山と鉄

山歩き、乗り鉄、廃線・廃道歩き、廃村歩き、駅舎探訪などの日々を記録します

雌阿寒岳(3)

【2015年7月12日(日)】雌阿寒岳
9合目に着いて、火口の「中」にばかり気をとられていたが、振り返ると、これまた絶景。
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阿寒湖に雄阿寒岳(1371m)。手前には巨大なカルデラが見える。

阿寒湖温泉街。
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ヤイタイ島(下)とチュウルイ島(上)。
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1415m峰。
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火山独特の植生だ。
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カルデラの外輪山のピークは剣ヶ峰(1328m)
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このカルデラに名前がないとは、もったいない。
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再び全景。
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さっきの家族はまた分裂してしまったようだ。
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あそこが頂上なのかな。
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カルデラの全容がほぼ見えてきた。
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阿寒富士(1476m)もくっきり。ほとんど植物が生えていない。
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おっと、わずかに残った雪渓を発見。
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頂上付近。
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火口北壁。
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頂上到着直前に、これまで見えた景色のおさらい。
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はい、11時半すぎ、2時間半ちょっとで雌阿寒岳(1499m)に登頂。
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頂上には30人くらいいたが、場所が広く、みんな散らばって食事をしていたので、そんなに混雑感はなかった。
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頂上から見た火口。
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頂上から見た阿寒富士。
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頂上から阿寒富士に通じる稜線。
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さて、私もすこし斜面を下りて、イスにちょうどいい石に腰を下ろしてお昼にする。
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眼下に阿寒湖を望む絶好の展望レストランである。
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メニューは昨夜のホテルで出たデザートのケーキと、今朝ホテルのチェックアウト時にもらったドーナツ、セブンイレブンで買ったパン。う~ん分、糖分が多い。
でもドーナツが意外においしかった。
20分ほどで出発。阿寒富士に向かう。こちら側は風が強い。

ちょっと歩いて右手を見下ろして、びっくり。青沼が完全な円である。
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こんな池は初めて見た。
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しかもさっきの火口湖の色と好対照。まったく不思議である。

噴煙が風に乗って流れている。
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剣ヶ峰(1336m)をかすめて阿寒湖畔に通じる登山道との分岐。
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あちらから歩いてくる人もいる。
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こちらのコースタイムは登り3時間5分。野中温泉からだと2時間20分なので、若干長い。
でもコースは比較的なだらかな印象だ。
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今度、登る機会があったら、このコースを歩いてみたい。

頂上を振り返る。
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青沼はちょうどテラスの上にあることが分かる。
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メアカンフスマ。
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南東に見える1020m峰(右)。
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阿寒富士が根元から見えた。
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標高差はあれで220m。もっとあるように見える。
コースタイムは40分だが、その程度で登れるのだろうか。

巨大は噴気孔が近づいてきた。
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東風に乗って、どんどんこっちに向かってくる。
硫化ガスが含まれているのか、間違って吸い込むと咳き込むし、目がしょぼしょぼする。
これはまずいと、準備してきたマスクをする。
気休め程度かもしれないが、役には立った。

噴煙ゾーンもわりとすぐ通過できた。
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9合目を通過。
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ここの下りは石が浮いていて、非常にすべる。
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慎重にゆっくり下る。

またまたメアカンキンバイ。
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8合目まで下りて来たあたりで、コマクサを発見。
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見上げると、モアイ像のような岩が突き出している。
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その正面。
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鞍部まで下りてくると、阿寒富士の形も穏やかになった気がする。
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登山道が抽象画のようだ。
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謎の白骨植物。
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最低鞍部。標高1256m。
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雌阿寒岳を振り返る。
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さて、早速登りに取り掛かる。
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山肌にはほとんど植物の姿はなく、道は完全にザレている。
(238)(237)
でも、高千穂峰のようにずるずると崩れず、自分の歩幅で登れるので却って歩きやすい。
3人組が先行しているようだ。
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登るにつれ、雌阿寒の火口や雄阿寒岳(1371m)などが見えてくる。
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その景観の変化が楽しい。
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ちょっと登れば、左から右へこのような眺めが楽しめる。
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こんな土壌だからこそ生えているコマクサ。
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雄阿寒も再び顔を出した。
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阿寒富士に向かう道と直接オンネトーに下っていく道の両方が見える。
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これは目立つ突起だが、名称は付いていないようだ。
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後ろから、外人カップルが追い上げてきた。
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赤い溶岩のかけら。富士山に似ている。
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雄阿寒。随分成長した。
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ちょっと引いてみた。
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ほぼ雌阿寒の火口くらいの高さまで来た。
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岩の間にメアカンフウロ。
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なかなかたくましい連中だ。
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結局、途中で外人カップルに抜かれてしまった。

阿寒富士唯一の日蔭。
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実は生々しい溶岩だ。
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雌阿寒の火口の形が正確に分かる。
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複雑な形をしているように見えたが、離れてみると、やはり丸いひとつの巨大な火口だ。

この溶岩を越えると、頂上部に出る。
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結局、コースタイム通り40分ほどで登れてしまった。
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阿寒富士山頂からの雌阿寒岳。
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そして雄阿寒岳。
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阿寒富士の火口壁。
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しっぽを伸ばしたオンネトー。
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頂上でさっきの3人組が外人カップルと会話しようとしているが、「えっと、旅行って何て言うんだっけ」と言いながら、あまりうまく意思疎通ができていない。
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こちらも英語は不得手なので介入はしないでおいた。

(つづく)
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雌阿寒岳(2)

【2015年7月12日(日)】雌阿寒岳
3合目を過ぎて、しばらく登ると、ハイマツの背が低くなり、初めて展望が得られた。
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見渡す限りの原生林だ。
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これは阿寒湖の西側の山。名前はない。
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溶岩地帯に入ってきた。
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左に行き止まりの枝道があったので、ちょっと行ってみる。
正面にフップシ岳(1225m)が見えた。
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支笏湖にも風不死岳(1103m)という同名の山があるが、「フップシ」とはアイヌ語で「トドマツが多いところ」という意味らしい。

ハイマツ林からにょきっと顔を出した巨岩。
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頂上に続く稜線も一望できる。まだまだかなりあるわ。
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あの縦の筋は、前日雌阿寒岳(1499m)を正面に見据えた道路だろう。
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さて登山道に戻る。
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頂上方面を仰ぎ見る。
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いったん下って、999m標高点の涸れ沢を渡る。
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谷の下。
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谷の上。
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谷の全景。
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山肌はほとんどハイマツで化粧されていることが分かる。
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シラタマノキ。
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歩いてきた道。
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涸れ沢から間もなくで4合目。
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ここまで登山口から1時間ちょっと。さっき枝道で撮影休憩をとったので、ここは通過。

もう露岩帯に出たと思ったら、時々こうしたハイマツのトンネルをくぐらないといけない。
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岩陰にはチシマリンドウがあちこちに咲き乱れている。
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隣にはマルバシモツケ。
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メアカンフスマ。
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白骨化したハイマツの根っこ。
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4合目を過ぎると、ほぼ炎天下だが、風もほどよく吹いているので、それほど暑くない。
延髄の熱さまシートも役に立っている。

おお、オンネトーが見えてきた。
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右上の小山は昨日登った展望台だ。

石舞台の上でふざけるカップル。
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谷の向こうの稜線。
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溶岩の流れた後がなんとなく分かるハイマツの海。
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だんだん高度感が出てきた。
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坂も斜度を増してきた。
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4合目から15分ほどで5合目。ここも通過する。
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溶岩らしくなってきた。
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時々、下を振り返る。
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遠く東方を望む。
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西にはフップシ岳。
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北海道らしい山肌である。
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西に少しトラバース。
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西の稜線も見えてきた。
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このあたりで外人を含むチームを抜かす。
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外人さんはスキンヘッドで帽子もかぶっていないが、熱中症は大丈夫だろうか。

ハイマツの海に溶岩の島が増えてきた。
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眼下には登山口の駐車場。
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6合目までは少し時間がかかって20分。
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ここも頑張って通過する。
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気づいてみると、結構カップルの登山者が多い。
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メアカンキンバイ。
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ハイマツより岩の方が目立つようになってきた。
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見通しがよくなってみると、やはり登山者が多いことが分かる。
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7合目までは8分しかかからなかった。
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見晴らしもいいので、ここでしばし休憩。
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おお、さっきの外人たちのグループも追いついてきた。
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例の家族連れの母子も先に行ってしまった。
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外人たちもひと休みの様子。
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では、こちらは出発。
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たいぶフップシ岳の高さに近づいてきた。
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おお、阿寒湖も見えた。
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オンネトーも全容を現した。小鳥の形に似ている。逆さまだけど。
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いよいよ頂上方向の稜線もはっきりしてきた。
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右上のキノコのようなものは火山活動の観測器か。
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岩がどんどん大きくなる。
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壮観だ。
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どれもこれも目を見張るばかり。
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しかし、炎天下になっても、ほんとに思ったほど暑くないのが助かる。
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火山らしい「赤と黒」。
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高い位置に生えているのはメアカンフスマ。
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8合目には登り始めてから2時間ちょっと。
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休憩時間を除けば、本当にほぼ15分刻みだ。

道もすでにガレ場の様相を呈している。
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ここも素通り。
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どんどん山頂に近くなっていることを実感する。
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さて、火口の縁に向けて、最後の登り。
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あの家族連れもやっと4人そろって頑張っている。
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で、9合目。
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頂上方面を見上げる。
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ここはロープが張ってあるので、火口の縁まで行けない。
つまり、まだ「中」は見えない。
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でも、少し進むと、おお見えた。すごい。赤い。赤沼だ。
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手前の岩がうそくさくて、なんか地球じゃないみたいだ。
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対面の火口壁からはゴーっと飛行機のような音を立ててガスが噴出している。
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南壁の上面はテラス状になっており、その向こうからもおびただしい量の噴煙が上がっている。
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あちらは阿寒富士(1476m)。
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西壁の上部。
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ぐるっとひと回り。
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高千穂峰のお鉢より規模は小さいが、迫力はこちらの方が断然上だ。

(つづく)

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雌阿寒岳(1)

【2015年7月12日(日)】雌阿寒岳
12日は5:50に起床(ホテル阿寒湖荘に宿泊中)。
夜中何度か目を覚ましたけど、8時間以上も寝てしまった。
部屋からの眺め。
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(日の出直後)

ささっと準備をして朝の散歩に出かける。
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(6時頃)

午前6時に玄関前に集合すれば、ホテルスタッフがボッケを案内するとチェックインの時に言われたが、みんなとぞろぞろ歩くのはいやなので、少し遅れてホテルを出た。
気温は12℃まで下がると脅かされていたが、薄手の長袖で十分だった。

まずはホテルの中庭に出る。芝生がきれいだ。
「弁慶の足湯」なる足湯がある。説明がちょっと変。
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「この湯はとなり町本別町まで来たと言われている弁慶が足を休めた湯です」
となり町までしか来ていないのに、ここの湯に足を入れられるなんて、どんなに長い足なんだ!

水辺の木道を歩き、森の中に入る。
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(右奥はフップシ岳1225m)

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右手は前田一歩園なる庭園になっている。
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朝の散歩をしている人は意外に多く、ボッケまでの間に5~6組とすれ違った。
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左手は湖岸。沖に見えるのは小島。
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風もなく湖面は鏡のようだ。
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ボッケに至る手前にマリモの唄の歌碑があった。
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(奥は雄阿寒岳1371m)

この歌は阿寒湖の遊覧船でむかし聞いた覚えがある。
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1953年に大ヒットしたらしいが、生まれる前のこととて知っているわけもない。
歌った安藤まり子のことも知らないが、現在も86歳で現役の歌手だそうだ。

ボッケに来るのは3回目か4回目。
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最初は小5の時の家族旅行、2度目は大学3年の時の自転車部の合宿。
子連れの北海道旅行の時に寄ったかどうか、そこの記憶があいまいだ。

ボッケそのものは記憶の通りだったが、周辺の雰囲気が何となく違う。
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小5の時には、ここに遊覧船の桟橋があった気がするが、これは勘違いかもしれない。

湖岸からも湯気が立っているが、立ち入り禁止だそうなので見るだけ。
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はるか沖にヤイタイ島が見えた。
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湖岸から少し離れた場所にもボッケはある。こちらは少し乾いた感じ。
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吹き出し口が火山のように盛り上がっている。
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ボッケとはアイヌ語で「煮え立つ」という意味だそうだ。
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このフェンスは貴重な生物の保護のためのもの。
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ボッケ周辺は、その熱気のため雪が積もらず、温暖な気候になっている。
それゆえ、温暖だった縄文海進期の生き残りであるタンボオカメコオロギやツヅレサセコオロギなど5種のコオロギが生息している。
その餌となる植物が、シカに食い荒らされないよう、囲っているというわけだ。

シカはそれ以外にも食害を引き起こしているようだ。
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では周回コースでホテルに戻ろう。
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帰り道に松浦武四郎の碑があった。
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松浦は安政五年(1858年)三月二十七日(新暦5月27日)に阿寒湖畔を訪れており、「アイヌの人々が言うには、久摺(現在の阿寒周辺)の大自然美は相当なものらしい。しかし未だこの地を探検した者はないという。これは自らを奮い立たせて挑もうと、案内役のアイヌなど9名と釧路を出発し山へと入った」と「久摺日誌」に記している。
碑には「水面風収夕照間 小舟棹支沿崖還 怱落銀峯千仞影 是吾昨日新攀山」と漢詩が刻まれている。
「夕方になり、湖面も波立たない静かな中、周辺の崖に沿って小舟を動かしていると、雪をかぶった美しい雄阿寒岳の雄大な姿が、影となって湖面におとしているではないか。この山こそ、わたしが昨日登った山なのだ」というような意味らしい。(以上、鶴雅グループのfacebookによる)。

松浦の日記には阿寒湖畔のコタンの記述はないので、150年前にはここにアイヌは住んでいなかったと考えられているらしいが、本当だろうか。
温泉も涌き、阿寒湖の魚にも恵まれる場所である。村がなかったなんてありえるのだろうか。

エコミュージアムセンターは改修中であった。
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ホテルの向かいにあった「梟の手湯」。
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旧阿寒町のマンホールはすずらんのデザイン。
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これで朝の散歩を終え、ホテルに到着。
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露天風呂にさっと入って、すっきり。
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ここの温泉は無色無臭弱酸性で、源泉は58℃もあるという。

売店をちょっとひやかす。
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7時半からの朝食は1階の食堂で。
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8時すぎに出発。近くのセブンイレブンで昼食のパンを調達する。
今日は35℃まで上がるとのことなので、水分はたっぷり必要だ。
暑さ対策のため「熱さまシート」も購入。延髄に貼り付けて行動することにする。

登山口の野中温泉には8時半に到着。すでに多くの車が止まっている。
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休業中のオンネトー温泉「景福」。
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こちらは元気に営業中。国民宿舎野中温泉。
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日帰り入浴もできるようだ。1人200円。
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トイレやストレッチを済ませ、8:50に出発。
最初はちょっとだけ車道歩き。
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温泉そのものの沢を渡る。
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登山口で登山届けを提出。
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本日の登山者名簿を見てみると、ざっと数えて40人くらい入山している。
「他○人」みたいな記述も多いので、100人近くは先行していそうだ。
夏休み前だから、まだピーク時よりは少ないんだろうけど、やはり百名山だけある。
登山口周辺はアカエゾマツの展示林。
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その松ぼっくり。
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赤ちゃんもお母さんに寄り添っている。
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有毒ガスに注意!
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最初はゆるやかな登り。
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沿道には、ゴゼンタチバナが咲いている。
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ゴゼンタチバナの葉っぱを下から。
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道は次第に岩がごろごろ。
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木の根も輻輳してきた。
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登山口から15分ほどで1合目。ここは休まずに通過する。
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大きな岩を抱え込んでのびるアカエゾマツ。
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この先で、単独女性に抜かれる。
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今日は暑くなる予報なので、水分を早め早めに取り、こちらは歩くペースもゆっくり。と負け惜しみ。

傾斜が徐々に増してきた。
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今度は家族連れが前に見えてきた。
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まもなく2合目。30分ほど歩いたので、ここで一息入れる。
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エゾイソツツジ。
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シャクナゲの葉っぱに似ているが、かなり細い。

岩とたわむれる木々。
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45分ほどで3合目。ほぼ15分ごとにうまく刻んである。
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この先はハイマツ帯。
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この登りで、さっきの家族連れに再び追いつき、先に行かせてもらう。
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彼らとはずっと抜きつ抜かれつで、頂上近くまでのお付き合いとなった。
最初は「もう歩くのいやだ」といった雰囲気だったおねえちゃんが、なぜかどんどん元気になり、大人に声をかけられると「お父さん、置いてきちゃった」と得意になる始末。
ほほえましかった。

延々まっすぐ続くハイマツの道。
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エゾイソツツジも群生し始めた。
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アカモノ。
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もう下りてくる人がいて、びっくり。
暑くなることを見越して相当早くから登っていたのだろう。

(つづく)
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オンネトー

【2015年7月11日(土)】オンネトー
雌阿寒岳登山は昨年8月に計画して、飛行機や宿まで予約してあったのだが、天候不順のため数日前にキャンセル、行き先を尾瀬に変更した経緯がある。
尾瀬は3日間ともほぼ快晴で、その変更は大正解だったのだが、阿寒への思いは消えていない。
今年はリベンジを誓って、7月11~13日に日取りを決定し、宿の手配など早々に進めていた。
しかし、ずっと長期予報では曇りや雨の予想。
やきもきしていたが、だんだん回復してきたので、今回は予定通り決行ということにした。
結果的には、11、12日は晴れでしかも猛暑、13日は曇りのち雨ということで、まずまずであった。

11日は11:45羽田発釧路行のANA741便に搭乗。
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満席ではなかったので、乗客の搭乗もスムースに進行、ほぼ定刻で離陸した。
やはり札幌便とは違う。

機中、空弁「穴守おこわ稲荷」で昼食。
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上空からはしばらく三陸海岸が見えていたが、宮古あたりから洋上となってしまった。
再び陸地が見えたのは襟裳岬。
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そして、釧路の街もくっきりと見えた。
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予報通りいい天気だ。
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定刻より10分ほど遅れて、13:30釧路空港に着陸。
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気温は24℃。こちらとしては暑いのだろうが、当方にはまだまだ涼しいうちだ。

レンタカーの手続きを済ませ、ちょうど14:00に出発。
国道240号を快調に北上する。
今日は、もうこんな時間だし、軽く足慣らしを兼ねて、オンネトー展望台に登る予定。
というわけで、直接オンネトーを目指す。
オンネトーとはアイヌ語で「大きい沼」とか「年老いた沼」という意味らしい。

途中、旧阿寒町の中心街を過ぎてからは、ほとんど何もない道を進む。
ナビにも、ずっと国道の赤い線が1本表示されているだけだ。
前方に明日登る雌阿寒岳(1499m)と阿寒富士(1476m)が見える。
雌阿寒からは白い噴煙が立ち上っている。
国道241号との合流地点が近づくと、正面に雄阿寒岳(1371m)がその雄姿を現す。
標高はそれほどでもないが、大きな山という印象だ。

阿寒湖畔はバイパスで通過して、まもなく左折。
足寄峠(645m)を越えると十勝管内に入る。
オンネトー入口を左折。
しばらく行くと、雌阿寒岳の赤い山肌が原生林の間に見えてきた。
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思わず、車を止めて、写真撮影。う~ん、これはぐっと来る。
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説明板によると、雌阿寒は約2万年前、阿寒富士は約2000年前の火山活動で誕生したのだそうだ。
オンネトーは阿寒富士の溶岩流によってできたせき止め湖とのことである。

土曜日ということもあり、そこそこ観光客の車も走っているが、まったく混んでいるという状態ではない。
飲み物を調達してくるのを忘れたので、オンネトー湖畔最奥のオンネトー野営場に向かう。
その手前に、オンネトー茶屋という施設があり、自販機が見えたので、そこでアクエリアスを購入。180円もした。
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ここの向かいがちょうど、展望台コースの南登口(登山口)だったので、空きスペースに車を止める。
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時間は15:20。空港からここまで77kmあり、ルート検索「MapFan」では所要時間2時間28分だったが、半分ほどの1時間15分で着いてしまった。さすが北海道。

すぐに歩き出す。
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トドマツやエゾアカマツ、白樺などの原生林。
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木陰だけに、比較的涼しい。
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これはキノコの仲間だろうか。ちょっと気持ち悪い。
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ところどころにベンチがあるが、大抵1つは傾いている。
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林床はほとんどヤマソテツ。
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カラマツソウ。
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風倒木が多い。
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何か所も迂回路が設けられている。
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25分ほどで、展望台に到着。
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ここは前面の樹木が切り払われているのか、西側の展望が開けており、真正面に雌阿寒岳と阿寒富士がそびえている。
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それぞれのアップ。
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二つの山の鞍部。
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眼下にはオンネトー。
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登山の前日に、登る山をあちこちから眺めることを、個人的に「仕切り」と呼んでいる。
相撲の「仕切り」のように、対戦相手とじっくり向き合うという意味を込めて。
この日もいい仕切りができた。

ベンチの後ろには噴火警戒対策の観測局がある。
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ここは小ピークの頂上のようなので、本当のピークを踏むべく、観測局の裏の草むらの中を20~30mほど入っていく。「登った山」に加えるためだ。
地形図には標高点の表記もないが、ピークであることは間違いなく、「山」の名称ではないが、「オンネトー展望台」という「場所」の名称があるので、超甘で「認定」とする。
標高は約760m。
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さて下るとしよう。標高差は120mほどだ。
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ピストンはいやなので、車道歩きをしなければならなくなるが、北登口に下る。
距離は700m。
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こちらもヤマソテツだらけ。
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中が空洞になった切り株。
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ズダヤクシュ。
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下ってきたところは、湖畔の展望地。
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トイレも完備されている。
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観光客が必ず立ち寄り、写真を撮るところだ。
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ここは水面に、雌阿寒岳・阿寒富士が映り、素晴らしいの一言に尽きる。
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3度目の「仕切り」を念入りに行った。

巨大な「自然休養林」の碑。
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バスで団体さんが来たのを潮に退散。
道道を、車の置いてある南登口に向かう。
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少し進んだところで、湖岸に下りてみる。
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水はそれほど冷たくない。

北海道はフキの天国でもある。
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オンネトー茶屋まで戻ってきて、ここでもう一度、湖畔に出てみる。
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実に静かだ。
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ここまで3km。1時間10分ほどで戻ってきた。
本当にいい足慣らしになった。

さて、車で今宵の宿、ホテル阿寒湖荘に向かう。
この先、道道の右手に小さな池の記号があるのが、ナビで気になっていたので、寄ってみると、錦池という褐鉄鉱の堆積地だった。
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こんな真っ赤な池でも植物は育つんだなあ。
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(ゴゼンタチバナ)

このあたりには、セイヨウノコギリソウやマーガレットなどの帰化植物も繁茂していた。
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満足して、改めて阿寒湖荘を目指す。
阿寒湖温泉と言えば、鶴雅グループのホテルが有名だが、なんか混んでそうだったし、やや高いので、遠慮したのだった。

その前に、車中から国民宿舎野中温泉を撮影。
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実は、6年前、美幌に用があって帰道した際、ついでに雌阿寒岳に登ろうと、ここに予約を入れていたのだが、この時も天候不順のため断念したのだった。そういう意味では、3度目の正直ということになる。

阿寒湖畔の温泉街を通ると、鶴雅の宿があり、やはり賑わっていた。
阿寒湖荘を見つけられないまま、温泉街を抜けてしまったが、この宿は一番はずれにあった。
午後5時すぎにチェックイン。
係の方が「今日は33℃まで上がりました」と上気した声で言う。
釧路と違い、やはり内陸は暑かったようだ。
今は夕方近くなり気温もすこし落ち着いているが、さっき車から出て雌阿寒の写真を撮った時、「この暑さは何だ!」って思ったっけ。

