雰囲気だ。
DSC_0069_2019092405113368a.jpg

お目当ては、小泉秀雄の大雪山アーカイブス。
DSC_0078_20190924051055b0f.jpg

多くの資料が収集されている。
DSC_0070_20190924051135027.jpg

谷文兆が描いた羊蹄山。
DSC_0071_20190924051136685.jpg

昭和9年(1934年)に札幌鉄道局が発行した観光パンフレット「大雪山国立公園」(右)。
DSC_0072_201909240511114e4.jpg

大雪山の魅力を伝える昭和7年の北海タイムスの記事。
DSC_0073_20190924051113e27.jpg

小泉が描いた動植物。
DSC_0074_20190924051115c0d.jpg

小泉の著作「大雪山登山法及登案内」。登山ガイドだが、内容はかなり専門的なのだとか。
DSC_0075_20190924051116f6f.jpg

小泉の論文を収録した研究誌「山岳」。小泉が命名した山名などが紹介されている。
DSC_0076_20190924051118f99.jpg

「大雪火山彙概論」。小泉が旧制旭川中学の教諭だった頃の著作。
DSC_0077_201909240510533e5.jpg

ひと通り見学した後、野外へ。
DSC_0079_2019092405105654a.jpg

こちらはそんなに熱心には見なかった。
DSC_0080_20190924051058410.jpg

中川一郎が農林水産大臣を務めていた頃に揮毫した「開拓の心」の碑が敷地の端っこに。
DSC_0081_20190924051059ce7.jpg

さあ、最後にもう一か所、寄り道。
高校の後輩の奥様が旭山動物園前で開いている旭山コナール。
DSC_0082_20190924051034a00.jpg

ソフトクリーム(400円)を買って、屋上へ。
とても気持ちのいいテラスで、しばらくのんびりしていたくなった。
DSC_0085_201909240510373dd.jpg

でも、札幌に帰って、仕事の仕上げをしなくては。
旭川駅前のレンタカー屋に車を返して、駅に着いたのが16時半すぎ。
DSC_0086_201909240510393fa.jpg

次の列車は17:00。
DSC_0088_20190924051040a56.jpg

しばらく時間があるので、どうしようと思ったら、列車はもう入線していて乗ることができた。
DSC_0089_20190924051021d05.jpg
これはラッキー。
早速、車内でパソコン作業(仕事)に着手。
発車する頃には終えてしまったので、今回撮影した1000枚近くに及ぶ写真の整理を始めたが、眠くなって、あっという間に寝てしまった。

札幌には定刻通り18:25に到着。
会社に寄って、仕事を完成させ、荷物が多いのでタクシーで帰宅した。
21時には帰宅。翌朝からの東大雪縦走の準備をして、目標の22時には就寝できた。

【行程】2019年8月27日
裏旭キャンプ指定地(6:19)~2120m地点(6:30着替え6:32)~旭岳(7:01撮影7:25)~八合目(7:48)~旭岳石室(8:27)~姿見駅(8:41)
※所要時間:2時間22分(歩行時間1時間56分)コースタイム:2時間55分
※登った山:1座(新規なし)
※歩行距離:3.7km
※累積標高差:約230m
このページのトップへ

旭岳周回(10)

【2019年8月27日(火)】旭岳
旭岳(2291m)から下山して、旭岳温泉にある旭岳ビジターセンターを見学している。
DSC_9990_20190921044343b6e.jpg

大雪山に生息する動物たち。
DSC_9979_2019092104442323f.jpg
DSC_9980_20190921044425299.jpg
DSC_9981_201909210443578a0.jpg
DSC_9982_20190921044359e6f.jpg

「大雪山の父」と呼ばれる小泉秀雄と、「大雪山調査会」の設立者荒井初一。
いすれも、大雪山の山の名前として刻まれている。
DSC_9983_20190921044400657.jpg

大雪山で雪の結晶を研究した中谷宇吉郎とその弟子、吉田六郎。
DSC_9984_201909210444017fe.jpg

すぐれた紀行文学を残した大町桂月と、大雪山を舞台とした「牙王物語」で知られる戸川幸夫。
DSC_9985_2019092104440372a.jpg

昨日歩いた姿見駅から中岳温泉を経由して間宮岳までの状況を説明した掲示もあった。
DSC_9977_201909210444217b5.jpg

ここにも、協力金の募金箱が設置されていた。
DSC_9986_201909210443371ca.jpg

大雪山に咲く高山植物の一覧イラストもあったので、後学のために撮っておいた。
DSC_9987_201909210443397e2.jpg

見学終了後、干しておいたフライを片付ける。
30分ほどで、ほとんど乾いていた。
この後は温泉に行く時間が浮いてしまったので、旭岳温泉界隈を車で探索することにした。
DSC_9991_20190921044316d76.jpg

まずは、ビジターセンターの隣にあるホテル・ベアモンテ。
DSC_9992_20190921044317b0f.jpg

かなり立派なホテルである。
DSC_9993_2019092104431954f.jpg
DSC_9996_2019092104425818a.jpg

駐車場に三笠宮百合子妃殿下の歌碑があった。
DSC_9994_20190921044320ad5.jpg

昭和39年(1964年)7月29日に大雪山に登った時に詠んだものらしい。
DSC_9995_20190921044322f31.jpg

その先に、アート・ビレッジ杜季(とき)なる施設があった。
DSC_9997_20190921044301638.jpg

道路を右折して記念橋を渡ると
DSC_9999_20190921044303422.jpg

そこは勇駒別高山植物園だった。
DSC_0001_201909210447532d8.jpg

今はハイマツだけしか見えないが、初夏にはいろいろと咲き乱れるのだろう。
DSC_9998_20190921044302349.jpg

DSC_0003_20190921044755122.jpg

園内は結構広い。
DSC_0004_201909210447576d3.jpg

この高山植物園に隣接して杜季の建物が建っていた。
DSC_0002_2019092104475492c.jpg

また道路に出て、少し下ると、今度は大雪山山荘の看板。
DSC_0005_20190921044731eea.jpg

これのようである。
DSC_0006_20190921044732b0d.jpg

収容10人の小さな宿泊施設である。
DSC_0009_20190921044737e4c.jpg

玄関先に小さな池があった。
DSC_0010_2019092104471062d.jpg

この山荘の奥に、六稜山荘なるロッジ風の木造建築があった。
DSC_0008_2019092104473517c.jpg

北海道教育大学の自然教育研究施設である。
DSC_0007_20190921044734f83.jpg

こちらもなかなか瀟洒な建物であった。
DSC_0011_20190921044711c93.jpg

東川町のマンホール。中心のモチーフはナキウサギだろうか。
DSC_0012_2019092104471310d.jpg

大雪山白樺荘はユースホステルである。
DSC_0013_20190921044714635.jpg

これまた立派だ。入浴はここにしよう。後でまた来ます。
DSC_0014_20190921044716632.jpg

向かいに白雲荘。ここも宿泊施設だったらしいが、今は営業していないように見える。
DSC_0015_20190921044646684.jpg

白雲荘の裏に巨大な保安林の看板。
DSC_0016_20190921044648ee3.jpg

脇道を左に下ると、東川町旭岳青少年野営場。
DSC_0017_20190921044649722.jpg

別に青少年でないと泊まれないわけではない。
DSC_0019_20190921044652035.jpg

管理棟があるので、あまりうろちょろしなかった。
DSC_0020_20190921044626a36.jpg

管理棟の前に周辺の案内図があった。廃業した宿も散見された。
DSC_0018_20190921044651160.jpg

こちらも山小屋風の宿である。
DSC_0021_20190921044627182.jpg

ロッジヌタプカウシペという。
DSC_0022_20190921044629d49.jpg

「ヌタプカウシペ」とは前回記した通り大雪山のアイヌ語呼称である。
DSC_0026_20190921044606ad9.jpg

その向かいに、リゾートホテルのラビスタ大雪山。
DSC_0023_201909210446309ac.jpg

旭岳温泉では、ベアモンテと双璧を成す宿だ。
DSC_0024_201909210446329e9.jpg

いつか泊まることはあるのだろうか。
DSC_0025_201909210446054f7.jpg

湯元勇駒荘は以前、入浴に来たことがある。
DSC_0027_20190921044608e5c.jpg

ここはグランドホテル大雪改め、ゲストハウスの「ケイズハウス北海道」。
DSC_0028_201909210446094b5.jpg

車は2台停まっていたが、営業しているのだろうか。
DSC_0030_20190921044544d44.jpg

少なくとも、この離れは使用されていなそうだ。
DSC_0029_201909210446119a1.jpg

この宿の奥に、ホテルディアバレーがある。
DSC_0031_20190921044546ebd.jpg

それほど大きくないが、ちょっとおしゃれな感じ。
DSC_0032_2019092104454717c.jpg

これで探索終了。まだ早いがお昼を食べることにして、ロープウェイの山麓駅に戻る。
DSC_0034_201909210445494f7.jpg

先に、もう一度往復券を買っておこう。
DSC_0035_20190921044550d9c.jpg

いくつか顔ハメがあったが、四角いので利用はしなかった。
DSC_0036_2019092104452305c.jpg

山麓駅舎内にあるレストランで、東川町産野菜たっぷりカレーを注文。
DSC_0038_201909210445274d9.jpg
野菜もたっぷりだったが、ライスもたっぷりで少しだけ残してしまった。
でも、とても美味しかった。

レストランの窓からは運行中のロープウェイが鑑賞できた。
DSC_0037_20190921044525daa.jpg

姿見駅11:30発の便が到着したところ。
DSC_0040_20190921044528913.jpg

これに乗っていくと、ちょっと早すぎる。
DSC_0041_20190921044529fd1.jpg

食後、FBなどをして時間をつぶし、12時ちょうどの便で上に登った。
DSC_0043_20190921044502a11.jpg

待ち合わせは12時半だが、先方が先に着いていれば、仕事も早く始められる。
DSC_0045_20190921044504c42.jpg

いつの間にか天気は回復し、十勝岳方面がよく見えていた。
DSC_0048_201909210445087d2.jpg

ただ、旭岳はまだ若干雲がかかっている。
DSC_0046_20190921044505e8c.jpg

トムラウシ山(2141m)が姿を現していたのには驚いた。あんなに厚い雲海だったのに。
DSC_0047_201909210445078c4.jpg

姿見駅に着くと、どこかの幼稚園の子供たちが記念撮影をしていた。
DSC_0050_2019092104444245a.jpg
きゃわいい。

駅のテラスで待っていたら、見覚えのある方が通りかかったので、手を挙げて私の存在をアピールしたが、先方は私の姿に気づいたのに、どこかへ行ってしまった。
DSC_0052_20190921044445106.jpg

「あれ、あの人じゃなかったっけ」と思い、再び座って、待つ。
DSC_0054_2019092104444899e.jpg

12時半を過ぎても現れない。
DSC_0053_20190921044447deb.jpg

暇つぶしに、旭岳の姿を写して遊んでいた。
CIMG7550_201909210449114d3.jpg

第3展望台。
CIMG7551_20190921044913552.jpg

地獄谷の左の稜線。
CIMG7552_20190921044914058.jpg

だいぶ雲が取れてきた。
CIMG7553_201909210449152f0.jpg

数分後、携帯が鳴って、「どこにいますか?」と問い合わせ。
「テラスにいますよ~」と答えると、現れたのはさっきの人だった。
彼は、私の顔を全く覚えていなかったようだ。
それはともかく、改めてご挨拶をして仕事開始。
DSC_0051_20190921044444a96.jpg

仕事の内容は省略するが、仕事で撮影した写真を数枚使用しよう。
CIMG7556_201909210449174eb.jpg
CIMG7560_20190921044851e3a.jpg

1時間ほどで仕事は終了。
まだ残るという彼を残して、出発。
CIMG7563_201909210448536d0.jpg

帰りは散策コースのうち、歩いたことのない道を行くことにした。
CIMG7564_20190921044854519.jpg

足元にミヤマリンドウが咲いていた。
CIMG7565_20190921044856a39.jpg

夫婦池。
DSC_0056_20190921044419ba8.jpg

十勝岳連峰。
CIMG7566_20190921044857217.jpg

姿見平。
CIMG7567_20190921044832646.jpg

右手は当麻岳(2076m)。
CIMG7568_201909210448339bc.jpg

鏡池。
CIMG7570_20190921044835a22.jpg
CIMG7573_2019092104483848d.jpg

すり鉢池。
CIMG7571_20190921044837b08.jpg
CIMG7574_20190921044813e4e.jpg

すり鉢池と当麻岳。
CIMG7575_20190921044814b1a.jpg

この先が、やっと歩いたことのない道である。
CIMG7578_2019092104481637b.jpg

水が溜まりやすいのか、板も敷いてあった。
CIMG7579_201909210448179c9.jpg

姿見の池と姿見駅を結ぶ最短路と合流。
CIMG7580_201909210448194fe.jpg

姿見駅には13:44に到着。13:45の便に駆け込んだ。
CIMG7581_20190921044751856.jpg

(つづく)
このページのトップへ

旭岳周回(9)

【2019年8月27日(火)】旭岳
旭岳(2291m)から下山中。
CIMG7473_201909200510531c3.jpg

晴れているのだが、ガスも動いている、はっきりしない天気だ。
CIMG7474_20190920051054b90.jpg

頂上も晴れたり、ガスったりなのかもしれない。
CIMG7475_20190920051056dbd.jpg

頂上から20分ちょっとで八合目を通過。
CIMG7476_2019092005105735d.jpg

この後、七合目、六合目の標識は見つけられなかった。
CIMG7477_20190920051059f8f.jpg

周辺の裾野には名称がいくつかあって、山頂の真南は裾平、姿見の池の南側は旭平という。
CIMG7478_20190920051030b75.jpg
どこからどこまでが裾平なのか、はっきりとは誰も分からないだろう。

ジグザクに付けられた道をリズムよく下っていく。
CIMG7479_2019092005103149a.jpg

地獄谷の向こうに見えているのは姿見平。
CIMG7480_20190920051033dfa.jpg

奥に見えている沼は、沼の平の大沼・小沼だろうか。
CIMG7481_20190920051034b6a.jpg

この小さい池には名前はないようだ。
CIMG7483_20190920051010923.jpg

振り返ると、とうとう頂上方面は真っ白になってしまった。
CIMG7482_20190920051036fef.jpg

噴気孔を真上から。
CIMG7484_2019092005101243a.jpg

どんどん登山者が登ってくる。
CIMG7485_20190920051014b97.jpg

あの集団こそ、始発で来た方々に違いない。
CIMG7486_20190920051015340.jpg

始発は6:30だから、ちょうど計算も合う。
CIMG7487_20190920051016c2b.jpg

きっと、晴れてくれ~と祈りながら登っていることだろう。
CIMG7489_201909200509481ce.jpg

このあたりは七合目なのだろうか、休憩している人が多い。
CIMG7488_20190920050946425.jpg

私は休まず、さくさく下る。
CIMG7490_2019092005094996e.jpg

どうも、これらは大沼・小沼ではなく、もっと手前の無名の沼のようだ。
CIMG7491_20190920050951917.jpg

対岸の稜線も登れそうだが、もちろん立入禁止だし、途中で岩に阻まれてしまうだろう。
CIMG7492_20190920050953bd3.jpg

重装備の方々もやってくる。表情はにこやかだ。
CIMG7493_20190920050927eb0.jpg

でも、実は晴れたのはこの日だけで、翌日(水曜日)から土曜日までずっと曇りか雨だった。
CIMG7494_2019092005092941b.jpg

厳しいテン泊縦走となったことだろう。
CIMG7495_2019092005093051e.jpg

頂上はガスで見えていないが、午後にはわりときれいに雲が取れてくれるのである。
CIMG7496_201909200509323f7.jpg

かなり下って、完全に雲の下まで来たようだ。
CIMG7497_20190920050933e46.jpg

眼下の旭平に小さな沼を発見。
CIMG7498_2019092005090551a.jpg

旭平の小さな突起。
CIMG7499_2019092005090645f.jpg

あれ~頂上は完全にガスに包まれてしまった。
CIMG7500_2019092005090864a.jpg

一方、姿見の池が見えてきた。
CIMG7501_20190920050909840.jpg

でも、気をゆるめてはいけない。
CIMG7502_20190920050911217.jpg

依然として、足元は良くないので。
CIMG7503_201909200508456b2.jpg

旭岳石室は三角屋根が美しい。
CIMG7504_20190920050846a43.jpg

この「P-6」とあるのが六合目の印なのだろうか。標高は1825m。
CIMG7505_20190920050847d4a.jpg

おお、姿見駅もだいぶ間近に見える。
CIMG7506_20190920050849d16.jpg

ということは噴気孔も至近距離。
CIMG7507_20190920050850687.jpg
CIMG7509_20190920050825f76.jpg

ただ、ここの噴気はあまり臭いがしない。
CIMG7508_2019092005082365a.jpg

十勝岳はかなりの臭気を放っているのだが。
CIMG7510_201909200508276ab.jpg

一瞬だけ見えた頂上。
CIMG7511_20190920050828601.jpg

だいぶ、傾斜も緩やかになってきた。
CIMG7512_20190920050830228.jpg

かつての噴気孔に硫黄の山ができていた。
CIMG7513_20190920050804e21.jpg

右手に裾合平がよく見える。
CIMG7514_20190920050805213.jpg

すれ違ったおばさんに「もう登ってきたんですか?」と聞かれたので、「裏旭からですから」と答えたら、「意味わかんないけど、頂上には行ったんですね」と念を押された。
CIMG7515_20190920050807050.jpg

ごく普通の登山者は、旭岳の奥のことなどよく知らないらしい。
CIMG7516_20190920050808494.jpg

姿見からこんなに早く往復してきたのかと勘違いされたくなかったが故の発言だったが、この後は、「もう登ったんですか」と聞かれても、面倒なので「はい」と答えることにした。
CIMG7517_20190920050810607.jpg

うそじゃないわけだし。
CIMG7519_20190920050746504.jpg

もう旭岳石室もすぐそこだ。
CIMG7518_20190920050744d00.jpg

この木道めいたものは休憩ベンチのつもりだろうか。
CIMG7520_20190920050747b3c.jpg

休みたい人は姿見の池で休んだばかりだろうから、違うのかな。
CIMG7521_20190920050749161.jpg

今日も、噴気が激しい。
CIMG7522_20190920050750970.jpg

登山者は相変わらず外国人が多い。
CIMG7523_201909200507246b2.jpg

ここに並んでいるのは、やはりベンチなのかしら。
CIMG7524_20190920050725466.jpg

それともロープが設置される前に結界のつもりだったとか。
CIMG7525_20190920050727cf6.jpg

まあ、座りたい人は座ればいいだけだ。
CIMG7526_2019092005072867a.jpg

やっと、姿見の池まで下りてきた。
CIMG7527_20190920050730e9f.jpg

このあたりも少しガスが流れている。
CIMG7528_201909200507041d9.jpg

この空き地は残雪期には池になるのかな。
CIMG7529_20190920050705048.jpg

頂上から1時間、コースタイムの半分で石室まで下ってきた。
CIMG7530_20190920050707c2f.jpg

「山と高原地図」のコースタイム設定は甘すぎると思っていたが、それは全域がそうなわけではなく、十勝岳周辺は厳しいくらいのコースタイム設定だった。
CIMG7531_201909200507088d6.jpg

どうもムラがありすぎる。
CIMG7533_2019092005064406f.jpg

今日は姿見の池に、旭岳の姿は映っていない。
CIMG7532_20190920050710b42.jpg

山頂はすっかり雲に隠れてしまい、噴気と混然一体となっていた。
DSC_9971_20190920050546532.jpg

あとは姿見駅まで、残すところ700m。
CIMG7534_20190920050646f5b.jpg

さくさく進む。
CIMG7535_20190920050647145.jpg

振り返ると、旭岳全然だめじゃないか。
CIMG7536_20190920050649f7d.jpg

これじゃあ、今登っている人はかわいそうだ。
CIMG7537_20190920050650421.jpg

自分の幸運をかみしめる。
CIMG7538_20190920050625600.jpg

軽く渡渉。
CIMG7539_201909200506261e1.jpg

昨日の雨で、ちょっと増水したのだろう。
CIMG7540_201909200506286f4.jpg

右から散策路が合流。
CIMG7541_2019092005062914d.jpg

そういえば、この道は歩いたことがあるので、今合流してきた別の道を歩けばよかった。
CIMG7542_20190920050631d10.jpg

そうすれば、地形図に少しでも新たな線が引けたのに。
CIMG7543_20190920050604163.jpg

おや、もうゴンドラが到着している。
CIMG7544_20190920050606157.jpg

時計を見ると、時刻は8:40。
CIMG7546_20190920050607d3c.jpg

急げば、8:45の便に間に合いそうだ。
CIMG7547_20190920050609b67.jpg

いやいやお疲れ様でした。
頂上から1時間15分。今日の山行は2時間半かからずに終わってしまった。
CIMG7548_2019092005061037d.jpg

トイレに寄っても間に合ったので、8:45の便に乗車。
CIMG7549_20190920050544553.jpg

振り返ると、空はすっかり曇っていた。
DSC_9972_20190920050547552.jpg

安足間岳にも頂上付近は雲がかかっていた。
DSC_9974_2019092005054804a.jpg

10分かからずに、山麓駅に到着。
CIMG7549_20190920050544553.jpg
DSC_9975_20190920050550977.jpg

とりあえず荷物を置きに、駐車場に停めてあるレンタカーに向かう。
DSC_9976_20190920050528fa9.jpg

ロープウェイで移動中に調べて判明したのだが、こんな朝早くからやっている温泉はない。
温泉に入って、きれいな体になって、早めの昼飯を食い、もう一度、ロープウェイで姿見に登って、仕事に取り掛かるつもりだったのだが、どうするか。
とにかく、時間はたっぷりあるので、濡れたものを干すことにした。
テント自体は、家に帰ってから、もう一度張って干すことにして、フライを車の屋根にかぶせた。
晴れているので、アッという間に乾くだろう。
スパッツや手袋はダッシュボードの上に置いて、時間つぶしのためビジターセンターへ。
じっくり、個室に入って、溜まったものを出し、ゆっくり見学もさせていただいた。
DSC_9978_2019092005053013b.jpg

