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山と鉄

山歩き、乗り鉄、廃線・廃道歩き、廃村歩き、駅舎探訪などの日々を記録します

糠平温泉

【2019年6月22日(土)】糠平温泉
タウシュベツ橋梁を見学するツアーに参加して、糠平温泉に戻ってきた。
当初は中村屋で日帰り入浴をして帰るつもりだったが、宿の前に自転車がたくさん並んでいるのを見て、「こりゃ混んでいるな」と方針を変更。
ツアーの車中で、湯元館が糠平温泉発祥の地だと聞いたので、そちらに行くことにした。
これは、温泉街で最も大きい糠平館観光ホテル。
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狭い温泉街なので、湯元館にはすぐに到着した。
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外観は「開いているの?」ってくらいに地味だったが、中はリニューアルされたばかりなのか、とてもきれいだった。
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入浴料は800円。ちょっと高めだったが、入ってみてその価値はあると認識した。
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これは内湯。今日は独占だ。中村屋をやめて、こちらにして大正解だった。
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まずは露天風呂へ。
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お~~!
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いいじゃないですか。しかも源泉かけ流し。
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雨が降っていたので、備え付けの菅笠をかぶって湯に浸かった。
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湯加減も最高。
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ここの泉質はナトリウム-塩化物・炭酸水素塩温泉(中性低張性高温泉)、旧泉名だと含重曹-食塩泉。
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源泉の温度は59℃で、ph値はほぼ中性の7.1。
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自然湧出で湧出量は毎分125㍑とのこと。
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露天風呂の隣には、屋根のある半露天の浴槽もあった。
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もちろん、こちらもいただきます。
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いい気分だ。
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存分に味わった後、内湯でもうひと汗。
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こちらの方が若干、湯温が高かった。
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十分温まって、湯上りにシカさんに挨拶。
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北海道の秘湯にはシカの剥製が実に多い。
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糠平温泉は大正14年(1925年)、初代館主の島隆美がこの地に小さな温泉宿を開業したのが始まりとされる。
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以来、創業家が継いできたが、一昨年に廃業。
現在は、別の経営者が引き継ぎ、新装開館したのだそうだ。
とても感じのいい方々だった。

それでは札幌に戻るとしよう。
帯広のインディアンカレーはまたの機会にして、帯広は経由せず、新得経由で帰ることにした。
幌鹿峠が通れることが分かったからだが、その幌鹿峠の標識を見落としてしまった。
学生時代と同じものかどうか確認したかったのだが、残念だ。

峠を下って然別湖の手前にある山田温泉はまだ休業中だった。
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鹿追町が管理しているはずだが、おそらく再開のための予算が付かないのだろう。
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夕食は新得そばのつもりだが、新得駅前の名店せきぐちは開いているだろうか。
DSC_9054_201907090523203b7.jpg(新得駅)

到着したのは18:30を過ぎており、早くも店じまいしていた。残念。
もう探すのも面倒なので、向かいにあった食事処暖笑に入店。
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ごぼう天そばを注文。
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冷たいそばをイメージしていたのだが、汁そばであった。
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まあ、可もなく不可もなくといったところか。

この店はせきぐちが閉店して、お客さんの行き場所がなくなったからか、次から次とお客さんが入ってきて結構繁盛していた。
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ジュークボックスがあるくらいだから、それなりに歴史も古そうだ。
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19:15には店を出て、これからまた200km近い夜中のドライブということになる。
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十勝清水ICから道央道に乗り、いくつかのPAでトイレ休憩をしながら
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あせらずに車を運転した。
22時過ぎには帰宅できたような気がする。

今度は、糠平湖周辺の廃線跡、廃道跡をしっかりと歩いてみたいと思っている。
ついでに、新得周辺の根室本線旧線跡も。

(おわり)



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タウシュベツ橋梁(下)

【2019年6月22日(土)】タウシュベツ橋梁
糠平湖にある旧国鉄士幌線のタウシュベツ橋梁を訪ねている。
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橋梁は一部側壁が崩落しており、アーチがすべてつながった状態で見られるのも時間の問題と言われている。
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旧士幌線では戦前に29基、戦後に20基、計49基のコンクリートアーチ橋が築かれた。
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このうち、2連以上のアーチ橋が現在も12橋残っているという。
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これらは、2001年、「旧国鉄士幌線コンクリートアーチ橋梁群」として北海道遺産に選定されている。
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主なものとして、第一~第五音更川橋梁などがあるが、タウシュベツ橋梁はそのシンボル的な存在である。
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ちなみに「タウシュベツ川橋梁」と「川」を入れて呼ぶのが正式な名称だ。
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2010年には、JR北海道が同じ名称の「旧国鉄士幌線コンクリートアーチ橋梁群」として準鉄道記念物に指定している。
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糠平湖周辺に残されているアーチ橋梁群については、廃線から10年後の1997年、解散を控えた国鉄清算事業団が解体を計画していた。
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しかし、地元有志による保存活動が実り、上士幌町が買い取ることになった。
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構造的には、現場で打った鉄筋コンクリート枠の内部に割石を詰める工法が採られている。
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効率よく優美なアーチを建設するために当時の鉄道省が考案したものらしい。
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これらのアーチ橋梁群は前述の通り、北海道遺産に選定されているが、タウシュベツ川橋梁はその立地の悪さから、保存措置の対象外とされているそうだ。
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貴重な歴史遺産として補修を望む声があるようだが、費用的にかなり困難だろう。
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あえてあるがままに任せ、朽ち行く姿を見届けていこうとする考え方も根強い。
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ツアーを実施しているNPO法人も自然崩落を受け入れる立場である。
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アーチが途切れてしまえば、ミーハーな観光客は来なくなってしまうかもしれないが、劣化の過程を見たいという熱心なファンはリピーターになってくれるかもと期待しているようだ。
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私もそうなったらそうなったで、また来てみたい気もする。
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橋はともかく、この景観もそうそう見られるものではない。
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例年だと、ダムの湖底が見えるのは3~5月頃とのこと。
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5~6月には雪解け水が流れ込んで水位が上昇、橋梁の下半分は水に浸かり、「めがね橋」が見られる季節になる。
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6~9月には、さらに水位を上げ、7~9割が水に覆われて線路敷設部のみが覗くようになる。こうなると、若干の勾配があることが観察できるらしい。
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9~12月頃になると、大雨などで完全に水没することもあるという。
完全に水没してしまうとツアーは実施されないとのことだ。
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12~3月頃は湖面が氷結する。発電用に水を抜くため、日に日に水位(氷面)が下がり、氷面を突き破って橋梁が現れるという。
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冬期は一貫して水位が下がっていくそうだ。
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ツアーではなく個人で訪ねてくる人の中には、この上を歩く人もいるらしい。
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一応、柵はあるものの、立入禁止と明記していないので、当然そういう人は出てくるだろう。
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こうした大規模なコンクリートアーチ橋を建設するのは道内初だったそうである。
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これらの流木はダム湖の水位がここまで上がってくることを示している。
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現在の湖面ははるか向こうだ。
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というわけで、45分の自由時間は終了。車へと戻る。
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廃線愛好家の私にとっては、このアプローチの道も廃線跡という意味で貴重なので、しっかり記録に留めておいた。
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湖の水位が高くなると、ここまで水没してしまうようだ。
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私は生まれてくるのが遅かった。
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士幌線が現役の頃、列車に乗ってみたかった。
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しかし、こうして廃線跡が残っているだけでも、ありがたいことだ。
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一応、ここに「近づくな」と注意書きがあるが、近づかないと見えないのだから、この表現では意味がない。
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この標識は「近ずかないで」と仮名遣いまで間違っている。
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またここに来るのは何年後のことだろうか。
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「めがね橋」も一度は見てみたい気がする。
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冬に氷の上に突き出した橋を見るのも面白そうだし。
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廃線跡は林道近くでアプローチ通路を離れ、林の中へと消えていった。
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タウシュベツ橋梁見学後は車の中から第五音更川橋梁を見学。
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ダム湖の水や氷に洗われていないので、それほど劣化が進んでいない。
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北海道開発局幌加除雪ステーションでトイレ休憩。
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このあたりは遊歩道が整備されているようだ。
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この後は、幌加駅跡を見学。
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ここに来るのは3度目だ。
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北海道らしく、フキが豪快に繁茂している。
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最初に案内してくれたのは、駅員宿舎の跡。
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この存在は知らなかったので、再訪した意味があった。
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これはトイレの跡とのこと。
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便槽とくみ取り用の穴が2つずつ並んでいる。
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中には便器も打ち捨てられていた。
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結構、建物の基礎が残っていた。
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というわけで、きれいに草が刈られた線路跡へ。
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ここは、ツアーを主催しているNPO法人ひがし大雪自然ガイドセンターが町から委託を受けて草刈りをしているらしい。
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幌加もかつては商店や食堂がならぶ一大集落を形成していた時期があったらしい。
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現在は無住の地である。
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林業といい、炭鉱といい、北海道の産業は盛衰が激しい。
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「植民地」ゆえの現象なのかもしれない。
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フキに埋め尽くされた1番線ホーム。
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駅舎はこの向こう側にあったらしい。
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遺構は文化庁の登録有形文化財に登録されていた。
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この通りがかつての駅前通りだったという。
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これはポイント切り換え用のレバー。
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やらせてもらったが、今もちゃんと機能していた。
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これまた貴重な体験だった。
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幌加駅を後にして、糠平温泉文化センターに戻る。
その途中、三の沢橋梁をまた車の中から見学。
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ここは手すりが設けられており、歩けるようになっていた。
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16時半前に文化センターに到着。
ここで、かつての幌加駅前の写真を見せてもらった。
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上は昭和52年(1977年)の幌加駅。右手前にまだ営業していた船戸商店が見える。
その前に車が停まっており、ドアが開いているのが生々しい。
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下は昭和60年頃の姿だそうである。

これは往年の幌加駅周辺の地図。
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そして十勝三股駅周辺。
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町とは消えてしまうものなのだと改めて実感させられた。
これでツアーは終了。糠平温泉文化ホールを後にして、入浴に向かった。
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(「糠平温泉」につづく)
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タウシュベツ橋梁(上)

【2019年6月22日(土)】タウシュベツ橋梁
すっかり有名になり、「北海道遺産」にも指定されてしまった旧国鉄士幌線のタウシュベツ橋梁。
2年前の夏に行こうとしたのだが、アプローチの林道が通行止めのため断念したのだった。
この林道を管理している十勝西部森林管理署東大雪支署によると、ゲートのカギを借りられるのは平日のみ。
サラリーマンの私に平日は無理なので、土日に実施されているツアーを利用するしかない。
今年は糠平湖の水位が低く、この時期になっても湖底に下りて見学できるとのことで、NPO法人ひがし大雪自然ガイドセンターが主催しているツアーに申し込んだ。
幸い、22日(土)の午後の部(14~16時半)が空いていた。

当日の札幌は朝から雷雨というあいにくの天気。
十勝はまだましだろうと思って、朝9時に出発したが、千歳あたりまでは時折たたきつけるような雨だった。
本当は十勝清水ICで道東道を下りて、然別湖から幌鹿峠経由で行く方が近いのだが、峠道は雨で通行止めになっている恐れもあると考えて、ちょっと遠回りだが、音更帯広ICで下り、士幌経由で現地に向かった。
集合時間は、糠平温泉にある糠平文化センターに13:50。
糠平温泉にはほぼ予定通り13時に着いたので、温泉街でお昼を食べることができた。
予めネットで調べて、目星をつけておいたのが「ビストロふうか」である。
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ここは、ハンバーグとカレーが評判らしい。
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帰りに帯広でインディアンカレーを食べる可能性もあったので、ハンバーグ系にした。
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出てきたのは結構大きなハンバーグでお腹いっぱいになってしまった。
十勝牛を使っているのだろうか、そう謳っていないところをみると違うのか。
でも、とても美味しかった。

