山と鉄

山歩き、乗り鉄、廃線・廃道歩き、廃村歩き、駅舎探訪などの日々を記録します

筑波山(下)

【2015年10月25日(日)】筑波山
御幸ヶ原のめをと茶屋を出ると、広場では「ガマの油売りの口上」が披露されていた。
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5年前に来た時に筑波山神社の境内でじっくり聞いたことがあるので、今回は時間節約。
ただ口上を述べるだけでなくて、観客とやりとりをしているのが面白い。

男体山(871m)も本来なら登るべきなのだが、以前来た時に登っているし、また女体山(877m)のような混雑に出くわすのはいやなので、こちらも今回は省略。
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このまま下山することにする。
と言っても、ケーブルカーは使わない。
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その前に、ちょっと御幸ヶ原を散策する。
まずは、昭和天皇御製の歌碑を見学。
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「はるとらのを ま白き花の 穂にいでて おもしろきかな 筑波山の道」
ハルトラノオという野草を詠んだものだ。植物学者だった昭和天皇らしい。
「筑波山」で「つくばね」と読ませるのだろうか。

歌碑のあたりからは加波山(709m)や関東平野の北部が一望できる。
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このピンクの花を咲かせた木はなんだろう。
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この展望台にも寄ってみる。前回はここには入らなかったので。
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てっきり「ガマ展望台」だと思っていたが、「コマ展望台」だった。
コマのようなまるい形をしているというということだろうか。
「ガマ」の方がいいのに。
有料だったら、やめようと思ったが、幸い無料だった。
1階は土産物店、2階は食堂、その上の屋上が展望台になっている。
茶屋はどこも閑散としていたのに、ここの食堂だけは結構繁盛していた。
景色がいいからか、現代の人には茶屋は入りにくいのか。

屋上からはさすがに360度のパノラマ。
南方面。都心はかすんで見えない。
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筑波国際カントリークラブとその奥に宝篋山(461m)。
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女体山。
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眼下では「ガマの油売りの口上」がまだ続いている。
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聞こえてくる声を聞いているだけで、おもしろい。

居並ぶ茶屋群。みな歴史は古いのだろう。
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南東には霞ヶ浦。
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男体山。
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筑波山西麓。
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満足したところで、階下へ。
筑波山はバッジが豊富だ。
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ガマをあしらったバッジが欲しかったが、もう「筑波山」は1個持っているし、物を増やすのは極力避けたいので我慢した。

福ガマの焼き物は地元ではなく、信楽で焼いていることを知る。
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そういえば、大きな福ガマを庭に置いている人がいるなあ。26780円か。

さて、そろそろ下りましょう。
下山口にも、茶屋が1軒。
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こちらは御幸ヶ原コース。
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気になる廃屋があった。
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道はしばらく階段。
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しかもかなり急だ。
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もう2時を回っているのに、まだ登ってくる人がひっきりなしにいる。
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まあ帰りはケーブルカーもロープウエーもあるから大丈夫だろうけど。

こちらのコースにも大きな岩がごろごろしている場所がいくつかある。
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しめ縄がかかっている岩があったので、道を外れて行ってみた。
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すると岩陰に小さな石仏が数体、安置されていた。
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そのすぐ先にはわき水。
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ここが百人一首にも詠まれた男女(みなの)川の水源らしい。
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「筑波嶺の峰より落つる男女川恋ぞつもりて淵となりぬる」(陽成院)

「従(?)公之窟」なる石碑があったが、どれのことなのかはよく分からなかった。
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なんだか、もう夕暮れの風情になってきた。
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さらにしばらく下る。
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ケーブルカーのケーブルが動く音が聞こえてきたと思ったら、大きな広場に出た。
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ここからは柵越しにケーブルカーを見学できる。
家族連れが、ケーブルカーが来るのを待っていた。
何分おきに運行しているのかよく分からないので、待たされるのは嫌だから、レールの写真だけ撮って通過しようと思ったら、小さな子供が「あ、見えてきた」と叫んでいる。
おお、グッタイミング。ならば待つことにした。

ここはちょうどケーブルカーの中間地点で、上下の列車のすれ違いが目の前で見られる。
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おお、なかなか面白かった。
ケーブルカーはだいたい山の中を走っているので、沿線から見ること自体難しいが、すれ違いを見られるなんて貴重な体験だ。

通過後のレールと滑車を写真に納めて出発。
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家族連れは下りかと思ったら、登りだった。帰りはかなり遅くなりそうだ。

どんどん下って行く。
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林越しに列車が通るのを待っていた家族連れがいたので、「もう少し登ると、よく見えるところがありますよ」と教えてあげた。
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桜塚の碑。
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このあたり古くから桜が多く、登拝者が願掛けに小石を置いて行くうちに塚となったので、いつとはなくこう呼ばれるようになったという。

円筒状の碑には多くの神々の名が刻まれている。
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もう1か所、レールがよく見える場所を通過。ここでちょっと待っていたら、もう1回ケーブルカーが見られたのだが。
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さて、もう終盤。
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本殿の裏側が見えてきて、万葉の小径に出た。
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万葉歌碑があちこちに立っている。
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出世稲荷の別称がある朝日稲荷神社の前を通って、本殿の前に出る。
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御神水。
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そのかたわらに絶滅危惧種のタイワンホトトギス。移植だろうか。
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本殿には大きな鈴が掛けられていた。
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私も無事下山のお礼参り。
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地元酒蔵の酒樽が奉納されていた。
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境内には、君が代の歌碑とさざれ石。
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随神門の裏にも万葉歌碑がたくさん。
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ほかには筑波山頂境界確定記念碑なるものもあった。
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これは昭和5年に真壁郡紫尾村(現真壁町)が筑波郡筑波町に、筑波山における境界を分水嶺とすべきだと主張したのに端を発した係争である。
戦後、裁判となり、昭和38年に一旦は真壁町が勝訴したものの、二審では筑波町が古来の境界の存在の立証に成功し、昭和59年に筑波町が逆転勝訴。昭和61年に最高裁が上告を棄却し、古来の境界で確定した。
それを記念して、平成3年に建立されたものだが、文中気になる文言がある。
「両町が勝敗を度外視して魂を傾け、霊峯筑波山の歴史伝統を明確にして誤りなく護持しえた喜びを伝えると共に・・・」
本当に真壁町は「勝敗を度外視して」喜んでいるのだろうか。
境界の正誤は判決通りとしても、この文言は真壁町への配慮を欠いているのではないか。

樹齢約800年、幹回り10mに達する大杉を見上げて
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随神門をくぐる。
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びっくりぽんだったのがこれ。
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ガマの口上を終えて片づけをしている人に「これは何ですか」と聞いたら、「宇宙の卵」だと。
ふざけているのかと思ったら、こんな看板が離れた場所に立てかけられていた。
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つくば科学博かあ。1985年と言えば、私が就職した年だ。懐かしい。

帰りにもう一度、赤いガマを覗いていく。
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杉本屋のガマにもお別れをして、あとはバス停に急ぐ。
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帰りのバスの時間は分からないが、もし待ち時間が長すぎるなら、次のバス停の和田まで歩こう。
そんなつもりでいたら、なんとバスが停車している。
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聞くと、15:10の発車。現在15:08。目の前にあるトイレに寄って、バスに駆け込む。
座ると同時に発車した。なんというタイミング。
バスの中ではさすがにうとうとしてしまった。
15:45につくば駅に到着。
15:55のTXに乗り込む。武蔵野線、西武線と乗り継いで、18時前に帰宅できた。

人は多かったが、わりと楽しく歩けた。
今度行く機会があったら、もう少し歴史を勉強してふもとの北條集落から登ってみたい。

【行程】2015年10月25日(日)
筑波山神社入口(11:08)~白雲橋コース入口(11:25)~酒迎場分岐(11:33)~白蛇弁天(11:38)~弁慶茶屋跡(12:11)~出船入船(12:26)~筑波山山頂(12:53撮影12:57)~御幸ヶ原(13:16昼食・撮影13:52)~ケーブルカー中間地点(14:21撮影14:24)~筑波山神社(14:49)~筑波山神社入口(15:08)
※所要時間:4時間(歩行時間:3時間34分)
※登った山:1座(新規なし)
※歩行距離:6.3km
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筑波山(中)

【2015年10月25日(日)】筑波山
弁慶茶屋跡ではとくに休憩せず、写真だけ撮って通過。
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岩に木の葉の影が映っている。
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巨大な切り株が出現。
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このすぐ先に、有名な「弁慶の七戻り」があった。
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こちらからではそれほど不安定さが分からないが、くぐって振り返ると、確かに恐ろしい。
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古来、「石門」と呼ばれ、聖と俗を分ける境界であったという。
頭上の石が落ちてくるのが怖くて、あの弁慶も7回通るのを躊躇したとの謂われがある。

ここから巨岩・奇岩が続く岩場の道となる。
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次は「高天原」。
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階段を登ると稲村神社が巨岩の上に祀られている。
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遅まきながら、登山の安全を祈願して2礼1拍手1礼。
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(これは私ではありません)

帰りは巨岩の間を下る。
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今度は「母の胎内くぐり」。
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筑波山禅定の行場のひとつなんだとか。
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ここをくぐり抜けることで、生まれた姿に立ち返ることができるという。
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ほかのハイカーたちはみな素通りだが、私はせっかくなのでくぐり抜けた。
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抜けるとすぐ正面にまた岩のトンネルがあったが、こちらは遠慮しておいた。
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ほとんど必要のない、クサリ場。
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高さ10mを超えてそびえる巨大な岩が、陰陽寄り添っているように見えることから「陰陽岩」。
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う~ん、どこが陰陽なのか。昔の人は想像力がたくましい。

側面から見ても、よく分からない。
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道はフィールドアスレチック状態。
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標高750m地点を通過。あと百数十mだ。
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太いクサリがかかっているが、ここもそれほど必要ではない。
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無名の岩。
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クサリ場を越えると、なだらかな尾根に出た。
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ここに「国割り石」があった。
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その昔、諸々の神が集まり、石の上に線を引いて、それぞれの神がどの地方を修めるのか決めたという。

筑波山の石舞台(勝手に命名)。
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登り始めて初めて、正面に筑波山(877m)が姿を見せた。
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相変わらず人通りは多い。
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お次は「出船入船」。
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もともとは「熊野の鳥居石」と呼ばれていたとかで、船玉神を祀っている。
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その形が出船と入船が並んでいるように見えることから、その名が付いたらしい。
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巨石の横をすり抜けていく。
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間をおかずに「裏面(りめん)大黒」。大黒様の後ろ姿のように見えるそうだ。
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しばらく平らな道のあと、渡神社を通過。
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紅葉の中を歩くハイカーたち。
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石の舗装道路の後、コンクリートの舗装道路。
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北斗岩と小原木神社。
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説明板に「天にそびえたつ岩で、天空に輝く北斗星のように、決して動かないことを意味しています」とあるが、動かないのは北極星であって、北斗星(北斗七星)ではない。

北斗岩はトンネルになっていて、これをくぐらないといけない。
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さて、久しぶりに登りにかかる。
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人が滞ってきた。
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でも、右手に展望が開けた。北に連なる加波山(709m)が望める。
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正面には再び筑波山の山頂も見えてきた。
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大きな岩の階段を越えると、幅の広い板の桟橋を渡る。
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標高800mまで来ると、頂上までは距離にしてあと200m。
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頭上をロープウエーが通り過ぎていく。
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仰ぎ見る位置に巨岩があるが、あれにはとくに名前は付いていないようだ。
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とうとう渋滞が始まった。
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時間的にも山頂に人が集中するタイミングだし、小さな子供が多いので必然的にそうなる。
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名もない祠には誰も目もくれない。
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木々の間から霞ヶ浦がかすかに見えた。
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すこし登ると、つつじヶ丘のロープウエー駅も見えてきた。
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頂上に近づくにつれ、混雑の度は増すばかり。
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最後のクサリ場。
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頂上はどんなことになっているんだろうと思ったら、想像以上の混雑。
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とても腰を下ろして休めるような状態ではない。
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岩がごつごつして不安定な場所に、多くの人が行き交うので、実に危なっかしい。
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それでも何とか、先っちょまで行き、1枚だけ関東平野の写真を撮って引き返す。
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一等三角点だったので、これも忘れず押さえておく。
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標柱もひとだかりなので、それをかいくぐって、やっと1枚。
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弁慶茶屋跡からここまでだいたい40分。渋滞にははまったが、コースタイムより10分早かった。

階段を下りて、筑波山神社女体山本殿に参拝。無事登頂の御礼。
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さらに階段を下ると、正面に今度は男体山(871m)が端正な姿を見せてくれた。
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筑波山ロープウエイの女体山駅はすぐそこだが、寄り道はしない。
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このあたりの道はなかなか複雑だ。
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マイナールートだが山の北側に下る道もある。
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山頂はあの状態なので、このあたりで昼食にしている人の姿も目に付いた。
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すぐ先に、ガマ石。
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もともとは「雄龍石」といい、この場所で永井兵助が「ガマの油売りの口上」を考え出したことでガマ石と言われているらしい。

でも、素直にガマガエルの形をしているからではないのか。
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ちょっと下ったところに1軒茶屋の「せきれい茶屋」があった。
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もうお腹が空いていたし、ここに入りたかったが、トイレがなかったので断念。
まずはトイレの方が優先だ。

この茶屋の名の由来は目の前にあるセキレイ石だった。
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この石の上に鶺鴒が止まり、男女の道を教えたのだそうだ。

対面には小さな祠。
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屋外での食事も気持ちよさそうだったが、しぶしぶ通過。
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このあたりでは、ブナ林の再生に取り組んでいるようだ。
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森は残したいものだ。
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名もないお地蔵さん。
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そして御幸ヶ原に出た。さすがに賑わっている。
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まずはトイレを済ませて、茶屋を物色。どこに入ろうかな。
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こでもよかったのだが、結局、めをと茶屋にした。
うどんが名物のようだが、そばが食べたいなあ。
でも、お品書きを見ると、「つくばうどん」は地元産品をふんだんに使っているようなので、これをいただくことにした。950円。
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2時間近く歩いてきて、やっと座れる。

のんびり待っていると、出てきた出てきた。
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すこしけんちんうどんに似ていたが、結構おいしかった。
つゆまで完食してしまった。

店はガラガラだったが、帰り際に6人くらいの若い女性グループが入ってきて、いきなり生ビールを注文していた。
彼女たちも下から登ってきたのだろう。喉渇きますよね。

(つづく)
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筑波山(上)

【2015年10月25日(日)】筑波山
筑波山(877m)は学生時代にロープウエーで、山登りを始める前の5年前にケーブルカーで登ったことがある。
でも、下から歩いて登ったことはない。
今年の1月に登る計画を立てていたのだが、骨折で中止せざるを得なくなった。
ずっと気になっていたので、今回登ることにした。
行楽シーズンの晴天の日曜日。
大混雑になることは予想できたが、自分的に気分が盛り上がったので、このタイミングで行ってしまった。やはり人出は多かったが、渋滞になったのは山頂付近だけで、それ以外は比較的静かに山歩きを楽しめた。

家を8時過ぎに出発。
JR武蔵野線南流山駅で、つくばエクスプレスに乗り換え、10:09につくば駅に到着。
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車内でバスの時間を調べたら、次が10:30であることが分かっていたので、かなり時間がある。
改札を出たところにある小さなコンビニで、行動食のチョコとマンゴーのお菓子を購入。
他にはあんぱん1個しか持ってきていないが、お昼は御幸ヶ原にある茶屋でそばでも食べるつもりだ。
観光案内所で、観光パンフをいくつか収集。
まともなハイキングマップがなかったのが残念だった。

さて、関東鉄道バス「筑波山シャトル」つつじヶ丘行きに乗り込む。
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下車予定の筑波山神社入口まで約40分とのこと。歩き始めるのは11:10くらいになる。
でも、山頂までのコースタイムは2時間半。
余裕で明るいうちに下山できるはずだ。
右手に筑波山が見えることは知っていたので、右側の座席に座る。

最初は道路沿いの並木が邪魔をして、なかなかうまく撮れなかったが、近づいてきてから、バッチリ撮影することができた。
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それにしても、いい天気になった。
しかし、この時間ではさすがに富士山や都心は霞んで見えないだろう。

11:05、少し早く筑波山神社入口に到着。
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さっそく、ガマガエルのお出迎え。
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軽くストレッチをして歩き始める。
まずは大鳥居をくぐる。
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その横に、筑波馬子唄の歌碑。聞いたことはない。
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とっくにつぶれている高月堂。なんの店かは分からない。
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そびえた「つくばグランドホテル」。ファサードは筑波山神社のイメージ。
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門前町が続く。

野菜の無人販売所。ハヤトウリと大きなシイタケが全品100円。
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こちらは土産物店改め武道具製作所。
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こういう観光地の店の盛衰が好きだ。

本日は白雲橋コースから登り、御幸ヶ原コースを下る予定。
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筑波山神社の境内に入る。
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その手前にある宿の江戸屋。
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紫峰牛が門前を守る。「紫峰」とは筑波山のことらしい。
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売店でみかけた名物「がませんべい」。
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徳川家光が寄進したという御神橋。
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そのからわらには「つくば道」の石碑があった。
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家光の時代にふもとから神社に至る道が整備されたらしい。
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帰宅してからパンフレットを見ると、なかなか風情のある道のようだ。
今度機会があったらまた来よう。

このまま進むと随身門、本殿だが、白雲橋コースは右の脇にそれていく。
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脇道沿いにも土産物店がいくつか並ぶ。
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がまガエルの焼き物「福ガマ」も大小様々なタイプが売られていた。
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そして有名なガマの油。傷薬などとして使う軟膏である。
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江戸時代は実際にガマの油(せんそ)が入っていたが、今は規制により入ったものは作られていないという。

道路上に水槽が置いてあり、その中にガマガエルが2匹入っていた。
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むむ、これはこの前、八方尾根で見たアズマヒキガエルと同じではないか。
帰りに、店内でヒキガエルを飼育している土産物屋の店員に「ガマガエルとヒキガエルは違うのか」と聞いてみたけど、「そこまでは分からない」との答えだった。
もはや、ガマの油など採取していないので、ガマガエルはただの客寄せ。
地元の人もとくに知識はないのだ。
帰宅して調べてみると、やはり地方によって呼び名が違うだけで同じものだった。

杉本屋を過ぎると、静かになる。
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千寺(せんじゅ)川を白雲橋で渡る。
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この川には砂防ダムが連続して築かれており、「筑波山千寺川砂防堰堤群」として土木学会が「土木遺産」として選定しているとのこと。
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山頂への道には丁寧に道しるべがある。
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この鳥居から白雲橋コースの始まり。
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しばらく階段状の道が続く。
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やはり今日は家族連れ、とくに小さい子を連れた家族が多い。
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時折、万葉歌碑(東歌)が立っている。
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「筑波嶺の彼面此面に守部据ゑ母い守れども魂そ逢ひにける」(3392番)
筑波山のあちこちに番人を据えるみたいに母は私を監視したけれど、心の中で想い合うこの気持ちまでは監視できなかったみたい、という意味のようだ。
万葉のころ、筑波山には番人がたくさんいたのだろうか。

早くも小腹がすいてきたので、あんぱんを食べながら歩く。
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階段を避けて、踏み跡を歩いていると、ストックを持った2人の若者がものすごいスピードで階段を抜かして行った。
初心者のようには見えなかったが、やはり無理をしていたことが後で分かった。
すぐ先にあった酒呑場分岐で、2人は立ち止まっている。
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私は進路が決まっているので、そのまま先に白雲橋コースを登る。
しばらく植林の中の道。
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間もなく、白蛇弁天に着いた。
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石を積み上げた上に祠が2つのっている。
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近くの巨石に何か刻まれていたが、梵字しか確認できなかった。
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写真を撮っている間に、さっきの2人がまた抜かして行った。
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しばらく来ないから、つつじヶ丘に向かったのかと思ったが、こっちだった。
すこし休憩をとっていたようだ。

この先は大きな石の階段を登っていく。
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しばらくすると、2人のうち、後ろを歩いていた1人が、靴を直すため座り込んでいた。
もう1人はそれに気づかず、どんどん登っていく。
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全然、後ろを振り向かない。
いいのかなあと思いつつ、こちらも少しペースを上げる。
そのうち、こちらが彼に追いついてしまった。
彼は最初から比べると明らかにペースが落ちている。
大きな動きで、足音をどんどん鳴らしながら歩いているので、かなり疲れているように見受けられる。

全く後ろを振り向かないが、すぐ後ろで、私が登山者に「こんにちは~」と挨拶するのを聞いているから、私の存在には気づいていただろう。
再びペースを上げたので、私は、ちょっといたずら心が生じて、そのまま付いて行った。
こちらは息も上がらず、わりと余裕なのである。
それにしても、後ろのもう1人は離される一方なのだが、そのことはどう思っているのか。
そこが不思議だった。

名も分からぬ祠を通過。
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山頂まであと1.6km。まだ、結構ある。
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気温は13℃。わりと低いが、全く寒くはない。
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すこしは歩きやすい道があるが
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相変わらずの急登である。
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人が休んでいるような場所でも、かの青年はわき目も振らず登っていく。
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私を意識しているのは明らかだ。
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しばらく、ぴったりくっついて歩いていると、彼は自分の靴のひもがほどけているのに気づいたようだ。いきなり、止まってひもを結び始めた。
私に抜いてもらういい言い訳になったことだろう。
もちろん私は先に行かせてもらったが、彼はたぶん、あそこで連れを待っていたに違いない。
いくら人の多い筑波山とは言え、仲間と離れても、おじさんに抜かれまいとするなんて、まだ若いなあ。

登山口から45分ほどで、つつじヶ丘からの道との合流地点、弁慶茶屋跡に着いた。
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コースタイムのほぼ半分で来てしまった。

ここは休憩所になっており、大勢のハイカーが休んでいた。
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茶屋跡の標識は何もなかったが、聖天神社が祀られていた。
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ちょうど、ロープウエーが通過して行った。
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ここからは南に宝篋山(461m)が木々の隙間から見えた。
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(つづく)
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ピセナイ山(下)

【2015年10月18日(日)】ピセナイ山
ピセナイ山(1027m)山頂でお昼を食べた。
天気はみるみるよくなっていくのだが、東の雲はなかなかしぶとい。
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眼下には高見ダムの高見湖は見えた。
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しかし、もう日高の眺望は断念して下山開始。
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また誰か登ってくる。
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と思ったら、つづけて大団体の行列。
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彼らとは9合目の手前ですれ違う。確かに30人くらいはいた。
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中に「静内山岳会」というTシャツを着ている人がいて、それがとてもかっこいい。
敏感に反応したN君がわれわれも作ろうと言い出す。
いい考えだ。
数日後、さっそくデザインをfacebook上で提案してくれた。