(つづく)
このページのトップへ

旭岳周回(8)

【2019年8月27日(火)】旭岳
裏旭キャンプ指定地から40分ほどで、旭岳(2291m)の山頂に到着した。
CIMG7412_2019091805050396d.jpg

時刻はちょうど7時。
CIMG7413_201909180505054b3.jpg

本日の一番乗りであり、しかも独り占めである。
CIMG7414_20190918050507976.jpg

姿見の方角には雲が多いが、爆裂火口のへりは見えている。
CIMG7415_20190918050508925.jpg

火口の中には虹が出ていた。
CIMG7419_20190918050449813.jpg

姿見からの登山道の稜線の向こうは、まだ真っ白だった。
CIMG7420_2019091805045043c.jpg

そのさらに向こうは上川盆地。
CIMG7421_201909180504526bc.jpg
CIMG7422_20190918050427ae9.jpg

町がまとまって見えるのは東川町の中心部だろうか。
CIMG7423_20190918050429392.jpg

振り返ると、出来立てほやほや湯気が立っているような白雲岳(2230m)。
CIMG7416_2019091805050952f.jpg

方向指示盤が崩壊しかけている。
CIMG7425_20190918050430b53.jpg

旭岳の山頂には一等三角点が設置されている。
CIMG7418_201909180504479a1.jpg

1900年(明治33年)に選点されたもので、点名は「ぬったく」という。
CIMG7417_20190918050446c5a.jpg
ふと思い出して地形図を見てみると、「大雪山」の表記の下に別名として、「ヌタプカウシペ」と書かれている。
「ヌタプ・カ・ウシ・ペ」とは、アイヌ語で「台形状の地形の上にいつもいらっしゃるもの」という意味らしい。台形の地形とは、広大な大雪山の山岳地帯のことを指しているのだろう。
ちなみに、旭岳の名称が「旭岳」に統一されたのは明治末期のことだが、それ以前は「イシカリ岳」「チュックベツ岳」「東オプタテシケ山」「ヌタクカムウシュペ山」など、様々な呼ばれ方をしていた。
「旭岳」という名称は、旭川市(アイヌ語で「チュペツ」)の東にあることに由来する。
提案者は、大雪山の山々の多くを命名した植物学者の小泉秀雄である。

どんどん展望が開けてくるので、一眼レフカメラにご登場いただくことにした。
こちらは真北の方角。安足間岳(左、2200m)と比布岳(右、2197m)。
DSC_2232_20190918050214502.jpg

安足間岳を望遠で。左の小さな突起は永山岳(1978m)だろうか。
DSC_2233_20190918050148d5a.jpg

比布岳。この後ろに愛別岳(2113m)が隠れている。
DSC_2234_20190918050150d46.jpg

北東の方角に、熊ヶ岳(手前、2210m)と北鎮岳(奥、2244m)。
DSC_2236_2019091805015338b.jpg

見事な円錐形を描く北鎮岳は北海道第2の高峰だ。
DSC_2235_20190918050151f61.jpg

熊ヶ岳もかなり格好いい山である。
DSC_2243_20190918050109630.jpg

安足間から熊ヶ岳への全景。
DSC_2245_20190918050113692.jpg

東に、白い雲をまとう白雲岳(2230m)。
DSC_2237_201909180501543fd.jpg

その左に、なだらかな山容の小泉岳(2158m)。
DSC_2238_20190918050129e35.jpg

しばらくすると、安足間岳との間にある裾合平も見えてきた。
DSC_2240_20190918050132c63.jpg

中岳温泉の少し下流あたりである。
DSC_2241_20190918050133127.jpg

そのさらに下流の湿原地帯。昨日、ガスの中歩いたところだ。
DSC_2254_2019091805003019e.jpg

お鉢平を取り巻く山々も稜線がかろうじて見えてきた。
DSC_2244_201909180501114a7.jpg

一部特徴的なラインをアップにしてみたが、どこだか分からない。
DSC_2242_20190918050135ff8.jpg

裾野が少し現れて、ヒントも増えたので、やっと分かった。奥は東岳(2067m)だ。
DSC_2250_20190918050052034.jpg

火口にも目を向けてみよう。
DSC_2246_20190918050114793.jpg

火山灰の地層の様子から、何度も噴火を繰り返していることが分かる。
DSC_2247_20190918050116627.jpg

下の方では、もくもくと噴気が上がっている。
旭岳の水蒸気爆発は最新で約250年前というから、まだ現役バリバリなのだ。
DSC_2252_201909180500552c5.jpg

いやあ、本当にすごいね。
DSC_2253_20190918050056ff9.jpg
DSC_2255_20190918050032d75.jpg

おや、早くも登山者の姿が。6:30のロープウェイ始発で来たのだとしたら速すぎる。
DSC_2249_2019091805005054b.jpg

忠別湖が真っ青な水をたたえていた。
DSC_2251_20190918050053b8e.jpg

南の方角、トムラウシ山(2141m)方面は完全な雲海。
DSC_2256_20190918050033316.jpg

見下ろすと金庫岩が朝日を浴びていた。
DSC_2257_20190918050035732.jpg

ニセ金庫岩たち。
DSC_2258_201909180500360f5.jpg

最後に旭川市街を納めて、一眼レフ劇場は終了。
DSC_2259_20190918050012869.jpg

コンパクトカメラにバトンタッチする。
一番レフをしまってから姿を現した鋸岳(2142m)。
CIMG7436_20190918050432dc5.jpg

下山する前にスマホを使って、広角で。もうお馴染みになった後旭岳と白雲岳。
DSC_9968_20190918050014413.jpg

比布から北鎮。雲の流れが早く、刻々と表情が変わっていく。
DSC_9970_20190918050017c33.jpg

記念撮影もしておかないと。
DSC_9969_20190918050015232.jpg
気温はおそらく10℃以下、風は7~8mくらいな感じだったが、ダウンを着ていれば、寒くて耐えられないということはなかった。

さっき発見した登山者が到着。
CIMG7438_201909180504096bc.jpg

山頂付近にまたガスが立ち込めてきたので、それを潮に出発。
CIMG7439_20190918050410c15.jpg

結局、頂上には撮影だけで30分近く滞在したことになる。
CIMG7440_20190918050412b8a.jpg
昨日の天気が悪かっただけに至福のひとときであった。

下り始めると、金庫岩がスフィンクスの横顔のような姿を見せてくれた。
CIMG7441_2019091805041362d.jpg

すこし角度が変わると、杖をついて歩くおばさんにようにも見える。
CIMG7443_20190918050350d0d.jpg

この後、山は再びガスに包まれてしまうのだろうか。
CIMG7442_20190918050415851.jpg

このケルンのあたりで、カップルとすれ違った。
CIMG7444_20190918050352e40.jpg
「(ロープウェイの)始発で来たんですか?」と聞いたら、下から登ってきたという。
それはすごい。
「頂上は晴れてましたよ~」と言って、励ました。

しかし、この瞬間、山頂は薄いガスの中だった。
CIMG7446_20190918050355232.jpg

ニセ金庫岩前を通過。
CIMG7445_2019091805035376a.jpg

トレランのお兄さんも果敢に駆け上っていった。
CIMG7447_20190918050356854.jpg

左手の裾野は裾平。
CIMG7448_201909180503325c1.jpg

無数の沢が高原を爪跡のようにひっかいている。
CIMG7450_20190918050335031.jpg

ミニ金庫岩(仮名)。
CIMG7449_20190918050333420.jpg

下りのコースタイムは姿見駅まで2時間ほどだが、そんなにかからないだろう。
CIMG7451_20190918050336536.jpg

路面は赤い溶岩と黒い溶岩。まるで富士山のよう。
CIMG7454_20190918050312785.jpg

赤土と緑の対照が鮮やかだ。
CIMG7453_20190918050338768.jpg

頂上から15分で九合目を通過。
CIMG7455_20190918050314ca8.jpg

どうやら、しばらくはガスと青空のせめぎ合いのようである。
CIMG7456_20190918050315a0d.jpg

やはり、火山灰は浸食されやすいのだ。
CIMG7457_20190918050317c77.jpg
雨がやりたい放題に流れている印象だ。

黒い溶岩と赤い土。
CIMG7458_20190918050318d44.jpg
CIMG7460_20190918050254778.jpg

これらも旭岳の歴史を示しているのだろう。
CIMG7459_20190918050252210.jpg

この赤土は滑りやすいので要注意だ。
CIMG7461_201909180502551f5.jpg

浮石も多い。
CIMG7462_2019091805025762f.jpg

一応、今回は1本ストックを持っているが、過信しないようにしよう。
CIMG7463_20190918050258b84.jpg

道は小刻みなジグザグで下っていくが、下の方がガスが濃い。
CIMG7464_20190918050233deb.jpg

もう日が昇ってしばらく経つのに、なかなか、すっきりと消えてくれないものである。
CIMG7465_20190918050234945.jpg

1回下ったことのある道だが、記憶より長い気がする。
CIMG7466_20190918050236cb0.jpg

記憶とはそんなものかもしれない。
CIMG7467_20190918050237ac3.jpg

頂上の方向を振り返ると、やはりガスの中。
CIMG7468_2019091805023958d.jpg

私はかなり運がよかったのかもしれない。
CIMG7469_20190918050208edf.jpg

実は、この1週間で5日間、山にいたが、晴れたのはあの瞬間だけだったのだ。
CIMG7470_201909180502103e1.jpg

それにしても、前回この道で大量に写真を撮ってあるのに、今回も懲りずに撮ってしまう。
CIMG7471_20190918050212b76.jpg

こんなに撮ってもブログを書くときに困ってしまうだけなのだが。
わかっちゃいるのに止められない。
CIMG7472_201909180502134b4.jpg

(つづく)
このページのトップへ

旭岳周回(7)

【2019年8月26日(月)】旭岳
裏旭キャンプ指定地にテントを張って、夕食を済ませた。
と言っても、時間はまだ17時を回ったばかり。
雨も止んでいたので、お隣のテントにいた外人さんの真似をして、水場らしき場所まで行ってみた。
CIMG7353_2019091704533818f.jpg

テン場から200mほど涸れ沢を遡った位置に、確かに小さな流れがあった。
CIMG7355_2019091704534123b.jpg

でも、そのすぐ下で伏流していた。
CIMG7354_20190917045339dc6.jpg

この上にはさっき見えた雪渓があるはずだ。
CIMG7356_20190917045342824.jpg
なるほど、あの雪渓はおそらく雪が降るまで細々と残るだろうから、きっと水場は通年あるということなのだろう。

テン場に戻ってくると、外人さんは外で作業をしていたので、ろくに英語もできないが話しかけてみた。
彼はオーストラリアから来て、2週間ほど日本を旅行しているそうだ。
沖縄と北海道が主な訪問地で、札幌ではサッポロファクトリーに行ってきた。
今回はトムラウシまで2泊3日で縦走するつもりで、今日は白雲岳のキャンプ指定地に泊まる予定だったが、あいにくの天気なので、ここに泊まることにしたという。
ほかにもあれこれしゃべったが、だんだん寒くなってきたので、「See You,tomorrow」と言って、テントに戻った。

もう飯も食べてしまって、することがないので、明るいうちにと思って、久しぶりに行動記録をメモ帳に書いておくことにした。
シュラフに入り、うつぶせになって書き始めたが、30分で疲れてしまい、打ち切り。
時刻は18時。
トイレに行きたくなってきたが、面倒なのでもう外には出たくない。
空いたペットボトルを尿瓶代わりに利用することにした。
飲み口が細いので当然、差し込むわけにはいかない。
こぼした場合の用心に、レジ袋の中にペットボトルを入れて、用を足した。
うまくいった。
翌朝まで、これを都合3回やって、400ccほど溜まった。
これは翌朝、その辺に撒いたりせず、ちゃんとロープウェイの駅まで持っていって、トイレで流した。

排出作業も終えて、寝る態勢になったが、まだ18時なので当然眠れない。
電波も通じないので、FB遊びをすることもできない。
仕方ないので、「山と高原地図」の電子版をしばらく眺めていた。
20時くらいには一旦、眠りに落ちてしまったようで、21:45に寒くて目が覚めた。
ももが冷えて温まらないのである。
気温が低すぎて、夏用のシュラフでは保温が間に合わないようだ。
シュラフカバーもしているのに。
昼間に着ていた長袖シャツをももに巻いてみたが、それでも寒く、2時にまた目が覚めた。
耐えられないので、雨具の下を着込んだが、それでも寒かった。
東大雪縦走のときは、さすがに冬用シュラフを持っていくわけにはいなかいので、冬用ズボンを持っていくことに決意した。
夜中は雨が降ったり、止んだり。
風も時折吹いていたが、それほど強くはなかった。

【行程】2019年8月26日
姿見駅(10:21)~鏡池(10:30)~1620m地点(10:35着替え10:38)~展望台(11:11)~1730m地点(11:23着替え11:25)~裾合平(11:46)~中岳温泉(12:36足湯・昼食13:00)~中岳分岐(13:47)~間宮岳分岐(14:17休憩14:22)~裏旭キャンプ指定地(14:51)
※所要時間:4時間30分(歩行時間:3時間55分)コースタイム:6時間
※登った山:1座(新規なし)
※歩行距離:8.3km
※累積標高差:

【2019年8月27日(火)】旭岳
その次は4時に目が覚めたので、まだ暗いが起きてしまうことにした。
すぐに食事の準備。献立は、カップ麺。天ぷらそばである。
DSC_9961_20190917045017b1c.jpg

またまた、お湯をテント内で沸かし、4:20には食べ終わってしまった。
DSC_9962_20190917045019955.jpg
だんだん明るくなってきたので、ヘッ電を消して、荷物の整理。
だいたい片付いたところで、またメモ書きを始めた。

5時過ぎにちょっと外に出てみた。
CIMG7357_201909170453445ed.jpg

ガスが消えそうな雰囲気だ。
CIMG7358_20190917045318019.jpg

しかし、この後すぐまた深い霧に覆われてしまい、「今日もダメか」と諦め、テントの中へ。
早く出発しても仕方がないので、うだうだしていたが、5時半頃に撤収の作業開始。
濡れたテントのフライはタオルでささっと拭いて、袋に押し込む。
6時すぎに撤収完了。
CIMG7359_20190917045320a76.jpg

外人さんにも挨拶して、6:20に出発。
依然として、濃いガスが立ち込めている。
CIMG7360_20190917045321cc9.jpg

間もなく、昨日水場を確認した涸れ沢を渡る。
CIMG7361_20190917045323abb.jpg

旭岳の裏斜面は完全な不毛の地である。
CIMG7362_20190917045324b7a.jpg

と思ったら、植物が生えているところもあった。
CIMG7363_20190917045300155.jpg

涸れ沢の支流を登っていく。
CIMG7364_20190917045301f0f.jpg

かなりの急勾配である。
CIMG7365_201909170453030ef.jpg

一昨年来た時には晴れていたから、諦めはつくが、しかしこのガスは残念だ。
CIMG7366_20190917045304e20.jpg

例の雪渓が近づいてきた。
CIMG7367_20190917045305550.jpg

10分ほど歩いて、暑くなってきたので、ダウンを脱ぐ。
CIMG7368_201909170452423b6.jpg

ここで標高約2120m。キャンプ指定地から50mほど登ってきたことになる。
CIMG7369_20190917045243b10.jpg

2分で出発。
CIMG7371_201909170452460fe.jpg

頂上方面のガスがなんとなく薄くなってきたぞ。
CIMG7370_201909170452455a1.jpg

おやおや、青空も。
CIMG7372_20190917045248589.jpg

白いペンキに沿って進むと
CIMG7373_20190917045224672.jpg

なんと影ができるまでに。
CIMG7374_20190917045225e7a.jpg

期待していいのかしら。
CIMG7375_201909170452263ac.jpg

俄然、テンションが上がってきた。
CIMG7376_20190917045228645.jpg

ガスが晴れると、荒涼とした風景が広がった。
CIMG7380_201909170452292fe.jpg

裏旭の登山道のことを、勝手に「大雪山3大急登」と呼んでいる。
CIMG7381_20190917045157657.jpg

ザレているので、とても登りづらい。
CIMG7382_2019091704515804a.jpg
下りは滑るので、ひと苦労だ。

おお、後旭岳(2216m)との鞍部が見えてきた。
CIMG7383_201909170452001bf.jpg

しかも、頂上のガスは完全になくなった。
CIMG7384_20190917045201771.jpg

サイコロ石(仮名)を通過。
CIMG7385_201909170452032fb.jpg

どうやら、雲の上に出たようだ。
CIMG7386_20190917045133268.jpg

ガスをまとった後旭も姿を現しそう。
CIMG7387_20190917045135574.jpg

このあたりは登山道が不明瞭なので、ロープでルートを示している。
CIMG7388_20190917045136e2f.jpg

雪渓より随分高いところまで登ってきた。
CIMG7389_20190917045138b52.jpg
上から見ると、雪解け水が流れ出しているのが、よく分かる。

後旭岳の頂上が姿を現した。
CIMG7390_201909170451390c6.jpg

その左奥に浮かぶ黒い影は白雲岳(2130m)ではないか!
DSC_9964_20190917045020d96.jpg

実に神秘的だ。
CIMG7391_20190917045113198.jpg

裾野の方も見えてきた。
CIMG7392_201909170451141b7.jpg

地面から水蒸気が上がっている。
CIMG7395_201909170451209ce.jpg

天候は完全に回復傾向にあると言っていいだろう。
CIMG7393_20190917045116de2.jpg

しかし、トムラウシ方面はまだ厚い雲海に沈んでいる。
CIMG7394_2019091704511989b.jpg

生々しい割れた溶岩。旭岳は非常に若い火山なのだ。
CIMG7396_201909170450529f2.jpg

後旭岳の全容。
CIMG7397_20190917045054e58.jpg

東の雲はまだ取れていない。
CIMG7399_20190917045055aac.jpg

対して、西側の空。
CIMG7403_2019091704505740b.jpg

おや、東側も稜線が見えてきたぞ。
CIMG7404_201909170450583ed.jpg

これは熊ヶ岳(2210m)ではないだろうか。
CIMG7405_201909170450336e0.jpg

最初から全容をさらしているより、こうして少しずつ見えてくると、喜びも大きい。
CIMG7406_20190917045034843.jpg

さて、いよいよ旭岳の頂上が近づいてきた。
CIMG7407_201909170450364a9.jpg

このあたりは表土に植物が張り付いている。
CIMG7408_20190917045037ac6.jpg

振り返ると、白雲岳がすっかり全裸となり、左奥には平坦な小泉岳(2158m)も現れた。
CIMG7409_201909170450398df.jpg

熊ヶ岳の向こうの山の形をした雲は、まさにそのまま山を隠しているのか。
CIMG7410_201909170450140b1.jpg

おお、その左に現れたのは安足間岳(左、2200m)と比布岳(右、2197m)だろう。
CIMG7411_20190917045016c03.jpg
こんなうれしいことになるとは思ってもみなかった。

(つづく)
このページのトップへ

旭岳周回(6)

【2019年8月26日(月)】旭岳
姿見駅から中岳温泉を経由して、間宮岳分岐まで来ている。
CIMG7284_20190915061235201.jpg
時刻は14:20を回ったところ。
あとは下るだけなので、この分だと、15時頃には裏旭キャンプ指定地に着きそうだ。
この調子なら、旭岳(2291m)を越えて下っても、最終のロープウェイ(17:30)に間に合いそうだが、宿も取っていないし、そもそもテン泊が目的なので、その選択肢はない。

分岐を右折し、旭岳方面に向かう。
CIMG7285_20190915061237eda.jpg

相変わらずのガスだが、しばらくは平らな道。
CIMG7286_201909150612389fc.jpg

古い道標らしきものがあったが、全く読めず。
CIMG7287_201909150612403b9.jpg

土の色が一変。真っ赤になった。
CIMG7288_20190915061242538.jpg

一応、登山道には縁石を設けてくれている。
CIMG7289_20190915061218e61.jpg

八村塁の頭ようなピーク。
CIMG7290_2019091506121850a.jpg

道が下り始めた。
CIMG7291_20190915061221361.jpg

またまた読めない看板。
CIMG7292_20190915061222b23.jpg

赤土の道を下っていく。
CIMG7293_20190915061223010.jpg

濃霧なので道を見失わないように。
CIMG7294_20190915061157610.jpg

縁石がしっかりしているので大丈夫ではあるが。
CIMG7295_201909150611595f6.jpg

このあたりは完全な不毛地帯である。
CIMG7296_20190915061201cb9.jpg

涸れ池。
CIMG7297_2019091506120282f.jpg

晴れていたら、さぞかし雄大な眺めであろう。
CIMG7298_201909150612039f1.jpg

ちょっとした登り返し。
CIMG7299_20190915061129bc3.jpg

めずらしく植物が1株。
CIMG7300_20190915061132a8e.jpg

正面にうっすらとピークが見えてきた。
CIMG7301_20190915061132f21.jpg

熊ヶ岳(2210m)だろうか。
CIMG7302_2019091506113404c.jpg

あの山に登山道がないはずだが、ブッシュも岩稜もなければ、行けてしまう。
CIMG7303_20190915061135ac8.jpg

地面には赤い石の中に白い石が散在している。
CIMG7305_20190915061109e3b.jpg
CIMG7304_20190915061108dba.jpg

