山と鉄

山歩き、乗り鉄、廃線・廃道歩き、廃村歩き、駅舎探訪などの日々を記録します

大雪山縦走(1)

【2016年7月15日(金)】大雪山
「海の日」にからんだこの3連休は、全国各地有名どころはどこも混むことが予想されたので、あまり人の来なそうなコースとして、岩菅山・烏帽子山・鳥甲山の縦走を想定し、かなり早い段階から、ふもとの切明温泉にも予約を入れておいた。
でも、週間天気予報がどうも芳しくない。
岩菅山は、ガスだった昨年のリベンジの意味もあるので、わざわざ雨の中行く意味はないし、鳥甲山に至っては難所があるので、雨の中は危険だ。

どうしようかと悩んでいる時に、高校の同窓生S君から、「来ませんか」とお誘いがあった。
大雪山縦走である。
北海道のメインルートは、将来移住した時のために取っておこうと思っていたのだが、この3連休で晴れの予報が出ているのは北海道だけ。
ちょっと逡巡したが、「その手があったか!」と思い直し、行く気になった。
しかし、問題は飛行機。
3連休だし、もう直前だし、取れるだろうか。

希望は、行きが15日(金)の19~20時台の便、帰りは18日(月)の夕方以降の便。
しかし、案の定どの航空会社もその時間帯は満席。
ただ、ANAの往路15日18:00、復路19日7:30にまだ空席があった。
18:00発となると会社を早退しなければならない。
19日は遅刻にはならないが、そのまま社に直行しなければならない。
かなりきついスケジュールになるが許容範囲と判断し、行くことに決めた。
料金も直前なので割引率が低く、かなりの出費となったが、致し方ない。
あわてて装備を整えた。

15日。この日は午後2時にお客様が来て、いろいろとご案内しなければならない。
会社を遅くとも4時半には出たいので、3時半までにはお見送りしたかったのだが、なんと4時を過ぎてしまった。
やばい。仕方ないので、出発前にやっておきたかった仕事は諦めて、あわてて社を飛び出した。
廊下のロッカーに隠しておいた登山靴に履き替えて、見つからないようにエレベーターに乗る。
実は、面倒なので会社に早退するとは言っていない。
営業職のようなものだから、出入りは自由なのだ。

東京駅のコインロッカーから、朝預けておいた巨大なザックを回収して、山手線に乗り込む。
今回は、前泊も含め3泊がテント泊。かなり荷物は多い。
浜松町からモノレールに乗り換えて、5時すぎに空港に着いた。
ここで初めて、手荷物の自動預かり機の操作に挑戦。
不慣れなのか、前の人が随分てこずっているので、別の列に並び直した。
やっと自分の番が来たが、私も初めてだ。どうしても枠からウエストベルトの部分がはみ出し、「正しく置いてください」と機械にうるさく言われてしまった。
何度かやり直して、やっと成功。どうか、ちゃんと千歳まで運んでくれますように。

空弁とビールを買って搭乗口に着いた時には5時半を過ぎていた。
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これじゃあ、4時半に会社を出ていたら、危なかったかもしれない。
やれやれと思っていたら、会社から電話がかかってきた。やべっ!
でも、他部署からの単純な連絡だったので、なんてことはなかった。

間もなく、搭乗。6時を過ぎたら、もうどこにいても構わないのだ。
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機内に入ると、もう離陸前に、出発祝いの缶ビールをプシュッ。
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札幌から層雲峡まで車を出してくれる仲間には、ちょっと悪いが、ごめんなさい。

飲み干してからは、弁当でお腹を満たした。
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その後はずっと、田中陽希著『グレートトラバース2 日本2百名山ひと筆書き』(NHK出版)を読んでいた。
7月11日のトークショーで購入したものだ。

新千歳空港にはほぼ定刻通り7時半に着陸。
荷物もちゃんと届けてくれた。
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集合は22:00新札幌駅だったのだが、JRでトラブルが発生し、大谷地バスターミナル22:15に変更になったとの連絡が入った。
となると、21:35発のバスに乗ればいいので、まだ2時間近くある。

ちょうどいいので、ちょっと高いが新千歳空港温泉に入ることにした。
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過去2回来た時はいずれも混んでいたが、今回はさすがに平日のこの時間だけに、空いていた。
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21時には上がって、10分ほど休憩室でひと息入れる。
ここは夜通し営業しているようなので、休憩室のソファベッドで宿泊してしまうこともできてしまう。
今度その必要が生じたら、トライしてみよう。

21:20に温泉を出て、バス停に向かったのだが、迷ってしまった。
5分で着くと思っていたのに、12分もかかってしまい、かなり慌てた。
バス停では出張先の関西空港から駆け付けたS君がすでに並んでいた。
彼も心配していたようだ。
まだ3分あるので、もう1回チケット売り場に戻って、930円の切符を購入し、バスに乗り込む。
彼は関空で500円シャワーを浴びてきたようだ。

大谷地には22:20に到着。
ここで今回のメンバー4人が集結。他に同窓生2人も見送りに来てくれていて、にぎやかな出発となった。
メンバーはS君のほか、SさんとYさん(いずれも女子)。
3人は同期で、私の3期下になるが、先輩後輩は全く関係ない。
近くのコンビニで飲み物と3日間の行動食を購入。道央自動車道を一路、層雲峡へ。

ちょっと小腹が空いたので、よもぎもちを夜食代わりにいただいた。
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車を出してくれたのは、4人のうち唯一札幌在住のSさん。
でも、ほとんどS君が運転してくれた。
かなり飛ばしたが、出発が遅れたこともあり、層雲峡に着いたのは午前1時。

翌日出発するバス停に近い、層雲峡ユースホステルの駐車場に駐める予定だったが、暗くて見つけられず。
うろうろした挙句、結局、少し離れた町営駐車場にテントを張ることにした。
シュラフを並べて、ビールで改めて乾杯。寝たのは2時近かった。
他の3人はすぐに眠れたようだが、私はなかなか寝付けない。

【2016年7月16日(土)】大雪山
うつらうつらしているうちに起床時間の4時になってしまった。
3人起きて、みんなが起きているのに気づいたSさんが文字通り、ぴょんとはねて跳び起きたのがおかしかった。
しかし完全な睡眠不足だ。

天気もいまひとつ。
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テントを撤収し、共同装備を分担して、パッキングする。
私は男子ということで、テントと食材の1部を受け持った。
自分の水分はわりと控えめにしておいたが、重い。13㎏くらいはありそうだ。
頑張らなくては。

層雲峡ということで周囲には岩峰が多い。
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ここに来るのは、一昨年羅臼岳の帰りに寄って以来で3年連続になる。

朝食は助六寿司。準備をしながら、立ち食いで済ませた。
トイレは失敗。まだ出ない。登山口の銀泉台でもう一度チャレンジしよう。
5時半前に駐車場を出発。銀泉台行きの道北バスが出るバス停に向かう。
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今回は2泊3日の山行。
16日:銀泉台~赤岳~白雲岳避難小屋
17日:白雲岳避難小屋~北海岳~間宮岳~旭岳~北鎮岳~黒岳石室
18日:黒岳石室~黒岳~黒岳五合目⇒札幌
という行程。いずれもテント泊だ。

温泉街には従業員用の宿舎みたいなものも建っている。
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ビジターセンターの脇では、エゾシカがのどかに草を食んでいた。
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ロープウエーの山麓駅の前を通過。
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まだ始業前だ。
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その隣には層雲峡神社が鎮座していた。
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遠巻きに手を合わせる。

いくつかのホテルの前を過ぎて
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10分ほどで層雲峡ユースホステルに着いた。
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早くもきれいなお花が咲き乱れている。
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バス停はその向かいにあった。すでに6,7人の登山者が並んでいる。
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通常の並び方とは逆方向に並んでいたので、後ろに付いたつもりが先頭になってしまい、「こちらが先頭です」とたしなめられた。
まぎらわしいことするなよな。おそらく正規の方向には車がたくさん駐車してあったので、こういう仕儀になったのだろうが。
バスを待っている間にストレッチを済ます。

バスは10分くらい前に来て、近くの空き地に待機。
直前になって、バス停に横付けしてきた。
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定刻の6時に出発である。
乗客は我々を含めて、15人といったところ。
意外に少ない。みんなザックを隣に置いて、2人掛けの席を1人で使用していたが、次のバス停であるバスターミナル前に大勢並んでいるのが見えたので、S君の隣に移動。
ザックは締め切りドアの横に置いた。
全員乗り込むとちょうど満員になった。
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やはり、3連休ということもあり、登山者はいたのだ。

本当は車中で睡眠をとりたかったのだが、ほとんど眠れないまま、1時間弱で赤岳登山口の銀泉台に到着。
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ここまでは一般車も入れるので、かなりの数の車が止まっており、登山届を出す事務所には行列ができていた。
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おそらく、今日は100人を下らない登山者がここから入山するだろう。
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水場の前で一旦ザックを下ろすと、脇に付けていたボトルがない。
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バスの中に落としたようだ。
まだ、バスはいたので、確認させてもらったら、掃除用のバケツの中に落ちていた。
あってよかった。

トイレはしゃがんでみたものの反応はない。潔く断念。
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ちょうど7時に出発した。
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(つづく)

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仙丈ヶ岳(10)

【2016年7月10日(日)】仙丈ヶ岳
12時前に北沢峠(2030m)に着いた。
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コースタイム4時間20分のところ、6時間半近くかかった計算になるが、それだけゆっくり歩く価値のあるコースだった。
この前の日光(前白根山)もよかったが、ここはさらに上を行く喜びが得られた。

峠の気温は20℃弱。
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下界では涼しい気温だが、山では暑い方だ。

ここまで行動食だけでしのいできたので、お腹が空いた。
こもれび山荘で予定通りお昼にする。
その前にもう一度、バスの時間を確認しておこう。
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次のバスは13:30だから、あと1時間半もある。
のんびりできそうだが、人が集まると臨時バスが出ることもあるので油断してはならない。

長野県側にクリンソウが咲いている。
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おお、なかなかきれいではないか。
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でも、今は花より団子。とにかく、めしだ。
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ここは以前、甲斐駒(2967m)に登った時もお昼を食べた小屋だ。
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当時は、長衛荘と言った。その後、わけあって改称された。
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店内に入り、地ビールと枝豆、そしてこもれびラーメン(800円)を注文。
以前寄った時はカツ丼を頼んだのだが、べとっとしてておいしくなかった。
評判が悪かったからか、すでにメニューにはなかった。

地ビールは南信州ビール。これはなかなかコクがあって美味だった。
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しかし、枝豆が遅い。先にラーメンが来てしまった。
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そういえば、「餃子が先だろう!」と怒って、ラーメン屋の店長を殴り殺した気違いがいたっけ。怒る気持ちは分からないわけではないけど。
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とりあえず、手持ちの酢イカで飲んでいたので、よかったが、何もなかったらムカついたところだった。

ゆっくりしたつもりが30分しか経っていない。
一応、バス乗り場に行って、チケットを買っていたら、間もなく臨時便を出すという。
おお、それは絶妙なタイミング。
小屋でだらだらしていないでよかった。やっぱり油断大敵だ。
12:45に出発。予定より45分も早まった。
運転手さんが後ろに甲斐駒が見えていると教えてくれたが、頂上はすでにガスに包まれていた。
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下っていくと、一瞬、仙丈ヶ岳が見えて、びっくり。
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これは小太郎沢の滝だろうか。
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それとも、こっちだろうか。
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あれは大樺沢の谷。北岳(3193m)もすっかりガスに覆われてしまったということだ。
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そして広河原には13:10に到着。
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ここで乗合タクシー(ワンボックス)に乗って、さくっと芦安に行くつもりだったが、運転手さんが次は14:20に出すという。
バスは14:30なので、それよりは早いが、まだ1時間以上もあるではないか。
それじゃあ、北沢峠で定刻のバスに乗ったのとほとんど変わらない。
悔しいけど仕方ないので、とりあえずザックを待合所のイスに置いて、トイレへ。
昨日の朝から出ていなかったのが、やっと出た。
15分くらいこもって出てきたら、タクシーがまさに出るところだった。
急きょ出すことにしたらしい。
全く、張り付いていないと何が起こるか分からない。
乗れてよかったが、危なかった。

ただ、この運転手、かなり高齢なのだが、随分飛ばす。
最初のトンネルで80km近く出していたので、おちおち寝ているわけにはいかず、ずっと起きて、景色を見ていた。
夜叉神峠まで来て、やっと安心できた。
14時すぎに芦安の駐車場に到着。
ここはまだ標高900m近くあるが、やはりめちゃめちゃ暑い。30℃は超えているだろう。

風呂は駐車場の隣にある白峰会館で入ろうと思ったが、何だか営業していない様子。
それではということで、駐車場にある山岳観光案内所で前日ゲットしたマップを頼りに、天笑閣に向かう。
14:30に到着。
ここは日本第二のアルカリ泉だそうだ。
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さすがにつるつる。
加温した湯船のほかに、ぬるい源泉(29.3℃)があった。
暑かったので、ありがたかった。

15:15、2日分の汗を流して出発。
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このまますいすい高速で帰りたいところだが、そうはいかないのが大東京。
週末は必ず大渋滞となる。
この日も小仏トンネルを先頭に17km。
渋滞は嫌いなので、大月で下りて、国道20号を行く。
途中、気まぐれで猿橋に寄った。
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お腹が空いたので、国道沿いを探しつつ、上野原の「綾乃」という店に入った。
肉が食べたかったので、カツ丼を注文。
ノンアルとキュウリの1本漬けも。
カツ丼の味はまずまず。量が多かったのでまたしても満腹になってしまった。
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今回は逆に太ってしまったかもしれない。

精算の際、何気なくレジを見ていたら、食べた覚えのない「メンチカツ」という品物が打たれていて、想定していたのよりかなり高い金額を請求された。
「あの~、メンチカツって打ってませんでした? 食べてませんよ」
「あ、クリアしたはずですから、大丈夫だと思いますよ」
と言って、明細を確認するお店の人。
「あ、残ってましたね。正しくは○○円です」
おいおい、ちょっと待てよ。
「あのさ~、あやうくこっちは1000円も余計にお金を取られるところだったんだよ。そんな言いぐさある?」
「いえ、そんなことありません。ちゃんと気づきますから」
「全然気づいてないじゃないか。こっちが指摘しても、大丈夫とか言ってただろう。へらへらしてないで、ちゃんとあやまんなよ」
「すいません」
その謝罪も全く、悪いと思っている言い方ではなかった。
(まったくいい年をして)と思ったが、喧嘩をしてもくだらないので、「ごちそうさま」も言わずに店を出た。
せっかく素晴らしい山行だったのに、最後の最後にケチがついたわい、と思うのも悔しいので忘れることにした。

この先も藤野駅前や相模湖駅前で少し詰まったくらいで、ほぼ順調に流れてくれた。
高尾山ICから圏央道に乗り、所沢市内も珍しくきわめてスムース。
これはギリギリ20時前に家に着きそうだ。
諦めていた投票にも行けるかも。

帰宅後、急いで投票券をつかんで、エンジンをかけたままの車に乗り込み、投票所へ。
締まる直前に滑り込みセーフ。
私が投票した人は見事落選したが、国民の権利を行使できて、よかった。
これも仙丈ヶ岳の神様からのご褒美だろう。
今度は薮沢を登って、大仙丈を経由して、間ノ岳まで縦走してみたい。

【行程】2016年7月10日
馬の背ヒュッテ(5:35)~丹渓新道分岐(5:46)~仙丈小屋(6:38休憩6:52)~地蔵尾根分岐(7:00撮影7:08)~仙丈ヶ岳(7:33休憩・撮影7:58)~仙丈小屋分岐(8:28)~八合目(8:45)~小仙丈ヶ岳(9:13休憩・撮影9:32)~六合目(10:00)~五合目(10:18休憩10:30)~四合目(10:43)~三合目(10:58)~(11:11休憩11:22)~二合目(11:25)~北沢峠(11:52)
※所要時間:6時間17分(歩行時間:4時間40分)コースタイム:4時間20分
※登った山:2座(仙丈ヶ岳、小仙丈ヶ岳)
※歩行距離:6.3km
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仙丈ヶ岳(9)

【2016年7月10日(日)】仙丈ヶ岳
小仙丈ヶ岳(2855m)を通過し、北沢峠(2030m)に向かっている。
正面には仙水峠が、その鋭いえぐれぶりを見せている。
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その下に、仙水小屋のテン場が確認できる。
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小仙丈の斜面の向こうに北岳(3193m)。
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少しだけ下ったところで、早速小仙丈を振り返る。
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この先の下りは長い。仙丈ヶ岳(3033m)の頂上から峠まで標高差1000mの下りだ。
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登りはさぞかしきついのだろう。休んでいる人も少なくない。
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甲斐駒(2967m)とアサヨ峰(2799m)のコラボ。
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登山道は結構ガレている。
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傾斜もかなり急だ。
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私もあそこで、ひと休みしよう。
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小太郎山(2725m)の向こうの富士山が雲に隠れそう。
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太陽がギラギラ照り付け、ヤマハハコもまぶしそうだ。
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中央下のとんがりは鋸岳(2685m)の西に従う横岳(2142m)。
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さっき上から見えた休憩ポイントまで下りてきた。
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日も高くなって気温もぐんぐん上がっており、かなり暑い。
ちょうど、仙丈小屋で会話を交わしたご夫婦が休んでいたので「暑くなりましたね~」と声をかけた。
昨日の予報では、甲府で最高気温34℃だそうだから、下界は猛暑なのだ。

下ってきた斜面を振り返る。
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南東方向に北岳がそびえている。
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ちょうど肩の位置に北岳肩ノ小屋が見えた。

私もしばし立ち休み。
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緑の薄いところはナナカマド。濃いところがハイマツ。
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鳳凰三山に雲が湧いてきて、オベリスクが隠れてしまった。
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ご夫婦に挨拶して、出発。
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まだ続々と登ってくる。
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つづら折れの道なので、わりと助かる。
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誰でも、この眺めには見とれてしまうだろうなあ。
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甲斐駒に若干ガスが発生してきた。
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乗鞍岳(3026m)がとうとう馬ノ背(2736m)の陰に隠れてしまいそう。
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そんなふうに絶景を楽しみながら下っている。
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山肌全面を覆うハイマツ。
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皆さん、頑張って登っている。
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あら、まだハクサンシャクナゲが咲いていた。
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いつの間にかアサヨ峰より低いところまで下ってきた。
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馬の背ヒュッテよりも低い。
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登山者の姿が見えなくなった。波は一段落したようだ。
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次の波はバスの第1便が着いてからだろう。

お、いよいよ森林限界より下まで来たか。
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その境目が、ちょうど六合目。
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ここで小仙丈ヶ岳の山体を振り返っておく。
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馬の背ヒュッテともお別れになるだろう。
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甲斐駒へ一直線に続く登山道が見える。以前はあれを下ったのだった。
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アサヨ峰も鋸岳も甲斐駒もさようなら。
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槍穂高さんも見納めだ。
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ハイマツの背が高くなり、日蔭ができてきた。
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そして樹林帯に突入。
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やっと少し涼しくなった。
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樹林帯はあまり好きではないが、ホッとする。
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しばらく、すれ違う人もほとんどいない。
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小仙丈から45分ほど下ってきたところで、五合目に到着。
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1日ぶりの再訪。ここから二合目までは昨日と同じ道を歩くことになる。
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ここで小休止。SOYJOYを食べていたら、さっきのご夫婦が下りてきた。
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「樹林帯の中は涼しいですね~」と声をかけ、また雑談になる。
「百名山はいくつ目ですか?」と聞かれたので、「ここで59座になります」と答えた。
「すごいですね。毎週登っているんですか」
「ええ、まあ」
「だから、あんなにお詳しいんですね」
仙丈小屋での山座同定のことを言っているらしい。
つい知ったかぶりをしてしまった。恥ずかしい限りだ。

10分ちょっと休んで出発。
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時々、木々の隙間から眺望が楽しめる。
これは北岳。
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昨日はガスっていたので見えなかった。
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でも、そのおかげで、昨日と同じ道でも楽しめる。
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マルバダケブキも昨日とは違って光っていた。
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見える風景の印象はやはり随分違う。
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四合目を10:45頃通過。
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昨日とは見紛うような明るい森だ。
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時々、景色が見えると、すかさずシャッター。
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これは小太郎山かな。
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こんな場所があったことに行きでは気づかなかった。
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三合目を通過。
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樹林帯の中を黙々と下る。
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途中、馬の背ヒュッテで会った藤本隆宏似の小屋番さんとすれ違った。
歩荷中だった。「今日はお客さんが多いので。でも大したことないです。10kgちょっとですから」。あの小屋での勤務は今年からとのことだった。
頑張ってください。
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しばらく昨日歩いた道を思い出しながら進む。
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こんな道だったっけと思うことが多い。
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記憶力の減退が著しい。
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カメラに頼っているからだろうか。
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でも、写真に撮ったところは意外によく覚えている。
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11時半前に二合目に到着。
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ここで昨日の道とは分かれて、右の巻き道を行く。
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極力、完全ピストンは避けたいのだ。
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実際、登り返しがないから楽なはずだ。
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このあたりも見事な針葉樹林だ。
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20分ほどで、北沢駒仙小屋への分岐に出た。
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現在は休業中のようだが、後ろからきた登山者がそちらに下りて行った。
テン泊はできるのだろうか。

斜面をやさしく削る小さな谷。
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やっと道路が見えてきた。
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二合目から30分弱で車道に出た。
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北沢峠はすぐそこだ。
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(つづく)
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仙丈ヶ岳(8)

