山と鉄

山歩き、乗り鉄、廃線・廃道歩き、廃村歩き、駅舎探訪などの日々を記録します

飯能アルプス

【2014年11月29日(土)】飯能アルプス
この日は、曇時々雨、午後遅くに晴れの予報。
普通なら、休養日にするのだが、出かけたい理由があった。
23日(日)に皇居ランに初挑戦。1周目が順調だったので、調子に乗って2周目に突入したら、通算9km地点あたりでいきなり両足のふくらはぎが痛くなり、歩くのもままならないほどになってしまった。

数日で痛みは治まったのだが、山を歩けるようになったのか確認のため、軽めのところを歩きたかった。
痛みのため、24日(月)の休みに山に行けなかった分を取り返したい気分もあった。

天気が思わしくないなら、もともと高い所へは行かないのだから、かえってちょうどいい。
晴れても、あまり展望が期待できない、飯能アルプスを歩こう。
前夜、レートショーの映画「オブローダー」を見て、帰りが遅くなったし、近場に行く条件がそろってしまった。

当日は目覚ましをかけずに、思う存分睡眠を取った。
起きたのは7:30。9時前に自宅を出た。
天気はどんよりと曇。雨は降らないでくれるとありがたいのだが。
8:58小手指発の電車に乗り、9:16飯能着。
9:20発の湯の沢行きバスに乗車。
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車内には「ヤマノススメ」のポスターが貼ってあった。
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9:35頃、久須美バス停で下車。
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今日も靴は、ローカットのトレッキングシューズ。
念入りにストレッチを行う。

地形図に従い、まずは277mピークに直接登る登山口を探す。
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該当地点に、それらしき踏み跡はあるが、ヤブの中に消えている。
こんなところで、わざわざヤブこぎはしたくない。

一応確認のため、もう1本西側の道に畑を横切って行ってみると、古い茅葺き民家に通じる道だった。
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というわけなので、277mピークは諦め、「山と高原地図」に従って、寄り道せず天覚山(445m)を目指すことにした。
古い民家の写真を撮って、立ち去ろうとすると、中からおじさんが飛び出してきた。
勝手に写真を撮ったのを咎められるかと思ったら、「どこから来たの?」と話しかけられた。
「所沢です」
「所沢のどこ?」
「新所沢です」
「新所沢だと緑町?」
「いやもっと離れていて、○○町です」
「ああ、分かるよ。だいたい分かる」
自分の話をしに来たのではないので、こちらから質問。
「古い家ですねえ。いつ頃のものですか?」
「そんなに古くないよ。江戸中期だから」
「ええっ、それは十分古いじゃないですか。中期って言えば、18世紀でしょう」
「いや、そんなもんじゃない。私で10代目だから。初代はもう300年も400年も前」
「へえ、棟札とか残っているんですか」
「いや、そんなものはない」
江戸中期の民家建築であれば、当然文化財に指定されているはず。
改築を繰り返したために指定対象外ということもあるだろうが、この家は古くてもたぶん幕末くらいだろう。この方が言っているのは、家屋のことではなく、「家」のことかもしれない。

今度はむこうが話題を変え
「どこに行くの? 武蔵横手の方?」
「いえ、吾野までです」
「じゃ、天覚山とかまで行くんだ」
「はい」
そんな調子で長くなってきたので、せっかくだから天覚山に行く道を聞いてみた。
「あの、車が走ってる道。あれを右へ右へ行くと、久須美坂に出るから。うちの裏からでも行けるけどね。イノシシ道だから」
その道を聞きたいところだったが、獣道と聞いて止めた。
やはりヤブこぎになりそうだから。
お礼をして辞去する。
この家は旧家らしく、すこし高台にあり、久須美の集落を見下ろすことができた。
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県道に戻り、すぐに右折して、飯能グリーンカントリークラブ方向に進み、Y字路をさらに右折する。右へ右へ、だ。
しゃれたカフェがを過ぎると、間もなく登山道になる。
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ここまで来て初めて、飲み物を買うのを忘れたことに気づく。
今日は短距離だし、500ccの水筒にはお湯が入っているので、まあ大丈夫だろう。

暗い植林の道を歩くこと10分。
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標高差100mほどを登り、標高約250mの久須美坂に出る。峠だ。
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ここを左折。あとは、しばらく、300m前後の稜線をアップダウンしながら歩く。
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右手には西武秩父線の電車の音が聞こえ、左手にはゴルファーたちの話し声が聞こえる。
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途中、右手の展望が開けたが、何山なのかは特定できず。
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久須美坂から20分ほどで、カマド山(293m)への分岐を通過。
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ゴルフ場との仕切りのフェンスが、倒木で壊れている場所もあった。
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ゴルフ場からおさらばした辺り、11時前頃になって、とうとう雨が降ってきた。
最初から、しっかりした降りなので、ザックカバーをして、レインウエアを着込んだ。
ザックカバーは35㍑のオスプレイザックから取り外してきたものなので、今日のザックには実は大きすぎる。外れてしまわないよう、上は縛り付けた。
しばらく行くと、ズボンもぬれてきたので、レインウエアの下も履く。
ついでに傘も差した。その方がカメラを濡らさないで済む。
もともとストックは使わないので、傘を持っていても別に不自由はない。
今日のカメラはこんな事態も想定して、一眼レフではなく、コンパクトカメラだ。

11時に338mピークを通過。
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下ると、車道に出る。東峠(約285m)だ。
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車道を横断して、向かいの尾根に取り付くが、ここがなんとロープ場。
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ハイキングコースにしては、ワイルドだ。

ここからは一気に標高差100mほどの登り。
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鉄塔下で再び、右手が開ける。
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たいぶガスがたちこめてきた。

いよいよ天覚山の登りにかかる。
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それにしても、雨が止まない。
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この登りで、立て続けに2組計4人のハイカーとすれ違う。
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いずれも熟年で、最初はたぶん夫婦、次は女性2人組だった。

天覚山へ最後の登りも傘を差したまま、ロープ場をクリア。
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歩き始めてから2時間弱で天覚山に登頂。ここまでコースタイムは2時間15分なので、出鼻で少し時間をロスしたわりには、いいペース。どうやら、ふくらはぎは問題なさそうだ。
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ここからは、ガスにまみれた奥多摩方面の山並みを眺めることができた。
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雨はいずれ止むことが想像されたので、時間かせぎも兼ねて、山頂で昼食にする。
時間ももう11時半過ぎているし、ちょうどいい時間だ。

木のベンチはいずれも濡れているので、マットを敷いて座り込む。
おにぎり2つでお腹をふくらませ、みそ汁で体を温めた。
また、はしを忘れてしまったので、落ちている枝で粉末をかき混ぜた。

20分弱休み、雨も小降りになったので、傘をしまって出発。
実はこの先、地形図には道が記されていない。
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頂上の直下に両峯神社跡があったので撮影。
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両峯とは、天覚山と大高山のことのようだ。
火事で焼失したりしたのだろうか。

ここからは東吾野駅に通じる道が延びていた。
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さて、またアップダウンの繰り返し。
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そんな中にも紅葉が目を楽しませてくれる。
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落ち葉を踏みしめて進む。
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途中、これから登る大高山(493m)が見えた。なかなかの尖峰ではないか。
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大岩なる場所を通過。
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ここから大高山へは、あと100mほど登る。
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中身が失われた仏龕。
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午後1時前に大高山に登頂。
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展望は南面のみ。
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水分を補給すべく、ホットレモンの準備をしていると、20~30代くらいの女性が2人、続いて、男女3人が逆方向から上がってきた。
トレランの方々だ。
にぎやかに、おしゃべりしながら休んでいるが、こちらは気にせず、立ったままホットレモンを飲む。
これで水筒は空になってしまった。

彼らが記念撮影をし始めたので、こちらから申し出て、撮ってあげた。
「54321の1でシャッター切ってください」という難しい注文を受け、5人がY字バランスのポーズを決めるのを撮影。いやあ、若いねえ。

こちらは先に出発。急な坂を下りる。
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しばらく歩くと、青空がのぞき始めてきた。
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雨もすっかり上がった。

もう一度、車道を横切る。
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今度はロープはなしで済んだ。
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再び、スギ植林の道。
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前坂の交差点で右折する。
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この道標は、お金をかけていない。
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吾野駅に向かって下る。
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途中、りゅうがい山(354m)への踏み跡があったら行こうとしたが、とくになかったので断念。
林床の草丈が低いので、地形図を頼りに行くこともできたが、ローカットの靴なので濡れてしまいそうだし、無理しないことにした。

登山口は法光寺の墓地の横。
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下山したら晴れる、というのは何とも悔しい。
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すこし下りると、吾野湧水があった。
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水質検査では問題ないが、あとは自己責任で飲んでくれと書いてある。
当然、飲む。さすがに喉が渇いていた。

西武線の地下道をくぐると、法光寺。
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一応、境内を見学して、駅に向かう。
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「1番線に飯能行きが・・」というアナウンスが聞こえ、走れば間に合いそうだったが、あまりにあわただしいので、14:10の電車は見送り。
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駅前のベンチで、着替え。濡れたゴアやザックカバーはレジ袋に入れて格納した。

駅前休憩所のうどんにそそられたが、時間が中途半端なので我慢。
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14:37発の電車で帰る。
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車内では、行動食として買っておいた「ピーナッツチョコ」を1袋ペロリと食べてしまった。
飯能駅で乗り換え、小手指で下車。自転車で帰宅した。
無事、リハビリ終了である。

【行程】2014年11月29日(土)
小手指=飯能=久須美バス停(9:43)~久須美坂(10:13)~東峠(11:12)~天覚山(11:38昼食11:55)~大高山(12:59休憩13:10)~前坂(13:42)~吾野駅(14:13)=小手指
※所要時間:4時間30分(歩行時間:3時間57分)コースタイム:4時間45分
※登った山:2座(天覚山、大高山)
※歩行距離:9.2km
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伊予ヶ岳

【2014年11月22日(土)】嵯峨山・伊予ヶ岳
高校の同級生N君が2か月半の長期出張で、千葉県君津に来た。
ヤマケイの「千葉県の山」を買い込み、期間中、千葉の山を味わい尽くす計画らしい。
それならばと便乗することにした。
22日にどうかと声をかけた。やはり同級生の女子Yさんも含め3人のパーティーで。

最初は「伊予ヶ岳」に誘ったら、「富山ともセットで登れるね」との返信。
富山は登ったことがあるので、代わりに「嵯峨山」を提案、OKが出た。
君津駅に車で迎えに来てくれるというので、朝6:40新所沢発の電車で出発。
西船橋でYさんと合流して、9:33に君津着。
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N君の車で嵯峨山(315m)の登山口に向かう。
志駒川渓谷に沿ったもみじロードを通る。
温暖な房総も少しずつ紅葉が始まっている。
コンビニに寄って、嵯峨山の登山口に着いたのは10:30頃。
このあたり、1~2月はスイセンが一面に咲いて、賑わうらしいが、今はまだニラのような葉っぱがあるのみ。
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下貫沢出合の登山口付近の空き地に車を駐めていたら、小さな子供を連れたお父さんが空き地横の小屋に新聞を取りに来ていた。
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ここは分岐になっており、どっちが登山道に通じるのかよく分からなかったので、お父さんに聞いたら、左と教えてくれた。「すぐ先に標識がありますよ」。いい人だ。

10:45頃出発。いやあ、暑い。気温は20℃くらいまで上がるとの予報だったが、陽射しが強く確かにそのくらいありそうだ。
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すこし歩くと、また分岐があり、確かにそこに標識があった。
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別方向から下りてきたおじさんが「スイセン全然咲いてませんね。嵯峨山ですか?」と聞いてくる。
おじさんはもう登ってきたのかと思ったが、そうではないらしく、遅れて付いてきた。

ここが本来の駐車スペースらしかったが、まあそんなに損はしていない。
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正面に見えるのは、水仙ピークと呼ばれるところだろうか。

山道に入った途端、ぬかるんだ細い道。
それを過ぎると、滑りそうな丸木橋。
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そして、木の枝や枯れ葉が降り積もった道。
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スイセンのシーズン以外は整備されていない印象だ。

でも、紅葉は結構進んでいる。
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代わった植物も繁茂していた。
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ずいぶん掘れた道や、落ち葉などでルートがはっきりしない道を登っていく。
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鋸山への分岐があったが、鋸山へは随分遠い。ちゃんと道が通じているのだろうか。
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峠に出たところが水仙ピークへの分岐。
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ここからの周回コースを時計回りに歩く予定だったが、すこし下ってみると、道もはっきりしないし、地図をよくよく見ると、標高差で100m以上も下ることが判明したので、周回コースは止めて、直接頂上へ向かうことにする。

直登コースはいきなりのロープ場。
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さっきのおじさんも追いついてきて、同様の判断をしたようだ。

ここから先は岩場もあったり、何度もロープがあったりの急登。
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しばらく登って、やっと展望が開けたところが、水仙ピーク。
周辺にはたくさん「ニラ」が生えており、シーズンには白い花で埋まりそうだ。
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ここに風化して字の読めない石碑あり。
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南側が開けていたが、何山が見えているのかはよくわからない。
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食事は頂上から引き返してからということにして進む。

いくつかこぶを越え、アップダウンを繰り返す。
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頂上は、あれだろうか。
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最後のひと登りで頂上。
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これまでの道からは考えられないような立派な看板。
315.49米(地形図では315.2m)とやけに細かい数字があるので、いたずら心が芽生えた。
全国6位の高峰にしてしまった。
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ここは樹林帯の中で、眺望はほとんど利かず、ベンチも何もない。
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おじさんも到着したのを潮に、引き返す。

水仙ピークで昼食にしたが、展望のある場所は斜面なので、そこは無理。
日陰だが、石碑のとなりの平らな場所で食事とする。
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今日はYさんが芋煮を作ってきてくれた。
それをジェットボイルで温め、3人でいただく。
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これはおいしい。えらそうだが、本場山形に在勤5年の私も大満足であった。
あとは、ホタテのかまぼこやごぼうの漬物など。
自分で買ったのは、稲荷のおにぎり1個だけ。
ただ、日陰で風も通る場所だったので、すこし寒かった。やはり秋だ。

30分近く休んで出発。急坂や枯れ枝の道を慎重に下る。
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1時過ぎに里に下りてきた。
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次は、保田駅前経由で伊予ヶ岳(337m)へ。
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なかなか姿のいい山だ。

登山口の平群天神社には1時半頃に到着。
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伊予ヶ岳は天神社の背後に、ご神体のようにそびえている。
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右側の瀟洒な洋館は、旧富山町民俗資料館。昭和の大合併前の平群村役場だ。
下山後、撮り直してみた。
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伊予ヶ岳(336m)は、富山(349m)、御殿山(364m)とともに富山三山のひとつ。
「岳」と付く山は、千葉県ではここだけだ。
ちなみに、安房(あわ)の地名の起源は、その昔、天富命(あめのとみのみこと=神武天皇のため橿原の御殿を建てたとされる豪族)が阿波斎部(あわのいんべ)を率いて、東国に入ったことによる。斎部が住んだところを安房と名付けたわけだ。
伊予ヶ岳は、その斎部のふるさと四国の最高峰・石鎚山に山容が似ていることから、別名の「伊予の大岳」にちなんで、そう呼ばれるようになったらしい。

案内板には、「頂上近くには、雨乞いの青龍権現がまつられ、中腹には頼朝ゆかりの「鳩穴」がある」と書かれていたが、いずれも見つけることができなかった。

境内に入ると、市の文化財に指定されている、くすの木が出迎えてくれる。
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樹齢はおよそ1000年と伝わる。

まずは天神社に安全登山祈願。
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伊予ヶ岳の頂上に柵があるのが見える。
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1時50分すぎに出発。
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しかし日なたは暑い。
開けた場所からは、御殿山方面が望めた。
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再び樹林帯の中を登っていく。
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急な階段を結構なペースで登り、途中で1度、立ち休み。
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その上の展望台でもう1回休憩。
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ここからの展望はすばらしい。
まずは富山。
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御殿山方面。
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房総の田園風景。
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10分ほど休んで、出発。

この先はロープ場の連続で一気に高度を稼ぐ。
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岩場に咲く一輪の花。
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で、気がついたら、南峰に着いていた。
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ベンチでは家族連れが休憩中。

ここからも大展望。
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平群の集落。
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北峰はすぐそこ。
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その向こうには鋸山が見える。
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南峰の岩場。
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N君の雄姿。
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記念撮影して、北峰に向かう。
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まずは急な坂を下る。滑りやすく、Yさんが「絶対転ぶ~」と悲鳴を上げている。
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7分で北峰に到着。三角点はこちらにある。最高点の336mはこちらのこと。南峰は330mに少し足りない。
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振り返ると、南峰の断崖が見える。青年が柵を乗り越え、先端に立っている。
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私は遠慮しておいた。
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天気は晴れたり曇ったり。
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日が暮れるといやなので、すぐに下山。
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こちらは、とうとうもよおしてきて、2人に「先に下りる」と宣言して、下山。
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ロープはするする下り、階段その他は走った走った。
結局15分で下り、神社境内のトイレに駆け込む。往復1時間半ほどだった。
幸い間に合ったのだが、しばらく我慢していたせいか、そうとう太くなっていたようで、なかなか出ない。
過去最高クラスの大物で、○門が裂けるかと思った。

ホッとして、境内をぶらり。
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しばらく待ったが、2人がなかなか下りてこないので、迎えに登っていったら、200mくらいで下りてきた。
車に乗り込む時に、山頂で食べ忘れた柿を食べた。時間は4時になっていた。

山の中の道を経由して、君津にあるN君のホテルへ向かう。
途中、日が暮れて、東京湾越しに富士山も見えた。
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夜は、君津駅前の「ひぼし屋」で打ち上げ。
ここのメニューはいちいち丁寧な作りで美味だった。
山芋のあぶり、手作りの厚揚げ、まぐろほほ肉の唐揚げ、サバの干物、蟹ミソの甲羅焼き、トマトスライスなどなど。

19時半前にお開きにして、19:37君津発の電車に乗る。
南船橋の乗り換えホームを間違えて、1本(20分も)遅くなったが、23時前に帰宅。
酒の効力もあって即沈した。
標高は低いが、なかなか千葉は歯ごたえがある。

【行程】2014年11月22日(土)
下貫沢出合(10:41)~水仙ピーク分岐(11:14)~嵯峨山(11:48休憩12:00)~水仙ピーク(12:10昼食12:35)~下貫沢出合(13:07)
※所要時間:2時間26分(歩行時間:1時間49分)

天神社入口(13:41)~天神社(13:44参拝13:51)~展望台(14:21休憩14:30)~南峰(14:42撮影14:49)~北峰(14:56撮影15:06)~天神社(15:25)
※所要時間:1時間44分(歩行時間:1時間11分)

※登った山:2座(嵯峨山、伊予ヶ岳)
※歩行距離:2.9km+2.2km=5.1km
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ニュウ・天狗岳(下)

【2014年11月21日(金)】ニュウ・天狗岳
根石岳(2603m)への道は、東西天狗を眺めながらの登りとなる。
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西天狗(2646m)はなめらかな曲線を描く北側の景観とは全く異なる。
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東天狗(2640m)は包丁でスパッと切ったかのように直線的だ。
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さっき、すれ違った人とどちらが先に頂上に着くかと、ちょっと競争的気分になったが、敵の方が先に天狗頂上に着いてしまった。
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こちらもわずかに遅れて、根石岳に到着。
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ここには去年の8月に、高校の同級生O君と来ている。

ここからの東西天狗の眺めは本当にすばらしい。何枚も何枚も写真を撮った。
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鞍部からは蓼科山(2530m)が覗いている。

南側の鞍部には、風を避けるような位置に根石山荘。
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ここからも360度のパノラマ。
硫黄岳(2760m)。
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左から赤岳(2899m)、中岳、阿弥陀岳(2805m)。
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南アルプスのシルエット。
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鳳凰三山。地蔵岳(2764m)のオベリスクがよく見える。
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中央アルプス。
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御嶽山(左、3067m)と乗鞍(右、3026m)。眼下には諏訪湖。
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霧ヶ峰と槍穂高。
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奥秩父。
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箕冠山方面から単独男性が登ってきたので、こちらは戻ることにする。
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北斜面なので雪が残っている。
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根石岳を振り返る。
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ザックを回収して白砂新道を下り始めたのが、ちょうど2時。
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2時までに下山を始められればと思っていたので、まあ順調だ。

この道はいきなり、崩落地形を下るような感じで、吹きだまりには15cmくらいの雪が積もっていた。
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まもなく樹林帯に入り、多少の雪が積もっているので、それをクッション代わりにして、軽快に下る。
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コースタイムは50分だから35分くらいで下れるかと思ったが、案外長い。
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それでも、さくさく沢まで下ってきた。
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アクエリアスも無くなったので、沢の水をボトルに補給。
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あたりに硫黄臭がたちこめているので、この沢の水は飲めるのか心配だったが、とりあえず1口飲んだ分には違和感がない。

本沢温泉に着いたら、登り口に「積雪のため通行止め」という看板が出ていた。
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登りは遠慮してね、ということなのだろう。
結局、ここまで分岐から45分かかった。

本沢温泉では、小屋の人が2人外に出て、燃料の薪を割っていた。
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このうち近くにいたお兄さんに「こんにちは~」と挨拶したら、泊まり客でもないのに「おつかれさまでした~」とねぎらってくれた。

雲上の湯はパスし、小屋も通過してしばらく林道を下る。
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小屋の別の人が沢水で給水していたので、その先の小さな沢で私も水を入れ替えた。
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みどり池方面への分岐がなかなか出てこないので、おかしいなぁと思い、地図ロイドの地形図を見たら、もう分岐を過ぎている。
でも、どう考えても、ここまで標識らしきものは見なかったので、もう少し進んでみる。カーブを2つ曲がったら、標識が出てきた。戻らないでよかった。
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この先しばらくそこそこの登り。
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途中、カモシカを発見。相変わらず逃げないで、こちらを見つめている。
お陰様で何枚も写真が撮れた。
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この道は一昨年の2月に歩いたが、記憶に比べて随分長い。
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中山峠分岐までコースタイム通り1時間かかった。

前回は雪が深かったので気づかなかったが、このあたり沢が流れている。
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もう凍っているところも。
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しばらく木道を歩くと、中山峠の分岐に。
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あとで知ったことだが、かつてこの道にはトロッコ列車が走っていたらしい。
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みどり池は、みどり色であることを期待したが、なんともう氷結しており、半分は雪で真っ白になっていた。
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(背後は東天狗)
また、夏に来なければならない。

ところで、湖はこうして波紋を広げるように凍っていくのだろうか。
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しらびそ小屋は相変わらず好ましいたたずまいで、煙突からの煙にぬくもりを感じた。
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ここからは前回、雪道を転がるように下り、稲子湯まで40分で下った道。
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今回は雪が少ないけど、手前の駐車場までだから、そのくらいで下れるか。

キャタピラの跡があり、小屋までクローラダンプ(不整地運搬車)が入ることを知る。
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真冬は雪が多すぎて入れないのか、前回は細いトレースだけだった。

キャタピラ道と登山道の分岐でスリップして、本日初めて転倒。
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でも、手をついただけで済んだ。

道標にはのろのろで1時間半とあるが、もう夕方4時近い。そんなに時間はかけられない。
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この後も、するすると下っていく。
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しばらく下り、沢を横断するところで、なんとレールを発見。
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森林鉄道の跡だ。前回は雪に埋もれて見えないから気づかなかった。
これはいつ頃のものか、目的は? などいろいろと知りたかったので、やはり帰りの湯は稲子湯にする(1回行ったことがあるので、今日は別のお風呂に、という気もあったのだ)。
取材しなければ。

しばらく、登山道を離れて線路の跡をたどってみる。
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さてさて、だんだん薄暗くなってきた。
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雪もなくなり、カラマツの落ち葉の道を進む。
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結局、50分ほどで駐車場に到着。
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朝駐まっていた車がまだあった。泊まりで入っているのだろう。

靴を履き替えて、さっそく稲子湯へ。
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受付で早速レールのことを聞いたら、「ああトロッコね。昭和28年くらいまではあったわよ」と若女将。
入浴している間に写真を出しておいてくれるというので、お願いしてお風呂へ。
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お風呂には先客がちょうど出たところで、1人独占。
おかげで撮影もできたし、ゆっくり浸かれた。
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鉄分の多い湯だ。
ここは鉱泉で水温は8℃とのことなので、沸かすのにかなり燃料が必要だろう。

上がって受付で写真を拝見。複写させてもらう。
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ご主人の話によると、営業していたのは戦後まもなくから昭和27、28年頃までというが、ネット情報では1949から1962年頃まで稼働していたという。
名称は「渋林用軌道」で稲子湯から本沢温泉まで通じていたらしい。
登山道の一部はそれを流用しているところもあるとのこと。
その後、暖かい休憩室でしばしのんびりした後、17:40に出発。
当然真っ暗。

車中のラジオでは衆院解散のニュースが流れている。
続きは、佐久穂の食堂「そば家」のテレビで見る。
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今夜は親子丼。けっこうなボリュームで720円。そばは高いので嫌った。
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この日は金曜日ということもあったからか、宴会が2つも入っており、田舎の店にしてはかなり賑わっていた。

平日なので渋滞にもひっかからず、眠くて死にそうにもならず、9時半に帰宅。
10時間コースを休憩含めて9時間弱で歩けた。
八ヶ岳で唯一残っていたピークであるニュウも制覇し、主稜線も完全につながったので、充実の山行であった。

【行程】2014年11月21日(金)
みどり池入口(7:52)~白樺尾根交差点(9:40)~ニュウ(10:14撮影10:31)~中山分岐(11:14)~中山峠(11:26)~黒百合ヒュッテ(11:32昼食11:59)~天狗の奥庭(12:21)~東天狗(13:15撮影13:22)~根石岳(13:46撮影13:51)~白砂新道分岐(13:57準備14:00)~本沢温泉(14:40)~みどり池分岐(15:38)~みどり池(15:43撮影15:47)~登山口(16:39)
※所要時間:8時間47分(歩行時間:7時間44分)コースタイム:10時間15分
※登った山:3座(うち新規1座:ニュウ)
※歩行距離:14.8km

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ニュウ・天狗岳(中)

【2014年11月21日(金)】ニュウ・天狗岳
ニュウ(2352m)の山頂からの撮影を済ませ、15分ほどで出発。
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ニュウのその名に似合わず、男性的だ。
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ここからもだらだらした登り。これが結構きつい。
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途中、何度か左側が開け、その都度、奥秩父の山並みなどをカメラに収める。
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稲子岳(2380m)の背中。
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東天狗(2640m)。
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ニュウから40分以上かかって、主脈の縦走路に合流。
この先はしばらく、以前歩いた道だ。
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足跡の数が一気に増えた。
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稲子岳の南端。なぜか禿げている。
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見晴らし台は、絶好の天狗ビューポイント。
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このあたりで、この日初めて、登山者とすれ違う。
私よりやや年上っぽい単独男性だった。

少し下ると中山峠。
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巨岩がごろごろしている。
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東側が少し開け、奥秩父が展望できる。
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ここから黒百合ヒュッテまでは木道だった。
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以前来た時はたっぷり雪が積もっていたので、全然知らなかった。

ヒュッテにはすぐに到着。
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玄関に温度計があるので、見てみたら、なんと24℃。
直射日光で温度が上がっているようだ。本当は0℃くらいだろうか。

ここでラーメンなど注文したいところだが、せっかくガスを持ってきているので、自炊。
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ヒュッテの目の前のベンチで食事にする。
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湯を沸かして、数日前にセブンイレブンのくじで当たった、もやしラーメンを食す。
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風もなく、暖かい。
以前来た時は-30℃だったが。
ヒュッテから小屋番の方が顔を出すかなあと思ったが、静かだった。

30分ほど休んで、天狗の奥庭経由で東天狗に向かう。
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前回、帰りはこっちを歩きたかったのだが、気づいたら来た道を戻っていた。
今回は、違うルートで登れるので、うれしい。
ただ、考えてみたら、この見事なロックガーデンは、前回はすっぽり雪に埋もれていたから、奥庭コースをとっても意味なかったかもしれない。

雪の付いた岩場を登っていく。
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黒百合ヒュッテを見下ろすと、ソーラーシステムが屋根を埋めている。
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中山(2496m)の西斜面の向こうに槍穂高。
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車山(1925m)と鉢伏山(1989m)と槍ヶ岳(3180m)がほぼ一直線に並んでいる。

やや縞枯現象が見える中山。
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乗鞍岳(3026m)が初めて見えた。
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御嶽山(3067m)も。依然として噴煙が上がっている。
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東天狗に続く、溶岩の尾根。
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すりばち池はもう干上がっていた。
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正面に、二卵性双生児のような東西の天狗。
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すりばち池の外輪山の稜線を進む。
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北アルプスの全容が屏風のように見えてきた。
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美ヶ原(2034m)と鹿島槍(右、2889m)。
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蓼科山(2530m)もすっきりと見えてきた。
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天狗の奥庭は、黒い溶岩のロックガーデン。
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ハイマツとの調和が美しい。
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正面には、東天狗山頂手前の岩峰。
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西天狗(2464m)も忘れてはならない。
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全景を見下ろす。
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奇岩の数々。
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周遊は終えて、いよいよ本格的な登り。
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さらに高みから見下ろす。
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再び北アルプスの眺め。
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浅間山(2568m)から四阿山(2354m)。
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この登りは結構きつい。何度も止まって写真を撮りながら登る。
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このあたりで東天狗から中山峠に下る単独男性を発見。
直通ルートとの合流点で、さらに2人組とすれ違った。
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「おひとりですか」と聞かれた。

ここから東麓を見下ろすと、稲子岳の右下にみどり池としらびそ小屋が見えた。
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このしましま模様も、なんだか気になる。人為的なものなのだろうか。
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西天狗。
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東天狗の岩峰は、上から見ると、こんな形。
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あれが頂上。
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稲子岳の奇観。
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凍り始めた雨池。
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13:15に登頂。前回は2月なのに混んでいたが、今日は独占だ。
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ここで初めて登場した南八ツの面々。中央の突起が赤岳(2899m)。
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南アルプス。右から仙丈ヶ岳(3033m)、甲斐駒(2967m)、北岳(3193m)、鳳凰三山(2841m)。
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手前の白い筋のある山は、峰の松目(2567m)。

硫黄岳山頂(2760m)。
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根石岳山頂(2603m)のアップ。
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根石岳方面の稜線の向こうに奥秩父の峰々。
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根石岳との鞍部。
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トラバース道。
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中央アルプス。
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富士山は硫黄岳の陰にかくれて見えなかった。

ひと通り撮影して根石岳へ。この先が未踏破区間だ。
いきなりの難所で、クサリと橋がある。
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ガレ場を慎重に下る。
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多少下って、東天狗を振り返る。
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眼下に、登ってくる単独男性あり。
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この日は平日ということもあり、この人気コースでも、行き会ったのは、5組6人だけだった。

居並ぶ東西天狗。
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桜平に通じる谷。
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本沢温泉に下る白砂新道への分岐がある鞍部に下りてきた。
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このあたりは強風の名所だが、さすがにこの日は移動性高気圧にすっぽり包まれ、そよ風程度しか吹いていない。

この先は、根石までの短いピストンなので、岩の陰にザックをデポ。
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カメラと水だけ持って、根石へ向かう。
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(つづく)

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ニュウ・天狗岳(上)

【2014年11月21日(金)】ニュウ・天狗岳
19日に甘利山(山梨県)に登り、八ヶ岳にほとんど雪がついていないことに気づき、この隙に、長く懸案だったニュウを登ることを思いついた。
ついでに、天狗と根石の間も歩いて、八ヶ岳の主脈縦走を完結してしまおう。
稲子湯からニュウに登り、天狗岳、本沢温泉経由で下ってくる周回コースだと、コースタイムは10時間以上ある。この時期は日暮れが早いので、さすがにきつい。
でも、中山峠分岐から稲子湯までの下り1時間40分は、一昨年の冬、1時間かからずに下れたし、みどり池入口からニュウまでの2時間半というのも、すこし長すぎる気がする。
コースタイム9時間と考えれば、ギリギリ可能と考え、決行することにした。

しかし、しばらく地図を眺めているうちに、麦草峠を起点とすれば、ピストンに近いが、6~7時間程度で目的を達せられることが判明。
過去に歩いたことのある道も長く歩かないといけないが、いずれも真冬に歩いた道だから、景色は違うだろう。よし、こっちの案に決めた。
気になるのは、麦草峠は冬季、通行止めになってしまうこと。
八ヶ岳にほとんど雪が降っていないのだから、大丈夫だろうと高をくくり、とくに確認もしなかった。万が一、通行止めだったら、当初の計画通り稲子湯から登ればいいし、時間切れになりそうなら、天狗~根石間は諦めて、中山峠からまっすぐみどり池に下ってしまえばいい。

そんな二段構えにして、前夜は10時前に就寝。
3:45の目覚ましが鳴る前に起きて、4:02出発。
佐久平PAに6:08着。ここでしばし仮眠。6:32に起きて出発した。
快晴。八ヶ岳もくっきり見える。
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国道141号を下り、佐久穂から右折して、299号に入る。
すぐに「この先、冬季通行止め」の看板。
どれどれいつからだ? と確認すると、なんと昨日(20日)から。
なんというタイミング。19日に甘利山ではなく、こっちに来ていればよかったのか。
まあ、仕方ない。これも想定内だ。
気持ちを切り替えて、稲子湯に向かう。
一昨年来た時は、2月だったので、しっかり雪が積もっていて、稲子集落でチェーンをまいて登ったが、今回はスイスイ。

目の前に東天狗(左、2640m)の岩稜とニュウ(2352m)の突起(右)が見える。
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ちなみに、ニュウの語源だが、「乳」とも表記するので「突起」に由来するのだろうと、以前このブログで書いたことがある。
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でも、その後、稲わらを積んだ「にう」に由来するとの説もあることを知った。私は前者を支持したい。

稲子湯のトイレで朝のお勤めを済ませ、さらに上のみどり池入口バス停の駐車場へ。
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7:40頃着。自宅からの距離は195km。結局3時間半以上かかった。
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先客が1台あった。

体操をして、ダウンからレインウエアに着替えて出発。
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佐久平の気温は-4℃と出ており、ここはもっと低いはずだが、全然寒くない。

こっちから登る可能性は低いと思い、このあたりの地形図は持ってこなかったので、ただただ道なりに登っていく。
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もうカラマツもほとんど葉を落としている。
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15分ほどで一旦、林道に出て、すぐまた登山道に入る。
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登山道にはうっすらと雪が積もっており、犬を連れた登山者の足跡がある。
この人はたぶん昨日あたり往復している。
もしかしたら、もう1人歩いているかもしれない。

この道はシャクナゲ尾根と呼ばれるだけあって、シャクナゲのトンネル状態になっているところが所々にあった。
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この尾根がかなり長い。
基本的には樹林帯の中だが、左手に金峰山(2599m)と御座山(2112m)が見える瞬間があった。
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橋を渡ると尾根を離れ、樹林の中を複雑に折れ曲がって進んでいく。
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これでは、雪がたっぷり積もっていたら、トレースなしではとても歩けない。
この時期に登ってしまえてよかった。

だんだん雪も深くなり、多い場所では3cmくらいある。
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登山靴の糸がほつれているので、すき間から雪が入り込んで、湿ってしまうのが心配だったが、なんとか大丈夫だった。

1時間半ほど歩いたあたりで、早くも小腹がすいきた。
土砂崩れのために展望の開けた暖かい場所がちょうどあったので、そこで休憩。
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腰を下ろして富士山を眺めながら、稲荷のおにぎりを1個食べた。
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こちらは硫黄岳(2760m)。
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この先は、縞枯れの木々があったりして、明るくなる。
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これで随分、元気が出た。
地形図では、トラバース後、300mくらい直登しないといけないように書いてあったが、地図ロイドの最新地図では100mちょっとくらいになっている。
地形図の数字にちょっと萎えたが、地図ロイドに救われた。

再び暗い樹林帯に入ったが、白樺尾根との交差点には、コースタイム2時間30分のところ、1時間50分かからないで着いた。
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これなら根石まで行けそうだ。

しかし、さすがにハイペースだったのか、この後のピッチがなかなか上がらず。
あまり貯金をかせぐことができない。
道も深い森の中。
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この標識は誤解を招く。
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新しい中山峠があるように読めてしまう。

こういう表記もあり、統一されていない。
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地形図は「ニュウ」を採用している。

ニュウの山頂には2時間20分ちょっとで到着。
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立派な岩稜でかっこいいが、なんと「ニュウ」の山名板がどこにもない。
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これにはがっかり。

でも、景色はすこぶるよい。360度の大パノラマで、富士山もしっかり見えた。
恒例により、ご紹介する。
南八ヶ岳。右下はまだ氷結していない白駒池。左奥に蓼科山(2530m)。
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白駒池をアップで。赤い屋根は青苔荘。
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頂上部の巨岩の向こうに、左から硫黄岳、東天狗、西天狗(2646m)。
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東西の天狗をアップで。山容が全く違うように見えるが、西天狗も南から眺めると荒々しい表情を見せる。
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手前は稲子岳(2380m)。
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八ヶ岳の東山麓と富士山。
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土星の輪のような雲がたなびいている。手前は金ヶ岳(1764m)か。
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稲子湯方面のすそ野。
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東は奥秩父。五丈石をのせた金峰山(右)。
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中央は朝日岳(2579m)、左は国師ヶ岳(2592m)。

こちらは中央に三宝山(2483m)、そこから右に甲武信岳(2475m)と木賊山(2469m)。
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中央手前の目立つ突起は天狗岳(1882m)。その右手前の双耳峰は男山(1851m)。
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御座山。
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奥は西上州の赤久縄山(1523m)。
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荒船山(1423m)。
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その奥に日光の山々。白く冠雪しているのは日光白根山(2578m)、その右に男体山(2486m)。
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武尊山(右、2158m)と至仏山(左、2228m)。
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至仏山(右)と平ヶ岳(左、2140m)。
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谷川連峰。
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浅間山(2568m)。
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手前左は篭ノ登山(2228m)。その右奥に草津白根山(2171m)。
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四阿山(右、2354m)と根子岳(左、2128m)。
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左から、高妻山(2353m)、焼山(2400m)、火打山(2462m)、妙高山(2454m)。
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蓼科山の左肩に立山(3015m)。その手前に美ヶ原(2034m)が見える。
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たぶん、大天井岳(中央左、2922m)と燕岳(中央右、2763m)。
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丸山(2330m)の向こうに槍ヶ岳(3180m)。その右に常念岳(2857m)。
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赤い屋根は高見石小屋。

穂高連峰(3190m)。
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霞沢岳(2655m)。
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松原湖(奥)と大月湖(手前)。
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佐久平の奥。
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佐久平と浅間山方面。
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少し風があったので、さっき脱いでいたレインウエアを着込んだ。

(つづく)
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甘利山・千頭星山(下)

【2014年11月19日(水)】甘利山・千頭星山
奥甘利山(1843m)を通過し、甘利山(1731m)に向かって下る。
相変わらず富士山がすっきり見える。
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甘利山の山頂は、誰もいない。
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甘利山と奥甘利山の鞍部から右に下る登山道が、ササ原の中に見えた。
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甘利山と富士山のコラボ。
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冬枯れの林。
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鞍部で大笹池への分岐を探す。
来る時には気づかなかっただけあって、分かりにくい。
入口はササで覆われているのだ。
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(左のややササが凹んだ部分)

でも、進んでみると標識もあり、道はしっかりしている。
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「急坂20分」とある。

まさに、等高線と直交する急な下り。
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ロープが渡してあった。
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「登った山」を1つ稼げるとは言え、ピストンを避けるためわざわざ200mも上下するとは、我ながら酔狂な男だ。

10分ほど下ると、大笹池。
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よく見ると、流れ込んでいる水は、すぐ近くで湧き出した湧き水。
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池の底からもぷくぷくと水が湧いている。

魚の姿もあった。
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ザックからコップを出して、湧き水を飲む。冷たくて、おいしかった。
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さて、出発。
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ここからは登りなので、レインウエアを脱ぐ。
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南甘利山(1662m)の登り口の反対側に小さなピークがある。
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甘利山からここへ通じる道が地形図には書かれている(大笹池に下る道は書かれていない)ので、登ってみた。最初、踏み跡があったが、途中で消滅していた。

頂上に山名板があることを期待したが、やはりなく、新しい石祠があるだけだった。
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本当のピークらしき、ヤブの中にも入って行ったが何もなかった。

戻って、南甘利山への登り。
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標高差は150mある。
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正面に見えるのが南甘利山。
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最後はロープもある急登。
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大笹池から30分ちょっとで頂上に到着。
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「南甘利山」とマジックで書いた木の杭が打ち込んであった。
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少し手前からは富士山が展望できた。
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ここも撮影だけで通過。この先の分岐を左折し、甘利山へ。
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直進すると椹(さわら)池。そこまで下ると、車まで戻るのに2時間以上かかるので、さすがに止めた。

ちょっと下って、110mほど登る。
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盆栽のような木を愛でる。
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甘利山に再訪する途中、さっきの男性2人が鍋頭のベンチでランチをしているのが見えた。
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はい、本日2度目の甘利山。
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改めて、眺望を楽しむ。
甲府市街も朝よりはよく見えてきた。
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八ヶ岳のすそ野の向こうに浅間山(2568m)がうっすら見える。
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奥甘利山。
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お約束の富士山。
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帰りは、鍋頭経由ではなく、汁垂経由で下る。
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この下りの一部は、かつてスキー場だったところのようだ。
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すぐに林道に出た。
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この近くには以前、汁垂ヒュッテがあったらしい。
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こんな画像を見つけた。
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汁垂ヒュッテはスキー場の廃止に伴い、撤去されたとのこと。
一部地図にはまだ汁垂ヒュッテの名が残っている。

このあたりはちょうど甘利山グリーンロッジの裏手にあたり、ショートカットする道が通じているので、そこを登る。
道の脇のササの中に、「山寺厳追悼碑」があった。
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これは、地形図にも「碑」の記号が記されている。
遭難者の名前かと思ったが、調べてみると、ここにスキー場を開拓した功労者のようだ。

日陰で寒くなったので、ゴアを着て、軍手もする。
ロッジへの道には、ガチャポンの容器がいくつもぶらさがっている。
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何のためのものだろうか。

と思ったら、今度はこんな案山子があり、びっくりして心臓が縮み上がった。
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ほんとに何のためにあるのか。

左手には韮崎の浸食崖「七里岩」を望むことができた。
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グリーンロッジはやはり開いていなかった。
さっきは早朝だったから閉まっていたのではなく、やはり冬季休業に入っていたのだ。

駐車場には14:10に到着。
さっきの2人組も、ちょうど駐車場に着いたところのようで、靴を履き替えていた。
私は、これから椹池に寄る。そこで少し歩くかもしれないので、靴はそのまま。

椹池の駐車場に入っていくと、山小屋兼売店の「白鳳荘」が営業していた。
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中に入ると、80歳くらいのおばあちゃんが1人で飲み物を飲んでいる。
店番の方というか、女将さんのようだ。
薪を燃やしているせいで、部屋中が煙い。
ここにバッジがあればいいのだが、聞いてみたら、ないという。
誰かのブログで、甘利山と千頭星山のバッジが紹介されているのを見て、期待していたのだが、やはりロッジでしか売っていないようだ。
う~ん、来る時期が少し遅かったか。
パンフだけもらって退出する。

ここが本来の甘利山への登山口でもある。
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この手書きの標識は、あのおばあちゃんが作ったのだろう。
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池は1週25分というので歩いてみようと思ったが、あまり景色に変化がなさそうなので、湖畔に下りるだけにしておいた。
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一部、氷が張っているところもあった。
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甘利山の由来がちょっと気になっていたが、ここに説明板があった。
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ふもとにある甘利神社は甘利経済再生相のご先祖様を祀っているのだそうだ。

こちらは池畔にある甘利神社前宮。
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願いが叶う「叶石」が向かって左に。

ここで靴を履き替え、お風呂に向かう。
ただ、まだ3時前で少し時間もあるので、1か所だけ観光することにした。
武田八幡宮。武田氏ゆかりの神社で、本殿は信玄が天文十年(1541年)に再建したものだそうだ。
二ノ鳥居。
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門前の一石百観音石像。
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宝永六年(1709年)、天下泰平を祈って、ここから500mほど離れた玉保寺に建立されたが、廃寺となったので、明治になってから現在地に移されたものという。

門前より茅ヶ岳(右、1704m)を望む。
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石鳥居。貫に天正十二年(1573年)に補修されたことを示す銘があるというから、それより古いもののようだ。
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総門。
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舞殿。
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拝殿。
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本殿。国の重要文化財。さすがに立派な建築だ。
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神樹。
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すぐ近くにある為朝神社にも足を伸ばす。
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源為朝を祀った神社で、武田氏の初代当主・武田信義が建立したと伝わる。

さて、すっかり陽も傾いてきた。
朝に見つけた白山温泉は水曜休館であることが、ネット検索で判明したので、当初の予定通り旭温泉へ。
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玄関前にある碑を読んでいると、おじさんに声を掛けられ、「遠くからですか?」「私は静岡ですが、ここはいいですよ。2回も入ってしまいました」とのこと。
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ネットの口コミでも評判だったが、そんなにいいのか。入浴料は600円。

平日のまだ4時前だというのに、10人くらい入っている。
おかげで浴室内の撮影は断念。
炭酸泉なので、水泡が肌や○毛につく。
温度もややぬるめでゆっくり浸かっていられる。
気持ちよかったが、そんな遠路はるばる何度も来るほどかなあとも思った。
温泉は硫黄泉が好きだ。
湯船からは、こんな風景が見えた(はず)。
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なんでも、ここは幻冬舎新書「日本一周3016湯」で著者の高橋一喜氏が、「一度は行きたい名湯、秘湯、極湯」ランキングで、「驚異の天然炭酸風呂」として第3位に推している。
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泉質はナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉で、泉温は41℃だそうだ。

というわけで、4時半に帰途に付く。
韮崎から中央道に乗ったが、小仏トンネルから17kmの工事渋滞で、通過に2時間かかるとの情報。
大月から国道20号に下りようと思ったが、前回みたいに下も混んでいるといやなので、勝沼で下りて、柳沢越えで帰る。
今回はもう塩山で真っ暗になり、夜中の運転で目が痛くなった。

帰宅は8時。登山より運転で疲れた。
累積標高差はそれほどでもなかったと思うが、距離は結構歩いた。
天気に恵まれ、素晴らしい平日登山だった。

【行程】2014年11月19日(水)
登山口(7:35)~鍋頭(7:51撮影7:54)~甘利山(8:06撮影8:10)~奥甘利山(8:32)~大西峰分岐(9:06)~千頭星山(9:35撮影9:41)~大西峰分岐(10:01)~御所山(10:38昼食11:10)~大西峰分岐(11:51)~大笹池入口(12:23)~大笹池(12:34撮影12:42)~南甘利山(13:16)~甘利山(13:40)~林道(13:54)~登山口(14:10)
※所要時間:6時間35分(歩行時間:5時間42分)
※登った山:7座(甘利山、奥甘利山、大西峰、千頭星山、小西峰、御所山、南甘利山)
※歩行距離:14.1km
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甘利山・千頭星山(上)

【2014年11月19日(水)】甘利山・千頭星山
この日は裏妙義に行くつもりだったが、日本列島に高気圧が張り出して、関東甲信越は快晴の予報だったので、予定を変更。富士山を含め雄大な眺望が楽しめる山を選び直した。
一度、O君と行くことも検討した山梨の甘利山・千頭星山。
ただ、これだけだと物足りないし、完全なピストンになるので、御所山(1893m)をオプションに加え、帰りは「登った山」稼ぎも兼ねて、大笹池経由で下ることにする。

4時に目覚ましをかけたが、3:53に目が覚めたので、そのまま起床。
久々に湯を沸かして、水筒に詰め、4:12に出発。
途中、仮眠のため釈迦堂SAに立ち寄ったが、結局トラックのエンジン音のため眠れず。
30分弱の休憩で出発した。

天気は予報通り快晴で、南アルプスも八ヶ岳もよく見える。
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韮崎ICで下り、韮崎市役所を撮影して、甘利山(1731m)への林道へ向かう。
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あれが甘利山方面。
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途中、「白山温泉」という看板を発見。帰りの立ち寄り湯の選択肢の1つにする。
林道はずっと舗装だが10kmもある。
途中、ユニークな地名の標識あり。
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7:10ごろ駐車場に到着。車は工事関係者らしきものを含め5台ほど駐まっていた。
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ここはすでに標高が1640mもあり、八ヶ岳や奥秩父、大菩薩などを望むことができた。
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林道途中の椹(さわら)池の売店が「営業中」とあったし、ワゴン車が結構なスピードで抜かしていったので、近くにあるグリーンロッジも営業中ではないかと確認に行ったが、閉まっていた。
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あとで調べたら、10月末までの営業だった。

もよおしてきたので、近くのトイレで用を済ませる。
個室の方は扉が壊れていて鍵がかからなかったが、まず誰かが来る心配はない。

7:35に出発。
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右手に見えるロッジ風の建物は「つつじ苑」というらしいが、こちらも冬季休業に入っている。
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この山は初夏になると、レンゲツツジの花園なのだ。

両端にロープの張ってある道を登っていくと、カメラを提げたおじさんが下りてきた。
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挨拶したが無視された。
登山客でも、アマチュアカメラマンでもなさそう。
工事関係者だろうか。

すぐに三角点のあるピークに出る。
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正面には逆光だが、富士山がよく見える。
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左端は小金沢連嶺。

この先は少し登りっぽくなる。
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登山口には、「頂上まで700m」の表示があったが、こういう看板が何か所にもある。
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あたりはササ原で、ぽつんぽつんと大木があるので、なかなか絵になる。
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さらに登ると、ベンチや方向指示盤のあるテラス状の場所に出た。
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ここは「鍋頭」というらしい。「登った山」に加えることは止めた。

ここでようやく、本日の最高峰・千頭星山(2139m)が見えた。
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これは9月に登った櫛形山(2052m)。
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この指示盤のおかげで、笊ヶ岳など南アルプスの山を同定できた。
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双耳峰のように見えるのは笊ヶ岳(2629m)。
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千枚岳(2880m)。
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山頂部分だけのぞいているのは、左が薬師岳(2780m)、右が観音岳(2841m)。
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ここから先は木道。
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振り返ると、奥秩父が一望。
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中央は10月に登った御座山(2112m)。
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登山口から30分ほどで、甘利山(1731m)に到着。
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ここも遮るものもない平らな山頂。きれいな山名板があった。
地形図では1740mを越えているのだが、1741mの間違いではないだろうか。

笊ヶ岳(左)と上河内岳(右、2803m)。
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富士山と毛無山(1964m)。
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八ヶ岳。
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とくに休憩はせず、奥甘利山(1843m)に向かう。
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すこし下って、標高差で150mほど登る。
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ササ原の眺望のいい登りだ。

甘利山の山頂は台地状になっているのが、よく分かる。
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奥甘利山の山頂は登山道からの分岐を登ってすぐ。
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頂上の北側は樹林帯。
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ここも撮影だけで通過。

今度は、まず40mほど下る。
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鞍部に下りて来ると、八ヶ岳がりりしい。
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ここで大笹池への分岐を探したが、見当たらなかった。
あとで地図をよく見たら、分岐は奥甘利山の手前の鞍部だった。

鞍部からは250mほどの登り。
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途中の平らなあたり、大きな岩があるところで単独男性が休んでいた。
こんな平日にも歩いている人がいるんだ、とびっくり。

御所山(1893m)への分岐には、甘利山から1時間弱で到着。
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登山道は、このすぐ先にある大西峰(2066m)を巻いていたので、ササ原の中に踏み込んでいく。でも丈の低いササなので苦はない。
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ピークには静岡県の山岳会が設置した小さな山名板があった。
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これに満足して、すぐ登山道に戻る。

この先、千頭星山への登山道も広大なササ原の中を行く。
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途中、鳳凰三山(薬師岳と観音岳)が間近に見えた。
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左手は、小川山(2418m)のシルエットの手前に、瑞牆山(2230m)の岩峰を確認。
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小金沢連嶺。
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飛竜山(2077m)。
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お、右手には地蔵岳(2764m)のオベリスクも。
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最後の急坂には雪がうっすらと積もっていたので、スリップしないよう注意。
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あと少し。
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大西峰からのササの稜線を見下ろす。奥は八ヶ岳。
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9:35、登山口からちょうど2時間で千頭星山に登頂。山梨百名山。
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頂上は樹林の中。
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少しだけ、辻山(2585m)方面を覗いて、すぐ下山。
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急坂のあたりで、さっきの男性とすれ違う。
休んでいたのは、登りの途中だったわけだ。

登りの時は気づかなかったが、白馬三山が見えた。
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霧ヶ峰(手前)と美ヶ原(奥)も。
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八ヶ岳と奥秩父を背景に。
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大西峰。
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小川山(中央左)や金峰山(右)の手前に見えるのは、金ヶ岳(1764m)と茅ヶ岳(1704m)。
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サルオガセをまとった大木。
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ようやく鳳凰三山そろい踏み。
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一番目立つのは薬師岳。
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鳳凰三山の南に横たわる辻山。
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ピストンだが、気持ちのいいプロムナード。
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さっきの分岐を、今度は御所山方向へ。
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こちらの道も、斜面になっているところは樹林帯だが、その他は大抵ササ原だ。
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富士山のラインも実に美しい。
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こんな道が延々続く。
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ずっと下り基調だが、尾根の突端がこんもり盛り上がっており、それが御所山の頂上。
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御所山までのコースタイムは1時間とあるが、37分で着いてしまった。
傾斜もそんなにきつくなかったので、帰りも難儀しないで済みそうだ。
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頂上は樹林に囲まれ、それほど眺望はよくない。
木々のすき間から、鳳凰三山が見えたが写真は撮りにくかった。
かろうじて北アルプス。
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高ボッチ山(1665m)の向こうは鹿島槍(2889m)。
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甲斐駒(2967m)と摩利支天も確認できた。
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道標に「←青木鉱泉」とあり、そそられたが、行ってしまったら車の回収のため、とんでもないことになるので、もちろん行かない。
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ここの三角点をテーブル代わりにして昼食。
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メニューはカップ麺「久留米 豚骨ラーメン」と稲荷おにぎり。
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風もなく、ぽかぽかと暖かい。40分ほど休憩して、出発した。

帰りはゆるい登りになるが、分岐まで41分で戻れた。
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コースタイムは90分となっているが、ちょっと甘すぎる。
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分岐で千頭星山から下ってきた男性2人組と会った。
聞くと、鳳凰三山からではなく、甘利山下からのピストンだそう。
道を譲ってもらったので、さくさく下る。
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途中ちょっぴり走ったりもした。
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ここは、登りの時に単独男性が休んでいた場所。
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正面に甘利山頂上と甲府市街がよく見える。
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富士山どアップ。雪は少ない。
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八ヶ岳のすそ野。
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八ヶ岳の頂上部。左は権現岳(2715m)、右が赤岳(2899m)。中央手前は三ツ頭(2580m)。
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御所山への稜線。
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奥甘利山への登り返し。
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下ってきた道を振り返る。
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奥甘利山は頂上はパスして、そのまま甘利山方面に下った。

(つづく)
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半月山(下)

【2014年11月16日(日)】半月山
半月山(1753m)の展望台で絶景を堪能した。
この後は社山(1827m)に向かう予定だったが、相棒のO君が調子が悪いという。
さて、どうするか。
結局、前進は諦め、登山はこれにて終了。
第2駐車場に下りて、車を置いてある第1駐車場まで車道を戻ることにした。
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こちら側の登山道は南斜面なので、霜がすでに解けており、滑りやすい。
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しばらく下ると、O君が恥ずかしそうに「あれ、元気になってきちゃった」という。
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「朝飯食い過ぎただけじゃないのか!」と突っ込みを入れる。
まあ、だったら、「高山でも登るか」と提案。
高山(1668m)は竜頭の滝の西にある山だ。

途中、皇海山(2144m)の雲がとれた。左は鋸山(1998m)。
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駐車場に下りてきたが、ここからの眺めもいい。
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足尾方面。
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社山方面。
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冬枯れの明るい山肌
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ぐるりと駐車場を1周する。
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半月山。
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「足尾銅山観光」の碑にびっくり。
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ここは奥日光ではないのか。
これを作った時は、日光よりも足尾の方が羽振りがよかったのだろか。

ここから道路歩きだが、眺めも天気もいいので気持ちがいい。
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一部、擁壁が崩落している場所があった。道の方を付け替えている。
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男体山(2486m)と女峰山(2483m)。ご夫婦だ。
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狸山(1622m)。
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30分かからずに、第1駐車場に到着。
ちょうど、団体さんが貸し切りバス3台を連ねて繰り出してきたところで、展望台は大賑わい。
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O君は車の中で待機。私は半月山と反対側ある狸山をピストンして、登った山を稼ぐ。
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狸山には、10分かからずに着いた。
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帰りは半月山が正面に見える。
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さて、上からは見納めかな~
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下りで少しトレランしたら、ちょっと足をひねってしまった。
筋が数日痛かった。

結局、ちょっと時間がかかる(周回で3時間ちょっと)というので高山も取りやめ。
ならばと、阿世潟への偵察を許してもらう。

阿世潟への道は、基本的に一般車進入禁止の雰囲気。
歌ヶ浜近くの入口にゲートがあったが、手で上げることができた。
すぐ先にイタリア大使館別荘記念公園があり、人影もある。
ゲート前の駐車場に駐めて、見学に来ている人たちだ。

登山地図には狸窪に2軒の民宿が記されているが、それらしき建物はなかった。
途中、双眼鏡や大きなカメラを持った20人近くの集団と遭遇(外国人含む)。

新しい別荘が過ぎたところで、またゲート。
ここも手動で動かせたので通過。
この先はダートとなる。
途中の浜で遊んでいるハイカーが4人いた。

阿世潟まで車で行くことはできた。
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駐車スペースもあった。しかし、ここまで入ってきて駐めて、登山するのは、やはり気が引けるなあ。

とにかく折角来たのだから、あたりを散策。
ここは、貴重なダケカンバ林らしい。
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湖岸に出てみる。
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きれいな白砂の浜だ。
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水も透き通っている。
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対岸の町並み。
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車に戻ると、さっきの4人がちょうど阿世潟峠の方へ登って行くところだった。

我々は引き返す。
帰りに、イタリア大使館別荘記念公園を見学していく。
アントニン・レーモンドの設計で昭和3年に建てられた。
木造2階建てで、多彩な杉皮張りの内外装が大きな特徴だ。
平成9年まで使用され、現在は栃木県が所有している。

駐めてあった車には「許可車」とのシールが貼ってあった。やはり、無許可はやばいか。
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なかなかユニークな建築だ。

湖岸にはテラスもある。
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今は寒いが、夏は避暑にもってこいの場所だ。

ちょうど時間も12時を過ぎた。ランチタイムだ。
O君に「日光と言えば、ゆば料理だけど、何が食べたい?やっぱり肉?」と聞くと、「肉だな」との答え。
湖畔に「とちぎ和牛」の看板を見つけたので、ここに入ることにする。
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暖炉のあるしゃれたレストランだ。
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メニューを開いてびっくり。ハンバーグランチ2300円、ビーフシチューが2500円。
まあ、帰るわけにもいかないので、それぞれ注文。
高級和牛を使用しているので、さすがにおいしかった。
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12時半をすぎたので、お風呂にも行くことに。割引券で600円だし。
「湖畔の湯」は12時半からだったので一番乗り。
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なので、気楽に写真が撮れた。
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湯は硫黄泉で、湯元温泉よりは透明度も高く、温度もぬるめだった。

さて、なんかゆるい1日になってしまったが、O君はこれから静岡まで帰らないといけないので、まあこんな日もあっていいでしょう。

いろは坂を下って、清滝で給油。高いので10㍑のみ。
高速を一路所沢へ。ひたすら南下するので、太陽がまぶしく、熱くて仕方なかった。
佐野SAでトイレ休憩。
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正面には、かつて登った晃石山(419m)。
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時間が早かったので、渋滞なしで所沢ICに下りることができたが、市街地で渋滞。
O君を所沢駅に降ろしたのは4時過ぎになっていた。
それでも明るいうちに帰宅。
やっぱり日光はけっこうだった。

【行程】2014年11月16日(日)
中禅寺湖展望台(8:31)~半月山(9:16)~半月山展望台(9:24撮影9:35)~半月山第2駐車場(9:53)~中禅寺湖展望台(10:20)~狸山(10:32)~中禅寺湖展望台(10:40)
※所要時間:2時間9分(歩行時間1時間58分)
※登った山:2座(半月山、狸山)
※歩行距離:4.5km

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半月山(上)

【2014年11月16日(日)】半月山
前日は男体山に登って、中禅寺湖畔の民宿おかじんに泊まった。
心配した咳もほとんど出ず、熟睡して朝6時半に起床。
天気はよさそうだ。
パッキングや部屋の片づけなどをして、7時20分に一旦外に出て別館の食堂へ。

快晴だ。中禅寺湖の向こうに日光白根山も真っ白に冠雪した姿を見せている。
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その向こうは雲。やはり冬型の気圧配置なのだ。

男体山は完璧。逆さ男体も見えた。
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今日は昨日と違って風がほとんどない。

朝食もおいしかった。
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ご飯は多めだったが、O君はおかわりしていた。
私はいつも1杯のみと決めている。

会計は事前に申し込んでいたお昼のおにぎりをやめたので、若干安くなり、1人8000円+お酒350円×3×消費税で計17134円。
ついでに、「湖畔の湯」の割引券(1000円→600円)をもらった。
入浴は午後からで、4時になると日帰り入浴は終了と表示が出るが、この割引券があれば、入れるので、どんどん中に入っていって下さいとの助言あり。

さて天気がいいので、阿世潟からの社山(1827m)ピストンではなく、少し長めになるが、半月山(1753m)からに変更した。
8:15出発。車で、中禅寺湖スカイラインの第1駐車場まで行く。
半月山までは、スカイラインどん詰まりの第2駐車場からの方が近いが、なんとなく景色が今イチのような気がしたので、第1からにした。

車で移動中、「今日は富士山が見えるかもね~」と言ってたら、O君がいきなりデカイ声で「あった!」と叫ぶので、ほんとにびっくりした。
その後は確認できないまま駐車場に到着。

ここも展望台になっており、中禅寺湖をはさんでの男体山の眺めがすばらしい。
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観音薙もくっきり。
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男体山(2486m)の右肩には、女峰山(右、2483m)、帝釈山(左、2455m)が覗く。
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日光白根山(2578m)はもう雲に隠れてしまった。
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小さな島は上野島、手前の半島は八丁出島。
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今日は中禅寺湖が真っ青でまぶしいほど。

湖畔の宿や土産物店。
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Sさんが言っていた通り、湯滝も見えた。
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(中央下の白い筋)

駐車場の脇にある売店はもう廃屋になっていた。
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ここには学生時代、バイクで来たことがある。
まだ中禅寺湖スカイラインが有料道路(1997年9月から無料化)の時代だった。
1983年10月のことだから、もう30年以上前だ。

さて、準備をして8:35に出発。
駐車場の脇から半月山への登山道に入る。
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ここから山頂までのコースタイムは40分。第2駐車場からは30分なので、10分ほど距離が長い。

それなりに傾斜があるが、ササ原&冬枯れの林を歩く気持ちのいい稜線だ。
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O君はいつもよりかなりスローペース。
最初は、Sさんを見習ってスローで歩くことにしたのかなと思っていたが、聞いてみた。。
「調子悪い?」
「いや、そんなことないよ」
まあ、そう言うなら。とにかく、いつもの通り、後ろから付いていく。

最初はあまり展望に恵まれない。
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わずかに、関東平野方面を望めるポイント。
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20分ほど歩くと、木々の切れ間から筑波山が見えるスポットがあり、その先で富士山が見えた。
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(右。左は加波山)

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かなり霞んでいるが、まぎれもなく富士山だ。
O君もしばし立ち止まって、撮影していた。
なにしろ、彼は静岡県裾野市在住なので、富士山撮影本部長なのだ。

こちらは北関東の山々。
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中禅寺湖の南西に位置する、夕日岳(左、1526m)と地蔵岳(右、1483m)。
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時間をかけて撮影している間に、後から来た単独男性に抜かれた。
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さっき、我々のすぐ後に駐車場に着いた方だ。

道はなだらかになり、見通しがよくなった。
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基本的に尾根の南側に道がついているので、中禅寺湖方面ではなく、足尾方面が見える。
その後、頂上付近で、もう1人、単独男性に抜かれた。

頂上まで45分かかった。途中でゆっくり撮影タイムをとったとは言え、O君と二人でコースタイムより遅いのはめずらしい。
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やはり体調がよろしくないのではと思っていたら、「やっぱり調子悪い。汗も出るし」とO君。
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そうか。だったら、この先のことは改めて検討することにして、とりあえず展望台へ。
ここは樹林の中で全く展望がきかない。

展望台までは、距離にして200mほど。もちろん下りだ。
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狭い木造の展望台があり、観光客も来ていた。
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ここには第2駐車場から20分ほどで登って来られるのだ。

いや、絶景である。
男体山と中禅寺湖。
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中禅寺湖の出口付近。
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上野島。
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八丁出島。
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紅葉のシーズンなら、なお見事だったことだろう。
でも、そんな混んでいる時期に私は来ないだろう。

まだ遊覧船が営業している。
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北東方向には高原山(1795m)。
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その左には女峰山。
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西方向。右が社山、その左奥が黒檜山(1976m)、さらに左が大平山(1960m)。
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左奥で雲がかかっているのは皇海山(2144m)。

社山のアップ。
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黒檜山のアップ。
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大平山のアップ。
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皇海山のアップ。
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南西方向に足尾山塊の松木渓谷。白い地肌が剥き出しだ。
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その左は、赤倉山(1442m)への稜線。
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北西方向。戦場ヶ原と日光白根山方面。
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南にはるばる横たわるのは、奥秩父の峰々。
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主要部分をアップにしてみよう。
甲武信岳(中央左、2475m)と国師ヶ岳(中央右、2592m)。
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おお、あれは八ヶ岳だ。奥にうっすら赤岳(2899m)と横岳(2825m)が確認できた。
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(つづく)
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男体山(下)

【2014年11月15日(土)】男体山
山頂付近を30分近くうろちょろして、出発。
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最初は赤い溶岩のザレ場。
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大粒のも混じっており、滑りやすい。

中禅寺湖に向かって下っていく。
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雲のせいで、湖面が青くないのがちょっと残念。

Sさんもめずらしく写真撮影。
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お目当ては戦場ヶ原か。
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赤い屋根は中禅寺金谷ホテル。
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寒々しい風景だ。
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この下りで何組かとすれ違ったが、休日の百名山としては、かなり少ない方だと思う。
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土砂流出防止の階段を下り
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まもなく樹林帯に入る。
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土のうの下りを過ぎると、岩場に。
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しかも、傾斜がかなり急だ。
フィールドアスレチック状態だが、カメラは手に持ったまま、電源も入れたまま下った。
さすがにバッテリーの消費が早いことがわかったので、途中でいちいち切るようにしたが。

30分以上下ってやっと、8合目。
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ここには瀧尾神社がある。
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脇にあるクサリはかなり古い。江戸時代のもののように見える。
クサリを作るのは、かなり熟練の技が必要だったことだろう。

ここの岩場の下りは意外に楽しい。
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延々と下りが続くと足の裏が痛くなってくるが、これならそういうことはない。

O君が「お腹すいた」と言うが、S君は「下ってしまった方がいいんじゃないすか」と取り合わない。
しばらく下って鳥居を抜けたところで、O君が「やっぱり食べよう」と叫び、岩場に腰を下ろして昼食。
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誰も湯は沸かさず。出発前に車中で沸かしたお湯をO君は飲んでいた。
私も一口もらう。
Sさんは行動食のみ。
私はおにぎりだったが、もうぱさぱさになっていた。
アクエリアスも中に氷が混じっており、気温は氷点下のようだ。
十数分休んで出発。

12:22、7.5合目を通過。
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冬枯れなので、木々の間から下界が時折見える。
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中禅寺湖も猫の目のように表情が変わる。
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湖をはさんで対岸にある茶ノ木平(1625m)。
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ふもとには星野リゾート「界 日光」。
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七合目には粗末な避難小屋があった。
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ロシア語とドイツ語のいたずら書き。今年9月28日のものらしい。
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だんだん、O君もお疲れの様子。
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1時前に6合目を通過。
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まだまだ半分だが、だいぶ下ってきた雰囲気がある。
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中禅寺湖の湖面も近づいてきた。
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やっと5合目。
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このあたりから土の道になる。
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舗装された林道に出ると、4合目。
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ちょっと西へ歩いて、大崩落地形「観音薙」を見学。
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4合目からの中禅寺湖。
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ここからしばらく林道歩き。
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ちょっとかったるいので、1か所だけ、カーブをショートカット(踏み跡あり)。
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再び、観音薙。
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ここで観音薙の向こうを下りてくる単独男性を発見。
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あっちにも道があるのか、それともバリエーションか、もしくは道間違いか。

3合目に合流してきて、登山道を下っていった。
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さっき頂上付近ですれ違った人だ。頂上での滞在時間が短かったのだろう。

ここからはササの林床の道を延々下る。
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O君は通風で足が痛み出したようで、かなりのスローペース。
Sさんはさくさく行っては止まって待っている。
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もはや山麓の雰囲気。
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この鳥居をくぐると、一気に1合目。
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1合目は遥拝所になっている。
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現代的な縁起物もあった。
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1合目とは言いつつ、ここから階段を少し下ると、もう登山口の二荒山神社だった。
実感としては0.1合目という印象。
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下りには2時間45分。登りより時間がかかった。
さすがに表口は距離が長い。

中宮祠に出ると、2人とも参拝もせず、下りていってしまったのか、すぐ姿が見えなくなった。
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こちらは境内をあちこち撮影したあと
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無事下山のお礼の参拝。
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社務所でバッジを購入などしているうちに、O君より電話あり。
「まだ写真撮ってる? こちらはもう下まで下りちゃってるから」
「了解」
あわてて下りる。

振り返るとご神体の男体山。
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ここから駐車場まではしばらく湖畔歩き。
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風が強いが天気がよく気持ちいい。
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観光客もちらほらいる。
みやげ物屋も昭和っぽい店がいくつか目につく。
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おしゃれな店も。
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湖畔の園地にはシカ君が草を食んでいた。
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山頂付近のガスもすっかりとれ、いい姿を見せている。
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大鳥居のたもとに、巫女石がある。
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湖畔が女人禁制だったころ、「神に仕える身なので、神罰は下らない」と思い込んだ二荒山神社の巫女がこの地まで登ってきたところ、神罰が下って石にさせられてしまったという伝説の石だ。

明治天皇御製の歌碑。
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華厳の滝に通じる大谷川を渡り、中禅寺の参道を歩く。
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中禅寺湖をはさんで見る男体山が実に美しい。この角度だと、頂上が尖って見える。
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風が強いので、勢いよく波が押し寄せている。
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日光白根山方面はまだ雪雲の中。
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左の尖塔は社山(1827m)
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つぶれてしまった中禅寺レストハウス。
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中禅寺。
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歌ヶ浜駐車場まで神社から30分以上かかった。
まずは、狭い私のパジェロミニに3人乗って、志津乗越までSさんの車を回収に行く。
林道の雪は解けていて、助かった。

帰りは逆方向だが、湯元温泉でお風呂。
去年、Sさんと来たことがある「湯の家旅館」。
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硫黄臭ぷんぷんの白濁したお湯で、とても暖まった。

外に出ると、はげしく雪が舞っていた。
Sさんとはここでお別れ。

湖畔の「昭和の酒屋」で地ビールと竹鶴を買って、5時前に湖畔の民宿おかじんに到着。
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とりあえず、部屋に荷を下ろした。

食事は6時からということなので、それまでビールを飲んで、明日の行動について検討。
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社山に湖畔から登る方向で構えておいて、場合によっては、半月山(1753m)からにすることに。
半月山からのピストンは帰りにたくさん登らないといけないのがいやなのだ。

食事はキムチ風鶏鍋がメイン。でも栃木名産のヤシオマスがめちゃめちゃおいしかった。
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2人で熱かんを3合飲む(1合350円)。
御飯は鍋をおじやにしてもらい、満腹になった。

7時半前に部屋に戻り、すぐ布団を敷く。
買ってきたウイスキーを飲むまでもなく、O君は8時前に沈没。
こちらも間もなく寝てしまった。
不思議なことに咳はあまり出ず、熟睡できた。
男体山の霊験で治ってしまったのかもしれない。

【行程】2014年11月15日(土)
志津乗越(8:15)~志津避難小屋(8:20見学8:24)~1合目(8:30)~2合目(8:40)~3合目(8:51)~4合目(9:05)~5合目(9:23)~6合目(9:39)~7合目(9:50)~8合目(10:13)~9合目(10:32休憩10:39)~山頂(10:51撮影11:17)~8合目滝尾神社(11:53)~(12:02昼食12:15)~7合目(12:25)~6合目(12:48)~5合目(12:59)~4合目(13:15)~3合目(13:34)~1合目(13:53参拝等13:57)~中宮祠(14:03参拝・撮影14:09)~中禅寺湖橋(14:25)~歌ヶ浜(14:43)
※所要時間:6時間28分(歩行時間:5時間28分)コースタイム:5時間30分
※登った山:1座(男体山)
※歩行距離:8.7km


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男体山(上)

【2014年11月15日(土)】男体山
前の週、新潟の大源太山に登った日、朝から喉の調子が悪かったが、とくに問題なく登れた。
翌日は大事をとって自宅で静養したが、喉の炎症はひどくなり、咳まで出てきた。
微熱も出てきたので、医者にかかって薬も処方してもらったが、一向によくならない。

15~16日は泊まりがけで、奥日光に出かけ、男体山に登る約束をO君と随分前からしていたが、直前まで行くかどうか決められない状態だった。
金曜の早朝、O君から「どうする?」と問い合わせがあり、熱は下がったもののまだ咳が止まらないので「今回は諦める」と返答。
でも、体は比較的元気なので、リハビリ兼ねて近場の低山にでも行こうかと考えていた。

しかし、出勤後、「男体山に冠雪なし」というSさんの情報で、気持ちがぐらついた。
どうせどっかに出かけるなら、男体山に行ってしまおう。
この咳はおそらくしばらくは残るだろう。それを気にしていたら、動けない。
O君には「朝令暮改で申し訳ないが、やはり行く」と連絡。
急遽、民宿も手配した。

しかし、困ったことに前夜は咳でなかなか寝付けなかった。
やっと寝入ったのは、午前1時くらいだったろうか。
4時起きの予定だったので、3時間ほどしか寝ていない。
そもそも本調子ではないのに、この睡眠不足で大丈夫か。

不安を胸に、とにかく、いろは坂下の待ち合わせ場所に向け、4:13に出発する。
途中のPAで15分ほど仮眠。
宇都宮JCからは西に向かう。
晴れてはいるが、正面に見える男体山は山頂部にガスがかかっている。
6:50、予定の時間の10分前に待ち合わせ場所のコンビニ駐車場に到着。
ここで前夜から車中泊していたO君とSさんに
「ガスがかかってるけど、どうする? 男体山は明日にする?」と問いかける。
「どっちでもいいけど」と決め切れず、とりあえず中禅寺湖畔まで行ってみようということになった。

ここまでは紅葉が残っていたが、いろは坂はもう完全に葉が落ちている。
車は、下山してくる予定の二荒山神社中宮祠の方ではなく、左折して歌ヶ浜の駐車場に駐める。
中宮祠周辺は駐められるか不安だったからだ。
ここで改めて方針を協議。
男体山の頂上付近はガスが流れているが、頂上は見えているので、決行と決定。
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内心、「明日にした方が天気が良さそうだけど」とも思ったが、明日はSさんが不参加なので、車2台を使って、ピストンを避けられるのは今日しかない。積極的に同意した。

私の車を歌ヶ浜に置いて、Sさんの車で男体山の裏側の志津乗越へ移動。
途中、戦場ヶ原では雪が舞っており、日光白根山方面は雪雲でまったく見えない。
裏男体林道は路面に雪がうっすら積もっていたが、なんとかノーマルで登り切った。
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駐車スペースは数台分ある。先客が1台。
ほかにも駐められるスペースはあるのだが、みな太い丸太で「駐車禁止」にされている。
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管理者は、ここも二荒山神社のようだ。

こちらは中禅寺湖畔の登山口より標高が500mも高い。表登山道の五合目に相当する。
頂上までの標高差は700mほど。コースタイムも2時間45分だ。
ガスがめまぐるしく動く中、「この感じだと、頂上は15mくらいの風が吹いているな」というSさんの予測におののきつつ、8:15に出発。
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12時に頂上に着いていなかったら、その時点で撤退ということも申し合わせた。
ヘルメット、ピッケルは不要という判断。
ただし、顔の風よけは必要ということで、O君にフェイスマスクを貸す。
私は帽子とネックウオーマーがあるので、これで足りる。

林道からすぐに登山道に入る。
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5分ほどで二荒山神社志津宮と避難小屋に着く。
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小屋には、次に利用する人のために、余ったボトルの水が置いてあった。
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外の水場はもう凍っているのだ。まあ、もっと寒くなれば、ボトルの水も凍ってしまうけど。
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ただ、空のボトルが小屋の中に散らかっていた。
使わせてもらった人は、ゴミとして持って帰るべきだなあと思った次第。
2階の寝室にはハシゴで上る。一応、寝具があった。

コメツガとダケカンバの林の中を登っていく。
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10~25分おきに合目の標識が出てくる。
ほとんど風景の変わらない単調な登りが続く。
登山道が掘れて、木の根の高い段差を乗り越えなければならない所が多数あり、そこが厄介だった。
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合目ごとに2人のポーズ写真を撮影した。
1合目。小屋から、わずか6分。
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足元には、長~い霜柱が立っていた。
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2合目。1合目から10分。
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砂防ダムのある、すこし開けた場所を登る。
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見上げているのは、太郎山(2368m)。
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そして、大真名子山(2376m)。
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汗ばんできたので、3合目手前でダウンを脱ぎ、ゴアに着替えた。その下のウインドシェルは着たまま。

3合目。2合目から11分。
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これは疲れたふりのポーズ。O君が毎回、表情を変えていた。
しかし、10分おきに1合目増えるなら、100分で登れてしまうぞ。

4合目。3合目から14分。
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根元の土が掘れて、倒れていた標柱を抱きかかえた。

こんな状態だった。
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霜柱の道を行き、木の根を越える。
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5合目は、4合目から18分。だんだん間隔が空いてきた。
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でも、ここまで1時間ちょっとで来た。

たまには私も。
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さらに16分で6合目。
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その先で、崖の縁に出た。崩落した山肌だ。
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すこし頂上方面の展望が開けた。
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真っ赤な溶岩が露出していた。
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大真名子、小真名子山(2323m)も頂上付近にはガスがからんでいる。
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7合目。6合目から21分かかった。
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傾斜はかなり急になってきた。
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薙地形のところをSさんが横断しようとしたが、その先に道が見当たらない。
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薙に入る手前に直登する踏み跡があるので、ちょっと戻って、そこを登ってみる。
間もなく、正規の登山道と合流。どこで道を失ったのか。
さっきのロープは通行禁止ではなく、誘導のロープだったようだ。

掘れた道を進む。
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7合目から23分で8合目。
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ちょっと、ぽーっとしてきた。(あれ、大丈夫かな)と思ったが、ふらふらしたりはせず、直に忘れてしまった。

回りの尾根が見えるようになってきた。
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9合目に近くなると、やっと傾斜がゆるむ。
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霧氷が木々を真っ白に染めている。
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シャクナゲもこごえているようだ。
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手袋はカメラ操作ができるよう軍手なのだが、さすがに上まで来ると手がかじかむ。
何度も息をかけて温めた。

9合目で小休止。8合目から19分。
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気圧が低くて、袋がパンパンになったイチゴシューを何個か口に放り込む。
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頂上では食事ができそうもないので、ここで1個、稲荷おにぎりを頬張る。
ここは不思議と風がない。

この先はほぼなだらか。
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でも、雪は1cmほど積もっている。
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かつての山頂小屋の跡だろうか。
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10:51、9合目から19分で、山頂に到着。
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登山口からは2時間36分なので、コースタイムより若干早かった。

やはり、ガスかあ、と思っていたが
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間もなく晴れてきた。
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風はそこそこ吹いているが、普通に耐えられる程度。

写真を撮ろうと、「男体山」という看板を探したが、ない。
山全体が二荒山神社の境内であり、俗っぽいものは作らないという矜持なのか。
唯一見つけたのが、これ。
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しばし、山頂周辺を探索。
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社務所兼避難小屋。
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二荒山大神の神像。
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奥宮。
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中禅寺湖も見えた!
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それにしても、雲の動きが激しい。
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さすがに手が冷たいので、一眼レフは諦め、コンパクトに交代。
手袋も軍手からゴアに変えた。

(つづく)
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大源太山(下)

【2014年11月8日(土)】大源太山
12時ちょうどに蓬ヒュッテに到着した。
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ちょうどお昼時だったが、前を歩いていた単独男性は休まずに、そのまま谷川岳(1977m)方面に行ってしまった。
私は小屋の扉を開けて入る。
2012年6月以来だから2年半ぶり。
しかし、中にはブルーシートが張ってあり、容易に中に入れないようになっている。
「使用禁止」とも何とも書いていないので、それをめくって中に入る。

前回は靴を脱ぐのが面倒だったので、玄関でめしを食ったが、今回はそういう状態ではない。
仕方なく靴を脱いで中に上がる。
さっきの2人組み入ってきた。
聞くと、2人も私と同じ周回コースだという。
たぶん、風があって、食事をするのに適当な場所がないので、さっきの単独男性に相談したら、ここを紹介されたのだろう。

私はおにぎり2個をぱくぱく食べて、20分ほどで出発。
彼らはガスを使って、温かそうにラーメンを食べていた。
戸締まりは彼らに任せて、出発。
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分岐まで来た道を戻る。
スマホの電波の入りが悪く、もたもたしているうちに別の単独男性に抜かれてしまった。
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この人が分岐で何かしている間に、今度はこちらが先に行ったが、カメラのレンズに着いた水滴を拭いているうちに、また彼が先に行ってしまった。
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彼はとても早かった。

景色はとてもいいのだが
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道には雪がうっすら積もっている。でも、ササが覆いかぶさっており路面が見えにくい。
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すべること、すべること。
カメラを首から提げ、両手でササをつかみながら下った。
ここから登山口まで何回小さなスリップを繰り返したか分からない。
尻もちを着かなかったのは奇蹟かも。

左手に土樽へ下る道。あの道は通った。6月なのに大雪渓で大変苦労したっけ。
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七ツ小屋山(1675m)もこうして見ると、鋭角な山だ。
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山のひだの始まり。
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進行方向。
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シシゴヤノ頭(1473m)手前のピークに登山者が2人。
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北沢の谷。
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荒々しい大源太山(1598m)の雄姿。
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大きなすそ野を広げる七ツ小屋山。
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下の方には滝が見えた。
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ダケカンバは幹が白く、美しい。
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大源太と七ツ小屋のコラボ。
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右のピークがシシゴヤノ頭。
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下ってきた道を振り返る。
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これにしても、シシゴヤノ頭までのアップダウンは思いの外きつい。
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とうとう曇ってきてしまい、せっかくの順光なのに大源太がきれいに写せないのが残念。
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シシゴヤの頭には分岐から40分ほどで到着。
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ここでは2人組みがガスを使ってお昼の最中だった。
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こちらはおかげで、ろくに休みもとれないまま下山。

あちらは足拍子山(1408m)方面。
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登山地図によれば、「廃道化し通行困難」とある。

それにしても、ここからの下りは、さっきより輪をかけて滑る。
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アイゼンをしようかと思ったくらいだ。

しばらく下ると道はジグザクになり傾斜もゆるんだが、今度はかなり疲れが出てきた。
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極度の急登と緊張を強いられる下りですっかり疲れてしまった。
ヘロヘロだと転倒しやすいので、我慢して十分注意する。

下りの撮影対象は植物。
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雪の重みで曲がってしまった大木。
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うーむ、これは乗り越えがたい。
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ところどころに、紅葉もまだかろうじて残っている。
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あ~水場だ。ちょうどアクエリアスも底をついてしまったので、飲んで補給。
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シシゴヤノ頭から1時間15分かけて、やっと分岐まで下りてきた。
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なんとか頑張った。

その後も、ふらふらになって最後の道を歩く。
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ほんで、めでたく7時間ちょっとで周回完了。
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いやはや、疲れました。今年最高の疲労度かも。

でも、この時点ではまだ発熱はしておらず、観光と入浴。
まずは大源太湖に向かう。
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はい、これが大源太湖。正面が大源太山。
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大源太川第一号砂防堰堤は昭和14年の竣工。
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昭和10年の魚沼大災害を契機に施工されたそうだ。
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国の登録有形文化財になっている。

紅葉に彩られた四十八滝。
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このあたりは、大源太キャニオンを言われている。
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マッターホルンといい、キャニオンといい、欧米がお好きなようだ。

湖畔にある大源太山荘。
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この後は、この近辺で未撮影の駅を回る。

まず岩原スキー場前駅。
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右上に見えているのが、岩原スキー場。
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越後中里駅。立派な駅だが無人駅。
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駅のすぐ裏が中里スキー場。
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跨線橋から飯士山(いいじさん、1112m)も見える。
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ブルートレインの再利用は宿泊施設。
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越後湯沢のマンホール。ゴルフとテニスとスキーか。
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さて、お風呂、お風呂。越後湯沢の町中まで行くのは億劫なので、近くにある「岩の湯」へ。
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小さな建物だった。ちょうど団体さんが帰ったところでラッキー。
受付は離籍中なのか誰もいなかったので、券売機でチケットだけ買って(400円)、勝手に中に入る。

先客は2人だけだったので、スキをついて浴槽を撮影した。
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ここはアルカリ性単純温泉。源泉の温度は33℃なので、少々沸かしている感じか。
相当疲れていたので、ほんとに気持ちのいい湯だった。
帰りはとくにチケットのことは言わず、「お世話様~」と言って出てきた。
金は払っているのだから、問題ない。

お腹が空いたので、残りのおにぎりをあっという間に平らげる。
関越に乗り、赤城高原SAで「おおぎや」のネギみそラーメン。
辛かった。
嵐山から鶴ヶ島まで15kmの渋滞に引っかかったが、7時過ぎには帰宅できた。

かなり疲れた。
やはり風邪の引き始めだったみたいで、翌日から発熱。
これは数日で治まったが、咳は1週間くらい止まらなかった。
しかし、翌週の男体山登山で直してしまった。

【行程】2014年11月8日(土)
林道終点登山口(7:34)~シシゴヤ分岐(7:47)~大源太山(9:53撮影10:14)~七ツ小屋山(11:17)~謙信ゆかりの道分岐(11:51)~蓬ヒュッテ(12:00昼食12:21)~謙信分岐(12:31)~シシゴヤノ頭(13:10)~シシゴヤ分岐(14:25)~登山口(14:36)
※所要時間:7時間2分(歩行時間:6時間20分):コースタイム(8時間20分)
※登った山:3座(大源太山、七ツ小屋山、シシゴヤノ頭)
※歩行距離:11.0km

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大源太山(中)

【2014年11月8日(土)】大源太山
大源太山(1598m)の山頂で360度の大パノラマを満喫した後、先行の2人より5分ほど遅れて出発。
少し歩いて、頂上を振り返る。
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ここの下りが恐ろしいほどの絶壁。
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クサリ場が何か所かあり、しっかり捕まっていないと、足を踏み外しそう。
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首からぶら下げている、カメラと地図のせいで、足元が見えず、難儀した。
とくに、クサリが途切れてしまった後の3mほどの下りに苦労した所があった。

でも眺めは迫力満点。
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この難所を過ぎると、あとは全く樹木のない快適な尾根歩き。
少し離れて大源太山を振り返ると、さすがに上越のマッターホルンと呼ばれるだけの尖峰だ。
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眼下には深い谷が切れ込んでいる。
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今朝はかなり冷え込んだようで、地面を流れていた水は凍っている。
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雪も少々降ったようだ。
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このジグザグの道は実は廃道だった。
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鞍部まで下り、七ツ小屋山(1675m)の登りに入ったところで、単独男性とすれ違う。
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旭原から逆コースで回っている人だろうか。だとしたら、かなり早い。

こちらもいよいよササ原の登り。
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この登りで暑くなり、ウインドシェルを脱いだ。

何度も後ろを振り返りながら登る。
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右手の山並み。
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地形図の1550m地点に記されている建物の記号(東屋?)もすでに撤去されたのか、痕跡すら発見できなかった。
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今度は2人組とすれ違う。
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このあたりは、広大なササ原である。
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とうとう道は真っ白に。
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左手の光景。
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右奥はたぶん燧ヶ岳(2456m)だと思うのだが。
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朝日岳(1945m)のどっしりした山体。
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正面にようやく七ツ小屋山が見えてきた。
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先行の2人がちょうど休憩している。左奥は谷川岳(1977m)。
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北側の全景。
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眼下に清水峠(約1445m)の群馬側の旧国道291号が見える。
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手前の稜線は清水峠からの尾根道で、馬蹄形縦走路。
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中央右が冬路ノ頭(1421m)。ここは以前、清水峠からピストンした。
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そちらから単独の男性がやってきた。
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清水峠からの道との合流地点で、ちょうど行き会った。
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新潟側から謙信尾根を登ってきたのかと思い、「清水からですか?」と聞いたら
「ええ、いや笠ヶ岳からです」
「あ、あそこの避難小屋からですか」
「そうです」
とのこと。馬蹄形をしているのだろうか。

とりあえず先に行ってもらう。
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もう随分疲れているようで、歩みはゆっくりだが、こちらは何度も立ち止まって写真を撮るので、次第に離れていった。

この山がどうしても同定できない。下津川山(1928m)のような気はするのだが。
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こちらも七ツ小屋山に到着。大源太山から1時間ちょっと。
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南には雄大な風景が広がった。
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巻き道もあるが、あれも廃道になっていた。

南だけでなく一応、360度眺めてみる。東、朝日岳、笠ヶ岳(1852m)方面。
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柄沢山(1900m)、檜倉山(1744m)、大烏帽子山(1820m)。
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大源太山。
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越後湯沢方面。
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シシゴヤノ頭(1473m)、苗場山(2145m)方面。
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万太郎山(1954m)、仙ノ倉山(2026m)方面。
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大源太では風もなく穏やかだったが、だんだん風が出てきた。
ここでお昼を食べることも考えていたが、吹きっさらしなので取りやめ。通過する。
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ここの下りで、老夫婦とすれ違う。奥さんの方が疲労困ぱいだった。
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この方々は七ツ小屋ピストンだった。旭原から来たのだとしたら超健脚だ。

七ツ小屋山を振り返る。
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このあとも見晴らしのいいササ原歩きで、さっきの黒装束2人組と単独男性がちょうどいい被写体になる。
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清水峠の避難小屋が見えてきた。
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ささやかな湿原を通過。
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池塘には氷が張っていた。
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もう一度、振り返る。
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西斜面をよく見ると、一部崩落して巻き道が寸断されている。
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このあたりの巻き道が廃道になったのは、おそらくこの崩落が理由だろう。

これを見ても、巻き道が全く歩かれていないことが分かる。
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湯檜曽川の深い谷も見えてきた。
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下流の方を展望する。
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なだらかなこぶを越えても、延々とササ原が広がっている。
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武能岳(1760m)の東斜面。
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先行の2組も着実に進んでいる。
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尾根のすぐ下から始まる沢の筋。地形として美しい。
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一ノ倉岳(1974m)。
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今回、蓬峠から引き返すので、馬蹄形縦走では、蓬峠~一ノ倉岳間と七ツ小屋山~冬路ノ頭間が残ってしまう。
いつか歩かねばなるまい。

帰りに通る、謙信ゆかりの道。
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中央右がシシゴヤノ頭。
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ちょっと想像をかきたてる眺め。
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大源太山は直角の三角定規みたいだ。
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シシゴヤ沢の谷。
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2人組はシシゴヤ分岐でしばし停滞しているうちに単独男性に追いつかれ、なにごとか話してから、蓬峠の方に向かった。
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こちらも分岐を通過。
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間もなく彼らに追いつき、すぐ後をついていった。
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蓬峠と武能岳。
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眼下に2度も訪れた白樺避難小屋。
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おお、やっと蓬ヒュッテが見えた。こちらは2回目。
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12時ちょうどに到着した。
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(つづく)

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大源太山(上)

【2014年11月8日(土)】大源太山
この週末は、土曜日は高気圧に覆われ、関東甲信越は晴れるが、夜から雲が広がるとの予報。
泊まりがけは止めて、なるべく雲が広がるのが遅そうな新潟の山へ、久々に行くことにした。
狙いは、かねて気になっていた上越のマッターホルン、大源太山(1598m)。

目覚ましの鳴る前、3:43に起床。
朝起きたら、まずいことに喉が痛い。風邪の兆候のような感じだ。
不安だが、熱はなく、動けるのでとりあえず出発する(3:59)。
体が温まるのに時間がかかるし、やはり普通とは違う。
駒寄PAで仮眠。30分寝てしまう。トイレとごみ捨てを済ませ、6時出発。
武尊や谷川、赤城、榛名、子持など、みなくっきり見える。満月もきれいだ。
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谷川岳はモルゲンロートに染まっていた。
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湯沢ICで下りて、登山口のある旭原へ。
途中、飯土山(1112m)の岩原スキー場が格好よかったので、車を止めて撮影。
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大源太キャニオンのバス停近くにあるトイレで朝のお勤め。
もう早朝はきりりと冷える季節となった。
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登山口はさらに先かと思っていたら、手前から入るところがあった。
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トイレに行って、駐車場にある地図を見てよかった。

登山口には7:20に到着。ここまで自宅から180km。
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すでに4、5台の車が駐まっていた。
紅葉もすっかり終わったのに、やはり首都圏に近い山は誰かしらいるものだ。
体操をしていると、もう1台到着。

登山届を書いて、7:35に出発。
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依然として喉は痛いが、その他は特に問題ない。大丈夫そうだ。

導入は植林の中の道。
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少しだけ紅葉が残っていた。
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開けてくると、沢が近い。
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間もなく徒渉地点。結構な水量があり、ロープが渡してある。
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飛び石に足は届くが、慎重に渡った。

わりとすぐに、謙信ゆかりの道との分岐。
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本当はこの道から登って、順光で大源太を望みながら歩きたかったが、午後からは曇ると予想し、早く大源太山頂に着く左の直登コースを選ぶ。
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しばらく沢の左岸を進む。
枝沢を渡るところで、ハシゴも登場。
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雪の重みで変形してしまった木々が続く。
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立派なブナの木。北国を感じさせる。
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間もなく次の徒渉。ここも水流の幅が広いところがある。ロープにつかまりつつ渡る。
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支流沿いに登っていくのかと思ったら、いきなりの急登。
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距離を度外視すれば、今まで登った山の中で一番急なのではないか。

これが気分としては延々続く。
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木々の間からシシゴヤノ頭(1473m)方向が見えるが逆光。
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なんだこれは! 久美子さんと優樹さんは山に登る資格なし。
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徒渉地点から標高差で300m登り、稜線に出ると、やっと傾斜が弱まった。
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まわりの斜面を見ると、葉っぱはみなすっかり落ちて、白い幹や枝が露出している。
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ようやく展望も開けてきた。
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標高を稼ぐに従い、背後に苗場山(2145m)が見えてきた。
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分岐から1時間。やっと大源太山の頂上をとらえた。
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その右には七ツ小屋山(1675m)。
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眼下には越後湯沢の町並みとスキー場。
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森林限界を越えてからは何度も立ち止まって撮影。これがいい休憩になる。
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大源太山の北に連なる大栗ノ頭(1598m)。
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朝日岳から巻機山に続く稜線にある柄沢山(1900m)。この稜線は残雪期じゃないと歩けないらしい。行ってみたい。
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地面にはとうとう立派な霜柱が。
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武能山(1760m)。
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登山口に近い大源太湖。
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右は飯土山と岩原スキー場。
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稜線の道。
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だいぶ上がって来た気がする。
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冬枯れの山は山全体に霜柱が立ったように見える。
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こちらは霜が下りたササの葉。
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大源太山の北西斜面。
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展望のきく道なので、うれしい。
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さあ、頂上までもうひと登り。
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南に、谷川岳から万太郎山に連なる稜線も見えてきた。
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一ノ倉岳(右、1974m)と谷川岳(左、1977m)。
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七ツ小屋山。
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日本百名山、巻機山(1967m)。
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頂上は目前。
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再び、歩いてきた稜線。
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越後もなかなか山深い。
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あれは妙高と火打だろうか。
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あら、クサリ場が出てきた。
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日本海方面を望むと、はるかに米山(993m)。
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おお、先行の2人が見えた。
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湯沢方面。
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登山口から2時間20分ほどかかって登頂。
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コースタイムより20分早かったが、それにしても険しい道だった。

しかし、360度の展望はすばらしい。
変則馬蹄形縦走をした時に眺めた越後の山々が見える。懐かしい。
地図を広げて、いちいち確認した。

右が柄沢山、左が巻機山。
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巻機山のアップ。
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柄沢山のアップ。
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左から柄沢山、檜倉山(1744m)、大烏帽子山(1820m)。
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柄沢山と檜倉山の鞍部の向こうに浮かぶのは、たぶん百名山の平ヶ岳(2140m)。
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檜倉山のアップ。山腹を横断しているのは、すでに廃道になった国道291号の跡。
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大烏帽子山のアップ。
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それらの南に連なる、左から朝日岳(1945m)、笠ヶ岳(1852m)、白毛門(1720m)。
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七ツ小屋山。
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そこへの道はずっとササ原だ。
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谷川岳方面。中央手前が武能岳(1760m)、その奥右が茂倉岳(1978m)、左が一ノ倉岳。
さらに左奥が谷川岳。
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手前の平らな稜線、中央右のピークがシシゴヤノ頭。その奥は左からピラミッド形の万太郎山(1954m)、仙ノ倉山(2026m)、平標山(1984m)。
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万太郎山と仙ノ倉山のアップ。
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(右。左はエビス大黒ノ頭1888m)

とげとげしい谷川岳。
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お、さらに2人組が登ってきた。
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ロクロノ頭(1293m)。
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山頂では、先着の2人に頼まれて写真を撮ってあげた。
なぜか、2人とも黒装束だった。

(つづく)
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大菩薩嶺(下)

【2014年11月2日(日)】大菩薩嶺
大菩薩峠に着いた。
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(先代の看板)
大学時代に自転車で来た時も含めると4回目になる。

介山荘の土産物売り場はお祭りの露店のような雰囲気。
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ここでも「登ったけど買い忘れちゃった!」という人のために、とのふれ込みで他の山のバッジを売っていた。
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私は新発売だという「小金沢山」(450円)を購入。登っているのでズルではない。
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売り子さんは、介山荘のご主人だった。
3年前ここに泊まったことがあるので、見覚えがある。まあ、向こうは覚えていないだろうけど。
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峠に咲いているピンクの花は何かと聞いたら「マユミ」だと教えてくれた。
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さっき、K美さんが「マユミかしら?」と言ったのは正解だった。

ここからの奥多摩の眺めも押さえておく。中央は鹿倉山(1288m)。
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ここで記念撮影して、前進。
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少し進むと富士山が見えてきた。さっきからかぶっている笠雲のほかに、左上に吊し雲も発生した。これまた、めずらしい。
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中里介山「大菩薩峠」の文学碑。五輪塔の形になっているのがユニーク。
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大菩薩峠を見下ろす。なんだか、すっかり曇ってしまった。
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南アルプスの稜線もすっかり雲に隠れた。でも雲海はまだ消えない。
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石のごつごつした坂を登り、最初のピークに。
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なんと、ここの道標に「親不知ノ頭」(約1950m)とある。
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え、そんなの知らない。ここには今回で3度目だが、「登った山」としてカウントされていないので、3年前に遡って「登った山」が1個増えることになった。うれしい。
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進行方向には、妙見ノ頭(約1980m)。
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その左手に雷岩のピーク(約2045m)。
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富士山を眺めるカップル。
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ここから林立するケルンの間を、20mほどスラロームのように下って、賽の河原に。
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避難小屋があるが今回は覗かない。
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賽の河原にも大きなケルンがたくさん。
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ここからは妙見ノ頭は寄らずに、神部岩に向かう。
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親不知ノ頭を振り返る。
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もう11時近いのに、相変わらず雲海が消えない。
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眼下に福ちゃん荘が見えてきた。
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11時に神部岩に到着。ちょうど2000m地点のようだ。
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歩いてきた道をもう一度振り返る。
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富士山周辺の雲も複雑な様相を呈してきた。
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あとは、しばらくなだらかな稜線。
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すぐに雷岩に到着。
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30人くらいの登山者があちこちでランチを食べている。
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我々もここで昼食とする。平らなところを探していたら、Sさんが「その辺は風が強いでしょう」と雷岩の上に誘う。
鞍部の方が風の通り道になっていて、確かに風が強いのだ。

と言っても岩の上は狭いし、ガスを置ける安定したスペースがない。
岩の前面まで下りていくと、風は弱いので、一度はここに決めた。
でも、なぜかガラスの破片がたくさん落ちているし、斜度もあるから、広げた荷物を片づけて、やはり撤収。
林の中に行くことにした。
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鞍部でも林の中は大丈夫だった。

みな、それぞれガスストーブを出して、麺類を調理。
私はカップ麺「鴨南ばんそば」。
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これがラーメンなんかよりずっと美味しかった。
鴨南ばんらしきものは、つくね状になったかやくだった。

40分ほど休んで出発。
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ここから頂上までは10分ほどの登り。
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樹林帯の中で、水たまりが所々にあり、地面もぬかるんでいる。
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丸太を敷いて、木道代わりにしている。

この登りの何でもないところで、転倒。
ひざを岩にぶつけた。
ちょっと痛かったが別に歩くのに支障はなく、そのまま頂上へ。
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お互い1人ずつ記念撮影していたカップルに、Sさんが「お二人で撮りましょうか」と親切な言葉をかけ、向こうさんからも「撮りましょう」と言ってもらった。
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ここでお昼にしているグループもいたが、展望がきかないので、長居する人は少ない。

前回はここから引き返したが、今回は直進して丸川峠に向かう。
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比較的ゆるやかな下り道。
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「やまなしの森林100選」のひとつ、大菩薩稜線のコメツガ林。
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どんどん下っていく。
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地形図では登り返しがあると思われた山が迫ってきた。
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しかし、巻いていてくれたので助かった。
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丸川峠を目前にして視界が開けた。
富士山の雲がまた形を変えている。
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雲がまるで大波のようだ。
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カヤトが見えてくると、もう丸川峠。
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あ、小屋が見えた。丸川荘だ。
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マユミが見事に咲いている。
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大菩薩嶺から1時間弱で丸川峠に到着。
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丸川荘は、登山を始めた頃、テレビで紹介されているのを見てから、ずっと訪ねてみたいと思っていた小屋だ。とても小さくて、想像していたのとは少し違った。
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とにかくトイレに行きたかったので、小屋の中に入り、「トイレお借りできませんか」とご主人にお願い。
「ここのトイレは公衆便所じゃないから、注意書きをよく読んで使ってください」との答え。トイレは外、小屋の裏にあるようだ。
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行ってみると、確かにいくつかの注意事項が書いてあった。
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「無断使用の方がマナーを守らず大変困っています」とのこと。
便所の掃除や汚物の処理は大変なので、みなさん協力しましょう。
宿泊者以外の利用者は紙を持ち帰れとのことなので、レジ袋とティッシュを持って駆け込む。わりとすんなり出て、長居しなくてすんだ。
汚れた紙はもちろん持ち帰った。

なかなかユニークなトイレだった。
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落ち着いてから、改めて丸川荘のお品書きを見てみると、ここのご主人は木彫りをしているようだ。
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木彫りのお土産やらマグカップを作って売っている。
峠の休憩所近くにあった観音様も木像で、おそらくご主人の手になるものだろう。
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ここの小屋はコーヒーが有名らしいが、時間もないし、コーヒーを飲む習慣はないのでパス。すっかり皆さんをお待たせしてしまった。

さて15分ほどで出発。
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広いカヤトを左に見て進む。
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樹林帯に入ると落ち葉の道。
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一部、落石の危険がある場所に短い迂回路が作られていた。
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この先は紅葉がきれいな道。
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気持ちのいい場所で、ひと息入れた。
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しかし、すべりやすくてしんどい。
O君もK美さんも尻もちをついていた。
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私も林道に下りてから、ショートカットしながら、へらへらとチョコを食べながら歩いていたら、スリップしてまた転倒してしまった。カメラが泥で汚れた。

落ち葉を蹴りながら歩く。
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真っ赤な紅葉に感動。
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ここで尾根から外れる。
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丸川峠から1時間ちょっとで林道に出た。
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右手に沢を見ながら散策気分。
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石仏がぽつん。
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このあと、登山口にはあっさり着いてしまった。
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全行程、6時間半ほど、適度な運動量だった。

デポしてあったK美さんちの車で上日川峠に戻る。
道は朝まで落ち葉のじゅうたん状態だったらしい。
車中、どこの風呂に行くか検討。
O君からは昨日、大菩薩の湯に入ったので別のところにしたいとの要望あり。
そこは私も入ったことがあるし、今日は混みそうなので、裂石温泉雲峰荘を調べてみたら、日帰りは13時でおしまい。

塩山温泉で検索してみると「宏池荘」という大正期創業の旅館&公衆浴場があり、そこに決める。
上日川峠で、車3台に分乗。
言い出しっぺということで、先導は私になった。
初めての場所だったが、幸い、道を間違えたり、通り過ぎたりすることなく到着。
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風呂への入口は裏口だった。

先客は2人しかなく、ゆったり入れた。
ぬるぬるの美肌の湯。
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先客が出たので、O君とSさんの入浴写真を撮影して、FBに投稿した。
上がった後は、ソファでしばし休憩。
再来週に計画している男体山について、O君、Sさんと相談をした。
4時20分すぎ退出。

ここでO君、K美夫妻にはバイバイして、Sさんを乗せてJR塩山駅へ。
彼を下ろした後は、中央道19kmの渋滞とのことなので下の道を行く。

しかし、国道20号もあちこちで渋滞。
帰宅は8時を過ぎてしまった。
明日も登るつもりだが、やけに疲れた。どうなることやら。
写真整理もおぼつかないまま、9時半くらいに沈没してしまった。
(結局、翌日は運転の?疲れがとれず、転倒した時のひざも少々痛むので、休養日にした)

【行程】2014年11月2日(日)
上日川峠(7:58)~小屋平(8:27休憩8:34)~林道交差点(8:54撮影8:57)~石丸峠(9:33休憩・撮影9:43)~大菩薩峠(10:13休憩・撮影10:22)~親不知ノ頭(10:37撮影10:41)~雷岩(11:07撮影・昼食11:48)~大菩薩嶺(11:56撮影11:59)~丸川峠(12:54休憩13:08)~丸川峠登山口(14:29)
※所要時間:6時間31分(歩行時間:5時間)コースタイム:5時間45分
※登った山:2座(うち新規なし)
※歩行距離:10.5km


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大菩薩嶺(上)

【2014年11月1日(土)】上日川峠キャンプ
11月2~3日は高校同窓生の山岳部で「秋の例会」を開催することになっていた。
2日は奥多摩の高水三山に登り、夜はふもとの沢井キャンプ場に泊まってバーベキュー。
翌3日は有志で大岳山、という計画だった。
しかし、天気予報はどんどん悪くなる一方で、10月30日の段階で、1~3日の3連休はみんな雨となってしまった。
それまで決行するか否か、幹事の私としてはずっと迷い続けていたのだが、30日夜、やむなく「中止」を決断するに至った。
北海道から来る人もいるので、そうそう引き延ばすわけにもいかなかったからだ。

ところが、翌日になって一転、1日は雨だが、2日からは回復するとの予報に。
あわてて、北海道組に「もうチケットキャンセルしちゃった?」と確認すると、しちゃったと・・・
なんたるちあと思っているうちに、在京の有志だけででも行かないかという話が浮上。

北海道のH君には「申し訳ない」と断って、O君、Sさん、K美夫妻と5人で大菩薩嶺に登ることになった。
もともとO君たちとは例会の前日、11月1日に大菩薩嶺を登る計画で、これも雨のため中止にしていた。これを復活させて、2日に決行することにしたわけだ。
大菩薩嶺にはすでに登ったことがあるが、K美夫妻の希望を尊重した。
彼らは今年、浜松から川崎に引っ越してきて、関東の百名山を軒並み荒らし回っているようで、次の標的がここだったのだ。

私は先程も言った通り踏破済みなので、なるべく歩いたことのない道を歩けるコースを提案。
車を丸川峠登山口に1台デポして、上日川峠~石丸峠~大菩薩峠~大菩薩嶺~丸川峠~丸川峠登山口という周回コースである。
メンバーの了解も得たので、コースはこれで決定。

栃木在住のSさんは翌3日、湘南国際マラソンの打ち上げに参加するとのことで、車では来られない。電車で来ざるを得ないが、それだと当日朝早くの合流は無理なので、前日のうちに現地入りするとの連絡が入った。どこかでキャンプするという。
ならば、私も付き合うことにし、O君も誘ったら、酒好きな彼は二つ返事でOK。
3人で登山口でもある上日川峠のキャンプ指定地に泊まることにした。

私は大月駅でSさんを拾い、現地へ。O君は静岡から単身現地へという段取り。
Sさんは中央線がイノシシ事故のため20分ほど遅れて大月着。
駅前のファミマでおでんを調達して峠へ向かう。
上日川峠への県道に入ってからが、ものすごい濃霧でスピードも出せず(もともと力がないので出ないのだが)、到着は8時近くになった。

O君は大菩薩の湯でひと風呂浴びてから、20分ほど前に到着しており、すでに車の中で一杯やっていた。
天気は霧雨。
雨の中、テントを張るのも面倒だが、車の中で飲むのも味気ない。
駐車場の車のすぐ横に張ろうということになり、私がロッジ長兵衛に許可をもらいに行く。
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(翌朝撮影)

すると、「駐車場は車をとめるから駐車場、キャンプ指定地はテントを張るからキャンプ指定地」などと嫌みな言われ方でNG。
こちらは正直に相談に行っているのだから、「いやあ、それはできないんですよ~」とでも言えばいいのに。
まあ、そんなこと質問すること自体がおかしいと思っているのでしょう。

とにかく、不許可だったことを報告すると、「言ったらダメってことになりますよね~」とSさん。黙って、やってしまえばよかったか。まあ、それができない性格なんです。
仕方ないので、駐車場の横のすこし高いところにある指定地に移動。
幸い、テントを2張はれるスペースの床板があったので、そこに並べて設営。
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(翌朝撮影)
使用料は1人300円。

少し広いO君のテントで宴会開始。
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ビールに黒霧島。つまみは、おでんにサラダ、骨付き鶏肉、かつサンドに乾き物。
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とりとめのないことで盛り上がり、最後には歌も出て、3時間半があっという間。
「そろそろ休まないと、テントキーパーになっちゃう」というSさんの言葉でお開き。
11時半、自分のテントに戻り、シュラフに入った途端に沈没した。
他の2人もそんな感じだったようだ。

【2014年11月2日(日)】大菩薩嶺
朝暗いうちから車が到着する音が聞こえたが、我々は6時近くまで爆睡。

外に出てみると、天気はなんと快晴で、眼下には広大な雲海が広がっている。
南アルプスや奥秩父の山が木々の間から見えた。
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テントをさっさと撤収し、朝食はロッジ前の屋根付き休憩所でいただく。
お湯は車の荷台で沸かして、味噌汁を作り、そちらに移動。
カツおにぎりとサケおにぎりで朝食。

7時頃、O君が丸川峠登山口の駐車場までK美夫妻を迎えに行く。
その間、トイレを済ませ、ロッジの人が野外販売に出していたバッジを確認。
すると、大菩薩嶺だけでなく、富士山や剱岳、磐梯山まで売っている。
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最近はこういうことが許されているのか。

それはそうと、O君の車を駐めてあったところを、彼が戻ってくるまでどう確保するかが問題になった。空きがあれば、当然、後から来た車に占領されてしまう。
Sさんは「ザックでも置いておきますか」と言うが、私の車を置いてある場所をO君用に明け渡し、その奥の余りスペースに、私の軽なら置けるのでは、ということで特別な対応策はとらなかった。

でも、そのうち、駐車場整理のおじさんが出現。
「ここには第3駐車場まであって、415台駐められる、今まで満車になったことは一度もない」と豪語している。
しかし、こんな人がいるんじゃあ、余白に駐めると咎められないかなと不安になり、第3駐車場とやらを偵察に。
戻ってきた頃に、O君の車でご夫妻が到着。
車を移動してみたら、一見なんら違和感がなかったので、車は第1駐車場に並べて駐めておくことにした。

K美さんのご主人とは初対面なので、あいさつ。
スリムで背も高く、すごくかっこいい人だ。

この間も続々、車が上がってきて、第3駐車場に誘導され、登山口からはどんどん登山者が登っていく。
さすが3連休の中日。昨日の雨のうっぷんを晴らすかのような人出だ。

8時前に準備が整ったので、出発。
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朝もやが幻想的だ。
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我々が行く石丸峠への道は、ほとんど誰も歩かないのではと思っていたが、意外に多い。
先頭のSさんがゆっくりペースなので、団体さんに追いつかれ、先に行ってもらう。
こちらは、おしゃべりしながら、木漏れ日の中を行く。

出発してすぐのところに大菩薩館跡なる遺跡があるはずだったが、うっかりしていて確認するのを忘れてしまった。

最初は下り気味で何度か沢を渡る。
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カラマツの林の中の道。
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歩き始めて30分ほどで、車道(小屋平)に出る。
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ここで先行の団体さんなどが休んでいた。こちらも着替えなどのため小休止。
彼らが出発するのを待って、後に続く。

ここからが本格的な登りだ。
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(やめません)

前を歩いていた4人組に追いついたが、彼らは道を譲ってくれない。
この調子でずっと行くのか~と思っていたら、10分くらい経って、ようやく気をきかせてくれた。

急坂を標高差100mほど登って、今度は林道に出る。
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登山道崩壊のため、250mほど登り口が移動しているようだ。
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林道からは、南アルプスに八ヶ岳、金峰山などの奥秩父の峰々が展望できた。
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そして林道のカーブのところからは、雲をまとった富士山。
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K美さんは眼下の大菩薩湖(上日川ダム)に気をとられ、しばらく富士山に気づかなかった。
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それにしても、このあたりのカラマツの紅葉は美しい。
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振り返ると、これから登る熊沢山(1978m)が見える。
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ここから再び、登山道に入る。
100mほど急登して、あとはだらだらの登りだ。
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紅葉の向こうの奥秩父。
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同じく富士山。
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マユミの花も咲いていた。
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実はこの日は朝から暑いくらいで、「そよ風くらい吹いてほしいなあ、午後から強風の予報なんだから」なんて言葉も出たくらい。K美さんのご主人は半袖になっていた。若い。
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ササ原になっているところが多く、展望がきくので、何度も止まって写真を撮った。
他の登山者も同様だった。
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湖の上の稜線は、源次郎岳(1477m)に続く尾根。ここは近いうちに歩いてみたい。

小金沢連嶺の主峰・小金沢山(2014m)。こちらは2012年1月に歩いている。
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毛無山(1964m)。
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奥中央は節刀ヶ岳(1736m)、その右は王岳(1623m)。たぶん。
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御坂山塊の主峰・黒岳(1793m)。
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狼平の向こうに雁ヶ腹摺山(1874m)が見えてきた。
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石丸峠のすぐ南にある天狗棚山(1957m)。
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ササ原には網の目のように鹿の踏み跡がついている。

石丸峠はもうすぐそこだ。
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富士山を振り返る。
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峠で小休止。風が出てきた。
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あとからも続々と到着。やはり人気の山なのだ。
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いやあ懐かしい。ここに立つのは、ほぼ3年ぶり。
前回は1月だったので、雪がついていた。

峠からは奥秩父の山々が見えた。
最も目立っていたのは飛龍山(右端、2077m)。
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左へ大常木山(1962m)、竜喰山(2012m)。左の凹みは将監峠。

こちらは雲取山(左、2017m)。
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富士山の笠雲が3段になっている。めずらしい光景だ。
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さて熊沢山への登り。
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防火帯からも登れる。
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賑やかな石丸峠を振り返る。
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少し登ると、奥多摩の山々が一望。
手前が牛ノ寝通りの稜線。その向こうに、奥多摩三山。
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左から御前山(1405m)、大岳山(1266m)、三頭山(1531m)、そして大沢山(1482m)。

こちらは石尾根。左のピークは七ツ石山(1757m)。
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南には雁ヶ腹摺山(中央)。その右奥は大室山(1587m)。
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雁ヶ腹摺山のアップ。
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展望のいい道は終わって樹林帯に入る。
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登山道は熊沢山のピークを巻いているが、すでに踏破済みなので、今回は道に従う。
でも、ピークに近い場所に、こんな標識があった。
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大菩薩峠までは樹林の中を下っていく。
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ここではなぜか、侍ジャイアンツや宇宙戦艦ヤマトの話で盛り上がった。

ほぼコースタイム通りに大菩薩峠に到着した。
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(つづく)
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御座山(下)

【2014年10月30日(木)】御座山
前衛峰(1992m)に着くと、いよいよ正面に御座山(2112m)の山頂部が見えた。
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ただ、頂上の岩場は隠れている。

樹木があるが、それなりの眺望は得られた。
近くの茂来山(1718m)。
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北アルプス。
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奥秩父。
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アップにすると、五丈石をのせた金峰山(2595m)、右は小川山(2418m)。
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ギザギザは瑞牆山(2230m)。
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ここから、岩場を下る。
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50mほど下った鞍部が、うだの沢のトーミと呼ばれる場所。
下新井に下る分岐の標識があったが、道はよく分からなかった。
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登山地図には「道標が立つが、道は消失」と書かれている。

さて、ここから最後の登りがきつかった。
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これまでかなりオーバーペースで、しかも休憩なしで来ているので、足が上がらない。
心臓もばくばくで、なんとかかんとかという感じだった。

それでも標高差180mほどを20分でクリア。
山頂直下の避難小屋に到着。
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見学は後回しにして、山頂部の岩場に近づくと、人の声が。
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今日は平日だし、誰にも会わないだろうと思っていたら、やっぱり山頂にはいた。
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熟年夫婦のようで、奥さんから「どちらからですか」と聞かれたので、
「長者の森からです」と答えたら、「それは大変でしたね」と、ねぎらっていただいた。

山頂の標識がある岩場の北の突端はすぐそこにあるのに、足元も悪く、写真も撮りながらなので、4分もかかった。
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それでも登山口から2時間半ちょっとで登頂。コースタイムより40分くらい早かった。
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それにしても素晴らしい展望だ。今日は全く雲がない。
見えないのは乗鞍、御嶽、富士山くらい。富士山はちょうど金峰山の後ろだった。
では、恒例に従い、代表的な山々を。
両神山(1723m)。今日初めて見えた。
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赤久縄山(左、1523m)、西御荷鉾山(中央、1287m)、東御荷鉾山(右、1246m)。
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浅間山(2568m)。
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右の湯ノ丸山(2101m)、烏帽子山(2066m)の左奥に、妙高山(2454m)、火打山(2462m)、高妻山(2358m)。
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槍穂高。
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相木川沿いの集落。
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眼下にそびえる岩峰。これに名前は付いていないのだろうか。まるで舞台のようだ。
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ツバクラ山(2017m)の向こうに八ヶ岳。
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真横から、全部きれいに見える。贅沢な味わい方。

天狗山(左、1882m)、男山(右、1851m)の向こうに南アルプス。
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奥中央に茅ヶ岳(左、1704m)と金ヶ岳(右、1764m)。
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奥秩父。
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小川山(右)と金峰山(左)。
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日光方面の特定がむずかしかったが、たぶん右の突起が日光白根山(2578m)だろう。
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全然風もなく寒くはないのだが、汗をかいたので一応、最近ようやく破れ目をテープで修繕したダウンのベストを1年ぶりで着る。
離れたところにいた老夫婦も下山し、誰もいなくなったので、標識の裏に座って、昼食。
おにぎり2個(筋子と五目稲荷)。
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なんだかんだで40分も滞在してしまい、1時半前に出発。
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ここには、かつて避難小屋があったのか。

現在の御座山避難小屋の中を覗いてから下山。
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今日はロングピストンである。まずは、前衛峰手前の鞍部まで下る。
うっそうたる原生林だ。
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鞍部、通過。
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前衛峰の登りは50mちょっとしかないが、相当きつかった。
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太陽はちょうど真後ろ。
シャクナゲのトンネルを抜けていく。
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下りは調子がよく、ほとんどトレラン状態になった。
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スピードが乗ると、肩から下げていたカメラが揺れるので、手に持って走った。

快調に鉄塔通過。
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西の稜線、赤火岳(1822m)などが見えた。
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ここからの登り返しがやはりきつかったが、これも突破。
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とくにスリップしたり、つまずいたりすることなく、林道終点へ。
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下りのコースタイム約2時間のところ、1時間半かからなかった。
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あとは林道を5分ほど、のんびり歩いて、車へ。
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長者の森キャンプ場は、紅葉真っ盛り。
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長者の森ロッジや交流センターを訪ねて、バッジがないか探したが、ないので諦めて出発。
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わざと斜めに建ててある、ふざけた建物。
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では、長者の森からさようなら。
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帰りはぶどう峠経由で一般道を行くことにした。
峠付近も黄色く染まったカラマツの森。
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峠からは、逆光だが御座山の全容が見えた。
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ぶらぶらと写真を撮っていたら、10分ほどの間に、ライダーが2人通過していった。
2人との女性だったので、私がいなければ、下りたかったかもしれない。

ここは両県の標識が裏表になっておらず、両方1枚で撮影できるのがありがたかった。
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この峠は漢字で書くと「武道」。大正時代、軍隊の演習のために切り開かれた道だからとの説もあるようだが、ちかくにある「ぶどう岳」に由来するという記事もあり、そうなると前者は成り立ちにくくなる。

ここから少し下ったところに、御巣鷹山ジャンボ墜落事故の慰霊のためのお堂があった。
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あれが御巣鷹山(1639m)か。
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峠道を下り切った三岐集落に浜平温泉しのじの湯がある。
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まだ明るいうちは、もう少し進みたかったが、この先にある日帰り温泉が地図上ではすぐ見つからなかったので、ここで入ってしまうことにした。
時刻は4時。
平日であることもあり、先客はたった1人。体を洗っていたので、こちらは露天風呂に出て、撮影ができた。
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ゆっくり温まって、4:45に出発。もうだいぶ薄暗くなった。

暗い道を延々国道299号を行くのも何なので、下仁田ICから高速に乗ることにして、塩ノ沢峠を越えることにする。
随分、ICまで随分長い道のりになるなあと思っていたら、なんと長大な塩ノ沢トンネルが開通していた。
2004年3月に開通、全長3323m。

下仁田市街に入った時には、すでに真っ暗。
藤岡ハイウエイオアシスのラーメン店「翔」で藤岡みそラーメン(680円)を食べて、7時半頃に帰宅した。
今日は天気もよく、すばらしい眺望に恵まれた。御座山はお薦めの山だ。

【行程】2014年10月30日(木)
登山口(10:13)~紅白鉄塔(10:59)~白岩コース合流点(11:07ピーク往復11:10)~見晴台(11:38撮影11:45)~前衛峰(12:13撮影12:16)~御座山(12:48撮影・昼食13:28)~前衛峰(13:49)~見晴台(14:07)~合流点(14:24)~登山口(14:55)
※所要時間:4時間42分(歩行時間:3時間52分)コースタイム:5時間20分
※登った山:2座(前衛峰、御座山)
※歩行距離:9.1km

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御座山(上)

【2014年10月30日(木)】御座山
前夜、遅くまで飲むことになるのはわかっていたので、睡眠時間を確保しようとすると、たぶん自宅を出るのは7時くらいになる。
低山は冬のためにとっておきたいので、「2000m級でコースタイムが短い山」という基準で行き先を考えた。
皇海山(栃木県・群馬県)と御座山(長野県)が候補に挙がった。
いずれもピストンするしかないが、今回はやむを得ない。
調べてみると、皇海山へ行く根利林道は10月31日まで災害復旧工事のため通行止めという情報があり、御座山に決定。
ただし、後日、林道は10月23日には開通していたことを知る。

御座山(2112m)に登るコースは4つある。
一番短いのは南相木村栗生からのコースだが、往復4時間程度なので、あまりに短い。
北相木村の長者の森コースだと、前衛峰(1992m)というピークがあり、「登った山」を増やせるのだが、所要時間は5時間40分。ちょっと長い。

一応、長者の森コースを想定しつつ、体調を見て決めることにした。
6時半に起床、6:47に出発。
関越・上信越道経由で向かう。
榛名山を通過。
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浅間山も順調に通過。
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高速を下りて、国道141号を南下すると、目指す御座山が見えてきた。
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睡眠は5時間半とれたが、登山口に到着するのは10時頃になりそうだ。
登山口をどっちにするかギリギリまで迷ったが、結局ハンドルは北相木村側に切っていた。
このあたりの山村はとても雰囲気がいい。
車を止めて、写真を撮りたいところもたくさんあったが、今回は議事進行ということで、御座山の風景のみにとどめる。
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長者の森キャンプ場に着くと、御座山への標識があり、そのまま林道に入って行った。
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本当はキャンプ場から歩いて、地図にきれいな線を引きたいのだが、本日は時間節約のため、林道終点を目指すことにする。

わりと広い駐車スペースがあったので、ここが終点かと思い込んで、車を止めたが、まだ行けそうだ。
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まあ、もう面倒なので、ここから歩いてしまおう。
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時間はちょうど10時。自宅から199kmあった。
ストレッチをして、10:13に出発。
真っ青な空に、黄色く紅葉したカラマツが映える。
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フカフカの林道をしばらく歩く。
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カラマツ以外の紅葉もキラキラ。
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今日はスタートが遅いので、ちょっとオーバーペース気味。

8分ほどで本当の林道終点に到着。
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ここから山腹をつづら折りに登っていく。
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古い木の階段や土留めがあり、整備はされているが、ところどころ道の真ん中に草が生えている。そんなに人気のコースではないようだ。
北相木村は、このコースを推奨しているのだが。
カラマツ林を過ぎると、広葉樹の森になる。落ち葉のラッセル。
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尾根に出ると、さらに傾斜が増す。
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少し明るくなったところで、右手の視界が開けた。
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浅間山(2568m)や御荷鉾山(1287m)などが見えた。
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山と山の鞍部から鹿島槍(2889m)だけが覗いているのが見えて、びっくりした。
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この先、紅白の鉄塔までしばらく下り。帰りが思いやられる。
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鉄塔の下をくぐる。
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蓼科山(2531m)が見えた。
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正面左が目指す御座山方面。
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ここから少し下って、登り返し。
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60mほど登ると、白岩コースとの合流点に至る。
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登山地図をよく見ると、白岩コースの方が距離が短かったが、「農地内のためマイカー登山自粛のこと」とあった。まあ、行かなくてよかったということにしよう。
ここまでの所要時間は54分。林道を車でかなり入ってきたことを差し引いても、コースタイム1時間半よりはかなり早い。

右手に小さなピークが見えたので、別に期待もせず行ってきた。
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やはり山名板はなかった。3分のロス。

ここからは、しばらくゆるやかなアップダウンが続く。
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木漏れ日が明るい。

最後に標高差80mほどをぐいっと登ると、右手に岩の展望台がある。
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ここが見晴台か。コースタイム40分のところ28分で着いた。
ものすごい展望だ。時間をかけて山々を同定しながら撮影した。

さっき通過した紅白の鉄塔。
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浅間山から篭ノ登山(2228m)、湯ノ丸山(2101m)への山並み。
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浅間山の右肩に見えているのは、草津白根山(2171m)。
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中央左が浅間隠山(1757m)。その奥は、おそらく白砂山(2140m)。
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中列に榛名山(1449m)。その左手前は妙義山(1104m)。右奥は武尊山(2158m)。
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西上州の山々。
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ひるがえって西側。北八ツ。右から蓼科山、横岳(2480m)、縞枯山(2403m)、茶臼山(2384m)。
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蓼科山のすそ野の向こうに北アルプス。槍が見える。
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御座山の北のすそ野。
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この展望台のすぐ先にも木々が途切れた場所があり、そこに「見晴台」の標識があった。
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標高は1750mとあるが、手書きで「1800mです」と誰かが修正してあった。
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ここからは、これから登る前衛峰がよく見えた。
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それと八ヶ岳の東天狗(左、2646m)と中山(右、2496m)も。
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ここはピークではなく、さらにゆるやかに登っていく。
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途中、シャクナゲのトンネル。
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前衛峰には見晴台から35分で到着。
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コースタイムは、ここを下った鞍部まで50分なので、これまた早かった。

(つづく)
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小楢山(下)

【2014年10月25日(土)】小楢山
小楢山(1713m)山頂直下の一杯水は、焼山峠方面と小楢峠方面の分岐。
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当方は小楢峠へ戻る。
地形図では、一杯水の位置はもっと下まで下るように書いてあったが、実際はかなり違っていた。

落ち葉の道をトラバース。
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すぐに小楢峠を通過。
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本当に、紅葉が美しい。
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峠から20分近く歩くと、展望がいいという幕岩の直下に着いた。
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岩の下に10個くらいのザックが置いてあった。
リーダーらしき人が、登るのを諦めたおばさんを下ろして、「お待たせしました」と言ってくれたが、続いて、先に登っていた別グループの人が下りてきてしまい、さらに待つはめに。
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続けて、上から、このおじさんのグループの人も「もう下りるよ~」との声が。
おじさんが「待ってる人がいるんだよ」と、しばしとどまるよう呼びかけてくれたが、「諦めてもらって」との声。
かなりムッとしたが、娘の前なのでこらえる。

そして10人が下りてくるのを延々30分近く待った。
クサリもあるし、たいした岩場ではないのだが、みんなもたもたしている。
リーダーさんが「右足をこっち」「そんな欲張って大股で下りない」などなど、必死で指示している。
おそらく、我々のことを気にして、早く下りられるよう促してくれているのだろう。
でも、「そんなに怒鳴らないでよ」と、下りてくる方はちょっと不愉快そうで、これは逆効果かもと思ったりもした。

でも、こうなったら、こっちも腹をくくるしかない。
ひたすら待つ。
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娘も文句ひとつ言わない。「ねえ、もう行こうよ」と投げやりなことも言わない。
手間のかからない子だな、と改めて思う。

しかしまあ、下りてきた方々は我々が待っているのを見ても、「お待たせしてすいません」という人はほんのわずか。全く意に介してない様子の人もいる。
だいたい60代、団塊の世代だ。

みんな下るのに随分苦労していたから、娘は登れるのだろうか、大丈夫かと心配になったが、なんのことはない。
とくに指導するまでもなく、ひょいひょいと登り、下りも全然危なげなかった。

岩に登ると、上はこうなっている。
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さっきより霞みが晴れて、景色が鮮明になったように感じる。
大沢ノ頭(1675m)の左に富士山。
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南アルプス。
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甲斐駒(左、2967m)と八ヶ岳(右)。手前右は乙女高原。
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八ヶ岳アップ。左から、編笠山(2524m)、権現岳(2715m)、赤岳(2899m)、横岳(2829m)。
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顕著な二つのピークは、左が茅ヶ岳(1704m)、右が金ヶ岳(1764m)。
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大菩薩嶺(2057m)と小金沢連嶺。
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カラマツの見事な紅葉。
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そして、小楢山山頂からはあまりよく見えなかった北の眺望。
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金峰山(左、2595m)と北奥千丈岳(右、2601m)。
それぞれのアップ。
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右は飛龍山(2077m)、左は唐松尾山(2109m)。飛龍の手前は倉掛山(1777m)。
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こちらも、それぞれ望遠で。
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ここは奥秩父の格好の展望台だ。

小楢山山頂。
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乾徳山(2031m)。
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おまけ。
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幕岩の一番高いところへ行くには、ちょっとしたブリッジを渡らないといけなかったので、娘は手前で待機。私の写真を撮ってくれた。
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さて、景色も十分堪能したので、岩を下りる。
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我々が下ったのと入れ替わりに、4人組が登って行った。

ここから大沢ノ頭までは、あっという間に着いた。
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甲斐駒と鋸岳(2685m)、富士山だけ撮って、下山。
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さっきの団体さんは大沢ノ頭まで行って、焼山峠方面へ引き返したようだ。

めちゃめちゃ急な父恋し道を下る。
間もなく、羅漢岩を通過。
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しばし、紅葉のシャワー。
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言いたいことは、よく分かる。
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しばらく下ると、苔むした岩が転がる谷に出る。
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屏風岩を通過。
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蛙石とは、これのことか。
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わりと飽きない下りだ。
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ふと、右手から伏流水の音が聞こえてきた。
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初めて聞いた。思わず、動画をとって録音。

その100mほど先で滝になって流れていた。そのあと、またしばらく伏流していた。
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この先は滝と苔むした石仏が連続する道。
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千体仏と呼ばれる。

娘も岩場を頑張って下りている。
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首のないのは姫百合地蔵。
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横に由来書きがあるが、字が薄くなってほとんど読めない。
昭和8年の出来事が書いてあるようなので、それ以後に建立されたものなのか。
もしくは、もっと古くからあったが、昭和8年の出来事によって、「姫百合地蔵」と名付けられたのか。はっきりしない。
首がない石仏は大抵、廃仏毀釈によるものだから、後者であろう。

この地蔵はこんな巨石を背に立っている。
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達磨岩の矢印に従い、登山道からすこしはずれて歩く。
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この石仏は寛政4年(1792年)の建立だ。

達磨岩は特定できず。
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さっき幕岩ですれ違った4人組が追いついてきて、「ありましたか」と聞かれたが、「これでしょうか」と言って、確認しまいまま戻った。彼らは少し奥まで行ったようだ。

この後すぐ林道に出る。
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登りで見た登山口ではないが、林道に従い、低い方へ。

少し歩くと、登りの時に休んだところに出た。同じ景色だ。
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父恋し道の登山口に出るには、さっきの林道を少し登らなければならなかったようだ。
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重機の作業はもう終了しており、ダンプもなかった。
とくに休憩はとらずに下る。

登りで気づかなかった造林小屋を発見して満足。
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楽しくおしゃべりしながらの林道歩き。
コースタイムは1時間10分だったが、下りは50分かからなかった。
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ゲートを出るところで、おばさん2人と遭遇。キノコをいっぱい採っていた。
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こちらは、コンビニ経由で「花かげの湯」へ。
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ここ最近では、最高レベルの混み方だったが、カランに並ばないで済んだ。

娘は髪の毛を乾かすのに時間がかかるというので50分後(4:50)の待ち合わせ。
スマホをいじりながら待っていたら45分に出てきた。
女湯もめちゃ混みで、カランは並ばないといけなかったとか。

車中、残りのおにぎりを食べ、柳沢峠で富士山夕景を撮影して、夜の青梅街道をドライブ。
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娘はぐっすり眠っている。

夕食は御岳駅に近い「きり山」で。季節柄、もみじそばを頂いた。
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世田谷のアパートに帰る娘を青梅駅に送って、8時過ぎに帰宅。
なんだか、ほんわかした、いい山旅だった。

【行程】2014年10月25日(土)
登山口(8:25)~山の神(9:05)~母恋し道入口(9:40休憩9:50)~(休憩10分)~小楢峠(11:01休憩11:06)~小楢山(11:17撮影・昼食12:07)~一杯水(12:16)~小楢峠(12:25)~幕岩(12:43待機・撮影13:23)~大沢ノ頭(13:25撮影13:27)~父恋し道入口(14:38)~登山口(15:25)
※所要時間:7時間(歩行時間:5時間8分)
※登った山:2座(小楢山、大沢ノ頭)
※歩行距離:9.8km

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小楢山(上)

【2014年10月25日(土)】小楢山
本日は、22歳になる娘と今年2回目の山行。
前回の丹沢の時、スニーカーでは急坂の下りがつらそうだったので、その後2回にわたり石井スポーツに出かけ、ザック、ウエア、靴など装備一式をそろえた。

彼女もバイトやら何やらで忙しいので、この日に決行することはかなり前に決めておいた。
天気がどうなるか分からなかったが、幸い、最高の天気になった。しかも暖かい。
行き先は、前回丹沢だったので、今回は富士山が見える5時間程度のコースタイムの山梨の山ということで小楢山(1713m)にした。
今回は長くは歩かないので、そんなに早起きはせず、5:55出発。
娘は世田谷で1人暮らしをしているが、前夜から実家に戻ってきてもらった。

中央道を飛ばし、勝沼ICで下りて、塩山の奥の登山口へ。
途中、小楢山がよく見えるところで車を止め、写真撮影。
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牧丘の上野田バス停のあたりだが、ここには変わったお堂(?)があった。
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登山口には8:15に到着。自宅からの距離は107kmだった。
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登山口にあるオーチャードビレッジ・フフは登山地図に「休業中」と書かれていたが、「保健農園ホテル フフ山梨」と名を変えて営業していた。
体験型宿泊施設だったフフは5年ほど休業していたが、2012年9月に現在の形で再スタートを切ったのだそう。
医療スタッフ監修のもと、地元農家を一緒に運営する新リゾート。
様々なプログラムでこころと体の健康を目指しているという。
なかなかユニークな宿泊施設だ。フフの意味は、ふ、不明。

登山口にトイレがあったので、大を済ます。
娘は「汚い。もう入りたくない」と言っていた。
「山小屋のトイレはもっと汚いとこあるよ~」

東には三窪高原が見えた。
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あたりの山村風景も美しい。
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事前に山梨市役所に問い合わせて、ゲートを自分で開けて、車で入っていけることは分かっていたが、手前のベンチでおじさんが座り込んで何か食べているし、この林道を省略すると、あまりに歩く時間が短くなるので、車での進入はやっぱりやめて、ここから歩くことにする。
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ウインドシェルも必要ないくらい暖かい。
娘も最初はもこもこのベストを着ていたが、日なたに出たあたりで脱ぐ。
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帽子は持って来なかったというので、私のを貸してあげた。日に焼けるとしみになる。

この開けた場所からは、さっそく富士山が見えて、娘を喜ばせてくれた。
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歩き始めて、20分ほどで座頭塚を通過。
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由来書きがよく読めないのだが、だいたいこういうことのようだ。
戦国時代、信州川上の城主の姫が夫を慕って、甲州中牧城に来たが、城は信長の手に落ち、夫は討ち死にしてしまった。嘆き悲しんだ姫君は盲目となり、川上に帰る途中、道に迷って死んでしまった。
哀れに思った土地の人が、ここに塚を立てたと伝わっている、とのこと。
木柱にはこんな句が書かれていた。
「春深し鎮もり透きつ古那羅山」「こんじきに杉の花降る座頭塚」

植林の中、沢に沿って登っていく。
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登山地図によれば、山の神は登山口からすぐの所に書いてあるのに、出発してから40分もかかった。
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地図の方が間違っているとは思ったが、どんだけ林道歩くんだいと、ちょっと不安になる。
いつもよりスローペースだから、コースタイム1時間20分が、2時間くらいかかったらどうしようと心配になった。

そのしばらく先に布袋様の石仏。
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さらに開山碑。
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これも案内板があるのだが、意味がよく分からない。
塩山・恵林寺の住職が昭和8年、釈迦生誕2500年の記念の年にインドに渡り、聖誕祭に出席。帰国して「開山錫杖」の折、「小楢山」の文字を「古那羅山」に改め、その旨を記した石碑を境内に建立したが、昭和39年にここへ移転した、と言うのが大意か。
碑文もむずかしい。

林道は中盤が未舗装で、終盤は舗装に戻るが、傾斜がきつくなる。
左には大きな音をさせて沢が流れていたが、だんだん細くなっていった。
基本的には植林の中だが、ときどき陽が差す場所を通過する。

途中、娘から「いつも何を考えながら歩いてるの」と聞かれた。
結構、答えるのに恥ずかしい質問だ。でも、まあ正直に答えた。
「ああ、紅葉してるなあ」とか「沢の音が聞こえるなあ」とか「この坂はきついなあ。いつまで続くのかなあ」とか「あら、ガスが出てきたなあ」とか、写生的なことばかりだよ。
仕事のことは忘れてるし、考え事もあまりしないねえ。
なんて答えると、意外にも「へ~いいね、そういうの」という返事が返ってきた。

遅れが心配だったが、ほぼコースタイム通り、母恋し道の入口に到着した。
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工事をしている重機の音がうるさかったが、ベンチがあったので、そこで小休止。
あのダンプカーは、今歩いてきた細い急な林道を登ってきたのだろうか。
車で来ても、一応駐めるところはあった。

目の前に黄色く色づいた山頂が見えて、気持ちがいい。
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おやつに二人でチョコを食べる。

ここからは大菩薩嶺(2057m)が見えた。
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ここで、母恋し道、父恋し道について、説明しておく。
話は座頭塚と同じ。ここで亡くなった両親を供養しようと姉弟が古那羅峠にさしかかった時、姉はなだらかな道を下り、弟は険しい道を下ったので、のちに誰言うとなく、それぞれ母恋し路、父恋し路というようになったという。

10分ほど休んで出発。ここからが本格的な登山道だ。母恋し道を行く。
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コケむした石がごろごろした道を登っていく。
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15分ほどで雨乞い沢の標柱のところ出た。
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背負子が2つ置いてある。山仕事の人のようだ。
そのすぐ先で、チェンソーを持った人が休んでいた。
我々が通過すると、作業再開。
しばらく、バイクのような音が響きわたった。

上に行くにつれ、道幅は広くなり、つづら折りになってきた。
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かつての生活道路の様相である。

石仏がひっそりと。
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木々の間から再び富士山が見えてきた。
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娘も写メを撮って、できばえを確認中。
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小楢峠には11時過ぎに到着。
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途中10分ほどの休憩をはさんだが、コースタイム(1時間20分)より10分早く峠に着いた。
ここで先行の老夫婦に追いついたが、少し休んでいる間に行ってしまった。
あとはゆるやかな坂をゆるゆると登る。
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峠から15分ほどで登頂。
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山頂はにぎやかで20人以上の人で賑わっていた。
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牧丘側の登山口には車がほかに2台ほどしかなったので、多くは焼山峠からの方々なのだろう。
あちらからだと1時間半ほどしかかからない。

景色は雄大。富士山も言うことなし。
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下界は霞みがかかっているが、東から南、西の展望は完璧。
まずは東から。大菩薩嶺と小金沢連嶺。
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大菩薩嶺のアップ。
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小金沢連嶺の手前は源次郎岳(1477m)の稜線。
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小金沢連嶺の南部。右端の双耳峰は滝子山(1590m)。
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そのさらに右は笹子峠(中列の凹み)。右奥に御正体山(1682m)。手前は勝沼。
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さらに目を移して、南方面。山頂にアンテナを立てた三ツ峠山(1785m)が見える。
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で、ほぼ真南に富士山。手前は黒岳(1793m)を主峰とする御坂山塊。
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その右には毛無山(1964m)。
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大沢ノ頭(1675m)の向こうは南アルプスの最南部。
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ちょっとアップにしてみよう。右の高い山は、右から荒川岳(3141m)、赤石岳(3120m)、聖岳(3013m)
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そして西に白峰三山と鳳凰三山。
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アップにすると、左から北岳(3193m)、観音岳(2840m)、地蔵岳(2764m)のオベリスク。
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カラマツの間から甲斐駒(2967m)。
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盆地は牧丘あたり。中央右が塩ノ山(553m)。
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北には金峰山(2595m)の五丈石。
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これをすべて説明しても、お腹いっぱいになるだけなので、娘には大菩薩嶺と北岳、甲斐駒、金峰山だけ教えてあげた。
まずは、山っていいなって思ってくれれば、それでいい。
本人もさすがに富士山の眺めには感激していた。
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「ここはいい山なので、また来たいな」とつぶやく。
「またって、ひとりで?」
「いや、今度は旦那さんと」
夫になってくれる人も山が好きな人ならいいけど。

直射日光が暑いくらいなので、1本だけ立っている木の陰で昼食。
すこし傾斜はあるが、それくらいは我慢。
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湯をわかして、2人ともカップ麺。私はカレーヌードル、娘はカップヌードル。
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それとおにぎり、私はすじこ、娘は五目いなり。
汁も飲み干すよう指示した。山で水以外のものを捨ててはいけません。

雲がかかる前に、きちんと撮影。
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食べ終わったところで、出発。
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北面の樹林帯の中に入っていく。
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ものの10分も歩かないうちに、一杯水に着いてしまった。
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一応湧き出していたが、飲まなかった。

(つづく)
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美ヶ原(下)

【2014年10月24日(金)】美ヶ原
鹿伏山(1977m)から美しの塔に向かって、牧草地を下っていく。
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鹿伏山を振り返る。
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3つ目のバラ線を越えたところで、誘導するかのようなテープが張ってあったので、これが焼山沢からの登山道かと思い、これに沿って歩き、正規の道に出た。
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しかし、そこは登山道入口ではなく、高い柵を越えなければならなかった。

まもなく美しの塔。
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塔の前のベンチに腰を下ろし、靴下に刺さった葉っぱなどを除去する。
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ここから王ヶ頭(2034m)までがまた長い。
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でも、景色はめちゃめちゃいい。富士山もさらにすっきり見えてきた。
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塩くれ場を通過。
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王ヶ頭への登り。
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王ヶ頭、目前。
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帯のような雲。
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頂上付近は舗装。
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烏帽子岩に人が。背後は鷲ヶ峰(1798m)
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歩いてきた道を振り返る。
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はい、王ヶ頭ホテルはすぐそこ。
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着きました。
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正面の展望テラス。
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そこからの眺め。
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おお、送迎バスが下って行った。
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中に入り、眺望のイラストとバッジを買う。
ここには「美ヶ原」ではなく「王ヶ頭」というのがあったので、思わず手を伸ばしてしまった。
店員さんに、ここは休日で1泊いくらかと聞くと、17000~20000円だという。
うへ~それじゃあ、同窓生の遠足で利用するのはなかなか厳しいなあ。

トイレは有料だったので我慢。
ホテルの裏側にある頂上へ向かう。
そこにはたくさんの石碑。山上に散らばっていたのを集めてきたのだろうか。
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神社は御嶽神社だった。
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めずらしく石製の神像があった。
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そのすぐ横が山頂。
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ここからの眺めをひと通り。
ホテルの裏側。
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眼下は三城のあたり。
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王ヶ鼻(2008m)方面。
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もちろん八ヶ岳と富士山。
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ここは山頂に車が横付けできる唯一の百名山ではないだろうか。
もちろん一般車両は入れないが。

王ヶ鼻へ向かう。
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ここから下った鞍部に王ヶ山荘なる山小屋の廃屋があった。
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ドアは開いており、中に新しいタイヤが置いてあった。
王ヶ頭ホテルが倉庫として使っているのか。
ネットで調べてみたが、いつから廃業しているのかの情報は得られなかった。

ぐるりと周囲を回って登山道に出ようとしたら、草の中に隠れていたバラ線に引っかかって転倒。思わぬところに落とし穴があった。
気を取り直して、王ヶ鼻へ。
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途中、遭難慰霊碑。桐原幸雄とある。この姓からして地元の方だろう。合掌。
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王ヶ鼻の手前にある電波中継塔を見学。
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北には武石峰(1973m)が望めた。
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少し下ったところが王ヶ鼻。
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ここは鉄平石の岩場でできている。
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石仏(神像?)らしきものがたくさんあり、王ヶ鼻神社と書かれた石碑もあった。
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眺望も申し分ない。
松本平と北アルプス。
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武石峰と北アルプス。
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八ヶ岳と富士山、南アルプス。
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アップ。
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烏帽子岩。
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シルエット。
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紅葉も見事である。
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さていよいよ下山。
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桜清水までの道は、地形図と登山地図では違っているようだ。
まあ、迷うことはなかろう。
しばらくは景色を楽しみながらの下り。
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王ヶ鼻を振り返る。
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カラマツ林の中に入ると、分岐があった。
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あとは一気に下っていく。
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下るにつれ、カラマツ林から広葉樹の森になる。
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さらに下ると、オートキャンプ場に出る。
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道は落ち葉のじゅうたん。
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県道に出ると正面に、桜清水茶屋。
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もう4時を過ぎているので閉店していた。

ここは石切場とも呼ばれている。
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かつては鉄平石を切り出していたのだろうか。

かたわらには廃屋となったロッジ?があった。
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向かいにある「せせらぎの湯」は営業していた。
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ただ、入浴券は200m離れたキャンプ場受付で買えとのこと。
ここに管理人はいないようなので、勝手に入ることも物理的には可能な状態。
当方は、まだ歩かないといけないので、ここでは入らない。

しばらく車道歩き。
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山はもう夕日に染まっている。
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光のいたずらで、木が燃えているよう。
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冬季休業中に入った三城荘。廃業しているようにも見えるが。
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このバス停がそんな雰囲気を醸し出している。
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沢を渡って、5時前に三城いこいの広場に到着。
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桜清水から40分もかかった。

レストハウスの前に差し掛かったら、車が1台帰ろうとしている。
私の姿を見て、運転手が飛び出してきた。どうやら、管理人のようだ。
「いやあ、戻って来ないから、帰れなかったんですよ」とのたまう。
ふつうなら、4時半で営業終了とともに帰れるのに、私の車が残っているから駐車場を閉められなかったということらしい。
「え、5時までしょ」
「ええ、だからまあ、いいんですけど」
ちょっと、むっとして
「なんで時間内に戻って来たのに、がたがた言われないといけないの」
と気色ばむと
「いや、帰りが遅いから心配になって、帰れなかったんです」と言い直す。
本当に心配していたなら、最初に出る言葉は「帰れなかった」じゃないだろう。
「心配してました」とか「ああ、戻られてよかった」じゃないだろうか。
「心配してたなら、『まあいいですけど』じゃないでしょ」と声を荒げると、彼は黙ってしまった。
営業終了と同時に帰りたいなら、駐車場も4時半までにすればいいのだ。
まったく最後に気分悪い。

まあ、そんなことはさっさと忘れて、帰途につく。
さて、どこの風呂に入ろうか。
扉温泉はちょっと逆方向だし、諏訪湖SAの温泉は新鮮味がない。
地図を見ると、下諏訪に毒沢鉱泉・宮乃湯というのがある。
名前が気に入った。ここにしよう。

アザレアラインを登り、扉峠で昔を偲ぼうとおもったら、当然のごとく店は閉まっており、ここからは槍穂高は見えなかった。
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ビーナスラインの橋の上から見えたので、シルエットを撮影。
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もうすっかり日が暮れた。

ここから宮乃湯に電話、7時半までやっているというので問題なし。
真っ暗になった道を和田峠から国道142号へ。

宮乃湯の店構えは趣があったが、ご主人はやる気のなさそうな人だった。入浴料は750円。
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毒沢鉱泉は鉄分で真っ赤。すこしぬるめだったので、ゆっくり入る。
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ここは大正12年の創業で、含鉄・アルミニウム・硫酸塩泉。
源泉の温度はなんと2℃。phも2.6という強酸性。
信玄の隠し湯として知られ、その所在を隠すため、わざわざ「毒」の名を付けたと言われる。

しっかり温まって出発。
ここから諏訪市街を抜けて、諏訪IC手前のラーメン店「狼煙」で濃厚みそラーメンをいただく。
信州味噌と八丁みそを合わせたものだという。餃子も付けた。まずまずの味だった。

満腹になって、高速に乗り、渋滞なしで自宅へ。
仮眠しないで帰れたが、帰宅は10時過ぎになった。
明日は娘と半年ぶりの登山なので、準備をして11時半に就寝。

【行程】2014年10月24日(金)
三城バス停(7:55)~1775mピーク(8:48)~旧美ヶ原ハイランドロッジ(9:33休憩・撮影9:41)~茶臼山(9:47撮影9:54)~塩くれ場(10:42)~美しの塔(10:51昼食・撮影11:18)~山本小屋ふる里館(11:29買い物11:34)~物見石山(12:16撮影12:22)~牛伏山(12:54撮影12:58)~鹿伏山(13:14)~美しの塔(13:35休憩13:42)~王ヶ頭ホテル(14:21撮影・買い物14:30)~王ヶ頭(14:34撮影14:49)~王ヶ鼻(15:18撮影15:27)~石切場バス停(16:14)~三城バス停(16:55)
※所要時間:9時間(歩行時間:7時間23分)コースタイム8時間55分
※登った山:6座(茶臼山、物見石山、牛伏山、鹿伏山、王ヶ頭、王ヶ鼻)
※歩行距離:20.9km

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美ヶ原(中)

【2014年10月24日(金)】美ヶ原
美ヶ原の高原台地はまったく広い。塩くれ場まで茶臼山(2006m)から50分近くかかった。
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コースタイムは40分なので、随分立ち止まって写真を撮ったということだろう。

こんな風景を見ると、モンゴルの草原を思い出す。
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塩くれ場とは当然、かつてこのあたりが牛に塩を与えた場所だったことに由来する。

ここからはさらに広い車道となる。
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もちろん一般車両は通行できない。

塩くれ場のすぐ近くに、例の焼山沢コースの入口があった。
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放牧中でも通行可能なようだ。

さっきまで王ヶ頭(2034m)に隠れて見えなかった北アルプス北部が見えてきた。
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左から、爺ヶ岳(2670m)、鹿島槍(2889m)、五竜岳(2814m)。
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白馬三山。
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王ヶ頭は、ちょっと盛り上がっていることが分かる。
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放牧地の向こうに名峰が見えるのってすごい。
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お、立山(3015m)の右に剱岳(2999m)も姿を現した。
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塩くれ場から10分ほどで美しの塔に至る。
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正面に、詩人尾崎喜八の「美ガ原」の一文が掲げられている。
参考までに全文を紹介する。

登リツイテ不意ニ開ケタ眼前ノ風景ニ
シバラクハ世界ノ天井ガ抜ケタカト思ウ。
ヤガテ一歩ヲ踏ミコンデ岩ニ跨リナガラ
此ノ高サニオケル此ノ廣ガリノ把握ニ尚モクルシム。
無制限ナ、オオドカナ、荒ッポクテ新鮮ナ
此ノ風景ノ情緒ハタダ身ニシミルヨウニ本原的デ
尋常ノ尺度ニハマルデ桁ガハズレテイル。

秋ガ雲ノ砲煙ヲドンドン上ゲテ
空ハ青ト白トノ目モ覚メルダンダラ。
物見石ノ準平原カラ和田峠ノホウヘ
一羽ノ鷲カガ流レ矢ノヨウニ落チテ行ッタ。

深田久弥は「日本百名山」の中で、この前半部分を引用している。
「世界の天井が抜けた」と言うのは、まさにその通りだ。

美ヶ原は濃霧になることが多く、遭難が多発したため、昭和29年に美しの塔が建てられた。
その音で場所が分かるように鐘が備えられた。
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でも、その鐘を鳴らすためのひもは取り外してあった。もうシーズンオフなのか。

現在の塔は昭和58年に建て替えられたもので、背面には美ヶ原開発の功労者、山本俊一翁の顔のレリーフが埋め込まれている。
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まだ11時前だが、お腹が空いたので、ここでお昼にする。
塔の後ろのベンチで、湯を沸かし、カップラーメン。
セブンイレブンの「濃厚みそ」。自撮りに結構手間取った。
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おにぎりも1個食べて、満腹。

さて山本小屋方面に向かう。
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平日だが、それなりに観光客が歩いてくる。
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牧場の施設かと思っていた建物は、ホテルだった。山本小屋美ヶ原高原ホテル。
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その先の山本小屋だと思っていた建物は土産物店「ふる里館」だった。
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この建物は、学生時代に来た時にはあっただろうか。記憶にない。
その時は、山本小屋キャンプ場に泊まった気がする。
いまの登山地図にはその記載はない。記憶違いか、閉鎖されたのか。
閉鎖されたとしても、どのあたりにあったのだろう。
美ヶ原高原美術館があったあたりかと思って調べてみたら、美術館の開館は1981年6月とのことなので違う。私が行ったのは81年8月なので。

ふる里館でバッジを買う。
たぶん「美ヶ原」のバッジは学生時代に買ってあるはすだが、かっこいいデザインのがあったので少々高かったが買ってしまった。540円。
有料トイレも使わせていただく。

店の前に山本翁の胸像があった。
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現在の美ヶ原牧場は明治42年、ふもと里山辺村(現松本市)の小岩井品三郎が乳牛89頭を放牧したのが始まりと言われている。
山本翁は昭和初期、放牧以外には訪れる人も稀だったここ美ヶ原高原の美しさに魅せられ、山本小屋を建設、登山道を切り開いて、高山植物の保護にも尽力した人物である。

美ヶ原への自動車道は昭和37年に開通した。
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とくに山岳地帯の工事には、陸上自衛隊朝霞駐屯地の部隊が活躍したそうである。
一般道路の建設に自衛隊が、よく協力する時代もあったのだ。

その車道を通って物見石山(1985m)に向かう。
分岐の先は中央高原スカイラインだそうで、完成は昭和56年。
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この道路の最高地点は1959m。
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峠から入る登山道があるはずだが、はっきりしないので、奥側から道なき道を入る。
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と言っても、草の丈は足首ほどしかないので、どこを歩いても見通しはきく。

すぐ横には、美ヶ原高原美術館の野外彫刻が見える。
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そのうち、しっかりした踏み跡が出現。そこに合流。
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美ヶ原高原を振り返る。
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ふる里館と穂高連峰。額絵のようだ。
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行く手には八ヶ岳。
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右手に南アルプス。
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物見石山方面。
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高原美術館と北アルプス。
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乗鞍岳(3026m)。
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再び、車道に出たところに1台車あり。
筆塚のところから再び、車道を離れる。
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ここでも少し踏み跡を誤ったようだが、とくに問題はなし。
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あれが物見石山のようだ。
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その手前の小ピーク(ケルンあり)のところに、熟年夫婦が昼食中。
(さっきの車の方か)
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挨拶して通り過ぎようとすると、旦那さんから声をかけられた。
「富士山は見えないんですか」
「ちょうど八ヶ岳の編笠山のかげです。あそこです」
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「ああ、やっぱりあれが八ヶ岳か。そうか、あのあたりですよね」
「山本小屋まで行けば見えますよ」

それでは、と歩を進める。
昭和5年に建てられた古い道標。
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左手に独鈷山(1266m)を見下ろす。
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頂上への最後の登り。
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振り返ると、ササ原の向こうに北アルプス。
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頂上付近には黒い溶岩が多い。
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山名板が欠けていたので、写真用に応急処置。
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ここからは浅間山(2568m)が間近に見えた。
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東の草原。
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さっきのケルンのところで、まだご夫婦がくつろいでいるが見える。
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さて、引き返す。

ケルンに至ると、さっきのご夫婦に、今度は「御嶽山は見えますか」と聞かれた。
「ここからは、あの木の陰ですね」
「ああ、じゃあ美ヶ原まで行かないと見えないか」
「いえ、すぐその先から見えますよ」
「いやあ、それにしてもいい天気でよかった」と満足な様子だった。

車道まで戻り、柵外から高原美術館の作品を鑑賞撮影しながら、牛伏山へ向かう。
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再び、車道を離れ、木道をゆるやかに登っていく。
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長野在勤時代、やはり秋に美術館を訪れたことがある。
あの時も空気が澄んでいて、すばらしい天気だったことを覚えている。

途中、牧場関係者らしき人がいたので、あいさつ。
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牧柵のバラ線をはずしていたので、「雪が降る前にバラ線をはずしてるんですか~」と聞くと、その通りのよう。
「全部で何㌔あるんですか」
しばし考えて「20kmくらいかなあ」
「それは大変ですね」「ええ、大変です」
何日かかるんだろうか。

牛伏山(1990m)にはケルンがたくさんあった。
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美ヶ原を見渡す。
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頂上には2組のハイカーがいたが、柵を越えて、鹿伏山(中央左、1977m)を目指す。
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もう放牧していないので立ち入っても問題なしと判断した。

鉄平石の散乱する牧草地の中を歩く。
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地面には当然、牛の糞も散らばっている。
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途中で3回バラ線をくぐった。
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さっきの牧場関係者がはずすのを見ていたので、はずせるものだと分かっていたから、くぐりやすかった。くぐってから当然もとに戻した。

塩田平方面を見下ろす。
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牛伏山を振り返る。
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自然の水飲み場か。
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牛の骨? モンゴルなら分かるが、なぜ?
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鹿伏山には15分ほどで着いた。三角点があるだけだった。
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しかし草はほとんど芝刈り後の状態。ひと夏で牛が食べ尽くしてしまったのだろう。
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(つづく)

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美ヶ原(上)

【2014年10月24日(金)】美ヶ原
美ヶ原には学生時代(1981年)と長野在勤時代(1993年)の2回行ったことがあるが、いずれも最高峰である王ヶ頭(2034m)には足を運んでいない。
車道が2000m付近まで通じているので、いつでも行けると思っていたが、この日の天気予報は完璧だったので、信州のど真ん中から四方の山を見たくなった。
もちろん、下から登り、いくつかあるピークをみな歩いてしまうつもりだ。

いつもより早く3:40に起床。4時出発。
北側から中部山岳を見たかったので、関越経由で向かう。
夜が明けて、モルゲンロートの浅間がよく見えた。
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でも中部横断道に入るとガスに突入。
これは、雲海の中に入っただけで、すぐ晴れることは分かっていたが、ガスから抜けても、残念ながら南の山は近すぎて全然見えなかった。

美ヶ原は田中陽希のグレートトラバースで見た焼山沢から登りたかったが、車の処理が難しいので断念。松本側の三城牧場から茶臼山経由で登り、王ヶ鼻から桜清水に下りるルートにした。
そうすれば、下山してからの舗装道路歩きは30分ほどで済みそうだ。

高速を南佐久ICで下り、国道142号を西へ。望月や長和を通過。
和田峠の手前で右折し、扉峠(1660m)に向かう。
扉峠も大学時代に自転車で越えたなつかしい峠だ。
ビーナスラインとの立体交差の陰にある扉山荘や扉ホテルスカイハウスはさみしく廃業していた。
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少し下って、右折しアザレアラインに入ると、カラマツの落葉で道路は黄色のじゅうたん。
信州はカラマツの国だ、と改めて思う。

峠を越えたところで、王ヶ頭のアンテナ群が見えたので、少し引き返して撮影。
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建物は王ヶ頭ホテルだ。

まもなく、三城いこいのひろばに到着。7:40。自宅から207kmあった。
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ここを左折して、一番下の段が、登山者用の無料駐車場。
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1台先客があった。午後5時に閉じる、とある。それまでには戻って来られるだろう。

王ヶ鼻(左、2008m)を仰ぎ見る。
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体操を済ませ、レストハウスを撮影してから、7:55に出発。
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地形図では、建物の右から入っていくように書いてあるが、実際は左から。
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太陽に向かって、紅葉の中を進んでいく。
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オートキャンプ場の中を通過するのだが、場内には登山道の標識がない。
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地図を確認しながら道を選んでいく。

ここから場内の舗装道路をショートカットする登山道に入る。
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再び、舗装道路に出ると、キャンパー用に、わざわざ正しい登山道にテープを張っていたりするので、ややこしい。
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このテープを無視して行けば、本格的な登山道。まだ陽が射していない暗い道だ。
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コケがもさもさ生えている。
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木々の間から北アルプスが見える。
槍と穂高。今日はやはり空気が澄んでいる。
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登るにつれ、だんだん明るくなってきた。
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稜線に乗ると、間もなく1775mピーク。
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コースタイムは1時間15分だが、ここまで50分ちょっとで来た。

登山地図に「あずまや(荒廃)」と出ている東屋。壁はどこに行ったのか。これではとても休めない。
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正面に茶臼山(2006m)手前のピークが見える。カラマツが見事に染まっている。
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ここからはカラマツ林とササの林床の気持ちのいい道。
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ただ、ササの背が多少高いところもあり、少し朝露に濡れてしまった。

ところどころで、木々のすき間から名峰が覗く。
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御嶽山(3067m)は依然として活動をやめない。

ダケカンバはもう葉を落としている。
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いや、ほんと気持ちいい。
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カラマツが青空に映える。
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反射板を過ぎたところで展望が一気に開けた。
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左をアップにすると、霞沢岳(2646m)がはっきりと分かる。
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御嶽と乗鞍岳(3026m)にはさまれた、のっぺりした山は鉢盛山(2446m)。
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鉄平石の坂を登る。
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おおお、八ヶ岳と富士山、出現。
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アップにして見てみましょう。
蓼科山(2530m)。
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左から横岳(2829m)、赤岳(2899m)、阿弥陀岳(2805m)、権現岳(2715m)。
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富士山の手前は車山(1925m)。気象レーダーが見える。
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こちらは南アルプス。左から鳳凰三山、甲斐駒(2967m)、北岳(3193m)、間ノ岳(3190m)、仙丈ヶ岳(3033m)。手前は鷲ヶ峰(1798m)。
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立山(3015m)。その左は浄土山(2831m)。右手前は針ノ木岳(2821m)。
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乗鞍岳。
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鷲ヶ峰(左)から鉢伏山(1928m)にかけての峰々。
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手前左は鉢伏山。中央奥に御嶽山。
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北アルプス全景。
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槍の右手前は常念岳(2857m)。右奥はたぶん野口五郎岳(2924m)。眼下は松本平。
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王ヶ頭と王ヶ鼻(左端)
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今日は最高の秋晴れだ。

すこし歩くと、美ヶ原ハイランドロッジの廃屋に至る。
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登山地図には「休業中」とあるが、再開はないだろう。

休業に入ってから、かなり経っているように見えたが、中を覗くと、あまり荒れていなかった。
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ヤマケイの「山の便利帳2012」によると、連絡先は松本市の朝倉茶店になっている。
お茶屋さんの経営だったのか。

5時頃、車中で朝食を食べたので、もう小腹が空いてきた。
ここで小休止して、おにぎりを1個食べる。
しかし、美ヶ原のようにすぐそこまで車で来られるような山では、小屋の営業は厳しいだろう。ビーナスラインにつぶされたようなものだろう。
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登山地図では、ここから茶臼山まで15分とあるが、ものの5分で着いてしまった。
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ここからも眺めも抜群にいい。
まだ雲がからんでいるが中央アルプス。
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再び、八ヶ岳と富士山。そこにつづく山肌の感じがいい。
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富士山は、当方が秋田駒、北海道と3週間留守にしている間に冠雪していた。
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八ヶ岳の北のすそ野。
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荒船山(1423m)。
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御座山(2112m)。
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鷲ヶ峰。
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鉢伏山。
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右から浅間山(2568m)、黒斑山(2404m)、篭ノ登山(2227m)。
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四阿山(右、2354m)と根子岳(左、2207m)。
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美ヶ原の一角、牛伏山(1990m)。
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牛伏山(左)から物見石山(1985m)の稜線。
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小沢の頭(1848m)。
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これだけよく見えると、鼻息が荒くなってしまう。

この先はほとんど平らだ。
まずは美ヶ原の高原台地に向かって、少しだけ下る。
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正面に浅間山が見える道。
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茶臼山を振り返る。
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美ヶ原は広大な台地だ。
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深田久弥は「日本百名山」の中で、「その高さに、広さを加えると、まさに日本一かもしれない」とつづっているが、確かに苗場山なども目じゃないほどの広さである。

ありゃ、美ヶ原高原ホテルの向こうに見えるのは妙高山(2454m)ではないですか。
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お、美しの塔。
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王ヶ頭の電波塔群。
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今やこれがないと、美ヶ原の風景ではないといった印象だが、深田がこれを見たら、どう思うだろう。

登り返しは剥き出しの溶岩台地をトラバースしていく。
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高原では遮るものがないので、いつも北アルプスが一緒だ。
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&御嶽。
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美ヶ原のイメージからは想像ができない、溶岩のガレ場を登る。
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ササの緑、カラマツの黄色、溶岩の黒が見事な調和をなしている。
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牧場に入るゲートのところで、この日初めて、ハイカーと会った。
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ここは「中央分水嶺トレイル」としてコース設定されているようだ。
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牛の放牧は10月まで。この日までに終了しており、牛は1頭もいなかった。
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ただ、牛の糞はところどころに残っていた。
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松本市街。
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何度見ても飽きない。
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空がまったく広い。
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牧場には延々と柵がめぐらされている。
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牧場用の車道に出た。
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さっき見えた妙高だが、その左に見えるのは火打山(2462m)でいいとして、そのさらに左は何だ?
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と考えつつ地図を見たら、高妻山(2353m)ではないか。まったく、すごいわ。

(つづく)
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四方嶺

【2014年10月19日(日)】四方嶺
前日、札幌で大同窓会があり、3次会まで参加。1時まで飲んでしまった。
実家にたどり着いたのは1時半。即沈して5時半起床。朝食を済ませ、6時すぎに出発。
痛飲した後の、睡眠4時間はかなりきつい。
この日は結構冷え込んだが、日中は暖かくなる予報だ。

集合場所のすすきののホテルには6:40に到着。
7時前に来たお迎えの車に乗って、4人で次の集合場所、樽前SAへ。
待ち合わせ時間より30分早い8時に到着した。
時間があるので、展望台から樽前山を眺める。快晴。
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ここは音の響く展望台だそうだ。確かに手をたたくと反響があった。
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SAにあるコンビニで飲み物とつなぎのおにぎりを購入。

ここでさらに車3台が合流。全14人が集結した。本日は待ちに待った登山遠足である。
メンバーは高校の同級生12人と、同級生Kさんの乗馬友達2人。
このうち、山に登るのは10人。残り4人は登別温泉を散策する。
登る山は、クマ牧場のある四方嶺(549m)。標高は低いが、ヤブこぎのある山だ。
当方はN君の車に乗り換え、出発。同乗者はあと、おなじみO君とKさん。

登山口には9時すぎに到着。
運転手2人は、登別温泉の駐車場に車を置きに行く。
散策班のYちゃんが、その2人を連れてくるまで、登山口のある道路っぱたで雑談。
通る車が、みな怪訝な顔で通りすぎていく。

9時半に2人が到着。さっそく登山開始。
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すぐ先に山の神の石碑があり、ここで記念撮影。
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掲載許可を得ていない人がいるので顔出し写真は、一応控えさせていただきます。

この登山道は、ところどころに「旧道ガイド」の看板が立っている。
勉強しながらのハイキングだ。
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まず、山の神について。
明治23年の室蘭本線敷設の際、このあたりから石材を搬出したらしい。
その工事を請け負った仙台の早川組が安全祈願のために立てたのが、この「山の神」碑だそうだ。
馬頭観音は、搬出に馬が用いられたことを物語っているとのこと。

「旧道」というにも理由があるらしい。
この道は、倶多楽湖と登別温泉を結ぶ道として江戸時代末期から昭和40年代まで使用された。
古くは、前述のような石材搬出のため、その後、ヒメマスや木炭などの輸送路として、近隣の学校の遠足の道としても活用されたらしい。
倶多楽湖に通じる立派な車道ができて、この道も廃れてしまったのだろう。
道沿いには、砕石やびん、大木の切り株など当時を偲ぶ痕跡があるので、「これらを確かめながら散策を楽しんで頂きたい」と、いぶり自然ガイドの会が整備したようだ。

とは言うものの、それほど歩かれているわけでもないようで、結構ササがうるさい。
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こうして倒木をくぐらないといけないような場所も。
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ここで、みんなが読んでいるのは、この案内板。
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説明されている安山岩がこれら。
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謎の案内板。
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こもれびの道を進む。
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この道を語る上で忘れてはならないのが、中尾トメ女と呼ばれる女性のようだ。
案内板の全文(一部字が薄くて判読不能の部分は推測)を紹介する。

クッタラ湖の主 中尾節蔵・妻トメ
中尾節蔵 クッタラ湖にヒメマス養殖事業を起業の為、小樽水産学校長を辞任する。
明治四十二年、クッタラ湖に入り養殖を始めるが、交通の不便などから軌道にのらず止めてしまう。その後、北大講師の職を得、札幌へ帰える。
中尾富芽(トメ) 節蔵の妻トメが養殖事業を引き継ぐ。大正二年から昭和十七年七月の死去まで「湖(ぬま)の奥様」として様々な○○を○○し、クッタラ湖の主とよばれた。「伝説の人」として、八木義徳の小説「倶多楽湖」に詳しい。
トメ女の母は島津○重臣の娘、世が世なら…お姫様育ち、札幌のミッションスクールに学び欧米型教育を身につけた才色兼備の美人であった。特に馬術に秀れ、実際に会っている八木は、「馬上の貴婦人」と表現したほど。
 この旧道は、中登別町、登別町、虎杖浜町への生活道として、トメ女の利用度が最も多い道と云えよう。

ということだ。トメさんは武家の出であり、ご主人も学校の校長を務めるくらいの「上流」の人であったようだ。
しかし、節蔵さんが札幌に帰る時になぜ、ひとり倶多楽湖に残ったのか。しかも、専門家が失敗した事業をわざわざ引き継いたのがなぜか等、なかなか興味深い人だ。
「倶多楽湖」。八木義徳全集に収録されているようだ。読んでみたくなった。

説明が長くなったが、養殖はやはりうまくいかなかったようで、生活に困ったトメさんは昭和に入ってから、所有地であったこのあたりの巨木を販売するようになった。
当時は好景気で、登別温泉の旅館の新築などに、需要があったという。
今、残っている巨木の切り株は、その時のものらしい。
肝心の切り株の写真がないのが申し訳ない。

代わりに鹿の角。
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徐々に傾斜がきつくなってきた。
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紅葉もきれい。
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峠までの急坂。
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登山口から1時間ほどで、稜線に出た。ちょっとひと休み。
ここから若干のヤブこぎは、私が先導する。
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ほとんど踏み跡のないヤブを稜線をはずさないよう歩く。
でも、そんなにササの背が高くなく、せいぜい胸程度だったし、比較的薄い部分を歩けたので、それほど難儀しなかった。
メンバーからもとくに悲鳴は上がらなかった。

5分もかからず、峠に出る。
ここは、倶多楽湖から登別に行く馬車道と登別温泉に通じる歩道の交差点だったという。
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トメさんは馬に乗って、さっそうとこの道を歩いていたらしい。

峠には空き瓶のかけらなどが落ちていた。
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現代的にはゴミだが、考古学的なセンスで言うと、当時を知るための貴重な遺物である。

さらに数分ヤブこぎをして、明瞭な登山道に出る。
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ここからが心臓破りの急坂。これを標高差150mほど直登する。
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何度か途中で立ち休み。

でも、登るにつれ、木々の間から倶多楽湖が見えてきた。
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なんとか登り切ったところで小休止。
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クマの糞にびっくり。
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クマ牧場からの逃走犯ではあるまい。野生のヒグマか。

ここまで来て、やっと登山道の標識が出てくる。なんかちぐはぐ。
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でも、この先は、緩やかな気持ちのいい登り。
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振り返ると、白樺の向こうに倶多楽湖。
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右手にオロフレ山(左、1231m)と加車山(左、898m)。
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そのさらに右。中央はホロホロ山(1322m)、その左は徳舜瞥山(1309m)。
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ピントがずれてしまったが、たぶんあれは恵庭岳(1320m)。
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まもなく展望台のある頂上に到着。
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倶多楽湖や太平洋の眺めがすばらしい。
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あれは日高山脈だろうか。もう真っ白に冠雪している。
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ここで軽食をとった。
全員には行き渡らなかったが、実家の菜園で採れたトマトを振る舞う。
しばし、みんなで賑やかに登頂の喜びにひたった。

ただ、我々の食料に目をつけたカラスがやってきて、上空を旋回。その数がどんどん増えてくるので退避。
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三角点で記念撮影して下山した。
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お風呂は、散策班と合流して、登別温泉の「さぎりの湯」
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強烈な硫黄泉で、ちょっと入っただけで、ものすごく温まった。

登別温泉らしい商店街の標識。
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地獄谷と極楽通りでバランスを取っているのか。

遅い昼食は、白老の天野ファミリーファームへ移動。
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1700円の定食。モモとカルビとホルモンを炭火で焼く。
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油が苦手なので、赤身のモモで助かった。うまい。
とくにホルモンがめちゃめちゃおいしかった。こんな美味しいホルモンは初めて食べた。
これで1700円は安い。

千歳空港まで送ってもらい、ゴルフ班の男2人と合流。
1時間ほどお茶して、帰京した。
ふるさとを満喫した、最高の秋の遠足だった。

【行程】2014年10月19日(日)
登山口(9:41)~峠(10:35)~稜線(11:11休憩11:15)~四方嶺(11:25休憩11:42)~クマ牧場(11:50)
※所要時間:2時間9分(歩行時間1時間40分)
※登った山:1座(四方嶺)
※歩行距離:2.6km
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大山(下)

【2014年10月12日(日)】大山
大山(1252m)から阿夫利神社まで下りてきた、まずは参拝。
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続いて、神社の中に入り、神泉を飲む。
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巫女さんに聞くと、二重滝への道は階段を下りて、茶屋の手前を左へというので、階段を下りる。
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眺望は霞んでいて、このありさま。
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ついでに大山ケーブルカー(大山観光電鉄)の阿夫利神社駅に寄り道。
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茶屋は3軒あるが、みなくっついて並んでいた。
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色とりどりの焼き団子みたいのがあった。そそられたが我慢。
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二重滝方面へ向かう。
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こちらは蓑毛越方面より人口が多い。
周回コースに使われるからだろう。

二重滝は30年前の記憶より随分奥にあるように見えた。
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となりに二重社というお社や大杉があったが、こちらは記憶にない。
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二重社は阿夫利神社の摂社で水をつかさどるという。
呪いの杉は、丑の刻にわら人形を打ち付けて、呪いをかけた杉なのだとか。
今でも、やる人はいるのだろうか。

近くの岩屋。目的は不明。
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二重滝は円形の橋の下にも滝をなして流れている。
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このあたり紅葉の時期は、見事は景勝地になるのだろう。

この先は厳重な手すりが続く。
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台風の被害なのか、沢筋で橋が流されたような場所に、強靱なコンクリート&鉄の橋ができていた。竣工は2014年7月とあるから今年だ。
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尾根に出る道だけあって、かなり登りがある。
ここも少し速足で歩いたので汗をかいた。

見晴台にはたくさんのベンチがあったが、みな埋まっていた。
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こちらはちょっと相席させてもらい、ウインドシェルを脱ぐ。

頂上付近はまだガスの中だ。
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あちらは大山三峰(935m)か。
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それにしても大した行程でもないのに疲れた。
前2日の疲れや睡眠不足もあるのだろうか。

まあ、それでも動けないほどでは全然ないので、下り始める。
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あとは、ほんとに下るだけだ。
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前を歩いている単独のおばさんが何か唱っている。
近づくと止めてしまったが、抜かしてしばらくすると、また後ろから歌声が聞こえる。
山で詩吟の練習をしているようだ。

尾根からはずれるところに大きなお地蔵様がいらっしゃった。
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植林の中のつづら折りの道を、ハイペースで駆け下りる。
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間もなく、若者3人のグループに追いついた。
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こちらが、ぴったり後ろにつくと、それまで楽しげに話していたのに、黙ってしまった。
話しにくいなら、おれを先に行かせればいいものを、道を譲ろうとしない。
そんなに遅くないペースなので、あえて抜かそうとはせず、そのまま後ろからついていく。

それにしても、彼ら(とくにリーダーらしい先頭の人)はどういう心理なのだろう。
私のような初老の人に追い抜かれるのは悔しいから、抜かさせないのだろうか。
でも、知らない人が混じったような状態で歩くのも気詰まりだろうに。
よく分からない。

10分くらいたって、やっと先頭の人が休憩してくれたので、さよならすることができた。
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その後まもなく、日向ふれあい学習センターまで下りてきた。
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もっと上手に書けないものか。「日帰宿泊施設」では完全に矛盾している。
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このすぐ下にクアハウス山小屋がある。
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ここでお風呂に入り、さらに30分ほど歩いたところにある日向薬師前バス停からバスに乗る予定なのだが、バスの時間を聞くのを忘れたまま風呂に入ってしまった。650円。

独り占めでゆうゆう入れたが、バスの時間がわからない。
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入った時間が13:10。確かバスの時間は14:15だったような記憶が。
まあ、それなら何とか間に合うかな、でも急ぐのはあわただしいので、のんびり入った。上がってから、フロントに貼ってある時刻表を見ると、なんとほんとに14:15。
じぇじぇ、今は13:53。バス停までここから30分の距離なので、急がなければ。
速足で歩いて、そのバスを目指す。

名勝日向渓谷。見たいけど、通過。
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みんながデイキャンプしている、あれのことか。
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クアハウス山小屋の本店のようなところ。
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石雲寺。
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ほんとはこんな写真を撮っている余裕はないのだが。舗装道路をほとんど小走り。
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せっかく風呂に入ったのに、また汗をかいてしまう。

日向山荘、通過。
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浄発願寺も通過。
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でも、なんとか間に合いそう。

発車まであと5分というところで、たったいま到着したバスに乗ってきたと思しきカップルに日向薬師の行き方を聞かれた。
私に聞くより、バス停横の店の人かバスの運転手に聞くのが早いと思うが。とにかく車道で行くなら、この先に表示がありますよと教えてあげた。
でも感じのいい男性だった。

そのバス停横の商店では、もうみかんを売っている。
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3年ぶりの日向薬師バス停。
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バス停には3分前に到着。間に合ってよかった。
これで茅ヶ崎のイベントへの遅刻は予定通り1時間半程度で済む。
みんな延々と飲んでいるはずなので、そのくらいの遅刻は大丈夫。
がんがん飲んで追いつけばいいだけだ。

小田急伊勢原駅から本厚木で鈍行に乗り換え、次の厚木ではJR相模線に乗り換える。
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厚木駅の相模線ホームは単線仕様に改変されていて、向かいのホームにはぺんぺん草が生えていた。
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香川で下りて、歩いて熊澤酒造へ。
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本日は湘南ビールの酒蔵で恒例のオクトーバーフェスをやっているのだ。
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会費4000円で11枚つづりの券をもらえる。ビールは10種くらいあり、1枚で1杯飲める。
グラスはプレゼント。
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5時半くらいまで飲んで、二次会は4人で茅ヶ崎駅前の串揚げの店へ。
3次会はスペイン系、シェリーでさらに酔う。
一応9時でお開きにして、所沢まで帰宅。結局、乗り過ごして帰宅は12時前になった。

東北第6弾の吾妻山、往復10時間の遠征で南木曽岳、大山に登った後のオクトーバーフェス。なかなかハードな3連休だった。

【行程】2014年10月12日(日)
新所沢=秦野=ヤビツ峠(8:24)~春岳山(8:55)~表参道分岐(9:24)~大山山頂(9:38)~表参道分岐(9:52)~富士見台(10:03)~追分碑(10:13)~西の峠(10:31)~蓑毛越(10:50)~浅間山(10:54昼食11:14)~蓑毛越(11:17)~阿夫利神社下社(11:42撮影11:49)~二重滝(12:01)~見晴台(12:21撮影12:25)~ふれあい学習センター(13:05)~クアハウス山小屋(13:08入浴13:53)~日向薬師バス停(14:11)=伊勢原
※所要時間:5時間47分(歩行時間:4時間31分)
※登った山:3座(うち新規2座:春岳山、浅間山)
※歩行距離:11.3km

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大山(上)

【2014年10月12日(日)】大山
大学時代以来、30年ぶりの大山(1252m)である。
一度登ったことがあるし、いつも混雑しているようなので、これまであまり登る気はなかった。
でも、この日午後2時からやっている茅ヶ崎でのイベントに参加するため、そのくらいの時間には下山できる山、となると大山しかない。

ただ、それだけではつまらないので、周辺の未踏峰2座をつぶすことにして、歩くコースを設定。1時間半遅刻で済むプランを立てた。
ヤビツ峠~大山~浅間山~見晴台~日向薬師というコースである。

4:50起床。前日10時間運転して、12時に寝たので、起きるのがつらかったが、頑張って出発。
5:29新所沢発の電車に乗る。東村山、国分寺、立川、登戸と乗り換え、秦野に7:25着。
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天気は今イチだが、バスはかなりの行列。
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座れそうな臨時バスの方に乗りたかったが、結局1台目になり、やむなく簡易イスを出して、それに腰掛ける。揺れるので、つかまる場所に苦労した。

ヤビツ峠(761m)には8:12頃着。やはり、かなりの人出だ。
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最初からザックカバーをつけ、体操、トイレをして峠周辺の写真を撮る。
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8:24出発。
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階段をちょっと上がると、広場。
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かつては茶屋みたいなのがあったのだろうか。

下界は白く霞んでいるが、まあ見える。
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しばらく、なだらかな坂を登る。
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すると、後ろから男女の声が近づいてくる。
こちらも写真を撮りながら歩いているとは言え、そんなに遅いペースではない。
でも、結局、そのカップルに抜かれてしまった。あれは足が速い。
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引き続き、ゆるい坂で楽ちん。
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今度は、老夫婦を抜く。子供を連れたお父さんも抜いた。
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ヤビツ峠からのコースは大学の時に歩いたことがある(記憶は全くなし)のに、このルートを選んだのは、登山道からちょっと外れたところにある春岳山(949m)に立ち寄るため。

クサリ場を過ぎると、春岳山への分岐。
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「関係者以外立入禁止」の標識が目印のようなもの。

下り基調で2分ほど歩く。
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山頂には、立派な山名板があった。2011年春に立てたもののようだ。
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よく見ると、地図も書かれていた。
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裏には、この付近の水系のことが詳細に書かれており、最後にこの標識を建てた理由も付け加えてあった。
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春岳山の名は平塚市内の小中学校の校歌でよく歌われているが、肝心のその頂きに標識がないので、ここに登る子供たちの慰みのために立てたという。

景色は何も見えなかったが満足して、登山道に戻る。
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前方にはガスが見えてきた。
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寄り道している間に先に行かれた、さっきの老夫婦を再び抜き、標高を稼いでいく。
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だんだんガスの中に入ってきた。
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表参道に合流すると道はさらに広くなる。
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滑りやすい木や石の階段を登る。
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間もなく鳥居を通過。
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古くからの信仰登山を物語る石碑などがたくさん。
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そしてすぐ、次の鳥居で山頂に着く。
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昔の大山講が奉納したものたち。
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ガスで何も見えず、寒いくらいだが、人は結構出ている。これで天気だったら、多分登山者でごったがいしていただろう。
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まだ10時だというのに、みな昼食をとっている。

一応、大山阿夫利神社奥の院まで確認。
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山頂の標識を写真に撮り、引き返す。
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山頂茶屋で500円のバッジを買う(下社の茶屋では400円だった。失敗)
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一旦来た道を戻る。鳥居のところでウインドシェルを着た。
結構汗をかいたので冷えてしまった。

表参道はどんどん人が登ってくる。
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若い人が他の山よりずっと多い。

ここは富士見台。この天気なので、富士山どころではない。
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さらにしばらく下ると、十六丁目の追分碑がある分岐。
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この碑は1716年の初建で、高さは3m68cmもあるという。
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ここで右に下る。人はぐんと少なくなったが、それでも、普通程度にはいる。
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結構、足場が悪い。
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かなり下ってきたところで、尾根筋の道のはずなのが、沢筋に入ってきているので、おかしいと思って山旅ロガーの地図で見てみると、変なラインを描いていて、正確に現在地を把握できない。
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いずれにしろ、分岐を見逃してしまったようだと判断、このまま下社へ下り、そこから等高線沿いの道で浅間山に行くことにした。よって構わず下る。
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すると、間もなく分岐に出た。
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ちょうど、そこで浅間山方面から走ってきたおじさんが、「あれ、新しい看板ができてる。けがして3か月休んでいる間に、変わっちゃった。子供が作ってるんだよな。○○にも同じ物があった」と聞きもしないのに、話しかけてくる。
こういう自己顕示欲の強いタイプの人は苦手なので、やり過ごすと、私の後ろにいた人に同じように声をかけていた。けがから復活したことについて讃えてほしいのかもしれない。

ここでやっと現在地がわかり、直進。道を間違えていたわけではなかった。
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女人禁制の石碑(1845年建立)を通過。ここから上には女性は登れなかったというわけだ。
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さらに、しばらく下る。
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すると、首のはねられた石仏群。
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廃仏毀釈の仕業である。日本人はなかなか極端なことをすると思う。

まもなく、蓑毛越。
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ここにはベンチが2つあり、熟年夫婦が休んでいた。
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ここからわずかに登り返した鉄塔のある場所が浅間山(680m)。
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三角点があったので、ここでめしにする。誰もいないので好都合。
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傍らの石に、マジックで「浅間山」と書いてある。もう薄くなって見えにくいが。

昨日、奈良井の中華屋から持ち帰った唐揚げと御飯で、唐揚げ弁当。
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腐らないよう冷蔵庫で保存しておいたら、御飯が固くなったままでやや閉口した。

それでも完食し、片づけ終えたところで、男3人組が来たので退散。
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蓑毛越に戻って、右折。下社に向かう。
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この道も古くから整備されていたようで、立派な石垣が組まれていた。

ほぼ等高線に沿っているのだが、微妙にアップダウンがあり、速足だったので汗をかいた。
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途中、右手に浅間山を望む。
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お花の道を通過。
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紅葉にはまだ早い。
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下社に近づくと、古いケーブルの跡が。荷揚げ用に使っていたのだろうか。
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簑毛越から25分ほどで、下社到着。
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ここは何となく見覚えがある。

これは日本三大獅子山と讃えられる大山獅子の再現。
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大山講では、親子獅子像も奉納され、獅子山として築山されたが、関東大震災の山崩れなどで消失してしまったという。
これは昨年再現されたものらしい。

(つづく)
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南木曽岳(下)

【2014年10月11日(土)】南木曽岳
南木曽岳(1679m)の頂上を過ぎ、上の原コースのと分岐から1分で展望台に出た。
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展望台には御嶽方面と中央アルプス方面の案内板があった。
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中央アルプスは私の見立てと全然違っていた。

まず左(北)から。
画面左から麦草岳(2733m)、木曽前岳(2826m)、木曽駒ヶ岳(2956m)、ひとつ飛んで三ノ沢岳(2846m)、右端にぴょこんと突起が見えているのが宝剣岳(2931m)。
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その右に目を移す。
中央左のピークが熊沢岳(2778m)、右が東川岳(2671m)。熊沢岳の左に濁沢大峰(2724m)。
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さらに右。目の前にどどんと見えるのは、左から空木岳(2864m)、南駒ヶ岳(2841m)、仙涯嶺(2734m)。
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そして中央アルプス最南部。中央のなだらかな稜線のピークはおそらく白ビソ山(2265m)、その左後ろにのぞくのが安平路山(2363m)、右後ろがたぶん風穴山。その間に摺古木山(2169m)があるようだ。右端はおそらくアザミ岳(2027m)。
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ここはすばらしい中央アルプスの展望台だ。
こんなに中央アルプスの全貌を間近に見たのは初めてだ。

御嶽山(3067m)が見えればいいと思ってきたのに、思わぬ収穫だった。
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ここは日当たりもよくポカポカで、食事にはもってこいの場所。
炊事しているグループもいたが、私もこちらで食べればよかった。
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花崗岩の上で大の字になって寝ている人も。
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沢を詰め上げてきたのだろうか。ヘルメットがあり、濡れたシャツが干してあった。

十分、眺望を堪能したので出発。紅葉もいい感じで進んでいる。
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少し下りると、避難小屋への分岐がある。
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これはさっき見学した小屋とは違う。石碑のある岩から見えた方だ。

ヤブをこぎながら行ってみる。
こちらは完全に廃屋になっていた。
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こちらは撤去せずに、あちらに新築したようだ。

水場も近くにあった。
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戻って、東のピークへの登り返し。
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このあたりから見る、山頂あたりの斜面の岩とササの妙が美しい。
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稜線に出た。
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次のピークに山名板がないかと期待したが、なかった。

分岐を分岐と気づかす直進。
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摩利支天展望台に出る。山頂近くの見晴台で見かけた男性がいた。
私はてっきり、こっちが下山道かと思っていたのに、様子がおかしいので
「こっちが下山道なんですか」と聞くと
「いえ、ここは行き止まりですよ。摩利支天です。岩の上気持ちいいですよ」との答え。
(そうか、さっきの標識は下山道との分岐だったのか)
とにかく、私も岩の上に登ってみる。
大きな岩が2つあり、次の岩に乗り移るのが結構むずかしく危なかった。

ここからの展望も抜群である。
真横にある巨岩。
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下山道方面と恵那山(2191m)。
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南木曽岳の頂上方面。
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カブト岩方面。
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すこし下の岩の上に、登りで何度も会った麦わら帽のおじさんがいた。
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確かに気持ちよかったが、転落したら一巻の終わり。ちょっぴり怖かった。

分岐に戻ると、こんな標識が地面に落ちていた。
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下りに指定されているということは、すこしは傾斜がゆるいのかと思っていたら、全くそんなことはない。
ハシゴの連続だ。
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たぶん、登り下りの人が交錯すると、こういうはしごで渋滞するから一方通行にしたのだろう。

途中、見晴台と看板がある岩があり、ここも登ってみる。
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さっき、麦わら帽のおじさんがいたところだ。

ここからも奇岩の眺めが見事。
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さあ、またまたハシゴが続く。
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標高差500mほどを黙々と下る。
木々も赤から緑に変わってきた。
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途中、さっき摩利支天で会った男性に追いついたので、「下山路もきついですね」と声をかけると、「自分は上の原から来たから、登りの道との差は分からない。でも上の原ルートはものすごいヤブこぎで疲れてしまった」という。
それは大変でした。でも、上の原から来て、こっちに下ったら後はどうするのかと尋ねると、バスで帰るという。尾越まで歩くのだ。それはまた大変。
あとで確認したら、コースタイムは約8時間もあった。

引き続き急坂は続くが、登山路との分岐には思ったより早く着いた。
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摩利支天から1時間かからなかった。
この先は登りで歩いてきた道だ。
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さくさく下って、先行していたグループを数組抜かす。
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ちょっと観光客のような格好をしていた女性もいてびっくりした。

林道に出てからは家族連れ4人を抜かし
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男滝・女滝を見るため再び、探勝路に入る。
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分岐から180mが結構長かったが、それなりの滝だった。
男滝。
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女滝。
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沢沿いに駐車場へ向かう。
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遊歩道への案内があるのに、「この先危険」とは。
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駐車場には15時前に着いた。
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さっきの家族連れが当然先に着いており、となりの車だった。

このあと、すぐ近くにある、あららぎ温泉湯元館で入浴するつもりでいたが、明るいうちは移動に費やしたい思い、お風呂は別の所で、日が暮れてからにする。
車に乗って、すこし行くと、摩利支天の男性が歩いていたので「よかったら乗りませんか?」と声をかけたが、「いえ、いいです」とのこと。早くバス停に着いても、待つだけなのはいやだったのかもしれない。

バッジが売ってないかと思い、ふもとの南木曽山麓蘭(あららぎ)キャンプ場に入ると、「勝手にトイレ使いに来たのか」みたいな顔して管理人が飛び出してきた。
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あわてて、「バッジは扱ってないか」と尋ねたら、ないとのことだった。残念。

国道近くにある長延寺に参拝。
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これは境内にある蘭村観音堂。
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1676年に寄進されたものだそうだ。

そのすぐ横にある大杉。樹齢約330年で、観音堂建立以前からあったというから、当時はほんの幼木だったのだろう。
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ホテル木曽路の駐車場から南木曽岳を望む。
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飯田方面には戻らず、木曽経由で帰ることにした。

国道19号に出ると、目の前に読書発電所(1923年竣工)が見えて、思わず車を止めた。歩道橋から撮影。
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なかなかのロケーションだ。

国道に出る手前の古い「あずま橋」。
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奥には蘭川発電所。
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明るいうちはどこを回ろうかと考えたが、駅舎めぐりをすることにした。
日没まで、あと1時間くらいある。

その前に南木曽町役場。
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南木曽駅。妻籠宿のイメージか。
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駅前。
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読書発電所とともに国の重要文化財に指定された桃介橋(1922年竣工)。
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十二兼駅。
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そのすぐ近くにある柿其渓谷。
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大桑村のマンホール。
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ここは中仙道。下在郷の一里塚跡。
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野尻駅。
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ちょうど中津川行きの普通列車がやってきた。ここはJR東海の路線だ。
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跨線橋に登って、中央アルプスを眺める。
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国道を走っていても、中央アルプスはよく見えた。
長野在勤時代にここもよく通ったが、まったく気づかなかった。

駅には大桑村の村営バス「くわちゃんバス」が立ち寄る。
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大桑駅。
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今度は長大な貨物列車が通過して行った。
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駅前では、小さな床屋さんがぽつんと営業していた。
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須原駅。
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この沿線はみんな宿場町で、そんな風情を残した旧道も多い。
中仙道や東海道をゆっくり歩いてみたいが、今は山が優先なので、実現するどうか。

本日の駅舎めぐりは日没のため、これにて終了。
お腹もすいてきたが、いい店がない。
先にお風呂になった。国道から近いのは、このあたりでは桟(かけはし)温泉。
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ちょうど「木曽の桟」の対岸にある。
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木曽の桟ってどんなのか忘れていたが、現物を見て思い出した。
国道の真下にあるが、バイパスができて、車がほとんど通らず静かになっていた。

入浴は600円。ここは鉱泉なので沸かしている。
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経費(燃料費?)がきついので、露天風呂は休んでいると貼り紙があった。
浴室には宿泊客など5人くらいが入っていた。
30代男性の2人組が、「あすは松本城とかいいなあ」と話していた。男の2人旅のようだ。

ここで食事もできるのだが、やや高めなのでパス。
外はもう真っ暗だ。
結局、奈良井で中華料理「喜多郎」に入り、台湾ラーメン定食980円を注文。
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ものすごいボリューム。ラーメン、餃子5個、特大鶏唐揚げ2個、キャベツサラダ、杏仁豆腐、半ライス、漬物。ライスと唐揚げは食べきれず持ち帰った。

塩尻で高速に乗り、諏訪湖でトイレ(大)。月がきれいだった。
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八ヶ岳が月に照らされ、幻想的だった。
夜に高速に乗ると眠くなる。帰りも釈迦堂で30分ほど仮眠。
あとは頑張って自宅まで走り通す。帰宅は11時前。
桟温泉から5時間近くかかった。

でも南木曽岳は想像以上にすばらしい山だったし、久々に木曽路をドライブできたのも楽しかった。
木曽路から中央アルプスがよく見えたのも新発見だった。
明日は丹沢の大山に登る。また早起きしなくちゃなので、12時前に就寝。

【行程】2014年10月11日(土)
登山口駐車場(10:04)~山麓避難小屋(10:07登山届10:10)~探勝路出口(10:18)~蘭登山口(10:28)~下山口分岐(10:44)~桟橋(11:23撮影11:27)~かぶと岩(11:58)~南木曽岳山頂(12:09)~見晴台(12:13撮影・昼食12:38)~中央アルプス展望台(13:04)~摩利支天(13:34撮影13:36)~見晴台(13:47)~下山口分岐(14:32)~男滝・女滝(14:55)~駐車場(15:02)
※所要時間:4時間58分(歩行時間:4時間24分)
※登った山:1座(南木曽岳)
※歩行距離:6.6km

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南木曽岳(上)

【2014年10月11日(土)】南木曽岳
前夜、吾妻山からの帰宅が夜11時になってしまった。
翌日の準備をして11時半に就寝。目覚ましは4時半。
御嶽山噴火の犠牲者に哀悼の意を表するため、日帰りできる御嶽山周辺の山をあれこれ探した結果、南木曽岳(1679m)になった。
日本三百名山の1つらしいが、初めて聞く山だった。

ここは周回コースがとれ、コースタイムも4時間半程度なので好都合だ。
登山口までは、ルート検索で自宅から4時間10分もかかる。
愛車のパジェロミニはスピードが出ないし、途中仮眠もすることになるだろうから5時間はかかるだろう。
往復10時間の運転になる。長時間は歩けないのだ。

4:51出発。現地の天気予報は12時以降が晴れ。山梨まではずっと曇っていた。
釈迦堂SAで30分ほど仮眠。
トイレは並んでいたので、この先のどこかですることにして出発。
八ヶ岳がすっきり見えて期待が高まる。
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木曽の天気が不安だったので、一瞬、選択肢の1つだった塩尻の霧訪山(1305m)にしようかと思ったが、やはり南木曽を目指すことにする。

諏訪湖あたりは曇。湖の色はグレーだった。
伊那谷に入ると晴れてきた。
中央アルプス、南アルプスともよく見える。よし!
南アルプスのうち甲斐駒はわかったが、その隣にあるはずの北岳が見えず、おかしいなあと思っていたら、見えるわけがない。手前に仙丈があった。

南木曽に行くルートも大平街道を行くか、清内路峠(1192m)を行くか迷ったが、時間短縮を優先して、清内路にする。必然的に下りるICは飯田山本になる。
懐かしい阿智村・昼神温泉を通過。長野在勤時代以来だから、ほぼ20年ぶり。
清内路峠の旧道に入ろうとしたら、すぐゲートが現れ、通行止め。
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大学1年の時に自転車で登った道を追体験したかったが、できなかった。
峠から御嶽山が見えるかもと思ったのだが。

もどって新道のトンネル(2000年完成、延長1642m)を抜ける。
国道256号はこの先何か所も工事箇所があって、時間を食った。
南木曽岳登山口に入る右折箇所はすぐに分かった。
ふもとのキャンプ場を過ぎると荒れた道になるが、通行止めにはなっていない。

登山口の駐車場には10台近い車が止まっていた。
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尾張小牧、三重、福井ナンバーなど。やはり近隣の方々だ。
空いたスペースがあったので、そこに止める。
もう10時なので、私が最後だろうと思っていたら、もう1台来た。

麦わら帽のおじさんで、私に話かけてきた。
「この先、まだ車で行けるんですよね」
「いや、ちょっと分かりません」
「あ、初めてですか」
「ええ」
「この地図には、まだ先に行けるように書いてあるんです。まだ避難小屋見えませんよね」
とイラストマップみたいな紙を指さして言う。
「でもそこにトイレまで100mと書いてありましたから、その程度じゃないですか」
「そうか~。ま~いいか~」
こちらも一瞬不安になったが、もう車を駐めてしまったし、ここから歩くことにした。
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貯金箱のような募金箱があった。
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歩き始めると、すぐ雰囲気のある神社が。
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おじさんも後からついてくる。

ほんとに100mほどで避難小屋が見え、何十分も余計に歩かされないで済んだ。
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まったく脅かすなよな。

一緒に歩くことになるのはいやなので、小屋の内部を偵察したり、登山届を書いたりして、やり過ごす。
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ルートは林道コースと自然探勝路コースがあるようだが、後者を選んだ。
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林道コースはこちら。
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探勝路というだけあって、道は整備されている。
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10分足らずで林道に合流。
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花崗岩が砕けた砂の道を登る。
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カラマツの葉が枝ごと落ちている。台風の影響か。
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林道を10分ほど歩くと、金時の産湯の池。
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金時と言えば、神奈川の金時山が有名だが、南木曽山も別名「金時山」「泣きびそ山」と呼ばれ、金時伝説が残っている。
昔々、泣きびそ山に住んでいたヤマンバが子供を産んだ。この子が産湯をつかったのがこの池で、赤子は金時童子と名付けられた。山で熊や猿と遊んで成長し、長じてからは京に上って源頼光に仕えたという。足柄の金時伝説とよく似ている。

この池のあるところが登山口。
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周回コースを示す古い看板があった。
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快調に登っていく。
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大きな白い花崗岩の転がる荒れた沢を渡る。
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しばらく行くと下山道との分岐点。
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そのすぐ先の金時の洞窟というところでおしゃべりをしていた、老夫婦に頼まれて写真を撮ってあげた。
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しばらく巨大な花崗岩が続く沢を遡る。
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沢を離れた後は、山腹をトラバースしていく。
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この山はこうした木の桟橋が多い。ほとんどがとても古い。

金明水。わずかに水が湧いていた。
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尾根道に出ると、恐ろしいほどの急登が延々と続く。
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11月に登った新潟の大源太山といい勝負である。

高野槙の巨木の間をすり抜けて行く。
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徐々に紅葉も始まっているようだ。
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途中、さっきの麦わら帽のおじさんが道端で休んでいた。
「いや、ここは下りの人がいないからと思って」(周回コースのうち登りに使われる道なのだ)と言い訳のように言って立ち上がったが、全然かまわない。
そのまま、ゆっくり休んでいてほしかったが、十分休んだのか、私のすぐ後をまた付いてくる。
どうぞ、抜かしてくださいという感じで、ゆっくり登ったが、さすがにこの急坂では、足が達者そうなおじさんでもピッチが上がらなかったみたいだ。

まもなく、大きな桟橋がある場所に出た。
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すぐ横の岩場にクサリがあり、古くはここを直登させていたようだ。
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山には珍しい橋なので、写真をあれこれ撮っていたら、おじさんが追いついてきて、「恵那山が見えるのは、ここだったかな」と独り言。
しばらく、まとわりついて話したげにしていたが、面倒そうな人なので、あまり相手にせず写真を撮り続ける。
ここは少し開けた場所なのだ。
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やっと先に行ってくれたので、すこし時間をおいて、私も出発。
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この桟橋は幾重にもつづら折りになっていて、感激した。
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ここまでも、この先も木のはしごや橋はたくさんあったが、ここのが一番大規模だった。

桟橋を登るにつれ、恵那山(2191m)が確かに見えてきた。
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今回は、あれを登ることも考えたのだが、日帰りでは無理と断念した。

回りの山々も同定はできないが見えてきた。
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ふもとの尾越集落も。
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その後も長い長い急坂。
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530mと言えば短いように思えるが、この傾斜ではとてもとても。
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総延長では甲斐駒の黒戸尾根などにはかなわないが、日本3大急登の番外編に入れてもいいくらいの急勾配だ。

力をくれるのは見事な紅葉。
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視界が開けると、対岸にカブト岩。
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この山は花崗岩でできているようだ。
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遠くの山々。
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しかし、まったく傾斜がゆるくなる場所がない。
最初は心臓に来て、終盤は足にもきた。
何度も立ち止まって、息を整えた。これが延々1時間近く。

傾斜がやっとゆるくなったところに、何やら道標。
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金時池がヤブの向こうにあるようだが、ちょっとだけ進んで引き返す。
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ここからは、思いのほか早く頂上に着いた。時刻は12:09。
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二等三角点がかっこいい。
ここにさっきのおじさんが当然の如く先着していた。

樹林で囲まれ、とくに展望もない。
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ここで食事しても味気ないので、少し先の見晴台に向かう。
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見晴台への登り口の真ん前に、こんな大きな石碑が。
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見晴台へはハシゴで登る。
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岩の上に登ると、麦わら帽のおじさんともう1人男性がいた。

正面に御嶽山が見え、噴煙を上げている。
DSC_7164_20141201060717914.jpg
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頂上付近、火山灰で白くなっているのが分かる。
静かに手を合わせて、犠牲者の冥福を祈った。

御嶽山のほかに乗鞍岳も見えた。
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眼下には南木曽市街も。
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ここは日陰なので冷えてきた。ゴアを着込む。
イスを出して、昼食。五目いなりのおにぎりと、いくらのおにぎり。計2個。

食べている最中に、さっき石碑の前で会った熟年女性2人が山頂から戻ってきた。
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彼女たちはどうやら、上の原ルートで登ってきたらしく、ひどいヤブだったようだ。
昔もヤブをよくこいだと言っていたので、学生時代はワンゲルだったのか。

食べ終わったら出発。
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まもなく、右手のササヤブの中に踏み跡があったので行ってみる。
DSC_7180_20141201060649546.jpg

恵那山がどっしりと横たわっている。
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さらに、ササをかき分けていくと、中央アルプスの核心部が見えてきた。
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この時点では、まだ何山か同定はできていない。

振り返ると、南木曽岳の山頂方面。
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ピークに達すると、石碑を建てた岩があった。
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「母慕う金時童子義仲の尽きぬ涙や子持山姥」
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誰の歌かは判読不能だったが、金時伝説に想を得た歌のようである。

岩の上からは、眼下に避難小屋や展望台らしき場所が見えた。
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ところどころに露出した巨岩の配置も見事である。
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大海を泳ぐ鯨のようだ。

帰りに通る東側のピーク。
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すこし戻って、ヤブの中で雉打ち(小)をしていると、女性の声がしてあわてた。
踏み跡の中には入ってこなかったけど、私が登山道に戻ったところで、ちょうど女性たちに会った。さっきのおばさん2人と別のおばさんグループだった。
さすがに平日だけあって、女性とリタイヤ組が多い。

少し下ると、避難小屋。さっき見えたのとは別の小屋だ。
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当然、中を見学。こちらは山麓の小屋よりずっと広かった。
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山座同定の写真が貼ってあったので参考のため写真に収める。
DSC_7220_20141201060520b53.jpg

年をとったら、こういう小屋に仲間と1泊して、飲み明かすのもいいなあと思ったりする。
DSC_7225_20141201060449b88.jpg

すぐ先に、南木曽駅から直接来られる上の原コースとの分岐がある。
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下りに3時間10分だから、登りは4時間以上かかるのだろう。

(つづく)
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