どなたかに「どうでしたか」と聞かれたので、日高は見えなかったと正直に答える。
でも、「晴れてきたから見えるようになるかもしれませんよ」と慰めた。
実際晴れてきている。
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こちらは、未練を残しつつさくさく下る。
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9合目通過。
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左手もだんだんくっきり見えるようになってきた。
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花の季節はとっくに終わり。
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どれも何山なのか、さっぱり分からない。
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8合目は見逃して、7合目を通過。
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6合目から頂上を望む。さっきは見えなかったのに。
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この先は傾斜も急なので、ゆっくり慎重に下る。
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そうは言っても、下りは速い。
すぐに5合目通過。
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ここまで来ると、また紅葉の季節。
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東の山はまだ雲の中のようだ。ちょっと安心。
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4合目通過。
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紅葉の中の下り道。
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難なく3合目通過。
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うわあ、完全に晴れてしまった。
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まもなく2合目。
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ここで、ちょっぴり小休止。
晴れても景色はほとんど見えなかった。

1合目通過。
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1時間20分ほどで登山口まで下りてきた。
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あとは林道。並んで歩く。
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団体で登ってきた地元の人はどこまで車を入れているか興味があったが、やはり一般車両通行止めを無視して、登山口まで来ていた。
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ここに駐車スペースがあるのを知っていたら、来ないわけがない。
でも、止まっているのは5台だけ。
これだけではあれだけの人数は運べない。
マイクロバスがどっかにあるのではと思ったら、我々が車を止めた場所の少し下にあった。

天気はすっかりよくなり、快適な林道歩きなのだが、みんな気になるのは、もう日高山脈が見えているのではないかということばかり。
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早く登った人がダメで、ゆっくり登った人は景色を見られるというのは、よくあることだが、やはりちょっと悔しい。
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下山して車に乗ってからも、「まだ雲があるぞ」「なんか晴れてきたなあ」と一喜一憂し続けた。
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林道歩き20分で車に到着。
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車にはわずか4時間ほどで、枯れ葉がかなり積もっていた。
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頂上直下で先に行ってもらった親子には追いつけなかった。
車で抜かすことになるだろうと思っていたら、全然現れない。
最初のゲートのところの車がなくなっていたので、ああもう乗って帰ったな、早いなあと思っていたら、その随分先を歩いていた。
なんと彼らは最初のゲートから歩いていたのだった。
ちょっと驚いた。
息子さんかなりの健脚だ。
帰りはお父さんの100m先を歩いていた。
人は見かけによらない。

静内温泉で汗を流す。
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かなり広い、ぬるぬるの湯だったが露天はなかった。
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上がってから、楽しみだったソフト。N君はもう生ビールだった。
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帰りは車窓風景を楽しみたかったが、やはり寝てしまった。
千歳あたりでとうとう雨が降ってきた。
高速は事故渋滞とのことで、手前の輪厚ICで下り、羊ケ丘通りで都心へ。

ホテルには6時前に着いた。
荷物を整理して、すすきのの飲み会へ向かう。
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深酒した昨日に引き続きなので、今夜は控えめ。
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おいしいイタリアンの店だった。
11時前にはホテルに帰り、ぐっすり寝た。

目覚ましをかけるのを忘れたが、幸い5時前に目が覚め、5:40に呼んだタクシーには間に合った。
札幌駅まで運んでもらう。
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電車は6時発の始発。
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6:48新千歳空港駅着。
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お土産を買って7:30発のANA50便に乗り込む。

うとうとしながら帰りも上空からの眺めを楽しんだ。
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これは三陸の久慈あたり。
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岩手の岩洞湖。
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霞ヶ浦。
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利根川。
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富津岬のむこうに富士山。
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袖ヶ浦の工業地帯。
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東京湾。
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到着は定刻より15分遅れ。
おかげで、出勤も少し遅れたが問題なかった。
夜の部も連チャンだったので、なかなかハードな帰省だった。
日高にはまた行ってみたい。

【行程】2015年10月18日(日)
林道終点(8:50)~登山ポスト(9:05)~登山口(9:12)~1合目(9:18)~2合目(9:30)~3合目(9:42)~4合目(9:52休憩9:59)~5合目(10:08)~6合目(10:23休憩10:26)~7合目(10:32)~8合目(10:43)~9合目(10:55)~山頂(11:04昼食11:41)~6合目(12:11)~4合目(12:26)~2合目(12:42)~登山口(13:00)~林道終点(13:20)
※所要時間:4時間30分(歩行時間:3時間40分)
※登った山:1座(ピセナイ山)
※歩行距離:6.6km

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ピセナイ山(中)

【2015年10月18日(日)】ピセナイ山
登山口からはいきなりの急登。
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ほぼ直登で標高差100mほどを登る。

その真ん中あたりが1合目。
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サルノコシカケっぽいキノコが大きく成長している。
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落ち葉にも秋を感じる。
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キケンの警告が示しているのは、若干のトラバース。
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ロープまで張ってあったが、それほど危険なところではない。
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これも変わったキノコだ。
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100mを登り切ったところが2合目。631m標高点にあたる。
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ここは「展望台」ということになっているが、木々が繁茂して、ほとんど展望はきかない。
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すかしてみる景色もかなり霞んでいる。

この先はすこしなだらかな道が続く。
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紅葉や落ち葉を愛でつつ歩ける。
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すこし傾斜が出てきたあたりで、3合目を通過。
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さらに傾斜がきつくなり、先頭を引くN君も汗だく。
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やはり酒と睡眠不足が応えているようだ。私もきつい。

おお、山頂方面が見えた。
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4合目で休憩をとる。私はマットを取り出して、地べたに腰を下ろす。
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S君からお菓子を分けてもらった。

すると、なんとさっきの親子連れが追いついて来た。
車で随分差をつけたはずなのに、相当な健脚だ。
でも、息子さんの方がかなりバテている様子。
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お父さんのペースがすこし速すぎたのではないか。

などと思いつつ10分休まずに出発。
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200mほどの標高差を登り続ける。
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5合目を10時すぎに通過。
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このあたりから、ササと白樺の林になってきた。
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あのピークが6合目か。
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まもなく到着というあたりで、突然もよおしてきた。
昨夜あれだけ飲んで、今朝は出していなかったので、当然の仕打ちだ。
みなには先に行ってもらい、ササやぶの中に入っていく。
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ちょうどいい場所があったので、事なきを得たが、最中に林道で見かけた親子が登ってきたので、かなり焦った。

数分で済ませ、6合目に急ぐ。
親子連れとほぼ同時に、6合目に到着して、3人と合流。
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ここが864m標高点。

南西方向に山の連なりが見えるが、地形図には名前の載っていない無名の山々だ。
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親子は先にさくさく行ってしまった。バテていたと思った息子さんは全然元気だった。
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こちらは3分ほど休んで出発
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ここからはしばらくなだからなアップダウン。
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丈の低いササの道を行く。
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頂上がちらほら見えてきた。
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右手の展望も開けてきた。
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7合目は楽々通過。
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ずっとササの斜面が広がる。
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北海道の山らしい風景だ。
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道はきれいにササを刈ってくれている。
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うわ~、ほんとにササと白樺がすごい。
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陽の当たっているところは紅葉がきれいだ。
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ササやぶは南の支脈にずっと延びている。
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踏み跡はあるが、人の踏み跡なのか、獣道なのか。
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こういうところでは必ず、「おい、K、行けるぞ」とからかわれる。
クマに食われろとでも言うのか(笑)

結構アップダウンが厳しくなってきた。
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順調に8合目を通過。
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この凹みは何だろう。クマの寝床だろうか。たくさんあった。
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ササと白樺の道が延々続く。
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お~頂上がくっきりと見えた。もうすぐだ。
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この風景が見えると9合目。
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ここから坂がきつくなる。
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陽射しが時折あり、青空も見えるが、東の雲がとれない。
山頂近くで、後ろからおじさん2人組が迫ってきたが、なんとか抜かれずに登頂。
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2時間15分ほどかかった。
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先客はさっきの親子2人だけだった。

期待していた日高山脈は厚い雲に包まれて何も見えない。
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でも目をこらすと一瞬、カムイエクウチカウシ山(1980m)らしき山の頂上だけ、雲の上に見えた。
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想像していたより高く、遠かった。

とにかくここで昼食。
3人とも湯を沸かして、カップ麺だが、私は飛行機なのでガスは持って来られず、パン。
やさしいS君は小さなカップ麺を作ってくれた。ありがとう。
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休んでいるうちに、どんどん登山者が登ってくる。
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首から名札をぶらさげた7~8人の団体さんが、大きなコッフェルを取り出し、昼餉の準備を始めた。
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聞こえてくる話では、「一般の人」が「あと30人くらい」「しばらくしたら来る」らしい。
わりと広い山頂だが、そんな大勢の人が座ると身動きがとれなくなる。
そんなことにならないうちに、写真だけ撮って、下山することにした。

ちなみに、さっきの息子さんは立ってコンビニ弁当を食べていた。
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かなり山頂で粘っていたのは、やはり雲がとれるのを待っていたのだろうか。

(つづく)
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ピセナイ山(上)

【2015年10月18日(日)】ピセナイ山
10月17日(土)は母校の大同窓会。
これに出席するべく、羽田14:00発のANA67便に乗る。
機内では、新しく買ったコンパクトデジタルカメラの操作の練習。
取説を読みながら、車窓を何枚も撮ってみた。
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しばらく目立った山や海岸線がないので、場所はよく分からない。
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でも、これは郡山市街かな。
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てことは、こっちは福島市。真ん中の黒いのは信夫山だろう。
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これは蔵王のお釜。
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東北の山々は真っ赤に染まっている。
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遠くに霞むのは、おそらく早池峰山(1917m)。
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岩手山(2038m)
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青森まで来ました。小川原湖。
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下北半島。
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大湊の港が見える。
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尻屋崎。
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やや下降して、恐山方面を振り返る。
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北海道上空。
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というわけで、定刻よりやや遅れて新千歳空港に着陸。
望遠の機能強化を図るために新調したのだが、期待したほどではなかった。

同窓会はつい調子に乗って3次会まで行ってしまい、店を出たのが午前1時。
しかも、ホテルまでの通り道にラーメン横丁があったもんだから、ついつい寄ってしまった。〆ラーするとてき面、体重が増えるのだが、酔っているから欲望を抑える理性はない。
とくに何も考えず、「ひぐま」に入って、味噌ラーメンを注文。
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そんなこんなで、中島公園のホテルに着いたのは2時になっていた。
まずい。翌朝は5:45にお迎えが来るというのに、これではろくに睡眠がとれない。
とにかくもう出発の準備は済ませてあるので、5:20に目覚ましをかけて、ベッドに倒れ込む。
瞬間的に沈没し、目覚ましで飛び起きた。

眠い。ううう、それでもよろよろとホテルの入口まで歩き、お迎えの車に乗せていただく。
高校の同級生H君の車にはすでにS君が乗っている。
昨夜は、S君は飲まず。H君はちゃんと11時には帰宅しているので、2人とも体調は万全だろう。
このあと、白石在住のN君をピックアップして、日高のピセナイ山(1027m)に向かうだけだが、N君、家から出てこない。
彼も飲んで自宅に着いたのが午前3時だったというので、迎えの時間には起きれなかったようだ。

とにかくピンポンを鳴らして起こし、なんとか4人全員そろった。
この先は食料調達したコンビニ(鵡川あたり?)まで寝てしまい、景色も会話も全然楽しめなかった。
私は昨夜のラーメンもお酒も残っているので、朝食はバニラモナカ1個のみ。
お昼用には菓子パンを3つ買った。

そしてまた沈没。
静内あたりでやっと意識が戻り、郊外型の大型店舗が多いことにびっくり。
こんなに栄えていたとは。
ここから国道を離れ、山に向かう。
また眠りに落ちている間に静内ダムに到着し、堰堤を渡って今度は林道に入る。
すぐにダートである。

しばらく進むと、分岐があり、右手に枝分かれする林道のゲートが見える。
なぜ、今回ピセナイ山を選んだかというと、いつもは手前で閉まっているゲートがこの時期開放されているという情報があったからだ。S君の提案である。
そのおかげで普段は歩かねばならない往復8kmの林道をカットできる。
シカ猟が解禁される10月20日にはまたゲートが閉められてしまうらしいので、今日がほぼ最後のチャンスなのだ。

ところがゲートに鍵がかかっている。
あれ、おかしいな。
よく見ると、ここはペンケモシヨシ林道。意味は分からない。
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我々が行くべきは、ピセナイ林道なので、どうやらこれは違う。
ダム湖沿いの林道をもう少し奥に進まなければならないようだ。
あぶない、あぶない。
もしこのゲートが開いていたら、どんどん奥に入っていくところだった。

このあと、順調にピセナイ林道に到達。
ピセナイ沢川に沿って遡っていく。
ゲートはしっかり開放されていた。ここに車が1台あった。
おお、ゲートが開いているのに、ここからまじめに歩く人がいるとは。
しばらく行くと、大きな駐車スペースにもう1台。
このすぐ先にもゲートがあったので、これを意識したものだろう。

こちらは行けるところまでどんどん進む。
すると、お父さんと息子の親子2人が林道を歩いていた。
さっきの2台のうちのどちらかだろう。
息子さんは20歳前後か。髪の毛がトータルテンボスの藤田のようだ。
天然パーマなのだろう。

やり過ごして、「一般車両通行止め」と書いてある標識のところで、車を止める。
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ここから歩けということらしい。
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いま車で来た林道を歩いて往復するのは、さすがに苦痛だ。やはり、いい時期に来た。
ただ、天気がはっきりしない。
天気予報では晴れのち曇りなのだが、9時前の時点で薄曇り。
雨は降らないで済みそうだが、どうも霞んだ感じだ。

準備を整え、軽くストレッチをして、8:50に出発。ここは標高約390m。
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紅葉のきれいな林道を歩く。
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車で来た林道はずっと沢に沿っていたが、ここからは沢を離れ、山腹をつづら折りに登っていく。
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でも全然、車が通れる道じゃないか。
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「まだ行けたなあ」と、みんなでつぶやく。

15分ほどで広い駐車スペースがあり、登山届のポストがあった。
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完全にここまで車で来れた。
ちょっと損した気分だが、まあ時間はたっぷりあるし、多少の林道歩きは足馴らしにもなるからいいや。

登山届を出そうとしたら、もう記入欄はいっぱい。
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仕方ないので欄外に書いておいた。
立派なノートだっただけに、ちょっと残念。
内地に住んでいる者にとって、ピセナイ山なんて初めて聞く名前で、標高もそれほど高くなく地味な印象だが、よく登られている山らしい。

この先も林道の続きだが、道は多少荒れている。
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沿道にはシカも食べないフッキソウ。
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倒木には新たな命が芽生えている。
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7分で「登山道入口」という標識。
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さっきも「登山道入口」だったが、ここからは本当に登山道になる。

林道の続きは通せんぼされていた。
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(つづく)
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浅間隠山・小浅間山(5)

【2015年10月12日(月)】浅間隠山・小浅間山
小浅間山(1655m)から国道146号を軽井沢に向かっている。
もうみんな帰宅する時間に近づいているのか車も多くなってきた。
星野リゾートを過ぎたあたりで、車が詰まった。
ここから国道18号の信号まで渋滞しているとしたら、かなり時間がかかりそうだ。
それではたまらないので、すこし戻って三井の森の方を迂回して国道へ出る。
まだ2時すぎなので、離山(1256m)も登ってしまおう。
頂上直下まで車で行けそうなので、登山には時間がかからないだろう。

国道はそれほど渋滞しておらず、短時間で通過。
道ははっきりとは分からなかったが、勘で走っているうちに登山口への道に入ることができた。
離山別荘地の道を抜けて、登山口に着いたのはいいが、駐車禁止の標識。
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ここまでの道も別荘地なので止めるところはない。
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こんなところに見回りは来ないだろうとも思ったが、改めて地図を見ると、ここから40分もかかる。10分で登れるつもりでいたが完全な勘違いだった。
戻ってきたら4時になってしまう。
そんなに長時間駐車するのも気が引けたし、帰りも相当遅くなるので、やはり今回は断念。
潔く引き返すことにした。

一応、登山口の様子だけ写真に収めておく。しばらく登山道も舗装されているようだ。
DSC_4407_201510220624384ec.jpg

ここにも登山届のボックスがあった。やはり噴火対策だろうか。
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この行き止まり地点にはレンガの立派な建物があった。
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軽井沢町のマンホール。
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帰りは来た道を戻って、「はまゆう荘」で入浴して帰るつもりだったが、考えてみたら風呂は後にして、明るいうちはなるべく先に進んだ方がいい。
それに、二度山峠のにぎわいや通行量を思い出すと、「はまゆう荘」はかなり混んでいることが予想される。
戻るのも面倒なので、やはり十石峠経由で帰ることにした。
国道299号まで一般道を行くとかなり時間がかかりそうなので、軽井沢ICから佐久まで逆方向に上信越道に乗ることにして、ICに向かう。
しかし、いずれにしてもなんだか随分遠回りな気がしてきて、下仁田→の標識を見た瞬間、そちらにハンドルを切ってしまった。

途中で見えた印象的な山。大山(1183m)だった。
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こうなると国道254号経由で帰ることになる。
以前、この道も混んでいた記憶があるので心配だったが、もう後戻りはできない。
山道をトラックの後ろについて、ゆっくり下る。

途中、「八千代温泉芹の湯」という看板を見つけ、まだ明るいが行ってしまうことに。
全くどんどん方針が変わる。
→の方向を見間違えて、逆方向に行ってしまったが、道が行き止まりになったので引き返し、3時半前に到着。
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ここは誰も来なそうなひなびたところだったが、タイミングが悪いことに家族連れと同着になってしまった。入浴料は500円。

先に着替えて、ゆっくり浸かる。
女湯の方からはお母さんたちの声が聞こえてきたのに、お父さんたちはなかなか入ってこない。
おかしいなあと思いつつ、体を洗っているうちにやっと入ってきた。
それが、壁を挟んで夫婦で会話を始めてしまったものだからたまらない。
大声なので、うるさいのである。
ちょっとマナー違反ではないかと思ったが、本人たちには全くその意識はないようだ。
注意しようかとも思ったが、しばらくの時間なので我慢した。

いやでも聞こえてくる話を聞いていると、タオルを忘れたと言っている。
私はバスタオルを忘れたのかと思い、親切にも「お困りでしたら、私、先に出ますので、管理人のおばさんに有料タオルを持ってきてもらいましょうか」と、声をかけた。
迷惑しているのに、ほんとに私はえらい。
しかし彼は「いやバスタオルはあるんですよ。体を洗うタオルがなくて。垢こすりは持ってきているようなので、終わったらあっちから投げ入れてもらいます」とのこと。
なんだ、それなら心配することはなかった。
でも、「お気遣いありがとうございます」との一言もなかった。

脱衣所で着替えていたら、おじさん2人が入ってきて、「ずいぶん大声でしゃべっていたね」というので、あの方が女湯の奥さんと話していたんですよ」と教えてあげた。
彼らは浴室に入り、子供の方に「大きな声で話していたねえ、外まで聞こえたよ」と話しかけていた。
まともな親なら、ここで「あ、まずかったな」と気づくだろうが、あの人はどうだったか。

それにしても湯はアルカリ性のつるつるで、気持ちよかった。
塩分も含まれていた。
こんなところに来る人はそんなにいないだろうに、専用のバスまであってびっくりした。
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途中で見た石碑群。
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その先にあった夫婦岩。丸い岩とは珍しい。これでよく落ちないと思う。
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このあたりなかなかの渓流だ。
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しばらく先で旧道に入ったら、姫街道本宿という古い宿場町があってラッキーだった。
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レトロな雰囲気の商店などがたくさんあった。
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間もなく下仁田を過ぎ、上信電鉄の踏切の手前で早くも渋滞が始まった。
これは我慢して通過。
このあと、富岡バイパスは順調だったが、本道に戻るとまた渋滞。
DSC_0081_20151022062434e67.jpg(夕暮れをいく上信電鉄)

しばし我慢して、吉井市街地では前の車に従って抜け道ですこし距離をかせぐ。
この先、小串まで我慢して、県道で藤岡へ。
このあたりから暗くなってきた。

藤岡市街を無事抜けて、国道に合流しようというところで、またしても渋滞。
ほとんど進まないので、もう254号は諦め、いったん市街地に戻って、鬼石、秩父経由で帰ることにする。
それなら最初から十石峠経由にすればよかった。
これからの長いナイトランに備えて、交差点のおおぎやラーメンで夕食にしようとしたら、並んでいる人がいたので、くるっと踵を返して引き返す。

食べないつもりだったチョコスナックをつなぎにして、暗い道をかなりのスピードで走る。
標識があるので迷わないで済む。
さすがにこの道は渋滞知らず。
秩父市街もとくに滞りなく抜け、正丸峠から先も渋滞はなかった。
ただ、刈場坂峠から下りてきた消防車のすぐ後ろを延々と走らざるを得なかった。

飯能の伝丸でこがし醤油ラーメンを食べて、8時半に帰宅。
DSC_0082_2015102206243667f.jpg

ラジオでかかっていた掛布物語がおもしろかった。
山行自体は最高だったが、軽井沢から食事と風呂も含めてだが6時間かかった。
でも高速の渋滞よりは疲れがなかった。
足もロキソニンの塗り薬を塗って、葛根湯も飲んで出かけるほど痛みがあったが、歩いたら治ってしまった。
不思議な足である。

【行程】2015年10月12日(月)
◆浅間隠山:登山口(7:57)~岩淵山下(8:14)~1538m標高点(8:34)~市倉尾根分岐(8:49)~浅間隠山(9:06撮影9:25)~市倉尾根分岐(9:33)~安高山下(10:03)~安高山(10:10)~登山口(10:23)~二度上峠(10:36撮影10:40)~駒髪山(10:51)~二度上峠(11:02)~登山口(11:12)
※所要時間:3時間15分(コースタイム:4時間15分)
※歩行距離:7.9km
◆小浅間山:登山口(12:29)~歩道分岐(12:47)~馬返し(12:54)~小浅間山(13:08撮影13:15)~馬返し(13:31)~歩道分岐(13:36)~登山口(13:46)
※所要時間:1時間17分(コースタイム:1時間55分)
※歩行距離:4.1km

※登った山:4座(浅間隠山、安高山、駒髪山、小浅間山)
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浅間隠山・小浅間山(4)

【2015年10月12日(月)】浅間隠山・小浅間山
小浅間山(1655m)の山頂。
だだっ広い砂地になっている。
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間近に見える浅間山(2568m)。
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南東には矢ヶ崎山(1184m)の軽井沢プリンスホテルスキー場。下の町並みは軽井沢駅周辺。
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じっくり写真を撮っていると、北の茂みから4人のグループがやってきた。
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それを潮にこちらも、山頂一周を開始。
彼らが出てきた方向に向かう。
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その先は今いる場所より若干高い気がしたが、帰宅後、地形図を見てみたら、やはりそうだった。
真の山頂にはコンクリの標柱みたいのがあり、ハイカーの水筒などが置いてあったが、山頂標識ではないので、問題なしとしよう。
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近くで、その持ち主らしき3人グループがたわむれていた。
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次のピークに向けて、砂地を若干下る。
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道がよく分からなかったが、赤テープを見つけたので、それに従う。
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しばらくは茂みの中。
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抜けると、再び西側が全開する。
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浅間山の裾野の向こうに四阿山(2354m)。
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その右に土鍋山(左、1999m)と毛無峠をはさんで、毛無山と御飯岳(右、2160m)
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毛無山の山腹の白くはげているところは、小串硫黄鉱山跡。

そのさらに右に、草津白根山(左、2171m)と岩菅山(2295m)。
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白砂山(2140m)方面。
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眼下に鬼押ハイウエー。
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広大な浅間山のすそ野。
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浅間山もすっかり紅葉している。
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さっき歩いた、山名板のある山頂を振り返る。
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軽井沢方面。
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ここからまっすぐ馬返しにある建物まで下ることも可能だったが、岩がゴツゴツ張り出していて、手間取りそうだったので取りやめ。
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踏み跡のある砂地を小走りで下る。
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こういうところは少しも滑らないようにゆっくり下るより、多少ずるっといくのを覚悟で小走りにした方が楽だ。
滑ってもせいぜい5cm程度だから、めったに転ばない。

馬返しに下りてきて、今のピークを振り返る。
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建物はやはり火山観測施設だった。でも、こちらは東大ではなく、防災科学技術研究所のもの。
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通行止めの道はロープが解除されており、ブルが通った跡があった。
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ここから登る人はいるのだろうか。
上に行くと、丸見えだから、さすがにいないだろう。

さて引き返そう。
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すぐ先から、太い道を外れて、細い遊歩道を選択する。
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ヤマハハコ。
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さっき山頂にいた4人の前に出てしまおうと、ここも小走りで進んだが、さすがに間に合わなかった。
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(合流地点)

でも、速足で歩いているうちに追いついたので先に行かせてもらう。
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この道は完全ピストンなので、速足どころか、トレランモードで下る。
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コースタイム25分のところ15分で下ってしまった。
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もう時間は2時近いのに、これから登る人もいた。やはりこの山は散歩道なのだ。

東大火山観測所の表に回って撮影。
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小浅間山の全景。
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ここは有料道路と国道との交差点。
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改めて峰の茶屋。
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どれ、出発するとしますか。
地図をみると、途中「万山望」という三角点が道沿いにある。
これは立ち寄ると、「登った山」をひとつ稼げるのではと期待。
「万山望」というバス停があったので、おおここだと車を止める。
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東屋に変な落書きが。
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さて、三角点のあるところへ下ろうと思ったら、上から人が下りてくるのが見えて、(なんだ上だったか)と私も登ってみる。
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そこは確かに「万山望」という展望台だったが、正面の木が茂ってしまったからか、何も見えない。
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わずかに紅葉と八ヶ岳の一部だけ。
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これにがっかりした観光客が「方位盤」に「何も見えない!」といたずら書きをしていた。
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気持ちはわかるが、いけませんよ。

私は奥の森にあると思われる三角点を探しに入る。
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しかし見あたらない。
それより、ここを「登った山」にするのはさすがに憚られたので、適当に探索は切り上げて引き返す。

森の中には、行方不明になった飼い猫探しのゲージがひっそりと置かれていた。
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三角点はやはり位置的には道の下にあるとしか思えないので、道路を渡って、下の斜面をのぞいてみた
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それでもやはり見つからず、あきらめて出発した。

(つづく)
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浅間隠山・小浅間山(3)

【2015年10月12日(月)】浅間隠山・小浅間山
浅間隠山(1757m)から駒髪山(1483m)に転戦。
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小腹がすいたので、スナック菓子をつまみながら登る。
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間もなくすごい急坂になったので、菓子をしまい、真剣に登る。
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この石を過ぎると傾斜はゆるやかになる。
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10分ほどで、大きな立岩に囲まれた石の祠があった。登山口に鳥居があったのは、これのことのようだ。
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ここが頂上ということなのか。

でも、この先の方が標高が高そうだし、踏み跡もあるので進んでみた。
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しかし、道が下りになっても山名板はなく引き返す。
これも当然「登った山」に加算。

祠に戻って、周りをよく見たら、小さなプレートがねじで止めてあった。よかった。
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ここもピストンなので、さっき登った急な坂を下る。
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観光客やカップルが果敢に登ってくる。
最後の方で、犬を連れたご夫婦から「上に行くと展望が開けたところがありますか」と聞かれたので「ないんですよ~」と答えたら、「聞いてよかったね」と言って、引き返していった。

実際、浅間山(2568m)が木々の間からのぞける程度。これなら、峠からの眺めで十分だ。
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鳥居まで戻ると、角落山(中央、1393m)などが見えた。
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車道に下りて、速足で車の止めてある浅間隠山の登山口に向かう。
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浅間隠山のニセピークが正面に見えた。
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もう花の季節はすっかり終わってしまった。名残のノアザミ。
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駐車スペースはどこも満車状態だった。
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往復50分で、車の止めてあるところまで戻ってきた。
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さっそく、小浅間山(1655m)の登山口へ向かう。
途中、駒髪山の眺めがいい場所があったので、車を止めて撮影。
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振り返ると浅間山。
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景色がいいので、車を止めてランチにしている観光客もいた。
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ここまでずっと電波が立たなかったので、軽井沢高原ゴルフ倶楽部の駐車場に入り、FBへの投稿など通信活動を済ます。
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この先に浅間大滝の標識を見つけ、あわてて右折。
まだ時間がたっぷりあると思って観光に来たのだが、駐車場で改めて地図を見ると、10分ほど歩かないとならないようだ。
ちょっと面倒だったし、大滝は鷹繋山(1431m)に登る時の通り道にあるようなので、その時に譲ることにして今回はパス。
駐車場のすぐ下にあった魚止の滝だけ見ていくことにした。
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昔は車も通していたと思われる道と階段を下る。
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おお、段々になった迫力のある滝だ。
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滝の直下にはカップルがいて、ちょうど戻ってくるところ。
すれ違うには狭い岩場があったので、彼らが通り過ぎるのを待っていたら、こける真似をしたりして、ふざけている。
こちらが待っているのはお構いなし。
あんな彼氏は止めた方がいいよ。

滝は川幅も広く、かなりの水量だ。
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シャッタースピードを変えたりして何枚か写真を撮った。
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前者は15分の1秒、後者は250分の1秒である。

お腹がすいたので、少し味気ないが、車の中でおにぎり(すじこ)と稲荷3個を急いで食べた。
食べ終わってから出発。北軽井沢経由で国道146号に出て、南下する。
「北軽井沢」という地名が書いている看板の写真を撮りたくて、観光案内所のあるところに寄り道。軽井沢だけど、ここは群馬県。
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でも案内所は3連休なのに閉まっていた。

砂防工事が行われている片蓋川を見学して出発。
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いずれも、そそられる地名だ。
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有料道路(白糸ハイランドウェイ、鬼押ハイウエー)との交差点、峰の茶屋のあるところで右折。
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小浅間山の登山口にある駐車場はいっぱいだったが、路肩にかろうじて駐車した。
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浅間林道は関係者以外通行禁止。
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こんな散歩めいた山にも登山届のボックスがあってびっくり。今回はさすがに省略させてもらった。
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山のむずかしさというより噴火警戒なのだろう。
現在はレベル2で火口より2km以内は登山規制となっている。小浅間山はOKだ。
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となりは東大地震研究所の浅間火山観測所。
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東大、京大の観測所に独特のモダニズム建築だ。
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登山道は気持ちのいいプロムナード。
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紅葉もとってもきれい。
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12時半に出発なので、さすがにもう下りてくる人がたくさんいる。
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こんなに歩かれている山なのかとびっくり。
犬の散歩をしている人も多い。
軽井沢に別荘のある人の散歩のコースになっているのだろうか。

「山と高原地図」はなぜ破線にしているのか分からないが、車も通れるような整備された道である(実際、関係者は通っているはず)。
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道の傾斜もなだらかなので、ついつい速足になってしまう。

寄生火山ということもあり裸地をイメージしていたが、立派な樹林帯であった。
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人だけが歩ける登山道との分岐を通過。あちらは帰りに使うことにする。
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「山と高原地図」にある「防災放送施設」も、これだなという感じで通過。
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まもなく浅間山との鞍部、馬返しに到着。
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奥に建物が見えて見学したかったが、団体さんが休んでいたので、これも帰りに回す。

ここから浅間山の山頂に行く道があるようだが、「通行止め」の標識があった。
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さて、頂上へ向かう。
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ここからは森林限界、というか道も砂地になる。
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右手前方に、離山(1256m)が見えた。奥は西上州の山々。
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浅間の山麓はカラマツ林。
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上から、おばあちゃんが杖をついて「登りより下りの方が怖いわ」と言って下りてきた。
山の格好をしているが、軽井沢に別荘がある人かなと思わせる上品な感じだった。

登るにつれ展望も開けてくる。妙義の山々。
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浅間山頂への道もはっきり見える。
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通行止めになっていたのはブルが通る道であった。

さっき見えた建物。
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よし、団体さんも下っていった。
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まさに火山の景観である。
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別の団体さんとすれ違う。
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これは小浅間のもう一つのピーク。後で行きます。
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頂上へは、ぐるっと回り込む感じ。
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なんか朝日新聞のサンゴ事件を思い出す落書き。「H・K」って誰だ!
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浅間の広大なすそ野。
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来た道を振り返る。
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というわけで、40分ほどで小浅間山山頂に到着。
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ここは見晴らしがいいので、「小浅間山」という標識を立てて、一応山頂ということにしてあるが、真の山頂はもう少し北にある。

展望は抜群である。眼下に峰の茶屋。
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さっき登った浅間隠山。ここからは全容を把握することができる。
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でも上に大きな雲があり、山体が真っ黒になって、紅葉がよく分からなかったのが残念だった。
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二度上峠をはさんで右には、鼻曲山(左、1655m)と留夫山(とめぶやま、1590m)。
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眼下に広大な浅間牧場。
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浅間高原。二度上峠の向こうに榛名山(1449m)が見える。
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紅葉と八ヶ岳。
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これは三角点ではないようだ。
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雲が実に美しかった。
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(つづく)

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浅間隠山・小浅間山(2)

【2015年10月12日(月)】浅間隠山・小浅間山
浅間隠山(1757m)の山頂に9時過ぎに着いた。
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登山口から約1時間10分。コースタイムより30分も早かった。
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山頂からは真西の四阿山(2354m)や妙高山(2454m)方面が立ち木で見えなかったが、あとはほとんど見えた。
北アルプスは槍が見えるはずだったが、こちらは雲の中だった。
地図を取り出して、山座同定を行う。
まず北西から見ていこう。
草津白根山(2171m)とその右後ろに横手山(2305m)。
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岩菅山(左端、2295m)と烏帽子岳(右端、2230m)。
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手前右のピークは大高山(2079m)で、左下の建物群は草津温泉。

どんどん右へ。中央の凹んだ稜線の向こうに野反湖があるはず。右のピークは八間山(1935m)。左のピークは高沢山(1906m)。
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手前は花敷・尻焼温泉。

中央左から、佐武流山(2192m)、白砂山(2140m)、上ノ間山(2033m)
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平標山(1984m)から谷川岳(1977m)への稜線。
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少し拡大してみよう。左から平標山、仙ノ倉山(2026m)、エビス大黒ノ頭(1888m)、万太郎山(1954m)。
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同じく左から、万太郎山、茂倉岳(1978m)、一ノ倉岳(1974m)、双耳峰の谷川岳(1977m)。
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谷川岳が見えたのがうれしかった。

左から至仏山(2228m)、燧ケ岳(2356m)、武尊山(2158m)。
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浅間隠山から北東に延びる尾根。
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右手前のピークは竜ヶ岳(1411m)、その奥に笹塒山(ささとややま、1402m)。

その奥に霞む稜線は、左から日光白根山(2578m)、大真名子山(2375m)、男体山(2484m)、皇海山(2144m)。
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手前の列は、左が小野子山(1208m)、右が子持山(1296m)。

少し核心部分をズームしてみる。
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東には榛名山(1449m)。いろんなピークが入り組んで見える。
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きちんと同定してみよう。
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前列後列関係なく、左から烏帽子ヶ岳(1363m)、掃部ヶ岳(1449m)、榛名富士(1390m)、相馬山(1411m)、天目山(1303m)、三ツ峰山(1315m)、大鐘原ヶ岳となる。

その手前には高倉山(1319m)。
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南東には近くに角落山(左、1393m)と剣ノ峰(1430m)。
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その左に雨坊主山(1295m)。
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南は富士山。その手前の稜線は奥秩父だが、こちらも同定を試みる。
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左から破風山(2318m)、三宝山(2483m)、国師ヶ岳(2592m)、大弛峠の上に富士山、朝日岳(2579m)、鉄山(2531m)、金峰山(2595m)、小川山(2418m)、瑞牆山(2230m)。

その左端を拡大。新たに見えた左端の山は雁坂嶺(2289m)。
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南西には南アルプス。冠雪しているのは北岳(右、3193m)と間ノ岳(左、3190m)。
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手前は八ヶ岳の裾野。

西方向。左から水ノ塔山(2202m)、西篭ノ登山(2212m)、湯ノ丸山(2101m)、角間山(1981m)、鍋蓋山(1829m)。
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手前に3つ並ぶ円錐形の山は、左から小桟敷山(1852m)、桟敷山(1915m)、村上山(1746m)。

えらそうに書いてきたが、ふと方位盤があるのに気づいて答え合わせをしたら、岩菅山を見逃していたことが判明。
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それと、赤城山(1828m)は見えるけど、榛名山はどこだろうと思っていたのが、見えていたのは榛名山で、赤城山が完全にその陰になって見えなかった。
これはよく考えれば当然なのだが、こんな角度から見たのは初めてで感激だった。

プレジデントカントリークラブ。
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浅間温泉郷。
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その手前、温川の上流部。
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そちら方面に下る道。
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浅間山(2568m)の寄生火山、小浅間山(1655m)。
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紅葉が鮮やか。
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木の陰で見えない西の方が見たくて、すこしそちらの登山道を下りてみたが、やはり開けたところはなさそうなのですぐに引き返し、山頂をあとにする。
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八ヶ岳さん、浅間山さん、また今度ね。
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下りながら、無理やり見た四阿山。
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鳥居峠の向こうに見えるのは大松山(1649m)。
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いい色に色づいている。
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安高山は登れそうなので、下りの時に行ってみよう。
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市倉尾根との分岐まではなだらかな平和な道。
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このあたりは標高の高いので紅葉もきれいだ。
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分岐に着いたので、わらび平方面の道がないか探してみたら、踏み跡があった。
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この道標もあったのだが、その下の道がよく分からなかった。
ほとんど歩かれていないように思えた。
確認しただけで満足し、ピストン再開。

急坂を軽快に下っていると、どんどん登山者が登ってくる。
ここは意外に人気の山なんだと知る。
200名山だし、全く危険なところもなく1時間半ほどで登れるからなのだろう。
15人までは数えていたのだが、30人くらいの団体とすれ違った後は、数えるのをやめてしまった。
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北軽井沢への分岐あたりの紅葉もまぶしかった。
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岩淵山下の標識のところでもう一度、踏み跡がないか探したが、「山と高原地図」に記された別ルートはあったが、山頂への道はやはり見当たらなかった。
巻いて下ったあとに、東から登る踏み跡があったので、「やった」と思って行ってみたが、30mほどで、やはりスズタケに阻まれてしまったので、無理せず撤退した。

すぐ先の安高山は、明瞭な踏み跡があったので、こちらは行けそうだ。
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早速、動物さんの忘れ物のお出迎え。
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枯れ枝をバキバキ踏み折りながら進む。
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10分もかからずに山頂らしき場所に着いたが、そこはやはりスズタケで、山名板もなにもなかった。
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でも、当然「登った山」には加算できる。

すぐに引き返して、登山道もほとんど駆け下りる。
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登山口に着いたのは10時半前。
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下りて来てみると、さっきの路側帯に車がびっしり。
DSC_4160_2015101922105501b.jpg

これでは二度上峠に車で移動しても止めるところがないだろうと判断、歩いていくことにする。
DSC_4161_2015101922105763a.jpg

往復30分ほどだ。
車道から景色が見られるだろうし、と期待したが、ほとんど何も見えない。
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峠に近くなって、やっと雨坊主山(左)や角落山(中央)、剣ノ峰(右)が見えた。
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その左には榛名山。
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着いてみたら、車は余裕で止められた。失敗した。
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峠から眺める浅間山も抜群。
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ここにはふつうの観光の人やライダーがたくさんいた。
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ここからは四阿山がちゃんと見えた。
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これは駒髪山への登山口。
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脇にある駐車場に登って、その奥にある鼻曲山への登山道を確認。
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振り返ると、ゆるい双耳峰の浅間隠山が見えた。
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黄色く染まった駒髪山。
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さて鳥居のある階段を登って、その駒髪山に登るとしよう。
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(つづく)
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浅間隠山・小浅間山(1)

【2015年10月12日(月)】浅間隠山・小浅間山
10月の3連休は長期予報が二転三転して、なかなか予定が定まらなかったが、最終的には10日野球観戦(CS巨人vs阪神戦)、11日雨のため休養、12日登山と決まった。
で、12日の登山だが、これもなかなか行き先が決められない。
3連休の最終日なので車で遠出すれば、帰りの高速大渋滞が待っている。
かと言って、電車で行ける低山ではまだ紅葉していない。

候補としては、以下の山が挙がった。
①9月の5連休のときに断念した湯ノ丸山(長野県)
②天狗山~男山縦走(長野県)
③帯那山、水ヶ森つまみ食い登山(山梨県)
④子持山(群馬県)
⑤浅間隠山(群馬県)

①は、もう少しとっておきたい気がする。②は登山口まで車で3時間半もかかることが分かって断念。③は登った山の数が稼げそうだし、帰りの渋滞も柳沢峠越えで避けられそうなので決めかけたのだが、どうも、この晴天に出かけるにはもったいない。④はかなり早くから考えていた山だが、なぜかあまり気が向かない。
⑤は前日に急浮上した山だが、ちょうど私にとっての空白地帯にあり、目の前に浅間山が大きく見えそうなのがいい。高速の渋滞は十石峠に大回りして帰れば避けられる。
ということで、浅間隠山(1757m)に決定。
それだけ決めたところで眠くなってしまったので、前夜なんの準備もせず、11時過ぎに寝てしまった。

翌朝は目覚ましがなる直前の4:27に起床。
最近、山に行く時もあまり早起きしていなかったので、「やっぱり起きられない。もう少し寝て、近場にする!」と二度寝してしまうのではないかと心配していたが、ふつうに起きられた。
さっさとパッキングして、リハビリも済ませて、5:15に出発。
まだ日の出前だ。
今日はいい天気のはずなのだが、薄い雲が多い。
でも大丈夫だろう。

関越を走っているうちに、榛名山(1449m)や浅間山(2568m)もよく見えてきて、青空が広がってきた。
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高崎ICで下りて、高崎市街を横断、国道406号を倉渕方面に向かう。
市街地での時間ロスが心配だったが、まだ朝早いこともあり、スムースに抜けられた。
高速ではかなり眠かったが、一般道に出て目が覚めた。
この国道は「くだもの街道」と呼ばれているようだ。
途中、東善寺の小栗上野介の墓など見学していきたい場所がいくつかあったが、登山を優先して通過。
(そうだ、帰りは十石峠ではなく、この道を帰ることにすれば、これらの名所を訪ねることができるぞ)と思いついて、心乱れることなく通過することができた。

道の駅くらぶち小栗の里はまだ営業前。
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山里では稲刈りが進んでいて、ハゼ掛けが美しい。
途中、何度か車を止めて、景色を撮影した。
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滑川大橋の手前からは見事に紅葉した鼻曲山(1655m)を望むことができた。
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これは笹塒山(ささとややま、1402m)かな。
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「はまゆう山荘」を通過。帰りはここで入浴することにしよう。
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(これは14km手前にあった看板)
それにしても、かなりの数の車が止まっている。宿泊者が多いみたいだ。

カーブごとに無駄に標識があるつづら折りの峠道をサードギアで登る。
正面に見える尖った山は、たぶん浅間隠山の南にある岩淵山(1528m)。
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二度上峠(1390m)の手前1kmのカーブ7のところが登山口。
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ここの標高は約1340m。
7:50過ぎに到着し、広い路側帯に車を止める。
すこし先の駐車場はもういっぱいのようだ。あふれた車がこちらにも1台止まっていた。

カラマツが早くも色づいている。
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軽くストレッチをして、8時前に出発。
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最初は沢沿いの道。
まもなく涸れ沢そのものを歩くことになる。
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石がゴロゴロして歩きにくい。
すぐに沢から離れて、つづら折りの道になる。
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すると、上から単独の男性が下ってきた。
車があれだけあったのだから、当然人は入っているわけだが、もう下りてくるとは。
挨拶に声は返してくれたが、どうも愛想が悪い。
と思っていたら、3分ほど遅れて、今度は単独の女性。
彼女も不機嫌そう。
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(左下に小さく見える方)
こんな早い時間帯に、男女の単独登山者が相次いで下ってくるのはどうも不自然。
あの2人は夫婦なのではないか。
で、何らかの理由でケンカしちゃったので、離れて歩くことになり、2人とも不機嫌なのだ。
そんな、つまらない想像をしながら登る。

安高山(約1460m)からの鞍部にのると、傾斜がゆるくなる。
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紅葉が始まっている。
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岩淵山を巻きながら進むと、すぐに主稜線に達する。
ここに標識があった。
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「この道は古くからの道です。道幅も広く、時間、体力的にらくに歩けますから多いに歩いて下さい」と書いてある。
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この場合の「多いに歩く」とは何度も来いということなのか、満喫してくれという意味なのか。まあ両方だろう。

ここは岩淵山の鞍部にあたるので、山頂への踏み跡がないか探してみたが、スズタケが生い茂っていて、とても入れそうにない。
ピークハントは諦めて、素直に稜線を北上する。
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「山と高原地図」には「歩きやすい登山道 広々とした草原」と書いてあるので、どんなに見晴らしがいいところかと期待していたが、完全な樹林帯だった。
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林床が丈の低いササなだけなのに、なぜこんな記述になるのか。
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「→山頂」。了解。
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ほぼ平らな道をしばらく行くと、北軽井沢方面への分岐に出た。
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北軽井沢まで下る道は「山と高原地図」には出ていない。ほぼ廃道に近い状態なのだろうか。

この先、道は稜線を離れ、どんどん西に巻いていく。
「山と高原地図」では、男坂と女坂に道が分かれているように道が2本書かれているが、その女坂にあたるのだろう。
でも男坂の方は枯れ枝で通行止めになっていた。
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植生保護のためのようだ。
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2度ばかり大きく屈曲して、稜線に戻ると、急坂となる。
さっきの屈曲で、後ろから追いついてくる人の姿が見えたので、心持ちペースが上がった気がする。
ひと息つける1538m標高点には、テントが張れそうな平らな場所があった。
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このあたりまで来ると、もみじがもうまっ黄色に染まっている。
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この先は枯れたスズタケの回廊。
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さらに、深くえぐれた急坂を、息を切らして登る。
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露岩を越えると、市倉尾根との分岐に出る。
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だが、わらび平方面の道はよく見えない。
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今回は行くつもりは全くないので踏み跡を探したりはせず、道なりに左折して山頂を目指す。

頂上近くになると、左手が開けてきた。
山頂からも見えるのだろうが、思わず立ち止まって、あちこち写真を撮る。
浅間山からはきれいな噴煙が上がっている。
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山麓には、浅間牧場。
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八ヶ岳が一直線。
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眼下にゴルフ場が広がる。背後は蓼科山(2531m)。
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軽井沢高原ゴルフ倶楽部だ。
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南に展開する鼻曲山。
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なんとなんと、奥秩父の稜線の向こうに冠雪した富士山が浮かんでいる。
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そういえば、さっきカーラジオで「山梨地方気象台が富士山の初冠雪を観測した」と言っていたっけ。
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妙義山(1104m)のギザギザは、迫力満点。
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手前は安高山。まるで波のような山並みだ。
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市倉尾根との分岐がある小ピークを見下ろす。
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岩淵山(手前)と駒髪山(中央、1483m)。
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カシャカシャ撮っているうちに、とうとうさっき屈曲店で見かけた単独男性が追いついて、声をかけてきた。
「富士山見えますね~」
「ええ、冠雪してますね」
「あちらにも冠雪しているのが見えますね」
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「えっと、どこですか。あ、ほんとだ。あれは北岳(3193m)ですかね」
といった言葉を交わし、彼が先行していった。

一人下って来る人とすれ違って、まもなく山頂へ。
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さっきのおじさんが、ザックを山名標に立てかけてあったのが残念だったが、背の高い標識だったので、ザックが写らないよう撮影することができた。
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風が強かったが、体が温まっていたのでゴアを着るほどではなかった。

(つづく)

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チセヌプリ(下)

【2015年10月4日(日)】チセヌプリ
チセヌプリ分岐で4人と別れ、O君と2人でチセ山頂を目指す。
2人ともわりと速足だ。
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路面が土でそんなにぬかるんでいないので、さっきとは別人のような歩きやすさ。
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眼下に尻別川が光っている。
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背後には今登ってきたシャクナゲ岳(1074m)。
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登るにつれ、シャクナゲ岳周辺の3つのピークがはっきりしてくる。
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こちらは湯本へ下る道。もう彼らは通過した後なのか見えない。
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リフト頂上駅。
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チセヌプリ(1134m)の頂上を仰ぎ見る。
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まだ半分くらいか。
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シャクナゲ岳への登山道。
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そういえば、シャクナゲ岳にシャクナゲが見当たらなかったなあ。

北麓の台地。
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登りは順調だ。
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頂上直下でいくつかのグループとすれ違った。
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何だか感動的。
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さあ、あともう少し。
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しかし、頂上付近とうとうガスがかかってきた。
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13時前に登頂。コースタイム40分のところ34分でクリアできた。
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頂上は赤い溶岩。
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三角点は堅固なコンクリートで守られていた。
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頂上はだだっ広い。
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何も見えないので、早々に下ることにする。
その時、目に飛び込んできたのが、小さな火口湖。
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地形図に表示があったので確認しようと思っていたのだった。
忘れていて見落とすところだった。

まずはハイマツ帯を抜けていく。
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その先は展望のある楽しい道のはずなのだが、ガスのせいで残念な状態。
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そしてシャクナゲ岳を上回る滑りやすい岩の急坂。
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これが延々と続いて、なかなか気が抜けない。
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正面にニトヌプリ(1080m)の双耳峰。
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眼下にはニセコパノラマラインのヘアピンカーブ。
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単独男性とすれ違った。ピストンだろうか。
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岩場はなおも続く。
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その後やっと傾斜はやや緩やかになった。
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ガスの下に下りてきてニトヌプリの紅葉もよく見えるようになってきた。
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大沼の北にある無名のピーク。こいつ、何だか気に入ってしまった。
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ササの中のダケカンバが北海道らしい。
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やっと下山目標が見えた。
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晴れてきたので山腹が美しい。
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ニトヌプリの北峰と南峰。
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もうすぐ着くので、意気揚々だ。
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景色がいいと道もかっこよく見える。
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というわけで下りに48分。
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コースタイム40分なので、かなり遅かった。
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もう4人はとっくに付いており、N君は車内でカップ麺を食べていた。
私も残りのおにぎりをいただく。

全員そろったところで、お風呂へ。
雪秩父は避けて、近くの紅葉音(あかはね)にした。
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着いたところで、係りの人が出てきて、「今日は2時でおしまいです」と言って引っ込んでいった。まだ13:45だったが、取り付く島もなかった。

1枚だけ、ふもとからのチセヌプリを撮っておく。
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潔く諦め、ニセコ昆布温泉のニセコグランドホテル「若返りの湯」へ転戦。
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ここの露天風呂は混浴だ。
全く知らなかったので、湯に入って、湯あみを着た女性がいるのを見てびっくり。
間違えて女湯に入ってしまったのかと思った。
そんなはずはないのだが。

露天風呂は鉄分の多いナトリウム・塩化物泉で泉温は49℃。
温度調整のため、湧き水を加水しているという。
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実にいい湯であった。
それにしても入っている女性はみなカップルだった。

このあとラーメンを食べにニセコ市街へ。
お目当ての店は閉まっていたので、国道5号沿線にある道の駅ニセコビュープラザに向かう。
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アンヌプリ(1308m)が見える場所だ。
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道の駅自体にはファストフード系しかなかったので、歩いて隣のレストランへ。
カツ丼とかの幟が出ていた。
ラーメンのつもりだったが、結局はごはんものに。
別に構わない。
「ごはん&カフェ DOG TAIL」という店だった。
今年4月にオープンしたばかりのようだ。
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ここはワンちゃんの入店歓迎とのことだが、ルールを守ってねと注意書きがたくさん書いてあった。いいことだと思う。

しかし、注文したハンバーグカレーが出来上がるのに30分近くも待たされた。
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わりと美味しかったが、ボリュームも満点だったので、ライスは少し残してしまった。

ここで皆さんとは解散。
N君に新千歳空港まで送ってもらう。
喜茂別、大滝経由のコース。なかなか新鮮であった。
車中、伊達市が有珠山、昭和新山の登山ツアーを開催していることを教わり、昭和新山の方に申し込んでみることにした。
子供の頃からずっと登りたかったのだ。

空港には6時過ぎに到着。
2週間後の再会(日高・ピセナイ山登山の予定)を約して別れる。
荷物を整理して、お土産を買い、19:30発のANA76便に乗り込んだ。
機中もう一度、志の輔の「帯久」を聞いて、羽田へ。

手荷物の引き取りに時間がかかってしまい21:35のバスには乗れず、22:05の次発に乗って所沢駅へ。
帰宅は23時半を過ぎていた。
行きも帰りも深夜になったが、仲間と楽しく過ごせた山旅であった。

【行程】2015年10月4日(日)
神仙沼レストハウス(8:35)~神仙沼(8:51撮影8:59)~長沼(9:17)~ビーナスの丘(10:00休憩10:05)~シャクナゲ分岐(10:36)~シャクナゲ岳(10:57撮影11:11)~シャクナゲ分岐(11:31)~ビーナスの丘(12:01休憩12:09)~チセヌプリ分岐(12:20)~チセヌプリ(12:54撮影12:57)~パノラマライン登山口(13:45)
※所要時間:5時間10分(歩行時間:4時間32分)コースタイム:4時間
※登った山:2座(シャクナゲ岳、チセヌプリ)
※歩行距離:10.1km



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チセヌプリ(中)

【2015年10月4日(日)】チセヌプリ
神仙沼の登山口から歩き始めて、1時間半ほどでビーナスの丘に着いた。
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ここがなぜビーナスの丘というのか、よく分からない。
ここから見える二つのピークを乳房に見立てているとか?
でも、実際は三つ見える。
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チセヌプリ(1134m)は位置的に大きなお腹になってしまい、ビーナスが妊娠していることになってしまう。きっと別の理由があるのだろう。

湯本温泉への道。
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ここは右折してシャクナゲ岳(1074 m)に向かう。
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相変わらず丈の長いササの中だ。
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後ろを振り返ると、チセヌプリにガスがかかり始めた。
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あとで真っ白になってしまったら、あちらのピストンが断念せざるを得ないなあという気分になる。

徐々に傾斜は増していく。
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どんどん進む。
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これは手前の小ピーク。
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振り返ると、湯本温泉への道が見える。
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左上に分岐しているのは、チセヌプリへの登山道。

30分ほどでシャクナゲ分岐に至る。
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直進すると、あと100mでシャクナゲ沼だが、そこには見向きもせず、左折して頂上へ。
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ここからは急な岩場の連続となるが、雨で湿っていて滑りやすい。
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みな難儀しながら、我慢して登る。
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ひと登りすると、展望が開けた。
お隣、無名の山。
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手前のピークはお饅頭状態。
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再び濡れた岩場。
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長沼がちらりと覗く。
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真下にはシャクナゲ沼が見えてきた。
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無名の山の側面。
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チセヌプリの北麓。
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真っ赤に染まったオオカメノキの葉っぱ。
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無名の山より高くまで登ってきた。
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あちらは大沼の北の稜線。
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ガスに隠れているのはワイスホルン(1045m)。

おお、歩いてきた道がよく分かる。
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チセヌプリの全容。
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右上はチセヌプリスキー場のリフト頂上。
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そんなのを見ながら、やっとのことで、頂上台地に出た。
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すると南の展望が広がった。
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最後の岩場。
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シャクナゲ分岐から20分かかって、シャクナゲ岳に登頂。
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「山と高原地図」にはコースタイム10分と書いてあったが、冗談じゃない。
岩が濡れていたことを差し引いても、平時で15分はかかるコースだ。

改めて頂上からの眺望を堪能する。
もう見飽きたかもしれないが、チセヌプリ。
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その右に南峰だけ顔を覗かせているのはニトヌプリ(1080m)。
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ニトヌプリは「森のある山」を意味する「ニドム・ヌプリ」に由来するという。
その後ろのアンヌプリ(1308m)はガスの中。

大沼の北にある無名の突起。
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湯本温泉への登山道。
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西の目国内岳(1202m)方面も雲の中。
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眼下の赤い屋根は新見温泉。
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北西に白樺岳(959m)。
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岩内の海。
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近づいてみよう。
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南の蘭越方面。
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南西、寿都方面の海。
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相変わらず黒い雲が垂れ込めている。

おお、アンヌプリが姿を現した。
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その後ろは羊蹄山(1898m)だが、完全に雲に隠れている。
並ぶとさぞかし壮観だろう。

南東、遠くに有珠山(737m)。
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ひと通り鑑賞したところで、みんなで記念撮影をして退散。それなりに寒い。
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あの坂を下るのはちょっと怖いので、慎重に。
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これからチセに登るのに大丈夫かなあ。
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下りも20分かかってしまった。
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この先で、5~6人のパーティーとすれ違う。気をつけて。
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よくよく目をこらすと洞爺湖が見えるではないか。
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中島のトーノシケヌプリ(455m)もよく分かる。

おっとまたまた日が差してきた。
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気をよくして下る。
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しかし、ビーナスの丘に着いたのはもう12時。
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しばし休憩して、おにぎりを一つ立ち食い。
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ここで、この先のことを検討。
チセヌプリをピストンして湯本に下ると、コースタイムは2時間20分。
女子もいることだし、下山は3時になりそうだ。
それからお風呂に入って、4時。
結構遅くなるなあという声が上がったが、一応チセも行く方針で歩き出す。
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私はてっきりチセは諦めるものだと思っていたので、「おれはチセにはこだわらないよ。また来られるし」と言ったのだが、「せっかく内地から来たのに登らないともったいない」と道内勢の声。
そこまで言うならと登ることにしたのだが、名案が飛び出した。
O君と私の内地勢2人はチセを登り、ピストンはせず、反対側のパノラマライン登山口に下る。
残る道内勢4人はまっすぐ湯本に下り、車で我々を迎えに来てくれるという分裂案だ。
「おれたちはもうチセは登ったことがあるから」
というS君の言葉に、S君夫人は「え、私は登ったことないよ」と反論していたが、今回は我慢することにしてくれた。

というわけで、チセヌプリ分岐で二手に分かれることになった。
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なぜか4人ともうれしそう。騙されているのではないだろうな。

(つづく)
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チセヌプリ(上)

【2015年10月4日(日)】ニセコ縦走
朝6時前に起床。早速、外を見てみたら、なんと晴れているではないか。
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遠く駒ヶ岳(1131m)を望むことができるほど。
前日の予報では曇り時々雨みたいな感じだったので、ラッキーと飛び上がったが、晴れているのは洞爺湖方面だけで、肝心のニセコ方面には厚い雲が見える。
最新の予報では、太平洋岸の方が比較的天気がよく、日本海側がぐずつき気味とのこと。南の山に行くことも検討したが、結局予定通り、ニセコに行くことになった。
雨にはあまり降られたくないが、ニセコを歩きたい気持ちの方がみんな強かった。

この日の予定は、神仙沼レストハウスの登山口から、神仙沼に寄り道して、長沼を経由、シャクナゲ岳(1074m)とチセヌプリ(1134m)をピストンして、湯本温泉に下るコースである。

昨夜のバーベキューの後片付けをして、荷を整え、7時前に出発。
車3台6人でニセコに向かう。私は昨日から引き続きN君の車である。
まずは朝食。昨日のお昼用に買っておきながら食べられなかったおにぎり。
一つは中身が筋子だったので、ちょっと心配だったが大丈夫だった。

留寿都のコンビニに寄って、昼食を調達。
朝と同じになるが、お茶が余っているので、おにぎりにした。
走っているうちに雨が降ってきた。う~む。
やっぱり今日はあかんかねえ。
ただ、羊蹄山(1898m)の上の方はすっぽり雲に隠れているものの、ニセコアンヌプリ(1308m)は頂上までよく見えている。
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すこしは期待できるかな。

ニセコの町には昔、かなり年長のいとこが住んでいて、中学の頃、よく行ったものだ。
懐かしいけど、あまり景色に記憶がない。
市街地は再開発されたのか、とても小ぎれいになっていた。

8時すぎに車を1台デポする湯本温泉の雪秩父に到着。
大湯沼からもうもうと湯気が上がり、硫黄のにおいが鼻をくすぐる。
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背後はチセヌプリ。
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さぞかし熱いのだろう。
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雪秩父はもともと国民宿舎だったが、しばらくの休業を経て、9月に日帰り温泉施設としてリニューアルオープンしたばかりなので、しばらくはすごく混むのだという。
9月の5連休は2時間待ちだったとか。
だから、今回は別のところで入浴するつもりだ。

近くに廃業したロッジチセハウスがあった。実に美しい。
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O君が北大スキー部の合宿で泊まったことのある懐かしい宿らしい。
もう30年以上前の話だ。
営業を終了したのは2007年9月末とのことである。

すぐ横のスキー場もしばらく休業していたようだが、外国資本が買い上げたそうで、近々再オープンするかもしれない。
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近くの駐車場のトイレで用は済ませ、車を1台デポして出発。
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それはともかく晴れてきた。
おお素晴らしい。でも、あちこちに雲はあるので、今日は周期的に天気が変わるだろう。
あまり一喜一憂しないことにする。
ニセコパノラマラインを走って高度を上げていく。
気持ちのいい道だ。

神仙沼の駐車場には8:20頃に到着。
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(神仙沼レストハウス)

出発の準備をしているうちに、またまた雲行きが怪しくなってきた。
地面が濡れていたので、閉鎖されているトイレの軒下に避難して、雨具の上下を着込み、ザックカバーを装着する。

西に見える牛の背のような山は、シャクナゲ岳の北にある無名の山。
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みんなの準備が整った8:35に出発。
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しばらく整備された木道を歩く。
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紅葉はピークではないが、それなりに進んでいる。
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神仙沼への分岐で左折。
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湿原の中を歩いているうちにとうとう雨が落ちてきた。
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折りたたみ傘を取り出し、さして歩く。この後は出したり仕舞ったり。
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すでに雨具を着ているので体的には問題ないのだが、カメラを濡らさずに写真を撮るにはこの方がいいのだ。
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一眼レフは一応持ってきたが、雨を想定して、ザックに入れたまま。
今日はまる1日、コンデジで通すことにする。
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神仙沼は思ったより大きな沼だった。
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こちらが名前の由来。
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写真撮影の先客が来ていたが、彼らもこの雨に困っている様子。
沼に着いた頃には本降りになっていたので、みなここで雨具を着ざるをえなくなった。
私はすでに完全防備なので、着替えの方に傘をさしてあげる余裕があった。

その間にも周りを撮影。
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正面の山はさっきの無名の山。
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帰りは別ルートを行く。
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ここは一方通行で湿原を一周できるようになっている。
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往路を見ると、傘を差した団体さんが続々と押し寄せている。
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湿原はすっかり草紅葉である。
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あちらに見えるのはチセヌプリ。チセとはアイヌ語で家のこと。確かにアイヌの家チセに似ている。
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おっと、写真を撮っている間に、すっかり前4人と離れてしまった。
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そろそろ周回コースはおしまい。
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湿原さん、さようなら。
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そうこうしているうちに、雨は止んでしまった。

さっきの分岐を今度は長沼に向かう。
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間もなく木道は終了。
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でも歩きやすい道だ。
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この山に名前をあげたいのだけどなあ。
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長沼までは少し下る。
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そして、また少し登る。
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小用で一瞬遅れたO君が追いついてきた。
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カメラを向けると、ポーズをとらないではいられない楽しい人です。

紅葉よりもダケカンバの白い幹が幻想的。
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まもなく長沼のほとりに到着。
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(正面はチセヌプリ)

かなり水際が後退している印象。満水状態ではない。
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ここは堰があるが、人工的なせき止め湖なのだろうか。
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ここを水源とする川は宿内(そこない)川という難読ユニーク地名だ。

数分ほどで出発。
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この先はH君の言う通り、ぬかるみがひどい。
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木の枝をくぐったり、岩場を乗り越えたり、湖岸の道なのになかなかの難所だ。
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雪解けの頃は長沼が増水して、このあたりの登山道も何か所か水没してしまい、通行困難になるのだという。

いずれ道は湖岸を離れ、ビーナスの丘への登りとなる。
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傾斜は緩やかながら、標高差は100mほどある。

右手には相変わらず、例の無名の山。
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が、峠に近くなると、ようやくシャクナゲ岳(左)も見えてきた。
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ビーナスの丘には10時ちょうどに到着した。
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(つづく)
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喜茂別岳(下)

【2015年10月3日(土)】喜茂別岳
喜茂別岳山頂(1177m)から中山峠に向かって下っている。
少し標高が下がると、ダケカンバの木がちらほら出てきた。
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路面状態はころころと変わる。
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平坦なところは路面が泥濘化して、水も溜まっている。
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しばらく行くと、倒木地帯に突入。
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この先で、前方から登山者の声が聞こえてきた。
おじいさんと孫の男の子の2人組。
道幅全体を埋めている水たまりに苦戦している様子。
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男の子は間違って、ちゃっぽんと片足が水たまりにはまってしまい。あ~あ。
おじいちゃんも「もう今日は仕方ないよ」と言って、諦め顔だった。

なんて、こちらも同じ道を通るわけなのでひとごとではない。
彼らと反対側を、ササを背につたって行ったのだが、どうしても水に入らずには進めない。
結局、私も1歩だけ、ちゃぽんして何とか乗り切った。
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足首より深かったので、じゃっかんソックスの足首は濡れたが、ゴアのトレランシューズだったので、靴の表面からの浸水はまぬがれた。

ミヤコワスレ。
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ツタウルシ。
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これは、私の手術跡の右足くるぶしの状態によく似ているので思わず撮影。
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倒木から小さな命。
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まだかまだかと思って歩いているうちに、登り返し地点に来て、やっと現在地が判明。
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間もなく無線中継所が見えてきた。
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施設入口に着いた時には、山頂からちょうど1時間経っていた。
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ここが中間地点とすると、あと1時間弱かかる計算だ。
やはり12時半になってしまうか。

施設内は柵に囲われて立ち入り禁止。
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ここから先は舗装道路だった。
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でもコケが生えているし、関係者の車もめったに入らないのだろうか。
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この道はさすがに地形図に記載されているので、現在地を確認しつつ、今この地点だ、あと○kmくらいだと確認しながら歩くことができた。
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歩きやすいが、直線部分も多く、またまた飽きてくる。ひとりだとなおさらだ。
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やっと終盤。
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結局、この道路を思いの外早く40分でクリア。
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やっとゲートにたどり着いた。
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ここは道の駅望羊中山を見下ろす位置。
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車通りの多い広い車道を渡る。
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道の駅に着いたのは12:10過ぎ。
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彼らが休んでいるであろう、2階休憩室へ向かう。
8kmを1時間40分。かなり早かった。
思った通り、彼らはそこにいたが、私があまりに早かったので、みんなも驚いていた。
しかし、さすがに疲れた。というより飽きてしまった。
単調すぎるし景色も見えないし、もうこの道は一度で十分だ。

皆さんは名物のあげいも(350円)を食べていた。
でも、3人が「3個も食べられない」と言って、1個ずつ私に提供してくれた。
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ありがたくいただいたが、私だって3個も食べられるだろうか。
と思ったが、意外に食べれてしまった。
さっき登りながら、朝飯の残りの豆パンを食べたばかりだったのだが。

このあげいもは昭和43年から売り出され、今では年間40万本も売り上げる名物になっているそうだが知らなかった。
昭和56年まで札幌に住んでいたのに。
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でも、私にはちょっと味が薄かった。
みんな「もう食べられない」と言って残したのは、やはり味がもう一つなので食べきれなかったのではないか。
もう少し甘味か塩気が強い方がいいような気がした。
食べながら、こちらの道の様子を説明したが、ピストン隊も下りで、登山者1組と会ったそうである。

さて、とにかくみんなそろったところで、お風呂へ。
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今回は京極温泉だ。
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正面には松浦武四郎の歌碑。
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羊蹄山の湧き水を沸かしたお湯かと思ったが、ちゃんとしたナトリウム‐塩化物硫酸塩温泉だった。
温泉には午後1時すぎに到着。
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女性陣とは2時と約束して入浴。

露天風呂からは羊蹄山(1898m)が眺められる最高のロケーション。
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ゆっくり名泉を堪能することができた。
上がったら、今回の参加メンバーS君夫妻が到着していた。

私は湯上りにソフト。
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ここで女性陣は帰宅。
2人入れ替わって2台5人でO君の別荘に向かう。
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(尻別岳)

その前にお買い物。
野菜は、道の駅230ルスツで。玉ねぎやキャベツなど。
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めちゃめちゃ安かった。

肉はS君夫妻が高級牛肉を持ってきてくれているが、道の駅隣の「どんどん市」でもその他の肉を調達。
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牛のこめかみとか、ホルモンとか。
今夜は6人なので、3kgくらいはあっていいということになった。
そんなに食えるのだろうか。
ここは量り売りもあり、自分でトレイにのせてレジに持っていくシステムで、なかなか面白かった。
魚介類はO君が前日、カキとホタテ、ツブを人数分仕入れてあった。

ビール類はもうO君のご両親が用意してくれているというので、セイコーマートで焼酎だけ買って、いよいよ別荘へ。
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別荘は洞爺湖カルデラの西側にあって、湖面や有珠山をテラスから望めるすばらしい立地。
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(中島)

サミットが開かれたウインザーホテルも見える。
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別荘自体も山小屋風でとても清潔だ。
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テレビその他、現代人が暮らすに必要なものはすべてそろっていて、すばらしいところだった。

外からもいい眺め。
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3時すぎに着いてしまったので、最後のH君が到着するまでは、ひま。
ソファに座ってビールを飲みながら、しばし歓談。

5時くらいから腰を上げてバーベキューの準備を開始。
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H君も間もなく合流して、総勢6人がそろった。全員同期である。
このメンバーとは現役時代、ほとんど口をきいたことのない人ばかり。
不思議なものである。
じきに洞爺湖も夜景に。
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バーベキューはもちろん炭火。
供え付けてあったドライヤーがふいご役で随分貢献してくれた。
うちわよりずっと効果がある。
魚介類からスタート。いいねの指がなぜか見える。
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高級肉、野菜、肉、野菜、肉・・・
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と延々と続く。
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8:45からは洞爺湖畔の花火大会がスタート。
距離は離れているので、小さかったが十分楽しめた。
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私はおいしいものを急にたくさん食べると、お腹が下るクセが出て、早速トイレへ。
それでも最後の蒸し焼きとうきび1本を平らげて、宴会はお開きとなった。
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N君がまっさきにソファで沈没。
ほかのメンバーも11時前にはそれぞれの部屋で眠りについた。
私はロフトで、白馬の時と同じメンバー。暖かい布団でぐっすり眠れた。
ただ、N君の歯ぎしりがすごかった。

【行程】2015年10月3日(土)
中岳林道登山口(8:44)~見晴台(9:29撮影9:34)~喜茂別岳(10:15撮影10:26)~NTT中継塔(11:26)~中山峠(12:12)
※所要時間:3時間28分(歩行時間:3時間12分)
※登った山:1座(喜茂別岳)
※歩行距離:12.0km
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喜茂別岳(中)

【2015年10月3日(土)】喜茂別岳
「あと1km」地点を過ぎて、まもなく森林限界に達した。
ササの丈も短くなってきたので、展望を楽しみながら歩くことができた。
雄大な裾野を広げる羊蹄山(1898m)。
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その右にはニセコ連峰。右が最高峰のニセコアンヌプリ(1308m)だ。
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恵庭岳(1320m)の頂上もかなり顔を出してきた。左は漁岳(1318m)。
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右手には尻別岳(1107m)も。
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ホロホロ山(左、1322m)と徳舜瞥山(右、1309m)を遠望。
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中山峠スキー場の向こうに風不死岳(左、1103m)や樽前山(右、1041m)も見えた。
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頂上もだいぶ近づいていた。
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羊蹄山の左の小さな突起は昆布岳(1045m)。
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右はニセコ連峰。
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羊蹄山の頂上付近の雲がやっと取れたと思ったら、冠雪していた。
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山頂間近のササの道を黙々と進む。
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あれが頂上だろう。
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北海道の山はなんとたおやかなんだろうか。
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雲が多いが、山はしっかり見えてくれてありがたい。
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右から、羊蹄山、昆布岳、尻別岳。

こうして見ると、北海道だとは言わなければ、富士山と思ってしまうのではないか。
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よく見ると、この道は真の山頂である約1180mのピークをまいている。
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いきなり道が細くなり、急登が5歩くらいあったと思ったら、そこが旧林道の尽きたところだった。
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吹きっさらしなので風が強い。
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間もなく、喜茂別岳(1177m)に登頂。
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時間は10:15。3.7kmを1時間半で登ってしまった。
時速約2.5km。初心者もいるのに、内地の山では考えられないスピードだ。
この数字も、北海道の山のなだらかさを物語っている。

山頂からの眺望も抜群。
空には雲が多いが、たいていの山は見ることができた。
中でも無意根岳(右、1460m)がかっこよかった。
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堂々たる山容だし、この付近ではひときわ高い。
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その東の稜線の向こうに浮かぶのは、定山渓天狗岳(右、1145m)。
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その右に烏帽子岳(左、1109m)と神威岳(983m)。
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札幌市街。白く光るのは札幌ドーム。
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手稲山(1023m)。
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中央奥は砥石山(826m)。
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左から札幌岳(1293m)、狭薄山(1296m)、空沼岳(1251m)。
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空沼岳は狭薄山の右奥にあってあまり目立たない。
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中山峠の上に見えるのは恵庭岳から風不死岳と樽前山に交代。
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端正な蝦夷富士をもう一度。
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ふもとの町は京極町。
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ニセコ連峰。
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尻別岳。
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昆布岳。
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左端に恵庭岳。
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鉄塔の道。
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絵葉書的写真。
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それにしても風が猛烈に強く寒い。
さっさと自撮り棒で全体写真を撮って引き返すことにしたが、N君のカメラの調子が悪く、どうしても画面が白くなってしまう。
何度もチャレンジして、ずいぶん時間がかかった。
すっかり体が冷えてしまった。

今回もともとは中山峠から登る予定だったのに、中岳林道から登った理由は、中山峠からの道が見えなくなっているという記述がネット上にあったのをN君が見つけたからだ。
考えてみれば、片道8kmもあるし、ということで変更したのだが、現地に行ってみると、見えないどころかくっきり見えている。
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「なんだ、行けるじゃないか」とつぶやくと、「おまえは行ってもいいよ。ピストン嫌いなんだろ」という話に。
全くそんなことは考えていなかったのだが、そう言ってくれるなら、行ってみようかなという気になった。
中山峠まで車で迎えに来てもらうことになるが、距離的にそれほどご迷惑でもないし。
O君は付き合ってくれるだろうと思って、「じゃ二手に分かれる?」と聞いたら、「おう」という返事はあったものの、結局、中山峠派は私のみ。

というわけで、私だけ4人とは別方向に歩き出すことになった。
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300mくらい先までは、頂上から道が見えている。

みんなのお見送りを受けて出発。
何度も振り返って手を振った。
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後で聞いた話だが、見えなくなる寸前には「生きて帰って来いよ」と叫んでくれたらしい。
そうなのだ。北海道の山をひとりで歩くということはヒグマと遭遇する確率が高くなるということなのだ。
ちょっとした不安を胸に、すこしだけ速足で歩く。

道は頂上からはくっきり見えてはいたが、実際に歩いてみると、かなり草が繁茂している。
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しかし足元ばかり見ず、視線はなるべく遠くに。
これはクマがなるべく遠くにいるうちに気づくためだ。

道はなだらかで、草を気にしなければ、トレランするにはもってこいの道だ。
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間もなく、砂利道が出てきて、ササもよく刈られていた。
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かと思えば、またこんな状態。それの繰り返しだ。
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正面に札幌岳。
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時々、勾配がすこしきつくなると、木の階段がこしらえてある。
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実に北海道の山らしい風景だ。
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オヤマリンドウ。
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N君の話によると、中山峠まで8kmとのことだが、そんなにはないように思えた。
でももし、本当に8kmあったら平地でも2時間かかる。
なだらかで歩きやすいとは言え、ちんたら歩いていたら2時間半近くかかるかもしれない。
小走りできるところは、足があとあと痛くならない程度に走ったが、基本的には速足にとどめた。
それでも、2時間かかったとして、中山峠にたどり着くのは12時半。
ピストン部隊は1時間10分程度で下れるだろうし、中山峠への移動も15分かからないだろうから、彼らの中山峠着は正午ごろ。
30分も待たせてしまう。
ちょうどお昼時だし、何か食べながら待っていてくれるだろうが、なるべく待たせないようにしよう。
クマもちょっと怖いし、頑張ることにした。

下り始めて、15分くらいたったところで、単独の男性とすれ違った。
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なんだ、人がいるじゃないか。
誰にも会わないと思ったのに。それだけで、クマ問題的には少し気が楽になった。

道がなだらかな上に、地形図に登山道の線が引かれていないので、現在地が全く特定できないまま、同じような景観の道を進む。
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だんだん飽きてきた。

(つづく)

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喜茂別岳(上)

【2015年10月3日(土)】
前日(2日)18時過ぎに仕事を終え、地下鉄大手町駅のコインロッカーに預けてあったザックを回収。羽田空港に向かう。
この週末は、高校の同級生O君の実家が所有する、洞爺湖畔の別荘を拠点にニセコなどの山を歩く予定で、夜はバーベキューを楽しむことになっている。
羽田発20時ちょうどのANA76便で千歳へ飛ぶ。
北海道を襲っている爆弾低気圧の影響で欠航が心配されたが、この日ANAの札幌便はすべて飛んだようだ。
私の便もほぼ定刻通りに離陸。
機中では、全日空寄席、立川志の輔の古典落語「帯久」をずっと聞いていた。
面白くて2回聞いてしまった。

新千歳にはやや遅れて到着。手荷物に預けたザックを待って、到着出口に出たのは21:45。
JRの快速エアポートは22:00。札幌都心行きのバスは21:50。
札幌駅に着くのはJRが早いことは分かっていたが、15分待つのがいやで、バスに乗ってしまった。これが大失敗。
まずは、すでに満席で、補助席に座らなければならなかったこと。
これでは途中のバス停に止まるたびに、補助イスをたたんで、後ろの人を通さなければならないし、運転手がいちいち下りて、トランクからお客さんの荷物を渡すのを待たなければならない。

これは予想以上に時間がかかるなあと思っているうちに、今度は雨が降ってきた。
難儀なことだ。札幌駅では屋根のあるところで降りられるといいのだけど。
JRを選んでいたら、22:39には札幌駅に着いていたのに、バスを降りたのは23:15。35分も余計にかかってしまった。
しかも降車場は普通の道路。
すぐにひさしのある場所まで走り、ザックカバーをする。
山に登る前に、ザックが雨に濡らしてしまうとは。

今宵の宿である札幌駅前のR&Bホテルは朝食付きなのだが、明朝は6時半前に出発する予定なので、食べられない。
予め、となりのコンビニで朝食のパンを調達しておいた。
そんなこんなで、部屋にたどり着いたのは23時半を過ぎていた。
とにかく荷物の整理をし、お風呂は諦めて、急いで頭だけ洗い、午前0時すぎに就寝した。

翌朝は目覚ましで5:50に起床、さっそく北海道ポテトのサンドイッチを食べる。
雨はすっかり上がって晴れている。あとは風さえ強くなければいいのだが。
迎え来てくれる、高校の同級生N君とは地下鉄真駒内駅で7時の待ち合わせなので、6:25にホテルを出発。
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6:39さっぽろ発の地下鉄に乗り、真駒内には6:57に到着。
N君はすでに到着しており、まずは藤野にあるO君の実家に向かう。
O君は前日午後の便ですでに帰省していたのだ。
別荘をお借りすることになるので、ご両親に丁重にご挨拶。
このたびはお世話になります。
お二人のことは初めて見たが、O君はお母様とそっくりだった。

O君も同乗し、3人で中山峠へ。
沿道を見る限り、まだ紅葉には早いようだ。
それでも、国道230号を走っていると、子供の頃を思い出して何だかわくわくする。
中山峠には8時前に到着。ここで、しばし待機。
この日喜茂別岳(1177m)に一緒に登る女性陣のK子・R子と待ち合わせなのだ。
2人も高校の同級生だ。

正面に羊蹄山(1898m)が見えるが頂上付近に雲がかかっている。
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西の方には厚い雲が見える。あれが襲ってこなければいいが。

彼女たちが到着するまで、付近を探検する。
アスパラガス栽培発祥の地碑(裏面)。昭和4年に始まったのだそうだ。
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230号の原形である本願寺道路を開いた現如上人の像。
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現在の中山峠は道の駅が南側にできてしまったので、こちらが栄えているが、かつては北側に「峠の茶屋」があるだけだった。それがまだ残っていてくれて、ありがたい。
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背後に見える山のうち、中央左が喜茂別岳。右は中岳(1388m)である。

それにしても風が強いので早々に車の中に逃げ込む。
このぶんでは、頂上はかなり寒そうだ。
女性陣は10分ほど遅れて到着。
トイレを済ませて、すぐに出発した。

9kmほど230号を喜茂別方向に下り、右折して中岳林道に入る。
登山口まで3.7kmの標識あり。
クマやフクロウをあしらった速度標識がある。
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そんなに観光客を意識したものが必要なところなのか。

8時半すぎ、唐突に登山口に到着。
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車を3台くらい置ける駐車スペースがあったので、そこに止める。
雨上がりなので、スパッツでは用をなさないおそれもあるので、雨具の下を履く。
ついでに、少し肌寒いので雨具の上も着込んだ。

軽くストレッチをして、8:44に出発。
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今日は、いつも先頭を歩くO君がしんがりを希望。
本人は否定していたが、おそらく女子とおしゃべりしながら歩きたかったのだろう。
結果、私は2番手となった。

ここから頂上までも3.7kmだそうだ。
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それに対し、標高差は500mほど。北海道の山はなだらかだ。

まずは、切り払われたササやぶの中を歩く。
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まずはとは言ったが、ずっと頂上までそうだった。

ササの背も高いのであまり眺望もきかない。
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樹木の多くは白いダケカンバ。
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幹にからまっているツタウルシやオオカメノキは紅葉しているが、全体にまだ早い感じだ。
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路面は水が流れているところもあったが、スパッツ程度で大丈夫だった。
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しばらく歩くと林道跡に合流。
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暑くなってきたので、このあたりでみな上着を脱ぐ。

車の通れる幅の登山道が頂上直下まで続いていた。
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ずいぶん昔に切り開いたのだろうが、何のために通したのだろうか。
生えている樹木からして林業関係ではないように思うが。

蔦の絡まった樹木が目立つ。
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空模様は安定しない。
晴れ間も見えるが、雲の動きが早く、晴れている時間は意外に少ない。
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フキの紅葉?
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40分ほどで、「あと2km」地点を通過。
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この先すぐ初めて展望が開けた。
東に小喜茂別岳(970m)。
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左手には目指す喜茂別岳山頂が望めた。
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くたびれたヨツバヒヨドリ。
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下草が少し増えてきた。
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可愛らしいオオカメノキの葉っぱ。
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さらに5分ほど登ったところで、見晴し台と木札がかかっている場所に出た。
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ここからは、小喜茂別岳や中山峠のほか、札幌岳、空沼岳などが眺められた。

南に広がる手つかずの高原。左後方はホロホロ山(左、1322m)と徳舜瞥山(右、1309m)。
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小喜茂別岳。左後方は漁岳(1318m)。
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中山峠の向こうに見えているギザギザは、この時点では分からなかったが、頂上に着いてから恵庭岳(1320m)だと判明した。
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さらに左に見えるのは、狭薄岳(右端、1296m)と札幌岳(左端、1293m)。
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喜茂別岳山頂(右)。
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山腹のササ原とダケカンバ。
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振り返ると登山道の延長線上にちょうど羊蹄山(1898m)が見えた。
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みんなで景色をああでもないこうでもないと5分ほど鑑賞して出発。

これから登る道がなんとなく分かる。
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ササの緑に紅葉が映える。
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標高が高くなるとオオカメノキの赤みも増してきた。
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また、同じような道を延々とだらだらと登っていく。
登り始めて1時間ちょっとで「あと1km」地点を通過。
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さらにヤマハハコの道を進んだ。
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(つづく)
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坪山・奈良倉山(下)

【2015年9月23日(水)】坪山・奈良倉山
奈良倉山(1349m)頂上手前の展望スポットに着いた。
西側の木が切られてあるので、そちら側だけ展望が開けている。
かなり霞んではいるが、富士山が雲の上に見えた。
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標柱には「富士山天望所」と書かれている。
奈良倉山は大月市指定の「秀麗富士展望地」であるが、木を伐採していなければ、何も見えなかったろう。

西には大峰(1403m)。
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その右には雁ヶ腹摺山(1874m)と小金沢連嶺。
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あちらは松姫峠への道。
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ここが頂上。13:50に到着。かなり広い。
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さすがに疲れたので、三角点に腰掛けて、しばし休憩。
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行動食の「胡麻スティックビスケット」を数本食べる。
うん、やっぱり甘いものを食べると元気が出る。
10分ほどの休憩で出発。

この先、鶴峠への道は第7回多摩川源流トレイルラン(9月13日開催、25km)のコースになっているようだ。
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その標識がうるさいほどだが、致し方ない。

道は一部、湿って滑りやすいところもあるが、概して歩きやすく、走りやすそう。
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道は本格的な下りになると、つづら折りに。
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奈良倉山を巻いて松姫峠に通じる分岐を通過。
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道が単調なので、ちょっと走ってみた。
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鶴峠まで駆け下りることもできそうだったが、途中でやめた。
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早池峰山の時みたいに、アキレス腱炎を発症したらばかばかしい。
それでも、時々小走りで下山。

15分ほど下ると、林道と何回か交差する。
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林道も一部歩くことになる。
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再び登山道に。
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鶴峠に近づくと、森林学習施設の「JTの森 小菅」というところがあった。
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こういう位置関係。
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最後の下り。
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木々の間から見えたのは雲取山(2017m)かな。
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14時半すぎに、鶴峠に到着。
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山頂からコースタイム55分のところ、35分しかかからなかった。
ここまで全体のコースタイム6時間のところ、休憩含めて5時間15分だから、かなり速いペースだった。
今日はローカットのトレランシューズを履いてきたが、これなら傷口に靴が当たらないので、ほんとに快適に歩ける。
速かったのはそのせいもあるだろう。

道路をはさんで北側には三頭山(1531m)への登山口がある。
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鶴峠には大学時代に来たことがあるが、道路が拡幅されており、当時の面影はほとんどない。
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ちょっぴりがっかりして、車道を下る。
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バスの時間は15:40なので、あと1時間ある。
適当なところまで進んでおこう。

道は鶴川の源流に沿っている。
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20分近く歩くと、最初の集落長作に至る。
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ここでは国重要文化財の長作観音堂を見学。
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六代孝安天皇の皇女が身重の体でここを通った際、難産のため亡くなってしまった。のちにこの話を聞いた聖徳太子が観世音菩薩をこの近くの山中に祀ったという。お堂は807年の建立と伝わり、後年、現在地に移転したとのことである。

境内には庚申塔などの石碑が並んでいた。
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シュカイドウも咲いていた。これは中国原産の花だそうだ。
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この先、長作集落を通り抜けていくが、富士急バスのバス停がない。
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このバス停は、小菅村ボンネットバスのもの。
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自由乗降区間なのかもしれないが、もし違ったら、やばい。
確実にバス停があるのは飯尾集落だが、そこまで鶴峠から1時間で行けるだろうか。
とにかく速足で進む。

このあたり、廃屋も多い。
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正面にさっき登った坪山(1103m)が見えてきた。
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長作の休憩施設を通過。
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上野原市との境界に近い牛飼の集落。
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ここで小菅村とはお別れ。
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上野原市に入る。
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この家は小菅村最後の民家。
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この先、少しでも歩く距離を短くするべく、カーブの内側を歩く。
そのため、何度も道路を渡る。
その時、車が来ると怖いので、小走りで渡った。

正面に笹尾根が見えてきた。あれは丸山(1098m)か。
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新道のあるところは旧道を行く。
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飯尾の集落はよくまとまった山村だ。
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でも実はあまり古い家がない。

集落の中には大羽根峠を越えて牛飼に通じる道の入口があった。
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これは完全にかつての生活道路。いずれ歩いてみたい。

飯尾にはバスに間に合う時間に到着。
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でも、まだ少し時間があるので、もう一つ先の御岳神社前まで進む。
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現在15:42。バスの時間は15:51なので、ちょうどいい。
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御岳神社は鳥居まで探検してすぐバス停に戻る。
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ここからも坪山へ登れるようだ。
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カメラなどをザックにしまい、FBを見ながらバスを待つ。
バスは定刻通りにやってきた。
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乗客は2人だけ。
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前に陣取って、山里の集落を眺める。

郷原へは細い道を入っていく。
こんな道を大型バスが走るなんてすごい。
郷原で乗った、おばさんが「整理券を取るのを忘れた。今取っても大丈夫か」と運転手に大声で聞いている。
ちゃんと下車時に清算できるから大丈夫とのことだった。

1時間弱かけて上野原駅に到着。
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途中、覗いた中央道はやはり渋滞していた。
トイレで顔を洗い、16:52発の高尾行きに乗車。
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結構混んでいたが、何とかボックス席に座れた。

高尾、国分寺、東村山で乗り換え、新所沢に18:14着。
もうこの時間になると暗い。
久々にハードな山行だった。

【行程】2015年9月23日(水)
阿寺沢バス停(9:20)~登山口(9:29)~びりゅう館分岐(10:07)~896m標高点(10:13)~995m標高点(10:38)~1034m標高点(10:59)~坪山(11:14休憩11:27)~西原峠分岐(12:07)~林道合流点(12:22昼食12:36)~1235m標高点(12:54)~佐野峠(13:02)~1238標高点(13:22)~奈良倉山(13:50休憩14:01)~鶴峠(14:35偵察14:39)~長作観音堂(14:57撮影15:00)~御岳神社前バス停(15:43)
※所要時間:6時間23分(歩行時間:5時間46分)コースタイム:7時間15分
※登った山:2座(坪山、奈良倉山)

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坪山・奈良倉山(中)

【2015年9月23日(水)】坪山・奈良倉山
坪山(1103m)の頂上に着いて、初めて展望が得られた。
立ち木がやや邪魔っけだが、周囲のだいたいの山は見えた。
北には、長作集落の向こうに鹿倉山(1288m)。
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三頭山(1531m)。右の目立つピークは大沢山(1482m)。
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三頭山は確かに、ピークが3つある。
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その西の稜線。左の突起が向山(1078m)で、右が小焼山(1322m)。
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笹尾根の向こうに見えるこの山は御前山(1405m)だろうか。
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たぶん槙寄山(1188m)。
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笹尾根の末端。
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この目立つのはたぶん生藤山(990m)。
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目を南に転じて権現山(1213m)。
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権現尾根の東の方。
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北西には、これから登る奈良倉山(1349m)。なかなか堂々たる姿である。
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撮影を終えたところで、地面に落ちていた角材に腰を下ろして休憩。
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サラミを数切れ口に入れる。
この山もヒカゲツツジの咲く春は大賑わいらしいが、この日は誰とも会わなかった。
花なんかなくても、やはりひとりがいい。

10数分休んで出発。
松姫温泉の宣伝を横目に、急坂を下る。
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予告なく、キノコをはさみます。
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これから佐野峠までは延々アップダウンが続く。
巻き道を見送り、尾根道を行く。
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「何泉」なんだか、よく分からない。

道標は「奈良倉山」。権現山には導いてくれない。
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100m近く登った約1180mピークには「坪山」の表記が。
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矢印が書いてあれば、「この先、坪山ですよ~」という意味になるが、肝心の矢印がない。
同じ名前の山がすぐ近くにあるというのは往々にしてあるので、このピークを「坪山2」として「登った山」に認定しようと思ったが、とりあえず保留にしておく。
やはり「あちらが坪山」という看板である可能性が高いし。
それにしても紛らわしいわい。

しばらく平和な道が続く。
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まもなく巻き道と合流。
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そして、ここが西原峠(旧佐野峠)への道との分岐でもある。
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以前、権現山に登った時、下りで西原峠を経由したので、今回そこまで寄り道して線をつなごうかとも思ったが、70m近い標高差を登らないといけなくなることが分かって、あっさり却下。

「山と高原地図」では破線になっているが、かなり明瞭な登山道をそのまま直進する。
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約1130mピークに達すると、道は右に90度屈曲する。
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北斜面は広く伐採されて展望が効く。正面にオゴシ山(左、1099m)。
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右奥の双耳峰は滝子山(1610m)。

その奥に三ツ峠山(1786m)が霞んでいる。
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手前は大峰(1403m)。その奥の弧を描く山は雁ヶ腹摺山(1874m)。
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その右は小金沢連嶺。
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稜線には、立ち入り禁止のネットが張ってあった。
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御正体山(左、1682m)と鹿留山(右、1632m)。
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ネット際を歩くこと10分。
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林道に合流した。
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お腹が空いたので、ここでお昼にする。もう12時過ぎている。
味気ない道路の脇だが、開けている分だけ明るい。
例によって、コンビニおにぎり2個。
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ここにマットを敷いて、体育座りで食べた。誰も通らない。
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15分ほどで出発。

このあとは延々と林道歩き。
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沿道にはヤマハギが咲いている。
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山火事注意。
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権現山方面を振り返る。ゆるやかに蛇行する稜線が美しい。
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左から権現山、大寺山(1226m)、麻生山(1268m)、三ツ森北峰。

眼下には国道139号の沿線、大寺、小寺地区の集落が見える。
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御正体山(右)と道志山塊。
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奥は唐沢尾根あたりか。
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林道の傾斜が増してきた。
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足元にはヤマハッカ。
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またまたヤマハギ天国。
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ススキをかき分けて進む。
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途中、林道を離れて山に分け入り、踏み跡から1235mピークを目指す。
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だが、三角点のみで山名板はなし。
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林道に戻る。
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古びた道標がひっそりと立っているのは佐野峠。
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ここは中風呂へ下る分岐になっている。
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引き続き、林道歩き。
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なぜかゴミで散らかっている場所がある。何だろう。
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この先、1260mピークは林道に従って巻いたが、次の1238mピークはちょっと期待して登ってみた。
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しかし、ここもダメだった。
今日のルートは地図に名前があるピーク以外すべて山名板がなく、新規発見には至らなかった。
それにしても、ピークというピークに踏み跡がついているのが不思議。
私みたいなもの好きなピークハンターがいるのか、林道嫌いなのか・・・

このピークを下った後、林道はだらだらだらだらと登っていく。
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十文字峠の標識もなく、気づかないまま通過。

このあたりは、ヤマハギに変わってヒキオコシが沿道を飾っている。
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弘法大師が弱った修験者にこの花の搾り汁を与えたらたちまち元気になったので、「引き起こし」と名付けられたんだとか。
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小さいが、かなかな色っぽい花である。

こちらは紫のカメバヒキオコシ。
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葉っぱがカメの甲羅の形をしているということなのだろう。
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おっと、いきなり富士山が見えた。霞んでいるが、やっぱりうれしい。
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そろそろ林道を離れて、奈良倉山(1349m)の山頂に取り付かなくては、と思ったいたら、間もなく登山口が現れた。
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山頂までは、そんなに傾斜はきつくないが、直登である。
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似ているようで、ちょっと違う。
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最後の気力を振り絞って登った。

(つづく)

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坪山・奈良倉山(上)

【2015年9月23日(水)】坪山・奈良倉山
今年のシルバーウィークは5日間とも晴れた。
最終日も出かけることにしたが、もう渋滞はこりごり。
車での遠出は止めておく。
前夜、山と高原地図の「奥多摩」や「陣馬・高尾」を見ていて、以前考えていたコースを思い出した。
冬向けではあるが、行ってしまおう。
坪山(1103m)と奈良倉山(1349m)を結んで、鶴峠(870m)に下りてくるコースである。
バスを利用することになるので、それに合わせないといけないが、何とかうまくいきそうなので、これに決定。

上野原駅8:30発のバス(松姫峠行き)に乗るために、家を6時半に出発。
新所沢駅前のコンビニで、朝食と昼食を調達し、6:54発の電車に乗り込む。
東村山、国分寺、高尾で乗り換え、8:25に上野原駅到着。
駅のすぐ前にいたバスに乗車する。
バスの前で「要害山~尾続山」のハイキングマップを配っていた。
「山と高原地図」には載っていないコースだが、最近整備したのだろうか。
以前は「八重山~能岳」のコースを宣伝していたが、誘客のため、あれこれ開拓しているのかもしれない。
制作は「上野原里山くらぶ」である。

バスは定刻に発車。
鶴峠を経て丹波山に至る県道18号線をさかのぼっていく。
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用竹や新山王橋などのバス停は懐かしい。
この路線は山歩きのため何度か使ったことがある。
用竹より先は今回初めての乗車区間だが、ユニークな地名がたくさんある。
初戸(はど)、六藤(むそうじ)、偏盃(へはい)などなど。
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由来はいずれ、ゆっくり調べてみたい。

さて目的地の阿寺沢入口には9:17に到着。
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軽くストレッチをして9:20に歩き始めた。
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まず少し坂を下って、鶴川を渡る。ここで標高約530m。
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このあたりにはツリフネソウが咲いていた。
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橋から100mほどで登山口があるはずだが、変な標識があるだけで、道があるようには見えない。
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地形図もこの手の道はよく間違えているので、もっと先にちゃんとした登山口があるのかもしれないと思い、もう少し進んでみる。
しかし、それらしきものは全くない。

あるのは馬頭観音くらい。
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やはり引き返して、さっきの標識のところから山に入る。
草の中にかすかな踏み跡があった。
しかし、その先はヤブ。踏み跡を頼りに進む。
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ヤブを抜けると、植林の中に古い階段が出てきた。
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どうやら、この道で間違いないようだが、もう廃道寸前である。
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「山と高原地図」は何の断りもなく、このルートを実線にしているが、破線に格下げすべきと考える。

時々ヤブが出てくる踏み跡をたどって、しばしトラバースすると、道が二手に分かれている。
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左は下り、右は登り。標識は脱落して行方不明。

ここからは左右とも踏み跡はわりとしっかりしている。
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ははん。確認していないので断言はできないが、登山口はこの道を下ったところに新しく付け替えられているのではないか。
だから、私の入って来た登山口は荒れ果ててしまったのだ。

しかし、この道も登るうちに踏み跡が拡散してしまい、かなり不明瞭になってしまった。
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ただ、尾根は分かりやすいので迷うことはない。
下草のほとんどない山腹をしばらく直登する。
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この斜面はめずらしいキノコのオンパレードである。
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花だと名前を必死に調べるのだが、キノコはサボってしまう。すいません。

最初にヤブこぎをしたせいで、なかなか息が整わない。
その後、急坂が続いたこともあるが、尾根に乗ったあたりで、やっと落ち着いた。
尾根は木の墓場のようなところだった。
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これは雷の産物なのだろうか。
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間もなく勾配が少し緩やかになった。
地形図を見て、720mあたりかなと予想して、地図ロイドで現在地を確認したら、ズバリだった。
今日は、山頂以外はほとんど視界がきかず、地形図を見ながら、現在地の確認をする練習のような山行になった。
お蔭さまで、常に現在地を地形図上で追うことができた。
アップダウンがあると分かりやすい。

木々も植林だけでなく広葉樹もちらほらと出てきた。
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しばらくすると、郷原の「びりゅう館」からの道が右から合流してきた。
コースタイム45分のところ、所要47分。登山口探しに少し時間を食ったことを考えれば、まあまあか。
ここで初めて道標と対面。
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阿寺沢方面は「登山道未整備につき危険」と書かれている。
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それほど危険なところはなく、道迷いの危険性があるという意味だろうが、やはり「山と高原地図」は破線にすべきだ。

ここからようやく道がしっかりする。
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間もなく、896m標高点。
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山名板を期待したが、何もなし。道標があるだけだった。
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今日は、三角点のある場所も含め、いくつものピークを越えたが、地図に載っている坪山と奈良倉山以外、ひとつも新規発見はなかった。
展望もほとんどないし、だから撮影のための立ち休みもなく、疲れる原因となった。
いろんな意味で残念なことの多い山行となったが、ひたすら歩くという意味では、いい鍛錬になった。

こぶを1つ越えて、標高約940mのピークで道は右に屈曲する。
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この先はやせ尾根となり、ロープも出てきた。
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手書きの地図はかなり読みにくくなっている。
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「坪山→」の道標だけは、何度も見かける。
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995m標高点で再び右に屈曲。
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二重山稜を通過。
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次のこぶは結構な急坂。
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越えれば、なだらか。
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このあたりもキノコの産地。
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1034m標高点。
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アップダウンを繰り返しながら、徐々に標高を上げてきた。

木々の隙間から権現山(1312m)の稜線が覗ける。このピークが何山なのかは不明。
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坪山の最後の登りは急登続き。
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頂上直下の分岐を過ぎると
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ぴょんと頂上に躍り出る。
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登り始めてから2時間かからなかった。
コースタイムは2時間半なので、かなり速い。
しかし、かなり疲れていることは間違いない。
アクエリアスの500ccは飲み干してしまったので、テルモスに入れてきた水を空になったペットボトルに移し変えた。

(つづく)
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斑尾山(下)

【2015年9月21日(月)】斑尾山
ぐん平街道の「ク」地点から先は再び道が狭くなる。
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小腹がすいたのでソーセージをかじりながら歩く。
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いい道だ。散歩にちょうどいい。
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局地的な紅葉も美しい。
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展望が開けた場所からペンション街を見下ろす。
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「ケ」地点に出たので、左折して、再びゲレンデを下る。
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この道は名前がついていないが、レストランハイジに通じている。
観光案内所のお兄さんは、もう少しぐん平街道を進んで、登ってきたかえでの木トレイルを下りるコース取りを教えてくれたが、少しでもピストン区間を少なくするため、手前で下ることにした。

再び斑尾高原の核心部が見えた。
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レストランハイジも見える。
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しばらくはゲレンデを下る。
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アキノキリンソウ。
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途中から、砂利道に出た。歩きにくい。
でも、我慢して、頂上から1時間半ほどで下界に下ってきた。
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ハイジ周辺は、トレランの選手たちが三々五々集まってきている。
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おそらく明日の大会の受付がもう始まっているのだろう。
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同窓生の彼が来ているかなと見回してみたが、見つからなかった。

この先は、左手に芝スキーを見ながら車道歩き。
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登りはエスカレーターみたいなので、登っていった。
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右手はパットパットゴルフ。
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こちらはカップルや家族連れが楽しんでいる。

そんなのを見ながら10分。ちょっと登り返して、チロル前の駐車場に到着。
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ほぼ4時間の山行だった。
展望には恵まれなかったが、なかなかリラックスできる山歩きであった。

一応、お昼用にカップ麺を用意していたが、昼過ぎに下山してしまったので、食べず終い。
お腹がすいたけど、まずはお風呂だ。
近くの「まだらおの湯」に向かう。
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駐車場はほぼ埋まっていたが、お風呂はそれほど混んでおらず、内湯と外湯にゆっくりつかり、汗を流すことができた。

地元のおばちゃんが厨房でそばを打っているのが窓越しに見えたので、そばが食べたくなった。ここでお昼を済ませてしまうことにした。
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ざる蕎麦(750円)と鶏の唐揚げ(500円)。
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そばは細めで、普通のおいしさだった。

満腹になったところで、売店でお土産を購入。
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これは買わなかったけど、ピーマンに似たぼたんこしょう。
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帰りは野尻湖経由で高速に乗ることにした。

途中で見つけた信濃町のマンホール。クロスする鎌が物騒だ。
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こちらはナウマンゾウのデザイン。野尻湖畔ではウマンゾウの化石が出土していることにちなんでいる。
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稲が稔って黄金色に染まった山里の村を抜けて、湖岸の道路に出ると、斑尾山(1382m)の雲がすっかり晴れてきれいになっていた。
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ちょっと悔しいが、こんな時間まで山頂にいるわけにはいかないので仕方ない。

湖畔の桟橋。長野在勤時代は仕事も含めて、よく野尻湖には来たものだ。
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信濃町ICから上信越道に乗る。
長野時代は、この高速道路を作るために、あちこちで発掘調査をしていた。
それを見るために何度も、このあたりを走り回った。
とても懐かしい場所なのだが、出来上がった高速に乗るのは実は初めて。
なんだか感慨深いものがある。

高速に乗ったのは午後2時半。
さて何時に着くだろうか。
最初のうちは、中央道の渋滞情報しか表示されていなかったのに、だんだん関越の情報が出てきた。
渋滞距離もだんだん長くなり、なんと藤岡の手前でもう渋滞が始まっている様子。

横川ICまでは2時間かからずに順調に来たが、渋滞に備え、ここでひと息入れる。
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高速中山道か。おもしろいね。
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振り返れば、妙義山のギザギザ。
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売店には高級なぶどうがたくさん売られていた。
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1房1800円のもあり、びっくり。とても手が出せない。

ここからが大変だった。
富岡から先20kmの渋滞。これを1時間近くかけて通過。
しかし、藤岡JCTの手前からまた詰まってしまい、鶴ヶ島JCTまで45km、通過に2時間以上の表示。
これはさすがに付き合いきれないと思い、ハンドルを左に切って、新潟方面へ。
高崎の先で北関東道に入り、太田から一般道で熊谷に抜けることにした。

スムースに太田薮原ICまで行けたのはいいものの、そこから先の道が皆目分からない。
もう真っ暗なのに、ほとんど土地勘もない。
ナビがあると便利だが、もちろんない。
実は、私の愛車は車内灯が壊れていてつかないので、明るい照明の下で止まらないと地図も見られない。
しかも今回は群馬県の地図は持って来ていないので、埼玉県道路地図の広域版で解読するしかない。
ないない尽くしである。

厳しい条件の中、とうとう境町で道が分からなくなり、何とか軌道修正して国道17号バイパス(上武道路)に出たが、なんと、この道も利根川を渡る手前で大渋滞。
こりゃダメだと、またまたハンドルを左に切り、尾島町からの利根川越えを試みる。
道が分からないながらも順調だったが、橋の手前でまた信号渋滞。
この通過に15分くらいかかったが、あとはほぼ滞らずに進めた。
熊谷市内で休憩がてら晩飯にしたかったが、いい店はことごとく右側にあり、入りにくい。
ずるずると進んで、東松山も通過。坂戸でようやくガストに入ることができた。
時間はすでに20:40。
カレーと景気づけにあんみつを頼んで、パワーを補給。

ここから所沢まで、50分ほど。
なんとか10時過ぎには帰宅できた。
「まだらおの湯」からなんと8時間。距離はちょうど300km。
大型連休の首都圏帰宅はいつもながらきつい。

5連休の4、5日目も天気がめちゃめちゃいい予報なので、22日も出かけることを考えていたが、疲れ果てたのでやはり断念。
静養にあてることにした。
それはともかく、温泉も含め2泊3日の充実した山旅であった。

【行程】2015年9月21日(火)
チロル前登山口(8:25)~ぐん平街道交差点(8:45)~山頂まで40分地点(9:02休憩9:06)~万坂峠分岐(9:37)~斑尾山(9:51)~大明神岳(10:02休憩10:25)~斑尾山(10:35)~万坂峠分岐(10:47)~ぐん平街道入口(11:22)~ケ地点(11:49)~レストランハイジ(12:09トイレ12:14)~チロル前登山口(12:23)
※所要時間:3時間58分(歩行時間:3時間26分)
※登った山:2座(斑尾山、大明神岳)
※歩行距離:6.8km
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斑尾山(中)

【2015年9月21日(月)】斑尾山
斑尾山(1382m)の山頂までもう少しのところまで来ている。
トレイルマップの「カ」地点で左折。もうガスがたちこめてきた。
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コースタイムは山頂まで登り10分とあるが、それはちょっと無理。
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思ったよりかなり長い。
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「カ」地点から15分かかって、登頂。
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頂上は樹林の中で全く眺望なし。
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あちらは大池へ下る道。
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三角点の上にどかんと腰を下ろしているおじさんがいて不愉快だったので、さっさと通過。
ちょっと坂を下りたところに、石の祠があり、説明板があった。
十二薬師である。
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ものの資料によると、こんな民話が残っている。
ここには風雨にさらされて顔も定かではない薬師如来1体と十二神将像の計13体の石仏が祀られている。
ある年の山開きの祭りの日のこと。この祠はふもとの即心院の奥の院にあたるので、住職が石仏を一体一体取り出し、お経を上げて、元に納めようとしたところ、どうしても1体だけはみ出てしまう。何度やっても入らないので、1体だけ外に出したまま、狐につままれた思いで、ふもとに下りたそうだ。
ところが、幾日かたって、山開きに参加した村人が祠に行ってみると、外に出してあった1体が祠の中に納まっていたという。
自分で入ったのか、誰かが入れ直したのか。
そんな不思議なことがたびたびあったらしい。

山名板に「薬師岳」とも書いてあったが、この祠が由来なのだろう。
斑尾山とはもともとこの山の総称で、このピークのことは薬師岳と呼ばれていたということなのかもれない。
私も数えてみたが、10体しかなかった。奥に隠れているのだろうか。
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昨日、観光案内所のお兄さんが教えてくれた、眺望がいいという大明神岳に向かう。
ガスのおかげで幻想的な雰囲気。
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ブナの森が続く。
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緑の濃い道である。
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白いキノコが沿道を飾っている。
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10時過ぎ、大明神岳に到着。残念ながら山名板は見あたらず。
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正面に展開するはずの「北信四岳」はガスで全く見えなかったが、眼下の野尻湖はなんとか見えた。
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湖畔の町並み。
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野尻湖ホテルエルボスコのあたり。
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この後すぐ、真っ白になってしまったので、ラッキーだったと言っていいだろう。

ここでしばし休憩。
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腰を下ろして、しょうが梅のスープ(昨日泊まった万座温泉の部屋にあったもの)を飲み、笹かまをほおばる。
先客は、さっきのトレラン女性も含め4人。
その後入れ替わり立ち代わり数人来たが、おしゃべりなおじさんとおばさんがいて、全くうるさい。
でもまあ我慢。
聞こえてきた話によると、その女性は山歩きからトレランも始めたという方で、あすの北信五岳大会には選手としてではなく、スタッフとして参加するらしい。

さて、こちらも十分休んだし、もう晴れそうもないので長居はせずに出発。
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ここは登山道の分岐になっているが、すでに何と書いてあるのか分からない。
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斑尾山まで来た道を引き返す。
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ガスは当分消えそうもない感じだ。
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山頂は「ア」地点。
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大池方面から登って来た老夫婦が、「ああ、やっぱりこっちだった。この標識を見逃していた」と嘆息していた。
大明神岳に行くつもりが、間違って大池方面にかなり下ってしまい、おかしいと思って引き返してきたらしい。
「もう、今日はいい。いいや」と言って、大明神に行くのは諦めた様子。
(それでいいと思います。行っても何も見えないし)

この方々の写真を撮ってあげて、私も出発。
うっかり、肝心の三角点の写真を撮るのを忘れてしまった。
さっき、おじさんが座っているのを見て、その大きさからして、たぶん一等だなと思っていたのだが、帰宅して確認したら、やはり一等だった。
全くもったいないことをした。

「カ」地点を通過して、万坂峠に通じる急坂を下る。
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こちらの道にも白いキノコ。
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こういういたずら書きは止めましょう。
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それにしても、確かにこれは走りたくなるトレイルだ。
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斑尾山方面を振り返る。
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おっと、今頃になって日が差してきた。
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紫色のちょっと気持ち悪いキノコ。
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積雪時に威力を発揮するであろう道標。すごく高いところにある。
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巻き付きたい? プレゼントは紅葉かな。
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ダブル。
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心が洗われるような光景だ。
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ここは信越トレイル。起点は斑尾山で、全長80kmに及ぶ。
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途中にあったリフト終点からは、いい展望が得られそうだったが、まだ雲は厚い。
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下界が見えるだけだった。
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こちらは雲の下に出たが、あちらも雲の中ということは、こっちのせいではない。
残念だが、諦めがつくというものだ。

初見参のキノコたち。
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前方には、希望湖が見えてきた。
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袴岳(1135m)も。
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この先はゲレンデの中のつづら折りの道となる。
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土で滑るので、簡単な道のようだが要注意。
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ぐん平街道の起点まで下りてきて、やっとひと息つけた。
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ここにも奇妙なキノコが群生していた。
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これは裏面。
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ここからはトラバース道なので、ほぼ平ら。道も広い。
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右手の斜面にはサラシナショウマが繁茂している。
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まるでプロ野球のジェット風船のようだ。
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ここでも紅葉が始まっている。
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天国への飛び込み台。
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こんな芝生の道もあった。
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ゲレンデではすでに草刈り作業が始まっていた。
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背の高いシシウドもそのままにして雪につぶしてもらうのを待つのかと思ったら、やっぱり刈るようだ。広大な面積があるので、これは大変だろう。
営業期間外の仕事があるのはいいことだが。

(つづく)
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斑尾山(上)

【2015年9月21日(月)】斑尾山
斑尾高原のペンション「ドゥ・スポーツプラザ斑尾」に宿泊中。
食事は7時半なので、6時半に起床。いやあ、8時間以上寝てしまった。
食後すぐ出発するために、朝飯前にパッキングと歯磨きを済ませる。
朝食は洋食。パンとスクランブルエッグ、野菜サラダ、ハム、リンゴとおかゆ。
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牛乳があるとうれしかったが、コーヒー・紅茶だけだった。

会計の時に、ちょっと違和感のあるこのペンションの名前について聞いてみた。
30代に見えるオーナー夫妻によると、自分たちは3代目のオーナーで、初代がつけた名前をそのまま継承しているとのこと。
創業は昭和51年というから、来年で40周年を迎える「老舗」だ。
初代の人に会ったことがないから、名前の由来は分からないとのことなので、親子代々受け継いできた宿というわけではなさそうだ。

8時過ぎに宿を出発。
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起きた時は青空で、天気予報でも長野は晴れだったのに、宿を出る頃にはすっかり曇っていた。
とにかく天候回復を祈って、斑尾高原スキー場にある登山口を目指す。
ゲレンデ下のレストランチロル前から登るつもりだったが、行き過ぎて、レストランハイジまで行ってしまった。
そこで、「北信五岳110㌔トレイルランニング大会」のゲートを発見して、一瞬ドキリ。
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まさか!と思ったが、現場の雰囲気からして、大会は今日ではない。
そう言えば思い出した。
高校の後輩がこれに出ると言っていた。大会は明日だ。

ホッと胸をなでおろして、チロルに戻る。
斑尾山(1382m)の山頂付近もご覧の通り、雲の中。
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晴れることを祈りながら、8:25歩き始める。
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チロル周辺はキャンプ場になっており、オートキャンプの家族連れがたくさんいた。
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レストランは営業中のようだ。
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キャンパーの横をかすめ、道路は避けて、ゲレンデの芝生を登っていく。
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急傾斜だが、足に優しい。

コースは「かえでの木トレイル」という名称がついているが、カエデは見当たらない。
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時折、日が差すのだが、なかなかすっきりしない空模様だ。

振り返り振り返りしながら登っていく。
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俯瞰すると、斑尾高原ホテルがここの盟主であることがよく分かる。
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リフトの降り口を通過。
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まもなく、ぐん平街道との交差点。
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ぐん平街道から出てきたトレランの人が、ちょうど、かえでの木トレイルを横断して走り去って行った。

この交差点から先はさらに傾斜が急になり、一面のススキの原となる。
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この山はあちこちこうしたトレランのコースが設定されているようだ。
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スキー人口が減って、冬の稼ぎだけでは食えなくなると、夏にどれだけ客を呼ぶかが勝負になってくる。
斑尾高原はトレランやハイキングに活路を見いだしたようだ。
地図で見る限り、コースもかなりたくさんあり整備されている。

眼下ではなにやらキャンピングカーが集結し、拡声器の声が響く。
お祭りでも始まるのか。
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飯山方面も霞んでしまって、近場すらよく見えない。
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路面は土砂の流出を防ぐマットが敷かれていた。
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かえでの木トレイルはこんな勾配。
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まんまるなキノコ。
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前方に1本の立ち木が見えるので、その木を休憩地点にすることに決め、頑張って登る。
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斑尾高原を見下ろす。
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高原ホテルとゲレンデが直接つながっていた。
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目標の木は道とはちょっと離れていたが、ちょうど同じ高さのところで、道が大きく右に曲がり、傾斜が緩まった。
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「山頂まで40分」の標識もあるので、ここでしばし立ち休み。
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この先は、大味な花々が咲くつづら折りの道を、えっちらおっちら登っていく。
コウゾリナ。
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シラヤマギク。
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タテヤマアザミ。
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ハンゴンソウ。
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シロツメクサ。
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キオン。
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ゲンノショウコ。名前の由来は、タンニンを含み、下痢薬にとして、すぐに効くから「現の証拠」というのだそう。
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ヤマアジサイ。
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つづら折りの道をさくさく登る。
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小さなふきの小径。
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これは何かの病気なのだろうか。
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ピンク色のカビのようなものが繁殖している。
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ツタウルシ。
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あと700mのところまで来た。
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木のトンネルを抜けると
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ゲレンデの最上部に出た。
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右手にリフトの終点が見えてきたあたりで、トレランスタイルの単独女性に抜かれる。
タイツも履かず、素肌丸出しなのでびっくり。
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ちょっと危ないんじゃないか。

このあたりからはダケカンバの並木。
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これは見事復活を遂げた根性のある木。
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リフトの最高地点を通過。
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やっとカエデが出てきた。
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今度はブナの林を抜けると、尾根に出る。
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登り始めて1時間10分ほどかかった。
トレイルマップに言うところの「カ」の地点。万坂・山頂トレイルとの合流点である。
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ここに1985年の落書きが残る古い案内図が地面に立てかけられていた。
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(つづく)

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横手山(4)

【2015年9月20日(日)】横手山
前山(1796m)から渋池まで戻ってきた。
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ここの分岐で左折。木戸池へと下る。
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この道はよく整備されているのだが、ほとんど人通りがない。
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これ幸いと、適当な場所で、かねてより懸案だった用を済ます。

しばらく下ると、ひょうたん池に出た。
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ここは、秘境のムードを漂わせている。
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2か月前の池めぐりは曇っていたせいで印象があまりよくないからなのかもしれないが、志賀高原の池では、ここがナンバー1である。
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ここを歩かないのはもったいない。

さて、あとはひたすら下るだけ。
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剣ノ峰(左)と箱ノ峰(右、1751m)
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正面に見てきたのは坊寺山(1840m)。
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空が青いぜ~!
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道は悪くないが、ところどころぬかるんでいる。
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滑りやすい岩を乗り越え、沢を渡る。
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これは恐ろしげなキノコじゃ。
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ササの斜面をトラバースして下っていると、バイクの音が聞こえてきた。
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シラタマノキがひっそり。
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この何だか分からない小屋を過ぎると、国道に出る。
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国道を渡って側道を下ったところが木戸池温泉ホテル。ここも再訪である。
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奥にもう使っていない宿泊棟が見えた。
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ホテルの玄関前にバス停があるので、ここまでバスが入ってくてくれるのか、ホテルのスタッフに聞いたら、OKとのこと。
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まだ10分ほど時間があるので、木戸池を見学する。
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前回とは反対方向から見ることになる。
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大きなコイがいて、びっくりした。

バス停のベンチに戻って待つこと5分。定刻よりやや遅れてバスが到着。
結構乗っていたが、熊の湯と硯川で私以外、全員が下りた。
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もう15時を過ぎている。普通なら宿に入る時間だもの、当然だ。

バスが渋峠に着いたのは15:20頃。
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案の定、すっかり雲が湧いていて、北アルプスはおろか、すぐ近くの白根火山まで見えなくなってしまっていた。
横手山(2307m)からの下りコースを設定して、ほんとによかった。

愛車に乗る前に、周辺の「峠」関係の標識を撮りまくる。
まずユネスコがらみ。
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行政関係。
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若山牧水の歌碑。
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登山者用。
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渋峠だけに渋く。
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リフト系。
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お花畑にもその名が。
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県境に立つ渋峠ホテルも中を見学してみた。
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ちょうど県境のラインを分かるようにしている。
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なんと、「渋峠のパン屋さん」があった。
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これを、有名な横手山のパンと勘違いして買ってしまう人が絶対いるだろう。
ていうか、それを狙っているとしか思えない。

交通安全のお地蔵様かな。
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リフトが動かない時に片道500円で送迎してくれる横手山頂ヒュッテのマイクロバスを確認。
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ついでに今乗ってきたバスもおさえておく。
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さて、15時半も過ぎた。
今夜の宿、斑尾高原のペンション「ドゥ・スポーツプラザ斑尾」に向かう。
今、バスで登ってきたばかりの志賀草津道路(国道292号)を下る。
湯田中温泉を大きなバイパスで通過し、中野で右折、飯山街道を北上する。
この道も国道292号だ。
右手に高社山(1352m)が姿よくそびえている。
途中のスタンドで給油休憩。
千曲川を渡ったところで左折して国道117号に入る。
すぐに斑尾高原へ通じる道が出てくるはずなのだが、しばらく走っても、該当する道がない。
車を止めて道路地図を見ると、左折するタイミングを間違えていた。
ちょっと失敗したが、千曲川沿いの旧道を少しでも走れてよかった。

千曲川にかかる古牧橋の北詰(さっき間違えた場所)で左折。
しばらく北上して伍位野で再び左折。
117号バイパスをほんの少し走る。
この道は私が長野にいた時はまだなかったはず。

17時を過ぎた頃、斑尾高原に到着。
今夜の宿の場所が全く分からなかったので、スマホで調べようと思って車を止めたら、そこが観光案内所だったので、聞いてみる。
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お兄さんが丁寧に教えてくれたので、地図なしでも行けそうだ。
ついでに斑尾山の登山地図がないか聞いたら、「信越トレイル 斑尾高原トレイルマップ」を示して、ポピュラーなコースまで教えてくれた。
500円のそのマップを購入し、辞去。

明日の昼はカップ麺を食べることにして、これまた目の前にあったコンビニ「ヤマザキ」で「日清麺職人」その他を購入。
宿に向かう。5分ほどで着いた。
ここもペンション街だが、このうちいくつかは廃業もしくは夏季休業中で、1軒はすでに屋根が崩れ落ちて来た。
スキー場周辺のペンションはやはりサバイバルが激しい。

その中でも、宿の名称は意味不明なのに、ネットでの口コミがすこぶるよい、ドゥ・スポーツプラザ斑尾を選んだ。
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1泊2食付きで7300円。手頃なお値段。
評判通り、やはり流行っており、私のほかにも4組が泊まっていた。

部屋は310号室。
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ベッドはロフトを含め6つあった。

まずはお風呂。温泉ではないが、やわらかいお湯だった。
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6:30からの夕食は、野菜サラダとポタージュスープ、魚料理に肉料理。
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旅館やホテルほど多くはないが、ビールもいただいたので、お腹いっぱいになった。

塩尻の五一ワインも飲んでしまった。
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家族連れの部屋とは離してくれたので、夜も安眠できた。
酒が効いたのか、9時過ぎには寝てしまった。

【行程】2015年9月20日(日)
渋峠ロマンスリフト山頂駅(8:56)~横手山山頂(9:01撮影9:10)~幸せの鐘(9:18)~山頂ヒュッテ(9:23パン購入ほか9:53)~草津峠(11:09)~草津峠分岐(11:14休憩11:2うかも(11:48休憩11:56)~四十八池(12:24昼食12:50)~渋池(13:34撮影13:39)~前山(13:44撮影13:49)~ひょうたん池(14:07撮影14:13)~木戸池(14:46)
※所要時間:5時間50分(歩行時間:4時間22分)
※登った山:3座(うち新規2座:横手山、鉢山)
※歩行距離:9.9km

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横手山(3)

【2015年9月20日(日)】横手山
横手山(2307m)から四十八池湿原に下りてきた。
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これはさっき登った鉢山(2041m)。
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もう少しずつ紅葉が始まっている。
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湿原の北にあるベンチまで行って昼食にする。
ハイカーで大混雑していることを想像していたが、それほどでもなく、ベンチを一つ確保することができた。
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(背景は裏志賀山)

大沼池、裏志賀山方面への道。
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ここで、横手山頂ヒュッテで調達したパンを、ようやく食べることができる。
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でもでも、楽しみにしていたカスタードがアップルパイではないか!
ちょうど近くにいた人も「あれ、アップルパイだ。カスタードを買ったのに」とつぶやいていたので、私が間違えて取ったわけではなく、あの女の子が間違えて並べていたようだ。
アップルパイも美味しかったが、やはりカスタードを食べたかった。

カレーパンはこんがり焼けて、中が大きく空洞になっており、これも美味だった。
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ふと時計を見ると、なんと12時半を過ぎている。
ここから木戸池までのコースタイムは1時間15分。
木戸池で13:48発渋峠行きのバスに乗るつもりだったが、これではギリギリだ。
あわてて歩くのもいやなので、次の便に乗ることにした。
時間は14:58。1時間10分も余裕ができたので、全く急ぐ必要はなくなった。
これで笠ヶ岳(2076m)につまみ食い登山をする選択肢はなくなったが、まあいつでも来られるからかまわない。

30分近く休憩して、おもむろに立ち上がる。
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さっき歩いてきた湿原の中の木道を引き返す。
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草紅葉の湿原もなかなか趣がある。
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振り返ると、志賀山(左、2037m)と裏志賀山(右、2040m)が仲良く並ぶ。
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この枯れてしまったのは何だろう。
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ミツガシワはまだまだ青々としていた。
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鉢山を借景にした風景を楽しみつつ、湿原を縦断。
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東屋のところを右折して、渋池に向かう。
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木々の間からのぞく湿原は黄金色に光っていた。
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この先は車も通れる広い道。
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鉢山の北麓をトラバースする道で、ほとんど平らだ。
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左の斜面にはササが生い茂っている。
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平らな道は楽ちんだ。
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ただ、砂利が敷いてあるところは、ちょっと歩きにくい。
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この道は前山リフトで登って来ると、1時間ほどで四十八池に行けるハイキングコースなので、わりと人通りが多い。
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さすがにハイヒールや革靴の人はいないが、しっかりダウンを着込んだ人がいておもしろい。
こちらはずっと歩いていて体が温まっているので長袖1枚だが、彼らは車で来て、いきなり2000m近い標高だから、寒いのだろう。

湿原から25分ほどで志賀山への道との分岐を通過。
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ここの看板、「ダケカンバ」の濁点を忘れたらしく、ビニールテープで加筆してあった。
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渋池に着いてみて、びっくり。
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ここも2か月前に来た時は、ガスで回りは何も見えなかったが、今回は池の向こうに横手山(2307m)がでんとそびえている。再訪してよかった。
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いくつもの浮島たち。
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絵になる風景にしばし見とれた。
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横手山をアップで。スカイペアリフトが見える。
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こちらはのぞき。ここは横手山に通じるスカイレーターの起点だ。
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ここも全く前とは違う場所のようだった。
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本来ならここで右折して、木戸池に向かうのだが
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(この道)

トイレに行きたくなったので、直進して前山(1796m)まで足をのばすことにした。
改修中の四十八池公衆便所に「トイレは前山リフトにある」と書かれていたような気がしたからだ。
そんな施設があったような記憶は残っていないが、念のため。
無駄骨でも、晴天の前山からの風景も見られるのだから苦にならない。
しかもバスを遅らせたので時間がある。

すぐ、正面に前山リフトと笠ヶ岳が見えてきた。
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前山に着いたが、やっぱりトイレは見当たらない。
リフトのスタッフに聞いたら、下にあるという。
ああ、そういうことか。

でも、ここからの眺めも前回とは見違えるほどだ。
ロックガーデンからの笠ヶ岳。
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山頂の方位盤。
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熊の湯スキー場。
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熊の湯の温泉街。
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振り返ると、志賀山。
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こちらは鉢山。
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そして横手山。ここからもばっちり見えた。
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手前は前山湿原。
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咲いているのは、もうヤマハハコくらいだ。
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改めて前山山頂をおさえておく。
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このあたりはやはり観光客だらけだ。
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横手山ともおさらばして、渋池前の分岐まで戻る。
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(つづく)
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横手山(2)

【2015年9月20日(日)】横手山
横手山(2307m)山頂付近を散策中。
スカイペアリフトの終点、幸せの鐘あたりから西方面を望む。
まずは南西方向の全貌。
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所々素肌を見せているのは火山活動の影響か。
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眼下には硯川温泉。
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渋池も見える。
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でも笠ヶ岳(2076m)は雲の中だ。
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はるか遠くに北アルプス。
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しかし、白馬より北は厚い雲が広がっており、北信五岳を見ることはかなわなかった。

志賀山(左、2037m)と裏志賀山(右、2040m)。
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南には田代池(左下)が見えた。
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そろそろパン屋開店の時間が近づいてきたので、横手山頂ヒュッテに向かう。
こちらにも山頂の標識。ここの数字は三角点の標高を採用している。
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こちらが、噂の横手山頂ヒュッテ。
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ここのパンは本当に有名らしい。
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時間は9:25だが、もう待っている人がいる。
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でも、行列というほどでもないので、先にトイレを済ませたのが敗因。
戻ったら、10人近くが並んでおり、なんだかんだで10分くらい待たされた。
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パンを並べたり、レジ打ちしたりしているのは、ともに小学生の女の子。
レジの方は、なんと外国人だった。
経営者の親戚とかなのだろうか。

私はカスタード(250円)とカレーパン(300円)を購入。
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ついでにバッジがないか探したら、あるにはあったが「横手山」ではなくて「横手山頂ヒュッテ」だった。まあ、山名が入っているからいいだろう。
先だって、大沼池のレストハウスで「岩菅山」バッジもヒュッテにならあるはずと言っていたが、とんだガセだった。

パンを買ってから思い出したのだが、そういえば水分を調達するのを忘れていた。
ここにはビン入りのコーラしか売っていない。
レトロを売り物にしているのはいいのだが、今日の私には用をなさない。
グランペットカフェになら自販機があるかもと思い、行ってみる。
すると、アクエリアスが210円とかなり高かったが、あるにはあった。
お昼のパン用に紅茶花伝(缶、160円)も併せて購入。
これで安心して出発できる。
だけど、食料等の調達に随分時間を食ってしまった。

ちなみに気温は11℃だった。
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登山道(私にとっての下山道)の入口はヒュッテのすぐ横。
玄関前には、昭和27年にヒュッテを創業した高相耕作・よしの夫妻のレリーフがあった。
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左には、「翠巒韻(すいらんいん)」というタイトルの詩のようなものが書かれていた。

さて、ここからはいきなり標高差250mの下り。
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正面には7月に登った焼額山(2009m)が見える。
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右手には、雲海に浮かぶ岩菅山(左、2295m)と裏岩菅山(右、2341m)。
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お、笠ヶ岳が姿を現した。その背後にはちょうど白馬岳(2932m)。
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その西に連なる剣ノ峰(中央)と箱ノ峰(右、1751m)。手前の黄緑は前山(1796m)。
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大きく蛇行するのぞき付近の国道292号。
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樹林帯の中の急な坂を慎重に下る。
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ゴゼンタチバナに赤い実が成ることを初めて知った。
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「ゴゼン」は白山の最高峰・御前峰にちなむ。
学名の命名は、かの有名な植物学者リンネだという。

途中、登って来る人に会うと、ちょっぴり敗北感。
でも下りだって、きついのだ。私は下りの方が苦手なのだ。と言い訳。
20分ほど下るとスキー場のゲレンデに出た。
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このあたりには、オヤマリンドウが咲いていた。
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のぞき方面への分岐を通過。
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その、のぞきの駐車場はすでに満車状態だ。
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横手山を振り返る。
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硯川温泉と熊の湯スキー場。
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笠ヶ岳方面は、今日はガスが発生しやすいようだ。
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前山山頂付近の湿原。
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ノアザミ。
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ナナカマドの実も真っ赤に染まった。
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急傾斜のゲレンデを下る。明るくていい。
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しかし、登山道は右にそれて再び樹林の中へ。
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ならば、森を楽しみましょう。
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すっかり秋の気配。
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下り切ると、この先、草津峠まで大きなこぶを二つ越えなければいけない。
ところどころぬかるみはあって、道はかなり滑りやすい。
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アキノキリンソウやヤマハハコ。
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休憩ポイントはさらりと通過。
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不思議な木に見とれる。
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オオカメノキもまだら模様に紅葉しながら実を付けていた。
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こちらは真っ赤っか。
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ダケカンバはだんだん黄色に。
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草津峠は11時過ぎに通過。
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ここはやはりかつての生活道路だったようだ。

オヤマリンドウの咲き乱れる道を過ぎると、間もなく硯川温泉に下る道との分岐に出る。
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ここまでコースタイム1時間10分のところ、1時間20分もかかってしまった。
道があまりよくなかったせいもあるが、ちょっと足をかばっていたのかもしれない。
実は昨日、万座温泉に向かう途中の西友でスポンジを買い、半裁しておいたのだが、渋峠で靴を履いた時、あまりにスポンジが厚くて、かえって傷口を圧迫してしまいそうだったので、この日もスポンジなしなのだ。

とにかく、ベンチがあったので、鉢山(2041m)の登りにかかる前に小休止。
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甘いもので栄養を補給した。

10分ほどで出発。
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鉢山への標高差は110mほどなのだが、直登なので意外にきつい。
道もかなり滑りやすい。
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振り返ると横手山はガスの中。早くに行っておいてよかった。
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コースタイム20分のところ、25分かけてゆっくり登った。
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頂上からは火口湖の鉢池が見えるものとばかり思っていたのだが、樹林に囲まれ、何も見えない。これは誤算だった。
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ひと息入れただけで通過する。
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間もなく左手に裏志賀山が姿を現した。
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7月に来た時は完全にガスの中だったが、こんなにきれいな山だったんだなあ。
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四十八池湿原までは標高差150mを下る。
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右手に野反湖方面の山々や赤城山(1828m)を望む。
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左奥に日光白根山(2578m)。
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寺小屋峰(2125m)。
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ここも滑りやすい急坂でかなり時間を取られた。

岩菅山へ通じる忠右衛門新道との四十八池分岐を通過。
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あとは湿原に向かってまっしぐら。
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この下りもコースタイム通りほぼ30分を要した。
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後ほど通る渋池への道を確認。
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つい2か月ほど前に来たばかりの四十八池だが風景が全然違う。
まず正面に裏志賀山がしっかり見える。
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これは志賀山。
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晴れているので、逆さ裏志賀も見える。
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花の季節が終わって、すっかり草紅葉化が始まっている。
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まるで違う場所のようだった。
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リベンジを果たした気分である。
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(つづく)

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横手山(1)

【2015年9月20日(日)】横手山
前夜から万座温泉ホテル日進舘に泊まっている。
ここは万座温泉では最も古く、明治6年(1873年)の創業だそうだ。
現在の経営者は5代目で、客室数170室、収容人員630人の大きな宿である。
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「日本一の高地温泉」を名乗っているが、日本一の高所にある温泉という意味ではない。
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誤解を招く表現だが、高地温泉(標高1000m以上)での酸性硫黄泉は万座温泉のみ、ということらしい。

今年の第7回温泉大賞では温泉施設部門で東の前頭二枚目に番付されていた。
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ここは歴史もさることながら、お風呂のバラエティが豊かであることでも有名な宿だ。
浴槽は男女各9個ある。
まず、本館内に長寿の湯と万天の湯、そして本館から80mほど離れたところに露天風呂の極楽の湯がある。
長寿の湯は一般用と貸切風呂の「円満の湯」に分かれており、一般用には「苦湯」「姥湯」「滝湯」「真湯」「ささ湯」「姥苦湯」の6つの浴槽がある。
カメラ持ち込み禁止なので、撮影はできなかった。

朝5時半に起きて、朝風呂に出かけた。
かなり冷え込んでいたので、内湯で温まってから、極楽湯に行く方針。
まずは長寿の湯に入る。
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屋内に「苦湯」「姥湯」「滝湯」「真湯」の4つ。「真湯」だけが透明だった。
ひとつひとつ、せわしなく入り、露天の「ささ湯」「姥苦湯」へ。
ここからは外の道路が丸見えで、立ち上がると柵の間からお○んちんを見られてしまいそう。
ちょうど、朝6時出発の散策ツアーが出発して行った。

温まったところで、いったん服を着て外の極楽湯へ。
湯冷め防止のため、浴衣姿ではなく、スエットなので、ちょっと恥ずかしい。
湯船にはすでに4~5人の人が入っていたが、眺めがすばらしい。
万座山(1995m)の斜面が正面によく見える。
でも、あちらには遊歩道があるので、こちらは丸見え。
女湯もこんなに無防備なのだろうか。

ゆっくり温まって、本館に戻る。
6時半を過ぎていたので、そのままレストランへ。
さすがに待たずに入れた。
今日はお昼がパンの予定なので、和食にした。
カメラを持参していなかったので、写真はなし。
高原野菜のサラダが美味しかった。

準備をして8:20に出発。
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素晴らしい天気だが、やや雲が流れている。
横手山(2307m)は晴れているといいのだが。
現在、国道292号の殺生河原から万座三差路までの間は、白根火山の火山活動のため夜間通行止め。
でも、とりあえず私の行程には影響がない。
素晴らしい景色の中のドライブウエイ(志賀草津道路)を駆け抜け、渋峠に8:40に到着。
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(渋峠ロッジ)
ここは標高2152mで、日本国道の最高地点だ。

長野県と群馬県の県境でもあり、ちょうどその県境に渋峠ホテルが建っている。
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リフトの営業時間は8:45からということになっているが、すでに動いていた。
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当方も8:43頃に乗り込む。片道500円。
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長さは約900m、所要時間13分。
天気がよく、空気が澄んでいることもあり、眺めは抜群。
左手に四阿山(2354m)。
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そして浅間山(2568m)。
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背後には榛名山(1449m)。
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そして浅間隠山(中央右、1757m)と鼻曲山(右端、1655m)方面。
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ここはそもそもスキー場であった。
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そろそろ頂上が近づいてきた。
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左手の森が横手山の頂上あたり。
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右手には岩菅山(2295m)が姿を現した。
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山頂の電波塔。これは遠くから横手山を識別するための目印になっている。
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はい、ゴール。
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13分の空中散歩を満喫した。

降り立ったところに、山頂の標柱があったが、ここが山頂というわけではない。
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左が、三角点(2305m)のある横手山神社への道。
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すぐに横手山神社の鳥居をくぐる。
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あと234歩で着くそうだ。
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ほぼ平らな道を約250歩。
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三角点と祠、そして標柱のある場所に出た。
(022)(025)
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どこにも「横手山」という文字はない。標高が示してあるだけだ。
「山頂」ということになっているが、三角点の高さは2305m。
横手山の標高は2307mだから、厳密にはここは頂上ではない。

でもそれはどうでもいい。目の前には目の覚めるような眺望が展開している。
北アルプスが雲の上に一直線。
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最初は木戸池からここに登ってくる計画を立てていたのだが、朝のうちにここに来てよかった。たぶん午後に来ていたら雲が湧いていたことだろう。
横手山を先にしたのは理由がある。
標高が高いところからスタートして楽をしようとしたわけではない。
この日の昼食の調達先がなかったからである。
万座温泉から、この日のスタート地点として考えていた木戸池の間にコンビニはない。
泊まった日進館は山小屋でも民宿でもないから、昼飯を作ってもらうこともできない。
かと言って、さすがに前の日に買っておくのは避けたい。
というわけで、「日本一高い所の雲の上のパン屋さん」として有名な横手山頂ヒュッテで、お昼を調達することを思いついたのだ。
木戸池から登り始めたのでは、お昼までに横手山にはたどり着かない。
というわけで、横手山を起点にしたわけ。
9時半に開店ということなので、その時間を目指して来たのだ。

それはともかく、眺望である。
こちらは北端。8月末に登ったばかりの白馬三山。
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右から小蓮華山(2766m)、白馬岳(2932m)、杓子岳(2812m)、白馬鑓ヶ岳(2903m)。

少し重なってその左。私が泣いた不帰瞼が見える。
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中央の平らなピークが天狗ノ頭(2812m)、その左の急降下が天狗ノ大下り。
さらに左のギザギザが不帰瞼。左端の突起が唐松岳(2696m)。

五竜岳(2814m)は飛ばして、その左。
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立山連峰と後立山連峰が重なっているが、手前右の双耳峰が鹿島槍(2889m)。その右奥が剱岳(2999m)。左奥は立山(3015m)。

ずっと飛んで、さらに左に目を移すと、おなじみ槍穂高。
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さて、南に目を向ける。
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草津白根山(2171m)の湯釜の向こうに、浅間隠山(左)と鼻曲山(右)。
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草津白根山の全容。
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浅間山(左)と黒斑山(右、2404m)。
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その右。中央付近に、左から水ノ塔山(2202m)、東篭ノ登山(2228m)、西篭ノ登山(2212m)。
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右奥に蓼科山(2530m)が見える。

さらに右。湯ノ丸山(左、2101m)と烏帽子岳(右、2066m)。
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眼下には緑のひだが美しい。
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国道292号が描くカーブもまた美しい。
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間近に四阿山。
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その隣に根子岳(2207m)。
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手前には平らな御飯岳(2160m)。
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南東方向に目を転じると、榛名山。
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ふもとに白く光っているのは渋川か前橋あたり。
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その左は赤城山(1828m)。手前には子持山(1296m)も見える。
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中央に日光白根山(2578m)。左のまるいピークはたぶん男体山(2486m)。
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これは皇海山(2144m)かなあ。
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北東方向は雲海に沈んでいた。
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さて、じっくり撮影したので、ヒュッテに向かうことにしよう。
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いやあ、本当に最高の眺望だった。こんなことはめったにない。

まだ時間があるので、横手山スカイペアリフトの終点である志賀高原グランペットカフェを回り込んで、幸せの鐘の展望台に寄り道した。
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(つづく)
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独鈷山(下)

【2015年9月19日(土)】独鈷山
独鈷山(1266m)の頂上に到着したところ。
雄大な眺望を、ひとつひとつ見ていこう。
まずは西方向の地味な山々。中央右手前は夫神山(1250m)、その左奥のギザギザは入山(1626m)。そのさらに左手前は大明神岳(1232m)。
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本当なら、この向こうに北アルプスが見えるはずなのだが。

北方向は眼下に塩田平。非常に美しい盆地だ。
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上田電鉄八木沢駅に近い山田池。
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中央左は小島大池、その右に上原池。右手前は五加前池。中塩田駅の周辺である。
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上平池とその手前に、なんとか舞田駅を確認することができる。
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その他あれこれ。
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奥は上田市街。
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中央は太郎山(1164m)。

北東方向には、四阿山(右、2354m)と根子岳(左、2207m)。
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なんと、今日登るのを止めた湯ノ丸山(2101m)が完全に晴れていてびっくり。
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中央左の突起は烏帽子岳(2066m)。

その右にある浅間山(2568m)は雲に隠れていた。
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左のピークは篭ノ登山(2227m)。

そのふもとは東御市から小諸市にかけて。
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東方向はすぐ近くに富士嶽山(1034m)。奥は軽井沢方面。
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遠方には、アンテナの立つ物見山(1375m)
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その南に荒船山(1423m)。
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手前は佐久平。
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そして南方向。
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雲がかかっているけど蓼科山(2530m)。
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そして霧ヶ峰。車山(1925m)頂上の気象ドームが見える。
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南西方面には、美ヶ原(2034m)
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美ヶ原高原美術館もレンズを望遠にすると確認できる。
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そのさらに西の山々はきちんと同定でなかった。
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眼下には国道254号が走っている。
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360度の大パノラマに大満足だった。

頂上に「亥」小屋があったが、どんな意味があるのだろうか。
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とにかく、地べたに腰を下ろして昼食。
メニューはコンビニの稲荷おにぎりと、オムそば。それにちくわ。
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オムそばがかなりうまかった。
撮影タイムも含め、30分以上休んで下山開始。

下りは登りより滑るで、細心の注意を払う。
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途中、一か所だけ展望が得られる場所があり、蓼科山の雲がとれていた。
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改めてゆっくり見ると、なかなかいい森である。
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ツリバナの実もなっていたし。
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登山口までは1時間弱かかった。
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あとはプラス30分弱の林道歩き。
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林道からも一か所だけ展望が開け、篭ノ登山を望むことができた。
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行きでは気づかなかった馬頭観音。
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15:10、歩き始めた林道通行止め地点に到着。
今回は完全ピストンだった。
帰宅して山と渓谷社の「長野県の山」を見てみたら、この山も周回コースがとれることが判明。でも、5時間もかかるみたいなので、今回は無理だった。
この日歩いたのは、いくつかある登山ルートの中でも最もマイナーなコースだったみたいで、あの気に入らない犬おやじを除けば、誰にも会わなかった。
頂上にすら誰もいなかったのは意外だったが、連休はみなアルプスや八ヶ岳など高いところメジャーなところに出かけるのだろう。
連休に「里山」というのは、意外に穴場である。

さて、宿に向かおう。
今夜は万座温泉ホテル日進館である。
予約時点では、この5連休、日月火と満室だったが、土曜日だけなぜか空いていた。
万座温泉は実は行くのも泊まるもの初めてである。
改めて道路地図を見ると結構距離がある。
まずは上田に出て、国道144号を北上、鳥居峠で県境を越えて、群馬県に。
嬬恋村の高原野菜畑を見ながら、吾妻線沿線を少しだけ走る。
万座・鹿沢口駅近くで左折して万座ハイウエーを北上。
草津白根山(2171m)の西麓を駆け抜け、万座温泉に着いたのは、もう夕方5時を回っていた。
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独鈷山登山口の平井寺から80km、ちょうど2時間かかった。

万座温泉は温泉街を形成せず、7~8軒の宿があるようだが、みなそれぞれ離れている。
どこもそれなりに流行っているようで、廃墟になっているホテルは見かけなかった。
歓楽街がなかったことが、逆によかったのかもしれない。

部屋は6階の608号室。
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建物は複雑に増築しているので、部屋に着くまで、エレベーターを乗り換えなければならなかった。
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部屋は少し古めで、古い畳の匂いがしたが、それほど気にならない。
備え付けのお菓子は名物「笹まんじゅう」。
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ここは有料の個室風呂を含めて9つの風呂があるとのことだが、とりあえず6階の万天の湯へ。
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他の風呂は2階まで下りないといけないので、最初は近いところにした。

湯船は天然ひのき。白濁した硫黄泉である。湯温もちょうどよく、のんびりつかれた。
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やはり硫黄泉はいい。

上がったら、すぐにレストラン「こまくさ」へ。
途中の廊下に古いスキーなどの展示コーナーがあった。
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食事はバイキング形式。
チェックインの際、7時から8時までは混み合って、最大で20~30分待つことがあると言われたので、7時前に出かけたが、やはり15分くらい入室を待たされた。
バイキングで待たされるというのは生まれて初めての経験だ。

今回の私のチョイス。
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食事はとくに高級というわけではないが、満足のいくものだった。

アイスクリームがあったのもよかった。
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レストランから出ると、ロビーでは若い女性6人組によるアカペラショーをやっていたが、とくに興味はないので、そのまま部屋へ。
お風呂めぐりは明日の朝にすることにして、10時前には就寝した。

【行程】2015年9月19日(土)
林道通行止め地点(11:33)~平井寺登山口(12:03)~あと75分地点(12:17)~あと50分地点手前(12:25休憩12:32)~あと50分地点(12:37)~あと35分地点(12:49)~あと5分地点(13:05)~山頂(13:11撮影・昼食13:48)~あと50分地点(14:22)~登山口(14:45)~林道通行止め地点(15:10)
※所要時間:3時間37分(歩行時間:2時間53分)
※登った山:1座(独鈷山)
※歩行距離:5.1km
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独鈷山(上)

【2015年9月19日(土)】独鈷山
長期予報では、5日とも全国的に天候不順だったシルバーウィーク。
でも、近づくにつれ、予報は好転。なんと5日間とも晴れとなった。
ただ、白馬縦走以降の足の回復が万全ではない。
先週12日の飯盛山(1643m)でかなり悪化。その後、回復基調だったが、17日の夜、突然歩くのも難儀するような痛みが発症。
ひと晩寝て、痛みは治まったものの、不安は拭えない。

というわけで、5日のうち3日だけ軽い登山をすることにした。
19日(土):地蔵峠から湯ノ丸山(2101m)。標高差400m弱。
20日(日):横手山(2307m)に渋峠からリフトで登り、木戸沼まで下る。
21日(月):斑尾高原から斑尾山(1382m)。標高差約450m。
という、ゆるゆるのプランである。

信州2泊3日の旅は19日6:45、家を出発。
関越の下り線は連休初日ということもあり、渋滞が予想されたので、東松山まであえて下の道を行く。
これは正解だった。
さすがに車は多かったが、ほとんど渋滞することもなく、信州入り。
しかし、浅間から湯ノ丸にかけての峰々には、分厚い黒い雲がどっしりと居座っている。

こんなに晴れているのになあ。
そう簡単には消えそうな雲でもないので、ハンドルを握りながら頭の中で代替案を検討する。
右手は雲だが、左手の低山はみなよく見えているので、塩田平の独鈷山(1266m)に行くことにした。
ただ、登山マップを持っていないので、どこが登山口なのかもよく分からない。
とりあえず、上田菅平ICで下り、いったん車を止めて、スマホで検索。
独鈷山は四方から登山道が通じているようだが、東の平井寺方面から入る登山道が最短で行けるようだ。

登山口への林道は平井寺トンネルの手前から右に入ればいいようなので、松本方面に車を走らせる。
赤坂で上田電鉄の踏切を渡り、県道65号を南下する。
なつかしい道だ。
このあたり、松茸料理の看板をあちこちで目にする。
そろそろシーズン。久しぶりに堪能したいが、本日は山登りだ。

平井寺トンネルの手前で右折。
松茸料理の鈴子山荘平井寺店が目に留まるが、我慢我慢(後で調べたら、休業中だった)。
急傾斜の林道を、パジェロミニがうなりをあげて上っていく。
あれれ、登山口に着く手前で、通行止めの標識。
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どのくらい林道歩きを強いられるのか分からないが、やむなく脇の駐車スペースに止める。
ここまで自宅から190km。5時間近くかかった。
この地点で標高は約710m。550m登らないといけない。

今日は傷口に当てるスポンジを持ってこなかった。
出かける前に探したが、見つからなかったのだ。
どうなることやらだが、今日はスポンジなしで行ってみる。
一応、痛み止めにも効くという葛根湯は予防のため飲んできた。

軽くストレッチをして、11時半過ぎに出発。
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登山のスタート時刻としてはかなり遅いが、コースタイム3時間弱(林道歩き除く)なので、問題なかろう。

車を止めた場所のちょうど向かいに石仏があった。
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左に沢音を聞きながら、コケで滑りやすくなった簡易舗装の道を進む。
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このあたりは松茸の山なのか、あちこちに「入山禁止」の貼り紙やロープが張られ、ものものしいことこの上ない。
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10分ほど歩くと、上から犬を3匹連れたおじさんが下ってきた。
白黒まだら模様の猟犬で、噛みつきはしないが、随分からんでくる。
おじさんは「こら、離れろ」とも言わず、「大丈夫ですよ。まだ10か月で小さいから」などとへらへら言う。
「大丈夫ですよ」じゃないよなあ。
まずは「すいません」であり、飼い主として、即座に私から離れるよう、犬たちに厳しく命令すべきだろう。
私はとくに犬を怖がらない方だからいいが、動物が苦手な人は世の中にたくさんいる。
そして、それは普通のことである。
愛犬家の中には、犬を怖がる方がおかしいと思い込んでいる傲慢な人が往々にしている。
不運にもそういう人に出会ってしまった。
おそらく、この山の持ち主で、松茸密漁のパトロール中だったのだろうが、こんな奴の松茸はみんな盗まれてしまえばいい。

というのは冗談だが、気を取り直して歩みを進める。
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日蔭は涼しいが、日なたに出ると暑い。
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林道があまりに長いので、本当にこの道でいいのか不安になってきた。
スマホで現在地を確認しようにも、圏外で地形図が表示できない。
まあ大丈夫だろうと思ってはいたが、「平井寺→」の標識が出てきて安心した。
「←独鈷山」ではなかったが、ハイキングの人がいることを想定しているということだからだ。

30分歩いて、やっと登山口に着いた。標高は約850m。
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往復だと約1時間余計に歩かされることになるわけだ。
ここから頂上まで90分。
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登山口から入ってすぐに、ホホつき岩。
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その昔、長旅から戻ってきた僧の善海が、すぐ先に中寺の夕餉の支度の火を見て安心し、ホホをついて休息したと伝わる。

その先には馬返し。
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ここで坂が急になる。荷を積んだ馬がこれ以上進めず、引き返した場所である。

このあたりはくるみの実がたくさん落ちていた。
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今度は中寺跡。
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老僧の修行の場であったが、明治の廃仏毀釈で廃寺となったという。
建物は跡形もなく、建物があったと思われるような平地もなかった。
100年以上の歳月で、土砂が流れ込み、緩斜面になってしまったのだろうか。

ほおずきが一輪ひっそりと咲いていた。
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その奥に座禅岩。
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奥の院(頂上)まで行けなくなった老僧はこの岩の上で座禅を組んだとのこと。

引き続いて柳小坂。
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平井寺の僧安念を慕って柳という少女がこの坂を登ったことから、その名が付いたらしい。
歴史の道っぽくていい。
樹林帯で何も見えないだけに、退屈しのぎにもなる。

この歴史ゾーンを抜けると、にわかに傾斜が急になる。
地形図(電子版)では、道は大きくつづら折りになっているが、実際はもろ直登である。
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林床にはキバナアキギリの花が大量に咲いている。
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頂上まであと75分。登山口から14分でここまで来たので、ちょうどいい感じ。
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ツリフネソウも。
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登山口から20分ほど登ったところに、腰をかけるのにちょうどいい倒木があったので、しばし休憩。
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この先5分ほどで、「あと50分」の標識があった。
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ここまで休憩含めて34分。40分かかる道のりなので、いいペースだ。

ようやく道はつづら折りになった。
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「あと35分」の標識まで、12分。このピッチもまずまずだ。
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この先、地形図のルートは小さな岩場の尾根を越えて、50mほど下り、北西にトラバースしてから、北にのびる尾根を鋭角に左折して頂上に至るように書かれているが、実際は全く違った。

「あと35分」を過ぎると、確かに尾根に乗る。
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右手に大きな岩塔が見える。
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この先、下らずに、そのまま緩やかに登りながら、トラバースしていく。
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この間、木々の隙間から黄金色に染まった塩田平が見えた。
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15分ほど歩くと、頂上に通じる尾根に乗るが、なんと「あと5分」の標識。
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これは誤差があり過ぎる。30分かかるところを半分しかかかっていない。
逆じゃなくてよかったが、標識はもう少し正確に作ってほしいものだ。
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あと5分の道のりの中に、2か所ほど小さな難所があった。
1つ目はこれ。大したことはないのだが、コケと前日までの長雨でかなり滑るのである。
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2つ目は足場が極端に小さいところがあり、ちょっと緊張した。
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これらを何とかクリア。最後にヤブをちょっぴり漕いで、13時過ぎに山頂に到着。
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コースタイム90分のところ休憩含め78分だった。上出来上出来。

山頂からは大展望が広がっていた。
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ただ、山名板はなく、これがその代わりだった。
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(つづく)
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飯盛山(下)

【2015年9月12日(土)】飯盛山
飯盛山手前の見晴台から飯盛山(1643m)の頂上へ向かう。
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まずは清里方面への道との分岐を通過。
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この山は、ある時代に木がまるまる伐採されたのか、山火事でもあったのか、標高のわりにきれいなはげ山だ。
放置しておくと、どんどん土砂が流れて、山が低くなっていくだろう。
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山頂付近は植物の養生のためということで、むしろが敷かれているが、山全体を守る意味もあるのかもしれない。
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左手に見えるなだらかなピークは、さっき登った見晴台(1643m)。
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頂上の標柱に背をもたれて休んでいる老夫婦がいたので、困ったなあと思っていたら、さすがに移動してくれた。
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日蔭がないので、標柱の陰を利用していたらしい。
確かに、ここは山頂で休む場所がない。

眼下には平沢牧場。
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牛の姿は見えない。
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西にはこれから下る登山道と、駐車場に向かう車道が見えた。
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山頂にシモツケソウ。
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鞍部でお昼を食べていた団体さんも、そろそろ出発の様子。
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清里方面に下って行った。
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私も帰路は平沢峠に向かわず、清里へ南西方向にのびる稜線を下る。
広い道が整備されていた。
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最初は、行くべき道がこれでいいのか分からず、ちょっと悩んだが、これでよかった。

タカネナデシコ。
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ナンテンハギ。
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ハクサンフウロ。
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なだらかな道を下っていく。
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左手に飯盛山の側面。
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林道に出たところに、東屋があった。
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直進する登山道があったので、これは蛇行する林道をショートカットする道だろうと思い込んで、少し進んでしまったが、地形図をよくよく見ると、この道は清里駅方面に下ってしまうことが判明。
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すぐ引き返す。
さっきの団体さんはこの道を清里駅方面に下って行ったようだ。
鉄道利用の方々だったのだろう。

しばらく林道歩き。
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わき水が路面を流れている。
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平沢簡易水道の施設のところで、舗装となる。
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さらに進んで車道に出ると、まったく日蔭がなく、暑い。
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しかも登り返しだ。

途中、平賀源心の胴塚を見学した。
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ふつう、「平賀源・・」と来たら、「平賀源内」だが、源心とは誰だろう。
説明板を見ると、近くにあった海ノ口城の城主で、天文五年(1578年)に武田信玄に攻められ戦死した人物のようだ。
首実検のため首と胴は切り離され、胴だけこの地に葬られたとのことである。

隣にあった「平澤区開発記念之碑」は竹下登(自民党幹事長時代)の揮毫であった。
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かたわらに平沢古道の案内と、道があった。
DSC_2788_2015100706142853c.jpg
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どこまで通じているのか、さっきの駐車場に出られるのか、案内板だけでは不明だったので、未練を残しつつ、車道を行く。

ムラサキモメンヅル。
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まもなく駐車場に到着。所要時間はほぼ3時間半。
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この時点で結構、足をひきずっている感じだ。
でも、せっかく来たのにもったいないから、しし岩にも一応行ってみる。
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足が痛くて、おそるおそるだったが、頂上まで登り、撮影。
平沢岳(1653m)。
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清里アーリーバードGC。
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宇宙電波観測所。
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八ヶ岳はとうとう姿を見せてくれなかった。
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車に戻って、有名な小海線のJR鉄道最高地点まで移動する。
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目的は最高地点ソフト。
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鉄道最高地点のすぐ横にある「レストラン最高地点」で買うことができる。
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ここのソフトを食べるのは2回目。300円。
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むかしはソフト300円って高いなと思っていたが、今や市販のソフトも168円とかする時代。それほど割高感はなくなった。

このブランコ風ベンチに座って、いただく。うみゃい。
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ここの標高が1375mということで「ひとみなこうふく」という語呂合わせで、「しあわせのベンチ」ということになっている。
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食べ終わって、鉄道神社に参拝。
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ここも「ひとみなごうかく」ということで受験に御利益があるということになっている。

肝心の最高地点そのもの。
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線路をはさんで反対側にはJRが建てた最高地点碑があった。
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線路向かいの売店にバッジがあったので買ってしまった。
先だって、バッジの整理をしたので、「飯盛山」があるのは知っていたが、だぶりは承知。

甘いもので気分も落ち着いたので、車で千ヶ滝に向かう。
国道から清里ユースホステルのところを左折。
川を渡るところに大きな看板がある。
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滝への道はヴィラ千ヶ滝の私有地らしく、駐車場代に500円もとられる。
それはばかばかしいので、橋のたもとの空きスペースに止めて、歩いて滝に向かう。
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敷地内から遊歩道に行くゲートのところに、駐車料金500円を入れる箱があり、通過した時、ピロピロリンと音声が鳴った。
センサーを設置しているらしい。ちょっとやり過ぎのような気も。

滝は豪快だった。
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水しぶきが飛んできた。
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かすかに虹も見えた。
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満足したので、階段を登って、車に戻る。
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さて、歩きは終わったので、今度はお風呂。
山梨県営丘の公園の中にある天女の湯へ。
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ここはプールもあるレジャー施設だった。
駐車場にそれほど車はなかったのに、浴室はかなり混んでいた。
露天風呂はぬるめだったので、ゆっくり足をマッサージ。
熱めの内湯で温まる。

さて、そろそろお約束の時間。
国道141号線沿いのそば処「やっこま」でおいしいそばをいただきながら歓談。
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なかなかこだわりのあり過ぎる店だった。
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オーダーしたせいろは、そばの味を堪能しろということなので、よく噛んで食べた。
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帰りは中央道の小仏トンネルで15kmの渋滞にはまったが、午後9時半には帰宅できた。

翌日は天気次第で、O君と雨乞岳に登る計画があったが、足の調子がやはり悪いので申し訳ないが辞退。
軽いアキレス腱炎みたいなので、熱さまシートで冷やして就寝した。
10月初旬の北洞爺合宿まではあまり無理はしないことにした。

【行程】2015年9月12日(土)
平沢峠(11:41)~平沢山(12:26昼食13:02)~見晴台(13:21)~飯盛山(13:36)~林道(14:04)~車道(14:30)~平沢峠(14:56休憩15:01)~しし岩(15:06)~平沢峠(15:12)、千ヶ滝散策(15:50~16:09)
※所要時間:3時間50分(歩行時間:3時間5分)
※登った山:3座(平沢山、見晴台、飯盛山)
※歩行距離:7.3km

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