まずは「ウエルカムスイーツ」をということで、ロビーでヨーグルトムースをいただいたが、部屋への案内がなかなか来ない。
待っている間に、ちょっと中庭を散策。
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それでも来ないので、エレベーター前で待っているジャケットの男性に「いつ案内してもらえますか」と聞いたら、別のツアーの添乗員だった。おお恥ずかしい。
フロントにお願いしたら、やっと案内してくれた。
エレベーターの中で「明日はどちらへ」と聞かれる。
「雌阿寒に登る予定です」「え、雌阿寒ですか。明日も暑くなりそうですよ。私は中学の時以来登っていないなあ」とのコメント。
この方は地元の方なんだな。

部屋は416号室。
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窓の下はちょうど阿寒湖の遊覧船乗り場。その向こうが鶴雅グループ。
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雌阿寒岳の稜線も覗いている。眺めは最高だ。
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食事は6時半にお願いして、まずはお風呂。
低温、中温、高温などいくつもの大きな浴槽があり、かなり広い。
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さすが北海道だ。
浴室は西日の温室効果で、室温がかなり暑いので、低温にとどめておく。
高温に手を入れたら、源泉が出てくるところで確かに熱かった。

今夜は部屋食。メニューは以下の通り。
食前酒:こけもも酒
お椀:貝浅利の潮仕立て
お造り:牡丹海老、まぐろ、サーモン、帆立
蓋物:信田巻、わらび、南京花人参
前菜:季節の盛り合わせ
鍋物:牛肉のすき焼き、水菜、えのき
洋の物:スモークサーモン 野菜を添えて
進め肴:たらば蟹
揚げ物:海老の天婦羅、獅子唐
蒸し物:茶碗むし
小鉢:鰊の林檎酢浸け
香物:切り漬け
食事:ななつ星
デザート:かぼちゃシフォンとくだもの
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毎度のことながら、この年になると多すぎるのだが、結局は2時間かけて完食してしまった。うう苦しい。
窓の外には、ライトアップした遊覧船も運航していた。
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午後9時、まだ子供の時間だが、満腹のため猛烈な睡魔に襲われ、沈没してしまった。

【行程】2015年7月11日
南登口(15:23)~展望台(15:52撮影15:57)~北登口(16:10撮影16:17)~南登口(16:34)
※所要時間:1時間11分(歩行時間:1時間4分)
※登った山:1座(オンネトー展望台)
※歩行距離:3.0km

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早池峰山(6)

【2015年7月5日(日)】早池峰山
ニセ鶏頭(約1370m)を通過し、まもなく七折の滝への分岐。
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「山と高原地図」には破線で書かれているが、なんだか廃道っぽい感じだ。

私は直進。
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ハクサンフウロ。
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ニセ鶏頭を振り返る。
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急な下りを終えて、樹林帯に入るところで、ストックを再び取り出す。
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サンカヨウの実。
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傾斜はまだあるが、道はジグザグで足場も悪くない。
下りなのに足に負担がかからず助かる。
山頂を1時過ぎに出たので、コースタイム2時間を足すと、バス停に着くのは3時過ぎ。
なんとか大丈夫そうだ。

鶏頭山(1445m)から45分ほどで避難小屋に到着。
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避難小屋に着くと、またしても先行のグループが出発するところ。

こちらは、ここでしばらく休んで、スマホの充電タイムにしようと思っていたが、バスの時間を確認すると、15:34。
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もう少し遅いと思っていたので、ちょっとあせる。
時間はもう2時。
あと1時間半かかるとしたら、ギリギリだ。
45分歩いてきたので、1時間15分とみるべきだが、すこし安全策をとった。

実は小屋で横になっている男性がひとり。
さっきのグループのメンバーで相当ばてている。
他の人は彼を残して先に下りてしまった。
普通はこういうことはしないのだろうが、地元の人なのか。
彼に話しかけられた。
「どこから登ったんですか」
「河原の坊です」
「中岳あたりのアップダウンきつかったでしょう」
アップダウンそのものはとくにきつくなかったが、足が痛かったので
「ええ」と答えた。
「どこから来たんですか」
「埼玉です」
ちょっと先を急ぐ気分になっていたので、あまり愛想よくできなかった。
ぶつ切りの会話になってしまったが、「ではお先に」と言って出発する。
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路面も悪くないし、傾斜もそれほどきつくないので、小走りで進む。
その方が楽なのだ。
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かなりのスピードで下ったつもりだが、なかなか先行グループに追いつかない。
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久しぶりに見たオオバギボウシ。
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快調に速足で進む。
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しばらく経って、やっと追いつき、抜かさせてもらう。
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フタリシズカ。
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快調に走って下っているうちに、だんだん膝が痛くなってきた。
バスの音はすぐ近くに聞こえるのだが、先はまだ長い。

途中で立ち止まって、どこまで下って着たか、「山と高原地図」の電子版を見てみたら、まだ避難小屋から岳までの半分しか来ていない。
じぇじぇじぇ~
これまたショック。
何度も立ち止まって、膝の屈伸をしたり、揉んだり、ちょっと引き返して登ってみたり、膝を慰める。

「水」の標識があったが、何㍍先にあるのか分からず、これもパス。
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エゾアジサイ。
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だましだまし下り、もう一度スマホで現在地を見ると、車道まであと標高差100m。
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これを何とか乗り切り、車道が見えた時には本当にうれしかった。
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ホタルブクロ。
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舗装道路に出ると、膝の痛みは治まった。
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集落は近い。
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馬頭観音。
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ちょっとアキレス腱の痛みはあったが、無事、岳のバス停に到着。
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時計を見ると、14:50。
なんと、コースタイム2時間のところ、1時間40分で下ってしまった。
膝も痛くなるはずだ。
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とにかく、避難小屋で飲み干した水の補給だ。
バス停のベンチにザックを置き、スマホを充電させて、大和坊の自販機へ。
炭酸乳酸飲料(350cc)を110円で購入。
喉を潤す。はあ生き返る。
あとはトイレと顔を洗いたい。
近くにないので、岳駐車場まで歩く。
トイレを済ませた後、テントでチケット売りをしている女性に話しかける。

「こんな時間にもバスが出るんですか」
「15:30で最終です」
「午後出発する人って、たとえば小田越で泊まるんですか。あの小屋は泊まれるんですか」
「ちょっと待って下さい。えっと・・・」
「いや、分からなければいいんです。どうするのかなあって思って」
「あの、午後乗る人は全然いません。ゼロです」
「ああ、そうですか。じゃあ、バスを回送させるために出すようなものですね」
「ええ、まあ」
納得したので、岳バス停に戻って、ボーっと待つ。

定刻を5分過ぎても来ないので、心配になって運行日をもう一度確認したが、今日は間違いなく運行日だ。
10分近く遅れてやっと到着。
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恐れていたことに、満席。3人の女性が立っている。
私はさっそく登山用イスを取り出し、座り込む。
他の3人もザックを床に置いて、その上に腰を下ろした。

岳駐車場バス停からも1人が乗車。
彼は立ったまま。
私もこの状態ではとても眠れず、姿勢が低くて車窓も見えないので、スマホなどをいじって時間をつぶす。
次の大迫(おおはさま)を過ぎると、「次は盛岡駅です」のアナウンスが入り、3人の女性が一斉に立ち上がる。
運転手さんから「まだ1時間近くありますので、座ったままでお願いします」の声。
「なんだ、次は盛岡って言うから、すぐだと思って」

そんなこともありつつ、軽い脱水症状の私は喉が渇く。
バスは17時ちょうどに盛岡駅に到着。
17:15発の新幹線はやての人が先を争うように下りていった。
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私は5000円しかなかったので、最後に下車。
バス乗り場の切符売り場で両替し、1700円を支払う。

汗はすっかり引いていたが、帰宅してから風呂に入るのも面倒なので、軽いアキレス腱炎になった足を引きずりつつ、銭湯に向かう。
盛岡市のマンホールも忘れず確認。
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出かける前に調べておいた清川湯の場所をスマホで確認しようとしたら、なんと最近道路拡張のため閉店したという。
でも同じブログに、駅から徒歩5分のところに「なかまち梅の湯」という銭湯があるとかかれており、そちらに向かう。

途中、ファミマで水分補給。アクエリアス300ccを飲み干す。
北上川を渡った先に銭湯はあった。
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なんか普通の雑居ビルの2階。
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受付のおばさんに「こんにちは~」と挨拶したのに、反応なし。
「1人です」と言ったら、「430円」とぶっきらぼうに言われた。
登山帰りだから、汚いと思われたのだろうか。
しかし、怒る元気もなく、脱衣所へ。
全身刺青のおじいさんが「登山帰りかい。岩手山?」と聞いてきたので、「早池峰です」と答える。
「天気どうだった?」
「少しガスっていたけど、いい天気でしたよ」
とくにその筋の人には見えなかった。
傷口の絆創膏をはがすと、大量の膿が出ていた。
そのおかげで老廃物が排出され、むくみも少し解消された気がする。
これは不幸中の幸い。

休日の夕方だが、街中の銭湯だけに空いていた。年寄りが4~5人ほど。
ゆっくり体を洗い、気の済むまで湯につかって上がる。
熱を持っている足首に「熱さまシート」を貼って応急処置。
時刻表を検索すると、今度は18:15のはやて。これは見送り、次の18:40発やまびこ(始発)にする。
これならゆっくり歩いて戻って、弁当を買う時間もある。
始発だから、自由席でも大丈夫だろう。

さっきのファミマで今度はソフトを買い、食べながら駅へ。
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ビールは地ビールの銀河高原ビール。
弁当はビールのつまみになりそうなものということで、幕の内系の「伊達武将隊」。
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仙台の駅弁だが、この際致し方ない。

自由席は1~4号車。
電源がある車両であることを期待したが、残念だった。
2号車まで進むとガラガラ。
出入り口に比較的近いところに陣取り、まずはロキソニンを服用。
夕日をみながら、ビールでプチ打ち上げ。
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ちょっと味にくせがあり、普通のビールにしておけばよかったかなと、プチ後悔。

車窓から、夕暮れの奥羽山脈(箱ヶ森、赤林山など)を眺めながら、お弁当を食べる。
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食べ終えてから、パソコンを取り出し、本日の記録の整理。
仙台までは各駅停車。止まっても数人くらいしか乗ってこなかったが、仙台で一気にほぼ満席に。
私の隣にもとうとう人が来たので、それを潮にパソコンをしまい、睡眠態勢。

首都圏の雨が心配だったが、大丈夫な様子。
大宮で川越線に乗り換え。
川越駅から本川越までは15分ほど歩くが、ロキソニンのおかげで痛みも和らいでいた。
帰宅は午後11時。長旅であった。
ガレ場の長丁場は足首に大きな負担になることが分かった。
8月に予定している白馬縦走に向けて教訓となった。
雨が降らなければ使えるよう、痛みの感じないメッシュのトレランシューズを持って行こう。
あと、今回パソコンを背負って、ちょっとザックが重かった。
軽量化も図らなければ。
でも、足のことがなければ、体力的には、ほぼ元に戻った気がする。

【行程】2015年7月5日
河原の坊(6:00)~頭垢離(6:36)~打石(7:48)~早池峰山(8:23撮影、休憩8:55)~中岳(10:18休憩10:30)~(昼食)~水場分岐(11:50)~鶏頭山(12:47休憩13:10)~避難小屋(13:54休憩14:00)~岳バス停(14:52)
※所要時間:8時間52分(歩行時間:7時間48分)
※登った山:12.8km

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早池峰山(5)

【2015年7月5日(日)】早池峰山
中岳(1679m)を過ぎたが、正面の鶏頭山(左、1445m)はなかなか近づかない。右は毛無森(1427m)。
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我慢してかなり歩いたつもりがスマホで現在地を確認すると、中岳からほとんど進んでいない。
これはかなりのショック。先の長さにげんなりした。

カトウハコベ。
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途中でお腹が空いてきたが、樹林帯のぬかるみが続き、適地がない。
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虫も多い。

久々に出た岩場のピークで、さっきの女性がまた別の単独男性と会話していた。
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その後、私にも声をかけてきた。
「中岳のところ大丈夫でした?」
「ええ、ありがとうございます」
「あそこで時間くっちゃう人多いのよね。ちゃんと説明しても、道探してしまうみたい」
「ああ、あんなに急に下るところが、道だとは思わない人もいるでしょうからねえ」
「結構きついけど、おもしろいでしょ」
「ええ」
と答えたが、今回ばかりは楽しむ余裕がない。

彼女は行ってしまったが、私はここに残留してお昼にする。
宿でもらった包みを開いてみてびっくり。
なんと、海苔を巻いていないおにぎり2個と漬物2切れのみ。
ううむ。もう少し何とかならないものか。
おにぎりは手で握ったのではなく、型に入れて作ったもののようだが、御飯はたくさん詰めてあった。

改めて景色を撮影。
中岳を振り返る。
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鶏頭山(左)と毛無森(右)。
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左手は絶壁。
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足の痛み&疲労が引かないまま出発。
延々と苦行が続く。
倒木、ぬかるみの連続。
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水が足りなくなるのは必定だったが、道を外れて100mも下る元気もなく、水場分岐はスルー。
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時折、左手の展望が開ける。深い原生林が広がる。
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前方は、1415mピークの向こうに鶏頭山。
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ハクサンシャクナゲ。
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ギンリョウソウ。
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薬師岳(左、1645m)と小白森(1350m)。
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歩いてきた稜線を振り返る。
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見晴らしのいい道になった。
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シロバナタカネニガナ。
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眼下に岳の集落。あそこまでバスの時間に間に合うよう下れるだろうか。
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ハクサンボウフウ。
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再び鶏頭山が見えた。
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しかし、ときは12時24分。コースタイムでは、あと30分ちょっとで着くはずなのだが、とても無理に思えた。

稜線南側のトラバース道。
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「山と高原地図」には「南側転落注意」とある。
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ハクサンフウロ。
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ウラジロドウダン。
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左手に、小白森(左)と白森山(右、1339m)。
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東北らしいなだらかさだ。

タカネニガナ。
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ヨツバシオガマが目に付く。
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ゴゼンタチバナ。
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1415mピークを越える。
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谷間はハクサンボウフウの楽園。
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マルバシモツケ。
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ゴルジュを抜ける。
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さて、いよいよ鶏頭山の登り。
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ササの道を行く。路面に石がなく、足の負担が軽くて助かる。
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ハクサンシャクナゲ。
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東の稜線を振り返る。
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12:47ようやく鶏頭山に登頂。
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30分では無理、と思った場所から25分で着いた。
最後の登りがやさしかったのがよかったみたいだ。

鶏頭山にはカップルと8人のグループがいた。
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ここまですれ違ったのが3人だけだっただけに、いきなり人口が増えてびっくり。
ここには岳からピストンする人が少なくないということだ。

狭い山頂で、この方々にいいところは占領されていたが、斜めになった岩場を見つけて腰掛ける。
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背中を付けて寝転ぶと枕代わりにハイマツがあって休むにはちょうどいいところだった。

ここで靴を脱いで足を休ませる。
正面に毛無森へのなだらかな稜線がみえる。
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あちらへ行く夏道はないようだが、すぐ下に見える標識は何だろう。
「通行禁止」か、かつての道標か。

岩手山(2038m)は、この日はずっと見えなかった。
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早池峰湖方面。
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すこし風があったが、ウインドシェルを着る必要のないくらい暖かかった。

20分くらいのんびりしたところで、先に8人グループが出発。
入れ替わりに単独男性が登ってきたのを潮にこちらも出発。
まずはニセ鶏頭(約1370m)を目指す。
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下り始めて間もなく、先行のグループがニセ鶏頭への道を登っているのが見えた。
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さっき、足首に当てているスポンジの位置を調整し、下りのため紐も締めなおしたので、これまでより若干まし。

ウラジロタデ。
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ササの道だが、岩も多い。
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早池峰山(1917m)への稜線。この足でよく歩いてきたものだ。
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薬師岳(1645m)の稜線には雲がかかってきた。
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鶏頭山を振り返る。
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上を向いたゴリラの横顔に見えません?
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ニセ「ニセ鶏頭」はすぐそこ。
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ハクサンチドリ。
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そして本当の「ニセ鶏頭」。
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頂上直下。
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ハシゴを登れば頂上。
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ちょうど先行グループが出発するところだった。

まさか、公認の名前とは知らなかった。
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頂上には石仏。
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あらかじめ、5円玉が針金に通されている。
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登りも下りもハシゴ。
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下っていく彼らがハシゴをつたっているようにも見えたので、ストックをしまう。
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あれを下っていくわけか。
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ハシゴを下りると、細いゴルジュを通過。
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なかなか激しい下りだ。
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(つづく)

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早池峰山(4)

【2015年7月5日(日)】早池峰山
中岳(1679m)に向けてハイマツの回廊を進む。
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奇岩の連続。
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しばらくすると、単独男性が縦走路を上がってきた。
さっきの女性となにやら話している。
この時間にここまで登ってくるとは、夜明け前に出発したか、鶏頭山(1445m)中腹の避難小屋に泊まっていたのか。
挨拶してすれ違う。
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少し進むと彼女が待っていて、話しかけてきた。
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「縦走ですか?」
「はい」
「水どのくらい持ってます?」
「1リットルくらいです」
「なら大丈夫でしょう。途中に水場があるんだけど、あんまりいい水じゃないのよ。慣れないとお腹壊しちゃう人もいるから」
どうやら、足の速いこの方は地元の指導員か何かのようだ。
パトロール中なのかもしれない。

よく見ると、登山靴ではなく長靴を履いている。
注意事項の確認が終わると、またスタスタと行ってしまった。
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再び、早池峰山を振り返っておく。
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チングルマとハイマツ。
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左手に再び薬師岳(1645m)が見えてきた。
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おう、ハクサンシャクナゲが一輪。
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このあと、もう1人、単独男性とすれ違う。
「岳からですか。どのくらいかかりましたか?」と聞くと、「2時間半」という。
びっくりして格好を見ると、かなり軽装だ。
「トレランですね」と聞くと、「ええ、でも全然走れませんけど」との答え。
半ズボンで、ふくらはぎは泥んこだらけだった。
しかし、ここまでのコースタイムは7時間ほど。
2時間半は計算違いではないか。
田中陽希でもそれは無理だ。

この人ともさっきのおばさんは話したようで、そのあたりで、また彼女は待っていた。
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言い忘れた注意事項があったのか。

「どちらからです?」
「埼玉からです」
「ここは初めて?」
「はい」
「縦走にどれくらい見てますか」
「5時間半くらいです」(本当は6時間だったが勘違い)
「早池峰山はどこから登りました?」
「河原の坊です」
「どのくらいかかった?」
「2時間半です」
「じゃ、大丈夫ね。この先、中岳のところが迷いやすいから。標識を左に見てまっすぐ進んでください。あとは踏み跡をたどれば大丈夫だから」
「標識を左に見て直進ですね。ありがとうございます」

で、彼女はまたすたすたと消えてしまった。
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こちらはこの時点でかなり、足に来ている。
足が遅いので心配になったのかもしれない。
あの方が時々、様子をうかがいながら、気にしてくれているなら心強い。

引き続き、奇岩の道が続く。
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やっと、目の前に中岳が見えてきた。
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この道は短いようで、かなり長い。
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まだつぼみのウラジロヨウラク。
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これは一瞬、マムシグサの実が分岐しているのかと思ったが、あとでコバイケイソウと気づいた。
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う~ん、中岳は見えるのだが、まだまだ岩峰は終わらない。
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早池峰山もだいぶ遠くなってきた。
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ひと山越えた感じ。1696m標高点だろうか。
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これでやっと道が安定するか。
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中岳がど~んと前に見えてきた。
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はるか前方におばさんの姿も見える。
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このあたりでとうとうデジカメが電池切れ。
撮れなくなる度にバッテリーを取り出して、振ったり温めたりして延命させたが、3度で断念。
スマホに切り替える。
やはり、デジカメの充電用コードを忘れたのが最大の失敗だった。
今回の2大忘れ物は、このコードと寝巻き用のスウェットだ。

鞍部に下りてくると、樹林帯が近づいてくる。
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左後方に薬師岳。
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いよいよ樹林帯に入った。
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かなりぬかるんでいる。
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あの人が長靴だった理由がよく分かった。
私もぬかるみを歩いた方が足首には負担が軽いのだろうが、靴が泥んこだらけになるのでそうもいかない。

このあたりはコバイケイソウの群生地。
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名前の分からない草木の葉っぱにも目を引かれる。
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大きな岩を越えると、少し展望が開けた。
早池峰山の頂上が約1730mの岩場の後ろに見えた。
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岩場に出るたびに、先が見える。
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見事なヨツバシオガマ。
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コメツガの新芽。
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ミヤマハンショウヅル。
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中岳の東のピーク。
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この先は頂上台地のような状態。
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中岳の本当の頂上はここだが、三角点のある場所はまだ先。

岩から下りると、このような道が続く。
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コバイケイソウをかき分けていく。
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めずらしくマイズルソウが咲いていた。
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足の痛みに耐えつつ、早池峰山から1時間23分で中岳に到着。
一応、コースタイムより7分ほど早かった。
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この岩場を登ると
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三角点があった。
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早池峰山方面を望む。
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鶏頭山方面。
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ここで本日2度目の休憩をとる。少し足を休ませなければ。
とは言え、そうゆっくりもしていられない。
さっきの女性も指示に従い、看板を左に見て、直進。
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すると、急な岩場をかなり下る。右足のふんばりが聞かないのでなかなか厳しい。
ここは間違いようがないとも思うのだが、こんな岩場を下るなんて思わない登山者がいるのかもしれない。
この先にも高さのある岩場あり。
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「山と高原地図」に「数mの急な岩場 転落に注意」とある場所だ。
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この先も足場の悪いところが続き、足がつらい。
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一歩踏み出すたびに、うめき声が出るようになる。
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鶏頭山まで2時間半。そんなに歩けるだろうか。
しかもその先が恐怖の1000mダウンヒル。
足が動かなくなり、途中の避難小屋で1泊なんてことになったりして。
あ、今回はパソコンがあるのでシュラフは持って来てないんだった。
などと弱気な考えが頭に浮かぶ。
接地に失敗して、ぎゃあと声を上げることもたびたび。
ロキソニンを持って来ていたのに、すっかり忘れていた。
それでも、少しでも足の負担を軽くしようと、ストックを使うことを思いつく。
一度だけ岩場で尻をつけて下りているときにスリップ、つま先を打ったことがあったが、転落等の危険な目には遭わなかった。

短いが戸隠山の蟻ノ戸渡りばりのナイフリッジ。
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クマだ! と思ったら岩だった。
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ハート形の水たまり。
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相変わらずハードな道が続く。
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きついので水もごくごく飲んでしまい、とても1リットルでは足りそうもない。
スマホもカメラとして使い始めたので、電池の減りが早い。
休憩するたびに充電器につないで、細切れに充電を続け、何とか持たせる。
(充電器もカラになり、最終的にはパソコンがバッテリー代わりになった)

(つづく)

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早池峰山(3)

【2015年7月5日(日)】早池峰山
早池峰山(1917m)を河原の坊から登り、御座渡りに達した。
御座渡りとは、平らな御座を渡っていくというイメージなのだろうか。
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この先、斜度はさらに増していく。
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御座渡りを見下ろす。
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巨大な岩も通過すれば、すぐに小さくなる。
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ミヤマアズマギク。
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ハヤチネウスユキソウ。
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ミヤマオダマキ。
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ヨツバシオガマ。
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打石を様々な角度から。
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ここまで、河原の坊から1.9km。時刻は7時50分。2時間近くかかっているので、時速はたった1kmだ。
厳しい急登続きなのだからしたかない。

次第にガスが出てきたが完全に曇ってしまうというほどではない。
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これはとくに名前のついていない岩。
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ミヤマガラシ。
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しかし、どの岩を越えれば頂上なのか。
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コースタイムは3時間半なのに、まだ2時間しか歩いていない。
あと1時間以上登らされるのだろうか。
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そろそろ頂上にようにも思えるのだが。
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このあたりで、初めて下ってくる人に会った。
「この先も急ですか」と聞くので、
「ずっとず~っと急です」と答えた。
「ずっとかあ。やっぱりこっちから登ればよかったか」
とつぶやいて下って行った。
同じバスに乗り、小田越から登った人なのだろうか。
その中の速い人はもう下山する時間なのだ。