【2016年7月10日(日)】仙丈ヶ岳
今回はまず馬ノ背の眺めから。色も形も実に美しい。
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薬師岳(2780m)が噴火!?
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薮沢カール上部のモレーン。
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申し遅れましたが、現在、仙丈ヶ岳(3033m)を下って、そろそろ小仙丈ヶ岳(2855m)への登りに差しかかるあたりです。
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まわりはハイマツに覆われてきた。
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小仙丈の高まりは上から来ると、この程度しかない。
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標高2800m台まで下ってくると、全体が緑に覆われてくる。
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V字カットで見た鋸岳(2685m)。
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だいぶ馬ノ背と同じくらいの高さになってきた。
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当然、馬の背ヒュッテも近くなってきた。
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小仙丈手前のピーク。
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ハクサンシャクナゲの群落。
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小仙丈カールを取り囲む稜線。
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小仙丈手前の鞍部が八合目ということになっている。九合目の標識はなかった。
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もちろん休まず通過する。
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振り返っても、すでに頂上は見えない。
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小仙丈カールの全景。
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ちょっとした岩場を登る。
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何度振り返っても、いい山だ。
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小仙丈カールと1・2・3。
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よく見ると、残雪の下にもカールは続いているように見える。
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だんだん、仙丈ヶ岳が大きく見えてきた。
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とりあえず、小仙丈の頂上稜線に乗った。
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ちょっと、ややこしい道も通る。
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これから登る登山者たちも、いい思いができるだろう。
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わりと急坂だが、きっと楽しく登っているに違いない。
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こちらは、すでにいい思いをしてきた方々。
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小仙丈カールの美しいカーブ。
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鮮やかな青と緑。夏山全開だ。
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雲の白も忘れてはいけない。
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間ノ岳(3190m)にも雪渓が点々と残っている。日が高くなって、雪が光り始めた。
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小仙丈ヶ岳の稜線はほぼ平らだ。
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眼下に小仙丈沢が確認できた。
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こんな景色が見られるから、山は止められない。
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左手は中央アルプス&御嶽山(3067m)。
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おお、塩見岳(3052m)が悪沢岳(3141m)とのかぶりを解消して、その雄姿を際立たせている。
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ギザギザの並列は相変わらず。
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足元にチングルマ。
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イワカガミも。紅白でめでたい。
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そしてわれらが富士山。
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もう何の文句があろうか。
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正面に甲斐駒(2967m)と摩利支天が迫ってきた。
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鋸岳連峰の中で目立っている平らな山頂は、熊ノ穴沢ノ頭。
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お馴染みの馬ノ背。
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ハイマツ越しの仙丈も乙なもの。
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あれが、小仙丈の頂上だ。
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結構賑わっている。
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いよいよ小仙丈カールが形よく見えてきた。
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塩見が荒川三山の間に入って、ちょうどいいバランスに。
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間もなく小仙丈の頂上に着く。
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今日は南アルプスも遠くまでくっきり見える。空気が澄んでいる証拠だ。
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いや、それにしても人口が増えてきた。
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どうやら、北沢峠を早朝出発してきた方々とタイミング的に鉢合わせになったようだ。
まあ、それは仕方ない。

それにしても、眼前の甲斐駒と鋸岳はなかなかの迫力だ。
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手前の小さなピークに遭難者の慰霊碑。昭和35年4月15日である。
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手前には、もう一つ小さなこぶがある。
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北岳から聖岳(3013m)まで。実にぜいたくな眺めだ。
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すれ違った方々。
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もう完璧。
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8月上旬に登った兎岳(2818m)と大沢岳(2819m)。
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こうして見ると、甲斐駒と鋸岳はひとつながりの山だ。
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9:15頃、小仙丈ヶ岳に到着。
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しかし、ここはもう押し合いへし合い。
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まったく人が減る気配がないので、記念写真だけ撮って撤収。
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すこし戻った場所に腰を下ろして休憩。等間隔に並んだ1・2・3を堪能した。
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ここから見る1・2・3が最もバランスが取れている。

復習がてら撮影を続ける。鳳凰三山。
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眼下は夏真っ盛り。
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青空に突き出した富士山。
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これぞ、「山」という文字の原点だったのではないか。
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乗鞍岳(3026m)にも34年ぶりに登ってみたい。
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鋸岳の向こうは穏やかな山容の蓼科山(2531m)。
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花崗岩がむき出して真っ白な甲斐駒。
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う~ん、まだ人が減らない。
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中央は白岩山(2267m)。
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木曽駒(2956m)に雲がかかり出した。こちらは大丈夫かな。
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伊那谷にかかる雲はきれいに高さを保っている。
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入笠山(1955m)方面。
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小仙丈での休憩を終えて、山頂を目指す方々。
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北岳の谷も深い。さすが第2位の山だ。
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地蔵岳のオベリスクもくっきり見える。
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いや、まだこんなに。昨日は雨だったのに、これほど北沢峠に入り込んでいたとは。
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葉っぱがかわいいけど、シャクナゲかな。
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20分近く休んだので、そろそろ出発。
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馬の背ヒュッテが真横に見えた。
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仙水峠(左端、2264m)の切れ込みがすごい。
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谷には仙水小屋とテン場が見えた。
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(つづく)
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仙丈ヶ岳(7)

【2016年7月10日(日)】仙丈ヶ岳
仙丈ヶ岳(3033m)の山頂で30分近く過ごして、8時前に出発。
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眺めの良さそうな道が続きそうだ。
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馬ノ背(2736m)もすっかり低くなった。
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アサヨ峰(2799m)と奥秩父を背景に登山者が1人下っていく。
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読者の皆さんには、はじめのうちに富士山の姿も拝んでおいてもらおう。
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仙丈ヶ岳の頂上を振り返る。
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馬ノ背方面から続々と登ってくる。
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頂上周辺に小さなカール状の地形があった。
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頂上の隣のピーク。
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眼下には仙丈小屋。絶好のロケーションだ。
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楽しい稜線歩きだ♪
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何度も振り返ったりして、まったく落ち着かない私。
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正面に鳳凰三山。
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初めて見つけたイワツメクサ。
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おお、カールに雪渓を発見。
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間ノ岳(3190m)に続く仙塩尾根と南アルプス南部を望む。
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北岳(3193m)から左に延びる尾根の突端は小太郎山(2725m)。
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上から見たカールの全容。
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小仙丈方向から登ってきた登山者たち。
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みな写真撮影に夢中だ。
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仙丈ヶ岳と隣のピークはこうして見ると双子のよう。
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左から、鳳凰三山、富士山、北岳。
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大仙丈ヶ岳(2975m)の東斜面は大仙丈カール。
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南アルプスの重畳たる山並みにゾクゾクする。
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北沢峠から来た方々だとしたら、随分速い。
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重装備なので、長衛小屋のテン場からかも。だとしたら、なおさら速い。
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基本トラバース道だが、稜線上に踏み跡も見える。
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その先、中央が小仙丈ヶ岳(2855m)だ。
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再び、ワン・ツー・スリー。
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北岳の正面、前白根沢にも雪渓を発見。
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頂上から2つ目の小ピーク。
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空中漫歩、満喫ちう。
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薮沢カールのはるか向こうに北アルプス。
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迷うってしまうが、一応巻き道を行くことにする。
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飛行機雲が青空に映える。
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みな続々と頂上に到着している。
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それにしても素晴らしい道だ。
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下るのがもったいないくらい。
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右下は小仙丈カール。
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カールの底に残雪。
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薮沢カールももちろん負けていない。
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こうして見ると、かなり深い。
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女王とは思えないほど、荒々しい岩肌も見せてくれている。
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薮沢カールは東西で色合いが違うのが興味深い。
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北岳と間ノ岳を結ぶ、あのラインはすべて3000m以上。まさに天空の稜線だ。
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名付けて仙丈三山。
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彼が登山道をちょっと外れているのは、たぶん私の真似をしたのだろう。
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ザ・トラバース。
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うわ~随分な人口密度になっている。
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早めに出発してよかった。

カールをぐるりと回り込んだので、仙丈小屋が見える角度も変化した。
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仙丈の稜線の向こうに中央アルプスが見える位置まで来た。
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小さなツー・スリーみたい。
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いよいよ本格的な下りに差しかかる。
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仙丈小屋から馬ノ背までの斜面。
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そして馬ノ背。
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DSC_3945_201608250637042c3.jpg

薮沢カールに唯一残った雪渓。
DSC_3942_201608250637011e9.jpg

駒津峰(手前)と甲斐駒。
DSC_3943_20160825063703e15.jpg

小仙丈沢から野呂川への深い谷。
DSC_3946_20160825063706933.jpg

馬の背ヒュッテがマッチ箱のよう。
DSC_3947_20160825063633bdb.jpg

伊那谷から経ヶ岳(2296m)、そして乗鞍岳(3026m)。
DSC_3948_20160825063634505.jpg

小仙丈カールと1・2・3。
DSC_3953_20160825063637bc7.jpg

小仙丈カールのピーク。
DSC_3952_2016082506363684c.jpg

小仙丈カールの底。
DSC_3954_2016082506363929d.jpg

小仙丈カールの斜面。
DSC_3958_20160825063610500.jpg
以上、小仙丈カールシリーズでした。

その名の由来である小仙丈ヶ岳(2855m)は中央。
DSC_3955_20160825063607f22.jpg

ここです。
DSC_3956_20160825063608e6b.jpg

鳳凰三山も近づいてきた。
左から、地蔵岳(2764m)、高嶺(2779m)、観音岳(2841m)、薬師岳(2780m)。
DSC_3960_20160825063611ef2.jpg

頂上から30分近く下ってきたところで
DSC_3961_2016082506361337d.jpg

仙丈小屋へ下る道との分岐に出た。
DSC_3962_20160825063541667.jpg
DSC_3964_2016082506354527b.jpg

これが、その仙丈小屋へ向かう道。
DSC_3963_20160825063543e16.jpg

改めて、馬ノ背を望む。きれいだ。
DSC_3966_20160825063546af7.jpg

馬ノ背から仙丈への道。さっき歩いたところだ。
DSC_3967_20160825063548b32.jpg

文字通りの形の鋸岳(2685m)。頂上は最も高く見えるピーク。
DSC_3968_20160825063518f3a.jpg

分岐は通過。
DSC_3970_201608250635205bf.jpg

こうして見ると、馬の背ヒュッテは面白い位置にある。
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DSC_3979_2016082506345521b.jpg

馬ノ背と馬の背ヒュッテの位置関係はこう。
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アサヨ峰もいずれ登らなければならない山だ。
DSC_3973_201608250635233d7.jpg

結構岩場の多い稜線歩きである。
DSC_3977_20160825063524ce4.jpg

北岳はこの角度が最も均整がとれて見える。
DSC_3980_2016082506345773e.jpg

富士山を北岳とばかりでなく鳳凰三山と組ませてみた。
DSC_3983_20160825063501ff8.jpg

富士山単独。
DSC_3989_201608250634360f7.jpg

2・3のみ。
DSC_3984_20160825063431730.jpg

鋸岳も逆光を解消して緑が濃くなってきた。
DSC_3981_20160825063458b56.jpg

小仙丈ヶ岳手前の小さな鞍部。
DSC_3982_201608250634594b1.jpg

そして、小仙丈の山体。
DSC_3985_20160825063433058.jpg

今回は小仙丈カールの形をしっかり目にとどめて、おしまい。
DSC_3791_20160824203008fb4.jpg

(つづく)
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仙丈ヶ岳(6)

【2016年7月10日(日)】仙丈ヶ岳
仙丈ヶ岳(3033m)の頂上まで、もうすぐそこ、というところまで登ってきた。
北には相変わらず、甲斐駒ヶ岳(2967m)や八ヶ岳が大きく見える。
DSC_3791_20160824203008fb4.jpg

馬ノ背(2736m)もだいぶ低くなってしまった。
DSC_3792_20160824203011f52.jpg

おお、仙丈小屋(下)と馬の背ヒュッテ(上)が1枚の写真に収まった。
DSC_3793_20160824203012928.jpg

薮沢カールの末端に堆積したモレーンと仙丈小屋。
DSC_3794_20160824203014fca.jpg

伊那市街も見えてきた。
DSC_3795_2016082420301575e.jpg

カール東側の稜線。登山道はトラバースしているのが分かる。
DSC_3796_20160824202946114.jpg

右のピークが頂上だ。
DSC_3797_20160824202947ea7.jpg

頂上直下の鞍部の向こうに鳳凰三山・地蔵岳(2764m)のオベリスクが出現。
DSC_3798_201608242029494f7.jpg
その向こうは、大菩薩嶺(左端、2057m)と小金沢連嶺だ。

足元にはミヤマキンボウゲの群落。
DSC_3801_201608242029511f4.jpg

そしてハクサンイチゲ。
DSC_3802_20160824202953b1a.jpg

ヨツバシオガマ。
DSC_3805_20160824202926c39.jpg

イワベンケイも。
DSC_3808_20160824202858673.jpg

う~ん、たまりません。
DSC_3803_20160824202923d79.jpg

改めて薮沢カール。
DSC_3807_20160824202929d3b.jpg

仙丈小屋を見下ろすのは何だか楽しい。
DSC_3809_201608242028595f7.jpg

何度も見たが、甲斐駒はやはり名峰である。
DSC_3810_20160824202901bd9.jpg

頂上手前のピークに達すると、仙丈ヶ岳の南側の稜線が初めて見えた。大仙丈ヶ岳(2975m)である。
DSC_3811_20160824202902c4b.jpg

そして、南アルプスの南部が一望できた。
DSC_3813_20160824202834e81.jpg

なんとあの塩見岳(3052m)が悪沢岳(3141m)に完全にかぶって、存在感が薄い。
DSC_3812_2016082420290416b.jpg
これは驚くべき光景だった。

悪沢岳の右側をよく見てみよう。
左から荒川中岳(3083m)、赤石岳(3120m)、聖岳(3013m)、がくんと下がって兎岳(2818m)、そして大沢岳(2819m)。
DSC_3814_20160824202836ceb.jpg

その核心部。
DSC_3831_20160824202725421.jpg

大沢岳の右に覗くのはおそらく光岳(2591m)。
DSC_3832_20160824202727dbf.jpg

そのさらに右は小日影山(2505m)かな。
DSC_3833_2016082420272879e.jpg

悪沢岳の左に見える双耳峰は笊ヶ岳(2629m)。その右はたぶん布引山(2584m)。
DSC_3815_201608242028377de.jpg

頂上は目の前。
DSC_3816_2016082420283975b.jpg

カールと仙丈小屋、そして馬ノ背。
DSC_3817_2016082420284136a.jpg

大仙丈なのに仙丈より背が低いのが、ちょっと面白い。
DSC_3818_20160824202809736.jpg

そのはるか向こうに恵那山(2191m)。
DSC_3821_201608242028124c6.jpg

恵那山方面の雲海はちぎれ始めた。
DSC_3834_2016082420265818d.jpg

堂々たる日本第3位。間ノ岳(3190m)。右にちょっぴり覗くのは西農鳥岳(3051m)。
DSC_3819_201608242028119d3.jpg

7時半すぎ。仙丈ヶ岳に登頂。最初にご挨拶したのは、この神様。
DSC_3822_20160824202814398.jpg
上が欠けているが「御嶽」だろうか。

三角点は意外にも二等だった。至近距離の一等三角点が烏森山(1908m)だった。
かなり離れている。
DSC_3823_20160824202815211.jpg

うわ~、やっと見られた。日本のワン・ツー・スリー。
DSC_3824_201608242027469db.jpg
左からわが国最高峰、富士山(3776m)。2位の北岳(3193m)、3位の間ノ岳。

北岳には8月末に登る予定だ。
DSC_3828_2016082420275125f.jpg

南アルプスから見た富士山は、両端のとんがりが目立って恰好いい。
DSC_3829_20160824202722bac.jpg

富士山の長~~い裾野。
DSC_3835_20160824202659080.jpg

その手前に御坂山塊。
DSC_3836_20160824202701e58.jpg

彼らは大仙丈へピストンだろうか。
DSC_3825_20160824202747857.jpg

それとも間ノ岳までの縦走か。
DSC_3842_201608242026354e7.jpg

となりのピークの先には鳳凰三山が控えている。
DSC_3826_201608242027499f1.jpg

その左奥には大菩薩嶺(左端)と小金沢連嶺。
DSC_3838.jpg

御嶽山(3067m)も頂上登山が解禁になったら行かなくては。
DSC_3841_201608242026330c2.jpg
あまりの大パノラマに我を忘れて、シャッターを押し続けてしまった。

改めて、ここが仙丈ヶ岳の頂上。
DSC_3839_20160824202704487.jpg

たもとには、遭難者慰霊の銘板が置かれていた。
DSC_3830_20160824202725757.jpg

コースタイム1時間30分のところ、あちこちで立ち止まって写真を撮ってきたので、2時間近くもかかってしまった。
それにしても、頂上で初めて富士山や南アルプスの主要部が見えるという演出がまたにくたらしい。
楽しみにしていた、ワン・ツー・スリーも完璧に見えた。
登山者も5~6人くらいしかいなかったので、富士山の見える場所に腰を下ろして、しばらく休憩。
小屋でもらってきたお湯でミルクティーを飲んだ。至福の時である。
目が細くなるわ、鼻はふくらむわ。自然に顔が崩れてしまった。

再び立ち上がって撮影再開。
北東には、三百名山のアサヨ峰(右、2799m)と栗沢山(左、2714m)。
DSC_3844_201608242026381da.jpg
その向こうは奥秩父の山々。

アップにしてみよう。左から小川山(2418m)、五丈石のある金峰山(2599m)、朝日岳(2579m)、北奥千丈岳(2601m)。
DSC_3847_201608242026116cb.jpg

この先はあのトラバース道を歩くことになる。
DSC_3845_20160824202639b77.jpg

本当は稜線を歩きたいけど。
DSC_3849_201608242026146a5.jpg

摩利支天の右奥に見えるのは、横尾山(1818m)だろうか。
DSC_3846_20160824202610154.jpg

甲府盆地はまだ雲海に沈んだままだ。
DSC_3848_201608242026134cb.jpg

諏訪湖もまだ姿を見せない。
DSC_3852_20160824202549c4f.jpg

再び、薮沢カールの下を覗く。
DSC_3850_20160824202616b6c.jpg

登山道のない白岩岳(2267m)の稜線。
DSC_3851_20160824202547039.jpg

伊那谷と長大な中央アルプス。
DSC_3853_20160824202550c36.jpg

その核心部。
DSC_3854_201608242025519a9.jpg

宝剣岳(2931m)のあたり。
DSC_3855_20160824202553c79.jpg

南駒ヶ岳(2841m)周辺。
DSC_3856_20160824202525e5f.jpg

もう一度、恵那山。
DSC_3857_201608242025266ea.jpg

北の眺望をおさらい。
DSC_3858_20160824202528509.jpg

このギザギザの列には本当に感服する。
DSC_3859_20160824202529744.jpg

浅間山の外輪山、黒斑山(2404m)の左にかすかに見えているのは、もしかして草津白根山(2171m)ではないか。
DSC_3860_20160824202531541.jpg

甲斐駒の左はるか向こう、雲海に浮かぶのは、武尊山(2158m)か。
DSC_3866_20160824202506fb2.jpg
今日はおそろしく空気が澄んでいる。

富士山にからんでいる雲も日本画のように渦巻いていて、まさに絵のようだ。
DSC_3867_201608242025087e2.jpg

これの特定に苦労したが、おそらく地蔵岳の北にたたずむ離山(2307m)だと思う。
DSC_3868_201608242025093aa.jpg

よくよく山頂の石積みを見ると、いろんな神様の名を刻んだ石碑が置かれていた。
DSC_3861_20160824202503745.jpg
DSC_3863_20160824202504112.jpg

おっと、もう一つ標柱があった。山梨百名山仕様だ。
DSC_3870_2016082420244005b.jpg
朽ち果てて廃棄されたのか、丸太の輪切りで作った山梨独特の山名板はもうなかった。

30分近くのんびりしているうちに、人が多くなってきた。
DSC_3871_20160824202441419.jpg

そろそろ出発しよう。
DSC_3843_20160824202637e20.jpg
DSC_3873_20160824202444165.jpg

大仙丈さん、今度はそちらにも行くからね。
DSC_3872_201608242024435f2.jpg

実は、この先も少しずつ変化する景色に目を奪われ、シャッターを押す手が止まらない。
当然、歩みも亀のようだった。困ったものだ。

(つづく)
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仙丈ヶ岳(5)

【2016年7月10日(日)】仙丈ヶ岳
馬の背ヒュッテから歩き始め、もう少しで仙丈小屋に着きそうだ。
DSC_3681_20160824061907bb3.jpg

谷筋の道なので、小さな沢が流れている。
DSC_3682_20160824061909828.jpg
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沢に沿って登っていく。
DSC_3683_201608240619101d5.jpg
DSC_3694.jpg

これはモレーンの一部だろうか。
DSC_3684_20160824061912df0.jpg

岩のまわりにはイワカガミやウメバチソウが咲いている。
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これは氷河の削り残し?
DSC_3692_20160824061818778.jpg

振り返ると、馬の背の全容がよく見える。
DSC_3687_20160824061844722.jpg

経ヶ岳(2296m)の向こうに乗鞍岳(3026m)。
DSC_3689_20160824061845389.jpg

霧ヶ峰の八島湿原(左)と車山(1925m)が雲海の中から姿を現した。
DSC_3690_20160824061847cc3.jpg
左奥は妙高山(2454m)。

妙高の手前は、電波塔群はまだ雲の中だが美ヶ原だろう。
DSC_3691_201608240618486bb.jpg

そのさらに手前は白岩山(2267m)の稜線。
DSC_3696_2016082406182064b.jpg

いよいよ仙丈小屋直下まで来た。
DSC_3698_2016082406182421d.jpg

水源には立ち入り禁止。
DSC_3699_20160824061755cb0.jpg

薮沢コースはまだ通行止めだ。
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仙丈小屋はとても山小屋とは思えない、きれいな外観。
DSC_3700_2016082406175712c.jpg

