山と鉄

山歩き、乗り鉄、廃線・廃道歩き、廃村歩き、駅舎探訪などの日々を記録します

九重連山(8)

【2017年3月14日(火)】九重連山
牧の戸峠に向けて下山中。第一展望所で眺望を楽しんでいる。
ここから雲仙岳が見えるらしいが、今日はちょっと無理。
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涌蓋山(1500m)で許してあげよう。
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牧の戸峠の向こうに猟師山(1423m)。
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背後の霧氷はだいぶ解けてきた。
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この先はずっと舗装された遊歩道なので、ここでチェーンアイゼンを脱いだ。
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とっとと下って、登山口まで下りてきた。
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硫黄山周辺には立ち入るなとのこと。
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牧の戸峠には15:40に到着。
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峠には売店があったが、目もくれず。早く車に戻りたい。
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ソフトクリームも魅力的だが、ちょいと高い。
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まずはトイレでチェーンアイゼンを洗う。ついでに顔も洗った。

ここには、いくつかの社のバスが通じているようだ。
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正面には黒岩山(1503m)。30分で登れるようだが、もう勘弁。
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別府行きが15:43? 今行ったばかりなの?
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長者原まで乗せてほしかった。

牧の戸峠は標高1330m。
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この標識は、大学時代に自転車で来た時に見た覚えがある。
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当時は焦げ茶色だった。国立公園の名称が変更された時に、描き直したのだろう。
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岸道三君之碑。
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岸道三(1899~1962年)は日本道路公団の初代総裁。大阪出身だが、九重山との関係はよく分からない。やまなみハイウェイの建設に関係したのだろうか。

この先は長者原まで車道を行くしかないと思っていたら、なんと九州自然歩道があるではないか。
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距離は3.5km。これなら1時間で長者原まで行ける。
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勇んで行きかけてから、また泥の道じゃあ、たまらんぞと躊躇しなのだが、入口は少なくとも簡易舗装になっている。
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「これは多分、最後まで舗装してあるぞ」と根拠なく予測して、こちらの道を行くことにした。
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樹林帯の中で眺望がないのは覚悟の上だったが、幸い、ずっと舗装で助かった。
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自然歩道だけに、植物の案内などが親切。
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これがノリウツギの葉っぱかな。
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ときどきトレランして、時間を短縮した。
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ところどころ階段も。
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あと2.5km。
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この巨岩は黒岩山の溶岩だそうだ。
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カラマツの葉っぱが積もっているので、足裏に優しい。
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何の木だろう。
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ずっと舗装なので、ほんとにありがたい。
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こっちの道を選んでよかった。
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これもでかいね。
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建物が見えてきたら、車道は近い。
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自然歩道は1.8km、ほぼ半分で終わってしまった。
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車道に出ると、すぐ牧の戸温泉。
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左手に九重ホテル。
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自然歩道は道路を渡って、対岸に続いているようだったが、九重九湯を見ながら歩きたかったので、そのまま車道を歩いた。
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しかし、車道に出てからが案外長かった。
右手に三俣山(1744m)。西からだと、ばらけて見える。
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指山(1449m)。
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カーブを曲がると、星生山(1762m)が正面に見えた。
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すっかり晴れ上がって、気持ちがいい。
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寒の地獄にも行きたいが、ここは我慢。
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くじゅう温泉は「やまなみ荘」。
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福岡大学の施設のようだ。
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車道から覗き見ると、こんな感じ。
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九重ヒュッテなる宿泊施設もある。
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次の温泉は、星生温泉。
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これが九重星生ホテル。
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お次は、寒の地獄。
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ここも評判の温泉らしい。
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1軒1軒泊まり歩きたいくらいだ。
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自然研究路は遠回りになるので、スルー。
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法華院温泉の別館、花仙酔。
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これは昨日、歩き始めた時に長者原越しに見えたホテルだ。
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というわけで、やっと長者原に着いた。
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牧の戸峠から、ちょうど1時間かかった。
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これで、8時間半にわたる本日の山行は終了。
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九重地蔵さんも労ってくれた。
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長者原からの三俣山って、こんなふうに見えたんだ。
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妊娠したお腹のような手前の山が指山(1449m)。
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星生山はこう見えていたわけか。なんか感慨深い。
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凹んでいるところが、雨ヶ池越。
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坊がつる讃歌の碑にも再会できた。
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ビジターセンターの向こうに見えるのは、崩平山(1289m)。
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これが長者原。
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最終的にはこれらを見ることができて、よかった。
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それでは、ヘルスセンターをあとにして湯布院に向かうとしよう。
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さらば、阿蘇くじゅう国立公園。
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レンタカーで、やまなみハイウェイを北に向かうと、長者原の看板のところで若いカップルが写真を撮っていた。
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これも大学の時に見た標識だ。写真に撮っておかなくては。

車から降りずにスマホで撮って、すぐに車を走らせたら、なんとバックミラーに絶景が映っているではないか。
これだよ、これ。学生時代に見たかったのは、これだった。
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あわててUターンして、車から下り、改めて写真を撮った。
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34年ぶりの悲願を達成した思いだった。
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出発するとすぐ、右に長者原温泉の虎乃湯。
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いろんなものが目に留まるたびに車を停めて撮影した。
これは、九重の自然を守る会初代理事長、赤峰武氏の顕彰碑。
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長者原という地名は、かつてこのあたりに長者が住んでいたという伝説に由来する。
朝日長者と呼ばれ、彼は青梅が好物だったらしい。
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九重“夢”温泉郷?
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くじゅう自然動物公園。どんどん通過していきます。
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飯田高原と書いて「はんだ」高原と読む。
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牛の看板があるということは、この辺に牧場がたくさんあるのだろう。
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千町無田なる場所を通過。
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朝日台では車を停めて、北から改めて九重連山を展望した。
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(つづく)
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九重連山(7)

【2017年3月14日(火)】九重連山
西千里浜から牧の戸峠に向けて下山中。
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何だか、すっかり晴れてきた。
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霧氷も青空だと、より映える。
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まるで水墨画のようだ。
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星生山(1762m)。
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少し先で工事をしている。
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登山道の整備をしてくれていた。ご苦労様です。
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工事の人もみんな「こんにちは~」と挨拶を返してくれた。

しかし、ここから困難が始まった。
日陰はまだ雪が残っているのだが
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日なたはどろどろ。
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泥濘を避けて端っこばかり歩いていたら、横から突き出していた枝の先にももを思い切りぶつけてしまった。
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(右から出ている、この枝です)
10日以上経ってもまだ痣が消えていない。

あそこに見える右の稜線をこれから歩いていく。
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全く、足の踏み場に苦労するわい。
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でも坂になると、泥からは解放される。
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扇ヶ鼻(1698m)の霧氷は、本日見た景観の中でも5本の指に入る美しさ。
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崩落部分は雪で真っ白である。
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正面に見えてきたのが、本日最後のピーク、沓掛山(1503m)。
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猟師山(1423m)とセットで。
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こちらは黒岩山(1503m)。
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涌蓋山(1500m)にも登りたくなってきた。
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雪のあるところは努めて雪の上を歩く。足が冷たいなんて言っていられない。
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この鞍部の泥は軽症で済んだ。
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沓掛山の登りにかかる。
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この緑はミヤマキリシマなのかな。
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登りはぬかるんでないのでうれしい。
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右手後方に星生山。
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扇ヶ鼻。もう久住山(1787m)は陰に隠れてしまった。
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これも扇ヶ鼻。南斜面のまっすぐな稜線が見える。
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その崩落箇所。
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沓掛山の終盤は岩場だ。
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なかなか険しい。
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巨岩を巻いて振り返る。
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階段が見えたぞ。
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階段は下り専用だった。
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おお、三俣山(1744m)がくっきり。
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さらに大きく。
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ハシゴと階段の連続。
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さらに階段。
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岩にも階段が彫られている。
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頂上直下。
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15:15、沓掛山に登頂。本日8座目だ。
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初夏になると、このあたりもピンクに染まるのかな。
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ちょっと、おどろおどろしい三俣山。
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星生山。
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扇ヶ鼻。
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黒岩山。
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ここも眺望に恵まれた。
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では、先を急ごう。
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さらば、沓掛山。
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木のトンネルを抜ける。
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つるんとした岩はスリップ注意。
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振り返っても、岩峰はもう見えない。
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九重連山。久住山の頂上がちょこんと覗いている。
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これです。
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再び、岩場が出現。
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岩って、何だか気になる。
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九重は裾野も広大だ。
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すっかり冬枯れているが。
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反対側はカヤトになっている。
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木の階段。
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展望台に出た。
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方位盤らしきものがひっくり返っている。
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この岩陰は休憩に最適。
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方位盤の代わりに、こんなプレートが置かれていた。
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阿蘇山が見えるらしいが、霞んでいてよく分からない。
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ベンチがあったが、休まずに通過。
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阿蘇山展望台というところなのだろう。
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黒岩山への登山道が見えた。左奥は涌蓋山。
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牧の戸峠も見えてしまった。
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右下は第一展望所。東屋がある。
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わ~い、道が舗装になった。もう泥に悩まされないで済む。
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このあたりは観光客向けの道ということなのだろう。
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やまなみハイウェイと猟師山(1423m)。
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たおやかな黒岩山。
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第一展望所には、観光客が何人か遊んでいる。
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話し声からして中国人のようだ。
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おお、長者原ははっきり見える。
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その向こうは飯田高原。
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右手は三俣山。
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北斜面はまだ霧氷が光っている。
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真っ白なので、中国人がしきりに写真を撮っていた。
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右は指山(1449m)。
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そのピーク。
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ここからは由布岳(1583m)が見えるらしいが、今日はだめだった。
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しかし、三俣山がかなり格好いい。実は九重連山で一番ではないか。
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このとんがりは北峰(約1700m)だ。すごいねえ。
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(つづく)
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九重連山(6)

【2017年3月14日(火)】九重連山
星生山(1762m)を登っている。
やっと、ガスが抜けてきた。
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右手の硫黄山からは噴煙がもうもうと上がっている。
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歩いてきた尾根を振り返る。
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左手は肥後ヶ城(1685m)。
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左前方は扇ヶ鼻(1698m)。
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その右手前の凹みは火口原か。

手前の小ピークに立つと、やっと星生山の山頂が見えた。
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そして右前方には長者原の湿原。
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右手は三俣山(1744m)。
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その右手に平治岳(左、1643m)や大船山(右、1786m)も見えてきた。
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平治岳の雄姿。
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左奥が大船山。
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北千里ヶ浜。
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いろいろと見えてきてうれしい。
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お、久住山の方も青空が広がってきた。
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星生山の山頂は晴れるだろうか。
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左前方下、西千里浜には大小の火口が2つ。
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左前方には、猟師山(1423m)も見えてきた。
DSC_9045_20170329060230eeb.jpg

三俣山の平坦な頂上部。
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その手前にある西峰(1678m)。
DSC_9053_20170329060135436.jpg

雲が取れた久住山と久住高原。
DSC_9047_2017032906023330f.jpg

扇ヶ鼻(左)と猟師山(右奥)。
DSC_9048_20170329060158ab6.jpg

星生山の南斜面。明らかに外輪山の内壁だ。
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振り返ると、九重連山の全容が望めた。
DSC_9050_20170329060201d7e.jpg

中央に見えていたのは稲星山(1774m)。
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右にあったのが久住山。
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いや、素晴らしいではないか。
DSC_9056_2017032906014023c.jpg

久住山(左)と肥後ヶ城(右)。
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西千里ヶ浜と扇ヶ鼻(右)。
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さっきの小ピークの北斜面は真っ白に雪化粧している。
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再び久住山。
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天狗ヶ城(1780m)の左肩から中岳(1791m)が覗く。
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白口岳(1720m)の北斜面と大船山。
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硫黄山。
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というわけで、星生山に登頂。
DSC_9069_2017032906002495c.jpg

コースタイム40分のところ、50分もかかってしまった。
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それにしても初めて、山頂で晴れた。
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では、改めて一つ一つ行きますか。
まずは肥後ヶ城山頂部。
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扇ヶ鼻の山頂部。
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眼下の火口原。
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黒岩山(左、1503m)から下泉水山(右、1296m)にかけての稜線。
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奥は、300名山の涌蓋山(わいださん、1500m)。
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これから下る尾根の向こうに猟師山。
DSC_9073_20170329055957fd6.jpg

扇ヶ鼻は帰りに登って行けそうだが、さすがに疲れた。
DSC_9074_201703290559594e6.jpg

なんと、ここに踏み跡があった。牧の戸峠方面からピストンした人がいたらしい。
DSC_9075_201703290600004e5.jpg
散々写真を撮って、大満足。下山するとしよう。

恒例の振り返り。
DSC_9076_20170329060002ed9.jpg

雪をのせたササの向こうに久住山。
DSC_9077_20170329060003847.jpg

西千里ヶ浜を見下ろしながら
DSC_9078_20170329055933046.jpg

尾根伝いに下っていく。
DSC_9079_2017032905593558b.jpg

その途中に、小さなピークがあるようだが、たぶん名前はないだろう。
DSC_9080_201703290559361de.jpg

左の中段あたりが、たぶんこれから歩いていく稜線。
DSC_9081_20170329055938ef8.jpg

霧氷がきれいだ。
DSC_9082_20170329055939c5e.jpg

西千里ヶ浜には池塘があった。
DSC_9083_20170329055907eea.jpg

再度、振り返り。
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頂上はその後もずっとガスがかからない。
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尾根の北斜面は霧氷で真っ白。
DSC_9086_20170329055911764.jpg
DSC_9087_20170329055913160.jpg

だんだん池塘に近づいてきた。
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でも、遊歩道らしきものはなさそうだ。
DSC_9089_201703290558287eb.jpg
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西千里浜越しに久住山を振り返る。
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天気はどうやら安定してきたようだ。
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溶岩流の跡がよく分かる。
DSC_9091_201703290558311fe.jpg

肥後ヶ城の山裾をまっすぐに走る登山道が面白い。
DSC_9094_2017032905580338f.jpg

ここは落石注意。
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池塘群の向こうのギザギザは、さっき難儀して通過した星生山の稜線。
DSC_9097_20170329055809ccf.jpg

左のピークがその頂上。
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今、下ってきた星生山の稜線。
DSC_9099_2017032905573386c.jpg

尾根の途中にあった小ピーク。
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西千里浜まで下ってきた。
DSC_9103_20170329055706d81.jpg

正面左は扇ヶ鼻。
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星生山の全容。
DSC_9105_2017032905570832d.jpg

すぐ先に、扇ヶ鼻へ登る道との分岐が見える。
DSC_9106_20170329055710b1b.jpg

山頂から30分弱で扇ヶ鼻分岐を通過。
DSC_9107_2017032905571283d.jpg

扇ヶ鼻には30分で往復できたのだが、さすがに登る元気はなかった。
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ここからは、なだらかな下りが続く。
DSC_9109_20170329055644715.jpg

正面遠くに見えるのは涌蓋山。
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西千里浜に別れを告げる。
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午後から曇るどころか晴れてきて、やっとリラックスして歩ける。
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了解です。
DSC_9113_20170329055616dfb.jpg

真ん中の黒い山は、左から黒岩山、上泉水山、下泉水山。
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山腹から湯気を盛んに上げているのは牧の戸温泉かな。
DSC_9115_20170329055619b4a.jpg

やはり、牧の戸ルートに合流すると、道がよく踏まれている。
DSC_9116_201703290556214a6.jpg

振り返ると、まだまだ星生山が見送ってくれている。
DSC_9117_20170329055622415.jpg

このまま雪道なのだろうか。また足が冷たいのだが。
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星生山の長い北斜面。
DSC_9119_201703290555350d0.jpg

牧の戸温泉、九重観光ホテル。
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扇ヶ鼻北斜面の霧氷もきれいだった。
DSC_9121_20170329055537cfe.jpg
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(つづく)
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九重連山(5)

【2017年3月14日(火)】九重連山
久住山(1787m)から下り、久住分れに向かっている。
中岳(1791m)方面への分岐を通過。道標が倒れていた。
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久住山の頂上はなおもガスの中。
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黄色い目印を頼りに下る。
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今、下ってきた斜面を振り返る。
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空池よ、さようなら。
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ケルンも雪に埋もれそう。
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今日はもうダメかなあ。
DSC_8939_20170328200424eb5.jpg

と思ったら、久住山の山頂が突然、姿を現した。
DSC_8941_20170328200427ac3.jpg

西の稜線は厳しい岩峰だ。
DSC_8942_20170328200356a5c.jpg

おお、全容が把握できるではないか。あと15分ゆっくり歩いていればなあ。
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天狗ヶ城(1780m)もまた青空だ。
DSC_8944_20170328200401ed5.jpg

その奥には中岳も。
DSC_8945_201703282004018b0.jpg

こんなことの繰り返しだ。
DSC_8946_20170328200402f85.jpg

ずっと見えないよりはマシだけど。
DSC_8947_20170328200327412.jpg

行く手に避難小屋が見えてきた。
DSC_8948_20170328200328604.jpg

久住分れにある久住山避難小屋だ。
DSC_8950_20170328200332c32.jpg

左手には肥前ヶ城(1685m)。
DSC_8949_201703282003300b1.jpg

その背後にあるのは星生山(ほっしょうさん、1762m)の手前にある岩峰。
DSC_8951_20170328200333dca.jpg

右手は、硫黄山、北千里ヶ浜方面。
DSC_8952_201703282003004a6.jpg

あれが北千里ヶ浜だ。
DSC_8953_201703282003023b9.jpg

そこへ流れ込む涸れ沢。
DSC_8954_201703282003027a3.jpg

久住分れに到着。
DSC_8955_20170328200304908.jpg

時刻は13:10。
DSC_8956_201703282003055d5.jpg

この道を下ってきたわけだ。
DSC_8957_201703282002173a0.jpg

まずは小屋の隣にあるトイレに行こう。
DSC_8959_2017032820202790a.jpg

しかし、なんと冬期閉鎖中。鍵がかかっていた。
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なら仕方ない。しばらく我慢することにして、避難小屋を見学しよう。
DSC_8961_20170328200222878.jpg
DSC_8960_201703282002217ff.jpg

室内は白いペンキが塗られていた。
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この道標はどこに設置されていたものだろう。
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ちょっと、ひと休みしてから出発。
DSC_8967_2017032820014822a.jpg

正面の久住山がこの角度だと鋭角に見える。
DSC_8966_2017032820014736f.jpg

あの辺が頂上かな。
DSC_8968_201703282001141c2.jpg

天気がどうもよくないし、星生山に登るのは止めようかとも思ったが、ピークを目の前にして、やはり素通りするわけにもいかない。DSC_8972_201703282001202a5.jpg
道標もなく登り口がよく分からなかったが、尾根を歩いているうちに、踏み跡らしきものを見つけたので、それに従った。

おや、右手奥に見えてきたのは平治岳(1643m)ではないか。
DSC_8969_2017032820011582a.jpg

これは天狗ヶ城(1780m)の背中。
DSC_8970_20170328200118133.jpg

青空の久住山。
DSC_8971_2017032820011804a.jpg

北千里ヶ浜への谷。
DSC_8973_20170328200050949.jpg

眼下に避難小屋。
DSC_8974_20170328200050eab.jpg

傾斜はこんなにある。
DSC_8975_201703282000520b6.jpg

こんな感じの「ろうそく岩」が結構多い。
DSC_8976_20170328200054389.jpg

久住山がまた隠れてしまった。
DSC_8977_20170328200055c29.jpg

と思ったら、また登場。
DSC_8980_201703282000277d1.jpg

スケールはやはり、中岳より大きく見える。
DSC_8981_2017032820002805e.jpg

西の稜線が急角度だからだろうか。
DSC_8985_20170328200002878.jpg

その右から久住高原が覗く。
DSC_8982_20170328200031a11.jpg

天狗ヶ城にも雲が。
DSC_8978_20170328200024bff.jpg

でも、すぐに復活。
DSC_8984_20170328200000efc.jpg

実はこれらはみな同じ岩である。
DSC_8986_20170328200002d34.jpg
DSC_8988_20170328195926765.jpg
DSC_8989_201703281959272d5.jpg

ズームアップしてみた。
DSC_8991_2017032819593113a.jpg

もう5時間以上歩いているだけに、この急斜面は堪える。
DSC_8987_20170328200004e8d.jpg

こちらの岩には巴紋が彫り込まれているように見えた。
DSC_8990_20170328195929da4.jpg

名付けて、カッパ岩。雪をのせている時期だけだけど。
DSC_8992_2017032819593414a.jpg

西千里浜が初めて見えた。
DSC_8993_201703281958546b6.jpg

その中を登山道が一直線に貫いている。
DSC_8999_20170328195832f67.jpg

その左には肥後ヶ城。
DSC_8994_201703281958569eb.jpg

土の部分はもれなく雪化粧している。
DSC_8995_20170328195857d78.jpg

小ピークに達する手前で、右に分かれるしっかりとした踏み跡があり、これは何だろうと思いつつ直進。
DSC_8998_20170328195830dec.jpg

すると、間もなく目の前は断崖になってしまった。
DSC_8996_20170328195859552.jpg
よくよく地形図を見ると、さっきの踏み跡が進むべき道であった。
完全に方向を勘違いしていた。

ちなみに、これもさっきの岩。
DSC_8997_2017032819590069d.jpg

軌道修正できて、よかった。
DSC_9000_20170328195833a7a.jpg

しかし、その道もかなり激しい岩稜。
DSC_9002_201703281958360ba.jpg

やや緊張を強いられた。
DSC_9003_20170328195805e78.jpg

ちょっとルートを迷った岩場。
DSC_9005_20170328195808a01.jpg

こっちに抜けたら、危険地帯。
DSC_9006_20170328195810812.jpg

わざわざ、胎内くぐりをしないといけなかった。
DSC_9007_201703281958112a8.jpg

くぐり抜けて、振り返る。
DSC_9008_20170328195740cdb.jpg

岩場はまだまだ続く。
DSC_9009_20170328195742b1f.jpg

ゴリラの横顔。
DSC_9010_201703281957433f7.jpg

ん? 何の観測機器だろう。
DSC_9011_20170328195745512.jpg

10分ほどで、やっと岩稜地帯を通過。
DSC_9012_20170328195746731.jpg

鋸の歯のような道だった。
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植物も霧氷で真っ白だ。
DSC_9015_201703281957120bd.jpg
DSC_9016_20170328195714385.jpg