上の写真はハンバーグの大きさが分かるように写したもので、本当はハンバーグの上に目玉焼きが乗っかっていた。
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時間はたっぷりあるので、上士幌町の観光パンフレットなども見ながら、ゆっくりと食事を楽しんだ。
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それでも13時半には食べ終わり辞去。
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温泉街にある宿を一つ一つチェックしながら、文化センターに向かう。
まず、「ふうか」の隣にあった湯元舘。随分古そうだ。
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斜め向かいには糠平温泉ホテル。こちらもかなり年季が入っている。
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併設のレストラン「ナウシカ」。
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帰りに日帰り入浴をさせてもらおうと思っている中村屋。
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その他は後回しにして、文化センターへ。
すでに、かなりたくさんの方が受付を済ませて待機していた。
参加費は1人3500円。マイクロバスでタウシュベツ橋梁と幌加駅跡を案内してくれる。
今回の参加者は18人。雨天のため4人のキャンセルが出たそうだ。
こちらは小雨がしとしとと降り続いているが、傘をさせば、それほど苦にならない程度の雨だ。
とくに、当方は上下とも雨具を着込んでいるので完璧。

簡単な注意事項の説明の後、3台の車に乗って定刻通り14時に出発した。
私の車のガイドさんは若いがリーダー格の方だった。
車内であれこれと説明があり、20分ほどでタウシュベツ橋梁の入口に到着。
それぞれ傘を差して歩き始めた。
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歩いている道がすでに、士幌線旧線の廃線跡である。
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流木の転がる廃線跡を200mほど歩いて林を抜けると、眼前に干上がったダム湖の湖底が広がった。
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そして、これがタウシュベツ橋梁である。
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ダム湖の湖底はこのような状態。
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例年ならこの時期は、橋に一部水に浸かっている状態のはずなのだが、今年は積雪がそれほど多くなかった上に、春以降の降水量も少ないため、水が貯まらないのだそうだ。

さっきは見づらかったが、少し角度をずらすと、見事な姿を現した。
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「橋の上と橋の下は通行禁止」など、いくつかの注意事項の説明があった後、45分の自由時間となった。
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早速、撮影に勤しむ。
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まずは斜面を下に下りていく。
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橋の先端はこのような状態になっており、地面が1mほど浸食されていることが分かる。
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橋の高さは約10m。
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一部、側壁が崩れ落ち、中に詰められている川原石が露出している。
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昨年の北海道胆振東部地震の際(9月6日)は水没していたため、あまり揺れの影響を受けずに済んだらしいが、今のような水位の時に震度5の地震に襲われたら、倒壊は免れないだろうとのことだった。
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北から流れ込んでくるのがタウシュベツ川である。
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橋の名称はこの川の名にちなむ。
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アーチは全部で11連。
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コンクリート製である。
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整形面はダム湖の水や氷による浸食で、ほとんどが剥がれ落ちており、ぼそぼその地肌が露わになっている。
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一部整形面が残っているところと比較すると、浸食の度合いがよく分かる。
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かなり大粒の礫がコンクリートに使用されている。
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この崩落は、2017年4月に発生したそうだ。
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その規模は2~4mに及ぶ。
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2003年の十勝沖地震の際にも同様の側壁崩落が起きたが、17年の場合は自然崩落だそうである。
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それだけ、全体の劣化が進んでいるということなのだろう。
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全部がつながった状態で見られるのは、せいぜいあと数年程度なのかもしれない。
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タウシュベツ川に続いて、もっと川幅の広い一の沢を渡る。
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ここは、ひょいと飛び越えられるような川ではなく、水の中を歩かねばならない。
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長靴を履いてきてよかった。もちろん全員に無料で貸し出されているのだけど。
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地面には青草だけでなく、キノコまで生えていた。
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湖底に残る切り株はダム建設に伴い伐採されたものである。
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基本的に水没しているので、保存状態がよく、ほぼ切られた当時のままの姿を残している。
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青草がまぶしい。
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これも、春を迎えてしばらく干上がった状態でなければ見られない比較的めずらしい光景らしい。
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国鉄士幌線が帯広から十勝三股まで約80kmが全線開通したのは昭和14年(1939年)のことである。
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終着の十勝三股は木材の一大生産地で、戦後復興の頃は約1000人の住民がいたという。
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その後、昭和27年(1952年)12月から工事が始まった糠平ダムのため、士幌線の一部が水没することになった。
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このため、昭和29年から糠平湖の西岸に新しい士幌線の建設工事が行われた。
翌昭和30年8月1日、旧線は廃止され、タウシュベツ橋梁はその役割を終えた。
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昭和14年の開業から数えるとわずか16年の短い命だった。
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完成から82年、ダムの中に放置されてから64年の年月を経たタウシュベツ橋梁。
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冬は完全結氷し、厚さ70cmの氷に覆われるという。
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その氷が、発電に伴う放水のため、1日に20cmほど橋を削りながら下がっていく。
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しかも、コンクリートの中にしみ込んだ水は内部で凍り、膨張する。
タウシュベツ橋梁は内外から凍害にさらされ、日々劣化が進んでいるわけだ。

北東の方角には南クマネシリ岳(1560m)が見えるはずだが、今日はあいにくの天気。
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この川原石の道は士幌線旧線の築堤跡である。
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おそらくこの築堤はダム近くまで続いているのかもしれない。
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行けるところまで歩いてみたいが、ツアー中とあっては、それは無理な注文。
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橋の反対側(南西)に移動する。
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こちら側からの眺めも壮観だ。
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よく見ると、上部の鉄筋が露出している。
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本当にローマの水道橋のようだ。
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あまり水位が低い期間が続くと橋脚の基部が洗い流され、根元から崩壊することにもなりかねない。
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満身創痍である。
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(つづく)
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ニセコ縦走(5)

【2019年6月15日(土)】ニセコ縦走
白樺山(959m)からビーナスの丘経由でニセコ湯本温泉に下山し、車道を歩いて新見峠に向かっている。
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この花は初めて見るので、名前は分からない。
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毛虫が道路を横断中。どうか、車に踏みつぶされませんよう。
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間もなく、自分の持っている地形図と実際の道路が合わなくなってきた。
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不思議に思って、スマホで最新の地形図を確認すると、このあたりにも新道ができていた。
手持ちの地形図には旧道しか出ていないのに、新道を歩いていたわけだ。
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今回は新道の方が近道なので、そのまま進む。
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沿道にはいろんな野草が咲いていて、慰みになった。
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これはルピナスかな。
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左手は南の方角。無名の山々が連なる。
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この付近で7月5~7日にかけてARKラリーカムイなる四輪のレースが行われるようだ。
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振り返るとニセコアンヌプリ(1308m)。
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その左にニトヌプリ(1080m)。
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そしてチセヌプリ(1134m)。
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右手に白樺山(1074m)。
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白い山肌はイワオヌプリ(1116m)だ。
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反対側には昆布岳(1045m)。
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羊蹄山は厚い雲の中だった。
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これは調べた結果、ヒレハリソウと判明。
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原産地はヨーロッパや小アジア、シベリア西部などで、明治時代に、牧草として日本に入ってから薬用や食用として、一時は広く栽培された帰化植物だそうだ。
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イタドリの影。
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廃屋。
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開拓農家だろうか。
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湯本温泉から1時間ちょっと歩いたあたりで右から旧道が合流してきた。
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合流地点あたりにも廃屋。
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間もなく、旭台のT字路に出た。
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地形図によれば、このT字路を直進してすぐの左手に神社があるはずなので、そこで休もうと思っていたが、神社も完全に廃墟になっていた。
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鳥居もこの有り様で、参道もヤブと化しており、とても社殿には行けそうになかった。
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なので、休憩は断念して、さらに進む。

この道は意外にもほとんど車は走っていないが、自転車が結構多い。
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T字路から20分ほど歩くと、橋が現れた。
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昭和47年(1972年)に竣工した南部川2号橋である。
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その名の通り、南部川を跨いでいる。
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湯本温泉から1時間40分も歩いていい加減疲れたので、駐車帯の地べたにへたり込んだ。
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ここまで車道を7km歩いたが、あと9kmもある。
しかもその大半は登りだ。
現在、14:10。やはり新見峠に着くのは17時近くになるだろう。
普段なら、この程度の車道歩きはなんてことないのだが、今日はなぜか疲れがひどい。
やはり年なのだろうか。先が思いやられるが歩くしかない。
15分ほど休んで立ち上がったら、なんと足の裏が痛い。
靴を履き直したせいで、まめがいきなり顕在化したようだ。
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これでは、9kmの登りはとても歩けない。
周回コース完歩は諦めて、タクシーを呼んだ。
幸い、蘭越町のこぶしハイヤーさんの車が空いており、来てくれることになった。

15分くらいかかるというので、あと10分くらい頑張って歩いて、新見峠に登っていく道道岩内蘭越線(268号)のT字路に来てもらうことにした。
そのT字路には14時半過ぎに到着。
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約16km、6時間弱に及ぶ山行を終えた。
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このT字路からは目国内岳(1202m)がきれいに望めた。
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タクシーは5分も待たずに到着。
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あっという間に峠へ連れてってくれた。
峠に着いたのは14:50頃。
靴を履き替えて、早速、温泉に向かう。
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登山口の前を通ったら、朝とは雰囲気が一変し、すっかり晴れていた。
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新見峠を越えると共和町だ。
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越える手前は蘭越町。
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道路から見えた前目国内岳(981m)。
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前目国内岳(左)と目国内岳(右)
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目指すは岩内温泉の高島旅館なのだが、念のため電話をかけてみたら、日帰り入浴はやっていないとのこと。高級旅館なのだ。
この後、余市に寄る予定もあるので遠回りになるが、泊村の盃温泉に行くことにした。
盃温泉はポツンと離れた一軒宿の潮香荘には行ったことがあるが、温泉郷の方は行ったことがないので、そちらを体験してみようと思った次第。
そうと決まったら、まずは岩内方面に向かって下っていく。
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道端にあった灌漑溝の竣工を祝う記念碑。
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新見峠から1時間ほど、15:50頃、盃温泉郷に到着した。
温泉民宿いわたでも日帰り入浴はできそうだが
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こちらの方が雰囲気がある。
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「源泉♨茂岩温泉」である。
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二重の玄関の1つ目の扉を開けると、喫煙所になっていた。
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受付には誰もいない。
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入浴券(回数券)を入れる箱が置いてあったが、私は入浴券は持っていない。
1000円札しかないので、その箱に入れていくわけにもいかない。
2階で物音がするので、2階に上って「すいませ~ん」と言ったら、下りてきてくれた。
入浴料は500円だった。
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それでは、突撃。
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ここはもちろん天然温泉。
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カルシウム・ナトリウム-硫酸塩温泉(弱アルカリ性低張性高温泉)で、源泉の温度は46.9℃、ph値は8.3である。
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無色透明、美肌の湯であった。
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お客さんが少ないのも、ありがたかった。