その背後には仙丈の稜線を歩く登山者の姿がくっきりと見える。
DSC_3701_201608240617587b4.jpg

ここが薮沢カールの末端だ。
DSC_3702_20160824061759e17.jpg

カールの斜面には地肌が剥き出しの部分とハイマツに覆われている部分とがある。
DSC_3703_20160824061802274.jpg

これが仙丈の頂上。荒々しくも気品がある。さすが女王。
DSC_3704_20160824061733fec.jpg

その左側のピーク。
DSC_3705_20160824061734421.jpg

実に均整のとれたカールだ。
DSC_3706_201608240617353de.jpg

もう6時半を過ぎているので、小屋のお客さんはみな出発している。
DSC_3708_20160824061737de7.jpg

ここは風力発電をしているようだ。
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小屋の前にはたくさんのベンチがあったので、とりあえず小休止。
DSC_3711_201608240617092ba.jpg

ここからの眺望も見事で、全く見ていて飽きなかった。
復習してみよう。
乗鞍岳。
DSC_3712_20160824061710c63.jpg

槍穂高。
DSC_3713_20160824061712597.jpg

立山(中央左、3015m)と剱岳(中央右、2999m)。
DSC_3714_20160824061713f33.jpg

鹿島槍(左、2869m)から白馬岳(右、2932m)。
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笠ヶ岳(2898m)。焼岳(2455m)は鉢盛山(2446m)のちょうど陰に隠れている。
DSC_3716_20160824061643323.jpg

眼下に高遠市街。高遠湖が右下にかすかに見える。
DSC_3717_20160824061645a48.jpg

振り返ると、すでに登頂している方々。
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まだ途中の方々。
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薮沢カールの核心部。
DSC_3720_20160824061649a29.jpg
馬の背ヒュッテに泊まっていたご夫婦が追いついてきて、双眼鏡で景色を眺めていたので、思わず「あれも見えますね、これも見えますね」と冗舌になってしまった。
浅間山(2568m)が見えたのもうれしかった。

ここのトイレで「大」が出そうと思ったが、○門は閉じたままだった。
100円払って「小」だけ済ます。ちょっと効率が悪かった。

15分ほど休んで出発。
DSC_3722_2016082406161904d.jpg

稜線を目指す。
DSC_3723_20160824061620760.jpg

小屋はすぐ下に遠ざかっていく。
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この眺めは何度見ても飽きない。鋸岳(2685m)もいずれ登りたい。
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これは小仙丈へ向かうトラバース道。
DSC_3728_20160824061624a2c.jpg

カールの東側の山体。
DSC_3729_20160824061549cd1.jpg

稜線まではわりとすぐだ。
DSC_3730_20160824061550d9b.jpg

奥秩父の核心部の一つ。
DSC_3740_2016082406145890b.jpg

小さな突起(五丈石)が見えるのは金峰山(2599m)。
DSC_3731_201608240615521d6.jpg

ハイマツの赤い松ぼっくり。
DSC_3732_20160824061554626.jpg

小屋から10分ほどで稜線に出た。
DSC_3733_20160824061555670.jpg

この角度から見るカールも斜度が分かって素晴らしい。
DSC_3734_2016082406152367c.jpg

稜線に出ると、西に恵那山(2191m)が初めて見えた。
DSC_3735_20160824061525231.jpg

これから登る稜線。
DSC_3736_20160824061526a82.jpg
DSC_3738_20160824061530d8d.jpg

現在地から下を望む。
DSC_3737_20160824061528d29.jpg

足元に、こんな注意書きの看板が落ちていた。
DSC_3741_20160824061500399.jpg

え、これは地蔵尾根ではないの?
DSC_3742_2016082406150246b.jpg

踏み跡はずっと続いているようだけど。
DSC_3749_201608240614384a7.jpg

地蔵尾根の右には深く切れ込んだ尾勝谷。
DSC_3743_201608240615037d3.jpg

三ツ石山(2017m)への稜線。
DSC_3744_20160824061432787.jpg

右奥は中央アルプス南部。左は恵那山。
DSC_3746_20160824061433e10.jpg

恵那山にもいずれ登らなければ。
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あれは、どこの山村だろうか。
DSC_3748_2016082406143644a.jpg

こちらは駒ヶ根市街。
DSC_3752_201608240614098ae.jpg

まだ雲海はしぶとく残っている。
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ヨツバシオガマの色も今日は一段と鮮やかだ。
DSC_3753_201608240614103a7.jpg
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岩場に咲く花はほんとうに健気だ。
DSC_3758_20160824061343c40.jpg

イワカガミも可憐な花を咲かせていた。
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DSC_3760_201608240613462e5.jpg

さて、そろそろ先に進まないと。
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よし、団体さんも頂上を後にしたようだ。混まなくて済むぞ。
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右手は中央アルプスと駒ヶ根市街。
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恵那山の南まで展望が広がった。手前は南アルプスの前衛の稜線だ。
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名は知らぬが美しい山並みが連なる。
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御嶽山(3067m)の右奥に見えるのは、もしかして白山(2702m)だろうか。
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左手眼下にはモレーンの堆積。
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頂上が目前に迫ってきた。着いてしまうのがもったいないくらいだ。
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遠景だけでなく、近景も素晴らしい。
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ハイマツは幹ももちろん這っている。
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O君だったらスキーで滑りたくなるだろうなあ。
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チングルマがまだ生き残っていた。
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さあ、もう少し。
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登山道の脇に、岩の回廊があったので探検してみた。
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この先は断崖絶壁だった。

ハクサンシャクナゲ。
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その花はこうして抜け落ちるのか。
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こちらはミヤマキンポウゲ。
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オヤマノエンドウ。
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歩いてきた道を振り返ってみた。
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おお、馬の背ヒュッテも見えるではないか。
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さあ、頂上は左のピークだ。
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(つづく)
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仙丈ヶ岳(4)

【2016年7月10日(日)】仙丈ヶ岳
馬の背ヒュッテの朝は4:10に目が覚めた。
すでに部屋に明かりが差し込んでいる。
窓から外を見ると、甲斐駒ヶ岳(2967m)の背後が朝焼けに染まっていた。
すでに、外に出てご来光を待っている人もいる。
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ザックに入れておいた一眼レフのカメラを取り出し、私も外に飛び出す。
う~ん、いい色だ。
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甲斐駒の右に横たわるのは奥秩父のシルエットである。
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今日は最高に天気になるなあ。
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昨日、中止せずに雨の中を歩いてきてほんとによかった。

部屋に戻ると回りの人もほぼ起きていたので、荷物を整えて、パッキングを開始。
4:40頃の御来光は窓から拝んだ。
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ちょうど甲斐駒と奥秩父の接点から日が昇った。

皆さんも満足気だ。
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5時からの朝食は、ふつうの山小屋風。
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お代わりもせず、さくっと食べ、外に出て水場で歯磨き。

昨日は見えなかった小仙丈ヶ岳(2864m)方面の稜線が見えた。
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小屋の人によると、ここからはちょうど木の陰に隠れて仙丈ヶ岳(3033m)の頂上は見えないとのことだった。
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水を補給して、玄関内でストレッチ。気温は8℃だ。
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5時半には出発の準備が整った。
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いざ出発である。
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シナノキンバイのお見送り。
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稜線までは、ややきつい登り。
でも、すぐに仙丈の山頂や仙丈小屋が見えてきて、テンションが高まる。
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シカ柵も何のその。
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間もなく全容が姿を現してきた。
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こちらは小仙丈の西斜面。
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ダケカンバが複雑な形をして勢力を伸ばしている。
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ハイマツも繁殖力旺盛だ。
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10分ほどで稜線に乗った。
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ここは馬ノ背(2736m)を経て、南アルプス林道に出る丹渓新道との分岐になっている。
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いずれ、あちら側も歩いてみたい

分岐を左折して、尾根道を進む。
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このあたりにもシカ柵が設けられている。
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正式には植生保護柵というらしい。
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そのおかげか、ヨツバシオガマが一輪咲いていた。
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ふと振り返ると、まさに文字通りの馬ノ背が横たわっていた。
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その右に見えるシルエットは八ヶ岳。
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左の雲海のはるか向こうには妙高山(2454m)まで見えるではないか。
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そのさらに左には北アルプス。白馬三山だ。
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ナナカマドも満開。
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足元にはタカネスミレの群落が迎えてくれた。
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森林限界も近づいてきたようだ。
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と思った途端、いきなり開けて、中央アルプスや北アルプスの大展望が広がった。
これから歩く稜線が一望。
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ヒュッテから見えていた稜線も全容を現した。
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全体像はこうなっていたのか。
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振り返れば、甲斐駒と摩利支天の雄姿。
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右手には中央アルプス。宝剣岳(中央左、2931m)と木曽駒ヶ岳(中央右、2956m)が丸見えではないか。中央は伊那前岳(2883m)。
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その左には空木岳(右、2864m)と南駒ヶ岳(左、2841m)。
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うわ~御嶽山(3067m)も!
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これは乗鞍岳(3026m)。手前は経ヶ岳(2296m)だ。
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そして、もちろん真打ち、槍穂高。
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再び、白馬三山(右)と五竜岳(2814m)に鹿島槍ヶ岳(左、2889m)。
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妙高山(2454m)と火打山(2462m)。
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蓼科山(右、2531m)。
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奥は北八ツ。左手前は鋸岳(2685m)の末端、横岳(2142m)。
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その右には、なんと浅間山(2568m)まで。
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「いやあ~、この山はいいわ」と大声を出したら、小屋で一緒だった単独女性がちょうど追いついてきたところで、非常に恥ずかしかった。

もう頂上は目の前に見える。
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南アルプスの女王にしては荒々しい側面も。
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カールの下は緑のじゅうたんを敷き詰めたようだ。
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北アルプスは乗鞍から白馬三山など北の端まで一直線に見える。
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鋸岳(左端)と八ヶ岳のギザギザが重なって見えるもの、実に格好いい。
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深く切れ込んでいるコルは中ノ川乗越。

これが薮沢カールの全容。
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その末端に立つ仙丈小屋。再訪する時があったらここに泊まってみたい。
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ハクサンシャクナゲが朝露に濡れて美しい。
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こちらは咲き終わった方々。
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わ~ダイナミック。
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そろそろカールに向けて這い上がっていく。
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ハイマツは赤い実がなるんだ。
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仙丈から西に延びる稜線。
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ちょっと広い場所に出た。
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キャンプをする人がいるのか、警告の看板があった。
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まずは、あそこまで。
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再び中央アルプスと御嶽山。
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その北の端に構えるのは大棚入山(2375m)。
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雲海にぽつんと浮かぶのは、美和湖の西の稜線。
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雲海の底に沈む伊那谷の町並みが垣間見えた。
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いったん下って自らハイマツの海に沈む。
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幕営禁止地点を振り返る。もちろん、禁止されているのはここだけじゃないんだけど。
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手前から、馬ノ背、鋸岳、八ヶ岳、浅間山。
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当たり前だが、この配列はここからしか拝めない。
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甲斐駒と八ヶ岳の両雄をこうして見られることにも感謝したい。
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薮沢カールを取り囲むピークの一つ。
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その斜面を見上げる。
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蓼科山を望むと、この角度からだと、同じようなピークが並んで面白い。
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ハイマツを掻き分け、掻き分け進む。
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足元は完全なガレ場となった。
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それでも展望は失われない。
馬ノ背が大きくカーブしているので龍の背のようだ。
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後続の方々も同じ景色を満喫していることだろう。
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シナノキンバイとナナカマドも昨日と違って明るく見えた。
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(つづく)
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仙丈ヶ岳(3)

【2016年7月9日(土)】仙丈ヶ岳
五合目の薮沢大滝ノ頭から45分ほどで薮沢の本流に達した。
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それなりの水量があったが、靴は濡らさないで済んだ。
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ていうか、もう雨で濡れているのだが。

振り返ると、またあの女性。私とほぼ同じペースだ。
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ここは沢を遡って行ってはいけないらしい。
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渡った先は薮沢コースとの分岐になっている。
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ただし、薮沢コースは雪が解け切っていないらしく、まだ開通していない。
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当方は当然ながら、馬の背ヒュッテに向かう。
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右手に見えた涸れ沢。
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この先は登りになる。
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標高差60mほどなのだが、五合目から先はずっと平らと思い込んでいた身にはややきつかった。

まだシャクナゲが咲いていて、びっくり。
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霧にけぶる薮沢。
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植生保護のために鹿ネットの間を抜けていく。
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おお、やっと小屋が見えた。
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結局本降りにならないまま、3時間弱で馬の背ヒュッテに到着。やれやれ助かった。
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「真田丸」で堀田作兵衛を演じていた藤本隆宏似の小屋番さんが迎えてくれた。
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この日の宿泊者数を聞いたら、19人とのこと(その後、予約なしの6人組が飛び込んできて、25人になった)。
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(屋内はかなり新しい)

混むんじゃないかと心配していたが、それなら、ちゃんと布団1人分確保できそうだ。
まだ梅雨時で、しかもこんな天気だったので、客足も延びなかったのだろう。
1泊2食8500円。案内されたのは最上階(3階)の部屋で、布団はすでに10組くらい敷かれていた。
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女子ばかりの部屋だったが、いいのだろうか。

すぐに1階の乾燥室に戻り、濡れたものを干して、必要なものだけ取り出して寝床に運ぶ。
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ここは、ザックは部屋に持ち込まないのがルールらしい。
更衣室があったが暗くて狭かったので、使わなかった。
着替えは、誰もいない隙を盗んで、部屋で済ませた。
ふる○んになってパンツまで着替えたのだから、我ながら勇気がある。
でも、おかげでゆっくり体を拭く暇がなく、べとつき感がずっと残った。
水が豊富なのは分かっていたので、タオルを濡らして、体を拭こうと思っていたのだが、女性の多い部屋なので、そこまではできなかった。

トイレが屋外なのがちょっと不便。
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でも、清潔で臭いもなかった。

トイレの近くに見たことのない花が咲いていたので、たまたま居合わせた小屋番の人に聞いてみたら、ハクサンフウロだという。
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こんなにしおれたというか、下を向いているハクサンフウロは初めて見た。
彼によると、雨のときはしぼんでしまうが、晴れるとぱっと開くという。
虫が受粉にやってくる可能性がない時は、下を向いて休んでいるのだろうか。

水場の場所も確認。
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外にも快適そうなベンチがあったが、さすがに今日は使用者はいない。
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改めて見ると、ログハウス風のかなり立派な小屋である。
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さて、ようやく落ち着いた。食堂に繰り出そう。
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夕食の5時半まではまだ1時間もあるので、ビールを飲んでしまおう。
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缶ビール600円、生ビール900円だが、ここはやはりケチケチせず生でしょう。
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中ジョッキで出てきた。
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(一口飲んでしまった)
つまみは持ち込みで、チーかまとあられ。

気持ちよく飲んでいると、帳場からストーブが出てきた。
私はすでに置いてあるストーブに近い場所にいて暑くて、1枚脱いでいたくらいだから、そんなのを追加されてはかなわない。
彼らはたぶん帳場が暑くなったので、食堂に持ってきたのだろうが、「ここは大丈夫なので、乾燥室に置いたらどうですか」と提案。そうしてもらった。
「暑くして、生ビールをたくさん注文してもらおうという作戦で~す」などと明るく言って、笑いをとっていたので、「ちゃんとお代わりしますから、安心してください」と答え、ストーブの追加だけは勘弁してもらうようお願いした。
というわけで、もう1杯。すっかり酔っぱらってしまった。
ついでに、仙丈ヶ岳(3033m)の馬の背ヒュッテオリジナルバッジ(500円)も購入。
結構散財してしまった(笑)。

17:20くらいになって、夕食の準備をするので、いったん部屋に引き上げてくれとの号令。
もちろん指示に従う。
再び、呼ばれて下りると、メニューはカレーであった。
ここはカツカレーで有名な小屋らしいのだが、今日はカツではなくウインナーだった。
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となりの女子2人組は「ウインナーね」とぼそっと言っていた。
やはりカツを期待していたのだろう。
でも、カレーそのものはボリュームもあって、とてもおいしかった。

小屋番の説明によると、この日が今シーズン営業初日とのこと。
おお、そんな日に泊まることになるとは。
だから、トイレも清潔だったのかな。
食事中、いろいろとオリジナルグッズのセールストークがあったが、これほどイヤミな感じではなかった。
カレーはご飯を3分の1ほどおかわりしたが、ビールを飲んでいたこともあり、お腹いっぱいになった。
今日の運動量(3時間、標高差600m)でこの食事量では、たぶん太ってしまっただろう。

食後、部屋に戻ったが、もうすることはない。
外は雨足が強くなっている気がするが、たぶん明日は晴れてくれるだろう。
寝具は小さな枕がまだ乾ききっておらず、とても使えないので、積んである予備の毛布をまるめて枕にした。
掛け布団は毛布3枚あてがわれていたが、2枚で十分暖かかった。

なんだかんだで7時すぎには目を閉じた気がする。
消灯の8時にパッと電気が消えて、その瞬間意識が戻った。
夜中2時すぎにトイレに出たら、天の川が見えるほどの満天の星。
しばらく見上げていたが、カシオペア座しか分からなかった。
明日はいい天気になりそうだ。安心して布団に戻った。

【行程】2016年7月9日
北沢峠(13:07)~(着替え3分)~一合目(13:26)~(着替え5分)~二合目(13:46)~三合目(14:16)~四合目(14:34)~五合目(14:58)~薮沢小屋(15:32見学15:34)~馬の背ヒュッテ(15:59)
※所要時間:2時間52分(歩行時間:2時間40分)コースタイム:3時間
※登った山:1座(薮沢大滝ノ頭)
※歩行距離:3.4km

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仙丈ヶ岳(2)

【2016年7月9日(土)】仙丈ヶ岳
北沢峠(2030m)から1時間10分。三合目を通過した。
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ガレ場の急登が続く。
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例の女性も休み休みである。
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三合目から20分かからずに、四合目に到着。
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ここで標高約2420m。三合目から100m登ってきた。
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どこも濡れていて、腰を掛ける場所もないので、休まず通過。
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五合目までも、標高差であと100mほどだ。
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黙々と歩を進める。
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五合目に近づくにつれ、だんだんガレてきた。
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見上げると、右手に岩が崩落した跡が見える。
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そんな場所には必ず癒しの風景も用意されている。
コケのクッション。
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タカネバラ。
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マルバダケブキの大群落。
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花は晴れている時よりも、こういう時の方が美しい。
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マイズルソウのような白い花はとくに。
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再びゴゼンタチバナ。
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この赤いぷつぷつは何かの病気なのだろうか。
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さあ、再び尾根に乗り上げる。
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尾根に乗ると、やっとなだらかな道になる。
北沢峠方向の尾根道はロープで遮られていた。
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少しガスが薄くなってきたかな。
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ひと息つける平らな道をほんの少し歩くと
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五合目、薮沢大滝ノ頭に出た。
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時間は午後3時前。登山口から2時間ほどかかった。
「大滝の頭」という標識があるが、ここはピークでも何でもない。
でも、地図にも「藪沢大滝ノ頭」の文字があることだし、「登った山」に認定する。

ここは仙丈ヶ岳(3033m)へ直行する道と馬の背ヒュッテへ行く道との分岐になっている。
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今日は馬の背ヒュッテに泊まる予定なので、右のトラバース道を行く。
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ここの標高が2519m。小屋は2630mほど。100mちょっとの登りだが、ほとんど平らだ。
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この道には看板の通り、高山植物がいく種類も咲いていた。
それに加えて、何本も越えていく、藪沢の支沢が美しい。
雨の日ならではの、素晴らしい道だった。

とにかく、リラックスして歩き出す。
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こんな岩場もむしろ楽しい。
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秋には見事な紅葉が見られそうだ。
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かわいい葉っぱたち。
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対岸の稜線が見えてきた。
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馬ノ背だろうか。
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薮沢の支流を渡る。
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雨だけに水量が多い気がする。
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谷底に向かって勢いよくほとばしっている。
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沢のほとりに咲いているのはヤマガラシ。
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モミジカラマツも少し離れて咲いていた。
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雨に濡れて花びらがくっついている。
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今渡ってきた沢を振り返る。
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その先はロープをつたって、急坂を下る。
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すると、沢の下流の方が見えた。
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今度は登り返し。
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左手は岩場
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ヤマガラシが満開だ。
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今日は涸れ沢にも水が流れている。
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ちょっと手ですくって飲んでみた。冷たくてうまかった。

谷底はまだ見えない。
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桟橋を渡る。
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次は短いハシゴ。
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バイケイソウ。
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3つ目の支流。
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ここではナナカマドが咲いていた。
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水の至近距離にはいつもヤマガラシ。
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藪沢小屋の手前で、雪渓が出現。
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渡渉箇所の上流部は完全に雪渓の天井が抜けていて、下流にわずかに残っている部分も厚さは10㎝ほどしかなかない。
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この上にはとても乗れない。
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予約の電話を入れた時、雪渓があったら除雪するので大丈夫と言っていたのは、ここのことなのだろう。

雪渓を削って階段を作ってくれていた。
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しかし、沢に削られた雪渓って、ちょっと怖い。
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しかし、上から見るとかっこいい。
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下流部はこんな感じだ。
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全体像。
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さっき抜かした例の女性も追いついてきて、撮影に勤しんでいる。
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ひっそり、タカネスミレ。
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さらにいくつも沢を渡る。これも雨の日ならでは。
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とうとう道そのものが沢になってしまった。
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分岐から30分ほど歩いてきたところで、ふいに薮沢小屋が現れた。
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ここは無人の避難小屋だ。
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ちょっと覗いてみたが、外見に比べ、中はわりと新しい。
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この時点ではまだ、泊まっている人はいなかった。