あれが熊ヶ岳のピークだったら行ってみよう。
CIMG7306_20190915061110ad1.jpg
と思って、地形図を確認したら、熊ヶ岳の頂上はもっと奥だった。
でも時間はあるし、寄り道しようかとも思ったが、濃霧で危ないので今回は止めておいた。

素直に道を下っていく。
CIMG7307_20190915061113f7d.jpg

あとは本当に下る一方だ。
CIMG7308_2019091506111557f.jpg

これは振り返り。
CIMG7309_201909150610446e5.jpg

道は急で、かなりザレている。
CIMG7310_20190915061046c01.jpg

滑らないように注意する。
CIMG7311_20190915061047243.jpg

浮石はとくに危ない。
CIMG7312_201909150610495c6.jpg

地面は真っ赤っか。
CIMG7313_201909150610513ca.jpg

このあたりの大きな岩はみな、火山弾なのだろうか。
CIMG7314_20190915061017bf7.jpg
CIMG7315_20190915061018482.jpg

こんなのが飛び散る噴火を見てみたい。もちろん遠くから。
CIMG7316_20190915061019735.jpg

なんとなく、山のシルエットが見えてきた。
CIMG7317_2019091506102155b.jpg

方角的には後旭岳(2216m)だろうか。
CIMG7318_20190915061022b17.jpg

うん、まさしくそうだ。
CIMG7321_20190915060956d1e.jpg

すると、あの雪渓は旭岳の裏斜面だ。
CIMG7320_20190915060954d40.jpg

だいぶ下りてきた。
CIMG7322_20190915060958d7b.jpg

少しガスが薄くなったのかな。
CIMG7323_20190915060959d1b.jpg

左手、白雲岳(2230m)方面もガスが上がってきた。
CIMG7324_2019091506100175b.jpg

しかし、肝心の裏旭がガスの中。
CIMG7325_201909150609341cf.jpg

ガスの通り道になっているようだ。
CIMG7326_20190915060936129.jpg

なんとなくモンゴルの風景を思わせる。
CIMG7327_20190915060937777.jpg

熊ヶ岳と旭岳の鞍部にあたる道。
CIMG7328_20190915060939e11.jpg

その鞍部に下りてきた。
CIMG7329_201909150609407b8.jpg

さっきの雪渓もわりとよく見えるようになった。
CIMG7330_20190915060909b52.jpg

一昨年8月上旬に来たときと比べるとかなり小さい。
CIMG7335_20190915060848a00.jpg

後旭岳にはその時に登った。
CIMG7331_201909150609125c9.jpg

熊ヶ岳方面を振り返る。
CIMG7332_201909150609129ae.jpg

依然として、ガスは晴れない。
CIMG7333_20190915060914b6a.jpg

午後から晴れるというヤマテンの予報はめずらしく外れてしまった。
CIMG7334_20190915060915ad5.jpg

テン場は登山道から右に入って間もなくのところにある。
結局、15時前に着いてしまった。
コースタイムより1時間半ほど速く、4時間40分しかかからなかった。
CIMG7336_20190915060850e2f.jpg

テントは1張り。目下、もう2張りが設営中だった。
CIMG7337_2019091506085195b.jpg

一番奥まで行って、沢を覗いてみたら、水が流れていない。
CIMG7338_20190915060853a7a.jpg
ここは水場があるのではなかったのか。
この季節になると涸れるのか。そんな記述は「山と高原地図」にはなかったが。
ちょっと、びっくりしたが、炊事用の水が一応用意してきてあるので、とくに支障はない。

テン場はいくつか防風のための石垣が組んであり、この場所を利用させてもらうことにした。
CIMG7339_20190915060854331.jpg

ひどいガスだが、雨が降っていないだけマシである。
CIMG7340_2019091506082750c.jpg

早速、設営開始。
CIMG7341_2019091506082883d.jpg

実は、単独行で山の中でテン泊するのは初めてだ。
CIMG7342_20190915060832c49.jpg

でも、手順は簡単だし、先日、自宅で練習もしてきたので、全く問題なし。
CIMG7343_20190915060831348.jpg

10分かからずに完了した。
DSC_9950_20190915060739790.jpg

それにしても、ガスが濃い。
DSC_9951_201909150607412df.jpg

まだ、夕食には早いが、他の登山者もテントの中に入っているし、私もしばらく中にこもることにした。
CIMG7345_201909150607579e8.jpg

まずは濡れた服を脱いで、体を濡れティッシュで拭き、乾いた下着に着替える。
靴下も脱いでリラックス。
DSC_9952_20190915060742446.jpg

意外にテントの天井が低く、作業がちょっと窮屈だった。
CIMG7347_2019091506080011d.jpg

落ち着いたところで、待ちに待ったビール。
DSC_9954_20190915060718a78.jpg
大雪山で沖縄のビールを飲むなんて、なかなか乙なものだ。

気温が低いので、しばらく外に置いておいたら、あっという間に適温まで冷えていてくれた。
水場で冷やすつもりだったが、その必要はなかった。
DSC_9955_20190915060720df5.jpg

ピーナツをつまみに、持ってきたラジオを聞きながら、ちびちびと飲む。
飲み終わって、外を覗くと、ガスが少し晴れていた。
CIMG7348_20190915060801afc.jpg

他の登山者の方も外で山を眺めていた。
CIMG7351_2019091506073749e.jpg

しかし、旭岳の頂上は依然として見えない。
CIMG7350_201909150608039ed.jpg
これではやはり野外活動はできない。

まだ早いが、夕食の準備に取り掛かった。と言っても湯を沸かすだけである。
外は寒いので、テントを焦がさないよう注意しながら、ガスストーブを点火した。
メニューはカップめしの豚キムチチゲ・ウマーメシ。
DSC_9958_20190915060721d6e.jpg
外付けの辛いスパイスもあったが、液体なので、ゴミの処理が面倒だと思い使わなかった。
本体だけで十分辛かった。

お湯を入れて5分待つと、おじやのようになる。
DSC_9960_20190915060723b2d.jpg
分かっていることだが、アルファ米のように、しっかりした御飯にはならない。
しかし、これがまた美味しいのだ。
カップの場合は、麺よりこっちの方が好きだ。
もっと、いろんな種類を出してほしい。
でも、今は実験段階だろうから、あまり売れ行きがよくなければ販売中止になっちゃうかも。

食べ終わって、また外を見たら、外人さんがテントから出たり入ったりしている。
外で炊事を始めようとしているようだ。
コッフェルを持って、沢の上流の方に出かけたので、水を汲みにいったらしい。
上には水場があるのか。
私も頃合いを見計らって、行ってみることにした。
CIMG7352_20190915060738c40.jpg
ちょうど、彼が返って来る頃に出発。
すれ違いざま、「明日は晴れるといいですね」と日本語で話しかけたら、英語で「すいません、日本語だめなんです」と答えが返ってきた。

(つづく)
このページのトップへ

旭岳周回(5)

【2019年8月26日(月)】旭岳
中岳温泉を過ぎて、中岳分岐を目指している。
CIMG7193_201909140935583fc.jpg

イワウメかな。
CIMG7198_20190914093600dcc.jpg

はるか西の方角に沼が見えたが、名前のない沼のようだ。
CIMG7199_20190914093601bbc.jpg

左後方に小塚(1877m)が見える。
CIMG7200_201909140936030de.jpg
この日の山行では、ちゃんとピークが拝める数少ない山だった。

右手の谷には有茎尖頭器(矢じり)のような形の雪渓が残っている。
CIMG7201_20190914093604092.jpg

その上部、熊ヶ岳(2210m)はガスの中だ。
CIMG7202_2019091409354179a.jpg

古い崩落の跡。
CIMG7203_2019091409354337c.jpg

登山道はなだらかに続いているが、その先はガスに吸い込まれていた。
CIMG7204_20190914093544c2a.jpg

スギゴケ?
CIMG7205_20190914093546b3c.jpg

上に生えているのはハイマツ。
CIMG7207_2019091409352564f.jpg

まるで盆栽のようだ。
CIMG7208_2019091409352642d.jpg

このあたりは登山道の土砂の流出が激しく、植物の根がむき出しになっている。
CIMG7206_20190914093547d9c.jpg

そこからキノコが生えていた。
CIMG7209_20190914093528521.jpg

中岳温泉の谷の最上流部。
CIMG7210_20190914093528db9.jpg

さらに遡ると涸れ沢である。
CIMG7211_20190914093530636.jpg

あの溶岩壁の連続がすごい。
CIMG7226_20190914093437331.jpg

右前方の北鎮岳(2244m)は全く姿を現してくれない。
CIMG7212_20190914093506aef.jpg

土砂が流れて、幅が広くなった登山道。
CIMG7213_20190914093507920.jpg

周りが削られ、舌状に残った高山植物の半島。
CIMG7214_20190914093509980.jpg
CIMG7225_20190914093435eb8.jpg

断面はこのようになっている。
CIMG7215_201909140935103fe.jpg
CIMG7227_201909140934124fe.jpg

このあたりも養生、補修をしないとどんどん高山植物は失われていくだろう。
CIMG7218_20190914093450596.jpg
CIMG7219_20190914093451d9c.jpg

改めて、中岳温泉の谷を振り返る。
CIMG7216_20190914093512731.jpg
CIMG7217_201909140934483d6.jpg

広大な裾合平。
CIMG7220_20190914093453be1.jpg

さらに歩を進めると、金網で補修している箇所があった。
CIMG7221_2019091409345483a.jpg

8月下旬でも、雪渓はそれなりに残っている。
CIMG7222_20190914093431d0d.jpg
CIMG7228_20190914093414d38.jpg

左手は北鎮岳、鋸岳(2142m)の谷。
CIMG7223_2019091409343239c.jpg

ウラシマツツジが色づき始めている。
CIMG7224_20190914093434066.jpg

変わった溶岩を発見。
CIMG7229_201909140934153f7.jpg

孤高のハイマツ。
CIMG7230_20190914093417e65.jpg

小さな陥没。
CIMG7231_20190914093418236.jpg

謎のもこもこ。
CIMG7233_20190914093355d62.jpg

うわ、行く手は真っ白だ。
CIMG7232_201909140933548cf.jpg

これはウラシマツツジではない。
CIMG7234_201909140933577f0.jpg

雨に濡れて萎れているが、イワツメクサだろうか。
CIMG7235_201909140933585e0.jpg

小宇宙。
CIMG7236_20190914093400bee.jpg

ガスっていると、足元への注目度が高くなる。
CIMG7237_20190914093335ef1.jpg

こちらも力がないが、イワギキョウ。
CIMG7238_20190914093336c6c.jpg

シラス(笑)
CIMG7239_20190914093338cd0.jpg

これも海藻のようだ。
CIMG7240_20190914093339961.jpg

二つの苔のセット。
CIMG7243_201909140933174b7.jpg

道は左にカーブした。
CIMG7241_20190914093341238.jpg

さっきのシラスが雪のように地面を覆っている。
CIMG7242_201909140933163a4.jpg

ゆで卵ではなくキノコ。
CIMG7244_201909140933203d5.jpg

あそこが中岳分岐かな。
CIMG7245_201909140933204d0.jpg

いや、もう少し先だった。
CIMG7246_20190914093322124.jpg

13:45過ぎに、中岳分岐に到着。
CIMG7247_201909140932565ad.jpg

中岳温泉から約45分。コースタイムより15分速かった。
CIMG7248_20190914093258559.jpg
これなら、裏旭のキャンプ指定地には予定より随分早く着けそうだ。

しかし、お鉢平はガスで全く見えない。
休憩はせず、右折して間宮岳(2185m)を目指す。
CIMG7249_201909140933009ce.jpg

中岳分岐から間宮岳への道は、今までにも増して、土砂の流出が激しい。
CIMG7250_201909140933010a1.jpg

随所で土留めの工事がなされている。
CIMG7251_20190914093303301.jpg

この道は旭岳から黒岳への縦走ルート、言わば大雪山の表銀座に当たるので登山者も多いのだろう。
CIMG7252_20190914093239bba.jpg

加えて、大雪山は総じて火山灰質なので、雨水に浸食されやすい。
CIMG7253_201909140932408cf.jpg

凍上現象なども加わって、このような有り様になるのだろう。
CIMG7254_2019091409324278e.jpg

石垣で補強しようとしている箇所もあるが、末端はすでに崩れていた。
CIMG7255_20190914093242630.jpg

このあたりは環境省の管轄のようで、補修が必要な最重要地点と認識しているように思えた。
CIMG7256_20190914093244361.jpg

大雪山という大自然の中であまり見たくない光景ではあるが、これ以上の荒廃を食い止めるためにはやむを得ないのだろう。
CIMG7258_201909140932225fa.jpg

土砂の流出は登山道以外でも進んでいた。
CIMG7259_20190914093220623.jpg

最も有効なのは植物を再生させることだろうが、これでは手の施しようがない。
CIMG7260_20190914093222fe6.jpg

まずは登山道の土砂流出を軽減することが先決だろう。
CIMG7261_20190914093223407.jpg

そもそも、植物が生えにくい土壌みたいだし。
CIMG7262_201909140932259c0.jpg

旭岳周辺はまだ若い火山なので、お世話が大変だ。
CIMG7263_20190914093206742.jpg

こういう斑状になっているところは、人が歩かなくても、土がえぐれていくのだろう。
CIMG7264_20190914093159e25.jpg

こんなに粒が粗かったら、なかなか植物は根付かない。
CIMG7265_20190914093205b51.jpg

せめて、ロープの外側は歩かないようにしないと。
CIMG7266_20190914093202949.jpg

三角岩と四角岩。
CIMG7267_201909140932056e0.jpg

登山道以外にも土嚢で砂防ダムを設けてあった。
CIMG7268_201909140931389a7.jpg

う~ん、やはりひどいね。
CIMG7269_20190914093140526.jpg

火山の宿命なのだろうか。
CIMG7270_20190914093141e41.jpg

この倒れた看板は見覚えがある。3年前も、ここにあった。
CIMG7271_20190914093142082.jpg

それにしても、ガスが濃い。
DSC_9945_20190914093100b3f.jpg

ただ、だいぶ斜度がゆるんできた。
CIMG7272_20190914093144e35.jpg

平らになって、登山道が拡散してしまった。
CIMG7273_20190914093120feb.jpg

平原状だと、さすがに土砂は流れないのだろう。
CIMG7274_201909140931188f9.jpg

間もなく、ガスの中に忽然と標柱が現れた。
CIMG7275_20190914094631db3.jpg

間宮岳の山頂だ。
DSC_9946_20190914093102c15.jpg

平らすぎで、とてもここが山頂だとは思えないが。
DSC_9948_20190914093041eb4.jpg

相変わらず、何も見えないので、写真だけ撮って通過。
DSC_9947_20190914093103d9c.jpg

ちゃんと、縁石の中を歩く。
CIMG7279_20190914093120f98.jpg

すると、間もなく、また何か見えてきた。
CIMG7280_201909140931214cb.jpg

間宮岳分岐である。
CIMG7281_20190914093124582.jpg

中岳分岐からちょうど30分。この区間はなぜかコースタイム通りだった。
CIMG7282_20190914093057298.jpg

ここに単独の男性が一人いて、挨拶を交わしたら、すぐ白雲岳方向に向かっていった。
その後、もう一人旭岳方面から男性が来たが、同じく白雲岳方向へ。
2人を見送って、通信を試みようとしたら、なんとここは圏外だった。
CIMG7283_20190914093059116.jpg

ザックを下ろしてしまったので、チーズを食べて栄養補給。
DSC_9949_201909140930451c0.jpg
寒かったが、5分ほど腰を下ろして休憩した。

(つづく)
このページのトップへ

旭岳周回(4)

【2019年8月26日(月)】旭岳
旭岳(2291m)に裾合平経由で登っている。
CIMG7126_201909130526546fb.jpg

目下、中岳温泉の間近まで来ている。
CIMG7125_20190913052652afe.jpg

溶岩が何だか生々しい。
CIMG7127_2019091305265596a.jpg

右手の崖は崩落が激しい。
CIMG7128_2019091305265704f.jpg

川底に硫黄分が付着している。これは温泉が近いぞ。
CIMG7129_20190913052658554.jpg

標高は1800mを超えた。
CIMG7131_201909130526356a8.jpg

中岳温泉は北海道最高所にある温泉ということになるのだろうか。
CIMG7130_20190913052633c5a.jpg

おおお、青空ではないか。
CIMG7132_20190913052637124.jpg

でも、もう期待はしない。ただの気まぐれだろう。
CIMG7133_20190913052638f92.jpg

ただ、入浴中だけは雨が降らないでほしい。
CIMG7134_201909130526392e8.jpg

もう目の前のはずなのだが、なかなかたどり着かない。
CIMG7135_20190913052614d59.jpg

岩に隠れて浴槽も見えてこない。
CIMG7136_2019091305261668c.jpg

もう12時半近いし、お腹も空いてきた。
CIMG7137_201909130526170d1.jpg

いつも不思議に思う、大雪山系の甌穴。
CIMG7138_2019091305261971f.jpg

黄色と白の地衣類。
CIMG7139_201909130526205c6.jpg

温泉成分のせいで、川は泡立ちやすいのだろうか。
CIMG7140_201909130525569f5.jpg

岩がすっかり白くなっている。
CIMG7141_20190913052557d35.jpg

だんだん、じれったくなってきた。
CIMG7142_201909130525590b5.jpg

ほとんど40数年前の記憶はないのだが、温泉はこんな奥だっただろうか。
CIMG7143_20190913052600d9d.jpg

確か、四角い木の枠があって、隣にテントがひと張り張れるスペースがあった気がするのだが。
CIMG7145_2019091305253561b.jpg

ピンクテープをくくり付ける枝がないので、石に巻き付けて置いてあった。
CIMG7144_201909130526027d9.jpg

川底が真っ白だ。さすがにもうすぐなのだろう。
CIMG7146_2019091305253750d.jpg

ふと上を見ると、登山道を下ってくる方々が見えた。
CIMG7147_201909130525389f7.jpg

あの方々と「混浴」することになりそうだ。
CIMG7148_20190913052540707.jpg

うわ、すごい縞々。
CIMG7149_20190913052541a08.jpg

この層状の地形も奇観である。
CIMG7150_20190913052514155.jpg

近くにある岩なのに、こちらは表情が全く違う。
CIMG7151_20190913052516165.jpg

不思議な現象を発見。
地面の色が三つに分かれている。
CIMG7155_201909130524538eb.jpg

赤は鉄分だろう。
CIMG7152_20190913052517256.jpg

黄色は硫黄?
CIMG7153_20190913052518f6c.jpg

緑は何だろう。苔だろうか。
CIMG7154_20190913052520294.jpg

沢を見下ろす位置まで来た。
CIMG7156_2019091305245468e.jpg

すぐ横を流れる沢は完全に真っ白である。
CIMG7157_20190913052456075.jpg

実に見事。一つだけ黒いままの石があるのも不思議だ。
CIMG7158_20190913052457eab.jpg

わくわくする。
CIMG7159_201909130524596fd.jpg
CIMG7161_2019091305243247d.jpg

この水たまりにもお湯が湧いている。
CIMG7162_20190913052434bab.jpg

さっき見えた登山者たちが下りてきた。
CIMG7160_20190913052431530.jpg

12時半過ぎに、やっと到着!
CIMG7163_20190913052436c64.jpg

裾合平からの所要時間は50分。コースタイムより40分も速かった。
「山と高原地図」はやはり問題だ。実際と差がありすぎる。
CIMG7164_20190913052437dd2.jpg

それはともかく足湯だ。
湯は白濁しているが、意外に透明感もある。
裾をまくり上げて、靴と靴下を脱いで、早速浸してみた。
DSC_9934_2019091305220100b.jpg
上は熱いが下は冷たい。
温泉は底からぷつぷつと湧いているが、比重の関係で熱いお湯は上に、流れ込む沢の冷たい水は下に行くのだろう。
ずっと足を付けておくと、熱くなりすぎるが、足でその辺をかき回せば適温になることが分かった。
ふと、まわりを見渡すとものすごいロケーションであることに改めて驚く。
大きな岩がゴロゴロしているし、上流はグランドキャニオンのような垂直な岩壁が控えている。

絶景を楽しみながら、足を浸したままランチとしゃれこむ。
DSC_9937_20190913052204431.jpg

ちょうど昼時なので、いいタイミングだった。
DSC_9938_20190913052138653.jpg

さっきの登山者(男女2人ずつの4人組)も次々に足を突っ込む。
DSC_9939_20190913052141d49.jpg

リーダーらしき男性が「天候が不安定ですね~」と声をかけてきた。
「ほんとですね。でも、ここで止んでくれているのは助かりました」
彼らは昨夜、黒岳石室に泊まったらしい。
本当は独り占めして、くつろぎたかったのだが
DSC_9941_20190913052141265.jpg

せっかくなので写真を撮ってもらった。
DSC_9944_201909130521439a3.jpg
彼らも、足湯をしながら、パンなどをかじっていた。
泉質などについては、ネットでざっと調べた限り、よく分からない。
所有者がいないので分析がされていないのかもしれない。