入浴後、館内を少しだけ探検。ここはもちろん宿泊もできる。
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玄関ではタヌキの剥製が並んでゴルフをしていた。
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泊村のマンホール。
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茂岩温泉旅館の裏側。
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温泉郷の奥には盃野営場があった。
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野営場の駐車場から、小さな温泉郷と弁天島(モイワ)を望む。
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こちらは最近建て直したと思われる民宿あさの。
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ここから余市へは戻って共和経由と古平経由のコースがあって、前者の方が若干近いが、戻るのはいやなので、そのまま北上し当丸峠を越えることにした。
16時半過ぎに出発。
古平町には、内陸にも鰊御殿のような立派な古い木造家屋が残っていた。
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今日は、余市のとある農園のパーティーに呼ばれていて、そこに行くつもりなのだが、案内状に地図がなかったので、場所がよく分からない。
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この建物がその農園の事務所なのだが、会場はここではない。
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人に聞きながら付近をぐるぐる回ったが、会場らしきものが全然見当たらない。
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主催者の携帯に電話をかけてみたが通じない。
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老人寿の家も会場ではない。
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30分近くうろちょろしたが、結局探し当てることができず、断念。帰ることにした。
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余市の街中に入ると、開村記念碑なるものを発見。
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福島からの入植者の方が開いた地区なのか、福島県知事来町の記念植樹もあった。
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建立は戦前で、揮毫は海軍大将男爵出羽重遠であった。
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近くに旬節碑。
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余市町のマンホール。中央の町章のまわりに、余市のヨの字が多数散りばめられている。
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食事はパーティーのつもりだったが、当てが外れたので、市街地で見つけた「小樽なると屋」の余市黒川店に飛び込む。
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ここは若鶏の半身揚げが有名だが
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それだと食べ切れそうもないので、ざんぎ丼(770円)にした。
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肉の質といい、衣の固さといい、味付けといい、味は抜群だった。
大満足して、余市から高速に乗る。
帰宅は20時半くらいだった気がする。
今日は、ニセコの空白地帯を埋められてよかったし、温泉もよかったし、晩飯もよかった。
充実したいい1日だった。

【行程】白樺山
新見峠(8:48)~白樺山(9:37撮影9:42)~シャクナゲの丘(10:37)~シャクナゲ分岐(11:00)~ビーナスの丘(11:17昼食11:30)~チセヌプリ分岐(11:43)~ニセコ湯本温泉(12:33休憩12:40)~日の出大橋分岐(13:23)~旭台(13:49)~南部川2号橋付近(14:10休憩14:25)~道道268号T字路(14:34)
※所要時間:5時間46分(歩行時間:5時間)
※登った山:1座(白樺山)
※歩行距離:15.9km
※累積標高差:約480m
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ニセコ縦走(4)

【2019年6月15日(土)】ニセコ縦走
ビーナスの丘から湯本温泉郷に向かって下山中。
DSC_0559_20190707054411e8d.jpg(背後はシャクナゲ岳)

登山道を、解け出したばかりの雪解け水が流れている。
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近くにオオバキスミレの群落。
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このあたりはまだ残雪が多い。
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ビーナスの丘から13分でチセヌプリ分岐に到着。
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ここをまっすぐ下って湯本温泉郷に向かう。
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この先は歩いたことのない道だ。
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しかし、あまり歩かれていないのか、ヤブっぽい。
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踏み跡はしっかりしているので、ササ刈りがまだ追いついていないだけかもしれない。
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ササ越しにチセヌプリを仰ぎ見る。
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いや、それにしても、ヤブがひどいことになってきた。
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道はどうやら間違ってはいない。
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足元にはところどころぬかるみもあるので注意。
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雪解け直後なのか、ミズバショウも咲いていた。
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それはうれしいのだが、道はササ刈りが間に合わないどころか、ほとんど廃道に近い状態。
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ときどき、オオバキスミレに慰められるが、ササの背が高くて前を向いて歩けない。
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背丈以上あるササにメガネを飛ばされてしまいそうなので、横向きになって、ササをかき分けながら進んだ。
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途中、ササやぶの中にまだ青いタケノコを何本か発見!
これはおいしそうだ。結局、収穫は結構な量になった。
(994)
エゾイチゲに似ているが、何だろう。
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たまに、普通の道になってホッとするが、またすぐ元の木阿弥のヤブこぎになる。
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本当は、下る途中の左手(東)にある832m峰にも行ってみたかったのだが、このヤブではどうしようもない。
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832mピークの横を通過したあたりで、やっと道が落ち着いてきた。
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やれやれ、と思ったのだが
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しかし、それもほんの5分ほど。
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またしても、ヤブに突入。
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スキー場のゲレンデに出れば、ヤブは解消されると思ったのだが
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それは大間違いだった。
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そういえば、ここチセヌプリスキー場は数年前に閉業していたのだった。
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おかげでササは茂り放題。
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解放されたのは、ほとんどふもとまで下りてきたからだった。
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いや~まいった。こんな目に遭うとは思わなかった。
4年前に同級生たちと来た時は、S君夫妻らが普通に下った道のはずなのだが。
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目の前に人工物が見えた時は、心底ほっとした。
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これらの石はゲレンデにあったものを、スキー場を開くときによけたのだろう。
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やっと人間らしい道(というのも変だが)を歩ける。
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このスキー場は町営(蘭越町)だったようだが、どこか民間が買い取って再開する計画はあるのだろうか。
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今はバブル期のブームも去って、スキー場経営もなかなか大変な時代だ。
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下ってきて、林間コースなる道と合流。
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あれ?って思って、地図ロイドを確認したら、途中から正規の道とは違う道を下っていた。
でも、正規の道がヤブこぎをしないで済んだとも思えないので、まあ同じことだ。
それでも、コースタイム1時間10分のところ、50分で下り切った。
早く抜け出そうと、急いでいたからかもしれない。

平和橋(仮名、気分的にはそう名付けたい)を渡る。
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下を流れるのは温泉の成分をたっぷり含んだ馬場川。
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使われなくなったチセヌプリスキー場の施設。
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少し南の斜面にも短いリフトがあった。
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湯本温泉からチセヌプリ(1134m)を望む。
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登山口には登山者ではなく山菜採りをする人向けの警告が出されていた。
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これは、北大スキー部のチセハウス。
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4年前に来た時はまだ健在だったのに、今はもう見る影もない。
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屋根裏の3階は完全につぶれている。
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なぜか、屋内のものはみな外に出されていた。
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倒壊前に備品がどこかに疎開させようと思ったのだろうか。
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しかし、もはやすべては使い物にならない。悲しいことだ。

とにかくヤブこぎで相当疲れたので、トイレ前で休憩。
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本当は雪秩父で入浴して帰りたいところだが、車はここから16kmも離れた場所にある。
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ここは標高550mだが290mまで下って、740mまでまた登らないといけない。
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かるく4時間以上かかる。
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自分が選択したこととは言え、気が遠くなる。
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時刻は12時半を過ぎた。到着は17時近くになるだろう。
とにかく歩くしかない。7分ほどの休憩で出発した。

さっき、スキー場跡から最初に見えた宿舎のような建物は陸上自衛隊のものだった。
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ニセコ訓練宿泊所という名称だが、確かに自衛隊っぽいデザインの建物だ。
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日の出が丘別荘地の入口前を通過。
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眼前にはニセコ連峰の広大なすそ野が広がる。
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道路にはイタドリがはみ出していて、路側帯を歩けないようなところも多かった。
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どんどん下っていくにつれ、背後の山がきれいに見えてきた。
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金魚のような残雪がアクセントになっているチセヌプリ。
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チセヌプリスキー場跡。
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シャクナゲ岳(1074m)。
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1.5km弱下ったところで右折。
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旧道を使って近道をする。
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これで500mほど節約できる。
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ただ、足元が悪く、クマも怖いし、かえって疲れたかもしれない。
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天気はすっかり回復して、暑いほどだ。
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まだ今日はここまで10kmしか歩いていないのに、相当疲れている。
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ヤブこぎで精神的に消耗したせいもあるだろうが、背中のタケノコも重い。
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この旧道は2.1kmもあり、カーブが多い。
橋を渡ると、新道との合流点は近い。
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この橋ができたのは昭和48年(1973年)だから半世紀近く前のことだ。
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名称は「日の出橋」。新道の方は「日の出大橋」になっている。
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川はさっきと同じ馬場川である。
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水が若干濁っているのは温泉のせいかもしれない。
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ヤマオダマキが咲いていた。
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ミヤマオダマキは青いが、こちらはえんじ色だ。
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日の出大橋が見えた。
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やっと新道に合流である。旧道通過に25分もかかった。
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まあ、炎天下にアスファルトの上を歩き続けるよりはよかっただろう。
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新道に出ると、黄色い花に迎えられた。
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(つづく)
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ニセコ縦走(3)

【2019年6月15日(土)】ニセコ縦走
白樺山(959m)に登頂後、シャクナゲ北峰(仮名)を登っている。
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左手眼下には岩内湾が広がる。
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右手にシャクナゲ岳(1074m)。
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北の方角は共和町。
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露岩帯の登りが続く。
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ガレガレだ。
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植生的にはウコンウツギ。
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そしてナナカマド。
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シャクナゲ岳は北面から見ると、八ヶ岳の編笠山に似ている。
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シャクナゲ岳北峰のロックガーデン。
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ナキウサギがいそうなところだ。
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実は、今日はシャクナゲ岳には登るつもりはない。
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シャクナゲ沼が見えてきた。
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この岩が露出している感じが編笠山っぽい。
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シャクナゲ岳とシャクナゲ沼の位置関係。
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沼はかなり浅そうだ。
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あそこが北峰の頂上だろうか。
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ハクサンチドリ。
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ミヤマオダマキ。
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あそこが頂上で間違いなさそう。
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いや、もうひと登りありました。
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ここが、シャクナゲ岳のほぼ正面という感じ。
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わずかに残雪。
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4年前に登った時は雨だったっけ。
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シャクナゲ岳の西斜面にローソク岩(これも仮名)。
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シャクナゲ沼の西端。
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北峰のピークに達する前に、道は右にそれて下り始める。
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沼までの標高差は70mほど。
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ずっと露岩帯だ。
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岩が大きいので、なかなかしんどい。
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滑って転倒しないよう慎重に下った。
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サクラタチツボスミレかな。
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10分ほどで沼の高さまで下りてきた。
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誰もおらず、実に静かである。
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ちょっとだけさざ波が立っていた。
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この辺は盆地状になっているので、あまり風は強くない。
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北峰の雪渓。
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まだスキーができそうだ。
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湖岸を進む。
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沼畔は半分、湿地という感じだ。
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沼の向こうの雪渓は目国内岳(1202m)。
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沼の東端。
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沼を離れると、再び登りに転じる。
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そのタイミングで北峰を振り返る。
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オオカメノキ。
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また、岩登りだ。
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白いスミレを発見。
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シロバナタチツボスミレというらしい。
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こちらはサクラタチツボスミレ。
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どこにでも咲いている花だが、ここのはどこよりもきれいな気がした。
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こちらは、ツツジ。
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チセヌプリ(1134m)が見えてくると
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間もなく、シャクナゲ分岐に到着。
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コースタイム通り、白樺山からほぼ1時間20分かかった。
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これで、「線」はつながったのだが、とても来た道を戻る気にはならない。
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迷わず、そのまま進み、ビーナスの丘に向かった。
正面にチセヌプリを望みながら下る道である。
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シャクナゲ分岐の標高が約1000m。
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ビーナスの丘は881mなので120mも下ることになる。
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シャクナゲ岳には今回登らなかったが、全く未練はない。
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登るとしたら、もっと天気のいい日にリベンジしたい。
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その時はやはり、神仙沼からになるだろう。
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しかし、このあたりまで来ると、ほとんどガスは消えてしまった。
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なんとなく天気は回復傾向である。
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シラネアオイの色もみずみずしい。
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真っ白な花びらもあって、おもしろい。
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オオカメノキも完璧なお花の展開ぶりだった。
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ツバメオモト。黒く見えるのは斑点ではなく虫である。
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この下りも結構長い。
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前回来たのは秋だったので分からなかったが、この道はシラネアオイ街道であった。
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本当に見事であった。
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分岐から17分でビーナスの丘に到着。
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コースタイムより3分速かった。
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振り返ると、3つの山が見える。左端がシャクナゲ岳、右端が北峰である。
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順に見ていこう。まずはシャクナゲ。
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真ん中にある無名のピーク。
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北峰。
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ビーナスの丘では、他の登山者の方も休んでいたが、私もここで昼食とする。
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パンは予備にとっておいて、稲荷寿司とおにぎりをいただいた。