あとは平和な登り。
DSC_9013_201703281957119db.jpg

西千里浜の末端。後で、あそこに下っていくことになる。
DSC_9017_201703281957159b8.jpg

とくに標語もなく、組織の名前だけ。ケルンのつもりだろうか。
DSC_9018_201703281956345f8.jpg

肥後ヶ城。
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硫黄山の噴煙が見えてきた。
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なんと、その奥に三俣山(1744m)がうっすらと見える。
DSC_9021_20170328195637148.jpg

星生山の北斜面。
DSC_9022_20170328195639645.jpg

おお、あれは長者原ではないか。だんだん晴れてきたのかい?
DSC_9023_201703281956019e1.jpg

でも、星生山のニセピークはやはりガスが支配している。
DSC_9024_20170328195603085.jpg

でもでも、三俣山が全容を現してきたよ。
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硫黄山の噴煙も活発だ。
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まずはニセピークへ近づこう。
DSC_9027_201703281956073ab.jpg

(つづく)
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九重連山(4)

【2017年3月14日(火)】九重連山
御池の湖岸を歩いて、池ノ小屋に向かっている。
DSC_8848_20170327062650b3d.jpg

氷の上にも雪が積もっているので、間違って乗らないようにしなくては。
DSC_8849_201703270626516d3.jpg

湖岸の岩場。
DSC_8850_2017032706265388d.jpg

小屋手前の分岐に着いた頃には、またあたりが真っ白。
DSC_8851_20170327062654d98.jpg

あの平らなところが「山と高原地図」に出ている上宮跡なのだろうか。
DSC_8853_201703270626280c4.jpg

とにもかくにも、小屋に到着。
DSC_8852_20170327062626af4.jpg

時刻は11:43。ちょうどお昼時だ。
DSC_8854_2017032706262952b.jpg

扉は壊れて開けっ放し。
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中は必ずしも、きれいとは言えない。
DSC_8856_20170327062632d6b.jpg

でも、風が避けられるだけで、ありがたい。
DSC_8857_201703270626036dc.jpg
靴が濡れてしまって、足がめっちゃ冷たいので、まずは靴下を履き替える。
昨日履いた汚れた靴下を履き直して、水分を吸ってもらう。
そんな作業をしていたら、さっき中岳(1791m)の下りで会った男性が入ってきた
彼も食事かと思っていたら、数分で出て行ってしまった。
お昼はどこで食べるのだろう。

足元が落ち着いたところで、法華院温泉山荘で作ってもらったお弁当を広げる。
DSC_4051_20170327062649b40.jpg
おにぎりではなく、普通のお弁当だった。
お湯も朝食の時にポットに入っていたものを移してきたのだが、そんなに熱くはなかった。
湯呑みに緑茶のティーパックを浸して飲んだ。
お弁当はもちろん冷えていたが、ぱさぱさにはなっておらず助かった。

室内の神棚に安全祈願をして、30分弱の休憩で出発。
DSC_8858_201703270626048ab.jpg

ここから東千里ヶ浜の西端に下りたいのだが、その道が見つからない。
DSC_8861_20170327062607a49.jpg

この道を行くと、空池の方に出てしまう。
DSC_8860_20170327062606af7.jpg

何度か行ったり来たりしているうちに、5分ほどでやっと発見。
DSC_8862_20170327062609b17.jpg

左手に東千里ヶ浜を見ながら、トラバース気味に下る。
DSC_8863_201703270625409ca.jpg

ガスが少し薄くなると、稲星山(1774m)らしき山体が現れた。
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小屋から5分ほどで、東千里ヶ浜に下りてきた。
DSC_8865_2017032706254355c.jpg

ここのコースタイムも妙だ。
DSC_8866_2017032706254446b.jpg

登りが15分、下りが20分になっている。
DSC_8867_20170327062546ebe.jpg

ちゃんと校正したのだろうか。目に余るひどさだ。
DSC_8868_201703270625174c1.jpg

久住山(1787m)方面はまたしてもガス。
DSC_8869_20170327062519f70.jpg

鞍部に標柱らしきものが見える。
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何が書いてあるのかと思ったら、これだった。
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ここは久住山の南登山口の一つ。
DSC_8871_201703270625223de.jpg
でも、もう少し先の登山口から登るつもりだ。

振り返ると、中岳(1791m)が見える。
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これは池ノ小屋のある丘。
DSC_8874_20170327062452318.jpg

その位置関係。
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久住山方面。
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二つ目の南登山口に到着。
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ここからは久住高原を望むことができた。
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頂上まで標高差は100mほど。
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でも結構な急登だ。
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休み休み登る。
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振り向くと、稲星山。
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全く、いつ何が見えるか分からない。
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眼下に東千里ヶ浜。
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池ノ小屋から下りてきた道。
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涸れ沢のようなところを登っていく。
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かなり息が上がる。
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稲星山と中岳の鞍部の先に見えているのは、白口岳(1720m)。
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東千里ヶ浜を真ん中に、中岳(左)と白口岳(右)。
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東千里ヶ浜。
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稲星山への登山道。
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御池南岸の岩山の頂上にあるのは、どうやら石組みの小屋の跡だ。
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さあ、正面に久住山のピークが現れた。
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東千里ヶ浜と白口岳。
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稲星山。
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またまた気まぐれで晴れてきたぞ。
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中岳。
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さっきの二人とは違う方々が、中岳を目指している。
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本当は、あの雲の向こうに大船山(1786m)が見えるはずなのだが。
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奥は、天狗ヶ城(左)と中岳(右)。
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白口岳。
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空池。
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やはり、気まぐれだったね。
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行く手はまたホワイトアウト。
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でも、標高の低い方は晴れている。
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久住分れからの道が合わさると、いきなり踏み跡だらけになった。
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黄色い目玉も、うるさいほど。
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やはり、牧の戸峠からのピストンコースが最短だし、人気のようだ。
足跡からして、今日だけで10人近くは来ているような感じだった。

後ほど下る、久住分れ方面。
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登ってきた道を振り返ると、奥に稲星山が見える。
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天狗ヶ城(1780m)は隠れてしまった。
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黒人の顔に見えるぞ。
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おお、頂上が見えた。
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久住高原は見えるのだが、頂上付近のガスがなかなか取れない。
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あと一歩だ。
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南登山口から25分で久住山に登頂。
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日本百名山69座目ということになる。一等三角点だった。
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しかし、ここも深い霧の中。
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どうして、こうもピークの眺望に恵まれないのか。
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下から振り返ると、ピークが晴れていることが多い。どうも運が悪い。
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ここも晴れるのは待たずに下山。
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少しだけ来た道を戻る。
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1957年の落書き。もう60年も前だ。
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ここで左折して、久住分れに向かう。
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どこを歩いても変わらない。
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今の曲がり角を振り返る。
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おっぱい形のケルン。
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その一つ。
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天狗ヶ城(1780m)へ行く道との分岐を通過した。
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(つづく)

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九重連山(3)

【2017年3月14日(火)】九重連山
稲星山(1774m)から鞍部の東千里ヶ浜に下っている。
稲星山を振り返っても、ガスでピークは見えない。
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あの棒のあたりが鞍部だ。
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左手に東千里ヶ浜がかろうじて見える。
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正面には中岳(1791m)への登山道。
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「山と高原地図」には、稲星山から鞍部まで20分、ここから中岳頂上まで10分とあるが、これは逆ではないか。
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しかも鞍部と稲星山の間が登り、下りとも20分というのも、おかしい。
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(稲星山)

鞍部の標高は約1680m。
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中岳までの標高差100m強の急登を10分で登れるわけがない。
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実際、稲星山からの下りは12分、中岳への登りは18分かかった。

東千里ヶ浜の向こうに久住山(1787m)が見えるはずなのだが。
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その手前には、池ノ小屋らしき建物がかすかに見える。
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法華院温泉山荘に直接行くルートは土石流の危険があるとのことで通行禁止になっていた。
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では、ガスに包まれた中岳に挑む。
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これだけ、ガスが濃いと全くテンションが上がらない。
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稲星山を振り返っても、回復の兆しが見えない。
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その左、稲星山の巻き道を望む。
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細長い東千里ヶ浜。
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稲星山は輪郭がやっと分かる程度。
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中岳山頂は、あの岩場の向こう。
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ハシゴなぞが出てきた。
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その先のへつりにはロープ。
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頂上付近も雪が積もっている。
DSC_8776_20170326181404238.jpg

やっと、頂上の標柱が見えてきた。
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ここが九州本土最高峰。
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しかし、全く何も見えない。
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寒くなければ、少し待とうかとも思うのだが、頂上はやけに風が強い。
せっかくの最高峰なのに、早々に退散せざるを得なかった。
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ガスで見えなくなる前に、山頂を振り返っておく。
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ここまで誰にも会わず、この広い山域に今日は私だけなのではないかと思っていたが、中岳から天狗ヶ城(1780m)に向かう途中、単独の男性とすれ違った。
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さすがに百名山、平日でも誰か彼かはいるものだ。

「こちらは風が強いですが、向こうに行くと大丈夫ですよ」と教えてあげた。
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今のおじさんの足跡。
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おや、あれに見えるは久住山では? でも、なんかすきっとしない。
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落書き、発見。「東圧」? 名前ではないのかな。
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左手眼下に火口湖の御池が見えてきた。
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再び、中岳を振り返ると、何となく青空が。
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天狗ヶ城へは40m下って、30m登り返す。
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お、稲星山が一瞬、姿を現した。
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天狗ヶ城との鞍部は池ノ小屋への道との分岐になっている。小屋がよく見える。
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あれが久住山のはずなのだが。
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ともかく、天狗ヶ城を目指す。
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もう一度、中岳を振り返ると、今度はガスにまみれている。
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御池は氷結の仕方が面白い。
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天狗ヶ城も展望は期待できそうにない。
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岩場は右に巻いて登っていく。
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こちらも結構な雪だ。
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中岳から17分で到着。「山と高原地図」のコースタイムは10分になっている。やはりいい加減だ。
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九州の山には、ピークのことを「城」と呼ぶのがいくつかあるようだ。
ここもそうだし、2日後に登った由布岳の隣にある飯盛ヶ城もそうだった。
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それにしても、ここも視界ゼロ。
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がっかりして、すぐに通過。
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でも、御池や霧氷を見ることができたので、我慢しよう。
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雪の付いた奇岩も味わい深いし。
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黄色い印に従って進む。
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鞍部に2人の登山者の姿が見える。
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正面下には、もう一つの火口、空池。
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二人は、こちらに向かってくる。
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何かを見ているようだが、その先はガスだ。
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そして、久住山も依然としてガスの中。
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振り返ると、天狗ヶ城はまだ見えている。
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鞍部手前の分岐に到着。
DSC_8820_20170326181051dc1.jpg

その瞬間、背後が晴れてきた。
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10分遅ければ、眺望を楽しめたかもしれないのに。
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久住山も見えそうではないか。
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しかし、頂上はまだ恥ずかしがっている。
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これは、御池と空池を隔てている岩稜。
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空池も迫力がある。底の標高は1652m。
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天狗ヶ城との標高差は130m近くある。
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これがどこなのか分からなくなってしまった。
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おや、久住山方面が青空になってきたぞ。
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頂上はどこなのか分からないが、何とか写真に収められてよかった。
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天狗も青空。
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あの二人がうらやましい。
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彼らは久住山から下ってきて、中岳に向かっている様子だ。
「天狗ヶ城はどうする?」などと相談しながら、登っていった。
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久住山から下ってきた人がまた一人。
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当方はあの鞍部までは行かず、いったん池ノ小屋に向かう。
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この天気で、野外でお昼を食べるのは避けたい。
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(天狗ヶ城)

小屋への道は、御池の湖岸コースとピーク越えの道があったが、楽な湖岸コースにした。
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池の氷はそれほど厚くないように見える。
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こぶし大の石を投げ込んでみたら、簡単に割れた。暑さは1~2cmほどだった。
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あれ、中岳まで見えているではないか。
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悔し~(涙)
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しかし、御池は美しい。
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氷の上に乗りたいけど、あまりに危険なので止めておいた。
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湖岸は結構歩きにくかった。
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氷はなぜか東側の方が厚い印象。
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あれ、また天狗にガスがかかってきた。ほんとに気まぐれだぜ。
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(つづく)
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九重連山(2)

【2017年3月14日(火)】九重連山
鉾立峠(約1370m)から白口岳(1720m)に挑む。
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標高差350m。早くも本日最大の難関だ。
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コースタイムは1時間10分。なだらかなのは最初だけ。
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景色はいいので、何度も止まって、写真を撮りながら、ゆっくり登った。
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登るほどに、立中山(1464m)の表情も変わる。
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目指すピークは右のとんがりではなく、もっと奥だ。
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鉾立峠を振り返る。改めて見ると雪で真っ白だ。
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これは坊ガツル方面。野焼き直後なので、こちらは真っ黒。
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やや、さっきまで晴れ渡っていた白口岳にまでガスが流れてきた。
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大船山(1786m)は完全に雲の中だ。
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立中山の上空も雲に覆われてしまい、日が当たっていない。
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登山道の積雪は1~2cm。
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多分、昨日から今朝にかけて積もったものだろう。何というタイミングだ。
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左手に、佐渡窪と呼ばれる湿地が見えてきた。
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崩落箇所も土が露出しているところは、雪化粧。
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奇岩のあたりで青空復活。
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なかなか鋭い岩峰だ。
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雪はずっとありそうなので、チェーンアイゼンを履いた。
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これで、こんな傾斜でも大丈夫。
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う~ん、とうとう立中山にも雲がかかり始めた。
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こちら側にも雲が増えてきた気がする。
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右手、西の方角はすっかり青空が消えてしまった。
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坊ガツルも風前の灯。
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岩の表面が凍り付いている。
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ロープ場が出現。軍手がすっかり濡れてしまったので、写真が撮りにくくなるが、ゴアの手袋に換えた。
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この雲はしばらく居座るかもしれない。
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そして、こちらもとうとうガスってきた。
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雪もさらに深くなってきた。靴がもう濡れてきて足が冷たい。
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振り返ってもガス。
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どうにか頂上では晴れてほしい。
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雲はかなり気まぐれなのだが、やはりかかっている時間の方が長い。
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こうして晴れる一瞬もあるには、あるいのだが。
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お、いいじゃないスか。そのままでお願いします。
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胎内くぐり?
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随分、登ってきたぞ。
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最後のロープ場。
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そして、頂上が見えたが、またまたガスが。
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いや、晴れるか。
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峠からちょうど1時間で白口岳に登頂。コースタイムより10分速かった。
しかし、微妙だ~~~。
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頂上だけ晴れていて、回りが見えない。
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かろうじて見えているのは、超脇役の鳴子山(1643m)。
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これから登る稲星山(1774m)はちょうどガスの中。苦労のご褒美はなしか。
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それでも、そこへ向かう稜線の道がやっと見えた。
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白口岳と稲星山の間のくぼ地。
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中岳(1791m)とかは全く見ることができないまま、出発せざるを得なかった。
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この稜線は風が強い。
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中岳頑張れ!
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左手眼下に見えたのは、片ヶ池。
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鳴子山とともに。
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白口岳を振り返る。なんと晴れていやがる。
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おお、稲星山も姿を現した。また隠れる前に撮っておかないと。
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あそこが頂上だ。
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ほら、中岳、頑張れって。
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稲星山はなだらかで歩きやすそうな山だ。
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おお、中岳、もう少し!
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白くなっているあたりに池ノ小屋が見える。
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その左のピークに見える突起は、自然の岩なのだろうか。
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再び、白口岳。表側とは表情が全く異なる。
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白口岳頂上部の先端。
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あのあたりが稲星山の巻き道との分岐。
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分岐に着いたら、展望台があるというので行ってみた。
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ちなみに、これは巻き道。
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展望台方面にある奇岩。
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かなり角張っている。
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鳴子山方面。
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あそこまで20分で行けることを後で知る。行けばよかった。
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展望台という看板はなかったが、このあたりがそうだと勝手に判断して引き返す。
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稲星山の登り口。
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お~、やっと中岳(右)と天狗ヶ城(左、1780m)が見えた!
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あれが九州本土の最高峰だ。
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そして、その脇に控える天狗ヶ城。
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青空に向かってGO!
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このまま晴れてくれるといいなあ。
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白口岳はもういいけれど。
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しかし、頂上台地に乗ると、不穏な雰囲気が。
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一応、鳴子山に別れの挨拶。
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その右側に竹田市方面が望めた。
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再び、奇岩帯。
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白口岳もそろそろお隠れになりそう。
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緑のペンキは分かりにくい。
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飛行機だからトレランシューズで来たのに、こんな雪になるとは。
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またまたガスが濃くなってきた。
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もう絶望的。
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あ、頂上だ。
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稲星山。なんと真っ白~
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ご覧の通り何も見えない。白口岳以下だ。
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どうも、ピークでの眺望に恵まれない。これが今日は久住山(1787m)まで続いた。
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ホワイトアウトで道も雪に埋もれているので、下る方向がよく分からなかったが、どうにか見つけて、東千里ヶ浜まで下ることができた。
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(つづく)
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九重連山(1)

【2017年3月14日(火)】九重連山
法華院温泉山荘の宿泊中。
昨夜、随分早く沈没してしまったせいで、5時前に目が覚めてしまった。
まだ、外は真っ暗。
でも、もう8時間も寝ているので、また寝るのはもったいない。
そう思って、パソコン作業を始めた。
せっかく温泉に来ているのだから、風呂にでも行けばいいのだが、脱いだり拭いたりするのが億劫なのだ。
朝食は7時半なので、作業は7時前に終了。
30分ほどで、パッキングやら歯磨きを済ませた。
昨日濡らしてしまったものは、すべて乾いていた。
靴も乾いていてくれたのはありがたかった。

明るくなって、外を見てみると、大船山(1786m)方面は雲がかかっているが、南の方は青空が出ている。
午後からまた雲が広がる予報だったが、なるべく長く、持ちこたえてほしいものだ。

朝食も昨夜の夕食と同じ場所。
メニュー自体は普通だが、どれもみな美味しかった。
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ご飯が丼めしだったので、いつもの倍食べたような気がする。
トイレは、出そうもないので断念。
出発間際にバッジを購入した。
バッジは九重連山の一つ一つの山の分(1個600円)があるが、それらをみんな買っていたら、何千円もの出費になってしまう。
私は、総称の「九重山」と書かれた500円のピンバッジだけにしておいた。

外に出ると、三俣山(1744m)の南峰がはっきり見える。
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しかし、雲の流れが速く、見えたり隠れたり。
今後どうなるか予想がつかない。

南峰の山頂部をズームアップ。
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出発前に、ちょっと山荘の周辺を探索してみた。
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これは三俣山山腹のゴマドウ岩。
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三俣山(南峰)との位置関係。巨大な砂防ダムがいくつも連なっている。
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山荘の別棟。
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東には立中山(1464m)。
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中岳(1791m)の北斜面。
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その岩稜部。
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山荘と三俣山との位置関係。
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坊ガツル湿原。大船山(1786m)は雲の中だ。
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それでは、しっかりストレッチをして、8:05に出発。
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鉾立峠に向かう。距離はちょうど1kmだ。
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今日は、鉾立峠(約1370m)から立中山をピストンし、あとは白口岳、稲星山、中岳、天狗ヶ城、久住山、星生山、沓掛山、牧の戸峠、長者原へと一筆書きで縦走する計画。
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(立中山)

コースタイムは8時間15分なので、本当は朝7時くらいには出たかったのだが、朝食が7時半では仕方がない。
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(法華院温泉のキャンプ場)

平治岳(1643m)も雲の中だ。
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もう8時を過ぎているというのに、まだ山荘には日が差していない。
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最初のうちは平らな道。
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右前方に見えてきたのは、白口岳(1720m)の山頂部。
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やはり昨日の雪がうっすら積もっている。
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誰も歩いていない。私が一番乗りだ。
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今朝の冷え込みで、氷も張っていた。
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10分ほどで暑くなってきたので、ダウンを脱ぎ、ウインドシェルに着替える。

鉾立峠の先には、くたみ(朽網)分れというところがあるようだ。
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峠へはだらだらと登っていく。
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どのピークがそうなのか分からないが、中岳方面。こちらは雲の流れが速い。
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中岳のピークではなさそうだけど、そっち方面。
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三俣山には早くもガスが押し寄せている。
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白口岳本体。
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日陰は雪で薄化粧している。
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しかし、歩くのにはそれほど支障はない。
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白口岳の右肩に覗いているのは中岳かしら。
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鉾立峠の手前にあった棒付きのケルン。
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峠から望む立中山。
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峠にはコースタイム30分のところ、25分で到着。
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でも、標柱の文字は「鉾立峠」ではなく「桙峠」だった。
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たもとには、頭のない石仏と「第一九六号」と刻まれた、謎の石柱。
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実は、峠に向かいながら、立中山をピストンするかどうか考えていたが、改めて「山と高原地図」を見ると、往復たった35分だったので、行くことにした。
実際、それほどきつくはなさそうだ。
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対して、白口岳はそうとう歯応えがありそう。
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白口岳の東の稜線。
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こちらは中岳の北の稜線。
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雲隠れしそうな三俣山。
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古い道標には、しっかり雪が着いていた。
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くたみ分れ方面。
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この峠は、立派な標柱もあり、雰囲気のいいところだった。

さて、ザックをデポして、カメラとスマホ、飲料だけ持って、立中山のピークを目指す。
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まだ、チェーンアイゼンも装着していないので、泥の急坂はかなり滑った。
これは下りが心配だ。
とは言え、空身は身軽だ。ひょいひょいと登っていく。標高差は約100m。
もうとっくに森林限界を超えているので、眺望は素晴らしい。

