山と鉄

山歩き、乗り鉄、廃線・廃道歩き、廃村歩き、駅舎探訪などの日々を記録します

八方尾根(上)

【2015年8月29日(土)】八方尾根
唐松岳山頂山荘に泊まっている。
深夜に目が覚め、トイレにこもる。たまったものを大量に出すことができた。
朝起きると、しっかり雨。何も見えない。
予報では、「しばらくすると雨は上がる」そうだが、何もしないで待っているのも退屈なので、朝食を食べたらすぐ出発することにして、準備を整える。

朝食は5時半。雨具を着て、本館に向かう。
メニューは卵焼きに鮭。ごく普通だ。
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6時半出発。散歩したかった周りの丘も、眺望は望めないので当然のごとく省略。
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かなりの本降りだが、今日は下るだけだ。
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小屋の南角にある分岐を左に折れる。
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直進方向には牛首のくさり場があるようだが、真っ白で何も見えない。
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さて下山路。
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崖のトラバースだが、道幅はかなり広い。
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晴れていれば景色はいいのだろうが、カメラをポケットから出すのも難儀するような天気だ。
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とにかく黙々と下る。
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路面はもちろん水浸し。
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木の橋があったりするので、滑らないよう注意。
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少しガスが薄くなったら、すかさず景色も撮る。
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丸山の手前の小ピーク。寄り道せずに通過。
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池塘が雨でこんなに濁っている。
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トラバースを終え、広い尾根の上を歩く。
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突然現れたケルン。
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丸山ケルンだ。
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このプレートは遭難慰霊碑である。
昭和36年11月24日、国鉄大宮工場山岳部の鳥海勝雄さんが風雪のため遭難している。
合掌。

ここはピークでも何でもないが、「丸山」の名が付いているので、「登った山」に認定。
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長居はせず、そそくさと下る。
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すると、上から声がする。おばさんだ。
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「今日、北海道にお帰りですか~?」
H君のことを言っているようだ。
「いえ、明日です~」と答えた後、みんなで「あれは誰だ?」といぶかしむ。
H君は自分が北海道から来たことなど誰にも話した記憶はないという。
仮に話していたとしても、我々はレインウエアを着ていて、昨日とは全く違った姿をしている。
それを遠くから識別して、しかも遠くから大声で話しかけるような内容の話だろうか。
一同、不思議を通り越して、怖くなってしまった。
ちょいワル系のH君、おばさんに気に入られてしまったのか。
ストーカーでなければいいが。

道は随分整備されている。
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雨だが、歩きやすい。

右手に雪渓が見えてきた。たぶん扇雪渓だ。
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そのへりを下っていく。
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雪渓の末端まで下ると、ちゃんと「扇雪渓」の看板が出ていた。
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この先は、トリカブトやノアザミ、サラシナショウマのお花畑。
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しかし、この雨ではゆっくり観賞する暇もない。

だんだんレンズについた雨滴がとれなくなってきた。
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カメラそのものが壊れてしまわないか心配になってくる。

この先で、第3ケルンと八方池の分岐に至る。
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我々は、左に下り八方池を目指す。
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ここからは木道だ。スリップ注意。
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すぐに八方池。
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せっかくの景勝の地なのに、ガスで暗い。
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ここには長野在勤時代、つまり20年ほど前に家族で来たことがある。
リフトを乗り継いで、終点からまだ2歳くらいだった娘も元気に登った。
あの日はすばらしい秋晴れだったが、今回はちょっと残念な再訪となった。

正面の丘の上に第3ケルンが霞んでいる。
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池のほとりに、飯森神社奥社。安全下山を祈願する。
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寒いので、長居はせず出発。
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ちょっとだけ坂を登る。
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下ると標柱があった。
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ここからはこんなふうに不帰嶮と天狗の大下りが見えるらしい。
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返す返すも残念だが、五竜縦走の際、ここをまた登ればよい。

雨は一向に止まない。
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間もなく、前方にまたケルンが見えてきた。
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今度のは大きい。八方ケルンである。標高は2035m。
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ここはそのまま通過。

道はところによってはこんな状態になっている。
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今度は第2ケルン。
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プレートには「息(ヤスム)ケルン」とあり、これも遭難慰霊碑。
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昭和12年12月26日、猛風雪のため。
遺族は、慰霊のため、そして同じような事故が起きないよう願って、ケルンを建てるのだろう。
文面に「記念として此の指導標を建立す」とあったが、「記念」はおかしいのではないかとH君。同感だが、昭和初期にはこういう言い方もあったのだろうか。

さっきからO君が○意を催していて、あせっていたが、ちょうどいいところにトイレを発見。
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彼に便乗して私も。私の場合、ビールを飲むと出やすくなるのだ。
男子便所の個室のうち1つは故障中だったので、誰もいないことをいいことに、女子の方を拝借する。
すいません。誰も来ないうちに済ませました。
H君は山では大は出ない体質。大変うらやましい。

道はトイレの出前で二手に分かれている。
木道の巻き道と尾根道である。
木道の方が快適そうだが
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八方山ケルンに寄りたいので、直進でお願いする。

尾根道では、真っ赤なカエルと遭遇。
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かなり大きい。体だけで10cmくらいはある。
夜にホテルでいろいろと調べてみたら、アズマヒキガエルの赤色変異であろうとの結論に達した。
この出会いで、一同久々に心が湧きたった。

間もなく八方山ケルンに到着。標高1976m。700mほど下ってきた。
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ここもピークではないが、三角点もあり、「八方山」という名前が付いているので、「登った山」に認定。下りで2座も稼いでしまった。CIMG7869_20150930062122989.jpg

なんと、ここからうっすら白馬方面の山が見えた。
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晴れていたら、さぞかしかっこいいのだろうなあ。

ここからは延々木道下り。
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新しく作ったみたいで、北側に旧道が残っていた。
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八方池までは一般の観光客も来るので、かなり人通りが多いのだろう。

ここで巻き道と合流。
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こんな天気の中、結構な数のハイカーが登ってくる。下界は降っていないのかもしれない。

この先は、岩の露出した歩きにくい道。
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こんな道を、小さな娘が四つん這いになって登っていた記憶がある。

悲しい北アルプス展望台。心の目で見るしかない。
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沢下り状態。
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お、建物が見えてきた。八方池山荘だろう。
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ゴールは8:50。
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コースタイム3時間のところ、2時間20分で下り切った。

(つづく)
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唐松岳(7)

【2015年8月28日(金)】唐松岳
唐松岳(2696m)の頂上まであと少しのところまで来た。
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最後はそこそこの急坂である。
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振り返ると、かろうじて不帰嶮の三峰らしき岩峰が見える。
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は~い、おつかれさま~
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14:13、無事に唐松岳に登頂。白馬山荘から8時間ちょっとかかった。
休憩を含めても、ほぼコースタイム通りだった。
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頂上にはジャージ姿の中学生が何十人もいた。
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あまりの騒がしさに、無事難関突破の感慨にひたる暇もなかった。

ジャージのネームを見ると、「白馬中」とある。
間違いなく登山遠足である。
今宵は彼らと一緒に泊まることになるのかと思うと、ちょっと気が重い。

ここは二等三角点。
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山名標も、このエリアの他の山と同じ黄色いプレート。センスがなさすぎる。
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ハングルでも書いてあるけれど。
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ここで初めて、唐松岳山頂山荘が見えた。
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これまた立派な小屋である。赤が映える。
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ガスが晴れると、ブロックの模型みたいだ。
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改めて、不帰嶮を振り返ってみる。
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いやあ、よくみんな無事で通過できたものだ。
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小屋の向こうの小ピークも楽しそう。
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テン場は小屋からあんなに低いところにある。あれはきついわ。
トイレに行くのが面倒で、その辺でしてしまいそう。
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中学生たちはもうあんなに下って行った。
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小屋の背後の丘も登ってみたい。
明日の朝、晴れたら行こう。

寒くなってきたので、我々も下ることにする。
ちょっと下って、山頂を振り返る。
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中学生たち、何にお辞儀をしているのだろう。
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再び唐松岳。
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こちらも小屋と同じ高さまで下ってきた。
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はい、とうちゃこ~
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それにしても、ものすごい堅固な石垣だこと。
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まずはチェックイン。
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あの中学生たちと一緒になるのはいやなので、個室にしようと、山の上では決めていたのだが、個室料金が1室プラス13000円からだそうなので、あっさり断念。
新館は相部屋だが、プラス800円だから、そちらにしようと思ったら、なんと新館は中学生が占領しているとのこと。
結局我々は、通常料金で北館の相部屋に泊まることになった。1泊2食9000円。
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中学生と別々になったのはいいが、なんと2段寝台の上段。
まだ下段がたくさん空いているのに、なぜ、こんな年寄りをわざわざ上段にするのか。
ちょっと理不尽な気がした。
しかも、北館は食堂のある本館と離れており、外を50mほど歩かないといけない。
雨が降ったら面倒だ。

これが寝室。
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垂直のはしごを登り、上段へ。はしごとか垂直とかはもうこりごりなのに。

布団は4つ敷いてあり、そこに小さな枕が3つずつ並んでいる。
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混雑時には12人寝かせることにしているらしい。
荷物置き場もそれほど広くないし、はしごは1つのみ。
繁忙期には絶対泊まりたくない。

とにかくほかのスペースもかなり空いているのだから、もうこの区画には人は来ないと判断して、またまたみんなで裸になり、ウエットティッシュで体を拭く。
もちろんカーテンはしている。

きれいな体になったところで、恒例の生ビール。
本館の喫茶メレーズに向かう。
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生ビール1杯950円(白馬山荘850円より高い)で、持ち込み禁止になっている。
食堂なら持ち込みOKというので、缶ビール(350ccが600円)を買うことにして食堂に行ったら、まだ3時半なのに、中学生の食事を先にするから、使用できないとのこと。

仕方ないので、また喫茶に戻り、店の若い女性に事情を説明、つまみの持ち込み許可をお願いした。
なかなか気の利く子で、「じゃ、こっそり」みたいな合図をしてくれたので、我々も他のお客さんからつまみは見えないようジョッキの陰にかくし、つまみも2品ほど注文してあげた。

痛風なのであまりビールは飲みたくないが、この日は2杯も飲んでしまった。
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楽しく歓談して、5時半にお開き。
夕食前に売店によって、H君のバッジ購入に付き合う。
なんと13種もあって、効率よく買うにはどうしたらよいか、かなり迷っている。
売店のおじちゃんによると、昨年は全種類大人買いした人が4人もいたという。
コレクションって始めたらキリがなくなるんだよねえ。
H君は確か3つか4つ購入。私も「唐松岳」を1つ購入した。

さて18時から夕食。
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メニューは白馬山荘よりもややマシだった。
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相席になった男性に声をかけたら、なんと白馬中の登山遠足の撮影のために同行してきている写真屋さんだった。
昔は、それぞれ地元の写真屋さんが一緒に登っていたが、最近では高齢化が進んで、山に登れなくなり、若い写真屋さんに登山遠足の仕事が集中するようになっているという。
この方は40代後半という印象だったが、山岳写真家を目指していたというだけあって、この仕事は楽しんでいる様子。
かつて、とある大物写真家(名前は教えてくれなかった)のもとで修行をしていたこともあったとか。
常念岳に登った時のエピソード。
夕方小屋に着いてから、師匠に「酒買ってこい」と言われて町まで下り、夜道を一升瓶かついで、かもしか登山。小屋に戻ってきたのはもう12時を過ぎていたのに、師匠はちゃんと起きていて、「おお、わりと早かったな」と言って、がぶがぶ飲み、寝ないで翌朝の撮影に出かけたそうだ。
そんなんでいい写真が撮れるのだろうか。ほんの20年くらい前の話だろうが、平成の世にもそんな人がいたのだ。ブラック企業ならぬ、ブラック写真家である。

ちょっと気になっていたことを聞いてみた。
長野県では中学2年で登山遠足をするのが習わしとなっている。
引率は登山ガイドの人を雇うとしても、せいぜい1~2人。学校の先生も必ずしも山慣れしている人ばかりではないはず。安全対策は大丈夫なのかと。
彼によると、大抵引率する先生は全員ではないが、下見はしているとのこと。
歩くコースも危険なところのないところを選んでおり、少なくともこの10年くらいは大きな事故はないという。
しかし長野県では、大正2年(1913年)に中箕輪高等小学校の教師・児童合わせて11人が亡くなる遭難事故があった。新田次郎が小説「聖職の碑」に書き、映画化もされている有名な事故だ。御嶽山噴火の記憶もまだ生々しい。
安全対策は万全にして、登山遠足を行ってほしいと思う。
とくに引率教師は全員、一度は登っておくべきではないか。

彼の話で印象的だったのは、長野県では周りが山で囲まれ、中学生の時必ず登山体験をするのに、超一流のアルピニストは生まれていないとのことだった。
恵まれ過ぎるとだめなのかねえ。

もう一つ。私が不帰嶮で怖くて泣いたという話をしたら、「ここで泣いているんじゃあ、剱では大泣きですね」と言われてしまった。
天狗の大下りならぬ、剱の大泣きか。私はほんとに登れるのだろうか。

なんて食べている間に、ガスが晴れ、その剱岳(2999m)が見えたので、あわてて撮影に出る。
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立山はギリギリで雲がかかっている。
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不帰嶮も唐松岳のコルから望むことができた。
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ガスは晴れたのだが、とうとう雨が降ってきた。
あらかじめゴアを着てきていたので助かった。
小走りで北館に戻り、乾燥室で濡れたものを乾かす。

トイレも済ませて、寝床へ。
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しばらく歓談していたが、O君が早々に沈没。
私も8時すぎには寝てしまった気がする。
ただ、寝室の電気が夜中じゅう、こうこうと付いていて、あまり安眠できなかった。

【行程】2015年8月28日(金)
白馬山荘(6:07)~大雪渓分岐(6:16)~丸山(6:24)~最低鞍部(6:58)~杓子岳(7:22撮影7:26)~杓子沢コル(7:58)~小鑓(8:06)~白馬鑓ヶ岳(8:23撮影8:33)~天狗山荘(9:22休憩9:31)~天狗ノ頭(9:53撮影9:55)~天狗の大下り口(10:25準備10:32)~不帰キレット(11:11昼食11:35)~不帰嶮1峰(11:59休憩12:10)~不帰嶮2峰北峰(13:05休憩13:15)~南峰(13:27休憩13:33)~唐松岳(14:13休憩14:28)~唐松岳頂上山荘(14:46)
※所要時間:8時間39分(歩行時間:7時間)
※登った山:9座(丸山、杓子岳、小鑓、白馬鑓ヶ岳、天狗ノ頭、不帰嶮1峰、2峰北峰、2峰南峰、唐松岳)
※歩行距離:11.1km

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三頭山(下)

【2015年9月5日(土)】三頭山
ムシカリ峠でランチを済ませ、20分ほどで出発。
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この先は延々と階段。
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ただ、気持ちのよい広葉樹の森だ。
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地図には載っていない分岐。
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一度折れたが、見事に復活した木。この生命力には恐れ入る。
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しかし登っているうちに、まわりの木々がガスに包まれてきてしまった。やばい。
間もなく山頂(西峰)に着いたが、期待した富士山は全く見えず。
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雲が早く流れていたが、晴れそうにない。
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こんな風景を想像するしかない。
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峠で飯にして、時間を食ったのは失敗だったか。
でも、山頂はこんなに混雑していたのだから、まあいいか。
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眺望は断念して、東峰に向かう。
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階段を標高差で20mほど下ると、御堂峠。
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ここからは巻き道もある。
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しかし吾方は、もちろん登る。
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25mほど登り返すと、休憩ベンチを経て、最高峰の中央峰(1531m)。
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ここには三角点がある。
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このあたりは、2012年9月に歩いたので、3年ぶり。
あの時は、飯豊連峰3泊4日の縦走から戻った翌週で、こんなお手軽な山なのになぜかバテバテだった。
それでも笹尾根の日原峠までは頑張って縦走したのだが。

すぐ先の東峰の展望台も真っ白。
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心の目でこれが見えるでしょうか。
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ここでも煙のような濃いガスが流れていた。
何も見えないので、すぐに退散。

ブナの路を鞘口(さいぐち)峠方面に下る。
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このあたりは東京ではめずらしい広大なブナ林だそうだ。
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ところどころに急坂が現れる。
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樹間から奥多摩湖が見えるはずだが、今日はNG。
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その分、キノコくんが元気。
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ちょっとだけ難所あり。
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陽光の路との分岐で、これまで歩いたことのない陽光の路に踏み入る。
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少し下ると回廊の路と合流。でも、北方向の道は、立派な桟橋なのに通行止め。
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分岐はあちこちにあるので標識はみなしっかりしている。
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途中のテラスで笹尾根の展望が得られた。
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左端に霞んでいるのが生藤山(990m)。中央が土俵岳(1005m)、右は丸山(1098m)だそうだ。あの稜線はすべて歩いた。

ここに掲げられた看板に「旧スポーツ歩道」は「遊歩道」として開放したとある。
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遊具を撤去する間は通行止めになっていたらしい。
その先、歩いてみて、遊具があった場所というのが、よくわかった。
歩道に平行した稜線に荒れた太い道のようなものがあったが、これのことに違いない。
たぶん木製の遊具が老朽化して危険になり、利用者も見込めないので、更新せずに撤去したのだろう。
まあ、山の中で管理がむずかしいのだろうから、やむを得まい。

そのまま旧スポーツ歩道を下る。
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ツリフネソウの群落。
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かおりの路に突き当たったところに再びテラス。
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ここからはもっと広く笹尾根を展望することができた。
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森林館に向かって下ると、無駄に長いつづら折りの道。
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先に歩いていたハイカーの姿が見えなくなり、最近読んでいる「山怪」の影響で、あの人は狐だったのではないかと思ったが、当然そんなことはなかった。

途中にレンゲショウマの群落。久しぶりに見た。
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さらに下ると、森林館の手前で大きなとちの木があり、地面にたくさんの実が落ちていた。
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とちの実を自然な状態でみるのは初めてで、とても新鮮だった。
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見た目おいしそうだが、これは灰汁を抜くのがものすごく大変らしい。

森林館のレストランの名が「とちの実」だった。
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これまでここに2回来ているが、中に入ったことはなかったので、今回は見学していく。
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ここでは材料費込み、作品はお持ち帰りの木工教室が開かれているらしい。

出た後、トイレに寄って長い階段を下る。
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この道でも、レンゲショウマとツリフネソウを見かけた。
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ほぼ4時間で駐車場に戻って来た。
売店では、地元の野菜を売っていた。
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足はとくに問題なくてよかったが、険しい道を長く歩けるかどうかはまた別問題。
しばらく無理はしないことにしよう。

帰りは数馬の湯に立ち寄った。
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そこそこ混んでいたが、カランは余裕で使えた。
少しぬるめだったので露天の五右衛門風呂でゆっくり浸かれた。
いい湯であった。では引き上げるとしよう。
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【行程】2015年9月5日(土)
都民の森駐車場(10:28)~けやきの路入口(10:32)~ケヤキ平(10:49)~滝見橋(10:54撮影・休憩11:04)~ブナの路テラス(11:24)~ムシカリ峠(12:02昼食12:24)~西峰(12:38撮影12:44)~中央峰(12:51)~東峰(12:54撮影12:57)~陽光の路分岐(13:29)~かおりの路テラス(13:54)~森林館(14:12見学14:19)~駐車場(14:25)
※所要時間:3時間57分(歩行時間:3時間13分)
※登った山:1座(新規なし)
※歩行距離:5.6km

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三頭山(上)

【2015年9月5日(土)】三頭山
前の週に白馬縦走から帰った後、どうも右足が痛む。現地では何ともなかったのに。
普通に歩けはするのだが、気になる痛みだ。
この週末は幸か不幸か、土曜日は晴れ、日曜日は曇りのち雨の予報だったので、土曜に日帰りで軽めのところに行くことにした。
行き先は三頭山(1531m)。
もう2度登ったことのある山だが、ここは都民の森になっていて、コースはたくさんあるので、今までと違った道を歩くことができる。
足の様子を見るにはもってこいだ。
でも途中で激痛になったりすると困るので、予めロキソニンを服用して出かけた。

近場でコースタイムも3~4時間程度なので、ゆっくり起きて、8:10に自宅を出発。
車で都民の森を目指す。
途中、日の出町役場と武蔵五日市駅でコレクション。
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ちょうど電車がやってきた。
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南秋川沿いに檜原街道を奥へ奥へと進んでいく。
この道は、車が極端に少なく、バイクと自転車が異常に多い。
バイクが多いのは分かっていたが、ここのところ自転車人口も急激に増えた気がする。
とくに、この日はぽっちゃり体型のサイクリストが多いように感じた。

10:15頃、都民の森の駐車場に到着。
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「満車」の看板が出ていて、じぇじぇと思ったが、入ってみると、何台分もスペースがあり、簡単に止めることができた。
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なんでい、脅かすない。

このモニュメントが可愛らしい。
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ストレッチとトイレを済ませて、早速出発。10:28。
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東の方に見えるのは、生藤山(990m)方面かな。
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今回は未踏の三頭大滝を経由して登る予定なので、森林館には向かわず、都道を少し下って、けやきの路から登山道に入る。
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いきなりの岩壁。
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ここは最近あまり歩かれてないらしく、ちょっと荒れているが、整備当初の石垣がきれいに残っている。
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これは、雨粒に打たれると、胞子を吹き出すホコリタケ。
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足元の緑がみずみずしい。
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石積みの砂防ダム。
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15分ほどで、森林館から通じるメインルートの大滝の路に合流。
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チップの敷かれた幅の広い歩きやすい道になる。
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このあたりをケヤキ平というそうだ。