今度は千丈ヶ岩。
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早池峰山を形づくっている岩は蛇紋岩である。
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サイコロが積み重なったような岩。
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岩の造形を見ていると飽きない。だから急登もそれほどきつくない。
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ガスも舞っているようなイメージでそれほど心配はなさそう。
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3色そろいぶみ。
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ハイマツ。
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出ました。クサリ場。でも、ほとんど触らずに登れた。
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ヨツバシオガマ。
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ロックガーデンならぬロックモンスターだ。
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こちらは4点盛り。
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チングルマ。まだ綿毛になっていない。
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そろそろ頂上でもよさそうな気がするのだが。
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だめですかねえ。
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なんて思っていたら、あっけなく頂上に到着。
まずは石仏のお出迎え。
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そして、早池峰神社奥宮の赤いお社が見えた。
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景色や花の写真を撮るために立ち止まったのを除けば、全く休まずに登り、コースタイムより1時間以上も早い2時間20分で登頂。
このコースタイムは甘すぎるのではないか。

頂上はまさにロックガーデン。
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またまたミヤマガラシ。
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平成11年建立の十一面観音像。
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奥宮に無事登頂のお礼。
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剣がそこここに林立している。
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頂上の証明撮影スポット。
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ここは一等三角点だ。
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十合目の標柱。
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もう一つの山頂標柱。もっと味わいのあるものがほしいところだ。
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お社を風から守る石垣。
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山頂広場は意外に広い。すでに10人くらいの人がいた。
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東の稜線は御田植場と呼ばれる湿原で木道が敷かれている。
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早くあそこを歩きたい。

山頂の避難小屋。
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中では2人の男性が休んでいた。こんな雰囲気。
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これが携帯トイレ専用ブース。
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私は使わずに済んだ。

混み合う前に、山頂の標識や周辺、避難小屋などを撮影し、岩陰に腰を下ろして休憩。
東の尾根を望む場所だ。
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ガスが南から上ってきて、北に流れている。
8時半前に登頂してみて、ふと鶏頭山(1445m)まで縦走できるのではないかという気がしてきた。
このまま下って薬師岳をピストンしても、随分時間が余りそうだ。
西の鶏頭山まで縦走して岳に下るルートは、ここからコースタイム6時間10分。
ここを9時に出発して、途中に昼食をはさんでも今日の調子なら遅くとも15時過ぎには下れそうだ。
盛岡行きのバスは小田越15:12発なので、岳にはたぶん15時半頃。
十分間に合う。

小田越に下るコースも魅力的なのだが、次に登る機会があった時のためにとっておこう。
というわけで、予定を変更し、西に進むことにしたのだが、これが想像以上に過酷な道であることを後で知ることになる。
20分ほどのんびりして岩陰から立ち上がってみると、この人だかり。
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では、鶏頭山に向かおう。
と歩き出したら、岩の上に20円が落ちている。
観音様の賽銭箱に納めておいた。
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おお、ここにも三色セットを発見。なんともかわいらしい。
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こちらは二色。
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鶏頭山へはロックガーデンを経由する。
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ここはヨツバシオガマの楽園。
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頂上の分岐付近で写真を撮っていたら、高齢の女性が誰かと挨拶して、縦走路を歩いていく。
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おお、縦走する人もいるんだと思っているうちに、すたすたと行ってしまう。
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花の写真を撮る気配もない。地元の人なのだろうか。
この縦走路は「山と高原地図」に「コメツガ、オオシラビソ」などの文字があったので、樹林帯の中の退屈な道かと思っていたが、ハイマツの中に奇岩が続く、見晴らしのいい道だ。
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高山植物も河原の坊コース以上に咲き乱れている。
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う~ん、かなり贅沢だ。
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ハイマツの海。
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山頂方向を振り返る。
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前方のガスもだんだん晴れてきた。
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両サイドにはロープが張られ、登山道を外さないよう配慮されている。
確かにガスが出ると、道が分からなくなりそうだ。
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岩の写真を撮っているときりがない。
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おお、ほぼ中間地点の中岳(1679m)も見えてきた。
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景色は素晴らしいのだが、足場が露岩帯であり、今の足首にはかなり負担がかかる。
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接地する角度によっては、傷口に靴の縁が当たり、激痛が走るのだ。
骨折前なら、ひょいひょいと飛びながら歩けたが、今は慎重にならざるを得ない。

(つづく)
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早池峰山(2)

【2015年7月5日(日)】早池峰山
5:31、岳バス停にバスが到着。2台連ねてきたうち、2台目に案内され、空席がいくつかあったので座ることができた。作戦成功。乗車時間はわずか20分ほどだが。
たまたま沢側(左側)に座ることができたが、窓が汚れていたのが残念。
峰南荘では10人以上が乗り込んできた。
やはり、ここから乗らないことにしたのも正解だった。
この時間に登山口に向かうのはバス2台で総勢60人程度か。
想定より少ない。

さて、手前の河原の坊か、奥の小田越か、どちらで下りるかが問題。
バスに乗ってもまだ決めかねている。
魚止の滝や笛貫の滝などの入口の標識や清廉の滝を一瞬見て、うすゆき山荘のバス停を通過して、5:50、河原の坊に到着。
下りる人が意外に少ない。20人ほどか。
車内からは「へ~ここで下りる人もいるんだ」というつぶやきが出た。
やはり、なるべく高いところまでバスで行く人が多いようだ。
河原の坊から山頂までのコースタイムは3時間半、小田越からは2時間半なので、圧倒的に小田越まで行った方が楽なのだ。
でも私は登山者が少ない方がいい。瞬間的に判断して、私も下りてしまった。
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ここで下りた20人も、私がトイレに行ったり、ストレッチをしたりしている間に散り散りになってしまい、ほとんど混雑を感じることなく出発できた。
まったく脅かしやがるぜ。

こちらはビジターセンター。
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はい、私はもうモツベーションしてます!
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早池峰山(1917m)は「携帯トイレ」を呼びかけている山として有名なのだ。

峰南荘より奥はマイカー規制が行われているが、夜間と早朝なら乗り入れが可能なので、駐車場にはテントもちらほら。
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私は6時ちょうどに出発。
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すぐにコメガモリ沢の支流を渡渉。
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前方を歩いていた単独の方を抜かすと、しばらくは一人旅。
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静かに歩けて、本当によかった。

でも、実は足場が悪くて、接地に気を遣う。
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最初に迎えてくれた花はオオハナウド。
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新芽が赤いこの葉っぱは何だろう。
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この数字の銘板が延々、縦走路を通って、岳集落の登山口まで続いていた。
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カラマツソウ。
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しばらくは樹林の中のだらだらした登りだが、岩が多い。
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涼しかったのでウインドシェルを着ていたが、体が温まってきたので、脱ぐ。
そのついでに、昨日コンビニで買ったおにぎりを取り出し歩きながら食べる。
今日は朝食の時間はとらないつもりだ。
宿で配給された朝食のおにぎりはお昼に食べることにする。

今度はコメガモリ沢本流の徒渉。きっちりロープが渡してある。
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岩はみな濡れているので、ロープの助けも借りつつ慎重に渡る。
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しばらく沢の右岸を登る。
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今度は左岸へ徒渉。
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沢はほとんど渓流である。
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みごとなエゾボウフウ。
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センジュガンピ。
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かわいらしい葉っぱ。
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コケの名前までは分からないが、目を引く姿。
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クガイソウ。
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再び右岸に戻って、高度を上げていく。
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マルバシモツケ。
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コメガモリ沢は清流だ。
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大きな岩場を越えると、水場に出た。
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1杯飲んで、喉を潤す。

このあたりから頂上付近の岩峰が望めるようになってきた。
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右手には、薬師岳(1645m)の西の稜線が見える。
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40分くらい歩いたあたりで、休憩している方々を抜かす。
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さらに沢をさかのぼっていく。
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ミヤマオダマキ。
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ミヤマヤマブキショウマ。
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抜かした方々。
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出た! でも、ミネウスユキソウ。
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なおも沢登りは続く。
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バスの中から車道を歩いている人を見かけたが、その人がもう追いついてきて、抜かしていった。
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その人が他の人と雑談しているのを聞くと、車で来たのだが、峰南荘前でちょうど5時のマイカー規制時間になり、止められてしまったので、バスに乗らず林道を歩いてきたのだという。
実は、止められた瞬間を私は宿の部屋から見ていた。
窓のまん前がゲートだったものだから気がついたのだが、ゲートのおじさんが柵を置いた途端に1台の車が到着して、制止されていた。
まさか、あの人だったとは。

すでに手を使わなければならないほどの急坂なので、かなり早い段階でストックをしまった。
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ハクサンチドリ。
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チングルマがすでに綿毛になっていた。
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道は沢を離れ、尾根に移っていく。
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薬師岳も全容を現した。
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小田越からの稜線。
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頂上付近のノコギリの歯はそうとう鋭い。
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「花の山」というイメージとはかけ離れている。

ウラジロヨウラク。
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ロープは、ここからはみ出ないでねという印。
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森林限界は超えた。あとはもう岩の山だ。
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ヨツバシオガマ。
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出た! これこそハヤチネウスユキソウ。やはり肉厚だ。
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振り返ると、今まで登ってきた谷と薬師岳。
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希少な花ではあるが、ここではこれでもかというほど咲いている。
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第2次休憩地帯に突入か。
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私は休まず進む。
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ガレ場の急登が延々と続き、それが頂上まで続いているのが分かる。

ミヤマアズマギク。
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おやおや、薬師岳の山頂にガスが出てきた。
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やはり、こっちを先に登ったのは正解だったか。

西の稜線。
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コバノツメクサ。
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下を見ても、上を見ても岩ばかり。
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ミヤマオダマキ。
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御座渡りと呼ばれる岩を通過。
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このあたりで、とある1人の男性を抜かす。
連れらしき女性が、上から「そこ滑るので、山側から登った方がいい」と指示していた。
仲間のはずなのだが、その後、彼が追いつく前に、彼女はどんどん登って行く。
指示している間に彼女の先を行ったのだが、その私も抜かして行く。
自分はベテランの健脚者で、ちんたら歩きたくないのだろうが、初心者らしき彼とあんなに離れて歩いてもいいのだろうか。
10分ほどで彼女はやっと立ち止まり、彼を待つことにしたようだ。
彼女を見ていて思いついた。ゆっくり歩くと疲れる場合があることについてだ。
ゆっくり歩くと、片足が宙に浮いている時間が長くなる。
すると、もう片方の足で体重を支える時間が長くなるので疲れてしまうというわけ。
この説はあたっているだろうか。

(つづく)

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早池峰山(1)

【2015年7月4日(土)】早池峰山
ちょうど18時、早池峰山(1917m)登山の基地となる岳(たけ)集落奥の峰南荘に到着した。
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大迫(おおはさま)バスターミナル発のバスの終点である。

バスを下りると、宿のご主人らしき人が、玄関先でお客さんの対応をしていた。
それが済むと、すぐに食堂に案内された。
「今日は相部屋になってしまうんです。でも大きな部屋なので。他は3人だけです」
とのこと。
前日の予約の電話では「相部屋になるかもしれません」と言われ、思わず格好をつけて「構いません」と言ってしまったが、宿坊の方にすればいいとちょっと後悔していた。
「なるかも」だったので、ちょっとだけ期待していたが、だめだったか。
「いま、食堂で相部屋の方が食べてますが、挨拶しておきますか」
と言われたので、気持ちよく夜を過ごすためにも、そうする。
「こんにちは、今日はよろしくお願いします」。若輩者らしく元気に挨拶。
同室のグループは、60~70歳くらいの男性4人。1人はいびきがうるさいので隔離されるそうだ。常連なのだろうか。
それはともかく、私の膳が彼らに取り囲まれた真ん中にある。
(おいおい、ここで飯を食えってかい?)
と思ったが、とりあえず何も言わず、ザックを置きに部屋へ。

2階の奥の部屋だが20畳くらいあり、確かに広い。
他の大部屋も相部屋になっているようだ。
ただ、コンセントが2つしかなく、1つは先客が使っており、1つはすぐ横にもう布団が敷かれており使いづらい。
ご主人に他にコンセントがないか聞いてみると、とりあえず食堂のコンセントを使ってくれと言われたので、そうした。
夜中にまた食堂に行かないといけないのかなあ、面倒だなあと思ったが、あまり気にしないことにした。コンセントがあるだけマシだ。

食堂に戻ると、他のテーブルが空いたとのことで、ご主人が私の膳をそちらに移してくれた。助かった。
同室のグループはすでにかなり酒が入っており、ちょっと同席したくなかったのだ。
ご主人に「なんか飲みます?」と聞かれたが、膳を見て、あまりつまみになるようなおかずもなかったし、夜はパソコン作業をしたかったので、「いや、いいです」とお断りした。
すると、「お酒、飲まない? えらい」となぜか褒められた。商売にならないだろうに。

食事は地の特産品も何もない(鮎の塩焼きはあったが)、普通のメニュー。
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黙々と平らげて、宿帳と登山届を書く。
ごちそうさまの後、先に会計。
宿泊費7500円+携帯用トイレ400円+バッジ500円=8400円。

明るいうちにと思い、お風呂は後回しにして散歩に出かけた。
ご主人が他のお客さんに「早池峰神社まで歩いて3分だよ」と話していたのが聞こえてきたからだ。
宿のサンダルで出かける。
それにしても涼しい。気温は15℃くらいしかないのではないか。
ウインドシェルを着込んだ。
神社には正面の鳥居まで下らず、近道の東参道から入る。
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境内に入ると、なんとなく見覚えがあるような気がしてきた。
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1990年暮れに、全国の「富士山」の取材で遠野に来たことがある。
その時にタクシーで峠を越えて山奥の神社を訪ねた記憶があるが、それが早池峰神社だったのだろうか。
しかし、遠野からだとあまりに遠い。
(帰宅して確認してみると、取材したのは遠野小富士と呼ばれる六角牛山(1294m)だった。ということは、訪ねたのはたぶん山麓にある六神石神社だろう)

明日の安全登山を祈願。
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表参道を下りていく。
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左手に、岳妙泉寺の客殿跡があった。
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妙泉寺は早池峰山の別当寺として江戸時代には大伽藍が展開されていたとのことだが、明治の廃仏毀釈で堂宇のほとんどが破却されてしまったという。

これらがわずかに残る遺構。
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ここはかつて宿坊、旧高台坊か。
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正面の階段の参道は改修工事中で通行止めになっていたが、時間も時間、曜日も曜日なので関係者は誰もいない。
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「ごめんなさい」して通らせていただく。
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鳥居の外に出ると、宿坊が集中する岳集落の中心。
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かつては、7軒ほどあったようだが、今営業しているのは、大和坊、和泉坊、日向坊の3軒のみ。それぞれにお客さんが入っている様子だが、それほど混んでいる様子もない。
やはり、こちらにすればよかったかなあ。
同じ相部屋でも宿坊の方がよかったような気がする。
おれとしたことが、歴史ある宿坊を選ばず、峰南荘を選んでしまうとは。
宿坊は規模が小さいので、「満室」と言われて何軒も予約の電話をかけ直すのが面倒だったのだ。
だから思わず収容人員の多い方にしてしまったが、手間を惜しむべきではなかった。

一軒一軒撮影しながら峰南荘に向かう。
大和坊。ここは最近新築したらしく新しい。
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和泉坊。
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旧民武坊。
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日向坊。
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旧相模坊。
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日もとっぷりと暮れてしまった。
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なんと地面に蛇の死骸。
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本当は、明日の朝、岳駐車場バス停まで下りていく時に撮影するつもりだったが、先に済ませておけてよかった。
峰南荘の前にも早池峰山の登山口に行くシャトルバスは止まるのだが、宿のスタッフの話によると、バスは5時半の始発から6時半くらいまでの便が、かなり混んでいて、座れないことが多いという。
だったら、バスが出る岳駐車場までは歩いて10分ほどだから、早く起きて、そこから乗ろうと考えたわけだ。

早池峰岳神楽伝承館。もうとっくに閉館している。
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峰南荘の向かいにあるさわやかトイレを視察。
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そこで、ゆっくり用を足した。

宿に戻ると、ご主人が「ああ、帰ってきた、帰ってきた」と叫びながら近寄ってきて、「個室が空いたので移動してください。その方が落ち着くでしょ」と言う。
それはありがたい。
案内されたのは、浴室の向かいにある1階の「おだまき」。
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3畳ほどの狭い部屋だが、まったく不自由はない。
これで落ち着いて、荷造りやらパソコン作業ができる。
宿坊にすればよかったと言ったが、撤回しよう。
でも今度来るとしたら宿坊にしたい。

さて、やっとお風呂。
ここは温泉でも何でもない、ただの沸かし湯。
しかも、大勢のじいさんたちが入浴した後なので、すこぶる快適というわけにはいかなかったが、乗り鉄の長い旅の汗を流した。

部屋に戻って、過去の山行のブログを書く。
それはともかく、明日の行程がまだ定まらない。
土曜日に栗駒山(1626m)に登り、日曜に早池峰に登るという当初の計画では、2日目のスタートが遅いので、河原の坊から登って、小田越に下り、15:12発の盛岡行き直通バスに乗る選択肢しかなかった。でも、前夜に現地入りできたので、3時間ほどの余裕ができた。
その時間を利用して、早池峰山の南に相対する薬師岳(1645m)にも登ることにした(往復2時間半)のだが、薬師岳を先に登るか後にするか、河原の坊から登るか、小田越から登るか、迷っているのである。

オーソドックスなのは、「河原の坊~早池峰山~小田越~薬師岳~小田越」であろう。
しかし、「バス2台が満車で登山者を運ぶ。100人くらいになる」「河原の坊から登る人の方が多い」と聞いて、そんな行列の中で登りたくないと怖気づいたのだ。
それに薬師岳を後回しにすると、早池峰山を下りてきて、疲れてもう登る気が失せている可能性もある。
では薬師岳を先にするとどうなるか。
早池峰山登山開始が9時ごろになり、登山客の数も落ち着いている頃かもしれない。
でも、山頂に着くお昼頃にはガスが涌いているかもしれない。
河原の坊に下りてくることになるので、盛岡行きのバスに始発から乗れない。
1日歩いた後、盛岡まで1時間半も座れないのはきつい。
薬師岳下山後、あえて河原の坊まで車道を下って早池峰に登る手もあるが、わざわざバスが稼いでくれた標高差200mをドブに捨てるようなことになり躊躇する。
結局、決められないまま、4時40分に目覚ましをかけて、10時半ごろに就寝。
スウェットを持って来るのを忘れたので、明日の登山着を着て寝た。

【2015年7月5日(日)】早池峰山
目覚ましが鳴る前、4時ごろに目が覚めた。
カーテンを開けると、空は白々としており、満月が浮いている。
おお晴れてる。
それを確認して、しばし布団の中でうだうだした後、起き出して、リハビリやパッキングを済ませる。
朝食はおにぎりが玄関先に用意されていた。
いつ出発してもいいようにとの配慮なのだが、2個とも海苔なし、中身はともに梅干、おかずは漬物たった2枚という質素を通り越したものだった。
今時、山小屋でももっとマシである。
ウインナーと卵焼きくらいは付けてほしかった。

トイレを済ませ(出てよかった。あまり携帯用トイレは使いたくない)、早池峰山の花のガイドブック(1000円)を買って、5時10分に出発。
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昨日歩いた道を岳集落まで下りていく。
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あじさいが鮮やかだ。
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トリトマ(南アフリカ原産)もあでやか。
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駐車場にはバスが3台用意されていた。
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そのうちの1台にもう立っている人がいる。
なんと、ちょっと遅かったか。でも、100人とはおおげさな。30人くらいしかいない。
始発から立っているのもばかばかしいので、ここで乗るのは止めて、次の停留所である「岳」まで戻る。
ここには4人ほどが並んでおり、チケット売りのお兄さんから片道を買った。700円だった。

(つづく)
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奥羽線・北上線(下)

【2015年7月4日(土)】東北乗り鉄
北上線に初めて乗った。順に見て行こう。見苦しい写真もあるがご容赦。
途中で車窓写真もはさまみます。
矢美津駅。
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相野々駅。
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ここでボックス席が空いたので移動。

平石駅。
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小松川駅。
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黒沢駅。
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黒沢駅の駅舎。
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ゆだ高原駅。
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ほっとゆだ駅。
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1991年に陸中川尻駅から改称され、駅舎には日帰り温泉「ほっとゆだ」も併設している。
「ゆだ」とは「湯田温泉」のこと。
温泉施設の名前をそのまま駅名にしまったものだ。
あまり感心しないが、その方が温泉の認知度が高まると期待してのことだろう。
ここで大勢の登山者が乗り込んできた。焼石岳(1548m)の帰りだろうか。

私のボックスは高齢の女性が2人相席となる。
これがまあ、女性の倣いとは言え、よくしゃべる方で、閉口した。
片方の女性の知ったかぶりが半端じゃなかった。

この先、まもなくで錦秋湖が見えてきた。
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やや水位が低い。

ゆだ錦秋湖駅。
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このビールはおばさんたちのもの。
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再び錦秋湖。
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和賀仙人駅。
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岩沢駅。
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横川目駅のあじさい。
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立川目駅。「○川目」は東北によくある地名だ。川に沿った1丁目、2丁目みたいな意味のようだが、縦と横が隣り合っているのは面白い。
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藤根駅。
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江釣子駅。
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もう北上盆地に入っている。
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隣のボックスが空いたので、移動したが、その隙に肝心の駅名板を撮るのを忘れてしまった。
柳原駅欠落。痛恨。

というわけで、1時間半ほどの新規乗り鉄は、あっという間に終了。
北上駅に定刻で到着した。
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トイレを済ませて、駅舎撮影のため、いったん改札を出る。
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待ち合わせ時間は9分なので、すぐに戻り、盛岡行きを待つ。
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2両編成で到着。車内は結構混んでいるが、座れた。
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村崎野を通過。
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もう田んぼも青々としている。
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10分で花巻に到着。
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丘陵の向こうに、ひょっこり見えているのは岩手山(2038m)だろうか。
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花巻を訪れるのは3年ぶり。
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前回同様、岩手軽便鉄道花巻駅跡を確認。
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こんな標識が新たに設置されていた。
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待ち合わせの22分を利用し、駅コンビニで明日の朝食を購入。
おにぎり2個とあんぱん、行動食のチョコ。
大迫(おおはさま)行きのバスは2番線から出る。
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定刻通り、バスが到着。岩手県交通。「県」をつけるのはめずらしいが県営ではない。
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大迫までは45分の旅。
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釜石線を渡る。
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まずは新花巻駅方面へと進んでいく。
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今度は北上川を渡る。
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東北新幹線新花巻駅。
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大迫の町に入ってきた。
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ここは遠野街道(旧釜石街道)の宿場町だ。

昔も今も鉄路が来たことはない。バスが唯一の公共交通機関。
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なかなか渋い雰囲気。
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バス路線はまだあちこちに通じているようだ。
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乗り継ぎ時間が31分あるので、街中をしばし散策する。
裏山に展望台があるようだが、あそこまでは行けそうもない。
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町を流れるのは稗貫(ひえぬき)川。遠くに見えるのは早池峰山(1917m)か鶏頭山(1445m)か。
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バスターミナルの隣は七行茶房。
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向かいは旧桜井旅館。馬のセリに訪れた人々が泊まったらしい。
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古い宿場町の風情を伝える町並み。
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大迫はワインの里である。
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マンホールもぶどうとハヤチネウスユキソウをあしらっている。
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元料亭「花月亭」跡。宮沢賢治も来たことがあるらしい。
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う~ん、平成の世にこんな商店が残っているなんて、素晴らしい。
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昔は繁盛していたんだろうなあ。
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かつての稗貫郡役所を復元した「早池峰と賢治」の展示館。残念ながら見学している時間はない。この役所は宮沢賢治の童話「猫の事務所」のモデルではないかと言われているらしい。
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稗貫郡は平成の大合併で消滅。全域が花巻市域になっている。

