山と鉄

山歩き、乗り鉄、廃線・廃道歩き、廃村歩き、駅舎探訪などの日々を記録します

大仁田山

【2015年4月12日(日)】大仁田山
久々に休日の天気予報が晴れだったこの日、夕方からパジェロミニを車検に出す予定もあったので近場の低山へ赴いた。
奥武蔵の大仁田山(505m)。
実は、ここ、2月1日に登るつもりだった。
この日は午後、都心で打ち合わせがあったので、午前中に登れてしまう山ということで計画していたのだ。
コースタイムは2時間半ほどなので、早起きして行けば、十分可能だった。
しかし、骨折のため、打ち合わせ自体、出席できなくなってしまった。
それ以来、気になっていたので、今回リハビリ登山として行ってみることにした。
3~4時間程度のコースなら、ほぼコースタイム通りに歩けるようにはなったから、ゆっくり出かけても、中古車屋さんには十分行けるだろう。

今回のテーマは、登山靴。今までのリハビリハイクは傷口が靴にこすれるのが怖くて、ローカットのトレランシューズでやってきたが、そろそろミドルカットも履けるようにならないと、レベルアップが図れない。
というわけで、今回初めて、登山靴を履いて挑む。
ただ、途中で痛くなると困るので、念のためザックの中にトレランシューズも入れてきた。使わないで済めばいいが。

この日は起きるまで寝て、7時すぎに起床。
いつも通り朝のリハビリで足首を柔らかくして、9時前に出発。
小手指9:21発の電車に乗る。
ここまでの靴の感触は、痛くなりそうでもあり、大丈夫そうでもあり。

バスの時間は全然調べていなかったが、飯能に着いて、バス停まで行ってみると、発車まで15分ほどある。
DSC_3648_20150416060840387.jpg
分かっていれば、トイレに行っておいたんだけどなあ。
もう駅のトイレに戻るのは面倒だし、時間も微妙。たぶん、どこかでしたくなっちゃうだろうけど、と思いながら、9:54発の名郷行きに乗り込む。
ほかにハイキング系の同乗者は高齢者男性が3人いた。
春うららかな陽気で、車窓も気持ちがいい。
まだ山の方は桜の花が盛りだ。

目的の唐竹橋バス停には25分ほどで到着。
CIMG5079.jpg

膝の屈伸と足首回しだけして、歩き出す。ここの標高は175mほど。
バス通りから唐竹橋に向かって下っていくと、右手に野菜の無人販売所。
CIMG5080.jpg
じゃがいもはちょっとしなびていた。

このすぐ先が唐竹橋。
CIMG5083.jpg
昭和38年の竣工。私と同い年だ。

入間川の清流(ということにしておく)を眺めながら渡る。
CIMG5086.jpg

上流には先代の橋と考えるにはちょっと不自然な位置に橋台の跡があった。
CIMG5084.jpg

このあたり、もうかなり宅地化が進んでいるが、まだ山里の雰囲気も残している。
CIMG5088.jpg
CIMG5089.jpg
CIMG5090.jpg

沢にぶつかったところで左折。
CIMG5092.jpg

登山口はいったん通過して直進。
CIMG5095.jpg
CIMG5096.jpg

白鬚神社に立ち寄る。
CIMG5101.jpg
安全祈願の参拝もしたかったのだが、トイレに行きたかったのだ。
意外に大きな神社なので、トイレがありそうと期待して向かったら、あったあった!
しかし、かかし、なんと個室には鍵がかかっている。
そりゃないぜ、ベイビイ。

途方に暮れている間もなく、とにかく急いで参拝を済ませる。
CIMG5104.jpg
CIMG5105.jpg
で、勢いづいているあちらをどうするか。
やむを得ず、近くのやぶに分け入り、沈静化させるしかなかった。

ほっとして周辺の小さな社をひとまわり。
CIMG5107.jpg
CIMG5113.jpg
CIMG5115.jpg

唐竹の大欅の石碑。
CIMG5114.jpg

登山口に戻って、左折。細い舗装道路を進む。
CIMG5116.jpg

舗装が尽きると、登山道。
CIMG5119.jpg

あまり人気のある山とは思えないが、道はそれほど荒れていなくて助かった。
CIMG5120.jpg
ここまで足も痛くならない。どうやら登山靴でも大丈夫のようだ。

最初は沢沿いに登って行くが、まもなく左の山腹に張り付いて、ジグザクに高度を稼いでいく。
CIMG5126.jpg

このあたりは、すでに若葉が萌えだしている。
CIMG5128.jpg
CIMG5129.jpg
CIMG5134.jpg

出発して1時間弱で、標高約400mの尾根に到達。
CIMG5136.jpg

この先はしばらくほぼ平坦な道が続く。
CIMG5139.jpg
CIMG5140.jpg
これまで急な坂は、まだ完全ではない足首にはきつい箇所もあったので、いい休息になる。

にもかかわらず、巻いているこぶをわざわざ登って、山名板がないことを確認したり。
CIMG5143.jpg

まもなく黒指集落への分岐に出た。
CIMG5144_20150416061350337.jpg
左が「黒指」、手前が「原市場村、名栗村方面」、直進が「細田、成木村、高土尾?」とある。建立は大正十三年だった。

ここから2分ほどで、こんな標識を発見。
CIMG5153.jpg
愛宕山は地図にその名が載っていない山だ。これで「登った山」を1つ得した。

木の階段が続くが、標高差は20mほど。
CIMG5155_20150416061319895.jpg

3分で頂上に着いた。
CIMG5158.jpg
CIMG5159_20150416061323f82.jpg
新しい標柱は平成23年の建立だった。

頂上からの眺めは限られていたが、南に桜の花咲く386mピークが望めた。
CIMG5157_20150416061320ed0.jpg

意外なことに、ここで家族連れがお弁当を食べていた。
CIMG5161.jpg
この日会った唯一のハイカーだった。

こちらは休まず進む。
下ると巻き道に合流したが、正面にまた大きなこぶがある。
山名板があるとは思えなかったが、後悔したくないので、踏み跡も不明瞭な急斜面に取り付いた。
さすがに足首の不完全さが明瞭に自覚できた。
斜めに接地した状態では踏ん張れないのである。
それでも杖を駆使して工夫しながら登った。やはり頂上には何もなかった。
CIMG5163_20150416061253cc1.jpg

保安林の標識だけ。
CIMG5164.jpg

このあたりは標高500mほど。まだ桜が満開だ。
CIMG5165.jpg

少し下ると、細田集落の背後にある広場?に出た。
CIMG5167.jpg

ここは見晴らしもよく、とても雰囲気のいいところだ。
CIMG5177.jpg

先祖代々の墓もこじんまりと並んでいた。
CIMG5170.jpg
CIMG5172.jpg

その中には石仏も含まれている。
CIMG5173.jpg

その傍らには桜の木立。
CIMG5175.jpg

なぜ、この斜面が芝生状態になっているのか、ちょっとよく分からない。
CIMG5178.jpg
CIMG5179.jpg

でも、桜やツツジがとてもきれい。
CIMG5181.jpg
CIMG5183.jpg

民家のあるところまで下りてきた。
CIMG5184.jpg
CIMG5185.jpg
CIMG5198_201504160611071c5.jpg
CIMG5199.jpg

あちらは道路のどん詰まり。
CIMG5190.jpg
こういう山村の風景は大好きである。

こんな遊び心のある人がここにはお住まいのよう。
CIMG5191.jpg

道路のわきも春が満開。
CIMG5194.jpg
CIMG5195.jpg
しばらく車道を歩くと大仁田山に登る道があるはずなのだが、見つけられないまま戻る。

さっきの芝生斜面がメインの大仁田山登山口なのだ。
CIMG5200_20150416061110c45.jpg
CIMG5180_20150416061205d72.jpg

ここなら戻っても文句はない。
CIMG5201.jpg

こんな形にスイセンが咲いているのは何か意味があるのだろうか。
CIMG5203.jpg
CIMG5206.jpg

いい時間になったし、おあつらえ向きのベンチがあったので、ここでお昼にする。
CIMG5205.jpg
稲荷のおにぎりと、ねぎとろのおにぎり。
飲み物は、ほうれん草のポタージュスープ。
向かいの斜面では、地元の奥さんがかごを担いで、山菜を採っていた。
のどかである。

10数分で食事を済ませ、出発。斜面を登っていく。
茶畑があるところを見ると、この斜面、以前は一面の茶畑だったのだろうか。
CIMG5211.jpg

振り返ると、細田集落と都心方面が望めるが、かなり霞んでいる。
CIMG5209.jpg
CIMG5212.jpg
CIMG5210.jpg
中央上の白いまんじゅうのようなものは西武ドームか。

すぐに樹林帯に入る。
CIMG5213.jpg

尾根の支脈を越えるところに細田集落への分岐。
CIMG5214.jpg
やはり別の道はあったようだ。でも、あそこで休めたから見つけられなくても結果オーライ。

もう1回こぶに寄る。今回も無駄足。
CIMG5218.jpg

戻って、小沢峠への分岐を通過。
CIMG5221.jpg

ここからは、ひと登り。
CIMG5223.jpg

12:46、大仁田山に登頂。
CIMG5224.jpg
CIMG5226.jpg

ベンチがあったので10分ほど休憩。
CIMG5230.jpg

景色は北東方面のみ。とくに目立つものはない。
CIMG5229.jpg

というわけで出発。やけに立派な手作り標識があった。
CIMG5228.jpg

下りはゆるやかなところと急なところが交互に現れる。
CIMG5234.jpg
CIMG5235.jpg

この糞は誰のだろうか? 
CIMG5233_20150416060927304.jpg
左下の粒状のつらなりはイノシシだろうが、ほかもそうなのか。
それにしても1頭のイノシシのものとしたら大量過ぎるようにも思えるが。

これを見たからというわけでもないが、私もしたくなってきた。
本日2度目の野○ソである。
人も通りそうもないし、場所はいくらでもあるので、今度は落ち着いてすることができた。

引き続き、植林の中を下っていく。
CIMG5237_201504160609011c9.jpg
CIMG5240.jpg

小さな石の祠を発見。
CIMG5241.jpg

途中、実家の母から電話があり、7分ほど止まって通話。
「あんた、どこにいるの」「山」「気をつけなさいよ」「うん」
実家には、骨折したことは言っていない。心配させたくないもので。
それはともかく、いい休憩になった。

下ってきたところは入間川にかかる赤沢橋。
CIMG5246.jpg
CIMG5249.jpg

この巨岩が印象的。
CIMG5248.jpg

上赤沢バス停には、13:39に到着。
CIMG5253.jpg
バスの時間まであと15分ほどあるので、靴のひもをゆるめたり、荷物を整理したり。
ベンチのあるバス停だったので助かった。
13:55のバスで飯能駅へ。
帰りも眠くなりながら、車窓に集中する。

なんと、またまたしたくなってきた。バスは東飯能駅経由で遠回りするので、手前の中央通りで下りて、歩いて飯能駅へ向かう。
DSC_3656_201504160608413d6.jpg
駅ビルのぺぺでトイレに飛び込むが、どの階も使用中。
じぇじぇ。
あきらめて改札を抜け、駅のトイレに入ったら、余裕で空いていた。
最初からこっちにすればよかった。

14:40発の快速急行元町・中華街行きに乗車。
15時過ぎに帰宅した。
排泄に翻弄された面もあったが、登山靴問題もクリアできたし、それなりに自信をもてた山行だった。

【行程】2015年4月12日(日)
小手指(9:21)=飯能(9:39待ち合わせ9:54)=唐竹橋(10:21体操10:24)~白鬚神社(10:37参拝・撮影10:46)~黒指分岐(11:32)~愛宕山(11:38)~細田集落(11:57)~集落上(12:11昼食12:24)~大仁田山(12:46休憩12:55)~(電話等12分)~上赤沢(13:39)=飯能市街~飯能駅=小手指
※所要時間:3時間15分(歩行時間:2時間50分)
※登った山:2座(愛宕山、大仁田山)
※歩行距離:6.0km

スポンサーサイト
このページのトップへ

盥岬(下)

【2015年4月5日(日)】盥岬遊歩道
盥岬遊歩道を歩きを終え、車道を進む。
少し下ると、田牛(とうじ)の海岸に出た。
CIMG4774.jpg
CIMG4775.jpg

場合によっては、ここからバスに乗って下田へ戻ろうと思っていたが、なんと休日は1本しか走っていない。
CIMG4779.jpg
CIMG4780.jpg
DSC_3616.jpg
その1本が14:40。まだ2時間以上もある。やはり国道まで歩くしかない。
まだ4kmちょっとしか歩いていないが、磯を歩いたり、固い舗装の上を歩いたりで、やや足に疲れが出ている。
まあ、あと1時間くらいは大丈夫だろう。

浜をよ~く見ると、サーファーが波乗りを楽しんでいた。
CIMG4782.jpg
今日は風が弱いので、なかなかいい波がつかめないようであった。

海岸沿いに歩いて、坂を少し登ると、こんな石碑があった。
CIMG4787.jpg
「此の道有りて田牛有り」
田牛海岸道路完成40周年を記念して、平成23年に建立されたものだ。
ということは、1971年までここには道が通じてなかったのか!と思ったが、山間部経由の道はあったようだ。

この碑のあるところは、龍宮神社への入り口であり、龍宮窟への入り口でもあった。
CIMG4788.jpg
CIMG4789.jpg

龍宮窟は、細い穴を通じて奥にできた海食洞の天井部分が崩落してできた洞窟で、天窓のように空に抜けているのが特徴だ。天窓の直径は約40mある。
まずは、その中へ下りてみる。
CIMG4790.jpg

正面の穴が海食洞を形成するための波を運んできた入口だ。
CIMG4791.jpg

中から見た全体像はこんな感じ。
CIMG4792.jpg

これが崩落して生じた天窓。
CIMG4793.jpg

こちらは北側の岩壁。
CIMG4794.jpg

入口の方の岩壁は、幾何学的な模様を描いている。
CIMG4795.jpg

火山灰と土石流による礫の互層になっている部分も。
CIMG4797.jpg

今も波が激しく打ち寄せてくる。正面には神子元島が見える。
CIMG4800.jpg

さて一旦戻って、今度は上からのぞいてみよう。
CIMG4801.jpg

南側から見下ろしたところ。
CIMG4804.jpg

すぐそばにある龍宮神社。
CIMG4805.jpg

龍宮窟の外にあったハート形の池。ちょっといびつだが。
CIMG4806.jpg

こちらは龍宮窟の中。波が2方向に打ち寄せたのか、削られた岩壁の輪郭もハート形になっている。
CIMG4809.jpg

北の方角に見えた、タコのような形の岩。
CIMG4810.jpg

あの穴は石切場のようである。
CIMG4813.jpg

そして、こちらがサンドスキー場。
CIMG4816.jpg
海岸にたまった砂が強風によって吹き上げられ、こうした天然の砂の斜面ができたらしい。
幅約100m、長さ約30m、斜度は45度。

一瞬、滑ってみたい気もしたが、骨折した時の悪夢がよみがえり、ぶるるっと震えて、すごすごと通り過ぎた。
CIMG4818.jpg

トンネルを抜けると碁石浜。
CIMG4820.jpg
CIMG4819.jpg
ここで獲れたハマグリで碁石を作ったとも言われているらしい。

この先にまたトンネル。
CIMG4823.jpg

抜けると、大浜と呼ばれる海岸に出る。これは小河川の河口。
CIMG4825.jpg

川が岩の下にもぐっている。
CIMG4827.jpg

浜の真ん中で何やら人が集まっている。
CIMG4829.jpg
カメラが見えるので何かの撮影のようではあるが、よくわからない。

大浜海岸にはこんな名前の宿があった。
CIMG4831.jpg
都会から離れたところだからこそ意味があるのに、わざわざ「アーヴァン」とは。

さらにはこんな陸サーファーも。
DSC_3620_20150415065533897.jpg

1時も過ぎてだんだんお腹がすいてきたが、店は全くない。
足もかなり疲労がたまってきたので、八幡神社でひと休み。
CIMG4832.jpg
CIMG4834.jpg
CIMG4835.jpg

ここに国の天然記念物、イスノキの巨木があった。
CIMG4837.jpg
イスノキとは初めて聞く名だが、伊豆半島以西に生息する常緑樹だそうだ。
九州などではよく自生しているようだが、北限の地にあたるこの辺では珍しい大木なのだという。
アブラムシが大量に寄生する虫えい(虫こぶ)ができるのが特徴で、落下した虫えいは中が空洞になっていて、子供が笛がわりに吹くと、ヒョウヒョウと鳴るので、ヒョンノキとも呼ばれているとのこと。

腰かけながらバスの時間をスマホで調べたら、国道に出たところにある吉佐美バス停に13:39だった。
今は、13:26。距離はあと500mくらいか。なんとか間に合いそうなので急いでみる。

と言いつつ、こんな路上の売店も見逃さず撮影。
CIMG4838.jpg
CIMG4842.jpg

こちらは車地蔵。
CIMG4839.jpg
CIMG4841.jpg
以前は少し離れたところにあったものを国道の拡張工事などのため、現在地に移転された。
台座に車がはめ込んであるのは、この車を回すことによって、六道天に輪廻転生する死者を救うことができると考えられていたからとのことだが、現在は交通安全のお地蔵さまとして親しまれているそうだ。

国道に出たものの、バス停が右にあるのか左にあるのかよく分からない。右に賭けて行ってみたら、正解だった。
CIMG4843.jpg
時間の2分くらい前に着いたが、バスは定刻を5分過ぎても来ない。
変だなあと思って、バス停の時刻表をよくよく見ると、13:39の便は休日運休。
次は14:07だった。あと20分近く待つことになるが致し方ない。
ベンチがあったので助かった。
荷物を整理したり、整理体操をしたりしてバスを待った。

次のバスはちゃんと来て、下田駅まで運んでくれた。
とにかく飯だ。もう海鮮系は十分なのだが、駅周辺にはそういう店しかない。
そばはないか~と探したら、1軒あった。
CIMG4847.jpg

しかし、これとて海鮮丼とのセット。まあ、致し方あるまい。
DSC_3621_20150415065534f2c.jpg
ただ、店のおばちゃんの態度がかなり悪かった。
「いらっしゃいませ」の一言もなかったし、注文しても「はい」というだけ。
海鮮丼も決しておいしくなかったし、この店は早晩つぶれるであろう。
3時前に店を出る。

黒船祭は5月。
CIMG4846.jpg
しかし、日本人は本当にお人よしというか、経済のためなら節操がないというか。
黒船ってのは、ぶっちゃけ武力を背景に無理難題をふっかけてきた連中である。
それをありがたがって祭りまでするとは。
こういう国民はほかにもいるのだろうか。

その黒船のモニュメントが駅前にある。
CIMG4848.jpg

駅の改札口も黒船。
CIMG4849.jpg
別に目くじらをたてるつもりはない。興味深いなあ・・・と思っただけである。

帰りは16:05発のスーパービュー踊り子号を予約しているので、あと1時間以上ある。
足の疲労がかなりひどいので、昨日に引き続き足湯で、すこしほぐすことにした。
昨日よりは湯の温度が高くて、よかった。
20分ほど浸かっていたら、だいぶ楽になってきた気がする。

適当なところで切り上げて、駅構内の土産物屋を物色。
伊勢エビのみそ汁セットを購入。
まだ30分も時間があるので、足を保冷剤で冷やしつつ、待合室でしばし大人しく待つ。
窓ガラス越しに、ホームを覗く。
普通列車とアルファリゾート21が並んでいる。
DSC_3625_20150415065536fbb.jpg

時間を見計らって、売店で酎ハイやハイボール、おつまみを購入。
改札開始と同時に車内へ移動。
DSC_3626_201504150655373ba.jpg
DSC_3627_2015041506553944e.jpg
おお、これは伊豆急の萌えキャラか!と思ったら違った。
2012年に放送されたテレビアニメ『夏色キセキ』のキャラクターだった。
下田が舞台ということで、ここに登場したようだが、逢沢夏海が駅長に扮しているところをみると、一応コラボということなのだろうか。

で、これから乗る踊り子号。なんと東京行ではなく池袋行だ。
DSC_3630_20150415065509b35.jpg
DSC_3634_201504150655149bc.jpg
西武線で帰宅する私にとってはすこぶる便利。ありがたい。
ただし、3時間もかかる。東京~大阪間より長い。まあ、それだけ鉄道の旅を満喫できるということ。

季節柄、さくらの柄。
DSC_3631_20150415065511635.jpg

でもキャンペーン期間はもう終わっていた。
DSC_3633_20150415065512911.jpg

天気が悪いので、車窓はあまり楽しくない。
飲みに専念する形になる。
小田原あたりお酒も尽きて、睡眠タイム。

高田馬場に着いた時には7時を回っていたので、もう夕食の時間。
純連改め羅偉伝で塩ラーメン。これで今回の旅の〆とする。
DSC_3635_201504150655157dc.jpg
9時前に帰宅。不自由な体ではあるが、春の伊豆を満喫できた旅だった。

【行程】2015年4月5日(日)
宿(9:32)~逢ヶ浜(9:53)~盥岬(10:22撮影10:37)~椿園(10:57)~海岸(11:28)~遊歩道入口(11:40)~田牛(12:05撮影12:12)~龍宮窟(12:23散策12:46)~大浜海岸(13:14)~八幡神社(13:25休憩13:28)~吉佐美(13:37)
※所要時間:4時間5分(歩行時間:4時間)
※登った山:なし
※歩行距離:7.7km
このページのトップへ

盥岬(上)

【2015年4月5日(日)】盥岬遊歩道
満腹で沈没した「和みの宿 南伊豆いち番館」の夜。
何度か夜中に目が覚めたが、7時頃に起床、朝風呂を浴びる。
CIMG4635.jpg
実は、この宿のお風呂は別棟になっていて、日帰り入浴も受け付けている。
「龍権の湯」という名称には、きちんとした由来があるようだ。
龍権とは、海中竜宮の八大龍王祭神のことで、海上・海中・村内の安全を司る海神だそうである。
1839年、龍権様の社殿をここ湊村に再建し、この宿の当主の祖先である森岡家の宝教院に祀られていたという。
現在、龍権様は逢ヶ浜の小堂に祀られているというが、そういう縁もあり、この湯を「龍権」と名付けたようだ。

朝食は8時から。朝もなかなか豪勢である。
DSC_3599_201504142117094ec.jpg
DSC_3600_201504142117107f9.jpg
アジの開きと伊勢エビのみそ汁。いずれも美味だった。

ゆっくり準備をして、9:30過ぎに出発。女将さんも感じのいい方でした。
CIMG4637.jpg
夜半から降っていた雨も、ほとんど止んだようだ。

南伊豆町のマンホールはかわいいヤドカリがモチーフ。
CIMG4638.jpg

休暇村の向かいにある、この「青木さざえ店」がやけに目立つ。
CIMG4639.jpg

日本の渚百選の弓ヶ浜は、昨日とはうって変って鉛色。
CIMG4640.jpg
CIMG4643.jpg
しかし、波は静かだ。幸いなことに今日は風がほとんどない。

おっと、波とたわむれている間に、また雨が落ちてきた。
木陰でザックカバーを装着。
傘は面倒なので使わず、雨具のフードで間に合わす。

道標に従い、盥(タライ)岬に向かう。
CIMG4646.jpg

岬の手前にある逢ヶ浜に行くには小さな峠を越える。
途中、アジアンリゾート風のコテージ村の入り口を通過。
CIMG4648.jpg
CIMG4647.jpg

下ると、ペンションがいくつか。
CIMG4650.jpg

逢ヶ浜に浮かぶ雀岩(右の2つ)と姑岩。
雀岩は潮が満ちてくると、雀が鳴くような音を立てることから、その名が付いたという。
CIMG4652.jpg

雀岩をアップにしてみる。
CIMG4656.jpg

進行方向正面には、お面のような岩がそそり立っているが、名前は付いているのかどうか分からない。
CIMG4654.jpg

海岸の東屋には猫が鎮座していた。ちょっと、こちらを睨んでいる。
CIMG4658.jpg

密漁監視所。
CIMG4659.jpg

お面岩の手前に見える空洞のある岩は、エビ穴という。
CIMG4662.jpg

姑岩。
CIMG4665.jpg

エビ穴。
CIMG4666.jpg

逢ヶ浜を離れ、階段を登っていく。海岸の石の上は歩きにくかった。
CIMG4668.jpg

最後にしばし振り返る。
CIMG4669.jpg
CIMG4670.jpg

お面岩の手前の岩に人影が。ボートで運ばれてきた釣り人だろうか。
CIMG4673.jpg

馬頭観音を過ぎて、丘へ上がっていく。
CIMG4674.jpg
CIMG4675.jpg

小さな峠にたどり着いたところで、道は二手に。
らくらくコースは帰りに通ることにして、健脚コースを行く。
CIMG4677.jpg
大変な階段の登りだが、らくらくコースも健脚コースも同じ500mというのは解せない。
でも考えてみたら、らくらくコースは平面的に遠回りし、健脚コースは高低差で遠回りしているということなのだろう。

登り切ったところにベンチがあったが、展望はほとんどきかない。
CIMG4679.jpg

台地の上を進む。
CIMG4680.jpg

雀岩が断崖の間から姿を見せた。
CIMG4681.jpg

これはお面岩の裏側かな。
CIMG4682.jpg

もう一つこぶを超えると、盥岬。
CIMG4684.jpg
CIMG4685.jpg
休憩したいところだが、ベンチが濡れていて座れない。

とにかくあたりを探検。ここからは晴れていれば伊豆七島が丸見えだったはずなのだが。
CIMG4686.jpg

右奥に神子元島が見えるだけだ。中央は石取根。
CIMG4691.jpg

西に突き出た岩山。
CIMG4687.jpg

その向こうは、石廊崎。手前に並ぶ岩は蓑掛島。
CIMG4693.jpg

北東に爪木崎方面。
CIMG4692.jpg

付近の岩の造形あれこれ。
CIMG4695.jpg
CIMG4696.jpg
CIMG4697.jpg
CIMG4708.jpg
CIMG4709.jpg

この穴が開いているのは、雀岩の片割れだろうか。
CIMG4698.jpg

さっきの岩山に登ってみた。眼下は火曜サスペンス劇場の世界。
CIMG4701.jpg

やっぱ人影は当然ながら釣り人だった。
CIMG4703.jpg

岩の上には海水の池ができていた。
CIMG4704.jpg

何の花かしら。
CIMG4707.jpg

さて、ひと通り撮影が済んだので、海岸コースで東に進む。
CIMG4712.jpg
これでらくらくコースは省略することになる。わざわざ健脚コースを来る必要はなかったか。いや、若干景色も見えたので損はしていないだろう。

東側もユニークな岩礁地帯が広がる。
CIMG4713.jpg

あのまあるい海食洞は三日月洞というらしい。
CIMG4714.jpg

道は岩を穿って、階段を作っている。
CIMG4716.jpg

ちょっとした深い入り江。
CIMG4717.jpg

静かである。
CIMG4720.jpg

道は岸壁をへつっていく感じ。
CIMG4721.jpg

このコンクリートは港の跡だろうか。
CIMG4724.jpg

このまま海沿いに三日月洞まで行けると思ったら、道はどんどん内陸へ入っていく。
CIMG4726.jpg
CIMG4728.jpg

とうとう、さっきの健脚・らくらくコース分岐まで来てしまった。
CIMG4730.jpg

ここを右に折れて、やっと再び東へ針路をとる。
この先は、ヤブツバキ1050本を植樹したという椿園だ。
CIMG4731.jpg
桜の花びらなら踏めるが、椿の花は踏みにくい。

落花したいろんな椿。まだらもあった。
CIMG4733.jpg
CIMG4734.jpg

新緑。
CIMG4736.jpg

途中、こんな標識を見出して色めき立つ。
CIMG4737.jpg

方向に従って、踏み跡らしきものをたどってみるが、道は不明瞭になるばかり。
CIMG4738.jpg
地形図を見直してみると、この近くに顕著なピークがあるわけでもなく、延々と登りだ。
どのくらいこのヤブの中を歩かされるのか不明だったので、この足だし、無理せず撤退。

旧道を横目にもとの道に戻る。
CIMG4739.jpg
CIMG4740.jpg
すぐに小さなピークに出たので、これが二ツ石山ではないかと若干期待したが、山名板はどこにもなかった。

この先、右手に三日月洞と遠見島が見えるポイントがあった。
CIMG4742.jpg

なんと遠海島の海食台を歩く人影が。
CIMG4741.jpg
彼らは釣り人だろうか。さすがに一般の観光客ではないだろう。

海岸へ出る道があったので、行ってみる。
CIMG4743.jpg
CIMG4744.jpg
CIMG4745.jpg
浜にはいろんな貝殻が落ちていた。

しばし海辺を楽しみ、もと来た道を戻る。
上からの眺め。
CIMG4750.jpg
CIMG4748.jpg

展望台には自在丸の殉国慰霊碑があった。
CIMG4752.jpg
自在丸は昭和20年7月21日、下田沖で米軍機の空襲を受け沈没、船長以下12名が亡くなったという。

舗装路を少し歩くと、車道に出る。
CIMG4754.jpg
(これは振り返って撮ったところ)

深くえぐれた谷を渡る。
CIMG4755.jpg

荒々しい海岸を見下ろしつつ歩く。
CIMG4757.jpg
CIMG4758.jpg

「くろふね」という名のシークリフヴィラ森の事務所?
CIMG4760.jpg

その前には、奇妙なお人形。「くろふね」では餅つきができるらしい。
CIMG4761.jpg

ここは「今日、恋をはじめます」のロケ地だったようだ。
CIMG4764.jpg
この映画(2012年公開)は見ていない。松阪桃李、武井咲主演とは若者が喜びそう。

こんなアートも。
CIMG4765.jpg

津波の避難路。亀が「ワシもつれてけ」と訴えているが、亀は逃げなくても大丈夫なのでは?
CIMG4767.jpg

ここを下れば、さっき見えた三日月洞に行けそうだが、足のことを考えて断念。
CIMG4768.jpg

切通しの道。
CIMG4769.jpg

そのままトンネルになる。
CIMG4770.jpg

以前は素掘りだったのだろう。
CIMG4772.jpg

トンネルを抜けると、なぜここに?というような命名の民宿。
CIMG4771.jpg

それはともかく、ここから下田市になったようだ。
CIMG4773.jpg
絵柄は黒船。水車の部分が下田市の市章になっている。

(つづく)
このページのトップへ

下田・寝姿山(下)

【2015年4月4日(土)】寝姿山
高根山(343m)から寝姿山(200m)へ縦走中。
南伊豆の山は暖帯林。稜線が滑らかでやさしい。
CIMG4518_20150411213519af8.jpg

林道寝姿山線はつづら折りを繰り返し、間もなくダートに。
CIMG4520_20150411213521e98.jpg

沿線には桜の木があちこちにあり、水たまりにも桜の花が咲いていた。
CIMG4521_20150411213522314.jpg

寝姿山の頂上近くは公園になっている。
CIMG4522_20150411213524f46.jpg

頂上に山名板があることを期待して、とりあえず目指してみる。
CIMG4523_20150411213525455.jpg

しかし、ドウダンツツジや桜は咲いているが、道は下ってしまう。
CIMG4524_201504112134374b9.jpg
CIMG4525_20150411213438383.jpg
どうも道が違うようなので引き返す。

足元には、常緑樹の葉っぱのようにてかった珍しいフキや、スノーフレーク(またの名を「スズランスイセン」)が咲き乱れている。
CIMG4526_20150411213439b3d.jpg
CIMG4527_2015041121344190b.jpg

黄色いスイセンも。これは白いスイセンより大柄だ。
CIMG4529.jpg

戻って、右の道を行くと、山頂を見つけた。
CIMG4530_20150411213409cb1.jpg
CIMG4531_20150411213411f64.jpg
ちゃんと山名板があって、うれしい。
しかし、ここはロープウエーで上がれる山だというのに、しかも晴れた休日だというのに誰もいない。
春の寝姿山独占である。

山頂近くに丸太のベンチがあったので、そこに腰かけて、しばし休憩。
目の前に桜の大木がある。
CIMG4533_20150411213412317.jpg
なかなか絵になる風景だ。しばしチョコを食べながら、お花見としゃれこんだ(ってほどでもないが)。

さて、ロープウエーの駅に向かう。
下田駅から今宵の宿へ向かうバスの時間は15:10。まだ1時間近くあるので余裕だろう。
途中、右手に展望スポットがあった。
下田港が一望できる。
CIMG4535_201504112134138ad.jpg
やはり、海が青いと気持ちがいい。

はるかに見えるのは神子元島だ。
CIMG4538_20150411213415154.jpg

奥の堤防に並んでいるのは釣り人かと思ったら、何のことはない、テトラポットだった。
CIMG4539_2015041121334401b.jpg

さて先を急ごう。
沿道を彩るのは、今度は椿。ピンクの椿が美しい。本当にバラのようだ。
CIMG4541_20150411213345ef1.jpg

しばらく歩いているうちに、様子がおかしいことに気付いた。
さっき見た地形図では、しばらく歩くと、すぐ右に頂上とほぼ同じ標高の196mピークが現れるはずだが、標高は低くなるばかり。
もう一度地図を見直したら、ロープウエーへ通じる道を見逃して、白浜海岸へ下りる道を歩いていたことが判明。
やばいやばい。ただでさえ、足に余計な負担をかけたくないのに道を間違えてしまった。
25分のロス。これは大きい。

ロープウエーへの道の分岐へ戻って、正しい道をたどる。
ここは通行止めのチェーンがかけられていたから、まさかこちらが正しいとは思わなかった。
ここに掲げられていた看板をよく読むと、この先は下田ロープウエー(株)の敷地だから、入る人には入場料600円を申し受けると書かれている。
600円はロープウエーの片道料金だ。
ロープウエーを使わずに登ってきた人も、下田市街にまっすぐ下る道はないので、ほぼ9割はロープウエーで下るだろう。
そんなに目くじら立てなくてもいいのに。どうせ、ロープウエーの乗客かどうかなんて分からないんだから。徴収の仕様もないんだし。

と、そんなことを考えていたら、恐ろしいことに気付いた。
今日は風が強い。人の姿が見えないのは、強風のためロープウエーの運行を見合わせているからではないか。じぇじぇ。
もし、そうならめちゃめちゃ遠回りをして下らないといけない。
念のため電話をしてみたら、動いているという。
は~助かった。

道は舗装道路だが、ぐいっと下って、またぐいっと登る。
出たところは赤い愛染堂。
CIMG4543_20150411213347376.jpg
CIMG4556_2015041121332225f.jpg
ここに奉安されている愛染明王像は鎌倉初期の仏師運慶の作と言われるもので、もとは鎌倉八幡宮境内にある愛染堂の本尊であった。
しかし明治維新の神仏分離で、東京・普門寺に移され、明治45年からは伊豆出身の政治家・小泉策太郎が長く所持していた。
さらに、東急創業者・五島慶太の所有となったが、没後の昭和46年、伊豆急開業10周年を記念して、この地に勧請され、新たに建てられた愛染堂の中に安置された。
事故もなくここまで歩けたことに感謝して参拝。

愛染堂を多くの石仏が取り囲んでいる。
CIMG4544_201504112133487ab.jpg
CIMG4548_20150411213350f1c.jpg
寝姿地蔵と呼ばれ、150体あまりあるという。
古くは平安時代末期の作だそうで、風化が進んでいるものも多い。

ここは展望台にもなっており、下田港を取り囲む半島もよく見える。
CIMG4551_201504112133163e4.jpg

東には筆島。
CIMG4552_20150411213318b40.jpg

すぐ近くには、「和み玉」を投げて望みを祈願する「和み玉投げ処」があり、観光客らが玉を投げては歓声を上げていた。
CIMG4553_20150411213319d69.jpg
CIMG4554_20150411213321ac2.jpg

かわいらしいお地蔵様も。
CIMG4557_20150411213252e90.jpg

少し、林の中に入ると、下田市街を見下ろす展望台がある。正面に下田富士。
CIMG4561_20150411213254576.jpg
CIMG4562_201504112132565b6.jpg
CIMG4563_20150411213257ee2.jpg

そして背後には五島慶太の碑。
CIMG4559_201504112132536a6.jpg
南伊豆へ鉄道を敷いた功績を讃えている。

さて下ろう。時間は15:10。もうバスの時間になってしまった。
道間違いが響いた。次は16:05なのでそれに乗るしかない。

再び下田港の眺め。
CIMG4565_2015041121322654f.jpg
まさに天然の良港。米国が開港を求めた理由がよく分かる。

碇のモニュメント。
CIMG4569_20150411213228574.jpg

山頂駅への道は五島記念公苑というお花畑になっている。
CIMG4572_20150411213229a08.jpg
CIMG4573_2015041121323143a.jpg
CIMG4574_20150411213233a60.jpg
CIMG4575_201504112132021d7.jpg

途中に、黒船見張所跡があった。
CIMG4583_2015041121320344f.jpg
CIMG4584_20150411213204738.jpg
これらの大砲は当時、米国船に搭載されていたものだそうだ。

さてロープウエイの駅に着いた。
CIMG4588_20150411213206f3d.jpg
CIMG4589_20150411213207d98.jpg

すぐに次の便が出るところだったが、係りの方が「この便にも乗れますが、混んでいますから、よかったら、お待ち下さい。5分後にすぐ出しますから」と親切な申し出。
本来なら15分おきの運行なのだが、ありがたい。
お言葉に甘えて少し休ませてもらい、土産物などを冷やかし。
CIMG4594_201504112131357ca.jpg

トイレも済ませて、次の便に乗り込む。
運賃の片道600円は高いと思う。
CIMG4596_20150411213136eee.jpg
CIMG4598_20150411213138857.jpg

しかし眺めは抜群だ。稲生沢川沿いの桜並木。
CIMG4602_20150411213141a12.jpg
CIMG4601_20150411213139231.jpg
CIMG4607_201504112131103ae.jpg

謎の下田城。
CIMG4606_20150411213108b90.jpg

山頂駅を振り返る。
CIMG4609_20150411215329f81.jpg

で、山麓駅に到着。新下田駅という名称のようだ。
CIMG4615_20150411213113fef.jpg

寝姿山の隣の山には鋭い巨岩が生えていた。
CIMG4613_20150411213111940.jpg

少し引いてみる。
CIMG4619_201504112130406a0.jpg

会社名は「下田ロープウエイ」だが、路線名?は「寝姿山ロープウエイ」。
CIMG4616_20150411213114c8f.jpg

下田市のマンホールを確認。
CIMG4618_20150411213039d2b.jpg

道路を渡ると、伊豆急下田駅。
CIMG4620_2015041121304279e.jpg

駅前には蔵造り風の大きな喫茶店。
CIMG4621_2015041121304373f.jpg

駅前ロータリーには下田温泉が湧いていた。
DSC_3574_20150411212947a65.jpg

バスの時間までまだあるので、足湯で一息つく。ほぐさなくては。
DSC_3576_20150411212950e33.jpg
DSC_3575_201504112129495fc.jpg

ふう。しかし風が強いせいか、ぬるい。なので、寒い。
DSC_3577_201504112129524a1.jpg

駅前のひもの屋を眺めながら、しばらく浸かる。
DSC_3579_20150411212921c8d.jpg

さあ、バスの時間。乗り込みましょう。
DSC_3578_2015041121291918d.jpg

南伊豆町の休暇村までは約20分。
CIMG4626_20150411213045a11.jpg

明日は雨の予報なので、晴れの弓ヶ浜を満喫しておく。
CIMG4627_201504112130125e8.jpg
CIMG4629_201504112130133c2.jpg
CIMG4631_20150411213016f89.jpg
CIMG4630_20150411213015b65.jpg
CIMG4633_2015041121301880d.jpg

今宵の宿は、ここからすぐ近く。「和みの宿 南伊豆いち番館」。
DSC_3582_20150411212922a76.jpg
部屋でまず、いっぱいお茶を飲んでくつろいでから、おもむろにお風呂へ。
天然温泉で、加水・加温なしとのこと。
本日9kmほどの山行の疲れをゆっくり癒す。
露天風呂からは、桜の花とたわわに実ったみかんが見えた。ほんとにいい季節だ。

さて、6時。待ちに待った夕食だ。
今回は、通常のコースに金目鯛、伊勢エビ、アワビを加えたプランにした。
伊豆を食いつくそうというたくらみ。
一品一品、とくに説明なしに写真でご紹介しよう。
DSC_3583_20150411212923a23.jpg
DSC_3584_20150411212925976.jpg
DSC_3585_20150411212853034.jpg
DSC_3586_2015041121285550e.jpg
DSC_3587_20150411212856bfc.jpg
DSC_3591_20150411212859b30.jpg
DSC_3593_201504112128326e0.jpg
DSC_3595_2015041121283365f.jpg

アワビとサザエの刺身はこりこりした歯ざわりがたまらない。
伊勢エビの刺身は意外にさっぱりしていて絶品。
金目の煮付けは味付けも抜群だった。

2時間半くらいかけたが、案の定食いきれないまま満腹に。
通風なのでビールは飲まずに地酒にした分、いつもよりは食べられたかもしれない。
DSC_3588_20150411212858821.jpg

途中、部屋の窓を開けて外を見る。
月が欠け始めたところは見えたが、皆既月食の頃にはもう雲に隠れてしまった。残念。
CIMG4634_20150411212946392.jpg

部屋に戻って、すぐ布団に入る。
もう何もできない。9時半には沈没してしまった。

【行程】2015年4月4日(土)
蓮台寺駅(10:38)~高根山(11:54昼食12:18)~旧下田街道(13:30)~寝姿山(14:06休憩14:18)~愛染堂(14:52)~ロープウエー山頂駅(15:14休憩15:23)=山麓駅(15:27)~伊豆急下田駅(15:32足湯など16:05)=休暇村(16:24)

このページのトップへ

下田・寝姿山(上)

【2015年4月4日(土)】南伊豆
久々に土日とも用事がなかったので、泊まりがけでリハビリハイクに出かけることにした。
標高差は300m程度、歩行時間は3~4時間、温泉あり、という条件でリサーチした結果、南伊豆となった。
土曜日は、伊豆急の蓮台寺駅から高根山(343m)に登り、寝姿山(200m)まで縦走、ロープウエーで下田駅に下る。
このあたりは温泉があちこちにあるが、これもリサーチの結果、弓ヶ浜温泉に落ち着いた。
翌日曜日は、宿からタライ岬のハイキングコースを田牛(とうじ)まで歩く。
こちらは山ではなく海岸だ。でも、結構アップダウンがありそう。
山と鉄だけでなく、海と海の幸も楽しんでしまおうという欲張りなプランだ。

朝6時過ぎに家を出て、7:56東京発のこだま637号に乗車。
空にはどんよりした雲が立ち込めていて、今にも泣きだしそう。
予報では、南の方ほど雨の確率が高い。
全く、いつも雨の中にわざわざ飛び込んでいく感じだ。

8:45熱海着。ここで伊豆急下田行きに乗り換えだが、待ち合わせ時間が23分もあるので、駅前のコンビニで昼食を買う。
駅前には熱海軽便鉄道の機関車が展示されていた。
DSC_3544_20150410221113de8.jpg
とうとう降ってきてしまった。

熱海からは9:08発の普通列車に乗車。東急の車両だ。
本当は東京から踊り子号で乗り換えなしで行きたかったのだが、ちょうどいい列車がなかった。踊り子は帰りにしよう。
伊豆高原駅で後ろ3両を切り離し。6両編成の一番後ろの車両に乗ってしまったので、乗り換えせざるをえなくなった。ちょっと面倒。

この先、車窓からの海の眺めが楽しみだったのだが、この天気ではまるでダメ。
鉛色の海が霞んでいるだけだった。
しかし、蓮台寺に着くころには雨も上がり、青空も顔を出してきた。
CIMG4392.jpg

列車を見送り、10:31駅前に降り立つ。
CIMG4391.jpg
CIMG4395.jpg

桜はもう終わりかと思っていたが、まだまだ持ちこたえてくれていた。
CIMG4399.jpg
CIMG4403.jpg

いい季節だ。
CIMG4402.jpg

トイレと、やっとできるようになった膝の屈伸だけ済ませて、10:38に出発。
まずは線路に沿って北上する。
CIMG4401.jpg

左手には下田港に注ぐ稲生沢川。
CIMG4404.jpg

8分ほど歩くと、高根山へのハイキングコースの入り口。ここを右折する。
CIMG4405.jpg

踏切を渡ると、間もなく山道となる。
CIMG4408.jpg
CIMG4410.jpg

道端に「供養塔」が立っていたが、何の供養塔だか判読できない。
CIMG4412.jpg

左手に沢を見ながら、徐々に登っていく。
CIMG4421.jpg
CIMG4423.jpg

早くも野花が咲いている。白いのはシャガだが、青いのは分からない。
CIMG4420.jpg
CIMG4422.jpg

コンクリートの橋を渡ると、本格的な登山道。
CIMG4424.jpg
CIMG4426.jpg

この山は古くからの信仰の対象だったようで、石仏と丁目石が続いている。
CIMG4425.jpg
CIMG4427.jpg
丁目石は「五丁」から始まった。かつては、一~四丁が下にあったのだろう。

さっき見えた砂防ダムの裏側は丸太が貼り付けてあった。これは珍しい。
CIMG4429.jpg

炭焼きの跡を通過。信仰の山であったと同時に生活の山でもあったようだ。
CIMG4430.jpg

路面は登山道としてはましな方なのだが、今の足の状態ではかなり神経を使う。
CIMG4431.jpg
不用意に浮石に乗り上げたりするだけで、コキっとなってしまうから注意が必要だ。

見事な竹林を右に見て進む。
CIMG4433.jpg

丁目石は「五丁」以降はきちんと、六、七、八と続いている。
CIMG4432.jpg
CIMG4435.jpg
CIMG4439.jpg

さすがに南国伊豆だけあって、早くも若葉が萌え出していた。
CIMG4436.jpg

石仏も一定の間隔を置いて登場する。
CIMG4437.jpg
CIMG4445.jpg
みな、真新しい赤のよだれかけをかけている。
地元の人に大切にされていることが分かる。

途中、山道(作業道)と高根山への登山道の分岐に石の道しるべが立っていた。
CIMG4443.jpg

道はかなり荒れているところもある。
CIMG4444.jpg

丁目石は次々に出てくるが、何丁目が頂上なのか最初に分かるようにしておいてくれるとありがたい。
CIMG4447.jpg
CIMG4448.jpg

「十五丁」の丁目石を建立したのは、淡路の宝神丸の忠七と徳善丸の源八そして下田の日高屋傳兵衛。ここが海上交通の安全を祈願していた山だったことがうかがえる。
CIMG4452.jpg

徐々に高度を上げてきた。石の壁に守られている石仏。
CIMG4454.jpg
もう日が差すくらいに天気が回復したが、風は相変わらず強い。
樹林帯の中はそんなに感じないで済むが、ゴーゴーと木を鳴らす音がおそろしい。

稜線に出ると、予想通りのものすごい風にさらされた。
CIMG4456.jpg
たまらず、さっき脱いだ防寒着をもう一度着込む。

でも、ここからほとんど平らで頂上はすぐそこだ。
CIMG4457.jpg
CIMG4458.jpg
「十七丁」が最後だったので、頂上は「十八丁目」ということになる。

手水鉢の向こうにお堂が見える。高根地蔵尊とある。
CIMG4459.jpg
CIMG4460.jpg
説明板によると、この地蔵尊は暴風雨の中で行き先が見えなくなり立ち往生していた船に山頂より一筋の光を放って港を教えたという伝説が残っているという。

ここは船頭の守り神として全国から信仰を集め、海上安全や大漁祈願のために多くのお地蔵様が奉納された。
CIMG4468.jpg
実は風が強いので、このお堂の中でお昼にしようかと思ったのだが、床に雨が吹き込んで濡れていたのと、あまりの数にお地蔵様に怖気づいてしまった。

というわけで、頂上へ向かう。何か施設が見える。
CIMG4467.jpg

頂上にも石仏があった。
CIMG4470.jpg

南伊豆の山並み。一番高いのは婆娑羅山(608m)だろうか。
CIMG4473.jpg

三穂ヶ崎方面。
CIMG4474.jpg

風が強いので、海は白波立っている。
CIMG4475.jpg

遠く利島が霞んで見えた。大島は見えなかった。
CIMG4481.jpg

稲取温泉方面。
CIMG4476.jpg

富士山がかろうじて見えるとのことだが。
CIMG4477.jpg

今日は雲の向こうである。
CIMG4478.jpg

眼下には蛇行する稲生沢川。
CIMG4479.jpg

山頂は桜が満開だった。
CIMG4483.jpg
なぜか山頂はさっきの稜線よりも風が弱く、飲食可能だったので、ここに腰を下ろして昼食にする。
すっかり晴れて、真っ青な太平洋を見下ろしながらのランチ。
メニューは相変わらずのコンビニ弁当。今日は稲荷ずしを中心にした。

25分ほど休んで出発。
CIMG4485.jpg

電波塔の横を通り過ぎて、南に向かう。
CIMG4486.jpg

蓮台寺方面の見晴らしが素晴らしい。山に桜が点々と咲いている。
CIMG4487.jpg
CIMG4488.jpg

しかし、この先は恐るべき急な下り。
斜面を直線状に切り開いてあり、この足では、全くおそるおそるだ。
CIMG4492.jpg
ロープはあるのだが、地面にしっかり足を付けるのが先決なので、気安く頼ることができない。

ここにも石仏がいくつか安置されていた。
CIMG4490.jpg
CIMG4491.jpg

しかし切り開かれているだけあって、眺めはすこぶるいい。桜も満開だ。
CIMG4498.jpg
CIMG4499.jpg
東京より早いだろうからもう散っているかと思っていたが、ほぼ同じくらいだった。

斜面にはワラビやコゴミが生えていた。
CIMG4494.jpg

標高差約100mを下るのに20分もかかった。
やっと巻き道に出た時はほっとした。
CIMG4500.jpg
CIMG4501.jpg

しかし、この巻き道がまた難物だった。
左が谷の場合、巻き道であっても、やや左に傾斜している。
この傾いた道が、今の私の足にはつらいのである。
路面が舗装されていれば、なんとか足の向きで調整できるのだが、こういう道は我慢するしかない。
まだまだ、本格的な山を歩く足ではないなあと実感せざるを得なかった。

しばらく歩くと、日が照って暑くなったので、また1枚脱ぐ。
その立ち止まった場所に宇宙人のような植物があった。
CIMG4503.jpg

そして、そのすぐ先にはシカの死骸。
CIMG4504.jpg
まだ皮が残っているので比較的新しい。
他の動物に食い荒らされた形跡がほとんどないので、滑落したまま動けなくなり、死んでしまったものと思われる。手を合わせて通過する。

蓮台寺駅に下りる道との分岐あたりで日蔭になり、さっき脱いだ上着をまた着込む。
CIMG4505.jpg
この時期、体温調節がむずかしい。めんどくさがらずに着たり脱いだりを繰り返す。
稜線の右側に回り込むと、足が楽になった。右側に傾いている道は問題ないらしい。

足元は桜のじゅうたん。
CIMG4509.jpg

それにしても、この縦走路は長い。45分ほど歩いてやっと、開けた場所に出た。
CIMG4510.jpg
公園を作っているのだろうか。

どこかからか集めてきた再利用と思われる石材が山と積まれていた。
CIMG4511.jpg

それを横目に進むと、旧下田街道の車道に出た。
CIMG4514.jpg

これを左折して、わずかに下ると、寝姿山への分岐がある。
CIMG4515.jpg

これを右折して、林道寝姿山線に入る。
こちらも舗装されているが、ところどころ路面にひびが入っている。
CIMG4516.jpg

林道には妙な看板があった。
CIMG4517.jpg
「ゴミを捨てない清潔な公園」は分かるが、「山芋を掘らない安全な公園」の意味がよく分からない。
山芋を掘ると地面に穴が開いてしまい危険だということだろうか。
それとも、泥棒のいない安全な公園という意味だろうか。
いずれにしろ、この山では山芋が獲れるらしい。

(つづく)
このページのトップへ

FC2Ad

プロフィール

かたこりまさかり

Author:かたこりまさかり
FC2ブログへようこそ!

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

未分類 (0)
北海道の山 (185)
東北の山 (62)
上信越の山 (147)
奥多摩の山 (55)
丹沢の山 (55)
奥秩父の山 (83)
栃木の山 (32)
房総・常陸の山 (9)
奥武蔵・秩父の山 (87)
中央線沿線の山 (97)
富士山周辺の山 (68)
八ヶ岳周辺の山 (53)
南アルプス (101)
史跡歩き (11)
中央アルプス (27)
北アルプス (45)
日本海の山 (8)
関西の山 (30)
四国九州の山 (61)
駅舎の旅 (26)
ドライブ (9)
廃線の旅 (15)
駅から散歩 (17)
乗り鉄 (40)
島の旅 (19)
山村の旅 (7)
超低山 (28)
東海の山 (2)
つぶやき (35)
旧道歩き (34)
伊豆の山 (39)

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR