山と鉄

山歩き、乗り鉄、廃線・廃道歩き、廃村歩き、駅舎探訪などの日々を記録します

八方尾根(4)

【2017年7月23日(土)】八方尾根
丸山ケルンを目指し、八方尾根を登っている。
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雪渓の前で、もたもたしている間に団体さんが先に行ってしまった。
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しばし待ってから登り、雪渓を振り返る。
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雪渓の近くには、遅い春の訪れを告げるチングルマ。
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この雪渓は避けて通れた。
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丸山ケルンへ最後の階段。
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10時過ぎに丸山ケルンに到着した。
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多くの峰々が雲に隠れている中、白馬鑓(2903m)だけがピークを覗かせていた。
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不帰の嶮はほぼ見えた。
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不帰の嶮Ⅲ峰。
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Ⅱ峰の南峰(左)と北峰(右)。
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白馬方面はもうわやくちゃ。
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烏帽子岩(手前のピーク)の陰に、白馬鑓温泉があるはずだ。
いつか行ってみたい。
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さっきの雪渓を振り返ると、まだあの集団が続いている。
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とにかく、ここで一服。
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このケルンも遭難慰霊碑である。
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昭和36年11月24日に遭難した国鉄大宮工場山岳部の鳥海勝雄さんを悼んだものだ。

10分ほど休んで出発。
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しかし、前方をさっきの集団が長蛇の列をなしている。
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ちょっとうんざりした心をチングルマに慰めてもらった。
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可愛らしいイワカガミとアカモノ。
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こちらはアカモノ祭り。
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小さい雪渓は避けて進む。
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ハイマツが小さな赤い実を付けていた。
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おお、ようやく唐松岳(2696m)の頂上(右)が見えた。
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今回はあちらには行かない予定だ。
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相変わらず唐松岳の南側はガスで真っ白。
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この先、唐松岳頂上山荘までは、延々とトラバースが続く。
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小さな池塘を通過。
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きれいな形のゴゼンタチバナ。
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縁石に沿って咲くチングルマ。
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丸山ケルンの一段上にも「丸山」があった。
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これはアカモノではなくてコケモモ。
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さあ、我らもトラバースに突入。
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唐松岳(左)と不帰の嶮Ⅲ峰(右)。
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だいぶ不帰の嶮にもガスがからんできた。
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前方の行列は一般登山者だった。なんて混みようなんだ。
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やはり人気コースなんだねえ。
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ヘルメット持参の方は不帰の嶮コースだろうか。
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黄色い花の帯はおそらくミヤマキンポウゲ。
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タケネヤハズハハコ。ヤマハハコとは花の色と葉っぱの形がちょっと違う。
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頂上に近づくにつれ、雪渓が目立ってきた。
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ず~っと下まで続いている。
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果てしないトラバースだ。
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イワカガミ。
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あの崩落箇所は若干怖い。
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雪渓を真上から。
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解け際。
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ユニークなケルン。上手に積んだものだ。
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だいぶ高いところまで来た。
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またまた丸山風ピークが出てきた。
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大きく手を振るH君。
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不帰の嶮が見えるところで一服。
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谷底を見下ろす。
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ひと息入れて出発。
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このあたりは崩落が進んでいる。
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振り返ると、人がほとんどいなくなった。随分ばらけたものだ。
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再びタカネヤハズハハコ。
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桟橋を渡る。
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とくに危険はない。
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近くには崩落止めの石垣が築いてあった。
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再び振り返ると、今後はかなり人がいる。
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ここまで来れば、山荘はもうひと息だ。
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牛首も見えてきたことだし。
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出発して3時間半が経過。
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左手は深い深い谷だ。
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あと10分くらいで着けるかな。
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ここで滑落したら、死は免れない。
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滑落しないよう、関係者が登山道のところだけ雪を避けてくれたのかもしれない。
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O君のピンクはほんとによく目立つ。
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あのピークは、もしや頂上山荘の裏山ではないか。
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みんな等間隔で歩いていて面白い。
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やや、雪渓の上に大量の落石が。
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これは、ちょっと怖い。
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その落石ゾーンを急いで通過。
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と言いつつ、上も撮影。やはり落石がひどい。
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何度も振り返る。
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ふう、怖かった。
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牛首方面の小ピーク。
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あの坂を登り切ったら、山荘かな。
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その前にクロユリ発見。
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まばらなミヤマキンポウゲとハクサンイチゲ。
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ハクサンイチゲは本日初見参だ。
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牛首。雪渓までがおどろおどろしい。
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ミヤマキンポウゲの群落。
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真ん中が緑色になった、珍しいハクサンイチゲ。
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真上からも見てみた。
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(つづく)
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八方尾根(3)

【2017年7月23日(土)】八方尾根
八方尾根を唐松岳頂上山荘目指して登っている。
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前方の雪渓ではしゃぐ若者たち。
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なぜファイティングポーズ?と思ったら、スマホで写真を撮っているだけだった。

八方池の手前にも小さな池塘があった。
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近くにウラジロヨウラク。
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出た~、八方池。
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不帰の嶮が湖面に映っている。
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まるで鏡のようだ。
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白馬三山は雲にまみれてはっきりしない。
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全部並べてみました。
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さっき、はしゃいでいた若者たち。いいねえ、若いって。
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一応、標柱も記録に残しておこう。
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丘の上には第3ケルンが立つ。
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八方池とはこういう位置関係。
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我々も記念撮影をして、湖畔をそぞろ歩く。
右手に飯森神社奥社。全員の無事登頂を祈願した。
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天狗尾根も稜線は見えなくなってしまった。
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この先はしばらく不帰の嶮ともお別れかな。
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イワイチョウ。
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ヒロハヘビノボラズという面白い名前の花はもうほとんど散っていた。
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この花の名前がなかなか思い出せない。
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思い出せないまま、八方池と第3ケルンの分岐を通過。
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そこから八方池を振り返る。
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第3ケルン方面にさっきの団体と思しき集団が休んでいた。
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苦もなく抜かした形になった。

右手に小さな池塘を発見。九方池?(笑)
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再び、八方池と第3ケルン。
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天狗尾根の斜面には幾筋もの雪渓が走る。
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深い谷底にも雪渓が残っていた。
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左手の斜面も急傾斜。
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黙々と歩を進める。
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なんと、右手に富士山のような雲が立ち現れた。吉凶か!
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でも、すぐに崩れてしまった。
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山の景色はほんとに変わりやすい。
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間もなく、下ノ樺と呼ばれる樹林帯に入った。
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ダケカンバの林だ。
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雪の重みで幹が複雑に曲がっている木も少なくない。
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これなどは直角に曲がっている。
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こちらはわりと正常。
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緑豊かで気持ちのいい道である。
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アズマギクが一輪。
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一瞬顔を出した杓子岳(2812m)。
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う~ん、やはり白馬方面は厳しいか。
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ダケカンバの林を抜けると、傾斜が急になった。
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石で階段が組んである。
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ハクサンタイゲキ。初めて見た花だ。
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暑くなって帽子を脱いだ先頭のO君。
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ハクサンボウフウ?
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ニッコウキスゲの横顔。
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トラバースに差しかかる。
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かなりの急斜面だ。
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左手下に雪渓。ガスが迫っている。
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もう五竜方面の眺望はすっかり失われた。
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上はガレ場。このあたりは崩落しやすそうだ。
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今度は上ノ樺へと入っていく。
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前方上に丸山ケルンが見えてきた。
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トラバースの道はみんなの写真を撮りやすい。
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再びハクサンタイゲキ。
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花びらが大きいクリンソウ。
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マイヅルソウ。
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ミヤマキンポウゲ。
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サンカヨウ。
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左手に結構大きな雪渓が現れた。
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ちょっと疲れてきたので、涼しい雪渓の横で休憩することにした。
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すると、さっき抜かした例の団体が通り過ぎて行く。
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その数なんと100人。
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京都の中高一貫校の生徒さんたちだそうだ。

待ちきれないので、中・高で集団が切れたタイミングで歩き出すことにした。
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沿道はミヤマキンポウゲで満開。
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しかし、すぐに雪渓登りをしなくてはならなくなった。
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上に見える雪渓は、かの扇雪渓だろう。最近あの付近で滑落死した遭難者がいたらしい。
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白く点々と咲いているのはナナカマドだ。
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無事に雪渓通過。
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わお、キヌガサソウだ。
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こちらはオオヒョウタンボク。やはり、この季節はお花が多い。
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扇雪渓の下に到着。
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スキーにはもってこいの斜面だ。
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さっき休んだばかりだが、ここでも小休止。
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高校生たちも岩に腰を下ろして休んでいる。
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登山道は雪渓の上方を通っているようだ。
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ガスに霞むナナカマド。
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我々は5分ほど、ひんやりした空気で体を冷やしてから出発。
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団体さんの後ろは嫌だから、先に行く。
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ハウチワカエデの花に似ているが、葉っぱの形がカエデではない。何だろう。
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根曲りのダケカンバ林を行く。
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足元にも頭上にも注意しないと。
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横から見た扇雪渓。
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次の目標は、あの丸山ケルンだ。
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天狗尾根の稜線は相変わらず雲の中。
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白馬鑓(2903m)だけは見えた。
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(つづく)
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八方尾根(2)

【2017年7月23日(日)】八方尾根
ゴンドラやリフトを乗り継いで、八方尾根に向かっている。
黒菱平で、2つ目の乗り物、アルペンクワッドを下りると、なんと雲の上に出た。
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白馬三山が見えるではないか。
7月だと、残雪がかなり残っていてアルペンムードたっぷりだ。
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このピラミダルな秀峰は白馬鑓(2903m)。
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他の登山者もみんな、絶景をカメラに納めていた。
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最後の乗り物、グラートクワッドに乗り換える。
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黒菱平駅の手前にある鎌池湿原ではニッコウキスゲが満開だった。
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その向こうには白馬三山がばっちり。
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ここはすでに標高1680m。
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湿原には小さな池塘があった。
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ちょっと離れたところに東京薬科大学黒菱平ヒュッテの記念碑が立っていた。
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1955年に建設され、2004年に取り壊されたそうだ。
胴体には四角い穴が開いているが、中に鐘が吊るされているらしい。

さあ、いよいよグラートクワッドに乗り込む。
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右手に見える白馬連峰はだんだん雲が増えてきた。
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左手には、かすかに鹿島槍(左、2889m)と五竜岳(右、2814m)の山頂がちょうど雲の隙間から見えた。
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鹿嶋槍。かっこいい!
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前方には八方山ケルンが視界に入ってきた。
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もう歩いている人の姿が見える。
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間もなく第1ケルン駅だ。
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7:15くらいに到着。標高は1930mに達した。
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目の前は八方池山荘。唐松岳山頂山荘までの標高差は720mだ。
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山荘前に広場からは大展望が広がった。
鹿島槍と五竜の山体がかなりはっきり見えてきた。
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五竜はいかつい感じ。
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鹿嶋槍はよくある双耳峰より、えぐれが深い。
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五竜から東に延びる遠見尾根。明日はあそこを下ることになる。
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はるかに霞んでいるのは、前回みんなで登った八ヶ岳だ。
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浅間山(2568m)が噴煙を上げているのまで確認できた。
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こちらも百名山の四阿山(2354m)。
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眺望を満喫した後、ストレッチを済ませ、7:25に出発。
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歩き出しは巻き道を行く。
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ものの3分で山荘はあんなに小さくなった。
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背後、左の山は妙高山(2454m)だろうか。
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沿道にはチングルマ。
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ヤマブキショウマ。看板が出ているので、ありがたい。
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左手に鹿島槍と五竜。
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前方に長大な列をなす団体を発見。ちょっと先が思いやられる。
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後ろからは若者グループが迫ってきた。
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右手は白馬三山。右端の一番低く見えるのが白馬岳(2932m)だ。
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こんなにはっきり見ることができるとは思わなかった。
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白馬鑓の南に延びる天狗尾根。
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杓子岳(2812m)。
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白馬鑓。雪渓が素晴らしい。
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ミヤマトウキ。
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しばらく木道の階段を登らされる。
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再び、八方池山荘方面。
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後ろから次々に登山者が続いてくる。
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浅間山の噴煙が太くなった。
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オトギリソウ。
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タテヤマウツボグサ。
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シモツケソウ。
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唐松岳(2696m)方面には若干ガスがかかっている。
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晴れてくれるといいな。
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スタートして20数分で八方山ケルンに到着。
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ここで小休止。
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八方山(1974m)は三等三角点だった。
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ここから恐怖の「不帰の嶮」が見えた。あんなところによく行ったわい。
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10分も休まずに出発。
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アザミにクガイソウにヤマブキショウマ。
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このあたりはヤマブキショウマが目につく。
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ニッコウキスゲ。下の白い花は忘れてしまった。
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正面に天狗尾根を望みながら進む。
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まだ、よく見えている。
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ただ、五竜方面はガスが広がってきた。
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前方に第2ケルンが出現。
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左手には雪渓。
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そして、小さな池塘。
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八方山ケルンから10分ほどで第2ケルンに到着。
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天狗尾根と不帰の嶮を隔てる不帰キレットを望むことができた。
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ここは休まずに通過。
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前方の団体が気になる。追いついたら、逆に面倒だ。
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天狗の大下りの北にある雪渓。
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第2ケルンを振り返ると、後ろにも登山者がいっぱいだ。
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その右にトイレ。
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第2ケルンから7分で八方ケルンに着いた。
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プレートの配置が顔のようだ。

南には遠見尾根が望める。
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時々雲間から覗く五竜岳を眺めながら
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足場の悪い道を黙々と進む。
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ちょっとピントが甘かったがミネウスユキソウ。
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岩の下にひっそりと咲くイブキジャコウソウ。
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イワツメクサに似ているが、クモマミミナグサだそうだ。
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よく見ると、花びらがハート形だ。
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八方ケルンを振り返る。
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白馬連峰がだんだん見えにくくなってきたところで
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白馬連峰の展望スポットに出た。
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でも、ご覧の通りの雲。残念だ。
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天狗の大下りだけは見えた。
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正面に見えている丸山を目指す。
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(つづく)
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八方尾根(1)

【2017年7月23日(土)】八方尾根
高校の同級生による「富士山登山隊」の最終練習山行は北アルプスの五竜岳(2814m)。、決行前日の22日(金)、ふもとの「パイプのけむり白馬」に参加者7人のうち6人が集結した。
前回(5月)の八ヶ岳(権現岳・2715m)で体力的、技術的には十分、富士山に登る力はついたと判断したのだが、8月まで3か月も間が空くのは不安だから、もう1回どこかで、ということになり、高度順応を目的とした登山を間にはさむことにした。
となると3000m級の山ということになるので、ロープウェーで2600mまで行けてしまう木曽駒(2956m)などはどうかと提案しておいた。
私はもうその頃は札幌に転勤しているので、そう度々は内地に来られない。
自分は参加しないで、O君に任せるつもりだったのだが、彼が提案してくれたのは
①木曽駒
②八ヶ岳(赤岳)
③五竜岳
の3つ。③は権現より100mしか高くないので、それほど高地トレーニングにはならないが、五竜なら私も参加したくなるだろうとのO君の配慮であった。
私は、木曽駒、赤岳は登ったことがあるが、五竜はないのだ。
そこまで言ってくれるなら、と私も参加して五竜ということに決まったのだ。

ルートは、八方尾根から唐松岳頂上山荘を経て五竜山荘に宿泊、翌朝、五竜に登頂して遠見尾根を下る1泊2日のコースだ。
私は22日14:20発のフジドリームエアライン(FDA)松本行きで現地に向かった。
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FDAに乗るのは初めてだ。
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天気がいいのでずっと外を眺めていた。
機はちょうど函館の上空を通過した。羽田便だとあり得ないのでうれしい。
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CAにはリンゴジュースをお願いした。
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これは、ボケてしまったが、佐渡島。
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千曲川の支流、犀川。
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1時間で松本盆地までやってきた。
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北アルプスから流れ出てきた梓川の扇状地。
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間もなく着陸だ。
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FDA212便は定刻(15:55)より5分以上早く着いた。
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ここから松本駅行きのバスが16:15に出ているが、松本駅着は16:45。
そうなると、16:48発の信濃大町行きにはおそらく間に合わない。
これを逃すと、白馬に着くのは1時間以上遅れて19:40になってしまう。
宿のレストランが20時で閉まるというので、これではアカン。
やむなくタクシーで行くことにした。
何も考えずに「松本駅まで」とお願いしてしまったが、これが大失敗。
最終的に4000円もかかってしまった。
実は、空港の最寄り駅はJR篠ノ井線の村井駅。
松本16:48発の電車に乗るには、村井発16:31発の松本行きで十分間に合う。
空港から村井駅まで、どう考えても30分はかからないので、村井駅までにすればよかったのだ。
途中で気づいたが、もう後の祭りであった。
村井にしていれば、半額で済んだものを。これはかなり悔しかった。

そんなことはお首にも出さず、4000円を支払った。松本駅には16:25に到着。
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やはり内地は暑い。
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この時間でも30℃はありそうだ。

駅の2階コンコースにパノラマ図があったが、この日は稜線がすっぽり雲の中で山岳風景は楽しめなかった。
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見えたのは鉢盛山(左奥、2446m)くらいだった。
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多分、通学時間帯で混んでいるはずだから、あまり寄り道はせずに大糸線乗り場へ。
電車はまだ入線していなかったが、ホームの中央あたりに大きなザックやガラガラを持った登山者は観光客が集中。端っこの方には地元っぽい人がちらほらといたので、そちらに並ぶことにした。
地元の人がいるということは、その位置にも電車は停まるはずだからだ。
その読みは的中して、うまく座ることができた。
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隣には登山の格好をした私と同じくらいの年齢の女性が座っていた。
やはり白馬に登るのだろうか。
大糸線は駅間距離が短いので、何度も何度も停まる。
混んでいて車窓も見えないので、だんだん飽きてきた。
信濃大町で南小谷行きに乗り換えるまでは、ずっとそんな調子だった。

南小谷行きの電車はさすがに通学客もほとんどいなくなり、わりと静かになった。
おかげで車窓の写真を撮ることができた。
こちらは木崎湖。
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緑の田んぼが美しい。
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かろうじて取れた中綱湖。
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青木湖。
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そして18:27、白馬駅に到着。
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南小谷行き電車を見送る。
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早速、ホテルに向かうべく、タクシーに乗ろうと思ったのだが、1台もない。
他のお客さんが呼んだと思しき車が来たので、運転手さんに聞いてみたら、「この時間は待っても駅には来ないし、呼んでも、もう営業を終了していて来てもらえないだろう」という。
え~、まさかそんなことがあるのか。
運転手は山のお客さんを運ぶために、みな朝早いので、早々に店じまいをしてしまうらしい。
これから呼ぶと、帰宅している運転手を呼び出す形になるので、受け付けないということなのだろう。
こうなったら、仕方ない。
普段はやらないのだが、そのお客さんにお願いしてみた。
「どちらまでですか?」
「猿倉です」
「だとしたら、ちょっと遠回りになってしまいますが、八方まで乗せてもらっていいですか」
「ええ、大丈夫ですよ」
なんという、いい方なんだ。
「でも、途中でコンビニに寄ってもいいですか」と聞かれたので、「もちろんです」とお答えした。
宿の「パイプのけむり」まで1400円かかったので、2000円払おうとしたら、頑として断られてしまった。本当にいい人だった。

というわけで19時前に無事、ホテルに到着。
フロントで宿泊料5860円を支払う。夕食付でこの値段はかなり安い。
レストランは20時で終わりなので、風呂は後回しにして、まず食事をしてほしいと言われたので、荷物はフロントに預かってもらって、登山靴のまま、レストランに向かった。
そこでは先着の3人(Y君、A君、Tさん)がすでに晩餐を始めていた。
彼らは、白馬に到着後、駅前のAコープで山での食料や飲料全員分を買い出ししておいてくれた。
なぜか、おにぎりが売り切れ状態で、近くのコンビニにまで問い合わせてくれたそうである。感謝感激だ。
食事はバイキングで、ビールも飲み放題。でも、明日もあるし1杯だけにしておいた。
名物のソフトクリームもいただいた。

食後に入浴。風呂上がりにロビーでくつろいでいたら、私より1本遅い電車で来たH君が21時すぎに到着。彼は駅前でそばを食べてきたそうで、幸いタクシーを拾えたらしい。
ここを予約してくれていたO君は、自宅のある静岡から車で23時前に到着。
これで宿泊組6人がみなそろった。
あとは、夜行バスで来るM君と明朝、ロープウェー八方駅で合流すれば全員集合だ。
翌朝は6時半の始発ロープウェーに乗るべく、5時半起きなので、12時前には就寝した。

【2017年7月23日(土)】八方尾根
5時半に起床して、全員の食料・飲料をロビーに運び、仕分け作業。
バナナやソーセージなど行動食もいろいろと買ってくれていたので、アクエリアス2㍑も含め1人当たり結構な量になった。
仕分けを終了したところで、6:05にホテルを徒歩で出発。
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明日は雨の予報だが、今日はいい天気だ。
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八方駅には5分で到着したが、すでに50人以上が並んでいた。
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その中にM君を発見。夜行バスであまり眠れなかったらしく、疲れた表情。
先に着いて並んでいてくれたので、少しゆっくりしてもらえるよう交代した。
ちなみに、ここは長野冬季五輪の会場でもあった。
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私が空身で並んでいる間に、H君が私のカメラで写真を撮ってくれた。
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こちらは他のメンバーたち。
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それはいいのだが、窓口にたどり着いて「片道7枚」とお願いすると、全員のザックの重さを測らないといけないという。
15kg以上だと別料金がかかるらしい。
もちろん、みんなそんなに重くないことは分かっていたが、口で「みんなそんなにありませんから」と言っても通用するわけがない。
あわてて、みんなを呼んで、ザックの重さを7つ分計ってもらった。
もちろん、追加料金はなし。第一ケルンまで1人1550円である。

これで、やっとゴンドラに乗れる。
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乗車は6:42だった。
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ゴンドラに8分乗って、兎平で下車。
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アルペンクワッドに乗り換える。
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このルートは一昨年、O君、H君と3人で白馬を縦走した時に下ってきたルートだ。

しかし、早くもガスの中に入ってしまった。
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雲の上に出てしまえればいいのだが。
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それにしても、O君のピンクのTシャツは目立つなあ。
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足元にはヤマブキショウマが咲き乱れていた。
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クガイソウもたくさん混ざっていた。
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(つづく)
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利尻山(11)

【2017年7月17日(日)】稚内
前日、利尻山登山を終え、利尻島鴛泊の「田中屋ひなげし館」に泊まっている。
この日は朝6時ごろに起床。
前日、利尻空港発着の便はすべて欠航になっていたので、心配していたが、今日は飛びそうだ。おそらく前々日の機材があったのだろう。
私は船便だが、同行のO君は飛行機で帰るのだ。

朝食は7時からバイキング形式。
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メニューの中では、とくに野菜系がおいしかった。
でも、御飯はいつも通り1杯にとどめておいた。北海道に来てから若干太り気味なのだ。

デザートはこんなふうにみつくろってみた。
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会計を済ませて、港へ送ってくれる8時発のマイクロバスに乗り込む。
こちらは他のお客様の迷惑にならないよう早めに出て、7:50には着席していた。

間もなくほぼ全員そろったのだが、最後に来た熟年夫婦が「あそこにある神社に参拝してきていいですか」と運転手に言い残して行ってしまった。
私も行きたかったのだが、ちょっと距離があるので、みんなを待たせてはいけないと、鳥居だけ撮って諦めていたのに。
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旅の恥はかき捨てというが、私にはああいうことはできない。
結局、彼らは拝殿までは行きつかず(やっぱり遠いと思ったのだろう)引き返してきた。

送迎バスは結局8時すぎに出発した。
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鴛泊港には5分で到着。行列のかなり後ろの方に並んで8時30分発の稚内行きフェリーに乗船した。

船内はやはり、かなり混んでいる。
3連休を利用して利尻・礼文を訪れ、帰途につく観光客がこの船に集中しているのだろう。
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O君は飛行機で帰るので、この船に乗ったのは私とMさんの2人。
なんとか二等船室に2人が座れるスペースを確保できた。

さらば、利尻島!
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船内では、それぞれ撮影した写真を確認しながら、名前の分からなかった花の名前を調べていた。
たまたま売店に「花本 利尻・礼文・サロベツ国立公園」(500円)という本があったので購入。写真のレベルはあまり高くなかったが、かなり参考になった。

時々、窓の外を眺めてみるが、相変わらずこんな状態。
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利尻山も今日はかなり低いところまで厚い雲に覆われていた。
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しばらくすると、北海道本土が見えてきた。
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船はノシャップ岬を回り込む。
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定刻通り、10:10稚内港に入港。
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稚内から先は、Mさんが空路で東京へ、私は陸路で札幌に帰るわけだが、稚内発旭川行きの特急サロベツ4号は13:01発なので、3時間近く待ち合わせ時間がある。
この時間を利用して、稚内で勤務している、高校の先輩のお嬢さんとランチを食べようと、あらかじめ約束をしておいた。
彼女とは、就職活動の際に相談にのったことがあり、面識がある。
ご親切に稚内港ターミナルに迎えに来てくれていた。
もう4年ぶりくらいだが、顔を見たら、すぐ分かった。
Mさんも飛行機の時間まで行動をともにすることになった。
お昼にはまだ早いので、市内観光へと繰り出す。
彼女は「宗谷岬に行きませんか」と誘ってくれたが、ちょっと遠いので、近場にしてもらった。

まずは定番、最北端の駅、稚内駅。
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私はどうせ、ここから列車に乗るので、後でまた来るのだが、Mさんはそうはいかない。
稚内駅は8年前に来たことがあるのだが、その後、駅舎は新築されて新しくなっていた。
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まずは外からホームを眺める。札幌まで396kmもある。
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東京から名古屋よりも遠い。

ちなみに最南端の指宿までは3057kmだそうだ。
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一度、通しで乗ってみたい。新幹線を使えば、新大阪で1泊して1日半しかかからない。
在来線鈍行なら、どのくらいかかるのだろう。駅探では検索不能だった。
老後の楽しみかな。その頃には、宗谷本線は廃線になっているかもだけど。

その指宿市とは友好都市の関係を結んでいるようだ。
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至るところに「日本最北端の駅」の標識がある。
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なぜか、和装の新郎新婦の顔ハメが駅構内にあった。
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別のパネルでは、吉永小百合主演の「北のカナリアたち」(2012年公開)のロケ地を紹介。
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そして、ガラス窓の向こうに、最北端の線路の車止めが。
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多くの観光客がここで記念撮影をしていたが、実は8年前に来た時には、もっと北に車止めがあった。
それが駅の外に残されていてびっくり。
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線路も駅の中から延びている。
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駅舎も随分、近代的になった。
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廃線になったら駅舎がもったいないが、観光施設として再利用されるのだろう。

最北端の駅に満足して、ノシャップ岬に向かう。
その途中、街中なのに、道の真ん中にエゾシカの群れが横断!
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あちらも、我々の車に驚いたのか、横断を止めてUターン。
すると、慌てた一匹がすってんころりん。
彼女も「だから、稚内での運転は怖いんですよ」とぼやいていた。
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幸い、誰もはねずにすんだ。
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思いがけないハプニングを乗り越え、ノシャップ岬には数分で到着。
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天気は相変わらず今いちで風が強い。
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カモメはその風に耐えて、じっとたたずんでいる。
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最果てらしい風景だ。
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Mさんと看板の前で記念撮影。
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それでは、Mさんの飛行機の時間があるので、稚内空港に移動。
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ここでMさんとはバイバイだ。

再び市街地に戻って、お昼。
彼女はまだ赴任して2週間なので、「行ってみたいと思っていた」というお店に。
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店内はいたって庶民的。
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いただいたのは、しじみラーメン。
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しじみは周辺の湖沼で獲れるそうだ。さっぱりした塩味で美味しかった。
彼女とは同業者なので、その関係で話がはずんだ。
最果ての地だけど、頑張ってほしい。

食後は再び稚内駅まで送ってもらった。
再会を約して、手を振る。
売店でお土産や飲み物などを買って、改札を通過。
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最北端の駅とも、おさらばだ。
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これが特急サロベツ4号。旭川まで3時間47分もかかる。
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一応、自撮りで記念撮影。
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車内は乗り鉄さんも含め、かなり混んでいたが、指定券を買っていたので慌てる必要はない。
ザックを網棚に乗せて、「レールウェイマップル」を手元に用意して、落ち着いたところで、太った乗り鉄風のお兄さんが、「そこ私の席なんですけど」と恐縮しながら話しかけてきた。
チケットをよく見ると、車両を間違えていた。
昔は絶対しなかったミスを、最近はやらかしてしまう。
「ありゃ、すいません」と頭を下げて、退散した。ふう。

気を取り直して、旅のお供は初めて買ってみたとうきび茶。
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これがかなり微妙な味で、札幌まで5時間半の間に飲み干すことができなかった。

絶景ポイントの南稚内~抜海間からは、残念ながら海に浮かぶ利尻富士は見えない。
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見えたのは麓だけだった。

この後、眠気をこらえ、車窓風景と「レールウェイマップル」を交互に見ながら、宗谷本線の旅を満喫する。
駅名標や駅舎なども車内から写せるものは撮影し続けた。
なにしろ初の宗谷本線完乗なのだ。
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あまりきれいではない窓を通してなので、あまりきれいな写真ではないのでご了承下さい。
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幌延駅。
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昨日までの雨で、かなり濁った天塩川。
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音威子府駅。
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美深駅。
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名寄駅では数分停車。
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士別駅。
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この先はもう撮影終了。
旭川には定刻(16:48)よりやや遅れて到着したが、札幌行きの乗り継ぎ特急ライラック36号(17:00発)には余裕で間に合った。
こちらではかき集めたパンフレットなどを眺めながら過ごし、札幌駅には18:25着。
19時に帰宅した。鴛泊から10時間半かかった。
3泊3日の長旅だったが、ぐずついた日々の中で、登山日には天候に恵まれたし、仲間と楽しく過ごせ、美味しいウニなど魚介類もいただけたし、宗谷本線もつぶせて、大満足の旅だった。
さあ、大量の洗濯だ。

(おわり)
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利尻山(10)

【2017年7月16日(日)】利尻山
利尻山(1721)の沓形コースを下山中。
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七合五勺あたりまで来ている。
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このあたりを駒犬の坂だそうである。
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次の礼文岩ピーク(906m)を登山道が通過するように「山と高原地図」には書かれているので、これを加えれば、今回の踏破は4座になると期待していたのに
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地図の表記とは異なり巻いてしまった。
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その巻き道の途中に七合目が出現した。
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もう携帯トイレブースから1時間近く下っていて、いい加減休みたかったのだが、ベンチも何もないので、通過。
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地図では、ここに避難小屋があるはずなのだが、それもない。
どうも「山と高原地図」の利尻・羅臼2009年版は不正確だ。

七合目から8分下って、やっと避難小屋が現れた。
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中を覗いたら、とても落ち着いて休憩できるような雰囲気ではない。
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仕方なく外に転がっていたブロックに腰を下ろして休んだ。
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お湯がまだたくさん残っているので、ここでカフェオレを入れて飲んだ。
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宿が用意してくれたお弁当に入っていた行動食のパンもいただいて、残るはホタテのかまぼこだけになった。これは、風呂上がりのビールのつまみにしよう。

スマホを確認すると、鴛泊コースを下っているO君は間もなく登山口に着くとのこと。
ちょっと思い付いて、宿の迎えの車が「沓形登山口まで来てもらえるか、聞いてみて」とお願いしてみた。
タクシーで帰るつもりだったが、無料で戻れるならありがたい。
間もなく返信が来たが、やはりNGだった。ちょっと虫が良すぎた。

15分ほど休んで出発。
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避難小屋さん、さらばじゃ。
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ここは標高800mなので、あと残り400mなのだが、この先が地獄だった。
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水たまりがひどいのである。
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普通のところは沢状態。
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階段のあるところはダムになっている。
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むかるみもある。
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とにかく足の置場がないのだ。
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14:40、避難小屋から20数分で六合目を通過。
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足を下ろす場所を選んで大股になったり小股になったり、不規則な歩き方をしたせいで、翌日めずらしく筋肉痛になってしまった。
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標高が低くなって、登山口に近づいても路面状況は変わらない。
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このあたりは五葉の坂というそうだが、とにかく歩きにくい。
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やっと水がなくなった~と思っても、またすぐ水びたし。
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これがほぼ最後の最後まで続いた。
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こんな葉っぱにでも癒してもらわないと、やってられない。
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傾斜が緩やかになると、ササになってきた。
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たぶん、あとひと息だ。
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やっと標識が出てきたが、あとどのくらい歩けばいいのか、よく分からない。
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この新しい標識にも距離は書いていない。
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大きな岩のある涸れ沢を渡る。
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なかなか着かないぞ~
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くたくたになって、やっと車道に出られたのは15:20過ぎ。
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避難小屋から400mの下りに1時間もかかってしまった。
それでも、相方がMさんだったから、この程度で済んだが、ふつうの女性だったら、倍はかかっていたような気がする。

登山口に携帯トイレ捨て場があったので、汚物はそこに捨てた。
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宿まで持っていかなくて済むのはありがたい。

電話をかけて、早速タクシーを呼ぶ。
ラッキーなことに沓形にタクシー会社があった。10分で来るという。
ここから見返台園地の駐車場まで数分登らないといけないのが癪だったが、やむを得ない。
駐車場は驚くほどの濃霧だった。
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トイレを済ませて、顔を洗い、ちょっぴりすっきり。
靴の泥を落としていたら、タクシーが到着した。

タクシーの運転手は手慣れたもので、座席にはシートがかけられ、足元には新聞紙が敷かれていた。
これなら汚れた格好でも遠慮なく、のびのびできる。
あれこれ上の状況を聞かれたので答えていたら、「疲れていないんですか~」と運転手さん。
「もちろん疲れてますが、口も聞きたくないってほどじゃないですよ」
みんな、ここを下りて来る人は疲労困憊なのだろうか。
今日は西海岸はわりと晴れているが、東海岸は霧雨らしい。
昨日と風向きが逆なので、天気も逆なのだ。

タクシー代は意外に安く5290円で済んだ。
宿は昨日と同じ、田中屋ひなげし館。16時すぎに到着した。
鴛泊コースを下りたO君はすでにお風呂も済ませ、ビールも飲んでいたが、まだ寝落ちしてはいなかった。
彼は、今回どうしてもケガができない理由があり、安全なコースを戻らざるをえなかったのだ。
沓形コースで見た針峰の写真を見せたら、「これはすごい」と驚いていた。

16:30にやっと風呂にありつけた。O君が付き合ってくれた。
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ここの湯は低張性弱アルカリ性温泉だそうだ。源泉はちょうど40℃。
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利尻富士温泉から引いているようだ。

部屋に戻って、ちょうど17時に祝杯。今日のビールは格別にうまい。
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達成感バリバリだし、あえて期待していなかった分、喜びも大きかった。

18時に夕食。これがまた楽しみだった。
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地の海産物尽くしである。
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まずは祝杯。
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ウニはムサラキウニとバフンウニ。
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長崎から来ているというバイトの女の子に「バフンウニの方が味が濃厚なので、先にムラサキウニを食べた方がいいです」とアドバイスされた。
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量も多すぎず、よかった。どれもこれも美味しかった。
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ウニの炊き込みご飯もあったので、さすがに白飯は食べられなかった。
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とくにホッケの煮付けが美味だった。
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調子に乗って、冷酒も注文してしまった。
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男山の「最北航路」である。

〆の岩ノリのみそ汁も最高だった。
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部屋に戻って、O君はテレビを見ていたが、私はすぐに沈没してしまった。
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【行程】2017年7月16日
鴛泊登山口(5:08)~甘露泉水(5:17給水5:19)~東屋(5:20朝食5:28)~四合目(5:53)~五合目(6:20休憩6:23)~六合目(6:42休憩6:47)~六合五勺(6:52トイレ待ち7:00)~七合目(7:11)~第二見晴台(7:40休憩7:53)~長官山(8:05休憩8:18)~小ピーク(8:28撮影8:32)~避難小屋(8:34休憩8:40)~九合目(9:07休憩9:34)~沓形分岐(10:00)~利尻山(10:29昼食10:56)~沓形分岐(11:19)~ザレ場(11:43連絡11:54)~親不知子不知(12:03)~三跳山(12:35休憩12:41)~八合五勺(12:51トイレ待ち12:56)~八合目(13:20)~七合目(13:53)~避難小屋(14:01休憩14:18)~六合目(14:41)~五合目・旧登山道分岐(15:15)~沓形登山口(15:22)~見晴台園地駐車場(15:27)
※所要時間:10時間19分(歩行時間:7時間44分)コースタイム:8時間30分
※登った山:3座(長官山、利尻山、三跳山)
※歩行距離:10.3km
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利尻山(9)

【2017年7月16日(日)】利尻山
利尻山(1721m)から沓形コースを下っている。
途中、三跳山(1460m)の登り口で、仙法志稜の針峰群を撮影した。
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自分が立っている沓形稜は南側が鋭く切れ落ちている。
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正面に目指す三跳山。
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ちょっと登って、振り返る。
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三跳山の頂上へはコルから標高差でわずか30mほど。
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後ろからMさんがヤブをこいで追いかけてくる。
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右奥に長官山(1218m)が見えた。
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これは三跳山のニセピーク。
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アズマギクとエゾツツジが風に揺れていた。
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ここの登りで、道警の救助隊の方々に抜かれた。
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「さっき、ご連絡いただいた方ですか? ありがとうございました」
と言われるかと思ったが、何も言わずに通り過ぎていった。
「あれ?」と思ったが、別にお礼を言われるためにしたのではないから、いいかと思ってやりすごした。
少し離れて歩いていたMさんが「それが落ちていたザックですか」と聞いたら、「そうです」と答えがあったらしい。
だったら我々が「発見者」だと認識できたはずなのに、不愛想だなあ。

振り返ると利尻山頂上部分の全容を望むことができた。
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さっきから見えている三角の岩、あれがローソク岩なのだろうか。
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角度によって、随分形が違うものだ。
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この地層も実にダイナミック。
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この雲海の波の寄せ方がまた幻想的だ。
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どんどん上に上がっていく。
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たった今、歩いてきた稜線を飲み込んでしまいそうだ。
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でも、今度は包み隠さず見せてほしいな。
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閑話休題。
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岩場でロープが出現。
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まわりはお花畑だ。
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せり出す岩頭。
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親不知子不知から30分ほどで三跳山山頂に到着。
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ここで、例の4人が休んでいた。
「あのザック、なんか不自然な置かれ方でしたね。誰かが置き直したような感じでした」
と声をかけると、「我々が置いたんです」と思いもしなかった答えが返ってきた。
あ~~~~、それですべて合点がいった。
私が第一発見者だと思ったのは、とんでもない勘違いで、この方々は沓形コースから登ってきて、すでにザックを発見していたのだ。
もしかしたら、今回のパトロールはこのザックを回収する目的もあったのかもしれない。
それを、私が110番の人に言われたとは言え、ザックを開けて、テントのフライみたいなものを取り出して、そのまま仕舞わずに置いてきたものだから、実は憤慨していたのかもしれない。
110番の人も、パトロールの人と話してから電話をくれた時に、すでに救助隊が発見しているもののようです、と一言教えてくれればよかったのに。
とにかく、彼らは私どもにはずっと不愛想なまま下って行った。

こちらは5分ほど休み、祠に一礼して出発。
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ここから標高差1000m近い下り。
ちょっとうんざりするが、花があちこちに咲いているのが、ありがたかった。
順番に見ていこう。まずはイワギキョウ。
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ゴゼンタチバナは、どこにでもあるなあ。エゾゴゼンタチバナというらしいけど。
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霧に霞むミヤマコウゾリナ。
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ちょっと小さめのヤマハハコ。
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アザミ。たぶん、なんとかアザミと冠がつくはずだが、分からない。
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ハイオトギリ。
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ちょっと形が崩れている。
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真打、エゾカンゾウ登場。
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形がキリッと整っている。
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群落をなしているところもあった。
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ヨツバシオガマ。
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再び、エゾゴゼンタチバナ。
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間もなく、軽装の外国人2人とすれ違った。
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もうそれなりに遅い時間だが、外人はあまり時間を気にしない。

その直後、8合5勺の携帯トイレブースに出た。
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ここでMさんがデビューを果たした。
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女性なので、ちょっと離れたところで待つ。
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たまたま頂上も見えるし。
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13時ちょうどに出発。
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左手はオオハナウドの斜面。
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振り返ると、三跳山はすっかりガスの中。
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このあたりはエゾカンゾウが目立つ。
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北海道のイタドリは背が高い。
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Mさん、花を見てもあまり立ち止まらなくなった。
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もう十分撮ったのだろう。

ハイオトギリ。
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ここのエゾカンゾウは穢れを知らない感じ。
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エゾゴゼンタチバナ。
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ガスの中から何かが立ち現れた。
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いや、よく見ると、沓形第二稜の稜線だった。
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あちらは一瞬のスキもない緑。形もカッコいい。
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右手には長官山。随分、鴛泊コースから見下ろした形と印象が違う。こんなピラミダルな山だったとは。
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かなり下ってきた印象だ。
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正面に小ピークが見えたところで
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やっと八合目に到着。
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休まずに通過する。
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このあたりは夜明しの坂と言うらしい。
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いつの間にか、サングラスをはずしたMさん。
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鋭い岩にご用心。
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振り返ると、雪渓が。
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真夏にはなくなるのだろう。
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何の実かな。
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上はハイマツ一色。
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どんどん下ると
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ダケカンバ帯になってきた。
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これは行者ニンニクの花らしい。
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標高が下がって、両側の木々の背丈が高くなってきた。
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植生復元中。
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登山者が荒らしたのだろうか。
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歩かれていないわりには道が明瞭で、ありがたい。
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蛾、としか分からない。
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アキノキリンソウの開花がちょっと早すぎる気もした。
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(つづく)
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利尻山(8)

【2017年7月16日(日)】利尻山
利尻山(1721m)の沓形コースを下山中、ザレ場のトラバースで、「遭難者」のザックを発見してしまった。
下山後に乗ったタクシーの運転手も、このザックの持ち主の話は知っていて、宿の人が「今日は天気が悪くて危ないから、鴛泊コースから登った方がいい」と忠告したのに、強行して、ザックを谷底に落として見失うという事態になったんだ、と教えてくれた。
おそらくガスでホワイトアウト状態になり、道を間違ってしまったのだろう。
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一応、ザレ場の岩にペンキで矢印は書いてあるのだが、これを見失うと、足場が悪いだけに確かに厄介なことになる。
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ただ、このザックは登山道脇の山側に安定した状態で存在しており、我々より先に誰かがどこかで見つけて、「ここに置いた」という状況がうかがえた。
110番の電話口の女性はこのザックの件は初耳のようだったので、第一発見者(?)は警察には連絡しなかったのかもしれない。
彼女に「ちょうど山頂近くにパトロール中の救助隊の方がいたので、連絡してほしい」と伝えたら、「急ぎますか?」と聞かれた。
「え、到着まで待っていないといけませんか。できればこのまま下山したいのですが」
と答えると、「そうですよね。(ザックの中にあった)財布にどのくらいお金が入っていますか」と、意外な質問。
濡れて張り付いているので、きちんとは数えられなかったが、3万円弱だった。
「まあ、盗んでいく人はいないですよね。ちょっと待って下さい。パトロールの人と連絡を取りますから」とのことだったので、いったん電話を切った。

電話を待っている間に、あたりの花々を撮影。
ウコンウツギ。
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ヤマブキショウマ。
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エゾツツジ。
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間もなく、折り返し電話がかかってきて、「そのままにしておいて結構です」と“許可”が得られたので、道警の方々の到着を待たずに出発することができた。
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そんなやりとりで10分ほどロスした。

ザレ場を歩くと、溶岩の小石がざざーっと流れていく。
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この音をみんなに聞かせたいとMさんがつぶやいた。
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それは同感だが、ともかく早く横断しなければ。
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ここは落石危険地帯だから。
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雨が降ったら、かなり危ないだろう。
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大きな岩の上には、こんなに流れてきた土砂が積もっていた。
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そんなこんなでザレ場を通過。
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再び軽いヤブこぎだ。
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尾根まで、こんな感じでトラバースが続く。
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草地にもロープがあった。
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このあたりはウコンウツギが優勢。
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よく見ると、ちょっと官能的。
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と思ったら、頂上で遠くに見るしかなかったボタンキンバイが、目の前にぽつんぽつんと咲いているではないか。
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まさに人が来ない道ならではだ。
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お蔭さまで接写ができる。
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しかも、まったく花弁に全く乱れがない株もあり、Mさんも歓喜の声を上げていた。
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沓形稜に達すると、沓形登山コースの表示があった。
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そして、信じられない光景が目の前に広がった。
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稜線をすっぽり覆い隠すように、雲海が滝のように流れている。
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言葉にならない眺めだった。
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ここは3つ目の「危険」マークの場所だが、それほど危ない感じはしない。
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今歩いてきた道を振り返ると、もう道警の方々が到着していて、ザックの回収作業を始めていた。
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「よろしくお願いしま~す」と叫んだが、よく聞こえなかったのか、ちらっと振り向いただけだった。
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そんな一瞬の間に、ガスがかなり晴れてきた。
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稜線の上の方を見ると、鋭い針峰がそびえている。
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これには名前がないのだろうか。
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その左側が頂上方面。
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稜線は左側が鋭く切れ落ちている。
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少し下って振り返ると、仙法志稜の針峰群がガスにまみれつつも見えてきた。
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いや、ものすごい。
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これぞ利尻山の真随。
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こちらのコースを選んで大正解だった。
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足元にカラフトイチヤクソウが一輪。
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このあたりの難所は、親不知子不知と呼ばれているらしい。
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なんか分かる気がする。
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道警の方々は早くも回収を終えて出発したようだ。
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頂上を背にしたMさん。
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おそるおそる難所を歩き始める。
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高所恐怖症だとかで、なかなか進まない。
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「後ろがすごいよ~」と声をかけても、「通過するまで待ってくださ~い」と真剣だ。
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それにしても、こんな針峰群は見たことない。
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銘菓「白い恋人」のパッケージのデザインを裏側から見ているわけだ。
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頂上方面。ローソク岩がどれなのか、もはや分からない。
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南側も雲海が相当に深い。
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右手、北陵方面を望む。手前はオオハナウド。
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難所を抜けると、草深い道になった。
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正面のピークに道があるのが見える。
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あれ、登り返しがあるの? と地図を改めて見てみたら、なんと登山道は三跳山(さんちょうざん、1460m)というピークを通過しているではないか。
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これは、うれしい。
今回は長官山も含め3座踏破ということになった。

まずは、あのラインを下っていく。
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沿道にヨツバシオガマ。
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ハイオトギリのつぼみたち。ところどころにヤマハハコが見える。
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ほぼ、三跳山手前のコルまで下ってきた。
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このあたりはヨツバシオガマが目立つ。
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ほかにはイブキトラノオ。
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ボタンキンバイ。
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完璧だ。
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この程度のヤブこぎはもう全然いとわない。
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右手は緑の雄大な谷だ。
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下ってきた斜面を振り返る。
DSC_4677_201708250822545ae.jpg

そこにはオオハナウドやオニシモツケなど白い花が咲いていた。
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おっと、早くも道警の4人が下ってきた。
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こちらはヤマブキショウマをかき分けつつ、逃げるように進む。
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三跳山への登り口に、今にも崩落しそうな岩壁。
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ちょっと怖い。
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コルから右手には涸れ沢が延びる。
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左手の「窓」から再度、仙法志稜を眺めてみた。何度見ても迫力満点。
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そして頂上方面。
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(つづく)
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利尻山(7)

【2017年7月16日(日)】利尻山
利尻山山頂(1721m)でのんびりしている。
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あちこち撮影中だ。

手前が東稜の鬼脇山(1460m)かな。
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こちらはお馴染みローソク岩。
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ちょっと違った角度から。
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頂上の大山神社には船のスクリューがくくり付けられていた。
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神社の壁の表示では、標高1718mとある。三角点の高さ1719mとは若干違うが、本峰の標高(1721m)を書かないところが潔い。
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正面の表記は1721mだけど。
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これは灯籠か何かの台だったのだろうか。海食を受けた痕跡があるので下から持ち上げたのだろう。
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西は沓形陵。
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その南斜面はすり鉢のようだ。
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今にも崩落しそうな、沓形稜の最上部。
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そして頂上部は赤土となる。
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沓形稜の南側からガスが這い上がってきた。
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気が付くと、山頂の人口がかなり減っている。
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我々は一番人口が多い時間帯に登ってきてしまったみたいだ。
まだ登ってくる人もいるが、下りていく人の方が多い。

11時前に我々も下山することにした。
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半分冗談、半分本気で「帰りは沓形コースを下ろうかな」とつぶやいたら、Mさんが「え、そうですか。私も行きたいです」と言い出したので、本当に行くことになってしまった。
「山と高原地図」に危険マークが3つも付いているので、ちょっと不安だったが、時間はたっぷりあるし、決断した。
登山口まで下りたら、タクシーを呼ぶことになる。
鴛泊の宿までどのくらいかかるか分からないが、1万円はしないだろう。

リシリオウギに別れを告げて
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ガスの中、下山開始。
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沓形コースとの分岐までは、往路と同じ道を下る。
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振り返るとMさんがまだお花を撮影していた。
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歩き始めてすぐ渋滞にはまってしまった。
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どうやら、登ってくる人とのすれ違いに時間がかかっているようだ。
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しかし、この眺めが見られるなら、しばらく止まっていてもいい。
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見下ろすと、下で休んでいるグループに青いユニホームの男たちが声をかけている。
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道警の山岳救助隊の方々だ。
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4人とも若い人だった。すれ違いざま、「ご苦労様です」と声をかけた。
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でも、お世話にならないようにしなくては。
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オランウータン岩の向こうに雪渓を見て
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3mスリットに差しかかる。
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このえぐれ方はやはり尋常ではない。
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でも、下から見るのとは、また印象が違った。
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渋滞のせいで、分岐まで20分もかかってしまった。
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でも、コースタイムは25分だからいいか。

沓形コースの入口には5~6人のグループが腰を下ろして休んでおり、道を占拠していた。
すいませんが、そちらに行きたいんですよ。
どうせ、こっちの道は誰も通らないとでも思っているのだろう。
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道はかなりザレており、しかも相当な急勾配。
さすがに危険マークがついているだけあるが、まだその地点には至っていない。

でも、お花の数は鴛泊コースをしのぐほど。
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ハクサンイチゲも間近に咲いている。
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エゾツツジのつぼみたち。
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沓形稜の頂上部を仰ぎながら
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岩壁の下を通過。
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チシマフウロ。
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マルバダケブキ。
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オオハナウド。
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道には何か所もロープが取り付けてあり、かなり厳しい下りが続く。
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Mさんの命も守らなくては、とちょっと緊張した。
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草もかなり繁茂して、道に覆いかぶさり、ヤブ状態。
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イタドリ祭りだ。
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やはり、こっちのルートはあまり歩かれていないのだろう。
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下山して、宿の人に聞いたら、沓形コースは年間40~50人くらいしか入っていないとのことだった。
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でも、踏み跡はしっかりしているので、それほどヤブは気にならなかった。
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Mさんも全然へっちゃらだ。
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「危険ルート」なので、誰かがいるだけで心強い。
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折り返しながらガンガン標高を下げていく。
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何か所目かのロープ場。
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でも、Mさんは軽快だ。
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だんだんガスの中まで下りてきた。
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もう頂上は見えなくなったかな。
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分岐から20分ほど下ると、危険マークの付いているトラバースに差しかかった。
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一歩踏み出すたびに、足元の砂が流れるが、そんなに危険というわけではない。
「危険」とは落石のことかと思ったが、「山と高原地図」を見直すと、それに加えて残雪期の滑落に要注意とのことだった。
滑落もそうだが、雪渓で夏道を見失ってしまう可能性もあるだろう。

断崖の直下をゆく。
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イブキトラノオがちらほら。
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トラバース地点には、一応ロープが張ってあった。
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岩にペンキの指示もあるが、残雪期はこれが見えないので、かなり危ないらしい。
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頂上直下の壁がかなり切り立っている。
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Mさんはこれからトラバース。
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こんなところでもお花の撮影に余念がない。
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このあたりは確かに落石が多そうだ。
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難なくザレ場を通過すると再びヤブに。
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青が鮮やかなエゾヒメクワガタが現れた。
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実に可憐な花だ。
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黄色いつぼみは何の花だろう。
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こいつはイブキトラノオ。
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2か所目のザレ場で、なんとザックを発見。
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「日本百名山一筆書き」の田中陽希さんが中央アルプスのヤブこぎでザックを見つけたテレビのシーンが頭をよぎった。
見た感じそんなに時間が経っているようには見えなかったので、その辺でキジ撃ちでもしているのかと思い、「誰かいますか~!」と叫んでみたが、返事はない。
これは遭難者のものだと確信し、警察に電話した。
稚内署の番号を調べるのが面倒なので、110番。
電話口に出た女性職員に状況を説明すると、「何か名前が分かるものが入っていないか」との質問。
指示に従って中を開けてみたら、お財布を発見。その中にあった保険証を見ると、兵庫県のKさんであることが判明した。
その旨、伝えると、数日前に生還している人であることのこと。それはよかった。
ホワイトアウト状態で、ザックを谷に転がり落としてしまい、探すことができなかったので空身で下山した方だと教えてくれた。
名前をfacebookで検索したら、一級建築士ですでに日本百名山を完登している方だった。年齢は70歳くらいだろうか。

(つづく)
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利尻山(6)

【2017年7月16日(日)】利尻山
利尻山(1721m)の九合目を過ぎた。
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引き続き、マルバギシギシの咲くザレ場が続く。
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でも、それほど登りにくいわけではない。

間もなく、いわゆる「3mスリット」に差しかかった。
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雨水や登山者の通行で、深さ3mも地面がえぐれてしまったところだ。
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ここに階段が設置されていた。
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NHK「にっぽん百名山」の放送段階(確か2014年7月)では、何もなかったはず。
このおかげで随分登りやすくなったし、えぐれる速度も緩和されることだろう。

それにしても真っ赤な溶岩だ。
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よく見ると、斜めに砂と礫が層をなしている。
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この溶岩の壁にもマルバギシギシが張り付いていた。
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これはチシマイワブキ。
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スリットを抜けると、左手は鮮やかな緑と白。
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そして、黄色い花の大群落。
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利尻島の固有種ボタンキンバイだそうだ。
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ハクサンイチゲも姿を現した。
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花の美しさは山岳の険しさに比例する気がする。
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お花を愛でながら、さらに高度を上げていく。
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山頂付近は、見事なお花畑だ。
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暑寒別岳を思い出した。
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孤高のハクサンチドリ。
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エゾツツジが満開。
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鮮やかな赤紫だ。
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アズマギクと相性がいいのかな。
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こちらはまだつぼみ。
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ひもみたいな茎が特徴的だけど、何だろう?
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頂上へ若干の渋滞。
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金網でしっかり防護された階段を登る。
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日蔭にひっそりチシマイワブキ。
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横に伸びてます。
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これはシコタンソウかな。
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長官山(1218m)を振り返る。
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何のつぼみだろう。
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これも名前は分からないが印象に残った植物。
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長官山のある尾根は北陵と呼ばれる。
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雪渓があんなに下になった。
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お花畑にイブキトラノオやオオハナウドも仲間に加わった。
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いよいよ頂上が見えたが、Mさんが何度も立ち止まってお花の写真を撮るので、なかなか到着しない。
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私も別に急ぐ旅ではないので、負けじと、あれこれ写真を撮った。
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ミヤマオニグルマ。
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チシマフウロ。
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チシマフウロは、こんな道端に咲いていた。
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あ、頂上が見えた!
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そして、あれが噂のローソク岩だ。
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薄いガスをまとっているのが、また神秘的。
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でも、実はここからがまた時間がかかった。
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お花がたくさんで、写真を撮っていると、なかなか頂上にたどり着けないのだ。

ミヤマコウゾリナ。
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リシリオウギ。
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オオハナウドやヤマブキショウマ。
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初めて見たシラゲキクバクワガタ。
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エゾツツジ。
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道はこんなに荒涼としているのに、両側は花々がすごい。
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頂上手前の突起を振り返る。
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その左側がこんなに鋭い岩稜。
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頂上はもうすぐそこです。
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だけど止められません。
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イワギキョウもお忘れなく。
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シコタンソウ。
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というわけで、10時半にやっと登頂。
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登山口から4時間20分。コースタイムは5時間5分なので、まずまずの成績だ。
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これは三角点の盤石。三角点の標石そのものは失われているが、二等三角点らしい。
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まずは頂上からの眺めを撮影。
立ち入り禁止になっているが、正面に見える本峰が真の山頂(1721m)。
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ここ北峰は1719mで2m低い。

その右隣にローソク岩。
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あそこをクライミングする人はいるのだろうか。
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山頂を彩るお花畑。赤紫はみなエゾツツジ。
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東稜方面。
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その手前の針峰。
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北東方面の斜面。
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頂上手前の登山道を行き交う登山者たち。
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手元で見たいボタンキンバイ。
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右上はおそらく三跳山(1460m)。
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雲海。本当の海はやはり見えなかった。
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今度登る機会があったら、海に浮かぶ山であることを実感してみたい。

頂上は登山者が20人ほどいた。予想より少なかった。
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みんな祠の前でかわるがわる撮影している。
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我々もS君夫妻と合流して5人そろったところで撮影。
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お揃いのTシャツが我ながらまぶしかった。

撮影が一段落したところで腰を下ろし、残りのお弁当を食べた。
O君の携帯トイレの臭い防止のため、Mさんがレジ袋を用意してくれたので、それに包むとほとんど臭いは感じなくなった。
頂上直下ですれ違った若者のグループが、「頂上はすごい虫で、何か食べていたら、虫も食べてしまうくらい」と言っていたが、それほどでもなかった。
確かに多かったが、刺す虫じゃないし、暑寒別の蚊の大軍と比べたら、かわいいもので、全く気にならなかった。

お腹が膨らんだところで撮影再開。
頂上直下の断崖。
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岩陰に咲くエゾツツジ。
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これから行くことになる三跳山。
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仙法志陵。
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このピークに名前がないのが不思議だ。
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それにしても、ボタンキンバイの大群落は何度見てもすごいわ。
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(つづく)
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利尻山(5)

【2017年7月16日(日)】利尻山
利尻岳避難小屋を過ぎて、ハイマツ帯を歩いている。
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マルバシモツケ。
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毛がないのでチシマギキョウではなくイワギキョウ。
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緑のカーテンが開いて、赤い地肌が生々しく見える。
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斜面に広がる白い花の群落は、オニシモツケやらオオハナウドかな。
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右手に沓形コースが乗る沓形稜。この時点では、あちらを下ることなど考えもしていなかった。
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ここからまだ500mほどの登りが待っている。
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急な坂だが、高山植物を撮影しながら、マイペースで登る。
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O君も落ち着いた様子なので、それほど速くない。
でも、めずらしく私がハーハー言っていたそうで、「あんなKは初めて見た」と申し訳ながっていた。
登りは容赦ないのだが、景色はいいし、お花もきれいだから、そんなに苦にならない。
だいぶ呼吸も整ってきた気がする。

イブキトラノオ。
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こちらは、かなり虫がたかっている。
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マルバダケブキかな。
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時々は振り返る。
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ヤマブキショウマ。
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火山らしい赤土の崩落地形もよく見えてきた。
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赤と緑のコントラストがきれいだ。

9時過ぎ、九合目に到着。
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避難小屋から30分ほどかかった。
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休む前に撮影。このあたりはイブキトラノオが目立つ。
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避難小屋から長官山(1218m)方面を望む。
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沓形稜の三跳山(1460m)。
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赤土が露出した斜面。
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さて、ちょっと早いけど昼食にしましょう。
2つあるお弁当のうち、巻物風のおにぎり3個、ニシンが入っている方を食べた。
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せっかくお湯も持ってきたので、お茶を入れて飲む。
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熱いものもなかなか悪くない。

トイレブースが空いていたので、試しに小で入ってみた。
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よく見ると、持参した携帯トイレは小用だった。大をしたかったら危なかった。
便座には座らず、立ったまま、その袋に直接注ぎ込んだ。
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中に凝固剤が入っているのだが、全然固まらない。
あれっと思って、きちんと封をして、よく振ったら、あっという間に固まった。
これは便利だ。順調な携帯トイレデビューであった。
「大」は朝出なかったけど、おそらく今日1日大丈夫だろう。

ここで、三合目の東屋でおしゃべりした単独男性が追いついてきた。
25分ほど休んで出発。
ベンチを振り返ると、O君の汗で、ベンチにお尻の跡がついていた。
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さあ、あと300mだ。
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この先はますます急登となる。
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でもお花の写真を撮りながら、引き続きマイペース。
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そうすれば、気持ちよく登れる。
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ウコンウツギ。
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O君もすっきりしてご機嫌。
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この日、初めて登場したエゾツツジ。
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先行のグループを追い抜いて、これまで歩いてきた道を眺める。
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花びらがかなり落ちてしまったミヤマアズマギク。
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九合目が見下ろせる。
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風に揺れるイブキトラノオ。
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うひょ~、右手は大峡谷。
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ちょっと日本離れした光景だ。
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チシマフウロ。
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ミソガワソウ。
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両者で青紫の競演だ。
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急登はなおも続く。
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これは初めて見たが、おそらくシリシオウギ。
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さっきは上に見えていた雪渓が下に見える。
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上から見ると、ところどころ切れているのが分かった。
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その向こうは、相変わらずの雲海。
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足元がかなりザレてきた。
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火山らしい赤土である。
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あの岩、よく見ると、オランウータンの横顔のようだ。名前は付いていないのだろうか。
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難所を通過中。
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下の方から見えていた崩落箇所である。
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シコタンハコベも初めて見た。
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このツナのように萎んでいるのは何の花だろう。
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チシマフウロ。
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崩落箇所はかなり荒々しい。
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その縁を慎重に通過していく。
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こういう土壌でも植物はしっかり生えるんだなあ、と感心。
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キタノコギリソウの名の由来は葉っぱが鋸の歯のようだからだ!と今さらながら気づいた。
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ミヤマバイケイソウ。
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右は赤く切れ落ちているが
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左は厚い緑に包まれている。
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その間を進んでいく。
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振り返ると、こんなにもろい感じだ。
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当然のように「通行注意」の看板が出ていた。
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ここのミヤマアズマギクは花びらがしっかりしている。
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崩落地形越しに長官山を俯瞰。
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ん? 前方に人がたくさん集まっているが、何事?
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おかまいなく、お花を撮り続ける。
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オオハナウド。
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なるほど、沓形コースとの分岐点でした。
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この時点でも、あちらに行こうなどとは思っていなかった。
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気づくと、いつの間にか、S君夫妻のツアーグループに抜かれていた。
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さあ、いよいよ大詰めである。
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ここから頂上までは、コースタイムで30分。
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分岐ではほとんど休まず、我々もS君夫妻チームに続く。
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ミヤマオグルマ。
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マルバギシギシ。変わった名前だ。
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シコタンハコベ。
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この岩も特徴的だが、地図に名前は載っていない。
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(つづく)
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利尻山(4)

【2017年7月16日(日)】利尻山
7:40、七合五勺の第2見晴台に到着した。
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胸突き八丁で標高を一気にかせぎ、1120mに達した。あと600mだ。
ここまで2時間半。コースタイムは2時間40分。たった10分しか速くない。
かなりハイペースで登ってきたつもりだが、「山と高原地図 利尻・羅臼」の監修者はかなり厳しい時間設定をしている。

ここで完全に雲の上に出たことが分かった。
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正面には八合目に当たる長官山(1219m)が見える。
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そこへ至る登山道もはっきり分かる。
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眼下に雲海。その代わり、本当の海は全く見えない。
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礼文島も北海道本土もサハリンも見えないが、贅沢は言うまい。

それはともかく、ここでS君夫妻のツアーチームに追いついた。
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彼らは4時半スタートだったので、こちらが30分差を詰めたことになる。

ここで初めての大休止。と言っても10分の休憩で出発した。
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長官山までは標高差100m。
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コースタイムは手元の「山と高原地図」(2009年版)では40分となっているが、100mでそんなにかかるわけがない。
O君の2014年版では20分となっている。その間に改訂されたのだろう。
ちなみに2017年版を確認すると、さらに減らされて15分になっていた。
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右前方に特徴的な露岩が望めた。
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足元にゴゼンタチバナ。
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ここからはハイマツの中の稜線歩き。
でも結構背が高いハイマツだ。
第2見晴台を振り返る。
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後ろからも次々に登ってくる。
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2017年版の数字通り、15分で長官山に到着。
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ここで初めて、ピラミダルな素晴らしい利尻山(1721m)の山頂を望むことができた。
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NHKの「にっぽん百名山」でここからの眺めを見て以来、憧れていたので、ほんとにうれしかった。
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2本の雪渓がほんとに恰好いい。
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右に反り返ったように見えるのも、マッターホルンに似ている。
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火山なのに、濃い緑に覆われているのも心に響いた。
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ここに大きな石碑がある。
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「利尻岳登り登れば 雲湧きて谿間遥けく 駒鳥乃鳴く 幡川詠」と読める。

裏面には「昭和八年六月二十六日 北海道廰長官佐上信一□□」とある。
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佐上信一(1882~1943年)は大正、昭和戦前期の内務官僚。
岡山、長崎、京都の知事を歴任して、昭和6年(1931年)10月に北海道庁長官に就任した。
根釧地方の酪農の振興に尽力し、「酪農の父」とも呼ばれている人物だ。
もちろん、「長官山」の名は佐上がこの地点まで登ったことに由来している。

当然ここで大休止。
お弁当を広げてみたら、朝食分だけでなく昼食分もある。
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バナナやパンなど行動食もあって、びっくり。
今までで最も豪華なお弁当だった。
まだお腹は空いていなかったので、重量を減らすため、バナナだけ食べた。
ここに三角点があることを後で知ったが、その場所はロープが張られて行けなくなっているらしい。
陰なので排泄行為をする人がいるからということらしかった。

利尻山の東斜面。
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あの雪渓でスキーができそうだが、あそこまでヤブをこいで行く人はいないだろう。
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若者たちが爽やかに記念写真を撮っていた。
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13分ほどの休憩で出発。
ここから避難小屋まで15分だそうだ。
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改めて頂上付近を望むと大きな崩落箇所が確認できた。
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ここに長官山という名前はついているが、ピークとしては、この先のこぶが「山」の名にふさわしい。
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とにかく、そのピークを目指す。
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それにしても美しいフォルムだ。
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ピークから一旦下るのだが、その鞍部が見下ろせた。
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登山道のある尾根の1本西側の尾根を俯瞰。これまた美しい。
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雲がだいぶ低くなってきた気もするが、やはり完全には晴れない。
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ここで利尻富士をバックに、おそろいTシャツ写真を撮った。
われらが「六華山岳部」のTシャツは、背中側の絵柄が利尻富士なのだ。
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ピークから望む利尻富士。
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鞍部に避難小屋が見える。
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足元にキタノコギリソウ。
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よく見ると、避難小屋は微妙な場所に立っている。
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このピークから避難小屋まで若干の下り。
この登山道唯一の下りと言っていい。
路面がちょっと滑るので慎重に下った。

沿道には、もう枯れかかったオニシモツケ。
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初めて見たミソガワソウ。
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イブキトラノオ。
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避難小屋が目前に迫ってきた。
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長官山から15分ほどで利尻岳山小屋に到着。
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「利尻岳」とある。そんな言い方もあるのか。
そう言えば、佐上長官も「利尻岳」と呼んでいた。

中をちらっと見せてもらった。わりと清潔だ。
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緊急時以外宿泊禁止とされているが、基本的には守られているようだ。

裏に携帯トイレブースがあり、今度は第2見晴台から先行していたS君が使用していた。
私も小用に使おうかと思ったが、2つも埋まっていたので、止めておいた。
汗をいっぱいかいているので、それほど差し迫ってはいない。

ベンチに腰掛けて、数分休憩。
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その間に、S君夫妻が所属するツアーのパーティーが出発して行った。
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我々も5分ほどで出発、彼らを追いかけた。
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長官山を振り返る。
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頂上もかなり近づいたように感じる。
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こいつらは蛾ですね。
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ミソガワソウは下唇の紫の斑点が特徴だ。
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頂上直下の崩落がかなり激しい。
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ちょっと、紫色が薄いチシマフウロ。
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オニシモツケとミソガワソウの群落。
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オニシモツケに注目。
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マルバシモツケのつぼみかな。
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下を見たり、上を見たり、忙しい。
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このあたりからお花が目立ち始めた。
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ハエが止まっているの、分かりますか?
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右手に沓形ルートの三跳山(1460m)方面が見えてきた。
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ガスはないのだが、必ずしも空が青くない。
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登山道は尾根筋に続いている。
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長官山は右のピーク。
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ハイマツの中を行くO君とMさん。
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キタノコギリソウのつぼみかな。
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振り返ると、さっき、追い抜いたS君夫妻のパーティーが見えた。
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(つづく)
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利尻山(3)

【2017年7月16日(日)】利尻山
甘露泉水のすぐ先にある東屋で朝食を済ませ、登山再開。
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東屋で一緒だった、おじさんが先に出発した。
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ツバメオモトの実が早くもなっていた。
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また色づいてはいなかったけど。
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間もなく、ポン山(444m)・姫沼への散策路との分岐を通過。
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16年前に来た時はここを左に曲がって、ポン山に登ったんだっけ。

木の根がはびこる道を進む。
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最初はゆっくり歩いていたO君のペースが急に上がった。
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付いていくのが結構大変だ。
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水はいつもより多い3㍑も持っているから、なおさらきつい。
それでも、Mさんは軽々と付いていくので泣き言は言えない。

霧の中だけに植物の緑が本当に鮮やかだ。
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しっとり濡れて、どれも美しい。
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アザミ。
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ハクサンボウフウ?
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ノリウツギ。
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このイボイボみたいのは何だろう。病気の一種なのだろうか。
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アワ虫の泡を発見。
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懐かしい。見たのは、子供の頃以来だろうか。
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山麓はずっと深い森だ。
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一瞬、涸れ沢を通過。
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川原石で丁寧に階段を組んであるところがあった。
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オオハナウド。
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エンレイソウの実。
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三合目から25分で、四合目に到着。
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ここは立ち止まりもせず通過。O君、元気だ。
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今のところ地味な高山植物ばかりだが、やはり種類は多い。
ヤマハハコ。
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ノリウツギ。
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マイズルソウの実。
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何の若葉かな。かわいらしい。
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傾斜が徐々に増してきたが、O君のペースはますます速くなってきた気がする。
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「先週、富士山に登ってきただけあって、体が出来上がっているなあ」と、それとなくペースが早いことを伝えたが、とくに変化なし。DSC_4244_20170817054610efc.jpg

こんな岩を撮影している間に、どんどん行ってしまう。
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四合目から、30分弱で五合目に到着。
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出発して1時間20分経ったので、さすがにここで休憩。
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でも、たった3分の立ち休みで出発。
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こちらはもう汗だく。タオルが絞れるほどで、こんなことは初めてだ。

ダケカンバは雪のせいで、真横に伸びている。
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白いけど、ヨツバヒヨドリかな。
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やや、右手に稜線が見えてきた。
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ガスが薄くなってきたのか。
早くも下ってきた青年が、「上は晴れてましたよ」とO君に言ったそうだ。
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でも、我々が到着する頃には、どうせガスっているに違いないと、とくに期待はしなかった。
しばらくして下ってきた女性に今度は私が聞いてみたら、やっぱり「晴れていた」という。
「どこからだったかな、もう少し行ったら、雲の上に出ますよ」とのこと。
「へ~、そうなのか」と思いつつも、やはり、気持ちは平静だった。

ハクサンボウフウ。
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マイズルソウの実が激しい。
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ヤマブキショウマ。
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今度は前方の稜線が見えてきた。
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本当に晴れてくれるのだろうか。
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それとも、やはり緑で我慢するしかないのか。
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初めて見たキタノコギリソウ。
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ヨツバヒヨドリ。
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マイズルソウはやはり葉っぱがかわいい。
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こちらは若葉に注目してみた。
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五合目から20分で第1見晴台(六合目)に到着。
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案の定、真っ白である。
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ここは眼下にペシ岬などが見える絶景ポイントだけに、とても残念だ。

それはともかく、O君はMさんに「携帯トイレブースのあるところまで先に行っているから、ここでゆっくり休んでて」と言い残して、猛スピードで登って行ったらしい。
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そうか、彼は○んこがしたくて急いでいたのか。
なるほどと合点がいった。

しかし、ゆっくり休むとは言っても、何も見えないし、ベンチもない。
あるのは、蜘蛛の巣程度。
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早くもアキノキリンソウが咲いていた。
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タオルの汗を絞って、5分ほどで出発。
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数分登った六合五勺の地点に、立派な携帯トイレブースがあった。
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ここでイワギキョウを発見。
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それにしても、外まで強烈な臭いが漂ってくる。
どうやら間に合ったようだ。
扉を開けて出てきたO君はほんとにホッとした表情。
これでやっと、心から登山を楽しめることだろう。

しかし、携帯トイレパックは臭いを完全にシャットアウトできるわけではないようで、後ろに近づくと汚物の臭いがする。
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ザックの中に入れた方がいいかなとも思ったが、それでは中のお弁当が○んこ臭くなってしまうからかわいそうだ。
自己防衛策として、なるべく距離を空けて歩くことにした。

マイズルソウの実を拡大してみた。
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こちらは行者ニンニクの花。
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七合目には7:10過ぎに到着。
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ここで標高はようやく895m。まだ1000mにも達していない。
1500mの標高差のうちまだ半分も登っていないのに七合目というのは、やはり解せない。
もう少し、登山者の負担に合わせた合目表示を考えてほしいものだ。
後半が傾斜もきついのに長すぎるのである。

しかし、ここで雲の上に出た感がある。
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すっきりと青空というわけではないが、間もなく見通しは開けて、八合目の長官山を仰ぎ見ることもできた。
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期待していなかっただけに、テンションが上がった。
3連休の中では一番予報が悪い日だったのに、実にラッキーだ。
それにしても、あそこまで遠いわ。

ハクサンボウフウに似ているけど。
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こいつらは下を向いているのでリシリアザミではない。
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露に濡れて、ハイオトギリ登場。
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これはエゾノヨツバムグラという花らしい。
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これは蝶ですか? 蛾ですか?
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この手の花が、どうも区別がつかない。
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おお、どうやら完全に雲海の上に出たようだ。
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稜線がやっとすっきり見えた。
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(つづく)
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利尻山(2)

【2017年7月15日(土)】利尻山
この日の昼食は利尻島・沓形の「味楽」でラーメンを食べた。
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食べ終わって、店を出ると、外で待っている人がいた。
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我々の待たされはしたが、並ばないで済んだのは幸いだった。

さて、今度はまじめに島を1周することにしよう。
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まずは沓形岬公園。中は車で回れるので、そのまま周回、岬の碑の前も通過した。

車を運転しているK君の奥様Nちゃん(彼女も同級生)が土産物屋でとろろ昆布を買いたいというので、仙法志御崎公園で途中下車。
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ここは16景のうち第5景らしい。
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利尻山は相変わらず見えないが、大きなカモメが止まっていた。

霧雨の中、海岸まで下りてみた。
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あたりにはオオタカネバラが咲いている。
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ムラサキツユクサは初めて見たが、これが北アメリカ原産の外来種だ。
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かなり波が荒い。
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このゴツゴツは溶岩だからのようだ。
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海岸のいけすで、ゴマフアザラシが2頭泳いでいた。
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他の観光客がエサをあげていたので、愛らしい顔を見せてくれた。
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Nちゃんが買い物をしている間に、私はトイレに寄って、大物を出しておいた。
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次の立ち寄りスポットは、オタトマリ沼。
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KOコンビはすっかりいい気分で寝ていたので、Nちゃんと二人で沼畔まで歩いた。
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ここからの利尻山の眺めも素晴らしいのだが、今日はガスで全く見えない。
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その代り、湖面にはハスの花が咲いていた。
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これは外来種のタンポポかな。
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「わかさんの店」なるレストハウスがあったが、とくに冷やかしもしなかった。
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ものの5分で車に戻り、さらに島を時計と反対回りに周回。
しばらくすると、また晴れてきた。
やはり東海岸だけは風向きの関係で晴れるみたいだ。
この調子なら姫沼は晴れているかなと思ったが、姫沼はちょっと北過ぎた。
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雨は降っていなかったが、曇っていて風が強かった。
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この沼は意外にも人造湖で、大正6年(1917年、ちょうど100年前だ!)に、点在する小沼と湧き水を利用して造られたものらしい。
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その際に、ヒメマスが放流されたので、姫沼と名付けられたとのこと。
周囲は1kmで一周する散策路もあるようだ。

でも、風も強いし、散策はせず、休憩舎で利尻の生写真などを見学して、鴛泊港に向かった。
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14:10にMさんが礼文島から到着するので、そのお迎えだ。

ちょっと時間があったので、みんなでくみあいマーケットに寄った。
ウニ漁に使うと思われる水中メガネが、こんなふうに売られていた。
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私は土産物として利尻昆布ととろろ昆布を買った。

船が近づいてきたので、埠頭に出て、彼女が下船してくるのを待った。
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サイブリア宗谷号である。
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14時すぎ、いよいよ入港。
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Mさんは東京から、金曜日にO君と同じ飛行機に乗って、来道。
新千歳空港の温泉でひとっ風呂浴びた後、札幌23時発の夜行バスで稚内入り。
朝イチの便で礼文島に渡り、桃岩付近を散策してから、利尻島にやってきたのだ。
実に活動的だ。
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あの連絡通路を歩いてくるはずなのだが、こちらに気付いてくれるかどうか。
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やった、手を振ってくれた。
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車は軽自動車なので4人乗りなのだが、彼女は細いので特に問題なし。
まずは、利尻富士温泉に向かった。
ここは平成8年に掘り当てた新しい温泉。
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ナトリウム一塩化物、炭酸水素塩泉で源泉41.3℃だそうだ。
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やや黄色っぽい色がついていて、ぬるぬるの美肌の湯だった。
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ちょっと湯に浸かっただけで、かなり温まった。
汗がなかなか引かないので、自販機でアイスを買って食べた。

入浴の後はお買い物。
近くのセイコーマートまで車で連れて行ってもらい、明日の昼食と行動食、飲み物を調達。
ここで、さっき飛行機で着いたばかりのS君と遭遇。
ジャストタイミングだった。
彼も乗せて、ぎゅうぎゅうの車で、今宵の宿「田中屋ひなげし館」へ。
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ちなみにこちらは隣にある旧館。
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実は、宿はみんなバラバラ。ひなげし館はO君とMさんと私の3人。
K君夫妻は格安の民宿、S君夫妻はペンションだそうだ。

宿に着いたのは16時半前。部屋は216号室。
早速、クラシックで部屋飲み開始。
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でも、18時から全員で宴会があるので、1本だけに留めておいた。
睡眠不足だったこともあり、そのまま寝落ち。
17:45に目が覚めて、「そろそろ行こう」と声を上げた。

宴会の会場はセイコーマートの隣の居酒屋「力丸」。
宿から歩いて10分かかった。
歩きながら、あれこれ撮影。これは利尻富士町のマンホール。
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こちらのタコカレーの店は営業しているのだろうか。
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みんなもそれぞれの宿から集結。
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入った時はそれほどでもなかったのに、瞬く間に店内はほぼ満席になってしまった。
おかげで注文した品が随分遅かったし、前後もしたが、どれもさすがに美味しかった。
とくに初めて食べた「姫ホッケ」の焼いたのと、スケソの白子の練り物「タチカマ」がめっちゃ旨かった。
ただ、最初に頼んだ酢の物がとくに遅く、O君が憤慨していた。
あまりに美味しくて、料理の写真を撮るのを忘れてしまった。

大いに盛り上がったが、明日は早いので21時にお開き。
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歩いて宿に戻って、22時前に就寝した。
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O君は布団に入った途端、豪快ないびきをかき始めた。
私も耳栓をして、間もなく眠りに落ちた。

【2017年7月16日(日)】利尻山
4時半前に起床。窓の外を見ると、しっかりとガスがかかっている。
午後、雨が落ちるかもしれないが、基本的には曇りの予報だ。
何とか持ちこたえてほしい。
準備を済ませて、5時前にお弁当を受け取り、宿の送りの車に乗り込んだ。
北麓野営場の鴛泊コース登山口には5分ほどで到着。
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ここは森林浴の森・日本百選の一つだそうだ。
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靴ひもをしっかり締めて、トイレを済ませ、軽くストレッチ。
外来種の種子を持ち込まないよう、靴洗い場で靴底の泥を落として、5:08に出発。
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ガスっているが、昨日あんなに強かった風が不気味なくらいになく、生あたたかい。
最初は、上りと下りを白線で分けた舗装道路を進む。
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甘露泉水まで往復する観光客が多いからだろう。

間もなく、ウッドチップの道になる。
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右手の大木に、キツツキの類が開けた穴がたくさん。
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先は長いので、のんびりペースで歩く。
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やがて、ウッドチップの道も終了。
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10分ほどで甘露泉水に着いた。
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ここで、わざわざ空のまま持ってきたペットボトルに湧き水を補給する。
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そして、一口。うん、うまい。
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ここで利尻ルールを確認。もちろん、「携帯トイレ」はちゃんと持参している。
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このすぐ先の東屋で朝食を摂ることにした。
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なんと、ここが早くも3合目だ。
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標高差が頂上まで500mもある長官山が8合目だし、ここの合目表示は常識とは異なる。
宿でもらったお弁当はお昼に食べることにして、ここでは昨日セコマで買ったパンを2個食べた。

東屋には先客がひとり。
最初は無言だったが、ご主人に荷物をみんな担がせて空身で登ってゆく奥さんを見て、「あら従者を引き連れて。いい御身分だね」と、その人がつぶやいたのがきっかけで、ちょっとした会話になった。
横浜から来た人らしい。30年以上前に一度ここに来たことがあると話していた。
下りでも一緒になったO君によると、もともとは北海道の人らしい。

(つづく)
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利尻山(1)

【2017年7月14日(金)】利尻山
7月の3連休は、今年1月の段階で利尻山(1721m)に行く方針がすでに固まっていた。
札幌在住の高校の同級生S君が奥様(彼女も同級生)と一緒にガイドツアーで利尻山に遠征するとのことで、お誘いがあったのだ。
利尻山はもちろんだが、私はこの機会に、宗谷本線も完乗してしまえると思い、喜んで参加を申し出た。

最終的に、スケジュールは以下のように決まった。
14日深夜、高校の同級生K君夫妻の車で、札幌から夜通し走って稚内へ。
15日 朝一番(7:30発)のフェリーで利尻島に渡り、レンタカーで島内観光。
16日 利尻山登山。
17日 8:30鴛泊発のフェリーで出発。稚内で高校の先輩のお嬢さん(稚内在住)とランチをして、特急サロベツ、ライラックを乗り継いで札幌に帰還。

実は3連休の天気予報は芳しくなかった。
とくに登山を予定している16日は雨の予報。
山はもっとひどいことになるだろうから、強い風雨で撤退もありえるな、とほとんど期待していなかった。でも、結果的には素晴らしい山行となった。

同宿のメンバーは、いつものO君と3期下のMさんと私。
それに、ツアーでの参加のS君夫妻、登山はしないが利尻観光に行くK君夫妻の総勢7人。
O君は前日(14日)の夜、札幌に到着。
21:30に札幌駅にマイカーで迎えに行った。
この日の札幌の最高気温は猛暑日寸前の34.9℃。
それでも夜になると、涼しくなるのが北海道のいいところだ。

迎えに行ったその足で、母校の近くにある老舗のラーメン店「福来軒」に直行。
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在学中もその後も私は行ったことがないのだが、O君にはなじみの店だったらしい。
店舗老朽化のため、今年10月で閉店するということで、ちょうどいいタイミングだった。

店に入ると、確かに古い。
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味噌ラーメンを頼んだが、さすがに人気の店だけあって、美味しかった。
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道産子には懐かしい味である。

深夜0時頃、K君が近くのセブンイレブンまで迎えに来てくれることになっているので、私のマンションに戻って連絡を待つ。
O君にはシャワーを浴びてもらった。
窓を開けると、風が通って涼しかった。

【2017年7月15日(土)】利尻山
0時前にK君から連絡が入り、いそいそと出発。
セブンイレブンでお茶だけ買って車に乗り込んだ。
3人で交代して運転することにしていたので、私は出番に備えて早めに休んだ。
K君が道央道を130kmくらいで飛ばしたので、留萌には1時間半ほどで着いた。
コンビニでトイレ休憩の後、運転はO君に交代。
オロロンライン(国道232号)を北上する。
車はほとんど走っていない。

羽幌、遠別、天塩と北上。天塩河口大橋からは私がハンドルを握った。
運転交代のため外に出たら、風が強くて寒いこと。
とても半袖ではいられなかった。
ここからは国道を外れて道道稚内天塩線を行く。
人家もまばらなところで、さらに車の姿はない。
その代わり、大きな角を生やしたエゾシカがいきなり道路に乱入。
危うく、ひき殺しそうになった。
シカはなかなか左か右かに避けてくれず、しばらく追いかける形になってしまうからだ。

3時半を過ぎると空が白んできた。
本来なら左の海の向こうに利尻山が浮かんでいるはずだが、ガスで全く何も見えない。
稚内には4時過ぎに到着した。
まずはフェリーターミナルの場所を確認してから、朝食を調達しにセイコーマートへ。
再びターミナルへ戻り、車内で早速パンを食べた。
出港までまだかなり時間があるので、1時間半ほど車内で仮眠。
6時半前になってからターミナルへと移動した。
寒いのでトイレで長袖に着替え、ウインドシェルも着込んだ。
乗船券は片道2180円。帰りの分もまとめて買った。
いい場所を取れるよう早めに並ぶ。

出港(7:15)の15分前には乗船と相成った。
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幸い、2等船室に4人全員が横になれるスペースを確保。
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3連休初日の第一便にしては、ゆとりがあった。
もしかしたら、この後の便の方が混むのかもしれない。

甲板は風が強くて寒いし、濃霧で何も見えない。
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それでも、何回かは偵察に出た。
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基本的に睡眠不足なので、偵察以外は昭文社のレールウェイマップルを見る程度で、ほとんど寝て過ごした。

船はほぼ定刻通りの8:55に着岸。
利尻山のシマリスをイメージしたマスコットキャラクターのりっぷちゃんが出迎えてくれた。
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顔はめパネルもあったが、激しい逆光で全然使い物にならなかった。
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車は稚内に置いてきたので(フェリーに乗せると往復3万4000円もかかるので、レンタカーの方が安上がりなのだ)、港でレンタカーを借りる。
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料金は24時間で14000円。軽ワゴンだ。
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ちなみに、これでは「いしい」のりっぷちゃんと読めてしまう。
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利尻島に来たのは2001年8月以来なので、16年ぶりになる。
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あれから、もうそんなに時が過ぎたか。
あの時は利尻山に登るため早朝から宿を出発する方々がいたっけ。
まさか、私がその立場になるとは。我ながらびっくりだ。

ちょっと霧雨っぽいが、まずはすぐそこに見えるペシ岬に行ってみることにした。
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遊歩道の入口近くに車を停めて歩き出す。
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少し登ると、鴛泊の港が見えたが、利尻山は全く見えなかった。
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高台に会津藩士の墓があった。
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幕府は文化五年(1808年)、ロシアの脅威に備えるため、会津藩に蝦夷地警備を命じ、1600名の藩士が北海道や樺太に派遣され、このうち利尻島には252人が配置された。
ロシアとの交戦はなかったが、病気や海難で多くの命が失われたという。
この墓石は文化七年に設置されたものだ。
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それにしても風が強い。
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正面に見えている断崖がペシ岬だ。
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アカバナエゾノコギリソウは初めて見た。
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利尻島北岸を望む。
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尾根道は猛烈な強風。注意しないとよろけてしまうほどだ。
「登山口」から12分で標高93mのペシ岬展望台に登頂。
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帰宅してから知ったのだが、ここは灯台山というれっきとした名前があるようなので、16年前に遡って「登った山」に加算させてもらった。
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しかも、一等三角点だった。
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いよいよ風が強いので早々に退散。
登ってきた道は急斜面で下りでは危ないので、逆方向の灯台方面に下る。
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こちらの方が、幾分風が緩やかだ。
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それでも、ムスクマロウが風に大きく揺れていた。こいつは外来種だ。
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利尻島16景なるものがあるらしい。ペシ岬は13番目だそうだ。
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それにしても、この強風の中、小学校低学年と思われる姉妹2人が雨合羽を着て登ってきた。
こんな状態なのに子供だけで登らせるとは。
親が後から付いてくるのかなと思って声をかけなかったが、誰も来ない。
振り向いたら、彼女たちは自分の判断で諦めて下ってくるのが見えたのでホッとした。
一体、親は何をしているんだと思ったら、ふもとの公園にいたのはおばあちゃんと思しき女性ひとりだった。
「私は無理だから、あんたたち2人で行ってきなさい」とでも言ったのだろう。
ここはそんなに風が吹いていないから。

少し濡れてしまったので、夕日ヶ丘展望台や富士野園地は素通り。
今回の目的の一つである沓形のラーメン店「味楽」に直行する。
ちょっと道に迷ったけど、10時半に到着した。
見ると、営業は11時半からと書いてある。
「あと1時間もあったら、島を1周できるなあ」とつぶやいたら、本当に1周することになった。

天気は依然としてぐずついている。
そのうちうとうとしてしまい、仙法志から鬼脇あたりはすっかり寝落ちしていた。
東海岸まで来て気がつくと、なんと晴れているではないか。
北海道本土はさすがに見えないが、海も青い。
いきなりテンションが上がる。
しかし鴛泊まで来ると、また曇り。
どうやら、あのあたりだけ晴れているみたいだ。
それは実は2周目も同じだったので、確実だ。これが島の天気というものなのだ。

「味楽」に11:20に着くと、すでに駐車場はいっぱい。
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店内はもうほぼ満席状態だった。
それでも奥の座敷にテーブルが2つ空いていたので、何とか座ることができた。
たぶん11時くらいから客が並び始めたので、営業開始前に中に入れたのだろう。
すでに7~8組、20人以上の客が入っていたが、誰の席にもラーメンはない。
これは時間かかるなあと思ったが、案の定30分は待たされた。
でも、4人でわいわいおしゃべりしていたので、そんなに長く感じなかった。
注文したのは、定番の焼き醤油ラーメン(850円)。

利尻昆布のだしをふんだんに使った逸品で、今年3月に新横浜ラーメン博物館に出店するほどの評判なのだ。
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しかも、営業時間は11:30~14:00までの2時間半のみ。
こんな離島なのに、それで食っていけるのだから、すごい。
私は連れてこられるままで、この店の存在も知らなかったが、非常に美味しかった。
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一口餃子(1皿500円)も頼んだのだが、あまりに小さくて、K君は「自分が大きくなったのかと思った」とぼそり。みんな大笑いした。
次は私が運転することにして、K君とO君にはビールを飲んでもらった。

(つづく)
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無意根山白水沢(下)

【2017年7月9日(日)】無意根山白水沢
白水沢の標高約700m地点で昼食。
食後、たき火は沢の水をかけて完全に消火した。
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ここからは引き返すことになる。
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時刻は12時55分。
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あとは沢下りだ。
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同じ「道」でも、見る方向が違えば、景色も変わる。
顔のような穴が開いたこんな岩には、遡行時には気が付かなかった。
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でも、一度歩いたコースなので、全く不安はない。
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リラックスして歩く。
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ここはちょっと流れが速いが渡渉しなければならない。
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さっきも渡ったところなので、Iさんはそれほど心配していない。
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でも一応は、女性陣が渡り終えるのを待っている。
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さっきも見た枝沢の滝。
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沢は下流から上流を見るのと、上流から下流を見るのでは、全然雰囲気が違う。
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もちろん下る方が難しいので慎重に歩かねば。
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こんな流れの速いところもあったんだ。
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滝下りが一番危ない。
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滑ったら、ウオータースライダーでは済まない。
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ここなら浮き輪があれば大丈夫そうだけど。
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ここもロープなしで下る。
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登りの時、「下りはどうするんだ?」と不安になった滝だ。
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みんな、おそるおそるである。
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ここはきっと名のある滝なのだろうが、沢の本を見ないとよく分からない。
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あとで調べたら、書き直すつもりだ。
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ここではさすがにIさんも真剣に見守っている。
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全員、スリップもせず、何とか無事にクリアすることができてよかった・
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再び、「激流」の渡渉。
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あとは、どんどん下っていく。
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このあたりは、開けた平和なゾーンだ。
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このくらいの小滝では、Iさんは振り向きもしない。
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この沢はわりと倒木が少ない気がする。
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それが、きれいな沢と言われる一つの理由かもしれない。
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斜面に規則正しく繁茂しているのはイタドリだろうか。
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洞窟らしきものを発見。
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これは古代文字ではなく、沢靴で歩いた跡です。
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下りは、地形にも注目してみた。
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この沢は上流からの眺めの方が美しい気がした。
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甌穴とはちょっと違うかもしれないけど、岩に小さな穴がたくさんあった。
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そして、川面にはタニウツギの花が浮いていた。
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ちょっと、陽が陰ってきたかな。
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谷の中が若干暗くなった気がする。
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40分ほど下ってきたあたりで
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前方に、ピンクのリボンが見えた。
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ここから陸に上がるんだっけ。
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やっぱり、そうだった。
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それでは、白水沢さん、一旦さようなら。
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しかし、林道とは聞いていたものの、これは完全に廃道だ。
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いや廃道どころか、完全なヤブである。
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まあ、私は「完全ピストン」はあまり好きではないので、これはこれでいいのだが。
おそらく、滝下りを避ける意味もあるのだろう。
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一応、北海道らしいシラカバのある森の中の道だ。
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ヤブがひどいところもあるけれど
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たまに、こんな旧林道らしいところもある。
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と思ったら、すぐにこのありさま。
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かろうじて、林道の痕跡をとどめている。
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ここなどは岩を削ったところだろう。
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これだけの太さの木が育っているということは、廃道になってから20年は経過しているのに違いない。
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ところどころぬかるみも。
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沢の水できれいになった沢靴がまた汚れてしまう。
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気が付くと、Iさんの姿は見えない。
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こんなヤブの中で、離れてしまっていいのか!
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ちょっと、何だこれは!
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フキの裏には青虫くんまで。
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そんなことは気にせず、激しくヤブをこぐ。
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一服の清涼剤、ヤマアジサイ。
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一応、踏み跡らしきものはあるので、それを慎重にたどっていく。
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ふいに沢に出た。
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あとは、また沢を下るのかな。
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それならそれで全然構わない。
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あれ、さっきこんなところ歩いたっけ。
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と思っていたら、また森の中に入っていく。
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とにかく付いていくしかない。
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そこは、フキの楽園だった。
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Iさんは、「ここでフキを採っていくからすぐそこの沢で待っててね」という(驚)
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言う通り沢に出て、しばし待つ。
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その間に、こちらは記念撮影。
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間もなくIさんが現れ、収穫物を披露してくれた。
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そして、Iさんはまた「先に行ってて」と言い残して、再びヤブの中に消えてしまった。
本日のツアーはこれも目的だったのか!と苦笑い。面白い方だ。

14時半に改めて出発。
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対岸に渡り、往路に歩いた林道に出る。
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北海道はイタドリの繁茂が激しい。
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とにかく、あとは林道歩きのみだ。
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マイズルソウ。
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これはキツネノボタンと判明。
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タカネニガナ。
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これもアジサイの一種かな。
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オオハナウド。
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オオウバユリ。
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こちらの林道も廃道化しているが、踏み跡はしっかりしている。
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振り返っても、まだIさんは戻って来ない。
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沢の真ん中で煙草をくゆらせていたベテラン風のご婦人が先頭を引っ張る。
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カーブミラーはかつて車道だった証拠。
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私はここですよ。
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またまた、ぬかるみで沢靴が汚れる。
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帰りも場所によってはこんな状態だ。
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二本橋を渡る。このあたりでIさんが追いついてきたのかな。
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背中に大量のフキを背負っていた。

やっと林道分岐まで来た。この先はもうヤブはない。
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間もなくコンクリートの橋を渡る。
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きれいな轍だこと。
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ヤマブキショウマ。
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ここまで来れば、ゴールはもうすぐそこ。
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みんな歩くのが速いわ。
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というわけで、15:13、歩き始めた林道入口にたどり着いた。
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お疲れ様でした。

下山後の入浴は定山渓温泉のホテル山水。
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水にまみれた後の、お湯というのもまた乙なもの。
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Iさんの入浴回数券を買う形になり、50円安く入ることができた。
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ただ、露天風呂は熱すぎて、全く入れなかった。
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湯上りのビールは遠慮して、懐かしいファンタに。
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あとは自宅前まで、車で送って下さり、初めてのガイドツアーは終了。
ユニークなIさんの先導で、久しぶりの沢歩きを満喫することができた。

【行程】2017年7月9日
白水沢林道入口(9:03)~入渓点(9:42休憩9:47)~ナメ滝(10:15休憩10:20)~標高610m地点(10:50休憩10:55)~ピンクリボン地点(11:21)~標高700m折り返し点(12:05昼食12:55)~ピンクリボン地点(13:40)~入渓点(14:25休憩14:33)~林道入口(15:13)
※所要時間:6時間10分(歩行時間:5時間7分)
※登った山:なし
※歩行距離:9.9km
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無意根山白水沢(中)

【2017年7月9日(日)】無意根山白水沢
無意根山(1464m)の白水沢を遡行している。
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ナメ滝が美しい沢だ。
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しかし、地形図がないので、どのあたりまで遡ってきたのか、よく分からない。
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どの辺で引き返すのかも、ガイドさん任せだ。
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今回はロープなしの初心者コース。
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ロープを使うような登山には普通の旅行傷害保険は適用されないらしい。
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入渓してから1時間ほどで、さっきの若者たちが追いついてきた。
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彼らは手慣れた様子ですいすいと登っていく。
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大学の山岳部だろうか。
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こちらは、ゆっくりと後を追う形。
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もう、じゃぶじゃぶ沢遊び状態だ。
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地面にタニウツギの花が散乱していた。タニウツギはこういうふうに散るのか。
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前方に滝らしい滝が見えてきた。
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これを登るのかと思ったら、枝沢だった。
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枝沢と言ってもかなりの水量。
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登ってみたい気もするが、当然ながら通過。
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本流を進む。
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それにしても歩きやすい沢だ。
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水の中を歩くのって、とっても楽しい。
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しかも明るい。
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このくらいの滝なら難なく登れる。
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登ってから振り返ってみた。
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次から次と小さな滝が現れるので飽きない。
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激流も何のその。カメラをちょっと違った設定にしてみた。
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ナメてます。
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この先が、ちょっと難しい。
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滑りやすい傾いた場所を通過しなければならない。
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でも、誰も滑り落ちたりせずに全員クリア。
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見上げれば、タニウツギ。
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Iさんの後姿を追う。
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手足総動員である。
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今度の枝沢は細々としている。
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本流は奔流。
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沢は広くなったり狭くなったりで、変化に富んでいる。
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まだまだ深いところもあるので、縁を歩けるところは、岩の上を歩く。
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こんなお化けのような岩もあった。
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ピンクのリボンを発見。帰りはここから陸に上がって別の林道を通って戻るらしい。
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解読不能。
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ちょっと写真を撮っている間に、すぐ離されてしまう。
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Iさんからさっき「岩の上を飛び石のように歩くと疲れるから、遠慮なく水に入った方がいい」という指導があったので、それを心がけるようにした。
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こんなところは、そもそも水に入るしかないわけだけど。
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ちょっとゴルジュっぽいところに来た。
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へつりで行くみたい。
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Iさんはどんどん先に行く。
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こんなところで滑っても、水に浸かるだけで、怪我はしないと思っているらしい。
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さすがに肝が座っている。
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下界は猛暑なのだろうけど、ここは別世界。
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「涼」の極みだ。
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細くなっているところは流れが速いね。
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ここもちょっとした難所。
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斜めの岩を外すと、右の淵にどっぽんという感じだが大丈夫だった。

難所を通過すると、正面にきれいな滝が現れた。
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うまい具合に左側に通路がある。
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ただし、ちょっと滑りやすそう。
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普通なら、ここで念のためロープを出すところなのだろうけど。
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木の棒につかまらせる程度で通過させた。
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お客さんに挑戦させるガイドさんだ。
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私だって、ちょっと緊張したぞ。
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でも、男子は置いてきぼりにされた(笑)
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だんだんと、沢の岩も大きくなってきた気がする。
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ここは高巻き。
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無事にクリア。
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キラキラ。
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こういうところは岩の上を行くしかない。
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次の滝かな。
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そのようだ。
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大した滝には見えないが。
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とにかく近づいてみよう。
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あ、枝沢でした。
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登れないことはなさそうだけど。
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右の本流を行く。
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相変わらず石が赤い。
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今度は左岸のへつり。
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女性は見守るIさん。
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鉄分の多い温泉みたいだ。
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遡行を始めて2時間余り。
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ユニークな穴開き岩を通過。
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清冽な水がほとばしる。
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何岩だろう。
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12時すぎ、標高約700mの地点で遡行終了。
ここで昼食ということになった。
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みんなが集めた流木や枯れ枝で、Iさんがたき火を始めた。
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何が始まるのかな。
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ササの枝を削って、大きな串を作っている。
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これに、ナスやさつま揚げ、ウインナーを串刺しにしてあぶって食べるわけだ。
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これが実にうまい。
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熱くて舌がやけどをしそうだった。
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H君も熱心にあぶっている。
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大量に配給があったので満腹になってしまった。

(つづく)
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無意根山白水沢(上)

【2017年7月9日(日)】無意根山白水沢
この日は高校の同級生H君に誘われて、沢登りのガイドツアーに参加した。
もともとは6月25日(日)の予定だったが、雨で中止となり、この日に再設定された。
沢登りは通算5回目となる。
過去の4回は、奥多摩・クドレ沢(2005年9月)、表丹沢・源次郎沢(07年4月)、西丹沢・モロクボ沢(13年7月)、表丹沢・葛葉川本谷(15年11月)。
H君はガイドツアーを愛用しているS君夫妻の影響もあって、冬の低山ツアーに参加するようになり、夏は沢登りにも幅を広げてきた。
そういうわけで私にも声がかかったのだ。
私も興味がないわけではないので、喜んで参加させてもらった。
本当なら沢を詰め上げて、頂上まで行くのが理想なのだが、無意根でそれをやるのはちょっと無理。
でも、札幌圏では最も美しい沢ということなので、楽しみにしていた。

6月17日の崕山で沢靴のソールが剥がれてしまったので、今回は靴を新調しての参加となった。
朝は、ガイドのIさんがワゴン車で、自宅近くのセブンイレブンに7:40に迎えに来てくれた。今回の参加者は我々2人のほかに、60歳以上と思われる女性3人の計5人だ。

途中、豊滝除雪ステーションでトイレ休憩。
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この時に、みんなで沢靴に履き替えた。
国道230号を挟んで南側に見えていたのは、いわゆる簾舞富士だろうか。
O君、読んでいたら教えてください。
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白水沢に続く林道の入口には9時前に到着。
身支度を整えているうちに、若者のパーティーが先にゲートの中に入って行った。
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それを追うように、我々も9時過ぎに出発。
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今日もいい天気。暑くなりそうだが、沢はきっと涼しいことだろう。
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この林道はその名もズバリ、白水沢林道。
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距離は2.2kmほどある。
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私は写真を撮らないといけないので、いつも通り最後尾に付いた。
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15分ほど歩くと、林道は二手に分かれる。
このあたりで、装備を整えていたさっきの若者グループを抜かした。
右は、ほとんど沢と化した、石がごろごろしている道。
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我々は、急に狭くなった左の道を進む。
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足元はかなり泥濘化している。
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この写真ではちょっと分かりにくいが、ヒグマの糞を発見。
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だんだん、背の高いイタドリが繁茂したヤブになってきた。
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フキの巨大だ。ラワンブキだろうか。
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オニシモツケ。
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よく見かける植物だが。
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かたつむり発見。
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倒木が目立ってきた。
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これは何だっけ。
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こうした道を延々と進むのだが、Iさんのペースがかなり速い。
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付いていくので必死である。
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大きな倒木を乗り越える。
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かなりヤブが濃くなってきた。
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再び、ヒグマの糞を発見。
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このあたりはやはりいるんだなあ。
しかし、ツアーの場合は熊鈴をうるさがる人もいるらしく、人が多いということもあって熊鈴は誰も付けていない。

マイヅルソウは終わりかけ。
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少し開けた場所には、たき火の跡があった。
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ここで林道は終了。