分岐から5分ほどで滝見橋に到着。
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早速、吊り橋から三頭大滝を見学する。
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落差33mというだけあって、細みだがなかなかの名瀑である。
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秋の紅葉の頃はきれいだろう。

この吊り橋は滝を見るためだけにあるのか、先は行き止まり。
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是非もなく引き返す。
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ベンチのあるところまで戻って小休止。
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先週、信州まつもと空港で買ってきた小布施堂の栗菓子をおやつにいただく。

10分ほどのんびりして出発。
進行右手に大滝休憩小屋。
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この標語には違和感あり。「火の海にしよう!」と読めてしまう。
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すぐに道は石山の路を左に分け、三頭沢沿いの本格的な登山道となる。
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間もなく炭焼き窯跡。
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あれのことかな。よく見えない。
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雨続きで石や木の階段、路面が滑るので、慎重にゆっくり歩く。
沢の水は意外なほどきれい。
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何度も渡渉を繰り返しながら、高度を上げていく。
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でも、そこはさすがに都民の森。
渡渉箇所は平らな大きな石で、整備してある。
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天気は晴れたり曇ったり。
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都民の森だけに巨木も目立つ。
カツラとシオジ。札がないと樹木はほとんど識別できない。
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三頭大滝から20分ほど歩くと、かおりの路と合流。そこにテラスがあった。
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ただの休憩スポットでとくに展望はなし。

「三頭山まで40分」の標識があったが、これはムシカリ峠までの誤りであろう。
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山と高原地図に記載がある通り、「沢沿いのすずしげな道」を行く。
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石段がしっかりと組まれている。
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都民の森入口にあった温度計が18℃を示していたが、確かにかなり涼しい。
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快適な森林浴である。
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名前のよく分からない地味な花々。
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これはツリフネソウ。
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木の階段に変わって、まもなくムシカリ峠に到着。スタートしてから約1時間半。
ほぼコースタイム通り。足も痛くない。
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ムシカリとは、オオカメノキの別名である。

あちらは大沢山(1482m)方面。
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ちょうどお昼時だったので、ここで昼食にする。
展望はないが、頂上まで行くと、多分混んでいて、ベンチに座るのは無理のような気がしたからだ。
メニューはお稲荷さんとチキンナゲット。今日はみそ汁付き。ちょっと贅沢した。

(つづく)
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唐松岳(6)

【2015年8月28日(金)】唐松岳
不帰嶮一峰から下る。
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この下りは厳しいところもあるが、天狗の大下りとそう変わらない。
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同じように、つづら折りになっているところが多い。
ただ、急なので、お尻をつかなければならないところも少なくなかった。
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見上げると、こんな斜面である。
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岩も乱暴な感じになってきた。
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谷底を見ると吸い込まれるようだ。
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一峰と二峰のコルに無事下りてきた。
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休まず、二峰に取り付く。
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上がガスで見えないのが、幸いなのかどうかのか。
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まずは、くさりにつかまりながらのへつり。
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そして、三点支持の岩登りに転じる。
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ほんとに滑落注意である。
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くさりはあるのだが、足を骨折してから、足場の確保に自信がない。
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こんなところは足場が命なのに。
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知らないうちにカメラのモードが変わってしまい、さらに恐ろし気になる。
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あんなところに矢印を書かれてもなあ。
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いや、なかなかシビアである。
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もとのモードに復帰。
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ここからが難所に次ぐ難所である。
実は写真など撮っている余裕などないのである。
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もちろん、危険のない状態の時に撮っているのだが、常に恐怖感との闘いである。
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実は、へつりも苦手だ。
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落ちたらどうなる、ということがかなりリアルに想像できてしまうのである。

この橋は、山番組でこの道を通る時には必ず映される最大のデンジャラスポイント。
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上ではすでにクリアした2人がさすがに待っていてくれているが、怖いことには違いない。
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自分でもよく写真を撮っていると思う。

どうにかクリア。
ここは上から撮った方が怖さがでる。
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つまり、ここはやはり下る方が何倍も恐ろしいだろう。

ここで一瞬、もう帰りたいと思った。泣きそうになった。
でも帰るには、今来た道を今度は下らないといけない。
つまり行くも地獄、帰るも地獄。
不帰嶮とは、遭難して死んでしまうので、「帰れない」という意味だと思っていたが、もう一つ「帰るに帰れない」という意味があったのだと知る。
我慢して進んで、どうしても唐松岳(2696m)まで行かなければならないのだ。

以前はボルダリングなどもして、いずれは岩もやりたいと夢想していたが、この日、心に決めた。岩はやらない。怖すぎる。
こんなに怖がりになったのは、骨折したせいもあるが、あの事件も尾を引いているのは間違いない。

この先もこんな壁が続くのかとくじけそうになったが、幸いこの先はトラバースだった。
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岩の東斜面を巻いていく。

でも、それも一瞬だけ。
さっきほどの壁ではないが、岩場の連続である。
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写真では分からないだろうが、これも怖かった。
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稜線の上に出ると少しは安心できる。
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ひ~
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ここの巻き道も楽ではない。
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目の前に、こんなレリーフがはめ込まれている。
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昭和39年5月。大阪外国語大学山岳部の学生が遭難した。
まだ雪のある季節である。冥福を祈る。自分はまだ死ぬわけにはいかない。

苦手なへつり。
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ただ、やや道幅があるので助かる。
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ミネウスユキソウ。
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何の実かな。
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○×にはもちろん従う。
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再び、急なくさり場。
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キオン。ただ花も何の慰めにもならない。
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ここもかなり厳しかった。
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岩が斜めになっており、足場が非常に取りにくいのだ。
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さらに登る。
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上からの落石に注意。
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もう、どっちが天地だか分からないような状況である。
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垂直の壁を横目に空中を渡る。
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これはどう登ればいいのか。
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もうどう登ったのか、こんなところがあったのかすら覚えていない。
とにかく登り切ったようで、無事、二峰の北峰にたどりついた。
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回りは×印ばかりだが、
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すこし平らなところがあったので、ここでも10分ほど休憩。
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精神的にかなり、まいった。膝はがくがくしていないのだが、心ががくがくしている。

しかし、不帰嶮はまだ半分。進まなくてはならない。
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この先しばらくは岩場とは言え、稜線の道なのでありがたい。
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10分ちょっとで南峰に着いた。ここは標高2614m。
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正面に三峰のシルエットが見える。
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またあれを登るのかと思うとクラクラする。
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とにかく、また下る。
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今までの道からは想像もつかない平和な道。
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でも、あれが見えると気持ちが萎える。
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いよいよか。
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おっと、これじゃなかった。さらに先だった。
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ガスの中を進む。
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が~ん。でた壁。
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でも、あれは登らなくてよさそうだ。
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これなら普通の登山と同じだ。
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シャクナゲとハイマツ。いつものコンビ。
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少しは岩の造形を楽しむ余裕もできた。
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さて、いよいよ三峰への登りにかかる。
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お~、唐松岳の山頂が見えた。結構、人がいる。
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というか、騒ぎ声が響き渡っている。登山遠足か何からしい。
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知らないうちに三峰は巻いてしまった。登らなくてよかったのだ。
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取り越し苦労だった。

(つづく)

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唐松岳(5)

【2015年8月28日(金)】唐松岳
天狗尾根を歩いている。
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またしても前方から来るのは単独の方だが、今度は女性だ。
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かなり軽装で、この人は元気だった。やはり女性の方が強いのか。
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そんなに下ったつもりはないのだが、だいぶ下ったように見える。
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右手にまあるい雪渓。
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天狗ノ頭(2812m)の南斜面はこうなっている。
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こんな平和な道も、あとわずかだ。
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西側はO君が喜びそうな斜面。
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またまた単独男性。やはり、このルートは熟練の人しか来ないのだろう。
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我々は最後の波頭をトラバースしていく。
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さあ、あの先が天狗の大下りだ。
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不帰嶮が眼前に現れた。
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最高峰は唐松岳(2696m)である。手前が三峰。
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二峰の北峰(左)と南峰(右)
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ぱっと見それほど困難じゃないように見えてしまったが、大間違いだった。

立山連峰はとうとう今日は姿を見せてくれなかった。
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振り返って天狗ノ頭方面。
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少しだけ下る。
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ここからが天狗の大下りである。
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ここで全員ヘルメットを着用。
気を引き締めて、まずは標高差300mを一気に下る。
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いきなり長めのくさり場が出現。
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一眼レフのカメラを提げていたので、ちょっと下りにくかったが、これはクリア。
この時、単独男性が登ってくるのをしばし待っていたのだが、言葉がややなまっていたので、韓国人だったような気がする。
異国の人も単独でこんなところに来るようになったのか。
この人も私と同じようなカメラを提げていた。

しばらくつづら折りの道を下る。
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今度は老夫婦とすれ違った。
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OH砲の2人が「不帰嶮を下りてきたんですか」と驚きながら声をかける。
私は離れていて聞こえなかったが、「早めに通過しておかないと疲れちゃうから」と分かったようで分からない回答があった模様。
そんなに経験者のようには見えなかったが、それでも大丈夫な程度の道なのだろうか。
H君は「あんな、おばあちゃんでも下れたんだから、全然大丈夫だ」と元気。
そうであってほしい。

ガシガシ下る。
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このあたりの景観も独特である。
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おお、また単独男性。
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だいぶ下ってきた。
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やっと今度はパーティーとすれ違った。
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下りは延々と続く。
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不帰嶮もだんだん雲に覆われていく。
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やはり天気は下り坂のようだ。

ここで超ロングなくさり場が出現。
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下から見ると、こんな岩壁だ。
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でも、O君はH君が下り終わるのを待っていたのに、私のことは待たずに、2人は行ってしまった。え~ん、待ってよ~
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まあ、彼らにしてみれば、いちいち立ち止まる私を待っている甲斐などないのだろうけど。
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さあ、大下りも終盤戦。
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振り返っても、もうピークは見えない。
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難所は何とかクリアして、すこしだけ落ち着いた道を行く。
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ここに出す看板か! 「ゴミは家まで」
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最低鞍部の不帰キレット(2411m)はすぐそこ。
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鞍部では5人のパーティーが休んでいた。もうここはすでにガスの中である。
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時間は11時すぎ。ここまで、ちょうど5時間かかった。

今下りてきた道。
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ここから唐松岳まで不帰嶮通過に3時間かかる予定。
腹ごしらえするなら、ここしかない。
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白馬山荘のお弁当はおにぎりではなく、ほんとにお弁当だった。
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ちょっと多めだったが、無理に押し込む。

食べている間に、先行の5人組が出発して行った。
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最初はそう難しくはなさそうである。
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前方には二峰(左)と三峰(右)が見えている。
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谷底は深い。
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私はここで肩から提げていた一眼レフカメラをザックにしまい、コンパクトカメラに選手交代する。
コンデジも普段のように手には持たず、基本的にはポケットにしまい、常に両手を不自由なく使えるようにした。

25分ほど休んで、われらもいざ出発。
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ちょっと思案するところもあるが、とくに問題なし。
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天狗の大下りを振り返る。
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その左側(西)。
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中央は餓鬼岳(2128m)だろうか。
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前方に、二峰(北・南)、三峰が連なる。
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こういうところは怖そうに見えて、そうでもない。
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足元はこんな感じだからだ。
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しかし、あれを全部越えていかないといけないとは。
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一峰の山頂に先行の5人の姿が見える。
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ハイマツの下には岩がごろごろ。
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またまた随分離されてしまった。
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ハイマツと岩。
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ここまでは快調。
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あの壁を見るとビビるが、あそこを登るわけではない。
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稜線に出た。
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餓鬼岳がほぼ真横に見える。
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一峰へ最後の登り。
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鞍部から30分かからずに一峰に登頂。標高は約2530m。
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標識には「不帰一峰の頭」とあった。
ここで10分ほど休憩。
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あたりはすっかりガスに包まれてしまった。
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ここからまた、がっつり100m近く下る。
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真正面に二峰が見える。
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これをどこから登れというのか。
実はこれを見て、私はかなりの恐怖感を覚えた。
とくにクライミングの技術がない人でも通過しているところなのだから、注意して登れば大丈夫なのだろうが、ちょっとしたミスが命取りになる。
そのちょっとしたミスをしない自信が持てなかった。

(つづく)

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唐松岳(4)

【2015年8月28日(金)】唐松岳
天狗山荘はもう目前である。
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山荘近くの道はお花畑であった。
アキノキリンソウ。
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ウサギギク。
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ヨツバシオガマ。
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綿毛になったチングルマ。
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イワギキョウ。
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山荘の先の道も楽しそうだ。
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山荘の目の前には大きな雪渓がある。これが小屋の水源になっている。
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うっすらガスをまとう鑓ヶ岳(2903m)。
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このあたりは西部劇のような景観だ。
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ああ、行けなかったあのピークに未練が残る。
でもきっと山名板などはないのだ。諦めなさい。
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鑓ヶ岳から50分ほどで山荘に到着。コースタイムは40分なので、なぜか遅い。
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とにかく、ここで本格的に休憩をとる。出発してから3時間強、まだみんな一度も腰を下ろしていない。

H君はこの看板が気に入ったようだ。
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「帰宅厳守」。今後、この言葉を座右の銘にすると言っていた。

ここで不帰嶮のバッジをH君とともに購入。値段は忘れてしまった。
小屋の前のベンチに座って、行動食を口にする。

端正な姿を見せる鑓ヶ岳。シルバーグレーだ。
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雪渓の雪解け水を利用した水場ではジュース類が冷やしてあった。
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ここで、アクエリアスを買った気がする。

山荘のすぐ南に天狗池。
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山荘の正面は岩の尖塔が林立する奇観となっている。
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だんだん雲の様子が変わってきた。
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急いだ方がいいのかもしれない。
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ここでも結局10分足らずの休憩で出発。
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天狗平を振り返る。
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左奥がさっきのピーク。まだ、わだかまっている。
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何度か目に見た「私はコマクサ」の看板。
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この看板は、めずらしくコマクサのカラーが残っていた。

おっと、ちょっと待ってくり~
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あの辺の雲は朝からずっと抜けてくれない。
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右手眼下に雪渓の水場あり。
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登らなかったピークを何度も振り返ってしまう。
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あああああ、誰かいるじゃないか! 悔し~
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しかし、もう後の祭りである。
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あ、コマクサ1株だけ発見。
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ここで、単独男性とすれ違う。
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前方は天狗ノ頭(2812m)。山頂に誰かいるみたいだ。
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天狗尾根を黙々と進む。いや、あの2人はおしゃべりをしていたかもしれないが。
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天狗尾根から東にのびる支尾根。ピークは2518m標高点。
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天狗ノ頭へのゆるやかな登り。
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このあたりは、幅の広い尾根が続いた。海岸のようだった。
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異なる種類の岩の衝突。
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道は尾根の東のへりを通っている。
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清水(しょうず)岳(右、2603m)から左へ続く稜線の末端に不帰岳(2053m)の突起が見えた。
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これは不帰嶮とは全くの別物。

おお、やっと唐松岳(右手前、2696m)が見えた。意外に低い。
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いよいよ頂上は近い。
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見納めになるかもしれないから振り返っておく。
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と思ったら、もうひと越えあった。
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懲りずに振り返る。
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清水尾根も振り返っておく。
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旭岳(2867m)もついでに。
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だったらもう一回鑓ヶ岳も。
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正面には鹿島槍ケ岳(2889m)。
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さあ、もう頂上はすぐそこ。
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はい、小屋から20分ちょっとで到着。
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ここは西に150mほど離れたところに三角点がある。
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あの緑のあたりだろう。でも立入禁止とあるので行くのは止めた。団体行動だし。

でも、そっちの方向から、もんぺ姿の若い女性がひょこひょこ歩いてきて、行ってしまった。
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別に幽霊ではない。天狗山荘のアルバイトさんだろう。
朝、お客さんを見送って、時間があるので散歩に来たのだろう。

ここで初めて本格的に北アルプスの南方をとらえることができた。
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左から白岳(2541m)、唐松岳(2696m)、五竜岳(2814m)、鹿島槍。
鹿島槍は雲で双耳峰の一つが見えない。
いずれあちらもじっくり縦走したい。

そして、あの道が尽きたところから天狗の大下りが始まる。
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おや、また一人登山者がやってきた。
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さすがに不帰嶮に挑むのは単独の人が多い。
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おっと、一瞬、八方尾根が見えた。右端は八方池あたりのはず。
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ここでは数分の立ち休みで出発。
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こういう噴煙のような雲が出てくると、天気は下り坂だ。
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さっき見えた単独の人とすれ違う。なんだか随分疲れている様子。こちらまで不安になる。
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トウヤクリンドウ。
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信州側はまだ雲海。雪渓とコラボで。
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波頭のような尾根道を行く。
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天狗ノ頭を振り返る。何だかとらえどころのない山容だ。
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突然ですが、赤牛岳(2864m)。
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日本三大雪渓の剱沢雪渓。たぶん。
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また一人、空身の人とすれ違う。足元は長靴だ。
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聞いてみたら、この人も小屋の方で散歩中だった。
「毎日、散歩です」と話していた。もうお客さんも少ないだろうからなあ。

少し離れたところからの天狗ノ頭の全容。
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徐々に下ってきた。
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前方から再び単独男性。
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この方も疲れている雰囲気。
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やはり不帰嶮を下った後の、天狗の「大登り」は相当きついのだろう。

こちらも緊張の時が刻々と迫る。
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さあ、ここを越えると。
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じゃ~ん。
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と思ったら、もう少し波頭歩きがあった。
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(づづく)

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唐松岳(3)

【2015年8月28日(金)】唐松岳
杓子岳(2812m)を通過し、白馬鑓ヶ岳(2903m)に向かっている。
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本日歩いてきた道のおさらい。
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秋色の濃い青空のもと、ぐいぐいと登っていく。
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斜度はこのくらいある。
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テラス状の場所で休んでいた団体さんも動き出した。
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白馬山荘を遠望。まさに天空の要塞である。
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北アルプスは8月末でも雪渓が点々と残っているのがいい。
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鑓ヶ岳の北斜面。
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あれが山頂。
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山頂への道。
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山頂手前の小ピーク小鑓を通過する。
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名前が付いている以上、当然これも登った山に数える。

小鑓からの眺め。
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小旭岳(右端、2636m)と清水(しょうず)岳(その左、2603m)。
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さて、いよいよ鑓ヶ岳へ。
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この連なりも見飽きない。マイナーコースではあるが、いつか歩いてみたい。
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小鑓を振り返る。
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雲がいい感じ。
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我々はあちらを目指す。
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鑓から西に延びる尾根。
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ガレているけど、それほど歩きにくくはない。
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重装備の若者たちとすれ違った。
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振り返ると、やけに山が入り組んでいるように見える。
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山は人が歩いているのも絵になると思う。
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さて、どこでしょう?
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白と緑。
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杓子岳は最初の印象と違って、こんなにいかつい山だった。
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さあ、鑓ヶ岳の頂上部にのった。
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天狗ノ頭(2812m)方面が大展開。
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あちらはめずらしく東斜面も比較的なだらかだ。

眼下に天狗山荘、奥には唐松岳(2696m)が見える。
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その右(西)だが、尖っているのは水晶岳(2986m)かな。
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剱岳(2999m)は全開。
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小鑓。
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とにかく山頂に向かおう。
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尾根で左折したので、白馬方面は左手に画面が切り替わった。
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何と形容していいのか。宇宙への滑走路のようでもある。
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杓子の東斜面が見えた。ガスのおかげでラインがより鮮明。
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杓子岳から1時間弱で鑓ヶ岳頂上に到着。この区間はほぼコースタイム通り。
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とにかく剱がすばらしい。早く足を完治させて、あそこに挑みたい。
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毛勝三山もやっとすれすれで頂上を見せてくれた。
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なんと剱の右肩はるか奥に白山(2702m)が見えた。これには驚き。
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これにも登らなくては。でも、北陸新幹線ブームが落ち着くまで、しばらく待つか。

黒部ダムの向こうは赤牛岳(2864m)。その左のとんがりは水晶岳。
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あのあたりも全くの未踏地域。いずれ足を踏み入れたい。

唐松・五竜方面だが、ガスでよく分からない。
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その一部始終。
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恒例の白馬と杓子。
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旭も加えてみました。
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白馬単独。
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三角点。
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さて、ここも10分ほどの休憩で出発。
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眼下の天狗山荘を目指す。
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あそこまでの稜線歩きは快適そうだ。
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まずは真っ白なガレ場の道。
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ザクザク下り、一気に高度を下げる。
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正面には、嵐の前の静けさのようななだらかな高原が広がる。
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あの向こうに、恐ろしい不帰嶮があるなんて。

振り返れば真っ白。前方は真っ赤。ここから地質が変わるのだろうか。
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それにしても、鑓ヶ岳は西から見たら、夏でも雪が積もっているように見えるのだろうなあ。
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これなら、しばらくは力を抜いて歩けそうだ。
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H君は「山はいい。ほんとにいい」を連発していたが、全く同感だ。
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稜線漫歩という言葉がぴったり。
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あのこぶは頂上に行く踏み跡があるようだが、まあ巻いて通過だな。
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ああ~剱が隠れてしまう~
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これは初めて見る花だ。調べてみたら、ウルップソウの花後だそうだ。
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なんと、こぶのトラバース中に、傘を差している人がやってきた。
日焼け防止のつもりだろう。平和な道だからできることだ。
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私も雨の時に傘を差したことはあるが、晴れている時はまだない。