おにぎりを食べ終わったので、出発の準備。
皆さんに、「お先に」とご挨拶。
CIMG7165_20190913052411a3b.jpg

この奥にも実は岩に隠れたプライベート温泉があったそうだが、それは後で知ったことなので、確認できなかった。
CIMG7166_20190913052413fc4.jpg

出発は、ちょうど13時。30分ほど、休憩できた。
CIMG7167_201909130524141f9.jpg

ここは峡谷としても素晴らしい地形だ。
CIMG7169_2019091305241624e.jpg

歩き始めて、ズボンが下がっていることに気付き、道端で直したのだが、彼らには立ちションをしているようにしか見えなかったかもしれない。
CIMG7170_2019091305241729d.jpg

違いますからね~
CIMG7171_20190913052351e17.jpg

中岳峡谷の大岩壁。
CIMG7172_20190913052352ce7.jpg

この岩壁には眠そうな平安貴族の女性が隠れていた。
CIMG7174_201909130523552b1.jpg

では、いよいよ峡谷の壁を登る。ザックの重さもあまり気にならない。大丈夫そうだ。
CIMG7173_20190913052354f09.jpg

沢筋は岩また岩である。
CIMG7175_2019091305235776d.jpg

本日初の本格的な登り。
CIMG7176_20190913052331aba.jpg

ここで標高差50mほど稼ぐ。
CIMG7177_20190913052332ebf.jpg

対岸を見ると、岩が崩壊した様子がよく分かる。
CIMG7178_20190913052334a67.jpg

あの辺りは川原を掘ると、どこでも温泉が湧いてくるのかもしれない。
CIMG7179_20190913052336b80.jpg

白人のご夫婦とすれ違った。彼らも足湯をするのかな。
CIMG7180_20190913052337e85.jpg

眼下では、例の4人組も出発の準備を始めていた。
CIMG7181_2019091305230135d.jpg

テン場らしきスペースは、今は全然ない。
CIMG7182_20190913052302bfe.jpg

やはり記憶違いだろうか。
でも、当時同行してくれたいとこに「ここでキャンプできるね」と言ったら、「ここよりもっといいところがあるよ」と裏旭を教えてくれた記憶はあるのだが。
CIMG7183_2019091305230485b.jpg

そんなことを思い出しているうちに、2回の屈曲で峡谷の壁を登り切った。
CIMG7184_20190913052305fd4.jpg

ここで標高は1860m。
CIMG7185_20190913052307b87.jpg

温泉ももう見えなくなった。
CIMG7186_201909130522406cb.jpg

でも、熊ヶ岳(2210m)の裾野はよく見える。
CIMG7187_201909130522424e0.jpg

崩落の跡。
CIMG7188_20190913052243821.jpg

「夫婦」という文字はかろうじて読めるが意味は不明。
CIMG7189_20190913052245d07.jpg

比布岳(2197m)は完全に雲の中。
CIMG7190_20190913052246344.jpg

小塚(1877m)は頂上が見えたり隠れたり。
CIMG7191_2019091305222082e.jpg
CIMG7196_20190913052158ab1.jpg

中岳分岐に向かって、そこそこの斜面を直登していく。
CIMG7192_20190913052222a01.jpg

熊ヶ岳も頂上までは見えない。
CIMG7194_20190913052225c7d.jpg

振り返ると、今歩いてきた木道が裾合平の高原を横切っていた。
CIMG7195_2019091305222679b.jpg

おや、鋸岳(2142m)が見えているではないか。
CIMG7197_20190913052159083.jpg
これにはちょっと驚いた。

(つづく)
このページのトップへ

旭岳周回(3)

【2019年8月26日(月)】旭岳
旭岳(2291m)に北側から回り込んで登っている。
時刻は11:45。ちょうど裾合平の分岐に着いたところだ。
標高は1690m。これまでの最高地点より50m以上低く、姿見駅からも90mしか登っていない。
CIMG7029_2019091205252423c.jpg

分岐に碑霊碑らしきものが立っていた。
CIMG7030_20190912052526aad.jpg
昭和45年(1970年)11月28日に天候の急変により遭難した金沢市在住の電通職員、倉武夫さん(27)の慰霊碑であった。

とくに休憩はせず、合掌して右折する。
CIMG7031_20190912052527853.jpg

この先もなだらかな登りで、延々と木道が続く。
CIMG7032_20190912052529816.jpg

ただ、破損がひどい。
CIMG7033_20190912052530edf.jpg
CIMG7034_20190912052505192.jpg

破損個所は左側に踏みつけの道ができてしまっている。
CIMG7035_20190912052507c43.jpg

こうして、登山道の荒廃は進んでいくわけだ。
CIMG7036_20190912052508274.jpg

行政には予算がないし、入山料が議論されるゆえんである。
CIMG7038_20190912052510e2a.jpg

木道のないところは、雨で沢のような状態になっていた。
CIMG7039_20190912052511f80.jpg

えぐれがひどい箇所は片方だけ通すように、ロープが張られている。
CIMG7040_20190912052446ce6.jpg

裾合平の高原ではバイケイソウが目についた。
CIMG7041_20190912052446275.jpg

このあたりは土砂の流出が激しく、道幅がものすごく広くなっている。
CIMG7042_20190912052448fcb.jpg

むしろで養生中だ。
CIMG7043_20190912052449a0a.jpg

ドラム状のダムも設置されていた。
CIMG7044_20190912052450668.jpg

ところどころに池塘。
CIMG7046_20190912052430ed7.jpg
CIMG7050_20190912052405bdf.jpg

こんな傾斜がゆるいところでも、浸食が進んでいるのはとても不思議だ。
CIMG7045_20190912052425b19.jpg

木道の破損がひどいので、登山者が下を歩いているうちに、地面が削られてしまったのかもしれない。
CIMG7047_20190912052429081.jpg

何年前に作った木道なのだろう。補修しないと、この上を歩くのは危険だ。
CIMG7048_201909120524303eb.jpg

こういう局所的な養生は、どういう目的なのか、よく分からない。
CIMG7049_2019091205243157b.jpg

あたりは一面の綿毛。この辺りも7月はチングルマで真っ白に染まるのだろう。
CIMG7051_201909120524073e2.jpg
CIMG7057_201909120523468da.jpg

日帰りで十分歩けるコースなので、多くの登山者が訪れているはずだ。
CIMG7052_20190912052408027.jpg

めずらしく、登山者とすれ違った。単独男性だった。
CIMG7053_2019091205241035f.jpg

破損箇所は後を絶たない。
CIMG7054_201909120524113d9.jpg

すぐ横を沢が流れる、感じのいいところなのだが。
CIMG7055_201909120523423c5.jpg

雨のせいで水量が多くなっているような気がする。
CIMG7056_20190912052344f31.jpg

う~ん、これはひどい。
CIMG7058_201909120523479dc.jpg

さすがに、「木道の脇を歩いてください」という指示があった。
CIMG7059_20190912052350d27.jpg

その脇は土砂が流れないような処置が施してあった。
CIMG7060_20190912052321607.jpg

応急処置なのだろうが、木道を付け替えるより安上がりなのだろう。
CIMG7062_2019091205232591f.jpg

設置者は「上川総合振興局環境生活課」。つまり、道庁の管轄だ。
CIMG7063_20190912052326ff1.jpg

古いチングルマの看板。
CIMG7061_2019091205232377f.jpg

木道のすぐ脇にもチングルマ。
CIMG7064_20190912052328fe7.jpg

おや、ここには新しい木道が。
CIMG7065_201909120523025a8.jpg

でも、それはほんのちょっと。
CIMG7066_20190912052304328.jpg

あとは、また延々と老朽化した木道が続く。
CIMG7067_201909120523058f1.jpg

道庁も限られた予算で頑張っているのだ。
CIMG7068_20190912052307b56.jpg

やはり、快適な登山を楽しむためにも、利用者負担は必要だろう。
CIMG7069_20190912052308955.jpg

こんなところで、つまずいてけがをしたら、シャレにならない。
保険のつもりで1000円くらい出してはどうだろう。
CIMG7070_201909120522429da.jpg

でも、荒廃が進まないよう、極力、木道の上を歩いた。
CIMG7071_2019091205224321a.jpg

せめてもの気持ちだ。
CIMG7072_20190912052244bc3.jpg

いつの間にか、雨が止んだような気がする。
CIMG7073_20190912052246b93.jpg

池塘にバイケイソウ。
CIMG7074_20190912052248949.jpg

アキノキリンソウ。
CIMG7075_20190912052221a09.jpg

標高は1750mを超えてきた。
CIMG7076_20190912052223b1a.jpg

このあたりはほぼ平らである。
CIMG7077_20190912052224d44.jpg

霧に煙る池塘たち。
CIMG7078_20190912052226fa4.jpg
CIMG7079_20190912052227d29.jpg
CIMG7080_20190912052201f3f.jpg

ここには初夏の晴れた日にもう一度来てみたい。
CIMG7081_20190912052203178.jpg

せっかく近くにある山なんだから、機会は何度でもあるだろう。
CIMG7082_2019091205220422e.jpg

久々の涸れ沢。
CIMG7084_20190912052206219.jpg

石は、赤と黒の溶岩だ。
CIMG7085_20190912052207bc2.jpg

見事なバイケイソウ。
CIMG7086_201909120521429f8.jpg

アザミもぬれそぼっている。
CIMG7088_20190912052145d82.jpg
CIMG7087_20190912052143803.jpg

うひゃ、これまた飛び石祭りだ。
CIMG7090_201909120521465cc.jpg

その先には渡渉が待っていた。
CIMG7091_20190912052148036.jpg

水はとてもきれい。
CIMG7092_20190912052120964.jpg

バイケイソウはコバイケイソウと比べてどぎつい感じがするのだが、ここのはすっきりしていて、とても気に入った。
CIMG7093_201909120521222c3.jpg

その葉っぱたち。
CIMG7094_20190912052124a21.jpg

再び渡渉。
CIMG7095_201909120521255eb.jpg

そこに、終わりかけのヨツバシオガマ。
CIMG7096_20190912052127736.jpg

尖り石。
CIMG7097_20190912052100782.jpg

イブキトラノオ。
CIMG7098_2019091205210203f.jpg

いよいよ中岳温泉への谷へと差し掛かる。
CIMG7099_20190912052103508.jpg

前方にはドーム状の盛り上がり。
CIMG7100_20190912052104fec.jpg

穴の開いた岩がぽつぽつ現れてきた。
CIMG7101_20190912052106069.jpg
CIMG7102_20190912052043a31.jpg

孤高のアキノキリンソウ。
CIMG7103_201909120520409f3.jpg

いつの間にか、高原の雰囲気が一変した。
CIMG7104_20190912052043e54.jpg

斜度も出てきた。
CIMG7105_2019091205204310b.jpg

この先は谷あいの道となる。
CIMG7106_20190912052046d95.jpg

さっき前方に見えていたドームが右手に。
CIMG7107_20190912052019c03.jpg

岩を乗り越えて進む。
CIMG7108_20190912052020521.jpg

川の水は白濁しているように見えるが、よく見ると、水泡だった。
CIMG7109_2019091205202290b.jpg

裾合平方面を振り返る。
CIMG7110_201909120520235b1.jpg

温泉はまだだろうか。
CIMG7111_20190912052025058.jpg

水が少し濁ってきた気がする。
CIMG7112_20190912051959fb4.jpg

これも石狩川の源流の一つだ。
CIMG7113_2019091205200031f.jpg

このあたりは岩の造形も楽しめる。
CIMG7114_201909120520022f9.jpg

黄色く染まった土は硫黄の成分が含まれているのだろう。
CIMG7115_20190912052003270.jpg

この葉っぱはエゾノリュウキンカかしら。
CIMG7117_201909120519383c1.jpg

水辺を好む植物だから、きっとそうだろう。
CIMG7116_20190912052005d60.jpg

苔。人の顔に見えません?
CIMG7118_20190912051940ff7.jpg

黒い苔。
CIMG7119_201909120519416ca.jpg

このあたりの岩はなぜ、このような穴が開いているのだろう。
CIMG7120_20190912051943421.jpg
CIMG7122_20190912051921738.jpg

あたりはエゾノリュウキンカだらけだ。
CIMG7121_20190912051944e97.jpg
CIMG7123_201909120519240ab.jpg

やはり花の咲いている初夏に来なければ。
CIMG7124_201909120519247a2.jpg

(つづく)
このページのトップへ

旭岳周回(2)

【2019年8月26日(月)】旭岳
旭岳(2291m)に1泊2日の行程で登山中。
CIMG6936_20190911051915351.jpg

さっき雨が降り始めたと思ったら、なんと陽が射してきた。
せっかく雨具を着たのに、やっぱりキルトヤームの法則は健在だ。
CIMG6937_20190911051916d6f.jpg

でも、おかげでオヤマリンドウが輝いている。
CIMG6938_20190911051918a26.jpg

このあたりはオヤマリンドウの大群落だ。
CIMG6939_20190911051919cdb.jpg

こんな景観は今回初めて見た。
CIMG6940_201909110519215a0.jpg

ちょっと別世界のようである。
CIMG6941_20190911051852027.jpg

これは、とくとご覧に入れなければならない。
CIMG6942_20190911051854843.jpg

ガスが何となく薄くなってきた気がする。
CIMG6943_20190911051855441.jpg

これは期待してもいいのだろうか。
CIMG6944_20190911051900a92.jpg

前方にアンギラスのようなギザギザも姿を現した。
CIMG6945_20190911051900c47.jpg

まさにガスが晴れてゆく瞬間である。
CIMG6946_2019091105183342a.jpg

一面のササ原。
CIMG6947_20190911051834a25.jpg

雨もすっかり止んでくれたので、ザックを下ろして、雨具を脱ぐ。
CIMG6948_20190911051836a44.jpg

このまま晴れ上がってくれるといいな。
CIMG6949_20190911051837761.jpg
ザックの重さは17kgあるが、それほど重さを感じない。
24日のトレーニングで慣れたのかもしれない。
小さな谷を通過するたびにアップダウンがあるが、むしろ変化があって楽しいくらいだ。

私の好きな岩たち。
CIMG6950_2019091105183983e.jpg

小さな沢を渡って
CIMG6951_2019091105181366e.jpg

えぐれた道を登る。
CIMG6952_201909110518148ab.jpg

このあたりはアップダウンの繰り返しで、ほとんど標高を稼げない。
CIMG6953_201909110518169e6.jpg

おおお、旭岳の輪郭が見えそうになってきたぞ。
CIMG6954_20190911051817026.jpg

これは楽しみだ。
CIMG6955_20190911051819aca.jpg

ギザギザ岩の小さな尾根を越えていく。
CIMG6956_2019091105175424f.jpg

標高はやっと1660mほど。
CIMG6957_201909110517558c8.jpg

この大きな岩がちょうど峠に当たる。
CIMG6958_201909110517576e8.jpg

峠を越えると高原状の台地に出た。
CIMG6959_20190911051758653.jpg

すそ野の方にも、なだらかなササ原が広がっている。
CIMG6960_20190911051800da5.jpg

岩の上から水蒸気が上がっているのは、火山性ガスだろうか。
CIMG6961_20190911051733621.jpg

まだ若々しい溶岩たちを右手に見ながら
CIMG6962_20190911051735be5.jpg

ゆっくりと進んでいく。
CIMG6963_201909110517368b0.jpg

またまた小さな谷を横切る。
CIMG6964_20190911051738c78.jpg

そこには、またまたオヤマリンドウ。
CIMG6965_2019091105173980e.jpg
CIMG6966_20190911051713862.jpg

小さな葉っぱにも雨粒がたくさん。
CIMG6967_2019091105171558a.jpg
CIMG6972_20190911051654107.jpg
CIMG6975_20190911051658422.jpg

道はガレ場あり、ササあり、えぐれあり。
CIMG6968_2019091105171616f.jpg
CIMG6969_20190911051718982.jpg
CIMG6970_20190911051719cbb.jpg

遠くには沼が見える。
CIMG6971_20190911051652c9d.jpg

さっきは晴れる予感がしたのだが、なかなかガスは抜けてくれない。
CIMG6973_201909110516559bb.jpg

やはり気まぐれだったのかねえ、溶岩くん。
CIMG6974_20190911051657f94.jpg

わりと大きめの涸れ沢を通過。
CIMG6976_20190911051631033.jpg

下流にはロープが張ってあったが、上流にはなかった。
CIMG6977_201909110516334f2.jpg

ちょうど標高1700mを超えた。
CIMG6978_20190911051634d8d.jpg

ハイマツ帯に入ったようだ。
CIMG6979_20190911051636cb0.jpg

ササ原と代わりばんこだけど。
CIMG6980_20190911051637004.jpg

う~ん、旭岳くん、じれったいねえ。
CIMG6981_201909110516117cc.jpg

ああ、一瞬、頂上が!
CIMG6982_20190911051612402.jpg

よ~し、これは行けるかも。と思ったが、結局はぬか喜びだった。
CIMG6983_2019091105161408d.jpg

初めて、裾合平方面から来る人とすれ違う。
CIMG6984_20190911051616691.jpg

そして、初めてバイケイソウとも出会った。
CIMG6985_2019091105161785b.jpg

おや、こちらにも金庫岩?
CIMG6986_2019091105154760c.jpg

11:15、展望台に到着。
CIMG6987_20190911051547a3b.jpg

ここはちょっとした峠になっており、標高は1724mと地形図で分かる。
CIMG6988_2019091105154986f.jpg

本来なら雄大な景色が広がっているのだろうが、これまでととくに変わり映えしないので通過。
CIMG6989_201909110515506b8.jpg

間もなく、大きな涸れ沢が目の前に展開した。
CIMG6990_20190911051552ff2.jpg

依然として、雲は低い。
CIMG6991_20190911051526b2c.jpg

ここに水が流れるのは、かなりの大雨が降った時なのだろう。
CIMG6992_2019091105152728e.jpg

荒々しい雰囲気だ。
CIMG6993_20190911051529817.jpg

沢に入り込まないよう、ロープが張ってある。
CIMG6994_20190911051530301.jpg

涸れ沢を通過すると登り返し。
CIMG6995_20190911051532b92.jpg

土砂の流出が激しい箇所が、むしろで養生してあった。
CIMG6996_201909110515056d1.jpg

この状態で植物が生えてくるのを待つのだろうか。
CIMG6997_20190911051507912.jpg

旭岳もキノコの季節である。
CIMG6998_2019091105150927a.jpg

いよいよ、道がぬかるんできた。
CIMG6999_2019091105151012d.jpg

葉っぱがあまりないが、これはナナカマドのようである。
CIMG7000_201909110515129e7.jpg

次の谷が見えてきた。
CIMG7001_20190911051445cb6.jpg

すそ野の方向には、岩のモンスターたちが並んでいる。
CIMG7002_201909110514471dd.jpg

石段の段差が大きい。
CIMG7003_20190911051448ccc.jpg

涸れ沢は当然ながら、山の地肌がむき出しになっている。
CIMG7004_20190911051450998.jpg

火山らしく赤茶けた地面だ。
CIMG7005_20190911051451a0b.jpg

ここからは標高差30mほどの登りとなる。
CIMG7006_2019091105142608f.jpg

アップダウンを繰り返しているので、ここまであまり標高を稼げていない。
CIMG7007_201909110514287a5.jpg

これらは激流が運んだ岩なのだろう。ものすごい威力だ。
CIMG7008_20190911051429929.jpg

歩き始めて1時間。めずらしく急登が出現。
CIMG7009_2019091105143150c.jpg

そんなタイミングで、また雨が降ってきたので、潔く雨具を着る。
CIMG7010_20190911051432997.jpg

歩き出すと、先行していた2人が戻ってきた。
CIMG7011_2019091105140677f.jpg

中岳温泉まで行くつもりだったが、雨なので諦めたのだろうか。
CIMG7012_201909110514083fc.jpg

こちらは引き返すわけにはいかない。
CIMG7013_20190911051409673.jpg

でも、今日はもう晴れることはなさそうだ。
CIMG7014_20190911051411b55.jpg

かなりの本降りなので、もう一喜一憂せず、腹をくくって進む。
CIMG7015_20190911051412873.jpg

何度目のひだひだだろうか。
CIMG7016_20190911051347a01.jpg

まだ昼前なのに、なんだか夕方のように暗くなってきた。
CIMG7017_20190911051349e1a.jpg
道が中岳温泉とは逆の方角にどんどん下っていくので、山旅ロガーで現在地を確認してみたが、道は間違えていなかった。
一時的に逆方向に進んでいただけだった。

雨はさっきと違って降り続いている。
CIMG7018_201909110513508d8.jpg

路面もすっかり水浸しで、飛び石状態で歩かなければならない。
CIMG7019_201909110513528be.jpg

今度の沢は水がたっぷり流れている。
CIMG7021_20190911051326de2.jpg

そこを木道で下っていく。
CIMG7020_2019091105135323d.jpg

滑りやすいので要注意だ。
CIMG7022_201909110513281f6.jpg

沢の下流。
CIMG7023_20190911051329390.jpg

上流を振り返る。
CIMG7024_20190911051331100.jpg

本降りなので、カメラを濡らさないように撮るのが大変だ。
CIMG7025_20190911051332e99.jpg

でも、このあたりは探検気分。
CIMG7026_20190911051308dd8.jpg

間もなく、裾合平に到着した。
CIMG7027_201909110513105fd.jpg

鏡池の分岐から1時間15分。コースタイムより45分も速い。
CIMG7028_20190911051311706.jpg
やはり、「山と高原地図・大雪山」は甘すぎる。

(つづく)
このページのトップへ

旭岳周回(1)