水場はすぐそばにある。
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これは、かなり凹んでいるがテン場だろうか。
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ミヤマキンポウゲの群落が雨に濡れていた。
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ここでも休憩はせず、通過。
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小屋を支えているワイヤーをまたいで進む。
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森の湿った空気を思い切り吸い込んで。
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ダケカンバがやけに登山道に進出していた。
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盆栽のような自然の作品。
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ナナカマドの葉っぱも実に美しい。
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おお、薮沢の本流が見えてきた。
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道は薮沢渡渉地点に向かっていく。
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再び涸れ沢。
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ナナカマドの花が満開。
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本流を渡る手前では、シナノキンバイが大輪の花を咲かせていた。
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(つづく)
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仙丈ヶ岳(1)

【2016年7月9日(土)】仙丈ヶ岳
南アルプスの女王、仙丈ヶ岳(3033m)は、いつかは行きたい憧れの山だった。
でもバスを乗り継がねばならないというアプローチがちょっと面倒で二の足を踏んできた。
今回決断したのは、前週に登った友人のfacebook投稿の写真が素晴らしかったからだ。
ただ、天気予報が必ずしもよくない。
中腹にある馬の背ヒュッテに予約を入れた後もしばらく迷っていたが、前日の予報が「土曜・雨、日曜・晴れ」に転じたので、予定通り決行とした。

土曜日は午前5時すぎに起床。
初日は馬の背ヒュッテまで3時間ほどの行程なので、自宅をゆっくり出発した。
車で圏央道、中央道を走り、甲府昭和ICで高速を下りる。
国道20号沿いのセブンイレブンで食料を調達して、ふと時計を見ると、10時半前。
えっ? やばい! 市営芦安駐車場を出るバスの時間は10:55。あと30分もない。
ちょっと、のんびりし過ぎた。
事前に駐車場の場所はネットで調べておいたのだが、公式HPの地図が非常に分かりにくく、道路地図上の場所を特定できなかった。

現地で確認するしかないなあと思っていたから、余計に不安は募る。
10:40に芦安バス停でバスが停まっているのが見えたので、車を下りて車掌さんに聞いてみた。
「これは、10:55のバスですか?」
「いや、10:40だよ」
「え、これ広河原に行くんですよね。HPの時刻表には10:55と書いてありましたけど」
「あ、それは芦安駐車場発の時間のことでしょう。これから行きますよ。駐車場はこの先どこどこをああして、こうして・・・」
「そうなんですか。分かりました」
要するに、このバスより先回りして、駐車場に行き、準備をして、追いついてきたバスに駆け込まなければならない状況、ということだ。
間に合うだろうか。
幸い、道路には「市営駐車場⇒」という看板がたくさんあったので、迷うことなくバスより先に駐車場に着くことができた。
最後の看板があってから、駐車場まで結構長かったので、ちょっと不安になったが。

駐車場は雨にもかかわらず、土曜日ということでそこそこ混んでいた。
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バスの出る5分まえの10:50に着いた。慌てて靴を履き始めたが、よくみると、駐車場の脇で乗合タクシーが停まっている。尾瀬口と同じパターンだ。
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聞いてみると、バスと同じ料金(入山料100円込みで1200円)で、随時発車しているようだ。
これはありがたい。まだ発車まで時間があるというので、ゆっくりと準備をすることができる。
山岳観光案内所で明日の日帰り温泉ガイドマップをゲットする余裕もあった。
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トイレにも行けた。
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立派な建物だが、中に本当に仮設トイレが設置されていた。
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もろもろ済ませてワンボックスのタクシーに乗り込んだが、食堂に行ったお客さんが戻るまで10~15分待って欲しいという。
乗り継ぎの12:30広河原発登山バスには間に合うので心配ありませんとのこと。
まあ、確かに急いでも、広河原で待つ時間が長くなるだけなので、別に構わない。
そのお客さんというのは、夜通し車を運転してきて、何も食べていないから、向かいの食堂でそばを食べてくるので待っててほしいと言った由。
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(その食堂)
それはいいのだが、戻ってきたそのおじさんたちから「お待たせしました」のひと言が全くなかったのは残念だった。

待っている間に、例の路線バスは行ってしまった。
当方もバスより30分遅れて、11:25になってやっと出発。
タクシーは10人乗りで、客は9人。運転手を含めると満員だった。
車は夜叉神峠に向けて、ぐいぐいと登って行く。
峠の駐車場にはかなりの空きがあった。
場合によっては、峠まで車で来て、そこからバスに乗り換えることも考えてはいた。
でも、峠の駐車場の様子が分からなかったので、芦安駐車場に行ったのだが、タクシーに乗れたので、結果的には正解だった。

峠からは徐々に高度を下げていくのだが、途中、巨大な落石が道路に鎮座していた。
最近、夜中に落ちてきたものらしい。
警戒のため警備員が配置されていた。
こんなのに当たったらひとたまりもない。

山にはガスがかかってほとんど何も見えなかったが、12:10過ぎに広河原に到着。
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芦安では運転手が「山は雨ですよ」と言っていたけど、ほとんど降っていなかったので助かった。
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バス停にはすでに20人くらいの登山者が雨具を着て並んでいた。
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座れないといやなので、私も並ぶ。
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バスは12:20頃に2台一緒に来た。
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ちょうど私から後ろの人が、2台目の車になった。
自由に席を選べて座れたのはいいのだが、1台目は定刻前に出発したのに、こちらは定刻の12:30まで待たされた。
理屈も分かるし、たかだか10分足らずの差なのだが、ちょっと損した気分だ。

この登山バスには甲斐駒に登った時(2013年8月)の帰りに一度乗ったことはあるが、登り方向で使うのは初めてだ。
途中、甲斐駒の摩利支天らしき山がガスの切れ間から見えた。
バスは定刻の12:55に北沢峠(2030m)に到着。
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峠は霧雨だ。
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雨がひどかったら、馬の背まで行かず、ここに停滞してこもれび山荘に泊まってしまうことも考えていたが、これなら全然平気だ。
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(「長衛荘」改め「北沢峠こもれび山荘」)

気温は14℃。暑くもないし、寒くもない。
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峠には以前なかった休憩所が道の両側に2か所もできていた。
そこを借りて、雨具の上下を着る。
トイレとストレッチも済ませ
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13:10頃に出発。
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雨にしっとりと濡れた樹林帯の中に分け入っていく。
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コメツガの新芽が色鮮やか。
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ギンリョウソウも白く輝いていた。
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しかし、いきなりの急登。
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ゆっくり歩いたのだが、雨具を着ているので、やはり汗をかく。
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10分ほど登ったところで、雨も弱くなったし、暑いので雨具の上を脱ぐことにした。
ただ、私にはやっぱり「ヌグトフール」の法則がある。
抜いた途端、また雨脚が強くなってきたので、やむなくまた着ることにした。
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ところどころで、地元の中学校のかわいい看板を見かけた。
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この先で、単独の女性が抜かしていった。
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(彼女の姿は写っていません)
おお早いなあと思ったけど、彼女はそもそもオーバーペースなのか、少し歩いては立ち止まって、息を整えている。
おかげで抜かされてからは、ほとんど差がつかなかった。

雨を我慢しながら、徐々に高度を稼いでいく。
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急登を100mほど登って、道がなだらかになったあたりが一合目。
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登り始めてから20分ほどで通過した。
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石や木の根がしっかり濡れているので、足元注意。
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あちこちで水たまりもできている。
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一瞬、左手が開けたが、やはりガス。アサヨ峰(2799m)方面の斜面だとは思うが。
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でも、大雨ではないし、雨の森を楽しんで歩くしかない。
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2195mピークに達したあたりで、雨が止んだようなので再び雨具を脱ぐ。
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もう、降らないでほしい。
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ね、ユウレイタケくん。
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ここからは鞍部まで20mほどのなだらかな下り。
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鞍部に達すると、そこが二合目。
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ここは北沢峠に通じる巻き道との分岐になっている。
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帰りは巻き道の方を使うつもりだ。

この先は間もなく、標高差350mに及ぶ急坂になる。
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例の女性を追うような形で、歩を進めていく。
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地形図の等高線通り、かなりきつい。
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長谷中学校の手づくり看板に励まされる。
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ゴゼンタチバナにも。
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路面はこんな状態。
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手を使わないといけないようなところも多々ある。
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いや、結構しんどい。
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二合目から30分かかって、やっと三合目。
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標高は約2320m。北沢峠から300mほど登ってきた。
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ここでは休まずに通過。
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急登はさらに続く。
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(つづく)
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富士山(12)

【2016年7月3日(日)】中ノ倉山
中ノ倉山(1247m)の頂上で休憩中。
ゆで卵を食べ終わったらすぐに出発した。
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下りは、急坂部分を除いて、駆け足。
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するとコースタイム20分のところ7分で稜線分岐に着いてしまった。
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この先は、随分前におつ山さんと歩いたことのある道だ。
その時に見た謎の標識がまだあった。
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ここからは落ち葉の積もった安定したトラバース道なので、走るスピードも上がる。
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途中、思いがけず人が座って休んでいて、びっくりした。
「どこから来たの」と聞かれ、「いや、あの展望台からです」
「そうか、わけないもんね」
走っている私を見て「元気だなあ」と思ったのかもしれない。
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私は早く風呂に入って、渋滞になる前に帰りたい一心だ。
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この下りは完全に日陰なのでありがたい。
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つい見過ごしがちだが、このあたりの森はなかなか美しい。
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あっという間に堰堤のある場所まで下りてきた。
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あとは、もうほぼ平らだ。
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キャンプ場に敷地に踏み入る。
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結局、コースタイム2時間40分のところ、1時間半で着いてしまった。
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ここは、雨ヶ岳(1772m)登山の時、おつ山さんと登り始めた場所だ。何だか懐かしい。
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振り返ると、なだらかな稜線が見えるが、あれが中ノ倉山なのだろうか。
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この先は湖畔沿いの舗装道路を3km半ほど歩かなければならない。
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炎天下だけに厳しいが、平らだし、湖を見ながら歩くのは気持ちがいい。
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靴のひもを緩めて、ここは走らずにゆっくり歩くことにした。
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しかし、この暑さだし、やっぱ山より水だよなあ、とは思う。
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対岸には下り山(1025m)。
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竜ヶ岳(1485m)も頂上付近にガスがかかってきた。
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こちらはパノラマ台(1328m)方面。
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本栖湖が本当に青い。
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湖面にはウィンドサーフィンの姿が目立つ。
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ただボードに乗って、遊んでいる人も。
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浩庵FUNビーチの近くは、路駐の車がたくさん。
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みな、ウィンドサーファーの方々だ。
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みな沖に出ているのか、湖岸が意外に静か。
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本栖寺の門前を通過。参拝は申し訳ないが省略させてもらった。
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おらも水に入りたいなあ。
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でも、海パンもないのだから、歩くしかない。
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あの家族連れがうらやましい。
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富士山は依然として雲の中。
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これは寄生火山の大室山(1468m)。
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大騒ぎしていた湖畔が見えてきた。
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カヌーのレース大会のようだ。立って漕いでいるけど。
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しかし、あそこまで行くには、小さな半島を一つ越えなければならない。
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かなり長い道のりだ。
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ノリウツギにほっとひと息。
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廃業している本栖国際バンガローの前を通過。
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半島先端の岩場には祠らしきものがあったが、詳細は確認しなかった。
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若干、富士山の雲が上昇しただろうか。
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というわけで、1時間弱で民宿浩庵荘に到着。
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コースタイム3時間40分のところ、2時間20分で歩き切った。
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でも、前回これを歩くのはやはり大変だった。
途中でエスケープしたのは正解だったと思う。
浩庵荘で入浴が可能だったら食事ともどもそこで済ませてしまおうと思ったが、入浴可の表示はなかった。
やはりどこか日帰り入浴施設を見付けなくてはいけない。

ここで本栖湖ともお別れである。
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西湖畔の「いずみの湯」は何度も行ったことがあるので、別のところがいい。
地図を見ると、河口湖畔に「霊峰富士の湯あかり亭」というのがある。
よし、ここにしよう。
国道を通らず、西湖、河口湖北岸の道を行く。

お昼はほうとうを食べたかったので、西湖畔のそば屋に入ったのだが、まじめなそば屋でほうとうはなかった。
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おばあちゃんのお薦めで韃靼そばを注文。これが大失敗だった。
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かなり待たされた上に、そばがべちょっとして全然美味しくない。
韃靼そばというのはこういうものなのだろうか。
そばには前に同じ鍋でゆでた信州そばも数本混ざっており、それをよけてまとめて食べようとしたら、運んでいた別のおばちゃんが「あら、混じってますね。すいません、厨房によく言っておきます」と。
「いえ、食べ比べができるから、かえっていいです」
と答えたものの、本当に信州そばの方がおいしかった。
ああ、わざわざ210円増しにして、まずくしてしまうとはがっかり。
やはりほうとう専門の店を真剣に探せばよかった。

先に帰る客に、レジのおばあちゃんは「お味はどうでしたか」と聞いていたので、私も聞かれたら「べちょっとしてましたよ」と言おうと思っていたのだが、私には聞いてくれなかった。
それでもお腹はふくらんだので、文句は言わず、退出。
店の外から西湖を写す。
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さあ、気を取り直してお風呂に行こう。

その後、おいしそうな店の前を通るたびに、ああここにすればよかったと後悔したが、後の祭りだ。
次第に車の数や警備員の数が増えてきたなと思ったら、この日午後2時から河口湖ショッピングセンターで谷垣幹事長の演説があるんだった。
それにぶちあたったら大渋滞だったかも、危ない危ない。

お目当ての「あかりの湯」の前まできてびっくり。
なんと大型バスが3~4台車寄せに停まっている。
うわ~団体さんだ!と恐れをなして、ここでの入浴は止めにする。
富士急沿線にもいくつかあったはず。
どこか探そう。

思いがけず、下吉田に直接抜けるトンネルができていて、それを通過。
抜け出たところのセブンイレブンで「山と高原地図」を開く。
三ツ峠駅の近くに滝入鉱泉というのがあるのを見つけ、そこに行くことにした。
細かい道順がよく分からなくなったので、道路地図帳を見てみたが、こちらには載っていない。
でも、手前に葭之池温泉というのを見つけ、「そうだ、以前行きたいと思っていたのはここだった」と思い出し、予定を変更。
でも国道から葭之池温泉に入る入口が分からないうちに通過してしまった。
仕方ないので予定通り、滝入鉱泉に行くことに。

三ツ峠駅前に掲げられていた近所の地図に詳しく表示されていたので、それに従って行ってみた。
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でも、道が行き止まりになっても何もない。
おかしいなと思ってネットで検索してみたら、もうとっくに廃業していた。
どうやら、ここが跡地のようだ。
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結局は、葭之池温泉に戻る。
う~ん、かなり時間を無駄にした。帰りの渋滞が怖い。

途中、殿入鉱泉なる温泉も、2kmほど山に入ったところにあるようだが、入浴料が1000円と高いので、やはり葭之池に向かう。
入口はやはりわかりにくく、また通り過ぎてしまったが、何とか見つけることができた。
温泉に近づくと、トレラン女性2人が温泉に歩いて向かう途中。
駐車場にも何台か車が駐まっていて、そこそこ人気があるところのようだ。

安政3年創業というだけあって、建物は古い。好きなタイプだ。
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入浴料1200円というのを見て、ああ殿入にすればよかったと思ったが、2時間までなら600円で済んだ。助かった。ネットでは500円だったので100円値上げしたようだ。

風呂は脱衣所と浴室の仕切りがない。
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露天風呂もなかった。湯は結構熱い。
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とにかく、2日間の汗と砂ぼこりを洗い流せて、さっぱりした。

外には温泉の名の由来となった葭ヶ池があった。
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汗が引かないまま、猛暑で熱せられた車に戻って、またまた汗だくに。

たまらず、途中のコンビニでスイカアイスと飲料を買う。
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ラジオを入れると、すでに小仏峠で10km以上、大月~上野原間で3kmの事故渋滞と言っているの。
これでは下を行かざるをえない。
今回は国道20号を素直に行くつもりだったが、都留の手前から秋山に抜ける道があったので、それをのんびり。

藤野で20号に出たが、若干の渋滞で済んだ。
所沢市内の渋滞でやはり40分かかったが、5:40には帰宅できた。
都会は猛烈な暑さだった。

【行程】2016年7月3日
本栖湖登山口(9:39)~中之倉峠(9:56)~中ノ倉山(10:38休憩10:45)~仏峠(10:52)~キャンプ場(11:07)~本栖寺(11:23)~登山口(11:59)
※所要時間:2時間20分(歩行距離:2時間13分)
※登った山:1座(中ノ倉山)
※歩行距離:10km

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富士山(11)

【2016年7月3日(日)】富士山
吉田口の六合目に到着し、この後のことを考えている。
これで登山を終えて、帰宅してしまってもいいかな~とも思っていたのだが、考えてみれば、こんなに早い時間から営業している日帰り温泉はないのではないか。
まだ8時前だ。
そう気づいた途端、もう1か所登る意欲が湧いてきた。
「うん、やっぱり中ノ倉へ行こう」
昨日計画を立てておいた通り、実行に移すことにした。
そうと決まったら、のんびりしていられない。
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五合目への道を急ぐ。
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この外人さんは結構、足が速かった。
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六合目から15分ほどで、泉ヶ滝分岐に到着。
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泉ヶ滝の水は涸れていた。
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こんな石碑があったことに、来る時は気づかなかった。
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ここからは往路と同じ道を歩く。
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忘れていたが、この先はちょっとした登りだった。
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でもとくにきつくはない。
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やけにだだっ広いだけだ。
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馬に乗っている黒人は登山者なのだろうか。
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8時10分過ぎに無事五合目に到着。所要3時間ちょっとだった。
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協力金を求めるブースはテントを撤去してあった。風が強すぎたのだろう。
六合目からずっと風が弱かったが、このあたりは逆に強いようだ。

お馬さんを横目に駐車場に向かう。
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朝っぱらから、やはり人が多い。
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五合目レストハウスの前に、「富士賛歌」の銅像を発見。
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隣には、「郵便夫」の像もあった。
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改めて振り仰ぐと、山頂はしっかりガスに包まれている。
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登る気はそもそもなかったが、下山して正解だった。

ここから車を駐めてある場所まで歩くつもりだったが、シャトルバスの停留所にちょうどバスがいたので、乗ってしまうことにした。
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次の予定ができたので時間節約だ。

2度目の富士登山。お鉢巡りで8座を制覇するという目標は達成できなかったので、それほどの感慨もなかったが、1日で頂上まで行けたことは、それなりに自信となった。
数分でバスは発車。8:15に最寄りの乗降場所④に到着した。
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とりあえず愛車の中でひと息。
水筒に残っていたお湯で、ロイヤルミルクティーを飲む。
お湯も少なく、温度もかなりぬるくなっていたせいか、あまり溶けない。
あんパンも食べようかと思ったが、そんなにお腹が空いているわけでもないし、これは非常食としてとっておくことにした。

8時半に発車。
四合目の大沢駐車場でトイレに寄る。
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ここで顔を洗う。風がひどくて、耳の中にも砂が入っていた。

展望台から眺めると西の方は雲が多く、南アルプスはほとんど見えなかった。
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こちらは御坂山塊。
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駐車場にはまだ雪を残してくれていた。
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でも、この暑さでは今日までの命かもしれない。

【行程】2016年7月3日
本八合目上江戸屋(5:01)~八合目江戸屋(5:11)~本七合目見晴館(5:24)~七合目太陽館(5:44)~本六合目瀬戸館(6:16)~長田山荘(6:39着替え6:46)~吉田口六合目(7:41)~泉ヶ滝(7:55)~五合目(8:11)
※所要時間:3時間10分(歩行時間:2時間55分)コースタイム:4時間15分
※登った山:なし
※歩行距離:7.2km

【2016年7月3日(日)】中ノ倉山
富士山登山を終え、オプションの中ノ倉山(1247m)に向かう。
スバルラインの入口から本栖湖までは思ったより距離があった。
途中、食料調達のためコンビニに寄ることも考えたが、手持ちの食料はアンパン1個に焼き鳥の缶詰、ゆで卵1個、行動食のお菓子。
これだけあれば3時間程度の山行なら大丈夫、水も登山口のトイレで補給すればいいと判断、直行した。

本栖湖の民宿浩庵荘近くの駐車場には9時半に到着。
五合目から1時間もかかった。
湖畔のキャンプ場で催しが開かれているみたいだったので、駐車場が空いているかどうか心配だったが、余裕で空いていた。

富士山頂はご覧の通り、雲の中。ちょっと残念。
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あちらは竜ヶ岳(1485m)。
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靴のひもも緩めていなかったし、ストレッチは富士山八合目ですでに済ませてあるので、すぐに歩き出す。
トイレで水を補給しようとしたら、となりの洗面台で歯を磨いているおじさんがいた。
登山口から登り始めようとした瞬間、さっき車内で取り出したあんパンをそのままにしてきたことを思い出した。
車に戻って回収。数分ロスしてしまった。

改めて登山開始。
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これから登る道は、去年猛暑の中、下って来た道だ。
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今日も暑い。富士山と違って、ここはもうほとんど下界なのだ。
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さっき見た国道の温度表示は27℃だった。
汗がだらだらこぼれてくるが、体はできあがっているので、ハイペースで登る。

標高差は150mほど。
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コースタイム30分とあったが、そんなにかからないだろう。
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野いちごが成っていた。
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去年は大きなキノコを見かけたが、今年はない。
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峠の手前で、本栖湖や雨ヶ岳(1772m)が見えるポイントがあった。
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結局15分で峠に着いてしまった。
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去年は気づかなかったが、こんな看板があった。でもピンぼけでがっかり。
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当然、千円札の逆さ富士展望台に寄る。
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晴れているので、本栖湖が美しい。
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本栖キャンプ場方面の入り江。
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富士山はすっかり隠れてしまった。
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本当に昨日のうちに山頂まで登っておいてよかった。

さて、ここからは未知の道。
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「山と高原地図」には「経験者向き リボン・テープを見逃さないこと」と注意書きがあるが、踏み跡はしっかりしているし、全く難しくない。
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でも時々、左手の展望が開ける程度で、基本的には樹林の中。
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さっきからずっと湖畔で開催しているイベントの放送が、山の中まで遠慮なく聞こえてくる。
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小さな白い花が落ちていたが、同定不能だった。
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尾根上にはところどころ、鋭い岩もある。
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途中、ちょっと小腹がすいたので、あんパンを食べながら歩いた。
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取りに戻ってよかった。

地形図の徒歩道は小さなピークを巻いているが、実際は全部のピークを通過していた。
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ここは1125m標高点。
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道標もきちんと整備されていた。
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木陰の道だけど、やはり暑い。
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我慢して、ハイペースを保ちながら進む。
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しばらく、緩やかな登りが続く。
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大きな岩が出現すると、傾斜はややきつくなった。
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優しげなところも過ぎて
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次のなだらかなピーク。
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まだ登りは続く。
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ひっそりニガナが咲いていた。
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これは紅葉したら、さぞかしきれいだろう。
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中ノ倉山への最後の登り。
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ここまで多少のアップダウンはあったが、コースタイム1時間20分のところ、45分で山頂に着いてしまった。
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山名板があってよかった。
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まわりにはコアジサイが咲きかけていた。
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しばらく聞こえていた、キャンプ場からの拡声器の声も聞こえなくなったので、やっと落ち着ける。
三角点に腰を下ろして、ゆで卵を食べた。
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要冷凍だったが、1日くらいは常温でも大丈夫のようだ。

(つづく)
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富士山(10)

【2016年7月3日(日)】富士山
須走口本六合目の瀬戸館を通過。
このすぐ下でブルドーザー道が左右に分かれていた。
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両方とも下りになっている。どっちに行けばいいんだ?