再び鑓ヶ岳を振り返る。白山とでも言いたくなる。
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「白馬白山」では、白だらけだからダメか。

例の団体さんも降下中。
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こぶを越えたところが、白馬鑓温泉へ下る道との分岐。
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天候が悪化した場合はここからエスケープすることも考えていた。
でも、この天気であれば撤退する理由はない。

分岐は通過して2774m標高点へと登る。
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あ~、日本海だ。今回初めて海が見えた。この時だけだった。
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鑓ヶ岳の雪渓と清水岳。
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傘の部隊はよく見ると重装備であった。なかなかしんどそう。
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2774m標高点で左に屈曲。次の約2800mピークを目指す。
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しかし、地形図によれば、登山道はこのピークを経由していない。
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望遠で見ると、ピークよりすこし低いところに道標がある。
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鑓ヶ岳はまるではげ山だ。
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間もなく、団体×団体の対決。
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鑓ヶ岳いろいろ。
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後ろばかり見ているうちに、とうとうピーク直下に着いてしまった。
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あのピークまで行きたいところだが、ロープが張られているし、団体行動だし。
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心の中で泣きながら、通過した。
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(つづく)
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唐松岳(2)

【2015年8月28日(金)】唐松岳
白馬山荘を出発して、杓子岳(2812m)を登っている。
右手に緑の盆地を見下ろす。
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振り返れば、丸山(2768m)と白馬岳(2932m)。
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小蓮華尾根。
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小蓮華岳(2766m)
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こちらは裏旭岳(2733m)から南に延びる尾根。
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右端が裏旭岳。
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旭岳も随分、後ろに遠ざかった。
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頂上直下の雪渓と頂上宿舎。
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離山と頂上宿舎。
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丸山。
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それら全体。
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さっき抜かした団体さん。
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なんて、後ろばかり振り返ってちゃいかん。前を向こう。目指す杓子岳。
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右前方には剱岳(2999m)がすっくとそびえている。
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真南には白馬鑓ヶ岳(2903m)。
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日蔭に入った。
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前方に現れたのは5人のパーティー。
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早くも小蓮華方面に雲が湧いてきた。
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左から旭岳、丸山、離山。
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巨大な白馬山荘と白馬岳山頂の断崖。
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間もなく、杓子岳の最後の登りに差しかかる。
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ほとんど植物が生えていないガレ場だ。
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杓子は東斜面と北斜面が鋭い岩峰となっている。
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おや、前のパーティーが二手に分かれた。2人は巻き道を行くようだ。
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こちらはアタック隊の3人。
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我々もこれに続く。
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間もなく道がさらに二手に分かれた。
H君とO君は「男坂」を行ったが、あまりに傾斜が急なので、私は「女坂」を選ぶ。
どちらもほぼ同じ時間がかかった。

この道からも絶景を思う存分楽しむことができる。
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白馬山荘と頂上宿舎の位置関係。だいたい100mほどの標高差がある。
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鑓ヶ岳と剱岳。
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だいぶ登ってきた。
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前の3人はもう頂上に近い。
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そして我々も。
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白馬山荘から1時間15分で登頂。コースタイムは1時間半ほどなので、やはり速い。
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着いた途端、さっきの3人組のうち、一人が「帽子忘れた~」と引き返してきた。
あって、よかったです。

ここで初めて、唐松岳(2696m)方面の稜線を望むことができた。
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(右は鑓ヶ岳)

左へ長く延びているのは、たぶん不帰の嶮の一峰尾根だろう。
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その右奥に雲にまぎれて、かすかに頂上だけ見えているのがおそらく唐松岳と思われる。

言わずもがなの剱。
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もちろん白馬。
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旭岳。
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その左に連なるのは、裏旭岳と小旭岳(2636m)。
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頂上の標柱のすぐ北にケルンがある。
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あっちの方が高いのでは、と思って、一応行っておく。
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あれが山頂。どっちが高いかなあ。
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栂池方面はすっぽり雲の中。
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小蓮華どアップ。
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信州側は相変わらずの雲海。
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何か浮かんでいるのだが、どうも特定できない。
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富山側は実に穏やか。
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これから歩く稜線。気持ちよさそうだ。
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こちらか今歩いて来た道。
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眺望も堪能したことだし、そろそろ参りやすか。
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う~ん、やはり素晴らしい稜線歩きだ。
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東側の切れ落ち方はすごい。
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前方に鑓ヶ岳の登り。あちらも険しそうだ。
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杓子沢コルに向かって、高度を下げていく。
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これぞガレ場。砕石だらけ。
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右手にそり遊びをしたくなるような雪渓。
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振り返ると、左奥に清水(しょうず)岳(2603m)らしき山も見える。
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眼下には緑の中にも荒々しさが残る。
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杓子沢コルを行くパーティー。例の団体さんだ。杓子岳は登らず、巻き道を行ったようだ。
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我々も、巻き道と稜線の道との分岐を通過。
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鑓ヶ岳の登りが眼前に迫る。
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あちらも、すごいガレた山だ。
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それにしても、この青空。天気予報はずれてくれてありがとう。
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H君のヘルメットが映える。
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うわあ、ガスが上がってきた。
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杓子岳の方がすごいけど。
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よくよく見ると、杓子岳には巻き道が2本ある。下のラインは旧道(廃道?)だろうか。
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こちらも杓子沢コルを通過。
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休まずに鑓ヶ岳の登りにかかる。
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まだ8時前だというのに、随分雲が湧いてきた。
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この先、大丈夫だろうか。
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杓子岳の南斜面に武田菱のような岩模様が確認できた。
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まあ、雲は流れているようなので、もうしばらくはもつだろう。
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いよいよ、あの団体にまた近づいてきた。
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こう見ると、白馬はなんだか天空の城のようだ。
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このコラボレーションは何度見ても飽きない。
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杓子山頂部。
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杓子も東西の斜面が対照的だ。
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鑓は、こんな斜面。
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右から白馬、丸山、旭、裏旭、小旭、清水。そろい踏み。
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もう少しでひと息つけるところまで行けそう。
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ちょっとしたテラスに着きました。
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ここで鑓ヶ岳の頂上を捉えた。
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稜線を登山者が行く。
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例の団体さんが休んでいたので、我々はラッキーとばかりに進む。
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まずは、この小鑓をクリアしなければ。
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(つづく)
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唐松岳(1)

【2015年8月28日(金)】唐松岳
前夜から白馬山荘に宿泊中。
朝食は5時半からということで、4時半に起床した。
夜中何度も目が覚めたが、8時間くらいは眠れたようだ。
まずは、窓から外を覗く。
まだ薄暗いが、やはり曇りだ。
山テンの予報では、午前中晴れ間もあるが、午後3時くらいから雨が落ちる可能性あり、とのことなので、少し期待することにする。

朝食までにパッキング、歯磨きなどを済ませ、準備万端整える。
再び外を見ると、なんと晴れ上がっているではないか。
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立山連峰ももう少しですべて見えそうだ。
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丸山(2768m)の頂上には御来光を拝んでいる人も見える。
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これは毛勝三山。
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昨日は隠れていた白馬鑓ヶ岳(2903m)もやっと姿を見せてくれた。
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旭岳(2867m)は白馬岳(2932m)の陰になるので、まだ朝日が当たっていない。
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黒部ダムが右下に見えではないか。ということは左の尖塔は針ノ木岳(2821m)だろうか。
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おお、そろそろ食堂に行かなくては。
朝食も山小屋としては、ごく普通だった。
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サクサク食べて、トイレへ。
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さすが、日本最大の山小屋。便器がずらりと並んでいる。
ただ、もう繁忙期は過ぎたので、手前にロープが張ってあり、奥は使えないようにしてあった。
さて、身も軽くなった。今日は雨が降る前に不帰ノ嶮を通過したいので、早め早めの行動を心がける。

6時過ぎに出発。
旭岳もすっかり明るくなった。影は白馬岳。
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まずは眼下の丸山に向けて下る。
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左前方には、今日縦走する杓子岳(2812m)と鑓ヶ岳がりりしい姿を見せてくれる。
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朝日を浴びた白馬岳頂上宿舎。
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御来光を拝みに白馬山頂に出かけた人もいたようだ。
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なんと、こんな朝早くからヘリがまた飛んできた。背後は毛無三山。
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ドラム缶をぶら下げている。
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ホバリングして荷下ろし。
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お疲れさまでした。
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おっと、見とれている暇はない。ガレ場を下る。
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ちょっと角度が変わった旭岳。
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丸山は本当にまるい。
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またまたヘリがやってきた。
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これだけ巨大な山小屋だと搬送すべき荷物も膨大なのだろう。

10分ほどで、大雪渓に下る分岐を通過。
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ここからは白馬岳を背負った白馬山荘がきれいに見えた。
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頂上宿舎から登ってくる団体さん。
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この人たちには後で迷惑をこうむることになる。
バッジ購入のため、頂上宿舎に寄ることも昨日は検討したが、議事進行のため先を急ぐことにする。

眼下にテン場。見事に区切ってある。
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信州側は雲海が広がっていた。
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旭岳の山腹をトラバースする道は祖母谷温泉を経て、黒部峡谷に出るロングコース。
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縦走路と頂上宿舎からの道のちょうど合流地点で、さっきの団体さんとバッティング。
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惜しくも後ろにつく形になってしまった。

しかし、O君とH君はすぐに団体さんを抜いて先に行く。
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私もあわてて、それに続く。
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しかし、景色が良すぎて、何度も立ち止まる。
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写真を撮っては急ぎ、撮っては急ぎで、せわしないことこの上ない。
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振り返ると、白馬岳と旭岳の鞍部の向こうに鉢ケ岳(2563m)が見える。
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正面には鑓ヶ岳。
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分岐から10分もかからずに丸山に到着。
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2人は「写真撮ってていいよ」と言い残して、先に行ってしまう。
こちらは「おお」と言いつつ、急いで撮影。

何度もすいません、旭岳。
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白馬山荘と頂上宿舎。
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杓子岳と鑓ヶ岳。
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その間1分とかからなかったのだが、さっき抜かした団体さんに先に行かれてしまった。
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2人もすでに、あんなに遠くに。
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私も早く追いつきたいのだが、なにせこの団体さん、後ろにぴったり付いても、道を空けてくれない。
仕方ないので、写真を撮りつつしばし間合いをはかる。
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後ろも振り返ったり。
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でも、先を行く2人との距離は開くばかり。
とうとう我慢し切れず、「すいませ~ん」と言いながら先に行く。
彼らはまったく無言。決して感じのいい方々ではない。
昨日の宿で何かいやなことでもあったのだろうか。
仲間内でも会話がない。

とにかく私は、あの小さく見える2人を追いかける。何だか、先頭を行くO君がやけに速い。
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杓子岳が眼前に迫ってきた。
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鑓ヶ岳もこの角度からは鑓(槍)のようには見えない。
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白馬岳の東斜面。
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さっきの団体をようやく、このくらいは引き離した。
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この先で、2人が止まって上着を脱いでいる。
これでやっと追いつけそうだ。
こちらは時間節約のため、歩きながら脱ぐ。
やっと追いついて、O君に「おい、なんか急いていないかい?」と声をかける。
「そうかい。だって、あの団体、気に喰わないんだもん」
やはり、彼もそう感じていたか。

やつらに追いつかれないうちに、そそくさと出発。
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でも、私はまた遅れがちに。
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鞍部までまだ少しあるが、その先は激しい登り返しになりそうだ。
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大雪渓からガスが巻き上がってきた。
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はるか雲海の向こうには、どこかの山が浮かんでいる。
高妻山(2353m)だろうか。
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白馬の右に小蓮華山(2766m)も見えてきた。
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杓子にガスが迫る。やばやば。
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さっきの団体さん。
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おお、剱がもう少しで見えそう。
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横になったゴリラ。そんな風に見えません?
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杓子への登り。
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やった~見えた~
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あ~あんたは、だ~れ?
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どんどん見えてくるよ~小蓮華さ~ん。
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わ~大せっけ~。いつか登るぞ~
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杓子と天狗菱(左)かな。
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白馬岳の三合尾根。
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昨日歩いて来た稜線。今日はあれこれよく見えるんだろうなあ。
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う~ん、目の覚めるような緑の斜面。
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あの団体さんは13人でした。
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いよいよ杓子への登りにかかります。
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(つづく)
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白馬岳(5)

【2015年8月27日(木)】白馬岳
食べている間に、ガスが晴れてきたので、食後、夕焼けを見がてら外へ。
寒いのでダウンを着込む。
知らないうちにガスがかなり晴れ、杓子岳(2812m)が顔を出していた。
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明日歩く丸山(2768m)への登山道。
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振り返ると、白馬岳山頂(2932m)のガスも消え、空が真っ青に。
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夕陽に照らされ、小屋が輝いている。
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でも、日本海の方は厚い雲海の下だ。
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みんなも食後のひと時を楽しんでいる。
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そうこうしているうちに、バババと大きなヘリの音がして、資材を置いて行った。
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空身では帰らず、廃棄物?を吊り上げて帰って行った。
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その作業の素早いこと。そして、斜めになってものすごいスピードで降下していく。
それにも驚いたが、10分後にはまた別の荷物を持ってやってきた。
3~4往復くらいしただろうか。
1回の往復で料金はいくらかかるのか、などと考えてしまった。

よく見るとヘリポートは、山岳風景指示盤になっていた。
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その間に夕陽は旭岳(2867m)に沈もうとしている。
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みなもその一瞬を見逃すまいとしている。
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最後の光を杓子岳が浴びている。
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丸山や離山にも。
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すっかりガスは消えたが、鑓ヶ岳(2903m)だけは姿を見せてくれなかった。
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杓子沢のコル。
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18:20、夕陽は雲の中のまま沈んでしまった。
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旭岳の南西に伸びる尾根。2592mピーク。
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部屋から顔を出して、おどけるO君。
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この後、部屋に戻ったが、ひまだ。
H君がテレビでも見ようと行って、談話室っぽいところに行ったが、それほどくつろげる雰囲気ではない。
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壁にかかっている写真や100年記念室みたいなところを見学するしかなかった。
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収容人員1200人。日本最大の山小屋である。
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昭和31年の白馬駅前(当時は四ッ谷駅)。これはすごい。
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ほとんどの人が鉄道を使用した時代だ。

ふと気がつくと、雲海の上に剱岳(2999m)が突き出しているではないか。
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明日はすっきり見えてほしいなあ。

夜7時すぎ。
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月におやすみをして、再び部屋に戻る。
O君は8時前に早くも寝てしまった。
私も間もなく寝入ってしまったようだ。
夜中、10時ごろ目が覚めて、外を見たら、星が出ていた。
明日は大丈夫かも。

その直後、O君がトイレに起きた。
戻ってきた彼に、H君は「部屋が違いますよ」と一言。
H君はO君が出て行ったのに気付かず、他の人が入ってきたと勘違いしたようだ。
そんな風に夜は更けていった。

【行程】2015年8月27日(木)
自然園(8:38)~ビジターセンター(8:47準備8:52)~銀嶺水(9:33)~天狗原(9:54散策10:03)~風吹大池分岐(10:09)~白馬乗鞍岳(11:01休憩11:12)~白馬大池(11:41昼食12:09)~船越ノ頭(12:52休憩12:56)~小蓮華山(13:44休憩13:57)~三国境(14:36休憩14:39)~白馬岳(15:18休憩15:29)~白馬山荘(15:43)
※所要時間:7時間5分(歩行時間:5時間50分)コースタイム:7時間10分
※登った山:4座(白馬乗鞍岳、船越ノ頭、小蓮華山、白馬岳)
※歩行距離:10.0km

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白馬岳(4)

【2015年8月27日(木)】白馬岳
小蓮華山(2766m)から三国境(2751m)に向かっている。
前方に見えるホームベース形の雪渓の上下に踏み跡がある。あれは道なのだろうか。
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よくよく見ると何本も踏み跡がある。不思議だ。
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さあ、ロングトラバース。
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さっきの踏み跡の入り口には、×印を書いた石があった。
誰が何のために通るのだろう。
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小蓮華方面を振り返る。
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右手に展開する鉢ヶ岳(2563m)方面の尾根。
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こちらは三国境へと下る。
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小蓮華山から40分ほどで三国境の分岐に到着。
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ここは信濃、越後、越中3国の境にあたる。
地形図には三国境をピークの名前として書いてあるが、ピークは巻いているので、さすがにここを「登った山」にすることはできない。
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この先少し登ってみてわかったのだが、ここは二重山稜になっていた。
見た感じ、ピークへの道はないが、山全体がガレ場なので、行けないことはない。
でも、今回は団体行動なので止めておく。
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あれが頂上かと思っていたが、全然違うことを後で知る。
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落とし物と思われる「前高」(前橋高校?)の木槌が道標にぶら下がっていた。
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その写真を撮っていたら、H君に「君は何でも撮るねえ」と冷やかされた。
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まあ、そうだろうなあ。
何度も立ち止まって写真を撮っているから、遅れがちになる。
せっかく3人で来ているのに、ほぼ2+1で歩いている状態なのだ。
反省しつつも、やめられないのである。

ここは朝日岳(2418m)の分岐である。
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いずれ大雪渓を登って、朝日岳に抜ける縦走もやってみたい。
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さあ、白馬岳(2932m)まであと1kmだ。
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少し登ると、さっきの岩峰はただのトゲであることが分かった。
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そして巨大な二重山稜になっていることも判明。
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おそらく中央右あたりのピークが三国境の山頂であろう。奥のピークは小蓮華か。
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こうしてみると、登る人がやはりいるようだ。踏み跡がついている。
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このすぐ先で雷鳥に遭遇。
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なんと全部で6羽いる。これにはH君も大喜び。
私もほっこりした気分になった。

なったことはなったのだが、三国境から白馬岳までは標高差200mちょっと。
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これがまたきつい。
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だんだん、背後の雲がとれて、東斜面も見えるようになってきた。
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眼下では、別のグループが三国境の分岐で小休止中。
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トウヤクリンドウ。
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またまた随分、遅れをとってしまった。
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必死で追いかける。
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後ろには単独の人がじわじわと距離を詰めてきている。
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一つピークを越えると、緑のじゅうたんが広がった。
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おや、久しぶりの青空。
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時折ガスが晴れて、旭岳(2867m)が姿を現す。
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さらに2人を追いかける。
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イワツメクサ。
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旭岳の岩肌がくっきり見えてきた。
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魚のような雪形が確認できる。
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ガスの中の稜線を進む。
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後ろもガスに包まれしまった。
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あの左にうっすら見えるのがどうやら頂上のようだ。
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15時半になる前に、なんとかたどり着いた。
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結局ガスのため、頂上を遠望できないまま到着してしまった。

山頂には、新田次郎の直木賞受賞作「強力伝」の題材となった、あの風景指示盤があった。
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50貫(187.5km)の部分が2個、30貫(112.5km)の部分が2個あり、これを担ぎ上げた富士山の強力・小宮山正は本当にすごい。
有名な金時山の名物おばあちゃん「金時娘」の実の父親だ。
ただ、今日ばかりは見渡す限り真っ白で、役に立ってくれなかった。

ここの標識も黄色いプレートで全く味気ない。
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でも三角点は堂々の一等。
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ここにはたくさんの登山者がいたので、自撮り棒は使わず、写真は撮ってもらった。
ガスで何も見えず、急に寒くなってきたので、早々に退散。
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山荘に向かって下る。
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下るにつれ、白馬山荘がくっきり見えてきた。さすがにでかい。
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背後に見えるのは丸山(2768m)。岩峰は離山。

杓子岳(2812m)は見えそうで見えない。
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白馬頂上を振り返る。これも見えたり隠れたり。
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途中で、白馬開発の父、松沢貞逸氏の顕彰碑を見学。
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あとは山荘へ一直線。
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15:43に山荘に到着。
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栂池自然園から7時間ちょっと。休憩時間を入れてもコースタイムより若干早かった。
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眼下に、白馬村直営の白馬岳頂上宿舎が見える。
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まずはチェックインだが、受付専門の棟があってびっくり。
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受付と会計が分かれており、何だか病院のようだ。
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O君が手続きを進めている間に、お腹が空いたので予備食のあんぱんをぱくつく。
宿泊費は明日のお弁当も含め1泊3食で1人10600円。
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部屋は15号室。
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男性の相部屋になると言われたので、同室者がいるのか、ちょっと不安に。
布団は8組、枕は16個あった。8畳間なので混んでいる時は1畳に2人寝せるつもりなのだ。
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とにかく、追加が来ないことを祈りつつ、みなで裸になって、体を拭く。
最初はウエットティッシュでちまちま拭いていたが、水道もあるし、乾燥室もあるので、タオルを濡らしてガシガシ拭いた。
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(自炊用の水道)

H君からはドライシャンプーも貸してもらい、すっかりさっぱりした。
これなら風呂はなくても大丈夫。

さっぱりしたところで、お待ちかねのビール。
スカイレストランに移動する。とても山小屋とは思えない。
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その前に、H君はさっそく売店でバッジのチェック。
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ところが、なんと「売り切れ」。
これには彼も憤慨。「こんなところには一生に一度しか来れない人もたくさんいる。それなのに品切れにさせるとは、商売としてなっていない! 送料払うから後日入荷したら送ってもらいたいくらいだ」。
下の白馬岳山頂宿舎には売ってるかもしれないよ、と慰めたが、「白馬山荘オリジナル」にこだわりがあったようだ。