江戸時代の小結・錦木の墓。
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街道から離れたかつての住宅街。廃屋が目立つ。
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岩亀製糸場跡。大迫は葉タバコのほかに生糸の産地でもあった。
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たまたま歩いていたのは旧遠野街道であった。
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大迫の幟たち。いろいろと名物があるようだ。
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大迫町は平成18年に花巻市と合併して消滅している。

古い商家。
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稗貫川にかかる柳橋。
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かつての商店街だった川原町。
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ここは床屋だったようだ。閉店して何年が経つのだろう。
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というわけで中心部を一周してバスターミナルに戻ってきた。
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このバスに乗る前に待合室を見学。
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定刻通り17:10発車。乗客は私を含め4人。
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途中、小呂別というバス停で、このおばあさんが下車。
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いい雰囲気の集落だった。

道の正面に鶏頭山(1445m)が見えてきた。
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バスは枝道に入り、奥の集落・折壁に寄り道していく。
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県道に戻り、早池峰湖の湖岸を進む。
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再び枝道に入り、久出内で中学生の男女2人が下りた。幼馴染だろうか。
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とうとう私一人になった。
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まもなく岳集落に入る。
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そして、18時ちょうど、今夜の宿、峰南荘に到着した。
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この先はマイカー規制区間。
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ダイヤの乱れもなく、予定通りの乗り継ぎで、乗り鉄の旅、終了である。



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奥羽線・北上線(上)

【2015年7月4日】東北乗り鉄
この週末の関東の週間予報は土日とも雨模様。
東北はいずれも晴れマークがついていたので、鉄道とバスを利用して栗駒山(1626m)と早池峰山(1917m)に登る計画を立てた。
ただギリギリまで宿の予約はせず、様子をみていたら、東北でも土曜日に雨マークがついてしまった。
予定を変更して栗駒山は中止。未乗車路線の北上線をつぶしてから、土曜日のうちに早池峰山のふもと岳集落に泊まり、翌日は早池峰だけでなく向かい合う薬師岳(1645m)も登ることにした。

岳までの道のりは、もうこの手しかないという詰将棋のような乗り継ぎだった。
最初に書いておこう。
新所沢6:31~所沢6:35(西武新宿線)
所沢6:36~秋津6:39(西武池袋線)
(徒歩移動)
新秋津6:48~武蔵浦和7:05(武蔵野線)
武蔵浦和7:15~大宮7:24(埼京線・快速しもうさ号)
大宮7:38~新庄10:54(山形新幹線・つばさ123号)
新庄11:19~横手12:49(奥羽本線)
横手13:44~北上15:13(北上線)
北上15:22~花巻15:32(東北本線)
花巻駅15:54~大迫バスターミナル16:39(岩手県交通バス)
大迫バスターミナル17:10~峰南荘17:56(岩手県交通バス)

新所沢発の電車はもっと早いのがあるのだが、早く出ても新庄に行ける新幹線がないので、この時間の出発になった。
横手で55分、大迫で31分待ち合わせ時間があるので、それぞれ多少の散策はできそうだ。
というわけで、5時過ぎに起きて、6時15分に自宅を出発。
雨はぽつんぽつんと落ちている程度で、街でザックカバーをせずに済んだのは助かった。
新所沢駅前のコンビニで朝食のパンを購入。
電車を待つ間に食べてしまった。

大宮まではずっと、鵜飼哲夫著「芥川賞の謎を解く」を読んでいた。
前日、つばさ123号の指定席は満席と言われていたので、自由席も座れないものと覚悟していたのだが、大宮駅で並んでいる人が意外に少ない。
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乗ってみると、通路側ではあるがちらほらと空席があり、あせらずに座ることができた。
デッキで登山用イスに座ることも想定していただけに助かった。

となりの方はおそらく山形で下りてくれるだろうと期待し、それまで車窓は我慢。
持ち込んだパソコンを取り出し、遅れているブログ執筆に精を出す。
しかし、宇都宮をすぎてから福島あたりまで寝落ちしてしまった。
気を取り直して執筆再開。
となりの方は一向に動く気配がなく、結局、新庄まで窓際に移ることはできなかった。
おかげで執筆は進んだが。

途中、山形新幹線が上り電車とすれ違うために一時停車していたことに驚いた。
新幹線だからと威張らず、普通列車を必要以上に待たせたりしないのだ。

新庄駅には定刻より4分ほど遅れて到着した。
まずは奥羽本線の秋田行き普通列車に場所取りのため急ぐ。
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羽越本線の酒田発秋田行きもそうだったが、今回もロングシートでがっかり。
一応、2両編成のうちの1両目先頭付近の座席にザックを置き、構内や駅舎の撮影に回る。
昨年の乗り鉄の時も写してはいるのだが。

新旧のつばさが並ぶ。この風景は新庄駅ならでは。
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その新庄駅は変則的なホーム配置になっている。
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1、2番線はつばさが運行する奥羽本線上りのホーム。
3番線は酒田方面に通じる陸羽西線。4番線は奥羽本線の下りホーム。
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5番線は古川方面の陸羽東線のホーム。
現在、新庄をまたいで運行される奥羽本線の列車は存在しない。
奥羽本線は新庄で南北に分断されているのだ。

神室山(1366m)の天狗。
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改札を出ると、大々的にサクランボが販売されていた。
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新庄まつりの山車の模型も展示されている。
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外に出て、駅舎を撮影。
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戻って、構内のコンビニで駅弁を購入。
新庄名物のとりもつ弁当(900円)にした。お茶は「山形つや姫玄米茶」。

発車2分くらい前に列車に戻ってみてびっくり。
ほぼ満席である。
これでは落ち着いて撮影できないし、駅弁も食べられない。
ここから大曲までは、学生時代に夜行で通過したことは何度もあるものの、昼間に景色を見ながら乗ったことは一度もない実質未乗車区間。大人しく車窓を見ていることにした。

列車は新庄を定刻の11:19に発車すると、泉田(いずみた)、羽前豊里、真室川と各駅に止まっていく。
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真室川と言えば、「私しゃ真室川の 梅の花 コーオリャ」で知られる真室川音頭が有名だ。
下りて町を散策してみたいが、今回は時間がない。
今の会社に入社してすぐ山形に配属になり、5年間過ごしたが、真室川はまともに歩いたことがない。もったいないことをした。

引き続き、釜淵、大滝、及位(のぞき)へと北上していく。
及位は有名な難読駅名。
ここだけは大人しくできず、ドアのところまで移動して駅舎を裏側から撮影してしまった。
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乗客は旅行者だけでなく、地元の人も多く、田舎の駅でもちらほら下りたり乗ったりする人がおり、座席はほぼ埋まったまま。県境をまたぐのに意外だ。
でも、隣の席がたまたま空いたので、お目当てのひとつ及位も過ぎたことだし、このタイミングで駅弁を食べることにする。
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時間もちょうどお昼だ。
とりもつ弁当だけあって、鶏肉の種類が豊富。
もつ、砂肝、レバー、きんかん、ハツ、とりもも、となかなかワイルドである。
おかずでは赤かぶ漬けが美味しかった。

雄勝トンネルを抜けると秋田県。
院内、横堀、三関(みつせき)、上湯沢、湯沢と進む。
院内の名は聞き覚えがあるなあと思ったら、院内銀山の名で知っているんだった。

湯沢を過ぎて、横手盆地に入ると、左後方に鳥海山が見えてきた。
なおも残雪を抱え、神々しい。
2000m近くまで雲がないので、もしかしたら今日は栗駒に登れたかもしれない。
そんな思いが去来しつつ、栗駒、焼石方面の山を眺めるが、遠くて見えない。

湯沢のあとは、下湯沢、十文字、醍醐、柳田と続き、横手には12:49に到着。
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終点なのに、なしてみんな下りないんだ?って思ったら、これは秋田行きだった。
隣の駅は後三年。後三年の役の「後三年」だ。かっこいい。

横手はかまくらだけでなく、焼きそばの町のようだ。知らなかった。
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右手にひっそり見えるのは、北上線の終点の標識。全61kmだそうだ。

駅前に下り立つ。なかなか淋しい。
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駅は建て替えられて立派になっている。
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33年前に大学自転車部の夏合宿で、ここを訪ねたことがあるが、見違えるよう。
昔はこんな駅だった。
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北上線との待ち合わせ時間が、55分もあるので、市街地の散策に出かける。
市内の地図を見ると、横手城址があるようだ。
でも、観光案内所で聞いたら、歩くと30分近くかかるという。
それじゃあ無理なので、市役所あたりまで歩く周回コースをとることにした。

駅前のかまくらのモニュメント。
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昔ながらの構えが残る駅前の小川旅館。
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横手市のマンホールは横手城とかまくらと桜。
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駅前通りに面した延命地蔵尊。
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ここで左折して、市役所方面に向かう。
「横手やきそば」の大会があるようだ。
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通りの雰囲気は北海道に似ている。除雪した雪をうずたかく積むスペースを確保するために広くなっているのだろう。
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中央は横手市の市章。
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石造りの倉庫?を転用したレストラン。
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絵にかいたようなシャッター街。
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市役所に隣接した「かまくら館」。今回は見学省略。
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近くにあった恵比須神社。
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旧農業用水二の堰に昭和30年に架けられた「きみまち橋」の復元モニュメント。
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この用水は繁華街・馬口労町を流れていた。
当時はまだめずらしかったコンクリートの橋で、公募によって命名されたという。
後の都市計画事業のため取り壊されたが、市民から惜しむ声があがり、一部復元されたのだとか。

その馬口労町。
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昼間とは言え、やはり淋しい。

そして、横手市役所本庁舎。
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消雪のマンホール。
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ザクロの花が咲いていた。
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さて、一周旅行も終わったので、駅に戻ろう。
発車の7分前にホームに着いたら、ボックス席はすでに2両とも埋まっていた。
やむなく、ロングシートに座って、撮影態勢を整える。
しかし、窓ガラスが汚いのには困ったものだ。

(つづく)
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入笠山(下)

【2015年6月28日(日)】入笠山
入笠山(1955m)山頂から30分ほどで、大阿原湿原の入口に到着。
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「おおあばら」ではなく「おおあはら」だった。
1周30分ということだが、我々は何分かかるか。

チケットを買った時に提供されたガイドブック「入笠に咲く花」によると、この湿原は標高1810m、面積は12ha。すでに老年時代に入っているため、乾燥度が高く、低木も侵入している、とのこと。実際その通りであった。
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しばし、湿原の風景をご堪能あれ。
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みんな、好き勝手に足を止めるので、パーティはばらばらに。
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湿原からテイ沢が流れ出すところに、黒河内林道方面への分岐あり。
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「もう少し歩るこう! 引き返えしてはもったいない」という、送り仮名が随分いい加減な手書きの標識があったが、これに従うと2時間近くも余計に歩かないといけなくなる。
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当然、われわれは周回コースをとって戻ることにする。

テイ沢を渡る。
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このあたりはかなりコケが繁茂している。
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帰り道は樹林帯の中。
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苔むした倒木。
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40分ほどで1周してきた。
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再び車道を歩いて、マナスル山荘に向かう。
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沿道には白樺の林。
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これは何だろう。
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サルオガセを漢字で書くと、猿尾枷だとSさんがスマホ検索で教えてくれた。
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猿のしっぽに引っかかる邪魔者くらいの意味なのだろうか。
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ガマズミ。
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八ヶ岳のビューポイントに出た。雲の形がまたいい。
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蓼科山(左、2530m)と北横岳(右、2480m)。
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南八ヶ岳。
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赤岳(2899m)と右のとんがりはギボシ。
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ザ・富士山。
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富士見町の町並み。
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ここにベンチがあったのでしばし休憩。
だんだん足がだるくなってきていたので助かった。
今の足は登っているのが一番楽で、下りがつらい。平坦な道も距離があるときつくなる。
そんな状況だ。

大阿原湿原から50分ほどで、マナスル山荘に到着。
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寿司ネタのような名前のコハダちゃん。
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長くハイカーたちに愛されてきたウニちゃんは今年の3月永眠したそうだ。
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入笠山の美味しいお水とのことだが、かなりぬるかった。顔を洗わせてもらった。
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休憩無料とのことなので、みんなで中へ。
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何人かは400円のバニラソフトを買って、「美味しい~」「濃厚~」を連発していたが、私はあとで割引ルバーブソフトを食べる予定なので、黙って我慢。
サービスの漬物とお茶で辛抱する。

みなが休んでいる間に少し散策。
ここ紅葉軒はもう閉鎖されているのかと思ったが、7月からの営業だった。
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大沢山(約1870m)への道。
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さて随分のんびりしたので、そろそろ出発。
少しだけ車道を歩いて、遊歩道に入る。
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山彦荘からは再び入笠湿原の中へ。
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白樺の疎林が美しい。

さっき下りてきた木道の階段をまた登るのは億劫なので、湿原のへりを伝っていく。
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振り返ると、入笠山が見える。
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キバナノヤマオダマキ。
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オオアマドコロ。
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ウマノアシガタ。
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車道に出るまで少し登る。
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車道を横断して、近道を行く。
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この可憐な花はジンヨウイチヤクソウ。
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こちらはマイズルソウ。
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ヨツバヒヨドリ。赤みががっていないのは初めて見た。
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そして、誰もが歓声を上げたホテイアツモリソウ。
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「野生ランの王者」「幻のなかでも幻の花」とも呼ばれる希少な存在らしい。

網で群生地の中には入れないし、こんなふうに保護されていた。
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というわけで、やっとゴンドラ山頂駅に戻ってきたので、いそいそと売店に向かう。
すると、なんとソフトの販売は15:30で終了しているではないか。
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愕然とする私。
でも、考えてみれば、下の売店ではまだやっているかもしれない。それに期待する。

改めて気温を見る。17.5℃。いい気候だが、昼間はもっと暑かった。
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帰りのゴンドラではおしぼりのサービス。こんなの初めて。
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ここは様々な割引券やお花の冊子ももらえるし、待遇がとてもいい。

車内には「富士山と八ヶ岳の伝説」を書いた説明が貼ってあった。
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富士山と八ヶ岳の頂上に樋を渡して高さ比べをしたら、八ヶ岳の方が高いことが分かったので、富士山が怒って、八ヶ岳を棒でたたいたら、今のようなギザギザの頭になり、高さも低くなってしまったそうだ。
昔の人はおもしろいことを考えるものだ。

全員無事下山。
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私は売店へ。やった、間に合った。
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ちょっとすっぱくて美味しかった。やはり下山後はビールよりソフトだなあ。

さて、お風呂は徒歩10分ほどのところにある「ゆーとろん水神の湯」。
私のマイカーなので、みんなのザックを積み込んで、先に目的地へ。
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10分後、皆さんと合流して、中へ。ゴンドラ割引価格で800円が750円。

お風呂はぬるぬるの美肌の湯。
温度の違う露天風呂がたくさんあった。
のんびりしたかったが、電車の時間があるので早めに退散。
湯上りに休憩室でノンアルビール。
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女子の中にはもうそばを食べている人がいた。

しかし、電車の時間が迫っており、ここでもゆっくりしていられない。
17:40にタクシーを呼んであるので、反省会は20分弱で終了。
皆さんを見送って、私も帰途につく。
高速にはのらず、しばし国道20号を行く。
甲州街道の旧道がところどころにあり、こんどゆっくり訪ねたいと思う。

夕食はラーメンと決めていた。
韮崎市内に入ってやっと、沿道にラーメン店が出現。
どれもみな豚骨。3軒目のここ「頂」に入る。
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油少な目、麺やわらか目でオーダー。
私があまり好きではない超極太めんだった。
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でもスープはまずまずで、おいしくいただいた。

双葉スマートICから中央道に乗り、談合坂で17kmの渋滞にはまる。
これがかなりののろのろで参った。
結局、帰宅したのは9時半。
行きは2時間半だったのに、帰りは4時間もかかった。かなり疲れた。
「登った山」は1つも増えなかったが、みんなと一緒で楽しいハイキングだった。
失敗は山旅ロガーを起動させるのを忘れたことだ。

【行程】2015年6月28日(日)
山頂駅(10:48)~入笠湿原(11:05)~マナスル山荘(11:32)~入笠山(12:07昼食・撮影12:51)~大河原湿原入口(13:23)~同入口(14:01)~八ヶ岳ビューポイント(14:25休憩14:32)~マナスル山荘(14:48休憩15:22)~ゴンドラ山頂駅(15:58)
※所要時間:5時間10分(歩行時間:3時間45分)
※登った山:1座(うち新規なし)
※歩行距離:約10km

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入笠山(中)

【2015年6月28日(日)】入笠山
入笠湿原から入笠山への道はクリンソウの天国。
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アワモリショウマ。
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これは何だっけ?
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シロバナベニイチゴ。
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お~すごい、クリンソウの群落。
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林道入笠線が分岐するところで、再びシカ柵の中に入る。
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こちらはアヤメがきれい。
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キバナノヤマオダマキ。
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ちょっと登ったところで、部隊から離れて、マナスル山荘を見学。
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(新館)

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(旧館)

このトイレで小用。
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小走りで部隊に戻る。
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このシモツケソウに似た花が分からなかったので、スマホで撮って、「みんなの花図鑑」に問い合わせ。
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すると瞬時に「キョウカノコ」と複数の方が教えてくれた。
ITの発達ぶりに一堂、驚嘆。

登るにつれ再び山々が見えて来た。
蓼科山(2531m)。
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車山(1925m)。
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北八ヶ岳。
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左下は、花のガイドブックで確認しながら歩くリーダーのMさん。
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この先、やっと山らしくなり、岩場が出現。
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ダケカンバ。
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右手、樹間に残雪の峰々が覗けた。
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あれはどこだろうと、みんなでわいわい騒いだが、中央アルプスだった。
右から、木曽駒(2955m)、中岳(2925m)、宝剣岳(2931m)。実に美しい。

少し進むと、全容がすっきり見えた。
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下には赤いじゅうたん。
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岩場コースを選択。
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1か所、クサリ場まであった。
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だんだん背後の視界が開けてきた。
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ゴンドラの山頂駅も見える。
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八ヶ岳は裾野の広がりも見事だ。昔は縄文人の楽園だった。
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甲武信ヶ岳(左、2475m)と金峰山(右、2599m)

そして雲をまとい始めた富士山。
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間もなく頂上というところですれ違った少年が楽しそうに教えてくれた。
「あと2分で頂上だよ。すごいよ。360度全部山だよ」
一堂、にっこり。

というわけで、山頂駅から1時間20分ほどで山頂にとうちゃこ。
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(二等三角点)

まずはその360度の大パノラマを堪能。
南東方面。左から鳳凰三山、甲斐駒(2967m)、鋸岳(2685m)、間ノ岳(3189m)、仙丈ヶ岳(3033m)。
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鳳凰三山と甲斐駒のアップ。
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間ノ岳と仙丈ヶ岳。
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北東には、何度見ても飽きない八ヶ岳の連なり。
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北に車山と霧ヶ峰。
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そして美ヶ原(2034m)。
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北西に諏訪湖。
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手前は大沢山(1859m)と入笠牧場。

諏訪湖のアップ。背後は鉢伏山(1928m)。その後ろは北アルプス。
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槍穂高は惜しくも雲の中。手前は守屋山(1650m)。
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西には、中央アルプス。
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ちょうど木曽駒のあたりに雲が出てしまった。
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空木岳(2864m)。左の南駒ヶ岳(2841m)は雲の中。
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南西には、中央アルプスの南半が低くなっていく。
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おっと、これを忘れてはいけない。
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東には大菩薩嶺(左、2057m)と小金沢連嶺。右手前は金ヶ岳(1764m)。
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方位盤は間ノ岳と甲武信ヶ岳の特定に役立った。
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頂上には、ちょうどお昼時だけに、50人くらいの人がいただろうか。
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でも、広かったので場所取りに苦労はしなくて済んだ。
風が少し強かったので、避けられそうなところを探したが、結局は見晴らしのいい標識のすぐそばに陣取ることに。
私はさっきパンを1個食べてしまったので、残るアップルパイを1個食べるのみ。
でも、みんなからいろんなものが回ってきて、お腹がふくらんだ。ありがとう。

冬に一緒に日光に行ったSさんはかまぼこを焼いてくれた。
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リーダーのMさんからはきゅうりの浅漬け。
のんびり談笑しながら、楽しいランチとなった。

出発の準備をしがてら、再び撮影。
穂高の雲がかなりとれてきた。でも頂上は見えずじまい。
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乗鞍岳(3026m)もあと一歩及ばすだった。
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手前右は鉢盛山(2446m)、その左は小鉢盛山(2374m)。

それにしても、この空の青さ。とても梅雨時期とは思えない。
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再び、八ヶ岳。
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赤岳(2899m)は本当に赤い。
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仙丈頂上部のカールがかっこいい。
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見納めの木曽駒。ふもと伊那谷の河岸段丘の崖線もよく見える。
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さて、出発。大阿原湿原方向に下る。
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みな、Hさん配給のパイナップルドロップをなめながら。私はこれまた昔懐かしいチェルシーをいただいた。

結構急な下りである。
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模様の入った、少し不気味なフキ。
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下り切ったところは仏平峠(1850m)。
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この道は法華道というらしい。
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ここからしばらく車道歩き。
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なぜか、おだっているMさん。
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5分ほどで首切清水。
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案内板によると、その昔、高遠藩の金奉行が江戸に参勤中の藩主に公金を届けるため、ここを通過する際、清水で腹ばいになって水を飲もうとしたところ、背後から盗賊に襲われ、首を切られたという伝説があるという。

そのせいか、飲用には適さないようだ。ちょっとがっかり。
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再び、明るい車道を行く。
左手にプチ縞枯れ現象のような立ち枯れの木々が。
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こちらはシカの食害が原因らしい。
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樹皮が完全に食べ尽されている。
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根が吸い上げた水分を枝や葉っぱに送る導管は樹皮近くにあるので、はがされると水が送れなくなるのだと、Sさんが教えてくれた。

(つづく)

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入笠山(上)

【2015年6月28日(日)】入笠山
今回は先月の乾徳山(2031m)同様、高校の同窓生、3期下のMさんの企画である。
入笠山(1955m)は1996年5月に行ったことがある上に、ゴンドラで山頂近くまで行けちゃうので、ちょっと物足りない気はしたのだが、今の足の状態なら、ちょうどいいかもしれない。
「登った山」の数は増えないが、ほぼ20年ぶりに訪ねるのも悪くない。
ということで参加することにした。仲間と登るのも楽しくなってきたし。

当初は前日のうちに信州入りして、どこか軽めのところに登り、当日も早朝、守屋山(1651m)に登ってから合流することも考えていたが、土曜日は雨だったので大人しくしていた。
日曜日も週間予報ではずっと、よくて曇りの予報、「てんきとくらす」でも風が強くてC判定だったが、とりあえず前日午後、決行と決定された。

夜が明けてみると、なんとめちゃめちゃいい天気。
信州も晴れていればいいが。
5時半に起床し、準備を整え、7時ちょうどに車で出発。
本日のメンバーは私を含め8人。私以外みな3期下の同期。
そして私以外みな特急あずさで、現地入りする。

車を走らせて、まず周りの山々の稜線がくっきりと見えることに気付く。
おお、今日は晴れているだけでなく、空気も澄んでいるぞ。
これは展望が期待できそうだ。
圏央道から中央道に移り、相模湖あたりで、富士山が登場。
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不老山(839m)の緑も青空に映えてまばゆい。
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正面には2週間前に登った扇山(1138m)。
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大月付近では左手に富士山が姿を見せてくれる。
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笹子トンネルを抜け、勝沼に出ると、正面に南アルプス。
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赤石岳(左、3121m)と悪沢岳(右、3141m)までくっきり見える。残雪がうるわしい。
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釈迦堂SAでトイレ休憩。
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甲斐駒(2967m)と鳳凰三山が近づいてくる。
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そして、いよいよ八ヶ岳も。
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八ヶ岳と富士山の間の位置から、両方を同じ画面に収めることに成功。
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左から編笠山(2524m)、権現岳(2715m)、赤岳(2899m)。
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よし、入笠山も晴れている。
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諏訪南ICを下りたのが、9時20分頃。
仲間がゴンドラ乗り場に着くのは10:10。山頂駅には10:30になるだろうから、まだかなり時間がある。
山頂駅付近まで車道が通じているし、旧道には古い小屋もあるみたいなので、合流前にそれらを見学してしまうことにして、「山頂駅で待っている」と仲間には連絡。
まずは、インター近くのコンビニで昼食(菓子パン2個)を購入した。