10数分で食事を終え、11時半に出発。
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ここには、多分また来ることになるだろう。
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では、チセヌプリを背に
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湯本温泉に向かって下る。
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わらびに似た植物。
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チセヌプリ分岐までは10分ほどだ。
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途中で雪渓を横断。
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「山と高原地図」にも「残雪時注意」と書かれていた。
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でも、残雪はそれほど多くはなく、登山道を見失うことはなかった。
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(つづく)
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ニセコ縦走(2)

【2019年6月15日(土)】ニセコ縦走
新見峠から白樺山(959m)を目指している。
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沿道はシラネアオイのお花畑。
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先週登った大千軒岳(1072m)もすごかったが、こちらも負けていない。
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ハクサンチドリやハクサンボウフウも咲き乱れている。
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ここは白樺山だから、これはダケカンバではなく白樺なのかな?
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左手に岩内岳(1085m)が現れた。
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その山頂部。
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振り返れば、新見峠の駐車場。私の車はあそこにない。
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大きな裾野を広げる前目国内岳(981m)。
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あそこがおそらく白樺山の頂上だろう。
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頂上目前でミヤマアズマギクが新規参入。
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花びらが枯れて短くなっているものもちらほら。
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浮石の道を登る。
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頂上はあの岩の向こうかな。
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登ってきた道。
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もう頂上は目前だ。
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892mピークを振り返る。
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左手は岩内湾。
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花びらが横ではなく上に伸びているミヤマアズマギク。
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新見峠から50分ほどで頂上に到着。コースタイムより5分遅かった。
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山名板はあの岩の上にある。
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猛烈な風だが、登らなければならない。
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気温は高めだ思うが、風のせいで寒いくらいだ。
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吹き飛ばされないよう、足場をしっかり固めて進む。
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はい、正真正銘の登頂!
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しかし、標高923mというのは何を根拠にしているのだろう。
近くに、923mの三角点があるわけでもないのに。

とにかく、まずは記念撮影。
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あとは風に耐えながら、山頂からの眺望をカメラに収める。
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南東の方角に池塘を発見したが、地形図に名前は書かれていなかった。
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あの雪渓はパンケメクンナイ湿原の北斜面か。
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左はワイスホルン(1045m)。
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風も強いし、それでは出発するとしましょう。
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正面の三角は931mピーク。
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恒例の頂上振り返り。
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ワイスホルンの右に見えていたこの山には名前が付いていない。
標高は1000mちょっとあるのだが。
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931mピークは巻く。
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左手に岩内平野北面の山々。
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ハクサンチドリがはくさん、いやたくさん。
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お、シャクナゲ岳(1074m)がガスの中から現れた。
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結構あそこまで距離がありそうだ。
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あそこまで行ったら、きっと戻るのが嫌になる気がする。
DSC_0414_20190706052255fd0.jpg(白樺山頂上)

巻き道は比較的風がしのげるので助かっている。
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こういう道は歩きにくいが、たまになら楽しい。
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ぬりかべ。
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シャクナゲへの曖昧な稜線。シャクナゲ分岐までコースタイムは1時間20分もある。
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早くも紅葉?
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931mピーク通過。
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再び、白樺山。
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シダロードを行く。
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こんなところまで足を延ばして、タケノコ採りをしている人がいた。
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おそらく、ここまで来る人はめったにいないだろうから採り放題なのだろう。
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標高も新見峠周辺よりは高いので、若いのが採れるかもしれない。
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エンレイソウとはちょっと違う。何だろう。
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おっと、またしてもタケノコ採りの方のお荷物。
ザックが空なので、登山のついでではなさそうだ。
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それにしても、皆さん熱心だこと。
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こちらは黙々と歩く。
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本日最初のツバメオモト。
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葉っぱも女性らしくて可憐だ。
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標高900m付近から斜度が増してきた。
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このあたりは、ツバメオモトの楽園。
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マイヅルソウも負けていない。
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わたくしシラネアオイもお忘れなく。
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再び樹林帯。
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露岩の段差が激しい。
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これはスミレの仲間と思われるが、正確な名前は分からない。
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オオカメノキに似ているノリウツギの花。
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いきなり岩内平野。
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シャクナゲ沼の北にある蒲鉾形のピーク。
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エゾイチゲかな。
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おお、やっと峠が見えた。
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ちょうど991mピークのすぐ東の地点である。
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特定できず。
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ケムシ~
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ミズバショウの成れの果て。
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目国内岳(1202m)がだんだん姿を現してきた。
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シャクナゲ北峰(仮名)への登りにかかった。
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なんか晴れてきたぞ。白樺山(中段左)の右奥に岩内岳(1085m)がすっきり見える。
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白樺山を望遠で。人の姿は見当たらない。
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さっき歩いた登山道と岩内岳。
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目国内岳はもう少し時間がかかりそう。
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それら全景。
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だいぶ標高を上げてきた。
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北峰には名称がないので、ほんとは登らなくていいのだが、道がこれしかないのでやむを得ない。
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おお、ツツジだ。
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931mピークと登山道。
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かなり、勾配がきつい。
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しかし、眺めがいいのが救いだ。
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(つづく)
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ニセコ縦走(1)

【2019年6月15日(土)】ニセコ縦走
この週末は日曜日が出勤で、休みが土曜日1日だけなので、日帰り山行。
ニセコ連峰の主稜線で空白になっている新見峠からシャクナゲ山分岐をつなぐことにした。
問題は新見峠からのピストンにするか、湯元温泉に下って車道を大周回するか、なのだが、それは決められないまま現地に向かった。

朝6時前に自宅を出発。
国道230号経由でニセコに向かう。
喜茂別までは先週走ったばかりの道だ。
喜茂別で右折し、羊蹄山のふもとを真狩経由でニセコに出る。
2時間ほどで新見温泉郷の入口に達した。
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今回は、長期休業中の新見温泉を見学するのも目的の一つ。
帰りは岩内側に下る予定なので、登山の前に立ち寄った。
新見温泉には新見本館と新見温泉ホテルの2軒の宿があるが、両方とも休業中。
まずは新見本館から見てみよう。
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結構大きな宿だが、かなり荒れている。
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新見温泉は明治41年(1908年)、新見直太郎という人が発見した。
温泉名は発見者の名前に由来するわけだ。
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その4年後に旅館を開業。昭和29年(1954年)には新館もオープンした。
直太郎は昭和35年、本館(新見本館)と新館(新見温泉ホテル)の経営権を2人の息子に移譲したが、2016年3月26日に新見本館が、3月31日に新見温泉ホテルが相次いで廃業、104年にわたる歴史に幕を閉じた。
その後、札幌市内でオフィスビルの賃貸業を営む敷島屋が取得し、翌2017年1月7日に、 札幌観光バスの子会社で外国人旅行者のツアーを扱うクールスターが運営者となって再開した。
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しかし、建物の老朽化には勝てず、同年6月30日をもって再び休業。
その冬は越せずに豪雪のため本館は倒壊してしまった。
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それにしても、悲惨なまでの荒廃ぶりである。
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これは本館の玄関の跡。
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この建物が浴室と思われるが、とても近づけなかった。
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こちらが新館の新見温泉ホテル。
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こちらは新館というだけあって、まだ外形は保っている。
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でも、ところどころにひびが入っており、メンテをしなければ倒壊は時間の問題だろう。
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新見温泉には源泉が2つあり、一方は含石膏-弱食塩泉(源泉64.4℃、ph値7.4、湧出量毎分225㍑)、もう一方は石膏泉(源泉65.2℃、ph値7.4、湧出量毎分75㍑)で、いずれも自然湧出だそうである。
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新館の奥の棟はもう破損が始まっている。
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ここを再開するには、おそらく改修では収まるまい。
完全な建て直しを行う相当な財力が必要に思われた。
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ぜひ再開してほしいものだが。
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背後から昨年登った目国内岳(1220m)が見守っていた。
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では、登山口のある新見峠に向かおう。
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途中、紅葉の滝への入口があったが、10分もかかるというのでパス。
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峠には8時半に到着したが、やはりタケノコ採りの車が多く、駐車場はいっぱい。
路駐せざるをえなかったが、そのスペースは余裕で確保できた。
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ちょうどよく催してきたので、駐車場にあるトイレで排○。
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ここはペーパーも備え付けてあって親切だ。
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峠に池があるのを発見。これは地形図にも載ってない池だ。名前はあるのだろうか。
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車に一旦戻って、靴を履き替え、ストレッチをして、8:45過ぎに出発。
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今日稼げるのは白樺山(959m)1座だけだ。
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最初はトラバース気味に登っていく。
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新見峠の標高は747m。登山口で735mくらいなので、標高差は225mほどだ。
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山の名の通り、白樺林を進む。
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今日はタケノコを採るのも目的の一つ。でもヤブに分け入るつもりはない。
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登山道脇に見逃されているものを摘んでいく方針だ。
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この時期はマイヅルソウが最盛期。
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上の方はまだつぼみだった。
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若葉がまぶしい。
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出た! クマ除けのサイレン。でも昨年ほど多くはなかった。
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ニリンソウも北海道には多い気がする。
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豪雪に翻弄されたダケカンバ。
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登山道はきれいにササ刈りされていて、ありがたい。
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シラネアオイ。
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マイヅルソウはやはり葉っぱが特徴的だ。
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誰かが仕掛けた「わな」に昆虫が集まっていた。何かの調査中なのだろう。
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こうしたタケノコをちぎっていくのだが、どれもちょっとおがりすぎだった。
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紫色が鮮やかなハクサンチドリ。
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ハクサンボウフウ。
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アカモノ。
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30分ほどで標高850mを超えると
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いきなり森林限界を突破し、展望が開けた。
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でも、西の目国内岳は雲の中である。
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岩内湾。全体的に曇っているので、あまりすっきりしない。
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それでも望遠にすると泊原発は確認できた。
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岩内の町並みと岩内港。
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ゴゼンタチバナ。
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山肌はもう完全なササ原である。
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あれ?再び樹林帯へ。
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892mピークを巻く。
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このあたりから傾斜が緩やかになる。
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チシマフウロ。やはりニセコは花の山だ。
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再び、展望が開けた。前目国内岳(981m)だけはかろうじて雲の下だ。
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目指す白樺山が正面に見えてきた。
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もう下山してくる人が見える。峠でも見かけた女性だ。
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白樺山ピストンで戻ってきたのだろう。
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稜線に出ていきなりなのだが、風がものすごく強いのだ。
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これ以上先に行くのは危険と判断したのかもしれない。
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この方の前に下山してきた人に、「シャクナゲピストンですか~?」と聞いたら、「いえ、風が強いので白樺で引き返してきました」と言っていたので、たぶんそうだろう。
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しかし、私はこの程度の風(たぶん風速10数㍍)で撤退するわけにはいかない。
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なんとかシャクナゲ分岐までは行くつもりだ。
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シャクナゲ岳(1074m)との鞍部の向こうに見えるのはワイスホルン(左、1045m)だろう。
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沿道はさっきからお花がいっぱい。エゾカンゾウの色が濃かった。
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チシマフウロもしっかり風に耐えている。
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シラネアオイはさすがに大きく揺れていた。
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頂上まではハクサンボウフウの小径が続く。
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頂上直下は急登。
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イルカ岩(仮名)を踏み越えていく。
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892mピークを振り返る。
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チシマフウロがすごい。
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いよいよ頂上目前。
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と思ったら、さっきのはニセピークで、まだ先があった。
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(つづく)
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大千軒岳(6)

【2019年6月9日(日)】大千軒岳
8時間半に及ぶ大千軒岳(1072m)登山を終え、15時に知内温泉にやってきた。
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ここは3週間前に来たばかりだが、道内最古の温泉ということなので、ぜひ2人には入ってもらわねばならない。
温泉は上の湯と下の湯があるが、まずは露天風呂へ。
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長い山行を終えた後だけに、みんなご機嫌だ。
わりとぬるめだったので、ゆっくりと体をほぐすことができた。
先客が1人いて、ちょっと会話を交わすことになった。
福島町岩部漁港で漁師をしている青年で、この日はウニ漁を早朝にした後、岩部岳(794m)に登り、ここへ汗を流しに来たという。
十勝出身だが、なんか親戚を頼って、こちらに移り、漁師になったらしい。
まだまだ半人前だと謙遜していたが、よくしゃべる人だった。

露天風呂には洗い場がないので、内湯に移動。
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内湯はかなり熱かったので、すぐに湯から上がって、体をゴシゴシ。
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着たり脱いだりが面倒なので、下の湯だけにしておいた。
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ここは石灰華のうろこがかなり激しかった。
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湯上りはロビーでガラナをいただく。
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O君は運転しなくて済むので、すぐにビールを飲んでいた。
この後、近くで飯を食って帰ろうということになっていたのだが、O君に札幌で飲み会の誘いがあったそうで、彼はH君の車で真っすぐ帰ることになった。

であれば、私はまた独自の闘いをしながら帰るしかない。
二人の車を見送り、ちょっと遅れて温泉を出発。
飯の前に○んこがしたくなったので、道の駅しりうちによって、体重を若干減らした。
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前夜は、登山口に最も近いこの道の駅に泊まろうという提案だったのだが、この周辺には食堂どころかコンビニもないので、道の駅きこないに変更したのだった。
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どこかいい店がないか物色しながら国道228号を北上。
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木古内町に入ると、ここのマンホールの写真は撮っていなかったことを思い出したので、きちんとコレクションに加えておいた。
メインの絵柄は沖合で沈んだ咸臨丸である。
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ついでに、廃止されたJR江差線を利用した道南トロッコ鉄道にも寄っていくことにした。
その途中にあった神社をパチリ。
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その先に、山形荘内藩士上陸之地の石碑を発見。
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ここ木古内町の鶴岡地区には、明治18年(1885年)に荘内藩の開拓団105戸が入植したのだそうだ。
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鶴岡の地名は、彼らのふるさとに由来するわけだ。
CIMG0847_20190705052301116.jpg(開拓遺功碑)

「開拓開校百年の碑」
開校とは木古内町立鶴岡小学校のことだが、2011年3月に閉校してしまった。
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鶴岡小は現在、町郷土資料館「いかりん館」として再利用されている。
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近くにあった農村ふれあいセンター。
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これらの施設の裏に道南トロッコ鉄道がある。
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鉄道の事務所というか切符売り場は、旧渡島鶴岡駅の待合室を活用したものだ。
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時刻表によると、トロッコ鉄道は土日の午前10時から午後3時台まで、1時間に3本運行されている。
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料金は大人700円。いつか乗ってみたいな。
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この日はすでに営業を終えていたので、ちょっと見学だけさせてもらった。
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駅名は、「渡島鶴岡」改め「鶴岡公園」。
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旧江差線の線路をそのまま使っている。
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背後には鶴岡公園の園地。
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反対側は牧草の運搬中。
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ホームも現役時代のままだが、立入禁止になっていた。
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でも、ちょっとだけ失礼させていただいた。
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「へいせい」「れいわ」と両隣の駅名が書かれているが、架空の駅である。
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江差線にもともとあった元祖架空の駅、天の川駅はどこに行ったのだろうと思っていたら、駅名標はここに移設されていた。
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機会があったら乗りに来ます。その際はよろしく。
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木古内の市街地を過ぎると、国道沿いに木古内温泉のとやがある。
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ここで食事をしようと入店したのだが、結構高い上にあまり食べたいものもない。
店員が来ないのをいいことに、店を出てしまった。

この先、高速に乗ってしまうと、しばらく飯が食えないのだが、かと言って、あてもなくちんたら走るのもいやなので、北斗茂辺地ICから函館江差道に乗った。
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今日も正面に駒ヶ岳が見える。
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このまま乗っていれば、函館新道経由で国道5号に出られるようだが、かなり遠回りなので、北斗中央で下りて、下の道を走り大野経由で5号に合流した。
昨日、函館本線の廃止駅姫川駅に寄ったが、その隣の廃止駅東山駅についても、この前ちゃんと駅跡を確認できたわけではないので、もう一度行って見ることにした。
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明るいうちは活動しなくては。貧乏性なのである。
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駒ヶ岳駅から線路沿いの砂利道を北上すると、東山駅跡付近で線路に最も近づく場所がある。
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そこで確認してみたが、駅跡らしきものは見えなかった。
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ならば前回同様、駅近くの踏切へ。
この立ち入り禁止の札が下がっている奥が駅への通路だったのだが、すでにヤブと化していた。
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この踏切からは全く駅の痕跡が分からない。
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車で迂回できるところがあるので、そこまで行って、線路に近づいてみた。
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もともと駅舎があった駅ではないので、痕跡を見つけるのはなかなか難しい。
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仮設に近いホームがあったとすれば、このあたりか。
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この縁石をもって駅跡と認定し、正式に踏査済みと認定した。
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これで、函館本線の未撮影駅は美唄以北の数駅となった。
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森IC近くのガソリンスタンドで給油し、今度は道央道に乗る。
八雲ハイウエイオアシスで飯を食べる手もあるのだが、なんとなく気が向かない。
おそらく豊浦ICで下りた先になるだろう。

意外に眠くならずに黒松内まで行けたが、ここからパトカーにぴったり後ろに付かれ、スピードを出すことができなかった。
なんとか18km我慢し、豊浦で下り、たまたま開いていた「ドライブインいずみ」に入った。
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もう時間は19時半を過ぎている。
すっかり普通の夕食時間になってしまった。これなら追加で何かを食べずに済む。
頼んだのは塩ラーメン。
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味は普通。麺は柔らかめが好きな私だが、それでも少し柔らかすぎる感じがした。
さあ、お腹も満たされたし、あとは帰るのみ。

安全運転で行こう。
豊浦から道道97号を北上。国道230号に合流したところでトイレ休憩。
道の駅とうやでもう一回出すものを出した。
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夜の運転は目が疲れる。
目の休憩も兼ねて、中山峠でもう一度トイレへ。
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なんとか22時半には自宅にたどり着いた。
知内温泉から6時間半もかかった。
O君は札幌で20時には飲み始めていたそうである。
長い1日だったが、大千軒岳は北海道の5指に入る山であった。

(おわり)
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大千軒岳(5)

【2019年6月9日(日)】大千軒岳
大千軒岳(1072m)に登頂し、がしがし下山中。
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休み台から15分ほどで、沢らしい雰囲気が出てきた。
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間もなく、やっと沢に到着。
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これで、ようやく緊張する急な下りから解放された。
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前千軒岳(1056m)を振り返る。
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千軒銀座を12:20頃通過。
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今度は渡渉の連続が始まる。
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金山番屋跡の十字架は「国有林野借受地」ということになっていた。
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これはミサの時に使用する祭壇だろう。
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ここで10分ちょっと休憩。
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心の中で手を合わせて出発した。
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これからの道のりを考えると、ちょっとうんざりする。
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ずっと川原を歩ければいいのだが、高巻きのアップダウンが面倒だ。
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まあ、ぼやいても仕方がない。
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枯れた木。
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そこから若い命が生まれていた。
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3兄弟。
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番屋跡から15分ほどで石崎越の沢を通過。
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あたりは緑一色である。
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沢の水はとてもきれいだ。
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この中をじゃぶじゃぶ歩きたくなる。
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タニウツギがとってもきれい。
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砂防ダムのような岩。
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知内川は渓谷としても美しい。
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ところどころでヤブこぎ。
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ところどころで沢に出る。
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そろそろ渡渉地点。
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ここは簡単そうに見えるが、岩が滑るので意外に難しかった。
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枝沢。ちょっとだけ飲んでしまった。
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渓流。
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ぐえっ。
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男の横顔に見えません?
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ほら、ちょっと笑っているでしょ。
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こちらは馬面。
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23番。昔の登山道の表示だろうか。
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ほとんどジャングル。
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タニウツギがかわいい。
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フキも実はかわいい。
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なんとなく象の家族のよう。
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頂上から2時間40分かかって、広い川原に到着。
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ここで2人はデポしてあった長靴を回収。
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H君もこの先は沢歩きではなく登山道を行くので、長靴には履き替えなかった。
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で、問題の渡渉。
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ここを飛び越えるしかない。
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よ~し、いくぞ~
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あらよっと。
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というわけで全員無事にクリア。
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広い川原を後にする。
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この先は下山なのに、登らなければならない。
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ご病気?
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葉っぱがちっさ。
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よく見ると美しいシダの葉っぱ。
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う~ん、名前が分からない。
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堂々たるブナ。
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枝沢を通過するごとに下り登りを繰り返す。
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みんな口数が少ない。
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私は写真が退屈しのぎだ。
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その間に2人はすたすたと行ってしまう。
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Jツリー。
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30分弱で長い巻き道が終了。
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往路で二手に分かれた狭戸に到着した。
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私もここだけはちょっと歩いてみたかった。
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さあ、あとひと踏ん張りだ。
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ギンリョウソウの応援団に励まされ、気合を入れる。
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落とし物のモンベルの手袋。私のに似ている。
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パオ~ン。
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残雪まで戻ってきた。
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ということはここからまた登りだ。
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なんだか落とし物が多い。
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私も気をつけなければ。
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この先の巻き道で見覚えのない急登が続く。
これはおかしいと思って、地図ロイドを確認したところ、やはり違った踏み跡に迷い込んでいた。
同じ間違いをする人が少なからずいるようで、その踏み跡に帽子が落ちていた。
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戻ったら、正規の道に出る手前に木の枝で通せんぼがしてあった。
3人ともこれを見逃すとは、みんな相当疲れている。

