山と鉄

山歩き、乗り鉄、廃線・廃道歩き、廃村歩き、駅舎探訪などの日々を記録します

吾妻山(下)

【2014年10月10日(金)】吾妻山
一切経山(1949m)から下山し、避難小屋で15分ほど休んで出発。
登る前に通った分岐を通過。
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酸ヶ平から鎌沼にかけては、すばらしい風景。風がなければ完璧なんだけど。
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行き交うハイカーたち。
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鎌沼は海のように波が立っていた。
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ちょっと背景ごとに。
蓬莱山(1802m)。
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東吾妻山(1975m)。
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一切経山の南東のピーク。
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高山(1805m)。
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アザラシの群れのよう。
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相変わらず風は強い。
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湖岸の道(左)と姥ヶ原への道(右)の分岐。右へ。
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さらに、姥ヶ原への道(左)と谷地平への道(右)の分岐。左へ。
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ここで鎌沼ともおさらば。
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ササの道を太陽に向かって進む。
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振り返ると前大巓(まえだいてん、1911m)。
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12:50、姥ヶ原の十字路を通過。正面はこれから登る東吾妻山。
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標高差はここから200mほど。
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樹林帯に入るので、風の心配はない。
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登るにつれ、一切経山や鎌沼が見えてきた。
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路面は大きな溶岩が転がっており、歩きにくい。
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アオモリトドマツの森だ。
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山頂近くになるとハイマツ帯に。
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北に東大巓(1928m)、昭元山(1893m)、烏帽子山(1879m)などの稜線。
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西にはガスがからんでいるが、中吾妻山(1931m)。
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手前に駕篭山(1786m)。
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谷地平(1504m)。
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一切経山。
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13:30、東吾妻山に登頂。
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頂上も樹林帯の中だろうと思い込んでいたので、そこで飯にするつもりだったが、なんと頂上はつるっぱげ。
これではとても食事はできない。

西には磐梯山(1819m)とかも見えるはずなのだろうが、ここ吾妻連峰が雲の境目みたいで、ここから西は何も見えなかった。

ピークの写真だけとって再び、樹林の中へ。
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ちょっと空間がある場所を見つけたので、普通なら、とても食事をするような場所ではないのだが、思い切って座り込む。風を防げるのはもうここしかない。
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松尾ジンギスカン。初めての山ジンギスカンだ。ゆっくり1時間かけて食事を楽しんだ。

ジンギスカンの汁は捨てられないから、うどんに吸わせて食べた。これもおいしかった。
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とうきびもあぶって、焼きとうきびにして食べた。広尾のシシャモも。
北海道特集。今回は豪華だった。満腹。

さて出発。
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すぐ先に西を望む展望台があったが、真っ白で何も見えなかった。
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1910m付近に小さな湿原がある。
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少し石が露出しているところもあった。
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ここから景場平への標高差200mの急な下り。
これが、ものすごく滑りやすい道で、非常に難儀した。
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一度激しくスリップ。尻もちこそつかなかったものの、手をついて、カメラのフードが泥に突き刺さった場面もあった。

しかも途中、急激に便意を催し、間もなく限界に達した。
適地ではなかったが、ササヤブの中に突入。
ササを踏んで用を足したので、足を移動させた時に、自らの“返り血”を浴びたのではないかと恐ろしかったが、どうやら大丈夫だったようだ。ふう。

景場平に下りてきた時には、もうくたくた。
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天気もしっかり曇って、もう夕方の雰囲気。
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ここからさらに車道まで標高差80mほど下るのだが、この坂も濡れた土でめちゃめちゃ滑りやすかった。
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磐梯吾妻スカイラインに出てきたのは、もう夕方の4時過ぎ。
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この先もスカイラインに沿った登山道を行く予定だったが、それを行くと浄土平まで1時間半くらいかかって完全に暗くなってしまう。

また、滑りやすい道だといやになってしまうので、車道を行くことにした。
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こちらの方が明るいし、当然歩きやすい。ちょっと車は怖いけど。
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吾妻小富士(1707m)の夕景。
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一切経山の噴煙。
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峨々たるその東の稜線。
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高山。
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東吾妻山。
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すっかり日も隠れてしまった。
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浄土平湿原に入る。
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なんとか5時になる前に駐車場に戻ってきた。
もう売店はしまっており、バッジが買えなかった。出発前に買っておけばよかった。

トイレでもう1回仕上げをして、車で高湯温泉へ。
お目当ては、共同浴場の「あったか湯」。
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券売機を見て、250円と知り、うれしい反面、まさか石鹸、シャンプーは?
聞くと、やはり備え付けはないが、それぞれ100円で売っているというので当然買う。
合計450円だから、それでも安い。

入ってみてまたびっくり。なんと、浴室の戸を開けると、そこは半屋外。
基本露天風呂である。これじゃあ、雨や雪の時は大変だろう。
なぜ、こんな作りにしたのか不思議だったが、脱衣所に説明が書いてあった。
源泉に近く硫化水素が発生しているので、室内にすると濃度が上がって危険だからということだった。
源泉が流れてくるところにも「硫化水素が発生しているので、この近くでは入浴するな」という趣旨の注意書きがあった。

平日なのに結構、常連客で混んでいた。
三春から車で2時間かけて来たという86歳のおじいさんもいた。
みんな知り合いのようで、楽しそうにおしゃべりしながら入っていた。
ただ、半屋外なので、洗っている時は寒かった。
湯はとても気持ちよかった。

時間が読めなかったので、帰りの新幹線は指定をとっていない。
みどりの窓口に行くと、指定がとれるのは1時間50分先の列車。
グリーン席でも50分後。
連休前だから混んでいるのだろうか。
自由席に空席があるのを祈って並ぶことにした。

幸い座れたので、下山ビールで乾杯。
でも帰宅は23時くらいになった。
東北ではいろんな目にあうが、今回は強烈な風だった。
でも晴天に恵まれ、五色沼の青さを見られたのは収穫だった。

【行程】2014年10月10日(金)
福島=浄土平(10:13)~酸ヶ平避難小屋(11:00トイレ11:03)~一切経山(11:35撮影11:41)~避難小屋(12:06休憩12:21)~鎌沼分岐(12:41)~姥ヶ原十字路(12:51)~東吾妻山(13:31)~(13:38昼食14:34)~景場平(15:36)~鳥子平登山口(16:03)~浄土平(16:49)=福島
※所要時間:6時間36分(歩行時間:5時間16分)
※登った山:2座(一切経山、東吾妻山)
※歩行距離:12.4km
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吾妻山(上)

【2014年10月10日(金)】吾妻山
東北山行第6弾は吾妻連峰。と言っても日帰りなので、そう奥地までは行けず、入門編の一切経山・東吾妻周回コースにした。
東京7:12発のやまびこ123号で福島へ。

晴れてはいるが、福島より北は黒い雲がたれ込めている。
吾妻連峰も山頂付近は雲の中。どうもこういうことが多い。
しかし、安達太良山のようなこともある。いちいち一喜一憂しない。
8:48、福島着。

駅前のトヨタレンタリースでヴィッツを借り、9時すぎに出発。高湯方面に向かう。
駅前からは一本道だ。
山麓の木々はまだ緑だが、山腹になるとかなり紅葉が進んでいた。
山にはガスが流れている。どうなることか。

10時前に登山口の浄土平に到着。
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ここは晴れているが、一切経山(1949m)方面にはまだガスが残っている感じ。
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コンビニに寄るのを忘れたので、レストハウスでアクエリアス500ccを1本購入。
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160円。そんなに高くはなかった。

ここに登り口がある吾妻小富士(1707m)には、29年前と10年前に登ったことがある。
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ゆえに今回はスルー。

体操も済ませて、10:13出発。
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かなり風が強い。
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立ち入り禁止の場所に4~5人の姿があるが、あれは何かの調査だろうか。
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途中、登山届のボックスがあったので、記入&投函。
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あとから来た熟年女性2人組が「登山届出す? いい? 私も実は1回も書いたことないのよ」と大声で話しながら行ってしまった。御嶽山噴火の直後なのに、そんなふうに大声で話せる感覚に感心する。

一切経山の山腹からは、噴煙が飛行機の轟音のような音を立てて噴出している。那須の茶臼岳のようだ。
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雲がものすごいスピードで流れている。このまま消えてくれるだろうか。

正面に見える蓬莱山(1802m)の紅葉が美しい。
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沢を渡ると、間もなく灌木帯に入る。
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すぐに姥ヶ原方面と酸ヶ平方面との分岐。
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右、酸ヶ平方面に進路をとる。

足元にはかわいいシラタマノキ。
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登るにつれ、吾妻小富士が火口を見せてくる。
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右手に噴気口が近い。
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もう下りてくる登山者もいる。
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そのうちの一人のおじさんが、「上に行くの?」(当然じゃんか)「すごい風で、ガスで何も見えなくて下りてきた。立っていられないくらいだよ」とのこと。
こちらが着く頃にはガスも晴れて、風も止んでほしいなあと思いつつ、登る。

今日はジンギスカンを用意してきたのだが、この風ではどこで炊事していいものか。
避難小屋なら風の心配はないが、匂いと音で他の方に迷惑をかけてしまう。
悩みどころだ。そんなことを考えながら登る。

酸ヶ平から流れ落ちてくる溶岩の沢。
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振り返ると、反射板のある高山(1805m)が見える。
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これは、吾妻小富士の南西にある火口湖、桶沼。
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もう少しで酸ヶ平に出る。
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一切経山の南にあるピーク。
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はい、酸ヶ平に出ました。正面に前大巓(まえだいてん、1911m)。
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酸ヶ平小屋。
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すぐに一切経山方面(右)と鎌沼方面(直進)の分岐。
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当然、右に折れる。
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ササ原の中に点在する紅葉。
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一切経山の南西のピーク(1928m)。
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小屋を通過。
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まだ11時だから、人の少ない今のうちに小屋で食べてしまうことも考えたが、やはり登ってしまうことにした。
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登るに従い風は強くなる。みんなかがんで登っている。
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少し追い風っぽいが、体がよろめいてしまう。

上から下りてくる人も必死の形相だ。
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しかし景色はすばらしい。
鎌沼と中吾妻山(1931m)。
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酸ヶ平と東吾妻山(1975m)。
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紅葉も青空に映えてきれいだ。
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小屋から15分ほどで、酸ヶ平を経由しない登山道との分岐。こちらは現在通行止め。
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ここでようやく一切経山の頂上が見えた。
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頂上まであと600m。
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振り返ると、この豪快な眺め。
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鎌池もだいぶ奥まで見えてきた。
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南東のピークも行けそうだが、こちらも立ち入り禁止。
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登山道は浮石のあるガレ場が続く。
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南のピークはなだらかな弧を描いている。踏み跡が見える。
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お、吾妻小富士が見えてきた。
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頂上付近になると全くの吹きっさらしで、ひどい横風になった。
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でも気温は高いのか、手袋をしなくても寒くはない。

とにかく、這々の体で11:35に登頂。
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一切経山というくらいだから仏教に関係した山だろうが、「空気大感謝塔」というのは、どこの信仰だろう。
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風は風速20mもあっただろうか。
写真を撮るのも一苦労。スマホのシャッター音が聞こえず、撮れているのかどうかすら分からない。
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それでも空気には感謝である。

とにかく、頂上を越えて、もう少し北に歩く。見たいものがある。
これだ。五色沼。
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見事な色だ。逆さだが、何気なくハート形に見える。

左後方に連なるのは、家形山(1877m)や烏帽子山(1879m)方面。
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ずっと見ていたいが、この風では写真を数枚撮るのが限度。
名残惜しかったが早々に退散した。
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この方を見ていただければ、山頂がどんな状況なのかご想像いただけると思う。
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それにしても、ガスで何も見えなかったさっきのおじさんに比べれば、最高に恵まれている。遅めの出発が功を奏する場合もあるのだ。

下山は小屋の先まで来た道を引き返す。
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山頂ほどではないが、風は相変わらず。みんな苦労している。
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でも紅葉も楽しまなくては。
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眼下に酸ヶ平の池塘。
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途中、さっきの調査員たちが左手から合流してきた。
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風は下るにつて、ほんの少し弱まったが、砂粒が顔に当たって、思わず「いてっ」と声が出るほどだった。

小屋に着いて、中を覗くと、ちょうどお昼時ということもあり、十数人が食事中。
この日は平日なのだが、結構な人出だ。
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とても、ここでジンギスカンを焼くわけにはいかないので、ここでは、もずくスープとチョコ菓子でつなぐだけにしておいた。

(つづく)
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乳頭山(下)

【2014年10月5日(日)】乳頭山
乳頭山(1478m)を見上げる鞍部で昼食を済ませ、30分ほどで出発。
山頂はずいぶん高く見えるが、ここから標高差はわずか150mほどだ。
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右手に池塘。岩手山(2038m)は必ず、どこかにいる。
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ケルンも通過。
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左手に秋田駒(1637m)が見えてきた。これまでと角度がちょっと違う。
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さて、急登に差し掛かる。
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頂上を仰ぐ。乳頭の部分だ。
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眼下にはササ原が広がる。
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これらはまだ紅葉していないのではなく、ササだから緑のままなのだ。

ガレ場を登っていく。
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背後に岩手山。何度見ても、何度写しても飽きない。
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笊森山(1541m)への稜線。
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笊森山との間のくぼ地はカルデラのようだ。
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ササの海。
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最後の登りは石畳状。
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滝ノ上温泉への分岐。
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昨日、阿弥陀池避難小屋で同宿したカップルはここで道を間違えたと話していた。

滝ノ上方面も同様になだらかな道。
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ガスで迷い込んだら、しばらく気づかなくても仕方ないか。
いつまでたっても下る一方で、笊森山への登りにかからないから、おかしいと思ったのだろうが、1時間以上下ってしまったらしい。私も気をつけないと。

さあ、もう少し。
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それにしても、なんてなだらかなんだろうか。
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もう一度、振り返る。
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ここの登りは絶景コースで、何度も立ち止まってしまう。

田代平方面も視界に入ってきた。かわいい避難小屋が見える。
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そのはるか向こうには森吉山(1454m)。
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はい、やっと着きました。
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休憩地点から25分。そんなに苦もなく登れてしまった。
頂上から南側は切れ落ちた絶壁で怖いが、反対側は対照的に女性的な斜面。

山名板の真後ろに陣取っている、気のきかない若者がいたが我慢。
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山頂には10人くらいいた。
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笹森山で会った若者カップルは少し下ったところで食事をしていた。
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千沼ヶ原に寄り道しているうちに抜かれてしまったのだろう。

さて、もう見えてしまっているものばかりなので、360度のおさらい。
三角山(1418m)方面。
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田沢湖。
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秋田駒(1637m)。
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笊森山。
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田代平。
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右奥に鳥海山(2236m)。
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カップルが下って行った。私も後に続く。
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その前に山頂の断崖をしっかり確認。
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 乳頭温泉に直接下る道(左)と田代平への道(右)の分岐。
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田代平を見下ろしながら下っていく。
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さっき昼食で飲み干したそばの汁のせいか、やけにのどが渇く。
どうも今ある分では、水が足りなそうだ。
登山地図を確認するも、水場は小屋周辺にはなく(小屋には10分歩けばあると案内図が貼ってあったけど)、蟹場分岐から下る途中までない。心配しながらも、飲んでしまう。

乳頭山の後ろ姿。
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湿原に入る手前、この日初めての樹林帯。
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標高が下がるほど紅葉しているのが、おもしろい。
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樹林帯を抜けると、目の前に田代平避難小屋。
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さっきのカップルのうち女性がトイレに入っているのを男性が待っていた。

こちらはそれを察して、小屋前の池を撮影。
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彼女が出てくる頃を見計らって、屋内見学。
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昨日、阿弥陀池小屋で同宿だった人が言っていた通り、こちらの方が広かった。
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ただ、屋内にあるトイレが臭かった。

こちらも出発。湿原の草もみじの中を気持ちよく進む。
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(ワレモコウ)

孫六温泉への分岐を通過。
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さっきのカップルにはなかなか追いつかない。
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彼らもなかなか足が速い。

振り返ると乳頭山と秋田駒。
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あら、とうとう雲が湧いてきた。

一段下の湿原。
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あ、カップル見っけ。
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その前に、千沼ヶ原で会ったヘルメットの男性に追いつく。
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「蟹場に行く道はこれでいいんですよね」
と聞かれ、「ええ」と答えた。

大きな池塘を過ぎると、湿原地帯は終了。
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すっかり薄雲が広がってきた。

しばらく隠れていた岩手山が見えたかと思ったら、あちらも雲をまとっている。
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この先はブナの林。やっと、紅葉の中に入る。
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途中、小さな沢があり、水が流れていたので、ペットボトルに補給。
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地図にはない水場だったが、これで助かった。もうボトルは空だったので。

このあたりの道で2度ほどスリップした気がする。
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滑りやすい下りだった。

お、再び前方にカップルをとらえた。
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いやあ、それより紅葉がきれい。
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蟹場分岐で、カップルがおばさんグループに道を聞かれていたところで追いつく。
おばちゃんたちは「え、やっとここが分岐なの。じゃああと40分もあるわ」と嘆いていた。
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こちらは、その隙に先行。
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紅葉の中を快適に下る。結局、最後までカップルも追いついてこなかった。
ランダムに、蟹場温泉への下りの道からの写真を。
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いい道だったので、標高差300mの道を気持ちよく下れた。

午後2時前に、登山口に着いた。
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まずはバスの時間を確認。
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予定しているバスは16:35。その前のバスで下れたら、1本早い新幹線に乗れるかもしれない。
時刻表を見ると、14:30、15:30がある。
14:30は風呂に入る暇がないから、15:30にしよう。
すると16:35田沢湖駅発のこまち(臨時)に乗れる。ラッキー。
時間は1時間半もあるので、入浴前に近くの温泉を偵察。

蟹場温泉。
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大釜温泉。
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この門柱は乳頭温泉小学校大釜分校の校門を移築したかものと思ったら、全然違った。
大釜温泉は昭和52年に秋田大生の心中事件で焼失してしまい、新築には本荘市立子吉小学校の廃校舎をリサイクルしたという。

木造校舎のイメージを大切にしたいため、ありもしない分校を「創立」したのだとか。
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少し下にある妙乃湯。ここは少し豪華な印象。
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妙乃湯を撮影したところで、ちょうどカメラのバッテリーがなくなった。
取り出して手のひらで温めて、2枚ほど稼いだが、それでやめた。
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大釜温泉は510円。そんなに高くないし、バスの始発なので、ここに入る。
お風呂は鉄分が多い感じ。
内湯は熱めで、露天の方がちょうどよかった。
数人しか入っていなかったので、スマホを持ってくれば写真が撮れた。失敗した。
体重は1kgほど絞れて59kgになっていた。

店の前でパッキングをし直し、15:10に到着したバスに乗り込む。
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いくつかの温泉に止まりながら、田沢湖駅へ。
このバスも田沢湖畔に寄った。

16:20頃、田沢湖駅に到着。風が強くでめちゃめちゃ寒い。バス代820円。
急に気温が下がったようだ。
みどりの窓口に指定券の変更に行くと、予約していた新幹線の前の列車はみな満席とのこと。
仕方ないので、予定の列車を1時間待つ。
お腹がすいたので、駅前の食堂「みずうみ」で食事。
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缶ビール(250円)と、きりたんぽ稲庭うどん(1000円)、稲荷寿司(150円)。
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のんびりfacebook投稿などもしながら食べて、退屈しないで時間をつぶせた。

17:34発のこまち30号に乗る。
もう暗くなってしまったので車窓はもう期待できない。
田沢湖駅の観光案内所でかき集めた観光パンフなどながめながら過ごす。
(しかし、これは車内に忘れてしまった)
仙台の手前あたりで眠りに落ち、大宮で目が覚める。
やはり台風接近のため雨が降っている。

武蔵浦和駅のホームでザックカバーをつけた。
新秋津駅から秋津駅への乗り換えは、傘がないのでウインドシェルのまま強行突破。
新所沢駅からはタクシーに乗った。最後の最後に雨とは。
でも、この台風を避けて、北に行ったのだから仕方ない。
初日は難儀したが、2日目は天候にも恵まれ、東北の秋を満喫できた。

【行程】2014年10月5日(月)秋田駒ヶ岳~乳頭山
阿弥陀池避難小屋(5:18)~男女岳(5:38撮影5:42)~避難小屋(5:48トイレ・準備6:12)~男岳分岐(6:24)~阿弥陀池分岐(6:35)~八合目(7:24トイレ7:31)~笹森山(8:07撮影8:12)~湯森山(8:39)~宿岩(9:11撮影9:15)~熊見平(9:20)~笊森山(9:53撮影9:58)~千沼ヶ原(10:15撮影10:18)~千沼ヶ原分岐(10:33)~乳頭山鞍部(10:53昼食11:25)~乳頭山(11:50撮影11:57)~田代平分岐(12:04)~田代平避難小屋(12:22トイレ12:27)~孫六分岐(12:32)~蟹場分岐(13:22)~乳頭温泉バス停(13:53)~蟹場温泉など周回し大釜温泉(14:10)
※所要時間:8時間52分(歩行時間:7時間16分)
※登った山:6座(男女岳、笹森山、湯森山、熊見平、笊森山、乳頭山)
※歩行距離:17.7km
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乳頭山(中)

【2014年10月5日(日)】乳頭山
笹森山(1414m)山頂から引き返してすぐ、若いカップルとすれ違い、三脚を立てて乳頭山を撮影している男性の横をすり抜ける。
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今日は絶好の撮影日和だろうなあ。
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笊森山(1541m)。
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湯森山(1472m)への登り。なだらかな山に見えるが直登なので、結構きつい。
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鞍部まで下り、振り返って写真を撮りながら登っているうちに、単独熟年男性に追いつかれる。先に行ってもらった。
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笹森山を振り返る。乳頭温泉郷へ直接下りていく道が見える。
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さっき、すれ違ったカップルはお互いの写真を撮りながら、のんびり歩き。楽しそうだ。
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何度も登場する秋田駒ヶ岳(男女岳、1637m)。
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だいぶ登ってきた。
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焼森(1551m)へ通じる道。
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笹森山から30分かからずに湯森山に到着。
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さっきのおじさんが休んでいたので、ちょっと質問。
彼は孫六ルートで下るとのこと。有名な鶴の湯に下りるコースは道が悪いらしい。
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大釜、孫六、蟹場、妙乃湯、黒湯など乳頭温泉郷にはたくさんの温泉があるが、どれがお薦めかと聞いてみたが、あまり要領を得なかった。
どこかのことを「ここは高い」と言っていたが忘れてしまった。
バス停は大釜温泉のすぐ近くにあるというので、高くなければ、そこに入る方針だけを決めた。

笹森山。
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秋田駒。
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湯森山の頂上はこのような雰囲気。
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こちらは休まず、出発。

あれ、まだ少し登るなあと思ったら、1分ほどでもう一度、道標。
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近くのハイマツの中に三角点が埋もれていた。
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まだ、早池峰山(1914m)が見えている。
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熊見平(1398m)に向かって下る。
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正面には笊森山。どっしり、かつ、やわらかい山容。
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今日のコースはほとんど森林限界を越えているので、ずっと見晴らしがいい。

岩手山(2038m)も常に見守ってくれている。
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熊見平近くの湧き水。
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笊森山の下りで先行していた熟年夫婦?を追い抜く。背後は湯森山。
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湿原に出ると「熊見平」の標識。
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登山地図には、この先のピークを「熊見平」としていたので、これも「登った山」に加えようと思っていたのだが、湿原の名前では無理だ。
でも、地形図もピークを「熊見平」としている。このあたりの総称と判断し、やはり加えることにした。

ちょっと不思議な植生。
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熊見平からの湯森山。
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前方の宿岩を遠望。なかなか目立つ奇岩だ。
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もうひとつ湿原を抜ける。
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宿岩には9:10分過ぎに到着。
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裏から登れたので、上に立って、360度のパノラマを撮影。
まずは熊見平と湯森山。
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池塘を拡大。
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カップルも楽しげ。いや、別に普通か。
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北東方向の奇岩。
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笊森山は笊を伏せたかのよう。
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点在するアオモリトドマツ。
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撮影している間に、さっきのおじさんにまた抜かれる。
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下りようとしたところで、さっき抜かした熟年夫婦が登ろうとしてきた。
男性が「登れるよ、ほら」とか言っている。
女性が私に「登れますか」と聞くので、「1か所難しいところがありますが、大丈夫でしょう」と答える。
振り返ると、旦那さんだけが登っていた。
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そのすぐ先、1398mピーク(熊見平)にある奇岩を通過。
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引き続き、だらだらとした登りが延々と続く。
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さっきのおじさんは足が速い。どんどん先に行ってしまった。
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それにしても、東北らしい高原だ。
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背後には、秋田駒や焼森、笹森、湯森などが折り重なって見える。
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登りはゆるやかなのだが、その分、長い。
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山頂はすぐそこに見えているのに、なかなか着かない。

頂上はあそこだろうか。
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違った。まだ先だった。
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はるか後方に、熟年夫婦とカップル。
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秋田駒も随分遠ざかった。
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湯森山から1時間15分ほどかかって、笊森山に到着。ほぼコースタイム通り。
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目の前に乳頭山(1478m)が見えるが、見下ろす形になっているのにびっくり。
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これまで見えていた、烏帽子のような突起状の山頂ではなくなっている。
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小休止を終えて、出発しようとしているおじさんに「こちらの方が高いんですねえ」と思わず声をかけてしまった。

岩手山もぐんと近づいた。
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眼下に千沼ヶ原。ものすごい池塘の数だ。
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北には、9月に歩いた裏岩手。大深山(中央左、1541m)から源太ヶ岳(右、1545m)の稜線が見える。
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奥のなだらかな高原は八幡平(1613m)
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三ツ石山(1466m)。
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花森沢あたりの高原。
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乳頭山山麓の紅葉。
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存分に景色を堪能して、笊森山を後にする。
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おじさんは稜線をそのまま行ってしまったが
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こちらは当初の予定通り、湿原経由で乳頭山に向かう。
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(右の道)
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池塘フェチにはたまらない風景。
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大きく2か所に分かれているようだ。

それぞれアップにしてみる。
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途中からは急な下り。
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熟年夫婦とすれ違う。
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15分ほどで、千沼ヶ原まで下りてきた。
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そこではヘルメットをかぶった単独男性が写真を撮っていた。
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御嶽山の噴火の影響だろうか。なかなか用心深い方だ。
実は、私も持参したかったのだが、荷物になるから止めたのだった。

それはともかく、やはり池塘の形と配置が芸術的。
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三角形には見えない三角山(1418m)。里から見ると、きれいなピラミッドなのだろうか。

笊森山からかなり下ってきた気がする。標高差は約170m。
でも、稜線への登りは20mほどで、そんなに損した気はしない。
ここから稜線までは、小さな沢が6~7本もあってびっくり。
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山がなだらかな証拠だ。

これはわりと大きめの谷。
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ここでも何組かのパーティとすれ違い、人口が増えてきた気がする。
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千沼ヶ原から15分ほどで稜線に出た。
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左手眼下に池塘。
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乳頭山が目の前に迫る。
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厳しい山容だ。たぶん、こっち側とあっち側では表情が全然違うはずだ。

何気ない風景にも、ついシャッターを押してしまう。
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笊森山を振り返る。
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さて小腹がすいてきた。食事をするのに適した田代平まではまだ1時間以上かかるが、お腹が持つだろうか。
頂上は狭そうだし、風もあるだろうから、火は使いにくいんだよなあ。
チョコを取り出して、3、4個口に放り込んで、つなぎにしたが、鞍部にちょっとした広場があったので、その奥で食事にすることにした。時間は11時前。
登る前に休んで、腹ごしらえもした方がいい。
今日は、まだ腰を下ろして休んでいないし。

イスを取り出して座り、にゅうめんと、どん兵衛のきつねうどん。いずれも麺。
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水は八合目で500ccほど補給してきた。
テルモスに残っていた、ほとんど冷たくなってしまった水を全部投入して沸かす。

目の前に乳頭山を望む、最高の展望レストランだ。
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いずれもおいしかった。が、つゆも全部飲んだので塩分取りすぎか。

食べている間に随分、登山者が通過していった。
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八合目から乳頭山に登って、乳頭温泉に下りるコースも人気のようだ。
バスの便もあるし、温泉もある。
マイカーで来ても、バスを利用すれば、周回しやすい。
マイカーの人の多くは、アルパこまくさに車を駐めるから、入浴もそこになるのだろう。

(つづく)
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秋田駒ヶ岳(下)&乳頭山(上)

【2014年10月5日(日)】秋田駒ヶ岳~乳頭山
前日の雨のため、阿弥陀池避難小屋に泊まっている。
夜中に2回ほど意識が戻り、3時半に目が覚めた時、再びトイレ。
今度はガスもすっかり晴れて、満天の星がまたたいていた。
思わずガッツポーズをして、シュラフに戻る。

戻ったはいいが、今度は寒い。
小屋に備え付けの毛布は、残り全部を同宿の2人が使っており、もう余分なものはない。
シュラフカバーを持ってきているが、これを今から取り出すには、音がするので、お二人に迷惑だ。
そこで、枕代わりにしていた毛布を2つ折りにして腰のあたりに掛け、着替えを入れたスタッフバッグを枕にしたら、すこしはマシになった。
もう一眠りしようとしたが、結局眠れないまま、時計を見ると4時半。
時間節約のため、日の出前に男女岳(おなめだけ、1637m)には登ってしまおうと思っていたので、お二人には申し訳ないが、起き出して朝食の準備。
アルファ米とフリーズドライの中華丼。にゅうめんはお昼用にとっておくことにした。