このすぐ先が、入渓地点。
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石が赤っぽく、鉄分が多そうだ。
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5分ほど小休止して、出発。
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水量はかなり豊かな印象だ。
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最初のうちは水の中を避けて、縁の岩場を歩いていく。
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横から張り出す木の枝が時々邪魔だ。
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左手から小さな滝が流れ込んでくる。
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このあたりからもう、気にせず、じゃぶじゃぶ行く。冷たくて気持ちいい。
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巨大な流木。
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楽しい沢歩きである。
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この水しぶきがすがすがしい。
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水はさすがに、とってもきれい。
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浅瀬で呼吸を整える。
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本当にいい沢だ。
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では、参りましょう。
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だんだん、小さな滝が現れるようになってきた。
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ナメ滝だが、水量が多いので、跳ねるように流れている。
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陽が当たると水が光る。
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ガイドのIさんは、あまり後ろを気にせず、どんどん先に行ってしまう。
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H君によると、いつもそうらしい。

それはともかく、素晴らしい一枚岩のナメ滝だ。
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こういうところを歩くのは実に楽しい。
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いや~、きれいだ~。
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これぞ沢歩きの醍醐味。
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絶景ポイントなので、ここで小休止とした。
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参加者のひとりは、沢の真ん中に座りこんで、紫煙をくゆらせていた。
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3分ほどで出発。
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Iさんはその辺で拾った木の棒を杖代わりに使っている。
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鉄分が多いからか、あまり滑らない。
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涼し気だ。
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沢の本には書いてあるのかもしれないけど、ここはこんなにきれいなので、きっと名称があるのだろう。
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階段状になった。
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これでナメ滝は終了。
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斜度が出てきた。
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一つ一つ小さな滝をクリアしていく。
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滝を上から見下ろしてみた。
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それにしても、石がずっと赤い。
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ミニ吹割の滝を通過。
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平和な流れだ。
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渡渉も何度も繰り返す。
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いきなりですが、私のおニューの沢靴です。
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水に青みが出てきた。
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形のいい岩だ。
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またまた渡渉。
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流れが速いので慎重に。
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小さな滝の前で一旦集結。
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女性はガイドさんに手を引かれて登ったのに
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男性陣は放置された(笑)。
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(つづく)
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神居尻山(下)

【2017年7月8日(土)】神居尻山
神居尻山(947m)の頂上直下にある避難小屋に13時前に到着した。
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この避難小屋の名称は「神居尻 山小屋」というようだ。
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早速、中を覗いてみた。
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ちょっと、カビくさい。
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裏にも回ってみたが、結局トイレはなかった。残念。
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カビくさいのは我慢して、中に入って昼食にする。
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Hさんは食欲がないと言って、ミニトマトしか食べなかった。
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私はおにぎり2個を平らげ、トマトとゼリーを少しおすそ分けしていただいた。
それにしても、下山もアップダウンがあって長いのに、Hさんは大丈夫だろうか。
ちょっと横になって休んでもらった。
いささかの心配を抱えつつ、40分ほど休んで、13時半に出発。
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それでは、山小屋さん、お世話になりました。
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頂上とも、お別れ。
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いい眺めなので、何度も振り返ってしまう。
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左手には、これから歩く稜線が見える。
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道端に森林限界を説明する案内板が倒れていた。
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わずかな登り返し。
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再び振り返って、頂上台地の全容を再確認。
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すぐに分岐の道標が見えてきた。
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足元にゴゼンタチバナ。
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稜線を直進するとピンネシリ(1100m)への縦走路。
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山頂まで5.1kmとのことだが、ロープが張られ、ほぼ廃道状態になっていた。
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かつては歩けたのだろうが、草刈りなどの整備が追い付かなくなったのかもしれない。
神居尻山の方は丁寧に刈ってくれていたが。
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分岐を左折する。
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この先のアップダウンがよく分かる。
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まずは急坂を下る。
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下山路最初のピークが早くも見えた。
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このあたりゴゼンタチバナが多い。
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右のピークはピンネシリ。
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左の背後は神居尻の頂上。
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かなり下って、分岐のあったピークを振り返る。
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ダケカンバの並木のような稜線を進んでいく。
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右前方は、おそらく壮志岳(683m)。
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冬の強風で曲がってしまったダケカンバ。
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その後ろに端正な山容のピンネシリがそびえている。
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左手に神居尻の頂上が再び見えてきた。
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「風は芸術家」の案内板。「虱(しらみ)」ではありません。
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いずれ、あそこにも登ってみたい。
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一つ目のピークを通過。
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前方に暑寒別岳(1492m)。
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神居尻の頂上は、わりとずっと見えている。
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樹林帯の中に突入。
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日蔭がありがたい。
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これはベンチのつもりだろうか。
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濃い樹林帯だが
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時折、展望が開ける。
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複雑に成長したダケカンバ。
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ナナカマドはいつでも気分次第で紅葉を始める。
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名もない山々。
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タニウツギ。
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このあたりは満開だった。
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二つ目のピークを通過。
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ここからも頂上が覗けた。
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鞍部にあった不思議なベンチは通過。
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50分かけて、小屋から2kmほど下ってきた。
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ただ、ここの標高が680mというのはありえない。

692mの次のピークが、あんなに低く見えるんだもの。
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オオカメノキの葉っぱがテカテカ。
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692mピーク目前。
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小屋から1時間10分で692mピークに到着。
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ベンチもあるし、ここで小休止。

この先の下りはロープが張られていた。
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ホオノキかな。
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ササの斜面。
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この標高は間違っていないようだ。
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小屋から歩くこと1時間45分で、林道接点に到着。
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コースタイムは1時間半なので、Hさん体調不良のわりには頑張っている。
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登り返しの前では、「休む!」ときっぱり宣言して立ち止まるのだが。
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字がかすれてよく読めないのだが、「フィトンチッド」(樹木が発散する化学物質)の説明のようだ。場所は513m標高点と思われる。
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さらに黙々と下る。
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あと数十分で登山口というあたりで、親子連れが登ってきた。
もう午後3時を過ぎている。
びっくりして、「どちらまで?」と聞いてみたら、「頂上まで」という。
明らかにキャンプのついでに来たというような恰好で、ろくな装備もない。
「止めた方がいいです。ここからなら2時間半はかかります。そこのピークまでならまだしも」と制止した。
「え、そんな遠いんですか」と意外な顔。
「どうする?」とお父さんは娘に声をかけながら、進んで行った。
間もなく、お母さんと息子さんもやってきて、「今、お父さんに声をかけましたが、頂上は無理ですよ。きっと、すぐ下りてくると思います」とお話しした。

結局、家族は間もなく合流して、下ることにしたようだ。
下りは速くて、我々を抜かして行った。
それにしても、あの方々、誰にも会わなかったら、どこまで登って行ったのだろう。
きっとどこかで引き返したとは思うが、あまりに不用心すぎる。
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黄金山(739m)が一瞬見えた。
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下るにつれて、木々の背が高くなってきた。
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倒木更新。
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この道標に距離が書いてあれば、こんな時間から不用意に山に入る人はいないだろう。
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小屋から2時間40分かけて、やっと登山口まで下りてきた。
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コースタイムは1時間45分なので、1時間近くオーバーした。

あとは駐車場まで舗装道路歩き。
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16:17、ようやくゴール。
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4時間半のコースに7時間を要してしまった。
しかし、このタイム設定はかなりきついのではないだろうか。

日帰り温泉は月形に出て、「月形温泉ゆりかご」にした。
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入浴料は500円。髪染めコーナーがあるのに驚いた。
泉質は低張性弱アルカリ性。わりと熱くて、早々に出てしまった。

Hさんはゆっくり入浴していたので、こちらは休憩室でひと眠りできた。
18時すぎに出発。Hさんを無事に自宅に送り届けて、20時前には帰宅した。
体調不良で昼飯抜きでも、あれだけ歩ける体力があれば、まあ富士山は大丈夫だろう。
高山病だけは分からないが。

【行程】2017年7月8日
総合案内所(9:15)~Bコース登山口(9:37)~707m地点(11:01休憩11:12)~842m地点(11:43休憩11:47)~神居尻山(12:26休憩12:42)~避難小屋(12:48昼食13:30)~縦走路分岐(13:39)~865m地点(13:54)~692m地点(14:39)~林道接点(15:14)~513m地点(15:39)~Aコース登山口(16:08)~総合案内所(16:17)
※所要時間:7時間2分(歩行時間:5時間12分)コースタイム:4時間25分
※登った山:1座(神居尻山)
※歩行距離:10.7km
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神居尻山(中)

【2017年7月8日(土)】神居尻山
当別町の「道民の森」から神居尻山(947m)に向けて登っている。
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右手は、当別町営牧場。
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842mピークまでもう少しのところまで来た。
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左手に神居尻山頂上への道も見える。
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その右にはピンネシリ(1100m)方面への稜線。
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気の早いヤツはどこにでもいる。
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707m標高点から30分ほどで、842mピークに到着。
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Hさんは、暑くてちょっと遅れ気味だ。
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右手には別狩岳(666m)の稜線の向こうに、幌内山(650m)などが見えた。
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このなだらかなピークが別狩岳かな。
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うっすら尖って見えるのは黄金山(739m)。
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神居尻山の頂上部。
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足元にはヨツバシオガマ。
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エゾカンゾウがしぼんていた。
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Hさんも到着したので、ベンチに腰掛けてしばし休憩。
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ここは登山道Cコースとの分岐になっている。
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「緑のダム」の説明板。「あなたがそのへんでオシッコをしても、それは緑のダムにためられるので、町の水道からすぐ出てくるってことはありませんよ。ご安心」の文言があるが、これはどうかと思う。
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立ちションを認めていることにもなるし、「しばらくしたら水道から出てくる」とも読める。
修正か撤去をした方がいいのではないか。

タテヤマウツボグサ。
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ピンネシリ方面の稜線。
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その一部。
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では、そろそろ頂上を目指しましょう。
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登山道の右手はかなり切れ落ちている。
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前方に下山者が見える。
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このあたりはお花畑の片鱗をうかがえる。本当は6月が見頃だそうだ。
カンチコウゾリナはまだつぼみの状態。
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オオハナウドかな。
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チシマフウロ。
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とにかく、鞍部まで少し下らなければならない。
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頂上まで距離にして、あと500m。
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登り返しつつ、842mピークを振り返る。
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ちゃんと咲いているエゾカンゾウを発見。
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Hさん、どうやら体調が悪いようだ。この暑さだし。
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頂上までは、まだしばらくあるので、頑張ってもらわないと。
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このあたりのカンチコウゾリナは少し開き始めている。
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さっき、歩きてきた842mピークへの稜線。
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後ろから2人追いかけてきている。
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この様子では、冬はかなりの雪が積もるのだろう。
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エゾカンゾウが目につくようになってきた。
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カンチコウゾリナも。黄色い花々だ。
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後ろを振り返りつつ、ゆっくり登る。
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急斜面に張り付くダケカンバ。
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エゾカンゾウの階段を進む。
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842mピークより高いところまで登ってきた。
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がんばれ~
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右前方(東)にピンネシリが顔を出した。
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町営牧場と青山貯水池。
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マルバシモツケ。
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もう少しで頂上の稜線に乗れそうだ。
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それにしても暑い。
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842mピークから30分で、やっと頂上台地に達した。
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北東の方角に避難小屋が見えた。
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頂上に気象ドームをのせたピンネシリが目立つ。
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登山道Cコースの南斜面。
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頂上手前のニセピーク。
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北東の方角は、壮志岳(683m)かな。
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右手を除くと、深い谷に吸い込まれそう。
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ピンネシリへと続く稜線。道があるように見えるが、廃道になっているらしい。
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頂上直下にある山小屋が近づいてきた。
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実にきれいな稜線だ。
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左手はもうお馴染みの景色。
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ピンネシリへの全景。
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とても1000m以下の低山とは思えない山深さだ。
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エゾシオガマ。
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というわけで、12時半前、ようやく神居尻山に登頂。
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駐車場から3時間10分かかった。
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コースタイムは2時間25分なので、かなりのスローペースだった。

方位盤は熱くて、まともに見られず。
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頂上のオオハナウド。
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とにかく、しばし休憩。ただ陽を遮るものがなく、めちゃめちゃ暑いので、お昼はここでは食べず、汗をふいて、息を整えるにとどめた。
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お昼はすぐ下にある小屋で食べることにする。
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小屋の手前の小さなピークにベンチもあるようだが、あそこも炎天下だ。
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暑寒別岳(1492m)をはじめとする増毛山地。
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何度も見ているが、西側眼下は町営牧場。
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南の方角には手稲山(1023m)が遠望できるらしいが、霞んでいて何も見えない。
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15分ほど休んで出発。
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道は、きれいに草を刈ってくれている。
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この斜面を見ると、雪崩多発地帯という感じだ。
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小ピークを越えます。
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ベンチは使用せず、通過。
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エゾカンゾウの小径。
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よくぞ残っていてくれた。
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頂上を振り返る。
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ずっと縦走して行きたくなる眺めだ。
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谷底も全部緑。
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Aコースを下る人の姿が見えた。
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やっとお昼ご飯にありつける。
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(つづく)
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神居尻山(上)

【2017年7月8日(土)】神居尻山
この日は、8月の富士山登山に備えて、北海道組のHさんの練習登山に付き合った。
今回登るのは当別町の神居尻山(947m)だ。
札幌に転勤してきて1か月余りが立ち、初めて自分で選んだ道内の山だ。
ピストン嫌いな私にとって、こういう周回コースが取れる山はありがたい。
しかし、この日は札幌で真夏日になるほどの暑い日で、かなり過酷な登山となった。

朝6:45頃に自宅を出発し、愛車エブリーでHさんの自宅まで迎えに。
7時着のつもりだったが、ちょっと迷ってしまい、7:10にやっとピックアップできた。
北1条通りを東進し、そのまま国道275号で当別へ。
当別からは道道当別浜益線を北上、当別ダムの当別ふくろう湖を横断して、登山口のある道民の森神居尻地区の駐車場に着いたのは、ちょうど9時だった。
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移動にほぼ2時間を見ていたので、予定通り。
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それにしても、素晴らしい天気だ。
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6月はずっとぐずつき気味の天気だったので、うれしい。

ここで身支度、トイレを済ませ、9:15に出発。
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神居尻山にはA、B、C、3つの登山ルートがあるが、今回は急坂のBコースを登り、ぐるっと回るAコースを下る予定だ。
Bコース登山口までは、しばらく舗装道路を歩く。
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すぐに立派な森林学習センターが現れた。
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これを左に見て、さらに進んでいく。
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間もなく、「治山の森」なる案内板が現れた。
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それによれば、舗装道路をショートカットする遊歩道があるようなので、そちらに行ってみた。
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木橋で沢を渡る。
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道沿いにはセイヨウタンポポが咲き乱れていた。
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車道に出ると駐車場があった。
登山口まで20分以上かかったので、ここまで車で来れば時間短縮になったなあと思ったが、あとの祭り。
とにかく、ここで登山届を出して、登山開始だ。
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暑いので、日蔭になる樹林帯は助かる。
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「道民の森」だけあって、植物の説明は丁寧だ。
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強い日差しで葉っぱが透き通って見える。
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左手に増毛山地が見えてきた。
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ここは1000mに満たない山だが、標高差は700mもある。
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登山口から30分近く歩くと、急な階段が現れた。
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これが延々と続くので、嫌になる。
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木々の隙間から下界の植林地らしき平坦地が見えた。
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勘違いして、早くも紅葉してしまったナナカマド。
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山頂まで、あと2km。短いようで長い。
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ちょうど1時間ほど歩いたところで小休止。階段がイス代わりだ。
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休んでいる最中に、単独のおじさんが抜かして行った。
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階段がきつくてうんざりだが、10分ほどで出発。
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手前はAコース方面の尾根かな。
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北西に暑寒別岳(1491m)方面が見えてきた。
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こちらは群別岳(1376m)。
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う~階段どころか、なんと縄梯子が出てきた。
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その後はまたさらに階段。
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牧場のように見えるのは、幼木ばかりだからだ。
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あの稜線の向こうは日本海。
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車を停めた駐車場が見えてきた。
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20分ほど登ったら、ベンチがあったのでまたまた休憩。
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Hさんは久しぶりの登山なのに、この暑さの中、この急登なので、こまめに休んだ方がいい。
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ここからは、さっきよりくっきり暑寒別岳が見えた。
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5分ほどで出発。
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んん、何となく先が見えてきた気がするぞ。
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空も開けてきたし。
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Hさん、頑張ってます。
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お~、やっと尾根に出た。
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登り始めて1時間45分、ほぼ11時に標高707mの尾根に達した。
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Hさんには、とりあえずここで休んでもらいましょう。
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視界が開けたので、当方は撮影タイム。
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南東方向に、初めて頂上が見えた。
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その右に、途中通過する842mピーク。
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北西には、残雪を頂く増毛山地が一望できた。
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右のピークが群別岳。
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改めて暑寒別岳。
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稜線にはダケカンバが生い茂っている。
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北海道の山は、引いて見ると、起伏に乏しい。
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10分ちょっと休んで出発。
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まずは、あのピークを目指す。
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たった標高700mで森林限界を超えたのか、稜線は見晴らしがいい。
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その分、暑いのだけど。
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登るにつれ、神居尻山の山体もだんだん全容を現してきた。
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ときどき背の高いダケカンバがある。
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北の方角は、雨竜沼あたりの稜線だろうか。
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稜線は斜度がぐっと緩くなったので、ありがたい。
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神居尻は南斜面に木がないのはなぜだろう。風の強い北斜面なら分かるが。
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右手、西の方角に青山ダムの青山貯水池が見えてきた。
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あちらにも「道民の森」の施設があるらしい。
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でも人工物は全く見えない。
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青山貯水池の向こうは別狩岳(666m)。
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Hさんは靴が重いと嘆いていた。
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ダケカンバのダンス。
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神居尻の西の稜線。これを登るわけではない。
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タニウツギはもう終わりかけ。
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再度、暑寒別。
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その右側(東)。
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あと1.2kmだ。
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842mピークまでが意外に長い。
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これはちゃんと開いていないので分かりにくいが、ニガナだろうか。
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まだ、これからのタニウツギもあった。
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北海道の原生林。
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842mピークに人がいるのかなと思ったら、看板だった。
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だいぶ角度が変わってきた神居尻。
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タテヤマウツボグサ。
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ダケカンバの大木はたいてい単独で生えている気がする。
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だいぶ登ってきた。
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(つづく)
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日高(4)

【2017年6月25日(日)】日高
平取町の萱野茂二風谷アイヌ資料館に来ている。
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萱野茂(1926~2006年)はアイヌで初めて国会議員になった方で、貝澤トッカラムさん(1847年生まれ)の孫にあたる。
父・清太郎が姉の嫁ぎ先に養子として入籍したので萱野姓となったが、茂は萱野姓のまま貝澤家を継いでいるそうだ。
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ここに展示されている民俗資料はほとんどが、茂が私財を擲って、あちこちのアイヌの家から買い上げたものだ。
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そのことは、氏の著書「アイヌの碑」(朝日文庫)に詳しく書かれている。
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熊の毛皮。
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鮭皮の靴(左)と鹿皮の靴(右)。
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酒器類。
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儀式に用いるイナウ。
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和人から手に入れた漆器「シントコ」。穀物やその他大切なものを入れたという。
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熊の木彫り。
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左はアットゥシ。
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角付き鍬形(用途は不明)を復元したもの。
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これらの資料のうち202点が国の重要有形民俗文化財に指定されている。
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「天から役割なしに降ろされたものはひとつもない」という意味のアイヌのことわざ。
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萱野氏が国会議員になることで、1994年11月、憲政史上初めて国会にアイヌ語が響いた。
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萱野氏の著作の一部。少しずつ読んでいきたい。
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これにて資料館の見学は終了。駐車場へと戻る。
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買い物をした「北の民芸つとむ」にもご挨拶。
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廃線巡りを再開する前に、アイヌの文化的景観「オプシヌプリ(穴空き山)」を望む場所に立ち寄った。
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その昔、アイヌに生活の知恵を授けたオキクルミという神が、十勝地方のアイヌとの衝突を止めようと、山を矢で射抜き、神の威力を示したとの言い伝えが残っている。
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穴の幅は14mで、もともと本当の穴だったが、明治31年(1898年)の大雨で天井部分が崩れて、今のような窪みになったという。
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夏至の前後には、その穴にすっぽりと沈んでいく太陽が見られるのだとか。
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というわけで、旧富内線の幌毛志駅跡を探す。
この黄色い建物は幌毛志バス停。
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それらしき痕跡が見当たらないので、近くの民家の方に聞いてみたら、バス停の向かいを下りたところで、今は何も残っていないという。
ここのことだ。
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これがおそらく線路の跡だが、どこにホームがあったのかも判然としない。
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幌毛志駅は昭和33年(1958年)に開業した比較的新しい駅で、駅舎はなく、ホーム中央に待合室があったらしい。
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1981年の1日乗降客数は3人。86年11月、富内線の廃線に伴い廃止となった。
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草木が生い茂っていて、鵡川方面の線路をたどるのは困難だった。
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幌毛志の地名の由来となったと思われるポロケシオマップ川。
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「長い峰の尻の方にある村」の意味だそうだ。

次の振内駅は鉄道公園になっているようだ。
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駅前通り。
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正面に見えるピラミッドは、おそらく主待山(345m)。
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振内駅跡に着いてみると、駅舎は建て替えられ、立派な鉄道記念館になっていた。
でも平日のみ(!)開館なので、中を見学することはできなかった。
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義経号は大正12年(1923年)には民間に払い下げになっているので、この路線を走っていたわけではない。
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駅構内はかなりの部分が往年のまま残されている。
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廃線後、日高側のレールはここで断ち切られた。
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構内には、かつての客車を利用した宿泊施設「ライダーハウス」が設置されていた。
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料金は600円。巡回に来た管理人に支払うのだという。
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ホームには旧富内線各駅の駅名標が並んでいた。
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この古色を帯びた感じからすると、移設保存されたものだろう。
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車両の名称は「ほろしり号」。
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中も見学させていただいた。シャワーも200円で使用できる。
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床に寝袋を敷いて、ごろんと寝る感じだ。
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たぶん、扇風機は動かないだろう。
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わずかに座席も残っていた。
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ホームにある電線は、ライダーハウスのために設置したのだろうか。
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別のレールにはD51が保存展示されていた。
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鵡川側のレールもここでぷっつり。
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振内駅も1958年の開業、86年の廃止だから、寿命は30年にも満たなかった。
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懐かしい腕木式信号機。
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旧構内が「鉄道公園」かと思っていたら、こちらの更地のことだった。
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雨が降ってきたので、これで廃線巡りはやむなく終了。
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もともと雨の予報だったのに、午後4時過ぎまで持ちこたえてくれて、ありがたかった。
それでは日帰り温泉にでも入っていくことにするか。

その途中、国道沿いで発見した殉職慰霊碑。
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この碑は、昭和45年9月14日に、陸上自衛隊帯広駐屯部隊の隊員が静内での訓練からの帰隊途中、車両から転落して殉職した青年の冥福を祈って建立されたものだそうだ。
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心で合掌し通過。平取温泉に到着。
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温泉施設の前には巨大な沙流石が安置されていた。
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温泉施設の名称は「びらとり温泉ゆから」。
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弱アルカリ性の冷鉱泉で源泉は12.1℃なので、もちろん加熱してある。
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ゆっくり温まって、行者にんにくの味噌漬けを買って帰宅した。
帰りは眠くて、道央道の美沢PAで30分くらい寝てしまった。
ちょっと訪ねた駅の数は少なかったが、アイヌの民芸品見学が主目的だったので、よしとしましょう。

(おわり)




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日高(3)

【2017年6月25日(日)】日高
平取町の二風谷に着いた。
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「アイヌ料理」の文字にそそられたが、さっき食べたばかりだし、今回は諦めた。
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ここは木彫りだけではなく、沙流石も名産である。
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こちらはアットゥシの専門店。
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この木彫りはアイヌの船長さんなのかな。
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こちらはアイヌのご夫婦。ニポポ(人形)の代表的なモチーフだ。
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では、チセ村へと行ってみましょう。
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アイヌ語で家のことをチセという。
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これはもちろん再現したものだが、屋内には囲炉裏が切ってある。
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壁や屋根は萱でできている。
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木製のベッド。
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木彫り実演中のチセに入ってみた。
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中では、60歳くらいの男性がイタ(お盆)を彫っていた。
この後に入った二風谷工芸館に、二風谷の木彫り職人名鑑みたいな小冊子があり、それを見て、実演していたのは、貝沢徹さんだったと判明。
帰りに入った民芸品店「北の工房つとむ」が、偶然にも徹さんの店で、イクパスイ(捧酒箸)を注文した。
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1万円で彫ってくれ、2週間で家に届いた。素晴らしい出来栄えだった。
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隣は織物製作を実演しているチセだった。
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二風谷の職人さんが交代で実演しているらしい。

イユタプ。
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水力を利用して、米を精白する道具だそうだ。
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小熊の寝床かしら。
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こうしたチセがいくつも復元されていた。
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チセには大抵3つの窓があるという。
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にぶたに湖畔の公園はこのような配置になっている。
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チプサンケ(進水式)に用いる丸木舟。
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平取町立二風谷アイヌ文化博物館。時間が足りないので、今回は省略させてもらった。
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見学したのは、こちら。二風谷工芸館。
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北大アイヌ・先住民研究センター主催の企画展「二風谷 昭和おみやげ物語」がお目当て。
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昭和30~40年代のものが中心だ。
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いや、懐かしい。
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確かに、サントリーオールドを抱えたクマがいたわ。
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これは出所がはっきりしている。旭川の業者のようだ。
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典型的な熊の木彫り。昔は北海道の家なら、これがどこにでもあった。
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このパターンもよく見かけた。
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ちょっと小さめのクマたち。
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こういうタイプのものは、あまり見たことがなかった。
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多くは、北九州の骨董屋から買い集めたものだそうだ。

外に出て、湖畔方面に向かう。
あちこちに、こうした説明板が立っている。
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松浦武四郎は「北海道」の名付け親で、幕末期、和人の横暴を告発した人物でもある。
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アイヌの意匠をあしらったベンチ。
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金成マツ(1875~1961年)はユカラの伝承者。
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この付近はアイヌの伝統的景観が残っているということらしい。
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あそこまではちょっと遠くて行けなかった。
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二風谷ダムのダム湖「にぶたに湖」。
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ジョン・バチラー(1854~1944年)は英国人宣教師で、アイヌ語、日本語、英語の対訳辞書を現した人だ。
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さっき立ち寄ったダムの堰堤が見える。
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金田一京助(1882~1971年)はアイヌ語研究の第一人者。
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沙流川歴史館に入った。
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昭和26年撮影の沙流軌道。
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王子製紙が原料の材木を運ぶため、大正10年(1921年)に敷設した鉄道だ。
昭和26年に廃止されている。

昭和15年頃の沙流川流域の民家。
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明治13年(1880年)ごろの佐瑠太小学校平取分校。
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この木彫りも二風谷の職人の仕事だろう。
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次回はここをゆっくり見学したいと思う。
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縄文時代の竪穴住居も復元してあった。
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こちらはアイヌの男子便所。
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女子便所。
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屋根に木が生え始めていた。
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ねずみ返しがある倉庫。
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そして、復元アイヌコタンの全景。
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夜はライトアップもしているようだ。
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便所は展示用なので使用禁止。
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編物実演中のチセ。中に入ったら、「工芸館は見学されましたか」と聞かれた。
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これにて見学終了。
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国道沿いにある民宿二風谷荘は2015年春に老朽化のため営業を止めている。
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再建のため資金を募っているらしい。
詳しくはこちらへ。https://camp-fire.jp/projects/view/13309

国道を挟んで向かいにある平取二風谷簡易郵便局も古そうだが、こちらは現役だ。
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長屋風の土産物品店。こちらもかなり年季が入っている。
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二風谷生活館。
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萱野茂アイヌ二風谷アイヌ資料館への道には、アイヌ文様のタイルがはめ込んであった。
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金田一京助の歌碑。
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「ものも言わず声も出さず石はただ全身をもっておのれを語る」とある。
沙流石のことを詠んだのだろうか。

萱野茂アイヌ二風谷資料館の別館。農機具などを収蔵しているようだ。
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こちらは本館。
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バス乗務員の休憩所まで用意されている。
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「あなたの家からここまで来るのに10万円 入館料は4百円」か、なるほどねえ。
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まずは野外展示を見学。こちらはコロポックルの家。
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記念写真用に、イメージして作ったものらしい。

縁結び二子石。
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右側は1975年に沙流川上流の幸太郎沢で見つかり、左側は翌年、さらに10km上流で発見されたものだという。
割れた面の凹凸がぴったりと合い、「縁結び石」として信仰を集めているそうだ。

こちらにも倉庫がある。高床式の倉庫を「プ」という。
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ちょっと傷んできたチセ。
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やや傾いている。
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屋内も少々荒れていた。
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精米に使うイユタプ。
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では本館を見学させていただこう。

(つづく)
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日高(2)

【2017年6月25日(日)】日高
旧富内線の旭岡駅跡を後にして、平取町に向かう。
ちょうどお昼時でお腹も空いたので、最初に見付けた食堂に飛び込んだ。
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田舎町なので、食事ができるところは少ないはず。
選り好みしているうちに、町を通り過ぎてしまう。

キトピロラーメンがあるというので、それを注文した。750円。
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キトピロとは行者にんにく(アイヌねぎ)のことだ。
まあ、ごく普通の味だった。しかし、この店は繁盛していた。

食後、昔からずっと行きたかった義経神社に向かう。
その前に、平取町役場に立ち寄った。
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お役所コレクションだ。
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これは平取の「紋章」だろうか。何をデザインしたのか、よく分からない。
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義経神社のある義経公園には、松前ピリカ(1913~76年)の顕彰碑があった。
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平取町出身の民謡歌手で、旅芸人「松前ピリカ一座」を率い、一世を風靡したらしい。

義経公園はこのようになっている。
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平取油田記念碑。
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1955年に町内で油田が発見されたが、採算が合わず、数年で採掘を終えたのだそうだ。

クリの大木。
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源義経が奥州から逃れてきた際に植えられたものだという伝説があるそうだ。
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義経神社のご神木である。
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その隣に、鳥獣鎮之碑。「鎮魂」ではなく「鎮」だ。
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参道には義経神社の幟がはためいている。
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屋根のコマーシャルとは珍しい。
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平取は義経伝説の里である。
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手水場の屋根は茅葺だった。
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義経神社は、1798年(寛政10年)、北方調査のため蝦夷地に来た近藤重蔵が、アイヌが崇敬していたオキクルミという英雄を源義経と同一視し、翌年、仏師に作らせた源義経の神像をアイヌに与えて祀らせたのに始まる。
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社伝によれば、義経一行は兄頼朝に追われて、蝦夷地に渡り、羊蹄山を廻って、平取のアイヌコタンに落ち着いたとされる。
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義経は、そこで農耕、舟の製作法、機織りなどを教え、アイヌの民から「ハンガンカムイ」(判官の神の意?)あるいは「ホンカンカムイ」と慕われたという。
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ただ、義経はアイヌから様々な宝物を奪った大悪人だという伝承もあり、義経に裏切られて女性が自殺したという話もあるらしい。
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もちろん、参拝させていただいた。
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なぜか九州・天草の塩が御神塩として販売されていた。
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義経と言えば、やはり馬である。
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義経の母、常盤御前と、妾静御前の石碑も。
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沙流川産のさざれ石。
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社務所に立ち寄り、交通安全のステッカーを購入。
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戦前の絵葉書が展示されていた。
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境内にある義経資料館。
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義経はアイヌをこよなく愛したとされるが、もちろん史実としては、義経は平泉で自害しているので、北海道には渡っていない。
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入館料は200円だった。
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さっき宣伝看板があった屋根のペイント。
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国道へと続く階段。
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英国人の女性旅行家イザベラ・バード(1831~1904年)が明治11年(1878年)に平取を訪れたという。
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国道脇にある義経神社の鳥居。
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義経は蝦夷地から大陸に渡り、ジンギスカンになったという有名な伝説もある。
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国道をはさんで対岸にある小山。
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参道脇に花菖蒲のお花畑があった。
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でも、お花の季節ではなかった。
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近くにある時計台風のお宅は、北島牧場の事務所なのかな。
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義経神社を後にして、二風谷ダムへ。
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ここはアイヌによる建設反対運動があり裁判にもなったダムだ。
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ダムの横にユオイチャシ遺跡が復元整備されていた。
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チャシとはアイヌの砦のこと。
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17世紀半ばくらいまで存続していたことが発掘調査で判明したそうだ。
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発掘調査では、溝や柵の列が出土した。
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巨大な堰堤。
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この緑は景観に配慮したもの、ということだろうか。
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かなり水量が多い印象だ。
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堰堤の上は自由に歩くことができる。
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流木をせき止める役割を担う網場(あば)が見える。
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ダム管理所がかなり立派。
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対岸には、「熊の姿岩」の意味がある「ウカエロシキ」が見えるらしい。
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もう木が生い茂ってよく見えないが、「アイヌの伝統と近代開拓による沙流川流域の文化的景観」の一つとして国の重要文化的景観に指定されている。
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それでは、ダムを後にしましょう。
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年内で営業を終えるという「民宿チセ」。
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その前には、アイヌに関連したモニュメント。
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その昔はアイヌばかりだったという二風谷小学校にも寄り道。
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今もその比率はかなり高いはずだ。
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小学校の敷地内に立つ違星北斗の歌碑。
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北斗は、バチラー八重子、森竹竹市と並ぶ、「アイヌ三大歌人」の一人。
昭和4年(1929年)、29歳で亡くなるまで、アイヌの地位向上のために活動した。
「沙流川は昨日の雨で水濁り コタンの昔 囁きつつく」「平取に浴場一つほしいもの 釜があったらたてたいものを」の2首が刻まれている。

黒田彦三氏は二風谷小学校の初代校長だそうだ。
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二風谷小学校は明治25年(1892年)の開校。
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児童数は2012年で17人だったという。
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敷地内にあった木造の平屋だが、用務員宿舎か何かだったのだろうか。
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このあたりは道南バスの管轄か。
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近くにある旧マンロー邸にも立ち寄った。
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ニール・ゴードン・マンロー(1863~1942年)はスコットランド出身の医師で人類学者。
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アイヌの生活文化の研究に力を注ぎ、晩年は二風谷に永住。多くの記録映画や著作を残した。
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その代表作は「アイヌの信条と文化」で、その功績を讃える石碑もあった。
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医師として、アイヌに献身的な診療を施し、敬愛されたという。
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この建物は、そのマンローの自宅兼診療所。
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現在は、北大文学部の二風谷研究所として利用されている。
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一般公開はされていないので、建物の写真だけ撮って、国道に戻った。
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次は、目的地である二風谷のアイヌコタンへ。
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ここは日本でもアイヌの密度の最も高いところだ。
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木彫りが盛んで、大きな駐車場の向かいには貝沢民芸の大きな店舗が見えた。
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(つづく)
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