【2019年8月26日(月)】旭岳
8月24日から9月1日まで、平日の5日間を勤続休暇として9連休のつもりだったのだが、27日(火)に仕事が入ってしまった。
ただし、現場は旭岳にある姿見の池である。
これはかえって好都合。会社のお金で山に行ける。
旭岳は一昨年登ったばかりだが、40年以上前に歩いた中岳温泉周回コースを逆から歩いて新鮮感を出すことにした。
仕事は12:30からなので、前日に歩き出して、裏旭キャンプ指定地に泊まり、翌日のお仕事に臨む計画だ。
この週の後半に予定している東大雪テン泊縦走の予行演習にもなる。
天気は、26、27日とも晴れ時々曇りの予報なのでラッキーだ。

準備は25日(日)のうちに整えて、26日(月)は6:20に家を出発。
17kgのザックを背負い、パソコンなど仕事道具を入れた小さなリュックを手に、地下鉄幌平橋駅までえっちらおっちら歩いた。
旭川へは6:56札幌発の特急オホーツク1号網走行きで向かう。
DSC_9929_20190910051904fa9.jpg

今回は行きも帰りも始発なので自由席。
DSC_9926_201909100519026e5.jpg

ホームにはそれなりに人が並んでいたが、余裕で座れた。
DSC_9925_201909100519011f1.jpg

車内では朝食を食べた後、ずっとこの日の朝刊を読んでいた。
DSC_9924_201909100519005d0.jpg
美唄あたりで読み終えたので、あとはぼ~っと車窓を眺めて過ごした。
途中、東川町のライブカメラで旭岳の様子を確認してみたが、完全にガスの中。
晴れてはくれないのだろうか。
実は、ヤマテンの予報もあまり芳しくない。

無事に車内で排○し、旭川駅には定刻の8:32に到着。
DSC_9930_20190910051735679.jpg

下界は晴れているが、やはり雲が多い。
すぐに駅前のトヨタレンタカー屋さんから、8:45に出発。
当初はバスで行くことも考えたのだが、かなり旭岳温泉への到着が遅くなるし、仕事道具の置き場所にも困るのでレンタカーにしたのだった。
旭岳温泉へは、駅前からまさに一本道。
真正面に大雪山系が見えるはずだが、ライブカメラの映像通り、全山雲の中だ。
せっかく晴れの予報だったのに、残念至極だ。
でも、ヤマテンでは午後から晴れる予報なので期待することにしよう。

途中、東川町のセコマで昼食と行動食を調達。
東川神社で祭りをしていたり、写真を撮りたくなる様々なポイントは結構あったが、それには目をつむって(帰りに時間があったら寄ることにして)一路、旭岳温泉を目指す。
旭岳ビジターセンターの前にある公営の無料駐車場に、9:40に到着。
CIMG6868_20190910052352248.jpg

9:45のロープウェイには間に合わないので、パソコンなどは車内にデポし、ゆっくり支度をして車を後にした。
CIMG6869_20190910052349d47.jpg
このビジターセンターは一昨年の8月に来た時には、まだ工事中だった気がする。

勇駒別川を白雲橋で渡る。
CIMG6871_201909100523516e6.jpg
CIMG6870_20190910052349ed1.jpg

大雪山旭岳ロープウェイ山麓駅のすぐ手前が旭岳への登山口。
CIMG6872_20190910052354a31.jpg
前回は復路だけロープウェイを使わず、歩いてここに下りてきた。

山麓駅はなかなかおしゃれな建物である。
CIMG6873_20190910052327073.jpg

玄関口に旭川電気軌道のバス停。
CIMG6874_20190910052329c42.jpg

山頂駅(姿見駅)の天候は曇り。
気温は7℃、風速7m、視界は不良とのこと。
CIMG6876_201909100523308a0.jpg
かなり条件は悪い。雨が降っていないだけ、ありがたいと思わなくては。

トイレの洗面台でプラティパスに、炊事用の水を1リットルほど補給。
2900円の往復券を買って、10時ちょうどの便に並ぶ。
CIMG6877_201909100523321a0.jpg

10数人ほどのお客さんが並んでいたが、このくらいなら余裕だ。
CIMG6878_20190910052333dda.jpg

乗り込む前に、山頂方向をパチリ。
CIMG6879_20190910052308377.jpg

山支度の方もちらほらいたが、観光客が7~8割を占めていた。
CIMG6881_20190910052311fd7.jpg

窓際は他の方々に占領されてしまったが、視界はあまり良くないので、おとなしく内側で立っていた。
CIMG6880_20190910052311056.jpg

わずかに撮った北の方角の眺め。
CIMG6882_20190910052313f58.jpg

瓢沼をかろうじて確認することができた。
CIMG6883_20190910052314398.jpg

7分ほどで、標高1600mの姿見駅に到着。
CIMG6884_20190910052250473.jpg

まずは入林届を記入。
CIMG6885_20190910052251745.jpg

今、咲いているお花もチェックしておいた。
CIMG6886_20190910052253b9b.jpg

姿見平の散策は一周1時間。
CIMG6887_20190910052254692.jpg

ここで東川町大雪山国立公園保護協会が募っている協力金のポストを発見。
環境省の方が以前話していた姿見駅のポストとは、これのことだったのか。
CIMG6889_2019091005225698c.jpg
登山道の清掃や動植物の保護など旭岳エリアの環境保全に役立てているのだそうだ。
年間どのくらいの協力金が集まるのだろう。

ポストの裏には休憩コーナーがあった。
CIMG6890_20190910052228ff5.jpg

テラスに出てみると、やはり旭岳は雲の中で全く見えない。
CIMG6891_20190910052230ca1.jpg

気温はかなり低いが、幸い雨は落ちていない。
CIMG6892_2019091005223234b.jpg

平日だが、観光客の姿が目立った。
CIMG6893_20190910052233206.jpg

スパッツのゴムを付け替えたので、久々にスパッツを装着してみた。
ストレッチも済ませて、当方も10:20に出発。
カメラは一眼レフも持ってきているが、ほとんど展望は得られないのでコンパクトにしておいた。
CIMG6894_20190910052235f52.jpg

足元が濡れている道を、まずは裾合平を目指す。
CIMG6895_2019091005214611a.jpg

8月も下旬となれば、チングルマはとっくに綿毛である。
CIMG6896_2019091005214818f.jpg

裏旭キャンプ指定地までのコースタイムは約6時間。
CIMG6897_20190910052149a60.jpg

中岳温泉での休憩も入れたら、到着は16時半になってしまう。
CIMG6899_20190910052152502.jpg
まあ、まだ明るい時間帯なので、とくに問題はないだろう。

ちょっと歩いただけで、ロープウェイの駅はガスに煙ってしまった。
CIMG6898_20190910052150bde.jpg

アキノキリンソウはどこにでも生えている。
CIMG6900_20190910052126f34.jpg

白いのはおそらくハクサンボウフウ。
CIMG6901_20190910052128731.jpg

しばらくは整備された姿見平の散策路を登っていく。
CIMG6902_20190910052129899.jpg

一部でナナカマドが色づき始めている。
CIMG6903_20190910052131bdf.jpg

最初の分岐は左のすり鉢池方面へ。
CIMG6904_20190910052132ce5.jpg

オヤマリンドウの青がものすごく鮮やか。これにはちょっと驚いた。
CIMG6905_201909100521069dd.jpg

しかし、行く手は深い霧の中。
CIMG6906_20190910052108910.jpg

間もなく、左手に満月池が見えてきた。
CIMG6907_20190910052109a29.jpg

右には、すり鉢池。
CIMG6908_20190910052111da1.jpg

これらは、みな火口湖なのだろう。
CIMG6909_201909100521121f3.jpg

第3展望台を通過。
CIMG6910_20190910052046c4e.jpg

天気が良ければ、もっときれいなのだろうけど。
CIMG6911_201909100520478d8.jpg

次の分岐も左へ。
CIMG6912_20190910052049d90.jpg

この分岐からは鏡池が見えた。
CIMG6913_201909100520505d2.jpg

大きいのでカメラに収まりきらない。
CIMG6914_20190910052052cf8.jpg

さて、この先は実質的に未知の道である。
CIMG6915_20190910052026b37.jpg

40数年前に歩いたことはあるとは言え、ほとんど記憶がない。
CIMG6916_201909100520274bd.jpg

あれは中3の時。年の離れたいとこに連れてきてもらったのだった。
CIMG6917_20190910052029994.jpg

鏡池は本当に鏡のように山肌を映し出している。
CIMG6918_20190910052030661.jpg

こうなったら、しっとりした山の雰囲気も楽しむことにしよう。
CIMG6919_20190910052031dc5.jpg

オヤマリンドウがこんなにきれいなんだから。
CIMG6920_20190910052005e88.jpg
CIMG6922_20190910052008764.jpg

このあたりで鏡池とはさようなら。
CIMG6921_20190910052007b7f.jpg
CIMG6923_20190910052010e43.jpg

それにしても、旭岳がこんなにオヤマリンドウが咲く山だったとは知らなかった。
CIMG6924_20190910052011e6e.jpg
CIMG6925_20190910051945423.jpg

チングルマやエゾノツガザクラが咲き乱れる6~7月の華やかさには敵わないが、これはこれで実に美しかった。
CIMG6926_20190910051946434.jpg

道は徐々に下っていく。
CIMG6927_20190910051948545.jpg

この先、こうした涸れ沢をいくつも渡ることになる。
CIMG6928_2019091005194904b.jpg
どれも合流してピウケナイ第三沢川となる。石狩川の支流である。

このあたりの道はよく整備されている。
CIMG6929_201909100519510d8.jpg
CIMG6931_201909100519256dc.jpg

気持ちよく歩いていたのに、とうとう雨が落ちてきた。
CIMG6930_20190910051924360.jpg

しばらく我慢したが、やはりウインドシェルから雨具に着替えることにした。
CIMG6932_20190910051927cc4.jpg

ついでにザックカバーも装着して
CIMG6933_201909100519281ba.jpg

3分ほどで出発。
CIMG6934_201909100519309a2.jpg

この間に、熟年の男女2人組に追い越されてしまった。
CIMG6935_20190910051858921.jpg

(つづく)
このページのトップへ

ピンネシリ(5)

【2019年8月24日(土)】ピンネシリ
ピンネシリ(1100m)から下山中。
CIMG6822_20190909062939f0c.jpg

右手を砂金沢川が流れている。
CIMG6823_20190909062941f69.jpg

沿道はヨツバヒョドリやヤマハハコから、イタドリやオオハンゴンソウに変わった。
CIMG6824_20190909062942919.jpg
CIMG6829_20190909062922d24.jpg

エゾニュウは高山にも低地にも生えている。
CIMG6826_2019090906294452b.jpg

すっかり、いい天気になってしまった。
CIMG6827_20190909062919323.jpg

でも山頂の方はまだガスなのだろう。
CIMG6828_2019090906292190a.jpg

まあ、今日は練習のつもりだったのだから、いいのだ。
CIMG6830_20190909062924a7a.jpg

ピンボケになってしまったが、ツリフネソウ。
CIMG6831_20190909062925e75.jpg

イタドリの紅葉。
CIMG6833_201909090629015d1.jpg

やった~、やっとゴールだ~。
当然ながら、先行者の車はなくなっていた。
CIMG6834_20190909062903851.jpg
下りの10kmをほぼ2時間で歩き切った。疲れた~

さて、風呂に入って帰ろう。
車で林道を引き返す。
途中、ピンネ橋や扇橋を撮影。
CIMG6836_20190909062906baf.jpg
CIMG6837.jpg

ピンネ橋の竣工は昭和52年(1977年)だった。
CIMG6835_20190909062904a5a.jpg

往路で発見した、不思議な構造物を車から下りて、きちんと確認してみた。
CIMG6838_201909090628431db.jpg

これは、治山ダムの中でも「摩擦型ダム」と呼ばれるもので、ここ砂金沢川に全国で初めて試験的に建設されたものだそうだ。
CIMG6481_201909090629384b9.jpg

通常の砂防ダムでは水流の堰き止めや生物の不連続性の問題が生じることから考案されたとのことである。
CIMG6840_20190909062844596.jpg
説明板に、いつ設置されたものかの記述がなかったのは残念だった。

この林道は登山口の駐車場まで5.5kmほどあった。
CIMG6841_20190909062846757.jpg

林道から出て間もなく、そっち岳スキー場に至る。
DSC_9932_201909090627198c9.jpg

窓には板が渡してあるが、現役のようである。
DSC_9931_20190909062718bbc.jpg

標高差は80mしかないが、ナイター設備が整っている。
DSC_9930_201909090627167b2.jpg
それなりにお客さんが来るのだろう。

真っすぐ、お風呂に向かうつもりだったのだが、道を間違えてしまった。
CIMG6847_201909090628474fb.jpg

どうやら、新十津川駅の方向に進んでいるようなので、ついでだから、そちらにも行ってしまうことにした。
CIMG6848_201909090628497aa.jpg

あたりは、そばの白い花が満開だった。
DSC_9933_201909090627215a9.jpg

稲もよく稔っている。
CIMG6850_20190909062823cd4.jpg

「総進」という地名を見て思い出した。
CIMG6851_201909090628242dd.jpg
旧石器捏造事件の最初の発覚地となった総進不動坂遺跡はこの近くだったのか。
遺跡を探す時間がなかったが、私の仕事にも深く関係していたので感慨深いものがあった。

自治会館の隣には、総進小学校跡の碑があった。
CIMG6853_2019090906282700d.jpg

閉校は昭和56年(1981年)のこと。
CIMG6852_20190909062826722.jpg

間もなく、新十津川駅に到着した。
DSC_9938_20190909062656bef.jpg

ここに来るのは3回目だ。
CIMG6857_201909090628003ae.jpg

廃止を来年5月に控えて、カウントダウンが始まっている。
8月24日現在で、あと256日だ。
DSC_9939_201909090626580a4.jpg

駅舎内の様子。
CIMG6858_201909090628018a3.jpg
CIMG6859_201909090628037d4.jpg

この駅は「日本一早い最終列車が出発する終着駅」としても注目を集めている。
DSC_9935_20190909062653660.jpg

顔ハメは当然やります。自撮りしやすい顔ハメだった。
DSC_9937_20190909062655c1e.jpg

顔ハメのお隣は「しんとつかわ駅市」。
CIMG6854_2019090906282996a.jpg

こちらの閉店時間はなんと午前10時半。
CIMG6855_20190909062758758.jpg
終電が行ってしまったら、店も閉めてしまうわけだ。
私のように車で来る人もぽつぽついるだろうに。

せっかくなのでホームにも出てみた。
CIMG6861_201909090628048ad.jpg

当然ながら、今日はもう列車はやってこない。
CIMG6862_20190909062736259.jpg

静寂に包まれていた。
CIMG6866_20190909062742955.jpg

この駅舎はおそらく保存されるだろう。
CIMG6863_201909090627385c7.jpg

駅舎だけでなく、ホームも含めて残してほしいものだ。
CIMG6864_20190909062739b6a.jpg

ピンネシリ山、行ってきました。
CIMG6865_20190909062741a5a.jpg

今度この駅に来るのは廃線跡だろうか。
「葬式テツ」が群がる時期には来たくない。
CIMG6867_201909090627155ec.jpg

というわけで18時ちょうどに、うらうす温泉に到着。
DSC_9940_20190909062659beb.jpg

ここは道の駅つるぬまの真向いにある。
DSC_9941_20190909062638fc7.jpg

泉質はカルシウム・ナトリウム-塩化物強塩温泉。源泉の温度は22.6℃で、ph値は7.8の弱アルカリ性だった。
DSC_9942_201909090625444b5.jpg

窓からは石狩川の三日月湖、鶴沼を望むことができた。
DSC_9943_20190909062546f32.jpg

入浴後は、近くの中華料理店「しいたけ飯店」に立ち寄った。
DSC_9944_20190909062640e09.jpg

もう19時前なので、すっかり暗くなってしまった。
DSC_9945_20190909062549392.jpg

店内は、まさに中華屋さんという雰囲気である。
DSC_9946_20190909062526836.jpg

シェフは中国人の方らしい。
DSC_9947_20190909062528e66.jpg

オーダーしたのは、当然、しいたけラーメン。
DSC_9949_2019090906252883f.jpg

塩味のスープにしいたけがたっぷり。
DSC_9952_20190909062530223.jpg
スープとしいたけはよかったのだが、麺がいまいちだった。

会社に寄って、ひと作業してから、21時頃に帰宅。
今回の目的はトレランシューズで15km以上のザックを担ぎ、足が痛くなることなく歩けるかというミッションがあった。
長い舗装道路のせいで、終盤ちょっと足裏に疲労を感じたが、大したことはなかった。
東大雪縦走もこのトレランシューズで大丈夫そうだ。
そういう結論を得られたという点では意味のある山行だったが、眺望に全く恵まれなかったのは残念至極だった。

【行程】2019年8月24日
駐車場(11:15)~あと5km地点(11:45)~あと4km地点(12:04)~林道交差点(12:13)~あと3km地点(12:31)~標高約590m地点(12:34昼食12:44)~711mピーク(13:04)~あと1km地点(13:40)~稜線分岐(13:48着替え13:52)~待根山(14:03撮影14:05)~稜線分岐(14:13)~標高約950m地点(14:15着替え14:18)~ピンネシリ(14:46撮影14:50)~第2ゲート下(13:58休憩16:03)~林道交差点(16:05)~第1ゲート(16:22)~駐車場(16:55)
※所要時間:5時間40分(歩行時間:5時間15分)
※登った山:2座(待根山、ピンネシリ)
※歩行距離:16.2km
※累積標高差:約980m

このページのトップへ

ピンネシリ(4)

【2019年8月24日(土)】ピンネシリ
ピンネシリ(1100m)登山中。標高1000mを超えたところだ。
CIMG6728_20190907213721155.jpg

このあたりはヨツバヒヨドリが群生している。
CIMG6727_20190907213720e75.jpg

そして、エゾトリカブト。
CIMG6732_201909072137243c6.jpg

急斜面を階段で登っていく。
CIMG6730_201909072137234b3.jpg

ガスは濃くなる一方だ。
CIMG6733_20190907213726c5a.jpg

ウメバチソウの乱舞。
CIMG6736_201909072137032e9.jpg
CIMG6737_20190907213704d5f.jpg

花々に励まされ、もうひと息。
CIMG6738_20190907213706549.jpg

早くも紅葉。
CIMG6739_20190907213708f50.jpg

今度はユキバヒゴタイ?がたくさん。
CIMG6740_20190907213643d49.jpg
CIMG6741_20190907213645fb9.jpg

その中にオヤマリンドウが混じっている。
CIMG6742_201909072136461c4.jpg

こげ茶色に枯れた登山道に
CIMG6743_20190907213648365.jpg

オヤマリンドウの青がとても鮮やか。
CIMG6744_201909072136497db.jpg

しかし、めったに花が開いていることはない。
CIMG6745_20190907213625e89.jpg

頂上を目前にして、慰霊碑を発見。
CIMG6746_201909072136275c6.jpg
「安全登山を願って 故富久尾眞人君 中央アルプス空木岳で殉する」とあった。
現地ではなく、ここに碑があるということは、このあたりの出身の方なのだろう。

もう、ほぼ頂上なのだが、まだ気象レーダーが見えない。
CIMG6748_2019090721362812e.jpg

謎の遺構。
CIMG6749_201909072136303bc.jpg

頂上は一等三角点だった。
CIMG6750_20190907213631c1c.jpg

ああ、レーダーがやっと見えた。
CIMG6752_2019090721360727e.jpg

しかし、山名板がないではないか。
道標しかない。これには、かなりがっかりした。
CIMG6754_201909072136100df.jpg

しかも、ここから神居尻山へも隈根尻山にも行けないのである。
CIMG6757_20190907213547fef.jpg
一番川地区に下る道など、そもそもここではないのでは?