で、とにもかくにも、H君の史上最高標高達成、キャリアハイを祝って生ビール。
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1杯850円。つまみは少しだけ持ち込み。

おかわりは、ウイスキーをペットボトルに入れて持ってきたので、無料の水で割って飲む。
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グラスはビールのジョッキ。よく見ると、少し色が変だが、気にしないでおく。

夕食の5時半近くになるまで、楽しく歓談。
H君は「この間に、相部屋の人が来ていないか」と心配していたが、大丈夫だった。
こんな遅くなって来ることは、もうあるまい。

食堂はこんな感じ。
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(無人の状態)

夕食はハンバーグがメインで、その他は保存もの系。
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ごくごく普通だった。

(つづく)
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白馬岳(3)

【2015年8月27日(木)】
白馬大池を出発し、雷鳥坂を登っている。
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まずは、船越ノ頭(2612m)に挑む。
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このあたりで、県境を越え、新潟県に入った。
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ここは北アルプスの中でも、かなり北に位置するのだ。

ケルンを通過し、ハイマツの中を登る。
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足元は浮石が多い。
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雷鳥坂を振り返る。
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う~ん、大池がガスに隠れてしまいそう。
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タカネナナカマドの実。
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コマクサ。
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道は斜度を増していく。
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そして稜線に出た。
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奥のピークが船越ノ頭。
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稜線から左手の斜面をのぞく。
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後ろから、単独女性が追いついてきた。
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登り始めて間もなく追い抜いて行った人だ。
山小屋でゆっくりしていたのだろう。

トウヤクリンドウ。
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右手は直線的なガレキの斜面。
DSC_1362_201509240626560c4.jpg

このあたりから先は西斜面がきれいな傾斜で、東斜面が断崖になっている。
O君は西のきれいな斜面を見るたびに「いい斜面だ」を繰り返す。
彼はスキーヤーだから、そういう目で見てしまうらしい。
それぞれにいろんなこだわり、関心事があるものだと改めて感心する。

小屋を出発して40分ちょっとで、船越ノ頭に到着。
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実はこのピークに名前があることを知らなかった。
改めて「山と高原地図」を見ると、ちゃんと書いてある。
これで、予定していたのより「登った山」が増える。得した気分。
しかし、H君からクレーム。「これも登った山になるのか。全然基準が分からない」と。
何度も説明しているのだが、納得が得られない(笑)。
大原則は「名前のついているピークは、どんなに知られていなくても、その表記が「山」や「岳」でなくても認定する」という単純なことなのだが。

ここで、さっきの単独女性に抜かれた。
O君が「とっくに行ってしまったと思ってましたよ」と声をかけると、「小屋の中でゆっくりお昼を食べてました」とのこと。
やはり、そうだったか。
さくさく行ってしまい、この後、姿をみたのは本日の終着地白馬山荘だった。

たった今歩いてきた道を振り返る。
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見納めの白馬大池山荘。
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数分の休憩で出発。
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前方はガス。この先、ガスは晴れたりかかったりで、遠望がきく瞬間はほとんどなかった。
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道は尾根のすぐ西側をトラバースするように続いている。
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比較的、歩きやすい道だ。
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ずっと森林限界を越えているので、晴れていれば、ものすごい眺めであろう。

それにしても、西斜面のガレキは見事だ。
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左手に雪渓出現。
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この先はちょっとした二重山稜状態になっているようだ。
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少し下って、登り返し。
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これが標高差約170mの小蓮華山(2763m)への登り。
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旧道?
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船越ノ頭を振り返る。
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東の空。どっかの山が見えそうで見えない。
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おお、あんなところに小さな池塘を発見。
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2人は力強く歩を進めるが、こちらはなんだかへばってきた。
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イタドリ。
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んん、前方に大きな雪渓が見えるぞ。
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三国境の東斜面、白馬沢の雪渓だろう。

これは白馬岳(2932m)だろうか。どうもはっきり見せてくれない。
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下界が見えたのも一瞬だけ。
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二重山稜部分を振り返る。
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あれが頂上か。
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違った。ならば、あれか。
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あ~、ちょっと見えてきたぞ。
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1日に3枚くらいしか写真と撮らないというH君もたまらずカメラを取り出す。
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この雪渓がすごい。
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これから登る稜線も分かってしまった。
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さあ、小蓮華までもう少し。
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晴れているうちに、来た道も記録しておく。
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さあ、そこだ~
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と思ったら、またも裏切られた。
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この繰り返しで、すっかり疲れてしまった。
そもそも写真を撮りすぎるのがいけない。
何度も立ち止まって遅れた分、2人に追いつこうとするから、自分のペースで歩けないのだ。
それと、昨夜の深酒がボディーブローのように効いてきた気もする。
アルコール分解にエネルギーを取られているに違いない。

イワツメクサ。
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イワギキョウ。
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気力を振り絞って、ついて行く。
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ようやく着いた。小蓮華山。
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頂上はガレキだらけ。少し低いところに三角点があった。
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地べたに腰を下ろして、しばし休憩。ひゃ~疲れた。
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白馬大池からコースタイム2時間のところ、1時間35分で着いているので、実は早いくらいなのだが、調子が出ない。
序盤の岩場では元気があったのになあ。

15分近く休んで出発。
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波頭のような稜線を進む。
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小蓮華山を振り返る。
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めずらしく見えた東斜面の断崖。
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ガレキの道が延々と続く。
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再び小蓮華を振り返ると、後発の2人が休憩中。
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それしても独特の景観である。
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しばらくはゆるやかなアップダウン。
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ずっと白い石だったが、このあたりは赤い。
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そろそろ三国境の巻きにさしかかる。
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その前に下って来た斜面を見ておこう。
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ハイマツも育たないガレキなのだ。

見事なトラバース道。
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黙々と歩き続ける。
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背後の稜線は素っ裸。
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このあたりも二重山稜になっている。対岸の稜線はこんな感じだった。
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(つづく)
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白馬岳(2)

【2015年8月27日(木)】白馬岳
天狗原から白馬乗鞍岳(2469m)を目指している。
下から見えていた雪渓と同じ高さに至る。
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すると、まわりはお花畑。
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チングルマ。
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ハクサンフウロ。
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コイワカガミ(下)。
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ミヤマダイコンソウ。
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こちらは、岩との格闘が続く。
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雪渓の上端あたりまで登ってきた。
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岩の間にも雪が目立ち始めた。
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我々の眼前にも雪渓が現れた。
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でも、まだしばらくはその脇の岩場を進む。
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天狗原から標高差で150mほど登ったあたりで、雪渓を横断。
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アイゼンなしで全く問題なし。
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これらは溶岩のようだ。
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その中をもうひと登り。
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見下ろせば、天狗原と中ノ原が同時に見える。
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かと思えば、雲の上にどこぞの山が。
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これだけではさすがに判別不能だが、今後の天気回復を期待させた。
(結局、晴れ渡ることはなかった)

間もなく、だだっ広い白馬乗鞍岳の頂上台地に出た。
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あの岩に遭難慰霊碑らしきプレートが見える。
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地形図を見ると、三角点が登山道を右手に少しはずれたところにあるようだ。
ロープの外なので、高山植物を傷つけないよう石を飛びながら、探索に行ってみた。
ありましたありました。
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あれが、このあたりのピークか。
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なんて寄り道しているうちに、前の2人と随分離れてしまったので、あわてて追いかける。
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西に見えるのは雪倉岳(2611m)。でも、なかなかすっきりガスが晴れない。
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あれが実は乗鞍岳の真の山頂。
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登山者にとっての山頂はあのケルンのあるところ。
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地形図でみると、だいたい標高2450mの地点だ。
南へ100mほどの地点に2456m標高点があるが
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標高の表示は2436.5mになっている。
DSC_1188_20150923193204a1b.jpg
間違いなく、さっきの三角点の標高を採用したものだ。
しかし国土地理院は乗鞍岳の標高を2469mとしている。
このあたり複雑である。
これは、ケルンの地点から北北西に1.2kmの地点にある2469m標高点(長野・新潟県境)を頂上としているためだ。
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そうなると、乗鞍岳は変則双耳峰ということになる。
厳密に言えば、私は乗鞍岳の最高地点に立っていないことになるが、一応、山頂標識のある場所に立ったということで、「登った山」には認定することにする。

ここで、今回初めて3人勢ぞろいで自撮り棒撮影。
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10分ほど休んで出発。
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ハイマツの中をゆるやかに下っていく。
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間もなく、白馬大池とそのほとりに建つ真っ赤な白馬大池山荘が見えてきた。
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これは実に美しい。感激した。
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大池の南の方。
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左には船越ノ頭(2612m)方面。
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雷鳥坂の側面には、きれいな雪渓が残る。
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歩きにくい露岩帯を下る。
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亀石(笑)。
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何人かのグループとすれ違う。
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何度見ても、ほんとにきれいだ。
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小蓮華山(2766m)方面も少しずつ見えてきた。
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いやあ、すごい岩だ。
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大池のほとりまで下りてきた。
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池の底も岩だらけのようだ。
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しばらく湖岸に沿って歩く。
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ハクサンチドリ?
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ウサギギク。
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湖畔では若者たちが遊んでいる。
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もう小屋は目の前。
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小屋近くのロックガーデン。
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池の標識。
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乗鞍岳山頂から30分ほどで、白馬大池山荘に到着。
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しばし周辺を撮影。
雷鳥坂。
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船越ノ頭。
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その手前のピーク。
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小屋の前は広大なテン場になっている。
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その端っこにあるベンチに腰を下ろし、昼食にする。
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その前にトイレ。個室4つのうち2つが故障中だった。
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当方はおにぎり2個(稲荷、いくら)。
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O君がコーヒーをくれた。普段はあまり飲まないのだが、彼の荷物を少しでも軽くするため協力。

ここでH君がバッジを購入。
乗鞍岳、小蓮華山、白馬大池の3個で計1800円。
彼は熱心なコレクターであることを知る。
私も実は集めているのだが、キリがないので、そろそろ止めようかと思っているところ。
彼は、ちゃんと宝石箱のような箱に並べているそうだが、私は引き出しに死蔵しているだけだからだ。
今でこそバッジは山にしかなくなったが、かつては湖でも温泉でも岬でも観光地なら、どこにでもあった。
お土産としては、キーホルダーと双璧だった。
少年時代から集めているので、もう数は300個を超えている。
学生時代はカーテンに日本地図を描くように付けていたが、その重みで上のフックが壊れそうになったほどだ。
そういうわけなので、もう止めたいのだが、見るとやはり欲しくなる。
私は、白馬大池は我慢して、2つだけにした。

30分ほどで出発。
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白馬岳まであと3時間30分。
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と思ったら、こちらの看板には4時間とある。
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いずれにしろ、まだ12時を過ぎたばかりなので、4時前後には着くだろう。
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この先はまず大池を左手に見下ろしながらの、だらだらした登り。
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アキノキリンソウ。
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草紅葉がすでに始まっている。
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真の乗鞍岳と白馬大池山荘。
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白馬大池。やはり青いのがいい。
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乗鞍岳のケルンが見える。
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チングルマの坂を行く。
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やっと白馬大池の全容が見えた(2分割)。
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おお、小蓮華山も見えたではないか。
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(つづく)

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白馬岳(1)

【2015年8月27日(木)】白馬岳
白馬村の「ペンションcollege白馬」に泊まっている。
飲み過ぎたのか、夜中に目が覚めた時はちょっと気持ち悪かったが、朝6時頃起きてみたら大丈夫だったので、ホッとした。
外をのぞくと、小雨が降っている。やはり今日も厳しそうだ。
部屋でパンの朝食を済ませ、7時すぎに出発。

まずは私の車を八方尾根スキー場のふもとにある「八方の湯」の無料駐車場にデポ。
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我々が明後日下りてくる予定の八方ゴンドラリフト八方駅にも駐車場があるそうだが、そちらは有料らしい。
駅からここまで10分ほどかかるとのことだが、そのくらい全然問題ない。

向かいのコンビニで昼食と水分を調達して、栂池高原に向かう。
今回の白馬縦走は、栂池自然園~白馬大池~小蓮華山~白馬岳~不帰の劍~唐松岳~八方池山荘という2泊3日のコースだ。

明後日の下山後に入る予定の「倉下の湯」の場所を確認しつつ、7時半には栂池高原の駐車場に到着。すぐ横には、「栂の湯」があった。
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O君は「あれ、無料のはずだったのになあ」と首をかしげる。
でも1日500円だから、3日で1500円。3人いるので、1人当たりわずか500円の出費で済む。そんなに負担ではないから、ここに止めることにする。

ゴンドラ乗り場には、すでに何人かの登山者がいたが、ゴンドラの運行は8時から。
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まだ7時半なので、切符売り場の窓口も乗り場のシャッターも固く閉ざされたままだ。
ここでもう一度トイレへ。
ペンションで大量に出したはずなのだが、酒を飲むと断続的にしたくなる。
この先少々心配だ。

時間がたっぷりあるので、あたりをぶらぶら。
今年の北アルプス北部の遭難発生件数は25件。うち5名が亡くなっている。むむ。
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今日の予報は曇り。もう雨さえ降ってくれなければ御の字だ。
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今はとりあえず止んでいるが、ゴンドラの向こうはしっかりガスが立ちこめているので、あらかじめザックカバーをして、雨具の下も履いておく。
栂池パノラマウェイは、栂池ゴンドラリフト「イヴ」と栂池ロープウェイの乗り継ぎ。
最終目的地「自然園」まで片道1920円。

8時ちょうどにシャッターが開いたので、2番手で乗り込む。
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6人乗りなので、3人並んで前向きに。

眼下は栂池高原スキー場。あっという間にガスの中に入った。
このゴンドラには「白樺」という途中駅があった。
20分ほどで栂の森駅に到着。
DSC_0944_20150923053158144.jpg
DSC_0947_201509230532012a3.jpg

少し歩いて、今度は栂大門駅からロープウェイに乗り換える。
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71人乗りなので、8時前に下の乗り場に集まっていた登山者は、みんなこれに乗れた感じだ。
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5分で自然園に到着。時刻は8:36。
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DSC_0957_201509230531392f0.jpg
やはりここもガスの中だが、幸い雨は降っていなかったので、カメラは一眼レフを使用することにする。

ストレッチは下で済ませてあるので、すぐに出発。
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沿道には、シラヤマギクやノアザミに交じって見たことのない花が咲いていた。
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オニシオガマらしい。

舗装道路を10分も歩くと、山小屋が並ぶ地区に着く。
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こちらは手前の栂池ヒュッテ。
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その隣に、コンクリート造りの栂池山荘。
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その奥に栂池ビジターセンターがある。
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さらに奥にある建物は、なにやら由緒ありげだ。
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ここから本格的な登山道に入るので、みな準備を整える。2人はストックを取り出す。
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7月20、22日に相次いで、クマの目撃情報あり。
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いずれも登山道に近い場所だ。

依然としてガスの中だが、登れば雲の上に出ることを期待する。
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まずはちょっと下って、沢を渡る。
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そして、すぐ登りに転じる。
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いきなりの急坂だが、O君のペースについていく。
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ミズバショウやオオカメノキが雨に濡れている。
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ところどころにぬかるみがあり、コンクリートブロックや木の板が地面に敷かれていた。
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しばらく登ると単独の女性が抜かして行った。
この方とは、この日何度も言葉を交わすことになる。

30分ほど登ると青空が見えて、日も差してきた。
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本当に雲の上に出たようだ。俄然テンションが高くなる。
やはり、晴れ男H君の威力はすごい。
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さすがに暑くなってきたので、2人が長袖を脱いでいる間に、私も雨具の下を脱いでしまった。
スパッツは面倒なので装着せず、ズボンの裾をソックスの中に入れる。
泥が裾につかないよう、歩き方に注意する。

水の流れる道の脇には、育ちきったミズバショウが並んでいる。
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オニシオガマも群生していた。
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登山口から45分ほどで、クマが出たという銀嶺水。
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2人は通過したが、私は3杯ほど手ですくって飲んだ。冷たくて、うまかったよ。
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この後も黙々と登る。
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銀嶺水から15分ほどで、中ノ原のロックガーデンに出る。
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ここから、ちょっとだけ岩場の急登。
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すぐに台地状の場所に出る。
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木道を少し歩くと、そこは天狗原(てんぐっぱら)。
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ベンチがあったので、とりあえず休憩。
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でも、私は2204mピークにあるあの祠が気になる。
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回りを探検しているうちに、そこまで行ける道を見つけたので、行ってみた。
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山名板どころか、神社の名前すら書かれていなかった。

ここは回りより少しだけ高いので、天狗原を見渡すことができたはずだが、ちょうどまたガスがかかってきてしまった。
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戻って、湿原の眺めを堪能。
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正面には霧の向こうに白馬乗鞍岳(2469m)への斜面が見える。
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ここにはまだ雪渓が残っている。
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さて、それでは出発。
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綿毛となったチングルマ。
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イワショウブ。
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しばらく湿原の中を歩く。
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ミツガシワの島。
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ハート形の島。
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松があっちこっち向いているのはなぜ?
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しばらく木道が続く。
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5分で風吹大池への分岐。
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われわれは左に進路をとり、白馬大池に向かう。

ここから、大きな岩がごろごろする登りとなる。
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雪渓が間近に見えてきた。
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お、見下ろせば、天狗原。
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道はさらに険しくなる。
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一歩一歩の段差は大きいが、私はわりと調子がよく、ひょいひょい登れた。
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天狗原は見えたり隠れたり。
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ベンチ周辺は、団体さんたちで賑わっていた。
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(つづく)

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守屋山(下)

【2015年8月26日(土)】守屋山
守屋山(1650m)山頂直下の「ラビットハウス」で歓談中。
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ここにいた方は諏訪側の湖南の人で、湖南の小学校では毎年ふもとから3時間かけてこの山に遠足で登るのだそうだ。
今度は天気のいいとき、とくに冬にまたおいでと言ってくれた。

小屋の中にはうさぎにちなんだグッズなどが、かわいらしく飾られていた。
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ほとんど金子さんが持ってきたものだそうだ。

さて、随分休ませてもらったので、そろそろ引き上げることにする。
雨でも降り出したら面倒だ。
来た道を表参道の分岐まで戻る。
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あれ、橅難(ぶなん)観音はこっちのことだったのかな?
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表参道は標高差550mを一気に下る道だ。
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つづら折りになっているところもあるが、かなりきつい。
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見事なアカマツ。
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きのこが結構生えていた。
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これは木クラゲの一種かな。
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この巨木には御嶽神社が祀られていた。
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見事な針葉樹林。
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守屋神社奥宮の鳥居をくぐる。
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さらに沢沿いを下る。
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東峰から40分で、守屋神社の里宮に着いた。
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拝殿より随分高い場所に本殿があった。
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なんだか諏訪の匂いがする。
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無事下山のお礼。
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さらに下ると立派な鳥居があった。
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なんと守屋とは物部守屋のことだった。
蘇我馬子との戦いに敗れ、この地に落ち延びてきた物部守屋が創建したと言われているらしい。

私と入れ替わりに、どなたかが参拝に。
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鳥居を抜けると国道。
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小雨が落ちてきたので、古屋敷のバス停で一眼レフをザックにしまい、コンデジに選手交代。
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あとは車道を登山口まで戻る。

旧道があったので、そちらを選ぶ。
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沿道にはたくさんの花が咲いていた。
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稲も穂が垂れてきた。
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旧道はいい感じだ。
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廃屋もあるし。
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甲子待ちの行事を記念して建てられた甲子塚。
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再び国道に出る。かなり車の通行量が多い。
こちらは廃業したリゾート会社。
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向かいのバス停は待合所だけ残して撤去されていた。
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立石コース入口を確認。
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沿道の草花。
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沿道のため池?
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杖突街道の碑。
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その開通記念碑(昭和7年建立)。
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また出た、高遠長谷部アジア公園。
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太陽光パネルの回りに咲き乱れるオオハンゴンソウ。
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ムラサキモメンヅル。
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里宮から40分で登山口に到着。
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車道歩きは2.5kmほどあった。標高差も結構あり150mも登らされた。
ただ雨はほとんど止んでくれて助かった。

ちょうど4時間で車に戻り、峠道の道しるべの写真などを、いちいち車を止めて撮りながら下る。
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下の街に下りてきたあたりから、雨が降り始め、時折強く降った。
岡谷の町は混んでいて通過するのに時間がかかった。
塩尻峠は初めて通る(いつもここは高速で通過していた)ので、ちょっと期待したが、「峠」の標識すらなかった。

峠を越えるとひどい濃霧。H君の飛行機が着陸できるか、ちょっと心配になったが、結果的には大丈夫だった。
空港近くの広丘駅によって駅舎を撮影。
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東西の駅前の様子。
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広丘は「短歌の里」だそうだ。
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近くのコンビニで、つなぎの食料を調達。フランクフルトと牛肉コロッケ。
車内で食べながら、空港に向かう。

午後4時前に空港に到着。
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送迎デッキでFDAを迎える。
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残念ながら、北アルプスは雲の中。
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H君元気に到着。
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私の車で白馬村に向かう。

1時間半ほどで、白馬村のみみずくの湯に到着。
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露天風呂でのんびり。
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ポスターに、こんな表記が。
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「八方尾根」をローマ字表記にしただけだが「HAPPY-1」にかけているような気がする。