荷物を整理しながら食べて、5:15に外に出る。
朝焼け。岩手山(2038m)のシルエットが美しい。
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こちらは、なめらかなカーブを描く焼森(1551m)。
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浄土平の木道が浮かび上がる。
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なんと池には氷が張っていた。木道にも霜が下りて滑る。

気温は1℃まで下がっていた。寒いはずだ。
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薄明るくなってきた頃、写真を撮りながら、目の前の男女岳に登る。
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浄土平のはるか向こうに浮かんでいるのは早池峰山(1914m)。
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ここもいずれ登らねばならない。

岩手山の方もだいぶ明るくなってきた。
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眼下に阿弥陀池と避難小屋。その向こうは馬の背。
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和賀岳(1439m)方面を遠望。
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男岳(1623m)の左に鳥海山(2236m)が浮かんでいる。
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そして、5:33、登頂直前にご来光。
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あまり、くっきりとした日の出ではなかったが、不満はない。

男岳の鞍部から女岳(1513m)が覗いていた。
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阿弥陀池の全景。
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1分後に登頂。ここは秋田駒ヶ岳の最高峰である。
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驚いたことに、おじさんが1人。
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夜中、八合目まで来て、駐車場で車中泊したのだそうだ。
この時期は、マイカー規制中だが、夜間や早朝はゲートが開いているらしい。
360度のパノラマを撮影し、おじさんに周囲の山を教わった。

男女岳の火口。ちょっと不思議な穴がある。
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手前に笹森山(1414m)、その向こうの突起は乳頭山(1478m)。奥に裏岩手や八幡平(1613m)。
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森吉山(1454m)。
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女岳。
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男岳頂上。左上に鳥海山。
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田沢湖。
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様々な山を確認することができた。阿弥陀池で停滞したのは大正解だった。

少し催してきたので、先においとまする。
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下るうちに、どんどん出そうになってきたので、写真どころではなくなり、駆け足になる。階段と石畳の道で助かった。

5分程度で下って、トイレに駆け込む。
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ズボンのチャックが引っかかってなかなか下りず、あせったが、何とか間に合った。

落ち着いたので、小屋周辺からも少し撮影。
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6時に小屋に戻ると、八合目から今朝登ってきたという男性2人が1階で朝食中だった。
いろんな活用法があるものだ。
「新道は景色がいいか」「樹林帯ではないか」と聞くと、「田沢湖の方とかよく見えますよ。全然木はありません」というので、旧道はやはりやめて新道にする。
旧道も鉱山跡の道なので、ちょっと魅かれるものがあったのだ。
道は不明瞭とのことだが。

2階に行くと「いい写真撮れましたか?」と聞かれ、「まあまあですね」と生返事。
毛布をたたみ、装備をザックに詰め込んで、出発する。

改めて小屋周辺で写真を撮っていたら、さっきのおじさんが下りてきて、「乳頭山に行くなら、横岳経由の方が近いよ」と言われたが、「横岳は昨日登っているし、笹森山に登りたいから、八合目まで下ります」と説明する。
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日も少し高くなり、阿弥陀池は鏡のように周囲の山々を写しだしている。
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阿弥陀池の南岸を歩く。天気がよくて本当に気持ちがいい。
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昨日1周したカルデラをもう一度見たくて、男岳の鞍部まで登る。
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振り返ると阿弥陀池と男女岳。
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来てよかった。女岳が目の前にずどん。
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頂上を這う白煙は、いわゆる霧のガスだろうか、火山性の水蒸気だろうか。
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後者のような気がする。昨日会ったおじさんが言っていたように、山頂付近には確かに踏み跡はあり、奥の3つのケルンに続いている。
女岳にも道が通じているようだ。

ムーミン谷がよく見えなかったので、男岳方向に少し登ると、小岳(1409m)も姿を現し、池が面白い位置にあることを確認できた。
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すばらしい火山の風景だ。
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ムーミン谷とかたがり泉水。
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男岳にももう一度登りたくなったが、時間節約のため断念。
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今度、女岳に登りに来ることもあろう。眺望は堪能したので、さあ戻りますか。
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阿弥陀池まで引き返し、新道へ。
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男女岳の西山腹を巻くように下っていく。
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男岳の北斜面。
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森吉山方面。
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道はいつのまにか、木道がなくなっていた。
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田沢湖と鳥海山。
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影秋田駒。
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西に並行して連なる山々。無名だが、なかなか姿がいい。
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ふもとには田沢湖温泉郷が見える。
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頂上に湿原をのせた大白森(1216m)と裏岩手の峰々。
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乳頭山(中央左)と三ツ石山(右奥、1466m)。
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錦を敷き詰めたかのような紅葉。
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西から見上げる男女岳。
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北側に回り込むと、乳頭山、笊森山(1541m)、岩手山がそろい踏み。
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この道は実に景色がいい。登りだと男岳しか見えないが、下りだと乳頭山や岩手山など北の山々を楽しめる。
ただ日陰はちょっと寒い。

早朝、八合目に着いた方々がどんどん登ってくる。
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八合目から男岳、男女岳とも1時間半で登れるので、やはり人気があるようだ。

片倉岳展望台(赤土の広場)という場所に出て、標識に感激。
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(お、「片倉岳」、ひとつ登った山を稼げる)と思ったが、ここは片倉岳の山頂ではなく、片倉岳を望む場所であることが後で分かり、がっかり。

だが、片倉岳と言っても明確なピークがあるわけではないので、どこのことかよく分からない。
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ここは田沢湖を眺めるビューポイントでもある。
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湯森山(右、1472m)と笊森山(左)の間から姿を見せる岩手山。
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こちらからだと、尖った山頂と鬼ヶ城のギザギザが印象的だ。

ひとつカーブを曲がると、湯森山の浸食地形が見えて、思わず「わお」と声が出てしまった。
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見事な雨裂。地理おたくには、たまらない光景である。
笹森山の方がやや荒々しい。
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八合目に通じる林道の周辺は紅葉真っ盛り。
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路面には派手に霜が降りていた。
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八合目の駐車場が見えてきた。
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確かにマイカーが何台もある。

この稜線は、さっきのおじさんが薦めてくれた阿弥陀池から湯森山への近道。
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その向こうに早池峰山。
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このまま片倉岳をぐるりと回り込むと、硫黄鉱山跡。
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旧道の分岐と標識にはあるが、どの道を登るのか判然としなかった。
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上から下りて来ないと分かりにくいのかもしれない。

それにしても荒涼とした風景だ。
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八合目はもうすぐそこ。正面に笹森山。
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はい、出ました。
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着いたのは、昨日乗ったのと同じバスがちょうど到着した7時半。
今日は天気もよく、日曜日ということで、かなりの登山者が乗っていた。
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売店が開いていないかどうか確認のため中に入ったが、やはり開店前だった。
結局、秋田駒のバッジは買えず終い。

トイレに寄って、笹森山へ。
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結構下ってしまう。標高差にして60mくらいか。
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沢まで下り、徒渉の後、急坂を登り返す。
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登るごとに秋田駒のすそのが広がり、なかなかかっこいい。
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雨水のため、登山道が激しくえぐれている所もあった。
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なかなか絵になる光景だ。
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ツートンカラー。草もみじとササ原。
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何度振り返っても、いい山だ。
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これが八合目から沢まで下りてきた道。
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こちらは阿弥陀池から下りてきた道。
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焼森(左)と横岳(右、1583m)。
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雨裂の底に池塘が見えた。
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乳頭山もぐんと近づいてきた。
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笹森山の山頂もすぐそこだ。
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笹森山への分岐。ちゃんと案内があった。
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ここまで歩いてきた木道を振り返る。
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複雑に入り組んだ雨裂。
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随分回り込んだ感じだが、8:07笹森山の山頂に到着。
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展望は申し分ない。田沢湖もばっちり。
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森吉山。ここまで見せつけられると、登りたくなってくる。いつか行かなくては。
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八合目避難小屋と硫黄鉱山跡。
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見事な高層湿原を浮かべる大白森。
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景色を存分に堪能して、出発。

(つづく)
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秋田駒ヶ岳(中)

【2014年10月4日(土)】秋田駒ヶ岳
横長根を下っている。天気が回復してきて、うれしい。
さっき抜かれた黄色いゴアのおじさんが木々の切れ間から写真を撮っていたので、同じ場所で撮らせてもらう。
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紅葉は今が盛りだ。赤が実に鮮やかである。
おじさん「あれは女岳ですかね~」
私「そうですね」
おじさん「写真撮りに来たんですよ~」
(それは、こんな天気でアンラッキーですねえ)と思いつつ、先に行く。

沿道ももみじのトンネル。
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お~~田沢湖が見えた~!
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あれは小岳(1409m)ではないですか。
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女岳(1513m)の斜面と後ろは金十郎長根。
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10:43、岩手県側にある国見温泉への分岐に到着。
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この先で、雉打ち(小)をしていると、さっきのおじさんが追いついてきた。
「この道は、どこへ行くんですか? (おたくは)国見から来たんですか?」と矢継ぎ早の質問。
この人は地図を持たずに、山に入って来ているらしい。
私は登山地図を広げて、「この道はこうやって1周したら、男岳に出るんです」と説明してあげた。

彼は私の後は付いて来なかったようである。
正面に、熊ノ台(991m)方面。
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その手前は黄色く染まった高原。
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こちらは岩手方面のすそ野。
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下ってきた横長根を振り返る。
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大焼砂と小岳。
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再び女岳。溶岩が流れた跡も生々しい。
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巨大なカルデラの底に、姿見ノ池も見下ろせた。これは美しい。
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贅沢にも田沢湖とコラボで。
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秋田駒ヶ岳のカルデラ「御坪」。
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紅葉はまさに見頃を迎えている。
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うわ~青空も見えてきた~やっぱ、天気予報は間違ってなかった。
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ただ、男岳(1623m)はまだガスの中だ。
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田沢湖の上の厚い雲も気になりますが。
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田んぼは収穫時期を迎えていた。
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これから登る金十郎長根。
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ここでは尾根のことを「長根」と呼んでいる。

尾根がもっとも低くなる地点の直前でスリップして転倒。
尻餅はつかなかったが、左ひじをついた。

一番低くなって標高は1070m。
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ここから沢が生保内(おぼない)方面に流れ出している。

ありゃ、またガスが出てきたぞ。
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とにかく登り返しを、えっちら。
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ほとんど登らずに御坪分岐まで来ると思っていたら、結構登らされた。

この先がヤブこぎになる。
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出発前に読んだブログに「下りでは歩きたくない道」と書かれていたので、足場が相当悪いのだろうと想像していたのだが、それほどでもなかった。

すぐに1116m三角点。
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ヤブも最初のうちはササで、高さも膝程度だったのが、だんだん背丈ほどになる。
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カメラが露で濡れるのがいやだったので、頭の上に乗せ、投降兵のように進んだ。

次第に、ヤブはササだけでなく、ダケカンバも仲間入り。
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眼下には御坪がまだ見えるが、ガスもしのび寄っている。
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進行方向もガスに包まれてしまいそう。
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それにしても、いい色に染まっている。
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ヤブをこいできた道。
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時折、田沢湖は見える。
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あちらは晴れているのか湖面が青い。
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12時ごろに小さな広場状になっている場所に出た。ここで小休止。
ザックからパンと野菜ジュースを取り出し、食べながら歩く。
10数分で食べ終わった。
この先はヤブも膝丈になり、歩くのが苦にならなくなった。

水沢分岐で傾斜がややゆるやかに。
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その代わり、五百羅漢と呼ばれる、岩場の難所があった。
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この後はかなりの急登。風も強くなり、吹き飛ばされそうになる。
単独男性を抜かして、13:08男岳に登頂。
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立派な石の祠だ。
頂上なのに風がないのが不思議だった。でも、もちろんガスのため何も見えず。

男4人組が方向指示盤を見て、「え~田沢湖の位置がおかしい。あっち側に見えるのか~」と驚いていたが、私が逆方向から、現物を見ながら歩いてきた感覚では、当然ながら指示盤の通りである。
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座り込んでいた男性からは「そっちにも道があるんですか」と聞いてきた。
この人も地図なしか。

とても休憩できる天気ではないので、写真だけ撮って下山。
急な岩場を下る。
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10分ほどで、さっきムーミン谷に下りた分岐に到着。
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この後は、ガレ場と木道で阿弥陀池畔に出る。ほんの数分。
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この瞬間、いきなりガスが晴れてきた。
手が冷たかったが、このチャンスを逃してはならないと、手袋を脱いで、シャッターを押しまくった。
男岳方面。
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そして阿弥陀池。
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馬の背方面。
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どこか北欧を思わせる風景である。
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とにかく傾いた木道を小屋に向かう。
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男女岳(おなめだけ、1637m)も一瞬だけ、山頂部を見せてくれた。
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北側には浄土平の湿地が見下ろせた。
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背後は焼森(1551m)。

一瞬、青空も見えたが、ガスの動きが速いので、これから晴れるのかどうか予想がつかない。
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小屋で休んでいた団体さんが、男女岳に向かって登っていく。
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頂上はガスだが、日程の都合で、秋田駒最高峰には登っておかないといけないのだろう。
ピストンして八合目に下り、バスで移動して、近くの温泉郷に泊まる、みたいなプランか。

現在、14時前。こちらは、とりあえず、ここ阿弥陀池避難小屋で待機し、天候の回復を待つことにする。
晴れたら男女岳に登り、八合目に下るつもりだったが、1時間たっても強風が吹き荒れるばかりで、晴れたり、ガスったりの繰り返し。
もう着替えてしまったし、腹をくくって、前進は断念。
今夜はここに泊まることにした。

1階は土間にイス、2階が寝室という構造。
まずは濡れたものを干す。と言っても、この気温、この天気では一晩で乾くとも思えない。
ゴアは何とかなるし、衣類は替えがあるからいいのだが、問題は靴。
持ってきた雑誌を1頁ずつちぎって丸めて、靴の中に詰め、水を吸わせる。
気休めのつもりだったが、翌朝、取り出してみると、かなり効果があった。

寝床は、一番奥に陣取る。
備え付けの毛布をひざ掛けにして、テーブルで山行メモを付ける。外気温は6℃、室温は8℃。
それも1時間ほどで終わったので、トイレへ。
トイレは別棟なので、ちょっと不便。さっき拾った100円をチップとして供出した。
まだ4時過ぎだが、夕食の準備。
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今夜のメニューは、にゅうめんと麻婆茄子。
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外にある水場は、水は出ていなかったが、たまってはいたので、そこからペットボトルに汲んでくる。水の心配はしなくて済みそうだ。
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寝床は、毛布を3枚折りにして敷布団代わりに。
これで持参したマットは使用しなくて済む。
シュラフは夏用だが、もう1枚毛布をかければ大丈夫だろう。

17:20には食事も終了。まだ明るいが寝るしかなくなった。
携帯の電波も通じないので、メールも天気予報を見ることもできない。
誰か単独の男性でも来てくれたら、お話し相手になるのだが、今日はこの時間になって誰も来ないところを見ると、今夜は1人かもしれない。
それはそれで、またありがたい。
食後のトイレに行ったら、ガスの向こうから熊鈴の音が聞こえる。
ありゃりゃ、今夜は1人ではなかったわ。
八合目までは1時間なので、このまま通過して行く可能性もあるが、少しがっかりして部屋に戻る。
テーブルは1つしかなく、これから彼らが使うだろうから、あわてて片づける。

小屋に入ってきたのは男女2人の様子。
しばらく1階で何やらしていたので、「あれ、小休止なのかな」と思ったが、とうとう上に登ってきた。30歳代に見えた。

2人はこの日、乳頭山の向こうにある田代平避難小屋から来たという。
乳頭山から滝ノ上方面に間違えて下ってしまい、3時間もロスして、ここまで9時間かかったという。
手前でエスケープして八合目の小屋に泊まることは考えなかったのかと聞くと
「一瞬考えたけど、明日男岳を登ることを考えたら、こっちの方がいいかと思って」と男性。女性は「え、そんなこと考えてたの?」と驚いていた。
前夜、田代平の小屋は他に誰も泊まっていなかったらしい。
先方からは何も聞いてこないので、おしゃべりはここまで。
2人は炊事を始め、「3時間ロスしたおわびに乾杯」などとワインを飲み始めたので、まだ18時だったが、シュラフにもぐり込む。
邪魔してはいけない。一番、話し相手になりにくいのが若いカップルだ。

しかし、まだこんな時間なので眠れるわけもない。
隣ではひそひそお話しながら、炊事&食事をしているし。
ただ、不思議なことに、この2人、食後30分ほど部屋からいなくなってしまったのである。
もう真っ暗なので、散歩などできるわけもない。
雨は止んでいるが、風が強くでめちゃめちゃ寒いはず。
まさか、トイレでナニでもしているんではないかと勘ぐってしまった。

19時すぎに戻ってきて、彼らもシュラフに入り、静かになった。
こちらも20時前には眠りに落ちたようだ。
22時前に一度目を覚まし、トイレへ。
稜線にはまだガスが残っていたが、夕方まで吹いていた風はすっかり止んでいた。

【行程】2014年10月4日(土)
八合目(7:56)~焼森(8:38)~横岳(8:48)~男岳分岐(9:12)~駒池(9:46)~大焼砂分岐(10:05)~第二展望台(10:13)~横長根(10:43)~御坪分岐(11:24)
~水沢分岐(12:32)~男岳(13:08休憩・撮影13:21)~男岳分岐(13:31)~阿弥陀池避難小屋(13:44)
※所要時間:5時間48分(歩行時間5時間35分)
※登った山:3座(焼森、横岳、男岳)
※歩行距離:10.5km
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秋田駒ヶ岳(上)

【2014年10月3日(金)】秋田駒ヶ岳
明日からの東北第5弾・秋田駒ヶ岳に備え、業務終了後、社屋内のセブンイレブンで、食料購入。
朝食におにぎり2個(梅と鮭)、昼食に菓子パン2個(餡とクリーム)、行動食にナッツとピーナッツチョコなど。
いつものように、大手町駅のコインロッカーからザックを回収して、東京駅へ。
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19:20発のこまち33号。席は通路側。
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予約の際、窓際はもう空席がないと言われたので、隣はいるはずなのだが、誰も来ない。
Facebookで遊んでいるうちに、20時くらいには寝てしまった。
盛岡で窓際の席に移る。でも、真っ暗で外は何も見えない。

22:07、定刻に田沢湖駅着。
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この駅はもともと生保内(おぼない)駅として開業したが、昭和41年に田沢湖線が全通したのを機に、田沢湖駅と改名されたそうだ。
今や、新幹線の駅として近代的な駅舎に生まれ変わっている。

駅前にはタクシーが1台止まっていたが、もちろん乗らずに、今夜の宿「松月旅館」に向かう。
町は真っ暗。徒歩3分で着いた。
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実は、田沢湖駅前の宿をネットで探した時、この旅館の名が出たので、電話をかけてみたら「現在使用されておりません」のアナウンス。
つぶれたのかなあと思いつつ、ストリートビューを見てみたら、看板に表示されている電話番号がネット情報と違っている。
看板の番号にかけたら通じた、という経緯があった。

40代半ばくらいのご主人のお出迎えで、2階の20号室に案内される。
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この日の同宿者は年配の男性2人。いずれも朝見かけたのだが、工事関係者だろうか。
旅行者には見えなかった。

風呂は温泉ではなく沸かし湯で、たぶんあの2人が入った後であろうが、湯加減は悪くなかった。部屋に戻ってからパッキングをして、23:30頃就寝。

【2014年10月4日(土)】
目覚ましで5:50に起床。
6:35田沢湖駅発駒ヶ岳八合目行きのバスに乗るため、宿を6:20に出る。
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料金は素泊まりで4500円。

昨夜、新幹線で秋田県仙北市の天気予報を見たら、「風雨」と出て、唖然としたが、どうやら晴れている。
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でも、山の上は雲がかかっている。これから消えるのかどうか。
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明るくなってから田沢湖駅を見ると、こんなに立派。
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バスを待っている間に、電車が1本、大曲方面へ。
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バス停には、軽装のおじさんが1人。
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ちょっと周辺を散歩してからバスに乗り込む。

バスはまっすぐ山には向かわず、田沢湖畔に立ち寄る。
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田沢湖を見るのは、山形在勤時代以来だから、もう25年以上ぶりかも。
車内でおにぎりの朝食を済ませた。

途中、水沢温泉郷も経由して、アルパこまくさで小休止。
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ここは日帰り入浴施設でもある。

この先、八合目まではマイカー規制期間中なので、ここの駐車場にマイカーを置いて、バスで行く人も多いようだ。
この時は、ここで4人の登山者が乗車した。
しかし、山頂はしっかりガスの中である。
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八合目への林道は舗装されているが、幅員が狭いうえに急カーブが多い。
そこを大きな車体がぐいぐい登っていく。
運転手のハンドルさばきを見ていたが、ちょっと怖くなった。

登るにつれ、紅葉も見頃を迎えているのがわかる。
7時半前に八合目に到着。
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若干、陽が差したり、ガスが切れかかったりして、回復を期待させる。

今日のコースは、八合目から横岳経由で、横長根、金十郎長根を周回し、男岳、男女岳を登って、ここに戻ってくる予定。
コースタイムは7時間ほどなので、急ぐ必要はない。
というか、午後の方が降水確率が低かったので、少し時間をつぶした方がいいくらいだ。

とにかく、バス停のすぐ上にある八合目避難小屋を視察する。今夜の宿だ。
1階はイスとテーブル、2階が寝室になっていた。
寝室の収容人数は、事前に問い合わせた情報センターの人が言っていた通り、15人程度か。
こういう天気だけど、紅葉シーズンの週末だから、それなりに宿泊者はいるだろう。
到着が遅くなって、あふれたら1階に寝るしかない。
水の心配はなさそうだ。気温は10℃。
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登山届を書き、トイレを済ませて、体操。
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ウインドシェルを着て、外に出たら、あたりはしっかりとガスに包まれていたので、雨に備えてゴア上下に着替える。
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7:55出発。新道は景色がよさそうな道なので、午後晴れるのを期待して、帰りに使う。
やはり、当初の予定通り、横岳に向かう。八合目は標高約1310m。
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まずは最初のピーク焼森(1551m)を目指す。
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時折、ガスが薄くなる瞬間もあるのだが、それ以上ではない。
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基本的には、ガスの中をだらだらと登っていく。
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いったん涸れ沢に下って登り返す。
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石畳の道となる。
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土砂流出防止措置のとられているあたりで、休んでいた熟年男女を抜かす。
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もう頂上に近いのか、ほとんど植生がなくなり、黒い溶岩のザレ場に。
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このあたりで、単独の男性とすれ違う。こんな早い時間にどこまで行って来たんだろう。

ロープを張って、幅広く道をとられた斜面を登っていく。
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おお、あれが焼森頂上か。晴れていたら、さぞや壮観な景色だったろう。
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しかし、樹木も何もないだけに、今日のようなホワイトアウト状態だと、頂上をまるく囲っているロープがありがたかった。これがなかったら、どっちが横岳だか分からなかった。
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焼森から10分ほど、登山口からは1時間弱で横岳(1583m)に到着。
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「1583高地」との標識もあった。
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やはり誰もいない。樹木はないので、展望はいいのだろうが、今日は真っ白だ。
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稜線を男岳(1623m)方面に向かう。
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阿弥陀池に下りる道を右に分けると、馬の背。
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ここで、阿弥陀池から登ってきた熟年男女とすれ違う。
男「ここが横岳か」
女「違う、ここはまだ分岐。馬の背」
男「あら、ここじゃないんだ」
というような調子で、女性がリードしている。
そういえば、女性が前を歩いていた。

こちらはハイマツの中に入っていく。
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軽いアップダウンで、大きな岩が連なる場所も。
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全く見通しがきかないので、進行方向を迷うような場所もあった。

横岳から20分ちょっとで、再び阿弥陀池からの道との合流地点に。
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このまま男岳に登り、周回コースは時計と反対回りに歩くつもりだったが、午後から天候が回復するのを期待して、逆回りで歩くことにする。
つまり、ここから通称ムーミン谷に下ることにした。
そうすると、男岳に達するのは、だいたい4時間後。
午後1時頃には晴れていてほしい。

下りは外輪山の内壁なので、かなり急峻。
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滑りやすいガレ場だ。

間もなく、40歳前後のカップルとすれ違い、少々会話。
男「もう下山ですか」
私「いや、午後から少し回復する予報なので、1周して時間を稼ぐつもりなんです」
女「そうなんだって。じゃ、ゆっくり行こうよ。でも、この雨は何?」
私、男「これはガスでは・・・」
女「だって、ほら、ぽつぽつって」
私「ほんとだ。降って来ちゃいましたね」
というわけで、お互い会釈して別れる。
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岩手県側の国見温泉から来た方だった。

少し下ったところで、ザックにカバーを掛け、カメラを包むスタッフバッグを取り出す。
今回はエアマットや2日分の食料も持ってきているので、ザックがぱんぱんでカメラが入らないのだ。
この先で、今度は若い男性3人組とすれ違う。国見から登って来る人は結構多いようだ。

途中、右手に「女岳→」と書いた道標があった。
女岳(1513m)は1970年9月に噴火してカルデラ内に500mほど溶岩を流した山なので、登山地図に山頂へ行く道は書かれていないが、行けるらしい。

雨はだんだん本降りになってきた。容易にカメラを袋から取り出せない。
傘を忘れたのは失敗だった。
ほぼ下り切って、木道に出たあたりで、黄色いゴアの人に抜かれる。
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駒池あたりで、雨が最も激しくなり、撮影に難儀する。
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かろうじて、小岳(1409m)の斜面を収める。登り口のような踏み跡は見当たらなかった。
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裾野の池は、かたがり泉水。
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すこしガスが薄くなって、大焼砂の稜線が見えたので3枚だけ撮ったが、この雨。
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カメラがずぶ濡れになった。
またしても、雨に当たりにわざわざ大枚はたいて東北に来てしまった。とほほのほ。

木道で100円拾った。ラッキーだが、そんなのはいらないから、早く雨が上がってほしい。
木道の下りはスリップが怖いので、時々、外れて、焼け砂の上を歩いた。

ムーミン谷を抜けて、馬場の小路コースを横長根に向けて登っていく。
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大焼砂からの道は、真っ黒な溶岩のザレ場。
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横長根を10分ほど下ると第二展望台なる場所。
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手前の黄緑色キノコみたいなのは、地震観測器。御嶽山噴火の後、取り付けられたのか。

紅葉はきれいなのだが、カメラが濡れていて、みんなピンぼけ。
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第二展望台から10分ほどで、だんだんガスが晴れてきた。
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若い男女3人のグループに追いついたあたりで雨も上がり、ぱっと女岳が姿を現した。
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これには感激。
これで天気は回復に向かうと判断。ザックを下ろして、カメラとスタッフバッグの内面を念入りに拭いた。
軍手も脱いで、素手になった。

(つづく)
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櫛形山(下)

【2014年9月27日(土)】櫛形山
裸山(2003m)を後にして、コルまで下りてきた。
このあたりもアヤメの群落らしい。
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今はアザミばかり。
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よく見ると、マツムシソウも混ざっている。
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ただひとり真っ赤になったナナカマド。
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原生林の中を進む。
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推定樹齢300年のカラマツ。
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このあたり地形図にない分岐、枝道が多い。
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カラマツ林に時々、広場がある、ユニークな道だ。
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10:56、「山梨百名山」の標柱などがあるピークに到着。
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樹林帯の中だが、すこし東側に下がると、木々の間から富士山が見える場所がある。
そこに腰を下ろして昼食にする。
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こちらはテルモスの湯を沸かして、カップ麺「辛さ3倍 さっぽろ一番みそラーメン」。
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確かに辛く、汁を飲み干すのが大変だった。あとは、お稲荷さんのおにぎり1個。
熱いのを食べているのに、体が冷えてきたので、ゴアをはおり、軍手をする。
O君は熊本の棒ラーメン。

食後、こちらは三角点のある真のピーク(奥仙重、2052m)まで、ピストン。
O君は留守番。
かなり下る。
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途中2か所、展望スポットあり。
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右の盛り上がりは毛無山(1964m)。

旧櫛形町市街と、背後に御坂山塊。
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三角点ピークは樹林に囲まれ、展望なし。
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地形図上はほぼ同じ高さだが、歩いた感触としては三角点ピークではなく、標柱ピークの方が高く感じた。

30分ほどで戻ると、O君は「冷えちゃった」と言って、ゴアを着て、手袋をしていた。
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待たせて申し訳ない。
居合わせたおじさん2人に三角点ピークの情報を提供し、下山。

下り始めて、O君にまた通風の症状が出たようで、靴のひもを緩めていた。
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なだらかな道なので、2人で歩いている動画を撮影。
わざと転倒したりなんかして、facebookに投稿した。
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頂上から30分ほどで、中尾根と南尾根の分岐にあたる「ほこら小屋」に到着。
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中を覗くと、温室のように熱く、カメラが曇ってしまった。
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「熊目撃情報あり」との貼り紙を熟年夫婦の旦那の方が熱心に撮影していた。
水場へは奥さんが行っていたが、ちょっと距離がありそうなので省略した。

祠があると地図にあったが、確認するのを忘れてしまった。
でも、帰宅して写真を見ると、大木の根っこに小さな石の祠が写っていた。
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これのことか。

ここから、そんなに傾斜はきつくないが延々と下り。
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おどけるO君。
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途中、下界がよく見えるスポットもあった。
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植物の勉強。
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これのことか。
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どうも今日の下りは、足の裏、とくに爪先の方が痛い。
セオリーとは異なるが、道も乾いているので、かかとに重心を置きながら歩く。

「そろそろ休むかい」とのO君の声が聞こえた頃、ガードレールらしき白い物体が見えてきた。
「林道で休もう」。ほぼ中間地点だ。
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道の脇で足を伸ばして休憩。ザックを背もたれにしてあおむけになった。
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朝から抜きつ抜かれつのおじさんが先に行く。
でも、休んで足がだいぶ楽になった。
10分ほどで出発。
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さらに550mも下らないといけない。頑張る。
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O君はやはり足が痛いのか、下りはスローペース。

終盤はヒノキ植林帯の暗い道。
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あと100m。
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最後の分岐が分かりにくく、少々悩んだ。
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左のジグザグを嫌って、右の道を選んだが、最終的には左の道とも合流したようで、どっちでもよかったようだ。

ようやくウッドビレッジに下りてきた。
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缶チューハイを飲みながら、ビールの箱を運んでいる兄さんがいた。
今夜はバンガローで酒盛りのようだ。

午後2時過ぎ、駐車場に戻ってきた。
途中、facebookで御嶽山が噴火したようだとの情報あり。
(行けばよかった)と一瞬思ったが、帰宅してテレビを見て、これは行っていたらひとたまりもなかったと思い直す。

グリーンロッジで赤石温泉の情報を聞こうとしたが、誰もいなかった。
水道の水を飲む。湧き水ではないのか、ぬるかった。
O君も「日帰り温泉探すよ」と言ってくれたが、赤石温泉にこだわる私は、直接電話して営業時間、道順などを聞く。
「営業時間は4時まで。県民の森からなら氷室神社の前を通って、丸山林道を下り、500mくらい行くと案内板がある。20分くらいだ」というので行くことにする。

道はわりと分かりやすかった。宿もなかなか雰囲気のあるところだったが
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男は露天風呂にしか入れないという。内湯もあるが女性専用とのこと。カップルなどはどうしたらいいのか。もともと別だけど、あまりにも離れている。
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露天風呂にも、カランや石鹸・シャンプーはあるというので、問題なし。600円。
制限時間は1時間10分とのこと。
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露天風呂はかなりワイルド。
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他の入浴客がみな湯に浸かっていたので、まず「女性優先」の仕切りのあるところで体を洗う。
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女性など来るわけがない。
お湯の温度調節がむずかしく、となり部屋のO君が困っていたので、水量の変動がないよう、こちらは出しっぱなしに。
野外だが風がないので、そんなに寒くなく、助かった。

風呂は水、普通の湯、熱めの湯の3種。
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熱めの湯はやはり熱く、5~6人の入浴客みんなが「普通」に集中していた。
鉄分がかなり多いのか、色は赤い。赤石温泉だし。
しばらく温まって、出る。
ここは鉱泉で加熱しているようだ。
平日は温めていないらしい。

O君とはここでお別れ。湯上がりにゆっくりお話できなかったのが残念。
こちらは見晴台などで写真を撮影しながら、帰途につく。
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毛無山(1564m)。
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右は蛭ヶ岳(1279m)。
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平林集落。
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御坂山塊。
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いきなりお腹が空いてきたので、「みさき耕舎」という店で、手打ちうどんの「みさきうどん」を食す。620円。
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出てくるのに結構時間がかかったが、正面の富士山がいい薬味になった。
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ここには地元の人が何人も野菜を買いにきていた。

4時半くらいに出発。
稲の収穫、曼珠沙華、富士山とすばらしいロケーション。
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どんどん下り、富士川を渡って、櫛形山を撮影。
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八ヶ岳も見えた。
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こちらは茅ヶ岳(1704m)。
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まだ明るいので、身延線の駅舎撮影に宗旨替え。
未撮影の駅を回る。
東花輪駅。
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小井川駅。
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常永駅。
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国母駅。
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甲斐住吉駅。
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このあたりで日没時間切れ。あと2駅残したが、これはまた次回。

柳沢峠越えで帰るつもりだったが、小仏トンネルの渋滞が5km程度とのことなので、高速を選ぶ。結局11kmになったが、それなりに流れていて助かった。

車中、大相撲で、白鳳が逸ノ城に勝ってガッツポーズ。
7:50に帰宅した。
富士山には結局最後まで雲がかからず、樹林帯ばかりを歩く櫛形山ではもったいないくらいのいい天気だった。

最後になりましたが、御嶽山の噴火で亡くなった方のご冥福をお祈りします。

【行程】2014年9月27日(土)
県民の森駐車場(7:10)~北尾根登山口(7:26)~みはらし台(8:14撮影・休憩8:23)~アヤメ平ゲート前(9:34休憩9:37)~アヤメ平(9:40休憩9:48)~裸山(10:11撮影・休憩10:22)~櫛形山(10:56昼食11:30)~三角点(11:43)~櫛形山(11:59)~ほこら小屋(12:29)~林道交差点(13:07休憩13:19)~県民の森駐車場(14:07)
※所要時間:6時間57分(歩行時間:5時間45分)
※登った山:2座(裸山、櫛形山)
※歩行距離:14.6km
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櫛形山(上)

【2014年9月27日(土)】櫛形山
この日は、高校時代の同級生O君に「どっか行こう」と誘われていた。
山梨の櫛形山(2052m)か甘利・千頭星山の2案を提案したら、前者がいいとのこと。
登山口の県民の森駐車場に午前7時待ち合わせということになった。

当方は4時に起床。4:22に出発。
扇山に厚く雲がかかっており、気分がふさぐ。天気予報では晴れだったのになあ。
大月あたりも、どんより曇っていて、富士山が見えない。
でも、笹子トンネルを抜けると、一気に青空。
櫛形山山頂付近には雲が残っているが、たぶん、取れるだろう。

甲府南ICから高速並みの「新山梨環状道路」を経由して南アルプス市へ。
左折すべき場所を、間違えて直進してしまったので、ついでに南アルプス市役所を撮影しておく。
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県民の森駐車場には予定より30分も早く、6:30に到着。
まずはトイレ。着いた途端にしたくなった。
ウッドビレッジ伊奈ヶ湖のトイレは和式だった。
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引き続き、周辺の写真を撮影。
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こんなしゃれたレストランまであった。

靴を履き替え、念入りに体操し、O君の到着を待つ。
彼は7時ちょうどに現れた。
「いやあ、あの店でうどん食ってたら、遅くなっちゃった」
「それにしても、今年はO君とよく登ってるよなあ」
「そうだよ。おれ今年は、全部お前と一緒だもん」
そうか、それは随分仲良しだ。

というわけで7:10に出発。まずは舗装された櫛形山林道を歩く。
北尾根を登り、裸山を経由して、櫛形山へ。帰りは中尾根を下りてくる周回コース。
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山頂付近は見えないが、北尾根は快晴。緑がまぶしい。
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15分ほどで、北尾根登山口に。ちょうどいい足慣らしになった。
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いきなり急登かと思っていたら、そうでもなかった。

木漏れ日の樹林帯をひたすら登る。
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O君のペースが速く、付いていくだけで必死。
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登山口の標高は約900mだったが、100mごとに、標識がある。
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1200m地点で、先行におじさんを追い抜く。
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「1300あたりで休むか?」とO君が言うので、「1320mくらいで林道に出るので、そこまで行こう」と提案。

歩き始めてから1時間ちょっとで、林道に出る。
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そこは展望台になっており、すばらしい眺望が広がった。
まずは八ヶ岳。
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そして富士山。
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金峰山(左、2595m)と朝日岳(右、2479m)。
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大菩薩嶺(左、2057m)と小金沢連嶺。
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すぐ背後にある丸山(1625m)。
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ここには、田中澄江の登山碑があった。
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櫛形山はアヤメで有名だが、田中澄江の「花の百名山」には入れられていない。
しかし、その後に出した「新・花の百名山」には収録されていて、こう書かれている。
「十年前に『花の百名山』を出版し、その年の七月に櫛形山に登り、アヤメ平を一面の紫に染めるアヤメの大群落を見て、『あ、しまった』と思った」
文学碑の文字は銘板が日に焼けていて、ほとんど読めなかった。

櫛形山は甲府盆地から見ると、南アルプスの手前、鳳凰三山の左にどっしりとした山体を横たえている印象的な山で、和櫛のように見えることから、その名が付いたとも言われている。
以前から、ずっと気になっている山だった。
アヤメの季節は混むだろうから、いま時分がちょうどいい。

一部紅葉も始まっている。
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紅葉は真っ盛りの時よりも、染まり始めた頃が好きだ。
しばし、登山碑のたもとに座り込んで休憩する。
さっきのおじさんが追いついてきて、先に行ってしまった。
こちらも10分ほどで出発。

振り返ると、一段上にちゃんとした展望台があるようだ。
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もちろん登る。さっそく復習だ。
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甲府盆地を貫く釜無川がよく見える。
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甲府市街。
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奥秩父の峰々。
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この先は比較的ゆるやかな道。
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北尾根の南斜面をトラバース気味に登っていく。
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再び、さっきのおじさんを抜いたかと思うと、間もなく、軽装の若者二人がかなりのスピードで抜かしていった。

O君から「一本調子の道だなあ」との感想が漏れる。
しかし、木々のすき間からは、一糸まとわぬ富士の姿が。
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平成峡からの道の合流点を9:10頃通過。標高は1670mほど。
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O君が「このまま行っちゃう?」と聞く。
「うん、行っちゃおう」
「アヤメ平まで35分とあるから、30分かな」

相変わらずのトラバース道。ほんとに一本調子だ。
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ただ、傾斜はゆるやかなので比較的楽である。

標高の標識は巨摩高校自然科学部の設置だが、あまり正確ではない。
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実際、GPSと地形図を照合すると、この地点は1740mしかない。

アヤメ平に近づくと、少し植生が変わってきた。
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林床は、小さなササから芝生状に。
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分岐から25分でアヤメ平に到着。平らで開けた場所だ。
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植生保護のためのフェンスの手前で、O君が「休もうか」というので、腰を下ろす。
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すると、彼は地図を見て、「このすぐ先に東屋があるみたいだから、そこまで行こう」と言うので、あわてて立ち上がる。

シカ柵の扉の中に入ると、トリカブトが今を盛りと咲いていた。
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あとはアザミや何かの枯れたのが群生。
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お花は完全にシーズンオフだ。

すぐ先にソーラー式のトイレが見えて、丸太を切ったベンチが並ぶ休憩スペースがあった。
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まずは探検がてら、小便。
中は真っ暗だったが、センサーで電気が付いた。
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無放流水洗トイレなるもののようだ。1年間の実験中。

アヤメは昔に比べると随分減ってしまったようで、現在、再生中らしいが、こんな嘆きの歌も。
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私には高山植物を持って帰る人の神経が全く分からない。
花は人の心を狂わせるのでしょうか。

ここが1900mというのは合っている。
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櫛形町観光協会の勝ち。

登山地図には「休憩舎」とある建物を探検。
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単なる東屋かと思ったら、れっきとした「避難小屋」だった。

でも中を覗くと、床がゆがんで盛り上がっていた。
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地震のせいだろうか。あまり利用されていない印象だ。
連絡帳を開くと、最後の記述は8月30日だった。
中に「櫛形山トレッキングコースの見どころ」というイラストマップがあったので、1枚いただいてきた。これは新しくできた、池の茶屋駐車場からアヤメ平へのコースの説明だ。
そちらの方は南アルプスの展望がいいようだ。

ここからなだらかな道を進む。
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明るい林だ。
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目立つのがカラマツの枝にぶら下がる、とろろこんぶのようなサルオガセ。
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これはもう、あちこちにあった。

少し登って、裸山(2003m)のコルに出る。
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裸山は東斜面が裸になっている。
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こんな巨大な案内板があった。お金をかけるなら、もっと別の方にかけてほしい。
はっきり言って不要だ。
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コルから標高差で20mほど登ると、頂上。
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地形図では山頂を取り巻くように道が表記されているが、ちゃんと頂上に通じる道はあった。

正面に色づき始めた櫛形山の稜線が見える。
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知らぬ間にカメラのホワイトバランスが変わってしまい、色がおかしい。
しばらく我慢を。

その上から富士山が顔をのぞかせていた。
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反対側(西)には、木々の間から、ちょうど北岳(3193m)が見えるポイントがあった。
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名前にちなみ、ここで裸になる。風もなく、ぽかぽか陽気でよかった。
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少し南へ下ると赤石岳(3120m)などが木々の上にようやく見えた。
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まだ10時すぎだが、O君が「腹減った。でもお昼は櫛形山にしよう」というので、つなぎにチョコ2個を進呈。
10分ほどの滞在で下山。櫛形山に向かう。

(つづく)
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八幡平(下)

【2014年9月20日(土)】八幡平
茶臼岳山頂(1578m)でたっぷり撮影して、直下の茶臼山荘へ戻る。
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さっき湯を入れておいたアルファ米に、おかずはチキンカレー。
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さっき沸かしたお湯がすこしぬるくなっていたのか、カレーの方はあまりは熱々はなかった。
じかに飲んだら、アクエリアスがカビた味がして、まずかった。

30分ほど休んで出発。
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滑りやすい道を下る。まだあちこちに水たまりがある。
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暑いので、ゴアの上を脱ぐ。
恵比寿森への分岐らしきところは、かなりのヤブで、ここではないかもと少し進んでみたが、なかなかそれらしき道は出てこない。
さっきの場所には古い道標の残骸みたいなのがあったので、やはりあそこだったのかもしれないと戻って、もう一度、きちんと確認してみたら、完全なヤブで廃道状態。とても進めたものではないので、さっきの作戦は断念せざるをえなかった。
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もう安比高原へ下るしかない。
これで時間を10分近くロスしてしまったので、この先は少し速足で下る。

登山地図の「西森山・前森山を望む切り込みあり」の地点は12時半すぎに通過。
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その先は道の状態もいいゆるやかな下りなので、ところどころ自分の動画を撮りながら小走りで下った。
おかげで安比岳コースへとの分岐に、コースタイム45分のところ30分で着いてしまった。
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ただ、気がついたものはちゃんと撮っている。
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道は本当に歩きやすかった。
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この先、駐車場までの道も路面は良好で、20分を15分。
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ブナ林もいい感じ。
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途中、水場があり、ごくごく飲んだ。
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空になっていたボトルに350ccほど詰める。冷たくて、うまかった。

駐車場に出る直前、砂防ダムの下を渡る。
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13:20、登山口に到着。駐車場には車が2台止まっていた。
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ここからは延々、林道歩き。
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でも、池塘が出てきたり何だりで、楽しく歩けた。
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左手に見える饅頭のような丘、岩畑山(938m)に行けたら登りたかったが、登山口らしきものはなく通過。
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「遊々の森」に入ってしまえば、あったのかもしれない。
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沿道の花々や紅葉。
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ブナ二次林というのがあった。
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林道を45分ほども歩いただろうか。開けた場所に出てきた。
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前森山(左)と西森山(右)である。

午後2時すぎ、「ぶなの駅」に到着。
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ここでトイレに寄り、ゴアの下も脱いでしまう。
ぶなの駅の人に、「地形図にある、岩畑の湯に直接行く道は通れるか」と聞くと、その道はもうないとのこと。
逆に質問された。
「まつたけの人いた?」
「いえ、見ませんでした。だめなんですか」
「まあ組合でやってるからね。でもあまりうるさくは言っていない。安比温泉は行ったの」
「いえ、茶臼からです。あそこは湯船だけですか」
「そう」
「脱衣所もない?」
「そう、今日は何人か登って行ったよ」
みたいな話をする。
そういう山中の野天湯は、湯から上がった後も、また歩いて汗をかいてしまうので面倒だが、それも予定に組み込んでしまえば、面白いかもしれない。

しばし、馬が飼育されている「中の牧場」を見物。
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さみしげな標柱を後に、今度は延々、舗装道路を下る。
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ぶなの駅の人に、「岩畑の湯までは2kmもない、駅までは6km」と言われたが、湯まで3km、駅までは8kmもあった。
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とにかく舗装道路が長かった。

岩畑の湯はしゃれた建物。宿泊もできる施設のようだ。
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受付の人に「いくらですか」と聞いてもしばらく黙っているので、「入浴ですが」というと、やっと600円と答えてくれた。
ついでに安比高原駅まで歩いてどのくらいかかるか聞くと、1時間くらいだという。
この辺の観光地図みたいのを想像して、「地図はあるか」と聞くと「それはないですよ~」とちょっと小ばかにしたような言い方。
でも「駅までなら、下の道をずっとまっすぐ行ってください。途中にローソンのある交差点がありますが、そこもまっすぐ」と教えてくれた。

現在、14:55。次の列車は15:47。カラスの行水で15:30に来てくれるようタクシーを呼べば、その電車に乗ることはたぶん可能だが、あわただしいのもいやなので、やはり歩いていくことにした。
そうなると次の列車は18:06発。おそらく駅で1時間以上待たないと行けないが、まあそれもいいだろう。

風呂には2人のおじさんがいた。
脱衣所で、上がってきた一人に声をかけられた。
「登山かい。どこから」
「藤七からです」
「八幡平登ってかい」
「ええ」
「どのくらいかかる」
「7時間半かかりました」
あといろいろと話しかけられたが、なまりがきつくてあまりよく聞き取れなかった。

もう1人も上がって帰ったので、また遠慮なく浴室を撮影。
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ゆっくり入って、汗を流し、脱衣所できちんとパッキングをし直し、アイスを買って、4時頃に出発。
このモナカのおいしいこと。
ここからがまた遠い。何という名前の山か分からない景色を撮りながら下っていく。
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でも、奥の山並みは七時雨山(右、1063m)と西岳(左、1018m)だろうか。
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服は普段着になったが、涼しいので汗はかかない。
まくっていた袖をすぐに下ろした。
道はバイクが多くで落ち着かない。みんな、こんな時間にどこへ行くのか。

間もなく、安比のグランドヴィラが見えてきた、黄色い巨大なホテル。
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山あいには不釣り合いで醜悪に見えた。1期工事の小さい方は谷口吉生の作品だそうだが。

その正面には安比高原牧場。
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さらに進むと、ペンション村。
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メルヘンチックで、ちょっと泊まってみたいと思わせる。

さらに直線道路を下る。
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両側はそば畑が広がる。
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駅前には何もなさそうなので、国道との交差点にあるローソンで、つなぎの銀河高原ビールとつくね棒、じゃがりこを買って、駅まで飲みながら歩く。
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駅への道はゴルフ場の入口という感じで、当然のごとく、駅前には見事に何もなかった。
地図上では国道のすぐ横だから、裏から入った方が近いかもと一瞬頭をかすめたが、駅近くで国道はトンネルに入っていた。危なかった。
駅には5時前に到着。今日は26kmも歩いた。過去最高記録だ。

駅舎はわりと新しいが、山小屋風デザインでまあまあ。
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スキーシーズンはバスも出るらしい。
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ホームなどを見学。
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待合室で、靴下を取り換え、facebookに投稿などして時間をつぶす。
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1時間後、真っ暗になってから乗車。
19:13の新幹線は、乗り換え時間が5分しかないので諦め、次の19:50で考えておく。
所持金は1万円札しかなく、運賃は車内で精算できず。
盛岡駅の改札で精算し、一応急いで、JRのみどりの窓口に走ったが、すでに19:11。13分のは間に合わないと言われ、素直に50分の指定席を買う。

では時間まで食事をしようかと構内を歩く。
「まめぶ汁」がそそられたが、またビールを飲んでしまいそうなので、止めて(車内で山行メモを書くつもりなのだ)、駅弁にした。
アラカルトっぽいのは宿でいろいろ食べたので、640円のみそかつ弁当に。でかいヒレカツが3つもあって残しそうになるくらいボリュームだった。

車内では結局、メモを書く気力がなく、購入した八幡平の冊子を読んでいるうちに、古川あたりで沈没。
仙台で隣の席に人が来たようだが、そのまま爆睡。
「まもなく大宮」のアナウンスであわてて、充電器などその辺に散らかしていたものを片づける。
フックにかけてあったウインドシェルを忘れそうになり、危なかった。
川越への乗り換えはすぐ川越線が来たので、乗り継ぎはばっちり。

川越駅から本川越駅への移動も急ぎ足で、ロスタイムをなくし、10時半頃に帰宅。
2泊3日の長い旅だったが、八幡平が晴れて救われた。

【行程】2014年9月20日(土)
藤七温泉(7:25)~裏岩手縦走路入口(7:54)~八幡平駐車場(8:12撮影8:29)~八幡平(8:52)~ガマ沼分岐(9:03撮影9:07)~凌雲山荘往復(9:20)~見返峠(9:26)~八幡沼分岐(9:52)~源太森(10:01撮影・休憩10:14)~黒谷地湿原(10:41撮影等10:47)~茶臼山荘(11:12昼食準備11:19)~茶臼岳(11:23撮影11:30)~茶臼山荘(11:33昼食11:54)~西森山展望所(12:33)~安比温泉分岐(13:03)~登山口(13:16)~ぶなの駅(14:03着替え・撮影14:17)~岩畑の湯(14:53入浴15:45)~安比高原駅(16:59待ち合わせ18:06)=盛岡(19:08)

※所要時間:9時間34分(歩行時間:7時間13分)
※登った山:3座(八幡平、源太森、茶臼岳)
※歩行距離:26.0km
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八幡平(中)

【2014年9月20日(土)】八幡平
八幡平山頂(1613m)を通過して、ガマ沼に向かう。
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それにしても、このあたりはまったく平らだ。
平らだから「八幡平」というと思っている人が多いかもしれないが、深田久弥の「日本百名山」によれば、「タイとは山上の湿地帯の意」と解説している。

正面に岩手山(2038m)が見える気持ちのいい散策路で、熟年カップルが手をつないで歩いていた。
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ガマ沼はすばらしい。水が透き通っている。
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これも火口湖で、湖底には3つの火口が隠れているのだそうだ。深さは約9m。
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左に目を移すと八幡沼。これまた、なんと美しい。
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八幡平最大の沼で、東西600m、南北200m。水深は22m。

こちらは5~7個の火口がつながってできたという。
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左に見える避難小屋は、陵雲荘。
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昭和32年に建設され、現在の建物は4代目。
当初は「凌雲荘」で「雲を凌(しの)ぐ」家だったが、いつの間にか「雲の陵(墓)」になってしまったという。

沼の両側には草もみじとなった湿原が広がっている。
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八幡沼の展望台は新調されてはいるだろうが記憶にある。
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ここで、大学自転車部のみんなで大騒ぎしながら写真を撮ったっけ。

陵雲荘の見学に行く。背景のわずかな突起は源太森(1595m)。
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この避難小屋もきれいだ。
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トイレに行きたかったが、さっきの熟年カップルの女性が使用していたので、我慢する。

さて、引き返して見返峠に向かう。
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ガマ沼は岸辺まで下りることができた。
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見返峠までの道で、若者カップルが1列になって歩いている。
若いのに落ち着いているなあと感心していたら、どうやら私を先に通すために道を空けていたらしい。
手をつないで、道を占領している年寄りとは心がけが違う。
私が抜かして、トイレ方面に行くと、安心したように並んで歩いて行った。いい子たちじゃないか。
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さて、見返峠。
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標柱は地味だが、ここからの眺めもまたすばらしい。
右端の畚岳(もっこだけ、1578m)の左に、雲をかぶせているのが秋田駒ヶ岳(1637m)。
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その左手前のちょこんとした突起が乳頭山(1478m)。
その手前に広く横たわるのが諸桧岳(1516m)。

岩手山(左)の右に、ぴょこんと飛び出しているのは犬倉山(1408m)。
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右端が源太ヶ岳(1545m)。

岩手山の左肩に見えるはずの早池峰山(1917m)や畚岳の右に見えるはずの月山(1984m)や鳥海山(2236m)は残念ながら見えなかった。
八幡平の駐車場が満車でもないのに、下に駐めている車が多いのは、無料だからか。
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ちょっと待て。あそこに見える昭和な建物は何だろう。ちょっと興味をそそる。
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それにしても、今日は雲の配置がいい。
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眺望を堪能したら、木道の小さな峠を越えて、八幡沼南岸の湿原に向かう。
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草もみじで一面黄金色だ。
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池塘も変化に富んでいる。
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対岸には陵雲荘が見える。
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雲に向かって歩いていくような感じだ。
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何度も立ち止まって、写真を撮っているうちに、白いジャンパーを着たおじさんが迫ってきた。
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山仕度ではないので、ただの観光客のようだが、源太森まで歩いてきた。

八幡沼分岐で10時前。予定では9時前には通過している予定だったので、1時間も遅れている。
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しかし、こんなに景色がいいので、ついゆっくりしてしまう。
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陵雲荘方面からもハイカーがやってきた。
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源太森に向け、すこしピッチを上げよう。
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木道が途切れると、まもなく源太森山頂への分岐。
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ちょっと登るだけで
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すぐに頂上。10時に到着。
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ここからの展望も絶品。
八幡沼が逆方向から見え、平らな八幡平が見える。
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岩手山。
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裏岩手方面。
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見返峠の向こうに畚岳。
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東には茶臼岳(1578m)。
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確かに先端の突起が茶臼のようだ。
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あれは安比高原スキー場のある前森山(右、1304m)と西森山(左、1328m)。
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ここで10分ほど休憩。
さっきの若者カップルが後から着いて、先に出発して行った。

ここから安比岳分岐まではヤマハハコが咲く軽やかな下り。
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(これは振り返って撮影)

分岐を過ぎると、河原石のような石がごろごろした道が続く。
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その先はひどくえぐれた道。
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石畳の後、市松模様の木道などを30分ほど下り、黒谷地湿原へ。
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ここでさっきのカップルに追いつく。
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水場があるはずなので、右折してちょっとバス停の方に向かって歩いてみたが、すぐには見えなかったので、引き返す。
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水は足りるだろうか。もう100ccくらいしかない。
いざとなれば、テルモスの中にあるお湯を飲めばいいんだけど。

展望台より黒谷地湿原の景色を眺める。
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カップルの後を50mほど遅れて歩き始める。
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たが、彼らには全く追いつかない。
大きな丸い石がごろごろある道を、小走りに近いほどのハイペースで登ったが、差はむしろ広まっているように思える。
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あの女子はK美さん並みの暴走族だ。

結局、追いつかないまま、コースタイム45分のところ25分で茶臼山荘に到着。
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ここもとても清潔だ。
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さっき思いついた方法で昼食の準備をする。
今日の昼食はアルファ米だが、熱湯でも15分待たないとならない。
その時間がもったいないので、ここで熱湯を入れて、置いておき、茶臼山を往復して、帰ってきてから食べるというプランである。

そのように準備して、空身で出発。
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山頂へは3分ほど。
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あっという間に到着。
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ここの眺望もまた、たまらない。
眼下に熊沼。奥には左に諸桧岳、右に畚岳。
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夜沼。
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畚岳の藤七温泉。
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嶮岨森(1448m)。
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源太ヶ岳(左端、1545m)と大深岳(右端、1542m)
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アスピーテライン。
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八幡平(1613m)。
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アスピーテラインから茶臼山への登山路。
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そして、遠く秋田駒ヶ岳(1637m)がとうとう姿を現した。
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北東には大黒森(中央、1446m)。
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地図を見ているうちに、ここから茶臼岳コースを安比高原方面に下ると、15分ほどで恵比寿森(1496m)への分岐があることを発見。
赤い破線にすらなっていないが、こういう場合でも踏み跡はあることが多い。
この道は大黒森につながっていて、そこからスキー場があるようなので(帰宅後に地図をよくよく見ると、「スキー場跡」とあった)、ゲレンデを下れば、御在所温泉に出る。
「登った山」を2つ稼げる上に、時間も短縮できて、温泉に入り、バスで盛岡に出られる。
すばらしい。もし道があったら、そちらにしよう。そういうことにした。

その恵比寿森。
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御在所温泉方面を見下ろす。中央奥は松尾鉱山跡の鉱水処理場。
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御在所沼と周辺の湿原。
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温かく風もないので、ここでお昼にしたら気持ち良かっただろうが、やむを得ない。
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景色を堪能して、小屋に戻る。

(つづく)

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八幡平(上)

【2014年9月20日(土)】八幡平
前夜より藤七温泉「彩雲荘」に泊まっている。
夜中に2度トイレに起きた。
その時には、早起きして露天風呂からの御来光の写真を撮りに行くことも考えたが、結局眠くて起きられず。

6時頃むっくり起きて、宿周辺の撮影に出かける。
天気はこの建物を境に東(里)の方が晴れていて、西(山)の方はガス。
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北上盆地は雲海で、岩手山(2038m)にはまだ雲が覆っている。
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今日もガスの中だろうか。と暗然たる気分。
天気予報から考えると、雨が降ることはないのだろうけど。

温泉宿の裏側の小山に登り、周囲を見渡す。
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八幡平の茶臼岳(1578m)。
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源泉の方には細い道が通じている。
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裏山は箱庭にようだ。
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宿の東側にある露天風呂。
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この露天風呂は母屋からつながっているのが判明し、近くの蓬莱境探勝路に行くのは止めて、やっぱり風呂に入ることにした。

バスタオルは昨日、内湯の脱衣所に忘れてきたので、浴衣をバスタオル代わりに持って行く。
朝食前のちょうどいい入り時なのに誰もいなくて独占。入浴写真も自撮りできた。
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宿の人が言っていた通り、確かにここからなら、天気さえよければ御来光がきれいに見えただろう。

ただ、脱衣所に来て分かったことだが、さっき撮影したのは女湯であった。
一応、声かけをしてから覗いたのだが、危なかった。

朝食は7時から。朝飯前の6時50分に会計を済ませた。
HPからとった平日のみの2000割引券は通用した。
「土曜にかかるからこの券は使えない」と言われたら、文句を言う用意もあったが、よかった。

朝食もバイキング。
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温かい湯豆腐としゅうまいがおいしかった。生野菜も。
太るといけないので、ごはんは1杯だけにした。

7:25出発。気温は6℃。
外に出ると、さっきまでのガスはすっかり晴れて、ピーカン。
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マジですか~! この天気が一日中続くことを祈らないではいられなかった。

だけど、昨日の雨で濡れているところもあると考え、ゴアの上下を来て出発。
さっきの探索で、源泉経由で縦走路に出るとみられる道があったので、そちらを行く。
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よしずの柵で囲まれた女性専用露天風呂の横を通るので、再び声かけ。
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幸い、誰もおらず、無事通過できた。
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温泉の沢に沿って遡る。沢の水はさすがにあたたかい。
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ところどころで湯が沸き出していて、あちこちから湯気が立ち上っている。
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硫黄の臭いがたちこめる。
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でも、風が吹いているので硫化水素中毒になることはないだろう。

ただ、10分ほど登ると道が不明瞭になってしまった。
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無理やり行っても大丈夫のような気がしたが、とくにこだわるルートでもないので、直登は断念。樹氷ラインに出る踏み跡に従い、道路に出る。

途中、小さな池塘があった。
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道路から見た源泉の全景。
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ここからの景色もすばらしい。岩手山と雲海に浮かぶ姫神山(左端、1124m)。
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今日は晴れて本当によかった。

藤七温泉を見下ろす。
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露天風呂に日の光が反射している。
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まだ皆さん朝食中なのか、誰も入っていない。

昨日、風雨に泣かされた畚岳(1578m)も見えてきた。
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途中の駐車スペースに車を止めた中年カップルの後を歩く。
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そろいのスパッツがほほ笑ましい。

昨日、私が歩いた裏岩手縦走路へ入っていった。
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今日は土曜日なので、かなり人が入りそうだ。

この登山口まで登ってくると、秋田方面が見えるようになる。
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中央に焼山(1366m)。その左奥に森吉山(1454m)。

アオモリトドマツの森がよく見える。
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眼下に小さな池塘。
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風が強いからか、木々が風力記号のような形になっている。
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秋田側にも深い森が広がっている。
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南西側の山並み。
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畚岳の裾野もこうして見ると大きい。
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頂上にはもう人の姿が。
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この天気ならハイキング気分だろう。
再訪したい気もするが、時間を優先。

高原状の諸桧岳(1516m)が遠望できる。
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樹氷ラインと八幡平アスピーテラインのT字路が近づいてきた。
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秋田方向へ続くアスピーテライン。
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T字路にはレストハウスや広い駐車場がある。
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まだ雲をかぶった岩手山が一望。
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鬼ヶ城尾根の岩稜が確認できる。
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案内板には「鳥海山や月山」も見えるように書いてあるので、少し寄り道だが、駐車場奥の展望台まで行ってみる。でも、いずれも見えなかった。
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北は八幡平の高原。
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ここは大学2年の夏合宿(1982年)以来だから32年ぶりになる。
こんな雰囲気だったかどうか、あまり記憶にない。

これと似たような標識があったような気がするが。
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当時の写真を引っ張り出して見ると、微妙に違っていた。
ここに自転車を置いて、八幡沼の展望台までは行ったことは覚えていたが、八幡平の頂上にも行っていたことがわかった。

これまで八幡平はまだ登ったことがないという認識だったが、これで判定がひっくり返った。八幡平で百名山50座目達成と認識していたが、これにより、順番が逆になり、岩手山が50座目ということになった。
大学の時に訪ねたのは8月7日だったが、まだたっぷりと雪が残っていた。

「八幡平森のあんない所」で小冊子「八幡平山頂 八幡沼セルフガイド」と「八幡平自然観察マップ」を買って(計200円)、登り始める。
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ずっと石畳の遊歩道。
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鏡沼経由で山頂に行くつもりなので、ここで左折。
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不思議なくぼ地。底には水がたまっている。
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火口説、陥没説があるが、成因は謎とのこと。7月まで残雪が残り、解けると、キヌガサソウの群落が見られるそうだ。

次は文字通り鏡のような鏡沼。火口湖である。
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紅葉も見事だ。
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あれれ、岩手山の雲が消えたぞ。なんと、うれしい。でも、悔しい。
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お次は、二つセットでめがね沼。これも火口湖。
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二つ同時に撮るのは、ちょっと難しい。
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八幡平頂上方面から、いやな音が聞こえる。
なんと展望台改築の工事だった。軽トラックも入って結構、大がかりにやっている。
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以前来た時は、こんなものはなかった気がするが、いつ建てられたのだろう。

買った小冊子によると、「あまりに平らで頂上らしくない」ということで、昭和37年に岩手県が土盛りを作ったそうだ。
それがだんだん崩れてきたので、昭和61年に、国立公園指定30周年を記念して展望台が作られたそうである。今回はそれ以来、28年ぶりの改修ということになる。
これを読んで、改めて当時の写真を見ると、標柱の立っている地面より高いところが確かにあり、ケルンも見える。
展望台が建てられたのは、私が訪ねてから4年後のことだ。
それにしても、ここは登山者より観光客がたくさん来る場所だから、頂上から何も見えないのはつまらないだろうし、仕方ないのかねえ。
最も歩かずに山頂に行ける百名山は、頂上までリフトやロープウエーが通じている霧ヶ峰・車山や筑波山だろうが、最も車道に近い百名山はここだろう。
伊吹山も近いが、八幡平よりは登りでがある。

交通整理のおばさんが恐縮していたが、写真だけ撮って通過した。
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もっともつまらない百名山山頂だった。

(つづく)
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裏岩手縦走(下)

【2014年9月19日(金)】裏岩手縦走
大深山荘から水場への見学を終えて、縦走路に戻った。
再び北に向け進む。
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道の両脇にある池塘を通過。
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樹林帯の中を黙々と歩き、嶮岨森(1448m)の登りに差し掛かる。
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道はほとんどこんな状態で、いやんなる。
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お、あれは嶮岨森山頂の影かな。
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フキとかヨツバヒヨドリとか。
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紅葉もちらほらと見える。
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昼前に頂上に到着。
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驚いたことに三角点が二つ。一方は風化して、頭が丸くなっている。
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ラッキーなことに、またまた一瞬ガスが晴れて、眼下の鏡沼が見えた。
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今、歩いてきた稜線もうっすらと。
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3分ほどで出発。次のピーク前諸桧(1481m)へは、90mくらい下って130m登る。

めずらしく花崗岩が露出しているこぶを通過していく。
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4~5人のグループとすれ違う。
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この日は平日でこの天気にもかかわらず、5組くらいの方々とすれ違った。

前諸桧への登り。そこそこきつい。
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あ、あれが前諸桧かな?
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左手に無名の湖。
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嶮岨森から47分で前諸桧到着。コースタイムよりオーバーしてしまった。
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ここも瞬時に通過。次の諸桧岳(1516m)までは石沼(1438m)まで43m下り78m登る。
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わお、また陽が差してきた。
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今度こそ、と思ったが、また一瞬。

石沼の手前の沼は水がたっぷり。
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ミツガシワもすっかり紅葉している。
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すぐ先の石沼を見てびっくり。
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ほとんど干上がっていて、湖底を歩けるような状態。
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こんなふうに石が露出しているから石沼というんだと納得。
でも、植物が生えていないところを見ると、水が一面に張ることもあるのだろう。

ほんとうに石庭のようだ。
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しかし、どうしてこんなに規則正しく石があるのだろう。
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一瞬の青空。天は意地悪だ。
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少しだけ湖底散歩をした後、諸桧岳への登り。
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ほとんど沢登り状態だった。

諸桧岳は1516mの頂上には標識がなく、その先の直角に道が曲がるところにある。
その頂上付近でまたまたガスが薄くなり、岩手山(2038m)のシルエットがもや~っと。
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そのあたりで、男女2人にすれ違う。
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おばさんの方が「車止めてた方?」と聞くので、「違います」と返答。
八幡平方向からの登山口に車を止めて、この縦走路にピストンで入っている人がいるのかもしれない。

しばらく平坦な高原の道。
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正面に本日の最高地点になる畚岳(1578m)。
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なんか、ちょろちょろと見せてくれるなあ。やはり天は意地悪ではないのかも。

午後1時20分すぎ、諸桧岳の標識のある地点に到着。
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前諸桧から所要47分。ほぼコースタイム通り。

ここで腰を下ろし、テルモスのお湯で味噌汁を飲んでいると、西の空が一気に晴れてきた。
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え、え、え、あれは何? ちょ、ちょ、ちょっと待って。
すぐにガスるともったいないので、あわてて写真に収める。
でも何山なんだか、さっぱり分からない。
真ん中はブナ森(1016m)だろうか。その右奥に森吉山(1454m)が見えるはずだが、それは見えない。

ほとんど高原状の諸桧岳。
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おお、岩手山も姿を見せるか!
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今日はこれで晴れに向かうと判断。ザックから一眼レフを取り出し、選手交代。

気をよくして出発する。いやあ、随分苦労させられました。わっはっは。
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ハイマツのトンネルもこんなに明るい。
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おお、あれは八幡平のレストハウスでありますな。明日お邪魔しますです、ハイ。
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畚岳もなかなか端正なお姿ではありませんか。
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雨上がりのササ原もいいもんですなあ。
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いやあ、路面の水が光っちゃって。まあ、きれいだこと。
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下ると、いったん樹林帯に入りますね。
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八幡平の広大な高原。右端は茶臼岳(1578m)。
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畚岳の下半身もけっこう大きいことがわかる。
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地図を見ると、鞍部から126mも登らなければならない。でも、この天気なら楽勝!

鞍部の池塘まで下りてきた。ここで標高1452m。
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あれ、あれれ、あの水面の点々は何?
え、え、また雨。うそでしょ。
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なんか、本降りじゃない。ぎえ~マジかよ~
まさに、ぬか喜びとはこのこと。
わ~い、と思えていたのはたった20分ほど。あわてて、カメラをザックにしまい、またまた小型が再登板。とほほ。やっぱり天は意地悪じゃ。

あっという間に畚岳もガスの中に消えてしまった。
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一瞬でも姿を見せてくれただけ、よかったと思うしかないか。くすん。

畚岳へは分岐から往復15分のピストンがある。
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何も見えないのが分かっていて登るのもばかばかしいが、ここで「登った山」をわざわざ1つ捨てるわけにもいかない。

頂上まで距離にしてわずが200mだが、これが結構な急坂。
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風も雨も強く、ゴアにパチパチと打ち付けてくる。
あまりの悪天に、ポケットからカメラが出せない。
「雨はもういいよ~」とつぶやきながら登るが、全く願いは届かず、頂上はさらに強い風雨。
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さっき見た光景からは、さぞかし景色のいい山であろうことは想像できたが、とにかく戻ることしか考えなかった。

帰りに、うらめしく一度だけ山頂を振り返る。
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分岐から先は、ものすごくえぐれた道。雨はひどくなる一方。
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途中、右手に藤七温泉に直接下る道があったが、この天気だし、明日、温泉からこの道を登ってくることにして、とにかく車道を目指す。
分岐から15分ほどで、登山口に出た。
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車道に出ると幾分、雨も弱まったが、完全なぬれねずみ。みじめな姿だ。
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樹氷ラインを藤七温泉に向かって歩いていると、眼下に源泉が見える。
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おお、あれか。やっと着いた。今回は避難小屋泊とかにしないで、ほんとよかった。
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あ、虹がかかっている。
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明日くらいは晴れてほしいよなあ。これじゃあ何のために東北まで来たのか分からない。

15:15、やっと藤七温泉「彩雲荘」に到着。
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露天風呂もたくさんあるようだが、写真は後回しにして、とにかくチェックイン。
実は、予約の際、確認の返信メールが別人の名前(電話番号など個人情報だだ漏れ状態)で届いたので、「細心の注意を払うべし」と返信をしておいたのだが、フロントにも通じていたようで、「この度は大変失礼致しました」との挨拶があった。
ちゃんと伝えてあったようで、よろしい。
ネットで引っ張った平日用の2000円割引券も渡して、この日はすんなりチェックイン。

まずは濡れたものの乾燥のためボイラー室に案内してもらう。
ゴアに靴下、手袋、靴、帽子、ザックカバー、ボトルホルダーなど、ほとんど供出した。

建物は、床が傾いているところもあったりして、随分古い。
「こんな建物ですいません」の貼り紙もある。
今夜の部屋は2階のワタスゲ。トイレや洗面台がすぐ近くでうれしい。
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とにかく体が冷えたので、お風呂へ。
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露天風呂は混浴だが、女性用の露天風呂もあり、混浴に女性がいるわけもない。
ここで混浴とは「男湯」の意味だ。

まずは内湯へ。あ、女湯に入ったわけではありません。ここも松川温泉と同様、単純硫黄泉。
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内湯と言っても、掘っ立て小屋並み。プラスチック板で囲っているだけなので、すきま風が寒い。
急いで体を洗い、髭剃りは湯に浸かってやった。
人が多くて、写真は撮れなかった。

露天風呂は裸のまま、野外を寒中30mくらい歩かないといけないので断念。
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売店で、ビールとおつまみ、バッジを買い、部屋に戻る。お腹が空いていたので、夕食までのつなぎにする。
外の気温は6℃。部屋に反射式の石油ストーブがあったので点火。
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濡れたザックやタオルをストーブの前で乾かす。
ビールを飲みながら、夕食まで山行メモを書いた。

6時からの夕食は、なんとバイキング形式。
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そばときりたんぽ、ポトフがうれしかった。
私が選んだ品々。
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昨日のように満腹で動けなくなるまで食べたりはしなかった。
私は自制心が強いのだ。がっはっは。

7時前に部屋に戻り、明日に備えてパッキング。
ここの宿はテレビもないので、することがない。
電波はかすかに通じるので、メールしたり、facebookをしたり。
それでも8時半には寝てしまった。

【行程】2014年9月19日(金)
松川荘(7:21)~源太ヶ岳登山口(7:36)~丸森川(8:12)~源太ヶ岳分岐(9:12)~源太ヶ岳(9:39)~大深山(10:04)~大深山荘(10:29昼食11:03)~水場往復(11:15)~嶮岨森(11:55撮影11:58)~前諸桧(12:35)~諸桧岳(13:22撮影・休憩13:36)~畚岳分岐(14:23)~畚岳(14:32)~畚岳分岐(14:40)~裏岩手縦走路入口(14:59)~藤七温泉(15:15)
※所要時間:7時間54分(歩行時間:7時間03分)
※登った山:6座(源太ヶ岳、大深山、嶮岨森、前諸桧、諸桧岳、畚岳)
※歩行距離:15.9km

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裏岩手縦走(上)

【2014年9月19日(金)】裏岩手縦走
松川温泉「松川荘」に泊まっている。
昨夜は7時半頃に沈没してしまったので、3時半に目が覚め、トイレへ。
部屋に戻って、昨日の続きの山行メモを書き始める。
4時半くらいに終わったので、朝風呂へ。
まだ真っ暗である。もちろん誰もいない。
写真はまたしても撮れず。スマホのフラッシュの使い方が分からない。

上空は風が強そうなのが雲の流れの速さで分かる。
月が出たり隠れたりしている。今日の天気はどうなるだろう。
予報では18~20日まで3日とも晴れだったんだけどなあ。
1時間近く、湯に浸かり、薄明るくなってきた頃、部屋に戻る。

なんと、6時くらいから雨が降ってきて、愕然。
え~今日は雨の中、出発か~
スマホで雨雲レーダーを見てみると、東北では八幡平付近にだけ雨雲が発生している。
テレビの天気予報では秋田も盛岡も晴れ。なんたるちあ。
なぜ、こうも雨雲を狙い打ちして、私は行き場所を決めるのか!
嘆いても仕方がない。雨雲がさっさとどっかへ行ってしまうのを祈るのみ。

朝食は通常7時からだが、6時半にしてもらえるようお願いしておいた。
6時半に食堂に行くと、準備はされているようだが、扉に鍵がかかっていて入れない。
厨房に声をかけ、開けてもらう。
晴れていたら、ムッとしただろうが、雨なので急ぐ必要はない。イライラしなくて済んだ。
朝食は巨大なシイタケの鉄板焼きが美味だった。
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準備を終えて、チェックアウト。
フロントには誰もいない。
また厨房に声をかけると、「ちょっと待ってくださいね」と言って、おばさんが誰かを呼びに行き、「今来ますから~」と言って厨房に戻って行った。
しかし、誰も来ない。
法被を着たおじさんが出てきたので「チェックアウトしたい」とお願いしたら、また誰かを呼びに行く。
間もなく、おばあさんが「今起きました」というような顔をして出てきて、やっと手続き。
でも、伝票にはビールを飲んだことになっている。
「ビールは飲んでませんよ」と言うと、彼女は確認もせずに、伝票を作り直していた。
どうなってるんだ。
本当なら、「いい加減にしろ!」と怒鳴りたくなるところだが、天気も悪く、そんな気力はなかった。
厨房に声をかけてから、ここまで15分もかかった。
玄関に出しておいた靴は、その間に仕舞われてしまっていた。余計なことだけはする。
もう笑うしかない。
宿代は8000円+消費税640円+入湯税150円=8790円。

外に出たら、なんとか雨は止んでいた。体操を済ませ、7:21に出発。
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地熱発電所のパイプラインをくぐって行く。
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本日は、最初からゴアの上下を着用。一眼レフはザックの中にしまい、コンパクトカメラを使用する。今朝の気温は12℃。標高は830m。

昨日のおじさんたちが走って行ったバス停は、松川温泉のもう1つの宿「峡雲荘」の前にあった。
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今度来ることがあったら、こちらに泊まろう。
松川温泉は江戸時代中期の開湯だそうだ。

いったん八幡平樹海ラインに出る。
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しかし、登山口はこちら。
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発電所施設用の砂利道も歩くが
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すぐに細い道に。
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しばらく湿った樹林帯の中を進む。でも植林じゃないので、気持ちいい。
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どれも立派なキノコに成長している。
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むかるみもところどころに。
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地形図には、このあたりで丸森(1151m)方面へ道が分岐するはずだが、見当たらなかった。廃道になっているのか。

道はまだ基本なだらかで、木道も多い。
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ミズバショウのなれの果て。
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丸森川を渡る。昔は立派な木の橋があったようだ。
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こういう日は展望ではなく、植物を楽しまなくては。
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少しずつ始まったブナの紅葉。
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苔がみずみずしい。水を得て、生命力にあふれている。
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と言いつつ、展望が気になる私。木々の間に岩手山のシルエットが。
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晴れる前兆? と、ちょっぴり期待。
しかし、厚い雲がのしかかっている。
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上倉沼近くで、展望が開けた。
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奥は虫倉山(1373m)から下倉山(1179m)にかけての稜線。

上倉山(1350m)の岩壁がのぞく。
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これが上倉沼だろうか。木々に隠れて、よく見えなかった。
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白煙は松川地熱発電所。
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登山中ずっと発電所からのゴーっという音が聞こえていた。

途中、下ってくる男性とすれ違う。
「頂上はガスですか?」
「ええ」
「風はどうですか?」
「頂上付近は吹いてます」
そうか、やっぱりガスか。まあ予想したことだ。仕方ない。

出発から1時間20分で水場に到着。
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ここで宿から汲んできた、ちょっと鉄くさい水を捨て、入れ替える。うまい。
テルモスの中身は、部屋のポットから移し替えてきたものなので、そのまま。

いよいよ傾斜もきつくなってきた。
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道端にはエゾオヤマリンドウ。
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宿から1時間50分ほどで、源太ヶ岳(1545m)の巻き道との分岐(約1400m)。
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コースタイムより40分も早い。

この先はササの中の直登。上はやはりガスだ。
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足元は石がゴロゴロ。
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標高差で50mほど登ると、道は左に折れてトラバース気味に。
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このあたりはすでに草もみじ化が進んでいる。
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アキノキリンソウほか。
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大判石(筆者命名)。
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さっきの分岐から源太ヶ岳の頂上まではかなり登らないといけなさそうに見えたが、トラバース道を歩いているうちに、ひょいと山頂に出てしまった。風がいきなり強い。
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晴れていれば、正面に岩手山(2038m)がガツンと見えるはずだが、真っ白。

通過するしかなく、ハイマツの中へ。
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あれ、まだ登り?と思っていると、ケルンがあり、手作りの山名板が置かれていた。
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こっちが真の山頂で、さっきのところは展望所とでも言える場所だったのだろう。

この先は一面ハイマツの高原。
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時々ガスが薄くなったり、陽が差したりしたが、天の気まぐれでしかなかった。
振り返ると、一瞬だけ源太ヶ岳のまあるい山容が見えた。
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しばらく高原の上のなだらかなアップダウン。
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ハイマツやシャクナゲの中の紅葉が目にしみる。
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山頂から10分ほどで大深岳(1541m)との分岐。
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本日の目的地は右方向だが、「登った山」を稼ぐため、直進。
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大深岳までは標高差もほとんどなく、5分ほどの距離しかない。
しかし、とうとう雨が落ちてきた。天気は好転するどころか、悪い方に進んでいる。

ハイマツの中の山頂。
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源太ヶ岳と同じ作者の山名板が、くくりつけられていた。
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すぐに引き返し、さっきの分岐を八幡平方面に下る。
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道はほとんど水浸し。歩きにくい。
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大学の山岳部orワンゲル部だろうか。大きなザックを背負った5人くらいの集団とすれ違った。
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「今朝はどこからですか」と聞くと、聞き取りにくかったが「サワチュウです」との答え。
「沢中?」
宿に着いてから、地図を見てみたが、このあたりにそんな地名はないし、どっかの沢で野営したという意味だろうか? それとも聞き間違えか?
とにかく、この天気だし、随分くたびれた様子だった。秋合宿か。

壊れた橋を渡り、源太ヶ岳の巻き道と合流。
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路面もいろいろ変わるが、滑りやすいことだけは変わらない。
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大深山荘の手前で一瞬、前方のガスが晴れて、嶮岨森(1448m)が出現。
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これには感激。

少し休んでいる間に天候は回復するかな。期待を胸に山荘に入る。
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地形図で想像していた限り、小屋は湿原の中にあるようなイメージだったが違った。

まだ10時半だが、この先、食事ができそうな場所もないので、ここで昼食にする。
誰もいないので遠慮なく、お店を広げた。
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随分前(1年以上?)に買って、食べずに置いてあったカップ麺を今回は自宅から持ってきた。
とくに味に問題はなかった。保存食だからね。

ラーメンをすすっていると、30代くらいの男性が1人来店。
盛岡から車で松川温泉まで来て、源太ヶ岳を登って帰るという。
少し早いが紅葉を見に来たとのことだった。
随分濡れているところを見ると、その後また降ってきたのだろう。
大深山で一度降られた後は、時折明るくなったりもしていたのに。

30分ほど休み、青年を残して出発。
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「水場まで3分」(登山地図では「5分」)とあるので、ちょっと見学に行く。
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樹林帯を抜けて、傾斜のある湿原の中に敷設された木道を下る。
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そこでスリップして、見事に尻もち。
お尻のポケットに入れていた財布のせいで、その部分だけ強い打撲。
激しい痛みのため、しばらく立ち上がれなかった。
誰も見られているわけでもないのだが、こんな所でひとりうめいているのも、何だか恥ずかしいものだ。

滑ったのは、まさにここである。
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周辺はすばらしい草もみじ。涙目で見た。
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水場は登山地図に「水量豊富」とある通り、こんこんと湧き出していた。
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水の流れていく先。
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小屋へと戻る。今度は転ばないよう慎重に歩いた。
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(つづく)
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岩手山(下)

【2014年9月18日(木)】岩手山
黒倉山の山頂に近づくにつれ、どんどんガスが晴れて、あちこちが見えてきた。
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まずは、南西の犬倉山(1408m)方向。左は鎌倉森(1317m)。
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それから鬼ヶ城尾根方面も。
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うひょ、あれは岩手山をはさんで鬼ヶ城と対峙する屏風尾根ではないか。
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眼下には、今なお噴煙を上げる大地獄谷も姿を現した。
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これから歩く姥倉山(1517m)まで。
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そして、黒倉山山頂。
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これは、雨の中、我慢して松川温泉目指し歩いてきてよかった。

山頂の岩峰に立つと、岩手山の巨大な旧爆裂火口の全容が見えてきた。
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鬼ヶ城尾根の岩稜も、紅葉が始まっているのがわかる。
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大地獄谷もくっきり。
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岩手山では1997年12月末から地震活動が活発化したため、98年7月に登山禁止の措置が取られた。その後、沈静化したため、2001年7月から私が登った柳沢コースなど東側の4コースのみ入山規制が解かれた。
その後、西側も開放され、現在に至っているが、ここ黒倉山はまだ熱を帯びている。

山頂のあちこちから湯気が上がっているのである。
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これはガスではなく、湯気なのだ。地面に触ってみると、ほんのり温かい。

正面の岩手山はまだ雲の中だが
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これだけ回りは青空になっているので、しばらく待ってみることにした。

八幡平方面。
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裏岩手の山々。左は三ツ石山(1466m)だ。
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松川温泉からはもうもうと水蒸気が上がっている。
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荒々しい表情を見せる赤倉岳(1543m)。
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おおお、岩手山のガスが切れそう。
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もう少しの辛抱。もう一度振り返って、姥倉山への地熱地帯。
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鬼ヶ城核心部。
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屏風尾根。
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湯気をあげる黒倉山山頂。
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雨の中歩いた鬼ヶ城尾根。
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出た~~!
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でも、一瞬のみ。またまた綿帽子。
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このあたりが限界を見定め、下山することにする。

それにしても岩手山は東側と西側では全く表情が異なる。
南部片富士と呼ばれるゆえんでもある。

眼下に2人の登山者。彼らも松川温泉に向かうのか。
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黒倉山にさらば。
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犬倉山は深田久弥が歩いた道。次回はここも歩いてみたい。
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ひょいひょい下って、さっきの巻き道と合流。
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鬼ヶ城は何度見ても、格好がいい。
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正面奥には、明日登る源太ヶ岳(1545m)。
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登山地図に「地熱あり」と書かれているあたりに差し掛かる。
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そこからも湯気が出ている。

このような注意喚起の看板もあった。
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赤い部分は80℃とのことだが、地下30cmの温度なので、地表はそれほどでもない。

黒倉山を振り返る。
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すっかり青空になってしまった。
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ありがたいけど、ちょっと悔しい。

右手には八幡平温泉郷。
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出発前、あちらに泊まることも検討したが、お値段がちょっと高かった。

黒倉山の向こうに岩手山。
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やっと、すっきり見えた。
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いよいよ地熱地帯。
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触ってみると、生温かい。

苔は乾いている。
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絨毯のような、なんとも不思議な触感だった。

木の根の死骸のようなところからは湯気。
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地中からも噴き出していた。
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あれが姥倉山山頂。
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振り返る。ああいう天候の中で歩きたかった。でも、見えてよかった。
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盛岡市街もかなりはっきり見えてきた。
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田んぼも収穫の時期を迎えている。
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乳頭山(右、1478m)や秋田駒(1637m)方面。
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登山道は姥倉山の山頂を微妙に巻いているような雰囲気があったが、ちゃんと右に登る道があってよかった。山名板もばっちり。
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まあ、これまでの道標にあれだけたくさん「姥倉岳」と書いておいて、肝心の頂上をスルーさせるわけにはいかないだろう。

西には東北らしいなだらかな山々が横たわっている。
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大松倉山(1408m)。
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あとは下る一方。
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傾斜は急だが、つづら折りで道はゆるやかなところが多いので助かる。
それでも、さっきの雨で滑りやすくなっているので慎重に。
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2度ばかりスリップしたが、なんとか転倒しないで済んだ。

標高差で200mくらい下ると、だんだんなだらかになってくる。
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しばらく歩くと、遠くからゴーという音が聞こえてくる。
何だろうと思っていたら、松川地熱発電所の音だった。

姥倉山から40分ほどで、さっき黒倉山から見下ろした男性2人に追いついた。
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「どこにお泊まりの予定ですか?」と聞くと
「16:20のバスがあるので、それで帰ります」という。
今、15:15くらいなので、あと1時間くらいで松川温泉に着くということか。
少し安心。
ここから私が先行する。

この先も延々、ブナ林の中の薄暗い道。
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登山道が通過することになっている次のピーク、湯ノ森(1050m)は登山道上には三角点がない(たぶんヤブの中)。
それでも「登った山」に加えようと思っていたが、これから急な下りになるという手前に標柱があった。
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これで文句なく、「登った山」に昇進である。
地図を確認すると、松川温泉の標高は830m。ここから200mちょっとしかない。
改めて安心した。

木の切れ目から、八甲田山が見えて、感激。
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松川地熱発電所も。
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小学校の頃、手に取った学研の「かがく」だったか「学習」だったかで、ここの写真を見てから、ずっと記憶にあった。
今、実物を初めて目撃できて、うれしい。

道もだいぶ安定してきた。
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このあたり紅葉はまだまだ先だ。

やっと人里に下りてきた。松川キャンプ場。
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おお、岩手山から10km近くも歩いてきたか。
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そして登山口。ここからは舗装道路。
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今夜の宿、松川荘もすぐそこだ。
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すぐにチェックインしたいところだが、あこがれの地熱発電所をちゃんと見なくてはいけない。

宿を通過して、そのまま歩いていると、さっきの男性2人が小走りで下りてきた。
「バスの時間に間に合うかどうか」とつぶやいている。
「バス停は近くなんですか」と聞くと、「分からない」とのこと。
それは大変。今16:14なのであと6分。頑張れ~!

パイプラインの横をつたって、発電所へ。
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すごい水蒸気だ。
もうゲートは閉まっていたが、時間が早ければ中を見学することもできるらしい。

でも間近で眺めることができたので満足。
宿へ引き返す。ちょうどバスの団体さんが到着したところ。
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そのせいで、チェックインは15分ほど待たされた。
待つのはいいが、その後、忘れ去られてしまって、こちらから声をかけないと、やってくれない始末。まあ、怒ってもしょうがない。

部屋は72号室。
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とにかく濡れたものを乾かさなくては。
靴は暖房室みたいな部屋に置かせてもらい、さっそくお風呂へ。
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写真は撮れなかったが、露天風呂がなかなか素晴らしい風情。
すこしぬるめかなと思ったら、源泉の水温は38.5℃とのことだった。
単純硫黄泉である。
温泉だけでなく、蛇口から出てくるお湯も掛け流しなのにはびっくり。
地熱で沸かしているからだろうか。

温まった後は、夕食。ベーシックのコースで頼んだのだが、かなりの量。
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地の山菜をふんだんに使ったメニューで12品もある。
さすがに、舞茸ごはんはほとんど食べられなかった。
ビールを飲むと、料理が食べられなくなるし、山行メモも書けなくなるので我慢。
でも、布団で腹ばいになって書いているうちに沈没。
たぶん、7時半には寝てしまった。

【行程】2014年9月18日(木)
盛岡(5:41)=滝沢(5:56)=馬返し(6:20)~鬼又清水(6:26撮影6:33)~改め所(6:47)~0.5合目(7:05)~1合目(7:18)~2合目(7:32)~2.5合目(7:38)~3合目(7:48)~4合目(8:08)~5合目(8:35)~6合目(8:57)~7合目(9:24)~8合目避難小屋(9:33着替え9:47)~不動平避難小屋(10:04)~9合目(10:21)~山頂(10:38)~不動平避難小屋(10:56昼食11:26)~切通(13:21)~黒倉山(13:44撮影13:57)~姥倉山(14:35)~湯ノ森(15:43)~松川荘(16:13)~地熱発電所(16:19)~松川荘(16:25)
※所要時間:10時間05分(歩行時間:9時間01分)
※登った山:5座(岩手山、鬼ヶ城、黒倉山、姥倉山、湯ノ森)
※歩行距離:17.0km

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岩手山(中)

【2014年9月18日(木)】岩手山
5合目に着くあたりから、だんだん、ガスが下がってきた。
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頂上付近のガスもなかなか取れないし、どうも雲行きが怪しい。
ちょっと寒くなってきたので、ウインドシェルを着込む。
またパラパラと雨が落ちてきた。う~ん、いかん。

近くに駒鳥清水という湧き水があるはずだが見当たらない。
新道の方にあるのだろうか。

牧場から南の風景。
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北東の方は田んぼ。もう黄金色に染まっている。
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火山らしい、赤と黒の互相。
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登山道も富士山のように真っ赤な砂地になってきた。
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ちょうど6合目で下りてきた男性とすれ違った。
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昨夜から8合目の小屋に泊まり、今朝山頂に登ってきたところだという。
歩けないほどではないが、猛烈に風が強く、あられも降っていたとか。
ガスもかかっているが、一瞬晴れることもあるらしいので、それを期待したい。

ここ6合目には御蔵岩という巨岩がある。
この男性によると、10年くらい前に、この岩がパカッと割れて、一部がずり落ちたという。だから、割れる前に書かれた「キケン」のペンキ文字が逆さになっているよ、と教えてくれた。
うわ、確かに。これは恐ろしい。
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これが剥がれた跡か。
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崩れた岩にも念入りに「キケン」の文字が書かれていた。
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あの岩も剥がれそうだ。
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ガスは一瞬晴れるどころか、どんどん下に下りてくる。
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この分では今日はあまり期待できない。

なおも急登は続く。
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足元は溶岩のかけら。
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9時を過ぎて、やっと盛岡市街の雲海が消えた。
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7合目の手前で、初めて山頂の火口丘の一部が見えたが、やはりガスの中だ。
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下界は晴れているのだが。
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9:24、7合目を通過。
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火口丘の砂礫地はすっかり紅葉している。
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7合目からは、ゆるやかな登り。正面に八合目避難小屋が見えてきた。
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お、少し晴れそうだぞ。
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と期待を抱かせるが、なかなかすっきりとはいかない。

ハイマツのトンネルを抜けると
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八合目避難小屋に到着。時間は9:33。
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コースタイムは3時間30分ほどなので、若干早い程度か。
でも、ここまで全く休憩を入れずに来たのは、えらい。

上は強風であられが降っているというので、とにかく、ここで防寒を整える。
ウインドシェルを脱いで、ダウンを着込み、その上に上下とも雨具を着る。
気温は8℃。

ここは避難小屋ではあるが夏季は管理人が常駐している。
挨拶して、バッジを買った。500円。
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御成清水では、一口だけ飲んだ。それなりの水量だ。
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15分ほど休憩したような感じで出発。しばらくはなだらか。
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左前方には外輪山の岩壁が見える。
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8合5勺を9:56に通過。
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前方に鬼ヶ城が見えてきた。
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9合目の不動平避難小屋も姿を現した。
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この奇岩はなかなか見事である。
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不動平には10時過ぎに到着。
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当初は火口を半周して、平笠不動避難小屋経由で焼走りに下り、そこからタクシーで松川温泉に向かう予定だったが、ここまで順調なので、このまま鬼ヶ城を経由して松川温泉まで歩けると判断。
そうすると、山頂を往復して、一旦ここに戻って来ることになるので、小屋にザックを置いて、空身でアタックした。
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さっきまで、濃いガスに覆われていたのに
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にわかにガスが晴れてきた。
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これはラッキーとばかりに山頂を目指す。
もはや、火口の稜線がくっきり見える。よし、おれはついているぞ。
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不動平からもガスが消えた。
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眼下の八合目避難小屋もくっきり見える。
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盛岡市街も。
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しかし、それは束の間のことだった。
稜線に乗った途端、激しい濃霧と、たたきつける雨。
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写真を撮るのもままならい強風。

用心して、カメラをしまうためのスタッフバックを持ってきてよかった。
でも、出すとすぐずぶ濡れになってしまうので、気楽には出せない。
登山道には、道しるべのように延々と石仏が並んでいるが、数枚しか撮れなかった。
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進むにつれ、風はますます強くなり、雨はあられに。
あられが顔に当たって痛いくらい。
さっきのおじさんが言ってた通りだ。

ゴアの下にダウンも着ているので寒くはないのだが、誤算だったのは手袋。
軍手なので、あっという間に濡れてしまい、風のせいで冷たくてたまらない。
帽子も冬用ではなかったが、ゴアのフードで何とかしのげた。

どこまで行けば山頂なのかさっぱり分からない状態。
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途中、先行の2人にすれ違ったが、彼らも這々の体で逃げ帰るような感じ。

こちらは稜線に乗ってから17分で、なんとか山頂に到着した。
一眼レフはもう出せないので、スマホで撮影。
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もうグタグタ。

ガスが晴れるまで待つ、なんて悠長な状況でもないので、滞空時間1分ほどで退却。
百名山最短記録である。
下界の晴天からは想像もできない東北の秋山の厳しさを痛感させられた。
岩手山は登山ルートもたくさんあるので、いつか別ルートで再訪しよう。
火口も1周して、岩手山神社奥宮にも参拝しなければならない。捲土重来を固く誓って、下山開始。
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それにしても手が冷たい。
最初は軍手の中で、手をグーにしていたが、それでも耐えられず、軍手を脱いで、ポッケに両手を突っ込んだ。不安定な格好だが仕方がない。
短時間でこの風からは避難できることが分かっていたので何とかなったが、これが延々と続く縦走路ならどうなっていただろうか。

途中からはショートカットの道を下る。
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この道は、富士山の大砂走りのような砂の浮いたザレ場で、膝にはやさしいが、濡れた靴がその埃で泥だらけになってしまった。

やっとのことで小屋まで下って来たが、さっきと違い、ここにもガスが立ちこめている。
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さっきの奇岩のたもとには灯籠のような石造物がたくさんあった。
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岩手山信仰の名残であろう。

小屋に入ると先客が4人いた。頂上付近ですれ違った2人と思しき男性はカップ麺を食べていた。小屋いっぱいに濡れた雨具などを干していたが、私が入ると少しよけてくれた。
もう2人は外国人夫婦。
こちらは狭い空間で、湯を沸かし、久々に熱い味噌汁をすする。
主食は、舞茸ごはんとサケのおにぎり計2個。
登山地図でコースタイムを確認すると、松川温泉まで4時間。今は11時なので余裕だ。
火口を1周できなかったことで、時間が節約できた。

食事中、外が明るくなってきたと思って、一旦外に出て見たら、再び晴れていた。
でも出発時にはまたガス。今日はやはり、この繰り返しのようだ。
室内にいる間、新たに5~6人、新客があり、みなこの小屋を重宝がっていた。

さて、30分ほど休んで11時半前に出発。雨は止んでいるので、上着はダウンのみ。
小屋の裏から鬼ヶ城方面に登る。
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10分もかからずに稜線に乗る。ここは御神坂駐車場への分岐にあたる。
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こちらのコースは登りがここまで4時間の行程となる。

稜線はごつごつした岩場。
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こっちはそんなに風も強くなかったし、ダウンを傷めたくなかったので、ゴアに着替える。
この後、雨が降り出し、登山道の木々も体に接するような生え方だったので、着替えておいてよかった。

鬼ヶ城とは、南側の外輪山の総称のようで、そういう名のピークはないみたいだ。
しかし、その一番高いところに立って、「鬼ヶ城」を「登った山」に認定した。
稜線上には1841mの標高点があるが、1900mくらいの地点があり、そこが最も高い。
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こちらに来て、全くガスが晴れる気配がなくなってしまった。
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天気予報を信じて、遠路東北まで来たのに、こんなことになるとは。
左手、南麓の方向は何とか見えるのだが、山頂方面は真っ白だ。
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延々と溶岩の岩場が続く。
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よく見ると、溶岩の礫が堆積した岩もあり、かなりもろそうだ。
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溶岩の間の細い通路を抜けていく。
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この矢印通り登れというのか。
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手を使わないと登り下りできないところもあり、再び濡れた軍手に頼らざるを得なかったが、風がそれほどなかったので、寒くはならずに済んだ。

お、右手のガスが一瞬晴れて、御苗代湖?が見えた。
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鬼ヶ城の名に恥じない岩場があちこちに出現する。
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ただ、登山道も大きなピークは基本的に巻いていく。

もう花びらの色があせてきたエゾオヤマリンドウ。
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すっかり紅葉したカエデもある。
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1時前、雨が少し強くなり、カメラをスタッフバックからいちいち出し入れして撮影するのも面倒になってきたので、一眼レフからポケットカメラに交代。
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ザックへの収納の仕方が悪かったのか、カメラの角が背中に当たって痛いので、またやり直し。全く雨はめんどくさい。

標高も1600mより低くなり、樹林帯に入ると、雨もほぼ止んだ。
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13時半前に、山頂から御花畑経由で松川温泉に通じる道と合流。
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このすぐ先の姥倉分岐というところで、「はて」と考える。
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道はY字路になっており、左は姥倉山まで1.8km、右は1.9kmとある。
この100mの差がよく分からない。
右の道を行けば、黒倉山(1570m)に行くはずだが、登山地図では黒倉山に道は通じておらず、「山頂へは登山不可」とまで書いてある。
だから、この道は頂上へ行く道ではないのだろうが、でも少しは標高が高い方が何か見えるかも、たかだか100mの差だし、と考え、右の道を選ぶ。
帰宅してから道標の写真をよく見てみると、右の道は「黒倉山経由」と書いてあったが、現場ではこれを見逃していた。
これが目に入っていたら、迷うことなく右だっただろう。
「登山不可」を信じ込んでいたため、道標の文字が目に入らなかったのかもしれない。

とにかく知らず知らずのうちに、黒倉山山頂への道を行くことになる。
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道はどんどん登っていくので
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おかしいなあと思って、地図ロイドで地形図を見たら、なんと山頂への道が書かれており、現在そこを進行中ではないか。
それは、うれしい。思いがけず、「登った山」が1つ稼げる。

(つづく)

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岩手山(上)

【2014年9月17日(水)】岩手山
東北山行第4弾は、岩手山から裏岩手を縦走、八幡平から安比高原に下る2泊3日のコース。宿泊は2泊とも秘湯である。
とくに東北を狙っていたわけではないのだが、たまたま休みが取れた9/18-20で晴れマークがついていたのが北東北だったわけ。
基本的に平日なので、静かな山旅が楽しめそうだ。

前日の17日にまたまたザックを背負って出勤。
退社後、コインロッカーから取り出して東京駅へ。
18:56発の東北新幹線はやぶさ103号に乗るつもりだったのだが、この日朝の発煙騒ぎでダイヤが大幅に乱れている。
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駅には18:40頃に着いたが、18:06発のMaxたにがわも、まだ発車していない。
幸先が悪い。

しばらく待つことになりそうなので、駅弁とビールを買って、改札を通過する。
ホームで車掌さんらしき人に聞くと、「30分も遅れることはないと思う」との答え。
とりあえず、登山用のイスを取り出して、ホームに座り込む。
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ビールの栓を開けたところで、はやぶさが入線。
ビールとイスを両手に持って、あわてて車内に入った。
はやぶさは全席指定。隣は若い女性で、すぐに寝てしまった。

結局19分遅れで発車。
こちらはビールを飲み干し、駅弁を食べて
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しばらく文庫本を読んでいたが、宇都宮あたりで沈没。
結局、盛岡までずっと爆睡だった。

盛岡には13分遅れで到着。
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(翌朝撮影)
外は、腕まくりをしていると寒いほど。
東北の夜は、もうすっかり秋だ。
駅前のローソンで朝食を調達。駅から徒歩3分の「HOTEL盛岡ヒルズ」に投宿する。
部屋でザックの詰め替えをして、23時には就寝した。

【2014年9月18日(木)】
目覚ましで朝5時に起床。5:20にホテルをチェックアウトして、ファミマで昼食のおにぎりを購入。水は、登山口に水場があるようなので、買わなかった。
いわて銀河鉄道の5:41発花輪線直通大館行きに乗り込む。
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でも車両は、JR東日本のローカル線気動車キハ112で2両編成。
車内で朝食のパンを食べる。

天気はいいのだが、岩手山はガスの向こう。
滝沢駅には5:56に到着。
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それにしても、ひどい濃霧である。
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滝沢駅は盛岡大学の最寄り駅で「たきざわ学園の杜」という愛称があるようだ。
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駅舎などを撮影しているうちに、予約しておいたタクシーに他のおじさんが乗り込もうとしている。
運転手さんが、私を探しているようだったので、「○○で~す」と名前を叫ぶ。

くだんのおじさんが山仕度だったので、私は親切にも「馬返しですか」と行き先を聞き、「それじゃ、ご一緒にどうぞ」と招き入れた。もちろん、2人で行けば、タクシー代が半額にできるという下心もある。
車中、いくつか質問した。
「地元の方ですか?」
「いいえ、東京の目黒です」
「じゃあ、昨夜盛岡まで来て、泊まってたんですか」
「ええ」
「じゃあ、私と同じですね」
なんて調子だったが、どうもノリが悪い感じがしたので、途中で話すのは止めてしまったのだが、この人が運転手さんと話しているのを聞いているうちに、(あ、この人もタクシーを予約していたんだ。時間と行き先が一緒だったので、タクシー会社としては2人一緒に運んでしまおうということだったんだ)と気づいた。
だから、私の「乗せてあげた」という態度が気に入らなかったのかもしれない。大変失礼しました。

おじさんは濃霧が気になる様子で、運転手さんに聞いている。
「大丈夫ですよ。これは雲海ですから、もう少し登れば、すぐ雲の上に出ます」
と言っているそばから、車は雲海を抜け出し、岩手山がくっきりと見えた。
(おおお~すばらしい!)
頂上付近に雲がかかっているが、あれも間もなく取れるだろう。

運転手さんに、こちらからも質問。
「帰りは焼走りに下る予定なんですが、迎えに来てくれますか」
ところが、あちらは八幡平市で営業エリアが違うのでNG。でも、西根タクシーを呼べばいいとのことだった。

馬返しの駐車場には6:15頃に到着。料金は3390円。1700円ずつ出し、10円はおわびの印に相手に進呈した。素直に受け取ってくれた。
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すでに10台ほどの車があった。平日だというのに、さすが百名山である。

軽く体操をして、6:20に出発。
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水場があると思っていたのに、ないので、すぐ先のトイレで水を調達。
「飲用には適しません」とは書いていないので大丈夫だろう。

木漏れ日の中、おじさんから少し遅れて歩く。
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5分も歩くと、鬼又清水なる場所に着いた。
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豊富な湧き水だ。なんだ、ここだったのか。
トイレの水もたぶん、ここの水を引いているはずなので詰め替えはしなかった。

正面に岩手山(2038m)が雄々しく聳えている。
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紅葉にはまだ少し早いようだが、火山らしい赤い肌が青空に映えている。
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ここの広場には宮沢賢治の歌碑があった。
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「岩手山いただきにしてましろなるそらに火花の涌き散れるかも」
この歌は賢治が盛岡高等農林学校3年の夏(1917年)、親友の保阪嘉内とともに岩手山に登った時に詠んだものだそうだ。賢治は生涯に30回近く岩手山に登っているらしい。
火花とは何を指しているのだろう。
岩手山の活動史を見ると、噴火したのは1919年7月のことなので、溶岩ではなさそうだ。
心の火花だろうか。

登山届を出そうとしたら、さっきのおじさんが丁寧に書いており、時間がかかっている。
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待ちかねて、今回はパスさせてもらった。すいません。

さて、ここからが本格的な登山道。クマにも注意しなければならない。
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さわやかなダケカンバの道である。
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写真を撮りながら、ゆっくり歩いているので、先に歩いていた人はどんどん行ってしまった。
でも、後から来るはずのあのおじさんが、なかなか見えてこない。

そうこうしているうちに「改め所」の標識。
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その場所まで、距離にして100mほど下るようだが、今日は急ぐ旅でもないので、寄り道することにした。

そこには「奥の富士」と刻まれた石碑があった。
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この碑の側面には「時しらぬ ここも雪あり 岩手山」の俳句が書かれている。
文政2年(1819年)に盛岡・穀町の高屋長兵衛が建立したものらしい。
「奥の富士」とは当然、「陸奥の富士」という意味で、岩手山のことだろう。

「改め所」とは霊峰神域への入口として、参詣の人々が俗界の汚れを落とし、心身を浄めた場所のこと。
大正初期まで小屋掛けの「改所」があり、お山銭(入山料)を徴収していたという。
脇に、汚れを浄める湧き水があったというが、戦後間もなく枯渇してしまったらしい。

登山道に戻る。昭和な雰囲気の注意書き。
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しばらく登ると、左手が開けた場所に出た。
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まもなく7時になるが、まだ雲海が横たわっている。
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登山地図に「大きなブナ」と書いてあるところで、さっきのおじさんに追いつく。
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やはり、「改め所」に寄り道している間に抜かれたようだ。

ここが5勺目。
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ここで道が一旦、新道と旧道に分かれる。
展望は左側の方がよさそうなので、旧道を選び、直進する。

足元にウメバチソウ。
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「桶の淵」と呼ばれる場所に出た。
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書いてあるような「桶の回りを絞めたような地形」はよく分からなかったが、再び波打つ雲海と、7合目の鉾立あたりを遠望することができた。
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この先でおばさんを1人、抜かさせてもらい、7:18、1合目に到着。
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ここで、新道と旧道が一旦合流していた。休まず進む。

標高930m地点に豆腐岩。
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姫神山(1124m)が見えてきた。
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あの雲のかかっているのは早池峰山(1917m)だろうか。
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2合目を7:32に通過。
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岩手山の広大な裾野。
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岩手県肉牛公社の滝沢牧場。
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足元も火山らしくなってきた。
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7:38、2合5勺を通過。
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細く掘れた道を登る。
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だんだん傾斜が険しくなってきた。
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間もなく3合目というあたりで、先行のグループが見えてきた。
と同時に、なんと雨が落ちてきた。
これは、にわか雨に違いないと判断し、そのまま進む。

登山口から1時間半で、3合目に到着。
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休憩していたグループを抜く。
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こちらはまだ一度も休んでいない。
3日分の着替えが入っているので、いつもよりザックは重いし、きつい登りが続いているのに、休まず歩けているのは調子がいいということか。
ここで7合目までの旧道と新道に分かれるが、当然見晴らしのいい旧道を行く。

標高が高くなるにつれ、木々も色づき始めた。
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雲海も、ようやくちぎれてきた。
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南方に見えるのは、南昌山(848m)や東根山(928m)だろうか。
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まだ盛岡盆地は雲海に沈んでいる。
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東山麓には陸上自衛隊の岩手山演習場。
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煙も見える。登山中ずっと、腹にずしんと響くような演習の音が聞こえていた。

手前は鞍掛山(897m)。
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いよいよ森林限界に達し、露岩帯に出た。標高は約1200m。
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高山植物も秋色に。
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8:08、4合目を通過。
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どれもこれも傾いている。
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周囲もいい色に染まってきた。今年は紅葉が早いのかもしれない。
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これは溶岩が流れた跡か。
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あれは松森山(333m)かしら。
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牧場も広大である。
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今登っている柳沢コースの北に切れ込んだ沢筋。
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8:35、登り始めてから2時間ちょっとで5合目に到達した。
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(つづく)
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安達太良山(下)

【2014年9月14日(日)】安達太良山
乳輪(山頂直下の広場)の南側、大きな岩のたもとで昼食休憩。スープが美味しかった。
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30分ほどで出発。直下にある標識で写真を撮ってもらう。
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矢筈森を目指し、牛の背を歩く。鉄山がやっと全容を現した。
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これは直接峰の辻に行く道。
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篭山のピラミッドはなかなか美しい。
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牛の背はまさにその名の通りのなだらかな道だ。
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安達太良山山頂を振り返る。
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このあたりからは一転して荒々しい火山の風景。
船明神山(1667m)の向こうに磐梯山(1816m)の山頂がひょっこり。
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沼の平の切れ目からは秋元湖(下)と檜原湖(上)。
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段違いで湖が見えるめずらしい光景だ。

少々風も強くなり寒くなったので、軍手だけした。
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登山道には大きな溶岩がゴロゴロ。
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目玉焼きのような目印が続く。
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おお、磐梯山がよく見えてきた。
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ちょっと視界を広くとってみる。
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船明神山に至る稜線にある岩稜。
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峰の辻に下る分岐の手前に、かわいいピークがある。
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登ってみると、これがすごい。
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豪快な沼の平がまるまる見える。底は立ち入り禁止になっているが、下りたら有毒ガスで死んでしまうのだろうか。
植物も全く生えていない。
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相変わらず雲の動きが速く、日が差したり隠れたり。
時間もおしているので、矢筈森登頂はパス。また次の機会に譲る。
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鉄山(1709m)もまた今度だ。
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荒涼とした風景の中を、峰の辻へトラバース気味に下る。
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頂上と矢筈森を振り返る。
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このあたりの岩稜はなかなか絵になる。
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山頂方面からは小さな沢が流れていた。
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分岐から15分ちょっとで峰の辻。
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もう一度、山頂(左)を見上げる。
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ここからは勢至平コースをとった方が20分ほど早く下山できるが、くろがね小屋も見たいし、トイレも行きたいので、遠回りの小屋経由コースを取る。
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福島盆地に向かって下りる感じだ。
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今までとは逆方向から見た篭山。
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左手には鉄山の岩稜が崩落した状況がよく分かる。
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これは岩の色からして、かなり最近のことではないか。

小屋への途中にある休憩スポット。
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浮石もあり、下りが結構きつい。
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鉄山の岩壁。
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福島市街が意外に近く見える。
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お、やっと小屋が見えた。
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源泉の施設かな。
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上段の道は温泉のパイプが通じている道。下段が登山道。
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峰の辻から30分ちょっとで小屋到着。
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源泉の方は立ち入り禁止。
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ここはふもとにある岳温泉の源泉なのだ。

小屋前でひと息入れる登山者たち。
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玄関。
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ちょうど大がしたくなったので、トイレを使わせていただく。無料。
ここは靴を脱がないといけない。和式&くみとり式だった。
洗面所には蛇口もあり、水は豊富なようだ。
ここには風呂もあって、410円で入浴できるが、まだ歩かないといけないので、さすがに入らない。
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小屋の中はこんな感じである。
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せっかく靴を脱いだので、少し足裏をマッサージして出発。

源泉の流路を確認。
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ここからはなだらかな道。どうやら4駆の車は小屋まで入るようだ。
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道にタイヤの跡があった。
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小屋を振り返る。
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今度は泊まりで来たいが、ちょっと下界に近すぎるかもしれない。

それにしても登りであれだけいた人がもう閑散としている。
そもそも下山時刻が分散されている上に、下山路が3つもあるからだ。

金明水。
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午後3時過ぎ、峰の辻からの直通コースと合流。
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この穴は渓流にできる甌穴だろうか。それがなぜここに。
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道端に「勢至塔」と刻まれた石碑があった。
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勢至とは阿弥陀三尊の右脇侍で、智慧の光をもって衆生が地獄に墜ちないよう救う菩薩のこと。
勢至菩薩は二十三夜信仰(月齢二十三の夜、「講中」と称する仲間が集まり、飲食をともにした後、経を唱えて、月を拝み、悪霊を追い払う月待行事)のご本尊なので、二十三夜塔の一種と思われる。

その名を冠した勢至平へ入口があったので、寄り道する。
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正面に、左から安達太良山、矢筈森、鉄山が並んで見えた。
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引き続き、林道のような道をだらだらと下っていく。
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林道(馬車道)と旧道(登山道)の分岐まで下りてきた。
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近道でもある旧道を選ぶ。
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しかし、土が湿っていて、非常に滑る。

疲れるので、次に馬車道と合流した時に、林道に戻った。
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でも、今度はやけに遠回りなので、また旧道に戻る。
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再び林道に出て橋を渡ったところに「あだたら渓谷自然遊歩道」の入口があった。
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もう時間も遅いが、行ってみる。

紅葉滝。
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見返り橋から見た渓流。
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色づき始めた葉っぱ。
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千畳岩。
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大亀石。
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平滑の滝。
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昇龍滝。
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魚止滝。
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二階滝。
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滝見橋。
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最後の登り。
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いろんな滝がたくさんあり、疲れているわりには楽しく歩けた。

遊歩道の終点がスキー場。高村光太郎の詩碑があった。
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ちょうど4時半に駐車場に到着。
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トイレを済ませ、岳温泉に向かう。お風呂に入らなくては。
共同浴場の「岳の湯」は350円と安いが、電話で確認すると、シャンプーがないというのでパス。
「あだたらふれあいセンター」(500円)に決める。
ところが着いてみると、「本日貸し切りのため5時で終了」の貼り紙が。
時計をみると、5時2分。じぇじぇ

すこし戻って、鏡ヶ池畔の「櫟平ホテル」に行ってみたら、駐車場でお迎えのおじさんが「今日は2時でおしまい」とのこと。
ホテルはどこもそうだろうと判断、風呂は諦めて帰ることにした。
レンタカーを借りる時、「夕方、郡山駅周辺は渋滞しますので」と脅されたが、大した渋滞もなく、予定通り6時に到着。

18:30発のやまびこ158号で帰京。
指定がとれたので、そこに座る。3連休中日だが、新幹線はそれほど混んではいなかった。
22時前に帰宅。富士山並みの大渋滞を体験した貴重な山旅だった。

【行程】2014年9月14日(日)
あだたらエクスプレス山頂駅(10:28)~薬師岳展望台(10:32撮影10:36)~仙女平分岐(11:11)~安達太良山(12:26撮影12:31)~山頂直下(12:39昼食13:13)~矢筈森下(13:33)~峰ノ辻(13:51)~くろがね小屋(14:27休憩14:42)~勢至平分岐(15:06)~旧道分岐(15:27)~渓谷遊歩道入口(16:00)~登山口(16:29)

※所要時間:6時間1分(歩行時間5時間3分)
※登った山:2座(薬師岳、安達太良山)
※歩行時間:9.0km

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安達太良山(上)

【2014年9月14日(日)】安達太良山
八甲田山に7月に登ってから、今年のテーマは「東北の山」になってしまった。
蔵王に続いて、第3弾は安達太良山(1700m)。
4:50に起きて、5:20に自宅を出発。
7:12東京発の新幹線やまびこ123号に乗り込む。
天気は快晴で、車窓からは日光連山や那須連峰がくっきり見える。
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でも、お目当ての安達太良山だけは山頂付近に厚い雲が。

不安を抱きつつ、郡山に8:33着。駅レンタカーを借りる。
ホンダ・フィッツ。初めて乗る車だ。
キーを差し込まなくてもボタン1つでエンジンをかけられるスマートキー。
北海道で、H君のBMWがそうだったので、「高級車はすごい」と思ったが、今は普通のシステムなんだと知る。下界のことには疎くて恥ずかしい限りだ。

で、一度体験済みなので知っているつもりだったのにエンジンがかからない。
取説を読み直して、そっか、ブレーキを踏みながらじゃないとかからないのかと納得。
ひと汗かいた。
カーナビの目的地を、あだたら高原スキー場にセットして出発。
コンビニに寄りたいが、幹線道路の国道4号なのになかなかない。
やっとデイリーストアがあったので入ったら、おにぎりの棚が空っぽ。
もう9時なのに仕入れ前なのか。すでに売り切れたのか。

他のグループは「もう1軒寄ろう」と言っている。
私はわずかに残っていた細巻きとチキンナゲットで我慢することに。
そのあと、セブンイレブンはじめ、コンビニがたくさん出てきた。なんでい。

安達太良山に近づくにつれ、雲は東に移動しているようにも見える。
頂上にはかかっていないのかもしれない。

岳温泉を通過。有名なだけあって、結構大きな温泉街だ。
那須とは違って、ほとんど渋滞っぽくならないので、これは空いているだろうと高をくくっていたら、大間違いだった。

スキー場には9:45頃着。
駐車場はすでに満車。手前の路上にもたくさん駐車してある。
とにかく進んでみると、誘導の人が奥へ入れとの指示。
従うと、奥の芝のところに案内され、そこはまだ10台ほどしか入っていなかった。
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ただ後続も次々に来ているので、ここも間もなくいっぱいになるだろう。

準備をして、ロープウエー「あだたらエクスプレス」乗り場に向かったら、さらにびっくり。
駅舎の外まで長蛇の列なのである。
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待っている間に、天気はめまぐるしく変わる。
山頂付近には厚く雲がかかっていると思ったら
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さ~っとガスが晴れた。
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鉄山方面も青空が広がってきた。
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でも、雲の流れは速く、今日は晴れたり曇ったりの天気になるだろう。
一喜一憂はしないことにする。

それにしても行列は後ろにもどんどん延びていく。
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30分近く待って、やっと乗り場にたどり着いた。
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乗り場のすぐ横にチケット売り場がある上に、ゴンドラは6人乗りなのに、定員いっぱい乗せていない。2人グループは2人だけで乗せているのだ。
こんなやり方では、行列がさばけないはずだ。
しかし、6人ずつ乗せていたら、実は大変なことになっていたことを後で知ることになる。

ゴンドラに乗れたのは10:18。
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平野の方はきれいに晴れている。
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これは福島盆地。真ん中の小山は信夫山(275m)。
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6分ほどで標高1350mの頂上駅に到着。
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高村光太郎の詩がここでは幅をきかせている。
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「樹下の二人」の一節。

智恵子は東京には空が無いといふ、
ほんとの空が見たいといふ。
…………
智恵子は遠くを見ながらいふ、
阿多多羅山の山の上に
毎日出てゐる青い空が
智恵子のほんとの空だといふ。

ここまで言われては、宣伝に使わない手はないのだろう。
福島の復興を象徴する言葉とも言えるかもしれない。
この日、青い空は途切れ途切れであった。

さて駅前は狭いので、どんどん出発するしかない。
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まずは木道。
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すぐ薬師岳展望台への分岐があり、当然そちらに寄る。
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展望台からは、安達太良山の山頂「乳首」や鉄山(1709m)も見ることができた。
ガスが晴れてよかった。
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右は矢筈森(1673m)のピーク。
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ここでも空をアピール。
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でも、雲が低いのが気になる。
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地図上では、薬師岳(1322m)のピークはロープウエー駅の反対側にあるが、標柱はここにある。
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こちらの方が標高が高いし、これをもって「登った山」に数えることにする。

小さな石祠に安全登山を祈願。
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ひと通り撮影を済ませて出発。

アキノキリンソウ。
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また、しばらく木道なのだが
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後ろについた家族連れの話し声がうるさい。
話している内容が気にくわないわけではないのだが、とにかくすぐ後ろで大声で話されているのは気になる。
しばらく我慢したが、脇によけて先に行ってもらう。
後ろから聞こえるより、前から聞こえた方が少しは気が楽だ。

しばらく登ると、五葉松平あたりで、前が詰まっている様子。
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前の人に「渋滞ですか」と聞くと、「そのようですね」との答え。
この先にクサリ場でもあるのかな?と思ったが、
下りてくる人に聞いてみると、この渋滞は山頂近くまで続いているという。
じぇじぇじぇ~~~!
まじかよ。

困ったことに、この渋滞、単なるのろのろだけでなく、何度も立ち止まる。
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高速の大渋滞と同じなのだ。
こりゃ何時間かかることやら。
最悪、周回コースではなく、ピストンしなきゃだめかなあとも思ったりした。

仙人平分岐には11:11着。
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ここまでのコースタイムは山頂駅から40分なので、まだ予定より大きな遅れは出ていない。
問題はこの先だ。

ここの少し広くなっているところで、団体さんが休憩している。
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「では8班そろそろ出発しま~す」とガイドさんの声。
(え、8班?)
こんな団体があと7班も先行しているなら、混むはずだよなあ。

風景写真でも撮って時間を稼ぐしかないが、それも1分とかからない。
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このあとも、ちんたらちんたら。
汗はかかないが、ゆっくりすぎて足裏が痛くなってくる。

エゾオヤマリンドウが道端に咲いている。
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すこし口を開けているものもあった。
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マイヅルソウの実。
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紅葉はすこし色づいている葉っぱもあるが、全体的にはまだまだ早い。
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う~ん、あんなに先まで渋滞は続いている。

後ろもこんな状態。
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これはゴンドラ1台に6人詰め込んで、上に吐き出していたら、とんでもない大渋滞になっていたことだろう。

時間がありすぎるので、エゾオヤマリンドウや紅葉を熱心に撮るしかない。
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そうこうしているうちに、すこし広い道に出たと思ったら、渋滞はうそのようになくなっていた。
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細い道だけ詰まっていたようだ。この消え方はほんとに高速と同じだ。
今は11:55。11時から渋滞にはまっていたので、1時間近くも付き合わされたことになる。
この間に進んだのは、わずか700m。こんなことは初めてだ。

先週の蔵王で、東北の山は夏休み後、紅葉の時期まではオフシーズンだと思っていたが、そんなことは全然なかった。3連休おそるべしである。
やはりロープウエー付き百名山を甘く見てはいけない。

この先、また人が湧いてきたが、ちゃんと流れてはいる。
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このあたりで、おばあちゃんが転倒したらしく、膝から血を流していた。
ガイドさんが「3班すこし待っててくださ~い」と叫んでいる。
(さっきの団体さんの仲間のようだ)

それにしても、この重苦しい雲は何とかならないか。
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森林限界を抜けたようで、一気に視界が開けた。
これは篭山(1548m)。
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福島市郊外。
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南東方面。
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いやあ、それでもまだ大勢登ってくる。
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でも、前はやっと空いた。
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あとは正面に山頂の乳首をみながら、やっと自分のペースで登っていく。
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矢筈森。
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そこへ至る稜線。
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あれが乳首たる山頂。
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あれだけの人がいたら、山頂はごったがえしていて、お昼を食べるスペースもないのではと思っていたが、山頂直下、いわば乳輪の部分は、広くて十分場所があった。
さっき下ってくる人が「頂上は広いですよ」と言っていたが、これのことだったのだ。
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再び矢筈森方面。
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篭山。
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篭山の西の鞍部、峰の辻。
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矢筈森から峰の辻へのトラバース道。
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山頂の標識は、山頂ではなく直下の乳輪部分にある。
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乳首へはクサリ場があり、ここでもプチ渋滞。
5人くらいずつ交代で、下りる人と登る人が行き交う。

頂上には12時半前に到着。
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ゆっくり組んだ予定より30分遅れ。
まあ、あれだけ渋滞したわりには大幅な遅れではない。でも、遠くに足をのばすことはできなくなった。

頂上には「安達太良山」とも「百名山」とも書いた標識はなく「八紘一宇」の石碑があった。
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とにかく展望を楽しむ。
北東は、峰の辻から篭山。
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その向こうに福島盆地。
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北には矢筈森へ続く牛の背。鉄山にはガスがかかっている。
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北西は沼の平方面。
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西には船明神山(1667m)。
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磐梯山(1816m)は雲の中。
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猪苗代湖。
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南に和尚山(1602m)。
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東には五葉松平とロープウエーの駅。
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羽根付きアリみたいな虫がたくさんいたので、360度の写真を撮影後、すぐに下った。

(つづく)
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鹿倉山

【2014年9月13日(土)】鹿倉山
この日は午後5時に娘のライブのため世田谷まで行かねばならず、3時までに所沢の自宅に戻れるコースということで、奥多摩となった。
鶴峠から奈良倉、鶴寝、大マテイ、小菅の湯へと周回するコースも検討したが、バスの時間が遅く断念。
冬のためにとっておいた大寺山(約950m)、鹿倉山(1288m)縦走を選んだ。

朝4時に起床し、4時半に出発。
奥多摩までずっと一般道を行く。
途中、facebookの山岳部例会(高水三山)のため、川井キャンプ場の駐車場を下見。
地図の表示とは逆方向にあり、確認に手間取った。10分ほど時間をロス。
途中、ネット情報の「ゆずの里」の営業休止と「松香荘」の日帰り入浴取りやめを、現地の貼り紙などで確認。
やはり、例会時の入浴は「もえぎの湯」しかない。

随分時間を食った。6時20分頃、深山橋を渡ったところにある登山口の陣屋に到着。
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駐車場はさらに三頭橋を渡った先にあると思っていたら、陣屋バス停のすぐ横にあった。
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体操をして6時半に出発。

地形図には、登山口が3つの茶店の奥にあるように書いていたが、実際は手前、深山橋のたもとだった。
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一軒目の茶店の後ろに回り込むとすぐ登山口。
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いきなりの急坂だ。
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最初見えていた湖も、植林に隠されてすぐに見えなくなった。
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獣の臭いがかなり強い。バイクの音もうるさかったが、じきに聞こえなくなった。

植林の中の暗い道を行く。
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このルートはキノコの博物館のようだった。
名前はほとんど分からないが順不同で並べてみる。
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道は尾根に乗ると、2回ほどゆるやかになる。
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登るにつれ、ガスが立ちこめてきた。
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これは誰の糞だろうか。
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変な形に曲がった木。真ん中の紅葉がアクセント。
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これはなんていう花だっけ。なんか分からないものだらけだ。
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大寺山山頂近くの木々のすき間から日陰名栗山(1725m)らしき山が見えた。
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ちょうど1時間で、登頂。
仏塔は想像していたのより、はるかに大きかった。
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山頂を広く削平して、建立したようだ。

四方に金色に輝く仏像が安置されている。
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仏塔に登って、犬走りの部分を歩くと、変な音がする。
下は空洞のようだ。コンクリート代を節約したのかもしれない。

まわりは木々に囲まれており、仏塔に登っても、ほとんど展望はきかない。
登山地図には「三頭山の眺めが素晴らしい」とあるが見えなかった。
1周して、階段に腰掛けて、しばし休憩。

下りると、説明板があった。
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この仏塔は正確には「東京奥多摩仏舎利塔」というらしい。
日本山妙法寺の山主・藤井日達(1885~1985)が昭和49年に建立したもので、高さは36mとのこと。
奥多摩の山に登ると、どこからでも、この仏塔が見える。
日達師は東京都民1000万人の水源である奥多摩湖にお釈迦様の慈悲がしみ込んで、東京都民の命を養うとともに、世界平和の実現を願って建てたものらしい。
案内板には「千メートルを越す…山頂に」とあるが、実際には950mほどしかない。

説明書きを読んでいると、金風呂集落へ通じる道から2人の男が登ってきた。
あんな道を登ってくる人がいるんだと、なぜか逃げるように立ち去り、振り返ったら、腰に篭を下げている。
何かの作業の人だったようだ。キノコ採りだろうか。

山頂を示す標識はこれだけ。
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実際に一番高い地点はここのようだ。
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この先は、しばらく平坦な道な道が続く。
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8時に鴨沢へ下る道との分岐を通過。登山地図には記載されていない道だ。
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キノコシリーズ再開。
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1か所ピークを巻くところがあったが、山名板などがあるといけないので、道を外れてピークを踏む。何もなかった。

白樺の墓場。
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1178mピークは8:35に通過。
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道標に小さく手書きで、大マトイ山と書かれているのを見つけて感激。
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あまりに小さいので見逃すところだった。これで「登った山」がまた増える。いひ。

この先間もなく、伐採作業に出くわす。
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パワーショベルまであった。
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でも、お陰様で、周囲の展望がやっと開けた。
東には見事なピラミッドの御前山(1405m)。
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北には日陰名栗山。
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その隣に高丸山(1733m)。手前は赤指尾根か。
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大寺山の仏舎利塔。
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仏塔と御前山。
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三頭山(1531m)もやっと見えた。
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眼下に奥多摩湖。
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今回のコースで、まともに眺望を得られたのは、唯一ここだけだった。

下ると真新しい林道に合流。
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さっきのパワーショベルはこの道を運ばれて来たのか。

しばらく林道に沿った登山道を歩く。
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鹿倉山山頂のわきを林道がかすめている。
これは地形図にも載っていない道だ。

キノコシリーズ第3弾。
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最後の巨大キノコの左に光るのは100円玉。大きさがお分かりになると思う。

鹿倉山には9:14にあっさり着いてしまった。
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ちょっとした広場状になっているが展望はゼロ。
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登山地図には「西面のみ展望が開ける」とあるが、東西南北どっちもダメだった。
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早々に下山。

しばらく林道沿いの道。
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何度か小さなアップダウンを繰り返して、やっと尾根からも離れ、南斜面を下りていく。
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間もなく、また林道に出た。
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10時過ぎ、大丹波峠に到着。
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ここは昔の生活道路の雰囲気がある。

あちらは丹波山村方面。
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一里塚のような塚があった。
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これは当然、人工のものだろう。

首のとれた石仏も(裏表)。
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大丹波側にも下りてみたかったが、バスの時間が合わず、やはり予定通り小菅方面へ。

すこし登山道を歩いたら、またすぐ別の林道に出た。
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これをつたっていく。
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正面には牛ノ寝通りが望めた。
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県道との合流点には廃屋があり、ちょっと草むらに入って撮影。
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この先はずっと舗装道路。
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ヘアピンカーブを2度ほど、植林の中に入ってショートカットしたが、2つ目のカーブは、下の道が石垣のままになっており、下りれず。
ぐるっと石垣の上を歩いて、それが切れるところまで歩かされた。
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その下に「鹿倉山ハイキングコース」の案内板あり。
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上からでは、どこがハイキングコースの入口なのかわからなかったが、こんな道があったのか。

沿道にわさび田。
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平将門伝説が残る一戦場の地名の説明。
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諏訪神社で無事下山のお礼参り。
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箭弓神社を横目に国道139号に出る。
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バスの時間まで、まだ1時間近くある。
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当然、歩いた道を地図上でつなげるべく歩く。
目標は冬に三頭山を登った時に下山してきた余沢。
なんとか1時間あれば行けると思う。

役場のある川久保集落には、大きな旅館が多い。
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どんなお客さんが泊まるんだろう。釣り客だろうか。

国道沿いにはコスモスが咲き誇っていた。
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お腹がすいてきたので、道沿いに屋根のある場所を探す。
ちょうど、田元橋のバス停が屋根付きだったので、ここで休憩。
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お稲荷さんのおにぎりとイクラのおにぎり。かと思ったら、豚カルビだった。
賞味期限の少しでも先のものを選ぼうと、イクラの列の後ろに手を伸ばして取ったのだが、それがカルビだったようだ。
ちゃんと確認せずにカゴに入れてしまったのが失敗。がっかり。

10分ほどで食べ終わり、出発。
30分ほど歩くと、余沢集落が見えてきた。
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余沢にはちょうどバスの時間の10分前に到着。
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カメラをザックにしまい、整理体操をしていたら、かたわらの貯水槽横でトカゲを発見。
写真を撮ろうとしたら、植え込みの下に入ってしまったので、しっぽの方から追い立てると、不思議にまた止まってしまった。
よく見ると、カマキリを捕食している。めずらしい。
巨大な獲物を口に動きが鈍いので、ちゃんと写真が撮れた。
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12:05発のバスに乗って陣屋まで。
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スイカで払ったので、運賃はいくらかかったか分からない。

陣屋バス停で下りて、早速、マイカーに乗り換え、小菅の湯へ。
県道からかなり入り込んでいく。
施設の前ではイワナの塩焼きが売っていた。
小菅の湯は創業20周年とのこと。
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チェックインにはげた箱のキーが必要とのこと。
「無料ですので」とフロントのお兄さんが言う。
私の靴はサンダルなので、鍵なんてかけなくていいのだが、そういうシステムなら仕方ない、従う。
硬貨投入口があったので、使用後返却されるのだと思い、100円を入れようとしていたら、再びフロントの男が「無料です」と叫ぶ。

それじゃあ、私がまるでバカみたいではないか。
そもそも紛らわしいのだから、「お金は入れなくても大丈夫ですよ」とでも言えば何の問題もないのに。
すこしむかついたが、苦情を言うほどでもないと我慢し、入浴料金を払う。620円。

お風呂は露天と内風呂に1回ずつ。
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体も洗い終えて、湯につかっていたら、タオルを置いておいたカランをわざわざ選んで、座るおじさんが。
こんなに空いているのに、何も人がいることが分かっている場所に来なくてもいいのに。
風呂から上がると、「ちょっと失礼しますね」と少し強気にタオルを回収した。
どうも、小菅の湯は相性が悪い。

1時10分すぎに出て、愛車へ。
予定より20分遅れて、15:20に自宅に到着。
15時50分の新所沢発の電車に乗るべく、あわただしく自転車で家を出た。

【行程】2014年9月13日(土)
陣屋(6:32)~大寺山(7:32休憩・撮影7:46)~大マトイ山(8:35)~鹿倉山(9:14)~大丹波峠(10:07撮影10:12)~川久保(10:54)~田元橋(11:08昼食11:20)~余沢(11:54)=陣屋

※所要時間:5時間22分(歩行時間:4時間51分)
※登った山:3座(大寺山、大マトイ山、鹿倉山)
※歩行距離:13.9km
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蔵王(4)

【2014年9月6日(土)】蔵王山
熊野岳(1841m)を越えて、馬の背に下りてきた。御釜が目の前にある。
縁に踏み跡のようなものが見えるが、歩けるのだろうか。
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火口の最も高いところは五色岳(1672m)というピークなのだが。
登山地図や地形図にルートは書いていないが調べてみると、行けるようだ。
気象庁の「火山活動解説資料」でも、10月20日発表で「10月に入ってから4回の火山性微動があり、御釜の湖面にも一部白濁が確認された」とあるが、レベル1(平常)のままで「登山で近づく際には十分注意してください」の表現にとどまっている。
今年はもう難しいが、状況が変わらなければ来年行ってみよう。

五色岳はかつて活発な活動を続けていた。しかも、その歴史はかなり新しい。
1183年の噴火で御釜が誕生し、1820年頃から水が溜まり始めたと言われている。
とくに江戸時代は何度も噴火を繰り返し、1867年(慶応3年)の水蒸気爆発では、御釜が沸騰し、泥水があふれて3人が死亡する被害も出ている。
明治29年にも御釜の水が氾濫している。
あふれると宮城県側の濁川を下り、峩々温泉を襲うことになる。

このあたりで水辺にも下りられそうだ。
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馬の背を南に向かうと刈田岳(1758m)なのだが、今回はタイムオーバーで断念。
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名残惜しいが引き返す。

登り返して、避難小屋に到着。
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これは山頂の熊野神社にある小屋とはまた別の小屋だ。

誰もいないだろうとは思いつつも、一応ノックをして中に入ったら、熟年男性がひとり。
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「すいません、中の写真だけ撮らせてください」
「よけましょうか」
「いえ、大丈夫です」
「じゃあ、大きさが分かるように、このままいます」
てな会話のあと
「今日はここで泊まりですか」
と聞くと、そうだとの答えで、しばらく雑談になってしまった。
彼は刈田岳の避難小屋でおこじょを見つけたと、その写真を見せてくれた。
茶色と白のツートンの体の長いおこじょが、はっきり写っている。
こんなところにいるのかあ。

「いつもは一眼レフなので、すぐ撮れるんだけどね~。今日は新しく買った液晶カメラなので、すぐにピントが合わないから、いい写真がない」とぼやいていたが、なかなかどうして。
お住まいのある横浜から普通列車を乗り継いで白石まで来て(青春18きっぷを使用)、駅前の安宿に泊まり、今朝、1日に2本しかないバスで刈田岳のふもとまで。そこから登ってきたという。
今夜はここに泊まって、夕日の写真を撮るつもり。「あなたも機会があったら、泊まるといい。朝日連峰に沈む夕日が墨絵のようにきれいですよ」という。
「ありがとうございます」と挨拶して辞した。
おそらく今夜の泊まりは彼1人だろう。
ここは駐車場から30分ほどの距離しかない。暴風雨から避難したわけでもない、こんな天気のいい日にわざわざ泊まるのは、写真目的の人くらいだろうから。

この小屋の近くには旧避難小屋の跡のような石垣があった。
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それと、仙台二中の遭難者供養碑も。
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遭難は大正7年10月23日。仙台二中の教師4人、生徒151人の計155人が、宮城の青根温泉から山形の蔵王温泉まで徒歩で修学旅行中、ここ熊野岳付近でにわかに天候が悪化、暴風雪に巻き込まれ、教師2人、生徒7人が不帰の客になったという。
建立は昭和15年とある。

あちらは山頂への道。これで暴風雨にでも遭ったら、確かに道は分からない。
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さて、ロープウエー駅に向かう。行きとは違う道を歩けるのが、ピストン嫌いとしてはうれしい。
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途中、歩きながら今日登った山での自撮り写真5枚と御釜の写真をまとめて、「1000座達成しました」とfacebookの秘密グループに投稿。
実は、刈田岳をもって百名山に登ったとカウントしていたが、これは修正。
最高峰の熊野岳を登った今回をもって「蔵王山」に登ったと、カウントし直すこととする。

北蔵王以北の峰々。
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雁戸山(1485m)のアップ。見事な双耳峰。高さもほぼ同じ。
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名号峰(1491m)方面のたおやかな稜線。
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夕方が近くなって、より一層空気が澄んできた気がする。

熊野岳の地肌は赤い。
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ワサ小屋跡の手前で一旦、往路と合流するが、その先でまた分かれ、巻き道を行く。
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熊野岳を振り返る。きれいな青空になった。
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三宝荒神山(1703m)も見えてきた。
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地蔵山(1736m)の巻き道は木道なので歩きやすい。
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冬には樹氷となるアオモリトドマツ。
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もう4時をすぎて、人気もなくなり、いい雰囲気だ。

16:16山頂駅に到着。
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ゴンドラは随時来ているようなので、屋上の展望台でひと通り撮影してから乗り込むことにする。

地蔵山。西斜面はアオモリトドマツに覆われている。
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朝日連峰の大朝日岳(1870m)も見えた。手前中央は白鷹山(986m)。
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来年あたり縦走できるだろうか。
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ゴンドラは山麓線に乗り継いで片道1500円。
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ゴンドラはもちろん独り占め。
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座ってご乗車くださいと言われたが、ずっと立ったまま写真を撮っていた。
しばし、お楽しみ下さい。
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約10分の空中散歩で330m下の樹氷高原駅に到着。
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樹氷高原駅の駅舎の写真を撮っているうちに、山麓線の16:40発が行ってしまった。

山麓線は10分おきの運行なので、まるまる10分待つことに。
ベンチで靴を履き替え、登山靴はザックに詰め込んだ。楽になった。
余った時間で駅舎内を見学。
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山麓線のゴンドラは53人乗り。山頂線は18人乗りだった。
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山麓線はガイドのおねえさんが乗っていたので、写真は遠慮気味に。
客が1人でも観光案内をするかと思ったら黙っている。帰りだからか。
なんか気詰まりなので、「共同浴場には石鹸やシャンプーは置いていませんよね」と、聞かなくても分かる質問をしてみたら、「行ってみないと確認できません」との答え。
サービス業とは思えない、必要以上に杓子定規な回答だ。
「すいません、よくわかりません」でいいのに。変わった人だ。
さすがに、しまったと思ったのか、「観光案内地図はありますよ。そういうことも詳しく書いてあるかはわかりませんが」とフォローしてきたが、「いえ、地図は持ってますので」と言うほかなかった。

瀧山と温泉街。
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今度は7分ほどで、蔵王山麓駅に到着。
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下車してバスターミナルまで歩く。
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もう5時前。風呂に入るので5:20のバスは無理。
その次は6時40分なので、入浴後、食事をする時間もありそうだ。

途中、中央ロープウエーの山麓駅舎を撮影。
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日帰り入浴施設が沿道に2軒あったが、いずれも混んでいそうだし、高いのでパス。
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けさ、高湯通りで見つけた入浴可の旅館・招仙閣に入る。下湯の真ん前。
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たった300円で独占である。

ここは、こけしの宿のようだ。
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土曜日なので宿泊客とのバッティングで混んでいることも予想したが、何と誰もいない。
この宿は大丈夫だろうか。
貴重品もあるので、人がいないのは助かる。

強烈な硫黄泉に入り、いい刺激になった。
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さっぱり。

バスターミナルに戻り、18:40のバスがあることをもう一度確認して、高湯通りの入口にある食事処きくちに入る。こちらも客は誰もいない。
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幟にあったジンギスカン(ラムもも1200円+御飯セット200円)をオーダー。
結構高いが、肉の量はケチってなかった。
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地ビールはないというので、やむなく缶ビール「アサヒスーパードライ」。
「温泉街にたくさんジンギスカンを出す店があるけど、名物なのか」と聞くと
「今は北海道の方が有名になったけど、実はここが発祥の地なんです。もう羊は飼育してるとこがないので肉はオーストラリア産ですが」とのこと。
ほんとかよ。
ググってみると、確かに遠野とともに蔵王は「発祥の地」を主張しているようだ。
野菜は、もやしがなく、白菜と玉葱、ピーマン、コンニャクだった。
由来はともかく、おいしくいただけた。山の後の肉はいい。

近くのお土産屋で芋煮セットを買い、18:40のバスに乗る。
駅までの所要時間は45分。
帰りの新幹線つばさ158号は19:31発なのでギリギリだが、大丈夫だろう。

駅には、わりと余裕で着いた。
新幹線がまだ入線していないので、あれっと思ったら、158号は新庄始発だった。
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往路とは違い、ガラガラで、余裕で窓際に座れた。
車中、わざわざ持ってきたパソコンで写真や記録の整理しながら帰る。

作業は大宮までかかった。
10時すぎ上野着。帰宅は11時半になったが、山形時代を懐かしみつつ、すばらしい山旅になった。

【行程】2014年9月6日(土)
蔵王温泉バスターミナル(7:37)~瀧山ゲレンデ(7:57)~瀧山分岐(8:44)~瀧山(9:12撮影9:22)~上宝沢分岐(9:40)~中央高原(10:39撮影10:46)~鳥兜山(11:11休憩11:26)~三五郎小屋(11:42)~五郎岳(12:04)~三郎岳(12:23)~パラダイス(12:56)~ザンゲ坂(13:24昼食13:36)~地蔵山頂駅(13:50)~三宝荒神山(13:59撮影14:02)~地蔵山(14:20)~ワサ小屋跡(14:37)~熊野岳(14:59撮影15:10)~馬の背(15:19撮影15:21)~熊野岳避難小屋(15:28雑談15:35)~ワサ小屋跡(15:58)~地蔵山頂駅(16:16撮影16:23)=樹氷高原駅(16:36休憩16:50)=蔵王山麓駅(16:57)~高湯通り(17:12)
※所要時間:9時間35分(歩行時間:7時間47分)
※登った山:8座(瀧山、大釈山、鳥兜山、五郎山、三郎山、三宝荒神山、地蔵山、熊野岳)
※歩行距離:17.5km
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蔵王山(3)

【2014年9月6日(土)】蔵王山
パラダイスゲレンデを登り切り、左に曲がってザンゲ坂コースに入る。
5分ほど登ったところで、腰を下ろして休憩。
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下りで使うロープウエーがここから見えるが、ちゃんと動いていたので安心。
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もう1時半近い。ここで昼食とする。おにぎり2個。
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食べながら計算。確か、ロープウエーの最終は16:20だったはず。
だとすれば、三宝荒神山を登り終えて、14:30には山頂駅を出発すれば、熊野岳(1841m)まで往復しても、最終便に間に合う。
まだ1時半すぎなので何とか大丈夫そうだ。刈田岳(1758m)は無理だが、熊野までは行こう。

この坂は下ってくる人が多い。
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ロープウエーで登って、熊野岳を往復し、ここを下るというコース取りなのだろうか。

蔵王ロープウエイの地蔵山頂駅付近から樹氷原コースはスタートする。
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昼食を終えて15分くらいで、山頂駅に到着。
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まずは最終の時刻を確認、16:45とのことなので、安心。だったら余裕だ。

ここは蔵王山散策の玄関口のようなところ。
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正面は地蔵山(1736m)。直登の道と左には熊野岳に通じる巻き道が見える。
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まずは、すぐ近くにある子安地蔵尊を参拝。
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ここを大昔、冬に仕事で訪ねた記憶がある。調べてみると、1986年4月24日だった。
地蔵尊が雪にまみれていた記憶があるので冬かと思ったら、春だった。
この時の記憶をもって、地蔵山を「登った山」にカウントしていたが、再訪してみて、地蔵山には登っていなかったことが判明。
一旦カウントから除外した。それによって、1000座目は三郎岳になってしまった。
まあ、どこでもいいのだが。

それはともかく、この大きな地蔵尊は1775年(安永4年)の建立。
ふもと東沢村(現山形市)の庄屋の跡継ぎが幼くして亡くなったことから、男子の長命を祈願して建てたものと伝えられている。
この地蔵尊のおかげで遭難者も減ったらしい。

さてまずは三宝荒神山(1703m)に登る。
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周回コースが作られており、うれしい。

少し上に樹氷の碑。
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振り返ると、地蔵山。
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地蔵山頂駅も。
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蔵王にはロープウエーが3本もある。巨大なスキー場なのだ。

シャクナゲとヤマハハコ。
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おお、あれは熊野山頂。いつのまにか晴れていた。ありがたい。
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地蔵尊から10分かからずに登頂。
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頂上に、写真を撮っている熟年夫婦がいて、「写真撮ってもらおうよ」とささやいている。
それが聞こえたので「撮りましょうか」と声をかける。
「あら、すいません。なんだか……」というので「何も聞こえてませんよ」と軽口。
「今日は結婚記念日なんです」という。「それはおめでとうございます」
仲がよくて、ほほ笑ましい。

しばらく撮影をしていると、アラフォーくらいの女性2人組みが登ってきて、なんとテーブルの上に土足のまま登って、「すごい景色~」とか何とか、きゃあきゃあ言っている。
ベンチならまだしも、これはひどい、どうしたもんかと思ったが、さすがに注意した。
「ここはみなさんが食事するところですから、土足はちょっと」と一応やんわり。
「あ、すいません」とすぐに下りたが、その後もきゃあきゃあ言って、恥じている風はない。
あまり悪いことをしたという認識はないようだ。困ったものだ。
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しかし、この上に乗るかね。

そんなこともあったが、本当に景色は見事である。
まずはお馴染み瀧山と鳥兜山(1387m)。
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雁戸山(がんどさん、1485m)。
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さらに北の山々。神室山(1356m)なども見えているのかもしれないが同定できず。
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周回コースを下りる。
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地蔵尊あたりの広場。
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熊野岳は蔵王の盟主にしては、のっぺりした山だ。
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地蔵尊まで下ったところで14:20。
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まだ2時間半近くある。これは余裕だ。

地蔵山まで正真正銘の直登を登る。標高差は70mほど。
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くたびれたアザミが咲いていた。
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すぐ前に観光の若いカップルがいて、追いつきそうになったが、男の方が抜かれまいとしてペースを上げる。が、またペースが落ちる。
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こちらは何度も立ち止まって、写真を撮っていたので、追い抜かさないで済んだ。

三宝荒神山を振り返る。
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地蔵山頂上はだだっ広い。そして風が強い。
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でも、こんなのは序の口なのだろう。

ここではっきり熊野岳が見えた。ガスは完全に晴れている。
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雪が積もった時の道しるべと思われる木柱列に沿って歩く。
石畳を作ってあるが、これがとても歩きにくい。
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木道になると助かる。
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地蔵山と熊野岳の鞍部(ワサ小屋跡)。
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まわりの砂礫地はいかにもコマクサが生えていそうな場所だが、とうとう見つけることはできなかった。
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鞍部への下り。
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ここで一旦、巻き道と合流。
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熊野岳から団体さんが下りてきた。
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ワサ小屋跡にヤマンバ(姥神)様の石像があった。
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ここにかつて、おワサさんという老婆が番をしていた山小屋があったという。
説明板にその時代が何も書いてないところをみると、おそらく江戸時代のことと思われる。
彼女はここで熊野神社の参拝者にお茶などを振る舞っていたのだろう。
このおワサさんと、ヤマンバ様の関係はよく分からない。

ヤマンバ様の首は最近までなかったそうで、像そのものがいつ建立されたのか、首がいつなくなったのかも分からなくなっていたが、最近になって、積まれた石の中に首が埋もれていたのが見つかったそうだ。
それを機会に、「首なし姥神さま」を再生しようという機運が高まり、平成23年に開眼したという。
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よく見ると、確かに胴体と顔の色が違う。

ここで、さっきの団体とすれ違う。
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地蔵山の西麓と祓川登山道。
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熊野岳への登り。
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地蔵山をもう一度振り返る。
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近道を行く。結構急な岩場だ。
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地蔵山(左)と三宝荒神山(右)。
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ワサ小屋跡から20分ちょっと、15時に熊野岳山頂に到着。
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これは「日本観光百選第一位」の碑。
毎日新聞が1950年にハガキによる人気投票で選んだもので、蔵王は「山岳」部門で第一位になった。この百選は「新日本」のようだが、石碑には「新」が抜けている。
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それより、「日本百名山」の標識がどこにもないのが不思議というか、潔く感じた。
刈田岳の方にあるのだろうか。歴史的にはあちらの方が古いようだし。

南を望む。刈田岳(1758m)の向こうに屏風岳(左、1817m)と杉ヶ峰(1745m)。
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南西にのびる尾根の中丸山(1562m)。
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朝日連峰が見えるはずだが、同定不能。
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こちらは茂吉の歌碑。
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前回も紹介した「陸奥(みちのく)をふたわけざまに聳えたまふ蔵王の山の雲の中に立つ」の歌である。この歌の碑はここにあったのか。

ひと通り撮影したので、山頂の神社に参拝。石垣の間の細い通路から入る。
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これが社殿。
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狛犬も年季が入っている。
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境内の石碑群。ヤマハハコがお供えの花のように咲いている。
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境内にある建物は社務所かと思ったが避難小屋だった。
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登山地図には「熊野神社」とあるが、この石柱には「蔵王山神社」とある。
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どちらも正しいのだろう。

ここから御釜が見えるかと思ったら、かろうじて見えない。
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見えるところまで行こうと思っているうちに、馬の背まで下りてしまった。

そこから見えた御釜は圧巻で、思わず「これはすげえ」と声を上げてしまった。
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刈田岳からは5~6回見たことがあるが、ここから見る御釜はまん丸だ。
青空のおかげでエメラルドグリーンも鮮やかだった。

遅れて着いた青年2人も「すげえ」「すげえ」と騒いでいた。
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その気持ち、よくわかります。

(つづく)

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蔵王山(2)

【2014年9月6日(土)】蔵王山
蔵王温泉から瀧山(りゅうざん、1362m)を経由して、10時半すぎに中央高原までたどり着いた。
ここには蔵王大権現堂がある。
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手を合わせてから、窓ごしに撮影。
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もともと、蔵王山は「不忘山(わすれずのやま)」とか「刈田嶺(かったみね)」「よねの山」などとも呼ばれていた。
蔵王山の名は、7世紀後半、役小角の叔父が大和の金峯山の金剛蔵王大権現を刈田岳に勧請したことに由来する。
ちなみに、「蔵王山」という個別の山はなく、地蔵山や熊野岳、刈田岳など、いわゆる中央蔵王の峰々の総称である。
ここで茂吉の有名な1首を。
「陸奥(みちのく)をふたわけざまに聳えたまふ蔵王の山の雲の中に立つ」
でも、私は雲の中ではなく、青空の下に立ちたい。
幸い天気も回復してきたようだ。

ここから温泉街に下りる業務用の車道があった。
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マウンテンバイクは通行可とある。
私も昔、山麓のペンションでマウンテンバイクを借りて、ゲレンデを走り下ったことがある。ものすごくエキサイティングで楽しかった。
これがきっかけで、東京に転勤後、マウンテンバイクを購入。しばらく愛用したが、今は足で歩く方が楽しくなった。お蔵入りである。

実は、正直に言うと、ここで初めて目の前にある山が鳥兜山(1387m)であると認識した。
これも「登った山」に加えようと、ゲレンデを直登し始める。
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ゲレンデはヨツバヒヨドリだらけ。
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ぜいぜい言いながら、てっぺんまで登ったら、ロープウエーの鳥兜山駅までは樹林で阻まれ、道が通じていない。じぇじぇ。
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仕方なく少し戻り、山を巻くゲレンデを通って、駅に向かう。
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鳥兜山の東麓にあたる中央ゲレンデに出た。背後は雁戸山(がんどさん、1485m)。
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三五郎小屋の右に五郎岳(1413m)。
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こちらはその隣の三郎岳(1412m)。
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中央高原から20分以上かかって、やっと鳥兜山駅に着いた。
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このロープウエーは営業しているようで、観光客もちらほらいた。

駅から1分で山頂。山頂には開運の鐘と大黒様と、ちゃんと標識もあった。
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ここでしばし休憩。
ベンチに座って、パソコンを取り出す。
今回の山行で通算1000座を達成するはずなのだが、前回までで何座になっていたか正確には忘れてしまっていたので、それを確認するためだ。
機動させながら、早弁。お稲荷さんパック(3個)を食べる。
996座と判明したので、本日4座目の五郎岳が記念すべき1000座目になる。

ここの眺望はすばらしい。
横倉ゲレンデと鴫の谷地沼、その向こうに葉山(688m)。
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温泉街。盃湖の右の大きな建物は蔵王体育館。
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鴫の谷地沼と瑠璃倶楽リゾート&蔵王四季のホテル。
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瀧山。
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上山市街。
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この後はドッコ沼に立ち寄ってから、五郎岳に向かう。
まずは中央ゲレンデを下りる。少女たちが遊んでいた。
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ゲレンデは高山植物の楽園。
ミヤマアキノキリンソウ。
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これは何だ?
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そして驚いたのが、エゾオヤマリンドウ。
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こんな根元からすべて丸見えの群落は初めて見た。

ドッコ沼は山形在勤時代にその名はよく聞いていたが、訪ねたのは初めてのような気がする。
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ほとりには水神様が祀ってあった。
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昔々、この沼に住んでいる竜を鎮めるため、全国を行脚していた覚山法師が呪文を唱えながら、金剛杵の独鈷を投げ入れたところ、竜は二度と現れなくなった。
以来、この沼はドッコ沼を呼ばれるようになり、竜を水神として祀ったという。
この石碑は1857年(安政3年)に、1794年(寛政6年)から続く蔵王の火山活動を鎮めるとともに雨乞いのため、村人が建立したものだとか。
説明板には、「それ以来……噴煙噴火もなくなり」と書いてあるが、気象庁の資料によると、寛政6年以降の噴火は1833年(天保4年)に終息しており、むしろ建立10年後の1867年(慶応3年)に再発している。

山小屋フェチとしては、これもコレクションの1つ。
ロッジZAOドッコ沼。
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三五郎小屋は6階建ての合掌造りでユニーク。
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ローマ字はRの足1本取れて、SANGOPO(さんごぽ)となっていたので、最初は何のことだか意味が分からなかった。
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前を通過して、うつぼ沼方面へ。
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三五郎小屋の南にある無名の沼。でも、きれい。
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ヨツバヒヨドリの蜜を吸うアサギマダラ。
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木々の中には気の早いヤツもいる。
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気持ちのいいブナの林。
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五郎岳への分岐にあるベンチでこの日初めて、登山者と会った。
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やはり、蔵王の核心部からはずれたこの辺は歩く人が少ないみたいだ。
夏休みや紅葉シーズンはそれなりにいるんだろうけど。

五郎岳への道はオヤマリンドウとウメバチソウが咲き乱れている。
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マシュマロのようなキノコも。
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これはシャクナゲとオオカメノキの葉っぱ。一番地味な時期だ。
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さあ、1000座目の五郎岳。
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ここも頂上からは360度の大パノラマ。
順番に見てみよう。まずは鳥兜山と中央ゲレンデ。
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瀧山と、手前に大釈山(約1295m)。
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三郎岳。
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雁戸山(左)と南雁戸山(右、1486m)。
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三宝荒神山(1703m)。
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下りると、さっきの登山者はさすがにもういなかったが、別の登山者とまた遭遇し、彼はうつぼ沼方面に行ってしまった。
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こちらは、交差点をそのまま直進し、三郎岳に向かう。
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途中、メダマ沼周辺散策路方面の道があったが、そのまま直登。
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頂上は刈り込まれた、ちょっとした広場があるだけ。
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標識もなく、樹林の切れ間から瀧山が見える程度だった。

片貝沼方面に直接行けそうな踏み跡があったが、この道を行くと、うつぼ沼や目玉沼をカットしてしまうことになるので、やむなく来た道を戻る。
気づくと、すっかり晴れている。
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うつぼ沼の手前で昆虫採集の親子とすれ違った。
何かを見つけたようで、しばらく同じところで停滞していた。
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うつぼ沼は、ほんの小さな水たまりだった。
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その先はなだらかな登り。
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間もなくメダマ沼周辺散策路入口の標識があった。
ここに入らないとメダマ沼が見えないのかと思い、右折する。
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幅の広い道だが、いくら歩いても沼が見えない。
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適当なところで引き返そうと思ったが、地図を見ると、周回してもとの道に合流するようなので、そのまま進む。
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結局何も見えないうちに、さっきの道に合流。
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え、じゃあ元の道からは見えたの? と思い、少し引き返すと、展望所があった。
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ほんでもって、ちゃんと見えた。木の標識に「目玉沼」と書かれている。
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無駄な遠回りをしてしまった。

鳥兜山や五郎岳、三郎岳に寄り道しているうちに、予定を大幅に遅れてしまい、これでは刈田岳まで行くのは無理だなあと思い始めてきた。
次の分岐で、右が片貝沼とあったが、直進しても木々の間から見えるだろうと予想して、今回は直進。
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その通りだった。
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さっきの道で湖畔まで行けば、全景が見えたのだろうが、もうこれで十分。

片貝沼を過ぎると広いゲレンデに出る。パラダイスゲレンデである。
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ふもとにはスターライトホテル樹氷の家。
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ゲレンデの真ん中に道標があった。それに従い、地蔵山に向け、ゲレンデを直登。
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途中、後ろ向きに下ってくる人がいて、びっくり。何かの練習だろうか。
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地面に「三宝荒神」の石碑が横たわっていた。
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登るに従い、展望が開けてくる。
双子のような三郎岳(左)と五郎岳(右)。
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瀧山と鳥兜山。
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三宝荒神山を望む。
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少し口を開けたエゾオヤマリンドウとヤマハハコ。
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シラタマノキ。
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この日3人目、単独の女性とすれ違う。
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ゲレンデの直登はさすがにきつい。ザンゲ坂まであともう少し。
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20分ほどで、やっとパラダイスゲレンデを登り切った。
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(つづく)
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蔵王山(1)

【2014年9月6日(土)】蔵王山
この週末、関東天候不順のため東北へ遠征。
5日(金)にザックを背負って出勤。会社まで持ち込むのは、ちょっと憚られたので、大手町駅近くのコインロッカーに隠しておいた。
勤務終了後、ザックを回収して東京駅へ。
今夜乗るのは、19:16発のつばさ157号。自由席は16号車、17号車の2両のみ。
金曜の夜はこんなに混んでいるものなのかと、びっくり。
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すごい行列だ。でも、この位置なら、座れると判断して素直に並ぶ。
途中、トイレに行きたくなり、列を離脱して、指定にしてしまおうかと思ったが、我慢。
乗ってから車内放送で知ったことだが、指定席はすでに満席だった。我慢してよかった。
席は何とか確保できたので、すぐトイレへ。何とか間に合った。

席に戻ってからは、facebookで少し遊んでから爆睡。
しばらくして目を覚ますと、通路にも人が立っていた。
酸素不足で喉が渇いたほどだ。

定刻より4分遅れの22:01に山形に到着。
駅前のコンビニで翌日の昼食と飲み物を購入。
朝食はホテルの無料のパンをいただく予定。
宿泊は直前の予約だったし、金曜夜ということで格安プランはすでになく、アパホテル山形駅前大通(駅から徒歩7分)になった。じゃらんポイント100を使って5700円。
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(翌朝撮影)

部屋で明日の準備をして23:30に就寝。
翌朝は、目覚ましをかけた6時より前に起きてしまった。
窓から東の空を見ると、快晴で北蔵王の雁戸山には雲がない。でも、本日歩くあたりには雲がかかっている。
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どうか、気温が上がったら消えますよう。

朝食は6時半からだが、6時10分にはロビー下り、新聞を読む。
ホテルのスタッフが6:20頃、「もういいですよ」と言ってくれたので、バターロールなど小さなパンを3個食べる。
1個を行動食用に確保して、6時半に出発。

山形駅前から出る蔵王温泉行きのバスの時間は6:50。山仕度の人は誰もいない。
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あとから1人だけ来たが、こんなに少ないものなのか。
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青森でさえ、10人はいたのに。

鉄砲町やら荒楯やら懐かしい地名を車内放送で聞きながら、バスに揺られる。
途中で乗ってきたおじさんが、車内ガラガラなのにわざわざ山仕度のおじさんのすぐ後ろの席に座り、起きているのに寝息のような荒い鼻息を立てていたので、山のおじさんは何度も後ろを振り返って、気味悪がっていた。

7:27に蔵王温泉のバスターミナルに到着。
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構内で、体操とトイレを済ませ、37分に出発。
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瀧山(りゅうざん)登山口までの行き方が今ひとつはっきりしないが、とにかく温泉街のメインストリート「高湯通り」を登っていく。
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冷しラーメンが山形名物なのはわかるが、ジンギスカンの幟があちこちにあって、気になった。
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いきなりきつい硫黄臭がすると思ったら、温泉の混じった見返り滝。
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もうもうと湯気が上がっている。
「どんどんびき」とも別名でも呼ばれ、昔、子供が悪いことをすると、「ここに放り込むぞ」と叱られたらしい。

稲花(いが)餅の看板が出ていたが、こういう菓子があることを初めて知った。山形には20代の頃、5年も住んでいたのに。
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この通りには、下湯と上湯、二つの共同浴場があり、入浴料は200円と安い。
でも、たぶん石鹸やシャンプーはないだろう。
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普通の旅館にも「日帰り入浴可」の幟があり、300円とあるから、帰りはこのあたりで入ろうと決める。
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これは茂吉筆の「霊泉碑」。茂吉が昭和8年に若松屋に逗留した際に書いた「霊泉延年」から採ったとのこと。建立は昭和46年。
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酢川温泉神社の手前で左折。
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この先の道がよく分からないが、とにかく瀧山ゲレンデの方に向かう。
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正面に見えるのが瀧山(1362m)だ。
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入口にはインタースキーの碑がある。
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昭和54年に開かれたこの大会で、ZAOの名は世界で不動のものとなった。
そもそも蔵王が海外にも知れ渡るきっかけとなったのは、1936年(昭和11年)に制作されたスキー映画である。ドイツの山岳映画監督アーノルド・ファンクが樹氷群の中をスキーで滑りまくる記録映画を撮ったのである。これが世界中のスキーヤーを魅了した。

碑の近くに、「登山口まで10分」の道標があったが、念のため、地図ロイドで確認したら、私が登る予定の道とは別の登山口だった。
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左の車道を登る。
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広い駐車場に出ると、ワゴン車から下りて、山仕度をしている高齢男性2人がいたので、道を聞いてみた。
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彼らによれば、ゲレンデの道をそのまま登り、左に回り込んでいくと神社があるから、そこで登山口に合流するという。
駐車場の奥にも入口があるかもしれないが、ゲレンデを行った方が間違いないというので、従うことにした。
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彼らも登るのかと思ったら、そうではなかった。キノコ採りにはまだ早いと思うが。

すこし登ると、上の台ゲレンデの向こうに鳥兜山が見えてきた。
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正面には屏風岩。
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さっきの男性が言ったような神社は見当たらなかったが、登山口に誘導するかのような、草を刈ってあるところがある。
そこに進入して行くと、「登山口」の標識があった。
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左手にもずっと道が続いており、やはり駐車場の奥に正規の入口があったのかもしれない。

いずれにしろ、ここから本格的な登山道。樹林帯に入る。
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10分ほど登ると、御神楽岩への分岐。寄り道する。
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しかし、肝心の岩がどれのことなのか分からない。これか?
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もしかしたら下からしか見えないのかもしれない。

とにかく展望を楽しむ。
温泉街。
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地蔵山や熊野岳の方はまだ、しっかり雲に隠れている。
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せっかく、太陽を求めて遠征してきたのだから、何とか晴れてほしい。

これはスーパースライダーのコース。
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ブレーキ付きのそりのようなものに乗って滑走する滑り台で、山形在勤中に一度乗ったことがあるが、めちゃめちゃ楽しかった。

さて引き返して、今度は急坂を登る。
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バスに乗っている時、道路のデジタル温度計が20℃を表示していて、「涼しそうだな」と思ったが、やけに蒸し暑い。
汗がひっきりなしに落ちてくる。

足元にはキノコが多い。やはり、さっきのおじさんたちの目的はキノコか。
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屏風岩の末端をすり抜ける。
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登るに従い、展望が開けてきた。
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地蔵山は見えてきたが、熊野岳はまだ姿を現さない。

登山口から30分ほどで、尾根に乗った。
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ここは1187mピークへ行く分岐になっている。その先は行き止まりのはずだが、踏み跡はしっかりしている。
行ってみたい気もするが、本日は議事進行。直進する。

最近、雨が降ったのか、地面が濡れていて滑りやすい。
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時折、視界が開ける。上から見下ろした瀧山ゲレンデ。
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温泉街も一望。
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盃湖。
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瀧山山頂付近の岩壁。
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北蔵王の雁戸山(1485m)も見えてきた。
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あちらもいつか縦走してみたい。

登山口から1時間ほどで登頂。
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山形在勤時代、毎日のように北から眺めていた瀧山にやっと立てた。

出発した時は晴れていたのに、薄雲が広がってきた。天気は下り坂なのだろうか。
頂上からは西蔵王方面や山形盆地が一望できたが、湿気が多いようで霞んでいる。
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こちらは反対側の坊平高原。
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ここは二等三角点。
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山頂に建つお社。
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茂吉の歌碑。「山の峰かたみに低くなりゆきて笹谷峠は其處(そこ)にあるはや」
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これは、茂吉がここで詠んだ歌なのだろうか。
山の峰=雁戸山の左がだんだん低くなっていた、あそこに笹谷峠があるのだな、と詠んでいると解釈は可能だが。
この歌碑は平成14年に茂吉の生誕120周年を記念して、蔵王二小の教育後援会などが建立したものだそうだ。

ひと通り撮影を終えたので出発。
あれがこれから歩く鳥兜山方面の稜線。あまり展望のきかなそうな樹林帯だ。
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道はさらに滑りやすくなっているので、慎重に下る。

ちょっと下ると、霊山神社への分岐。
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ただ、そちらの道はロープが張られている。
登山地図にも「一部登山道崩壊 下り通行禁止」と書かれている。

山頂から20分ほど、標高差にして110mほど下ると、立て続けに分岐が。
最初は左へ宝沢方面。
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次は右へ蔵王温泉方面。
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いずれも振り返って撮っているので、方向は逆に見えますが。

この先しばらくは、ゆるやかなアップダウン。
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登山地図に記載のある大釈山(約1295m)には標識も何もなく、気がつかないまま通過してしまった。
どうやら、このあたりだったようだが。
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視界が開けると、正面に鳥兜山(1387m)が飛び出してきた。
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蔵王中央ロープウエイの山頂駅がある。

瀧山から1時間15分ほど、鳥兜山の北の鞍部にあたる中央高原に、予定通りの時刻(10:40)に到着。
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ここは蔵王スカイケーブルの山頂駅(中央高原駅)なのに、誰もいない。
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おかしいなと思ったら、9月1日から10月12日まで点検のため営業休止中とのこと。
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最初の計画では、このスカイケーブルで登ることも考えていたので、そのまま何も確認せずに来ていたら、呆然としていただろう。

(つづく)

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羅臼岳(下)

【2014年8月30日】羅臼岳
羅臼岳山頂の眺望を満喫。
団体さんが登ってきたのを潮に、こちらは下山。滞空時間はほぼ15分。
私は何枚も写真を撮りながらの下山なので、先に行かせてもらう。
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あれは羅臼平から硫黄山へ向かう登山道。ほんと行きたいねえ。
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写真を撮りながらなので、すぐ追いつかれるかと思ったが、なかなか近づいて来ないので、少し待って3人を何度も撮影する。
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今日は土曜日だということもあるのか、結構人が多い。
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岩清水付近の登山道。
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あのおじさんの気持ちがよく分かる。
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随分下りてきた。
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いつまで見ていても飽きない。
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ここのピストンは、苦痛でもなんでもない。

岩清水でコップの水を飲む。
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冷たくて、全部は飲めないほどだった。わき水なのでエキノコックスの心配はない。

分岐で待っていると、先にK美さんが到着。
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残る男2人が見えてきたところで、羅臼方面に歩いて行くふりをしたら、誰も驚かず、「じゃあな」とニコニコ手を振られてしまった。
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羅臼に下りたら、タクシーでウトロの宿に戻ることになる。時間的には全然大丈夫だろうが、予め決めておいたことではないので、やはり断念する。

羅臼平には10時半前に下りてきた。少し早いが昼食にする。
と、見る間にガスが両方から上がってきて
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山頂を覆い隠してまった。
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早めに出発して正解だった。今回はやることなすこと全てうまくいく。
Hリーダーに感謝である。

昼食はおにぎり1個とカップ麺の大盛り。また、O君にガスやコッフェルを借りる。
湯が沸く前に、実家の菜園で作ったももをみんなで食べる。
ちょっと渋みがあったが、おいしかった。
満腹。

この広場の脇、みんなの見えるところで小便をしているおじさんがいるのにはびっくり。
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マナーも恥じらいもない。

私は硫黄山縦走コースの方へ、カメラを持って撮影に行くふりをして、みんなから見えない場所でした。
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山頂からずっと我慢していたのだ。
本来は「小」もいけないのだろうが、やはり堂々とすべきものではない。

H君に聞くと、山に行くと3日は大も出ないし、小も1日出ないという。便利な体だ。
しかも運転する時は、下山後でもまったく眠くならないらしい。
車中泊が嫌いで、前夜から出かけることはせず、ちゃんと寝てから午前2時とかに出るのだとか。山仕様の体でうらやましい。

11時すぎに下山を開始する時には、羅臼平にもうっすらガスがかかっていた。
ここからは壮大なピストン。たぶん人生で最長だ。
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でも、仲間といると、そんなに気にならない。

ガスもかかって、行きとは風景がちょっと違う。
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陽が隠れたので、影ができず、きれいに写真も撮れる。
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大沢の下りは楽しい。
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銀冷水で小休止かと思ったら、弥三吉水まで頑張るという。必死でついて行った。
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仙人坂を下りて、極楽平を通過。
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羅臼平から1時間20分で、やっと弥三吉水。へたり込んでしまった。
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靴をいったん脱いで、足裏をマッサージ。

休憩中、斜里岳や木下小屋で一緒だった横浜のおじさんがラジオで民謡を流しながら到着。
クマ除けには有効だろうが、このラジオ音が結構気になった。
あれこれ話かけてきたが、長話にならないうちに出発。
おかげで休憩は8分のみ。
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午後1時、650m岩峰を通過。
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オホーツク展望台で大平のためのお○っこタイム。
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彼は通風の症状が出て、少々足指が痛かったそうだ。
こちらはペットボトルに水を入れ替えているうちに、また民謡が近づいてきたので、あわてて出発。

さくさく下る。途中、ビッグなキノコを目撃。
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小屋近くの湧き水。
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13:47、登山口に到着。無事下山。
コースタイム8時間20分のところ、実質歩行時間は7時間弱だった。
みな健脚だ。

【行程】2014年8月30日(土)
木下小屋(5:05)~オホーツク展望台(5:42休憩5:45)~650m岩峰(6:07)~弥三吉水(6:24休憩6:33)~仙人坂(7:04)~銀鈴水(7:21休憩7:30)~羅臼平(8:13休憩8:26)~岩清水分岐(8:47)~羅臼岳(9:24休憩・撮影9:40)~岩清水分岐(10:10休憩10:16)~羅臼平(10:36昼食11:12)~銀鈴水(11:50)~弥三吉水(12:35休憩12:43)~オホーツク展望台(13:18休憩13:23)~木下小屋(13:47)

※所要時間:8時間42分(歩行時間:6時間57分)コースタイム:8時間20分
※登った山:2座(650m岩峰、羅臼岳)
※歩行距離:13.0km

登山口では、財団の関係者?が携帯トイレに関するアンケート調査をしていたので、4人で協力。
謝礼にいただいた缶のお茶を一気に飲み干す。

小屋前で熊スプレーの演技写真を撮り
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ザックを車に積み込んで、知床五湖へ観光に。
宿に戻るにはまだ時間が早いので私が提案したのだが、全員即座に賛成してくれた。
知床五湖は家族で北海道一周旅行をした時以来だから、16年ぶりか。
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その後、世界遺産に登録されて、立ち入り規制が厳しくなり、講習なしで入れるのは一湖だけになった。
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熊防止の電気柵付き高架木道がものものしい。
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それにしても中国人が多い。
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一面のササ原にぽつんとある小さな池塘が印象的。
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あれが一湖。
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中央に知西別岳(1317m)、その右のとんがりが遠音別岳(1330m)。
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左の奥は知床岳(1254m)。
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硫黄山は雲の中。
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エゾシカが1頭姿を現し、サービスしてくれた。
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一湖の展望台。
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湖越しに知床連山が見えたが、頂上付近は残念ながら雲だった。
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我々が登ってきた羅臼岳も見えない。

説明書きによると、一湖の周辺は昭和40年頃まで牛の放牧地として利用され、フナがいたりスイセンが咲いていたり、と人の生活の影響も残っているという。

お、硫黄山が見えてきた。
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しかし、この木道。クマ防止と植生保護のためとは言え、景観的にはどうなのだろう。
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さすがに、これを五湖全体に建設するのは憚られただろうし、かと言って、全員講習を受けないといけないことにしたら、大量の観光客はさばけない。
車いすも通行可とのことだし、高いから景色もいいし、まあ致し方ないのだろう。

さて、熊スプレーを知床自然センターに返却。
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セコマでお酒とつまみだけ買って、知床ホテルへ。
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今回は1部屋12000円というプランなので、4人で3000円+入湯税と夜に頼んだビール代を含めても4000円いかない。ものすごくお得だ。これもH君に感謝。

とにかく、お風呂。
露天風呂がやけに広かったが、なんと我々以外みな中国人だった。
北海道の観光業界はもう中国人なしでは生きていけない。
ここにも中国語が話せるスタッフがいるようだった。

でもバイキング会場は分けられているようで、日本人ばかりで助かった。
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3人はカニをたらふく食べていたが、私は、カニは汁ものにとどめた。
食べるのが面倒なので。むしろ、牛肉とそうめんがおいしかった。
これで1泊4000円とは。本当にホテルの経営は成り立つのだろうか。
中国人さまさまということか。

部屋に戻って、飲み直しだが、満腹であまり飲めない。
テレビで災害ものの番組などを見ているうちに、眠くなり、10時すぎには沈没してしまった。

【2014年8月31日(日)】
翌朝は6時起床。朝風呂に入って、朝食もバイキング。
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荷物をまとめてバック1つを宅配便で送り、少し身軽に。

今日は私が運転。H君のBMW。ちょっと緊張する。
8時すぎに出発。
この日は留辺蘂・温根湯温泉にある「山の水族館」を見学。
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ここは今や北海道の超人気スポットで、H君のイチオシ。
いろいろめずらしいものがあるらしい。
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ご覧あれ。
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巨大なイトウもいた。

ちょっと怖い。
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手の角質を食べてくれるお魚。気持ちいい~
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昼食は石北峠を越え、上川町のお食事処「さつき」で黒ニンニク入りの「黒塩ラーメン」。
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みんなはジンギスカン定食を食べていたが、私はあっさりと。
このラーメン、めっちゃおしいかった。

眠くなってしまい、この後は運転交代。
札幌には予想外に早く着いたので、新たに開店したモンベル札幌店をひやかして、4時から駅前で打ち上げ。
1時間半ほど飲んで、17:55の電車で千歳へ。
同窓生が大勢参加している北海道マラソンの打ち上げに出られなかったのは残念だが、仕方ない。
19:15のスカイマーク便で帰京した。今回は在道5日間毎日快晴で、最高の山旅になった。
計画を立てて、いろいろと手配してくれたH君ありがとう。
来年の幌尻岳も楽しみにしております。
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羅臼岳(中)

【2014年8月30日(土)】羅臼岳
羅臼岳(1660m)の岩尾別コースを登っている。
弥三吉水を出て10分ほどで、大沢に至る。
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逆光で写真が撮りにくいが、なかなか上も下も景色がいい。
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涸れ沢の急登。ここは夏の初めまでは雪渓が残るところだ。

タカネトウウチソウの群落が美しい。
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巨大な岩がゴロゴロしている。
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どうやら、団体さんに近づいてきた。昨日、斜里岳に登った、あの方々とは別のようだ。
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追いつきそうになったが、こちらは写真をたくさん撮るので、結局は先行していただいた。

振り返れば、知床五湖とオホーツク海。
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大沢の谷も深い。
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足元にはエゾオヤマリンドウ。
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イワギキョウも。
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う~ん、いい眺め。
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いよいよ、源頭に近づいてきた。
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チングルマもすっかり綿帽子に。
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おー溶岩ドームの羅臼岳山頂。
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こちらは三ツ峰(1509m)の岩稜。
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傾斜がゆるくなると、一面ハイマツに覆われた羅臼平。
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銀冷水から45分弱。コースタイムは1時間5分なので、かなり成績がいい。
というか、このコースタイムは甘々なのではないか。

それにしても、ここから眺める羅臼岳山頂の溶岩ドームがすばらしい。
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三ッ峰の山容もそそられる。
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羅臼平のテン場ではさっきの団体さんが休憩中。
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我々も小休止。

木下弥三吉のレリーフには、ストックが1本供えられていた。
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ここで、木下弥三吉(1909~1960)について若干、説明しておく。ネット情報である。
木下は網走の出身。昭和初期の北大山岳部時代に知床の山々を歩いてその魅力に取り付かれ、網走山岳会を結成。昭和27年には、知床で初めての登山道開削に取り組み、本日我々が登った岩尾別コースを整備した。
木下小屋は弥三吉とは直接関係ないようだが、彼にちなんで名前を付けたことは間違いない。
羅臼平のレリーフには「知床を限りなく愛しこれを惜しみなく友に頒けた木下弥三吉君」とある。
ありがとうございます。

10数分休み、熊対策のフードロッカーを見学して出発。蓋はかなり重かった。
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前方には団体さん。
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左手には国後が見える。斜里岳から見たのより、ずっと近いし、濃い。
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あれは、爺爺岳だろうか。
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いつか登ってみたいが、私の生きているうちに北方領土が日本に返還されたり、自由に行き来できるようになったりするのは無理だろう。

だんだん北の方が見えてきて、あれは択捉でないかとみなで大騒ぎ。
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(しかし、帰宅して地図をよく見てみると、択捉はちょっと見えないようだ。国後だけで十分、大きかったのだ)

あまりの眺めのよさに、何度も立ち止まって写真を撮るので、3人とは随分離れてしまった。彼らは団体さんの先に行ってしまった。

まさに女性の乳房のような三ツ峰。
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あの谷間に登山道が通じている。
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いよいよ羅臼岳核心部。
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足元にはコケモモの真っ赤な実が。
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岩清水分岐の手前で団体さんに追いつき、「先に行きますか」と聞かれたが、「いえ、何度も止まるのでお先にどうぞ」と辞退。
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8:47、岩清水分岐を通過。
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これは羅臼に下る道。
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実は事前に、自分だけ羅臼に下ったら、車で迎えに来てくれるか?とH君に相談したのだが、道迷いの危険性ありということで難色を示された。
宿を羅臼側に取れれば、自己責任で行くことも可能だったが、ウトロに安くていい宿があったので、断念した。
いつか知床を縦走する時に、羅臼側から登ればよい。そう考えることにした。

岩清水は、岩から清水がぽたぽたと落ちてくる程度の水場。
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カップが置いてあったが、とりあえず飲まずに通過。

羅臼平を振り返る。
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三ツ峰の谷間に向こうにサシルイ岳や硫黄山(1563m)も見えてきた。
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うーむ、あちらにも絶対に行きたい。

これが三ツ峰の山頂部。
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登山道は谷間を通っているが、山頂への踏み跡はあるのだろうか。
なければ、あの緑の芝生のように見えるのは、濃密なハイマツなので、ヤブこぎして到達するのは至難の業だ。

三ツ峰の東斜面と国後島。
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西斜面とオホーツク海。
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この夫婦岩のようなのは、落石か噴石か。
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おお、谷間から硫黄山のピーク群がにょっきりと。
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左が硫黄山、真ん中が第1前衛峰、右が第2前衛峰だろう。

羅臼平の登山道。
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不思議なくぼみが。
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さあ、いよいよ山頂の岩場に取りかかる。
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先行する3人。
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左手眼下に羅臼港。
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この先で、団体さんが5分休憩とのことだったので、先に行かせてもらう。
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かなり急な登りである。
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カメラを肩に下げた状態だと、ちょっと難しいところもあった。

羅臼側の斜面にはもう9月も目前だというのに、まだ雪渓が残っている。
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う~ん、もう言葉が出ない。
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天気も最高だ。

岩場はなおも続き、頂上直前でやっと3人に追いつく。
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おお、硫黄山噴火か!
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一瞬の雲のいたずらでした。

実に雄大な景色。
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40年以上前の落書き?
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頂上はすぐそこ。
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はい、9時半前に着きました。
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頂上は狭く、すでに10人くらいの人がいたが、集合写真をそこにいた人に撮ってもらう。
木下小屋前で車中泊した釣りのお兄さんもいた。
あとは思い思いに写真撮影。

まず南西方面。知床半島の付け根の方。
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羅臼湖の右手前は天頂山(1046m)。その奥は知西別岳(1317m)。その後ろの突起が遠音別岳(1330m)、そのさらに後ろに見えるはずの海別岳と斜里岳は雲に隠れている。
昨日登ったのは正解だった。

天頂山手前の火口群。火口湖になっている。
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すこし拡大してみよう。
羅臼湖。
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おそらく火山性のせき止め湖だろう。国道334号の見返峠から片道1時間ちょっとで行ける遊歩道が整備されている。途中、5つの沼や湿原も楽しめるようだ。
写真でみると、湖面に映る羅臼岳の姿が美しい。
ここもいずれ訪れたい場所だ。

天頂山をはさんでオホーツク海側にある大沼。
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あそこに行くのは、完全な探検になるのだろう。

知西別岳の稜線は美しい。
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左にあるちょっとしたピークはペレケ山(1267m)であろう。

頂上の溶岩。
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この荒々しさは、江戸時代に噴火した鳥海山の新山山頂を思わせるが、500年前まで活発に活動してというのだから無理もない。
1964年には羅臼町で100回を超える群発地震や間欠泉の噴出を記録したという。

根室海峡。標津方面の海岸線。
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ウトロ(左)から岩尾別川河口(右)までの海岸線。
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ウトロ港のアップ。
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網走方面のオホーツク海海岸線。
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知床五湖。やっと5つ分かった。
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二等三角点。
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知床横断道路(国道334号)。
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31年前に雨の中、自転車で下り、低体温症になりそうになった覚えがある。

改めて知床連山を望む。
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みなで、いつか縦走したいねえと誓い合った。

(つづく)
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羅臼岳(上)

【2014年8月29日(金)】羅臼岳
斜里岳登山を終え、清里町市街地にあるホテル緑清荘で入浴。
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玄関の「歓迎○○ご一行様」の表示に「雌阿寒岳・斜里岳・羅臼岳登山ツアー」のプレートがある。
今日、斜里岳で会った団体さんはこれだな、と合点がいく。
明日も一緒になるのだろうか。

さっぱりした後は、斜里岳を西から北へとなめるように眺めながら、知床ウトロへ向かう。
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ホントに姿のいい山で、利尻富士にも似ていると、皆で言い合った。
同行のO君はもうハイボールを飲んでいて、調子が上がっている。

斜里岳の次に見えてきた海別岳(1419m)は登山道がないようだ。
いつか冬にスキーで登りたい。
知床連山が見えるところで車を止めてもらい、オホーツク海とともに撮影。
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オシンコシンの滝にも立ち寄る。
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学生時代にはこの上を国道が通っていたが、今は下をトンネルがぶち抜いている。

この後、川が滝のように海に流れ込む瞬間を見学。
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20年近く前に、この光景を見て、感激した記憶がある。

これはオソンコシン崎。柱状節理だ。それにしても海が青くて気持ちいい。
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買い出しは後回しにして、まずは知床自然センターで熊除けスプレーを借りる。
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レンタル料1000円、デポ料金2000円。使用すると1万円。
310gあるので10g減っていると使ったと見なされるという。

若い女性職員が、紙芝居風のパウチでたっぷり時間をかけて、使い方などを指導してくれた。
噴霧が届かないので、クマが3~4mくらいまで近づいてきたら発射せよ、とのことだが、そんなに至近距離まで近づいてくるまで落ち着いていられるだろうかはなはだ疑問。
それにしても緊張感のない2人。
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ちょっと興味がわいたので、彼女にいくつか質問してみた。
熱海の出身で、酪農学園大学に進学したという。
北海道に永住するのかと聞いたら、「冬こんなに雪が降るとは思わなかったので、年をとったらどうなるか」と言いよどんでいた。静岡出身なら、さもありなん。

ウトロに戻って、買い出し。セブンイレブンの駐車場に車を止めたが、ゴミ箱がなかったので、向かいのセイコーマートに移動。
4人分の3食と酒類などで車に乗せられないほどのごみの量になっていたのだ。
セコマのゴミに捨てさせてもらい、売り上げに貢献する。今夜は焼き鳥等を買った。

暗くなる寸前に木下小屋に到着。
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先に来ている車の置き方が悪く、もう1台来たら、駐める場所がない。

小屋のご主人は我々の予約を忘れていたようだ。
愕然とするH君に、横でやりとりを聞いていた奥さんが「はいはい4人大丈夫ですよ。今、2人で部屋2つ使っているので、1人移動してもらいますから、ちょっと待ってね」と、もう要領を得たように素早い対応。
ご主人は体調を崩しているようで、今年は8月いっぱいで小屋を閉めることにしているという(清岳荘のおばちゃん談)。ここにもその旨貼り紙があった。

ちょっと待っている間に、やはり車が1台来てしまった。
ご主人に事情を話すと、「その駐車場はうちとは関係ないので、当事者同士でうまくやってくれ」との趣旨の回答あり。
移動してもらわないといけない車の持ち主は、斜里岳でK美さんが言葉を交わした横浜のおじさんだった。知らぬ仲ではなかったので、我々から移動をお願いした。

後から来たお兄さんの車を覗き込むと、釣り道具がびっしり。
聞いてみると、本職は釣りだが、登山もオプションでやっているうちに最近はのめり込んでしまったという。新潟から来たとかで、今夜は車中泊のようだ。

部屋の方もよけてくれたのは横浜のおじさんだった。
やけになれなれしく、清美さんがめんどくさがっていた。

今夜はひと部屋独占で8時まで歓談。
でも、ここは照明がないので、ヘッドライト。
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消灯の後は、大平とひでまんはおとなしく寝てしまった。

K美さんは、同宿の硫黄山日帰り登山のガイドさんに声をかけられ、暖炉のある公共スペースで歓談するというので付き合う。
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しばらくすると、ご主人が奥の部屋から出て来て、「8時消灯だ」と言うので、場所を変えることに。
すぐ近くにある地の涯ホテルの向こうに真っ暗な露天風呂があり、混浴も可能だというので、連れて行ってもらう。

しかし先客があり、こうこうとライトもついている。これでは混浴は無理だ。
さらに奥に電気のない風呂を見つけたが、今度はあまりに狭い。
結局、K美さんは足湯ということにして、ガイドさんの友人も含め男3人で入る。結構熱い。

ガイドさんは40代前半くらいか。本職はスキーで、今回は一等三角点を歩くツアーの方々を引き連れているという。
「行きたくない」とぼやいていた。
スキー仲間がウトロの道の駅に勤めているので、今回は彼と会うのが目的で来たようなものだという。その彼というのが、今一緒に入浴している方だ。

いろいろ話をうかがい、おもしろかった。星がものすごくきれいで、ウトロのお兄さんも「こんなにきれいなことは、ウトロでもめったにない」と驚いていた。
しばらく湯から出ていたが、寒くない。
最後に1回どぶんとつかって、9時半になったので上がることにする。
小屋に戻って、こちらも就寝した。

ちなみにこれは木下小屋のお風呂。
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【2014年8月30日(土)】羅臼岳
午前3時頃に目が覚めてしまい、外にあるトイレへ。
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戻ってから、少しうとうとしたが、4時前には起床。
本日は5時出発の予定なので、早めに準備した。
朝食はパン2個と野菜ジュースで済ませた。

5時すぎに出発。小屋のすぐ横が登山口だ。
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ここは標高約230m。頂上までの標高差は1430m。富士山5合目から山頂までの標高差に匹敵する。コースタイムは約5時間だ。
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まもなく、遠音別神社の小さな祠があり、安全祈願。
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樹林帯の中を黙々と登っていく。
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天気はすこし湿気が多いような気もするが、快晴。

知床にいきなり常緑樹があってびっくり。エゾユズリハだ。
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青大将でさらにびっくり。
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めげずに白樺の林をぐいぐい登っていく。
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今度は、見事なテングタケ。
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登山口から40分弱で、標高約500mのオホーツク展望台に到着。コースタイムより20分も早い。
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南には知西別岳(1317m)、西には名称通り、オホーツク海が見えた。
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3分ほど休んで出発。
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6時を過ぎると、眼下に知床五湖が見えてきた。
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ヘビのようにうねっているのは高架木道である。

おお、頂上付近も一瞬見えた。
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オホーツク展望台から20分ちょっとで、650m岩峰。
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登山地図には560m岩峰とあるが、これは誤りだろう。
ただ、ここが岩峰であることは登山道からはよく分からない。
でも、地図上ではわずかなピークになっているので「登った山」に加算する。

それはともかく、「ヒグマ出没多発区間」と恐ろしげなことが書かれている。
「この先オホーツク展望までの区間は登山道上にアリの巣が集中し、頻繁にヒグマがアリを食べに来ています。」
幸い、ここまでクマの糞も足跡も、アリの巣の掘り返しの跡もなかった。

さらに注意事項として
「必ず声を出したり、鈴を鳴らすなどしながら歩行して下さい。ヒグマに出会っても、決して騒いだり、近づかないで、静かにゆっくりと後退して下さい。ヒグマが立ち去るまで無理に下山しないで下さい。」
要するに、あわてて逃げるなということだろう。
鈴の方は大丈夫。全員付けているし、とくにH君の熊鈴はでかくて、やかましいほどだから。

ただ、気になるのは「この先、オホーツク展望まで」の部分。
これは下りてくる人向けなのだろうが、登る人向けには、同じ看板をオホーツク展望台に立てないと意味がないのではないか。
右の看板にある「この先もヒグマはどこにでもいます」というのは、この上にもということだろう。スプレー担当のO君は、身が引き締まったに違いない。

この先、登山道が稜線の左側(東側)を通るようになると、硫黄山(1563m)などの知床連山が見えてきた。
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オホーツク展望台から40分ほど(コースタイム50分)で、弥三郎水。ここで小休止とする。
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沢の水なので、エキノコックスの危険がある。本当はそのまま飲んではいけないのだが、試しに一口だけ飲んでみた。おいしかった。
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10分ほど休んで出発。まもなく極楽平に出る。
地を這うようなダケカンバが目立つ。
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正面には山頂の突起が。
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「極楽」というほど平らではなく、それなりに斜度はある。
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20分ほどで極楽平を通過すると、急なつづら折りの仙人坂に取り付く。
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このあたりで標高約900m。

坂の途中から、知床五湖が見えた。4つしか数えられなかったが。
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これは極楽平。
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知床半島の台地、
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仙人坂を登り切ると、左手にサシルイ岳(1564m)の雄姿が現れた。
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若干傾斜がゆるくなり、トラバースっぽくなると銀冷水。弥三吉水から50分弱(コースタイムは1時間)。一息いれる。
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ここも沢だか、取水口がないので飲みにくい。

木の陰に小屋風の携帯トイレブースがあり、テントも3張りくらいは張れそうなスペースがあった。
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(つづく)

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斜里岳(下)

【2014年8月29日(金)】斜里岳
さあ、頂上は目前だ。
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何を指さしているのか、H君。国後か。
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前峰を振り返る。
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馬の背で一息入れる団体さん。
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斜里岳は円錐形に広いすそ野を広げているが、山頂部にはいくつものピークがあり、かなり複雑である。
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中央左の突起が南斜里岳。右は1508mピーク。どのピークも踏んでみたいが、大変なヤブこぎになるのだろう。
斜里岳はアイヌ語で「オンネヌプリ(年老いた山)」と呼ばれていたそうだ。
火山としての活動時期は約30~25万年前と比較的古いが、そのことをアイヌはわかっていたのだろうか。

9:22、登頂。所要時間は3時間15分ほど。コースタイムより1時間近く早かった。
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標高は1545mとなっているが、地形図では1547m。最新の測量では47mなのだろう。

頂上には10人ほどの登山者がいた。
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こんな最果ての山で、平日なのに、さすが百名山は違う。

ひとまず休憩。沢靴を普通の登山靴に履き替える。
ゴアなら、多少のじゃぶじゃぶでも中に浸みてこないとH君が言うので、帰りは登山靴で下ることにした。実際、大丈夫だった。

まだ9時半でお昼には早いので、実家から持ってきた小ぶりのスイカをみんなで食べる。
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担ぎ上げてきた私はえらい。結構おいしかった。
「ここは合戦小屋か!」との声も上がった。

頂上は風もなく、虫もおらず、快適。
しばし360度の大パノラマを堪能する。
直下に三角点。三角点の高さは1535.8m。頂上より11mほど低い。
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斜里町の畑作地帯。
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斜里町の市街地。
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南斜里岳方面。奥のギザギザは標津岳(1061m)やサマッケヌプリ(1062m)のあたり。
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再び知床連山。
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三角点から見た頂上。
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北方領土に思いをはせる仲間たち。
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前峰。
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おお、雲が出てきた。
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手前に1417mピーク。その向こうに新道方面の1256mピーク。
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30分ほど休憩して下山開始。
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あれは屏風岩か。
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馬の背を通過。
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このあたりはタカネトウウチソウが群落を成している。
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アザミ。
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これは何の実だっけ。
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また登山道が沢になってきた。
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そのあたりで地元の中学生が何十人も上がって来た。
みなスニーカーにジャージ。若い! 最後に登ってきた女子が「やけに色気がある」とK美さんと意見が一致した。

上二股で小休止。ここから新道を行く。
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さっきのイボ山。
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この標識は分かりにくい。
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熊見峠の①標高が1390mなのか②現在地が1390mなのか③熊見峠までの距離が1390mなのか?
熊見峠の標高は地形図で見る限り1230mくらいしかなく、①は違う。現在地の標高も約1230mなので、②も違う。となると、③ということになるが、こんなに細かい数字を表示する意味があるのか。「熊見峠 1.4km」としてくれれば、首をひねらなくて済むのに。

新道に入って3分ほどで、竜神の池への分岐。
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寄らせてもらう。前夜、小屋で見せてもらった、この池の写真がめちゃめちゃきれいだったからだ。
小屋のおばちゃんは「いやあ、すぐ藻が生えちゃうから、あんまりねえ。時々、掃除してるみたいよ」と言っていたが、どうだろうか。

分岐から随分下るので「苦情」が出そうだったが、5分ほどで着いた。
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おお、これは美しい。掃除直後か。
赤と青のコントラストが見事である。

縁もしっかりと自然の小さな土手が囲っている。
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戻ろうとしたところで、少人数のツアー客が下りてきた。
来た道とは逆方向に踏み跡とリボンがあったので、ガイドさんらしき人に「あっちからも登山道に戻れるのか」と聞くと、「行けることは行けるけど、ヤブこぎもあるから、戻った方が安全」との答え。
その言葉に素直に従い、来た道を戻ったのだが、なんと彼らはそのヤブ道を歩いて、登山道に合流してきたのだ。
しかも、こちらにも分岐の表示がある。ちゃんとした道ではないか。
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これには一同憮然。
我々は引き返させて、自分たちだけ近道をするとは。
それに、あまりヤブで苦労した様子はない。
ひとこと「私たちは行くつもりですけどね」と言い添えてくれれば、こっちだって突入したのに。まったく、気分が悪かった。

新道コースは登りがある。標高差は60mほど。
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右手には前峰の陰から山頂が顔を出してきた。
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林立するピーク群。
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竜神の池から湧き水が滝のようにあふれ出ているのが見えた。
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イボ山があんなに奥行きがあったことにびっくり。
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1250mピークに達すると、登りで歩いてきた谷がよくわかる。
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反対側もV字状の谷。
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小休止していると、さっきのツアー客が近づいてきて、例のガイドが「さあ、竜神の池はわかるかな? 大きいのと小さいのがありますよ」などと登山客に話している。
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おのれ、あの近道の途中に小さな池もあったのか。なんか、すごく損した気分になった。

この先はハイマツ帯で見通しがいい。
でも、かなりの背があるハイマツだ。
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行く道が手術の跡のように続いている。
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お、我々が遡った滝が見える。
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熊見峠でランチの予定だが、だんだんお腹が空いてきたので、ザックの雨袋の中に入れておいた朝食の残り(おにぎり1個、ザンギ1個)を歩きながら食べる。

その直後、見晴らしのいい小ピークがあり、急遽ここでランチということにする。
O君のお腹が耐えられなくなったらしい。
こちらにも異存はない。
私はカップ焼きそばの増量版。ガスストーブは飛行機に載せて来られないので、O君からストーブとコッフェルを借りて、お湯を沸かす。
焼きそばをもどしたお湯は普通捨てるのだが、ここは山の中。
頑張って飲み干した。薄味のスープのようだった。
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そのせいもあって満腹。

30分近く休んで出発。
振り返ると斜里岳山頂部や歩いてきた新道がよく見える。
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随分雲が出てきて、山肌に黒い影ができている。

気持ちのいい稜線を進む。
お、あれは明らかに崩落地形。かなり古いようで、もう緑に包まれている。
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正午前に、熊見峠に到着。
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ここは狭く、座ると展望もきかないので、さっきの場所で食べたのは大正解だった。

少し下ると、西には藻琴山(1000m)と屈斜路湖が見えた。
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この下りで、5、6人の高齢者グループとすれ違う。
「早いですね。6時半頃に出たんですか?」と聞かれたので
「いえ、6時です」と答えたが、あの方々、昼も過ぎているのに、まだこんなところにいて大丈夫だろうか?
ここから頂上までのコースタイムは2時間。
下りは、まさか沢コースには行かないと思うが、新道でも2時間40分かかる。
昼食を急いで食べても5時間以上かかる計算だ。
下山時刻は場合によっては6時近くになる。疲れてしまわなければ、日没には間に合いそうだが、せめて沢を下らないことを祈るばかりだ。
まあ、沢を避けて、新道を来たのだから大丈夫だろう。

熊見峠からの下りは樹林帯となる。
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斜里岳を見る角度が変わり、ごつごつした岩稜が目立つようになった。
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とうとうガスが出てきた。
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足元はかなりの急坂である。稜線をはずれてからの標高差は約250m。これを一気に下る。
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いよいよ下二股に近づいてきたあたりで、昼食中に抜かれた団体さん(登りで抜かした方々)に追いつく。
しんがりのガイドさん(リーダー?)が「ここは狭いので、抜かすのは下二股まで待ってください」とのこと。
それを聞いたH君、「てことは、おれたちは下二股では休めない、ということだな」と鋭いつぶやき。

12:47、下二股通過。
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また徒渉の繰り返し。日が谷まで差し込み、川床が赤いのがよくわかるようになった。
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相変わらず、なかなか際どい道である。
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ここはじゃぶじゃぶ。
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下二股から30分ちょっとで林道に出た。
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暴走族のK美さんはここで先頭を許され、一人先行する。
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私は少しでも同じ道は歩きたくないので、森の中の近道には行かず、そのまま林道を行く。
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林道は草ぼうぼうだったり、苔むしていたり。
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このあたりはヤマハハコが目立った。
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ゲートを通過。
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回り込むと、山頂が見えた。
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で、13:41、清岳荘の駐車場に到着。皆さんと合流した。
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自販機でドデカミンを購入、一気に飲み干した。

斜里岳登山、天気と仲間に恵まれ、完璧だった。

【行程】2014年8月29日(金)
清岳荘(6:05)~林道終点(6:21)~(靴履き替え10分)~下二股(7:05)~上二股(8:27休憩8:32)~馬の背(9:01撮影9:03)~斜里岳(9:22休憩9:52)~上二股(10:30)~竜神の池(10:39撮影10:43)~1215m地点(11:21昼食11:48)~熊見峠(11:59)~下二股(12:47)~林道終点(13:23)~清岳荘(13:41)
※所要時間:7時間36分(歩行時間:6時間18分)コースタイム:7時間50分
※登った山:2座(斜里岳、熊見峠)
※歩行距離:10.5km
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