もう一度、ギンリョウソウに励まされ、仕切り直しだ。
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砂防ダムを通過。ここまで来れば、もうゴールは近い。
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このダムはかなり低い。
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これなら、沢登りの障害にはならないわ。
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最後の巻き道を通過し
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登山口近くの渡渉箇所に出た。
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当然、帰りも橋を渡る。
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ロープさん、ごめんね~
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さあ、駐車場は目の前だ。
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最後の林道歩き。
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黄色いお花が出迎えてくれた。
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今日はほんとにパトロールが実施されていた。
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やっとゴール。時刻は14:20過ぎ。8時間半もかかった。
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登山届に下山時刻を記入して、道内最古の温泉、知内温泉に向かった。
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いやいや、お疲れ様でした。素晴らしい山でした。
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【行程】2019年6月9日
登山口(5:47)~砂金採取遺構(6:12)~狭戸(6:16)~広い川原(6:42休憩・履き替え7:03)~石崎越の沢(7:29)~金山番所跡(7:45休憩7:50)~千軒銀座(8:01)~標高570m地点(8:16休憩8:21)~お休み台(8:29)~ガンバレ岩(9:01)~千軒平(9:21休憩9:37)~千軒清水(9:55給水10:00)~山頂(10:13昼食10:40)~千軒平(11:03休憩11:12)~お休み台(11:46休憩11:59)~千軒銀座(12:21)~金山番所跡(12:30休憩12:42)~石崎越の沢(12:58)~広い川原(13:20休憩13:26)~狭戸(13:56)~登山口(14:22)
※所要時間:8時間35分(歩行時間:6時間35分)コースタイム:6時間半
※登った山:1座(大千軒岳)
※歩行距離:12.5km
※累積標高差:約1140m

(つづく)
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大千軒岳(4)

【2019年6月9日】大千軒岳
大千軒岳(1072m)の頂上にいる。
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この山は松前半島のちょうど真ん中にあり、360度の大パノラマが楽しめる。
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北西の方角の山々。
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北の方角。
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南東には前千軒岳(1056m)。
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旧道コースの北斜面。
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頂上にはナナカマドの木がモンスターのように並んでいた。
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足元にはツマトリソウ。
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ひと通り撮影を終えたところで、腰を下ろして昼食とする。
まだ10時半前だが、朝が早かったのでお腹が空いた。
今日のおにぎりはツナマヨネーズとスパイスドライカレー。
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それに、ぬるくなってしまうのは承知でデザートにコーヒーゼリーも付けた。
さっき頂上直下ですれ違ったカップルに「頂上は虫がひどい」と言われたが、全然そんなことはなく快適に食事をすることができた。
例のおじさんの電話を除いては。

25分ほどのんびりして、10:40に下山開始。
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展望がいいので、下りも楽しい。
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奥深い山だが、今日はそれなりに登山者がいる。
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この日は、H君の知り合いのガイドさんのツアーが入っているとのことだが、まだ姿が見えない。
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左手は見下ろす位置に燈明岳(931m)。
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東の方角、知内町方面の眺め。
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登山者が多いとは言え、それは北海道にしては、という意味で、基本的にはやはり少ないと思う。
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たかだか1000m程度の山に4時間半もかかるのだから、内地の山で育った私としては、北海道の山はやはりしんどい。
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でも、この山は苦労して登る価値が十分にある。
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松前側の林道が開通したら、もう一度来てもいいと思った。
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頂上を振り返る。
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後ろからも続々と下りてくる。
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天国のようなトラバースだ。
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トラバース斜面の反対側。
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右手は二股川の源流部。
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シラネアオイの群落。
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千軒平の十字架のそばに2人の姿。
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おや、千軒平に団体さんが登ってくるのが見える。
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例のツアーの方々だろうか。
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再び、振り返り。
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そして、お花の撮影会。アズマギク。
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ハクサンイチゲ。
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ハクサンチドリ。
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ミヤマキンバイ。
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チシマフウロ。
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二股川の谷の向こうに見えるのは853mピークであろう。
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ツアーの方々が十字架までたどり着いたようだ。
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みな白いヘルメットをかぶっている。
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我々も十字架に到着したが、団体さんは想像していたツアーの方々ではなかった。
この時間になっても来ないということは、中止になったのだろうか。
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千軒平から改めて、大千軒の雄姿を目に焼き付けた。
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ここで我らもしばし休憩。
さっき休んでいた二人を見送る。
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続いて団体さんも出発した。
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地元のガイドさんと北海道警の方々で植物パトロールをしている様子だった。
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でもパッと見、とくに荒らされているようなところはなかった気がする。
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それでは気をつけて!
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我々も出発するとしましょう。
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十字架よ、さようなら。
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シラネアオイの大群落を再び横断。
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左手には雪渓。
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見納めの大千軒。
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燈明岳(左)と七ツ岳(右奥、957m)。
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前千軒。
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浮石の多い急な登山道を慎重に下る。
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ここは本当に危ない。
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それにしても、あの二人はいつもぴったりくっついているなあ。
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眼下に川原が見えた。千軒銀座あたりだろうか。
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左手の雪渓。
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ササ越しの前千軒。
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こちらもササの中に突入。
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登ってきたときと同じ眺めだ。
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しばらくは滑りやすい道なので、引き続き要注意。
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おそるおそるである。
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このロープは一人ずつ順番に。
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野イチゴの白い花びらに、ほっとする。
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ガンバレ岩を通過。
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この先5分で「カバの木坂」だそうだが、その標識は発見できなかった。
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タニウツギのつぼみ。
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東の山々。
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前千軒の雪渓。もうクマの姿はなかった。
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雪渓に開いた穴。
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雪解け水が滝のように流れていた。
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孤高のダケカンバ。
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白い樹皮は明るくて好きだ。
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これから、あの谷を延々歩いていくわけか。
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七ツ岳。
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頂上から1時間ほどで、樹林帯の中に入った。
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秋には真っ赤に染まるのだろうな。
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田中タカヒロ君、いたずら書きは止めましょう。
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ケイコさんも止めましょう。
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11:45頃、休み台に到着。さすがにここで小休止。
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下りも疲れるわい。でも10分で出発。
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しわまで象にそっくり。
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地獄の急坂が続く。
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腰を下ろしたくなる石があったが、通過。
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この先は崩落のため通行止め。
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せっかく九十九折状になっていたところなのに、急斜面の迂回路でショートカットしなければならなかった。

(つづく)
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大千軒岳(3)

【2019年6月9日(日)】大千軒岳
大千軒岳(1072m)の千軒平近くまで登ってきた。
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右手に燈明岳(931m)が間近に見える。
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そして、3時間半もかかって、ようやく大千軒岳の頂上を拝むことができた。
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そこはシラネアオイの楽園であった。
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やっと千軒平にたどり着いたのだ。
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目の覚めるような光景とはこのことだ。
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シラネアオイだけでない。ミヤマキンバイや
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ハクサンイチゲ。
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チシマフウロ。
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エゾコザクラも。
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改めて大千軒の雄姿。
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山肌はほとんどササで覆われている。
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私が花の写真にうつつを抜かしている間に、OH砲は稜線まで行ってしまった。
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しかし、この子たちの前を素通りするわけにはいかない。
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大千軒岳が植物群落保護林になっているということも、心底合点がいった。
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ここ千軒平のシラネアオイの群落は日本一なのだそうだ。
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確かに、こんなに広範囲にわたって密集してシラネアオイが咲いているのは見たことがない。
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しかも、花びらがみんな元気だ。
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まさに折り重なって咲き乱れていて
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全くシャッターを押す手が止まらない。
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お蔭で全く前に進まなかった。
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それでもOH砲から遅れること2分ほどで、旧道コースとの分岐に到着。
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このすぐ上が966m標高点だ。
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ここにも十字架が立っていた。
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十字架のまわりには腰を下ろす場所もないほどアズマギクが群生している。
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ほかにはミヤマキンバイ。
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ここから見渡すシラネアオイのお花畑も見事だった。
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さっきの道標に「前千軒岳35分」と書いてあったが、もしかして行けるのだろうか。
地形図に道は書かれていないのだが。
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こちらは、大千軒岳頂上へ向かう道。
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広い川原で抜かれた赤いザックの人の姿が見える。
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我々も15分ほど休んで出発。
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さっきの道標によれば、頂上まで30分。まずは鞍部まで20mほど下る。
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頂上への道もお花畑の中だ。
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鞍部の先は、ちょっとしたコブを左に巻く。
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その先は頂上の前山が目標だ。
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すばらしい稜線歩きである。
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チシマフウロやミヤマキンバイが惜しげもなく密生している。
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ハクサニチゲを分けて進む。
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ハクサンチドリまで登場。
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今日は最高の天気になった。
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966m標高点を振り返る。
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斜面はミヤマキンバイのお花畑。
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さあ、いよいよ最後の登りに取り掛かる。
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振り返ると、前千軒岳(1056m)のとんがりが覗いていた。
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あちらもなかなかりりしいお姿だ。
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でも頂上は、おそらく右後ろの出っ張りである。
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これはヤマハハコの仲間だろうか。すごく密集しているが。
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千軒平から西へ伸びる稜線。あそこは旧道コースの登山道が通じる951mピークだ。
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南東方向には矢越岬を先端とする岩部岳(794m)などの峰々。
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たった今歩いてきた道。
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色の薄いチシマフウロ。
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濃いチシマフウロ。
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色の白いシラネアオイ。
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あと20分ほどで頂上に立てそうだ。
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三つのコブでできた前山を巻いて進む。
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こちらにも、シラネアオイの大群落。
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赤いザックの男性が間もなく頂上に着きそうだ。
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白はハクサンイチゲ。
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ハクサンイチゲは私の大好きな花だ。
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見事な大群落を形成している。
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登山道から外れた場所で何かを飲んでいる人を発見。
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千軒清水はあそこにあるのか。
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我々も寄ってみよう。
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頂上までほんの少ししかないのに、湧き水があるなんて不思議だ。
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振り返ると、前千軒への稜線が折り重なっている。
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まずは、OHのお二人が味見。
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ほんとにチョロチョロとしか出ていない。
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それでも、水辺に生えそうな植物が繁茂していた。水は結構おいしかった。
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しかし、この山はもしガスっていたら苦しいだけだったろう。
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晴れてこその大千軒である。

千軒清水分岐の先で、例の男性とすれ違った。
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南東の方角にかすかに海が見える。
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北東の方角には七ツ岳(957m)。
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山の大きさでは、前千軒も大千軒といい勝負ではないか。
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トラバース道。
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紫のハクサンチドリ。
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もたもたしている間に、OH砲がまた先に到着してしまった。
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続いて、私も登頂。4時間半もかかった。長かった。
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ここは一等三角点。
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道内で最初に一等三角点が設置された山の一つだそうだ。
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設置されたのは1896年(明治29年)7月。
測量開始100年を記念した碑文が地面に埋め込まれていた。
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山名板もやけに新しいなと思っていたら、三角点選点120年を記念して、3年前に設置されたものだった。
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頂上には先行していた男性がずっと携帯で電話をしており、雰囲気ぶち壊しだった。
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山にも空気が読めない人は必ずいる。残念なことだ。
そんなにおしゃべりがしたいなら、誰かと一緒に登ればいいのに。

彼のことは極力気にしないよう努力して、眺めを堪能する。
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前千軒の右にうっすら陸地が見えているのだが、方角的には津軽半島だ。
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でも、津軽半島があんなに真っ平らなのだろうか。
どうも確信は持てなかった。

(つづく)
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大千軒岳(2)

【2019年6月9日(日)】大千軒岳
奥二股登山口から大千軒岳(1072m)を登山中。
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ずっと知内川を遡っている。
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広い川原から25分ほどで石崎越の沢という沢に達した。
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この沢はわりと水量のある枝沢だった。これを渡渉する。
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このあたりは少しだけ開けていて、稜線の一部を望むことができた。
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知内川の傾斜が目に見えるようになってきたあたりで
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金山番所跡に到着した。歩き始めて、ちょうど2時間である。
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ここは江戸時代に、砂金採取を監督する松前藩の番所があった場所らしい。
この石垣はその名残だろう。
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大千軒岳という名前は、砂金掘りの人夫の家が千軒もあったためと言われている。
その番所跡に十字架が立っていた。
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石碑に碑文がはめ込まれている。こう書かれていた。
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神 彼等をこころみ
炉の中の金の如くためされ
ふさわしき犠えとして
受け入れ給いき
-知恵の書-
寛永十六年夏、千軒岳にて
百六人のクリスチャンが殉教の死を遂げた
吾々は彼等の信仰を偲び
その御取次を乞い願う。
昭和三十八年七月二十一日
函館カトリック教会信徒一同