山神様は倒れたままの状態。
CIMG6751_2019090721360563f.jpg

この祠は、やけに賽銭箱が大きかった。
CIMG6753_201909072136080ad.jpg

説明板によると、昭和8年(1933年)にピンネシリ登山会が鉄製銅板葺きの航空神社(ピンネシリ神社)を建立したが、損傷が激しくなったので、新十津川町観光協会が1997年に建て直したのだそうだ。
CIMG6759_20190907213550c89.jpg

方向指示盤があったが、本日は無用の長物。
CIMG6755_201909072136118a6.jpg

寒くて、ベンチで休む気にもならない。
CIMG6756_201909072135456eb.jpg

気象レーダーは正式には「ピンネシリレーダ雨雪量観測所」というようだ。
設置者は北海道開発局である。
CIMG6760_20190907214942f3a.jpg

雨が降ってきたので、早々に退散。
CIMG6761_20190907213551bc0.jpg

帰路は舗装された管理道路を下る。
そちらの方向にはかつて神居尻山への縦走路があったが、崩落のため通行禁止だ。
CIMG6765_20190907213527f0c.jpg

頂上から急な坂をほんの少し下ると
CIMG6766_201909072135283ae.jpg

誠にきれいな舗装道路に出る。
CIMG6768_20190907213531d4e.jpg

振り返れば、ピンネシリレーダ。
CIMG6767_20190907213531e28.jpg

さあ、気楽な道だ。
CIMG6769_2019090721350700a.jpg

神経をすり減らさないで済むし、ピストンも避けられるので、とてもありがたい。
CIMG6770_201909072135079f7.jpg

沿道にはヨツバヒヨドリやヤマハハコが咲き乱れている。
CIMG6771_20190907213509784.jpg
CIMG6772_20190907213511970.jpg

ただ、この道だと、かなりの遠回りになる。
CIMG6773_20190907213511724.jpg

最終的には登り6kmに対し、下りは10kmもあった。
CIMG6775_20190907213446d90.jpg

行動食として持ってきたピーナツとカツオのジャーキーを食べながら下る。
CIMG6774_201909072134448d0.jpg

雨は依然として降ったり止んだり。
CIMG6776_201909072134477bd.jpg

一応、熊鈴は鳴らしているが、暇つぶしとクマ除けを兼ねて、1970~80年代の流行歌を大声で歌いながら歩いた。
CIMG6777_20190907213449610.jpg

演歌からアイドルの歌謡曲まで30曲くらい歌った。
CIMG6778_20190907213450dd2.jpg

誰も来ない自信があるので、全く遠慮はしなかった。
CIMG6779_20190907213423d11.jpg

非常に気持ちよかった。
CIMG6780_20190907213424edd.jpg

路面に転がっていたのは、モグラの死体?
CIMG6781_20190907213426a28.jpg
車にひかれたわけでもなさそうだが、どうしたのだろう。

めずらしく赤いヤマアジサイ。
CIMG6782_20190907213427a46.jpg

延々と歌い続けているが、ほぼ中間地点に当たる登山道との交差点になかなか着かない。
CIMG6783_20190907213430cf3.jpg

反射板が出てきたところで、山旅ロガーを確認したら、標高はまだ800m。頂上から2.7kmしか歩いていない。
CIMG6784_20190907213401bfd.jpg

まだ4分の1を過ぎたばかりではないか。
CIMG6785_20190907213403148.jpg

これは大ショックだった。
CIMG6786_20190907213404bb5.jpg

しかし、あの登山道をピストンするよりは、余程マシなのだ。
CIMG6787_20190907213406ed3.jpg

開き直って歩くことにする。
CIMG6788_20190907213407a36.jpg

コンパクトカメラはザックの腰ポケットにちょうど入ることが分かり、今回は随分重宝した。
CIMG6789_201909072133408bb.jpg

普段はカメラを右手に持ったまま歩くのだが、雨が降った時や手を使うときは、そこにしまえばいい。
CIMG6790_20190907213341b1b.jpg

さっきの行動食だけでは足りなかったので、もらいものの抹茶クリームどら焼きも食べる。
CIMG6791_201909072133428c2.jpg

頂上から50分で4kmほど下ってきた。
CIMG6792_2019090721334488c.jpg

下り坂だけあって時速4kmより速い。
CIMG6793_20190907213346442.jpg

ムカデじゃないよ、葉っぱだよ。
CIMG6794_2019090721332095c.jpg

1時間で5km下った。あと半分だ。
CIMG6795_20190907213321abb.jpg

ということは、あと1時間もかかるのか。ちょっと、うんざり。
CIMG6796_20190907213323da9.jpg

これは初めて見る花だった。名前は分からない。
CIMG6797_20190907213324888.jpg

登山道との交差点の手前にゲートの跡があった。
CIMG6800_201909072133269c9.jpg

以前はここまで一般車が入れたのだろうか。
CIMG6801_20190907213258fca.jpg

しかし、駐車スペースは全くない。
CIMG6802_2019090721330006b.jpg

交差点のすぐ手前にある大きな木の下で雨宿りを兼ねて、ひと休み。
ここでザックの雨袋からグラノーラを取り出し、暇つぶし&栄養補給とする。
CIMG6803_2019090721330146a.jpg

14:05、やっと登山道との交差点を通過。
CIMG6804.jpg

アスファルトの水たまりに生える植物。たくましい。
CIMG6805_2019090721330472a.jpg

さて、ここからがまた長丁場。
CIMG6806_20190907213239e71.jpg

U字形のカーブの連続で標高を下げていく。
CIMG6807_20190907213240293.jpg

なんと青空が見えてきた。登山あるあるである。
CIMG6808_20190907213242afc.jpg

今度は舗装の継ぎ目に沿って生えるすき間ちゃんたち。
CIMG6809_20190907213243d59.jpg

やった~ゲートだ~
CIMG6810_20190907213245baf.jpg

右側に歩行者用の通路があった。
CIMG6812_20190907213218621.jpg

これが出てきたということは、ゴールは近いのかなと思ったのだが
CIMG6813_20190907213220d4a.jpg

山旅ロガーを見ると、あと2.5kmくらいありそうだ。
CIMG6814_2019090721322180e.jpg

再び、がっくり。
CIMG6815_20190907213223a12.jpg

実は登山開始前、車で行けるところまで行ってみようかという色気が生じたのだが
CIMG6816_20190907213224054.jpg

もし、そうしていたら、ここから駐車場に戻らなければならないので、往復5km、時間にしたら約10分無駄にしたことになる。
CIMG6817_20190907213158622.jpg

ただ、路肩に停めて、ここから歩き始めたら、1時間くらい節約できたという計算も成り立つ。
CIMG6818_20190907213200cc7.jpg

普通、下界側が舗装で、山側がダートのはずだが、この道は逆だった。
CIMG6819_20190907213201252.jpg

傾斜が急で土砂が流れやすい方を舗装にしたのかもしれない。
CIMG6820_201909072132031d9.jpg

あとは砂金沢川に沿って、ひたすらほぼ真っすぐな道を進んでいった。
CIMG6821_20190907213204bab.jpg

(つづく)
このページのトップへ

ピンネシリ(3)

【2019年8月24日(土)】ピンネシリ
ピンネシリ(1100m)を登山中。
CIMG6621_20190907052233e64.jpg

標高750m付近で小さな小さな沢を渡った。
CIMG6623_20190907052234f9f.jpg

このあたりから、ようやく傾斜が急になってきた。
CIMG6624_20190907052236b7f.jpg

傾斜しているのに、ぬかるんでいるという不思議な道。
CIMG6625_20190907052237dfc.jpg

歩き始めて2時間が経過した。
CIMG6626_20190907052239e69.jpg

そこはアジサイ畑。
CIMG6627_2019090705220883a.jpg

おそらくサマニヨギ。
CIMG6628_201909070522108f4.jpg
CIMG6632_20190907052145de9.jpg

再び、細い沢をまたぐ。
CIMG6629_20190907052212001.jpg

水はしっかり流れている。
CIMG6630_20190907052213c3e.jpg

展望が開けると晴れているところもあるのだが。
CIMG6631_2019090705221571a.jpg

これはアジサイの葉っぱ。
CIMG6633_20190907052147041.jpg

道は右にトラバースを始めた。
CIMG6634_201909070521484ca.jpg

それとともに、刈り払いが行き届かなくなってきた.
CIMG6635_20190907052150d84.jpg

雪の重みで横に伸びている木々。
CIMG6636_20190907052151cc3.jpg

ここで道を踏み外し、尻もちを付いてしまった。
CIMG6637_201909070521130ba.jpg

おそらくカニコウモリ。
CIMG6638_20190907052114984.jpg

コケとシダ。
CIMG6639_20190907052116ce0.jpg

ハクサンボウフウの白い花火。
CIMG6640_20190907052117f39.jpg

ヤマアジサイの青。
CIMG6641_20190907052119f36.jpg

エゾオヤマリンドウの青。
CIMG6642_2019090705205391d.jpg

そして標高900m突破。
CIMG6644_20190907052056bb1.jpg

ちょうど待根山(1002m)を巻きながら登っていることになる。
CIMG6645_20190907052058c25.jpg

根曲り竹を踏みしめて進む。
CIMG6646_20190907052059b3a.jpg

とうとうガスの中に入ってしまった。
CIMG6647_20190907052033dd8.jpg

さっきはあんなに陽が射していたのに。
CIMG6648_201909070520341a3.jpg

しかも、ササが登山道に覆いかぶれっており、歩きにくい。
CIMG6649_20190907052036c41.jpg

自分の頭は避けても、ザックに引っかかってしまうのだ。
CIMG6652_2019090705201295a.jpg

アダムとイブのイブ。葉っぱで股間を隠している感じ?
CIMG6651_2019090705203945e.jpg

やっと、あと1km地点。
CIMG6653_20190907052013efb.jpg

ここまでの5kmに2時間半かかっている。平均時速2kmだ。
CIMG6654_20190907052015ac6.jpg

山頂はガスで全く見えない。
CIMG6655_201909070520165a3.jpg

何か動くものがいた!と思ったらカエルだった。
CIMG6656_20190907052018099.jpg

全然、ササ刈りが追いついていない。
CIMG6657_20190907051949938.jpg

アザミ初登場。
CIMG6658_20190907051951240.jpg

ガスのおかげで幻想的ではあるのだが。
CIMG6659_20190907051952a18.jpg

待根山とピンネシリの分岐(鞍部)に向け、最後の急登。
CIMG6660_20190907051954b46.jpg

さあ、もう少し。
CIMG6661_20190907051955d95.jpg

13:48、ようやく分岐に到着。
CIMG6662_20190907051930a36.jpg

頂上は全く見えず。しかも、いきなりすごい風だ。
CIMG6664_20190907051933dae.jpg

これはたまらんので2歩退いて、風の来ないところで雨具の上を着込むことにした。
CIMG6663_2019090705193267a.jpg

防寒をしっかりして、まずは左手の待根山へ向かう。
CIMG6665_2019090705193415a.jpg

階段が整備されているが、その間隔が非常に短く、歩きにくい。
これが延々と続く。
CIMG6670_2019090705190866e.jpg

ピークらしきところに出たが、まだ先に別のピークが霞んで見える。
CIMG6672_20190907051910572.jpg

ササの背の高いところは風を防いでくれるので助かった。
CIMG6673_20190907051911c16.jpg

このあたりには、ウメバチソウやトモエシオガマが咲いていた。
CIMG6674_2019090705191387c.jpg
CIMG6675_20190907051914e80.jpg

ウメバチソウがこんなに集中しているのも珍しい。
CIMG6676_201909070518479ff.jpg

アキノキリンソウはこの季節の定番だ。
CIMG6677_201909070518497af.jpg

頂上はあそこだろうか。
CIMG6678_201909070518503ac.jpg

分岐から8分で標高1000m地点を通過。
CIMG6680_201909070518538e9.jpg

頂上は間違いなくあれだろう。
CIMG6682_201909070518533c9.jpg

ハイオトギリが雨に濡れている。
CIMG6684_2019090705182468a.jpg

分岐から10分ちょっとで待根山の山頂に到着した。
CIMG6686_20190907051826fec.jpg

真っ白なので眺望はゼロ。
CIMG6691_20190907051711fa5.jpg

以前はこの先の隈根尻山(971m)まで縦走できたようだが
CIMG6692_20190907051712c15.jpg

現在は廃道になっている。
CIMG6688_201909070518287be.jpg

旧縦走路には通行禁止のロープが張られていた。
CIMG6689_20190907051829a3c.jpg

あたりは一面のササ原である。
CIMG6687_20190907051826c1b.jpg

ひっそりと咲いていたエゾトリカブト。
CIMG6690_201909070517095c1.jpg

南斜面の方にはウメバチソウが点々と咲いていた。
CIMG6693_2019090705171472a.jpg

風も強いし、何も見えないので長居は無用。2分で引き返す。
CIMG6694_20190907051715af8.jpg

途中、クマの糞を発見。何か赤い実を食べたようだが消化しきれてなかった。
CIMG6697_201909070516456a3.jpg

可憐なチシマフウロ。待根山は花の山だ。
CIMG6698_201909070516462b9.jpg

再び標高1000m地点を通過。
CIMG6699_20190907051648352.jpg

この階段は滑るので、本当に「足もと注意」だ。
CIMG6701_20190907051649b2f.jpg

頂上から8分で分岐まで戻ってきた。
CIMG6702_201909070516520cd.jpg

今度は直進して、ピンネシリに向かう。
CIMG6703_201909070516231f8.jpg

こちらではヤマハハコが迎えてくれた。
CIMG6704_20190907051625ec6.jpg
CIMG6705_2019090705162603f.jpg

徐々にヤブがうるさくなってきたので、雨具の下を履いた。
CIMG6706_201909070516283ed.jpg

このすぐ先に標高950mの標識。
CIMG6707_20190907051629ae5.jpg

ここから登山口まで4.8kmとある。
これは私が登ってきた道ではなく、南斜面の一番川コースのことだ。
CIMG6708_20190907051552a3d.jpg
ちなみに、標高950mというのは誤りで、実際はほぼ1000mある。

おや、オヤマリンドウ。
CIMG6710_20190907051554950.jpg

このあたりはしばらくアップダウンだ。
CIMG6711_20190907051555144.jpg

またしても、この階段。
CIMG6712_20190907051557d2c.jpg

ガスでよく見えないが、右側は深く切れ込んでいるようだ。
CIMG6713_201909070515585f5.jpg

崩落箇所にはロープが張られている。
CIMG6714_20190907051523ddd.jpg

ちなみに、鞍部からピンネシリの頂上までの標高差は約150m。
CIMG6715_201909070515253fb.jpg

待根山方面を振り返るも、やはりガス。
CIMG6716_201909070515263bb.jpg

行く手に、うっすら頂上らしきラインが見えてきた。
CIMG6717_20190907051528969.jpg

孤高のエゾニュウ。
CIMG6718_20190907051529714.jpg

おそらく、あのあたりが頂上なのだろうが、確かに気象レーダーは全く見えない。
CIMG6719_2019090705150355d.jpg

雨に萎れたコバギボウシ。
CIMG6720.jpg

こんな天気の日はカタツムリだよね~
CIMG6721_20190907051506d3b.jpg

傾斜が急になったと思ったら、ロープのご用意が。
CIMG6723_2019090705150866c.jpg

見上げると、標高1000mの標識。これはあっている。
CIMG6724_2019090705150949f.jpg

さっきのロープはいつのまにか結界代わりになっていた。
CIMG6726_20190907051446e96.jpg

このあたりの階段は間隔があって歩きやすかった。
CIMG6729_201909070514496f4.jpg

(つづく)
このページのトップへ

ピンネシリ(2)

【2019年8月24日(土)】ピンネシリ
樺戸三山の一つ、ピンネシリ(1100m)に来ている。
CIMG6531_20190906051614040.jpg

この標識の「アト」は「あと」にしてほしかった。
CIMG6532_20190906051615b69.jpg
どうも「アート」と読めてしまうのだ。

緩斜面ではあるが、二つ目の小ピークに差し掛かっている。
CIMG6533_20190906051617060.jpg

ここまで、天気はどうにか持ちこたえてくれている。
CIMG6534_20190906051619e0f.jpg

早くも紅葉。
CIMG6535_20190906051620607.jpg
CIMG6537_20190906051556839.jpg

こちらは地味な花だが、見たことがない。
CIMG6536_20190906051554ca1.jpg

小ピークからの下りで一瞬、山頂方面が望めた。やはりガスっている。
CIMG6539_201909060515573f7.jpg

やはり、今日はキノコの山ということで我慢するしかないか。
CIMG6540_20190906051558a3e.jpg
CIMG6542_20190906051600f3a.jpg

50分弱で2kmちょっと進んだ。
やはり緩斜面なので、ザックは重いが、それなりのペースで歩けている。
CIMG6543_20190906051534e6f.jpg
しかし、この「標語」はいただけない。
古い時代の遺物なのだろうけど。

キノコは本当にいろんな姿を見せてくれて、面白い。
CIMG6544_2019090605153686a.jpg
CIMG6546_20190906051539c44.jpg

小ピークから下り切って、ここからまた登り。
CIMG6545_20190906051537f08.jpg

そこにクマの糞。
CIMG6547_20190906051540df6.jpg

クマは、キノコは食べないのだろうか。
CIMG6548_2019090605151391c.jpg

倒木2連発。
CIMG6549_20190906051514763.jpg

いや~、この糞はかなり新しい。怖いよ~
CIMG6550_20190906051516fbf.jpg
熊鈴だけでは心もとないので、テン泊装備として持ってきたラジオを付けてみたが、ポケットに入れるとノイズがひどくなるので、結局消してしまった。

ほぼ1時間で、管理道路との交差点に出た。
なんと舗装ではないか。帰りは文句なく、この道を使おう。
CIMG6551_201909060515173cc.jpg

この地点の標高は464m。さっきの小ピーク(約500m)より低い。
CIMG6552_201909060515189bd.jpg

とくに休憩はせず、登山道へ。
CIMG6553_20190906051453e38.jpg

ここから中盤戦ということになる。
CIMG6555_20190906051454108.jpg

序盤戦で200mしか登っていないとは。
CIMG6556_201909060514569c4.jpg

まだまだ先は長い。
CIMG6557_20190906051457422.jpg

道は依然として緩斜面。
CIMG6558_20190906051459074.jpg

この数字も、随分中途半端だ。3.5kmでいいのに。
CIMG6559_20190906051432501.jpg

道のど真ん中で成長中。
CIMG6560_20190906051434a13.jpg

これはツタウルシかな。
CIMG6561_20190906051435a60.jpg

お~眺望!ただの稜線だけど。
CIMG6562_201909060514378f3.jpg

親子。
CIMG6563_201909060514387e3.jpg

ササはきれいに刈ってくれているので、とてもありがたい。
CIMG6564_201909060514125f8.jpg

白樺の並木道。
CIMG6565_20190906051414ffe.jpg

白い殻を破って出てきた赤いキノコ。
CIMG6566_20190906051415935.jpg

こちらは右のキノコがなぜか粉々になっている。
CIMG6567_2019090605141722b.jpg

標高550m付近は左手がかなり切れ落ちていた。
CIMG6568_20190906051418675.jpg

きっと、さっきと同じ種類のキノコだろう。
その成長過程を見ることができた。
CIMG6570_20190906051353bd1.jpg
CIMG6571_20190906051355438.jpg
CIMG6569_201909060513522f8.jpg

「あと3km」地点は12時半に通過。
CIMG6572_20190906051356b27.jpg

そろそろお腹が減ってきた。適地を探そう。
CIMG6573_20190906051358b5e.jpg

色にムードがないがハート形。
CIMG6574_2019090605133170e.jpg

白樺林。
CIMG6576_201909060513327da.jpg
このあたりで、下山してくる先行者とすれ違った。
40代くらいのご夫婦であった。
お互い、人恋しかったのか、少々会話。
頂上はガスで風も強く、頂上に立っても気象レーダーが見えないほどだったという。
「でも、登りの時と違って随分、雰囲気も変わってきたから、きっと晴れますよ」と、ありがたいお言葉。
しかし、さっき見えたピンネシリの山頂はしっかり雲がかかっていたのは分かっているので、とくに期待はしていない。
お2人は8時に出発したのだという。
私より3時間以上早い。なのに、ここですれ違ったということは、登りにまだ1時間半かかるということだ、ちょっと甘く見ていた。
お互い明るく「気をつけて~」と声を交わしたが、この先、山の中には私とクマしかいないことになる。
どうか鉢合わせしませんよう。

12:45頃、いい倒木を見つけた。
CIMG6577_20190906051334dba.jpg

これをイス代わりに、お昼にしよう。
CIMG6578_20190906051335089.jpg

もうこの先には誰もいないのだから、気兼ねする必要はない。
本日は、山わさびおにぎりと稲荷寿司。
CIMG6579_20190906051337acf.jpg

のんびり休むつもりが10分で平らげてしまった。
CIMG6580_201909060513104aa.jpg
久々の15km超えザックで1時間半休まずに歩いてきたのに、なぜか全く疲れていない。
これは調子がいいわ。

それにしても、この虫食いみたいな模様は何だろう。
CIMG6581_2019090605131206c.jpg
CIMG6582_20190906051313b4d.jpg

オオカメノキの葉っぱの形が好きです。
CIMG6583_2019090605131558c.jpg

キノコの家族。
CIMG6585_20190906051316358.jpg

ホットケーキのようなキノコ。
CIMG6586_2019090605125146f.jpg

あれあれ~なんだか晴れてきたぞ。
CIMG6587_20190906051252bb4.jpg

これ、この通り。
CIMG6589_201909060512552d0.jpg

このまま頂上も晴れてくれるといいのだが。
CIMG6590_20190906051257f27.jpg

これらはもしかして同じ種類のキノコなのだろうか。
CIMG6588_20190906051254077.jpg
CIMG6591_2019090605123288c.jpg

晴れて明るくなると、クマも出てこなくなるような気がするのは勘違いだろう。
CIMG6592_2019090605123313f.jpg

今度は「アト」ではなく「まだ」になった。
CIMG6593_2019090605123511d.jpg

巨大なヨツバヒヨドリ。
CIMG6594_20190906051236bc9.jpg

お馴染みの花々。
CIMG6595_2019090605123840c.jpg
CIMG6596_2019090605121030d.jpg

ここは標高680m。
CIMG6597_201909060512121b5.jpg

陽が射していたのは、ほんの一瞬だった。
CIMG6598_201909060512130a4.jpg

おかげで影のない写真が撮れる、というのは負け惜しみ。
CIMG6599_201909060512167ff.jpg

13:00。
CIMG6600_20190906051216376.jpg

標高的にはやっと半分のところまで来た。
CIMG6601_201909060511469d2.jpg

ピンネシリのキノコはその名の通り、ピンと立っている。
CIMG6603_2019090605114942a.jpg

りりしい。
CIMG6604_201909060511507c2.jpg

そろそろ711mピークのはず。
CIMG6605_20190906051152988.jpg

このリボンがその目印だろう。
CIMG6606_20190906051127e8f.jpg

再び稜線が見えたが、やはり頂上付近はガスの中。
CIMG6607_20190906051128e20.jpg

結局、しっかり曇ってしまった。
CIMG6608_20190906051130062.jpg

天気は必ずしも回復に向かっているわけではないようだ。
CIMG6609_20190906051131866.jpg

久々に展望が開けたが、この程度である。
CIMG6610_201909060511331a3.jpg

まだ、山は緑一色。
CIMG6611_201909060511071ed.jpg

まだまだ夏である。
CIMG6612_20190906051108182.jpg

ヨツバヒヨドリが増えてきた。
CIMG6613_20190906051110b8a.jpg

この季節の北海道の低山では定番の花である。
CIMG6615_201909060511137b4.jpg

タカネニガナもよく見る花だ。
CIMG6614_20190906051111886.jpg

マッシュルーム的な。
CIMG6616_20190906051049485.jpg

同じものです。
CIMG6618_20190906051051230.jpg
CIMG6619_20190906051052809.jpg

やっと標高750mを超えた。
CIMG6620_201909060510533bb.jpg

(つづく)
このページのトップへ

ピンネシリ(1)