まず右に行ってみたが、登山道との分岐が見えてこない。
数十m下った後で、戻り、左に行ったら、すぐ登山道があった。
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このままブル道を下ってしまったら、吉田口へ行けなくなるところだった。危ない危ない。

路傍にクサイチゴの群落。
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このあたりから本格的に樹林帯となる。背の低いダケカンバの林だ。
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標高が下がって暑くなってきたので、ゴアをウインドシェルに着替えていたら、さっきの外人が走りながら抜かして行った。
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見上げると、だんだん富士山の形がはっきりしてきた。かなり下りてきた証拠だ。
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瀬戸館を振り返る。
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地球の地肌。
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この景色もそろそろ見納めだろうか。
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登山道の景観もすっかり変わってしまった。
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六合目長田山荘に到着。
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ここも営業中している様子だ。
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腰を下ろして雨具の下を脱ぐ。
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長田山荘からの眺め。
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信仰関連の石碑など。
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ここから吉田口にトラバースして行くのだが、その方向にはロープが張られている。
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でも、これは通行禁止ではなく、山頂へ向かう登山者が余計な道に迷い込まないようにしているもの。
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構わず進む。「中途道」というらしい。
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それにしても、ここまで1000m近く下ってきたが、ほとんど膝にも異変はないし、疲れもない。
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ずっと景色が見えていたからだろうか。飽きない下りだった。

この先も完全に樹林帯。
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ほぼ等高線に沿った道だが、倒木を越えたり、小さなアップダウンがあったりで、それなりに骨が折れる。
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シャクナゲと再会。
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長田山荘から15分もかからずに溶岩流が出てきた。コースタイムでは25分のはずだが。
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「え、もう?」と思ったが、地図にある「溶岩流」はさらに先の大規模な溶岩流のことだと、後で知った。
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ずんずんトラバースしていく。
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おお、まだシャクナゲの花が咲いていた。
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もう1本、小さな溶岩流を通過。
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御坂山塊。景色が樹林帯の向こうに見えるようになった。
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河口湖がやや霞んでいる。今日は必ずしもいい天気ではないのか。
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ローマ字での道案内。国際的な富士山ならではだ。
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クサイチゴ。花の比較的少ない富士山にしては希少な存在だ。
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再び展望が開けた。
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お馴染みの眺め。
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どうやら、ここが「山と高原地図」にいう溶岩流のようだ。
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コースタイム通り、25分かかった。
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広大な斜面である。
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振り仰ぐと、吉田口の下山道が見えた。
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山中湖との標高差はまだ1500m近くある。
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早朝見えていたインデペンデンスデイのような雲はすっかり大人しくなった。
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幅の広い溶岩流を横断していく。
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踏み跡はあまりはっきりしたものではない。
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横断終了。
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ダケカンバがこれだけ根曲りしているのは雪でなく、風のせいだろう。

こちらでもシャクナゲが咲き誇っていた。
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シャクナゲの回廊である。
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だんだん吉田口方面の構造物が見えてきた。
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もちろん、道は間違っていない。
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やや登りとなり、再び樹林帯を抜けだした。
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赤と黒の互層。地球の内部を垣間見た感じ。
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おともだち。
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下には砂防ダムの連続。
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上にも崩落防止の擁壁。
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ここが「不浄流し」と呼ばれる溶岩流のようだ。
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再び樹林帯に入る。
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ミヤマハンショウヅル。
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タカネバラも。
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小さな溶岩流を渡る。
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そのあとは巨岩。
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頻繁に谷が出現するようになってきた。
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溶岩流の断面も見える。
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雲が切れて、すっきりした山中湖。
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下山道も近づいてきた。
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こちらは我が道を行く。
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あちらからは、私のことはどう見えているのだろう。
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道を間違えた人と思われているかもしれない。
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下草が美しい。
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ここはダケカンバも普通には生きられない環境のようだ。
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再び荒れ地。なんだか目まぐるしい。
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徐々に吉田口の景観になってきた。
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そろそろ吉田口六合目に着きそうだ。
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7:40過ぎに六合目に到着。いきなり人口が増えた。
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最初の溶岩流からここまでコースタイム1時間のところ、30分ちょっとで着いてしまった。
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おそらくコースタイムがかなり甘く設定されているのだろう。
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「山と高原地図」に「須走口方面への道標なし」とあるように本当に標識は何もない。
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踏み跡も不明瞭なので、ここから須走口に行く場合は、道を見つけるのにちょっと苦労するだろう。
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ここからは、大勢の登山者とともに広い道を下る。
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ちょうど御来光を拝んで山頂から下ってきた集団と合流した形だ。
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でも、懐かしい風景を楽しめる。
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シェルターの中を通過。
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皆さん、下山を急いでいる。
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ときどき、へとへとで足元がおぼつかない人もいるが、私は意外にもいたって平気。
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トラバースしながら、「今日はもういいや、渋滞しないうちに帰ろう」と思っていたのだが、この調子では五合目に8時すぎには着いてしまいそうだ。
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さて、どうしようか。

(つづく)
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富士山(9)

【2016年7月3日(日)】富士山
須走口を下山中。
八合目の江戸屋を通過して振り返ると、みな江戸屋の前を通って、吉田口に向かっている。
ここが須走口と吉田口の分岐点になっているのだ。
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こちらに下ってくる人はほとんどいない。ちょっと優越感。

と思ったら、1人いた。
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何度見ても中湖の眺めは美しいなあ。
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ブルドーザー道には入らないよう、ロープが張られている。
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それに従い、左に進路を取る。
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振り返ると、富士山ホテルと江戸屋。
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この道は登下山兼用だ。
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雨が降ると、この溝に水が流れるのだろう。
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ぽつんと遭難者慰霊碑が立っている。
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たくさんの鈴が供えられていた。

眼下に本七合目の見晴館が迫ってきた。
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ここもまだ営業していない雰囲気だ。
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小屋の回りは石垣や階段が整備されている。
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ちょうど登ってきた単独男性に挨拶。
「(風が)ひどいですね~」
「上はもっとすごいですか」
「たぶん頂上は常時(風速)30mだと思います。昨日登ったんですが、今日は昨日よりひどいです」
「そうですか」
そんな会話を交わしたが、もちろん彼は引き返すことはなかった。

この人以外にも、須走口を登って来る人は少なくない。
頂上には早くもガスがかかり始めているし、止めた方がいいのにと思うが、みんな行けるところまで行かないと気が済まないだろうから、余計なことは言わない。
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鳥居をくぐって、さらに高度を下げる。
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泊まった小屋から200m以上下ってきたが、頭痛は一向に治まらない。
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高度が低くなれば、すぐ治るというものでもないのか。
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雲海はまだ元気だ。
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見晴館はなかなかしっかりした小屋だった。
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シーズンはこのルートもかなり賑わうに違いない。

だんだん溶岩の露出度が増してきた。
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溶岩で築いた石垣の隙間からたくましく植物が生えている。
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白い花はヤマハタザオ。

砂礫地に咲いているのは、オノエイタドリ。
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やっと不毛の地から脱出したらしい。
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しかし、やはりすごい風だ。
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さらに高度を下げていく。
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近づいてきたのは、七合目太陽館。
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須走口は、若干整備が追い付いていない箇所が散見される。
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また一人登って行った。
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すぐ先に標識が見える。
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須走口七合目であった。標高は2920m。
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いよいよ3000mを切った。

富士吉田市街と三ツ峠山(1785m)。
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このあたりは溶岩流の痕跡が激しい。
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七合目太陽館に着いた。
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何だか、片付いていない雰囲気だ。
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売店はひっそりと営業中。
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でも「立入禁止」。

中にいたおばちゃんと窓越しに目が合ったので、小さく会釈。
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小屋破損のため、宿泊は7月20日からとお断りが貼り出されている。
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トイレ使用料も赤字のため500円に値上げしたとか。
事情は分からないでもないが、使用する側にとって500円はいかにも高い。
結局、使用する人が少なくなって、収入も逆に減るのではないか。
と言うか、本当に500円も払う人がいるのだろうか。
なかなか難しいところだ。

とくに休憩はせずに通過。
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だいぶ緑が濃くなってきた。
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登ってくる人も増えてきた。あまり、いいことはない気がするのだが。
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頂上付近はすっかりガスで見えなくなってしまったもの。
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河口湖が見える角度もだんだん変わってきた。
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「山と高原地図」に「ザクザクした道」と紹介されているあたり。
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黒い溶岩と緑のイタドリのコントラストが美しい。
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駐車場にはあれだけの車が駐まっているので、まだ続々と登ってくるだろう。
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砂礫地をつづら折りに下っていく。
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手作りの小さな鳥居があった。
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ただの石に、よだれ掛けのようなものを巻いているが、これが神様なのか。
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長い参道があり
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傍らには廿六夜塔が立っていた。
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山中湖にもだいぶ近づいてきた気がする。
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このあたりはずっと、手すり的にロープが張られている。
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「山と高原地図」にある「小屋跡」らしき場所まで来た。
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石垣の痕跡が残っている。
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背後には風を避けられそうな大岩が覆いかぶさっている。
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いよいよ登山道以外は一面の緑になってきた。
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小屋跡に残るケルン。
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おお、愛鷹山塊も見えてきた。
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左手には、須走のブルドーザー道が見える。
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山中湖にとうとう雲が進出してきた。
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見えてきたのは本六合目の瀬戸館。
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灌木帯に入ってきた。
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路面が溶岩むき出しの場所も。
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おお、明るくなってきた。何とか晴れてほしいものだ。
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中央に連なるのは道志山塊。
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ヤマハタザオの群落。
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津波のような雲が押し寄せている。
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道自体が深くえぐれてきた。
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本六合目瀬戸館に到着。
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駅のホームにあるベンチがいっぱい。
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ここもすでに営業中。
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宿泊もOKのようだ。
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ここで外人さんとすれ違い、挨拶を交わす。
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頂上は少し晴れてきたのだろうか。
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さあ、緑の世界に一変した。
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瀬戸館を後にする。
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(つづく)
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富士山(8)

【2016年7月2日(土)】富士山
山小屋で夕食を食べ終え、午後6時前にもう一度外に出てみた。
山頂付近はすっかり雲に覆われている。
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この時間になっても登っていく人がいることにびっくり。
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御来光館に泊まる方々だろうか。
まさか頂上で野宿して御来光を見るつもりなわけではあるまい。

山に街灯があることにも、ちょっとびっくり。さすが富士山だ。
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河口湖と山中湖は眠りにつこうとしている。
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丹沢はすっかり布団の中に入ってしまった。
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床に戻り、スマホをいじったり、地図を見たりしていたが、18時半には寝てしまうことにした。
しかし、すでに猛烈ないびきをかいている人が隣にいて、なかなか寝付けない。

仕方ないので、19時半頃、外に出て、夜景を撮影。
東京方面も見えたが、富士吉田の扇型の夜景も美しかった。
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この時間になっても活動している人がいることに驚く。
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結局寝付けたのは21時過ぎだろうか。
耳栓が全く効かないのも、珍しい。
夜中の1時にもう一度トイレに起きたが、風は依然として吹き荒れている。
この調子では、やはり再登頂はむずかしそうだ。
ヤマテンでも明日は1日中、風速が20m近い予報だったし。

この時、実は軽い頭痛を生じていて、ちょっと不安になった。
やはり高山病の症状だろうか。明日は、やっぱりすぐ下山だな。
諦め気分でシュラフに潜り込んだ。

【行程】2016年7月2日
富士山五合目(7:57)~泉ヶ滝(8:10)~佐藤小屋(8:22)~経ヶ岳(8:42)~下山道出口(9:09)~七合目花小屋(9:49)~本七合目鳥居荘(10:22)~八合目太子館(11:09昼食・トイレ11:30)~白雲荘(12:02休憩12:11)~本八合目(12:46)~九合目(13:30)~富士山頂奥宮(13:59)~大日岳(14:18)~奥宮(14:21休憩14:31)~九合目(14:46)~本八合目上江戸屋(15:07)
※所要時間:7時間10分(歩行時間:6時間25分)コースタイム:7時間15分
※登った山:2座(経ヶ岳、大日岳)
※歩行距離:8.0km

【2016年7月3日(日)】富士山
朝2時くらいから回りがごそごそし始めた。
それは気にならないのだが、相変わらずお隣さんの激しいいびきは続く。
このあとは小刻みに寝た感じだ。
3時すぎには御来光を頂上で見る人が出かけてしまい、すっかり寝室は静かになった。
いびきの人も出かけたようだ。
これでやっとゆっくり眠れるのだが、一応、私も御来光は見られるなら見たい。
日の出は4時半とのことなので、4時前に置きて、まずはパッキングを済ます。
誰もいないので、音を立てることに気兼ねしなくていい。

4時過ぎ、外に出てみた。
丹沢方面は今日も雲海に沈んでいる。
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空には、不気味な雲が浮かんでいた。
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山中湖は西にしっぽのような雲を引きずっている。
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神秘的なたたずまいだ。
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1枚に収めるとこうなる。
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富士吉田はまだ夜景の状態。
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振り返ると、山頂を目指す登山者のヘッドライトが揺れていた。
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まだ御来光には時間がかかりそうなので、いったん小屋の中に戻る。
お湯を買って(500ccで300円)、アルファ米にお湯を投入。
朝食の準備を済ませる。

4:15頃、もう一度外に出て、日の出を待つ。
他にも大勢の方が外に出て、東の空を見つめている。
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わずか10分でさっきより随分明るくなった。
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富士吉田もだんだん目覚めつつある。
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甲府盆地は雲海の下。
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振り仰ぐと、御来光館が見える。
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なんだか雲がすごいぞ。
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まるでUFOの編隊みたいだ。
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さあ、いよいよだろうか。
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う~ん、でもこれはちょっとはっきりしない日の出になりそうだ。
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それより雲の方がすごい。
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米SF映画「インデペンデンスデイ」のようだ。
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すっきり太陽の形が見えるタイプではなかったが、一応4:29くらいに御来光を拝むことができた。
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こんな感じなので、「お~」という歓声も、拍手も湧き起らなかった。
私は静かに柏手を打って、本日の無事下山を祈願した。

日の出後の雲の動きにも注目。
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雲の向こうに、うっすら相模湾と江ノ島を確認することができた。
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山中湖の景観は怖いほど幻想的だ。
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富士山を照らすモルゲンロートを確認して、再び中に入る。
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休憩スペースに腰掛けて朝食をいただく。
15分くらい経っていたので、アルファ米もちょうどほぐれた頃合いだ。
フリーズドライの親子丼をかけて、出来上がり。
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御飯の量は朝にしても多めなので、頑張って食べた。
この休憩スペースには「飲食物持ち込み禁止」との張り紙があった。
でも、ガスを使っての自炊ではなく、お湯もここで買ったものだから、目をつむっていただけるだろう。
厳密に禁止したら、行動食も持ち込んではいけないことになる。

最後のパッキングも済ませ、念入りにストレッチをして5時前に出発。
と思ったが、朝はあたりの色が刻一刻と変化する。
それを見ているだけでも楽しいので、再びしばしの撮影タイム。
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これは山で朝を迎えなければ見ることができない。
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幾重にも連なる日本の山並み。右奥は大岳山(1267m)。
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その右手。中央は御正体山(1682m)。
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三島方面は完全な雲海。
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箱根の山はちょっとだけ見える。突起は矢倉岳(870m)か。
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丹沢方面はだいぶ見えてきた。右端は大山(1252m)。
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振り返ると、御来光を拝んだ登山者が早くも下ってくるのが見える。
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頂上はすっかりガスがかかってしまった。
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これでは、お鉢巡りをしても意味がない。
もともと風が強くて、すでに行く気ははいけれど。
それにまだ軽く頭痛がする。

中央は鹿留山(1632m)のシルエット。
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須走口方面。
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5時も過ぎたので、そろそろ出発。
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江戸屋の裏側を下りる。
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すぐ下に富士山ホテル。
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山中湖が鏡のように輝いている。
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上からは続々下ってくる。
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まさに行列だ。
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ここは3400m。
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展望を楽しみながらの下山となる。
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下山路はわりと膝にやさしい道だ。
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どこかの惑星みたい。ここも惑星だけど。
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丹沢に向かって、波のように押し寄せる雲。
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三国山あたりにぶつかって、跳ね上がっている。
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間もなく下江戸屋分岐。ここが須走口と吉田口の分かれ道となる。
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昨日立てた計画通り、須走口を下山する。
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あっちに行くと吉田口。
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須走口の最初の小屋は、私の泊まった「胸突江戸屋」と系列なのか、同じ名前の「江戸屋」。
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ダウンを着ていたのでさすがに暑くなってきた。ここでゴアだけになった。
ただ、風は昨日以上に強かった。

(つづく)
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富士山(7)

【2016年7月2日(土)】富士山
大日岳を往復して、吉田口頂上に戻ってきた。
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一応、頂上からの眺めも押さえておく。
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小屋のところで、facebookメッセージの返信をして下山開始。
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すこし下ると風も若干弱まったが、相変わらず5~10mほどの風は常時吹いている。
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それにしても、ひどかった。
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あんな強風は冬の八ヶ岳以来だ。
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下りは下山道ではなく、登山道を使った。
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下山道だと、風をもろに受けて砂嵐になりそうだったからだ。
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ピストンは嫌だが、もう好き嫌いなど言ってられない状況である。
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登山道は浮石も結構あったが、リズムよく下ることができた。
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下り始めたら、少しガスが出てきた。
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下山道を下る方々が遠望できる。
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頂上から15分で九合目の迎久須志神社を通過。
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どんどんガスが上ってきた。早めに登っておいてよかった。
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改めて、富士山の表面を観察しておく。
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赤い溶岩と黒い溶岩が半々といったところか。
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こうして見ると、今日中に五合目まで下れないことはなさそうだが、明日風が収まれば、もう一度登って、お鉢巡りをしたいので、やはり思いとどまる。
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もう3時近いが、まだ登ってくる人がいる。
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この方々は日帰りなのだろうか。下りで泊まる私のような人はあまりいないだろう。

御来光館前をしぶしぶ通過。
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とりあえず江戸屋を目指す。
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下山道はかなり急そうだ。
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あっちを歩いてみればよかったかなあ。
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というわけで、午後3時すぎに本八合目に到着。
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迷うことなく、御来光の向きに近い、江戸屋に飛び込む。
「江戸屋」の法被をきた長髪のお兄さんに「今日泊まれますか」と声をかける。
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「ご予約はしてありますか」
「いいえ、してません」ときっぱり。
でも、空きがあったようで、ちゃんと寝床は確保することができた。
「9300円になります。お弁当は要りますか」
「それって、朝食のことですか」
「はい、そうです」
「だったらいいです。それ抜きだといくらですか」
「8300円です」
というわけで、1泊1食で泊まることにした。
手持ちの食料は、アルファ米とフリーズドライの親子丼、あんぱん1個に焼き鳥の缶詰、ゆで卵1個、アーモンドチョコ。
昼前には下山できるはずだから、十分足りるだろう。

案内されたのは奥の部屋の2段ベッドの一番手前。
東向きの窓に近いので、寝床からでも御来光を確かめられるので、ありがたい。
でも、こんな強風なのに、部屋の中に熱がこもるのを避けるためか、窓があけっぱなしだったので、寝床の敷布団が砂でザラザラ。
一生懸命、手で払った。
掛け布団は寝袋だった。
お兄さんは「普段はこの幅ですが、今日は少しはみ出してもいいです」と言ってくれた。
それはまたありがたい。今日はそんなに混まない見込みなのだろう。
まずはトイレ。ここは外の人200円、宿泊者も1回1回100円を募金箱に入れないといけないシステム。
私のような「近い」人間にはちょっとつらい。
一応手を洗う場所もあったが、手洗いは3秒以内とあった。
3秒以内で顔も洗ってしまう。