振り返ると、中岳が大きく姿を現してきた。
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でも、あちらも雲がびゅんびゅん流れていく。
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あそこにたどり着くまで、持ちこたえてほしいものだ。

白口岳と中岳のコンビネーション。
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白口岳の左に見える突起は鳴子山(1643m)。
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九州の霜は芸術的だ。
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頂上台地に乗ると、道はなだらかになった。
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この特徴的な植物は何だろう。
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枝がちょっと赤い。
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白口岳と中岳がほぼ居並ぶように見えてきた。
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峠から12分(コースタイム20分)で山頂に到着。
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正面には中岳の北面にある1627mピーク。
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標高は1464.4m。
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四等三角点が雪に埋もれかかっていた。
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頂上はガスが流れていたが、南の方角はわりとすっきり見えた。
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さて、峠に戻ろう。
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正面に白口岳の崩落地形。
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これから登る険しい登山道も見えてしまった。
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復路も小走りで戻る。
最初の坂で油断して、手を付いてしまったが、あとはとくにスリップもせず、クリアできた。
しかし、土は濡れているので、軍手は真っ黒になってしまった。
下りも12分かかった。
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ここからは、パソコン入りの重いザックを担いで、標高差350mの急坂を登らなければならない。
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(つづく)
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坊ガツル(下)

【2017年3月13日(月)】坊ガツル
雨ヶ池から法華院温泉に向かっている。
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うお、これは何の木じゃ?
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多少開けたら、三俣山(1744m)の東斜面が見えた。
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そして樹林帯を抜けた。
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路面はいきなり石畳に。
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雨ヶ池から、100mほど下ったあたりで、坊ガツルの草原が見えてきた。
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2日前に野焼きをしたばかりなので、一面黒こげだ。
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でも、これはこれで面白い景観だった。
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道は車の通れる幅になった。
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吉部方面からの登山道と合流。
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あちらが吉部方面。
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左手を流れるのは、鳴子川。
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鉄分が多いのか、赤っぽい。
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やはり温泉の関係だろう。
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ふう、あと700m。
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左折すると、坊ガツルキャンプ場。
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ここまで全く休んでいないが、濡れているので休まない。
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この標識は、ちょっと分かりにくい。
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大船登山道と平治岳入口が別方向のように見えるが、実は同じ方向だ。

坊がツルは「九州では珍しい高層湿原」とあるが、とても湿原には見えない。
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ここと、タデ原湿原は、ラムサール条約に定められた湿地だそうだ。
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巨大な火山弾。
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湿原で、何か作業をしている人が。
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雪の中、ご苦労様です。
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坊がつる讃歌の発祥地、あせび小屋が見えてきた。
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外観だけ、見学させていただく。
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なかなか、瀟洒な建物だ。
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営業目的ではなく、紹介制で1泊1人3500円とのこと。
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手続きは法華院温泉山荘が代行しているようだ。
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小屋からの眺め。
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この建物は温泉の脱衣所の跡。
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これはおそらく浴槽の跡。
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さっきの説明書きには「入浴料込み」と書いてあったが、法華院まで行って入るということなのだろう。

近くに、こんな空き地があったが、白水寺跡かな?
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結局、確認はできなかった。

温泉直下の川は、きれいに紅白に分かれている。鉄分と湯の花か。
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これが、今宵の宿、法華院温泉山荘。思っていたよりも大きい。
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それにしても、激しく降るなあ。
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こちらはキャンプ場のバンガロー。
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お湯は単純硫化水素泉だそう。白水寺は明治期に廃寺となったようだ。
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やっと、到着した。標高は1303m。ちなみに長者原は1030mだから270mほど登った計算。

法華院は、鎌倉時代の正中元年(1324年)、綏靖天皇に奉請して、十二所大明神を祀ったのが始まり。室町時代の文明二年(1470年)、英彦山から養順法印が入山し、この地に修験道場を開いた。それ以来、修験道の聖地として栄えたが、明治15年に全山焼失し、山小屋へと「転業」したという。
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どデカい登山靴のオブジェ。
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なんか雪国に来たようだ。
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敷地内には、坊がつる讃歌の歌詞を刻んだ石碑が並んでいた。
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あちこちの登山情報はホワイトボードに。
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というわけで、15:30にチェックイン。お昼のお弁当代込みで9700円。
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濡れたものを乾かすところはあるかとスタッフに聞いたら、乾燥室の場所を教えてくれた。
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部屋(8号室)に行く前に、雨具や軍手などを干しに行ったが、肝心のストーブが焚かれてない。
あとで、火を付けてくれと言わなきゃだなあ。

部屋に入ると、かなり広い部屋で、石油ストーブがある。
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これなら、部屋で干した方が乾くと思い、乾燥室から衣類を回収。
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靴もストーブの真ん前に置いておいた。

でも、入室時の室温は4℃だった。
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さあ、お待ちかねのお風呂だ。
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今日はシーズンオフの平日だし、こんな天気なので、宿泊者は私ひとりのようだ。
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当然、独占である。

源泉は43℃の単純硫化水素泉とのことで、湯の花が豊富だ。
この湯の出口の形が若干気になるが。
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雪で体がすっかり冷えてしまったので、ゆっくり浸かって温まった。
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部屋に戻ると、ストーブが消えていた。
スタッフの人が勝手に入って、消したのかなと思ったのだが、再点火するとすぐに「換気してください」の警告音が出て、消えてしまう。
なんだ、消えていたのはこのせいだったのかと気づいたのだが、何度点火しても、すぐに警告音が出て消えてしまうので、電話をして取り換えてもらった。

これでやっと落ち着いてビールが飲める。
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テーブルがないのが不便だが、ビールを飲みながら、ももの上にパソコンを置いて、記録作業などを行った。

気持ちがよくなってきたので、自販機で日田梨の酎ハイ(300円)をさらに購入。
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引き続き作業に没頭した。

夕食の時間の18時になったので立ち上がると、窓の外に山の稜線が見えている。
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大船山(右、1786m)と北大船山(左、1706m)ではないか。
これは、明日は期待できるかもしれない。

気をよくして食堂へ。
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客は前述の通り私ひとりなので食堂奥の狭い談話室のような部屋に用意されていた。
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なぜか、各銀行のオリジナル貯金箱のコレクションが展示されていた。
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なんと、深田久弥と槙有恒の色紙もあった。
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食事は山らしいメニューで、どれもおいしく満腹になった。
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部屋に戻って、パソコン作業を再開したが、あまりに眠くて、20時半には寝てしまった気がする。
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結局、温泉にも1回しか入らなかった。

【行程】2017年3月13日
長者原(13:00)~休憩所(13:44)~雨ヶ池越(14:30)~坊がつる分岐(15:05)
~法華院温泉山荘(15:30)
※所要時間:2時間30分(歩行時間:2時間30分)コースタイム2時間5分
※登った山:なし
※歩行距離:5.9km
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坊ガツル(中)

【2017年3月13日(月)】坊がつる
午後1時に長者原から登山開始。
筑後川の源流に沿って、とりあえず右へ。
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でも、このあとどう行けばいいのか、よく分からない。

とりあえずそのまま進むと、橋詰めに九重地蔵なるお地蔵さんがたたずんでいた。
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弘化三年(1846年)の建立だ。

その橋に「九重登山口」と書かれた大きな標識があったので、それに従ったが、どうもおかしい。
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ずっと車道が続いているが、そんなはずはない。
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地形図を改めて見て、やっと歩いている方向が判明。
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(これは地形図ではありません)

途中から左折して、軌道修正した。
車道は、すがもり越を経て久住山(1787m)に通じる道だった。
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湿原(草原のようだが)の中を避けて、縁を歩く形になってしまった。
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左手が、長者原の湿原。
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ヘルスセンターなども湿原越しに見える。
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その左には、法華院温泉の別館である花山酔。
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間もなく、疎林帯に入った。
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足元は浮石だらけだが、平坦な道なので、そんなに問題はない。
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火山弾だろうか。こういう大きな岩があちこちに点在している。
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15分ほどで、正規の登山道(長者原自然研究路)と合流。
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右折して樹林帯の中を登っていく。

左手下に湧き水が現れた。
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かなりの湧水量である。
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コケの繁茂が見事だった。
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この先に行くなら、外来植物の種子除去用のマットを踏んで行けということらしいが、マットらしきものはなかった。
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ちゃんと補充してください。
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さすが「自然研究路」だけあって、木々の説明は丁寧すぎるほど。
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春なのに、キノコの繁殖もすごい。
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石畳状になっているのは溶岩だろうか。
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依然として雨は降っているが、それほど強くはない。
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だらだらの登りだ。
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だんだん、巨石が目立ってきた。
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コケもなかなか激しい。
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まさに、石とコケの世界に舞い込んだ感じ。
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これなど、妖精の国のようだ。
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それにしても、今日はさすがに誰も歩いていない。
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こんな天気なので、あたりも薄暗いが、気味が悪いということはなかった。
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大きな砂防ダムの横を通過。
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涸れ沢を渡る。
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歩き始めて45分ほどで、休憩所に到着。
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ちょうど、この場所に当たる。
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まだ全く疲れていないし、ベンチも濡れているので、休まずに通過。
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ここは指山(1449m)への分岐でもあったが、標高差が200m以上あるので、寄り道はしなかった。
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さらに、緩斜面を登っていく。
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傾斜が少しきつくなると、階段が出てきた。
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標高1200mを超えたあたりで、初めて雪を発見。
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間もなく、再び指山への分岐に出たが、邪念を振り払って進む。
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ちなみに奥が、指山方面。
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林床にササが生えてきた。
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道は雨でぬちゃぬちゃ。靴がまた汚れてしまう。
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残雪も多くなってきた。
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再び、渡渉地点。といっても、また涸れ沢だ。
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沢の名前はよく分からない。
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ここを過ぎると、さらに傾斜が出てきた。
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歩きにくい階段だ。
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ロープが丁寧に張られ、登山者がはみ出さないようにしている。
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コケの緑と雪の白。
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一瞬の雪道。
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展望スポットらしきところに出たが、当然何も見えないので通過。
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路面は平らなところは、ほとんどこんな調子で、いやになってしまう。
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ちょっと開けてきたが、そろそろ雨ヶ池が近いのだろうか。
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と思ったら、こんな岩場を越えなければならなかった。
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ちょっと待て。雨が雪に変わってきたじゃないか。
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こりゃ、明日の登山は雪山になるなあ。とほほ。
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登山口から300mほど登ったところで、雨ヶ池に到着。
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1時間20分ほどかかった。コースタイムより10分遅い。
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ここも風光明媚なところなのだろうが、ガスで何も見えない。
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雨期には、木道が沈むくらい水がたまるらしいが
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この時期はほとんど水がない。
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延々と木道が続く。
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いやいや、雪がひどくなってきた。
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風がそれほどないのが幸いだけど。
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春から夏にかけて、クサボケ、イワカガミ、キスゲ、ハナショウブなどが咲くそうだ。
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今はモノクロームの世界。
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ちょっと殺風景だが、混んでない時期をわざと選んで来ているのだから文句は言えない。
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この山は無名の山である。
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ちょっと木道を避けて、微高地を歩いてみた。
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それにしても、せっかく南国に来たのに、雪に見舞われるとは。
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まあ、これも一興というものだろう。
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日本庭園のようだし。
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こちらは、ちょっと大味か。
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飛び石の道を経て
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最後のベンチを通過。
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これにて雨ヶ池周遊は終了。
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再び樹林帯の中に入り、下っていく。
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渡渉箇所あり。
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相変わらず何も見えない展望スポット。
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落ち葉の回廊。
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涸れ沢を下っていく。
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雨と雪で道がぬかるんでおり、歩きにくい。
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スリップに注意しながら下った。
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(つづく)
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坊ガツル(上)

【2017年3月13日(月)】坊がつる
30年勤続休暇なるものを消化しないといけない事態になっている。
今の部署は月の半ばが比較的ひまなので、この機会に思い切って、九州の山に行くことにした。
九州の山と言ってもいろいろあるが、霧島は3年前に行ったし、阿蘇は学生時代に行ったことがあるので、九重連山に決めた。
3泊4日の休みを取ったので、九重のほかに、由布岳や国東半島の両子山も登ってしまおう。
山ばかりというのも芸がないので、息抜きに姫島も旅程に含めた。
以下のような計画である(移動はほぼレンタカー)。
初日:大分空港=やまなみハイウェー大曲~三俣山~法華院温泉山荘(泊)
2日目:白口岳、中岳、久住山、星生山などを縦走 大曲=湯布院温泉(泊)
3日目:由布岳、鶴見岳(ロープウェー利用) 別府ロープウェー高原駅=国見温泉(泊)
4日目:両子山、姫島周遊 伊美港=大分空港
天候の関係で変更したところもあるが、結果としては予定していたところはすべて回れた。

この日(13日)は、羽田7:55発の大分行きANA791便に搭乗。
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天気は曇りなので、ほとんど景色は楽しめなかった。
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でも、南アルプスの聖岳と赤石岳、関西の霊仙山と伊吹山だけはかろうじて発見することができた。
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それ以外は、ひたすらJポップを聞いていた。

着陸直前に国東半島が見えてきたが、天気はやはりよくない。
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まあ、それは天気予報を見て、覚悟の上なので気にしない。

ほぼ定刻通り、9:40に大分空港に着陸。
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預けた荷物を受け取って、トヨタレンタカーのカウンターへ。
渡された札は18番。大分空港は大分市街まで遠いことも関係しているのか、レンタカーを使用する人が多いようだ。
それでも5分ほどで呼ばれ、他のお客さん共々、送迎車に乗って、近くの営業所に移動。
手続きを済ませて、10:20頃には準備が整った。

地理には全く不案内のまま来てしまったので、すべてをナビに任せる。
とりあえず目的地を長者原にセットして出発。
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一般道を少しだけ走っただけで、すぐに高速(大分空港道路)に乗った。
この道は引き続き、日出バイパスにつながり、速見で大分道に合流した。
そのあたりから、山の斜面に黄色いカヤトが目立ち始めた。
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以前、テレビの映像で見た由布岳の裾野と同じ景観だ。
しかし、雨雲のため、山の中腹以上は見えないし、どのあたりを走っているのかも、はっきりとは分からない。

ふと、今日のお昼を何も買っていないことに気づいたので、由布岳PAに立ち寄ってみたら、トイレがあるだけだった。
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せっかくなので小用だけ済ませ、また車に戻る。
雨は小降りだけど、傘が必要な強さだ。
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本来なら、由布岳が見えるのだろうが、今日は望むべくもない。

高速を下りたらコンビニがあることを期待しつつ、車を走らせる。
ナビに従い、九重ICで下りた。
ここで下りれば、やまなみハイウェイを走って長者原に着けると思っていたのに、全然違う道を通らされた。
でも、やまなみハイウェイは帰りに通れたし、結果的にはこちらでよかった。
下りてすぐナビの地図に線路(久大本線)と駅の表示が出たので、駅舎コレクションのため、駅に寄り道してみた。
着いてみたら、豊後中村駅だった。
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駅前はちょっとレトロな雰囲気。
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豊後中村駅は昭和3年(1928年)開業で、九重町の中心駅である。
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趣のある駅だなあと思ったが、実際は2010年に新たに建て替えられた駅だった。
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豊後中村活性化交流センターが併設されており、中に入ると、職員の方が観光客らしき人に、あれこれ案内をしていた。
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(観光客が立ち去った後)
私にも「何かお探しですか」と声をかけてきたが、「いえ、大丈夫です」と答えて、観光パンフレットを集めて、車に引き上げた。
その中に長者原にあるレストハウスやまなみのパンフレットがあり、レストランが年中無休で営業しているとある。
いざとなったら、お昼はここで食べればいいやと気持ちを落ち着け、長者原へ向かう。

しかし、いくら走っても、やまなみハイウェイらしくならない。
九酔渓やら九重“夢”大吊り橋やら、有名らしい観光地の横を通過していくが、道が狭い。
こんな道じゃなかったよなあと首をかしげながら、南下。
川端康成の文学碑が道端にあったので、撮影のため、車を停めた。
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川端は昭和27年秋と28年夏に九重に来遊の際、名作「千羽鶴」の続編「波千鳥」を発表した。それを記念して建立したものだそうだ。
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碑の表には、「波千鳥」の一節を、裏にはノーベル文学賞受賞時の記念講演「美しい日本の私」の中で語った「雪月花の時、最も友を思う」の詩語が刻まれている。
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雨はまだポツポツと降っている。

その先、間もなく長者原に着いた。
なんと、やまなみハイウェイに交差した形だ。
ここから登り始めるつもりではなかったので、もう来ることのない登山口の様子を確認。
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そこには、坊がつる讃歌の歌碑があった。
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坊がつる讃歌が生まれた経緯は以下のようなものだ。
昭和27年(1952年)の夏、坊ガツルの「あせび小屋」を管理していた九州大学の学生3人が原曲である広島高師(現広島大学)山岳部の部歌「山男の歌」の替え歌を作り、口ずさんでいたのを野田宏一郎氏(のちのTVプロデューサー、SF作家の野田昌宏)が編曲し、譜面化したことで、九州の登山界ではよく歌われるようになったらしい。
その後、プロの作詞家、作曲家らによって補作されたものが、昭和53年にNHKの「みんなのうた」で取り上げられて大ヒットし、歌っていた芹洋子が同年の紅白歌合戦に初出場を果たしている。
昭和53年と言えば、私が高校1年の時だが、全く記憶にない。
YouTubeで聞いてみたら、やはり聞いたことがなかった。でも、いい曲だ。
この碑は、「山の日」制定が決まったのを記念して、2015年8月11日に建立されたものだ。

この碑の奥には、筑後川源流の碑。
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筑後川の源流など意識したことがなかったが、ここもその一つであるとのこと。
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筑後川の長さは143km。九州では一番長い川だが、全国では21位となる。

このほか、ガイド犬平治号の銅像もあった。
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この平治号は秋田犬で、いつの頃からか、九重の山に住み着き、登山者とともに山歩きを楽しんでいるうちに、九重連山の登山コースをすべて覚えてしまった。
山中で道に迷ったり、濃霧や吹雪で立ち往生してしまった登山者を誘導して、無事に下山させたことも数多く、多くの登山者に親しまれてきた。
そんな平治号も昭和63年8月3日に、老衰のため息を引き取ったとのこと。
平治号とは、九重連山の平治岳(ひいじだけ、1643m)から採ったものであろう。

この「白泉荘旅館」の碑と、供えられている花にはどういう意味があるのだろう。
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ここにかつて「白泉荘」という旅館があって、今は廃業しているということが想像できるが、何かの跡地というわけでもなく、川端にひっそりと立っている。
ちなみに、九重連山の北東部に位置する黒岳(1587m)の山麓にも「白泉荘」がある。
関係があるのかどうかは分からない。

長者原には、いくつかの施設がある。
これは、「九重登山口」と大書された長者原ヘルスセンター。
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ここは、その名の通り、温泉に入浴することができる。

その隣に、ドライブステイみやま。
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あれこれ見学している間に、11:50を回ってしまった。
もうお昼の時間だし、何も食べていないので、やはりレストハウスで食事をしていくことにした。
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2階にあるレストランやまぼうしに行くと、先客が1組。
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うち一人が外人で、ものすごい大きな声で話している。
もちろん英語なので何を言っているのか分からない。
豊後牛のステーキを食べていた。

こちらは、ショウガ焼きも魅力だったが、やはり豊後牛に引かれて、オムライスにした。
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そんなに牛は使われていなかったが、オムライスそのものは美味しかった。

さて、ここで飲み物や行動食を調達しなければならない。
1階の売店で、ポカリスエットとゆず飴、かぼすのキャラメル、ゆずこしょうの魚肉ソーセージ、それに今夜用のビールとおつまみのさきイカを購入。
ついでにトイレ(大)に寄ったら、かなりいい時間になってしまった。
大曲まで移動して、そこから歩き始めるつもりだったが、この天気では三俣山に登っても意味がないし、そもそもその時間もなくなってしまった。
だったら、ということで、もうここから雨ヶ池経由で法華院温泉に行ってしまうことにした。そうすれば、坊がつるを通ることもできる。
ただ、それだと時間が余りすぎるので、ビジターセンターを見学した。
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本当は、ここからはこんな風に見えたらしい。
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実際は、こんな状態。
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九重連山南麓の久住高原からは、こんな景観。
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今夜宿泊する法華院温泉(1303m)の場所には、かつて白水寺法華院があり、山岳信仰の修験道として栄えたところだそうだ。
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展示されている鐘は、すがもり越避難小屋に登山者の安全を祈って掛けられていたもの。

ちなみに、深田久弥は「日本百名山」の中で、久住山を九州本土最高峰と書いている。
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実際は、久住山が1786.5m、中岳が1791mで、中岳の方が高い。
深田が「日本百名山」を書いた頃は、中岳の計測値がなく、久住山が1787.9mで最高峰とされていたが、1960年代に再計測された結果、順位が逆転してしまったのだ。

そんな勉強をしたうえで、13時に出発した。
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(つづく)
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塔ノ岳(下)