【2019年8月24日(土)】ピンネシリ
先週の札幌岳(1293m)登山で、新しい登山靴での東大雪縦走は厳しいことが分かった。一緒に買ったトレランシューズならどうだろうということで、試しに1回登ってみることにした。
天気予報は全道的にあまり芳しくないが、その中でも何とか持ちそうなピンネシリ(1100m)を選んだ。
札幌近辺の山に登ると、北の方角に見える樺戸三山の一つである。
頂上に気象レーダーがあることでも知られている。
いずれ行きたいと思っていたので、この機会を生かすことにした。
普段なら日帰り装備なのだが、この日はテン泊縦走のトレーニングも兼ねて、65㍑のザックを担ぐことにした。
今回は炊事用の水と酒は入れなかったが、重さは15kgある。
この重さを担ぐのは昨年の十勝岳・オプタテシケ山縦走以来。
あの時は十勝岳の登りでバテバテになってしまったので、重さ対策として、骨折直後のリハビリ登山で使った片手用のストックを持っていくことにした。
おそらく、これがよかったのだろう。ほぼ通常通り歩くことができた。
靴も問題なかったので、東大雪に向け、明るい展望が開けた。

一応、曇りの予報だったのに、札幌は朝から雨だ。
もう一度、天気予報を見直すと、ピンネシリのある新十津川町は降水量ゼロなので、それを信じることにした。
7時出発、9時登山開始のつもりだったが、若干寝坊してしまい、7時半の出発となった。
北の空はちょっと明るいので期待した通り、当別あたりは路面も乾いていたし、晴れ間も見えたのだが、その後はまた降ったり止んだり。
目まぐるしい変化だ。
今日はトレーニングなのだから、多少の雨でも歩くつもりだったのだが、山がすっぽり雲に隠れている状況を見て、気持ちが萎えた。
浦臼町に入っても天候回復の兆しが見えなかったので、潔く断念。
駅舎めぐりに切り換えることにした。
函館本線も美唄以北砂川までと旭川近辺の2駅がまだ未撮影なのだ。
ちょうどいいので、浦臼から右折して、茶志内駅に向かった。
国道275号沿線は雨模様だったが、国道12号沿線は明るめの曇り。
茶志内駅、奈井江駅、豊沼駅と1時間半ほどかけて北上していくうちに
CIMG6355_20190905051459f94.jpg

なんと樺戸三山方面の雲が取れてきたではないか。
CIMG6465_201909050515003d3.jpg

雨雲レーダーを確認すると、今後、このあたりに雨雲はかからないことも分かった。
すでに10時半を過ぎていたが、再び方針変更。
登山口へとハンドルを切った。
CIMG6470_20190905051502cf0.jpg

取りあえず目指すのは、そっち岳スキー場。
CIMG6472_20190905051503ad5.jpg

ちゃんと標識があり、スキー場も標高差が100mもなさそうな小さなところだったが、現役のように見えた。
CIMG6475_20190905051505d0d.jpg

登山口への林道は、スキー場のさらに奥。
700mほど進むと分岐があった。
CIMG6477_201909050514396c9.jpg

標識がないので、どちらが登山口への道なのか分からない。
右は舗装のままなので、そっちに行きたくなるが、幸い道路地図を持っていたので確認したら左だった。
CIMG6478_201909050514417c9.jpg
この先はダートである。
砂金沢川という、明治末期にゴールドラッシュに沸いたという川に沿って遡っていく。

間もなく入林届のボックスがあったが、まさかここが登山口ではないのでスルー。
CIMG6479_2019090505144350d.jpg

ところどころに土砂崩れの跡があるが、道はそれを乗り越えるような形で応急措置がしてあった。
CIMG6843_20190905051122bcc.jpg
この道は山頂の気象レーダーの管理道路も兼ねているので、簡単には通行止めにしないのだろう。
いくつか老朽化した橋を渡って、どんどん山奥へ入っていく。

沿道には外来種のオオハンゴンソウが咲き乱れていた。
CIMG6480_20190905051444c5a.jpg
林道を6km近く進むと、やっと登山口の駐車場に到着した。
車が1台あって、ものすごく安心した。
本当に北海道の山に単独で入るのは怖い。
マイナーな山であればなおさらだ。
先行者が1人いるのといないのとでは気分的に大違いだ。

念入りにストレッチをして、さあ出発!というところで、何とまた雨が降ってきた。
さっきは青空も見えていたのに何と言うことだ。
あわててザックカバーを装着して仕切り直し。
そのうち、すぐ止んでくれたので、雨具は着ないでスタートした。
時刻はすでに11:45。下山は17時くらいになってしまうだろう。

駐車場にある大きな「ピンネシリ登山コース案内」の看板には、ピンネシリ命名の由来が書かれていた。
CIMG6482_201909050514469d5.jpg
ピンネシリとはアイヌ語で「男の山」、隣にある待根(尻)山(マツネシリ)は「女の山」という意味だ。
もともとは、「家の形をした山」ということで「チセネシリ」と呼ばれていたが、津波の際にこの山に避難して難を逃れたことから「神の山」と呼ばれるようになり、いつの間にか、男のように強く、女のように優しい山というイメージに変わり、双耳峰がそれぞれ「男山」「女山」と呼ばれるようになったそうだ。

登山口は駐車場から100mほど戻ったところにあった。
CIMG6483_201909050514215ee.jpg

さて、ようやく登山開始。
CIMG6484_201909050514227f3.jpg
コンパクトカメラを右手に持っている関係上、ストックは左手となった。

頂上への距離は6.12kmとのことである。結構長い。
CIMG6485_20190905051424795.jpg

時速2kmで歩いても3時間かかるではないか。
2時間半くらいで登れると高をくくっていたが、これはかなりしんどうそうだ。
CIMG6486_201909050514255c3.jpg

登山口の標高は約270m。単純標高差で730mもある。
これにアップダウンや待根山(1002m)が加わるので累積標高差は1000m近くになるだろう。
CIMG6487_201909050514279b7.jpg

取り付きで40mほど一気に登るが
CIMG6488_20190905051403b68.jpg

あとは延々と基本的になだらかな道である。
これが結果的にはありがたかった。
ザックが重いので最初から急登だったら、バテてしまっただろう。
緩斜面でペースをつかめたのが、最終的に疲れないで済んだ一因だと思っている。
CIMG6489_201909050514042e3.jpg

ただ、事前に見たヤマレコのレポートの通り、倒木が異常に多い。
CIMG6490_20190905051406423.jpg

またいだり、くぐったり、ひと苦労だ。
CIMG6496_20190905051348c89.jpg

それと、キノコもものすごく多かった。
CIMG6491_2019090505140700f.jpg

種類が分からないので眺めるだけなのだが、食べられそうな(実際は分からない)ものもたくさんあった。
CIMG6492_20190905051409b4d.jpg

キノコも名前が分かったら、もっと山が楽しくなるかもしれない。
CIMG6493_201909050513431ee.jpg
CIMG6495_2019090505134614b.jpg

基本的にはずっと樹林帯である。
CIMG6494_2019090505134563f.jpg

ピンネシリへのゲートのような巨樹もあった。
CIMG6497_20190905051349a93.jpg

歩き始めて20分で、「アト5.5キロ」の標識。
CIMG6499_201909050513259dc.jpg

700mに20分かかった計算になる。ほぼ時速2kmだ。
CIMG6500_201909050513274be.jpg

倒木をまたぐ際、ストックは邪魔のようだが、乗り越えて、下りる時には便利だ。
CIMG6501_20190905051328b01.jpg

くぐる時は、ザックの背が高いので、かなりかがまないと引っかかってしまう。
CIMG6502_20190905051330e04.jpg

これらの倒木はやはり台風によるものなのだろう。
CIMG6503_20190905051301922.jpg
北海道もひと頃と比べると、台風の上陸が増えた気がする。

咲いている花は、まだ標高も低いし、大味なものが多い。
ヤマアジサイはその一つ。
CIMG6504_201909050513032bc.jpg

オオカメノキはもう真っ赤な実を付けて、紅葉も始まっていた。
CIMG6505_20190905051305934.jpg

キノコを見ると、つい写真に撮ってしまう。
CIMG6506_20190905051306cf9.jpg
CIMG6507_20190905051307c29.jpg

倒木の枝は払ってくれているが、人力では運べないからか、幹を切断してスムーズに通れるようにまではしてくれていない。
CIMG6508_20190905051243f86.jpg

ただ単調な道だけに、倒木が一つの刺激になってくれたことも確かだった。
CIMG6509_201909050512444ec.jpg

紅白のキノコがかわいい。
CIMG6510_20190905051246157.jpg
CIMG6511_20190905051247738.jpg
CIMG6512_201909050512491ab.jpg

ところで、先行の人はどのくらい前に出発したのだろうか。
なるべく、長い間、山の中にいてほしい。
CIMG6513_20190905051217262.jpg

小さい秋を見つけながら、黙々と進む。
CIMG6514_20190905051219d20.jpg
CIMG6515_2019090505122012e.jpg
CIMG6517_20190905051223ba6.jpg

夏も終わりかけのこの時期になると、葉っぱの虫食いも進んでいる。
CIMG6516_201909050512223f8.jpg

ちょうど30分で「山頂まで5km」の表示。
CIMG6518_201909050511579d9.jpg
「急がずにゆっくり守ろうマイペース」。一応七五調になっている。

木々の隙間から、やっと隣の尾根の稜線を覗くことができた。
CIMG6519_201909050511597d3.jpg

475m標高点を通過。
CIMG6520_20190905051200d66.jpg

まだまだ倒木祭りは続く。
CIMG6521_20190905051202433.jpg
CIMG6523_201909050511371dc.jpg

キノコもにょきにょき。
CIMG6522_20190905051203c21.jpg
CIMG6524_2019090505113867d.jpg
CIMG6526_20190905051140551.jpg

コンパクトカメラだと、ローアングルで撮れるのでおもしろい。
CIMG6527_20190905051141706.jpg

それにしても、こんなに平坦では、全然標高が稼げない。
CIMG6528_20190905051143897.jpg
CIMG6529_201909050511196c0.jpg

たまに開けたところに出ると、そこはササ原だった。
CIMG6530_20190905051123299.jpg

(つづく)
このページのトップへ

2019札幌岳(下)

【2019年8月18日(日)】札幌岳
札幌岳(1293m)から下山中。
DSC_2217_20190904052217c28.jpg

靴を洗いながら渡渉する。
DSC_2218_20190904052219944.jpg

冷水小屋から30分ちょっとで、林道横断地点に到着。
DSC_2219_2019090405222098f.jpg
ここまで我慢していたが、やはり靴が合わない。
登っている途中から、かかとが痛かったが、ここにきて足裏がかなり疲れている。
インソールを入れたのに、入れなかった前回よりひどい症状だ。
これはインソールの問題ではなく、慣れるしかないのかもしれない。

10数分休んで、出発。あと2kmちょっとなので我慢して歩く。
DSC_2221_201909040522226f1.jpg

慣れると言っても、月末にテントを担いでの東大雪縦走が待ち構えている。
それまでに慣れるのはとても無理だ。
DSC_2222_20190904052223380.jpg

一緒に買ったトレランシューズで行かざるを得まい。
ただ、それもフィットするかどうか分からないので、少し練習しなくては。
DSC_2223_201909040521594ca.jpg

そんなことを考えながら歩いた。
DSC_2224_20190904052200017.jpg

終盤になって、こんな花を見つけた。
DSC_2225_20190904052202b27.jpg

こちらはそのつぼみ。
DSC_2226_20190904052203db4.jpg
初めて見た。何という花なのだろう。特定するまでに時間がかかりそうだ。

15時を過ぎると、もうすっかり夕方の雰囲気である。
DSC_2228_201909040522053f5.jpg

この橋を渡れば、あと1km。
DSC_2229_201909040521401cb.jpg

植林帯では、若者たちに道を譲って
DSC_2230_20190904052142f39.jpg

16時過ぎにやっとゴール。
DSC_2231_20190904052143e08.jpg
コースタイム5時間50分のところ、1時間オーバーの6時間50分。
でも、休憩時間を除けば、歩行時間は5時間20分なので、遅かったわけではない。

やっと登山靴から解放されて、さっそく豊平峡温泉へ。
DSC_9921_20190904052144bf0.jpg
前回の露天風呂は「無意根の湯」だったが、今回は別のお風呂だった。
名前は忘れてしまったが、今回の方が広かった。
男女を入れ替えているわけだ。別の風呂に入れてよかった。

1時間近く、のんびりして、今回はレストランへ。
DSC_9922_201909040521462e6.jpg

やはり、ここに来たら有名なカレーを食べなくては。
これまでは時間がちょっと早かったりして機会に恵まれなかったが、今日はやっと食べられる。
DSC_9923_2019090405211817e.jpg

いろいろと種類があったが、肉も食べたかったのでキーマカレーにした。
DSC_9924_20190904052120e51.jpg

水分としては、久々のラッシー。
DSC_9925_20190904052121688.jpg
ナンの大きさにもびっくりしたが、カレーの量も見た目以上にある。
味自体はオーソドックスで、私の好み。
途中からお腹いっぱいになったが、きれいに平らげた。

ナンを焼いているイケメンのお兄さんに挨拶して退出。
DSC_9926_20190904052123cc0.jpg

いい湯、いいカレーでございました。
DSC_9928_201909040521243e8.jpg

17:45に豊平峡温泉を出発。
DSC_9929_20190904052105b6a.jpg
18:30には帰宅した。
靴のせいで狩場山以上に疲れた登山になったが、東大雪に向けていい勉強になった。

【行程】2019年8月18日
登山口(9:09)~第1渡渉地点(9:30)~林道横断地点(9:57休憩10:06)~冷水小屋(10:44休憩10:59)~頂上台地北端(11:44)~標高1190m地点(12:06休憩12:11)~1280m地点(12:30休憩12:34)~頂上(12:36昼食13:16)~冷水小屋(14:32休憩14:44)~林道横断地点(15:18休憩15:22)~登山口(16:01)
※所要時間:6時間52分(歩行時間:5時間20分)コースタイム:5時間50分
※登った山:1座(新規なし)
※歩行距離:11.6km
※累積標高差:約900m
このページのトップへ

2019札幌岳(中)

【2019年8月18日(日)】札幌岳
札幌岳(1293m)を登山中。
DSC_2134_20190903052012047.jpg

冷水小屋からの急登が一段落したところだ。
DSC_2135_2019090305201439a.jpg

あの急坂に、こんなふうにひと息つける平坦地があったっけと、ちょっとびっくり。
DSC_2136_20190903052015baf.jpg
地形図を見ると、確かに50mほど登ったあたりに等高線の間隔の広いところがあった。

しかし、それもわずかの間。すぐにまた急登が始まった。
DSC_2137_20190903052016858.jpg

冷水小屋が標高860m、頂上台地のへりが1100mなので、250mを一気に登らなければならない。
DSC_2138_2019090305201800e.jpg

ここが、まさに札幌岳の核心部である。
DSC_2139_20190903051944028.jpg(シロバナニガナ)

依然として樹林帯で展望はきかない。
なので高山植物を撮影しながら登っていく。
オオカメノキの実とか、アキノキリンソウとか。
DSC_2140_20190903051945ec9.jpg
DSC_2144_20190903051950170.jpg

ナナカマドの紅葉が早くも始まっていた。
DSC_2143_20190903051948984.jpg

登山道は岩あり、滑りやすい土あり。
DSC_2142_20190903051947d1d.jpg
DSC_2145_2019090305192541c.jpg

標高1050mに達したあたりで、やっと背後の視界が開けた。
無意根山(右、1464m)と中岳(左、1388m)がちゃんと見えた。
DSC_2146_20190903051927ed7.jpg

間もなく、直登は終わり、右へとトラバースしていく。
DSC_2147_20190903051928bd7.jpg

傾斜は緩くなったが、あちこちに露出している岩を乗り越えなければならず、それほど楽はさせてもらえない。
DSC_2148_20190903051929ccd.jpg

こんな状態のいい路面はまれだ。
DSC_2149_201909030519310db.jpg

このあたりですれ違った単独男性が「上はひどいですよ。川みたいです」と教えてくれた。
さっき、長靴の人ともすれ違ったが、そんなに昨日の雨の影響が残っているのか。
どうしようもないので、とくに聞きたくない情報だった。
DSC_2151_20190903051907914.jpg

ダケカンバの並木を抜けると
DSC_2152_20190903051908d64.jpg

頂上台地に出た。
DSC_2153_20190903051910efa.jpg

しばらくは、ほぼ平らだ。
DSC_2154_201909030519110db.jpg

間もなく、水たまりが出てきた。
DSC_2155_20190903051913d77.jpg

そこにミミズさん。
DSC_2156_20190903051846e44.jpg

ずっと路面には水があるが、この程度なら、とくに気にならない。
DSC_2157_201909030518489b8.jpg

道幅いっぱいに水とぬかるみが広がっているところも何か所かあったが、道の端っこをササをかき分けて歩けば、そんなに靴は汚れないで済んだ。
DSC_2158_20190903051849581.jpg

傾斜が出てくると、沢状態になったが、石があるので大丈夫。
DSC_2160_20190903051851cf3.jpg

こんなところも、避けて歩くことは可能だった。
DSC_2161_20190903051852270.jpg

石をとびとびに歩くところはスリップ注意。
DSC_2162_20190903051820bbe.jpg

このようなところは、水の中を歩いた方が、靴の汚れが取れてありがたいくらいだった。
DSC_2163_201909030518224c5.jpg

水量はやはり多いみたいで、段差のあるところは滝になっていた。
DSC_2164_20190903051824f06.jpg

白いキノコさん。
DSC_2165_20190903051825386.jpg

標高1150mに達すると、固く締まった路面になった。
DSC_2166_20190903051826a40.jpg
火山灰なのだろうが、なぜこの土はぬかるみにならないのだろう。

冷水小屋からずっと歩き続けてきたので、標高1190mのあたりで立ち休み。
DSC_2167_20190903051800fd6.jpg

5分弱で登山を再開した。
DSC_2169_20190903051801fa8.jpg

あとは標高差100mだが、だらだらとした登りが延々続く。
DSC_2170_201909030518038cb.jpg

でももう、ひと踏ん張りだ。
DSC_2171_201909030518043e6.jpg

頂上には12時半過ぎに到着。
DSC_2174_20190903051806894.jpg

冷水小屋から1時間40分弱。
水たまりに邪魔されて、コースタイム(1時間半)を少々オーバーしてしまった。
DSC_2180_20190903051746cbc.jpg

登頂するまでに10数組の登山者とすれ違ったので、駐車場にあった車の台数(約20台)から差し引いて、10人くらいの登山者がいると予想していたが、その通りだった。
休むのにいい場所は、ほぼ埋まっていたので、奥の岩の近くに陣取った。
DSC_2178_2019090305174580a.jpg

昼飯前にまずは眺望を撮影。
北側は雲があったが、南側は霞んではいるものの晴れ渡っていた。
この突起は、お隣の空沼岳(1251m)。
DSC_2175_201909030517408ba.jpg

右の三角は狭薄岳(1296m)、その左が漁岳(1327m)。
DSC_2176_20190903051742654.jpg

恵庭岳(1320m)ははじめ雲に隠れていたが、間もなく姿を見せてくれた。
DSC_2177_201909030517431c6.jpg
尻別岳(1107m)はうっすら見えたが、羊蹄山(1898m)はだめだった。

ひと通り撮影したところで昼食。
今日のおにぎりは「悪魔」を混ぜてみた。
DSC_9915_20190903051517a85.jpg
天かすと青のり入りめんつゆ混ぜご飯だそうで、結構おいしかった。