しかし、富士見パノラマリゾートに向かう途中、こんな看板が。
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じぇじぇ、なんとマイカー規制中ではないか。

大回りしてマナスル山荘へ行けないこともないみたいだが、そんな時間はないので、今日の立ち寄り湯「ゆーとろん水神の湯」を下見して、みんなが降り立つ富士見駅へ向かうことにした。
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ここからは、後で乗るゴンドラのラインがよく見える。
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一応、富士見パノラマリゾートまで行ってみたら
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ちょうどシャトルバスが富士見駅に向かうところだったので、それについていく。

あずさ3号は9:42富士見着なので、私が富士見駅に着いた時には
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みなバスに乗り込むところだった。
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皆さんにご挨拶して、私は先行してパノラマリゾートに向かう。

おっと、富士見町のマンホールを見逃さず。
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デザインはずばり、入笠湿原のすずらん。

チケット売り場に向かう途中、八ヶ岳を蓼科山(2530m)から編笠まですべて一望できるスポットがあったので、思わず車を止めた。
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右から、編笠、権現、西岳(2398m)、赤岳、阿弥陀岳(2805m)、横岳(2829m)、硫黄岳(2760m)、峰の松目(2567m)。
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ああ、O君と1月にこの蓼科に登った翌週、骨折したんだっけなあ。
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振り返ると、甲斐駒もちょっぴり顔を覗かせていた。
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さて、パノラマリゾートに再び到着。時刻はちょうど10時だ。
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皆さんの到着を待つ間に、バッジを購入。
ついでに売店を冷かす。
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さて、10分ほどで皆さんも到着。まずはチケット購入。往復で1650円。
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チケットと一緒に植木の苗の引換券と、ソフトクリームの割引券(360円→300円)などがもらえた。植木はいらないから、ソフトを無料にしてほしいけど。

チケット売り場からゴンドラ乗り場までは少し歩く。
スキー場の下を横断していく。
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今回のメンバーは女子が多い。5:3の割合だ。
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ゴンドラの名前はすずらん。
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8人乗りなので全員で乗る。ギチギチだが、それもまたよし。

ゴンドラすずらんは全長2489m、高低差は730m。
傾斜はかなりある印象だ。振り向けば、八ヶ岳。
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左手には富士山と甲斐駒が見えてきた。
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ゴンドラの下はMTBのダウンヒルコースになっているようだ。
ものすごいスピードで急傾斜を下っていくのを見て、「怖くないんだろうか」とハラハラした。

10分ほどで、頂上駅に到着。10:36。
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標高1780mまで一気に登ってきてしまった。
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スキー場のリフトもここまで来ている。
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ゴンドラの営業は夏季のみのようだ。珍しい。
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ゲレンデのてっぺんはシモツメクサで埋め尽くされていた。
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団体さんがみんなで体操。
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こちらも抜群の景色を眺めながらストレッチ。
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これは左が甲武信ヶ岳(2475m)、右が金峰山(2599m)。
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早速、割引のソフトを食べるという女子たちに、「今、売店の人、留守にしてるみたい」と報告。
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朝早く出発して、お腹が空いている彼女たちは、ソフトがだめならと、早くもパンをかじり始めた。
それなら私も小腹が空いていたので、昼食用のあんパンを一つ食べてしまった。
そうこうしているうちに売店の人が戻ってきて、4人ほどの女子があわてて購入。
ルバーブという富士見特産の赤い野菜を使ったソフトが売りのようで、みな「おいしい、おいしい」と食べていた。

そんなこんなで出発は10:48に。
砂利の車道を3分ほど歩いて、樹林帯の中に入っていく。
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カラマツの林だ。
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入笠湿原の入口には、シカの食害防止のためのゲートがある。
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ゲートを抜けると、いきなり傾いた湿原が広がった。
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ここは一面すずらんの自生地なのだが、もうかなり時期が遅いようで、ちらほらとしか残っていなかった。6月中旬の最盛期には約100万株が咲き誇るという。
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かわりにアヤメが目立つ。
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それからウマノアシガタ。
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花もいいが、この景観が素晴らしい。
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人が多いのもそれほど気にならない。こちらも8人の集団だし。
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一番低いところに下りて来た。
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レンゲツツジもまだしぶとく咲いていてくれた。
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入笠湿原の看板。この湿原は標高1734mに位置し、面積は1.85haとのこと。
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湿原の全景。
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湿原を抜けると、山彦荘。大勢のハイカーが休んでいる。
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お手洗いも要所に完備されている。
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このあとは車道に沿ったしばらく遊歩道を進んだ。
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(つづく)
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秋葉山(新潟)

【2015年6月21日(日)】秋葉山
前夜は、越後湯沢のホテルニューモンドに泊まった。
土曜日ということで、そんなに安いところはなく、6000円以下ではここしか空いていなかった。
じゃらんポイント1700点を使い、4300円で泊まった。

5時半に起きて、窓を開けてみると、なんと晴れ間が見える。
雨の予報だったので、朝のんびり起きて、そのまま帰京するつもりだったが、こうなるとむくむくと行動意欲がわいてくる。
チェックアウト前に湯沢の町を散策しようか、それとも昨夜の飲み屋で話題になった秋葉山(590m)に登ろうか。

天気予報を見ると、雨雲はまだかなり西にあり、2時間くらいは持ちそうな気がする。
よし、秋葉山に登ってしまおう。
昨日、飲み屋でもらったパンフレットには、登り40分と書いてある。
行くことにはしたものの、装備をどうするか。
基本空身なのだが、傘を持っていくかどうか。
空は明るいし、遠くの山もくっきり見えているので、2時間は降らないと判断し、結局カメラだけにする。

部屋でリハビリをして、6時20分前にホテルを出発。
左手に飯士山(1112m)が見える。
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登りたくなるが、さすがに今日は無理だ。

南には七ツ小屋山(1675m)方面の山並みがこんなにはっきり見える。
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しばらく雨は大丈夫だろう。

まずは朝食調達のため、駅前のセブンイレブンに寄る。
菓子パン2個と牛乳、アクエリアス300ccを購入。
食べながら登山口へ向かう。
正面に見えるのが、おそらく秋葉山。
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建物の少ない場所に出ると、飯士山方面が開けた。
中央のギザギザが飯士山。左は840mピーク、右は立柄山(733m)。
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実はパンフレットの地図では、登山口がどこなのか、よく分からない。
地図ロイドの地形図を見ると、登り口が2つあるので、東の方に賭けて行ってみた。
なんかトイレみたいのが見えて来て、「あ、やっぱりこっちだった」と思ったら、墓地だった。
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地形図ではここから右方向に登山道が通じているはずなので、そちらに歩いてみると行き止まり。
そこには上越新幹線殉職者の慰霊碑があった。
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上越新幹線の工事では、大清水トンネルの保登野沢工区の火災(1979年3月20日)で19人が亡くなったほか、計92人が殉職している。
合掌して辞去。

おっと、ちょうど上越線が走り抜けていった。
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時刻表を見ると、該当する列車がなく、どうやら回送列車のようだ。

墓地を少し登ってみたが、登山口が見当たらないので断念。
新幹線をくぐって、西の方へ向かう。
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すると、道標がちゃんとあるではないか。
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なんか10分ほど損した気がするが、慰霊碑を訪ねられたので、よしとしよう。

登山道はまさに大清水トンネルの坑口の脇を登っていく。
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草が茂って心もとない道だが、たぶん間違ってはいないだろう。
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路面にはオオバコが一面に生えており、雨にしっかりと濡れている。
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今日は、いま履いているズボンで新幹線に乗って帰らないといけないので、泥で汚さないよう裾を靴下の中に折り込んだ。

じきに道はしっかりしてきた。
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間もなく、右手がちょっと開けた。
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植林の中を黙々と登ると、赤い鳥居が見えて来た。
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城平稲荷神社である。地形図に鳥居記号はなかった。
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安全登山を祈願して通過。

今度は左手が開け、立柄山が望めた。なかなか斜度のきつい山容だ。
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尾根にのると、豊受皇大神と書かれた大きな石碑が出現。
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ここからの展望はすこぶるよく、湯沢の温泉街が一望できた。
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これは越後湯沢駅の在来線のホーム。
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岩原方面。左の突起はおそらく1037mピーク。
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これは、たぶんロクロノ頭(1293m)。
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大源太山(左端、1598m)から南のスカイライン。
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NASPAニューオータニ。奥はNASPAスキーガーデン。
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湯沢高原ロープウエー山頂駅(右)から大峰(1172m)への稜線。
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中央はおそらくガーラ湯沢スキー場。
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まだ標高470m。もうひと汗かかなくては。
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ツツジも雨に濡れていると、美しさが倍増。
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東京都湯沢町。
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真正面からNASPAの全景。
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飯士山の右肩に岩原ゴンドラの山頂駅が見えて来た。右は立柄山。
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その奥に見えるのは、もしかして巻機山(1967m)?
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標高540mあたりで石仏のお出迎え。
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さらに、ひと登りで平坦地に出た。ここにも石仏が大勢。
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眺望もばっちり。今までの集大成の感。
大峰とNASPA。
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岩原、大源太方面。
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新旧の町並みの妙。
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大源太山(右)の左に大栗ノ頭(1458m)。手前は方丈山(843m)。
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こちらは輻輳していて分かりにくいが、左が七ツ小屋山(1675m)、右の重なっているのはシシゴヤノ頭(1473m)あたりだろうか。
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1037m峰の背後は金城山(1369m)だろうか。
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このあたりのお米はおいしいと評判。
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新幹線ホームの白い屋根が目立つ。
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NASPAを見下ろす格好。
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石打丸山スキー場の背後に919m峰。眼下には魚野川と関越道が並走している。
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小さな祠がぽつん。
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ここが頂上と勘違いして直進。七谷切(ななたぎり)方面に向かう。
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七谷切方面に下ると、ホテルに戻るのに30分ほど車道を歩かないといけないが、それほど苦にならない。

ほんの少し下ったあと、道は再び登りに転じる。
しかも、次々に石仏が現れる。
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側面に何か刻んである。
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西明寺「西明寺誓ひをここに尋ぬればついの住家は西とこそ聞け」
西明寺は栃木県益子町にある坂東三十三観音の20番札所。その詠歌である。
ほかにも楽法寺(茨城県桜川市)と読めるものもあったので、坂東三十三観音を勢ぞろいさせているのかもしれない。

まもなく次のピークに着いた。
石仏が6体並ぶ。
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祠もさっきのよりも立派だ。
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三角点もある。
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どうやら、こっちが山頂だったようだ。
引き返さなくてよかった。

やや、頭上からパラパラと音がする。
見上げると鉄塔があり、山頂を電線がまたいでいる。
なんだ電気の音かと思ったが、どうも様子が違う。肌に冷たいものが落ちて来た。
あちゃ~降って来ちゃった。
希望的観測より1時間も早い。結構、本降りだ。
これでは七谷切に下るわけにはいかない。来た道を引き返す。

雨で路面がぬれているので慎重に。
傘を持つのが面倒だったら、雨具を着てくればよかった。
とか、
せめて、帽子だけでもかぶってくればよかった。
そもそもタオルを忘れたのが痛かった。
とか、いろいろ後悔の念を感じつつ、早足で下る。
もちろん、スリップしないよう慎重に慎重に。

カメラは予備のレジ袋に入れて、濡れないようしまい込む。
なので、下りの写真は1枚もない。
登山口まで15分で下りて来た。
髪の毛はべちょべちょになったが、意外に服やズボンはずぶ濡れにはならなかった。
でも、ぬれねずみで町を歩くのはちょっと恥ずかしい。
越後湯沢駅に貸し傘があったので、ありがたくお借りして、駅からの3分だけは格好がついた。

ホテルには7時45分ごろに到着。早速お風呂に駆け込む。
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これが助かった。冷えた体をゆっくりと温める。
改めて、体も念入りに洗った。

部屋に戻って、時刻表を調べる。
雨が降っているし、足と靴の相性も芳しくなく、観光もとくにしないで帰ることにする。
新幹線は9:12発のMaxとき310号と、9:21発のMaxたにがわ406号がある。
たにがわは越後湯沢始発なので、ときが混んでいたら、たにがわに移ることにして、9時にホテルをチェックアウト。

傘を返却して、ギリギリでホームに。
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2階席はほぼ埋まっていたが、1階席は空いていたので、このままときに乗り込む。
車内では、かき集めたパンフを見たり、山と高原地図で復習したり、うとうとしたり。

大宮で埼京線に乗り換え。並走する北陸新幹線かがやきにゆっくりと抜かれる。
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引き続き、武蔵浦和と新秋津で乗り換え。
お腹が空いたので、西武線秋津駅前の来々軒で、五目あんかけラーメンを食す。
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早めに昼ご飯。

乗り越して西所沢まで行ってしまったが、1駅戻って、所沢から新所沢へ。
埼玉は雨が降っていなくて、助かった。12時すぎ帰宅。

八海山は途中撤退したが、今度は秋にでも屏風道~八ツ峰~新開道コースでリベンジしよう。
今日も一応、山に行けて、泊まりを無駄にしないで、よかった。
来週も天候不順だが、高校の同窓生たちと入笠山(1955m)に行くつもりだ。

【行程】2015年6月21日
ホテル(6:19)~(買い物3分)~登山口(6:48)~稲荷神社(6:54)~秋葉山(7:22)~登山口(7:37)~ホテル(7:46)
※所要時間:1時間27分(歩行時間1時間24分)
※登った山:1座(秋葉山)
※歩行距離:4.6km
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八海山(4)

【2015年6月20日(土)】
地蔵岳(1707m)の巻き道を通過。
さっき晴れたばかりなのに、とうとう雨が降って来た。
手早く雨具の上だけ着て、ザックカバーをかける。
一瞬の通り雨というより、しっかり降っている。
すぐ先の千本檜小屋で休もうかと思ったが、団体さんが雨宿りしていたので通過。
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薬師岳(1654m)も通過。
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例の急坂も我慢して一気に下る。
一度通った道なので、写真もほとんど撮らず。
雨っぽい写真のみ、いくつか。
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(女人堂)

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千本檜小屋から30分ほどで、女人堂に到着。
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雨も小降りになってきたが、ここで大休止をとることにした。
室内に入り、雨具を脱いで、どっかり腰をおろす。
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スマホのバッテリーが切れそうなので充電する必要もあった。
30分ほど休んで、外に出ると雨はすっかり止み、日も差している。
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ガスがどんどん切れていく。
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でもまだ信用せず、雨具を着たまま下る。
スリップだけ気をつけて慎重に。

右手にカネクリ山(1230m)の稜線。
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女人堂の建つ浅草岳(1370m)。
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池ノ峰とコギ池。
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雪渓に踏み出す。
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すこし道をはずれて雪渓の上を歩いてみた。
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登山道に戻る。でも小さなスノーブリッジ。
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あと何日くらいで、この雪は消えるのだろう。
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イワウチワ。
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芽吹き。
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コギ池アップ。
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薬師岳を振り返る。
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雪解け。
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雨のおかげで緑がいっそう濃くなった気がする。
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四合目半通過。
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ぬかるんだ道を進む。
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タ・ム・シ・バ!
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さっき通りかかった大崎道の標柱の裏は「城内道」だった。
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大正十五年の建立だそうだ。

さあ、まもなく山頂駅にたどり着く。
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遥拝堂。
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はい山頂駅に到着。時間は15時前。大日岳まで行ったら、到底最終の16:20には間に合わなかっただろう。
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15時の便は見送り、まず、迎えに来てくれるという後輩Y君に「15:45くらいに売店の駐車場に来てほしい」と連絡。
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しばらくまわりをゆっくり見学。
先代の小さなゴンドラ。
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展望テラス。
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これは何だろうと思ったら、残雪の山だった。
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靴の汚れをエアーガンで落とす。
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近くに水洗い場もあったが、そっちの方がきれいに落ちそうだった。

15:20の便は登山者も観光客も多く、40人くらいいた。
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朝、人が少なかったのは、9時という時間が観光客の来る時間ではなかったからだろう。
下りは座らせてもらった。7分は長かった。

山麓駅から遊歩道で売店に移動。
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ゲレンデにはオオキンケイギク。侵略性の強い帰化植物だ。
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山頂駅を振り返る。
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売店には裏口から入る。
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まずは、お目当てのバッジを買う。
お酒はやっぱり八海山。でも、これはひやかし。
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鶴齢の方が美味しいと評判だ。
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外に出て、八海山の冷水を飲みながら、Y君を待つ。
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間違って上の駐車場に行ってしまったようで、やや遅れて姿を現した。
何年ぶりだろうか。7年くらいか。
テントの下で立ち話をしているうちに、雨が降って来た。
それもどしゃ降り。
彼は走って車に戻り、テントのところまで車を寄せてくれた。

いろいろと話をしながら、まずは温泉へということに。
彼は毎週付近の温泉めぐりをしているらしい。
今日のお目当ては、五十沢温泉の「湯元館」。
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ゲリラ的集中豪雨の中到着。しかし、「本日は入浴のみの方はご利用できません」の掲示。
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Y君が頼んでみたがNG。今日は団体さんが入っているらしい。

すこし移動するとさっきの豪雨がうそのように上がっている。
Y君がスマホで検索して、六日町温泉の「龍気」というところを発見。
そちらに転進。
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お湯がそれほど熱くなかったので、湯につかりながらのんびり談笑した。
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六日町温泉街。
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帰りは、塩沢の町並み、鈴木牧之記念館や湯沢の高半旅館(いずれの車の中から見学)などを案内してもらった。
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宿に着いたのが17:45。
着替えをホテルに置いておいたので、さっきの温泉では着替えがなく、汚いズボンやパンツをはいたままだ(シャツはY君が貸してくれた)。
早速着替えてすっきりして、彼が自分の寮に車を置いて戻ってくるのを待つ。
また雨が降ってきてしまった。

傘をさして、Y君いきつけの店へ。
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7時すぎから10時近くまで飲み、ホテル前で解散。
宿でもう一度風呂に入って、倒れるように眠りに落ちた。
怪我した足で来る山ではなかった。

【行程】2015年6月20日(土)
八海山スキー場バス停(8:55)~八海山ロープウエー山麓駅(9:04待ち時間9:20)=山頂駅(9:27)~展望台(9:32撮影9:35)~遥拝堂(9:40)~四合目(9:47)~四合半出合(10:00)~五合目(10:16)~女人堂(10:39撮影・休憩10:48)~薬師岳(11:24)~千本檜小屋(11:33見学・撮影11:39)~地蔵岳(11:54)~不動岳(11:58)~五大岳(12:14)~引き返し地点(12:18)~不動岳(12:36昼食12:50)~千本檜小屋(13:03)~薬師岳(13:07)~女人堂(13:32休憩14:02)~四合半出合(14:37)~山頂駅(14:58待ち時間15:20)=山麓駅(15:27)~八海山ベースキャンプ(15:33)
※所要時間:6時間38分(歩行時間:4時間50分)
※登った山:5座(浅草岳、薬師岳、地蔵岳、不動岳、五大岳)
※歩行距離:7.7km

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八海山(3)

【2015年6月20日(土)】八海山
薬師岳(1654m)からわずかに下る。
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ガスの向こうに地蔵岳(1707m)の尖塔が見える。
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このあたりはナナカマドとタニウツギが目立った。
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そして今年初めてのゴゼンタチバナ。
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ほんの少し登り返すと、千本檜小屋。
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ここがやっと九合目。
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女人堂からのコースタイム1時間15分のところ、わずか45分。快調だ。

千本檜小屋は見学のみ(休憩料200円)にする。
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付近には石仏やら石碑が散在している。信仰の山である。
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ここでヘルメットと軍手を着用。ストックと首からかけていた地図をしまう。
この先はクサリ場が連続する超難所なのだ。

まず目指すのは地蔵岳。
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先行していたカップルに追いついたので、先に行かせてもらう。
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ウラジロヨウラク。
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千本檜小屋を振り返る。
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屏風道が通じる尾根を見下ろす。
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地蔵岳はまず巻くようだ。
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その巻き道も細く、傾いている。
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巻き道の下にシラネアオイ発見。
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ゆっくり写真を撮りたかったが、私の通過を待っている人が前方にいたので、諦めて先を急ぐ。
待たせていたおじさんは、引き続き後ろから来るカップルも待っていてくれた。
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後ろに、蛇の鎌首のような岩が見える。
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この先、道が二股に分かれている。
右は激しく下り、左は激しく登っており、ロープが見える。
どちらもまともな道に見えないので、引き返し、さっきすれ違った人に声をかけて尋ねる。
「どっちが正しい道ですか~」
ロープのある方が八ツ峰への道、下るのは巻き道とのこと。
再び、進行方向に向き直ると、ロープのところへ通じるちゃんとした別の道があった。
こういう道を見逃しているということは、すでに冷静さを失っていたのかもしれない。

ロープをつたって登ると、今度はクサリ場。
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ここで下ってくる若者がいたので、聞いてみる。
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「もう行って来たんですか」
「いえ、連れが自信がないというので途中で引き返して来ました」
そんなに怖いのかと、ちょっとびびりつつ、おれは大丈夫だろうとの慢心ものぞく。

若者の通過を待って長いクサリ場を登る。
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登り切ると、左手にちょっとしたピークがあるように見える。
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とくに危険なことなく行けそうなので行ってみたら、そこが地蔵岳だった。
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ここにも石仏や石碑が林立している。
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登山道に戻るとさっきのカップルと鉢合わせ。彼らは、地蔵岳で昼食をとるようだ。
こちらは前進。
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クサリ場が1か所あるだけで、とくに危険な個所なく、不動岳へ。
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ここも石碑だらけだ。
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地蔵岳を振り返る。
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さっき花の写真を撮っていたおじさんが先に着いて休んでいた。
雰囲気からして、この先には行かない様子。

この先、危険という看板がある。
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でも、こちらはこれからが本番と思い、胸のボトルホルダーと脇に差していた傘をザックにしまい、余計な突起は極力なくす。

目指すは次の尖塔。七曜岳。
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いきなりクサリ。
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それも、足を滑らせたら、腕力だけで体重を支えられるか心配になるような断崖。
とにかく腕力を使ってしまう。
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慎重に慎重に下る。足場の安定している場所に来るたびに、岩を振り返る。
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登り返したピークには何の表示もなし。
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再び下りて、次のピークに立つと、七曜岳ではなく五大岳だった。
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鳥瞰図などでも表記が省略されている小ピークのようだ。

ここから見る不動岳も激しい。さっきのカップルもあそこまでは来たようだ。
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しかし私はすでに、どこをどう下ってきたのか分からない。

ひとつ手前のピーク。
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そして、あれが七曜岳か。
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この先の下りのへつりで微妙にルートを誤り、すこし怖い思いをした後に、垂直の下りのクサリ場が出現、目の前にも巨大な岩峰が立ちはだかる。
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この先、これ以上難度の高いところが出現したら、今の足の状態では踏ん張りがきかず、転落の恐れもある。左手もばね指のため握力が弱っている。
「引き返す勇気」以前に、進む勇気が一気にしぼみ、目の前の岩峰をみた瞬間、撤退を決めた。私もさっきの若者と同類だ。

引き返しのへつりは正しいルートで戻り、さっきつたってきたクサリ場を逆にたどる。
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撤退を決めた途端、晴れてきたのは、どういう意味か。
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七曜岳と白河岳(右)か。
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越後駒ヶ岳(2003m)方面。
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新開道の残雪。
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ミヤマダイコンソウ。
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もう不動岳には誰もいない。
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不動岳まで戻ってきたところで、ホッとして昼食。
引き返し点までの往復に40分ほどを要した。
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しかし、立ち止まると大量の虫がたかってくる。
ハエのようなものならいいが、蚊もいる。
歩いているときもそうだったが、耳の穴に入り込もうとする連中が多くて閉口した。
ここはとくにひどい。下山後、風呂に入って分かったが、顔を何か所も刺されていた。
やはり残雪期の日本海側の山は虫を警戒して、防虫スプレーを持ってくるんだった。

タオルをほっかむりにして、首を振りながら、おにぎりを食べる。
落ち着かないこと甚だしい。
そろそろ出発しようかというころ、単独の若者が大日岳方面からやってきた。
連続するクサリ場をすべてクリアしてきたのだろう。
しかし、見るからにふらふらで疲れ果てている。
この先の小さなクサリ場でもスリップして体を岩にぶつけていた。
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あの調子で無事に下山できるのだろうか。

15分でお昼を済ませて、こちらも出発。
地蔵岳下のクサリ場で、さっきのカップルとまたまた鉢合わせした。
途中から先に下らせてもらう。
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クサリ場を通過して、トラバース路に出るときに、初めてスリップ。しりもちをついてしまった。
危ない箇所でなくてよかったが、岩に激しく右手をつき、掌が痛い。
油断していないつもりでも、こういうことがあるのだから、本当に山は危ない。
続いて、さっきの若者がどこで私の後ろに回ったのかわからないが、私の後ろでまた転倒していた。大丈夫だろうか。

ここでもう一つ唖然としたことがあった。
ここは、さっきおじさんに道を聞いた場所なのだが、きちんと道標があったのだ。
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来た時は前だけ見ていたので、気づかなかった。
やはり、この日は撤退して正解だったと思う。

(つづく)

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八海山(2)

【2015年6月20日(土)】八海山
八海山(1778m)のロープウエー山頂駅からはこんな景色が見えるらしいが、北アルプスなど望むべくもなく。
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しかし、苗場山(2145m)らしき頂上が一瞬だけ見えた。
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あまり期待はできないが、すぐ近くの展望台にまずは向かう。
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立派な展望塔が建っている。
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もちろん登ってみる。東には遥拝堂と八ツ峰の一部。
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魚沼盆地。
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八海山から流れる宇田沢川の谷。
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晴れていれば、佐渡島も見えるらしいが、本日はこの程度。

タムシバを愛でつつ、すぐ近くの遥拝堂へ。
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一応、中を見学。
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奥の神像に向かって、安全祈願。
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遥拝堂の軒下にニッコウキスゲ。すぐ近くにタニウツギが咲いていた。
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さて、ここからが本格的な登山道。まずはほぼ平坦な登り。
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でも、すぐにきつくなる。
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この道は、北麓の大崎から通じる大崎道にあたる。
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6月の新潟の山はまだ新緑の季節だ。
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遥拝堂から7分で4合目。
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ここからは見晴らしがよく、八海山の雪渓がくっきり。
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アカモノ。
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この先はしばらく、なだらかな歩きやすい道が続く。
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オオカメノキとブナ。
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四合目から13分で四合目半出合(1230m)。
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ここは大倉口コースとの分岐になっている。
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とうとう雪渓が登山道近くにも出現。
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て思っていたら、登山道にも雪渓。
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イワカガミ。
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この先は雪がまったく珍しくなくなる。やはり新潟の山の6月は当たり前に雪がある。
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一部、険しい場所もあるが、まだまだ道は穏やか。
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四合目半から16分で五合目。
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このあたりは池ノ峰(1296m)の近くのはず。
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ピークへの踏み跡を探したが見当たらない。
ヤブ漕ぎはずぶ濡れになりそうなのでやめておいた。

峠を越えると、六合目の女人堂方面が望めた。
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いったん下ったところがコギ池。まだ雪の中だ。
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このあたりでモリアオガエルがコロコロコロコロと大合唱していた。

花々も種類が増えてきた。
ショウジョウバカマ。
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イワウチワ。
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ヒメシャガ。
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タカネニガナ。
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雪渓も激しさを増す。
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女人堂の建つ六合目はあそこ。
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左手に越後駒ケ岳(2003m)の郡界尾根。
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岩場の登りが続く。
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コギ池あたりの池を振り返る。
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やっと女人堂が見えてきた。
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絶壁の下の残雪。
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遥拝堂から先は誰にも会わなかったが、この登りで単独男性に追いつかれた。

緑がみずみずしい。
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五合目から23分で女人堂に到着。
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山頂駅からコースタイム1時間半のところ、1時間12分なので順調だ。

ここも中を見学させていただいてから、外のベンチに座って休憩。
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クリームパンを1個食べる。他にも5人ほどが休んでいた。

正面の薬師岳(1654m)は見えたり隠れたり。
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10分ほどで出発。
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さっき追いつかれて、女人堂で先に行ってしまった単独男性に追いつく。
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そのうち、後ろから別の単独男性が追いつてきた。
しばらく3人が同一グループのように歩く。

雪渓の手前で、前の人が立ち止ったので、後ろの人に先に行ってもらい、私は今までと同様2番手に。
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できたてほやほやの雪解け水。
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この先が雪渓に並行する急な登り。我慢の時間だ。
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ただ、ここも高山植物がちらほら。
イワカガミ。
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タテヤマリンドウ。
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アカモノ。
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雪渓を歩いてみたい気もするが、今回はアイゼンもピッケルも持ってきていない。
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従って、右手の登山道を素直に登る。
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先行のおじさんには、どんどん引き離されてしまった。
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急登が続く。
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露出しているのは礫岩。それも礫が大きい。
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やっと、雪渓の上端。登山道から土砂が流れ込んでいる。
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雪渓が終わっても、坂は終わらない。
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老夫婦に追いついた。
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長いクサリ場の手前で停滞中。
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これが、そのクサリ。
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これを登り切ると、まもなく薬師岳頂上。
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ここは八海山の八合目だ。
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雪のせいか、石碑が軒並み倒れていた。
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頂上では3人ほどが休んでいたが、ガスだし、こちらは休まず進む。
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さっき先行してもらったおじさんが花の写真を撮っていたので、「タニウツギですかねえ」と声をかける。まだつぼみだった。
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(つづく)

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八海山(1)

【2015年6月20日(土)】八海山
この週末は天候不順だったが、関東甲信越では新潟方面だけが少しまともだった。
越後湯沢に大学時代の自転車部の後輩が勤務していて、facebook情報で彼が高校時代、山岳部に所属いていたことを知った。
それで俄然、久しぶりに会いたくなり、「週末に湯沢近辺の山に登ろうと思うんだけど、夜会いたいと言ったら出て来られるかい?」とお誘い。
二つ返事でOKが出たので、天気はどうあれもう湯沢に行くことにして、新幹線のチケットも金曜日に買ってしまった。

日曜日は雨、土曜日も午前中は晴れるが、午後からは下り坂との予報だったので、活動は土曜日にして、八海山(1778m)に登ることにした。
しかし、ルートの選択が難しい。
最初は、ロープウエーを使って最高峰の入道岳まで行き、新開道を下ることを考えたが、今の足の状態で標高差1000m以上の急坂を下る自信はない。
ならば、逆コースにしようと思ったが、ロープウエーの最終が午後4時20分。
朝いちで所沢を出て、JR六日町駅からタクシーを利用しても、登山開始は8時半。
コースタイムは9時間。入道岳往復をカットしても7時間40分。
頑張れば間に合いそうだが、もし乗り遅れたらさらに1時間半かけて標高差800mを下らないといけない。

どうしようか。思いついたのが、ロープウエー山頂駅から入道岳へのピストンである。
と言っても、行きに八ツ峰を通り、帰りを巻き道にすれば完全ピストンでない。
コースタイムは8時間5分。スタートは9時半になるので、入道岳のピストンを諦めて、大日岳(1770m)までにすれば6時間25分になる。最終便までには戻れるだろう。
そう決めたのだが、これが完全に甘かった。

前夜は荷造りを終えて10時すぎに就寝。
4時半の目覚ましの直前に目が覚め、リハビリを済ませて、5時過ぎに出発。
東京はいい天気だ。あちらも天気であってほしい。
5:22新所沢発の電車に乗り、秋津、武蔵浦和、大宮と乗り換え。
新幹線は自由席だったので、ちょっと心配だったが、3人席の通路側に座ることができた。
大宮6:34発のとき301号である。

高崎を過ぎたあたりで、両小指にテーピングテープを巻いたり、ソックスの中にスポンジを入れたり、足の養生を済ます。
7:23に越後湯沢着。
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ここで上越線との待ち合わせ時間が36分もある。
それを有効に使おうと、今夜泊まるホテルに、着替えや風呂道具を預けに行くことにした。
昨日見た地図の記憶を頼りに、西口に出て、左に向かって歩き始める。
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しかし、駅から徒歩3分のはずなのに、しばらく歩いても出てこないので、改めてスマホを見ると、なんと東口だった。
最近こういう失敗をたびたびするようになった。年だなあ。

湯沢町のマンホールは、単純明快に「ゆ」の字。
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戻って、駅を通り抜け、東口へ。
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真正面に飯士山(1112m)。
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左に3分あるくと、はい、ちゃんとありました。
ホテルニューモンド。
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荷物は快く預かってくれた。

駅に戻って、構内のコンビニで昼食を調達。おにぎり2個とお茶。
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7:59発の長岡行き普通列車に乗り込む。
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部活の学生とかたくさんいるかなと思っていたが、ガラガラ。ボックスを独り占めできた。
左側に陣取って、スキー場方面の車窓を楽しむ。窓ガラスが汚れているのが残念だ。

8:21、六日町駅に到着。
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改札を出ると、駅の2階が展望コーナーになっている。
正面に坂戸城跡がある坂戸山(634m)。
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坂戸城は中世の山城で、長尾政景、上杉景勝、直江兼続の居城として知られている。

その右後ろには金城山(1369m)。
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左には八海山が覗いている。
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旧六日町のマンホール。中央は「六」の字をデザイン化した町章。まわりは町の花ウメ。
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六日町駅の駅舎。
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八海山スキー場行きの南越後観光バスに乗り込む。
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乗客は私を含めたった二人。
意外だったので運転手さんに聞いてみた。
「八海山にバスで行く人はあまりいないんですか? みんな車なんですか?」
「今の時期は少ないねえ。やっぱり秋とか冬だねえ」
そうなのか。有名な山だし、日本二百名山だから、いつも登山客で賑わっているかと思っていたら、そうでもないようだ。

8:30発車。
まずは市街地を通り抜けていく。
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しばらく走ると、いよいよ八海山が見えて来た。
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稜線には雲がからんでいるが、完全に雲の中ではなさそう。
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これからガスに包まれるのかもしれないが、登る前から何も見えないのよりはずっといい。
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八海山神社里宮を左手にかすめて、バスは高度を上げていく。
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と言っても標高355m止まり。8:55、終点の八海山スキー場バス停に到着。
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正面に白い建物があるが、これはロープウエー乗り場ではないようだ。
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矢印に従って、車道を登っていく。
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うわ~、八海山の核心部が雲に隠れてしまった。
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バス停から5分ほどで、乗り場が見えて来た。
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9時発のゴンドラはちょうど行ってしまったところ。
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次の便が出る9:20まで時間をつぶさなくては。
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まずはトイレ、そしてチケット購入(往復1800円)。
壁に八ツ峰の状況や今日の天気予報が掲示されていた。
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この時点では、ここの本当の恐ろしさをまだ知らず、「残雪あり、危険」の方に目がいっていた。

バッジは下の売店で売っているようだ。もう往復する時間はないので、帰りに寄ろう。
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スキー場のゲレンデに、巨大な顔はめパネル。
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八海山火渡り大祭だそうだ。

八海山の雪形はこんな風になるらしい。
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私どもが乗るのは、こちら。
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乗客は私を含めたった10人。うち登山客は私を含め7人。
やはり少ない。駐車場にも30台ほどしかとまっていなかった。

さて、9:20出発。後ろ側の窓にかぶりついて撮影に専心。
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このロープウエーは延長2214m、標高差770mを7分ほどかけて登る。

右手には八海山の南の稜線、高倉山(1144m)が間近に見える。
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右手前方にはガスに隠れた八ツ峰。
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こちらは八ツ峰から南西に延びる稜線。
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八海山スキー場を見下ろす。
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六日町の田園地帯。背後は坂戸山。
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日本大学八海山セミナーハウス(左)。
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下りのゴンドラとすれ違い。
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薬師岳(1654m)が遠望できた。
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八海山の北の稜線の向こうに浦佐方面が見えてきた。
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同じ稜線の猿倉山(右、688m)。
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高倉山の向こうに巻機山(1931m)と苗場山(2145m)が見えるはずだが、雲の中。
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八ツ峰方面。まだまだ残雪がある。
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7分の空中散歩で山頂駅に到着。
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ロープウェー職員はみな感じがよかった。

(つづく)
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扇山・百蔵山(下)

【2015年6月14日(日)】扇山・百蔵山
百蔵山(1003m)山頂をあとにする前に自撮り棒に活躍していただき、下山。
下山ルートは3パターンあるが、いったん戻って下る東コースをとる。
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私が歩いていないコースを選択させてもらった。
Mさんが「私も歩いていない道だから、赤い線が引ける」と喜んでいたのが救い。

それにしても強烈な急坂。
ロープが延々と続く。
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ロープがなくなっても、斜度はゆるくならない。
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あまりのことに足の爪先が痛くなってしまった。
足首がむくんでいるので、靴のひもを堅く締められないのだ。

少しだけ平坦なところがあった。
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路傍にかわいい石仏一体。
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そして馬頭尊。
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下るに従い、道がえぐれてきた。
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ぬかるみを通過。
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一瞬、展望が開ける。
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ヤブっぽい箇所も通過。
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まだまだ下る。
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再び、ドクダミ。
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いきなり、野イチゴの大群落が現れる。
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このあたりで、O君のおしっこ休憩。
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私も休みたかったのでちょうどよかった。
Mさんは野イチゴを食べてみたようで、「味はまあまあ。いっぱい摘んで帰ってジャムにしたいくらい」と話していた。
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ここからまもなくで舗装道路に出た。
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ここから先は以前歩いた道だ。
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頂上で見かけたカップルが車で下りて来た。
本当はもっと上まで車で行けたようだ。
こちらは15分くらい歩く。

百蔵浄水場の施設を縫うように下る。
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おお、再び富士山。
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丹沢の山々も。
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トイレがあったので、立ち寄る。ついでに顔も洗った。
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駐車場まであとひと息。
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14:35、計画より30分近く早く下山。みな健脚だ。
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湯立人(ゆたんど)鉱泉に向かう。
車をとめるところがあったかどうか不安だったが、1台置けるくらいのスペースがあったので助かった。
当たり前だが、相変わらず普通の民家。
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でも1人1000円。

我々が来て、はじめてそこのおばちゃんが「営業中」の札をかけていた。
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Mさんにはあらかじめ男女の湯の仕切りの壁が低いことを伝えておいたが、さすがにびっくりしていた。
やはり落ち着かなかったのか、早々に上がってしまったようで、悪いことをした。

すこしぬるいくらいだったので、男性陣はのんびり湯につかった。
上がってから、畳の休憩室でまったり。
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お茶と梅干を出してくれた。

OH砲が「しゅわしゅわ」を飲みたいというので出発。
猿橋観光に向かう。
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土産物屋の前にある山王宮に本日の無事下山を感謝。
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猿橋は日本三奇橋のひとつ。説明は案内板にまかせる。
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まわりにはいろんな標柱、石碑がある。
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そして、猿橋そのもの。
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橋台の石垣も見逃してはならない。
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となりのアーチ橋「新猿橋」も注目に値する。
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もう一つ驚いたのがレンガの坑門がある水路橋。あれも文化財級だ。
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渓谷も恐ろしく深い。
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甲陽猿橋之図。ここは古くから景勝の地だったようだ。
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国定忠治が泊まったという大黒屋。
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観光を終え、駐車場に戻る。
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その前に、下山ソフト(300円)。巨峰だ。
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Mさんはジェラート、OH砲はコーラだった。
ビールが飲めなくても炭酸を体が欲するみたいだ。

ソフトを食べながら、新猿橋より猿橋を見下ろす。
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現在、16時過ぎ。ここで電車の時間を確認。H君には16:46大月発の特急かいじに乗ってもらうことにして、大月駅へ送る。
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彼を見送ってから3人で私の車を回収に向かう。道が結構混んでいる。
ちょうど今日登った扇山(1138m)、百蔵山が見えたので、車内から撮影。
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梨ノ木平でO君と別れる。
Mさんを小手指駅まで送るつもりが、高速も国道20号もひどい渋滞で、ちっとも進まない。
申し訳ないが、電車の方が早そうなので、藤野駅で降りてもらった。
この後もさっぱり進まないので、国道412号を使って大回りし、圏央道相模原インターから高速に乗る。
随分遠回りになったが、藤野駅から1時間半で帰宅できた。
あのまま20号を行くよりは早かっただろう。
少数精鋭の充実した山行だった。

【行程】2015年6月14日
梨ノ木平(9:07)~水場(9:36休憩9:40)~大久保のコル(10:13休憩10:16)~扇山(10:23休憩10:49)~大久保山(11:00)~宮谷分岐(11:51休憩11:54)~コタラ山(12:09撮影12:14)~百蔵山(12:46昼食13:25)~(休憩5分)~百蔵浄水場(14:12)~百蔵山登山口バス停(14:35)
※所要時間:5時間28分(歩行時間:4時間3分)
※登った山:5座(うち新規1座:コタラ山)
※歩行距離:9.1km

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扇山・百蔵山(中)

【2015年6月14日(日)】扇山・百蔵山
扇山(1138m)山頂で20分ほど休み、出発。
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Mさんは「ちょっとトレランする」と言って走り去っていった。
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男3人はゆっくり下る。

大久保のコルで彼女は待っていてくれた。
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マムシグサの群落。
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ヤマボウシ。
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フタリシズカ。
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この先すぐ大久保山(1109m)に着いた。
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大久保のコルからほとんど登っていないが、「山と高原地図」にも山名が載っているし、山名板もある。H君も「これは文句がつけられないなあ」と、私が「登った山」に数えることを納得してくれた。
「山の方がなぜ私を山として認めないんだ、って怒るからね(笑)」

ここからは標高差300mの下り。
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小刻みなジグザグで急坂を下っていくが、かなり長かった。
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下り切った場所から、かすかに登ったこぶがカンバノ頭(818m)。
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山名板もなく、下って到着したところだけに、H君は納得がいかない様子。

この先、しばらくアップダウンだが、まだ標高は低くなる。
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樹間より、これから登る百蔵山(1003m)が見えた。かなりな急勾配だ。
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縦走路は人がほとんどいなかったが、何人かとすれ違った。
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伐採しない木の目印なのか、どの木にも白いテープを巻いてある。
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宮谷分岐で小休止。
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O君がお腹空いた様子。「Kがこだわってるコタラ山(849m)で飯かい?」と聞く。
「いや、たぶん休めるようなとこじゃないと思うよ。百蔵山まで我慢できないかい」
H君「百蔵山まで行こうよ」
というわけで、O君にはひもじい思いをさせ申し訳ないが、前進。

コタラ山を巻き始めるところで尾根を登りたかったが、間伐材が縦横に横たわっていて、登りにくそうなので、とにかく巻き道を進む。
再び道が尾根に乗ったところで、振り返る。
踏み跡はあるのだが、どうもそれは西斜面の巻いていく道のようなので、結局、道なき道を直登する。
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かなりの傾斜だ。
先頭に立ってさくさく登っていたら、「さすが今日の目的だっただけに、足痛めてるのに早いや」という、ちゃかした声が聞こえる。
全くその通りなので、弁明の余地もない。

標高差は20mほどだろうか。
頂上に着いたが、ただの植林地。山名板も何もない。
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その代わり、小さなマムシがいた。
舌をチョロチョロ出して、こちらを威嚇している。
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私は「自分だけで行ってくるから、先に百蔵山に登ってていいよ」と、とくにO君に言ったのだが、Mさんがぜひ行きたいという。
というわけで、全員で行くことになったのだが、こんな場所で申し訳ない気分。
だけど、マムシ君のおかげで、みんな満足してくれた。

ここにも白いマーキングがたくさんあるので、ふと思いついた。
Mさんにボールペンを借り、「コタラ山 849m」と書き入れた。
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即席の山名板である。
「法的」には「いたずら書き」になってしまうのかもしれないが、ハイカーには役に立つかもしれない。
数か月で雨に消えてしまうだろうけど。

登山道に戻って、百蔵山に向かう。
途中、扇山が見えるスポットがあった。
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しばらくやせ尾根を行くと
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その先が標高差200mの急登である。
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コアジサイ。
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しばらく登ると、上の方から女性の歓声が聞こえて来た。
高校生の団体である。
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しばらく待って、彼女たちに先に行ってもらう。
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下りが急で滑るので、みんなキャアキャア騒いでいて、それはそれは賑やか。

軽装だが、みんなしっかり登山靴を履いているので、山岳部の生徒さんだろうか。
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Mさんが聞いてみたら、共立女子高の山岳部だという。
先頭としんがりに先生らしき男性がいた。
でも、落ち着いた感じの生徒が一人もいなかったので、1年生だけの山行だったのだろうか。
ほほえましい光景だったが、しばらく停滞しているうちに、先の2人はどんどん登ってしまい姿が見えない。

必死で登ったら、山頂台地にのったところにある分岐で待っていてくれた。
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そこに「コタラ山」の標識が2つもある。
こんなに「コタラ山」の存在を主張しているのに、山頂へ行く道もなければ、分岐の標識も山名板もないのは、登山者を混乱させるだけだ。
道を作れないのなら、この表示は消してしまった方がいいのではないか。

それはそうと、昨年3月ここに登った時、この標識を見て、「コタラ山って何だ!」と愕然としたのだっけ。
「山と高原地図」には表記があるので、それを持ってきていたら、迷わず登っただろう。
でも、あの時は西丹沢に行くつもりだったのに、ガスがかかっていたので、行き先をこちらに変更したという経緯があったので、地図は地形図アプリしかなかった。
それには「コタラ山」の記載がなかったので、知らないうちにスルーしてしまったのだ。
あの時は「山と高原地図」の電子版を買ってから登ればよかったと激しく後悔したものだが、登り残したおかげでみんなと再び来ることができたのだから、結果オーライである。

百蔵山頂上はここから目と鼻の先。すぐに着いた。
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まずは眺望を楽しむ。
大室山(1587m)。
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御正体山(右、1681m)と道志山塊。
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三ツ峠山(1785m)。
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富士山はすそ野だけ。右は高川山(976m)、左は鹿留山(1632m)。
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と思ったら、頂上だけ顔を出した!
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ベンチは占領されていたので、日蔭の地べたに陣取る。
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私はサケのおにぎりと稲荷寿司。
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O君、Mさんはパン。H君は棒めん。
彼は飛行機で来ているので、ガスを持って来られない。
あらかじめリクエストがあったので、貸してあげた。

(つづく)

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扇山・百蔵山(上)

【2015年6月14日(日)】扇山・百蔵山
前日は東京で高校の大同窓会。
札幌在住の同級生H君が「翌日、山のプランがあるなら同窓会に行くよ」というので、さっそく計画を練った。
条件としては
・H君は夜8時の飛行機で帰るので、午後7時には羽田空港に着けるところ
・前夜は深酒しているはずなので、あまりハードではなく、かつあまり早起きしなくて済むところ
・個人的には、「登った山」が一つでも稼げるところ
ということになる。

丹沢だと私の家から遠いし、奥多摩は3月にH君をご招待したばかりだし、中央線沿線を選択。
陣馬山(857m)あたりは人が多そうなので、猿橋駅から登る百蔵山(1003m)はどうか。
この山は私にとっては3度目になるのだが、北東にある小ピーク、コタラ山(849m)を前回巻いてしまい、登り残している。
ここに寄ることにすれば、「無駄足」にはならないので、百蔵山で決定した。

他の同窓生にも参加者を募ったが、初心者の参加がなく、同級生のO君が車で来るというので、私も車を出すことにして、コースを少し長めに変更。
車2台を駆使して、扇山(1138m)から百蔵山を縦走することにした。
参加者は、同級生男子3人と3期下の女子Mさんの計4人である。

前日の同窓会は午後4時からだったので、私は同窓生のランナーたち20人ほどとともに、朝から皇居のまわりを走る集まりに参加した。
今年1月に骨折して以来、本格的に走るのは初めて。
ちょっと不安だったが、何か異変があったら歩けばいいし、街中なのだから問題ない。

でも、談笑しながらゆっくり走る仲間たちに全然ついていけず、1周5km始終孤独な闘い。
それでも何とか完走。だいぶ回復したものだと満足しながら、ランニングステーションでシャワーを浴び、11時半からの打ち上げでは痛風のことなど忘れて、ビールをがぶがぶ飲んだ。

2時半ごろ、さて同窓会会場に移動しようかという段になり、立ち上がってびっくり。足が猛烈に痛く、歩くのさえ難儀する有り様なのである。
とくにひねってはいないし、骨に異常をきたしたとも思えない。
単なる疲労だろうから、2~3日で治るだろうとは思ったが、明日の登山はどうする!

全く困ったことになった。
同窓会の会場では、みんなに「足どうした?」と聞かれる始末。
立っているだけでも苦痛なので、途中で会場を抜け出し、ロビーのソファで休まないといけないほどだった。
そこでたまたま居合わせた後輩がロキソニンをわけてくれたので、早速それを服用。
医者のH君からは、とにかく冷やした方がいいと言われたので、またまた抜け出して、コンビニで熱さまシートを買い、足首にべたべたと貼りまくった。
ホテルのトイレで冷やそうと、足を洗面台に乗せたら、お湯が出て来たのはお笑い種である。

しかし、そんな「治療」の甲斐があって、二次会が終わる10時半ごろにはすっかり痛みが引いていた。
軽度のアキレス腱炎だったようだ。
この日は夜中の12時すぎに帰宅、急ぎひとっ風呂あびて、特急で就寝。
翌朝、6時前に起床した時も、足の具合は悪くなっていなかったので助かった。
ただ、なんと小雨が降っている。晴れ間も出るような予報だったのに。

とにかく、一応決行の予定と参加者に連絡して、7時前に車で出発。
八王子あたりから雨は強くなり、相模湖ではどしゃ降りになってしまった。
これは大変だと思ったが、7時半前に集合場所の猿橋駅に着いていたO君から「こちらは止んでるよ」との連絡があったので、それを信じて、中央道をひた走る。
その言葉の通り、上野原に入るとウソのように雨は上がり、猿橋は路面が乾いていた。
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H君とMさんも予定通り8:25着の電車で到着。
登山の時はいつも笑顔で登場するH君が固い表情。
まだ酒が抜け切っていないようだ。夕べはかなり酔っていたからなあ。
目の前の百蔵山は雲の中だが、2台の車に分乗して、8時半に出発。
O君の車を百蔵山登山口の駐車場にデポ。風呂道具も移しておく。
で、私の車に全員が乗って、扇山の登山口梨ノ木平へ。
予定より早く8:50には到着した。
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出発前に「梨ノ木平扇山登山口」のバス停で記念撮影。
H君持参の自撮り棒が登場、みなから「おお~」と歓声が上がる。
間近で見たのも、自撮り棒の被写体になるのも初めてだ。
しかし、リモコンの電池の調子が悪く、シャッターがなかなか下りない。
4、5回やり直してやっと、撮影に成功した。

さて9時すぎに出発。
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雨雲は東に抜けたようで、どうやら雨に降られることはなさそうだ。

登山口には「扇山管理委員会」の事務所があった。
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まわりにはドクダミの花が咲き乱れている。
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平成5年に建立された観音像に安全を祈願。
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登山届も提出しておいた。
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植林の中では、視線が低くなる。
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様々な形の葉っぱがあるが、花と違って全く名前は分からない。
夏になったことを実感するのみ。

緑全開である。
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ぐいぐい高度を上げていく。
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日が差していない分、気温はそれほど高くないが、さすがに湿度は高く、いつもより発汗量が多い。

30分ほどで水場に到着。
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このためだけに持ってきたカップでのどを潤す。
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びっくりするほど冷たくて美味しい。
われわれが出発する直前にバスで登山口に着いたハイカーなのか、ここでカップルに追いつかれた。
それと、ほぼ入れ替わりに出発。

まもなく奥宮祠を通過。
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この先、傾斜が急になるが道はジグザグ。
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路面状態もよく、アキレス腱炎上がりの私には足にやさしくてありがたい。
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初めて展望がきくところに出た。
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一番奥は御正体山(1681m)だろうか。

ベンチがあったが休憩はしなかった。
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なおも登りは続く。
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稜線が近づいてきた。
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マルバウツギ。
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出発から1時間5分ほどで大久保のコルに到着。
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稜線はすこし涼しかった。
ここでH君に、さっきの自撮り写真をFBに投稿するよう促す。
頂上写真の方が先になっては、話が逆になるので。

ガマズミ。
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最後の登り。
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この小さな札を呼んで、みんな「これはなんかの宗教だ」とスルーした。
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しかし、どういう意味なのか知りたくて、検索してみたら、意外に簡単に謎が解けた。
佐野常羽は日本赤十字の創始者・佐野常民の子で、日本ボーイスカウトにおける訓練体系を確立した人物だそうだ。
ギルウェル訓練所とは、英国にあるボーイスカウトの指導者訓練センターのことで、佐野は大正13年に、ここで「万歳」の意味で、「いやさか」と祝声を述べたところ、それが評判となり、ギルウェルでの祝声になった、ということらしい。
冒頭にある「スカウト」とはボーイスカウトのことだったのだ。
ただ、なぜこの説明書きがここにあるのかは、謎のままだ。

ここから標高差で30mほど登ると、ほぼ平らになり、道もとても広くなる。
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これなら、トレラン大会に出くわしても怖くない。
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頂上には10時半前に到着。ほぼコースタイム通り。
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誰もいない。これ幸いと再び自撮りに興じる。今度は1回で決まった。
H君、「ヘッドライトの予備電池はいつも持っているけど、自取りの電池までは考えなかったなあ」のつぶやき。

ここは大月市秀麗富嶽十二景の一つだが、あいにく今日は見えない。
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三等三角点が埋没寸前。
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アザミが今にも咲きそう。
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わらびの芽が固い土を突き破って出てきていた。
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腰掛けて休んでいるうちに、続々と登山者が登ってきた。
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一気に20人近くになっただろうか。
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こんな梅雨の時期の、朝方雨が降った日なのに、さすがに内地の山である。

干しイモやチョコ、ドライマンゴーなどをシェアして、のんびり休憩。
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H君が「K(私のこと)のルールが分からない。○○平という名前でも登った山に加えるのか?」と聞くので、舞いルールをまじめに説明する。
「○○平がピークの名前なら、認定するよ」
H君、納得したような、しないような。

(つづく)
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乾徳山(下)

【2015年5月24日(日)】乾徳山
鳳岩を無事クリアし、みんなそろって乾徳山(2031m)山頂に到着。
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改めて国師ヶ岳(2592m)。
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ゴトメキ。
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おお、五丈石の突起が見える。金峰山(2599m)だ。
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牛首(2086m)の向こうに、左から三宝山(2483m)、甲武信ヶ岳(2475m)、木賊山(2469m)。
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その右に破風山(2318m)と雁坂嶺(2289m)。
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そのさらに右。左から水晶山(2158m)、古礼山(2112m)、燕山(2004m)。雁峠の奥に見えるのは和名倉山(2036m)。
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さらにさらに右。左から唐松尾山(2109m)、将監峠、竜喰山(2011m)、大常木山(1962m)、飛龍山(2077m)。
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真北に黒金山(2232m)。
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目を南西に転じると、鳳凰三山。北岳(3193m)がひょっこり頭を覗かせている。
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かすかに甲斐駒(2967m)。
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改めて乾徳山山頂。
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ひと通り撮影が終わったので、水のタル経由で下山。
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こちらもハシゴの連続で気が抜けない。
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しかし眺めは抜群。
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乾徳山を振り返る。頂上はほとんど岩でできている。
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ハシゴの後は岩場をトラバースしていく。
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10分ほどで水のタルに到着。
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直進すると黒金山だが、我々は左折して国師ヶ原方面に下る。
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これが想像以上に過酷な下りであった。
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まずは岩が露出した急勾配の坂を延々と下らされる。
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路面はこのような状態。雨が降っていたら相当に怖い。
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この板石状の谷もかなり続く。
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あまりのしんどさに30分もたずに休憩。
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こんな岩では、私の足は悲鳴を上げてしまう、
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10分弱休んで下山再開。
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地形図上では、この先トラバースっぽくなるのだが、傾斜は一向にゆるくならない。
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クサリ場まで出てくる始末。
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コバイケイソウが出てくるあたりで、やっと道が落ち着いた。
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と思ったら甘かった。
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倒木の根っこが獅子舞の面のよう。
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それでも、やっと高原に近くなってきた気がする。
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水のタルから1時間強、やっと国師ヶ原にたどり着いた。
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高原ヒュッテでトイレ休憩。
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どこからともなく蒟蒻畑が配給された。
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「お子様や高齢者の方はたべないでください」とある。
のどに詰まらせる事故が相次いだためだろうが、なんだか違和感を覚える。
餅も事故は多いが、そんな売り方はしないはずだ。

まだ、シカくんがこのあたりにたむろしていた。
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こっちに近寄ってくるくらい人慣れしている。
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今度はあまりかまわずに出発。
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高原ヒュッテを後にする。
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白樺の気持ちのいい道だ。
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右手につぶれた廃屋発見。
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昨年の大雪のせいだろうか。

整備された道をなだらかに登る。
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すぐに峠っぽいところに出た。
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ここは「関東の富士見百景」のひとつらしく、富士山が再び姿を見せた。
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何度見ても、富士山はありがたい。
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下り始めて間もなく林道を離れ、右折して登山道に入る。
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何度か林道を横断しながら、快調に下っていく。
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一旦傾斜が緩やかになると、本日の個人的なメインイベント道満山(1314m)は近い。
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乾徳山は過去に登ったことがあるので、「登った山」を増やすには、どうしてもここに寄る必要があったのだ。
乾徳山8の字コースなら、自動的にここを通るので、みなに我儘を言わずに済んだ。
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というか、皆さんいつも私のこだわりには協力的である。

というわけで16時前に道満山に到着。一堂より祝福を受ける。
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ここは尾根上の小さなこぶ程度で、展望も全くないが、山名板だけはあってよかった。
しかも登山道がずばりピークを通過していたので、ヤブこぎにみんなを付きあわせることにならずに済んだ。

小さな四等三角点が埋もれていた。
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朴の木が頂上を守っているかのようだった。
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さて、ここからまた過酷な下り。標高差は約500m。
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Iさんがちょっと厳しくなってきたらしく、Mさんに楽な下り方の助言を受けていた。
一方、Kさんは初心者なのに安定した下りぶり。やはり本格的にスキーをしていることと関係があるのだろうか。

なんだか夕方の雰囲気になってきた。
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植林の中を黙々と下る。
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道満山から30分ほど。やっと林道に下りて来た。
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ここからも富士山が望めた。
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ひっそりたたずむ路傍の石碑。
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徳和の集落まで、舗装道路を下る。
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途中、シカ除けのゲートあり。
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内地の山村の風景は道産子にとっては、実に美しく映る。
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県指定文化財の旧坂本家住宅。
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こういう集落歩きも楽しい。
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吉祥寺に立ち寄ってみた。
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ここは鎌倉時代の初めごろ、武田信光が毘沙門天を本尊として開創したそうで、本堂は永禄八年(1564年)の建築。
ムカデの幟は、武田軍の伝令部隊百足衆の旗印である。

初代甲斐国主新羅三郎義光のお手植えと伝わる新羅桜。
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お寺の奥様にお茶に呼ばれたが、時間も時間なので丁重にお断りした。

近くにあるお堂も古色を帯びて味わい深い。
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中には室町時代後期の作と伝わる虚空蔵菩薩像が安置されている。
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まわりにたたずむ六地蔵などの石仏にも慰められる。
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というわけで、駐車場に戻ってきた。
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時間は間もなく5時。8時間近くに及ぶ大行軍だった。

とにかくまずはお風呂だ。笛吹の湯に向かう。
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ゆったり浸かって汗を流したが、ここはお食事処がないので反省会ができない。

というわけで塩山駅へ向かう。Sさんは事情によりそのまま帰宅。
残る5人で市街地のファミレスへ。
車で来ているO君と私はノンアルで乾杯。
楽しく歓談して、本日の山行を締めくくった。
標高差1200m、8時間12kmの山行を乗り切り、骨折後また一歩復活に近づいた気分だった。

【行程】2015年5月24日(日)
徳和(8:57)~登山口(9:27休憩9:31)~銀明水(9:57休憩10:02)~駒止(10:15休憩10:18)~錦晶水(10:44休憩10:48)~国師ヶ原(10:54休憩11:05)~月見岩(11:35休憩11:42)~頂上直下(12:33昼食13:05)~乾徳山頂(13:11撮影・休憩13:35)~水のタル(13:45)~ケルン(14:09休憩14:17)~国師ヶ原(14:52休憩15:05)~道満尾根入口(15:23)~道満山(15:48撮影15:51)~(休憩5分)~徳和登山口(16:25)~徳和(16:46)
※所要時間:7時間49分(歩行時間:5時間48分)コースタイム7時間10分
※登った山:2座(うち新規1座:道満山)
※歩行距離:12km(山旅ロガー不調のため不詳)
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乾徳山(中)

【2015年5月24日(日)】乾徳山
月見岩までもう一息のところで視界が開け、背後に富士山が姿を現した。一堂歓声。
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元気が出たところで、さあ月見岩までもうひと踏ん張り。
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頂上も再び姿を現した。
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このあたりの景観はとても素晴らしい。
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富士山を振り返りながら登るSさん。
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おっと、後発隊がまた追いついて来た。若者たちだけに足が速い。
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徳和から2時間半ちょっとで月見岩に到着。
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ここからは富士山と大菩薩嶺(2057m)&小金沢連嶺が一望できる。
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左端が大菩薩嶺。
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雲の感じがまた何とも言えない。
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富士山はしっかり見え続けている。
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ここでも休憩というよりは撮影タイム。
どっかりと座り込む若者たちを尻目に出発。
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まだまだ足取りも軽い。
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1761m三角点方面。
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お、若者たちも腰を上げたようだ。
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右手に奥秩父の主稜線が見え始めた。
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破風山(左、2317m)と雁坂嶺(右、2289m)である。

樹林帯に再び入る手前に「扇平」の標識。
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その横に手洗岩。岩の上の水があまり涸れないのだろう。
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さあ、岩と木々が織りなすワンダーランドに入っていく。
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今までの様相は一変する。
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キャップストーンを通過。
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次々に岩が現れる。
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思わず見上げてしまう。
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どっちに行けばいいのか。
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ちょっとした難所。
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これを越えると展望スポット。甲府盆地が一望できる。
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さらに巨岩の群れ。
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ここも越えると展望が開ける。
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(ノイズすいません)

鬚剃岩。
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なぜかてるてる坊主。
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おお、またしても立ちはだかる巨岩。
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雄々しく挑むMさん。
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O君も慎重にトラバース。
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Kさんは余裕のポーズ。
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振り向けば、どどん。
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スリル満点の道が続く。
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烏ノ尾根。
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はるか向こうに甲府盆地。
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大菩薩嶺(右)と鶏冠山(左、1716m)。鶏冠山の奥は三頭山(1531m)か。
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この岩の間をぬけると
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木のはしごを下る。
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そして左折(画面上は右へ)。
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今後はカミナリ岩。
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長いクサリ場になっている。
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ただ、ここは足場がしっかりしているので、クサリは手を添える程度で大丈夫。
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しかし、一難去ってまた一難。
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雨乞岩は巻く。
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いやいや、まさに岩の殿堂。
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この胎内(岩)は、まっぷたつに割れた上に、10mくらいスライドしている。
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まだまだ岩の道は続く。
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頂上は狭いので、頂上直下の見晴らしのいい広場で昼食にすることにした。
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私はこの岩に腰を下ろす。例によって、おにぎり2個。
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ここからはこんな眺めを楽しむことができる。
烏ノ尾根。
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甲府盆地と雲に隠れつつある富士山。
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南アルプスがかすかに霞んで見える。
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新緑の稜線。
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右端は北奥千丈岳(2601m)。
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30分ほど休んで、出発。
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しばらく左手が開けている。
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ゴトメキという山。
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大ダオの向こうに国師ヶ岳(2592m)。
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頂上直下の難所。鳳岩に挑む。
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私は、前回来た時にここは登っているので、迂回路で先回りし、撮影班に専念。
上から皆さんの動画を撮る。
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迂回路と行っても、ハシゴが続く。
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登り切ったら、すぐそこが頂上。
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山ガールたちがいるが、まだ進まない。
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他のパーティーが鳳岩を登っている間に眺望を撮影する。
中央に大菩薩嶺、左に鶏冠山。右は小金沢連嶺。
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今まで登って来た稜線。
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烏ノ尾根と甲府盆地。
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大平高原。
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奥秩父主脈、雁坂嶺(左)から雁峠(1780m)までの稜線。
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大菩薩嶺の手前は三窪高原。
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左手前は倉掛山(1776m)、中列右が鶏冠山、その奥に、御前山(左、1405m)と双耳峰の三頭山。
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小金沢連嶺。
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さあ、仲間たちが登攀してきました。Sさん。
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そして、Iさん。
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女性陣とO君は動画を撮ったので、静止画はありません。ごめんなさい。

(つづく)

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乾徳山(上)

【2015年5月24日(日)】乾徳山
乾徳山(2031m)登山は、高校の同窓生(3期下)のMさんが参加者を募集した企画である。
ここは登ったことがあるし、骨折した足も完全に治ったわけではない。
標高差1000mを超える山行には不安があったが、この前の週に御正体山(1681m)を登って、少し自信も出てきた。O君に強く誘われたこともあり、出かけることにした。
前回は大平高原から登ったので、徳和からの8の字コースなら、4分の3以上が歩いたことのない道だ。

天気予報は今いちだったが、北海道足寄町から参加のIさんのおかげで、すっかり晴れ上がった。彼は山行のたびに「日本晴れにしてみせます」と豪語しているのだ。
最寄り駅の塩山着の電車は8:12着なので、8:20集合(だったと思う)。
私とO君、Sさんはそれぞれ時間前にマイカーで到着。
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Sさんは「足の調子次第」と言っていたが、参加できてよかった。
時々、痛風と膝の痛みが出るらしい。

まずはトイレ。ついでにマンホールをチェック。
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電車組のIさん、Mさん、Kさんの3人も、予定通りに到着。
もう一人Yさんも参加予定だったが、前日のトレラン練習の疲れで寝過ごしてしまったとか。
結局、総勢6人ということになった。
3台の車に分乗して出発。

8:50頃、徳和の駐車場に到着。ここで標高830mなので、本日の標高差は1200m。
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皆が準備をしている間に、ちょっとその辺を散策。
立派な乾徳山の鳥瞰図。
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向かいにある民宿山登旅館。
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皇太子の登山記念碑。
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蚕影山の石碑。神+虫の1文字目は「蚕」の異体字。
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山梨県独特の玉形の道祖神。
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乾徳公園には入らず、外から俯瞰した。
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9時前に出発。
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しばらくは舗装道路を歩く。
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沿道にはこの地域に特徴的な伝統的な家屋が並ぶ。
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シカが飼われていた。
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林道に入る手前に、乾徳神社があったので、安全登山祈願のため参拝。
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祭神は大山祇神。創建は明和八年(1768年)とのこと。

この先、道はダートとなる。
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一度、道はかぎ状に2度曲がり、さらに徳和川沿いに高度を上げていく。
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出発してから、ちょうど30分で登山口に到着。ここが標高988m。
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数分間、撮影タイム。
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直進すると徳和渓谷。こちらもわりと人気があるらしい。

さて、早速、山に入りましょう。
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右手、徳和川をはさんで対岸に見える尖塔は、約1350mの無名峰かな。
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植林の中をぐいぐい登っていく。
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ケルンを通過。
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フタリシズカが可憐に咲いていた。
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しばらく進むと、開墾したかのような平坦地の跡が出てきた。
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石垣もあちこちにある。
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ここを流れる沢はオソバ沢ということから考えると、かつてはソバを栽培していたのだろうか。

林道を横断して、さらに植林の中を進む。
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マムシグサの群落。
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登山口から30分弱で、銀明水に着いたので、ひと休み。
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後発の方々が追いついてきたので、のどを潤しただけで、すぐに出発。
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やっと広葉樹の明るい森に入った。

もう一度、林道を横断。すでには廃道状態だ。
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間もなく駒止。ここでも若干立ち休み。
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この先は岩のゴロゴロした急坂となる。
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再び、さらに廃道化が進んだ林道を横断。
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ツツジがまだつぼみ。
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まだまだ登りは続く。
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登り始めて2時間弱。錦晶水に着いた。
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皆が喉を潤している間に、私はプチ探検。小屋が転がっているのだ。
廃屋フェチとしては見逃せない。
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作業小屋だろうか。雪崩は考えにくいので、強風か。

またまた後発隊が追いついて来たので、我々も数分の休憩で出発。
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まだ一度も腰を下ろして休んでいないが、みんな元気。健脚揃いだ。
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手作りの看板を発見。
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タチツボスミレも岩陰にひっそりと咲いている。
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ひと登りで、国師ヶ原に入ってきた。
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正面に乾徳山の頂上が見える。
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錦晶水から10分ほどで国師ヶ原の十字路に到着。
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左手奥に、新築された避難小屋「高原ヒュッテ」があるので、トイレ休憩。
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Mさんからスアマの配給。
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中には薪ストーブがあった。
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誰かがザックをデポしている。
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ここから早くも空身とは勇気があるというか、横着というか。

さて、シラカバの林の中を出発。
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すると、シカを発見。
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しかも大量にいる。
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みんなでしばし撮影タイムとなった。
ヤツらは人慣れしているのか、全く逃げようとしない。食害が心配だ。

しばらくはなだらかな道が続く。
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このあたりまで来ると、新緑がみずみずしい。
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路面は石畳状態。
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この白い花はズミだろうか。
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役小角の像。ここは信仰の山でもあった。
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向かいに立派な古い石垣。
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その上は平坦地で、前宮跡との標識がある。
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奥に巨大な岩があり
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その陰には木像が祀られていた。
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これは聖なる火を焚いた場所だろうか。
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さあ、再び登らねば。
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だんだん疎林になり視界が開けてきた。
と思ったら、背後に富士山がいきなり登場。
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これに、足寄から駆けつけたIさんが大はしゃぎ。無理もない。

(つづく)
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掃部ヶ岳(下)

【2015年6月7日(日)】掃部ヶ岳
西峰(約1430m)から杖ノ神峠に向かって下っている。
沿道にはガマズミ。下の花は特定できなかった。
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尾根の北側を巻くように進む。
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正面に巨大な岩が見えてきた。
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耳岩のようだ。
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登ってみると大展望。ていうか怖い。
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これは杏ヶ岳(1292m)の手前にある鷲ノ巣山(1317m)。
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振り返ると西峰(右)。
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榛名湖。
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幡矢ヶ岳(1271m)。
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石舞台。
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このてっぺんにはさすがに登らなかった。
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登山道に戻る。
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また巨岩が出てきた。
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岩をからませたまま、根こそぎ倒れた大木。
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ここも耳岩のようである。2つの耳の2つ目か。
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登れるようなので、また寄り道。
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ただ、こちらも岩のてっぺんまでは行かず。安全第一にした。

すごい形にひん曲がった樹木。
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形のいい葉っぱたち。
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しばらくほぼ平らな道を歩くと、杖ノ神峠への下り口に着いた。
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ここで左折なのだが、鉄塔の下(1342m標高点)まで直進。
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鷲ノ巣山(左)と杏ヶ岳(右)が望めた。
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分岐に戻って、ここからは標高差140mほどの下り。
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とくに最初の80mほどはめちゃめちゃ急で、爪先が痛くなってしまった。

後半は多少なだらかなササ原の道。
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峠の手前で石仏と祠がササに埋もれていた。
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鉄塔から15分ほどで峠に到着。
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ここにはマイカーも来られるようだ。

峠の西側も通行可能な様子。
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林道を横断すると、杏ヶ岳への登山口がある。今回は行かない。
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あとは林道を延々と歩いて湖畔に戻るだけだ。
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西峰から見下ろしていた山々を見上げる。
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落石。この程度では通行止めにしないらしい。
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おお、あれが耳岩か。カエルの目にようにも見える。
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西峰。
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この石はどうやって引っかかっているのだろう。
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林道はところどころダートになる。
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歩きにくくて、さっき痛めた足がつらい。

小規模な土石流の跡。
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どうして左側にはコンクリートを吹き付けないのだろう。
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あれが稜線に標識のあった地蔵岩なのだろうか。
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再び舗装道路に。
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ハコネウツギ。
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天神峠の手前で湖畔への短絡路があったので、左手の細い道を下りていく。
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別荘地の中の道だ。
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間もなく視界が開け、目の前に榛名湖が展開した。
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男体山と中禅寺湖のミニチュアのようだ。

左手に竹久夢二のアトリエ。
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夢二「山河相聞」の詩碑。夢二は本当にどこにでも出かけている。
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湖畔の宿記念公園まで下りてきた。
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「湖畔の宿」は高峰三枝子が昭和15年に歌って大ヒットした曲。
作詞は佐藤惣之助、作曲は服部公一。
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「山の淋しい湖に」で始まるこの歌の舞台はどこなのか。
諏訪湖や浜名湖、山中湖など諸説があったが、佐藤自身が書いた手紙が昭和63年に見つかり、湖は榛名湖、宿は佐藤が定宿にしていた湖畔亭であることが明らかになった。

公園はそれをきっかけにつくられたもののようだ。
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しばしここで遊び、湖畔に下りる。
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下りたのはいいのだが、いきなり催してきたので、さっきの駐車場まで走って登り、トイレに駆け込む。
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間に合った。ふう。

改めて湖畔で休憩。白くまくんをいただく。
保冷剤でしっかり冷やしておいたので、まだ冷たくて美味しかった。
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せっかくなので波打ち際まで下りてみる。
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榛名湖は那須や軽井沢などと違って、昭和のかおりをたっぷりに残していて、私にはとても心地よいところだ。

さあ、車に戻ろう。
高崎市と東吾妻町の境界を過ぎる。
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ダイアパレス榛名湖ではフリーマーケットをやっていた。
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この近くはハルナユキザサの群生地。
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15時半前には駐車場に到着。
早速、国民宿舎東吾妻荘に向かったが、なんと休業中。
(帰宅後調べてみたら、今年1月6日から休館とのこと。改装中にも見えないし、経営不振による閉業だろうか)
仕方ないので、榛名湖温泉ゆうすげ荘に向かう。
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大型バスも止まっていて、駐車場も満車状態だったので、混雑が予想されたが、あにはからんや、瞬間的に無人になるほどの空きぐあい。みんな、どこで何をしているのか。
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のんびり、ゆっくり露天風呂にもつかれた。

さっぱりしたところで帰途についたが、もう少し湖畔を散策したくなり、ビジターセンターや榛名ロッジのある湖岸で途中下車。
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ちょうど対岸に今日登った掃部ヶ岳と硯岩(右)が浮かんでいた。
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ダイアパレスと硯岩。
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ひともっこ山。
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「ひともっこ」とは「もっこ1杯分の土」の意味らしく、ダイダラボッチのような大男が土を運んできて置いた、みたいな伝説があるようだ。

榛名富士(1390m)。ここからはロープウエーが見える。
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もう今日は営業を終えている。
このロープウエーには大昔乗ったことがあるので、今度来る時は足で登ろう。

カラフルなボートも今日はほぼ店じまい。
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見納めの榛名湖。湖面の標高は1140m。
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群馬県立榛名公園の創立は大正13年とあるから、かなり古い。
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このあたりでは乗馬も体験できるみたい。榛名高原はちょうどいい馬場なのだろう。
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坂の上から、車形の自転車が疾走してきた。
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お母さんが「あんた、ちょっとブレーキかけて回って、ねえ、ほら、キャー」と同乗の娘に叫んで大騒ぎだった。

そんなのをほほえましく眺めたあと、再び運転席に。
伊香保温泉を経由して関越に乗る。
めずらしく大した渋滞もなく快調。
途中の寄居PAで休憩したら、そこは「星の王子さま」の国だった。
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午後5時50分からは、のびのび体操なるものも始まり、結構な人が一緒に体操しているのに驚いた。私もやったが。
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7時には所沢に着き、東所沢駅近くの「はなの舞」で晩飯を食って帰宅。
天気に恵まれ、楽しい山行だった。
榛名山はいろいろと歩けるコースがあるので、これからも通いたい。
ただ、登山靴はやはりまだ難しいようだ。

【行程】2015年6月7日(日)
登山口駐車場(10:36)~登山口(10:40)~硯岩(10:59撮影11:05)~掃部ヶ岳(11:45撮影11:52)~西峰(12:08昼食・撮影12:58)~耳岩(13:19撮影13:22)~鉄塔(13:34)~杖ノ神峠(13:48撮影13:50)~林道分岐(14:34)~湖畔の宿記念公園(14:42撮影14:45)~榛名湖畔(14:49休憩・トイレ15:12)~駐車場(15:23)
※所要時間:4時間47分(歩行時間:3時間19分)
※登った山:3座(硯岩、掃部ヶ岳、西峰)
※歩行距離:7.8km

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掃部ヶ岳(上)

【2015年6月7日(日)】掃部ヶ岳
2011年11月以来3年半ぶりに榛名山に行くことにした。
前回、相馬山(1411m)を登って、榛名山を制覇したつもりでいたが、最高峰は掃部ヶ岳(1449m)だった。今回はこちらを落とす。
週間予報が今ひとつで、よりましな新潟の飯士山(1112m)に変更しようかとも思ったが、直前に晴れの予報になったので予定通り決行した。

今日は3時間ちょっとの周回コースなので、ゆっくり自宅を8時に出発。
土曜日で天気もよかったが、とくに渋滞もなく渋川伊香保インターまで順調だった。
途中のコンビニで飲み物を調達し、榛名湖畔の登山口には10時半に到着した。
駐車場はほぼ満車。
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軽くストレッチをして、10:36に出発。
今回は、骨折後むくみのため、どうしても馴染まない登山靴に、もう一度チャレンジする。
距離も短いので骨折以来初の中型ザック(シュラフ入り)を背負った。

さっそく、旧榛名町(現高崎市)のマンホール。
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中央に榛名山と町の花ユウスゲ。まわりには町の木スギ、町の花ナシ、町の鳥セキレイと役所の作品らしく町の指定物オールスター。

登山口には立派な国民宿舎榛名吾妻荘がそびえている。
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入浴料500円。お風呂は榛名湖温泉ゆうすげ元湯に入るつもりだったが、こっちにしよう。
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見上げると鋭い岩峰の硯岩(1251m)が見えた。
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こちらが登山口。
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緑のシャワーの中を、まずはゆるゆると登っていく。
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尾根にのる直前になって傾斜が急になる。
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階段も出てきた。
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登り始めて20分弱で尾根に出た。左が掃部ヶ岳。
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まずは右折して硯岩に向かう。
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かなりの急坂で、先行の高齢者の団体が難儀している。
道が2本に分かれている箇所で彼らを一気に抜かす。

分岐から5分ほどで硯岩の上に出た。足場も悪く狭い。
一番、景色のよさそうなところは2人の登山者が占拠していたが、移動しながら景色を堪能。
これは久々の絶景である。眼下に榛名湖。真正面に榛名富士(1390m)。
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目を少し右にずらす。右手の最も高いのは天目山(1303m)。眼下手前に榛名吾妻荘。
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榛名富士は本当に端正な形をしている。
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榛名富士の左肩。手前に蛇ヶ岳(1229m)、奥は二ツ岳(1343m)。湖畔にはゆうすげ元湯。
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榛名湖ビジターセンターあたりの湖岸。右後ろは三ツ峰山(1315m)。
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天神峠の下、湖畔で最もにぎわっているあたり。
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湖畔の背後に氷室山(約1250m)。そのすぐ後ろは幡矢ヶ岳(1271m)。その右後ろに大鐘原ヶ岳(1252m)。
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真南は赤久縄山(1522m)方面だが、雲の中か。
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湖岸近くには釣り人のボートが並ぶ。
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頂上の岩場はこんな状況。目の前は断崖絶壁。
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左にはその名の通りの形の烏帽子ヶ岳(1363m)。

さて、さっきの団体さんも到着したことだし、当方はそろそろ出発。
木の根の張りだした急な坂を慎重に下る。
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さっきの分岐を経て、再び登りだす。
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ササが生い茂っているが、木々も背が高い。
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右手に別荘がちらほら見える道を進む。
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(写真では見えないが)

この先は延々と、土が流れて歩きにくい階段が続く。
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本当にこれでもか、これでもかというくらい続く。
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エゾハルゼミがやかましいほどに鳴いている。もう初夏なのだ。

湖畔の宿記念公園に下る道との分岐を通過。
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このあとは普通の道に戻り、ほっと一息。
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樹間から北面が覗けた。中央は万太郎山(1954m)だろうか。
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あのあたりも残雪があるうちに行きたいものだが。

岩場を越えて、ツツジを過ぎると、再び視界が開けた。
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これは榛名山南面の天狗山(1179m)方面に下る稜線。
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榛名高原の湖畔。
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この先、大きな岩をすり抜けると、あっけなく頂上に出た。
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ここは三叉路になっており、右手は居鞍岳(1340m)まで1時間。
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頂上からは南から西方面が展望可能。
幡矢ヶ岳(左)から大鐘原ヶ岳(右)。
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榛名湖は残念ながら木々が遮っている。
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かすむ浅間山(2568m)の頂上部分は雲の中。
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これから歩く稜線。右が西峰(約1420m)。
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掃部ヶ岳頂上には溶岩が露出している。
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今日はしゃぶしゃぶを用意してきたのだが、山頂はちょっと狭いしベンチもなく、落ち着かない。あとから、さっきの団体さんが来ることを考えると、やはりここでの食事は避けることにした。
撮影だけして前進する。

ササの急な坂を下る。
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道に覆いかぶさっていて、路面が見えない。

左手の眺め。
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掃部ヶ岳を振り返る。
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すぐに登り返し。
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このあたりで、若者2人とすれ違ったので、状況を聞いてみた。
「この先にベンチはありますか」
「いやあ、ないですね。ちょっとスペースがあるところがあるくらいです」
「そうですか、ありがとうございます」
むむむ、やはり厳しいか。
スペースというのはおそらく西峰山頂あたりのことだろう。
そこで食べるしかないな。

地蔵岩という標識があり、山と高原地図にも表記があるが、肝心の岩は登山道からは見えない。
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この稜線は、ツツジの道だ。
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最後の急登で西峰(約1420m)に到着。
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地元高校の名前がずらり。各校の山岳部が共同で寄贈したのだろうか。
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ここからは久しぶりに榛名湖が見える。
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時間は12時すぎ。ちょうど頃合いだ。
かなり狭いが日蔭に腰をおろして、火の準備。
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まずは細切りにしてきた大根やニンジンなど野菜を投入。
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ほかの野菜も放り込んで、うっしっしの上州牛。
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これがうまい。米沢牛とか松阪牛とかの最高級の肉ではないが、これが地産地消の力か。
肉はあっという間に平らげ、だしのとれた汁にシイタケとかまぼこを加えて、〆のうどん。
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これも実に美味しかった。

満腹になったところで、おもむろに撮影再開。
榛名湖を取り囲む山々が勢ぞろい。
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ずっと榛名富士の陰に隠れていた相馬山(1411m)も、右肩から姿を現した。
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右手に幡矢ヶ岳と大鐘原ヶ岳。
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今歩いている稜線をそのまま進むと杏ヶ岳(1292m)。
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眼下には榛名神社の鳥居(随神門)が見える。
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では、出発。
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30mほど下る。ハルナユキザサ。
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これは何キノコだろう。スイーツのような色だ。
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ちょっとした岩があって、展望がありそうなので覗いてみた。
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杏ヶ岳(右のピーク)が望めた。
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こんな狭いところでお昼を食べている人がいてびっくり。
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巨木を通りすぎて、再びササ原をかき分けて行く。
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(つづく)
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高麗郷・日和田山(4)

【2015年6月6日(土)】高麗郷・日和田山
日和田山(305m)を下山し、県道に出た。
正面の丘の上に神社が見えたので、寄り道。
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非常に変わった名前だ。九万八千神社。「くまんはっせん」と読むらしい。
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由来については若干調べてみたが、確たることは分からない。
「埼玉の神社」という本には「一説に九万(高麗)と八千(新羅)に由来するものという」と書かれているようだが、どう読むと「はっせん」が「新羅(しらぎ、しんら)」に近づくのか。
謎である。
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参道を下って左折すると、長寿寺。
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境内には古い石仏がたくさんあった。
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再び県道に出ると、正面に今朝歩いた高麗峠の丘陵が横たわる。
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左手には、国登録文化財の高麗郷古民家(旧新井家住宅)。
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天神橋で高麗川を渡る。
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この道路は巾着を結びひもの部分に当たる。

巾着の中に入るべく、あいあい橋に向かう。
まだこのあたりは田園の面影を残している。
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橋のたもとに、日高市立高麗郷民俗資料館なる建物があった。
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雰囲気からしてもう閉鎖されているものだとばかり思っていたら、現役だった。
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「水泳教育発祥の地」の碑。
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そんなのはどこでも始めそうであるが、ここが特別なのか。

これがあいあい橋。
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川の外側が削られてしまわないよう、外辺には石垣が築かれている。
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橋を渡ると、こんなところに牧場があった。
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乗馬クラブなのだろう。

巾着田曼珠沙華公園の水路わきを歩く。
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巾着田の中は当然ながら平らだ。
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ここからの日和田山も絵になる。
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巾着田ビオトープ。
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巾着田はその名の通り、高麗川が巾着の形のように大きく蛇行している場所である。
川の内側には土砂が堆積し、古くから水田経営が営まれてきたという。
面積は22ha。川原田、市原田、内野、新田、八ヶ下の5つの字が存在したとのこと。

川のすぐ内側は自然林の木立となっている。
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しばらく、この中を歩いてみる。
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高麗峠方面に通じる道はドレミファ橋という沈下橋で川を渡っていた。
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再び、中に戻って、自然堤防の上にのる。
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ふと気づいたのだが、この耕してある場所には何を植えるのだろう。
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畦がないので田んぼではないだろう。
ほぼ1周しているが、巾着田というわりには田んぼが全くないではないか。
いったいどういうことか。
これでは文化の保存にも何にもなっていない。
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ふつふつと湧いてくる疑問を胸に、河原のデイキャンプの賑わいを眺める。
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おお、これでおしまいというところにやっと田んぼが少しだけあった。
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ちょうど管理事務所があるのでスタッフに聞いてみた。
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「田んぼはこの裏にあるのだけですか」
「そうです」
「あっちの耕してあるところには何を植えるんですか」
「7月にコスモスを植えます」
「ええ~っ、それじゃあ巾着田じゃないじゃないですか。どうして田んぼにしないんですか」
「あそこは所有者から市が買い上げた場所なんです。もう所有者も高齢化していて、水田ができないんです」
「だったら、なおさら市が水田にすべきじゃないですかねえ。これじゃあ、文化の保存にならない」
「そうなんですけどねえ」
全く腹立たしい限り。
まさか市の職員が稲を育てるわけにもいかないから、近くの農家に委託することになるのだろうが、そういう人手がもう集まらないのかもしれない。
それに、田んぼよりお花畑にした方が観光客は集まる。
そういうことは分からないでもないが、やはりそれはおかしい。
市民と一緒に米づくりをしたりすれば、体験学習の舞台にもなるのに。

何だかがっかりして高麗駅に向かう。
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今度は鹿台橋を渡る。
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沿道にトラックを改装したカレー屋さん。
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円福寺に寄り道。
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その向かいには、勝海舟筆の筆塚。
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この筆塚は、滝不動の近くにある新井家の11代当主丈右衛門定季(宿老庵貫斎翁)を讃えて弟子たちが建立したものという(建立年代は案内板に記載なし)。
新井家は約400年前にこの地に居を構えた旧家で、代々、旧台村の名主を務めた。
定季(1818年生まれ)は幕末の頃、隠居して塾を開き、多くの人々に学問を教えた。
なぜ、勝海舟が揮毫したのかが一番知りたいところだが、その説明も案内板にはなかった。

まわりにはいくつかの石碑があった。新井家と親交があった文化人の句碑などだ。
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進行方向とは逆の方にも石碑が見えたので、ちょっと行ってみた。「水天の碑」だ。
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天保年間(1830~1844年)に繰り返された干ばつや大洪水などの天災を鎮めるため、台村の住民が建立したものらしい(こちらも建立年代の記載なし)。
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そのほかにも、高麗川を利用した木材の筏流しとの関係などが書かれていたが、どう関係していたのかが、さっぱり分からない。かなりの悪文である。
この案内板は建て替えた方がいいのではないか。

筆塚のはす向かいにある大野屋では、いろんな野菜を無人販売していた。
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再び県道に出るところに、台の高札場。
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これにはキリシタン禁制にかかわることが書かれているが、昭和60年に復元されたものだそうだ。

台という地名は今も残っている。
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国道との交差点の手前にある「東屋」。
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地形図によれば、近くに国史跡の石器時代住居跡があるので行ってみた。
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「石器時代」という名称の付け方は、指定がかなり古いことを示す。
案内板を見ると、昭和26年の指定だ。
縄文時代中期の竪穴住居跡で昭和4年に調査されたもの。
今なら、はいて捨てるほどある普通の住居跡だが、埼玉県では初めての竪穴住居跡の発掘であったという。
遺跡そのものよりも考古学史的に貴重なものだと言えるだろう。

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時期が若干異なる住居跡が重なっており、それぞれ中央に石組みの炉が切ってある。
縄文土器のほかに耳飾りや磨製石斧などが出土したとのこと。
この手の遺跡は誰も訪ねる人がおらず荒れてしまいがちだが、地元の人がきちんと守っているのだろう、きれいに草が刈ってあった。
いいものを見せてもらった。

さて、もう見るべきものは見た。やっと高麗駅に向かう。
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あと100mというあたりで、歩きながら電車の時間を調べてみた。
次の電車は16:32か。
で、今は・・・ええっ16:30!
これを逃すと39分も待たないといけない。
走りましたっ。
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ほんとは、こんな写真を撮っている暇はないのだが。

でもなんとか間に合い、16:32発急行池袋行きに駆け込む。
幸い座れた。
飯能で快速急行元町・中華街行きに乗り換え、小手指に16:53着。
自宅には17時過ぎにたどり着いた。
今日は近場で軽くハイキングのつもりが、下界歩きが異様に長くなり、骨折後初の20kmになってしまった。
でも、とくに目立った疲労はない。
明日は榛名山に行く。3連チャンだ。

【行程】2015年6月6日(土)
飯能駅(9:22)~奥武蔵自然歩道入口(9:56)~高麗峠(10:25三角点探索10:29)~満蔵寺(10:43)~高麗神社(11:26撮影11:43)~和食処「和」(11:52昼食12:30)~富士山分岐(13:07)~物見山(13:55休憩14:03)~高指山(14:35)~日和田山(14:49撮影14:55)~日和田山登山口(15:25)~巾着田管理事務所(16:06)~高麗駅(16:31)
※所要時間:7時間9分(歩行時間:6時間13分)
※登った山:4座(うち新規3座:高麗峠、高指山、日和田山)
※歩行距離:20.0km
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高麗郷・日和田山(3)

【2015年6月6日(土)】高麗郷・日和田山
物見山で10分ほど休憩した後、出発。
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この先は奥武蔵自然歩道である。
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最初は急な下りだが、巻き道と合流すると、道はなだらかになる。
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間もなく左手に社が見えて来た。
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ここまでの無事と安全下山を祈願して通過。

駒高集落の手前で展望が得られた。
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高麗駅の背後に展開する武蔵台の住宅地。
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遠くに丹沢の大山(1252m)が望めた。
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中央は天覚山(446m)かな。
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背後には高指山(約330m)に建つアンテナ。
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舗装道路に出て来た。
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一応分岐だからか、石仏・石塔。
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地形図に記号があったので寄ろうと思っていたお寺がもうすぐそこに見えた。
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駒高の集落は家があまり集中していない。
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寺は安州寺という名称だった。
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武蔵三文殊の一つで、寛永元年(1624年)の開山らしい。
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狭い境内に石仏が並ぶ。
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見晴らしもよかった。
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さて、高指山に向かおう。

道には新旧のガードレールが並んでいる。これはめずらしい。
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林道なので視界が開けている。
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高麗郷だけに朝鮮風の道標。
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おお、茶屋があった。「ふじみや」さん。
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富士見というだけあって、晴れていれば富士山が見えるのだろう。
中を覗いてみると、なんと日和田山と物見山のバッジが売っているではないか。
1つ500円と標高のわりには(笑)高かったが、1000円奮発してしまった。

店を出ると、道端に休憩用のベンチ。
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さらに先には東屋があった。
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ふじみや(右)を振り返る。
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舗装道路は高指山に向かっている。
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左折すると、その先は通行止め。
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しかし、これは車に向けてのことだろうから、私はまたいで進入していく。

道はもう夏草で覆いつくされつつある。
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突き当りに着いたが、施設の中までは侵入できない。
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別に入ってもおもしろくなさそうなので、不満はない。
ほぼ山頂に達したので、これで「登った山」に加えることにする。

実は、まだ2歳だった息子と四半世紀前にここに来たことがある。
でも、その時はこんなアンテナはなかったような気がする。
どこかと混同しているだけだろうか。

それはともかく来た道を引き返し、日和田山(305m)への登山道に入る。
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しばらくは下り。
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そして間もなく、登りに転じる。
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高麗駅方面に下る道との分岐からは急登となる。
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岩場を通過して、ひと登りで日和田山山頂。
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なんと、子供たちの団体が占拠していた。
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頂上は四等三角点。
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眼下にははるか関東平野が広がる。
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うっすらと見えるのは筑波山(877m)だろうか。
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奥には、さいたま副都心。
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都心の超高層ビル群。
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スカイツリーも確認できた。
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右の白いのは西武ドーム。
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宝篋印塔は享保十年(1725年)建立。
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「日守会」は「日和田山を守る会」のことか。
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何のモニュメントだかは、ちょっと分からない。

子供たちが退散しないので、あまりゆっくりできない。
こちらの方が早々に立ち去ることにする。
木の根に気をつけて、さっきの分岐まで下る。
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男岩・女岩はクライミングのゲレンデのことだろうか。

当方は金刀比羅神社経由で下る。
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毒蛇が出没する?巻き道を少し歩くと、すぐ神社に出た。
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手水鉢に水がたまっている。
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神社の前は荒々しい岩場。
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ここからの眺めがまた、すこぶるよい。
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武蔵台団地の奥に多峯主山(271m)。その左奥に大山(1252m)。
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巾着田。
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巾着田の東側の集落。
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飯能市街。手前の丘陵は今朝歩いた高麗峠のあたり。
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西武の車両基地。
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このまま岩場を下るのが男坂だが、本日は女坂を選ぶ。
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女坂にもちょっとだけ岩場があり、宝篋印塔の残骸も。
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道は踏みしめられて歩きやすい。
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ほどなく男坂と合流。
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金刀比羅神社の鳥居をくぐる。
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小ピークに通じるしっかりとした道があったので、かすかな期待を抱いて行ってみる。
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しかし、案の定、名前は付いていないようだ。
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登山道に戻って、だらだらと下っていく。
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間もなく下界に出た。
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本日のラスト巾着田に向かう。
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(つづく)

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