【2017年3月11日(土)】塔ノ岳
政次郎尾根への分岐をちょうど14時に通過。
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最初は緩やかなトラバースだが
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その後はすぐに激しい下りに転じる。
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振り返ると、政次郎ノ頭はこんな断崖。
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その右には行者ヶ岳(1188m)。
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たまになだらかなところもあるが
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筋肉痛の人には過酷な階段が続く。
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それでも平均すれば、登りに使った天神尾根よりは、まだマシだ。
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えぐれた道は申し訳ないが避けて通る。
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延々、植林の中だ。
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道はそこそこ整備されているのだが、なにしろ急である。
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浮石も多く、決して歩きやすくはない。
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黙々と下る。
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とうとうY君は、H君からストックを借りて、必死の戦い。
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それでも、誰も転倒することなく、下山することができた。
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キャンプ場のバンガローが見えてから、もう少し歩かされた。
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やっとキャンプ場(跡?)に到着。
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ここで道は渡渉しているのだが、その先が崩落のため進めない。
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やむなく、廃墟になりつつあるバンガロー街の横を下る。
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どうやら現役のバンガローもあるようだ。
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やっと車道に出た。戸沢の流れで、みな靴を洗う。
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本来なら、ここに出てくるはずだった。
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トイレ兼用の休憩舎。
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戸沢山荘も季節営業と思われるが、かなりボロボロ。
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ここに泊まる人は常連さん以外ほとんどいないように思われた。
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すこし離れたところに作治小屋が見えた。
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結局、コースタイム4時間10分の周回コースを6時間かけて歩いたことになる。
歩行時間だけ見れば、4時間15分で、標準とそれほど遜色はないのだが、富士山に登るにはまだまだ実力不足だ。

とにかく、みんな怪我もなく無事に下山できたことは幸いであった。
とりあえず、汗を流しに、高濃度炭酸泉のスーパー銭湯(人工温泉)の「湯花楽」に向かう。
15:20に出発し、15:55に到着。
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16:45待ち合わせということにして入浴。
ここの露天風呂では、全国各地の名湯を一定期間ごとに再現しているらしい。
でも、この日がどこ温泉だったか忘れてしまった。

この湯馬(ゆうま?)君は、ここのマスコットなのだろうか。
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ペッパー君もいたが、まったく会話が成立しなかった。
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湯上がりにソフトクリームを食べて、17時ごろに出発。
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夜に予定があるO君には、秦野駅までみんなを送ってから、裾野の自宅へ。
私は車を近くの駐車場に停めて、先に駅前の山内農場に入っていたみんなと合流。
2時間ほどの「山麓酒場」を楽しんだ。
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もつ鍋の汁があまりにも薄くて、みんなが「これはおかしい」と首をかしげていたが、〆のラーメンで出てきた追加の汁を飲むと、ちゃんと味が付いている。
やはり最初の汁は何かを忘れていたようだ。
みんな、ぶーぶー言いながらも楽しいひとときでした。

19時半ごろ、駅でみんなを見送り、私は車で帰宅。
東名も圏央道も渋滞にひっかかることなく、21時には帰宅できた。
私は車なので、飲めなかったけど、全く不満はなし。
かえって、翌日に疲れを残さず、ありがたいくらいだった。

【行程】2017年3月11日
戸沢(9:14)~天神尾根分岐(10:30休憩10:42)~花立山荘(11:09休憩11:23)~金冷シ(11:39)~塔ノ岳(11:57昼食・撮影12:48)~木ノ又大日(13:13休憩13:16)~木ノ又小屋(13:18休憩13:22)~新大日(13:32休憩13:40)~政次郎尾根分岐(14:00)~戸沢(15:16)
※所要時間:6時間2分(歩行時間:4時間15分)コースタイム:4時間10分
※登った山:3座(うち新規なし)
※歩行距離:7.1km
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塔ノ岳(中)

【2017年3月11日(土)】塔ノ岳
花立山荘での休憩を挟んで、馬の背まで登ってきた。
左前方には、檜洞丸(左、1601m)から蛭ヶ岳(右、1673m)にかけての丹沢主稜が望める。
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これが主峰の蛭ヶ岳。
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その右は、蛭ヶ岳、棚沢ノ頭、不動ノ峰(1614m)。
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正面に見えるのが塔ノ岳(1491m)の山頂。
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左手は大丸(1386m)。
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この辺りは平らでいいのだが、路面がびちゃびちゃだ。
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やはり人通りが多いとこうなるのだろう。
靴を汚さないよう、足の踏み場を選びながら歩いたが、ドロドロになるのを免れることはできなかった。

右手の北斜面に残雪。
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崩落した場所は
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迂回路として設置された橋を渡る。
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11:40、標高1368mの金冷しを通過。ここは鍋割山(1273m)への分岐にあたる。
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この地名は宮ヶ瀬湖から丹沢三峰に至るルート上にもあるが、険しくて「肝(○玉?)を冷やす」ような所だというのが語源だろうか。
それにしては、平和な場所だが。

もう頂上は目前。
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金冷しから30分ほどで塔ノ岳に登頂した。
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風がそれほど強くないのでありがたい。
小屋には避難せず、野外でお昼にすることにした。
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全員での写真撮影は後回しにして、7人が集結できる適地を探す。
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この日は結構な人出で、テーブルはみな埋まっていたが、観客席状のベンチを確保することができた。
ところどころ斜めになっていたりして使いにくかったが、平らな場所を炊事台にした。
と言っても、カップ麺にお湯を入れるだけなのだが。
前回に引き続き、私が人数分のカップ麺(1個あたり80円)を用意した。
お湯の足りない分は沸かすつもりで水を2㍑近く担ぎ上げたが、O君もH君もポットにお湯を入れてきてくれたので、それで十分に賄えた。
麺ができあがる前に、とにかくビールで乾杯。
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これが、何だか富士山登山隊のお約束になってきてしまった。

陣取った正面が富士山の見える方向なのだが、富士山はすでに厚い雲の中に包まれて、もうその雄姿を眺めることはできない。
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残念だが、さっき花立山荘で見えて、写真も撮ったので、よしとしよう。

一応、他の眺望も撮っておかなくては。
これは、これから歩く表尾根と大山(1252m)。
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西には冠雪した南アルプスがうっすらと。
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鍋割山稜方面。
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蛭ヶ岳(左)と不動ノ峰(右)。
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手前が弁当沢ノ頭(1288m)、その後ろに臼ヶ岳(1460m)。
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さらに後ろは大室山(1588m)。左は檜洞丸(1601m)。

さて、カップ麺は全員、汁も含めて完食。トイレ(100円)も完了。
十分休んだところで、寒くならないうちに出発しよう。
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その前に、巨大な山名板の前で記念撮影。近くにいた人に撮ってもらった。
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山頂の石仏群にもお別れのご挨拶。
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地味なもう一つの山名板。
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下山は表尾根方向へ。ピストンは極力避ける。
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以前来た時にはあった、日の出山荘の廃虚はもうきれいに撤去されていた。
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あれはあれで美しかったのだが、やはり危険だし、普通の人が見れば見苦しいものには違いないので、致し方あるまい。
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新大日に向かう道は歩いたことはあるが、もう5年前のことなので、よく覚えていない。
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歩く方向も逆だし、その分新鮮だ。
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表尾根の下り口に立つと、都心方面を望むことができた。
正面に横浜のランドマークタワーが見える。
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かなり霞んでいるが、東京の超高層ビル群。
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最初はガレた急坂を下る。
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恒例の山頂振り返り。
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足場はかなり悪い。
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それでも、表尾根を登ってくる人も少なくない。
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眼下に見えたのは戸沢の作治小屋。
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かなり歩いたので、もう1回振り返る。
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右手に、さっき登ってきた大倉尾根が見える。ちょうど金冷しの辺り。
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こちらの道にも所々崩落箇所がある。
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木ノ又大日(1396m)のピーク手前では、ちょうど木道の設置工事中だった。
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随分、登山道が掘れていたところだったので、土砂流出防止のためだろう。
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若干登り返して暑くなった人もいたので、ピークで数分、着替え休憩。
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何らかの施設の跡があった。
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このすぐ先に木ノ又小屋がある。
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ここでも、Y君の小用のため小休止。
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この小屋は季節営業のようだ。本日はお休み。
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シーズンにはオリジナルのバンダナを買うことができるらしい。
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どんどん下る。
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1.3kmほど歩いてきた。
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30mほど登り返した新大日でも休憩。
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ここにはベンチがあったので、座って休んだ。
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新大日茶屋の建物は健在だったが、もう営業は取りやめているように見えた。
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10分弱で出発。
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右手に急傾斜の大倉尾根。
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眼下に秦野市街が近い。
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三ノ塔(1205m)へと続く表尾根。真ん中が烏尾山(1136m)。
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左前方に大山。
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みんなも「山らしい」景色に見取れている。
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写真も取り放題。
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眼下に書策小屋跡も見えた。
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なかなか楽しい尾根下りである。
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この泥濘さえなければだけど。
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あそこも眺めが良さそう。
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冬のアセビ。
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3度目の塔ノ岳振り返り。
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まだ、尊仏山荘がはっきり見える。
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今下ってきた見晴らしのいい斜面。
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書策小屋跡にはベンチが2つ。
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Y君の足の筋肉が限界らしく、残りの所要時間をしきりに気にしている。
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でも頑張って下らないと帰れません。
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1209mピーク(政次郎ノ頭)手前の分岐、いよいよ尾根から離れる場面では、コースタイムは1時間なのに、「そんなにかからない。おれの予想ではあと30分だ」と根拠のない、希望的観測を訴えていた。
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実際は駐車場まで1時間15分もかかってしまった。

(つづく)
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塔ノ岳(上)

【2017年3月11日(土)】塔ノ岳
高校同期の富士山登山隊練習山行第3弾は、初の1000m越えと急登の訓練ということで、丹沢の塔ノ岳(1491m)で実施した。
塔ノ岳はもともと1月に予定していたのだが、雪の関係で、奥多摩の御岳山に変更していたのだ。

当日は朝8時半に小田急線渋沢駅集合だったので、6時半頃に車で出発した。
電車で行けば、打ち上げでお酒が飲めるのだが、車の方が少しだけ寝坊できるので、ひよってしまった。

圏央道、東名とも順調で、8時過ぎに渋沢駅に到着。
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しかし、天気が今いち。駅から丹沢を望むと大山は山頂が見えているが、塔ノ岳は雲の中だ。
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本来ならば、こんな感じで展開しているはずなのだが。
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またしても富士山の展望はお預けになるのだろうか。
だとしたら、楽しみにしている“塾生たち”が可愛そうだ。

私の次にO君が到着。O君は先に着いて、コンビニで買い物をしていたそうだ。
残る5人は8:18着の電車と8:30着の電車で次々に到着。
2台の車に分乗し、8:40頃、登山口の戸沢に向けて出発した。
メンバーは、O君と私のほかは、H君、Y君、A君、M君、Dさんの計7人だ。

丹沢登山基地の大倉を過ぎて、林道に入ると、道はダートになった。
しかもかなり荒れており、山深く分け入っていく感じがある。
戸沢には、ちょうど10年前の夏に、源次郎沢を遡行した際に来たことがある。
林道そのものは、6年前の秋に烏尾山から下ってきた際に歩いた。
この林道は一時、崩落により通行禁止になっていた時期があったが、その後また通れるようになった。
しかし、よくこの道に一般車を入れているなあと思うほど、凸凹が激しい。

戸沢の駐車場には9時すぎに到着。
駐車場には7~8台くらいしか車が停まっていなかった。
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塔ノ岳に行くには、ここから登るのが最短距離(大倉からよりコースタイムで1時間短い)なのだが、やはり天神尾根や政次郎尾根の急登が敬遠されるのか、ここを起点にする人は少ないようだ。

なんて思っているうちに青空が見えてきた。ちょっと期待できるかな。
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ストレッチをして9:15頃に出発。ここの標高は570m。
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まずは戸沢を渡る。
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続いて、源次郎沢。
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10年前は、ここを遡行したのだ。
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歩き始めは、簡易舗装された道。
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右手に源次郎沢を見ながら進む。
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そして、いよいよ急登に突入する。
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天神尾根、地獄の入口である。
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植林の中をジグザグと登っていく。
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入口から3分と経たないうちに小休止。どうなることやら。
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気を取り直して、出発。かなり日が差してきた。
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背後に見えるのは、丹沢表尾根。右の突起は行者ヶ岳(1188m)あたりだろうか。
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歩き始めて20分ほどで、お着替えタイム。
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さすがに暑くなったようだ。私はウインドシェルのまま。
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急坂は容赦なく続く。
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間もなく、前回同様Y君が「もう筋肉がぴくぴくしてきた」と言い出した。
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どうも大股になってしまうようなので、努めて小股にして、段差を小さく取って登るよう助言したのだが、時すでに遅しだった。
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あたりは完全な冬枯れである。紅葉の頃はさぞかし華やかだろう。
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DさんとMくんの2人は、それぞれに経験もあり、安定した歩きっぷりだった。
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途中2回ほど休憩を挟んで、標高1128mの天神尾根分岐に10:30に到着。
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標高差560mの急登を、ほぼコースタイム通りで登り切った。
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みんな成績優秀だなあと、この時は感心したのだが、実は速すぎたのかもしれない。
先頭のO君はゆっくり登ってくれたつもりなのだろうが、それにみんな必死でくらいついていったので、コースタイム通り&筋肉痛という結果になったのだろう。

それにしても、いつの間にか、いい天気になった。ありがたい。
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分岐ではDさんからお菓子などが振舞われ、10数分ほど立ち休み。
本当は座りたかったが、さすがに丹沢の銀座通り、大倉尾根だけあって人通りが多い。
階段に座らせてあげたかったが、そうもいかなかった。

では、バカ尾根とも呼ばれる大倉尾根名物の階段を登っていく。
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この先も急登ではあるが、天神尾根ほどではないし、ときどき平坦なところもあるので、気分的に歩きやすい。
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階段が多いのは、初心者たちにとってはどうなのか。
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ゆっくり登るなら、さっきよりはマシだと思うが。
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しばらくすると、左手の木々の隙間に富士山が見えてきた。
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みんなも、それぞれの隙間から撮影を試みる。
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しかし、何となく雲がかかっており、間もなく隠れてしまいそうな気配もある。
花立山荘までは何とか持ちこたえてほしい。

階段は一段落して、登山道らしい登りが出てきた。
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振り返ると、相模湾が見えるではないか。
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酒匂川の右は小田原市街、その向こうは真鶴半島だ。
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箱根は残念ながら雲の中。手前のゴルフ場は松田町のチェックメイトカントリークラブだろう。
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その左手には秦野市街が広がる。
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塔ノ岳には、こんな巨岩もあったのか。
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上空にパラグライダーを発見。
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そして再び富士山。
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また階段が復活したが、これはほとんど土留めの工事だろう。
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東の方には江ノ島も見えてきた。
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右手には、三ノ塔(1205m)の頂上。
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進行方向は雲がたれ込めているが、背後は明るい。
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西丹沢方面。
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ふいに花立山荘に到着。
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分岐から30分弱だった。
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ここのベンチが空いていたので、大休止とした。
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まだ見えている富士山をバックに記念撮影。
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でも、ここにいる間に富士山は雲に隠れてしまった。
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富士山の反対方向には大山(1252m)。
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三角屋根の小屋が見えるのは烏尾山(1136m)。
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まとめて見ると、こうなる。
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ここの名物はおしるこ(400円)のようだ。
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食べたかったが、お昼を持ってきてあるし、団体行動なので止めておいた。
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15分ほど休んで出発。
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今朝がたのライブカメラでは、山頂がうっすら雪化粧していたが、登山道には全く雪がない。
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軽アイゼンを使わなくて済みそうで、ホッとした。
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鍋割山稜の谷には、一筋の残雪があったが。
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大倉尾根と小丸尾根に挟まれた勘七沢の谷。
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左手の盛り上がりは大丸(1386m)。
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さあ、少し傾斜がゆるんできた。
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間もなく馬ノ背と呼ばれる平らなところに出て、やっと塔ノ岳の山頂を捉えることができた。
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あと800mだ。
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(つづく)
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比叡山(下)

【2017年3月5日(日)】比叡山
比叡山(848m)から下山中。
途中、分岐に出た。
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このままメインルートを行くと駅まで随分歩かされてしまうので、八瀬比叡山口駅を目指し、わざわざ✖印がついている直進の道を採った。
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✖印のわりに、それほど道は悪くない。
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ケルンなんかがあったりもする。
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展望の開けた場所もあった。
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でも、しばらく下ると結局、メインルートに合流してしまった。
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しかも、さっきケーブル比叡駅近くで休んでいたハイカーに先を越されてしまった。
遠回りをしただけだった。
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もう諦めるしかないかな。ねえ、お地蔵さん。
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この先で、大正10年(1921年)建立の「浄刹結界趾」なる石碑を発見。
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浄刹とは、寺院の境内のことを指し、ここから奥は比叡山の聖域で、女人の立ち入りが禁止されたことを示している。

さらに下ると、水飲対陣之碑の交差点に出た。
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建武三年(1336年)、足利尊氏に追われ、比叡山に逃れた御醍醐天皇が近臣千種忠顕とともに陣を張った場所だそうだ。

ここを右折すると、八瀬比叡山口駅は無理だが、その一つ隣の三宅八幡駅には最短距離となることが判明したので、ここを曲がることにした。
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勇んで下る。
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しばらく行くと、沢沿いの道となった。
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倒木が激しい。
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こんな道でもトレランのコースになっているようで、倒木ごとに白いリボンがかかっていた。

砂防ダムや護岸は、古い石垣で固められている。
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梅ヶ谷と呼ばれるところであった。由緒ある谷なのかもしれない。
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しばらく下ると、やっと傾斜が緩んだ。
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分岐から20分ほどで里に出た。
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ここからは住宅地の中を、地形図を頼りに進む。

民家の玄関先には蘇民将来符が掲げられていた。
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徳雲山隣好院の前を通過。
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慶長元年(1596年)、月渓正円比丘尼がこの地に庵を結んだのに始まる寺院だそうだ。

古い漆喰壁の家が残る。
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四角い点滅信号を発見して、びっくり。
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よく見ると、四角というより円筒であった。

ケーブル比叡駅から1時間半近くかかって、やっと三宅八幡駅にたどり着いた。
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本当は、叡山電車のこの支線も乗りつぶしたかったのだが、1駅区間だけ乗り残してしまった。
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駅名は、三宅八幡だが、実は三宅八幡社とはかなり離れている。
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とにかく、やっと座れるわい。
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東に、今下ってきた比叡山を望む。
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電車の待ち時間は10分ほど。
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14:16発の電車に乗り、出町柳へ。
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出町柳には14:27に到着。
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ホームで華やかなラッピング電車を見学。
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ここの鉄道むすめは、涼風青葉ちゃんだった。
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終着駅(始発駅)なので、当然車止めがある。
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改札を出て、京阪電車に乗り換え。
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祇園四条で下車(14:44)。地上に出ると、南座が目に飛び込んできた。
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でも寄り道はせず、反対方向の四条大橋を渡って、まっすぐ錦市場に向かう。
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橋を渡ると反対側に、またまた目立つ建物が。北京料理の老舗東華菜館だった。
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京都名物の抹茶わらび餅を冷かす。
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ここ四条通りは地元の人と観光客でごった返していた。

錦市場に突撃する前に錦天満宮にお参り。
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2日間、無事に登山ができました。ありがとうございました。
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京の名水「錦の水」で口をゆすぎ、いざ出陣。
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それにしても、この混雑には圧倒される。
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漬物屋さんの提灯。
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京野菜。聖護院大根のまるいことったら。
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まずは珍味の店「櫂」で、中にウズラの卵が入った「たこたまご」(200円)を買い食い。
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結構うまい。
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アーケードの屋根はステンドグラス風。
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京生麩田楽が人気の「麩房老舗」には、なぜか店員がおらず、閑古鳥。
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ほうじ茶ソフトにも興味はあったが、とりあえずお預け。
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しばらく進み、富小路に接した「鳥清」で鳥の唐揚げを1カップ。これもうまい。
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さらに、「カリカリ博士」でネギたっぷりのたこ焼き。
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表面がカリカリだが、中は餅のようにとろっとしていた。

奈良漬けは見るだけ。
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「魚力」で、鱧カツ。
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天ぷらもあったが、あえて。肉厚でほくほくだった。
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あまり似ていないスヌーピーの饅頭が2個で650円とは、かなり高め。
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「SNOOPY茶屋」というお店だから、ライツは取ってあるのだろう。
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天井には、あちこちに若冲の絵を複製した垂れ幕が飾られている。
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そろそろデザートの頃合いなので、堺町筋に面した豆腐店「こんなもんじゃ」に立ち寄る。
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ここで豆乳ドーナツと豆乳ソフトをいただく。
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ソフトはジェラートのようだった。

これにてフィニッシュ。
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ものすごい混雑だったが、1時間ちょっとの食べ歩きを満喫、お腹もぱんぱんに膨んだ。

四条から地下鉄に乗り、京都駅へ。
ビールと乾きものだけ買い込んで、17:05発ののぞみ244号に乗車。
ほぼ満席だったが、指定席を取ってあったので大丈夫。
錦市場で買った練り物を肴にビールで打ち上げ。
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お腹もいっぱいだったので、間もなく寝てしまった。
東京には19:23着。21時には帰宅できた。
9年ぶりの京都は天気にも恵まれ、のんびり街も歩いて食も満喫して、いい旅だった。

【行程】2017年3月5日
・坂本駅(9:35)~ケーブル坂本駅(9:50)=ケーブル延暦寺駅(10:20)~延暦寺(10:28拝観11:10)~比叡山(11:34)~比叡山駐車場(11:45昼食12:07)~ロープウェー比叡山頂駅(12:13)~ケーブル比叡駅(12:31撮影12:39)~水飲退陣之跡(13:17)~三宅八幡駅(14:05)
・祇園四条駅(14:48)~錦天満宮(15:02)~錦市場西入口(16:01)~四条駅(16:10)
※所要時間:4時間(歩行時間:3時間)
※登った山:1座(比叡山)
※歩行距離:9.5km
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比叡山(中)

【2017年3月5日(日)】比叡山
延暦寺を参拝中。
文殊楼の傍らに慈鎮和尚(慈円)の歌碑を見つけた。
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「おほけなく うき世の民に おほふかな わがたつ杣に墨染の袖」。
「千載集」に収録され、百人一首にも採用された歌である。
「身の程もわきまえないことだが、このつらい浮世を生きる民たちを包みこんでやろう。この比叡の山に住みはじめた私の墨染めの袖で」という意味だそうだ。

そんな思いが引き継がれているのか、この寺は世界平和を強く意識しているようだ。
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では、根本中堂をお参りしよう。
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ただし、目下、保存修理工事中。
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ちょっとタイミングが悪かった。
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堂内は撮影禁止なので、大人しく拝観。ありがとうございました。

修学旅行で来た時に回ったかどうかすっかり忘れてしまったが、今回は講堂や戒壇堂、阿弥陀堂や東塔なども見学した。
さっきから鐘の音が聞こえていたが、これは拝観者が鳴らしていたのだった。1回50円。
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そして大講堂。
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ここは吉川英治の『新平家物語』で取り上げられているそうだ。
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現在の建物は、旧堂が昭和31年に焼失した後、山麓坂本にあったものを移築したもの。
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その隣にある戒壇院は延宝六年(1678年)の建立。
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明治34年(1901年)に国の重要文化財に指定された。
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「一隅を守り、千里を照らす。これ則ち国宝なり」は、延暦寺を開き、天台宗の開祖となった最澄の言葉である。
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東塔と阿弥陀堂。阿弥陀堂は昭和12年の建築。
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これで東塔地域はひと通り回った。

少し離れた西塔地域にも巡拝券(700円)で行けるのだが、今回の目的は比叡山登山なので割愛。
ただ、登山口がよく分からない。
「山と高原地図」に従って、東塔裏の車道まで下りたら、係りの人に巡拝券を見せてくれと言われた。
提示しつつ、登山口がどこか聞いたら、東塔のすぐ裏に階段があるので、そこを登ればいいと教えてくれた。
100mほど引き返すと、確かに階段があり、それを登る。
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この上に、智證大師(空海の甥、円珍のこと)の御廟所があるようだ。
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それがどれなのか分からなかったが、間もなく大きな供養塔みたいな石塔が並ぶ平坦地に出た。
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それにしても、さすがは延暦寺。石塔がバカでかい。
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この奥に「登山道」の道標があったので安心して登る。
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前方にカップルがいたので、彼らについていく。
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男はちゃんと山の格好だが、彼女はジーパンにズック、手提げ袋という出で立ち。
大した距離じゃないからいいけど、せめてショルダーにして欲しいところだ。
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しばらく行って追いつくと、彼らに「比叡山に行かれます?」「この道でいいんですよね」と尋ねられた。
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なんだ、彼らは半信半疑で登っていたのか。
確かに有名な山のわりには案内がしっかりしていない。

「さっき、『登山道』って書いた看板があったので、大丈夫だと思いますよ」
と答えて、先に行かせてもらった。
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頂上近くまで来ると、大きな電波塔みたいなのがあり、その横でおじさん二人が食事をしていた。
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こんなところで食べているとは、頂上は展望が利かないのだろうかと、また昨日と同じ懸念がもたげてくる。
すぐ先に、頂上台地にぴょこんと突き出した盛り上がりがあった。
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登ってみると、一等三角点が燦然と輝いていた。
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山名板には「大比叡」と記されている。
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「小比叡」はどこかにあるのだろうか。

いずれにしろ、ここには確かに食事をするスペースはないし、展望もまるでない。
山名板と三角点を写真に収めただけで、すぐに立ち去り、食事適地を探す。
すぐに展望が開け、北の山々が見えた。
北西には、瓢箪崩山(532m)の向こうに雲取山(911m)。
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北は、右に水井山(794m)。
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間もなく大きな駐車場に出た。
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比叡山駐車場である。バス停もあった。
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駐車場に面してガーデンミュージアム比叡の入口があったが、冬期休業中。
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ここでやっと叡山ケーブルの休業の理由が分かった。
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しかし、もう一つ稼ぐ予定だった四明山はこのガーデン内にあるため、行くことができない。
これも至極残念であった。

とにかくトイレを済ませて
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100円望遠鏡の足場に座って、パンをかじる。
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観光客がほとんどいないので、できる芸当だ。

望遠鏡は使わなかったが、私も肉眼で眺望を楽しんだ。
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琵琶湖に架かる近江大橋。
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大津市街。
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これは比叡山の山頂部分。
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食後すぐに出発。予定外に下まで歩かないといけないので、早め早めの行動をとる。
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(もちろん運休中)

でも、コレクションも大事なので、ロープウェーの比叡山頂駅へ撮影のため寄り道。
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なんと12月5日から、もう冬期休暇に入っていたのだった。
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ここのベンチで、さっきのカップルがお昼を食べていた。

ここからは京都市街(岩倉あたり)を俯瞰できた。
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流行りの顔ハメ。
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ちょっと、顔の枠が大き過ぎる。
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では、車道に戻ろう。
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当然、こちら側にもミュージアムガーデンの入口があった。
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今度はロープウェーの山麓駅(比叡駅)に向かう。
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途中、ロープウェーの下を通ったら、センサーが反応して、「上をロープウェーが通ります。ご注意ください」の放送が大きく流れたので、びっくりした。
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休業中は必要ないのではないか。停めておいてほしい。
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ケーブルの比叡駅が見えてきた。
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駅名などは何も書かれていない。
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ロープウェーの比叡駅もすぐ近くにあった。
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駅前は、かわらけ投げ広場になっている。
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小豆島と同様、ここにも標的の輪があった。
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叡山ロープウェーは昭和3年、高祖谷~西塔間にわが国初の「空中ケーブル」として開業。
昭和19年に金属供出のため一旦廃止されたが、昭和31年に現ルートで再開したのだそうだ。
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ちなみに、叡山ケーブル、ロープウェーの経営は叡山電鉄ではなく、京福電鉄である。
もともと叡山電鉄は京福の100%子会社だったが、平成14年に京阪電鉄が全株式を取得し、経営権が移っている。
そんなことを知るきっかけになったのは、マウンテンバイク組立・解体場所なるめずらしい看板に京福の名前があったからだ。
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それはともかく、ここから八瀬比叡山口駅に下山する道がよく分からない。
メインルートを下ると修学院の方まで行ってしまうので、「山と高原地図」に出ている破線の道を行きたいのだが、それが地形図の線と一致しないのだ。

現地では、ケーブル比叡駅横から下山路が2つあるが、新旧の差だけで、どちらも北白川に向かうことになっている。
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やむを得ないので、とにかくメインルートを下ることにした。

すぐ先に展望スポットがあり、京都盆地を見下ろせた。
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中央の帯のような丘陵地帯は東山から西山にかけて。
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京都市街の南の方。
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その先には、子宝に恵まれるという「やどり地蔵」が安置されていた。
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とくにもう子供を欲してはいないが、手を合わせて通過。

間もなく植林帯に突入した。
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(つづく)
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比叡山(上)

【2017年3月5日(日)】比叡山
前日に大文字山に登り、京都市内のホテル杉長に泊まっている。
朝7時に起床。朝食は7時半から。
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湯豆腐に、揚げ出し豆腐、汲み上げ豆腐と、3種類の豆腐を食べられるのがうれしい。

トイレを済ませて、8時半すぎに出発。
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(京都市のマンホール)

今日は比叡山に登るので、山の反対側、大津市の坂本まで電車で行く予定だ。
当初は、出町柳から叡山電車に乗って、八瀬比叡山口まで行き、叡山ケーブルに乗り継いで行くつもりだったのだが、帰りに錦市場に寄るとしたら、大津側から登って、京都側に下りてくる方が便利だと気づいた。
これが別の意味でも大正解だった。当初の計画通りにしていたら大変なことになっていた。

そんなことはつゆ知らず、地下鉄の京都市役所駅前に向かう。
今日はずっと地上を歩いて行ったら、近代建築の京都市役所を見ることができた。
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今日はフリーマーケットが役所前の広場で行われるようだ。
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地下鉄に下りて、京阪京津線直通の浜大津行き電車に乗り込む。
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山科の手前から陸上に出る。山科の先はかなりの急勾配だ。
大津の市街地に入ると、急カーブが続く。
変化に富んだ路線で、鉄道好きには堪えられない。

浜大津駅で石山坂本線に乗り換え。終点の坂本駅に向かう。
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近江神宮前駅から先は未乗車区間なので、今回で坂本線は乗りつぶし完了だ。
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9:30ちょうどに坂本駅に到着。
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この格好いい電車に乗ってきたわけだ。
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反対側のホームにはラッピング電車。
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坂本駅の鉄道むすめは石山ともかちゃん。
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この駅はなかなかしゃれたデザインの駅舎だった。
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しかし、駅前の看板を見て、びっくり。
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なんと、明日から坂本ケーブルは設備改修工事のため4日間の休業。
全く調べていなかったので危なかった。1日ズレていたらアウトだった。

ここから穴太積みの石垣が続く坂道を登っていく。
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なかなか雰囲気のある通りだ。
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ここは日吉大社の門前町でもある。
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坂本名物の日吉そば。
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こちらは門前ゆどうふ。
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正面右手、八王子山の山頂近くに見えるのは三宮神社。
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日吉大社の赤い鳥居の手前で左折。
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穴太積みの石垣を見ながら進む。
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実に美しい。
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突き当りを右折すると、大きな通りに出る。
そこに比叡山高校の校門があった。
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1978年のセンバツ高校野球で完全試合を喫したが、翌年の夏の甲子園では滋賀県勢初の1勝を挙げた高校である。
自分が高校球児だった頃のことなので、よく記憶に残っている。
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(大津市のマンホール)

校門の横の坂道を登っていくと、まもなく坂本ケーブルの坂本駅に着く。
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坂本ケーブルは昭和2年(1927年)の開業。全長2025mで、1966年に群馬県の伊香保ケーブル鉄道が廃止されてから、日本で最も長いケーブルカーの路線となっている。
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坂本駅と終点の延暦寺駅は1997年に国の登録有形文化財になっている。
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ここまでコンビニがなく、昼飯をどうしようかと思っていたのだが、たまたまパンの自販機があったので、1個だけ購入。
下山後、錦市場で買い食いをする予定なので、あまりお腹は膨らませないようにという配慮である。

窓口で片道の切符を買おうとしたら、売り子さんが「え、片道?」とびっくりした様子。
「はい、京都側に下るので」
「向こうはロープウェーもケーブルも動いていませんよ」
なぬ!と思ったが、表情には出さず
「でも、叡山電車は動いているんですよね」
「動いていますが、歩いて下るんですか?」
「はい」
というわけで、無事に片道切符を購入。
それにしても、ロープウェーはもともと乗る予定はなかったのでいいとしても、ケーブルが動いていないとは、誤算だった。
まあ、歩いて下っても30分ほど余計な時間がかかるだけで、スケジュールに大きな影響はない。
もし京都側から入っていたら、歩いて登らなければならず、大幅な時間ロスになるところだった。助かった。
しかし、乗り鉄としてはケーブルに乗れないのは残念だ。
明日からは坂本ケーブルが休業だし、この時期は延暦寺が拝観停止になるのか、などと考えてみたが、そんなわけもない。
でも、後でガーデンミュージアム比叡のゲートにたどり着いて、謎が解けた。
バスも含め、比叡山に登る京都側の交通機関はそもそも冬期休業していたのだった。
延暦寺に行きたい人はマイカーか坂本ケーブルで行ってくれということなのだろう。
そもそも叡山ケーブルや叡山ロープウェーは延暦寺に行くための交通機関としては想定されていないのだ。
やはり、路線図だけ見て旅程を決めていてはいかんなと痛感。
トレラン大会とか休業情報とかもHPなどで確認しないと。

なんて、休業の理由がそういうことだとは想像もしないまま、10時ちょうど初のケーブルに乗り込む。
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さっきの京阪電車と似たようなデザインだ。

車内では盛んに、放送が日本最長のケーブルだとPRしている。
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途中駅が2つあるが、乗客から申告がない限り、通過するとのことだった。
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しばらく進むと、琵琶湖が見えてきたが、今日はかなり霞んでいる。
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ほぼ満席だったし、動き回ってパチパチ写真を撮ったりせず、大人しく座っていた。
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11分で延暦寺駅に到着。
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標高は654mだが、雪が残っていた。
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トイレを済ませて、まずは眺望を堪能する。
北には比良山地の蓬莱山(1174m)。あちらには、まだ雪がたっぷりある。
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かなり霞んでいるが、琵琶湖大橋の向こうに沖島。
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あの島には去年の今頃に行ったっけ。

その右手奥には長命寺山(333m)が確認できる。
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本来なら、このくらいは見えるらしい。
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眼下には坂本周辺の町並み。
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国の登録有形文化財になっている延暦寺駅も忘れてはならない。
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黄色い彩色が印象的だ。
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内部もちょっとレトロな雰囲気。
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蕎麦喰木像まで是ヨリどのくらいか。下が読めない。
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蕎麦喰木像とは親鸞(1173~1262年)の身代わりになったという伝説がある木像のこと。
比叡山で修行していた親鸞は毎晩、京の六角堂まで赴き、百日参籠修行も行っていた。
それを回りの僧たちは「毎晩、京の街に遊びに行っている」と非難した。
師の慈円は親鸞の修行を成就させようと一計を案じて、「今晩、蕎麦を食べるから、みな集まれ」と声をかけた。
そこに前もって彫ってあった親鸞の木像を置いたところ、「なんだ、親鸞はいるじゃないか」ということになり、噂はピタリと止まったという。
その木像が後に蕎麦喰木像と呼ばれるようになったそうだ。

現在は、無動寺谷の大乗院にあるとのことだが、今回はパス。
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延暦寺への舗装道路を進む。
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沿道にはかなり雪が残っていて、やはり滋賀県は雪国であることを再認識した。

左手に岡本杏路の句碑「うぐひすや檜山晴れつつ雪まとふ」。
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延暦寺に来るのは、高校の修学旅行以来なので38年ぶり。
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あの時は5人グループだったので、京都市街からタクシーで来た。
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階段の上から見た根本中堂の記憶だけ残っている。
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今回、それがどこからの風景だったのか確認できたが、目下、根本中堂は改修工事中で、ちょっと残念だった。
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順に見ていこう。まずは万拝堂。
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ここは、日本はもちろん世界各地の諸仏諸神を勧請して、平和と人類の平安を祈願している平成の新堂だそうだ。

大黒堂。
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江戸時代に建立された文殊楼。
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ここから根本中堂を見下ろしたのが、さっきの写真である。

(つづく)
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大文字山(下)

【2017年3月4日(土)】大文字山
哲学の道を歩いている。
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この道は「日本の道百選」に選定されているようだ。
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「左、あんらく寺 ほうねん院、ぎんかく寺」の道しるべ。
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大豊神社御旅所の前を通過。
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すぐ先に大豊神社の参道。参拝は割愛した。
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大豊神社は、宇多天皇の病気平癒のため仁和三年(887年)に建立された勅願寺。
応神天皇や菅原道真が祀られているとのこと。

こちらは佐川印刷のゲストハウスとして使用されている清宗庵。
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京都には数少ない武家の住まいで、西郷隆盛の孫が所有していたという。

光雲寺の標柱。後水尾帝、東福門院の勅願所でもあるらしい。
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このあたりには、なぜか猫がたくさんたむろっていた。
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若王子神社前を通過。ここで哲学の道はおしまい。
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さらに永観堂禅林寺の前も通過。
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琵琶湖疏水の分水からさらに枝分かれした水路を渡る。
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大寂門をくぐると、南禅寺の領域に入る。
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湯豆腐の「奥丹」。ゆどうふ一通り3000円也。
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南禅寺の三門に登ってみた。
歌舞伎「楼門五三桐」で石川五右衛門が「絶景かな絶景かな」という名セリフを回す「南禅寺山門」とは、これのことである。
5間幅の二重門(2階建て)で、大坂夏の陣で戦死した一門の武士たちを弔うために、藤堂高虎が寄進したものだそうだ。
確かにいい眺めだ。
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南の方角。
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南東の方角。
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東には本堂。
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北東の方角。
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北には金戒光明寺の三重塔。
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二つの庭園がある天授庵の門。
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午前中に歩いたのは、あのあたりの稜線かな。
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絶景を満喫した後、水路閣へ。
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ここにもきれいどころが3人ほど。
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さようなら~
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水道橋をくぐって、階段を登る。
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粟田山への道だ。
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水路閣の上を流れる琵琶湖疏水を俯瞰することができた。
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このまま疏水に沿って、蹴上駅まで行こうと思ったが、破損個所があるとのことで通行止め。
仕方なく戻って、車道を行くことにした。

戻ったついでに、せっかくなので本堂に参拝。
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天井には巨大な龍の絵が描かれていた。
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軒丸瓦には「南禅」の文字。
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今度は三門をくぐる。
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右手に、佐賀県伊万里市円通寺・森永湛堂(杉洞)の句碑。
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「この門を入れば涼風おのづから」

応仁の乱の当事者、山名宗全の墓はこの真乗院の境内にあるようだ。
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蹴上へ続く、金地院門前の道。
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金地院は東照宮鶴亀庭園が有名らしい。
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赤レンガの蹴上隧道が見えてきた。上をかつてはインクラインが走っていた。
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これがネジリマンポと呼ばれるレンガの積み方。
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銘は「雄観奇想」。見事な眺めと優れた考えという意味だそうだ。
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16:20、5時間半ほどで、東山の一部を一周し、蹴上駅まで戻ってきた。
歩行距離はほぼ10km。
こんなに長く、ゆっくり京都を歩いたのは初めてだ。
京都に住んで、くまなく神社仏閣や周りの山を歩いてみたいな~と思ったが、この年ではもう無理だろう。

蹴上駅から地下鉄東西線に乗って、京都市役所前駅で下車。
地下街みたいなところをしばらく歩いて地上に出ると、御池通りである。
この通りに沿って、しばらく西へ歩く。
京都市立御池中学校の手前を右折すると、間もなく、今宵の宿「ホテル杉長」。
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16:40にチェックイン。
完全な和室で、それはいいのだが、座椅子がないのがちょっと不便。

それでも、30分以上のんびりしてから、大浴場へ。
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もちろん温泉ではないのだが、独占できたので、気持ちよく入れた。

18時ちょうどに部屋に戻り、夕食。部屋食だった。
予約のときに、すき焼きやしゃぶしゃぶを選ぶこともできたが、京懐石をお願いした。
でも、出てきたものは、そんなに珍しいものではなかった。
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牛の鉄板焼きは美味しかったが、本当は霜降りじゃない方がよかった。
あなごの卵とじは、汁が沸騰する前に火が消えてしまい、燃料を追加注文しないといけなかったのは、さらに残念。

デザートは、金つばとイチゴ。
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お腹いっぱいになった。

食後は布団にねそべって、ブラタモリ(奄美大島)。
続いて、「アナと雪の女王」を見ているうちに沈没してしまった。
明日は比叡山に登る。

【行程】2017年3月4日
蹴上駅(10:51)~インクライン(10:54撮影11:00)~日向大神宮(11:09)~神明山(11:21)~七福思案処(11:27)~326mピーク展望所(11:54撮影11:57)~林道交差点(12:25)~大文字山(12:34昼食・撮影13:03)~火床(13:21撮影13:32)~法然院(13:58)~銀閣寺(14:10拝観14:43)~銀閣寺橋(14:51)~南禅寺(15:43拝観16:12)~蹴上駅(16:20)
※所要時間:5時間29分(歩行時間:3時間35分)
※登った山:2座(神明山、大文字山)
※歩行距離:10.7km(京都市街含む)
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大文字山(中)

【2017年3月4日(土)】大文字山
大文字山(465m)から五山送り火の火床まで下ってきて、展望を満喫。
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ひと通り撮影して、銀閣寺方面に下る。
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右手には明日登る比叡山(848m)が見えた。
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あちらの火床は「大」の字の右のはらい。
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こちらは延々と火床に沿って階段が続く。
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これが登りだったら、かなりうんざりしただろう。
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上部の火床には一つ一つ立派な石垣が築かれていた。
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樹木が完全に伐採されているので、大雨の後など土砂崩れが心配なのだろう。
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それにしても、わざわざ大谷石を栃木県から運んでくるとは。
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火床のエリアを抜けて、樹林帯に入ると、木材の切れ端のようなものが散乱している。
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まさか、薪をこんな近くで調達しているのだろうか。

さらに下りは続く。
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京都・文化の森の中を通過。
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クスノキの巨木たち。
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しばらく樹林帯を歩いて、火床から30分かからずに下界に下りてきた。
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トイレに行きたいのだが、あるのはこういう歴史のありそうなものばかり。
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すぐ近くに法然院が見えたので、トイレがないか探しに行く。
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幸い、拝観料は取られなかった。
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でも、トイレはなかった。折角なので、庭園だけは見学しておいた。
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門の外には、松尾いはほ(1882~1963年)の句碑「椿落ちて林泉の春動きけり」。
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仕方ないので銀閣寺へ急ぐ。
本当は、銀閣寺に向けて下っていたつもりなのに、道なりに歩いていたら、少し南に出てしまった。
10分ほど歩いて、やっと銀閣寺に到着。さあ、トイレはどこだ?
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どうやら、やはり中に入らないといけないようなので、ともかく総門をくぐる。
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続いて、高い生垣の回廊、銀閣寺垣の間を急ぐ。
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銀閣寺に来るのは高校の修学旅行以来なので38年ぶりだが、この風景には見覚えがある。

中門前の受付で拝観料500円を支払って、中に進み、人の流れに沿って歩いていたら、すぐに銀閣(観音殿)が現れた。
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でも、順路通りに歩いていたら、トイレは最後になってしまうと気づいて、あわてて戻り、朱印所でトイレの場所を聞いて、やっとたどり着くことができた。
ふう、やっと人心地ついた。

落ち着いたところで、改めて順路をめぐる。
右手に白壁が美しい庫裏。
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宝処関を抜ける。
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これが噂の向月台。こんな急斜面の砂山をどうやって築いているのだろう。
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銀沙灘(ぎんしゃだん)。
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英語では「銀色の砂の海」と訳されていた。
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向月台と銀閣。
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お客さんはかなり入っているが、身動きが取れないというほどでなない。
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本堂(方丈)の板戸に描かれている、この絵は滝だろうか。
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これは随分変わった窓のさんだ。
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国宝東求堂。
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このカタカナ混じりの注意書きは誰に向けているのだろう。
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外国人はそもそも読めないのだから、戦前生まれの日本人向けだろうか。

庭園も素晴らしい。これは白鶴島。
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東求堂をからめて。
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振り返ると、銀閣。
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錦鏡池に浮かぶ大内石。
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千代の槙(樹齢約500年)。
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洗月泉。
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泉の底には賽銭の山。
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錦鏡池と東求堂。
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斜面はコケの絨毯。
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銀閣の屋根に鳳凰がいた。
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昭和17年建立の「銀閣寺旧境内」の碑。
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お茶の井。
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泉は、足利義政公愛用のお茶の井跡で、現在も水量が多く、お茶会などに利用されているのだそうだ。

この石組は、昭和6年に発掘された竹亭漱鮮亭跡。
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苔寺(西芳寺)の竜淵水石垣を模範に造られたとされる。
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展望所まで登ってくると、銀閣を俯瞰できる。
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この角度はとても新鮮だ。
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実に美しい。
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右手には、本堂や東求堂、庫裏などの甍。
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セットにしてみてみよう。
(ス839)
銀沙灘の縞模様が打ち寄せる波のように見える。
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また別の角度から。
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苔と飛び石。
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再び、下まで下りてきた。
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こちらから見る銀閣も絵になる。
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しかし、手入れは大変だろうなあ。
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錦鏡池の対岸に和服の女性たちが大勢。
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市内で着付けてもらって神社仏閣めぐりを楽しんでいるのだろう。外国人の姿も目立つ。
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銀閣の屋根のこけら葺きの見本を見学して、拝観終了。
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門前の土産物屋で早速、抹茶ソフトを購入する。
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京都の抹茶ソフトは抹茶味が濃厚な上に、抹茶の粉末が振りかけてあり、大満足だった。

京漬物も美味しそう。
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門前の土産物店などを冷かしながら歩いていると
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間もなく琵琶湖疏水の分水にかかる銀閣寺橋に出た。
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ここから若王子橋に至る約2kmの分水沿いの道は「哲学の道」と呼ばれている。
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ここを歩くのは、大学2年の冬以来なので34年ぶりだ。
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のんびりと南禅寺まで散策することにした。

対岸では、クマのぬいぐるみが仲良く釣りをしている。
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石畳の道が延々続く。
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京都の地名は効率など関係なく昔のまま残っているので、とても気に入っている。
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幸せ地蔵尊。こちらは現代的な命名。
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「哲学の道」の名は、哲学者の西田幾多郎(1870~1945年)が研究や読書、思索の疲れを癒すため、たびたびこの川沿いを歩いたことに由来する。
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「人は人 吾はわれ也 とにかくに吾行く道を吾は行なり」の歌碑が河畔にたたずむ。
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人の評価や人の行動に左右されない生き方は、私の信条とするところでもある。

「疏水」と刻まれた欄干は桜橋。
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その向こうに、油取り紙で有名な「よーじや」の銀閣寺店。
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ヒメリュウキンカがこんなにきれいに咲いていた。
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(つづく)
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大文字山(上)

【2017年3月4日(土)】大文字山
関東の山に雪が積もっている間は、努めて西日本の山に行こうと心に決め、先月の小豆島に続き、今月は京都を訪ねることにした。
前夜は新橋の個室鑑賞に泊まってしまい、睡眠時間は4時間。
7時近くまで寝ていても大丈夫だったのだが、6時にトイレに起きたら、もう眠れなくなってしまった。
仕方ないのでシャワーを浴びて、チェックアウト。
駅前のコンビニで朝食のパンを買い、駅のホームで食べた。

東京駅8時発ののぞみ207号新大阪行きに乗車。
知らぬ間に寝てしまい、名古屋のあたりで目が覚めた。
伊吹山(1377m)はまだ、たっぷり冠雪していた。
京都には定刻通り10:17に到着。
地下鉄烏丸線、東西線と乗り継いで、蹴上駅で下車。
ここは2003年12月に、天智天皇陵や琵琶湖疏水のインクラインを見学しに来た時以来の再訪である。

トイレを済ませて、陸上に上がり、10:50にスタート。
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本日のお目当ては大文字山(465m)である。

少しだけ坂を登り、安養寺と日向大神宮の大きな標柱のあるところを左折する。
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すると、すぐにインクラインの遺跡が目に飛び込んできた。
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以前はここの線路を歩いた記憶がある。
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改めて、ひと通り見学してから
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インクランをまたぐ橋を渡って、いきなりぐいぐい登っていく。
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前方にはご夫婦らしきハイカーが見えたので、地元の方と決めつけて後を追う。
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日向大神宮にも立ち寄りたかったが、広くて時間がかかりそうだったので割愛。
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近くには伊勢神宮遥拝所なるものがあるそうだが、これも割愛。
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ここから山道となる。
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トレランの人の姿が結構目についた。
ここは京都一周トレイルの一部でもある。
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最初から、かなり急な坂を登らされる。
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岩が露出しているところもあり、街のすぐそばのハイキングコースとは言え、あなどれない。

大神宮前から10数分登ったところにあるピーク(218m)に「東山第19峰 神明山」という山名板を発見。
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なんと、こんな細かいピークに山の名前が付いているのなら、この先、いくつも「登った山」を稼げそうな気がしてうれしくなる。
でも、実際は、この先、大文字山しか「山」はなかった。

下り気味に進むと
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5分ほどで「七福思案処」の交差点に着いた。
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名前の由来を書いた説明板などはなかったが、七福神がどっちに進もうか思案した処なのだろうか。
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まだ30分ちょっとしか歩いていないが、ベンチがあったので数分腰を下ろして休んだ。
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ここに先客としていた、高齢男性二人の声がかなり大きい。
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しばらくして先に行かせてもらったが、かなり後ろに離れても、ずっと話し声が聞こえる。
耳が遠いと声が大きくなるのは仕方ないが、男のくせによくしゃべる方々だった。
関西って、そういうものかも。いずれにしろ、あの二人が近くにいる限り、クマの心配はないだろう。
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蹴上から大文字山までコースタイム1時間50分なので、到着が12:40になってしまう。
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途中でお昼にしたいのだが、なかなか適当な休憩所がない。
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適地を探しながら、黙々と登る。
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すると、右手が開け、山科の盆地が一望。
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325mピークを回り込むと、今度は京都市街を見下ろす、展望スポットに出た。
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正面には御池通り。
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緑の森は京都御所。
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赤い鳥居は平安神宮。
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お昼の候補地だったが、先客のおじさんがいて、少し居心地が悪いので先に進むことにした。
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この先にも、山科方面の見晴しが良さそうなところがあった。
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でも、そこもベンチはなく、団体さんがたむろしていたので通過するしかなかった。
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閑話休題。こんなに大きく成長した瘤も珍しい。
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しばらく行くと、林道と交差した。
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間もなく頂上と思われるが、こんなところで弁当を食べている人がいるとは、もしかして頂上は展望が利かないのかしら、と不安がよぎる。

とにかく、お昼を食べるタイミングを逸したまま歩き続け、12時半過ぎに頂上に着いてしまった。
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まあ、それならそれで結果オーライなのだが、結構な人出だ。団体さんも多く30人はいたのではないか。やはり大文字山は人気の山なのだろう。
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ここは三等三角点。
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近くには、菱形基線測点もあった。
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菱形基線測点とは、地表面の水平方向の変動を調べるために、4つの測点で菱形を形成しているもの。
大正時代初期に三鷹の天文台に1辺100mの測点が設置されたのち、全国で計15ヶ所に設けられた。
京都の測点は、大文字山を上の頂点として、花山、浄水場、追分(大津)の4点に設置されている。
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1969年、70年、81年の3回にわたり測定が行われたが、変動は0~3cmにとどまり、顕著な地殻変動は認められなかったそうである。
阪神大震災後の変動も知りたいところだが。

かなり霞んでいたが展望もあった。
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大阪方面。桂川が見える。
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東山と山科。
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真ん中のドームは京都大学天文台。その右手前は阿含宗総本山。
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滋賀県方面の峰々。
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撮影後、少し離れた場所に腰を下ろして、新橋のコンビニで買った、おにぎりをほお張る。
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いや~さすがに関西の山は話し声が賑やかだ。
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そういえば、山名板を見ていない。
食べ終わってから、改めて探してみたら、三角点のある空間の背後の木の随分高いところにくくり付けられていた。
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あれは分かりにくい。危うく見逃すところだった。

30分ほどで出発。下山開始。
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しばらく下ると、大文字送り火の火床に出た。
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当然だが、開けていて、京都盆地の大展望が広がった。
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手前には金戒光明寺(左)と極楽寺(右)の森。
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京都大学。
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銀閣寺の北側にある小山。
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岩倉方面。
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京都の中心部。
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中央に横たわる緑の森は京都御所。
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京都盆地の全景。
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鷹かしら。
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明日登る比叡山(848m)も間近に見えた。
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それにしても、送り火は随分原始的な火床を使っているんだなと驚いた。
直方体の大谷石が2本並んでおり、この上に薪を井桁に組んで、火を灯すのだそうだ。
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それが斜面に点々と大の字を描いて、5つの方角に並んでいた。
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これを見られたのは、収穫だ。
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「大」の字の交差するあたりに、弘法大師を祀った大師堂。
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送り火は、「五山送り火」と言われる通り、「大」の字のみではない。
「松ヶ崎妙法」の「妙」と「法」(西山と東山)、左大文字と呼ばれるもう一つの「大」(左大文字山)、そして「舟形万灯籠」(船山)、「鳥居形松明」(曼陀羅山)の計5ヶ所だ。
毎年8月16日の夜8時から5分ごとに順次点火される。

そのいくつかが、ここからも見えた。
東山の「法」。
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船山の「舟形万灯籠」。
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いつか夏に改めて見に来たいものだ。

(つづく)
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離山・ナコウ山(4)

【2017年3月3日(金)】離山・ナコウ山
国道135号立岩トンネルの旧・旧道を歩いている。
しばらくすると完全なヤブになり、踏み跡も怪しくなってきた。
枝に頭がひっかかり、帽子が脱げてしまったので、拾おうとしたら、なぜかザックに入れてあったはずの手袋が落ちている。
変だなと思って、ザックを下ろしてみると、なんとチャックがほぼ全開になっている。
さっき閉めたはずなのに、ヤブに引っかかって空いたのだろうか。
それはともかく、中に入れていたウィンドシェルがない。
もう少しで、このヤブを抜けて国道に出るところだったが、落とし物を探しがてら引き返すことにした。
すると、ザックに入れていたレジ袋のゴミをまず発見。
しかし、国道に戻っても、ウィンドシェルを見つけることはできなかった。
考えてみると、さっきも閉めたはずのチャックが10cmほど開いていたことがあった。
ザックがパンパンなので、その圧力で徐々にチャックが開いてしまったのかもしれない。
すると、落としたのは、朝日山公園に向かいながら走っていた時の可能性が高い。
残念だが、そこまで戻る気力も時間もない。
断腸の思いで、諦めることにした。

これで時間を15分もロスしてしまった。
結局、この関門は旧道の網代隧道で抜けることにする。
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歩行者も通行禁止になっていたが、ごめんなさいさせてもらった。
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抜けると、正面に熱海市街が望めた。
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立岩トンネルは魚のマーク。
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とにかく、16:01の電車に乗るべく、黙々と歩いた。
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網代港の商店街も一気に通過。
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漁港らしい木造の民家にも一瞥のみ。
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鰯の天日干し。
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あと10分残して、何とか間に合った。
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駅前には、菓子補間瀬。物色したいが時間がない。
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「名産店」という命名は珍しいかも。
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とりあえずゴール。
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本当は、網代温泉に入りたかったが、調査不足につき、先を急ぐ。
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ホームで5分ほど待つ。
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入線してきた電車はリゾート21、通称キンメ列車だった。
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混雑して座れなかったのでデッキで車窓を見ていた。
伊豆多賀の227mピーク。
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右に朝日山(163m)、中央奥は初島。
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対岸は網代港。
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今日は熱海のレトロ旅館福島屋で日帰り入浴をするつもりなので、来宮駅で下車。
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市街地を散策しながら、福島屋に向かう。
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途中、湯汲坂を登って、大湯の間欠泉に寄り道。
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ちょうど勢いよく、温泉を噴き出していた。
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かつての大湯は1日に6回噴出していたが、明治末期には止まってしまったという。
関東大震災をきっかけに噴出が始まったが、またすぐに減り始めて、昭和初期には再びストップ。
現在のものは、人工的に噴き出す間欠泉として、昭和37年に整備されたものだそうだ。

ここには、オールコックの碑と愛犬トビーの墓があった。
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石仏も3体。
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さらには、市外電話発祥の地でもあった。
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明治の頃、熱海には多くの政治家や政府高官が保養や会談のため来遊し、東京との連絡が非常に多かったため、東京~熱海に電話回線が引かれ、明治22年1月1日に開通した。
その熱海電信局がこの地にあったのだそうだ。

干物がおいしそう。
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小沢の湯では、観光客がゆで卵作りを試みていた。
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駅から15分ほどで、福島屋旅館に到着。
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入る前に、すぐ近くにあった風呂の湯を撮影。
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ここの湯は外傷に効くと言われ、その蒸気で饅頭を蒸したり、酒を温めたりして販売していたとのこと。
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すぐ近くに塩分のない温泉が湧き出していたことから「水の湯」とも呼ばれたという。

では、入浴させていただきましょう。400円という安さがありがたい。
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まさに昭和レトロな雰囲気。
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湯船が意外に大きい。
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先客が一人いたので、「こんにちは~」とあいさつして入浴。
「今日はそんなに熱くない。いつもはとても入っていられないよ」と言う。
30年くらい前からちょくちょく来ているとのことで、昔はもっと安かったんだとか。
カランは2つしかなかったが、客が少なかったので、とくに問題はなかった。
ちょっと体が冷えていたので、よく温まった。

ちなみに、これは女湯の扉。
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満足して、熱海駅に向かう。
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途中、もう一つの熱海七湯、清左衛門の湯に寄り道。
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その昔、清左衛門なる農民がこの湯壺に落ちて、火傷で亡くなったので、その名がある。
人が大声で呼べば、たくさん湧き、小声で呼べば少しだけ湧いたと言われているそうだ。

趣のある古屋旅館。
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駅へは近道で。
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駅前の土産物店街を通り抜ける。
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これも、なかなか渋い旅館だ。
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小田原と熱海との間を結んでいた熱海鉄道の7号蒸気機関車が駅前に展示されていた。
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17:37発の東海道線で小田原へ。
小田原では古くからの友人と旧交を温め、22:51発のひかり538号で帰京。
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会社に泊まるつもりだったが、入館証を持ってきてなかったので、新橋の個室鑑賞に泊まるハメに。
5時間を超えると使用料が1000円高くなるので、時間稼ぎのため、銀座の行きつけのバーで時間つぶし。
でも考えてみたら、こっちの支払いがあるので、結局高くついてしまった。
明日からは京都なのに、就寝したのは午前2時を過ぎていた。
長い1日だった。

【行程】2017年3月3日
宇佐美駅(10:55)~宇佐美漁港公園(11:23昼食11:31)~神社(11:48)~離山(12:26)~旧宇佐美隧道(12:40)~羽柴越中守石切場(13:36撮影13:42)~ナコウ山(13:43)~旧道(13:59)~あじろ南熱海ヶ丘(14:27)~朝日山(14:53)~立石隧道旧道(15:19)~網代駅(15:55)
※所要時間:5時間(歩行時間:4時間45分)
※登った山:3座(離山、ナコウ山、朝日山)
※歩行距離:15.5km(熱海市内含む)
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離山・ナコウ山(3)

【2017年3月3日(金)】離山・ナコウ山
伊豆古道東浦路を経て、熱海の高台にある別荘地に出た。
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見晴らしがよく、真鶴半島もよく見える。
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こちらは熱海方面。
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初島もさらに近くなった気がする。
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しかし、時刻はすでに15時近い。
16:01網代発の電車に乗りたいのだが、かなり厳しくなってきたので、下りはちょっと走ったりした。

別荘地を20分ほど歩くと、再び人しか歩けない道になった。
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そこにこんな看板が。
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「うすづき山」とは、さっき巻いてしまったピーク(約235m)のことだろうか。
失敗した。知っていれば、もう一つ稼げたのに。

急な階段を下りると、熱海市立網代中学校の前に出る。
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網代中は2006年4月に多賀中との統合により廃校となった。
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本日、最後の1座、朝日山(163m)へは、ここから階段168段。
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たったった、と登っていく。
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頂上まで5分と書かれていたが、3分で着いた。
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こちらは若宮神社。
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まずは三角点を確認。
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ありがたいことに、手書きの山名板もぶら下がっていた。
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これが頂上の雰囲気。
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すぐ下に東屋があった。
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ここからの眺めも見事だ。
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初島から熱海行きの船が出たところ。
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あれに乗ったなあ。
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こちらは伊東港からの高速船。
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富士山が見えるとのことだが、伊豆の山々が邪魔していないのだろうか。
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結局、雲の中のようで、今回は確認することができなかった。
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それでは、朝日山公園を後にする。
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すぐ先にも展望スポットがあったが、大島が見えただけだった。
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ここには網代中の第58期生が成人式を迎えたのを記念した植樹があった。
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帰りは、網代中の前に戻って、そこから網代駅方面に行こうと思っていたのだが、この地図を見てやめた。
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網代トンネルの東側に旧道があり、そこから屏風岩や立岩が見えるように思えたからだ。
時間も何とか大丈夫そうだし、遠回りだが旧道回りで下ることにした。

網代長谷観音に至る途中に、復元された灯明台があった。
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その向かいには、東海呑吐の句碑の説明板。
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信州出身の武士で、熱海俳壇の祖とのこと。「散る時ははてしれなくて秋の月」と刻まれているようだが、句碑そのものが見当たらない。

まさか、これの裏に書いてあったのか。
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これは隠山亭阿たるの句碑。
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隠山亭とは、網代にゆかりのある秦中仲のことで、江戸時代の郷土史「豆州志稿」を秋山富南とともに完成した人物だ。辞世の句「神ととも高天原におくらるる」が刻まれている。

網代長谷観音の境内に入ると、古い石仏が並んでいた。
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寛保元年(1741年)の銘が読み取れる。
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境内の右側中段に観音像が三十三体、一列に安置されていた。
これらには寛政、嘉永の年号銘が確認できた。
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一番奥寄りの自然石には「三十三観世音菩薩」の文字。
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そして長谷観音の本堂。
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ここのご本尊は大和と鎌倉の長谷観音と同じ木から行基が作った3体のうちの一つで、一木三体観音と伝えられている。はじめは海岸の屏風岩の洞窟に安置されていたが、のちにここに移されたという。

一礼だけして、門前まで下ってきた。
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国道に出ると、間もなく立岩トンネルに至る。
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当方は、さっきの地図に従い、その海岸よりにある旧・旧道に分け入る。
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地図には、ちゃんとした道のように書かれていたが、遊歩道ですらない廃道だ。
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かろうじて残る縁石が、かすかに現役時代があったことを伝えている。
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眼下に岩礁が見えるが、名のある岩ではなさそう。
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これが、たぶん屏風岩。
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全く判読できないが、句碑らしきものがあった。
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さっきよりは少し波が出てきたかな。
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こっちが、おそらく立岩だろう。
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(つづく)
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離山・ナコウ山(2)

【2017年3月3日(金)】離山・ナコウ山
離山(154m)の石切り場から離山山頂展望台(実際は山頂ではない)に向かう。
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でも、展望台に着く前にロープで通せんぼがしてあった。
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強行する手もあったが、なぜか気力が湧かず引き返した。
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とにかく、離山の本当の頂上を極めなくては。
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さっきの標識にはこう書かれていたのだった。史跡見学は大丈夫のようだ。
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頂上付近は平坦で、最も高いと思われる場所に三角点はない。
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ちょっと探したが、少し先のやや低い場所にあった。
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ここは四等三角点。
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お約束を果たしてから石切り場まで戻り、宇佐美隧道方面に下っていく。
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途中で右手にベンチがあった。
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その前方が開けており、初島が正面に見えた。
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真鶴半島や岩礁も。
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頂上から15分ほどで国道135号の旧道にある宇佐美隧道に出た。
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大正14年(1925年)の開通で、全長114m。
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1993年に新宇佐美トンネルの供用開始に伴い廃止された。
トンネル自体は車両通行止めになっていたが、手前に自動車板金工場らしきものと車が何台かあって、宇佐美側からはここまで車で来られるようだ。
縁石におじさんが1人座っていたので、「こんにちは~」と挨拶したが、返事はなかった。

トンネルの向こうは海が見えそうなので、寄り道してみた。
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網代側は、入口から通行止めになっているようで、アスファルトの上に草が生え、廃道化が進んでいた。
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でも、ここからの眺めは最高。南に伊豆大島が望めた。
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伊豆東海岸の断崖を目の当たりにした。
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東の沖には初島が浮かぶ。
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北東には三浦半島。
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眼下の磯も波は比較的穏やか。
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さて戻りましょう。
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宇佐美側の隧道入口の脇から登り始める。
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峠に至ると、猛烈な急坂が待っていた。
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ロープが張ってあるので、何とか登れたが、なかったら足元が滑って、大いに難儀するところだった。
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標高差100mほどを一気に登ると、道はやっとなだらかになる。
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道の真ん中にぽつんと矢穴石。
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321mピークにはアンテナの残骸があった。
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ここから若干下って、登り返し。
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この道は、いわゆるハイキングコースになっているようだが、気軽に来られるようなところではない。
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再び、一瞬の初島。何度見ても美しい。
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トンネルから50分ほどで、ナコウ山頂上直下の石切り場に到着。
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ここには「羽柴越中守(細川忠興)石場」と刻まれた標識石が残っていた。
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当時の大名たちは、良質な石材を得るため、石切り場をめぐって激しい争奪戦を繰り広げたらしい。お隣、熱海市には「是(これ)ヨリにし 有馬玄蕃(げんば) 石場 慶長十六年 七月廿(にじゅう)一日」と刻まれた石があり、そこから西が丹波福知山城主・有馬豊氏の石切り場であったことが知られている。ただ、有馬家は慶長16年(1611年)の江戸城普請には動員されていない。将来の出番に備え、石切り場を予め確保しておいたのだろうと推定されている。