O君の到着時間が、晩飯をどこで食べるかを左右するので、連絡を入れてみるが、すぐには返事なし。
とりあえず、近くのAコープで酒とつまみだけ調達して、宿に向かう。
しかし、宿は入り組んだ場所にあり、道も真っ暗なので、なかなか行き着かない。
結局、GPSのお世話になり、7時すぎになんとかたどり着いた。
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(翌朝撮影)

ペンションは素泊まり2015円(税抜き)という安さ。来年は2016円?
わりと古い印象で、あまりおしゃれじゃない。
カップル向けではなく、学生のスキー合宿向けという感じだ。
でも、こちらはおやじ3人。全く問題はない。
部屋には3つのベッドが備え付けられていた。

早速部屋で宴会開始。
1時間くらい遅れでO君到着。
近くの飲み屋で飲む話もあったが、面倒なので、1階のロビーに下りてこのまま続ける。
O君には腹にたまるものを買ってきてもらった。
楽しく歓談して、11時に就寝した。

【行程】2015年8月26日(水)
登山口(10:11)~水呑場山荘(10:45)~守屋新道分岐(11:11)~東峰(11:22撮影・昼食11:38)~守屋山西峰(12:02撮影・休憩12:27)~表参道分岐(12:40)~守屋神社(13:18撮影13:23)~古屋敷バス停(13:27)~登山口(14:08)
※所要時間:3時間57分(歩行時間:3時間14分)
※登った山:2座(守屋山東峰、西峰)
※歩行距離:8.8km
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守屋山(中)

【2015年8月26日(水)】守屋山
守屋山水呑場山荘を出発。
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しめ縄をくぐって、本格的な登山道に入る。
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このあたり、林道も錯綜しているが
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この先の登山道は地形図にも表示がある。
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だらだらとした坂を黙々と登る。
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白樺が美しい。
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ウリハダカエデは、まさに樹皮がウリのような文様をしている。
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途中、右手の視界が開けたが、雲で何も見えなかった。
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間もなく、右手に林道の終点が現れた。
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この後はやや傾斜が増す。
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マムシグサが熟してきた。
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胸突坂。がんばれ、あと10分。
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この先、ロープ場とクサリ場に出くわす。
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小屋から標高差250mほど登ったところで、守屋新道との分岐。
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シナノオトギリ。
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岩場を越えると、東峰(1631m)はもうすぐそこ。
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一旦振り返る。
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分岐から10分ほどで東峰の頂上に着いた。登り始めてからは1時間10分。
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ここでもお花のお出迎えを受けた。
イタドリ。
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タカネナデシコ。
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ノラニンジン。
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雲が低く垂れこめているが、ありがたいことに下界はまだよく見える。
茅野市街。
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原村方面。
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それら全景。
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諏訪湖と岡谷市街。
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諏訪市街。
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南アルプス方面は完全に雲の中。
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中央道晴ヶ峰カントリー倶楽部。
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そのクラブハウス。
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山頂の岩場に立って、山頂周辺を俯瞰。
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あれが西峰(1650m)。
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望遠だと、頂上の標識が見える。
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まだちょっと早いが、ここで昼食にする。おにぎり2個。
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15分ほどで出発。
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なんとマニアックな案内だこと。西峰は全国の一等三角点の中で78位の高さだそうだ。

おっと、なんだ! こんな花初めて見たぞ。クサボタンだ。
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山頂の下に鉄柵で囲まれた守屋神社奥宮があった。
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遅ればせながら安全祈願。
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このすぐ先に里宮へ続く、表参道への分岐があった。
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帰りはこちらを下ることになる。

まずは西峰へ。
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樹林帯の中を少しだけ下って、登り返す。
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早くも色づき始めたカエデくん。
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「元気になる木」
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手彫りの観音様が祀ってあった。橅難(ぶなん)観音だそうだ。
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広い道を過ぎると、カモシカ岩。
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この岩の上によくカモシカが立っているらしい。

この先はオオカメノキの並木。これはめずらしい。
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ちょうど赤い実がたわわに実っている時期で、かわいらしかった。
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細い道には、トリカブトが咲いていた。
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間もなく、頂上直下にある小さな避難小屋に着いた。
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ウサギの絵があり、かわいくラビットハウスと書かれている。
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中をのぞくと、人がいてびっくり。
「コーヒーをどうぞ」と言うので、「帰りに寄ります」と言って、まずは登頂を果たす。
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これが、噂の一等三角点。
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この先も松尾峠への登山道が通じているようだ。
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展望は非常によさそうだが、この日は残念ながら、ほとんど雲の中。
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わずかに入笠山(左、1955m)が見えるのみだった。
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あれは、さっき歩いた東峰。
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ここはまた来ることがあるかなあ。晴れた時にもう一度来たいなあ。

さて、ラビットハウスに寄りましょう。
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中にいたおじさんは60歳前後といった印象。
ここの管理を手伝っているとのことで、週に2~3回登って来るという。
コーヒーはインスタントで、ガスコンロにのっているやかんのお湯を自分で紙コップに注いだ。
ミニトマトもサービスしてくれた。

せっかくだから、いろんなこと聞かせてもらった。
この小屋は昭和30年代くらいに、国土地理院が一等三角点の管理のため建設した。
真ん中のテーブルを挟んで、長いすに2人が寝られる程度の広さだ。
30年ほど前に取り壊しの話が出たので、地元の金子さんという人(もう80歳を超えているらしい)が交渉して、払い下げを受け、その後も登山者のために開放しているとのこと。
付近のいろんなもの(橅難観音とか)はみな金子さんが整備したものらしい。
小屋の名前の由来は、小さい家を示す「うさぎ小屋」から。
当初はそう呼ばれていたが、「ラビットハウス」の方がいいということになったようだ。

ここに通じる登山道もたくさんあるが、地元の人によって草刈りをしたりして大切にされ、どの道も荒れていないらしい。
東峰の奥宮に鉄柵がされているのは、昔、諏訪の人が雨乞いのため、この奥宮で神事を行った後、「神様を怒らせた方が雨が降る」と思って、石の祠を斜面に転げ落とすということを何度も続けたかららしい。
管理しているのは伊那側の片倉地区なので、「乱暴な諏訪の連中の無謀を許すわけにはいかない」と柵を設けたのだそうだ。
にわかには信じられないが、そんなことが昭和の時代まであったのだ。

(つづく)

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守屋山(上)

【2015年8月26日(水)】守屋山
高校の同級生O君とH君から白馬縦走に誘われた。
日程は、札幌在住のH君の夏休みに合わせ、8月27~29日。
26日夜に白馬村のペンションに集合ということなので、26日も休みをとることにした。
ただ、白馬までの移動だけで休みを1日つぶすのはもったいないので、この日は足慣らしを兼ねて、諏訪湖近辺の山に登ることにした。
高ボッチ山(1665m)と守屋山(1650m)のいずれかである。

しかし、当日はしっかり雨。
朝5時半には出発する予定で、5時前に起きたが、すっかり気分が萎え、だらだらと7時すぎに出発。
ちょうど、娘の出勤時間とかちあったので、ついでに駅まで車で送ってあげた。

平日の通勤時間帯ということもあって、市街地はかなり混んでおり、圏央道に乗るまで随分時間がかかった。
一応、登山の服装をして出てきたが、「この雨では、山歩きは無理だろうなあ。中央本線の駅舎撮影の旅に変更しようか」などと考えながら、車を走らせる。
しかし、笹子トンネルを抜けた途端、日差しが飛び込んで来た。
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なんと甲府盆地は晴れていたのである。

一瞬、「これならいけるかも」と思ったが、まわりの山はみな雲の中。
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わざわざガスの中に入っていくのもなあ、と決心がつかない。

しかし、諏訪湖に近づくと、高ボッチ山は頂上が見えないが、守屋山方向はあまり雲がない。
雨も全く降っていないので、守屋山に行くことを決断。諏訪ICで下りる。
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途中のコンビニで飲み物と昼食を調達し、杖突峠(1247m)への道(国道152号)を登っていく。
本当の杖突峠のすこし手前に展望台がある。
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ここに来るのは、長野在勤時代以来だから、ほぼ20年ぶり。
なつかしいので下りてみる。そう言えば、こんな茶屋があったっけ。
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この茶屋の脇を下りると展望台。
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八ヶ岳は全体に雲をまとっていた。
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でも、顔を出しているピークもあった。西岳(2398m)だ。
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茅野市街。
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諏訪湖と諏訪市街。
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諏訪湖。雲に隠れているのは高ボッチ山。
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下界は意外にすっきりと見えた。

これは大同桜之碑。
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この碑は「伊藤塾長先生教育表彰記念」ということになっている。
調べてみると、伊藤先生というのは、茅野市安国寺にあった私塾「大同義塾」の創立者伊藤作左衛門(1868~1950年)のことらしい。
その伊藤先生が1932年に知事表彰を受けたのを記念して、塾生や卒業生が杖突峠への道12kmに3000本もの桜を植え、36年にこの碑が建立されたとのことだ。
その桜も道路拡張などで、ほとんど残っていないという。

ここから700mほど先の、本当の杖突峠に登山口がある。
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広い駐車スペースがあったので、そこに車を止める。
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時間は10時過ぎ、自宅からちょうど3時間かかった。ここまで187km。
さすがに平日だけあって、ほかに車は1台もない。

軽くストレッチをして、10:10出発。
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すぐに林道を右手に見送り、左の登山道を進む。
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今日は下山後、信州まつもと空港にH君を迎えに行く約束になっている。
千歳からのFDA便の到着は16:05。
ここから空港まで1時間ちょっとかかりそうなので、余裕をみて14時過ぎには下りてきたい。
制限時間は4時間といったところか。まあ、大丈夫だろう。

早速、ノアザミのお出迎え。蝶も一緒だ。
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シラヤマギクさんも。
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あとはずっと樹林帯。
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ここ数日の雨で、路面が滑りやすくなっている。
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知らず知らず時間が気になるのか、ややペースが早い感じがする。
時折、日が差す天気で蒸し暑い。汗がどんどん出てくる。
でも、気持ちのいい道だ。
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本日の地図はスマホの地形図電子版だけなのだが、この登山道は全く載っていない。
とりあえず道標を信じるしかない。
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標高差で100mほど登ると、左手に車道が見えてきて、しばらく並走。
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間もなく車道を横断して、さらに森の中を進む。
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さっきから、こんな絵を描いた看板をあちこちで見かける。
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「高遠長谷部アジア公園」って何だろう。
ネット検索でいろいろと調べてみたが、詳細は不明。
建築関係の長谷部グループが企画したものらしいが、営業していた時期があったのかどうかもよく分からない。

今は、こんな風にゲルも廃墟となっている。
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アジアといいつつ、モンゴルにとくに関心があったようだ。
絵にもモンゴルの国旗の文様が描かれている。

首をかしげつつ歩を進める。
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1407mピークの左を巻きながら進むと、再び車道に合流。
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「近道」という道標に従い、車道を見送って左に下りていく。
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谷底まで下ると、木道。でも注意書きが。
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「古い木道です。・・・危険を感じたら木道を利用せず、林道を迂回して下さい」
これには非常に違和感を覚える。
危険だと管理者が思うなら、自らの責任で通行止めにすべきだ。
事故があった時の責任回避の臭いがぷんぷんする。

「古い木道なので、十分注意して、ご通行ください」でいいのではないか。
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小さな沢を渡る。
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ザゼンソウの群生地のようだが、もちろんシーズンは終わっている。
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みたび車道に出ると、そこに「守屋山登山道入口」の巨大な標柱があった。
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ここはキャンプ場にもなっているようで、広いなだらかな敷地がある。
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右手には無人の山小屋。
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「守屋山水呑場山荘」とある。
中を見学。一応、泊まれるようだ。
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以前、入笠山(1955m)に登る際、前夜ここに泊まって、集合時間の10時に間に合うよう、早朝に守屋山を登る計画を立てたのだが、天気が悪く前泊は中止したのだった。

ここは諏訪市神宮寺生産森林組合や諏訪市守屋山あずま屋会などが熱心に活用・管理していることがうかがえる。
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ただ、「水呑場」の由来であるはずの、水場を見つけることができなかった。

(つづく)
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急行はまなす

【2015年8月16日(日)】急行はまなす
この日は北大でお仕事。朝、母校札幌市立澄川小学校の前を通って、地下鉄澄川駅へ。
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お仕事は、夕方まで、まる1日。
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会場はここ。
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はい、お仕事は終了。
学術交流会館の向かいに、北大初代総長・佐藤昌介の胸像があったので、記録する。
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北大専用のマンホール。
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今回は、青森行きの夜行急行はまなすに乗って、帰京する。
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羽田行きの飛行機がすべて満席で取れなかったのだ。
青森からは新幹線に乗る。東京着は10時半ごろ。
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会社にはやや遅刻だが、あらかじめ申告しておけば問題ない。

はまなすは定刻の22:00より7分ほど遅れた。
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この列車には寝台や、のびのびカーペットなど横になれる車両があるが、予約した時点でそれらはすべて売り切れ。
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座席しかなかった。増結していたので乗れたようなものだ。
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もちろん、座席も満席。
しかも、シートが古くて、クッションが固い。
乗っているうちにお尻が痛くなった。

函館2:52着。ここで1時間4分の停車。時間調整だ。
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全然眠れないので、気分転換に外に出ることにした。

他の乗客もホームに出て、車両の写真をパチパチ撮っている。
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私も何枚か。
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時間はたっぷりあるので、駅の外に出て、朝食を調達することにする。
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駅前に都合よくコンビニがあった。パンや牛乳などを購入。

とぼとぼと駅に戻り、もう何枚か。
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ここは終着駅なので、列車がここからスイッチバックして、青森に向かう。

これらの札もいずれ外される運命。
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3:56発車。
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このあとはどうやら少し眠れたようだ。
青函トンネルを抜け、気づいたら明るくなっていた。

蟹田駅付近で海に近づいた。車窓は陸奥湾。
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6:19青森着。
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9分の待ち合わせで、1駅だけ運行している新青森行き普通列車に乗車。
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JR奥羽本線だが、車両は青い森鉄道。
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車内は新幹線に乗り換える乗客で満員だった。

新青森6:33着。
ここでは16分ほど待ち合わせ時間があったので、駅舎撮影に出る。
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なかなか近代的な駅である。ガラスで明るくするのが最近のはやりらしい。
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来年3月26日には、函館まで新幹線が通じる。
それ以降は、陸路で帰省することが増えるかもしれない。
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6:49発の東北新幹線はやぶさ8号に乗り込む。
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まずは朝食。そのあとはずっとパソコンで15日の山行記録をつけていた。
10:28東京着。地下鉄丸ノ内線に乗り換えて、11時前に出勤。
12時間半の長旅だった。
急行はまなすも北海道新幹線が開業したら、廃止されるだろうから、乗っておけてよかった。

【行程】2015年8月16~17日
札幌22:00~青森6:19(急行はまなす)
青森6:28~新青森6:33(JR奥羽本線)
新青森6:49~東京10:28(東北新幹線はやぶさ8号)
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黒岳(4)

【2015年8月15日(土)】黒岳
お鉢平展望台までやってきた。
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ガスが中岳(2113m)を越えて御鉢平に下りてくるような様子が見える。
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長居はせず、引き返すことにする。
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前方にも雲がたちこめてきた。
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風が冷たく感じたので、雨具を着る。

石室までは2kmの道のり。
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お花畑の中を下っていく。
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さっきは聞こえなかった赤石川の流れる音が聞こえてきた。
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風の向きが変わったみたいだ。
たぶん雨が近い。予報通りだ。

黙々と下る。
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帯状に植物は繁茂している。何かの現象か。
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ハイマツの株。
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穏やかになった赤石川。
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来る時は気づかなかったが、池塘があった。
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秋には真っ赤に燃えそうなナナカマド。
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アキノキリンソウとアザミ。
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下りもほぼ45分かけて、石室に到着。
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ここで小休止。私はトイレ。
結論を先送りしていた、桂月岳(1938m)を登るかどうかの話題はまったく出なかった。
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そのまま出発。
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北のガスが一瞬晴れて、上川岳(1884m)がこの日初めて見えた。
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雪渓を過ぎて、登りが始まったところで、遠雷が聞こえた。
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やばい、間もなく降り出すぞ。

桂月岳(1938m)と凌雲岳(2125m)。
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凌雲岳と石室。
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遠くに北鎮岳(2244m)。
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エゾノツガザクラの葉っぱ。
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雨が怖いので急いで登る。
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やはり北にもガスが出てきた。
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ガスとの追いかけっこになってきた。
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黒岳(1984m)にも雲がからみ始めた。
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午後1時半、黒岳山頂(1984m)に到着。
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と同時に、とうとう降り始めた。
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あわてて、雨具の上下を着て、ザックカバーをして下山開始。
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いきなり本降りだ。
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この雨の中、100円レインコートで登ってくる家族連れや登山者がいる。
登り始めた時はまだ降っていなかったのだろう。
ときどき小降りになったが、七合目に着く頃には土砂降りに近い状態になった。

タカネトウウチソウ。
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途中、N君が「雷でリフト止まってるかもなあ」とつぶやく。
「ああ、ありえるねえ。もしそうならロープウエーも止まってるね」
その場合はやむなしと諦めて、とにかく先を急ぐ。
路面はもう川の状態。
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実はカメラが濡れてしまうので、写真もろくに撮れない。
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午後2時半すぎ、七合目に到着。
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心配は的中。リフトもロープウエーも止まっている。
七合目登山口の売店には多くの人が雨宿りをしていた。
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パトロール事務所のお兄さんの話によると、リフトが止まったのは2時過ぎというので、ちょうど下っている最中だ。

N君が「ロープウエーまで歩いて下るか」というので、私には異存がなかったが、「もう少し小降りになるのを待とう」ということで、我々もしばし停滞。
再び、お兄さんに聞くと、ここ5日間、毎日この時間になると雨になり、昨日もリフトは止まったという。
昨日は1時間ほどで運転再開したが、「今日はこれまでより強い雨が長い」という。
困ったものだ。いつまで待たされるのか。
N君によると、ここ数年の北海道はお盆の時期になると決まって、こういうゲリラ豪雨があるという。
温暖化で北海道の気候も変わり始めたのだろうか。
待ち時間で、「ほたる」の残りを食べる。

気温は16℃あるが、体が冷えてきたので、濡れてしまうのを覚悟でダウンを着込む。
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N君は「中からほてっているので全然寒くない」んだとか。
そうこうしている間に、ロープウエーの係の人が人数を数えに来た。
間もなく、3時過ぎになって、リフトが動きますとのお知らせ。
乗り場に行くと、「シートが濡れていますので、お尻が濡れるのを覚悟で乗ってください」と大声で呼びかけている。
こちらは下も雨具なので問題ない。
「チケットは往復ですよね」と確認され、「はい」と答えた。
もうチケットそのものを確認している余裕はないみたいだ。

リフトに乗っている15分近く、ずっと雨脚は弱まらなかった。
前に乗っているカップルは普通の観光客。薄着ですっかり濡れて、傘を差していたが、寒そうでかわいそうだった。
N君も「こんな雨は山登り始めてから初めてだ」という。
私も考えてみれば、こんなに長く強い雨に降られたことはない。
さすがに登ってくる人はいない。
ロープウエーが止まっているのだから当然か。

リフトを降りて、ロープウエーに向かって歩く。
すると、ロープウエーの運行を再開しますのアナウンス。
「定時で運行する」というので15:20か。
リフトの人をみな収容しておろすのかと思ったら、そうでもないらしい。
急ぎ足で向かい、みんな濡れた体のまま乗り込む。
どこで引き返してきたのか、あの17㌔ザックのおじさんの姿もあった。

しかし定時になっても扉は閉まらず、結局は全員を収容したようだ。
ロープウエーは50人ほどの乗客を乗せ、7分遅れで出発した。
途中でガスの下に出たが雨は相変わらず。
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ロープウエーを降りて、車に向かうとすると、さらに雨脚が強くなった。
ハッチをあげて、雨具を車の中に置き、助手席に回るまでのたかだか2~3mでまた濡れてしまった。
やっと風呂に入れる~と思ったが、この雨では「黒岳の湯」の駐車場から建物に移動する間にまた濡れてしまう。
層雲峡で風呂に入るのはあきらめ、美唄のピパの湯まで我慢することにした。
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上川の街に入ると、全然雨が降った形跡がなく、路面も完全に乾いていた。
スマホでアメダスを見ると、黒岳周辺だけ小さい範囲に雨雲が出ていた。
まあ、晴れているうちに登れたのだから、いい方だ。

高速では10月3~4日に予定している秋の北海道山行について行き先などを検討。
お腹が空いたので、美唄の手前の砂川SAで、休憩。
ゆでとうきびを食べる。ちょっと塩気にむらがあったが、おいしかった。
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体が冷えているので、ソフトは諦めた。

ピパの湯の駐車場はかなりの数の車が止まっていたが、みなお風呂というわけではなく、比較的余裕で入れた。
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青の洞門という露天風呂であたたまり、ゆっくり体を洗って、出発。
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その先は渋滞もなく、午後7時半に実家に到着。

しかし、何と言うこと。スマホを彼の車の中に忘れてしまった。
彼の電話番号はそのスマホに登録されているので、かけられない。
どうしよう。
そういえば、会社のスマホがあった。そこから自分のスマホに電話する。
N君が出てくれ、持ってきてくれるという。
「申し訳ない!」
ほんとに疲れているのに、申し訳なかった。
家にあるお菓子や果物をかき集め、「これでも食べてくれ」と深々とお礼をして、見送った。