この金山には、迫害から逃れるため、多くのキリシタンが紛れ込んでいたが、1639年、松前藩によって106人が処刑されたとされる。
この十字架は殉教者を慰霊するためのものなのだ。
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毎年7月の最終日曜日には、この碑の前で追悼ミサが開かれているという。
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ここでしばし休憩。先行していたご夫婦を見送った。
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5分ほどで出発。間もなく、またまた渡渉する。
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ここも結局、浸水してしまった。
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このあたりで標高がやっと450m。
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2時間以上かかって、まだ200mちょっとしか標高を稼いでいない。
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しかし、左前方に前千軒岳(1056m)らしきピークが見えてきた。
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緑の中に点々と残雪があって、実に美しい。
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ずっと樹林帯の中だっただけに、心が洗われる。
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番屋跡から10分で千軒銀座を通過。
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この先、沢を離れて、尾根に取り付くことになる。
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いきなりヤブだが、ちゃんと登山道はある。
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しかし、「超」のつく急登だ。
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ロープ場の連続で300mほどを一気に登らなければならない。
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登山道が崩落しているところは迂回。
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道南だけに、黒松内が北限のブナが生えている。
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それだけは内地の山を思わせるが、長いアプローチと極端な急登は北海道の山ならではだ。
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急登の間はずっと樹林帯の中で、全く展望がきかない。
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あまりに息が切れたので標高570mの地点で一度、休憩を入れた。
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再開して10分も経たないうちに、傾斜が一段落した「休み台」なる場所にたどり着いた。
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その名の通り、休憩適地であったが、さっき休んだばかりなので通過。
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再び急登が始まる。
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ブナの美林の中をあえいで登る。
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マイヅルソウを発見。
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そして、再び前千軒。と思ったが、あれはどうやら中千軒のようだ。
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歩き始めて3時間。標高750mを過ぎたあたりで、森林限界を越えた。
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右手に現れた山が大千軒岳かと思ったが、あれは燈明岳(931m)であった。
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なかなか形のいい山である。
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南東の方角には海岸線を望むこともできた。
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燈明岳の稜線の向こうに見えている台形の山は802mピークと思われる。
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ほかにも、いろんな山々が。
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これからはずっと展望を楽しみながら歩くことができる。ありがたい。
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やっと元気が出てきた。
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しかし、急登はなおも続く。
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中千軒の谷にはまだ、雪渓が残っている。
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やはり雪渓のある季節はいい。
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ただ、さすがに6月ともなると、雪渓に穴が開いてくる。
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標高800mあたりでは岩盤の上を登った。
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ここまで来ると先が見えてきた感じがして、うれしい。
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中千軒岳には残念ながら登山道はないようだ。
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タニウツギ。
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稜線にのる千軒平(966m)まではあと150mほど。もうひと踏ん張りだ。
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右手に燈明岳。
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あそこにも登山道はない。
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だいぶ稜線が近づいてきた。
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と思ったら、O君がクマを発見!
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谷をはさんで向こう側、中千軒岳の斜面なので、直線距離にして300m以上は離れている。
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単独だし、わりと大柄なのでオスの成獣だろう。
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雪渓の上を行ったり来たりしている。
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山でクマの実物を見たのは、実は初めてかもしれない。貴重な体験だった。
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クマの後はシラネアオイ。
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そしてガンバレ岩を通過。
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野イチゴ。
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別の雪渓にも黒い点が見える。
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でも、クマではなかった。
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登山道の脇にも雪渓。
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そこは急なザレ場でロープが設置されていた。
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標高900mあたりまで来ると、シラネアオイが目立ち始めた。
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そして稜線を目の前にして、完全に樹木が消えた。
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フギレオオバキスミレ。
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おお、あれが大千軒か! いやその手前のピークだった。
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燈明岳の右奥に見えるのは七ツ岳(957m)だろうか。
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南東に矢越岬方面の山塊。
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大千軒の東斜面は一面のササ原になっていた。
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燈明岳のピークよりも高い位置まで登ってきた。
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ササと雪渓。
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その2.
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アップ。
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やっと傾斜が緩んだ。
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来週には消えているであろう残雪を踏んで進んだ。
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(つづく)
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大千軒岳(1)

【2019年6月9日(日)】大千軒岳
道の駅みそぎの郷きこないの夜が明けた。
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車中泊で爆睡し、朝4:30に起床。今日は、道南の名峰、大千軒岳(1072m)に登る。
トイレと洗顔を済ませたついでに、JR北海道新幹線の木古内駅も撮影しておいた。
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ここで車中泊をした方々はほかにも、たくさんいたようだ。
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5時には出発し、朝食はパンを2個、運転しながら食べた。

5:20過ぎに大千軒岳登山口に到着。
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ここで国道228号を右折し、この先、林道を6.5km走ることになる。

6.5kmの林道って、かなり長い。
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細いダートが延々と続く。
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10数分かかって、登山口には5時半過ぎに到着。
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親切に簡易トイレが設置されていた。
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登山届のポストはものすごく低い位置にあったが、ちゃんと記入。
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車で走ってきた林道を見送って
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5:45過ぎに出発した。
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OH砲は渡渉に備えて長靴。O君が持っている白いレジ袋は履き替え用の登山靴である。
私はあえて長靴ではなくサンダルにした。
いくつか渡渉箇所があり、どっぽんしなければならないところもあったが、結果的には使わずに済んだ。

現在、山岳自然環境保全パトロール中のようだ。
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ちなみに、ここは福島町側の奥二股登山口。
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比較的楽に登れる松前町側の旧道コースと新道コースは現在、林道崩落のため通行止め。
でも、来年には復旧する見込みとの情報もある。
奥二股登山口(知内川コース)のコースタイムは登り4時間、下り2時間半(北海道新聞社「夏山ガイド⑤」)だ。でも、これはかなり厳しいタイムだった。

沢に向かって木道を下る。
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登山口から4分ほどで奥二股沢川が現れた。
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ここに架かる橋が傾いているため通行禁止になっており、川に渡渉用のロープが張られていた。
でも、見た目、橋は渡れそうなので、通行禁止を無視して強行突破した。
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それでも一応は一人ずつ。
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手すりにつかまっていれば、滑り落ちることはないが、振り返ってみるとかなりひしゃげていた。
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ここが本日の最も標高が低い場所でだいたい225m。
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従って、頂上までの標高差は850mほどだ。
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それに4時間もかかるのだから、相当な距離があることが想像できる。
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最初は知内川に沿って登山道を進む。
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いきなりギンリョウソウを発見。
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川原を歩く箇所も少なくない。
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しかし、沢沿いの道はアップダウンが激しい。
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川原を歩けないところは、高巻きのため、かなり登らないといけないのだ。
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谷は深く、6時を過ぎても全く日が差さない。
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一人だとかなり心細いだろう。
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こうした壁や岩が障害になって、高巻きを繰り返すことになる。
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おっと、残雪を発見。
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ここからまた川原を歩く。
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シダ植物。
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歩き始めてから25分ほどで、千軒金山砂金採取遺構なる看板が現れた。
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知内川流域では江戸時代初期から砂金の採取が行われており、関連した遺構が随所にあるという。
ここの石垣もその一つで、岩盤上の砂金を採るために掘った溝が崩れないように組んだものだそうだ。
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ハクサンボウフウ?
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川原歩きの方がやはり楽だし、楽しい。
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しかし、こうしたゴルジュ状のところが結構ある。
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となると当然、また高巻きの登山道を行かねばならない。
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こんなところは到底無理だ。
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しかし、長靴の二人は果敢に沢登りに突入。
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ひとり残された私は淋しく登山道へ。
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しかし、この道、これまでの高巻きと違って、どんどん登っていく。
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川と完全に離れてしまうのではないかと不安になる。
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100mほど登って、ふと振り向くと沢を進んだはずのO君がいるではないか。
DSC_9942_201907022158416a4.jpg(ここには写っていません)
自分の長靴は丈が短く、水深に負けそうなので、すぐに引き返してきたのだという。

6時半になって、やっと日が差してきたが、相変わらず沢とは離れる一方だ。
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いくら離れてもどこかで合流するなら、とくに問題ないと思うが、実は地図ロイドをセットした時点ですでに圏外だったので、この時点では現在位置も正確な登山ルートも分からなかったのだ。
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しばらくして先行していた単独男性に追いついたので聞いてみたら、間もなく広い川原に出るという。
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だったら、川に滝がない限り、合流できる。ホッとした。
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でも、何度も沢に向かって、「Hく~ん」と叫びながら歩いた。

二手に分かれてから25分歩いて、やっと広い川原を示す道標に達した。
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その道標通り、広い川原が現れた。
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先にHくんが着いているかと思ったが、まだだった。
距離は沢の方が短いが、川底の石がかなり滑って歩きにくかったのだそうだ。
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ここで待っている間に、さっき追い抜いた男性がまた先に行ってしまった。
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地名は「広河原」ではなく「広い川原」。これが固有名詞なのが面白い。
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待つこと10分。
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登山道からO君とH君が現れた。
びっくりしたが、このすぐ直前で、O君が叫んだら、H君が応え、お互いの姿が見えたので、H君がちょっとヤブをこいで、登山道まで上がってきたとのことだった。
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いずれにしても、3人合流できてよかった。
やはり、パーティーを分裂させる場合は、ちゃんとそれぞれのルートを確認し、合流の仕方を予め確認しておかなくてはならない。反省させられた。

それはともかく、ここで渡渉しなければならないのだが、私は登山靴なのでちょっと難儀した。
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私の靴は穴が開いているから、どっぽんすると、あっという間に浸水してしまうのだ。
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結局、少し濡らしてしまったが仕方がない。
歩きながら乾かそう。

渡渉した地点で、OH砲は登山靴に履き替え。
長靴は道の脇にデポして、この先は3人とも登山靴で進む。
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広い川原には20分ほど滞在した形になった。
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今度は川の左岸を行く。
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平和な道もあれば
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川原の岩を乗り越えていくようなところも。
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これは何の花かしら。
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線香花火のようだ。
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岩から木が生えている。
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これは枝沢。
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またまた渡渉。地形図上はずっと左岸だったのに。
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こういうことが何度もあった。
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またまた左岸に逆戻りであった。
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(つづく)
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濁川温泉

【2019年6月8日(土)】濁川温泉
16時、函館本線の駅舎めぐりを終えて、濁川温泉に向かった。
この温泉は広いエリアに温泉宿が6軒点在していて、どこに入るか迷っていたのだが、最もディープそうな「新栄館」に行くことにした。
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温泉は国道5号から内陸側に入ること、6~7kmの地点にある。
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最初に登場するのは、元湯神泉館にこりの湯(「にごり」ではない)。
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ここは施設こそ新しいが、濁川温泉で最も早く湯治場が開かれた「開湯の地」である。
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濁川温泉が発見されたのは江戸時代。
寛政十年(1798年)年には薬師如来像が安置されていたというから、その歴史は古い。
その後、文化四年(1807年)に村役人の加賀屋半左衛門が湯治場の開設を幕府に願い出たところ、幕府下役の小川喜太郎と間宮林蔵が巡検し、開設が許されたという。
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にこりの湯のすぐ先に、「美完成」という温泉旅館がある。
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濁川温泉では、この地区の伝統料理「鳥鍋」を出す宿が多いらしい。
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水田が広がる濁川盆地のまわりには屏風のような山が取り囲んでいる。
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ここは太古の時代、火山噴火で形成されたカルデラなのである。
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つまり、まわりの山々は外輪山なのだ。
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温泉宿の3軒目は「中央荘」。
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濁川地区の中央にあるから、そう命名したのだろうか。
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旧家っぽい木造民家を見つけたが、温泉とは関係なさそう。
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森町立濁川小学校。
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翌日(9日)が運動会のようで、テントなどが準備されていた。

お目当ての新栄館はここを右折なのだが、先に別の宿も見に行く。
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左折した先にある「天湯」である。
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ここが4軒目ということになる。
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こちらは旧館。
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奥にきれいな新館があった。
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かなり離れた場所に、水蒸気をもうもうと排出している施設を発見。
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北海道で唯一の地熱発電所、北電の森発電所である。

というわけで、16:15過ぎに新栄館に到着。
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外観からして想像以上にディープである。
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なぜ、こういう所を選んだかというと、昔ながらの浴槽に入りたかったからである。
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新栄館は外輪山を背負った場所にあり、カルデラを見渡すことができる立地となっている。
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わりと気のいいご主人(もう80歳くらい?)に入浴料の400円を支払い、お風呂のある階下へ。
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期待が高まる。
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幸い、今は誰もいないようだ。
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撮影のためには、これが最も重要な条件なのだ。
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脱衣所には昭和10年(1935年)の温泉分析書が掲示されていたが、よく読めない。
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浴室はさすがに見事であった。
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これ以上ないという最高の雰囲気。
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浴槽は3つあるが、お湯自体はどれも同じような気がした。
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これが一番奥。温度はここが最も高かったかな。微妙な差だけど。
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こちらは、その隣。
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床には石灰華がうろこを形成している。
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これがメインの浴槽。
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いや~、余は満足じゃ。
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ここは屋根というか天井が相当に古い。
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台風が来たら、あっという間に吹き飛んでしまいそうだ。
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改めて、奥からの眺め。
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洗い場とも言えなそうな洗い場。
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蛇口から出るお湯は熱いので、汲み置きの水をひしゃくで足してぬるくしなければならなかった。

なんと桶には穴が開いていた。この緩さがたまらない。
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脱衣所の鏡もかなり年季が入っていた。
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「菊泉林」とは大阪・堺の清酒「菊泉」を独占販売していた函館の酒問屋だったようだ。
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現在、その酒問屋の別邸を再利用した茶房菊泉が人気らしい。
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はあ、さっぱりした。
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廊下を歩いて玄関へ。
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もちろん、ここは宿なので、いろんなお部屋がある。
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しかし、普通の温泉宿と思って泊まりに来た人はびっくりするだろう。
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ちなみに、ここは含硼酸含土類・食塩泉だそうである。
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旧館は2階が立入禁止になっている。老朽化して床が抜けてしまうのかもしれない。
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旧館の玄関にあったソファ。昭和感全開である。
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改めて旧館の外観。
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この建物が、さっき入った浴室だ。
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源泉?
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今はこちらの新館にお客さんを泊めているのだと思う。
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では、残る1軒の「ふれあいの里」へ。
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ここは「森町カルデラ温泉」とも名乗っている。
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新栄館とは違い、アルカリ性低張性高温泉である。
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こちらは入浴施設だが
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奥には宿泊棟もあった。
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ふれあい神宮は撮影のみ。
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これで温泉めぐりは終了。
あとは集落内をこまめにチェックしながら引き返す。
まずは渡島濁川郵便局。
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俱信山香徳寺。
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真宗大谷派である。
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これは普通の民家だが、昭和40~50年代の北海道の典型的なタイプである。
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この白い真ん丸なお花は何だろう。
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レトロな梅津商店。
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函館バスの濁川バス停。
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バス停のすぐ横にあった旧家。
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というわけで、カルデラから脱出。
17時半前に国道5号に戻ってきた。
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森町を経由して、道の駅きこないに向かった。

(「大千軒岳(1)」につづく)



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1906函館本線(下)

【2019年6月8日(土)】函館本線
道の駅「みそぎの郷きこない」に向かって、国道5号を南下中。
途中、栄浜というバス停横に、ユニークなモニュメントを発見した。
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縄文時代の竪穴住居を模したと思われる石製品の拡大レプリカである。
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1998年8月22日に、近くの栄浜Ⅰ遺跡で発見された約4600年前(縄文時代中期)の遺物がモデルである。
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縄文人は抽象表現やデフォルメは得意だが、写実的な造形はあまり残していない。
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これが写実的かどうかは議論があるかもしれないが、特段、装飾を加えず、実際にあるものの模型を作ったのだとしたら、極めて珍しい。
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竪穴住居を表現した縄文時代の家形石製品は全国でもここでしか発見されていない。
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技術的に製作は可能だが、そういう発想がほとんどなかった時代の遺物という意味でオーパーツとも言えるものである。
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実物は横14.9cm、幅11.2cm、高さ14.8cmの大きさである。

栄浜Ⅰ遺跡があるのは八雲町。
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全国で唯一、日本海と太平洋に接している町である。
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家形石製品のモニュメントのまわりにはルピナスが咲き誇っていた。
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本日、最後の駅舎は本石倉駅。
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栄浜バス停に寄り道したが、石倉駅から12分で着いた。
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この駅に駅舎はなく、歩道から階段で直接ホームへと上がる。
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時刻表によれば、1日6往復の運行である。
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反対側のホームの後ろにある建物は駅舎ではなく、石倉郵便局。
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本石倉駅は1944年(昭和19年)9月10日、本石倉信号場として開設された駅である。
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ホームから函館方向を見ると、鉄路に沿って国道5号が走り、駒ヶ岳が望める。
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反対側の下りホームには待合室があった。
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長万部方面はすぐトンネル。
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ちょうど、特急スーパー北斗15号札幌行きがやってきた。
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あっという間に通過して行った。
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さようなら~
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一旦ホームから下り、高架をくぐって反対側のホームに向かう。
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坂道を登っていく形になる。
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コンクリートの銘板を見ると、1973年(昭和48年)に何らかの工事が行われたようだ。
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駅前にある民家。玄関前のフキの繁茂ぶりから見て、もうお住まいではなさそう。
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しかし、キッチンにはまだ洗剤などが置かれている。お年寄りがいらっしゃるのだろうか。
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奥の家はおそらく完全に廃屋だ。
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下り線のホームへ。
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この駅が仮乗降場となったのは1948年(昭和23年)7月1日のこと。
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その後、一時また信号場になったが、1973年12月11日に旅客の取り扱いを再開している。
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この時にここと石倉駅間を複線化しているので、さっきの銘板は複線化工事の竣工を示しているのだろう。

待合室に駅ノートがあったので、久々に開いてみた。
昨年の地震直後のJR北海道の対応を批判したコメントもあった。
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しかし、表紙が「石倉駅」になっていたので、「本」を書き加えておいた。
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ノートに書き込みをするような人はいっぱしのテツだと思うが、誰も気づかないとは嘆かわしい(笑)。

ちなみに駅に昇格したのは、国鉄からJR北海道に移管された1987年(昭和62年)4月1日のことである。
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これで一応、函館本線の駅舎めぐりを終えて、濁川温泉に向かったのだが、そちらは別稿に譲るとして、先に進む。
森駅は撮影済みなので、近くにある森桟橋跡を訪ねた。
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1872年(明治5年)、函館と札幌を結ぶ札幌新道が開かれた際、静狩・礼文華の山道を避け、森~室蘭間は海路となった。
ここは、その際の桟橋となった場所である。
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桟橋は長さ255mもあり、干潮の時なら、列車から林立する桟橋の杭の遺構を見ることができる。
1881年(明治14年)の明治天皇北海道巡幸の折は、函館ではなくここから上陸しており、桟橋の先に「明治天皇御上陸記念碑」が建立されている。
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これも列車からよく見えるのだが、海岸へは線路が遮っており、随分遠回りしないと行けそうにない。時間の関係もあり、今回は諦めた。

明治天皇巡幸に先立つこと3年前の1878年には、英国の女性旅行家イザベラ・バードがやはりここから室蘭を経て、アイヌの一大拠点平取に向かったという。
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桟橋跡の碑近くにあった民家たち。
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おそば屋さんの「よしのや」は元気に営業していた。
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森町のマンホールは駒ヶ岳と桜。
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ついでに、森町の役場もコレクションしていこう。
これは森町公民館。旧役場なのかもしれない。
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その隣に、そんなに真新しくはないが町役場。
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「森町役場」ではなく「森町庁舎」となっていた。
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駐車場の隅にあった佐野雨田翁の像。
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佐野雨田は新潟県出身で、森町(当時は森村)の初代村長だそうである。
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役場の斜め向かいには青葉ヶ丘公園があった。
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1915年(大正4年)に開設された公園で、園内にはソメイヨシノなどの桜の木が約1000本も植えられているという。
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この後は、前回、線路の反対側からしか撮影できなかった姫川駅跡を再訪した。
しかし、道がよく分からず、近くの養蜂場の方に聞いてみたら、親切に教えてくれた。
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関係ないが、「はち」だけど「ふくろう」である。
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道の分岐点には、ローマ字で書かれた姫川駅への道標があった。
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というわけで、18時過ぎに到着。
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姫川駅は1913年(大正2年)に姫川信号所として開設され、1951年(昭和26年)に仮乗降場となった。
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1987年4月1日のJR移管とともに駅に昇格したが、2017年3月4日に廃止され、現在は再び信号場になっている。
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1991年12月24日に改築された駅舎はもう跡形もなく撤去されており
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現在はホームへの階段が残るだけだ。
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もともとは2面2線の相対式ホームがあったそうだ。
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もちろん、それらも完全に撤去されている。
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廃止直前の乗降人員は1日平均で1人以下であった。
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そんな駅にも快速が停車していた時代もあったのだ。
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さあ、これで寄り道はすべて終了。
森のレストラン「グリーンパーク」の前を通って、一路、道の駅きこないに向かう。
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ちなみにここから姫川駅に行こうとする人がいたらしく、こんな看板も残っていた。
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ついでに、駒ヶ岳の雄姿も押さえておいた。
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大沼や新函館北斗駅の近くを通過し、函館江差道に乗ってしばらくすると、バックミラーに見覚えのある車を発見。
もしや、H君の車がもう追いついてきたのかと思ったら、やっぱりそうだった。
追い越し車線区間で抜かれたとき、助手席にいたO君が手を振っていた。
あとは、そのままH君の車についていく。
途中、コンビニで翌日の朝食などを調達して、その後は私が先導。
19:15頃には、道の駅に到着した。
車中泊のための寝床の準備をして、近くの飲み屋の「おてもやん」へ。
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まずは明日の大千軒岳登山の成功を祈念して乾杯。
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奥まった部屋に案内されたので、料理が遅かったり、お酒のおかわりがなかなか来なかったりと(そのくせ、大将の返事だけはいい)、あまり気持ちよくは飲めなかった。
ただ、刺身やコマイの開き、豚タン串、串揚げなど、料理はみな美味しかった。
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ハイボールはロックではないかと思うくらい濃かったのが印象的だった。

3時間近く飲んだが、明日があるので22時過ぎにはお開き。
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コンビニに寄って、車に戻った。
同衾するO君とひと言ふた言おしゃべりしたが、二人ともあっという間に沈没してしまった。
お互いのいびきも気にならないくらい、翌朝まで爆睡した。

(「濁川温泉」につづく)
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