5~6時くらいには他のお客さんやツアー客も来るというので、彼らが来ないうちに、ウエットティッシュで体を拭き、急いで着替える。
着替えが終了したところで、まずは登頂の祝杯をあげなければ。
350ccの缶ビールが600円。
高いけど、ここは富士山の山頂に近い場所なのだから仕方あるまい。
本当は外で景色を見ながら飲みたいのだが、風が強いので無理。
外で写真だけ撮って、屋内の休憩スペースに戻って飲む。
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つまみを持ってくればよかった。
今朝セブンイレブンのくじで引き当てたコーヒーゼリーをつまみ代わりにする。
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飲みながら、明日のコースを検討する。
問題は風だ。もしこの風が収まらなかったら、もう頂上は諦めて下山しよう。
真っすぐ下っても面白くないので、須走口に下りることにした。
五合目まで下りてしまうと吉田口の駐車場に戻るのが大変だが、六合目にちょうど吉田口と須走口を結ぶトラバース道がある。
このコース取りなら、ピストンしないで済むし、須走口の小屋コレクションもできる。
一石二鳥だ。
しかし、それでも4時間で駐車場に着いてしまう。
5時に下り始めたとして9時。
それで帰宅してしまうのは、いかにももったいない。

というわけで、下山後の登山についても検討した。
昨年、宝永山を登った翌日、本栖湖に近いパノラマ台と仏峠をつなごうとして、暑さのため途中で断念してしまったが、その残りのコースを歩くことにした。
本栖湖の浩庵荘前から中ノ倉峠に登り、中ノ倉山(1247m)を経由して仏峠から本栖湖いこいの村キャンプ場に下りるコース。3時間半ほどのコースタイムだ。
ちょうどいい。
これで、富士五湖北岸の御坂山塊の稜線はかなりつながることになる。

30分ほどで飲み終わってしまったが、夕食の5時までまだ45分もある。
風を我慢して、少し外の景色を撮影しよう。
相模湾からはどんどん雲が押し寄せている。
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富士吉田はまだ大丈夫。
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中央右の小さな突起は、釈迦ヶ岳(1641m)。
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その向こうは奥秩父主稜線。中央は国師ヶ岳(2592m)だ。

八ヶ岳は今日はずっと雲の中。
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樹海の中に点々と存在する、あのハゲはいったい何だろう。
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うう、寒い。もう小屋に戻ろう。
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一応、屋内もちょっと撮っておいた。さすがに神棚は富士浅間神社。
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いったん寝床に入って、しばらく地図を見ながら時間をつぶす。
5時前に再び、ベッドから下り、食事スペースへ。
並んでいる食事の数をみると、今夜の宿泊はこの時点で、私を含め26人。
その内訳は、ツアー客12人+ガイド2人、3人組が2組と2人組に単独が私を含め2人、初回の食事にあぶれた外人2人の計26人。
この後、5人組が到着したが、脇に弁当が30個近く置いてある。
さらにこれだけ来るのだろうか。
(結局は来なかったところを見ると、朝食だけ受け取るツアー客が翌朝立ち寄ったのか)

向かいに座ったのは単独男性。年は40歳くらいか。
ふだんから登山をしている人ではないらしい。
私が「本当は穂高に行くつもりだったんです」と言ったら、「ホタカって何県にあるんですか」と聞き返されたくらいだから間違いない。
10年ほど前に軽装で富士山に来たら、高山病でひどい頭痛になり登頂を断念したことがあったそう。
今回はそのリベンジだそうだ。
富士山だけは登るという、こういう人が案外多いのだろう。
ただ今回も、大阪から夜通し下の道を運転してきて、五合目に朝5時半に到着。
仮眠もとらずに登り始め、昼頃にここまでたどり着いて、とうとうダウン。
ここに泊まることにして、明日山頂を目指すとのこと。
昼過ぎからずっと横になっていたが、人の出入りもあり、あまり眠れなかったそうだ。
「泊まるつもりはなかったんですけど、だめでした」
と言うことは、昨夜から一睡もしないで富士山を日帰りで登下山するつもりだったのだろうか。
う~ん、リベンジにしてはあまりに学習が足りない。
本格的に登山しない人ってこんなもんなんだろうか。

となりに座っていた家族連れはお父さんと小学校低学年の娘と息子。
息子さんは明らかに高山病の症状で、夕食どころか、今まで食べたものを食卓に吐いていた。
子供は大人より高山病になりやすい。
子連れで富士山に登る親も多いし、問題なく登れる子も多いのだろうが、親がかなり山に慣れていない場合は止めた方がいいと思う。
とくに子供が2人とも重篤な高山病になったら、どうするのか。
1人で2人を抱えて下りるのは無理である。よく考えてほしい。

それはともかく、食事のメニューはカレーとハンバーグとポテトサラダ。
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ご飯の量が極端に少ない。おかわりもない様子。
これではすぐにお腹が空いてしまいそうだ。
となりのテーブルのガイドさんの説明を聞くともなく聞いていたら、食後30分は寝ないでくださいとのこと。
そっか、食べ物の消化で酸素が必要なのに、寝てしまったら、酸素の供給量が減ってしまい、高山病のもとになるからだ。
さすがに6時前には寝ないと思うが、気をつけよう。

食後は寝床に戻る。
17:45に新たに5人組到着。
下段の8人スペースを利用するようだった。

(つづく)
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富士山(6)

【2016年7月2日(土)】富士山
八合五勺にある御来光館を通過すると
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V字形の雪渓が出現した。
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赤富士を生む真っ赤な火山灰。
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手前の鳥居は九合目か。
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実はまだ、こんなに遠いのだが。
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つづら折れの道が続く。
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火口の縁にある白山岳(3756m)方面。
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河口湖、御坂山塊、そして奥秩父。
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山中湖。丹沢方面はすっかり雲に隠れてしまった。
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あと、距離にして600m!
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「赤と黒」ならぬ「赤と白」。紅白だ!
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う~ん、美しい。私の好きな風景だ。
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崩落の始まる瞬間みたいな感じ。
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結構、風が強くなってきた。
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振り返ると、やはりもう下っていく人の方が多い。
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もちろん登ってくる方々も。
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皆さん、雨具を着ているのは、風が強くて寒いからだ。
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私もウインドシェルを着込んでいる。

この階段は登山道ではなく擁壁。
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だいぶ、V字と同じ高さになってきた。
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九合目が間近。
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九合目の鳥居。
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雪渓の向こうに小さく甲斐駒(2967m)が確認できた。手前は鳳凰三山。
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雲の下は西湖あたり。
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御来光館から随分登ってきた。
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九合目の迎久須志神社に到着。
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小屋(社務所?)すでに崩壊している。
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でも、柏手を打って通過。
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それにしても、まったく人が途切れない。
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引き続き、つづら折れの道をひたすら登る。
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手前は三ツ峠山(1785m)。奥の稜線は、左が飛龍山(2077m)、右が雲取山(2017m)。
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中列は小金沢連嶺。左端が大菩薩嶺(2057m)。
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河口湖と破風山(左、1674m)。
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九合目の鳥居と御来光館など。
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あとは頂上まで、登るのみ。
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もう先は見えている。
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なぜか白い岩が混じっている。
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いきなり人口が増えてきた。
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早朝登った方々の下山タイムということだろうか。
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みな完全防備なのが、ちょっと気になる。頂上はどんな状態なのか。
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最後のへアピンカーブ。
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およよ、雲が湧いてきたぞ。
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やった、頂上直前の鳥居に到着。
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「富士山・三十三度登頂」の記念碑。
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昭和47年建立だが、今でもこういうものは立てさせてもらえるのだろうか。
別に建てる気はないが、この手のものを認めていたら、富士山は石碑で埋もれてしまいそうな気がする。たぶん、もう認めていないのだろう。

いよいよくぐらせていただきます。
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はい、通過。
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御来光館が意外に近く見える。
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頂上の大日岳方面。
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というわけで、ちょうど午後2時に頂上(奥宮)に到着。
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所要時間は6時間ほど。コースタイム(佐藤小屋経由、6時間15分)より若干速かった。

人はごった返すというほどではないが、散らばって20人くらいはいただろうか。
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それにしても風が強い。これまでとはケタ違いだ。
小屋の陰に隠れて、ウインドシェルの上にゴアを着込む。軍手もはいた。
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強風なので、記念撮影もひと苦労の様子。
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長屋状になっている小屋街を大日岳方面に進む。
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「国威宣揚」
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みんな、よく普通に歩けるものだ。
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小屋は情報通り、どこも開いていない。
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これだけ人がいるのだから、商売になりそうな気がするのだが。

でも風が強すぎて、ベンチで休んでいる人はゼロ。
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これも防風壁か。
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長屋状になっている小屋の列を過ぎると風はさらに強くなった。
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カメラのシャッターを押しても、シャッター音が聞こえないほどだ。
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風速は30mくらいあるだろうか。
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油断すると吹き飛ばされそうだ。
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正面に剣ヶ峰(3776m)が見えたが、これではお鉢めぐりどころか、山頂までも行けない。
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火口1周は断念して、すぐそこにあるピーク大日岳だけには行くことにした。
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その前に火口周辺を撮影。まるいピークは白山岳(3756m)。
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白山岳には登山道の記載がないが、登れるのだろうか。
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富士宮口方面。
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大内院(大きな火口)に対して小内院。
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まだ、火口周辺には雪が残っている。
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伊豆岳(3749m)。
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それでは、猛烈な風の中、覚悟を決めて大日岳に向かう。
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ロープが張ってあるが、これは無視。
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外人がひとり先に歩いて行ったが、彼も強風に相当難儀している様子だ。
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こちらもすごいことになっている。
足場が悪いので態勢を崩すと、一気にもっていかれそう。
火口の縁を歩くと、風で転落しかねないので、なるべく離れた場所を歩いた。

5分くらいで頂上らしき場所に着いたが、何の目印も山名板もなかった。
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でも、賽銭とみられる小銭が大量に落ちていた。
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寛永通宝かと思ったが、5円玉だった。

大日岳から見る伊豆岳。
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剣ヶ峰。
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吉田口頂上の小屋街。ほとんど石でできている。独特の景観だ。
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それらの写真だけ撮って引き上げる。
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帰りも猛烈な風だ。
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登山道まで下りてきたあたりで、10歳くらいの少年が登ろうとしてきたので、「ぼく、止めた方がいいよ」とさすがに声をかけた。
子供の体重ではあの風を支えるのは無理だ。
先に行ってた大人は父親だったのだろうか。子供はちゃんと見ておかないと。

(つづく)
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富士山(5)

【2016年7月2日(土)】富士山
八合目の白雲荘前で下界と通信中。
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ここは標高3200m。この時点で、日本第2の高峰、北岳(3193m)より高い場所に来たことになる。
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ここまで標高差900mほど登ってきたが、ほとんど疲れはない。いい感じだ。

振り返ると、いま登ってきたつづら折れの道がよく見える。
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みんな思い思いのペースで登っている。
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さて通信も終わったことだし、出発するとしよう。
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すでにダウンを着ている登山者もいるが、実はかなり風が強い。
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油断すると、砂ぼこりが口の中に入ってくるくらいだ。
耳がかゆくて、穴に指を突っ込むと、砂が入口にたまっている。
こんな調子で、頂上は大丈夫なのだろうか。

恒例の屋根シリーズ。白雲荘。
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傾斜もさらに急になり、このあたりにも巨大な擁壁が築かれている。
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間もなく、元祖室に到着。標高は3250m。
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ここには天拝宮が併設されている。
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ここは富士講中興の祖、身禄が入定した場所らしい。
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そのため、ここには富士信仰のひとつ扶桑教のお宮がお祀りされているのだとか。
元祖室の由来も身禄が「中興の元祖」と呼ばれていることにちなむという。

拝所の前には石碑や石仏が林立していた。
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ここまで来ると、休んでいる人が極端に少ない。
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それだけ、私のペースが速かったということだろうか(笑)

雪渓も手の届きそうなところまで来た。
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さらに前進を続ける。
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ブルはわりとひっきりなしに走っている。
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下界がたいぶ遠くなってきた。
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天拝宮を後ろから。
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屋根シリーズ。元祖室。
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下山道と合流。ここから上は登下山とも同じ道となる。
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石垣で築かれたつづら折れの道を進む。
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なんだか地球が丸く見えてきた気がする。
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裸の道もあるが、厚化粧の道も。
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まったく遮るものなし。
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最後の集落が見えてきた。
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富士山版「赤と黒」。
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巨大な防波堤のようだ。
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ところで、この形にしなければいけない理由は何なんだろう。
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こういう固め方なら、よく分かるのだが。
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対面通行になって、下山者と行き交うことが増えた。
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このあたりは階段がしっかり整備されている。
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間もなく富士山ホテルに到着。
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ここまで来ると、みな防寒具を着ている。
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海抜が「尺」で書かれていた。
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この付近は結構な賑わいだった。
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一段、上へ。
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そこは富士山ホテル別館。
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客引きをしている人がいたので聞いてみたら、やはり山頂の小屋はまだ営業していないという。
「泊まるなら、うちにどうぞ、まだ空いてますよ」とのこと。
御来光館がいっぱいなら、翌朝の登りが若干長くなるが、ここまで下りて来れば、泊まるところに苦労することはなさそうだ。

このあたりでしばし展望を楽しむ。
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須走の登山口にもかなりの数の車が駐まっている。
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地肌は真っ赤っか。
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山小屋と擁壁の連続。
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須走口へ下る道。
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「八合」の下が読めない。
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屋根シリーズ。富士山ホテル。
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年間20万人近い登山者が通る道だ。
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トモエ館に到着。
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ここが八合目の終点。
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浅間神社の境内に入った。
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この先は神の領域だ。

トモエ館に隣接して、江戸屋。
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トモエ館とは登山道をはさんで向かい合っている。
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江戸屋もわりと雰囲気はよさそう。
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ここは本八合目ということになっている。標高は3400m。
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おお、つむじ風。
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富士山ホテルから須走口に下る登山者たち。
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そちらには鳥居が立っていた。
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下山道としても使われているブルドーザー道。
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雪渓が残っていて、びっくりした。

トモエ館と江戸屋の間を通過。
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振り仰ぐと、御来光館が見える。
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屋根シリーズ。富士山ホテル。
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海側は雲が多い。
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セットにするとこうなる。
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さあ、あと一合五勺。
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高山病だろうか。無事に下山できますよう。
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こちらにとくにまだ疲れはない。
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定期的に小屋が出てきて飽きなかったのが、よかったかもしれない。
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あれが御来光館か。
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そうでした。
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早速、聞いてみたら、やはり満室とのこと。
山頂に一番近いところから先に埋まっていくのだろう。仕方がない。
では、どこに泊まることにしようか。
誘われた富士山ホテルでもいいが、やはり一番近い江戸屋あたりにしよう。
手前で泊まる場合、登頂は翌日にするつもりだったが、まだ日が高いので、とりあえず頂上まで登ってしまうことにした。
今日中にお鉢巡りできればよし。できなければ、明日もう一度行けばいい。

高度は3450mを超えたが、深く息を吸いながら登ってきたおかげもあり、高山病の症状は全く出ない。ありがたい。
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この後も一定のペースで着実に登ろう。
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下山道を駆け下りる登山者。
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上には頂上らしきものが見えた。
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気合が入れて、御来光館を通過。
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残るは、あと300mだ。
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(つづく)
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富士山(4)

【2016年7月2日(土)】富士山
七合目の鳥居荘を通過。
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時刻は10時を過ぎたが、小屋に予約の電話をするのが面倒なので、通りがかった時に空いているか聞いてみることにした。
目的の御来光館は頂上に一番近い小屋なので混んでいるかもしれないが、満室だったら、もう一段下の小屋に泊まればいい。

再び、固まった溶岩の斜面を登っていく。
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次に見えているのは、七合五勺の東洋館だ。
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富士山の地肌が赤い。
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鳥居荘を見下ろす。
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その他の小屋や擁壁群。
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10時半すぎに東洋館に到着。
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ここは建物が新しく、テラスも広い。
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というわけでもかなろうが、大勢の人がくつろいでいた。
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でも、よく見ると腰掛けは丸太。
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長居はしないでね、というメッセージだろうか。

再び露岩帯に挑む。
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斜度はこのくらい。
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登ってみると、かなり急である。
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緑もまばらになってきた。
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傾斜が一段落したところで、山中湖を見下ろす。
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奥に見える突起は丹沢最高峰の蛭ヶ岳(1673m)。
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東洋館と河口湖。
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広大な樹海。
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溶岩はかなり鋭い。
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転ぶと切り傷ができそうだ。
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ヤマハタザオがまだ頑張っている。
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トレランの方が息を荒くして追い越していった。
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ここは彼らにとっても難所のひとつだろう。
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だんだん雲の上まで上がってきた。
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そして、とうとう緑がなくなってしまった。
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緑の次は白。雪渓が現れた。
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足元も露岩帯からガレ場に変化した。
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このあたりで標高3000mに達した。
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めずらしい花が何種類か咲いていた。名前は不明。
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溶岩の流れた跡がぱっくり。
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いよいよ生々しい火山の姿になってきた。
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しかし、こんな高いところにまで擁壁が進出しているとは。
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浸食も徐々に進んでいるに違いない。
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外人さんたちが軽快に追い抜いて行った。
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彼らはなぜか元気だ。
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後ろからも続々登ってくる。
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「木山」と「焼山」の境界。
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間もなく八合目太子館に到着。
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時刻は11時を回った。
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ここまで標高差700m以上、3時間休まずに登ってきた。
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そろそろ休むことにするか。お腹も空いたし。
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本日のランチは、筋子のおにぎりと鶏そぼろのいなり、そしてぬか漬け。
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標高は3100m。体に特に変調はない。今のところ順調だ。
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太子館の由来は、もちろん聖徳太子にちなむ。
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聖徳太子が甲斐の黒駒に乗って富士山に登ったという伝説があり、このあたりで休息をとったと言われているそうだ。

ここからの眺めも素晴らしい。お馴染みの山中湖。
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御坂山塊の向こうは、八ヶ岳。
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こちらは奥秩父方面。
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三国山付近にはまだ雲がからんでいる。
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ここには山梨大学医学部の救護所が設置されていた。
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トイレに寄って、いざ出発。
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このあたり石垣が続く。
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太子館の屋根。
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三ツ峠山(1785m)。
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右は倉見山(1256m)、中央は高川山(976m)。
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あちらは下山道。
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蓬莱館への登り。
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この小屋には客引きのおじさんが立っていた。
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と言っても、親切に案内もしてくれる。
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眼下に東洋館と富士吉田。
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富士吉田の市街地は三角形に広がっている。
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蓬莱館を通過。
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山中湖の北岸にマウント富士ホテルを発見。
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さて、この先はしばらく小屋がない。
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雪渓を見ながら、気合を入れる。
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八大龍神の石碑がぽつん。
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こうして見ると、蓬莱館は結構大きな小屋だ。
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駆け登って行くトレイルランナー。
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子供が座り込んで困った様子のご両親。富士山にはいろんな人がいる。
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金剛杖が多いのは子供の分のようだ。

天然の滑り台。
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それにしても、よくこんなところに小屋を建てたものだ。
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崩落防止の石垣や擁壁が続く。
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後続の部隊。
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こんなに宿があっても、ハイシーズンはぎゅうぎゅうになるんだよなあ。
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ますます荒涼とした風景になってきた。
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雪渓も近い。
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八ヶ岳は雲の中。その手前は金ヶ岳(1764m)と茅ヶ岳(1704m)。
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山中湖の向こうに浮かぶ小さな尖塔は大室山(1588m)。
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これが全景。
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さあ、山頂まであと2.2km。
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さすがにここまで来ると、富士山も荒々しい姿を見せてくれる。
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見下ろすと山小屋の屋根が連なる。
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ブルにも乗ってみたい気がするが。
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正午を過ぎて、白雲荘に到着。
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ここで下界から受信あり。返信のため、しばし休憩とした。
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(つづく)
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富士山(3)

【2016年7月2日(土)】富士山
富士スバルライン五合目から佐藤小屋経由で六合目に着いた。
空には、さっき見えた吊るし雲がまだ不気味な姿をさらしている。
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こちらはブルドーザー道。
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山小屋への荷揚げなどに使われる道だ。
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急に人通りが多くなった。10分ほどは下山道と一緒の道だからだ。
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4時半に頂上で御来光を見た人たちがちょうど下りてくる時間帯でもある。
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唐突に石仏がたたずんでいた。
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このあたりは、崩落防止の堰堤が要塞のように築かれている。
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ここが、下山道と登山道との分岐。
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当然、登山道を行く。
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吊るし雲の様子がちょっと変わってきた。
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下界の方はかなり晴れてきた。
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こちらは河口湖。
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後ろも前もトレランの方々ばかり。
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要塞も富士山の一風景ということだろう。
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道はまだ幅広く、ジグザグに登っていく。
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日が差してきて、オンタデの緑がまぶしい。
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吊るし雲はとうとう拡散し始めたような気がする。
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いや、それにしてもものすごい擁壁だ。
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これではやはり自然遺産は無理だっただろう。
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だいぶ、山小屋銀座が近づいてきた。
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これはもう、ほとんど村と言っていい。
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赤茶けた地肌と緑のコントラストがショッキングだ。
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眼下は富士吉田市街。
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そして広大な樹海。
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東には箱根の山々。
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尖っているのは金時山(1213m)。その奥は明神ヶ岳(1169m)。
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前を行く3人娘は中国人。
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彼女たちとは抜きつ抜かれつで、なんだか邪魔な感じだった。

擁壁と御坂山塊。
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とにかく人工構造物が激しい。
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こんないい加減な服装で来る人も必ずいる。
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あちらではブルが作業中。
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何度もシャッターを押してしまう山中湖。クロワッサンのようだ。
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こちらは河口湖の河口湖大橋。
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河口湖のうの島。河口湖に島があることを初めて認識した。
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うお~だいぶ、形が崩れてきた。でも、これもまた迫力満点だ。
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さっきより、さらに傾斜が増してきた。
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いよいよ山小屋村に突入の気配。
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これも絵になる風景だ。
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道路整備ご苦労様です。
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砂礫の道から露岩帯に移る。
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七合目最初の山小屋は「花小屋」。
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とくに用はないので素通り。
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ここでも道路補修をしてくれていた。
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急な溶岩地帯を登る。
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すると、日の出館に達する。
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ここで標高2700mを超えた。
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きっと御来光がきれいに見える立地なのだろう。
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花小屋を上から失礼。
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遠景も含めて。
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日の出館のトイレ使用料は200円。さすがに英語の注意書きもある。
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せり出しているのは、トモエ館。
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整備された道を進む。
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日の出館の屋根にも石が積まれていた。
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強風で屋根が吹き飛ばされるのを防いでいるのだろう。

おお、溶岩の隙間から健気にヤマハタザオが。
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道はかなり狭くなった。
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ひと登りで、トモエ館に到着。
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金剛杖はなんと1本1300円もするものだったのだ。
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トモエ館の名は、所有者の家紋に由来するとのこと。
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小屋ごとに掲げられている「山小屋ミュージアム」の説明にあった。

ここではマスクや軍手、サングラスなど、いろんなものが売られていた。
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なんの準備もして来ない人が少なくないのだろう。

しばらく溶岩の道が続く。
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でも滑らないので、比較的歩きやすい。
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路面はこんな状態。
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なんだか、すっかり晴れてしまった。うれしい。
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トモエ館の屋根には石がのっていなかった。
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頑丈に作られているのだろう。

火山らしい道だ。
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矢印に沿って登ると
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今度は堅固な石垣が築かれた小屋に着く。
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鎌岩館である。
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ここは三ツ峠山(1785m)の眺望が抜群だ。
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一段上に富士一館。
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焼印は300円。結構なお値段だ。
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鎌岩館の屋根。
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六合目の擁壁群を見下ろす。
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振り仰ぐと、赤い鳥居のある鳥居荘が見えてきた。
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富士山らしい登りだ。
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気持ちのいい青空になった。
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富士一館。
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奥から奥秩父、御坂山塊、足和田山(1355m)。
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さあ、鳥居荘まで、あとひと踏ん張り。
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着いた~
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小屋ごとに休憩用のベンチは人であふれている。
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もう標高2900mだ。
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ここは七合目ではなく「本七合目」。昔の七合目という意味だろうか。
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ここの主人だった和光政吉はふもとの富士浅間神社の鳥居を60年に一度建て替えるにあたり、寄付を募るなど奔走した人で、その縁もあって小屋の前に鳥居を築いたのだそうだ。
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(つづく)
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富士山(2)

【2016年7月2日(土)】富士山
泉ヶ滝から佐藤小屋に向かっている。
もったいないことに、しばらく下りだ。
このあたりはまだ緑が濃い。
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富士山にもシャクナゲがあるのは、ちょっと意外だった。
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眼下には広大な裾野が広がる。
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溶岩が流れた痕跡。これも富士山の一風景だ。
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ところどころにこうした裂け目がある。
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なんだか下り過ぎていないかと思ったところで、滝沢林道のゲートが出現。
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そのすぐ脇から登る道があった。
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すぐに佐藤小屋に着く。
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やはり外人の姿が目につく。
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前回来た時は中に入って、バッジがないか聞いてみたが、ご主人にはかなり不愛想に応対された。
ここはあまり素人さんの来る小屋ではない。あの日も常連さんみたいな方がたくさんいて談笑していた気がする。
あの時は10月10日。もう富士山は冠雪しており、私の装備を見て、「なんだこいつ」と思ったのかもしれない。
私はあの時、六合目から旧登山道を下って、参道遺跡を見て歩くつもりだったので、山装備ではなかった。

ここは登山道と、富士スバルライン五合目にある小御岳神社への参道との分岐で、そちらへ行く道は「小御岳道」と呼ばれていたという。
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かつては神社までの間に6基の鳥居があったらしい。
このあたりが森林限界で「木山」と「焼山」の境界に位置することから、かつては遥拝所もあったという。

ここからやっと本格的な登山道となる。
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トレランの人が何組も抜かして行く。
今回、富士山を登ってみて思ったのだが、外人とトレランの人がものすごく多い。
御正体山でトレラン大会に遭遇した時ほどではないが、狭い登山道で彼らに抜いてもらうには、道をよけないといけないし、それでこちらもペースが乱れる。
トレラン自体悪いとは思わないが、困ったものだなあとも思う。
あまり大きな事故が起きていないので、ほとんど問題になっていないが、トレランは基本的に超軽装備なので、人がたくさん歩いているところしか行かない。
マイナーコースだと、道迷いの可能性が高まるので、基本的には走るコースとしては選択されないからだ。

だからこそ、登山者との接触が増えるわけだが、個人的には山の勉強をして、いくつかしっかり歩いてからトレランを始めてほしいと思う。
平地のランの延長で山に来る人がほとんどだが、そういう人は基本的に登山者の気持ちが分からない。
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まあ、ぼやいても仕方ないが。
あとで知ったことだが、この日トレランの人が目についたのは、富士登山競争大会が20日後に迫っており、下見と練習を兼ねた人が多かったためらしい。

ちょっと歩いただけで、すぐ六合目(名目上)。
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里見平・星観荘という小屋の前に出た。
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六合目唯一の焼印所だそうだ。
木の杖に焼印を押してもらいながら登るのも楽しいだろうが、ちょっとお金がかかり過ぎる。

道はまだ緑の中。
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ダケカンバが美しい。
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でも、時折、富士山の地肌も見える。
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木々の隙間から山小屋銀座が覗けた。
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路面はすでに溶岩のかけら状態となっている。
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さて、本格的に森林限界に達した。
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頂上付近にはまだ雲がからんでいる。
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さっき見えていた六角堂に到着。
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このあたりは、日蓮上人が富士山に登った時、書写した法華経を埋納したことから、経ヶ岳と呼ばれる。
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日蓮の立派な銅像も立っていた。
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この小屋ではハイシーズンになると、お札などを販売するのだろうか。
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安全祈願の参拝をして通過。
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すぐ先に姥ヶ懐への入口があった。
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日蓮が風雨を避けて籠ったと言われる岩穴のことで、ここで百日間の修行を行ったとされる。

そこまで、どのくらい歩かないといけないのか分からなかったので一旦は通過したが、登山道を少し行くと下に覆い屋の屋根が見えたので、やっぱり行くことにした。
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現在は、岩穴の前に茅葺のお堂が建てられている。
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中には日蓮上人の石像。
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さらに奥には、心経塚の石碑が倒れていた。
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ここでもお参りをして、登山道に戻る。
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高祖御遺跡とは日蓮の旧跡という意味だろうか。

いよいよ山小屋街がくっきりと見えてきた。さすがに壮観である。
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ちょうど六角堂の裏にあたる場所がちょっとしたピークになっていた。
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折角なので、「経ヶ岳」を登った山に数えさせていただく。
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遭難者の慰霊碑も立っていた。昭和47年11月19日、武正篤さん。合掌。
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この仏塔は、立正大学法華経研究所が広く世界から集めた梵文の法華経写本12巻を昭和58年に埋納したのを記念して、昭和58年に建立したものだそうだ。
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ゆえに納経洞という。
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ここからは六角堂や五合目方面を眺めることができた。
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居並ぶ仏像に挨拶をして辞す。
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すぐ横に倒壊した小屋があった。
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この道は一合目から登ってきた人以外は歩かないので、かなり寂れている。
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もう一軒、つぶれてしまった小屋。
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再びダケカンバの道をたどる。
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路傍にはクサイチゴが咲いていた。
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またまた、めちゃめちゃになった小屋の跡。
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いくら廃屋好きの私とは言え、なかなか切ないものがある。
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五合目は栄えているのに。
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ようやく「焼山」に出た。
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すると、そこはオンタデの楽園。
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ヤマハタザオの姿もあった。
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「天狗道開山記念碑」とある。
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須走口に行くトラバース道のことだろうか。

ここから上は崩落防止の擁壁がかなり目立つ。
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目を下に移すと、三国山周辺の雲もだいぶ切れてきた。
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山中湖を覆っていた雲はすっかり消えている。
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前方には六合目の富士山安全指導センター。
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この建物には見覚えがある。
ということは、前回来た時、五合目からまっすぐ佐藤小屋に下らず、六合目を経由したということだ。
つまりは、前回も今登ってきた道を通ったということになる。
今それを逐一復習してきたわけなのに、全く記憶がない。
帰宅して当時の写真を見直してみたら、なんと星観荘も六角堂も、経ヶ岳も写っているではないか。
これだけ見て、ひとつも思い出さなかったとは。何とも恐ろしい。

というわけで六合目に到着。
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ここはかつての五合五勺で「砂ふるい」と呼ばれた場所だ。
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下山者は火山灰の砂地を一気に駆け下り、ここにあった小屋に到着すると、わらじを履き替え、体に付いた砂埃を払い落したという。
今もその風景は「大砂走り」の方で見ることができる。

ここでも協力金を受け付けていたが、私は五合目で付けたお札があるので、そのまま通過。
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富士山頂を目指す。
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(つづく)
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富士山(1)

【2016年7月2日(土)】富士山
この週末は、穂高岳に登る予定だったのだが、どうしても北アルプスの天気予報が回復せず、直前に断念。
予約していた上高地への夜行バスも穂高岳山荘も前日の夕方にキャンセルした。
ならばどこに行くか。帰宅してから再検討となった。
関東南部は晴れる予報なので、雲取山と飛龍山を結ぶ線をつなげようかと考えたが、三条の湯に泊まろうとすると、どうしても2泊3日必要になる。
ふと富士山を思いついた。
一度登ったことはあるが、吉田口からは歩いたことがない。
お鉢めぐりをして8つあるというピークを一つ一つ登れば(登れればだが)、登った山も稼ぐことができる。
そうだ、富士山にしてしまおう。
この時期なら、まだそんなに混んでいないはず。
山頂に泊まろうと思ったが、調べてみると、山頂の小屋はどこもまだ営業していない。
やむなく一番山頂に近い御来光館(八合五勺)に予約を入れようとしたら、予約受付は午後6時まで。
受付開始は午前10時からだというので、登りながら電話するしかない。
たぶん空いているだろうと高をくくって、予約なしで出発することにした。
バスの時間なども検討したが、吉田口をそのまま下山しても下山道を通れば、厳密にはピストンにならない。
ならば、同じ場所に下りて来られるので、車で行くことにした。

初日は八合五勺まで登って御来光館に宿泊。御来光はそこで拝み、明るくなってから登り始め、頂上でお鉢めぐり。1周して吉田口に戻るという計画だ。
八合五勺までなら、五合目からコースタイムで5時間かからない。
あまり急いで出発する必要もないのだが、念のため朝5時に出発することにした。

前夜は11時前に就寝し、当日は4時半に起床。
荷造りは済ませておいたので、歯磨きなど身支度をして、ちょうど5時に出発した。
しかし、なんと霧雨である。
まあ、富士山は一度登っているので、景色はそんなに期待していない。
今回はむしろ吉田口を登って、山小屋コレクションすることに意義がある。
そう開き直って、車を走らせた。

いつものコンビニで朝食・昼食を調達。
ガソリンも満タンにして、圏央道、中央道を進む。
視界が悪すぎるので、これは雲海の下だな、スバルラインを登っているうちに晴れるな、と思っていたら、山梨県に入った頃から、だんだん雲が薄くなってきた。
そして、大月を過ぎると若干雲を被った富士山がくっきり見えるではないか。
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よっしゃ~!
頂上からの眺望などとくに問題ではない。
雨にさえ降られなければ、こっちのものだ。
と思っていたのだが、予想外のものに苦しめられることになった。

なんとなくずっと便意があったのだが、スバルラインに何か所も駐車場があり、そこにトイレがあるはずと、先送りにしているうち、富士吉田ICを下りてから、いよいよ苦しくなってきた。
スバルライン入口にトイレのマークを見つけて車を止めたが、なんと売店の中にあるらしく、開店前なので使用不可。
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つまらないところで時間を取ってしまった。先を急ぐ。

前を走る車が何台か、路肩に止まるので、「彼らもトイレか? おれも脇の森の中に入ってやろうか」と真剣に考えているうちに、料金所に到着。
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すると、右手にトイレらしきものが見える。
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助かった!
あわてて駆け込みセーフ。ふう、先が思いやられるわい。
しかし、さすが世界遺産。このトイレは洋式でしかも、便座が温かい。
なにも、こんなところで電気代に金をかけなくても、別にかけるところがあるだろうとは思うが。

ホッとしたところで、6:50にゲートを通過。
料金は軽自動車が1680円。これは往復分だ。
すっきりした気分で、快適なドライブを楽しむ。
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でも、タッチの差でバスの後ろに付いてしまったので、スピードはあまり出せない。
もともとスピードは出ない車なのだから、まあいいか。

7:20頃、五合目の手前で、警備の人に止められた。
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五合目の駐車場はいっぱいなので、ここに車を駐めて、無料シャトルバスを利用してほしいとのこと。
それは是非もない。意外に混んでいるようだ。
この時期でこれだとハイシーズンはどうなるのか。
と思ったが、そういえば、そもそもマイカー規制をするんだった。

念入りにストレッチをして、7時半くらいに出発。
時間には余裕があるし、別にシャトルバスを利用するつもりはない。
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五合目まで歩いても30分かからないだろう。

バス停に並んでいる10人ほどの登山者を後目に、舗装道路を歩く。
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左手には、御坂山塊の向こうに、うっすら奥秩父方面の山並みが見える。
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眼下には河口湖。
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裾野の寄生火山たち。
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富士山の斜面も覗けた。
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五合目までは1.5kmだから、20分で着くだろう。
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10分ほど進むと、上からバスが下りてきて、運転手さんが声をかけてくれた。
「バス乗らないんですか。すぐ来ますよ。そのバス停で待っててください」
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乗る気はなかったのだが、ここを歩いても、前に訪ねた奥庭から五合目までの線をつなげるわけではないし、せっかく声をかけてくれたのだから、と乗ることにした。

5番の乗降場所で待つ。
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すると数分でバスが来た。満員ということもなく、余裕で座れた。
というか、3分ほどで五合目に着いてしまった。

五合目の乗降場所は8番ということのようだ。
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やはり富士山は外人が多い。
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五合目周辺は7年前(2009年)に来た時、丁寧に歩いているので、今回は小御岳神社参拝も省略。さっと周りの写真を撮るだけで済ませた。
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雪渓が若干残っていた。
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ここでは乗馬体験ができる。
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かつて、馬で物資を運んでいた頃の名残だろう。

ビジターセンターのようなところで登山マップをゲット。
出がけに、指導員の方が「この風だと山頂は体感温度氷点下ですので防寒に注意してください」と声をかけて下った。
一応、ダウンや雨具があるので大丈夫だろう。
下界は猛暑だから、気温自体はそんなに低くないはずだ。

その横にあった仮設テントで、協力金1000円を支払う。
証明の木札をもらい、携帯トイレもくれた。
荷物になるから断ろうかとも思ったが、面倒なのでもらっておく。
建物の陰に隠れて、風をよけながら、木札をサックにくくりつける。

さて、7:57、車を追いかけるように出発。
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8時出発目標だったので、ほぼ予定通りだ。

登山口に弾丸登山の自粛を呼びかける看板があった。
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しかし、ハイシーズンは小屋でもろくに眠れないので、むしろ車中泊して、一気に登った方が安全との声もある。

しばらくは平らな広い道を行く。
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とても富士山とは思えない緑だ。

でも、すぐに樹林帯を抜け、展望が開けてくる。
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北東方面は鹿留山(1632m)。
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その右に御正体山(1682m)。
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河口湖と黒岳(1793m)。
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雲の下は山中湖。奥は丹沢方面。
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左端の奥は大室山(1588m)。中央の最も高いのは蛭ヶ岳(1673m)。

東は三国山方面。
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真北は御坂山塊。手前は足和田山(1355m)。
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そして三ツ峠山(1785m)。
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どれも、すでにここより低い山ばかりだ。

五合目の小御岳神社方面を振り返る。
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ふと気づくと、上空に異様な吊るし雲が渦を巻いていた。
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富士山特有の現象だ。

斜面を見上げると、赤茶けた地肌を見せているが、まだ緑も点在している。
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歩き始めて10数分で泉ヶ滝の分岐に到着。
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ここでは左に進路をとる。
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まっすぐ六合目には行かず、佐藤小屋経由で小御岳道を登るルートを取る。
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この道は帰りに使ってもいいのだが、時間に余裕があるし、往路で歩いてしまった方が気分的に楽だ。

前方に六角堂や佐藤小屋が見えた。
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(つづく)
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雁坂峠(5)

【2016年6月26日(日)】雁坂峠
雁坂峠から道の駅みとみに向かって下っている。
ちょうど井戸ノ沢を渡ったところ。
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ここを遡上してはいけません、とのこと。
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水は極めて清冽だ。
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そばで小さな命が育っている。
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この先は、しばらくトラバース。
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小さなサルノコシカケを見つけた。
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やや傾斜が緩やかになったかな。
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ササ原を過ぎると、だんだんガレてきて、足場が悪い。
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やっと峠沢の見えるところまで下ってきた。
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水辺に近いとコケも育ちやすいようだ。
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しかし、これからがまた長い。
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これはバイカウツギか。
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おっと、難所出現。
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私もロープをつたって下りる。
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この道は古い秩父往還なのだが、石仏石碑の類が全くないのが淋しい。
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これほど何もないのも珍しい。

いよいよ峠沢のそばまで近づいてきた。
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再び難所。
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これをクリアして、沢沿いに下っていく。
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峠沢もしっかりした流れになってきた。
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山岳ガイドの山田哲哉さんが言っていた渡渉地点には、丸太橋が架けられていたので、全く迷うことはなかった。
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山田さんが通った後に架け直されたのだろう。
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右岸から左岸に渡り、対岸を眺める。
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この巨岩のせいで渡渉を強いられたわけか。

この先は左岸をほぼ峠沢に沿って下る。
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多少のアップダウンはあるが、比較的斜度も落ち着いており、歩きやすい。
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広瀬とは、道の駅みとみのあるところのことだ。
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間もなく、わりと大きな支流を渡渉する。
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ここで、単独のおじさんとすれ違い、「ここから登りですか」と聞かれた。
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まあ、ずっと登りであることには違いないのだが、「しばらくまだ沢沿いが続きます」と言ったら、「だったら、まだ歩くか」と言って歩いて行った。
そろそろ休憩したかったのだろう。

さっきの支流を合わせて、峠沢は久渡沢となる。
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道は完全なトラバース道となった。
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今度は小さな支流を渡る。
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ロープが張ってあった。
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その先はちょっとした難所。
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そしてあとは平和な下りとなる。
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元気ならトレランしたくなるような道だ。
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それにしても、いつの間にか曇っていて、まだ昼前なのに夕方のような雰囲気だ。
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林道に出る前に、久渡沢は唐松尾沢と合流。その手前に見事な滝があった。
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雁坂峠から1時間半かかって、やっと沓切沢橋まで下りてきた。
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ここから舗装の林道になる。
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O君は橋で休もうと言っていたのだが、「やっぱ面倒だから行っちゃおう」と言う。
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もちろん異存はない。
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舗装道路は楽ちんだ。
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でも少しだけ、靴の紐をゆるめさせてもらった。
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トレラン風の方とすれ違う。
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しかし、林道歩きもなかなか長い。
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背後に見えるのは、青笹尾根の1859mピークだろうか。
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単調なので、いろんな葉っぱを観察しながら歩いた。
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O君とうとう膝の痛みに耐えきれず、後ろ向きに歩き出した。かわいそうに。

40分ほどの林道歩きで、雁坂トンネルのゲート付近まで下りてきた。
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正面に見えるのは、牛首(2086m)方面。
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ゲート前の駐車場には簡単に出入りできる。
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脇に熊王大権現があったので、略式参拝。
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祀られていたのは、小さな石ころのようなものだった。
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道路を横断して、下る道を探すも見つからない。
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O君はトンネルを行こうと言ったが、地図上はトンネルの先で林道とは交差していないので、その策は取らなかった。
結局、道路を横断する前にあった道に強引に合流するしかなかった。
かなりの急勾配である。
途中で、コンパクトカメラに入れておいたSDカードのメモリーがいっぱいになり、一眼レフに入れておいたカードと差し替えた。

擁壁にはバイカウツギが咲いていた。
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間もなく、工事の作業小屋と思しきプレハブが出てきた。
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雁坂トンネル手前の高架橋をくぐる。
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しばらく行くと、道の駅に通じるショートカットの下りが現れた。
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O君、嫌そうである。
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とうとう「痛いって言ってるべや、チクショウ」と独り言fでぶち切れ。
「先行っていいわ」と促される。
もう少しだガンバレと念じつつ、先に行く。

間もなく再び、舗装道路に出た。
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その先は久渡沢に設けられた釣り堀。
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久渡沢の橋からよく見える。
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キャンプもできるのか、子供たちで賑わっていた。
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そして12:20頃、道の駅にやっと到着。お疲れ様でした。
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しかし、バス停が見当たらない。
観光案内所で聞いてみたら、バス停はないけど、自由乗降区間なので、国道に出て、手を上げて合図すればいいとのこと。
バスの時間は13:10すぎなので、まだしばらく時間がある。

O君は肉が食いたいと言っていたが、ここにも肉のメニューはあるし、バスの時間までにお昼を済ませることにした。
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私は信玄鶏の唐揚げ丼(700円)と缶ビール(350円)。
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O君はB級グルメの鶏もつ定食。

信玄鶏はここの名物なのだ。
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なかなかうまかった。

満腹になったところで、バスを捕まえるために道路へ。
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(背後は木賊山)

鶏冠山(2115m)も見ておこう。
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始発バス停のすぐ後なのに数分遅れているので、満員なのかと不安になったが、スカスカでやってきた。
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時々うとうとしながら車窓を眺めていると、花かげの湯の近くにあるバス停で、なんと昨夜甲武信小屋で一緒だった、女性2人が乗り込んできて、びっくり。
O君が「おお、こんにちは~」と言うので、「え、またO君の友達?」(以前、編笠山で偶然会ったことがある)と思ったら、昨日の人だった。
二人も偶然、お風呂で会ったらしい。

バスは乾徳山を下ってきた登山者なども乗せて満員となり、我々は市役所前で下車。
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タイヤの陰に置いておいた防水スプレーは爆発もせず、盗まれもせず、ちゃんとあった。

お風呂は以前も利用した塩山温泉・宏池荘へ。
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一昨年秋、大菩薩嶺の帰りに寄ったところだ。料金は400円。
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結構熱かった。

ここでO君とはお別れ。ちょうど3時に自宅に向け出発した。
中央道が八王子JCまで事故による渋滞で10km通過するのに70分もかかるということなので、大月で下りて、国道20号を行く。
でも下の道も混んでいる気がしたので、松姫峠経由にした。
ずっと順調だったのだが、所沢市内の渋滞で結局帰宅したのは6時すぎ。
随分、時間がかかってしまった。
しかし、O君との久しぶりのコンビ山行。珍しく雨を呼ばず、よかった。
奥秩父主稜線も未踏は雲取~飛龍間だけになった。

【行程】2016年6月26日
甲武信小屋(5:43)~木賊山分岐(5:57)~サイノ河原(6:13撮影6:18)~破風山避難小屋(6:42休憩6:52)~西破風山(7:33休憩7:39)~東破風山(8:04)~雁坂嶺(8:52休憩9:01)~雁坂峠(9:31休憩9:42)~沓切沢橋(11:17)~雁坂トンネル料金所(11:56)~道の駅みとみ(12:21)
※所要時間:6時間38分(歩行時間:5時間54分)コースタイム:6時間55分
※登った山:3座(うち新規なし)
※歩行距離:スマホ電池切れのため不明
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雁坂峠(4)

【2016年6月26日(日)】雁坂峠
10分ほど休んで雁坂嶺(2289m)を出発。
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しばらくはなだらかな下りが続く。
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雁坂峠までの標高差は約220m。
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樹木は枯れているのと生きているのが混在しているので、林床の表情も微妙だ。
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でも、緑の縁取りのある道はとっても好きだ。
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実に美しい。
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と、うっとりしているうちに、路面に黒い石が混じってきた。
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何だろう。
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地質図でも見ないと分からない。
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コケは地面ではなく、木の幹に進出してきた。
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傾斜が急になる。O君の膝が心配だ。
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8月には南アルプス縦走を2回するつもりなので、それまでには症状が出なくなりますように。
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富士山もだいぶ霞んで、薄くなってきた気がする。
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甲府盆地。
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2188m標高点へのわずかな登り。
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O君にとっては、ほっとする瞬間だろう。
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しかし、登れば、当然下りがある。
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石を取り囲む、小さなササたち。
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つづら折りで結構下る。
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わりと重装備の単独女性が登って行った。
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雁坂峠一帯に展開する開けたササ原に出た。
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当然、富士山が出てくる。
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正面は奥秩父主稜線の一部。
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黒金山(2232m)。
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水晶山(2158m)。
こんなに長かったっけと思うほど、下りが続く。
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クリスマスツリーのようなコメツガ。
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またしても単独女性。頼もしい限りだ。
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これだけ開けると、峠も近い。
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この木の陰かな。
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ほら、見えた。
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私は登山道からちょっと逸れて、より見晴らしのいい踏み跡を行く。
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左前方には和名倉山(2036m)が見える。
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正面には仙波の稜線の向こうに雲取山(2017m)。
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右は唐松尾山(2109m)。改めて見ると、素晴らしいスカイラインだ。

峠は目と鼻の先。
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振り返ると、黒金山(左)と右奥に国師ヶ岳(2592m)。
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甲府盆地と富士山。
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はい、とうちゃこ。時刻は9時半。小屋から3時間45分かかった。ほぼコースタイム通りだ。
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よく覚えている「高山植物」保護の看板。
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ここは峠というだけあって、稜線と秩父往還との交差点になっている。
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これは1977年建立の比較的新しい石碑。
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それでも、もう40年も経っている。
ここは日本三大峠なのだが、2回目ということもあり、それほどテンションは上がらない。

今度は単独男性が甲武信ヶ岳(2475m)に向かって登っていった。
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正面には水晶山。
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どれ、小休止するとしよう。
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ここからも当然、というかギリギリだが富士山が見える。
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国師ヶ岳や鶏冠山も。
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黒金山はよく目立つ。二百名山の乾徳山(2031m)はそこから左に延びた稜線の小さな突起に過ぎない。
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10分ほど休んで出発。
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この先は標高差1000mの下りなので、O君の膝が心配だ。
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でも、ゆるい傾斜でジグザグに道がついており、路面状態も悪くはないので、何とか頑張ってくれるだろうか。
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ササ原はかなり標高の低いところまで斜面を覆っており、しばらく展望を楽しめた。
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普通なら、こんな楽しい下りはない。
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とにかく、スローペースで下ろう。
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O君のストックの付き方を見ると、やはり痛みが強いのだろう。
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傾斜がかなり急になってきた。
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ひと息入れないと。
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かなり下ったが、まだ展望が楽しめる。
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この峠を越えた古の人々も、この風景に癒されたことだろう。

だんだん、樹木が生えてきた。
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腰をかけるのにちょうど良さそうな木だ。
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小腹が空いたので、歩きながらランチパックの残りを食べる。
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ミヤマダイコンソウ見っけ。
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涸れ沢を通過すると
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トラバース気味の道になる。
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涸れ沢はこんな状況。
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今まで下ってきた道を振り返る。
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そして、これからの道。
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そろそろ展望が利かなくなるころか。
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これが富士山の見納めかもしれない。
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それにしても、古くからの街道なのに、道幅があまり広くない。
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それがちょっと不思議だ。
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これは何の葉っぱだっけ。
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峠付近の稜線。
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いよいよ大木が現れた。
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股に毛が生えている。
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太い立ち枯れの木が2本。
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崩落地形の横をかすめて行く。
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おや、まだ富士山を拝めた。今度こそ、これが最後か。
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次第に森らしくなってきた。
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完全に樹林帯だ。
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樹木の名前はよく分からない。
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これはカエデかな。
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シカの食害?
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キン肉まんに似てませんか。
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井戸沢が見えてきた。
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ここは渡渉する。
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(つづく)
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雁坂峠(3)

【2016年6月26日(日)】雁坂峠
西破風山(2317m)から東破風山(2260m)に向かっている。
尖った岩が林立する稜線を進む。
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そんな場所をウラジロヨウラクは好むようだ。
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この稜線はこうした岩をまたいだり、乗り越えたり。
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なかなか楽しませてくれる。
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ほう、ツマトリソウも咲いていた。
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岩のないところはシャクナゲ。
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スプーンでえぐったような造形の岩があったり。
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立ち枯れの道を通ったり。
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今日はずっと富士山がお供をしてくれる。
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東破風山まではそれほどアップダウンはない。
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せいぜいこの程度。
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だいたい2300m付近を歩く。
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その代わり、何かと岩が邪魔してくれる。
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岩陰にひっそりとイワカガミ。
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めずらしく、稜線の北側をトラバースする。
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木の根を踏んで
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稜線に戻る。
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と同時にまたしても岩の洗礼。
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本のような巨岩もあった。
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どれも表面が直線的だ。
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右は木賊山(2592m)。その稜線を下った鶏冠山(2115m)の向こうに見えるのは国師ヶ岳(2592m)。
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いや、あんな遠くからよく歩いてきたものだ。
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西破風山から25分で東破風山に到着。
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直前で男の大きな声が聞こえてきたので、「ああ、もうおじさんは~」とげんなりしていたら、頂上にいたのは大学山岳部もしくはWV部の学生たちだった。
何泊かの縦走だろうか。かなりの重装備だった。
大声で話しながら行ってしまった。
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誰もいなくなったところで改めて、標柱の撮影。
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眺望はいまひとつ。背伸びして振り返ると、やっと西破風山を確認できる程度だった。
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というわけで休憩を取らずに通過。標高差100mほどを下る。
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結構、急だ。
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O君はやはり膝が痛いようで、ゆっくりペース。
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前方に見えるは雁坂嶺(2289m)。
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この急斜面では、O君さぞかしつらいだろう。
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マイズルソウが少しは癒やしてくれるだろうか。
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容赦ない下りがさらに続く。
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しばらくして、ようやく斜度も落ち着いてきた。
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こいつは雷にやられたのか。
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やっと鞍部まで下りてきた。
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このあたりも笹平と同様のササ原になっている。
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その中に、標高2178mの四等三角点を発見。
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とくにピークでも何でもない場所なのだが。
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O君は黙々と進む。
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平らな道だと、心が安らぐ。
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この標識が、登りに転じる合図。
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前方には親子熊岩(命名・私)。
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雁坂峠の向こうに続く水晶山(左、2158m)と古礼山(右、2112m)。
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おなじみ富士山。
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だいぶ熊さんたちに近づいた。
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前回もここにいたのをよく覚えている。

ちょっとカクカクしているが、これはオットセイと飼育員かな。
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振り返って、東破風山。
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ちょっとしたこぶを通過。
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そのこぶは、赤い巨岩でお札が置いてあった。
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雁坂嶺への登りは、ゆるやかなので助かる。
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再びマイズルソウ。オートだと、なかなかピントが合わない。
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正面に雁坂嶺の縞枯れ現象が見えてきた。
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わりと激しい。
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よく見たら、今いる場所も枯れている。
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本当に世代交代してくれるんだろうなあ。
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枯れたまま、みんなしっかり立っているのが不思議だ。
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こんな写真も撮ってみた。
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林床は背の低いササである。
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ちょっとだけ、生きている森の中に入る。
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こちらはササではなくコケだ。
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この看板があちこちに出ていたので、1枚くらい記録のため撮っておいた。
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再び、立ち枯れ帯。日の当たる場所はやはりコケは育たないのだ。
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何だか不思議な景観ではある。
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バイケイソウの小径を進む。
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この辺は倒木が多い。やはり枯れた木は倒れるしかないのだろう。
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ひとりバイケイソウだけが元気だ。
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雁坂嶺の山頂に向けて、徐々に高度を上げていく。
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懐かしいフルーツみつ豆の缶詰。
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山にもゴミ捨て放題の時代があったのだ。

東西の破風山を振り返る。
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うわあ、こうなるともう木の墓場だ。
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早く、新世代よ生まれてこい。
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この子たちがそうだろうか。
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よく見ると、幼木があちこちに育っている。
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気をよくして、面倒な倒木も軽々と乗り越えた。
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そうこうしているうちに、ほとんど苦労することなく雁坂嶺に到着。
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東破風山から50分かからなかった。
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ここは赤いペンキが塗られた三等三角点。
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北へ向かう稜線、孫四郎峠方面は通行止め。
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とりあえずここのベンチで、小休止としよう。
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2枚入っているランチパックのパンを1枚食べた。
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O君は昨日の残りのあんぱん。
今日は昼すぎには下界に下れる計算なので、それまでは行動食&非常食でつなぐことにして、小屋に弁当はお願いしなかったのだ。

軽く済ませて10分ほどで出発した。
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(つづく)
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雁坂峠(2)

【2016年6月26日(日)】雁坂峠
木賊山(2469m)から下り、西破風山(2318m)との鞍部、笹平に着いた。
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甲武信小屋からちょうど1時間かかった。
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ここに破風山避難小屋がある。
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やにわにO君が何やら準備をして森の中へ。
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催してきたらしい。小屋の中にトイレはなかったのだ。
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その間に小屋の中を見学。
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誰かが泊まっていたのかもしれないが、さすがにもう誰もいない。
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O君と入れ違いで私もヤブの中へ。もちろん、同じ場所ではない。
彼の様子を見て、私も行きたくなってしまったのだ。
うん、すっきりした。
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ここからも富士山がよく見えた。
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それにしても、今年は雪がなくなるのが早い。
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でも、大きな雲との対照が素晴らしい。
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木賊山方面の斜面。笹平の名の通りの光景だ。
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そろそろ出発しましょうか。
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振り返ると、三宝山(2483m)。
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ここからは250mの登りとなる。
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一段上がると、ササ原がまた広がる。
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ササだけでなく、コケも美しい。
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束の間の平坦な道。
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キバナノコマノツメ。
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坂が急になる前に、いったん振り返っておく。
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さて、本格的な登りだ。
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標高差250mということは40分くらいでクリアできるかな。
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コメツガの若葉とシャクナゲ。
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前回の記憶では、この登りはずっと露岩帯だった気がするが、しばらくは樹林帯だ。
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ピントが合っていないが、マイズルソウ。
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木賊山を振り返る。まだ全容は見えない。
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傾斜はどんどんきつくなる。
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おお、またシャクナゲの落ち花が。
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なんだかうれしくなる。
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登るにつれ、展望が開けてきた。
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三宝山(左)から武信白岩山(右、2280m)への稜線。
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いよいよ露岩帯に突入。
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国師ヶ岳(2592m)。
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木賊山の右肩から甲武信ヶ岳が覗いてきた。
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左手には両神山(1723m)が見える。
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ウラジロヨウラク発見。
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武信白岩山。
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登りはまだまだ続く。
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国師ヶ岳から黒金(2232m)への稜線。手前右は鶏冠山(2115m)。
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改めて木賊山を眺めると、やはり縞枯れ現象が激しい。
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木賊、甲武信、三宝の三役そろい踏み。
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右手にはいつも富士山。
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足元にはときどき✖印があるが、歩いてはいけないという意味ではなさそう。
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どういう意味だろうか。
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このあたりで、我々より少し若いくらいのご夫婦とすれ違った。
折角なので聞いてみた。
「雁坂小屋からですか」
「はい」
「どのくらい泊まってました?」
「テント3張りくらいかな」
「小屋の方は?」
「誰もいませんでした」
彼らはテント装備ではないので、小屋に泊まったのだろう。
自分たち以外は誰もいなかったという意味かな。
やはり雨の予報がたたったみたいだ。

笛吹川に落ちていくヌク沢の谷。
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イワカガミ。この道はわりと高山植物に出会える。
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左手に両神山。この角度からだとギザギザの稜線が長い。
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十文字峠方面。
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右手に黒金山。
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お、何だか先が見えてきたぞ。
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コメツガの若葉。
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木賊の左右に国師と甲武信。
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名付けて目玉岩。
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こちらは何と呼んだものか。
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山深い奥秩父をここでも実感する。
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でも、やはり富士山が主役。
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前回もそうだったが、この登りは実に眺望がいい。
あの時は、周りの木々は霧氷で真っ白だったが、今回は青々としていた。

露岩帯が終わり、傾斜が緩くなった。
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そうなると頂上は近い。
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北に下る尾根は通行止め。
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あとは頂上まで一直線。
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樹林帯に突入する。
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避難小屋からほぼ40分で西破風山に到着。予想通りだった。
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標識によって、山名の表記が異なる。
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「破風山」「破不山」「西破風山」。もちろん、どれも間違いではないのだろう。

ここは三等三角点。
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とにもかくにも小休止。
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でも、展望もないし、5分ほどで出発。
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コケとシャクナゲの楽園を行く。
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しばらくはほぼ平らな道。
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ほう、ゴゼンタチバナくん、こんにちは。
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いよいよ、破風山名物、歩きにくい露岩帯。
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縞枯れ現象も生じていた。
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展望の開けた場所で、O君が思わずバンザイ。
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梅雨時とは思えない天気だ。
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黒金山から国師を経て金峰山(2599m)が一望。
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岩をつたって、谷まで下りて行けそうだ。
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再び、シャクナゲの回廊。
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と思ったら、またすぐに開けた。
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休憩適地だが、さっき休んだばかりなので通過。
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この先は、フィールドアスレチック的な道になる。
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大きな岩を飛び越え、またいで進まなければならない。
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(つづく)
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雁坂峠(1)

【2016年6月26日(日)】雁坂峠
昨夜から甲武信小屋に宿泊している。
夜中1時半に目が覚めた。ちょっと頭が痛い。昨夜はやはり飲み過ぎたか。
お腹の調子もよくないので、今夜2度目だがトイレに行った。
しばらく座り込んだが、なかなか出てこない。
ウサギの糞みたいのが、5~6粒ほど出ただけだった。
諦めて、布団に戻る。
またすぐに眠れて、気が付いたら、ちょうど皆ごそごそし始めた頃だった。
隣のO君に時間を聞くと、なんと4:45とのこと。
5時に朝食なので、急いでパッキングを済ませる。
御来光を見に再び山頂に行くこともありかと思っていたが、O君にその気は全くなかったみたいだ。
私も前回見ているし、それほど執着はないので、たっぷり眠れてよかった。

1階に下りて、朝食。男はだいたい起き抜けは口数が少ないものだ。
O君も私も無言のまま、質素な食事を済ませる。
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出来合いの茶碗蒸しと味付けのり、梅干、お新香、味噌汁のみ。

食後は深夜のリベンジ。今度はしっかり出たので助かった。
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歯を磨いて、ストレッチ。
気温は6℃。スタート時は一応ゴアを着ておこう。
水を500ccだけ補給して、5:45に出発。
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出がけに、同宿していた山岳ガイドの山田哲哉さんに玄関前で話しかけられた。
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「雁坂を下るなら、渡渉地点に橋がなくて、分かりにくいので気を付けてください」
「あ、そうなんですか。分かりました。ありがとうございます」
一緒に写真を撮ってもらうのを忘れてしまった。

日はもうそこそこ高く昇っている。
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木賊山(2469m)は登らずに巻く道を行く。
ここから雁坂峠までは前回歩いたのと同じ道だ。
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テントポールを忘れて小屋に泊まった女の子は木賊山経由でまっすぐ下るようだ。
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巻き道は登り基調だが、それほどきつくない。
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15分かからずに木賊山への分岐に到着。
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ここはもちろん休まずに通過する。
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分岐からは若干平らな道が続く。
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間もなく、岩が目立つようになってきた。
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こんなに岩があったっけ? と記憶と違うことにと戸惑いがち。
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一度歩いたコースでも3年経てば、かなり記憶が薄れているものだ。
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とにかく、もったいないことに300mも下らなければならない。
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まだ体が起きていないので、転倒などに気をつけなければ。
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下り始めて間もなく、右手に富士山が見えた。
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今日は朝から機嫌が良さそうだ。

しかし倒木は相変わらず。
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道はシャクナゲのトンネルだが、みんな花を落としている。
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そのおかげで、シャクナゲは花の後に葉っぱが出てくるものだということを初めて知った。
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どうも、写真の色が気に入らないので、モードをプレミアムオートからベストショットに変えてみた。
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お、なんかいい感じではないか。
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これなら目で見ている色に近い。
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問題は風景を撮る時に、遠景と近景の露出が全く合わず、近景に合わせると、遠景が白く飛んでしまうことだ。
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まあ、とにかく我慢するしかない。

結構、急な下りになってきた。スリップ注意だ。
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しばらく下ったところで、比較的若い3人組とすれ違った。
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鞍部の破風岳避難小屋に泊まっんだろうか。
この日は昨日とは違い、この縦走路で7~8組の方々とすれ違った。

時々覗く風景を楽しみながら下る。
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道はだんだんえぐれてきて、ますますシャクナゲのトンネルになる。
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花が咲いていた時はどんなに華やかだったことだろう。
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このあたりは、随分若葉も成長している。
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不意にサイノ河原に出た。
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前回は滝雲が流れて見えなかった西破風山(2318m)が大きく目の前に現れた。

富士山の上に厚い大きな雲が浮かんでいる。
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遠く秩父方面の山並み。
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右はたぶん和名倉山(2036m)。左のピラミッドは武甲山(1304m)だろうか。
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これを書いているのは、山行からひと月も経ってしまった後なので、どの方角を写したのか覚えていない。
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でも、写真は十文字峠から栃本に下る稜線のような気がする。

眼下に、道の駅みとみが近くにある広瀬湖。
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その背後のどっしりした山容は倉掛山(1777m)。

富士山の雪渓はすでにわずか1本になっている。
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水晶山(2158m)の奥に見えるのは飛龍山(2077m)だろうか。
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木賊山を振り返る。
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縞枯れ現象がみられた。

ちょっと暑くなってきたので、ここでゴアを脱ぐ。O君はなんと半袖になってしまった。
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ここサイノ河原は岩の造形も面白かった。
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どれ、そろそろ出発するとしよう。
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名残を惜しみつつ
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再び、シャクナゲのトンネルへ入っていく。
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O君は今日は最初から膝の具合が悪かったらしい。
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いきなり300mの下りだったので、それが応えたのだろう。よく耐えていた。
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縞枯れ帯を通過。
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お、シャクナゲの花が一輪落ちていた。運がいい。
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その上には、こんなに成長したシャクナゲの若葉。
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それにしても、道が随分えぐれているなあ。
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再び、縞枯れ。
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冬枯れのように展望が開けているので富士山が見えてしまう。
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縞枯れは八ヶ岳だけの現象ではないことを改めて確認した。
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広瀬湖のアップ。
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縞枯れの倒木を越えて、さらに下る。
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なんだか荒れた感じだ。
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同じ奥秩父でも、昨日のルートとは雰囲気が随分違う。
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盛んに萌え始めているのはコバイケイソウではなくバイケイソウか。
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立ち枯れの林が意外に長く続く。
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ちゃんと更新してくれますように。
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林床はササになってきた。
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このあたり、なんだかいい感じ。
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木が細いまま倒れているのが、若干気になるが
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この広大なササ原は奥秩父のもう一つの顔と言っていい。
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富士山の手前の甲府盆地も見えてきた。
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2141標高点は左から巻いていく。
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あとは避難小屋のある鞍部まで一気に下る。
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間もなく、鞍部の笹平に出た。
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(つづく)
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