38年ぶりの大雪山。最後の土砂降りもあり、忘れられない山行となった。

【行程】2015年8月15日(土)
黒岳七合目登山口(8:20)~八合目手前(8:53休憩9:00)~八合目(9:03)~九合目(9:22休憩9:29)~黒岳頂上(10:01休憩・撮影10:25)~黒岳石室(10:51昼食11:17)~お鉢平展望台(12:01休憩12:18)~黒岳石室(13:02休憩13:09)~黒岳山頂(13:32雨具着用13:38)~八合目(14:10)~七合目登山口(14:35)
※所要時間:6時間15分(歩行時間4時間41分)
※登った山:1座(黒岳)
※歩行距離:8.3km

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黒岳(3)

【2015年8月15日(土)】黒岳
黒岳山頂(1984m)から石室に向かって下っている。
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正面に広大な雲の平が展開する。
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まだ北鎮岳(2244m)は雲の中。雪渓が美しい。
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途中、ご婦人2人が双眼鏡や望遠レンズのカメラを持って立ち止まっているので、「何か見えますか」と聞いたら、「ナキウサギがあそこにいるの」という。
居場所の説明を聞いたが、どう見ても分からない。
でも、そのうち、ナキウサギが走り出したので、その時やっと現認できた。
小さいし、遠いし、早いからとても写真に収めるのは無理だった。

彼女たちを残して、どんどん下る。
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下るにつれ、桂月岳(1938m)の形が変わってくる。
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ゴゼンタチバナ。
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間もなく、雪渓にはさまれたちょうど土橋のようになっている場所に至る。
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左の雪渓に人影。基本的に立ち入り禁止のエリアだが、山小屋の関係者だろうか。
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カメラを引くと、白雲岳(左、2230m)や北海岳(2149m)が望める。
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土橋を通過して、石室に向かう。
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今下りて来た斜面を振り返る。これは黒岳の山頂ではない。
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烏帽子岳(2072m)。
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すぐに、十字路。左が北海岳、直進が北鎮岳、右が石室&桂月岳だ。
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我々はまずは石室へ。
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しかし、やはり予想に反して、人が極端に少ない。
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1~2組しかいない。
余裕でベンチをひとつ確保できた。

まずはトイレ。小屋より立派だ。
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小便器は故障中なので、大便器で用を足す。
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自転車のペダルは手で回した。

外に天水を貯めた「カムイの水」があったが、手洗い禁止。
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炊事用ということのようだ。

ちょっと小屋の中を見学。
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オリジナルのお土産品がいろいろある。

バッジ(600円)もあったが、昔層雲峡に観光に来た時に買ってあるかもしれないので、今回は見送った。
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帰宅して確認したら、やっぱりあった。無駄遣いをしなくて済んだ。

お酒も我慢。
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寝室は二段ベッド。
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ナンバープレートを見ると、1人当たりの幅は結構狭い。
ハイシーズンはさぞかし窮屈だろう。

ここで本格的な昼食。とは言え、私はさっきおにぎりを1個食べたばかりなので、残りの1個(紅鮭)を食べるだけ。デザートにぜんざいを食べた。
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これでお腹がいっぱいになった。
N君はカップ麺とおにぎりだった。

協議の結果、お鉢平展望台(約2000m)までピストンすることにした。
目の前にある桂月岳にも「登った山」を稼ぐため登りたかったが、「お鉢平展望台」から戻って元気だったら行く、ということにした。
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でも、これは事実上の断念に近い。

近くにテン場があったので、こちらも探索。
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姿を現した北鎮岳。北海道第二の高峰だ。
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北海岳と間宮岳(2185m)。
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さて、25分ほど休んで出発。
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氷室を確認。
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北鎮岳方面に進む。
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お、コマクサ。この日見たのはこれが最初で最後。
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大雪山のコマクサもだいぶ減っているらしい。

お鉢平展望台へはなだらかな登り。
正面に北鎮岳、左手に北海岳を眺めながら進んでいく。
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左後方は、烏帽子岳(左、2072m)と小泉岳(右、2158m)。
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黒岳方面を振り返る。
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お花はもうピークをとっくに過ぎている。
バイケイソウ。
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綿毛になったチングルマ。
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これは綿毛もすべて取れてしまった状態。
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歩きやすい道がしばらく続く。
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左手を流れるのは赤石川。
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だいぶ御鉢平が近づいて来た。
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北海岳。
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その左にクジャク岩。
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右手に凌雲岳(2125m)。
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チングルマの島。
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アキノキリンソウの島。
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シラタマノキ。
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これはよく分からない。シャクナゲの葉っぱに似ているが。
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何組かの登山者とすれ違うが、そう多くはない。
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やはり、道産子はみなまじめに墓参りに行っているのだろうか。
でも、私は昨日行ってきたので恥じるところはない。

いよいよ御鉢平の入口が目前。
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赤石川はかなりの急流だ。
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道には浮石が目立ってきた。
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背後には烏帽子岳が荒々しい姿を見せてきた。
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赤石川の流れもよく見える。
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さあ、お鉢平展望台への登りにかかる。
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このあたりもお花畑。
チングルマ。
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ミヤマリンドウ。
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ヨツバシオガマ。
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シロバナエゾノツガザクラ。
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エゾコザクラ。
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エゾシモツケ。
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エゾノツガザクラというのは、こういう風に直線的に茎が伸びて咲くようである。
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最後に岩場の急な登りがあったが、石室から休憩なしで展望台に到着。
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45分かかった。ちょうど12時だ。
御鉢平は38年前に、旭岳(2291m)に登った時、逆側から見たことがあるが、同じように大きく見えた。
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こちらからはどちらかというと、間宮岳(2185m)の火口壁を見る感じだ。
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北鎮岳(2244m)方面。手前の岩壁は2020m標高点。
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中岳(2113m)。
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北海岳(2149m)。
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いずれも御鉢平を取り囲む山々だ。

御鉢平の底。赤石川の源流である。
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その名もずばり有毒温泉。
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ヒグマの姿を探したが、この時間には御鉢には来ていなかったようだ。
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ここでみかんを食べながら、20分近く休憩した。
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(つづく)

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黒岳(2)

【2015年8月15日(土)】黒岳
リフトの終点七合目から黒岳(1984m)の頂上を目指している。
眼下に層雲峡温泉が見えてきた。
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岩に刻まれた落書き。「旭工」も文字が読める。
かつての高校生の仕業のようだ。
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路面は砂防ダム的な木の階段が延々と渡してある。
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ニセイカウシュッペ山(1879m)。
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石狩川が削った深い谷。
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だんだん沿道はお花畑になってきた。
エゾノミヤマアザミ。
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ダイセツトリカブト。
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シロバナシモツケ。
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ウサギギク。
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ヤマハハコ。
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ウメバチソウ。
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ナガバキタアザミ。
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アキノキリンソウ。
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なかなか八合目に着かないので、つづら折りの屈曲点でしばし休憩。
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私は立ち休み。
ここで、ロープウエーで一緒だった大家族に先行される。
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同じ年頃の子供が多かったので全員が家族ではないのかもしれないが、元気そうなおじいちゃんが先導していた。

出発してすぐに8合目。もう少し我慢すればよかった。
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ここでさっきの家族が休んでいたが、我々は休んだばかりなので通過。
その後すぐ、「黒岳○・九km、リフト○・八km」の道標。
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出発してもう50分も経っているのに、まだ半分も来ていないことに衝撃を受けた。
ここは七合目から山頂までのコースタイムは1時間10分なのである。
ちょっと厳しすぎるのではないか。

まあ、頑張って登るしかない。
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ニセイの西の稜線はすっかり雲に隠れてしまった。
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アザミがうるさいほど咲いている。
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それに混じって、ナナカマド。
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シナノオトギリ。
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ハエが大量にたかって気持ち悪いが、シシウドの仲間エゾニュウ。
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八合目から約20分で九合目に到着。
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ここでベンチに座って7分ほど休憩。実家で栽培したトマトを2人で食べる。
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さて、ここからがまたきつい。
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さっきの重たいザックの人が苦しんでいた。
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あと500m。
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北海道の雄大な原生林が眼下に広がる。
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あの2つのえぐれはおそらく層雲峡、流星の滝(左)と銀河の滝(右)の落ち口であろう。
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手前の谷は、お鉢平から流れ出る赤石川が削ったもの。
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左手に奥の平方面の稜線が見えてきた。
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前方に鋭い岩峰。
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てっぺんに烏が止まっているようだ。
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よし、あと300m。
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ニセイも雲の中に入ってしまった。
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高山植物たちの声援を受けて、もうひと踏ん張り。
ヤマハハコ。
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シナノオトギリ。
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シナノキンバイ。
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イワギキョウ。
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いや、アザミはもういいです。
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みんな最後の登りに奮闘中。
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いったい、どこまで登ればいいのかと思いつつ、急な石段を登ったら、あっけなく頂上に出た。
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頂上には10人ほどの人がいた。
広いので、そんなに混んでいる感じではない。
というより意外なほど少ない。
N君は「みんなすぐ下りてしまうからな。石室にはきっとたくさんいるよ」とのこと。
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まずは2人で記念撮影。
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ここで初めて、大雪山核心部の全容が視界に入った。
とにかく、眼前に広がる雄大な風景をカメラに収めることにしよう。
これから歩く石室方面。かなり雲が多い。
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東大雪方面。
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分かりにくいが、正面の尖塔が烏帽子岳(2072m)。
その後ろのなだらかな山頂が小泉岳(2158m)。
小泉岳のすぐ左のこれまたなだらかなピークが赤岳(2079m)。
右端に白雲岳(2230m)が見える。

アップにしてみよう。
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赤岳の左に展開する奥の平。その向こうで雲に隠れているのは、おそらく石狩岳(1967m)。
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眼下の雪渓。
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赤石川の雪渓。
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御鉢平の東壁。最高地点は間宮岳(2185m)。
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中央にわずかに覗いているピークはおそらく旭岳(2291m)。
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北海岳(2149m)。
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山頂には、上川中部森林管理署の小屋がある。
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ちゃんと確認していないが、たぶん、荒天時の避難用に鍵はかけていないのかもしれない。
だから、思い余った人が入り込んで、大便などしてしまうのかも。

山頂には小さな祠があった。
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無事登頂のお礼と無事下山の祈願を兼ねて、2礼2拍手1礼。

黒岳山頂の北のピーク。
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ここに三角点があったようだが、見逃してしまった。失敗。

桂月岳(1938m)や凌雲岳(2125m)はガスに巻かれて、見えたり隠れたり。
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ひと通り撮影した後、腰を下ろし、銘菓「ほたる」とおにぎり1個(すじこ)をいただく。
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まだ10時なのに、なんかお腹が空いてしまった。
車の中で朝食を食べたのが、まだ5時半くらいだったからなあ。

ここまでコースタイム1時間10分のところ、1時間40分もかかってしまった。
これでは北鎮岳(2244m)まで行くのは無理そうなので、もうここで引き返してもよかったが、N君は石室まで行って考えようというので、そうすることにした。
石室まで800mと表示があるが、「山と高原地図」のコースタイムは10分。
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これもきつすぎるのではないか。
距離があっているとしたら、800mを10分で歩くのは、平地でも速足になる。

ともあれ、25分ほどの休憩で出発。
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路面には大きめの砂利が敷いてあり、今の足では非常に歩きにくい。
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我慢して下る。

少し下るといったん平らな道になる。
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もう散っているが、イワウメがいっぱい。
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黒岳を振り返る。
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砂礫が露出したブッシュ帯になった。
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こういうところに繁殖するのは、そうコマクサ。
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両側にロープが張られた道を進んで、ケルンを通過すると、下りになる。
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その途端、黒岳石室の小屋が見えた。
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桂月岳も姿を現してくれた。
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(つづく)

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黒岳(1)

【2015年8月15日(土)】黒岳
今回、出張を含めた3泊4日の帰省をするにあたり、うち1日は山に登ることにして、高校の同級生N君に連絡。
「金曜か土曜日、空沼岳あたりに登らないか」と声をかけた。
「金曜はゴルフなので、土曜(15日)にしよう。空沼は登ったばかりだから、大雪はどう?」との答え。
大雪山に登るのは実に38年ぶりになる。
望外のことだったので、「日帰りで行けるの」と聞いたら、歩くコースに出発時間を合わせれば可能とのこと。
「じゃあ、黒岳(1984m)から北海岳(2149m)ピストンてのはどう?」
「いいよ、北鎮岳(2244m)ピストンでもいいしね」
というわけで、商談成立。当日午前5時に実家に迎えに来てもらうことになった。

直前の予報は曇りのち雨と、あまり芳しくなかったが、とにかく行くだけは行くことにした。
当日は朝4時前に目が覚めてしまい、やや睡眠不足。
なんと雨が降っている。う~むと思ったが、予報だと旭川方面の方がまだましなので期待することにする。
あくびをかみ殺しながら、朝5時に出発。

美唄あたりでまた雨が降っていたが、遠くの山々の稜線は見えるので、高曇りもしくは晴れなのだろう。
層雲峡手前のセブンイレブンで昼食のおにぎり2個を調達。
実家からまんじゅうにトマト、みかん、水ようかんを2人分もらってきているので、その旨、N君に伝え、考慮に入れてもらうことにする。

上川から層雲峡に近づくと、右に正面に大雪の山々が見えてきた。
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空はこんな状態。晴れそうとも言えるし、雨が降りそうとも言える。
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見る人が見れば識別できるのだろうが、私には同定不能。
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しかし、これは分かりそう。中央右が黒岳、左のとんがりは烏帽子岳(2072m)ではないか。
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7:20頃、ロープウエー山麓駅に到着。
正式には、大雪山黒岳ロープウェイ層雲峡駅。
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車を索道のすぐ下にある駐車場に止める。
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いやあ、素晴らしく晴れているではないか。
でも涼しい。五合目の気温は14℃だそうだ。
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リフトの時は寒いかもしれないので、雨具を防寒具としてあらかじめ着ておく。

次の便(7:40発)が出るまで、しばし売店などを冷やかす。
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6時の始発はかなり混むらしいが、この時間は閑散としている。
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お盆休みの土曜日だというのに、こんなに静かだとは。
内地ではありえない。
それでも、発車間際には20人近い人数になっていた。
往復1950円。

さて出発。
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乗ったゴンドラは101人乗り。1986年の製造であった。間もなく30年だ。

ここの経営は「りんゆう観光」。
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なんと札幌藻岩山のスキーリフトもこの会社だ。

車内に山座同定にうってつけの写真があるので、資料として写真に収める。
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ロープウエーはどんどんと高度を上げていく。
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正面に黒岳が見えてきた。
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北東には屏風岳(1792m)。
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北西には天塩岳(1558m)。
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北には朝陽山(1370m)。
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7分ほどの空中散歩で、黒岳駅に到着。
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標高660mから1300mまで一気に登って来た。

アイヌは大雪山のことを「カムイミンタラ(神々の遊ぶ庭)」と呼んでいた。
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ただ、これは直訳しすぎた誤訳で、真意は「ヒグマの遊び場(ヒグマがたくさんいるところ)」という意味だという意見もあるらしい。

ここから七合目までのリフト乗り場に行くには200mほど歩く。
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「山と高原地図」には、五合目に水場のマークがあったので、ここで補給しようと思っていたのだが見当たらない。
駅の中の洗面所のことを言っていたのかもしれない。結果として通過してしまった。
結局、スポーツ飲料とお茶の計1㍑だけで今回の山行をもたせなければならなくなった。
まあ仕方ない。足りなければ石室で買えばいい。
巨漢のN君は大量に汗をかくので4㍑持ってきているという。

途中に立っていた五合目の標柱。
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さすがに、これは水場ではない。
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間もなく、リフト乗り場に到着。こちらは往復600円。
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ここは標高1320m。
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リフトの長さは約1110m。標高差は217m。わりと緩やかに登る感じだ。

ペアリフトなのでN君と並んで座る。
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このリフト、時々足が地面の植物にふれるほど低い。
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速度も秒速1.3mとゆっくりなので、15分近くかかった。

8:10過ぎに、標高1510mの七合目に到着。
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早速、エゾシマリスが出迎えてくれた。
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振り返ると、正面にニセイカウシュッペ(1879m)の雄姿。
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その右は、平山(1771m)と丸山(1617m)。
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そのさらに右に、屏風岳。その右後ろに武利岳(1876m)と武華山(1759m)。
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案内板には、雌阿寒と雄阿寒が書かれていたが、どう考えても見える角度ではない。
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長かったリフトを振り返る。
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風もなく、暑いくらいなので、ここで雨具は脱いでしまう。

登山口のパトロール事務所で登山届に記入し、8:20に出発。
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木道や石畳の整備された道を行く。
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いきなりの急登だ。
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森林限界に近いので、見晴らしはいい。
北東に展開する山々。
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これは真北。
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ニセイカウシュッペの右手前のとんがりは大槍。その左の高まり前衛峰。
ニセイへの登山道はこれら2峰をいずれも巻いている。
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ニセイの右にあるギザギザはアンギラスというと、N君が教えてくれた。
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ゴジラ映画に出てくる怪獣の名前で、稜線のギザギザがアンギラスの背中のトゲトゲに例えられたらしい。
いつごろから、そう呼ばれるようになったのだろう。
当然、ゴジラ映画より後だろうから1955年より新しいことは間違いないが、誰かが言い出した、かなりふざけた通称がここまで定着してしまうのも珍しい。

もうひとつこの山域で面白いのは、まぎらわしい音の山がいくつかあることだ。
「平山(ヒラヤマ)」「比麻良山(ヒマラヤマ)」「比麻奈山(ヒマナヤマ)」
昔、「ヒマヤラって10回言って。次はヒラヤマって10回言って。今度はヒラマヤって10回言って。では、世界で一番高い山はどこでしょう?」「ヒ・マ・ラ・ヤ!」「ブッブー、エベレストでした」なんて、引っ掛けクイズが流行ったがまさに、それだ。
こんな名前の山があることもN君に教わった。

道はわりとよく整備されているが、階段になっているところは段差が大きい。
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途中、先行していた女性2人組を追い越す
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彼女たちは、おしゃべりしたり写真を撮ったり、ゆっくりゆっくり楽しみながら登っている様子。

その後、大きめのザックを背負った単独男性に抜かれたが、彼はすぐ先で休んでおり、こちらがまた先に行く。
そのとき、「きつい坂ですねえ。縦走ですか」と声をかけると、「ええ、白雲まで。17㌔もあるんで」との返事。
17㌔の荷物をあの大きさに詰め込むとは、パッキングのプロだ。
しかし登り始めたばかりなのに、あの調子で大丈夫だろうか。
(結局、この人は縦走を断念したようで、帰りのリフトで一緒になった)

こちらはN君のペースなので、すこしゆとりがある。天気もほんとによくなった。
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大きな石を乗り越え、乗り越え登っていく。
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刻々と大きくなっていくニセイ姿を何度も写真に撮ることができた。
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朝陽山の頂上に避難小屋(作業小屋?)らしきものが見えたが、地形図には建物の表示がない。
よくよく調べると、見えたのは小屋ではなく、北海道開発局の反射板だった。

(つづく)

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オタモイ海岸(下)

【2015年8月14日(金)】オタモイ海岸
オタモイ地蔵尊に来ている。
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「海は漁業者の畑です」
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手前に母屋らしき建物があり、中をのぞくとろうそくが売られている。
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扉も開いていたので、「こんにちは~」と声をかける。
すると「は~い」と、60歳を過ぎた感じのおじさんが出てきた。
(小樽ジャーナルの記事によると、村上洋一さんという方らしい)
「何度かお電話したのですが、つながらなかったので、勝手に入ってきてしまいました。お参りさせていただいてよろしいですか」
「ああ、どうぞ、そちらです」
「ありがとうございます」
というわけで事後承認ではあるが、参拝させてもらうことができた。
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お堂の中にはたくさんの石仏が奉納されている。
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道はさらに西へ続いているので行ってみると、海岸で出る道だった。
巨大な岩がゴロゴロしている。
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大規模な崩落が起きているようだ。
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浜に下りる箇所は急な坂になっており、ロープと縄梯子があった。
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しばらく磯を散策。
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二見岩。
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海岸まで下りると、断崖の高さがよく分かる。
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こちらも景勝の地である。
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海岸にはいろんなものが流れ着いていた。
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再び、境内に戻る。
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すると、さっきのおじさんが双眼鏡を首に提げて外に出ていた。
「ありがとうございました。ちなみに、この地蔵尊はいつからあるんですか」
「嘉永年間と裏には書いてあるね」
「北海道では、かなり古いですね。ずっと前から、ここを守っていらっしゃるんですか」
「えっと、うちがここに来たのは明治の中頃かな」
「すると代々ということですか。ここにお住まいなんですか」
「実家は塩谷にあるんだけどね、だいたいここで暮らしてます」
住職ということではないらしい。

さっき見た大崩落について聞いてみた。
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「あれはいつ崩れたんですか」
「去年だったかな。おととしだったかな」
「危なかったですね」
「いや、あそこは少しずつ崩れてたんだよ」
「怖くないんですか」
「いや、そんなこと気にしてられないよ。気にしてたら、暮らせない」
なかなか肝の据わった方である。

「海岸まで行ってきたの? 誰かいた?」
「いいえ、でも、あっちには海水浴の人がいましたよ」
「そうでしょ。わりとよく来るんだ。このへんはウニとか獲れるしね。あれは監視船だよ」と沖を指さす。
「その双眼鏡は、ご自身でも監視されているんですか」
「いや、これは船を見てるの」
まあ、暇だろうからなあ。

「縄梯子は大丈夫だった?」
「はい。あれは海岸に下りていく人のために作って下さったんですか?」
「いや、そんなことないよ。自分が下りるため」
「え、海岸に何か用があるんですか?」
「春は海草食べるしね。あと薪のために流木も拾うから」
「ああ、燃料ですね。水はあるんでしょうけど、電気やガスはあるんですか」
「電気は、あそこに電柱が見えるでしょ。ちゃんと通じてる。ガスはプロパン」
「そうですか。あの電柱のところは道があるんですか」
「そう、三十三曲がりと行ってね」
「ああ、地形図にも出ていました。あれは廃道じゃないんですか」
「うん、そろそろ草刈りをしないとね」
「あっちの道があるからいいんじゃないですか」
「いや、やはり通路は2本確保しておかないと」
「また崩落とかあったら大変ですもんね」

ちょっと核心部分を聞いてみる。
「ここは立ち入り禁止になってますけど、どうなんですか」
「立ち入り禁止たって、人が住んでいるわけだからねえ。参拝の人もいるし」
「生活道路ですもんね。あの道は誰が管理しているんですか」
「市だよ。市道」
「そうですか。崩落があって、危ないから通行止めにしているけど、参拝者は見て見ぬふりをするっている運用なんでしょうかね」
これには明確な返事はなかった。市との関係はあまりよくないのかもしれない。

小樽ジャーナルによると、遊歩道の修復や迂回路整備には1~3億円の経費がかかり、小樽市としては再整備は諦めているとのことだが、村上さんは違う解釈だ。
「私が移れば、やるんじゃない?」
「なしてですか?」
「今、復旧すると、私のためだけにするような意味になっちゃうからだよ」
「は~、そうなんですかねえ」
まあ、確かに数億の金は小樽市にとってかなり負担であろうことは想像できるが、この遺産を放置しておくのはもったいない。
なんとかいい手はないものか。

龍宮閣についても聞いてみた。
「火事はご覧になったんですか?」
「いや、僕は見てない。でもすごかったらしいね」
「今見てきましたけど、すごく狭い敷地に建てたんですね」
「いや、崖の上にせり出して建てたんだよ。ほら柱の基礎が崖にあるの見えるしょ」
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「ああ、ほんとですね」
「あれは加藤さんが、京都の清水寺まで見に行って、それより大きくしようとして作ったらしいよ」
「そうなんですか」

というような会話をして、辞去する。
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ここでは、かつて「地蔵せんべい」なるものも売っていたらしい。
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昔は参拝者で賑わっていたんだろうなあ。
今はほとんど来ないと言っていた。

あれ、海岸を歩く人がいる。ずっと下を通ってきたのだろうか。
あんな断崖の下を歩けたのだろうか。
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帰りは「許可」をもらった身なので、堂々とした気分。
ただ、崩落に遭うといやなので、急ぎ気味で歩く。
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再び、オタモイ地蔵尊を振り返る。
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再び、東の海岸。
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海遊びをしている人がいる。たぶん、さっきすれ違った家族連れだ。
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ゲートに戻った時にはもう、駐車場には誰もいなかった。
近くの公衆トイレで用足し。
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オタモイ海岸にお別れ。
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車に乗って、札幌に向かう。
途中、赤岩山(371m)に通じる遊歩道の入口があった。いずれ歩いてみたい。
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帰りに「廃村」となったオタモイ団地を車の中から撮影。
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まだ迎えの時間まで1時間半以上あるので、下の道を通って帰ろうと思っていたが、小樽市内からかなり混んでいたので、朝里から札樽バイパスに乗る。
高速でも渋滞しているように見えたのは、先頭にパトカーがいたから。
追い越し車線の車も追い越せないから、詰まっているような状態になっている。

じれったいので、そろそろそろそろとパトカーを抜かし、前に出て、「スピード違反」で捕まらない程度の速度で、パトカーを放していった。
時速80km制限のところ、パトカーだって90kmで走っているのだ。
文句は言わせない。

札幌市内に入ってから道が分からなくなり、盤渓・真駒内経由で帰らざるを得ないような状態になったが、途中、宮の森に抜ける道があり、そんなに遠回りをしないで済んだ。
父の病院には約束の時間の10分前に到着。
待たせることなく、無事父を家に送り届けることができた。

おまけ。前日、新千歳空港に着陸前に撮った写真。
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ゴルフ場に私が乗っている飛行機の影が写っている。

我が家から見た8月14日の日の出。
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(おわり)

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オタモイ海岸(上)

【2015年8月14日(金)】小樽オタモイ海岸
13日に札幌の実家に帰ってきた。
透析に通う父を送迎する間に小樽に墓参りに行くことにした。
送りが12時、迎えが16時半なので、4時間半の時間がある。
墓参りだけだと時間が余ってしまうので、寄り道することにした。
塩谷丸山(629m)は登下山に2時間半もかかるので、かなり厳しい。
ということで天狗山(532m)に登る。下りはロープウエーを使えば時間節約にもなる。

しかし、小樽へ向かう途中、海の方は青空なのに雨が降ってきた。
すぐに止んだが、山の方にはまだ不穏な雲が浮かんでいる。
そういえば小樽の天気予報は午後雨だった。
そういう状況も考慮し、山にいくのは止め、海に行くことにした。
オタモイ海岸のオタモイ遊園地跡である。

オタモイについては、その地名は以前から知っていた。
今回、小樽の山を探すにあたり、地形図を見ていたら、オタモイ海岸の断崖に通じる徒歩道にトンネルがあるのを発見。
お、これは面白そうだと思って、あれこれ検索していたら、ここにかつてオタモイ遊園地という施設があり、この道はそこに設けられた通路だったことを知った。

オタモイ遊園地とは、小樽の人、加藤秋太郎が私財を投じて築いたもので、中でも断崖絶壁の上に立つ龍宮閣は「海の清水寺」とでも言うべき建築だったらしい。
加藤は市内で「蛇の目寿司」を経営して、財をなした人物だそうである。
オタモイとはアイヌ語で「砂の入り江」を意味する。オタモイ海岸自体、砂の入り江どころか、高さ200mにおよぶ断崖絶壁が10kmにわたって続く奇観の地だ。
「小樽には見所がない」という知人の言葉に奮起した加藤は、ここに目を付け、一大リゾートを建設したわけだ。昭和11年のことである。
遊園地には、ブランコ、滑り台、相撲場などの遊園施設のほか、宴会場の龍宮閣や辨天食堂などを設けた。
とくに切り立った崖の上に建つ龍宮閣は、京都の清水寺をしのぐ規模だったと言われる。
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しかし、最盛期には1日数千人の人々が押し寄せたという、この遊園地も、戦時中には「贅沢だ」とみなされ、客足が遠のき、いったん閉鎖。
戦後、営業を再開しようとした前日の昭和27年5月9日に龍宮閣が火事のため焼失してしまったという。
まさに「夢の跡」なのである。

探訪した数人の方のブログを読んで、こうした事実を知り、行くべき候補として考えていたのだが、山がNGになったので、お鉢が回ってきた形だ。
問題は、小樽市によって立ち入り禁止になっているらしいこと。
過去にも崩落があり、危険なのでということのようだ。
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しかし、あるブログによると、遊歩道の奥にあるオタモイ地蔵に電話をすると、「どうぞそのままお進みください」と言ってくれるらしい。
この道は市道ではあるが、奥に生活している人がいるため、参拝者も含め、完全に通行止めにするわけにはいかないようだ。

というわけで、とにかく行ってみた。
オタモイの集落を抜け、つづら折りの道を下っていくと、思ってもみなかった広い駐車場に出た。
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龍宮閣のことばかりイメージしていたが、考えてみれば、この駐車場自体がまさに遊園地の跡なのである。

車は4~5台止まっており、観光客が小樽八区八景に指定されているオタモイ海岸の眺めを楽しんでいる。
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左上の黒いノイズ申し訳ありません(この後も)。

あちこちに立ち入り禁止の看板が出ているので
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中に入っていく人はいないのだが、立ち入り禁止の黄色いテープは破られており、「これって入っていいってことなんじゃない?」などと話している。
でも、他の人の目もあるし、踏み込む勇気はないようだ。

断崖の真ん中に見えるあの中国の鐘楼門風の門が龍宮閣に通じるトンネルだ。行きたい。
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私は「許可」を得るため、看板に書いてある電話番号に電話をかける。
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しかし、何度かけても呼び出し音が鳴らずに切れてしまう。
仕方ないので強行突破することにした。

入り口は2つある。これらはいずれ合流するのだろうと勝手に思いこみ、向かって右の大きなゲートの脇から入っていく。
眼下には日本海。
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この道はずっと海岸まで下っていくだけで、上の断崖通路とは全く別物だった。
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でも、せっかくだからと海岸近くまで下り、そこからの眺めを撮影。
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すぐに引き返す。
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すると、上から海遊びの支度をした家族連れが下りてきた。
お互い、ちょっと気まずそうに無言。
彼らは、ここが海水浴の穴場であることを知っているのだろう。
あとで上から眺めてみたら、海岸で遊んでいる家族が2組いた。
もうお盆なので海遊びをする人も少ないだろうが、7月下旬から8月上旬の最盛期にはもっと多くの海水浴客がゲートを「突破」しているに違いない。

沿道には、クズ(葛)とムラサキモメンヅルが咲いていた。
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私はいったん駐車場に戻る。
よく見ると、昔の入口だったとみられる擬宝珠が叢の中から顔を出していた。
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今の入口はその左にある。
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こちらにもゲートに黄色いテープを張ってあり、それは破られていた。
まわりに人の目があったかもしれないが、気にしない。でもちょっとドキドキ。

道はきちんと踏まれていて、とくに荒れている様子はない。
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むしろ整備されている印象だ。
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実際、2006年までは「遊歩道」として通行可能で、小樽市も観光地として認知、推奨していた。さっきの案内板が何よりの証拠だ。

絶壁の真ん中にトンネルの門。
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振り返るとさっき海岸まで下りた道が見える。
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今日は海が静かだ。
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あこがれの鐘楼門に到着。
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中は素掘りのトンネル。長さは10mに満たない。
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抜けると、右手は赤い鉄製の柵が続く。
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柵から見下ろすと・・・
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これががけ崩れの箇所か。
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一つ目のトンネルを振り返る。
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波打ち際は動物の蹄のよう。
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ここが龍宮閣の立っていた場所。
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その崖側にはまた鐘楼門。
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ここはトンネルではなく、洞窟状になっている。白蛇弁天洞というらしい。
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手前には祭壇のようなものがあった。
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右の壁に遊園地建設功労者の名前が刻んである。
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加藤秋太郎の名は筆頭に「計画」者として挙げられていた。

この洞窟も破損して、穴が開いており、危険なのかもしれない。
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いよいよ龍宮閣跡地に下りる。
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東の眺め。
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さっきの鐘楼門。
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西の眺め。建物がオタモイ地蔵尊。
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アップにしてみる。右背後に崩落の跡が見える。
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奇岩たち。
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再び、細い歩道を進む。確かにちょっと怖い。
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二つ目のトンネル。
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抜けると、こんな状態。市が観光客を歩かせたくないのも分からなくはない。
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続けて、三つめのトンネル。
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このトンネルの出口には破損した鐘楼門があった。
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その横にお地蔵さま。
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ここからの眺め。
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さらに進む。
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第三トンネルを振り返る。
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少し下ると、アジサイ畑。
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その中に小さなお社。赤いからお稲荷さんか。
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間もなく、オタモイ地蔵尊の境内に出た。
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(つづく)
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笠ヶ岳(4)

【2015年8月11日(火)】笠ヶ岳
笠ヶ岳(2058m)山頂から2時間半ほどで林道に出た。
ここは林道の十字路になっているが、そのうち3方向のゲートが閉まっている。
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つまりここに登ってきても、車ではどこにも行けないのだ。
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5分ちょっと車道を歩く。
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左手には1304mピーク。あの裏は水上高原スキーリゾートだ。
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間もなく、湯の小屋への分岐に着いた。ここからまた登山道。
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「山と高原地図」に「下山時は直進して小ピークを登る」と書いてある通り、登る。
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大した標高差ではないが、やっぱりきつい。
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稜線に出ると、見事な樹林帯。
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あとは下りだ。
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かなり下ったところで、大勢の人の声が聞こえてきた。
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今日は、出会う登山者ゼロだと思ったのに、いきなり30~40人の中学生とすれ違ってしまった。
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引率は外国人。
「鳩待峠から来たのか」と聞かれたので、「そうです。みなさんは?」と聞くと、「林道までです」と笑っていた。
林道に出たら、ダムサイト経由で湯の小屋に戻るのだろうか。

しかし、この人たちは登山者じゃないので統計に入れなくていいだろう。
ゼロとしておく。
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キノコくん。
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この先は、沢沿いに下る。
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水をくんで少し飲む。もうボトルは空だったのだ。
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背中のテルモスに800ccまだ入っていることは入っているのだが。

というわけで、奈良俣ダムに通じる車道に出た。
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これは横断して、さらに下る。
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すぐに登山道は終了。
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と同時に、またにぎやかな声が聞こえてきた。
30~40人集まって、野外ランチをしている。
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その横をこそこそと通って、大きな建物の方へ行く。
葉留日野山荘の場所だ。
カメラを構えていたら、若い外国人が下りて来てポーズをしている。
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日本語で「笠ヶ岳に登ってきたのですか」と聞かれたので、「そうです」と言いつつ質問。
十字架が見えたので「これは教会ですか」と聞いてみた。
すると、「そうです。前は山荘だったけど、それはもうやめました」という。
「さっき、大勢で山に登っていく人に会いましたが、ここに集っている方々ですか」
「そうです。高校生です」
(あれは高校生だったのか)
「東京から?」
「う~ん、東京も船橋も、いろいろ」
「そうですか。ありがとうございました」

調べてみたら、ここは1970年に廃校になった藤原小学校湯之小屋分校を利用して宿泊施設にしていたらしいが(葉留日野山荘)、2013年4月に廃業している。
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小学校の自然体験教室などに利用されるなど、なかなか評判が良かったようだが、やはり経営が苦しかったのだろうか。
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今はもともと裏にあった日本バイブルホーム教会がこの施設を引き受け、「ハレルヤ山荘」として、青少年の自然体験活動に利用しているようだ。
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間もなく、県道水上片品線に出た。
この道を、照葉荘、温泉テーマパークの龍洞などを左に右に見ながら西へ。
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龍洞の入口にあった湯の小屋温泉の源泉。
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お目当ての日帰り入浴施設「湯元館」は随分先にあった。やけに小さい。
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さっきからあちこちぐるぐる回っていた群馬ナンバーの車がここに止まっていた。
ここを探していたが、小さすぎで分からなかったのかもしれない。

こちらは入る前に、100mほど先にあるバス停で時刻を確認しにいく。
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時刻表を見ると、予定していた14:40の前に、13:46のバスがある。
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急げば、これに間に合う。
どうしようかと思いつつ、湯元館へ。

ここは露天1000円、内湯800円という料金設定。
受付のおばちゃんに「露天は制限時間みたいのあるんですか」と聞くと、「ありません」という。
じゃあ、200円くらいの差なら、露天に入ろうと思い、荷物を置かせてもらっているうちに、家族連れがやってきて、露天に行くという。
「やばい、先を越された」と思って、露天はいくつあるんですかと聞くと、「2つあって、今は両方とも空いている」とのこと。
ホッとして1000円を支払い、着替えなどをザックから出しながら、念のため「露天に石鹸とかシャンプーはありますか」と聞くと、「露天は入るだけなのよ。洗えないの」という。
なんと。それを早く言ってほしかった。
「じゃあ内湯にします」と言うと、200円返してくれた。
ついでに、私のザックを覗きこんで、「それゴミなら捨てとくわよ」と言ってくれた。ありがたい。

そうなると、もう13:46に乗ることに決定。
わりと急ぎ気味に入る。
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さっきの車の人と思われる先客がいたが、女湯にいる奥さんと声を掛け合い、先に出て行ってくれた。
あとは独り占め。
小さい浴槽、浴室だが、清潔な感じ。
去年できたばかりというので、さもありなん。
湯は少し熱めで、気温も高いからあまり長湯はしなかった。
気づいたら、右腕に派手な切り傷があった。どこで切ったのか、全然覚えがない。
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ここは、ビールはあったが、ソフトは売っていなかった。

時間もないので、早々に辞去。バス停に急ぐ。
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待合室でザックからテルモスを取り出し、2杯くらい水を飲んで、残りは捨てる。
バスはもう到着していた。
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13:40くらいに乗り込んだが、エンジンを止めてエアコンをかけていないので車内は暑い。
風呂上がりということもあり、汗をふきふき発車を待つ。
定刻で発車と同時エアコンがかかった。

乗客は私ひとり。終点の水上駅まで私の専用車だった。
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車窓からは、すでにつぶれた「たぬきのお宿」や何とかという宿が見えた。
湯の小屋温泉もなかなか厳しいようだ。
そして、この路線も早晩廃止されるに違いない。
運行しているうちに縦走できてよかった。運賃は終点まで1450円。

お腹が空いたので車内で昼食用の「ドーナツ」を食べた。
14:20に水上駅に到着。
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食べ足りなかったので、まだ電車まで時間があることだし、駅前のラーメンきむら(エアコンなし)でワンタンメンを頼む。
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スープはまずまずだが、麺がかなりいい加減。
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お薦めできる店ではない。

14:57発の高崎行きを1番ホームで待つ。
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もう入線しているかと思ったら、折り返しなのに、来るのが遅く、乗れたのは発車数分前。
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ロングシートで残念だったが、パソコンを取り出して、新前橋まで記録付け作業。

高崎には16:00ちょうどに到着。
新幹線の方が早く着くが、高いし、大宮に着くのが早すぎてパソコン作業ができない。
11分の待ち合わせで、湘南新宿ライン直通の快速小田原行きに乗る。
こちらは始発なので余裕でグリーン車2階席をゲット。グリーン券980円。
景色には目もくれず、上尾までずっと今日の日記を付けていた。

高崎も暑かったが大宮も暑い。
埼京線、武蔵野線、西武線といずれも乗り継ぎ時間タイトで走ったりもしたが、最短で家に着けた。19時前。まだ明るかった。

今回は2泊3日の尾瀬大横断ツアーだったが天気にも恵まれ、宿も問題なく、すばらしい山旅だった。
三条の滝は大迫力だったし、尾瀬の白い虹もかすかに見えた。
至仏山を2時間ちょっとで登り、笠ヶ岳の雄大な眺めも堪能できた。
上出来だった。

【行程】2015年8月11日(火)
鳩待峠(4:58)~小湿原(5:54朝食6:07)~湯の小屋分岐(6:32)~悪沢岳(6:42)~小笠下(7:18小笠往復7:26)~笠ヶ岳下(7:56)~笠ヶ岳(8:07休憩・撮影8:33)~片藤沼(8:55)~水場(9:30)~咲倉沢頭避難小屋(9:55休憩10:27)~ワラビ平(11:04)~林道分岐(11:17)~林道ゲート(12:08)~林道下り口(12:15)~ビーブル・ハウス教会(12:41)~湯元館(12:56)
※所要時間:7時間58分(歩行時間:6時間45分)コースタイム:7時間40分
※登った山:4座(悪沢岳、小笠、笠ヶ岳、咲倉沢頭)
※歩行距離:16.6km

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笠ヶ岳(3)

【2015年8月11日(火)】笠ヶ岳
笠ヶ岳頂上(2058m)で休憩中。
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朝食の残りを食べ終えて、8時半すぎに出発。
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滑りやすい道なので、時間をかけてゆっくり下る。
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おかげで登りの時に感じたような恐怖はなかった。

岩には不気味なひびが入っている。
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岩塔。
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岩陰にミネウスユキソウとソバナ。
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タカネトウウチソウ。
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これから進む道。
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間もなく分岐に着く。
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やっと下って来た。
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改めて振り返るとすごい。
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さあ、湯の小屋に向かおう。コースタイムは4時間半。
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キンロバイ。
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イブキジャコウソウ。
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しばらく樹林帯を歩く。
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めずらしい落とし物。
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間もなく、片藤沼に出た。
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湖畔まで行けるとは思っていなかったのでうれしかったが、この先、道がない。
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湿原の中を進んでいくような方向が道で、最初は全く分からなかった。
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笠ヶ岳を振り返る。
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小さな湿原を通り抜けていく。
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黄色はキンコウカ。
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水が干上がったところも。
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再び樹林帯に入る。
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この先、「山と高原地図」に「樹林帯の急坂」とあるが、とくに急なところはなかった。
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おっと、動物の死骸。タヌキだろうか。
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最初は明るい道だったのに
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だんだん荒れてきた。
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しばらく下ると水場が出てきた。
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これが「山と高原地図」に載っているやつだなと思ったが、水はまだたんまりあるので補給せず。
そもそも、なんかいろいろ浮いていて、あまり飲みたくなる水ではない。

黙々と下る。
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かなり下ってから、今度はホースの設置された、ちゃんとした水場があった。
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なんだ、こっちのことかと思って、地図を見直すと、標高が100mも違うところに表記されている。
こういうのは、命にもかかわるので正確に地図に落としてほしい。
補給しやすかったので、私はここで給水。
至仏山荘の水道から汲んできた水を捨てて、入れなおす。
冷たくて、美味しかった。

さらに少し下ると小さな水場があり、「良い水場」という消えかかった赤い標識があった。
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というのも、ここはそれほどよくない水場だからだ。
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こういう場合は「あと○分」と書いてほしい。
まだ距離があれば、ここで補給した方がいい場合もあるかもしれない。

このあたりだっただろうか。
右のヤブの中で、いきなりガザガサっていうものすごい大きな音がした。
とても、シカやイノシシがとは思えない、大きさを感じた。
「クマ?」と直感して、「ああああああああ」と大声を出した。
あれはクマとニアミスだったのだろうか。
出合い頭に遭遇しなくて、本当によかった。

大きなキノコが目についてきた。
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道は相変わらず倒木などが多い。
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クロズル。
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こんな道もあるのだが。
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振り返ると、笠ヶ岳がガスに隠れてしまった。
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早く出てきてよかった。

この先しばらくで避難小屋に到着。
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時間は9:55。笠ヶ岳から1時間20分ほどかかった。コースタイムは1時間40分。
電波を確認すると入るので、ここで大休止をとることにする。
小屋の中はあまり清潔ではない。
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でも屋上に上がるはしごがあったので、それをつたって上へ。
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目の前に武尊山(2158m)が見える。
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ここで各方面への通信を済ます。
靴を脱いで、くつろいだ。
30分ほど休んでいるうちに、武尊山も雲に隠れてしまった。
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さて、そろそろ行きますか。
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この先は地図に書いてある通り、かなりの急坂が続く。
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それなりに楽しみながら歩く。
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木の根もあちこち張りだしているが、路面は基本的に土で、落ち葉のクッションもあったので、とても足に優しかった。
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倒木がなくなったなあと思った矢先に、連続してハードなのが出てきたが、概してやはり倒木は少なかった。
でも、人通りが少ないからか、撤去などの処理もされていなかった。

それにしても笠ヶ岳登山口から林道分岐まで全く道標がなかった。
岩に「登山→」とペンキで書いたのがあるだけだった。
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1335mピークには木の札がかかっていたが、すでに全く読めず。
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途中不安になって一度スマホで現在地を確認したほどだ。
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ワラビ平から林道になる。避難小屋からコースタイム1時間のところ、40分かからずに来た。
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階段で平場に出る。
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これで少しリラックスできるなあと思っていたら、完全な廃道。
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夏草の繁茂が激しく、一部はヤブこぎ状態だった。
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こういうところは、ヨツバヒヨドリが多い。
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あとはヤマハハコ。
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それでも、まあ路面は安定していたので、ヤブを気にしなければ、とくに問題なし。
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この黒い枝豆みたいのは何だろう。
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これを見たからというわけではないが、小腹が空いたので、雨袋からお菓子とドーナツを出し、腹の足しにする。
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法面が崩落した箇所を通過。
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間もなく、登山道に戻る。
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この先は全く期待していなかったが、けっこうなブナの美林だった。
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こんな大木も。ブナではないが。
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地図の記述通り、「小さな登下降を繰り返す」。
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かなり長く歩いてきたので、登りは少しでも結構きつい。

癒し。
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誰の落とし物?
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12時過ぎに今度は舗装された林道に出た。
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(つづく)
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笠ヶ岳(2)

【2015年8月11日(火)】笠ヶ岳
鳩待峠から湯の小屋に向かっている。
悪沢岳(2043m)を越えると、眼前に絶景が広がった。笠ヶ岳(2058m)と小笠(1950m)である。
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その右に見える峰々は谷川岳(1977m)方面だろうか。
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左は緑が深い。
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実にいい道だ。
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と思ったら、いきなりロープ場。
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下るにつれ、樹林帯の中に入ってしまう。
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分岐から笠ヶ岳までのほぼ中間地点を通過。
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振り向くと、至仏山(左、2228m)が随分遠くなった。
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黙々とササ原を行く。
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少し登り返したところで、小笠の直下に至る。
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小笠は「山頂は越えずに直下をトラバース」と「山と高原地図」に記載がある。
ピークに行ってみたいが、ひどいササやぶなんだろうなあ、そうだったらずぶ濡れになるし止めよう、「登った山」には加算できないな、と諦めていた。
しかし着いてみると、道標に「小笠」と山頂名が書かれている。
おお、これで登らなくても「登った山」にできる! と喜んだと同時に、山頂への踏み跡が続いている。
そして、その手前にロープ。
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もし本当に行くことが困難なピークなら、この標識で「登った山」とみなすことができるのだが、ここは行く道はある。しかし、雰囲気的に通行禁止。
しばし考えた結果、ピークに行ってみることにした。
ロープは張ってあるが「通行禁止」とは書いていない。
「違反」ではないとの解釈だ。

踏み跡は間もなく岩場にぶつかったが、これは難なくクリア。
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その先のハイマツ帯がやっかいかなと思ったら、ひとかきしただけで頂上に着いた。
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しかも、立派な山名板があるではないか。
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これは来て大正解。
展望も360度すばらしい。

まずは眼下。登って来た道。
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東に広がるハイマツの海。
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奈良俣ダムのダム湖ならまた湖の向こうは巻機山(1967m)方面。
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笠ヶ岳の北斜面。
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左から至仏山、小至仏山、悪沢岳。
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おなじみ日光連山。
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鬼怒沼山(2141m)から帝釈山(2060m)方面。
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右奥は平ヶ岳(2141m)。
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たぶん越後三山方面。
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いやあ、余は満足じゃ。

それにしても笠ヶ岳は随分高く見えるが、コースタイムは小笠から35分。
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そんな短時間で行けるのだろうか。

なんて、つべこべ言わず、登山道に戻り、樹林帯の中へ突入する。
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小笠を振り返る。
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少し登り返すと、至仏山と燧ケ岳が並んで見えた。
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小笠と至仏山のコラボ。
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小笠北斜面。
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このあたりでようやく男体山(2486m)が見えてきた気がするのだが、あれでいいのだろうか。
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正面には武尊山。
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さて、いよいよ笠ヶ岳の登りにかかる。
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しかし、大した登らないうちに道は西へトラバースする。
そして、ものすごいお花畑の中を行く。
イワイチョウ。
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ニッコウキスゲ。
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ヤマハハコ。
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ミネウスユキソウ。
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シナノオトギリ。
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オオバギボウシ。
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どの山もみな格好いい。
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しかし、道はどんどんトラバースして、頂上直下を通り越してしまいそうだ。
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ちょっと不安になって、「山と高原地図」を改めて確認したら、向こう側の尾根から登るように書かれていたので安心して進む。
地形図では南面から直登するルートがなぜか書かれていた。それは無理だわ。

お花畑がどんどんにぎやかになる。
ノアザミ。
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ハクサンシャジン。
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ニッコウキスゲ。
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ミネウスユキソウ。
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ヤマハハコ。
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アキノキリンソウ。
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ハクサンボウフウ。
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花に見とれていたが、改めて見ると、この山は随分な岩山である。
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さらにトラバース。
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あそこまで行けば、山頂への登り口があるはず。
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やっと分岐に到着。
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ここから頂上への道はかなり急な岩場が続き、緊張の連続となった。
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きついので何度も立ち止まって、写真を撮る。
眼下に片藤沼が見えてきた。
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とにかく岩ばかり。
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岩陰にはソバナ。
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気が早いが、下りが怖い。
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それでも3点支持が必要だったのはほんの一部。
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「サキグラ・・」。解読不能。
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登り口から10分ほどで山頂に着いた。
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ここも素晴らしい眺めだ。
小笠の復習になるが、至仏と燧。
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小笠と登山道。
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至仏に雲が湧き始めた。
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日光連山。
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皇海山。
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片藤沼。
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武尊山。
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谷川岳。
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朝日岳(1945m)。
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越後三山。
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ならまた湖。
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平ヶ岳。
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360度撮影した後、腰を下ろして、弁当の残りを食べる。
ここも虫が寄ってくるので、スプレーを顔じゅうに吹きかける。
知らないうちにアリがおにぎりの上を歩いていて、あやうく食べてしまうところだった。
もう1個のおにぎりの具はサケではなく梅干だった。
ここが予想外に圏外で、休憩がてら通信しようと思っていたのに当てが外れた。

(つづく)

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笠ヶ岳(1)

【2015年8月11日(火)】笠ヶ岳
尾瀬縦走中。鳩待山荘に泊まっている。
2時頃1回トイレに起きて、4時に目覚ましが鳴った。
眠い。4時半出発のつもりで4時に鳴らしたのだが、5時出発でもいいから、あと30分寝てよう、なんてうだうだしつつ、4:10にえいやあと起き上がる。
リハビリ、トイレ、足の養生をしているうちに、すっかり明るくなり、結局宿を出たのは4:50。昨日とほぼ同じだ。

車寄せの屋根にぽつぽつと音がするので雨かと思ったら、屋根の朝露が落ちる音だった。
天気は曇り。でも東の空は青い。
至仏山(2228m)も見えている。
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ストレッチを済ませ、登山届を出して、5時前に出発。
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昨日下ってきた道を登っていく。
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どうも鼻水が頻繁に出るので、今日はこれに悩まされるのかとうんざりしたが、間もなく止まってくれた。

歩いたことがある道を歩くのは、道が中途半端に分かっているだけに、困りものだ。
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あと少しで、あれが出てくるはず、なんて思ってもなかなか出てこない。
随分長く歩かされたような気になる。

ちょうど1km地点を過ぎたところで日が昇った。
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でも、その後はずっと雲の中で、この日を通じて、日が差している時間はそれほど多くはなかった。

曇りの予報は当たっていた。
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東の空が一瞬広く見えた。
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2km地点の手前のトラバース木道に出た。
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昨日より南の峰々がよく見える。中央右が日光白根山(2578m)。
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武尊山(2158m)。
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写真を撮っているうちに、相次いで2人に抜かれた。
いずれも単独の男性。
あとから来た方は少し年配だが、かなりの軽装だった。
しかし足が速い。二人とも至仏山ピストンなんだろうが、あの調子なら4時間かからずに鳩待峠に戻れそうだ(コースタイムは往復4時間50分)。
皇海山(2144m)がどれなのか昨日から自信がなかったので、年配の方に聞いてみようかと思ったが、うまくタイミングが取れなかった。

でも、たぶんこれが皇海山。
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百名山が3座並んで見える。

シナノオトギリ。
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おお、昨日見えなかった笠ヶ岳(2058m)が見えた。さすがに尖ってる。
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うっすら見えるのは榛名山(1449m)のような気がするが。
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さて、トラバースは終えて、尾根登りにかかる。
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歩き出してから50分弱で2km地点通過。
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さらに進むと展望が開けた。
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まだ尾瀬ヶ原は雲海の中である。
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至仏山も近づいてきた。
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燧ヶ岳(2356m)のシルエット。
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太陽は雲の中のようだ。
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朝食をどこで食べようか。
湯の小屋分岐の先だと、メインルートからはずれるので、多分ベンチなどはないだろう。
かといって、分岐から至仏山に少し登ったところにあるテラスまで行くのは面倒。
なんて思っていたら、山と高原地図に「小湿原」と書いてある開けた場所に、平らな巨岩があった。
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そうだ、これがあった。

というわけで、この上に乗って、お弁当を開く。
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眺望もばっちりだ。
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時間はほぼ6時。尾瀬ヶ原はまだ雲海に沈んでいるが、山ノ鼻あたりはガスが消え始めていた。
お弁当は、東電小屋とほぼ同じ。やはり同じ会社だ。
違うのはゆで卵が入っていたこと。
いきなりおにぎり2つはきついので、ここでは1個と卵焼き+ウインナーだけにしておいた。
またブヨがしつこく寄って来たので、虫除けスプレーをまき散らす。
もう何年も前の薬だからなのか、あまり効果が感じられなかった。

ハクサンシャジン。
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キンコウカ。
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食べている間に、牛首付近の雲海はなくなった。
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食べ終わるまでの15分間、誰も登って来なかった。

後ろを振り返りつつ出発。
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昨日歩いたばかりなのに、こんな道あったっけみたいなところが時々ある。
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やはり歩いている向きで景色も違うのだろう。

あれは悪沢岳(2043m)かな?
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こちらは小至仏山(2162m)。
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ちょっとした鞍部。ここは歩いた記憶がある。
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エンレイソウの実。まだ熟する前だ。
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オオレイジンソウ。
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右手にオヤマ沢の谷が確認できた。
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地形図で見ても、この谷ははっきりしている。

オヤマ沢の水場を過ぎて、さらに登る。
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オヤマ沢田代に出た。
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昨日見た感じより広く見える。
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ここを抜けると、すぐ湯の小屋分岐。
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ベンチにザックが無雑作にデポしてあった。
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ここにあるのはかなり妙だ。
至仏山へのピストンなら、こんなところに置かず、持って上がるだろう。
いや、湯の小屋から来て、鳩待峠に行く途中に、至仏山往復ならありえなくはない。
でも、この時間に湯の小屋から来られるわけがない。
途中の避難小屋からだとしても、4時間かかるから、かなり難しい。

では、鳩待から登って、湯の小屋に行く前に至仏山ピストンというのはどうだろう。
ここから至仏山往復のコースタイムは2時間10分。
1時間半で駆け抜けて、その後湯の小屋へ駆け下りる。
相当ハードだが、健脚ならあり得ないこともない。
さっき抜かして行った人のザックとは違うので、私より先に出た人なのかもしれない。
ただ、だとしてもこの人は、結果として湯の小屋までの間に、私に追いつくことはできなかった。
それにしても長時間置いておくにしては目立つ場所なので、やはり変だ。
もしかしたらデポではなく、近くでキジ撃ちでもしていただけかもしれない。

そんなくだらないことを考えながら、初めての道を行く。
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この道からは、上から目線でオヤマ沢田代を見ることができる。
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右に目を転じれば、小至仏山。
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イワイチョウ。
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道はわりとぬかるんだところが多い。
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あ、もう一つの百名山、赤城山(1828m)も見えてきた。
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分岐から大した登らずに、10分ほどで悪沢岳に到着。
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ここはピークを巻いているのかと思っていたが、ちゃんとピークを通過していた。
でも、ピークらしいところは微塵もなく、ただの登山道だった。
山名板が道標に付いていた。

この先はだらだらとした下りとなる。
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正面に笠ヶ岳。
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背後に小至仏山。
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少し下ると、目の覚めるような光景。
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右から小笠(1950m)、笠ヶ岳そして武尊山。めちゃめちゃ感激した。
これを見られただけで、このマイナールートに来た意味がある。
至仏山をピストンするだけの人も、この分岐から10数分で見られるこの絶景を見に来てほしい。

しばし、展望のきくササ原の稜線を気持ちよく歩く。
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日光白根山(左)と錫ヶ岳(右、2388m)。
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皇海山。
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赤城山。
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晴れていれば、なお緑が映えたであろう。

(つづく)

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至仏山(5)

【2015年8月10日(月)】至仏山
至仏山(2228m)からの下山途中、展望ベンチでお昼を済ませて出発。
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小さな湿原を通過すると
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笠ヶ岳(2058m)への分岐。
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明日はここまで登り直して来るわけだ。

すぐ先のオヤマ沢田代に差し掛かると、ザックの中の会社用スマホが鳴っている。
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何だよ何だよと思って、木道にザックを下ろし、スマホを取り出すと、切れてしまった。
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すぐ折り返したのに不通。
留守電が入っていたので聞いてみると、先週の金曜日に入れたおいた電話について、「気が付くのが忘れました。何でしょう?」という問い合わせ。
全くとぼけた奴だ。用は済んでいるので、放置することにした。

この上下2段になっている道標は、残雪期も想定してのことだろう。
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湿原にはワタスゲがちらほらと咲いていた。
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ここは松がなかなか絵になるところだった。
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えぐれた登山道を下る。
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間もなく、オヤマ沢の水場に出る。
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水は細いが、手ですくって一杯いただいた。

この先は森林限界の下となる。
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道はやはり手入れが行き届いている。
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少しだけ登り返して、あとは下るのみ。
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再び展望が開けたのは、斜面の小湿原。
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ここからもおなじみの景色が楽しめる。
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これは初登場。鳩待通り白尾山(2003m)の南に位置する荷鞍山(2024m)。
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これで燧ヶ岳(2356m)も今日は見納めだろうか。
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巨大なテーブルストーンを通過して、再び樹林帯へ。
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鳩待峠まであと2km。
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この先、開けた南斜面をトラバース気味に下っていく。
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木々の緑が美しい。
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あ、燧アンコール。
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木道はいったん終わり。
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トラバースも終了して、えぐれた尾根道を下る。
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トンボと至仏山2態。
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道に立ちはだかるダケカンバ。
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こういう砂利っぽい道が出たら、もう鳩待峠は近い! と思ったら、あと1kmの道標。
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くそう、あてが外れた。

でも、泣いても笑ってもあと1km。黙々と下る。
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やった、着きました。
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ほぼ2年ぶりの鳩待峠である。
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湯の小屋分岐からのコースタイムは1時間10分だが、ほぼその通りだった。
あと2kmの地点から1kmと、最後の1kmとでは、後者の方が随分短く感じた。

時刻はまだ、12時半すぎ。
すぐにチェックインするのも何なので、まずは下山ソフト。
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名物花豆ソフトが400円で売っていた。
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ビールを飲みたい気持ちもあるが、きのう飲んで眠くなってしまいブログが進まなかった。
今日は禁酒しよう。
花豆ソフトを休憩所の食堂の中に入って食べる、小豆アイスみたいで美味しかった。

さあ、鳩待山荘にチェックイン。
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私が今日の1番手みたいだ。
そりゃそうだろう、まだ1時前だもの。
明日も早く出たいので、朝食は弁当にしてもらう。
売店にカップ麺を置いているかどうか尋ねたら、ないという。パンもないとのこと。
じゃあ、仕方ないので、お昼のお弁当も下さいと言ったら、「それは衛生上できない」ときっぱり断られた。
つまり早発ちする人には前夜のうちに弁当を出さなければならず、翌日のお昼に食べる分まで前夜出すわけにはいかないということだ。
今日は大丈夫だったんだけどな。まあそれは仕方ない。
売店で、食料になりそうなお土産をあとで物色することにしよう。
宿泊費は1泊2食で8000円。

まだお風呂の準備ができていないというので、部屋に入って、まずは汚れたものを干す。
まもなくお風呂ができたとの連絡あり。
へへ、一番風呂だ。
まだ蓋が閉まっていたので、開けてみたら、お湯が満タンでしかも熱い。
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水を足しながら、板を全部はずし、湯加減をみようと足を入れてみたら、なんとぬるい。
表面だけ熱かったようだ。
あわてて水を止め、お湯を出す。
ぬるいけど寒いほどじゃないので、中に入ってのんびり熱くなるのを待つ。
なかなか熱くならないので、諦めて体を洗って出てしまった。
ここも石鹸・シャンプーは禁止、ここの水は尾瀬に流れるわけじゃなんだろうから、いいような気もするけど。

さて、売店に食料調達へ。
確かにカップ麺もパンもない。
というわけで代用品に選んだのは、「あん入りはちみつドーナツ」と「花まめ甘なっとう」。しめて940円。高いお昼になった。
炭酸が飲みたかったので、ついでに三ツ矢サイダーを買って部屋に戻る。

午後2時。座卓で本日の記録、日記を書き始める。敷布団が座布団代わり。
外はずっとにぎやかだ。
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尾瀬ヶ原から帰って来て、バスやタクシーで帰る人。
これから出発する人。ひっきりなしだ。

1時間くらい執筆したら眠くなってきたので、15分くらい横になる。
廊下に人の気配がして目を覚まし、作業再開。
まず右隣の部屋にお客さんが入った。老夫婦のようだ。
その後、左隣にも。おやじども3人組。
声がでかくて、うるさい。
壁が薄いので話し声が筒抜け。
でも9時消灯なので、夜中まで苦しむ心配はないだろう。
と思っていたら、皆さんお疲れのご様子で午後7時過ぎには静かになってしまった。

私の部屋は2階2号室。男子トイレの真ん前。
受付時に、他に単独の人が来たら、相部屋になりますと言われたが、誰も来ない。
結局、10畳間を独占できた。

夕食の17時半までパソコンで日記付けを頑張る。
外は16時半にほぼ静かになり
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最終バスが出た17:10すぎには誰もいなくなった。
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静寂が訪れた。

館内放送がかかり、わざと5分ほど遅れて、1階食堂へ。
すぐに行くと、御飯よそいで並ぶことになるからだ。
遅れて行って正解。
メニューはさすが東電小屋と同じ会社の経営なだけあって、よく似ている。
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周囲を見回すと、今夜の宿泊者は私を含め15人。
単独は外人女性のみ。そのほかは男1人女4人のグループ、老夫婦、おやじ3人組、老夫婦とその娘。私を含め6組だった。

食後、あすの朝食弁当を受け取り、ちょっと夕涼みに。
もう誰もおらず、こんな静かな鳩待峠は想像がつかない。
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もう半袖では肌寒いので、すぐ部屋に戻り、PC作業再開。
パッキングも済ませ、21時消灯と同時に就寝した。

【行程】2015年8月10日(日)
東電小屋(4:55)~ヨッピ吊橋(5:10)~牛首分岐(5:55)~山の鼻(6:40朝食・トイレ7:10)~中間地点(8:13)~至仏山(9:16休憩・撮影9:56)~小至仏山(10:42)~オヤマ沢田代手前ベンチ(11:07昼食11:27)~湯の小屋分岐(11:30)~オヤマ沢(11:42)~鳩待峠2km(12:00)~鳩待峠1km(12:22)~鳩待峠(12:39)
※所要時間:7時間44分(歩行時間:6時間14分)コースタイム:6時間50分
※登った山:2座(至仏山、小至仏山)
※歩行距離:13.4km

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