細川家も石切り場の確保に奔走していたことだろう。
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ここはわざわざ伐採してくれているのか、眺めは抜群。
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眼下に宇佐美の町並み。
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かつてはあそこを多くの石船が行き交ったわけだ。
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ここから海を見下ろしていると、感慨深いものがある。
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江戸時代の人々は、この草深い山に登って、大きな岩を掘り出し、コツコツと矢穴を開けて、岩を整形し、それを山から下ろして、船に積み込み、江戸まで運んで、今度はそこで石垣を積み上げた。
何の動力もない時代に、当時の日本人はこの壮大な事業を成し遂げたのだ。それを命じた将軍の権力、それを実現できた技術。いずれにも驚きを禁じえない。
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標識石にはちょうど木の影が映るので、太陽が雲に隠れる瞬間を待って、撮影した。

ちなみに、これは伊豆半島の脊梁山脈。中央左が巣雲山(581m)。
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ちょっと雲に隠れているが天城山(1406m)。
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大室山(580m)と伊東市街。
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伊東市街をアップで。
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ナコウ山頂上は、ここから急坂を1分。
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その名の由来は、当時ここで働いていた石工があまりのつらさに泣いたからだとか。
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ちょっとこじつけのような気がするが。
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頂上からは熱海方面をかろうじて望むことができた。
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その向こうには、箱根の神山(1438m)。
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標識石まで戻って、伊豆古道東浦路方向に下る。
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尾根をそのまま行くと遠回りなので、途中で斜面を下りたいのだが、踏み跡が見当たらない。
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面倒なので下りやすそうなところから、強行突破。
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間もなく、踏み跡が見つかり、古道に出た。
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舗装道路かと思っていたが、さにあらず古道らしい道だった。
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こちらにも矢穴石が転がっていた。
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「琵琶ころがし」の坂。道幅が狭く、谷側が急な崖になっているので、盲目の琵琶法師では転げ落ちてしまいそうだというのが、その由来。
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それほど狭くはない気もするけど。
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吉田松陰先生腰掛けの平石。
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嘉永七年(1854年)、日米和親条約締結のため下田に停泊中の黒船に乗り込もうと、吉田松陰は江戸から、この東浦路を駆けて下田へと急いだ。
その際、腰を下ろして休んだのではないかと言われている石だそうだ。
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「休んだ」ではなくて「かもしれない」としているところが奥ゆかしい。

道はぐんぐん登っていく。
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その途中に、峠の馬頭観音。
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寛政九年(1797年)の建立で、台座には「宇佐美右也 村内安全 願立遠藤平太」と刻まれている。
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でも、実はここはまだ峠ではなく、さらに登り坂は続く。
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ただ、傾斜はゆるくなった。
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右手に文化十三年(1816年)建立の法界萬霊塔。
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法界萬霊塔とは、村内に悪霊や災難が入らないよう峠や村界に立てられたもの。
左に矢穴の跡があるので、築城石の残りを転用したものと思われる。
「右世話人八左衛門」とある。

シダの道を過ぎると
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大島茶屋跡。伊東市と熱海市の境にあたり標高は288m。大島が見える場所なので、こう呼ばれていたのだろうか。
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今は跡形もない。
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ここで遊歩道は終了。別荘地に出た。
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開けているので、熱海方面と箱根の山を望むことができた。
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「あじろ南熱海ヶ丘」だそうだ。
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一応、伊豆古道のハイキングコースはまだ続く。
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ちょっと地中海のような眺めだった。
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(つづく)
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離山・ナコウ山(1)

【2017年3月3日(金)】離山・ナコウ山
2月に宇佐美駅から巣雲山(581m)に登ったが、あの時は、もう一つの候補として海岸沿いの離山・ナコウ山縦走というプランもあった。
でも天気があまりによかったので、富士山を見るために巣雲山を選んだのだが、ナコウ山(353m)にも未練がある。
ナコウ山は江戸城石垣の石切り場としても知られた場所なので、取材(会社の業務)ということにして平日に出かけた。

新所沢駅を7:39に出発。高田馬場で山手線に乗り換えて、品川から特急踊り子105号に乗り込む。
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会社から旅費が出るので新幹線でもよかったのだが、たまには在来線の特急に乗りたかった。
家から持ってきたビーフジャーキーをつまみに、朝から缶ビールをプシュッ。
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多摩川を渡るとき、右手前方に富士山がはっきり見えたが、撮影には失敗してしまった。

車窓を見ながらくつろいでいたら、女性の車掌さんが検札に来た。
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最近は、ちゃんと指定された席に座っておれば検札は省略されるはずだが?と不審に思ったが、踊り子号はまた別なのかなと思い直し、素直に切符を見せた。
車掌さんは席が合っているので、はんこを押そうとしたが、ふとあることに気づいたようだ。
「すいません、これ明日の切符ですが」
え~~~~!
う、切符の日付は確かに4日、今日はひな祭りの3日。
しまった。昨日、切符を旅行代理店で買ったときに、日付を間違えて申告してしまった。
「ど、ど、どうすればいいでしょうか」
「ちょっと待ってください。帰りの分も含めて、切符お預かりしていいですか」
と言って、いったん引っ込んでいった。

まあ、何とかなるだろう。
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平塚を過ぎると、右手に高麗山(168m)が現れた。
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JRで買った切符なら、わりと簡単に変更できるようだが、代理店で買ったものは、やや面倒らしい。
全く私も相当ボケている。つまらないことで、余計な手間をかけてしまった。
反省しつつも、ビールをぐび。

しばらくして、今座っている席は確保できたと、車掌さんは知らせてきた。
「いや、すいません。ありがとうございます」
「乗車券と帰りの切符については、乗り換えの熱海駅の窓口でお手続きください」
とのこと。
乗り換え時間は14分あるので、まあ大丈夫か。

この電車は前10両が伊豆急下田行き、後ろ5両が修善寺行きなのだが、車内放送によれば、前10両は満席とのこと。
平日なのに何があるんだろう。河津桜はもう盛りを過ぎた気もするが。

引き続き車窓を眺めていると、丹沢の山々との距離が小田急線や新幹線よりも遠い。
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そのことがとても新鮮だった。

小田原の手前で見えた富士山にはかなり雲がかかっていた。
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しばらくすると、また車掌さんがやってきて、「今日は熱海がとても混雑していて、乗り換え14分だけでは間に合わないかもしれないので」ということで、切符1枚1枚に「誤発売。・・・・」と書いて、はんこを押してくれた。
なんて親切な方なんだ。
こちらの不注意なのに、しかも、あれこれ忙しいはずなのに、丁寧に対応してくれて、感謝しきりであった。

熱海には10:20に到着。
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ここで切り離しの瞬間を見学してから、伊東線のホームへ。
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改札近くには「伊東まがり雛」の宣伝ポスターが貼ってあった。
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電車が混んでいたのは、このせいなのだろうか。
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乗り換えの電車は普通の車両だった。
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でも、車内はそれなりに混んでおり、ロングシートに座らざるをえなかった。

10:34発車。宇佐美には定刻通り10:51に到着した。
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ここは無人駅だったので、さっきの不規則切符を提示して説明する必要はなかった。
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まずは、前回もお世話になったアイヌ語トイレ「旅のアシンル」へ。
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用が済んだら、駅前広場の「宇佐美江戸城石丁場遺跡」の案内板を確認する。
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それによれば、太田道灌が築いた江戸城の大規模な改修工事(天下普請)は、慶長9年(1604年)から寛永13年(1636年)頃まで、家康、秀忠、家光の3代にわたって断続的に行われたとのこと。

その石垣に用いられたのは、「伊豆石」と呼ばれる安山岩。
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ちなみに、慶長11年には、約20の大名がかり出され、約3000の船が毎月1万2000個の石材を江戸まで運んだと伝えられている。

ここには、巴紋と輪違いの刻印石などが展示してあった。
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当初は駅前通りをまっすぐ進んで海に出る予定だったが、烏川に沿って、いくつか案内板があることを知ったので、方針を変更して、左に進路を取る。
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その前に、昼飯を買っておかなくては。
この先、コンビニがある保証はないので、駅前にあったパン屋「山茶花」に入る。
朝食もパンだったので、パンはあまり食べたくなかったが、ピラフが税抜き305円で売っていたので、これにした。

では、出発。時刻は10:56。
左前方の山腹に、うさみ観音寺の巨大な世界平和大観音(高さ50m)が見えた。
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北へ10分ほど歩くと、刻印石にぶつかった。
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「折敷(おしき)に三文字」と呼ばれる紋である。初めて見た。
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これらはナコウ山南斜面の砂防ダム付近で見つかったもので、豊前杵築の稲葉家が大阪城で同じ文様を使っているのが確認されているという。
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では、次の案内板へ、と川に沿って歩いたが、あるはずの場所に何もない。
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道を間違ったかなと思っていたら、その次の案内板が現れた。
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ここには刻印石はなく、矢穴(岩を割るときに開ける穴)の説明が書かれているだけだった。

そのまま川に沿って、海岸に出ると、宇佐美留田浜辺公園。
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今度は海岸に沿って東へ歩く。
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振り返れば、遠浅の宇佐美湾。
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そして、宇佐美みのりの村の別荘街。
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先日登った大丸山(右、508m)。
(635)
南には、伊東温泉ホテルサンハトヤが目立つ。
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まだ11時を過ぎたばかりなのに、お腹が空いたので、東屋に腰掛け、ピラフを食べてしまった。
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食べ終わったら、すぐ歩き出す。
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サーファーが海に浮かんでいるのが見えるが、波が穏やか過ぎて退屈そうだ。
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正面に見えるのが離山(154m)。
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宇佐美港を過ぎて、さらに行き止まりまで進む。
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対岸を、特急踊り子号が走り抜けていった。
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おお、伊豆大島も見えてきた。
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サンハトヤの背後には大室山(580m)も。
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海岸では今も、矢穴や刻印のある石が見つかるという。
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行き止まりに神社があったので、ここで安全祈願。
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神社名は書かれていなかった。
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近くにあった石碑群。
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少し引き返して、「海つばめ」の看板があるところから、急坂を登っていく。
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みかんとツバキの花が美しい。
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どこから山道になるのか、よく分からなかったが、不自然な感じでアルミのハシゴが掛けてあったので、そこから取り付く。
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その先には不明瞭だが、踏み跡があったので間違いないだろう。
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竹林の中を登っていく。
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急斜面を登りつつ、「この山林は私有地です」の貼り紙を頼りに進む。
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でも、この気味の悪い暖帯林の中に入ったあたりで道を失った。
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段々畑状になっているので、これに沿って軌道修正。
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すると、正規の道に戻ったのか、だんだん、石がゴロゴロとし始めた。
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矢穴石も現れた。これは二つしか開いておらず、すぐに加工を止めてしまったらしい。
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さらに登ると、ちょっと平坦な場所に出た。
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離山石切り場跡だ。
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ここには、矢穴石や刻印石がいくつか残っていた。
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こちらは「九曜」。
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細川家の家紋と同じなので、この石切り場は細川家の縄張りだったと思われる。

(つづく)
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セーメーバン(下)

【2017年2月26日(日)】セーメーバン
宮地山(1113m)から宝鏡寺薬師堂に向かって下山中。
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しばらく下ると開けた場所に出た。
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右手に用沢の集落が見える。
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登山道のあたりは、そのはずれの廃屋地帯。
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ここまでかつての車道が通じているので、用沢集落経由で下ることも考えたが、あまりに遠回りなので止めておいた。
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尾根をさらにまっすぐ下っていくと、最後の最後で道を失ってしまった。
そのまま竹林の中を突っ切っても、着くことは着くのだろうが、急な斜面なので面倒だ。
道を探しつつ、勘で右の方へトラバースしていったら、幸いそれらしき踏み跡に合流。
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あとは、つづら折りで、迷うことはなかった。
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登山口は擁壁の階段になっていた。
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途中で水も切れてしまったが、まもなく下界に下れたので支障はなかった。
コースタイム通りだと、下山は午後4時くらいになるのではないかとちょっと心配だったが、2時半前に着けたのは、うれしい誤算だった。
それにしても、こちらから登ったら、かなり滅入っただろう。

集落に出たら、目の前に薬師堂があったので、無事下山のお礼を兼ねて参拝。
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宝鏡寺の歴史は古く、大同二年(807年)の創建と伝えられる。
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この薬師堂は享和三年(1803年)の再建で、堂内には鎌倉時代から戦国時代にかけての木造薬師如来像や馬頭観音立像などが安置されているという。
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(もちろん、これは仏像ではありません)

これは仁王門。
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この先のバス停で時刻表を見たところ、夕方までバスはない。
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となると、やはり予定通り岩殿山下まで歩くしかない。
事前のルート検索では5kmと出ていたので、1時間ちょっとで着くだろう。
と思ったが、それはちょっと甘かった。

振り返ると、宮地山が見えた。あそこから50分ちょっとで下ってきたわけだ。
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車道歩きは、それほど嫌いではないが、今回はやはり長い。
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(右手の林集落)

30分弱で、松姫峠へ通じる国道139号線との合流地点、奈良子入口に到着。
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バス停の時刻表を見ると、小菅から来るバスが15分後。
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ちょうどいい感じだが、もう最後まで歩く気になっているので、とくに気にしない。
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小腹が空いたので、残りのおにぎりを食べながら歩いた。
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この分岐は大月方面へ。
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田無瀬集落はかつて小さな宿場だったのか、旅籠風の民家が残っていた。
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しばらく進むと、左手に百蔵山(1003m)の西麓、葛野の集落が見えてきた。
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この先の畑倉地区で、国道139号は大きく迂回するので、その手前からショートカットする道を選んだ。ガードレールの切れ目から下におりる。
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川沿いを歩いていくと、自販機があったので、久々の水分補給。
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ファンタグレープを飲みながら歩いた。
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(威徳寺)

さっき下った分を登る急坂が結構きつい。
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(坂の途中にあった御嶽神社)

息を切らして登り、国道に戻ったが、百蔵山の左にあるあの尖った山(標高485m)がさっきからどうも気になる。
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「山と高原地図」にも地形図にも名前は載っていない。
しかも、あの山のすぐ南側の国道20号や中央線を何度も通っているのに見覚えがない。
不思議に思って、たまたま通りがかった古老の方に聞いてみたら「びんぼう山」と地元では呼んでいるとのこと。
字にして書くことはないから、漢字でどう書くのかは分からないらしい。
由来は「岩ばかりで、ろくに木が生えず、金にならないから」と聞いたことがあるが、はっきりしたことはよく分からないのだとか。
でも勉強になった。

古老は「あの山はわかるかい?」と親切にも聞いてくれたが、私は百蔵山も扇山も岩殿山もみんな知っていたので、ちょっと残念そうだった。
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振り向くと、宮地山(左)の左に楢ノ木尾根の大峰、水無山(1139m)、尾越山(1099m)。
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神倉バス停でバスが追い越して行った。
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猿橋方面。
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岩殿バス停を過ぎて、菊花山(644m)を正面に見ながら下る。
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すると、懐かしい風景が目に飛び込んできた。でも、見えるはずの富士山はもう見えなくなっていた。
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駐車場に着いたのはちょうど16時。
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下山してから意外に時間がかかってしまった。
しかも、今日は結局8時間半も歩いてしまった。

さあ、とにかく風呂だ。ザックを車に放り込んで、急いで金山鉱泉の民宿に向かう。
15分ほどで着いたが、まず「河野園」を訪ねると、日帰り入浴はしていないとのこと。
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下の森屋荘もやっていないというので
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上の山口館はどうかと聞いてみたら、電話で問い合わせてくれ、「今日はもう切っちゃった」とのこと。
宿泊客がいないから、ボイラーを切ったということだろうか。
2月の巣雲山以来、またしても温泉遭難してしまった。
2015年版の「山と高原地図」には「2軒とも入浴可」と書いてあったのに。

仕方ないので、以前2回ほど行ったことがある猿橋の湯立人鉱泉へ向かう。
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すっかり時間を無駄にしてしまったが、さすがにここは営業していた。
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もう5時近かったので登山客も引けた後。
女将は「こっちの方がきれいだから」と女湯の方を案内してくれた。
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独占だ。
すこしぬるかったが、蛇口をひねったらボイラーが動いて、熱い湯が出てきた。

のんびりつかり、恒例の入浴後のお茶を飲んで、17時半過ぎに退出。
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外はもう薄暗くなっていた。

高速は上野原から先10kmの事故渋滞とのことだったので、そのまま国道を行き、高尾山ICから圏央道に乗った。
下の道は渋滞していなかったので助かった。
この時期は行楽シーズンではないらしい。
7時半くらいに帰宅できたので、晩飯は自宅で食べた。
今回も懸案のルートをつぶすことができて満足。
しかし19kmも歩くことになるとは思わなかった。

【行程】2017年2月26日
岩殿山駐車場(7:30)~岩殿山分岐(8:09)~天神山(8:51)~稚児落し(9:11撮影9:16)~笹平(9:28)~約740mピーク(9:37休憩9:56)~トズラ峠(10:09)~鉄塔下(10:12トイレ10:17)~高ノ丸(10:36)~サクラ沢峠(10:41)~セーメーバン(11:24昼食11:49)~大垈山(12:25撮影など12:29)~宮地山(13:15休憩13:29)~薬師堂(14:21撮影14:25)~奈良子入口(14:51)~駐車場(16:00)
※所要時間:8時間半(歩行時間:7時間15分)コースタイム9時間25分
※登った山:7座(うち新規6座:天神山、笹平、高ノ丸、セーメーバン、大垈山、宮地山)
※歩行距離:18.9km
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セーメーバン(中)

【2017年2月26日(日)】セーメーバン
笹平(713m)に9時半前に到着。
山名板の文字ほとんど消えかかっていた。
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ここは腰を下ろす場所がないので、そのまま通過。
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いったん下って、プラスチックの階段を登り返す。
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次のピークに鉄塔があり、眺めもよかったので、ここで一服することにした。
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その前に眺望を写真に収めておく。
北東に権現尾根。右の小さなピークがたぶん権現山(1312m)。
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東は百蔵山(左、1003m)と扇山(右、1138m)。
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鉄塔の基礎のコンクリートが、ちょうどいいイスになった。
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ポットのお湯で、カフェオレを飲む。
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この日は私の誕生日で、facebookにたくさんのメッセージが届いていたので、それに返信していたりしたら、あっという間に20分も過ぎてしまった。
あわてて出発すると
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すぐ先に「富士山景勝地」なるビュースポットがあった。
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確かに素晴らしい眺め。
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最高のバースデープレゼントだ。右手前のピラミッドは花咲山。
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眼下に浅利の集落。
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北西には雁ヶ腹摺山(1874m)。
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ここから一気に100mちょっと下る。
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あの正面の鉄塔あたりが、これから登る高ノ丸(約780m)。
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左前方に、黒岳(左、1988m)と雁ヶ腹摺山(右)。
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下り切ったところが、トズラ峠。
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ここは車道が通過していた。
それを横断して、わずかに登ると、今日初めて石仏に出会った。
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その先に鉄塔があったので、近くのヤブでキジ撃ち。
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さっきからずっと我慢していたのだ。
しかし、ここでペーパーを使い果たしてしまった。この先、またもよおしたら大変だ。

しばらく樹林帯のきつい登り。
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70mほど登ると、傾斜が緩んで、右手が開けた。
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冬枯れの明るい尾根歩きだ。
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右手に見えてきたピークが、後で登る宮地山(1113m)なのかもしれない。
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さらに平坦になると、まもなく高ノ丸。
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ここには、小さな山名板があり、うれしかった。
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でも、休まず通過。
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5分で一気に100m近く下ると、サクラ沢峠。
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ここからがいよいよセーメーバン(1006m)への登りになる。
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標高差は約300m。
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急坂の後に大抵は平坦な道が現れるので、それがありがたい。
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右手の展望もときどき開けて、気がまぎれる。
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しばらく登ると伐採地に出た。
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つい最近の伐採のように思える。
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富士山が再び現れたが、背後の空が白くなってきた。
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やはり南の空には雲が出てきたようだ。
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手前から、花咲山、高川山(976m)、鹿留山(1632m)。
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左から、三ツ峠山(1785m)、鶴ヶ鳥屋山(1374m)、滝子山(1620m)。
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小金沢連嶺。左が大蔵高丸、右は黒岳。
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終盤は樹林帯の中へ。
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トズラ峠から40分以上かかって、やっとセーメーバンに登頂。
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岩殿山下からだと4時間近くかかった。残念ながら、眺望はなし。
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ここまでアップダウンもかなりあったので結構きつかった。
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セーメーバンなんて山には誰もいないと思っていたのに、単独の年配男性がいて、びっくり。彼もたった今、着いたところだった。
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声をかけて少し話を聞いてみると、金山鉱泉から大垡山(おおぬたやま、1180m)経由で来たらしい。
金山までは大月駅からタクシーで来たとのこと。ブルジョアだ。

彼はガスストーブで湯をわかし始めたが、私はポットのお湯でそのまま、かき揚げうどん。
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思いの外、容積が大きく、いつもの1.5倍くらいお湯を使ってしまった。
今日は、残りのお湯を冷やして、飲み水代わりに使おうと思っていたので、足りなくならないかちょっと心配だ。
量も多くて、さすがに満腹になったので、せっかく買ったおにぎりには手を付けなかった。

食べている最中に、単独男性が東尾根のバリエーションルートから登ってきた。
あいさつは交わしたが、その人はとくに我々と関わろうとはせず、大月方面に向かって下って行った。

25分ほどで食事を終えたので、ブルジョアのおじさんにあいさつして出発。
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「山と高原地図」には大垡山への分岐まで1時間とあるが、そんなにはかからないだろう。
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距離はそれなりにあるが、アップダウンがほとんどない。
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案の定、30分もかからなかった。
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これは、ちゃんと記述を直した方がいい。
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ここから大垡山までは5分ほど。
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今日初めて雪を見た。
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頂上には立派な山名板があった。
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さっきのおじさんは、「大垡山の山頂付近は二重山稜で、鳥がいっぱいいた」と話していたが、鳥は全くいなかった。
ここがねぐらだというわけではなく、たまたまその時にいただけなのだろう。

富士山に雲がかかり始めたのを確認して分岐まで引き返す。
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北に、まだ歩いたことのない楢ノ木尾根を望む。
中央右の二つのピークは、左から泣坂ノ頭(1421m)と大峰だろう。
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この先が猛烈に急な下り。
滑りやすく、1回スリップして手をついてしまった。
それでも50mほど下ったら、なだらかな斜面に変わった。
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この先は「山と高原地図」に迷マークがあるあたり。
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確かに尾根は広く、二重山稜状になっているところもあったが、分かりにくいところはそれほどなかった。
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ただ、地形図の徒歩道の記述とは全然違っていた。
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いくつかきつい登りもあったが
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分岐から45分ほどで宮地山(宮路山)に到着。
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コースタイムは1時間なので、これもちょっと甘すぎる。
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頂上はあまり眺望には恵まれなかったが、丸太に腰掛けて一服。
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ちょっと冷えてきたので、休んでいる間だけ、ダウンを着込んだ。
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ここでアクエリアスがなくなったので、熱湯をボトルに移したら250ccほどしかなかった。

15分ほど休んで出発。
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ここからは標高差350m近い急な下り。
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滑りやすいので注意したが、いちいちブレーキをかけた方が滑るので、駆け下りるようにして下った。
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こんな植林の中の眺望もない道を登りに使わなくて本当によかった。
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傾斜がゆるんでからも退屈な下りは続く。
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倒木は激しいけれど。
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用沢への分岐に出たところで、用沢集落を見学するため、そっちへ右折してみようかと思ったが、直進の道より踏み跡がしっかりしていない気がして、やめておいた。
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トラバースで道を失うと面倒だからだ。

(つづく)
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セーメーバン(上)

【2017年2月26日(日)】セーメーバン
本日は私の54回目の誕生日である。
でも、それとは全く関係なく、かねてより気になっていた山域をつぶしに出かけた。
大月の岩殿山(634m)からセーメーバン(1006m)、宮地山(1113m)を縦走するコースである。
当初は、大月からバスで、宮地山の登山口である奈良子入口まで移動、そこから歩き始め、ぐるりと縦走して、金山鉱泉に下り、ここで入浴してからタクシーを呼んで大月まで帰るつもりでいた。
でも、セーメーバンから岩殿山までの間に小さな山が3座もあり、この区間を歩かないのはもったいない。
ただ、岩殿山まで歩いてしまうと、入浴のために金山鉱泉までタクシーで往復しないといけなくなる。
そこで考えたのが、車で行く作戦。
岩殿山のふもとの駐車場に車を置き、下山したら、その車で鉱泉まで行けばいい。
スタートは岩殿山のふもとからバスで奈良子入口まで行こうと思っていたのだが、そのバスは随分遠回りすることが分かった。
これだと、ちょっと早めに行って、岩殿山下から歩くのとほとんど時間的に変わらない。
結局、逆コースにした。まず岩殿山に登って、時計回りに縦走。下山して、ちょうどよくバスがあれば、それに乗って駐車場に戻り、時間が合わなければ歩くという方針だ。

これが実は大正解だった。
宮地山を下って分かったのだが、この登りは長く、ほとんど眺望がない。
でも、岩殿山からコースは何度も視界が開け、富士山がよく見える。
天気のよい午前中に、展望のきくコースを歩けたのでラッキーだった。

この日は朝5時に起床。6:05に自宅を出発した。
天気はすこぶるいいが、午後からは雲が広がる予報。
でも、圏央道からは富士山がよく見え、午前中の条件は悪くはなさそう。
途中かなり眠かったが休憩は取らずに、岩殿山駐車場まで頑張った。
7:20すぎに到着。まだ早いのに、先客は6~7台あった。
でも、ちゃんと駐車スペースは残っていた。
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ここからすでに富士山がどどんと見える。
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ゆっくりストレッチをして、ダウンを着たまま出発。
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車道をしばらく歩いて、岩殿城跡入口から整備された道を登る。
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すぐに富士山の大展望が展開した。
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角度や距離感的に、富士山を眺めるのはやはり大月が一番かもしれない。
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左から、高川山(976m)や三ツ峠山(1785m)、鶴ヶ鳥屋山(1374m)。
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梅もほころんでいた。
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10数分で、丸山公園に到着。
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さっそく、丸山に登ってみた。
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標高は444.4m。4が合わさって「幸せ」。
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ここから改めて富士山を眺める。
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背後の鏡岩も大迫力。
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パンフレットは案内所(岩殿山ふれあいの館)が開いていなかったので入手できなかった。
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つづら折りに登っていくと、上から熊鈴の音が聞こえてきた。
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単独の年配女性がもう下りてきた。
朝イチの運動という感じなのか。ここは30分で登れてしまうからなあ。

富士山の左手前は鹿留山(1632m)。
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ちょうど眼下を特急あずさが走り抜けて行った。
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大月市街と富士山。
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大月駅。
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桂川(相模川)。
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歩き始めてから40分ほどで、セーメーバンへの縦走路との分岐に着いた。
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いきなりのロープ場で、もったいないくらい下る。
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下り切って、築坂峠を通過。
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ここは岩殿城の空壕跡に当たるようだ。
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この先で、前方を行く男性の姿が見えた。
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右手に見えたのは、権現尾根。突起は麻生山(1268m)だろうか。
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とくにペースも上げず、そのまま進む。
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すると、クサリ場の手前で追いついてしまった。
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彼は壁の下で立ち止まっているので、手袋をするとか登攀の準備をしているのかと思ったら、水を飲んでいた。
私の姿を見て、「あ、邪魔ですね」とよけてくれたので、先に登らせてもらった。
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1ピッチ登ると、また次の難所。
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足場が打ち付けてある。
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私がクリアしたのを確認して、おじさんも登ってきた。
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富士山がハラハラしながら見守っている。
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その左、大月市街のすぐ後ろは菊花山(644m)。
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右手に、これから登る笹平(713m)が姿を現した。
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束の間の平和な道。
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岩殿山を振り返る。
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今度はクサリのトラバース。
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景色はいいんだけど、恐ろしい。
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足場が15cmくらいしかないところもあったので、慎重に進んだ。
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そこをクリアすると、またまた結構シビアな登り。
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この難所が兜岩なのか。
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初心者にはちょっと怖いかもしれない。
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でも、登り切ると、眺めは最高。
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東の方角もこんな風に見える。
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ほどなく天神山(約595m)に到着。
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鉄塔をかすめてほんの少し下ると、開けた場所に出た。
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小さな祠があり、天神様が祀られていた。遅ればせながら、安全祈願。
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富士山には雲がからみ始めた。
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西には小金沢連嶺。
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左端の滝子山(1620m)をアップにしてみた。
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南西は、左から三ツ峠山、鶴ヶ鳥屋山、花咲山(約755m)。
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頂上にアンテナが林立する三ツ峠山をアップで。
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ここで道は直角に曲がり、北へと向かう。
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リラックスして歩いていたら、巨大な壁が現れた。
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稚児落しだ。
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これはさすがにすごい。
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名前の由来は、赤ちゃんを落としてしまうほどの難所という意味なのか、ここから赤ん坊をいけにえとして落とす習慣があったのか。
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とにかく、この岩のてっぺんを歩いていくので、スリル満点。
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間もなく、岩から下りて、樹林帯の中の階段を登る。
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最も高いところが、セーメーバン方面と左の浅利方面との分岐。
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少しだけ、稚児落しの上を浅利方面に歩いてみたが、それはそれは素晴らしい眺めだった。
再び小金沢連嶺。
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高川山に隠れそうな富士山。
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岩殿山と今歩いてきた稜線。
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右から、鹿留山、御正体山(1681m)、今倉山(1470m)。
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さっき、そのてっぺんを歩いた稚児落し。
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これから登る笹平。
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引き返して、分岐から笹平への登りにかかる。
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スズタケが繁茂しており、名前の通りだ。
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標高差は100mちょっとあり、いくぶん汗をかいた。
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頂上で休憩を入れようかと思っていたが、眺望も全くなく、とても休む雰囲気の場所ではなかった。
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(つづく)
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横隈山(下)

【2017年2月19日(日)】横隈山
横隈山(594m)の尾根に出ると、権現様などの石碑がいくつか立っていた。
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それにしても尾根は風が強い。
頂上も強かったら、どこでお昼にしよう。
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そんなことを考えながら歩いていたら、5分ほどで着いてしまった。
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北面はさっきと同じような眺め。
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南面に武甲山(1304m)などが見えたが、それほど眺望に恵まれているわけではない。
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でも、風は弱かったので、マットを敷いて座り込み、お昼にした。
メニューは、カップ麺の京うどんと焼きおにぎり。
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座ると、さらに風が避けられて、ぽかぽかだった。

食べ終えて、この後の日帰り温泉を検討していると、単独のおばさんが登ってきた。
「風が強いですね~」というので、「さっきのところは強かったですね。でも、ここは大丈夫ですよ」と答えたのだが、知らないうちにいなくなってしまった。

さて、温泉だが、秩父側の「梵の湯」とか「満願の湯」は行ったことがあるので、「山と高原地図」を広げて、ほかに別のところがないか探してみたら、群馬県側に八塩温泉というのがある。
ここから車で10分くらいだろうか。
温泉宿のうちの一つ八塩館に電話してみたら、日帰り営業はしており、料金は650円だいう。
それは安い。ここに決定して、下山開始。
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平沢峠までは速足で下った。
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例の四人組はまだ宴会?で盛り上がっていた。

植林の中をトラバースしつつ下ると、峠から10分かからずに車道に出た。
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今までも楽ちんだったが、ここからはほんとに気楽だ。
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平沢集落の通過し、思いのほか早く横畑集落に着いた。
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ここで右折し、常福寺に寄り道しようとしたら、さっき山頂で会ったおばさんが、川沿いの道を児玉方面に向かって歩いている。
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彼女もお寺に寄ったのだろうか。
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常福寺で無事下山のお礼をした後、県道に出て、車を停めてある神社に向かう。
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この道はかなり車の通行量が多かった。

一応、横隈山を振り返っておこう。
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出牛は「じゅうし」と読むが、かつてはそれなりににぎわった集落だったのだろう。
元商店も含めると3軒くらい店があった。
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さっきの凍結路面もすっかり解けているのを確認して、午後2時前に戻ってきた。
靴のひもを緩めて、車に乗り込む。
この時間なら金讃(かなさな)神社や御嶽山(344m)にも行けそうだが、今回は欲張らず、これでおしまいにする。
向かうは杉峠を越えて、群馬県藤岡市の八塩温泉。
途中、さっきのおばさんが杉峠を登っていた。
あの人は群馬県側から周回コースを取っていたのだろうか。

まあ、それはともかく、温泉だ。
鬼石市街を突っ切って行く。
この町もゆっくり散策してみたいが、そんな機会はあるだろうか。
八塩館には2時半前に到着。
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ずっと我慢していたので、まずはトイレに駆け込む。
小豆島で大量に食べた分も一緒に出た感じだった。

ホッと落ち着いて、やっと入浴。
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ここは鉱泉なので加温しているが、とにかく予想通りの独占。
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近くに日帰り温泉施設もあるらしいが、やはり宿に限る。
小豆島で髭をそるのを忘れていたので、ひどい無精ひげだったが、これですっきりした。
上がって帰ろうとしたら、宿の玄関に児玉農業高校同窓会の受付が設置されていた。
お年寄りたちが今夜はどんちゃん騒ぎなのだろう。
思う存分楽しんでください。

温泉を15:10に出発。
帰りは高速を使ってもいいのだが渋滞がいやなので、一般道にした。
秩父経由で国道299号。
眠かったが、なんとか我慢した。
途中、お腹が空いてきたので、車内で本日の行動食(小豆島でもらった米菓「島の味」)を食べる。
それでも足りなかったので、飯能の伝丸に寄って白味噌ラーメン(680円)を食べた。
299号のバイパスがなぜか混んでいたので、時を待つ意味もあった。
ゆで方が足りず、バリカタでまいった。

この先は念のためバイパスを避けて、旧道経由で。
結局、帰宅は17:50。途中で飯は食ったとはいえ、2時間半以上かかってしまった。
距離は80kmほどだったのだが。
稼いだ山は1座だけだったが、こんな天気のいい日を無駄にしないでよかった。

【行程】2017年2月19日
萩神社(10:36)~住吉神社(10:42撮影10:45)~更木(11:12)~住居野峠(11:36)~平沢峠(11:55)~石碑(12:11撮影12:15)~横隈山(12:19昼食12:51)~平沢峠(13:00)~横畑バス停(13:26)~出牛信号(13:47)~萩神社(13:56)
※所要時間:3時間20分(歩行時間2時間40分)
※登った山:1座(横隈山)
※歩行距離:10.0km

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横隈山(上)

【2017年2月19日(日)】横隈山
16~18日まで小豆島に行ってきた。
帰宅後は翌日のことは何も考えず、寝てしまった。
19日(日)は休養日にしてもよかったのだが、天気がすこぶるよい。
いつものセリフだが、こんな日に出かけないと、必ずあとで後悔する。
朝6時半に目が覚めたので、手近なところで行き先を検討してみた。
近場と言えば、奥武蔵とか秩父なのだが、もうあらかた行き尽くしてしまった。
でも、以前、ちょっと時間がかかるからという理由で断念した横隈山(594m)が残っていた。
鉄路で行くと、現地まで2時間以上かかりそうだが、車なら高速を使って1時間半で着ける。
車の停められる場所がある保証はないのだが、神社があれば大抵1台は停められる。
地形図を見ると、登山口のある更木集落に神社マークがあるので、これに期待して車で行くことにした。

自宅で朝食を食べて、9時ちょうどに出発。
川越ICで関越に乗り、花園ICで下りる。
昼食用に自宅に余っていたカップ麺を持ってきたのだが、1個くらいおにぎりも欲しいし、飲み物も必要だ。
セブンイレブンを探しているのだが、なかなか見つからない。
まあ、最悪、どこかの自販機で飲み物だけ買えればいいやと思っていたら、国道140号から脇道に入るまさにその交差点にセブンイレブンがあった。
ここで、アクエリアスと焼きおにぎり1個を購入。

お目当ての神社を目指し、出牛(じゅうし)地区に入ると、路面に凍結箇所がある。
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今朝がた、この辺では雪が降ったのだろうか。びっくりだ。
でも、地図の記憶をたよりに進むと神社が現れ、駐車スペースもあった。
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ラッキーだった。

ルート検索の計算通り、ほぼ1時間半で着いた。
でも改めて地形図を見て、気づいたのだが、予定していた神社はもっと奥だった。
でも、ここに停めておけば、帰りに車道を登らなくて済む。
頂上に着くのは若干遅くなるが、総所要時間は変わらない。
雪道を走らなくても済んだし、かえってよかった。

小豆島ではなぜか膝の痛みが出ていたのだが、だいぶよくなった。
屈伸もできるようになったし、快方に向かっているのだろう。
じっくりストレッチをすることができた。

せっかく神社を起点にするのだから、安全祈願をさせてもらった。
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ここは萩神社というようだ。
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神社前にある「小学校前」バス停を撮影していたら、近所のおじさんが大きな犬を連れて、郵便ポストに手紙を出しに来ていたので、ちょっと聞いてみた。
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「あの学校は現役ですか」
「いやもう閉校しているよ」
「いつくらいですか」
「2,3年くらい前かなあ」
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そんな話をしている間にも、犬が私にじゃれついてくるので、おじさんがしきりに制止。
会話もそこまでとなった。
後で確認したら、2013年に閉校となっていた。もう4年前だ。
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では、出発。
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(金澤村道路原標)

日陰の切通しの道を下ると、三叉路に大正期の道しるべ。
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道路の反対側には住吉神社があった。
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車の中は暑かったので、ウインドシェルだけで歩いていたのだが、なんだか寒い。
我慢せず、早々にダウンを着込んだ。

この先しばらく車道は凍結しており、歩道もうっすら雪が積もっていた。
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その上を歩いていく。
底がかなり減ったトレランシューズだし、チェーンアイゼンも持ってきていないので、ちょっと登山道が心配だったが、結果として登山道には全く雪はなかった。

加増集落への道との分岐のところに碑やら石仏やらがあったので撮影していたら、バスが通過して行った。
DSC_6943_2017030106503281f.jpg

なんと、まさかこんなにタイミングが合うとは思っておらず、バスに乗ることなど考えなかったが、ちゃんと時刻表を見ておけばよかった、とちょっと反省。
DSC_6948_20170301065033c96.jpg
でも、短い距離だし、たぶん調べても乗らなかっただろう。
歩いた道の線がつながらないし。
温まってきたので、ここでダウンを脱いだ。

しばらく行くと、ふと鼻の穴に花粉症防止のクリームを塗ってくるのを忘れたことに気づいた。
風もそこそこあるし、今日あたり飛散が始まりそうなので、めんどくさがらず、廃屋のところでポーチからクリームを出して、ささっと塗った。
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マスクを忘れたので、そのくらいしておかねば。

男岳、女岳を切り崩してしまった有恒鉱業の工場を通過。
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更木の集落に入ると、だいぶ山村らしい雰囲気になってきた。
DSC_6962_201703010649490ae.jpg

バス停のところで右折。
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ここを右折せずに直進したら、まもなく当初予定していた神社があるはずだ。

道はだんだん斜度を増していく。
DSC_6975_20170301070003f67.jpg

途中で、さらに分岐して、住居野峠を目指す。
DSC_6978_2017030106495226c.jpg

こんな細い林道にも車が1台走ってきて、びっくりした。
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(車の通過後)

峠に着くと、採石業者・上武への入口が分岐していた。
DSC_6981_2017030106495597e.jpg

ここから登山道になると思っていたが、尾根づたいにコンクリートの道が続いている。
DSC_6983_201703010649225af.jpg
しかも道標も何もない。

落葉と雪がうっすら積もったこの道を登っていくと、神流湖や神山(732m)が木々の隙間から望めた。
DSC_6986_20170301064924ac0.jpg

登り詰めると、鉄塔があった。
DSC_6988_20170301064925af9.jpg
このための管理用道路だったようだ。
普通、鉄塔のあるところは展望が開けているものだが、ここは例外だった。

ここからやっと登山道。
DSC_6990_2017030106492734c.jpg

少し下って、登り返すと三角点(491m)があった。
DSC_6995_20170301064929d98.jpg

この先でやっと展望が開け、神流湖がはっきりと見えた。その背後は雨降山(1013m)。
DSC_6996_20170301064853c7f.jpg

奥はたぶん西御荷鉾山(1286m)。
DSC_6998_20170301064855cf1.jpg

間もなく504mピーク。
山名板などは何もなし。
ちょっと調子がいいので、登りも軽く走ったりした。

ここを下って、しばらく行くと平沢峠。
DSC_7005_20170301064856a71.jpg

ここで初めて横隈山への道標が現れた。
DSC_7007_20170301064858e31.jpg
横隈山登山はやはり平沢集落方面から登ってくるのが、主流なのだろう。
ここまで誰にも会っていない。

間もなく、人の話し声が聞こえてきた。
「なんだ、山頂に人がいるのか」と思ってがっかりしたが、なんと話し声の源は頂上ではなかった。
作業の人なのか、地元の人なのか、おじさんとおばさんが4人くらい、ちょっとしたくぼみのところでお昼を食べながら歓談している。
DSC_7059_20170301064717bf0.jpg
「もう、お腹いっぱい」などと大声で言って、けたたましく笑っている。
不思議な光景だった。

どうやらハイカーではなさそうなことに安心して、最後の急坂を登る。
DSC_7017_2017030106485923b.jpg

登り切って尾根に出ると、北面に展望が広がった。
DSC_7018_20170301064826534.jpg

鬼石の町の向こうに赤城山や榛名山、日光連山、浅間山などが見えた。
DSC_7019_2017030106482881e.jpg

一つ一つ確認していこう。
男体山(2486m)。右後ろに女峰山(2483m)も見える。
DSC_7020_201703010648295d7.jpg

皇海山(2144m)。
DSC_7021_20170301064831b07.jpg

赤城山(1828m)。
DSC_7022_201703010648323ff.jpg

子持山(1296m)。
DSC_7023_201703010648032b5.jpg

小野子山(1206m)。
DSC_7024_20170301064804171.jpg

高崎市街。茶色い高層ビルは群馬県庁。
DSC_7025_20170301064806835.jpg

白銀の山は草津白根山(2171m)。
DSC_7026_20170301064807f46.jpg

浅間山(2568m)。噴煙を上げている。
DSC_7027_20170301064809152.jpg

雨降山と、その左に西御荷鉾山。
DSC_7028_20170301064740d66.jpg

本庄方面の町並み。
DSC_7029_201703010647418e7.jpg

丘陵の先端は金讃神社を抱える御嶽山(343m)。
DSC_7030_20170301064743bf8.jpg

奥の峰々は榛名山(1449m)。
DSC_7031_20170301064744c16.jpg

そのうち、最も尖って見えるのが相馬山(1411m)。
DSC_7032_201703010647468aa.jpg

鬼石の西の丘陵地帯に黒光りしているのは、ため池ではなくソーラーパネル。
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せっかくいい天気なのに今回は植林ばかりの道で残念だったが、この眺望で鬱屈はすべて解消された。
北秩父の山からの北の眺めは格別だ。谷川連棒が見えたら完璧だった。

(つづく)
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