しばらくして北側の雲が少し晴れ、札幌の市街地が見えてきたので、撮影再開。
DSC_9917_20190903051518750.jpg

白いお饅頭は、つどーむ(札幌コミュニティドーム)だろうか。
DSC_2183_20190903051724cfe.jpg

岩が露出しているのは八剣山(498m)。
DSC_2184_2019090305172647d.jpg

その左上に砥石山(826m)。
DSC_2185_20190903051727cc0.jpg

こんもりしているのは、すぐ北にある1190mピーク。
DSC_2186_2019090305170168f.jpg

昨年春に登った盤ノ沢山(939m)。
DSC_2190_20190903051707471.jpg

市街地。
DSC_2189_20190903051705e56.jpg

そんなこんなで頂上では40分ほどゆっくり過ごした。
DSC_2181_20190903051721a68.jpg

風もほとんどなく、全く寒くなかった。
DSC_2191_20190903051640f79.jpg

もう13:15になってしまった。それでは引き上げるとしましょう。
DSC_2187_20190903051703e17.jpg

石鎚神社よ、さようなら。
DSC_2188_20190903051704db9.jpg

ちなみに、ここは一等三角点でした。
DSC_2182_201909030517234a3.jpg

当然ながら、来た道を引き返す。
DSC_2192_20190903051642d03.jpg

でも、前回は豊滝側に下りたので、この道を下るのは初めてだ。
DSC_2193_201909030516438b9.jpg

石は濡れているので、スリップ注意。でも結局、この日は転倒しないで済んだ。
DSC_2194_20190903051645262.jpg

この土は意外に滑らない。
DSC_2195_201909030516469de.jpg

下りはさすがに進むのが速い。
DSC_2196_20190903051614064.jpg

頂上台地には一部、樹木が生えていない空間がある。
これも洞爺丸台風の影響だろうか。
DSC_2197_201909030516150ea.jpg

頂上台地を40分で通過。
DSC_2199_20190903051617017.jpg

ここからは急な下り坂。頑張らなくては。
DSC_2200_20190903051618bfa.jpg

倒れた木の根アートを横目に下っていく。
DSC_2201_20190903051620372.jpg

それにしても、よくこんな坂を登ってきたものだ、と下りの時には思う。
DSC_2202_20190903051554924.jpg

途中で、かしましいおばさんグループを抜かして、やっと冷水小屋の赤い屋根が見えてきた。
DSC_2203_20190903051556e8b.jpg

煙突から煙が出ている。
DSC_2204_201909030515572fc.jpg
誰がいるみたいだ。

頂上から1時間15分ほどかかって冷水小屋に到着。ふう。当然休憩。
DSC_2206_20190903051559a02.jpg

小屋の扉が開いていたので、覗いてみた。
DSC_2207_201909030516008af.jpg

2階にいるのか、人の姿が見えなかったので、中まで入るのは遠慮しておいた。
DSC_9919_20190903051455511.jpg
掃除が行き届いている感じだった。

玄関前の階段でチョコなどを食べていたら、10分くらいで例のおばさんたちが追いついてきたので、それを潮に出発。
DSC_2208_2019090305153245e.jpg

ここから登山口までコースタイムは1時間20分なので、下山は16時を過ぎてしまいそうだ。
DSC_2209_20190903051534ce8.jpg

しかも暗い樹林帯の中。頑張らなくては。
DSC_2211_201909030515359cd.jpg

お花はいくらか気晴らしになる。
DSC_2212_20190903051537a56.jpg

これは何の花だろうと思っていたが
DSC_2214_20190903051512b38.jpg

サラシマショウマのつぼみであることが分かった。
DSC_2213_20190903051538a2d.jpg

沢を渡るときには靴を洗う。
DSC_2215_20190903051515d65.jpg

さすがに水はきれいだった。
DSC_2216_20190903051515445.jpg

(つづく)
このページのトップへ

2019札幌岳(上)

【2019年8月18日(日)】札幌岳
台風10号は温帯低気圧となって前日のうちに通り過ぎてしまったのだが、まだ天候が不安定だ。
17日(土)の午後にはすっかり晴れ上がったのに、翌18日(日)はどの山も雲が取れるのは午後になるとの予報である。
当初は旭岳(2291m)を考えていたのだが、遠出をして不発に終わるとショックが大きいので、ニセコ・イワオヌプリ(1116m)か札幌岳(1293m)で検討。
結局、当日、230号を南下して、札幌岳に雲がかかっていたら、ニセコに行くという方針とした。

朝8時に家を出たときには藻岩山(531m)にも雲がかかっていたが、石山を通り過ぎると前方が晴れてきた。
そして、なんと札幌岳に雲がかかっていないことを確認。
行き先は札幌岳に決定となった。
2年前の9月以来、2回目ということになる。

定山渓温泉のコンビニで昼食を調達。
登山口には9時前に到着した。
おニューの登山靴にとっては2回目の登山だ。
今回はインソールを入れてきた。
これで、長く歩いても足裏が痛くならないはずだ。
ただ、余計なものを入れた分、ちょっときつくなった気がした。
ソックスの縫い目の出っ張りが靴擦れの原因になりそうだったので、一旦脱いで、はさみでカットした。
これで、たぶん大丈夫だろう。

ストレッチをして、9:10前に出発。
DSC_2075_2019090205263273c.jpg

しばらくは、冷水沢川に沿った平坦な道を行く。
DSC_2077_20190902052635a35.jpg

すっかり夏草が茂り、登山道にも進出しているが、スパッツを装着しなければならないほどでもなかった。
いつもよく見る変わった形の葉っぱの植物に花が咲いていた。
DSC_2076_201909020526345f8.jpg
とっても小さな、ちょっとピンクがかった花だった。初めて見た。

次に気になったのは、白いまだら文様の入った葉っぱ。
DSC_2078_2019090205263666f.jpg
これも名前は分からない。

こちらはカニコウモリ。こんなに集中して群生しているのはめずらしい。
DSC_2079_20190902052638074.jpg

大きな倒木をくぐる。
DSC_2080_20190902052614906.jpg

歩き始めてから10分ほどで、右手に木々を透かして、建物が見えてきた。
DSC_2081_201909020526156ab.jpg
何だろう?と思ったが、豊平峡ダムへのバス乗り場であることが分かった。

ちょうど、建物が見える位置にお地蔵様が安置されていた。
DSC_2082_20190902052617544.jpg
いつ頃のものなのだろう。いい感じに苔むしていた。

再び倒木。
DSC_2085_20190902052618232.jpg

このあたりはトドマツの植林だ。
DSC_2086_20190902052620bc2.jpg

石仏から10分ほどで1回目の渡渉。
右岸から左岸へと渡る。ここには立派な橋が架けられていた。
DSC_2087_20190902052555b6d.jpg

左手に沢を見ながら、徐々に道は勾配を増していく。
DSC_2088_201909020525571f3.jpg

さらに5分で、第二渡渉地点。
DSC_2089_2019090205255844c.jpg
ここは丸太を組んだ橋が架けられていたが、滑りそうなので、かなり慎重を要した。
この橋を嫌って、あえて川を渡る人もいると見えて、すぐ先に踏み跡があった。

冷水沢川の川幅もかなり狭くなってきた。
DSC_2090_201909020526005de.jpg

今度は枝沢を渡渉。
DSC_2092_20190902052601aa3.jpg
樹林帯の中の比較的単調な道だが、こうした渡渉があると気分転換になる。

この橋のすぐ近くに、エゾトリカブトが咲いていた。
DSC_2093_20190902052537098.jpg
トリカブトは、あちこちで見られた。

かわいらしい葉っぱの塊。
DSC_2094_20190902052538659.jpg

この赤い実は、ナナカマドでもオオカメノキでもない。何だろうか。
DSC_2095_20190902052540240.jpg

これまた名前の分からない花だ。
DSC_2096_20190902052541ec8.jpg
DSC_2097_20190902052543365.jpg
植物図鑑はこういう地味な花が、ちゃんと分かるように載せてほしい。
調べるのが大変なのだ。

もう一度、枝沢を渡渉。とうとう橋も何もなくなってしまった。
DSC_2098_20190902052517daf.jpg

このあたりで標高600mほど。
DSC_2099_20190902052519556.jpg
登山口から40分かけて、まだ150mしか登っていない。

ハート形の大きなキノコ。
DSC_2100_20190902052521112.jpg

この葉っぱの形が気に入ったので写真に撮っておいた。
DSC_2101_2019090205252258a.jpg

登山口から50分弱で林道横断地点に到着。
DSC_2103_20190902052457262.jpg

コースタイムは1時間なので、ここまでは順調だ。
DSC_2105_2019090205250086d.jpg
とりあえず、ここでひと息入れることにした。

ここに掲げられた冷水小屋の看板によると、開館日は第1・第3土日とある。
これを「土曜日」と読んでしまって、今日は開いていないのだなあと勘違いしていた。
DSC_2104_20190902052458c9e.jpg

10分ほど立ち休みをして出発。
DSC_2106_20190902052501f6e.jpg

再び、黄色い巨大キノコを発見。
DSC_2107_20190902052503551.jpg

こちらは小さな白いキノコ。もう山は秋の気配だ。
DSC_2109_20190902052439f48.jpg

3回目の枝沢渡渉。
DSC_2108_20190902052437095.jpg

右岸から冷水沢川を見下ろす。
DSC_2110_201909020524407c5.jpg
DSC_2111_20190902052442d6e.jpg

その先で、左に逸れる踏み跡にロープが張られていた。
DSC_2112_20190902052443ea0.jpg

土砂崩れの跡でもあるのかなと思ったら、20m程でこの踏み跡は登山道に合流していた。
DSC_2113_201909020524173f6.jpg
何のための通行止めなのか不明。道を1本に統一して、荒れる面積を減らそうとしたのだろうか。

標高750mほどのこのあたりは「台風高原」と呼ばれる。
DSC_2114_20190902052418bd0.jpg
ここだけ台風が来やすいということはないのだろう。
台風の影響を受けやすい場所ということか。
調べてみたら、1954年(昭和29年)の洞爺丸台風で多くの木々がなぎ倒されたことが名前の由来らしい。
現在は、ダケカンバやトドマツの再生林になっている。

ツリフネソウの仲間のキツリフネ。
DSC_2115_20190902052420e9a.jpg
本当に、細い茎1本で吊り下がっている。

ヤマアジサイ。
DSC_2116_201909020524214ba.jpg

これはたくさん咲いていた。
DSC_2117_20190902052423d54.jpg

久しぶりに冷水沢川の本流を渡る。
DSC_2118_20190902052355ae0.jpg

ここにもエゾトリカブト。水辺が好きなのかな。
DSC_2119_201909020523579a0.jpg

サラシナショウマ。
DSC_2120_20190902052358b89.jpg

サルノコシカケ。
DSC_2121_2019090205235948e.jpg

カニコウモリ。
DSC_2122_20190902052401424.jpg

おお、やっと冷水小屋が見えてきた。
DSC_2123_20190902052335459.jpg

黒い壁に赤い屋根。なかなかしぶい。
DSC_2124_20190902052336816.jpg

涸れ沢を渡ると到着である。
DSC_2125_201909020523386ae.jpg

とにかく、ひと休み。玄関前の階段に腰を下ろす。
DSC_2127_201909020523417a4.jpg

林道横断地点からはコースタイム50分のところ、40分かからずに着いたので、かなり順調だ。「山と高原地図」のタイムが甘いのかもしれないが。
DSC_9912_201909020522529e2.jpg

鉄パイプからほとばしる沢水で、さっそく顔を洗った。
DSC_2126_201909020523390b7.jpg

その名の通り、めちゃめちゃ冷たい。
ただ、「夏山ガイド」によれば、以前、大腸菌が検出されたそうで、飲用不適だそうである。
DSC_2128_2019090205231483a.jpg
とくに、「飲用不適」との看板は掲示されていなかった。
北海道は大腸菌以前にエキノコックスの心配があるので、生水はそもそも飲用には適していない。だから、あえて注意書きがないのかもしれない。

チョコやグミなどの行動食で栄養補給。
DSC_9914_2019090205225283d.jpg

ちなみに、この日は第3日曜日だから人がいるはずだが、小屋は開館していなかった。
DSC_2129_20190902052316577.jpg

15分ほど休んで出発。ここからとうとう急登が始まる。
DSC_2130_201909020523178ab.jpg

手を使わないと登れないほどの斜度だ。
DSC_2131_20190902052319aa8.jpg

アキノキリンソウも慰めにならないほどだが、写真を撮る口実で休むことはできる。
DSC_2132_20190902052320775.jpg

この木の根は強烈だった。
DSC_2133_20190902052250651.jpg

(つづく)
このページのトップへ

狩場山(4)

【2019年8月4日(日)】狩場山
狩場山(1520m)から下山中。
高山植物パトロールの人に案内され、通行禁止になっている廃道を特別に歩かせてもらっている。
DSC_2033_20190901070006b65.jpg

ここはアオノツガザクラの大群落であった。
DSC_2034_20190901070008e1b.jpg
DSC_2035_2019090107000975f.jpg

人が滅多に立ち入らないエリアなので、クマの糞も多い。
DSC_2036_201909010700114e6.jpg

6合目付近は落石だらけだった。
DSC_2037_20190901070012309.jpg

というわけで6合目に到着。
DSC_2038_201909010659485d9.jpg

ここは登りの項でも紹介した通り、エゾカンゾウの大群落。
DSC_2039_2019090106594993b.jpg

あとはミヤマキンポウゲ。
DSC_2041_2019090106595234b.jpg

大落石地帯でもある。
DSC_2040_2019090106595152b.jpg
DSC_2044_2019090106595418d.jpg

私どもが着く前に、団体さんは出発していた。
DSC_2046_201909010659310b5.jpg

ここで、ゆっくり15分ほど休憩した。
DSC_2047_201909010659329fd.jpg

出発したのは12:40頃。
DSC_2049_20190901065935ed5.jpg

ここから、おそらく1時間くらいか。
DSC_2050_201909010659111ea.jpg

5合目を15分ほど通過。
DSC_2051_20190901065913fe6.jpg

狩場山地を眺めながら、どんどん下る。
DSC_2052_201909010659146cf.jpg
DSC_2053_20190901065916dd5.jpg
DSC_2055_2019090106591795d.jpg

さらに10分で四合目。
DSC_2056_20190901065851988.jpg

ここで10分ほど休憩。
あとは一気に登山口までノンストップで下った。
DSC_2058_201909010658536b8.jpg
DSC_2059_20190901065854aa5.jpg
DSC_2060_20190901065856579.jpg

本日、登ったのは8組だった。
DSC_9325_20190901065750da1.jpg

お疲れ様でした。
DSC_2065_20190901065833f83.jpg

最後にもう一度、千走川を見学にいった。
DSC_2062_20190901065857e1e.jpg

するとナメ滝の中に牛がいた!
DSC_2064_2019090106583199e.jpg

最近人気のエゾニュウ。
DSC_2066_201909010658346c2.jpg

というわけで、駐車場に戻ってきた。
DSC_2067_201909010658366b8.jpg
所要時間は6時間20分。ちょうどいい運動量だった。
新しい靴は、ちょっと左足のかかとが軽い靴擦れになった程度。
終盤、足裏が疲れてきたのは、インソールを入れ忘れたせいかもしれない。

まだ、14時を過ぎたばかりで時間があるので、ふもとのドラコンウォーターなるものを見学に行った。
DSC_2068_20190901065837ed8.jpg

途中、高山植物パトロールの人が教えてくれた、珍しいブドウマイマイをO君が発見した。
DSC_9326_20190901065751456.jpg
でも、誰かに踏まれたのか、つぶれていた。
殻も身も真っ黒なのが特徴で、東北地方や北海道に分布しているそうだ。
まだ蘇生できるかもしれないので、もうつぶされないよう、道の脇によけておいた。

林道から脇道を200mほど歩くと、小さな園地に出た。
そこに龍を描いた石碑がある。
DSC_2070_20190901065809151.jpg
賀老の滝には、龍神伝説が伝わっているそうだ。
大略、以下の通りである。
昔、小太郎という青年が龍神の住むという大きな滝のそばで怪我をした小鹿を助けた。
それから数年が経ち、小太郎は金山奉行所を預かるようになったが、当時、幕府の税の取り立てが厳しく、金を隠そうと考えた松前藩主の命で、隠し場所を探して滝の前まで行くと、以前助けた鹿が現れ、滝壺を指し示す仕草をする。
すると龍神が現れ、小太郎の優しさに応えるため、金を守ることを約束。小太郎は滝壺へ金を隠した。
幕府はそのことを知り探索に行くが、役人が滝壺へ近づくと龍神が現れ、嵐を呼ぶ。
みな一目散に退散し、その後も金を盗もうとして滝壺に近づく者は、ことごとく龍神の怒りに触れ、 誰一人その埋蔵金を手にすることはなかった。
賀老の滝には普通あるはずの滝壺がないが、それはまだ金が埋められているからだと言われている。

小公園内に鳥居があったが、祠みたいなものは見当たらなかった。
DSC_2071_201909010658110fb.jpg

ドラゴンウォーターは川原から湧き出しているようなので、河原に下りてみた。
DSC_2072_20190901065812ec0.jpg

パッと見、どこが湧き出し口なのか、よく分からなかったが、ちょっと上流にみかん色に染まっているところを発見。
DSC_2073_20190901065814187.jpg

コップも設置してあったので口に含んでみたら、確かにかなりの炭酸である。
DSC_2074_20190901065815676.jpg
しかし、この色から想像できる通り、鉄分の含有量がものすごく多く、とても飲めた代物ではなかった。

これを飲んだせいか、急にO君が「やばい、出そうだ」と言い出した。
あわてて車に戻り、賀老の滝展望台は省略して、賀老高原キャンプ場のトイレへ急ぐ。
DSC_9327_20190901065753895.jpg

どうやら間に合ったらしい。
男子用は和式だったが、障害者用が洋式だったので、「洋式もあるよ~」と個室に声をかけたら、O君は移動。
洋式でもしっかり出したらしい。
DSC_9328_20190901065754467.jpg

結局、賀老の滝は観光せずに帰ることにしたが、至近距離で見える展望台へは徒歩30分くらいかかるので、何かの機会に滝目的で再訪することにした。
DSC_9329_2019090106575674b.jpg

それでは、賀老の滝よ、さようなら。
DSC_9331_20190901065728cd2.jpg

O君のお腹も落ち着いたので、近くにある千走川温泉へ。
DSC_9344_20190901065714c7c.jpg

入浴料金は1人500円。
DSC_9332_20190901065729205.jpg

ここは宿泊もできる。
DSC_9333_201909010657319f9.jpg

先代の建物の写真が掲示されていた。木造だったようだ。
現在の本館は1981年に完成、95年に改築されている。
DSC_9334_2019090106573215a.jpg

泉質はナトリウム-炭酸水素・塩化物泉(中性低張性温泉)、旧泉質名は含食塩-重曹泉。
源泉の温度は39.2℃、ph値は6.5とのことである。
DSC_9338_201909010657089eb.jpg

露天風呂もあるが、この日は湯を埋めていなかった。
DSC_9337_201909010657341f9.jpg
温泉が発見されたのは1871年(明治4年)で、温泉施設が造られたのは1885年のことだそうだ。

とにかく、3人で入湯。全員笑顔である。
DSC_9339_20190901065710544.jpg

床は温泉の成分で波の文様ができていた。
DSC_9342_20190901065711820.jpg
DSC_9343_20190901065713957.jpg
浴室が異様に暑かったので、露天風呂への扉を開けたら、アブが侵入してきて、私とH君が噛まれてしまった。
でも、お湯は最高だった。
ここで、私は全国400湯を達成した。

15:20過ぎに出発。札幌へ向かう。
DSC_9345_20190901065648e37.jpg

その前に、海沿いのコンビニでソフトを購入。
セコマのオリジナルソフトは、○んこの形をしていて面白かった。
DSC_9346_201909010656514e1.jpg
下山後、とくに風呂から上がった後のソフトは格別だ。

晩御飯は黒松内の道の駅で有名なピザを食おうと立ち寄ったが、とっくに完売閉店していた。
DSC_9347_201909010656511a7.jpg
DSC_9348_20190901065654f5c.jpg

結局、晩飯は諦めることにした。
DSC_9349_20190901065654793.jpg
途中、中山峠のふもとにある農園売店でとうきび(1本180円)をおみやげに買い、
18時半頃に帰宅。
H君、運転ありがとうございました。
夕張岳に続き、気持ちのいい登山だった。

【行程】2019年8月4日
駐車場(7:37)~登山口(7:38撮影7:40)~1合目(7:54)~2合目(8:07)~3合目(8:21)~4合目(8:30休憩8:36)~5合目(8:50)~6合目(9:08休憩・撮影9:23)~7合目(9:36)~8合目(9:42休憩9:46)~9合目(10:05撮影10:12)~南狩場山(10:19撮影10:22)~親沼(10:37撮影10:39)~小沼(10:44)~山頂(10:52昼食・撮影11:28)~南狩場山(11:51)~9合目(11:58)~8合目(12:11)~7合目(12:14)~6合目(12:24休憩12:39)~5合目(12:55)~4合目(13:06休憩13:16)~3合目(13:23)~2合目(13:32)~1合目(13:41)~登山口(13:54)~駐車場(13:56)
※所要時間:6時間19分(歩行時間:4時間35分)コースタイム:5時間15分
※登った山:2座(南狩場山、狩場山)
※歩行距離:8.3km
※累積標高差:約870m
このページのトップへ

プロフィール

かたこりまさかり

Author:かたこりまさかり
FC2ブログへようこそ!

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

未分類 (4)
北海道の山 (523)
東北の山 (75)
上信越の山 (147)
奥多摩の山 (58)
丹沢の山 (55)
奥秩父の山 (83)
栃木の山 (32)
房総・常陸の山 (9)
奥武蔵・秩父の山 (87)
中央線沿線の山 (100)
富士山周辺の山 (68)
八ヶ岳周辺の山 (53)
南アルプス (101)
史跡歩き (12)
中央アルプス (28)
北アルプス (61)
日本海の山 (8)
関西の山 (30)
四国九州の山 (61)
駅舎の旅 (96)
ドライブ (50)
廃線の旅 (46)
駅から散歩 (39)
乗り鉄 (51)
島の旅 (19)
山村の旅 (7)
超低山 (33)
東海の山 (5)
つぶやき (38)
旧道歩き (59)
伊豆の山 (39)
サイクリング (3)
ハイキング (17)
温泉旅行 (16)
ランニング (1)
観光 (3)
お遍路 (37)

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR