山と鉄

山歩き、乗り鉄、廃線・廃道歩き、廃村歩き、駅舎探訪などの日々を記録します

沼津アルプス(上)

【2014年2月22日(土)】沼津アルプス
2月14日の大雪で、関東甲信の山岳交通はマヒ状態。
1週間たって、孤立集落はほぼ解消されつつあったが、除雪された車道の幅が狭く、バスがすれ違えないということで、奥多摩の西東京バスは運休のまま。
アプローチすらできない状態だ。
秩父も同様。丹沢もメインルートしかトレースがないようなので見送り。

思い切って伊豆まで遠征することにした。
裾野市に住むO君を誘ってみたが、彼はもう白い粉に夢中で、この週末は白馬へ行くとのこと。私は一人さみしく歩くことにした。

5時起床、5時半に出発。
5:49新所沢発の電車に乗り、品川から7:04発のこだま633号新大阪行きに乗り込む。
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車内はガラガラで、久々に進行方向右側に陣取った。

武蔵小杉近辺のあまりの変わりようにびっくり。高層マンションだらけだ。
大学時代、武蔵小杉のとなり新丸子に2年間住んでいたが、もう別の国のようだ。

もしかしたら山に登るようになって、新幹線の右側に乗ったのは初めてかもしれない。
丹沢の山をものすごいスピードで過ぎていくのを初めて体感した。
Facebook用に大山の写真を撮って気づいたが、箱根伊豆方面は曇っている。
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曇時々晴れの予報なのだが。

三島には7:53に到着。
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なんと富士山が見えない。
駅を下りると、雪がぱらっと降ってきて、びっくり。

若干の失意を抱えつつ、8:09発の伊豆箱根鉄道に乗り換える。
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駿豆線はわりと混んでいる。

目的の原木には8:26着。
ここで、大量のじじばばが下りて、またまたびっくり。
みんなハイキングの格好である。
この方々全員、沼津アルプスが!?とくらくらしそうになったが、ふと駅舎の方を見ると、「JRさわやかウォーク」という幟が林立している。
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なにか催しがあるようだ。
まさか、登山地図で破線になっている、あの道は歩かせまい。
そう合点して、配られていた地図をもらうと、やはり、この近辺を10kmほど歩くコースであった。

初めは彼らと同じコースなので、一緒になって歩かなければならない。
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いきなり、うっとうしい。正面に見えるのは、本日1座目の茶臼山(128m)である。

狩野川の土手に上がると、彼らは右へ、私は左。
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昭和37年竣工、3連トラスの石堂橋を渡る。
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南に見えるのは、ロープウエーのある葛城山(452m)と城山(左、342m)。
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これが茶臼山の頂上。
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橋を渡って、岩崎集落の中にある村社天神社にお参り。安全祈願だ。
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境内にはもう梅の花が咲いていた。
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長い石段がある。
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これを登って、本殿の裏から尾根に出てしまおう、たぶん踏み跡があるのではないか、との下心もある。
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裏に回り込むと、踏み跡なく、やぶがひどいので断念。
折角登ったが、また下りる。

昭文社の登山地図は大抵、縮尺は5万分の1だが、伊豆は8万分の1。
やや小さく、登山口がわかりにくい。地形図にも徒歩道の表記がない。
登山口は分かるだろうかと思っていたら、ちゃんと標識があった。
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すぐ尾根に出るのだが、あまり道の状態はよくない。
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スズタケが繁茂している。

手書きの標識があちこちにある。
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登山地図で破線になっている大平山より東は、奥沼津アルプスというらしい。

尾根づたいにだらだら登っていくと、間もなく頂上らしきところに出るが、本当のピークには竹やぶがひどくて入れない。
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こんな状態である。
でも、それなりにやぶこぎもしたし、もちろん「登った山」には加える。

さて、次の日守山に向かおうかと、少し下ったら、なんと妙な場所に山名板があった。
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ここを一応、山頂ということにしてくれているのだろう。
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前方に、次の日守山がすでに見える。
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この縦走路は最高峰でも400mに満たない低山だが、それぞれの山の頂上付近はみな急峻で、必ずと言っていいほど、補助のロープが張ってある。
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沼津アルプスは遠くから眺めると、なだらかな稜線ではなく、それぞれのピークがぽこぽこして、とても凹凸が激しい。
それが実際に歩いてみると、こういう形で実感されるわけだ。

北へ下りると中里集落に通じる、茶臼山と日守山の鞍部。
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ここから標高差130mほどの登り。

20分ちょっとで、日守山(大嵐山)頂上。
しっかり柵があって、こちらからは、この柵を越えなければならない。
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ここは日守山公園ということになっている。

北側からは整備された遊歩道があり、さっきの「さわやかウォーク」の方々が大挙して登ってくる。
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なので、山頂もこの賑わい。
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ここの三角点の標高は192.2mとあるが、地形図には191.2mとある。
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地形図の誤記だろうか。

ここからは富士山の眺望が素晴らしいらしいが、裾野すら見えなかった。
その代わり、下界の眺めはいい。
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蛇行する狩野川。
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田方平野と奥は箱根方面。
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こちらは奥に愛鷹山。
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西には、手前に大平山、向こうに鷲頭山。
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やはりぽこぽこしている。

展望台で山名板の前に腕を置いて景色を見ている人がいるので、すいませんと言ってよけてもらう。
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この日は、結局こんな形で4人によけてもらった。多比峠で道標の近くに立ち止まっている人、徳倉山で標識にストックを掛けている人。きらら展望台で標識にひじを置いてしゃべり続けている人。みなさん、標識は写真を撮る人が多いので気をつけましょう。

ちょっと人酔いしてしまいそうなので、長居は禁物。撮影を終えたら出発する。
ここの下りも、ちゃんとロープがある。
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少し下ると、中世のやぐらのような、切石状態のところを見つけ
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何だろうと、ちょっと道を逸れてみると、なんと巨大な石切り場の跡があった。
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いつの頃のものなのだろう。

大平山までは延々アップダウンが続く。
景色の開けた場所に出た。見晴し場とある。
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南にさっきも見えた葛城山や城山が左に見える。
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その右奥には、伊豆半島のくびれ部に浮かぶ淡島と達磨山(982m)を望む。
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達磨山の手前、アンテナのあるのは小達磨山(791m)。

結構やせ尾根があったりして、並みの里山とは違う。
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さすがアルプス。

このあたりは礫岩が多い。
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これは何が口を開けているように見えますか?
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大きな岩の上に出ると再び展望が開け、南に大男山(207m)。
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はるか南に万二郎、万三郎の天城山。
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岩から先に進むには、このハシゴを下らなければならない。
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巻き道もそう簡単な道ではない。
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ここを通過したところで、杖を持った単独の高齢男性とすれ違う。
彼は、大平山はよく登るが、この道は通ったことがないという。
「この先がこのルート最大の難所ですよ」と伝えた。

礫岩の壁の横を行く。
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そして北側が開けた場所に。
沼津アルプスの支脈がお饅頭のように並ぶ。
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どれも登れるんだろうか。
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三島市街。
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田方平野。
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ちょっと分かりにくいが、箱根の駒ヶ岳(右)と神山(左)。
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再びロープ。そしてハシゴ。
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標高300mを超えると、やっと雪が。
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日守山から1時間半近く、11:19にやっと大平山(356m)に到着。これで「おおべら」と読む。
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すこし早いがここでお昼にする。
ベンチは賑やかな女性4人組みに占拠されていたので、高さも微妙で不安定なこの金属のベンチに座る。
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メニューは稲荷寿司3個パックと鮭のおにぎり、ホットキャラメル。
食べている間に、鷲頭山方面から3人の女性がやってきたが、彼女たちは座る場所を探した挙げ句、横になった丸太に腰掛けた。

山頂は木々に囲まれ、眺望はほとんどなし。わずかに北のすき間から江浦湾が見えたのみ。
ここを境に東は奥沼津アルプスで、標識などは「沼津奥アルプス大平会」が整備している。
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そして、この先、西の沼津アルプスは沼津アルプス保全協会の管轄。
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「沼津アルプス」の名は1980年に命名されたことを知る。

さて、25分ほど休んで出発。
正面に鷲頭山(392m)が見える。
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なかなか手ごわそうだ。

(つづく)
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太刀岡山・黒富士(下)

【2013年11月29日(金):太刀岡山・黒富士】
12:51、黒富士(1633m)に到着。
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(上)編にも書いたが、この山は南から見たのでは全く富士山のようには見えない。
しかし、北から見ると、葛飾北斎の富嶽三十六景を思わせる鋭角の富士山を見ることができる。
今回は、そのように見える地点までは行かなかったが、山村正光著「富士を眺める山歩き」(毎日新聞社)に掲載されている写真を見ると、なかなか興味深い。

ここからもさっき(上編)の見晴らしスポットで見たのと同様の眺望が広がる。
これは茅ヶ岳(1704m)と甲斐駒。
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手前が鬼頬山(1516m)、奥が太刀岡山(1296m)。
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南アルプス。
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名峰富士。
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大菩薩嶺(2057m)と小金沢連嶺。
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東から南のパノラマ。
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眼下は黒平(くろべら)の集落。
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升形山と八ヶ岳。
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いい加減、撮影はこの辺にしてお昼にする。もう1時だ。
メニューは忘れてしまったが、どうせコンビニおにぎりだったに違いない。
30分ほど休んで出発。
八丁峰の手前までは来た道を戻る。

八ヶ岳がきれいに見える。
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頂上に四角い石をのせた升形山。
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この岩を升に見立てたのだろう。

平和な道だ。
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八丁峰頂上への道(左)と巻き道(右)の分岐。
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巻き道にはうっすら雪が積もっていた。
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升形山への登り口から振り返って見た黒富士。
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やはりこの角度ではずんぐりしすぎていて、とても富士には見えない。

八丁峰の東を巻いて、升形山に取り付く。
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標高差はたかだか50mほどだが、なかなかの急登だ。

それでも10分もかからず登頂。
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なんと頂上に人がいて、びっくり。
この日初めて人に会った。
この方は山岳写真を撮っている人らしい。
今の季節は中途半端で、いいのが撮れないと愚痴っていた。
それでも、ここで5時間くらい粘っていたのだそう。

こちらは何枚か風景写真を短時間で撮る。
これは瑞牆山(2230m)
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あそこに登ったのは一昨年の6月だったが、ガスで何も見えなかった。
もう一度行かなくてはならない。

浅間山(2568m)もだいぶくっきり見えてきた。
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信州の男山(1861m)。
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金峰山(2599m)の雄姿。
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横尾山(1818m)。
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だいぶ笠雲に覆われてきた八ヶ岳。
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木々の葉もすっかり落ちた。
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黒富士と本富士。
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ここから見ると、ひだひだが幼年期の山のように見える。
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8分ほどで退散。
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なんだか今日は空気が澄んでいるなあ。
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今度は八丁峰の北側を巻いて、八丁峠に出る。
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ここからしばらくアップダウンが続く。
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あれが曲岳。
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途中、「展望舞台」なる見晴台があった。
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遠景の富士山もいいが、鬼頬山と太刀岡山の台形がチャーミングだ。
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やっぱり、信州松代の皆神山に似ている。
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太古に築かれた世界最古のピラミッドなどと言われている山だ。

西から見ると、黒富士はこうなってしまう。
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こちらは甲府盆地。
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釜無川と南アルプスの南の方。
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茅ヶ岳のシルエットと地蔵岳オベリスク。
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で、ここから山頂はすぐ。
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曲岳は1642m。

信州佐久方面。
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雲の形がいい。

金峰山。
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写真を撮って、軽く休憩。

林道までの下りは標高差250m。
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結構、急坂である。

途中に、今度は「展望ブリッジ」。
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確かに岩が橋のように空に突き出している。

八ヶ岳や、金ヶ岳+茅ヶ岳が望める。
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ブリッジの裏はロープ場になっている。
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その次は「めまい岩」。
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乗ってみました。

30分弱で林道に下りてきた。観音峠と呼ばれるところだ。
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ここからは延々舗装の林道歩き。
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見上げると、さっき登ってみた「めまい岩」。
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峠からは毛無山(1964m)が遠望できた。
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こちらは曲岳。
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ハートのマークに除けられたカラマツの落ち葉。
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キャンプ場ノースランドの横を通過。
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随分下ってくると、太刀岡山の鋏岩が見えてくる。
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甲斐市民バスの「小川入口」バス停。
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ビックホーン・オートキャンプ場も通過。
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16時半前にやっと駐車場着。8時間近い山行になった。

下芦沢集落の富士山が見えるスポットへ車で移動。
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毎日こんなに大きな富士山を拝めるなんて、うらやましい。

さて風呂だ。スマホで検索すると、高速に乗る前に山宮温泉というところがあるらしい。
表示された地図に従って向かったが、どうも見当たらない。
近くのスーパーで屋台を出している人に聞いても、そんな温泉は知らないという。
地元の人も知らない温泉施設なのか?

クリーニング店で聞いてみたら、県道沿いにあるはずだという。
それらしき場所に行ってみると、どうやら改築中のようだ。
工事のおじさんに聞いてみたら、来月新装オープンなんだとか。
何と間の悪い。
仕方なく、湯村温泉に向かう。ここの宿なら、どこでも日帰り入浴を受け付けているだろう。
最初に目に入った湯村ホテルに飛び込む。
なんと1200円。受付の女性が感じよかったし、もう探すのは面倒なので、大枚はたいて入ってしまう。
平日で宿泊客も少なく、ゆっくり入れた。
高速も平日だからか、渋滞なし。平和な時間に帰れた。
今日はなんと7座も稼いでしまった。通算800座まで、あと少し。


【行程】2013年11月29日(金)
太刀岡山駐車場(8:36)~登山口(8:42)~はさみ岩(9:09)~太刀岡山(9:40撮影・連絡10:04)~北峰(10:13)~越道峠(10:25)~鬼頬山(11:28休憩11:51)~八丁峰(12:27)~黒富士(12:51昼食13:21)~八丁平分岐(13:35)~升形山(13:45撮影13:53)~八丁峠(14:03)~曲岳(14:35休憩14:45)~観音峠(15:19)~平見城入口(16:01)~駐車場(16:27)

※所要時間:7時間51分(歩行時間:6時間15分)=コースタイム7時間50分
※登った山:7座(太刀岡山、北峰、鬼頬山、八丁峰、黒富士、升形山、曲岳)
※歩いた距離:13.5km

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太刀岡山・黒富士(上)

【2013年11月29日(金):太刀岡山・黒富士】
太刀岡山は登りたい山だった。別に登りたくない山というのはないんだけど。
この年の2月、羅漢寺山に登った時、南から眺め、10月に茅ヶ岳に登った時には北から眺め、その台形状というか、信州松代の皆神山に似た山容に惹かれていた。
ついでに、その北に密集する黒富士やら曲岳やらのピークをまとめて片づけてしまいたかった。

この日は5時に起床し、5時半過ぎに車で出発。
登山口の駐車場には8時10分頃に着いた。
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まずはトイレに行きたかったので、この案内板に従い、探してみたが、ない。
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歩いてすぐそこみたいなイメージだが、これがなんと現在地より1km以上離れているのである。

駐車場から、ぱっと見渡してトイレらしきものがなかったので、少し離れているのかなと思い、車で行ったのだが、どうも見当たらない。
もう一度引き返して、この案内図をよく見ると、清川バス停の近くのようだ。
バス停って随分下じゃなかったっけ。
車でどんどん下り、やっと見つけた。

地元の人は何の疑問も感じないだろうが、あの案内板を見て、現在地から1kmも離れていると思う人はいないだろう。何らかの補足が必要だと強く思った。
この登山前の遭難で、30分近いロス。
登り始めたのは8:46になっていた。

ここ下芦沢の集落からは富士山が大きく見える。
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太刀岡山の由来は、例によって日本武尊。
東征の帰途、信濃から甲斐国に入る道すがら、この山に登り、下山の際、自らの剣をここに残していったという伝説にちなむという。

その剣の先というのが、この鋏岩。
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集落には水車のある廃屋があり、廃屋フェチの私としてはコレクションに納めざるを得ない。
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登山口は民家の横。
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コースタイムは頂上まで1時間半。標高差は約430m。

いきなり鳥獣除けのゲートをくぐる。
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熊出没注意。まだ紅葉が残っている。
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とにかく最初から急坂である。
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手積みの五輪塔?群。
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巨大な岩壁を擁した小さな石祠。
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嘉永6年に彫られた龕(がん)もあった。
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現代人はこんなつまらないことしか書けない。
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さっきの岩は横からみると、こんなに大きい。
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こちらは、さっき下から見えた鋏岩。
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北西には茅ヶ岳(左、1704m)や南峰(中央)が見えてきた。
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頂上付近はすっかり葉が落ちている。

鋏岩を過ぎると道は左に折れ、尾根筋の急登となる。
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左手(北)には曲岳(左、1642m)。
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右下の建物群は平見城の畜産団地。

おお、茅ヶ岳の稜線の向こうに甲斐駒(右、2967m)とアサヨ峰(左、2799m)。
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この時点で、それなりに冠雪している。なかなか神々しいお姿。

なぜが枝に突き刺されたリンゴ。
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何かのまじないだろうか。ただのいたずら?

甲府盆地。
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饅頭のような櫛形山(2052m)。その左奥は笊ヶ岳(2629m)だろうか。
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眺望を楽しんでいるうちに、太刀岡山の頂上に到着。9:40。
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ここからの眺めもすばらしい。
まずは当然のごとく富士山。
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手前の黒々としているのが羅漢寺山(1058m)。
その向こうの右下がりの稜線は、奥帯那山(1422m)の流れ。

アップにしてみます。
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こちらは毛無山(1964m)の塊。
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甲府盆地の西半を貫く釜無川。
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茅ヶ岳あたりの山群。
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鳳凰三山。右端に地蔵岳(2764m)のオベリスクが見える。
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千代田湖。
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ここで留守電に気づき、1本電話。便利な時代だ。
さて、三等三角点を後にする。
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北峰までは20mほど下って、50mほど登る。
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10分ほどで着いた。標高1322m。
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山名板も何もなし。通過。ここから100mほど下る。

鞍部には林道が通っている。
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鬼頬(おにがわ)山への登り口。
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東に中津森(1475m)?を望む。
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しばらくはだらだらした登りだ。
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どんぐり、みっけ。
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正面は鬼頬山(1516m)。結構大きい。
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左のピークはおそらく水ヶ森(1553m)。自信はない。
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標高1320mに達すると、傾斜は突然、急になる。
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ロープがありがたいくらいだ。

太刀岡山、北峰を振り返る。
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端正な山だと思う。

急坂をクリアすると、頂上は台地状で、しばらく平らな道を歩く。
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11時半前に鬼頬山に到着。
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これは「頬」の字の、つくりと偏が逆。

こっちは合っている。
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ここで小休止とする。熱いココアを飲みながら、地図で山座同定にいそしむ。
左奥は大菩薩嶺(2057m)。その左に大菩薩峠や小金沢連嶺。
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大菩薩嶺の手前は小楢山(1713m)。

この先はアップダウンを繰り返しつつ、八丁峰へと北上する。
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右前方には黒富士の切り立った岩稜。
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振り返ると、左に鬼頬山、右にかわいく太刀岡山。
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八丁峰は約1610m。山名板はなし。ここを右折して黒富士へ。
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50m近く下らなければならない。
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でも、落ち葉の気持ちのいい道だ。

あれが黒富士。
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その由来は、その名の通り、富士山の形に黒く見えるからだそうだが、そのように見える角度は限られている。真北に回り込まないとだめらしい。

おお、木の陰から見えたのは八ヶ岳ではないか。
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左から、阿弥陀岳(2805m)、赤岳(2899m)、横岳(2829m)。
なかなかいい角度で、いずれもりりしく見える。

これは八丁峰への尾根と、その向こうに曲岳、茅ヶ岳+金ヶ岳。
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最奥左に甲斐駒の西に連なる鋸岳、右奥は八ヶ岳の編笠と権現。

これは升形山と八ヶ岳。
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左に瑞牆山(2230m)、中央に金峰山(2595m)。
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大野山。
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左のくぼみは大弛峠。右は北奥千丈岳(2601m)。
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金峰山五丈石のアップ。
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瑞牆山のアップ。
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閑話休題。
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信州の高登谷山(1846m)。左奥に浅間山(2568m)が見える。
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真正面の升形山(約1655m)。
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八ヶ岳~
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茅ヶ岳と甲斐駒・鋸岳。
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いや見飽きないねえ。
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これがまだ黒富士に着く前ですから。

そして、12:51ようやく黒富士(1633m)に到着。
ここで、ちょっと遅めだが、お昼にしよう。

(つづく)

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三頭山(下)

【2014年1月19日:三頭山】
三頭山山頂から鶴峠方面にはトレースはないものと覚悟していたが、意外にもしっかりとしたトレースがついていた。
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でも、雪の深さがそれなりにあるところはトレースを無視して無垢な場所を歩く。
その方が歩きやすい。
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この先は、無名の山を下り基調で3つ稼ぎながらの道となる。
時々視界も開け、小金沢連嶺が正面にすべて見える。
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これはその手前の雁ヶ腹摺山(1874m)。
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知らないうちに神楽入ノ峰(1447m)に到着。
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手書きの山名板があってよかった。

この先から倉掛山(1777m)が遠望できる。
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左奥に見える、白い山は乾徳山(2031m)だろうか。
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この辺は地形図が登山地図と異なっているので、要注意。
小焼山(1322m)では、トレースが巻き道に通じていたので、独力で登る。
頂上に標識なく、がっかり。すぐ通過。
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右に下って、巻き道と合流。
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まもなく、向山への分岐。
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ここから先は新しいトレースはないが、何日か前のがなんとなく残っていた。
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マイナーなコースだと思ったら、ちゃんと階段が設置されていた。
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南斜面は、すっかり雪が消えている。
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この右には1134mピークがあるのだが、巻き道を行くので、山名板などこっそりついていないことを祈る。

白沢方面の分岐でアイゼンをはずす。
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随分、新しい道標がある。
この先はしばらく向山までなだらかな道。
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雪が残っているところもあるが、アイゼンなしでもほとんど支障がない。

正面が向山(1078m)。
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古いトレースも巻き道を行っており、「この先崩落 通行不可」のロープも張ってあるが、自己責任で進入。
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すると、驚いたことに頂上には、巨大な丸太組みの展望塔が。
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縄文時代の櫓か、フィールドアスレチックのようだ。

しかもこれが相当古く、階段の下部が朽ち果てている。
昭和40~50年代くらいに作ったものだろうか。
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ここは随分昔に山梨県小菅村が大規模なハイキングコースとして整備したところのようだが、その後の維持費が追いつかなくなったのだろう。ほぼ放置されている。
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しかし、こんな面白いものを見過ごすわけにはいかない。当然よじ登る。
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高さは15mくらいありそうだが、まわりの木も成長してしまって、あまり展望が利かない。
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というわけで崩落しそうな櫓に長居しなくて済んだが、やはり相当怖かった。
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「危険につき立ち入り禁止」の札すら朽ちてしまったのか、ひもだけが残っていた。

近くの木にひっそりと山名板が縛り付けられているのを確認し、下山。
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もう3時前、いい時間だ。

ここから延々、標高差500mの下り。
でも、ジグザグで勾配はそんなに急ではないので、助かる。
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小菅村の大多摩ウオーキング・トレイルは要所要所に施設を設置していたようだ。
ここは休憩所。
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でも現状は、これ。
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東屋のあるはずの場所には、これだけ。
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無残である。

しばらく下ると樹林帯に入る。
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木々の状態で雪が積もったり、ほとんど積もらなかったり。

3時半前にやっと人里に下りてきた。
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ここは余沢の集落。
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ここには村営のボンネットバスが巡って来るようだ。
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時刻表を見ると、あと18分で15:50のバスが来る。
わりといいタイミングだ。
でも、よく見ると、この先の金風呂バス停で、西東京バスに接続できるとある。
あと5分も歩けば、西東京バスのバス通りに出るし、わざわざボンネットバスに乗る必要もない。
もうしばらく歩くことにする。

この集落には戦国時代に番所が置かれていたようだ。
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甲武の国境に位置することから武田氏の時代に口留番所が置かれ、天明年間に廃止になったという。

素朴なお地蔵様。
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現代の作にも見えるが、左の石仏は風化も進んでおり、何とも判別しがたい。

国道139号に出た。
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西東京バス余沢バス停の時刻を見ると、あと15分で来る。
ほぼぴったりだ。そもそもバスの時間はほとんど考えてもらず、適当なのがなければ深山橋まで歩いて、丹波山方面からのバスに乗ろうくらいに安易に考えていたので、ラッキーだった。
でも15分待つのはいやなので、少し先に進む。

正面に今朝登ったヌカザス山が見える。
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村の駅 ほうれん坊。
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バス停2つ分歩いて、玉川で待つ。
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靴のひもを緩めたり、ザックにカメラをしまったり。
定刻より4分遅れて、16:01にバスは到着。
次の金風呂では4人くらい乗ってきた。

時々うとうとしながら、残りのあんパンも食べ、奥多摩駅一つ手前の南2丁目で下りる。
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氷川の町にある創業180年の老舗割烹旅館三河屋で風呂に入るためだ。
電気が消えているので、休業中かと思ったら節電中だった。
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(電気は帰る時についていた)

ここは「麻葉の湯」を名乗っている。
しかし入浴料1000円はちと高い。
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脱衣所で脱いでいると、もう1人登山帰りの人が入ってきたので、
「こんにちは」と挨拶。
「雲取ですか」と効かれたので、「いえ、三頭山です。深山橋から登って、小菅の方に下りました」
「小菅にも温泉ありませんでしたっけ」
「ええ、でもその手前に下りてきたもんで。そちらは?」
「川苔山から本仁田に行ってきました」

というような会話をして、お風呂にどぶん。
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現在16:40、電車の時間は17:16なので、そんなにゆっくりはできない。
急ぎめに体を洗っていたが、さっきの人がなかなか入って来ない。
まさか財布から金を抜き取ったりしてないだろうな、その用心のために声かけもしたのに、と不安になったが、もちろん取り越し苦労だった。
とにかく修善寺の時のようなカラスの行水で終わることなく、きれいになって温まった。

氷川の町もとっぷり日が暮れた。
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柳小路で「ちょっと飲みたい」と思いつつも
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相手もいないので駅に直行。
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予定通り、17:16の電車に乗って帰宅。18:57新所沢着。
今回はスタートが遅れたが何とか歩き通せた。
軟弱風に吹かれなくてよかった。

【行程】2014年1月19日(日)
新所沢=奥多摩駅=深山橋(9:07)~登山口(9:32体操・装備9:37)~イヨ山(10:27装備10:32)~糠指山(11:10)~入小沢ノ峰(11:36)~鶴峠分岐(11:55)~三頭山(12:19撮影・昼食12:55)~神楽入ノ峰(13:22)~小焼山(13:50)~分岐(14:00)~向山(14:41撮影14:48)~登山口(15:25)~余沢バス停(15:40)~玉川バス停(15:49)=南2丁目バス停~奥多摩駅=新所沢

※所要時間:6時間42分(歩行時間:5時間49分)
※登った山:新規6座(イヨ山、糠指山、入小沢ノ峰、神楽入ノ峰、小焼山、向山)+三頭山
※歩いた距離:14.4km
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三頭山(上)

【2014年1月19日(日):三頭山】
よく考えずに、前に乗ったことのある新所沢6:11発の電車に乗った。
それで気持ちよく奥多摩に行けると思っていた。
電車に乗って初めて乗り換え検索をしたら、なんと青梅で30分近く待たなくてはならず、しかも奥多摩着は8:29。
どう条件を変えて検索しても、その時間にしか行けない。
前にこの電車に乗ったのは中央線の上野原に行く時だった。大失敗。

青梅駅ではホームにあるトイレですべきことをし、やはりホームにある暖かいレトロ待合室で次の電車を待った。

今回は、奥多摩深山橋からヌカザス尾根を三頭山まで登り、向山経由で余沢に下りてくるコースを考えているが、前夜の予報では夜半に雪が降るとのことだったので、その状況次第では標高の低いところも検討していた。
古里駅から御岳山を登り、日の出山経由で武蔵五日市駅まで歩くかなり軟弱なコースである。

この電車では、三頭山に行くには歩き始めるのが9時を過ぎてしまうし、検索を終えた時点で、ほぼ御岳山に決めてしまっていた。
だから、古里が近づくと、靴のひもを縛り、スパッツを装着。よしっと外を見たら、山に全く雪が積もっていない。じぇじぇ。

これなら三頭山でも大丈夫と判断。古里はやり過ごし、奥多摩駅へ。
鴨沢西行きのバス(8:35発)に乗り込む。
バスは7時台はすいているが、8時台の方が混むようだ。電車もそうだった。

でも、ほとんどの客が水根と奥多摩湖のバス停で下りた。
六ツ石山と御前山が人気のようだ。
三頭山に登る私は、浮橋のある小河内神社バス停で下りるべきなのだが、この時期、浮橋が渡れるかどうかきちんと調べていなかったので、通過して深山橋から歩くことにする。
車窓から見ると、浮橋で釣りをしている人がいたので、渡れたようだ。
でも湖面まで下るとその分登らないといけない。そう考えて、自己正当化を図る。
その後見た看板には2月1日から浮橋は通行止めと書いてあった。そうだったのか。

深山橋のバス停に9時すぎに到着。すぐ歩き始める。
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深山橋は路面が凍っている。
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陣屋の茶屋街を通過。
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陣屋と深山橋を振り返る。
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今日も快晴だ。

三頭橋の入口では、橋を通行止めにする措置をしているところだった。
すでにこの先の奥多摩周遊道路のゲートは閉まっており、入ってしまった車がゲートから引き返してくるのを待っていたようだ。
ゲートはこの状態。
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その手前、三頭橋を渡ったところにムロクボ尾根経由で三頭山に至る登山口がある。
こちらの方が近いのだが、そうすると、イヨ山を経由できないので、「登った山」が1つ損する。だから、もう少し歩いてヌカザス尾根を登ることにしたのだ。

通行止めになった道だが、歩行者には関係ない。真ん中を歩いたり、対岸を撮影したり。
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30分弱でヌカザス尾根の登山口に到着。
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登山口にザックを置いて、道路で体操をしていたら、除雪車がやってきた。
ちょっと通り過ぎたとこで人が下りてきて、「除雪車が通るので早めに出てください」と言われた。
「出てくれって、これから登るんですけど」
「あ、登山ですか。気をつけて」
と言って戻っていった。
ランニングをしている人だと思ったのかもしれない。

登山口あたりは、うっすらと雪化粧している程度。
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足跡的には今日先行して歩いている人が2~3人いる模様だ

植林の中の暗い道を尾根に沿って登っていく。
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しばらく登ると、落ち葉の上に今朝の新雪。
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そして雪道になる。
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高度を上げると、右手の展望が開ける。
大寺山(1226m)の仏舎利塔が間近。
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倉掛山(1777m)。
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飛龍山(2077m)。
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深山橋を見下ろす。
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イヨ山直下の急登。
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10:27、登山口から1時間弱でイヨ山(979m)に到着。
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ここはあまり展望に恵まれないので、そのまま通過しようと思ったが、道標に手書きで「この先、危険箇所あり ヌカザス山 手前急坂」とある。
イヨ山最後の登りでアイスバーン化している箇所もあったし、チェーンでは不安なので、ここで6本爪のアイゼンを装着する。

しかし、あまり雪が付いていない場所でのアイゼンも考えもの。
下りで木の根に引っかかって、何度か転びそうになった。
危うく滑落しそうになったこともあった。

これがヌカザス山手前の急登。
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そして、11:10、イヨ山から40分弱で、ヌカザス山(1175m)に到着。
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この看板を見て初めて、「ヌカザス」とはこういう字を書くのかと知る。

ここも撮影のみで通過。
すぐにムロクボ尾根からの道と合流。
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こちらには赤いロープが張ってあった。トレースあり。

この先がオツネノ泣坂と呼ばれる急坂。
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これを含め、三頭山まで3つのピークを越えていくが、いずれも頂上直下が急坂できつい。
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ヌカザス山から先はしっかり雪が積もっている。
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歩くのに苦労するほどの積雪ではないが、北斜面で15cmくらいか。

今日は登りが長いのでバテないよう、初めから、水分と行動食をこまめに摂ることに。
ヌカザス山でチョコを2個食べた。
林の中でも風が出て、冷たい。ネックウオーマーが必要な時期になったと感じる。

入小沢ノ頭(1302m)には山名板がなかったが、おそらくこのなだらかなピークと思われる。
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鶴峠に通じる巻き道との分岐を11:55通過。
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巻き道には古いトレースがあった。

この先、三頭山直下で単独の男性を抜かす。このあたりか。
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向こうは私が後ろに迫っているのに気づいていないのか、「ああっ」と大きな声でうなっている。2度も。かなり疲れているのだ。
最初は、彼の先に誰かがいて、その人に声をかけているのかと思った。
至近距離になってやっと私に気づき、道を空けてくれたが、たぶん恥ずかしい思いをしただろう。
でも、私もとくに下りでうなることあるので、ご心配なく。

12:19三頭山山頂着。
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人がわりといるので、撮影より先にまずベンチを確保。
正面が開けて富士山が見えるベストポジションをゲットできた。
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今日は出発が遅れて、時間がないので、さっさとカップ麺の用意。
おにぎりも持ってきたが、そんなにぱさぱさにはなっていなかった。

食事が終わる頃、まわりには1人しかいなくなっていた。
Facebook用の写真を一人で撮ろうとしていたら、「撮りましょうか」と言ってくれたのでお願いした。でも、かなり中心のずれた写真になった。
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その後に落ち着いて撮影活動に入る。
三ツ峠山(1786m)。
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杓子山(1598m)。
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高川山(中央、976m)。
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御正体山(1682m)。
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御坂黒岳(左、1793m)と滝子山(中央、1610m)。
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北面の展望は、まず雲取山(2017m)。
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高丸山(左、1733m)と日陰名栗山(中央、1725m)。
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鷹ノ巣山(1737m)と、その左奥に長沢背稜の滝谷ノ峰(1710m)。
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後列が長沢背稜。その前の稜線が石尾根。
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最後に雲とたわむれる富士山。
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30分以上もゆっくりしてしまった。1時前に出発する。

(つづく)
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御前山~大岳山(下)

【2013年12月22日(日):御前山・大岳山】
鋸山林道のピーク、大ダワにはきれいなトイレがあったので利用させていただいた。
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ここが鋸山(1109m)への登り口。
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長沢背稜が望める道だ。
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鋸山は巻き道があるが、一応ピークを経由する。

以前、神戸川の支流クドレ沢で沢登りをした時、鋸山を究めてから奥多摩駅に下ったので、鋸山はすでに「登った山」には登録済みなのだが、どうも頂上の記憶がない。
写真に納める必要からも、2度目の登頂を目指すことにした。

大ダワから標高差が100m以上もあり、案外骨が折れる。
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こんなハシゴまであった。

15分ちょっとで登頂。
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こんな雰囲気なので、あまり記憶になくても仕方ないか。
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お昼にしたかったのだが、ベンチに1人休んでいたので、通過する。

頂上のすぐ先から富士山が見えたのにはびっくり。
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冬でもお昼を過ぎると富士山はだんだん霞んでくる。やはり朝早いのが一番いい。

急な下りで、お母さんと小さな男の子が登ってきた。
心の中で「もうちょっとだよ~」と声をかけた。

これまでは、あんなに雪が深かったのに、南斜面のトラバース道は解けてしまって、ほとんど雪がないところも。
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うう、大岳山まで、あと3km。結構あるなあ。
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御前山でパンを1つ食べてしまったので、それほどお腹がすいていないので助かる。
大岳山まで何とか持っちこたえてくれるだろう。

鋸山から大岳山の稜線も樹林帯の中だが、時々、切れ目から富士山が見える気持ちのよい道だ。
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あれは御前山(1405m)。
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改めて見ると、ずんぐりした山である。

大岳山の山頂に近づくと、クサリ場が出現。
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これをクリアして、13:55やっと大岳山にたどりついた。
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鋸山からは1時間13分。コースタイムより30分近く早かった。

二等三角点。
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ここも南面が開けていて、最高の眺めだ。
関東平野。多摩方面。
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奥は相模湾。江の島も見える。
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相州アルプス。
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大山と大山三峰。
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手前の頂上の白い山は陣馬山(855m)、その向こうの山は石老山(702m)。

丹沢三峰。
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丹沢山(左、1567m)と蛭ヶ岳(右、1673m)。
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手前の突起はたぶん笹尾根の茅丸(1019m)。

檜洞丸(1551m)。
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大室山(1588m)と左の鞍部は犬越路(1060m)。
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御正体山(1682m)。
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すっかりシルエットになった富士山。
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三ツ峠山(1786m)。
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御坂黒岳(1793m)。
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三頭山(1531m)。
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大菩薩嶺(右、2057m)。
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御前山。
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丹沢方面全景。
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道志山塊方面全景。
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富士山方面。
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小金沢連嶺南半。
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北半。
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とにかくお昼にする。もう2時を回ってしまった。
気温が意外に低く、コンビニおにぎりは、もう固まってぱさぱさ。
おにぎりは冬は考え物だなあと改めて思う。この日以降、雪のある山に行く時は、カップ麺主流となった。

景色全開のベンチに座っていると、1人のおじさんが隣にやってきた。
彼は、奥多摩駅から鋸尾根を登って、ここに来たのだそう。
本当は丹沢に行きたかったが、寝坊して、近場のここにしたとの話だった。
帰りは御嶽経由にすると言って下って行った。
さて、2時半を過ぎてしまった。
当初の計画では、大岳鍾乳洞入口16:30のバスで帰る予定。
コースタイムもほぼ2時間なので、普通に間に合うと踏んで、予定通りのルートをとる。

ここからしばらくは以前歩いた道と重なる。
大岳神社を横目に旧大岳山荘へ。
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ここは2008年3月末で閉鎖されたまま。3年前に来た時よりも荒廃が進んでいるような気がする。
ここは完全に日帰りの山だし、とても経営は成り立たないのかもしれない。
温度計を見ると、気温はちょうど0度だった。

ここから馬頭刈尾根を行く。
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見納めの丹沢。
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白倉への分岐は通過。
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ここから大岳鍾乳洞方面に下る。
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途中、驚いたことに筑波山が見えるスポットがあった。
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さて、その後は鬱蒼たる樹林帯の中の暗い道。
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沢沿いを下っていく。
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谷が深い。
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沢を何度か渡る。
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雪がほとんど消えてしまった頃、大滝に出る。
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2段になっている。

ここから間もなくで林道に出る。
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以前ここまでは車で来たことがある。

林道を歩き始めると、こんな看板が地面に落ちていた。
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さっきの大滝に対し、こちらは小さい滝という意味のようだ。
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水はほとんど流れてなかった。

この建物は大岳鍾乳洞の管理棟。
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以前、ここに見学しに来た時、管理人(所有者)のおばあちゃんが、発見当時は無断で人が入って、鍾乳石を叩き折って盗んでいった人もいたと話してくれた。

後に調べてみると、このおばあちゃんは名物の看板娘のようで、今年御年100歳になられるらしい。
19歳でこの土地に嫁いできて、10人くらい子供を産んだとのこと。
昭和36年に旦那さんがこの鍾乳洞を発見。見学できるように整備し、以来50年、おばあちゃんが守ってきたわけだ。長生きしてほしい。

あとは延々、舗装道路を歩くわけだが、路面が時々凍っていて、2度ばかりスリップして冷や汗をかいた。
せっかく山の中は無事に歩いてきたのに、こんな場所で怪我なんかしたらたまらない。

途中の砕石現場にあった、廃タンクローリー。
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凄みがある。

16:23、バス通りの大岳橋まで下りてきた。
バス停にはすでに若者2人が待っていた。
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バスが来るまでの間、近くの養澤神社に参拝。
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無事下山して来られたお礼をする。

大岳山からここに下りてくるには、今日、私が歩いた沢沿いの道と、高岩山(920m)を通過する尾根づたいの道がある。その道がこの神社から通じているようだ。
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このルートは御岳山に行く機会があったら使ってみよう。

さあ、バスが来た。
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今日も17kmも歩いた。奥多摩のおいしいところをいただいた山行だった。

バスは十里木の秋川温泉瀬音の湯に寄ってくれたが、駐車場がいっぱいで随分混んでいるように見えたので、今回はパスした。
次のバスの時間もよく分からなかったし。

というわけで終点の武蔵五日市まで乗車。
確かホリデー快速で帰宅したような気がする。

【行程】2013年12月22日(日)
新所沢駅=奥多摩駅=奥多摩湖(7:47)~頂上広場(8:15)~サス沢山(9:05撮影9:12)~(9:15トイレ9:21)~惣岳山(10:24)~御前山(10:48休憩・撮影11:18)~クロノ尾山(11:50)~鞘口山(12:04)~大ダワ(12:25)~鋸山(12:42)~大岳山(13:55昼食・休憩14:34)~旧大岳山荘(14:44)~上養沢分岐(15:03)~大滝(15:38)~大岳鍾乳洞(15:59)~大岳鍾乳洞入口(16:23)=武蔵五日市駅=新所沢駅

※所要時間:8時間36分(歩行時間:7時間14分)
※登った山:8座(新規4座:サス沢山、クロノ尾山、鞘口山、若宮ノ頭)
※歩いた距離:17.4km
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御前山~大岳山(上)

【2013年12月22日(日):御前山・大岳山】
12月12日に久々に奥多摩を歩いてみて、もっと奥多摩を歩きたくなった。
御前山も大岳山も、登山を本格的に始めた頃(2011年1~2月)に登っている。
それでも、この2つの山を登ろうと思ったのは、2つを結ぶルートはつなげたかったのと、奥多摩湖から大ブナ尾根を登ってみたいという気持ちがあった。
さらには、初期に登った御前山や大岳山を再訪するのも悪くないとも思った。
というわけで、小河内ダム~(大ブナ尾根)~御前山~鋸山~大岳山~上養沢というコースを設定した。
御前山、鋸山、大岳山いずれもすでに「登った山」に登録済みだが、今回は初めて歩く道がほとんどなので、サス沢山、クロノ尾山、鞘口山など新規の山も少し稼ぐことができるのが、うれしい。

前夜は同窓会事務局の忘年会で、日本最北の酒蔵「国稀」をしこたま飲んだが、翌朝は4:30起床、4:55出発。
新所沢駅を5:22発の電車に乗った。
青梅駅からしばらく寝ていたが、川井駅あたりで目を覚ますと、雪が全く積もっていない。山も全然白くない。
先日、平野でも少し積もったので、山は大雪だろうと思って、ゴアの下まで履いて家を出てきたが、それは電車の中で脱いでしまった。7:17奥多摩駅着。
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7:25発の小菅行きバスに乗る。
バスの中は寒かったが、フェルトのズボンなので大丈夫。
以前、大菩薩峠に登った時もこのバスを利用したが、当時は夏用のズボンだったのでめちゃめちゃ寒くて、バスの中でホッカイロを使ったっけ。
車中、乗り合わせた関西出身の若者(東京勤務?)のおしゃべりがうるさかったが、我慢。
奥多摩湖バス停に着いたのが7:40。
今日も快晴。月が今、沈むところだった。
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奥多摩湖では私のほかに2人、単独のおじさんが下りた。
いずれも私も同様、大ブナ尾根から御前山を登るようだ。
うち一人と二、三、言葉を交わし、湖畔で写真を撮ってあげた。
こちらも軽く体操をして、7:47に出発。
ストレッチは少し歩いて体が温まってからの方がいいと、以前「山と渓谷」で読んだことがあるが、歩き始めると、立ち止まるのがめんどくさくなったり、適当な平らな場所がなかったりするので、私は先に済ませてしまう派だ。

ダムにはまだ日が差していない。
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正面が目指す大ブナ尾根。
堰堤の上にあるダムの展望塔の開館は10時からで、中に入ることはできなかった。

堰堤を渡ると、「ダムの歴史」コーナー。
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現在、奥多摩湖には麦山と留浦の2か所に200mほどの浮橋が架かっている。
今はポリエチレン・発泡スチロール製だが、当初は写真のようなドラム缶だったという。
そういえば、学生時代は「ドラム缶橋」と呼んでいたような気もする。

あちこち写真を撮っている間に、さっきの人に追い抜かれてしまった。
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ついでに展望広場というところにも寄り道する。
今朝はやはり冷え込んだようで、落ち葉もこごえている。
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妙なオブジェが。
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対岸には水根の集落。
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なんであんな斜面に集落ができたのだろうと思っていたが、日当たりがいいからだ、と気づいた。
その上には六ツ石山(1479m)。

展望広場から一段上にある頂上広場にも寄ったが、木が成長してしまって、湖はよく見えなかった。

大ブナ尾根は最初から、かなりの急坂である。
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ロープが張ってあるところも。

木々のすき間から、右手に小金沢連嶺と思しき山並みが見える。
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霧氷で真っ白だ。

こちらも高度を稼ぐにつれ、雪が目に付き始めた。
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土がほとんど見えなくなったあたりで、チェーンを履く。
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頂上広場から50分でサス沢山に到着。ここは西側が開けており、奥多摩湖が眼下に見える。
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まばゆい青さ。

これは倉戸山の登山口にある熱海の集落。
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西には飛龍山(右、2077m)と前飛龍(右、1954m)。
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そして大菩薩嶺(2057m)。
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手前は大寺山(1226m)の仏舎利塔。

小金沢連嶺。
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あそこは2012年の1月に歩いた。

鶏冠山(1710m)。昨年3月に登った。
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手前に戻る。
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右奥のピークは水根山(1620m)。左のなだらかなピークが倉戸山(1169m)。

ダムサイト。
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サス沢山には山名板がないので、これで我慢。
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頂上自体は、とくに面白みのない場所だ。

この先で、ちょっともよおしてきたので、適当な物陰を見つけて、すっきり。
だんだん、雪も深くなってきた。
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登り始めてから2時間ほど。富士山が姿を現した。
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北西に目を移すと、雲取山(中央左、2017m)。
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右のピークはおそらく日陰名栗山(1725m)。

はるか西には倉掛山(1777m)。
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惣岳山への急坂の下で、最初に抜かれた人がアイゼンを装着している間に抜き返す。
このあたりだったか。
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そして最後の急登。
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10:24、惣岳山(1349m)に登頂。
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ダムサイトが標高540mなので、ほぼ800m登ってきた。

積雪は20cmくらいある。
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ここに来るのは、ほぼ3年ぶりということになる。
あの時も冬(2月)だったが、こんなに雪はなかった。
ベンチで1人休んでいたので、こちらは通過する。

ここから御前山の避難小屋までは、その時に歩いた道だが、真っ白になっているので、面影がほとんどない。
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境橋へ下りる道にはトレースがついていなかった。
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中央が石尾根。奥は長沢背稜。
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蕎麦粒山(左、1473m)から川苔山(右、1363m)。
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川苔山の手前には本仁田山(1225m)。
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矢印形の植林。
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御前山は惣岳山からすぐ、という記憶があったが、意外に遠い。
標高差も鞍部から100mほどある。

御前山の山頂直前に、富士山が見えるスポットに出た。
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すばらしい!
ここにベンチがあるので、絶好の休憩タイムなのだが、アベックの先客がいて、そうもいかない。
とにかく撮影に専念。

おとなり三頭山(1531m)。
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小金沢連嶺。
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三ツ峠山(左、1786m)とその右に御坂山塊。
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富士山の左裾に杓子山(1598m)。その手前に立ちはだかる2列の尾根は、手前が笹尾根、向こう側が権現山(1312m)の稜線。
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さて頂上へ行くとするか。
10:48、御前山(1405m)到着。
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ここは南面に木々があって富士山はすっきり見えない。

これは丹沢山系。
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左端は大山(1252m)、右端は檜洞丸(1551m)。
中央右の最も高いのが蛭ヶ岳(1673m)。

ここで休憩とする。あんパンと熱いココア。
さっき抜かした人も到着。先に行った人やバスで一緒だった人と、一言二言、会話。内容は忘れた。

さっきの富士山展望スポットでfacebook用のスマホ写真を撮るのを忘れたので、撮りに戻る。
そんなこんなで30分ほど費やし、出発。
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この先もずっとトレースがある。
避難小屋への分岐を過ぎると、再び私にとっては初めての道。
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鋸山までの稜線歩きはコースタイム1時間20分。下り基調のアップダウンだ。
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基本的には樹林の中。さくさく歩く。

途中、正面に大岳山が見えたりもする。
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途中、クロノ尾山を11:50に通過。
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そして、鞘口山(1142m)は12:04に通過。
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いずれも全く眺望の利かない小ピークである。

鋸山林道に出る手前に、地形図には建物の記号とともに「避難小屋」の表記がある。
でも、現地には何もない。撤去されたのだろうか。
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一応、基礎らしきものは残っていたが、これのことか。

鋸山林道の峠である大ダワ(994m)に下りてきた。
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自転車部に所属していた大学時代、鋸山林道はダートの極めてきつい峠道として恐れられていた。
私は大学2年の時に走った。当時下宿のあった目黒区の祐天寺から武蔵五日市を経て、ここまで登り、氷川に下りて、今度はどこから登ったのか御岳山に達し、今は閉鎖になっている上養沢鍾乳洞を見学して帰宅した。
登山道でかつぎや押しをした記憶もあるが、そんなに長距離ではなかったはず。
どういうルートをたどったのか、今となっては正確には思い出せない。

(つづく)
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相州アルプス(下)

【2013年12月15日(日):相州アルプス】
経ヶ岳から半原越までは標高差150mほどの下り。
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15分ほどで半原越に到着。
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ここまで車で来て、経ヶ岳や仏果山をピストンする人もいるようだ。
半原越は南麓の煤ヶ谷(法論堂)で産した繭を、北の半原へ運んだかつての生活道路だったとのことだが、今は法輪堂林道が通じている。

道路を渡って、西の尾根に取り付く。
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さすがに、登山地図に載っているだけに人通りが多い。
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640mピークに達すると、そこに「革籠石(かわごいし)山」という大きな看板が。
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これはうれしい悲鳴。予想外に「登った山」を1つ稼ぐことができた。

ここからは都心方面が遠望できる。
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目を凝らすとスカイツリーも見えるのだが、さっき通過した人は歓声を上げていなかったから気づかなかったのかもしれない。

しばらくだらだらと登り、馬渡バス停への分岐が八州ヶ峰。
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実は、山と渓谷社の「東京周辺の山 ベストコース350」には、革籠石山の位置に「八州が岳」と記してある。
従って、その名は革籠石山の別名だと思っていたのだが、最近買った吉備人出版の「東丹沢登山詳細図」には、この分岐の位置に「八州ヶ峰」と書いてある。
私は詳細調査をして書いている吉備人の方を信用することにして、こちらも「登った山」に事後昇格することにした。眺望は無し。

3分ほど歩くと、再び丹沢方面の展望が開ける。
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説明は省略。

さあ、仏果山山頂の展望塔が見えてきた。
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最後のクサリ場を越えて
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13:16、仏果山(747m)に登頂。
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早速、展望塔に登る。
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上では3人のおじさんが、「あれは何山だ、かに山だ」と大騒ぎ。
「地図持ってくればよかった」「カメラ持ってくればよかったと」大声で話している。
3人ともザックを下に置いてきたようだ。
全く、騒がしくて落ち着かない。

こちらは地図を片手に、あれこれ確認しながら、時間をかけて写真を撮る。
まずは、眼下の宮ヶ瀬湖。
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奥の稜線は、左の蛭ヶ岳(1673m)から姫次(1433m)、黍殻山(1273m)、焼山(1060m)と続く丹沢主脈。

これから向かうもう1つの高取山(705m)。
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右後ろに石老山(702m)、左後ろに石砂山(578m)。

尾根の向こうに大岳山(中央、1267m)。
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中段中央の三頭山(1531m)の左奥に雲取山(2017m)。
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奥秩父の山々。
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小金沢連嶺。湯ノ沢峠を中央に、右が黒岳(1987m)、左が大蔵高丸(1781m)。
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その南側。左端は滝子山(1590m)。
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見えるかな~大島。
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とにかく北全景。
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北東全景。
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東は都心。
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仏果山の名は、室町時代の初め、煤ヶ谷の正住寺を開いた仏果禅師が座禅修行をしたことにちなむという。半原富士とも言われたらしい。

さて景色も満喫したので、高取山に向かう。
仏果山を振り返る。
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半原の集落も見渡せる。
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鞍部の宮ヶ瀬越(663m)を2時前に通過。
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半原の背後にある里山、大峰(335m)と向山。
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14:06、高取山着。
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ここにも巨大展望塔が。当然登る。

宮ヶ瀬湖。
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このダムは私が学生の頃はまだできてなくて、水没する前の道を自転車で走ったことがある。

仏果山。
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大山まで累々と続く丹沢山塊。
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こちらは丹沢の中核部。
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大山から丹沢山まで。
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高尾山。
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小金沢連嶺。
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さて下ります。
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途中、10人ほどの高齢者のグループが登ってきた。もう2時半近い。
先頭の人に「今日はどちらまで」と聞くと、「これを登ってから考えます」との返事。
「もういい時間ですもんね」と返すと、「ありがとうございます」と言っていた。
どこから歩いてくると、こんな時間に登ることになるのか。
中には随分疲れているように見える人もいて、少々心配になったが、私が乗った帰りのバスに、平山坂上のバス停から乗ってきた。案外早く下山できたようだ。

遊覧船が見えた。
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この船は湖面をめぐるだけでなく、宮ヶ瀬にも寄港しているようだが、交通機関として利用する人はほとんどいないだろう。登山の人くらいだろうか。

宮ヶ瀬ダム。
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ダムサイトまで最後の下りは猛烈な階段。
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3時にやっと下りてきた。
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堰堤の上。
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ここから徒歩でダムの下まで下りることができるが、あえてインクラインに乗る。
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片道200円。
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すぐやってきたので、すぐ乗って、すぐ走り出した。
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あっという間だった。

下から見上げる宮ヶ瀬ダム。
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概略を説明すると、高さ156m、堤頂の長さが375m。
ダム湖の面積は4.6平方km。総貯水容量は1億9300万立方mで、奥多摩湖に匹敵する関東屈指のダムだそうだ。
治水、農業用水、水道水、発電を目的に1971年に着工し、2000年に完成した。

ここからパークセンター前まで、ロードトレイン愛ちゃん号が運行している。
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行き先も違うし、さすがにこれには乗らなかった。

ここからは、とぼとぼと半原のバス停を目指す。
ダムの下流にもう1つ小さなダムがあるようで、水はほとんど流れていない。
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右手に大沢の滝。
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水没した中津渓谷にあったという石小屋のレプリカ。
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こちらは石小屋ダム。
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このあたりは中津渓谷という景勝の地だったが、ほとんどがダムに沈んでしまった。

これは昭和27年に築かれた古い石小屋堰堤の竣工記念碑。
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これはもっと古い。
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横浜貿易新報社主催の「県下名勝史蹟45佳選」の当選を記念した「半原渓谷 石小屋」の記念碑。
同社は現在の神奈川新聞の前身で1890年に創業。昭和10年に創業45周年を記念して行った事業である。
選ばれたのは、石老山やペルリ上陸記念碑、称名寺百観音などだが、石小屋は284,726票を獲得して、堂々の1位だった。
そんな場所を水没させてしまったわけだ。

ダム下から30分ほど歩いて、ようやく町まで出てきた。
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半原バス停からは、時刻表次第だが、三ヶ木経由で相模湖駅に行き、中央線で帰りたい。
その方が近い気がする。

バス停に着くと、バスが2台並んでいるが、いずれも三ヶ木方面ではない。
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外でたばこを吸っていた運転手さんに、三ヶ木行きは何時に出ますかと聞いたら、営業所が違うから分からないという。
しかも、厚木行きは「もう出る」という。
なんとバス停着が15:49、発車時刻が15:50だった。
タイミングがいいというか、間一髪というか。
新宿経由はあまり好まないが、このタイミングなら、このバスに乗るのが一番早く帰れるだろう。

とにかく本日の山行は終了。いやよく歩きました。
車中では、懸命に車窓を見ていたが、例の団体さんが乗ってきてからは、ほとんど寝てしまった。

少々疲れたので、本厚木からは特急あさぎり12号(16:54発)に乗る。
特急券550円。
となりの人のひじが当たって、いやだった。
新宿からも、ちょうどタイミングがよかったので西武特急を利用。
7時前に帰宅できた。
空白地帯だったので、なかなか新鮮だった。

【行程】2013・12・15(日)
荻野神社入口バス停(7:57)~大平登山口(8:48)~石仏群(9:12)~発句石(9:41撮影9:52)~荻野高取山(9:58)~華厳山(10:21休憩10:40)~経ヶ岳(11:12昼食・撮影11:46)~半原越(12:02)~革籠石山(12:37)~仏果山(13:16撮影13:36)~高取山(14:06撮影14:20)~宮ヶ瀬ダム(15:04)=山麓駅(15:11)~半原バスターミナル(15:49)

※所要時間:7時間52分(歩行時間:5時間57分)
※登った山:7座(荻野高取山、華厳山、経ヶ岳、革籠石山、八州ヶ峰、仏果山、高取山)
※歩いた距離:14.3km
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相州アルプス(上)

【2013年12月15日(日):相州アルプス】
前々から気にはなっていたが、なかなか出かけるきっかけがつかめなかったのが、ここ相州アルプス。
高校の同窓生でつくるfacebook上の山岳部の仲間が「仏果山に行ってきました」と報告していたのを見て、やっとその気になった。

今回は電車で行く。
6:31新宿発の急行小田原行きに乗り、本厚木7:21着。
利用する、まつかげ台行きバスは、ネット検索では5番乗り場だったが、そこに止まっているバスは、行き先が違う。
運転手さんに聞くと、この時間帯は1番から出ると言う。危なかった。

下車予定のバス停は、「東谷戸入口」だが、半原行きとまつかげ台行きとではバス停の位置が異なり、まつかげ台行きの停留所は登山口から遠くなってしまうので、手前の「荻野神社入口」で下りる。7:57。330円。
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部活の練習試合に向かう中学生の集団も一緒に下りた。
こんな街中から歩き出すのは久しぶりだ。

国道412号を北進。
左手に大山(左端、1252m)や大山三峰(953m)が望める。
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あちらは、これから登る相州アルプス。
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今日も見事な冬型の気圧配置。快晴である。

左折する場所にある住友内科医院の前にベンチがあったので、ここで靴のひもを結び直し、準備体操。
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荻野川を横林橋で渡る。
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ここに手作りのこんなに細かい地図が掲げてあった。
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地元の里山を、こよなく愛している方々が作ったのだろう。

ここが本日の最低標高地点。80m。最高で747m(仏果山)まで登ることを考えると、立派な登山である。
体が温まってきたので、ダウンをゴアに着替える。

荻野川沿いの道は古くから開かれていたのか、路傍に石仏や石碑が多い。
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かつての大山道の一つ(吉野口道?)だったのかもしれない。

左手に大山がよく見える。
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まず登るのは右端に見える荻野高取山(522m)である。
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この山は昭文社の登山地図にはルートとして掲載されていないが、地形図には道の表記があり、ネットで調べると普通に歩けるようなので、アルプスの端から登ることにした。

左折すべき場所に、また丁寧な案内標識。
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実に几帳面である。

さらにこんな標識も。
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西山というのは相州アルプスのうち、荻野の里から西に見える経ヶ岳、華厳山、荻野高取山の三つの山の総称だという。

左折して住宅地を詰めていくと、いい雰囲気になってくる。
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そしてゴルフ場を突っ切る形になる。
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ゴルファーたちも朝は早い。

「西山を守る会」の指示通り、赤い橋を渡り、すぐ右折して、少し登ると、鳥獣対策の電気柵にぶちあたる。
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これを手動で開け、向こう側に入る。
今日はぽかぽかなので、ここでゴアも脱ぎ捨ててしまった。

柵の中が大平登山口と呼ばれるところ。
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ここで「荻野西山登山マップ」をゲットした。これがまた実に親切である。

さすが、登山地図に載っていない道だけあって、いきなり道なき道状態の急登。
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一度トラバースして谷を渡ると、まもなく尾根道をまた急登。
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里山はこれだからあなどれない。

登るにつれ、下界が見えてくる。
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その先で、新四国八十八箇所石仏群と呼ばれる石仏群が出現。
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なぜ相模が四国なのかは、よく分からない。

さらに急坂は続き、こんな難所も。
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クリアしたご褒美に、都心のビル群の眺望がプレゼントされる。
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スカイツリーや東京タワーもはっきりと分かる。

近景としてはまつかげ台の団地と鳶尾山(234m)。
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手前の内陸工業団地と、遠くに新宿の高層ビル群。
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なんと筑波山まで見えた。
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もうひと登りで発句石。
看板はあるが、石そのものが見当たらない。
どうやら、このロープをくぐって行かないと行けないらしい。
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ほんの少し下ると、目の前に広大な砕石現場が現れ
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その崖の上にぽつんと、発句石がたたずんでいた。
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「此山や この鶯に 人も居ず」と刻まれている。
地元、旧下荻野村の俳人・小林芹江(1756~1819年)がこの西山に遊んだ際に詠んだ句で、文化9年(1812年)に句碑が建立されると同時に、句集「うめこよミ」が刊行されたのだとか。
歴史上の人物というほどではないが、句碑が建てられるくらいだから、当時は地元の名士であったのだろう。

裏面には、近く七沢の石工だった二世つぶね(木村寿年)の句「老を鳴く鶯も居る若葉かな」が刻まれていた。
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もともと、この発句石は現在地から100mほど下った場所にあったが、昭和49年6月、相模興業の砕石作業及び記録的な豪雨のため、地盤がゆるんで転落。
それを同社が元の場所近くの市道に復元・保存していたが、さらなる同社の事業拡大のため、市道が廃止されることになったことから、平成19年に現在地に移されたそうである。

ここは砕石のおかげで3方の展望が開けている。
これは横浜。ランドマークタワーが確認できる。
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江の島が見えてきた~
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大山(右)と中央左が鐘ヶ嶽(561m)。
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大山(左)と三峰。
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登山道に戻って、高取山を目指す。
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正面に経ヶ岳(633m)。
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その右奥に連なるのは大岳山(1267m)や高尾山(599m)と思われる。
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10時前、ようやく高取山に到着。
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バス停から2時間もかかった。

ここの山名板もさっきの案内板と同じ人の手になるものと思われる。
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ここは写真だけ撮って通過する。
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見晴らしのいい日だまりハイキングである。

華厳山(602m)まではほとんど下らず、なだらかな快適な道。
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20分ほどで着いてしまった。
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ここで、休憩をとる。ホットココアで一息。

ここに危機感を募らせる掲示があった。
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今後30年間で、山が1.3kmにわたり、高さ200mも削られるのだそうだ。
さっきの相模興業の計画なのだろうか。
高取山より南は無名の山とは言え、地域の景観を台無しにしてしまうことは間違いない。
「西山を守る会」はそれを阻止するため活動しているようだ。
丁寧な案内は、多くの人に西山に親しんでもらい、多くの人に「この山をなくしてほしくない」と思ってほしいという気持ちの表れなのだろう。
とはいえ、世間も建築・土木資材は必要としているし、会社もつぶせない。
何かいい解決策があるといいのだが。

華厳山から少し先のヒオウギ広場からは、木々を透かして丹沢山(1567m)や丹沢三峰が望める。
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右手には、大厚木カントリークラブ(手前)と中津川カントリークラブ。
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このあたりの丘陵地帯は軒並みゴルフ場になっている。

華厳山からは標高差120mの下り。
荻野越えの鞍部で、猟師がたたずんでいるのを発見。
こちらには気づかなかったようだ。

経ヶ岳へは約150mの登り。
途中、「異種格闘木」と名付けられた木が。
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闘っているのか愛し合っているのか微妙だが、モミの木のお相手は誰だろう。

その先にはモミの木地蔵とやら。
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これは「西山を守る会」が平成24年に安置したもののようだ。

右手は関東平野。街の眺めというのも悪くないと思ってしまう。
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この日は、ここ経ヶ岳の登りで初めて登山者と会った。
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さあ、もう少し。
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11:12、華厳山からは30分ちょっとで経ヶ岳に到着した。
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ここからは丹沢連峰が目の前にどかんと立ちはだかっているのがよく分かる。
富士山はこの陰に隠れて見えない。

まずは全景。
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左から見ていきましょう。大山とその手前に三峰山(935m)。左奥は大山北尾根で西沢ノ頭(1094m)あたり。
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左奥は三ノ塔(1205m)、右へ烏尾山(1136m)、行者ヶ岳(1188m)と続く丹沢の表尾根。
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左端の塔ノ岳(1491m)から右へ日高(1461m)、竜ヶ馬場(1504m)、丹沢山へと続く丹沢主脈。
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左手前は辺室山(644m)。

これはなかなか難しいが、右の3つの突起のうち、真ん中に見えているのは丹沢最高峰、蛭ヶ岳(1673m)で間違いない。残る2つは丹沢三峰のうちの円山木ノ頭(左、1360m)と本間ノ頭(1345m)であろう。
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左のなだらかな山は丹沢山、その右は不動ノ峰(1614m)。

同定作業を楽しんだところで、早めの昼食。
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今日は、鮭のおにぎりと牛しぐれの稲荷。
温かいので、ゴアを着ないでも過ごせるくらいで、うなじが日焼けしそうだった。

同じベンチには無線をやっているおじさんがいた。
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何人かとつながって交信していたが、内容的には「経ヶ岳にいるよ」「聞こえましたよ」「ありがとう」の繰り返しだった。
素朴に何が面白いんだろうと思ってしまった。

30分ほどのんびりして出発。
わずかに下った場所に経石がある。
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経石とは、ここに弘法大師が経文を納めたことにちなむという。
(経石が経ヶ岳の由来にもなっている)
1569年に三増合戦で武田方に敗れた北条氏の落ち武者がやっとのことで、ここにたどり着き、ふもとの法論堂(おろんど)を見下ろすと、多くの槍が林立するのが見え、武田勢がもうそこまで迫っていると思った彼らは、もはやこれまでと相果てたという。
槍と思ったのは実は、収穫をおえたトウモロコシで、以来、この土地ではトウモロコシを栽培しなかったと伝えられているそうな。

(つづく)
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大高取山~鼻曲山(下)

【2014年2月9日(日):大高取山】
大高取山を下り、桂木観音で昼食を済ませた後、午後1時に天望峠に到着。
天望峠の先にも、たった1人だがトレースがある。
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「楽できる」という思いと、「なんとなくつまらない」という思いが交錯したが、なんとこの方、距離にして100mほど登ったところで引き返している。
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おいおい。
この日は道迷いの心配はあまりしなかったが、体力的な不安が頭をもたげた。
まあ、行くしかない。結局、この先、阿諏訪のゆず畑に出るまで、延々4kmのラッセルとなった。
当然のごとく湿った雪で重い。
最初は元気だからいいが、最後にはボディーブローのように効いてきた。
膝を痛めて、翌日は階段の上り下りができないほどになってしまった。
たかだか300~400m級の超低山だが、疲労度は2000m級だった。

天望峠から鼻曲山までの標高差は約200m。
基本的にはなだらかだが、最後に急登が待っている。
とにかく、ラッセルのリズムをつくる。
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雪が固かったり柔らかかったりせず、一定なのはありがたい。

右手には外秩父の峰々が木々の合間に透けて見える。
あれは、剣ヶ峰(876m)と天文台のある堂平山(876m)、左が笠山(837m)だ。
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新しい鉄塔からは奥武蔵が一望である。
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関八州見晴台。
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顔振峠。
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雪の急斜面は、キックステップをすれば、足をほぼ水平に置けるし、自分の好きな歩幅で登れるので、時間はそれなりにかかるが、あまり疲れない。
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ただ、勢いよくキックして木の根などを蹴りこむと痛いし、バランスも崩して疲れてしまう。痛し痒しだ。

それでも鼻曲山の最後はロープが頼り。
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2時ちょうどに登頂。447m。
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本日の最高地点である。
ここも木々のすき間から周辺の山が垣間見られる程度なので、ほぼ休まず通過。

少し先に西の眺望が開ける場所があった。
遠景は奥多摩の長沢背稜。
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左端は蕎麦粒山(1473m)、真ん中あたりのぼこぼこは三ツドッケ(1576m)か。

これは越上山(左、567m)と顔振峠(右、500m)。
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この先はしばらく岩場のヤセ尾根が続く。
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幕岩と呼ばれるあたりだろうか、慎重を要す場所だ。

鼻曲山からカイ立場まで15分くらいかと思ったが、30分もかかってしまった。
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随分長かった。
ここは、昨年1月、高校の同窓生4人で越上山に登った際に通過した場所だ。

今回は左に折れて、愛宕山経由で毛呂に下る。
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相変わらず、トレースはない。

下ってすぐ、目の前に鉄塔のあるはげ山が姿を現した。
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景色がよさそうだと思って登ってみたが、それほどでもなかった。
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これは私の足跡。
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さて、ここから正規ルートに戻らないといけないのだが、雪が積もっていてよく分からない。
斜面をまっすぐ下りて強行突破し、なんとかそれらしき道に出たのだが、200mくらい歩いただろうか。どうも地形がおかしい。
地図をよく見ると、なんと1本南の尾根を下っている。
このまま下っても、獅子ヶ滝経由で毛呂には下れるのだが、愛宕山にも足跡を付けておきたい。

ええい、戻ろう。
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さっきのはげ山の東をトラバースして、道でもない斜面を雪にまかせて登ってしまい、愛宕山ルートに出ることができた。ロスタイムは15分ほど。
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愛宕山(393m)の登り口は地形的にもはっきりしていたし、赤テープもあったので簡単。
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ちゃんと山名板があって、満足。
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ここからは都心が見える。
午後になって、さらに空気が澄んできた。
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スカイツリーは棒状のシルエットだけでなく、展望台も見分けがつくようになってきた。
下りは、このまま尾根道を進もうとすると、登山道と離れすぎるので、危険と考え、来た道を引き返して、正規の道に戻る。

さあ、その先も延々ラッセル。時折、ひざまで達することも。
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だんだん腰が痛くなってきた。

路傍の苔むした石仏も雪に埋もれている。
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しばらく行くと、尾根を切り通しで越える道との分岐に出る。
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何の標識もないので、直進せよということだろうと安直に考え、そのまま進んだが、またまた何かいやな予感がしてきた。
地図をみると、やはりさっきのところを左折して、小さな尾根を越えるのが正しい。
また戻る。ここは夏なら間違えないようになっているのかもしれないが、ぜひとも標識のほしい場所だ。

でもここでのロスは5分以内で済んだと思う。
愛宕山から30分、足をひきずって、やっと人里に下りてきた。
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ゆず畑である。
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ひとつちぎって食べてみた。
うっ、やはりゆずは、みかんのように食べるものではない。

舗装道路に出たので、チェーンをはずす。
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1日で随分解けたみたいだ。今日は気温が高かった。
しかし重い雪のラッセルを続けたせいで、腰に加えて膝も痛い。
普通に歩くにも、難儀するほどだ。

大行寺地蔵尊。
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庚申堂。
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車道に出てから駅までが1時間もかかり、さすがに疲れた。
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4時半すぎに到着して、電車は16:40発の高麗川行き。
まだ少し時間があるからと、ホームの待合所で2杯目のキャラメルを飲みながら、着替えを始めたら、電車が入線。飲み物のカップを手に、衣類やザックを抱え、あわてて車内へ。
ちょっと時間の目測を誤った。
次の高麗川で川越線に乗り換え、17:47本川越発の電車で帰宅。
膝が痛く、駅の階段の上り下りで手すりにつかまりながら。
こんなことになったのは、ズックで登山をしていた3年前以来のことだ。

とにかく重たい雪がどれほどきついかということを思い知った山行だった。
この調子では2日後の11日は晴れていても、どこにも出かけられまい。
(実際に出かけられなかった)

【行程】2014年2月9日(日)
新所沢=本川越~川越市=坂戸=越生(10:19)~高取山登山口(10:32)~高取山(10:48)~西山高取(11:12撮影11:16)~高取山(11:48撮影11:55)~桂木山(12:08)~桂木観音(12:17昼食12:35)~天望峠(13:00)~鼻曲山(14:00撮影14:05)~カイ立場(14:29)~愛宕山(15:03)~阿諏訪車道(15:33)~毛呂駅(16:32)=高麗川=川越~本川越=新所沢

※所要時間:6時間13分(歩行時間:5時間39分)
※登った山:6座(高取山、西山高取、大高取山、桂木山、鼻曲山、愛宕山)
※歩いた距離:13.5km


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大高取山~鼻曲山(上)

【2014年2月9日(日):大高取山】
前日は記録的な大雪。都心の積雪は27cmで45年ぶりだったとか。
所沢も30cmは積もっている。
こんな日に出かけるかどうか迷ったが、天気もいいことだし、新雪と戯れに近くの低山に出かけることにした。

前夜考えていたのは、宝登山~天狗山縦走。
でも西武線の芦ヶ久保~西武秩父間および秩父鉄道は大雪のため運行見合わせ。
西武線復旧の見込みは午後3時とのことで、当然、宝登山は断念。
ならばと、その手前の武蔵横手駅から天覚山~大高山という手も考えたが、越生駅から大高取山~鼻曲山というコースも捨てがたい。
結局、何が決め手になったのか自分でもよく分からないが、越生に行くことにした。

目が覚めたのは7時前。家を出たのが8時半頃。
朝から気温が高く、路面は雪が湿ってべちゃべちゃである。
家からスパッツを装着して出かけた。

ダウンを着て駅まで歩いていったら、汗をかいてしまった。
新所沢8:55発の本川越行きに乗る(実際は3分遅れで58分発)
東武川越市駅前のコンビニで、ポカリとおにぎり、パンを購入。

車窓は真っ白で、とても新鮮な風景である。
坂戸で越生線に乗り換えると、外秩父の山並みが見えた。
越生駅に着いたのは10:12。駅前からチェーンを履く。
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こんなことは初めてだ。

町の人はみんな雪かきをしている。
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今頃、新聞配達をしている人も。そもそも店着が大幅に遅れたのだろう。

昔ながらの地元の銘菓の店。
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ここは調べてみると大変な歴史があるらしい。
1464年というから室町時代のこと。医者・田代三喜が作ったのが始まりとされる。
当時は越生梅林で作った梅の蜜を原料にした医薬飴だった。今は蜂蜜味だそうである(食べたことがない)。
名前の由来は、江戸から品川宿まで1里の間を解けてなくならずに味わい続けることができたから、とのこと。以前はラジオでコマーシャルも流れていたらしい。
店構えからして、もうつぶれているのかと思った。失礼しました。

まずは越生神社で安全祈願。
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そのすぐ裏が登山口である。
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高取山までわずか300m。

すでにいくつか足跡があり、こんな大雪でも、もう人が出ているのかと、ややびっくり。
しかし、土と雪の接面はもう水で、びちゃびちゃ。
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歩きにくいことこの上ない。

登山口右手に階段があり、高取山山頂にある奥宮へ通じる道ではないかと、少し気になったが、安全策をとって足跡をたどる。DSC_9138_20140214063214684.jpg
足跡の一部は途中でスノーシューになった。
暖かいので、神社でゴアを脱いできたが、木に積もった雪が解けて、しずくがひっきりなしに落ちてくる。
ほとんど雨のような状態なので、再び着ることにした。

高取山と思われる山を巻き終わったあたりで、どこかピークに行ける道はないかと探してみると、こんな手書きの指示が。
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「ほらね」と思って、足跡のない雪の中を登っていく。
ものの2、3分で頂上に。標高は約170m。
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そこには越生神社の奥宮があり、下から階段が続いていた。
「やっぱりなあ」まあそれほど時間のロスはなかっただろう。

高取山には中世の山城跡がある。江戸時代の地誌「新編武蔵風土記稿」には「越生四郎左衛門屋敷跡」と記されており、四郎左衛門は「太平記」によれば、南朝の北畠顕家を討ち取った武将なのだそうだ。

さて、さっきの道に戻って、トレースをたどる。
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次のピークは西山高取。
途中、展望が開ける場所があり
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都心のビル群が遠望できた。
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スカイツリーがひときわ高いことが分かる。
東京タワーは、ほかの超高層ビルとそれほど高さが変わらないが、スカイツリーはすごい。
都心で見ると、そんなに高く感じないのだが。

西山高取(約265m)への登り口にははっきりした標識がなかったが、ピーク方面への踏み跡をたどってみる。
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すると、3分ほど到着。関東平野が一望だ。
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この白さはなかなか体験できない。

坂戸あたりの市街地。
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毛呂山の埼玉医科大付属病院。
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頂上自体はこんな感じ。
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この後、外人の親子3人がスノーシューで下ってきたのとすれ違う。
近くの里山でスノーシュー遊びとは、やはり外人らしい。

このあたりまで登って来ると、雪のびちゃびちゃ感はなくなってくるが、湿って重いことには違いない。積雪は感覚としては15~20cmというところか。
深いところは膝近くまであるが、ほとんどが足首の上くらいだ。
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西山高取から30分ほどで大高取山(376m)に到着。11:48。
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もうお昼にしていい時間だが、座れそうな場所もなければ、景色も全く見えない。

ここでは、facebook用の写真だけ撮って、早々に退散する。
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少し戻って、桂木観音へ向かう。
この道にもトレースがある。

登山地図にその名がある桂木山だが、山名標はなし。通過。
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ここからの下りは結構すべった。
雪と地面の接する層がほぼ水になっているので、チェーンでも全くグリップが効かないのだ。滑って尻もちをついたら、びしょびしょである。

大高取山から20分ほどで桂木観音に到着。
ここは行基が719年に開いたと伝わる古刹だ。
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まともに座れるところは、おそらくもうないだろうから、ここで昼食。
本堂前の階段に腰を下ろす。
ネスカフェの熱いキャラメルマキアート。これに合わせチョコデニッシュ、合わないけど五目いなり1個。
食事中、おじさん2人が下から登ってきて、大高取山方面へ。

こちらも15分ほどで立ち上がる。
正面から見たところを撮影しなければ。
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階段を下ると駐車場とトイレがある。
ちょうどいいので、利用させていただく。
景色もなかなかよい。
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単独のおじさんが天望峠方面から来て、「おお、こりゃこりゃ」と景色に感激していた。

天望峠へはアップダウンがいやなので、車道を行きたかったが、車道まで下るのも面倒なので、道標に誘われて、そのまま登山道を桂木峠方面に向かってしまった。
こんな道にもトレースがあって、びっくり。
この辺はゆずの里ということで、たくさんゆずが栽培されていた。
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一瞬、筑波山も見えて、うれしかった。
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今日は大雪のせいで車もあまり走っていないのだろう。空気が澄んでいる。

植林の間から見えたのは、外秩父・川木沢ノ頭(874m)のアンテナ群。
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観音様から25分ほどで天望峠(約260m)。
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林道と合流するが、まったく轍がない。
ということは車道を来た方がラッセルを強いられることになったわけで、山道を選択したことは結果的によかった。

(つづく)
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太郎山(下)

【2013年10月27日(日):太郎山】
剣ヶ峰から3分で小太郎山に到着。
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ここも眺望がすばらしい。

太郎山(左)と帝釈山(右)
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戦場ヶ原とその奥はるかに皇海山(2144m)が見える。
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日光の山を庭にしているSさんがいるので山座同定に苦労しない。

カメラの調子が悪く、望遠にすると色が霞んでしまうが、これは光徳牧場。
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白根山の方面は厚い雲の中。
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金精山(左、2244m)と温泉ヶ岳(2333m)は何とか頂上が見えるか。
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おお、温泉の方は見えた。
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お、金精も。
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う~~、日光白根山ももう少し~~~
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でも、ここまででした。

帝釈、小真名子、大真名子。
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おっと忘れるところだった。男体山。
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今年は、ぜひ登りたい。

こちらも青空が出てきた。
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そろそろ出発することにしよう。
山王帽子山へのコルまで標高差400mの下りだ。
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正面に、山王帽子が見えた。
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あとは樹林帯の中。
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鳥の鳴き声がして、Sさんが同定を試みていた。
カケスとルリビタキが鳴いているらしい。
音感ゼロの私には、さっぱり覚えられない。
Sさんはかつて分厚い鳥類図鑑や植物図鑑も背負って山歩きをしていたらしいが、もうしていないという。
「重たいから」と言っていたが、もう覚えてしまったからだろう。

標高1919mのコルを通過。
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太郎山(左)、小太郎山(右)を振り返る。
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ここからは150mほどの登り返しで山頂。
最初の100mは急登だが、その先はだらだらだ。
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再び太郎と小太郎。
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富士山をずんぐりさせたような男体山。
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12:10、山王帽子山(2077m)に到着。
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ここで昼食とする。
吾輩はコンビニおにぎりだが、Sさんはストーブを出して、そばをゆで始めた。
温まりそうだが、不安定な場所に置いていたので、なんとストーブが倒れ、お湯もそばも全部、土の上にまかしてしまった(←北海道方言)
しかし、めげないSさんはそばの土をほろって(←これも方言)、ゆで直して食べた。
「まだ固かったから、そんなに土ついてなかったさ~」と平気な顔だった。

でも、そばだけでは足りなかったのか、パンをかじりながら出発。
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おちゃめである。

ここから340mほどの下り。
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ササ原の中を行く。

35分ほどで車道に出た。
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おしっこしているのは、Sさんではありません。

ここから少し北に歩くと、林道の山王峠(1730m)。
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於呂倶羅山(2020m)が正面に見える。
ここから西へ進むと切込湖、刈込湖。まだ時間も早いし、そっちまで行きたい気もするが、そうすると車のあるところまで戻ってくるのが大変なので、もちろん行かない。

歩道の山王峠に向かう。ここからは整備された遊歩道である。
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しばらく木道が続く。
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左手には今登ってきた山王帽子山。
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男体山も。
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頂上は本当に平らである。
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カラマツ林の向こうに大真名子山のピークが見える。
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13:14、山王峠。
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ここからは、なだらかな下り。
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下界に下りてくるにつれ、紅葉が目立ち始める。
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もう間もなく光徳牧場。
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ここは絶好のハイキングコースだ。
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はい、着きました。
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ソフトクリームが食べたいが、とりあえず止めておく。

2時過ぎに駐車場に到着して、ほぼ6時間の山行を終了。
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実は日光の山を本格的に歩いたのは初めてだった。
今年はもう少し通いたいなと思っている。

さて、とにかく風呂だ。ここはすぐ近くに湯元温泉がある。
素通りするわけにはいかない。
Sさんの案内で、湯の家旅館へ。
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かなり強い硫黄泉で温泉らしい温泉だった。

さあ、紅葉シーズンの日光と言えば、お約束なのが大渋滞。
中禅寺湖畔の二荒山神社前あたりから、早くも滞り始めた。
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しかし、いろは坂にかかるとわりとスムースに流れるようになり、暗くなる前にSさんお薦めの餃子店「正嗣」に着いた。
ここは他のおかずも御飯もビールもないという、超専門店。
人気の店で持ち帰りのお客さんも次から次へと訪れる。
当方は焼き餃子2人前、水餃子を1人前注文。
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食べきれず、残したものは箱に詰めてもらって持って帰った。

東北道もかなり渋滞して難儀したが、日光の山と湯、宇都宮の餃子を友と堪能した幸せな1日だった。

【行程】2013・10・27(日)
太郎山林道出合・登山口(8:15)~花畑(9:52)~太郎山(10:11撮影・休憩10:31)~小太郎山(10:55撮影11:04)~コル(11:44)~山王帽子山(12:10昼食12:31)~車道山王峠(13:06)~山王峠(13:14)~光徳駐車場(14:05)

※所要時間:5時間50分(歩行5時間)=コースタイム6時間10分
※登った山:3座(太郎山、小太郎山、山王帽子山)
※歩いた距離:8.4km


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太郎山(上)

【2013年10月27日(日):太郎山】
今回は高校の後輩で栃木在住のSさんと湯元温泉から日光白根山(2578m)に登る計画を立てた。
夏に白根山に登った時は真っ白で何も見えなかったので、そのリベンジである。

もう忘れてしまったが、朝は4時に家を出たはず。
所沢ICから外環経由で東北道に出ようと思っていたのに、方角的には北だというイメージがあったので、つい高崎方面に乗ってしまった。
すぐ失敗に気づいたがあとの祭り。
とにかく川越で下り、下の道でどこか東北道のICを目指す。
しかし、埼玉の地図は持っていないし、真っ暗で何も分からない。
結局、標識と頭の中にあるあいまいな地図を頼りに、久喜ICから乗ることができた。
時間はそれほどロスにならなかったし、高速代も少し浮いたので、よしとしよう。

夜が白々と明けてきた栃木ICあたりから、ものすごい霧に。
視界は100~200mしかなくスピードが全然出せない。
しかし、それを抜けると素晴らしい青空が広がった。
右手には筑波山のシルエットが美しい曲線を描いている。

湯元温泉に8時集合の約束だった気がする。
6時半ごろ、今市近辺を走行中、Sさんからfacebookメッセージが入り、「今、宇都宮インターあたり」とのこと。こちらの方が少し先行しているようだ。

いろは坂は紅葉真っ盛り。もう終わりかけかと思っていたが、やはり温暖化の影響か、紅葉は全国的に遅くなっている。
中禅寺湖を横目に戦場ヶ原に出ると、なんと日光白根山は雲の中。
あれは明らかに雪が降っている。
この日は、今シーズン最初の本格的な冬型の気圧配置になった。
丹沢や山梨なら文句のない快晴だったのに、わざわざ日本海側との接点に来てしまった。

とにかく白根山は無理なので、急遽予定を変更し、少し手前の太郎山(2368m)にしたいとメッセージで提案。光徳牧場駐車場で待機する。
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志津林道から太郎山、山王帽子山(2077m)を縦走し、山王峠から光徳牧場に下りてくる周回コース。コースタイムは6時間10分である。

まもなくSさんも到着。彼は前夜、栃木山岳会の宴会でしこたま飲んだとのこと。
元気である。あいさつもそこそこに、彼の車で太郎山の登山口、登山地図で言うところの「林道出合」(1650m)に向かう。
林道からは時折、大真名子山(2375m)、小真名子山(2323m)を望むことができた。

8時過ぎに登山口に到着。
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堰堤の前に車を駐める。
このあたりの天気は晴れたり、曇ったりだが、幸いガスがかかったりはしていない。

軽く体操をして、8:15出発。
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最初から結構な急斜面。紅葉の向こうに男体山(2486m)が見える。
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このような道を登っていく。
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途中、Sさんが○んこをしてくると言って茂みの中へ。
昨夜の深酒が効いているようだ。
でも、ものの5分で戦線復帰。さすがに山男はすることが素早い。

なんと今朝雪が降ったようだ。
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まだ紅葉の時期なのに、選んで冬にやってきてしまった。

展望が開けると、大真名子(左)と男体山(右)が大きい。
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相変わらずなかなかハードな登りである。
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わあ、帝釈山(2455m)は霧氷が付いている。その後ろの女峰山(2483m)はガスの中だ。
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戦場ヶ原と中禅寺湖。
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露岩帯を登るSさん。なかなか様になっている。
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大真名子(左)と小間名子(右)。
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男体山。
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こちらも、しっかりと雪化粧している。
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崩落地形の「新薙」の頂部をトラバースする。
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なかなか恐ろしげなところだ。

新薙を上から見下ろした図。
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見上げた図。
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振り返ると、右から大真名子、小真名子、帝釈山が並んでいる。
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まもなく、「花畑」と呼ばれる場所。
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山頂直下の湿原だが、今やお花は期待できないのだという。

この季節は完全に霜の世界。
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霧氷も美しい。
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水の流れは凍っており、その上を歩くこともできる。
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ここで、老夫婦とすれ違う。
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太郎山ピストンのようだ。

自然の造形美。
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平地で一息ついたところで、最後のひと登り。
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花畑の外輪山。
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日が差して、霧氷が輝く。
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10:11、太郎山に登頂。
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すっかり雪景色。
日本海側と太平洋側、秋と冬の境目に来てしまったことを実感。
冬を先取りしてしまった。
温かいココアで体が冷えないように。

真南にそびえる男体山は頂上にガスが出てきた。
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あちらは小太郎山(2328m)。
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手前の谷の紅葉。
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山王林道の紅葉。
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尾瀬方面の山。
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右が鬼怒沼山(2141m)で左が黒岩山(2163m)だろうか。
20分ほど休んで出発。

小太郎山へ向かう稜線は北斜面が霧氷で真っ白。
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ヤセ尾根を行く。
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この尾根は一部、花畑の外輪山だった。
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小太郎山が正面に迫ってきた。
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見事なエビのしっぽ。
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太郎山を振り返る。
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小太郎山はもうすぐそこ。
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その手前にある尖った岩に注目。
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そこはナイフリッジのような難所だったのだが
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なんとピークの名前が付いていたのである。
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「剣ヶ峰」かあ。普通なら飛び上がって喜ぶのだが、あまりに小太郎山と近すぎる。
ここはグッとこらえて、「登った山」には数えないことにした。

(つづく)

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越前岳

【2014年2月1日(土):越前岳】
この日は今年初めて複数での山行。
高校の同級生O君はこの日夜6時から地元青年団の宴会があるというので、裾野市在住の彼の庭である愛鷹山系の越前岳(1504m)に登ることにした。
ここは3年前の10月に登ったことがあるのだが、その時はあいにくの曇で富士山が全く見えなかった。今回はリベンジということになる。

前夜は飲みにも行かず、早めに布団に入ったのだが、夜10時からのBSフジ「山においでよ」を見てしまったのがいけなかった。
興奮してしまったのか、眠れなくなってしまったのだ。
お嬢様キャラの新人お笑い芸人たかまつななが、竹内敬一さんの指導で八ヶ岳に登るという内容で、これがなかなか面白かった。

というわけで眠りについたのは1時過ぎていたような気もする。
5時に起床したので、4時間しか寝ていない。それでも頑張って5:16に出発した。
待ち合わせは裾野市の須山小学校に8時。
東名は渋滞しそうなので、中央道経由で行く。

上野原あたりでだんだん明るくなってきたのだが、どうも空がすっきり青くならない。
籠坂トンネルを抜けたところで、日の出を迎えたが、箱根・伊豆方面が霞んでいる。
もしかして、これは中国の春節で夥しい数の爆竹や花火が打ち上げられたことによるPM2.5の仕業ではないかと直感。
富士山も至近距離になるのに、なんとなく霞んでいたのは残念だった。

それはともかく、またまた、もよおしてきた。
最近は登山口近くになると決まってこうなる。
体のリズムが安定してきたのだろうか。
だったらうれしいが、とにかく便所を探さなければ。
おっと国道486号沿いに24時間営業のマックスバリューを発見。
便座の温かいトイレでぬくぬくと用を済ますことができた。

途中、富士山山麓で車を止め、愛鷹連峰や富士山を撮影。
やはり何となくもやっている。
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左が前岳、右が越前岳。両方とも頂上に雲がかかっている。消えてくれますよう。

こちらは黄金色の草原の上に顔を出す富士山。
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右の黒いのが黒岳(1087m)。
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あれは金時山(左)とアンテナのある丸岳。
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須山小学校に30分早く、7時半過ぎに着いてしまった。
でも、あらかじめに「早く着いちゃいそう」とO君にメールしてあったので、彼も早めに来てくれた。
こちらは靴を履いたり、パッキングしたりしていたので、ほとんど待たずに済んだ。

まずは車をデポしに黒岳のふもとの山神社へ。
前回はここから割石峠に向かって登ったのだった。
ここにはO君の車を置いて、私の車で勢子辻の登山口へ。

途中、富士こどもの国からの富士山は絶景だった。
十里木からは越前岳へは登っていく、カヤトの道も左手に見えた。
あの道は、ものすごく景色がいいだろう。

登山口への入口を探しつつ、そば屋の手前から林道勢子辻線に入る。
越前岳方面と高場所方面に向かう道の分岐で、両方の道にゲートあり。
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ここから歩くことになる。
ところが、この期に及んで、越前岳へ行くルートについて、O君のとの間で認識の違いがあったことが判明。彼は越前岳の東尾根を直接登っていくつもりでいたようだが、私は呼子岳分岐から東に延びる尾根を登るつもりでいた。
結局、また車で移動するのも面倒なので、私の希望通りここから高場所経由で登ることにしてもらった。

すこし舗装の林道を歩くと、越前岳の東尾根の陰から富士山が姿を現した。
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やはり山梨県側と違って、静岡側は黒い部分が多い。
でも基本的に順光なのはうらやましい。

ほんの5分ほどで登山口。
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ここから尾根まできっちり直登、標高差は250mほどある。
暗い植林の中をひたすら登る。
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上の方は笹となる。
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30分ほどのアルバイトで稜線に乗り、千束からの登山道にぶつかる。
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ここを左折。しばらくはなだらかな道だ。
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時折、左手に富士山が顔を出す。
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宝永火口が迫力満点。

尾根歩き25分ほどで高場所(1176m)と呼ばれるピークに着く。
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ここからも富士山が望める。
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道標の柱に書かれた「高場所」の文字は剥がれてしまっていたので、その横に「高場所」と書いた小さく杭が打たれていた。
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ここから見る、どアップの富士山。
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O君定番の干し芋をいただき、出発。

ここからは少し傾斜も急になる。
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木々の向こうに越前岳の雄姿。
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あちらは呼子岳から西に延びる稜線にある大岳(1262m)。
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呼子から大岳までの道は廃道になってしまったようで、登山地図にも線が引かれていない。

高場所からの登りの途中で、雪が固くしまった場所が出現し、アイゼン装着。
私は6本爪を持ってきたが、O君は4本爪。
4本では接地面が少ないので、足の付き方によってはスリップしやすい。O君も苦労していた。
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高場所から45分ほどで、呼子岳への分岐に到着。
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ここはちょっとしたピークになっており、わりと景色がいい。
これは大岳。向こうには駿河湾。霞んでいる。
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これは呼子岳かな。
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越前岳と富士山のコラボ。
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呼子岳へ寄り道はせず、真っすぐ越前へ向かう。
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南斜面は雪が解けているが、北斜面はアイスバーンになっているところが多い。

振り返ると位牌岳(1458m)が見えた。
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高場所から千束への稜線。
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鋸岳の牙。
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分岐から40分ほどで頂上に到着。朝は雲がかかっていたが、もう完全に消えている。
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地面は霜が解けて、どろどろ状態。
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十里木の駐車場にたくさん車があったので、頂上には結構な数の人がいるんじゃないかと想像していたが、3人しかいなかった。

頂上からの富士山は立木の上に覗いている感じ。
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看板と一緒に写すこともできる。
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ベンチに座って、しばし休憩。
ご夫婦に写真を撮ってもらい、Facebookに投稿しようとしたが、電波状態が悪く断念。
この下の富士見台で送信した。
南アルプスや伊豆を遠望したかったが、PM2.5のため見ることができなかった。
中国もちゃんと大気汚染対策をやってほしいものだ。
20分ほどの休憩で出発。

この先は北斜面が多く、雪がしっかり積もっている。
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途中、富士山の見えるスポットから。
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山梨県側と違って、裾野が広い。

このパッチワークは何だろう。
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大きくえぐれた宝永火口。
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頂上から20分ほど下ると、昭和13年に発行された50銭紙幣の図案に採用された富士山の撮影ポイント「富士見台」に出る。撮影は、富士山の写真に一生を捧げた岡田紅陽。
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紙幣はこれ。
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ここに測量用と思しき脚立が置いてあり、その上に登って写真を撮らせてもらった。
十里木公園の別荘地村がすごかった。
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さて、飯だ飯。
こちらもカップ麺を用意して来たのだが、O君の棒ラーメンが2人分あるということで、ご相伴にあずかることに。
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私が持っていったテルモスのお湯を使ったので、あっという間に沸いた。
やはり、カップ麺とは違う。かなりうまかった。

食事中にもどんどん人が登ってきた。
最初のカップルは上は混んでいたかと聞く。
「私がいた頃は3人しかいなかったが、その後3組くらい登っていったので、それなりにいると思います。たぶんベンチには座れないでしょう」と答える。
高齢の3人組みには、脚立から写真を撮ってあげた。
帰りがけに10人くらいのグループが来て、銀マットを広げ始めた。
昼食にするようだ。一緒にならなくてよかった。

路面は相変わらず悪い。0君は歩きにくそう。
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途中、鋸岳が見えるポイントあり。
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左は位牌岳である。

さらに下ると、鋸岳展望所がある。
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鋭い針が並んでいる。ザイルなしで行けるところなのだろうか。

こちらは位牌岳(右)と前岳(左)
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ほとんどまわりに雪がなくなってきたあたりでアイゼンをはずす。
古い登山道は溝状になって、ぬかるみそうなので、新しい道はそれをはずしている。
ところどころ、踏み跡が拡散するが、溝に沿って下れば、あまり問題なかった。
しかし、溝の延びている方向と、白いペンキの印が別方向になったので、「あれ?」と立ち止まっていたら、後ろから来たO君がどんどん溝の方向に行ってしまう。
彼は道を知っているんだ、と思って付いていったが、やはりどうもおかしい。
踏み跡言えるようなものが全くなくなってしまったのだ。
下草もないので、そのまま下ることはできるのだが、「ちょっと、ストップ」と叫んで、GPSを確認してみると、やはり登山道とは違う尾根を下りている。

間違えて下ってしまったのは標高差で20m程度なので、実害は少ない。
そのまま等高線沿いにトラバースしたら、そこに踏み跡があって、ははあ、他にも結構間違える人がいるんだなあ、これはその人たちが軌道修正に使ったものだな、と想像する。
O君も「なんか変だなあと思い始めてたんだ。あのまま行っていたらクレー射撃場に行くところだった」と笑っていた。

正しい道を気持ちよく下っていると、まもなく富士見峠(960m)。
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切り株に腰を下ろしてしばし休憩。
ここを真っすぐ行くと黒岳なのだが、「もういいね」ということで、右折して下山。
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前回来た時は、頂上からここまでの下りがとても長く感じたが、2人で歩くとあっという間だった。

峠から少し下ったところに愛鷹山荘という小さな山小屋がある。
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前に来た時、中を覗かせてもらった。来るとしたら、立地から言っても、何人かの仲間と酒を飲みながら、という形になるだろう。

前には気づかなかったのだが、こんなものを見つけた。
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ここにはかつて須山荘という60人収容の山小屋があったと読み取れる。
本棟や管理棟に加えて、湯殿まであったのだろうか。
その柱の1本が保存されているということのようだ。
ネットで「須山荘」を検索してみたが、何も出てこなかった。

さて、この先はひたすら下るのみ。
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落石用心の場所(120m区間)を通過。ついでに「火の用心」とまで書いてある。
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確かに石がゴロゴロしている。
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だいぶ下まで下ってきた。結構大きな堰堤。
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山神社まで来ると、もう駐車場はすぐそこ。
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無事下ってきたお礼を込めて参拝。

これが登り口。
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松永塚というのは、昭和3年にここで遭難死した静岡商業の学生・松永敏男氏を追悼して建立されたものである。
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説明板によると、この悲劇を二度と繰り返すまいと、登山道を切り開いたのが御殿場実業の学生6人だった。
彼らの業績も顕彰し、登山者の安全を祈願して、平成14年に建てたとのことだ。
さて、これにて5時間半にわたる山行は終了。無事リベンジを果たすことができた。

この後はO君の車で、高場所登山口に戻り、私のミニパジェロを回収。
ただ券があるというヘルシーパーク裾野へ向かう。
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ここの「すその美人の湯」は湯船から富士山が見える。
のんびり露天風呂につかり、再会を約して、帰途についた。

これはヘルシーパーク駐車場からの富士山。
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帰りは、めずらしく中央道も全く渋滞なしで、6時すぎには帰宅できた。
睡眠不足だったが、運転中眠くならずに済んだのも助かった。

【行程】2014年2月1日(土)
高場所登山口(8:23)~稜線(8:56)~高場所(9:20休憩9:24)~高場所分岐(10:11)~越前岳(10:52休憩11:12)~富士見台(11:29昼食12:11)~鋸岳展望台(12:39)~富士見峠(13:08休憩13:16)~山神社登山口(13:47)

※所要時間:5時間24分(歩行時間:4時間10分)
※登った山:2座(うち新規1座:高場所)+越前岳
※歩いた距離:7.6km

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妙法ヶ岳~藻琴ヶ峰(下)

【2013年12月7日(土):妙法ヶ岳】
妙法ヶ岳(1329m)からの眺望も申し分ない。
南には長沢背稜を遠望。
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これから向かう藻琴ヶ峰(1523m)。
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雄大な和名倉山(2036m)の稜線。
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上州国境の山々。
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左から三ツ山(1949m)、飛龍山(2077m)、大常木山(1962m)、竜喰山(2012m)へと続くスカイライン。
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あそこもいずれ縦走しなくてはと思っている。

撮影を終えて、昼食を食べていると、60代の男2人組みがやってきた。
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登山の格好ではなかったが、祈祷を始めたので信仰関係の人かもしれない。

続いて到着した単独のおばさんが不気味だった。
ものすごく息が荒い上に、参拝の際にわけのわからない言葉を発していた。
こちらが挨拶しても無視。外国人ではなさそうなのだが。

そのおばさんを追うようにして出発。
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15分ほどで、分岐の東屋まで戻ってきた。
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ここで左折。15分ほどで本道に合流する。

またしばらくなだらかな道だ。
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ここで2人の若者(男)に抜かれる。少しペースを上げて歩いたが追いつかなかった。

炭焼平の炭焼き窯跡を12:52通過。
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1400m地点は13:01に通過。
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このあたりから勾配がきつくなってくる。

眼下に大血川の集落。
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はるか関東平野も遠望できる。
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1400m地点から15分ほどで地蔵峠(約1500m)。
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ここには小さなお地蔵様がたたずんでいる。
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すぐ先に1523mの三角点があり、ここからの眺めがまた格別。
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左奥が両神山。

手前の右端が妙法ヶ岳。両神山の右に連なるのが、赤久縄山(1522m)や西御荷鉾山(1286m)などの峰々。
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両神山どアップ。
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一段と近づいた和名倉山。
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三峰の集落(手前)と秩父湖の北岸にある寺井の集落。
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改めて、三峰山への尾根筋と妙法ヶ岳への稜線。
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ここからこぶを一つ越えて、ひと登りで藻琴ヶ峰。
休憩舎の手前にトイレがあるので、用足し。
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本当のピークはこのトイレの奥にあるので、一応ちょっぴりやぶをこいで、頂上に足跡を残す。
これが頂上。
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秩父宮夫妻のレリーフを横目に、休憩舎に到着。13:31.
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秩父宮雍仁殿下が妃殿下と連れだって昭和8年に奥秩父を歩かれたおり、燕岩と呼ばれていたこのピークを「藻琴ヶ峰」と命名された。
その殿下が昭和28年に亡くなり、29年に妃殿下ご臨席のもとレリーフが除幕された。
妃殿下のレリーフはご薨去5年後の平成12年に隣に作られたものだ。

こんなシーズンオフだが、管理人がいるようだ。
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「こんにちは~」と声をかけて中に入る。
すると、奥からおじさんが出てきて、しばし雑談。
冬は連休のみ営業とのこと。「毎週来たいけど、やぼ用がね」
秩父からの通いで、三峯神社からは歩き。荷揚げは全て自分が歩荷するとのこと。
今日も水を上げたが、駐車場から1時間ちょっとだったという。
それは大変と、普段は飲まないコーヒーを注文。300円。
砂糖もミルクも付かず、「ください」とは気が小さくて言えなかったので、ブラックで飲む。

ただの休憩所かと思っていたら、素泊まりだが宿泊ができるとのこと。
ストーブのある土間の談話室みたいな部屋を開放している。1泊3000円。
以前、そのストーブで焼肉をしていった人がいたそうで、油がこびりついて大変だったとぼやいていた。
「ストーブを真っ赤になるまで焚かないと油が溶けなくて、焚く度に焼肉の匂いになるんで参りましたよ」
皆さん、人の家を汚したまま帰ってはいけませんよ。

こちらがどういうルートで来たか説明すると、
「そういえば、今朝、国道を歩いている人を見たなあ」
「それは何時頃ですか」
「7時半くらいかな」
「ああ、それは多分私です」
「だったら、大輪まで乗せてあげればよかった」
「いえいえ」
「妙法ヶ岳も寄って来たんでしょ、足早いね」
「いや今日は抜かれてばかりです」
なんて調子。
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聞くところによると、この避難小屋は県の所有。運営は秩父市に委託して、実際は雲取山荘が請け負っているらしい。おじさんは雲取山荘に雇われているわけだ。
「今朝は正面に白馬が見えたよ。手前の山がまだ雪がついていない時に見ると、白く光ってとてもきれい」「両神山の右に見えるのは浅間山。その右の緩やかな三角は赤久縄山。そのさらに右に御荷鉾山。左が切れ落ちている山は秩父御岳山」と教えてくれた。
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今回、浅間山は頂上が雲に隠れているが、前回来た時はよく見えた。

これが赤久縄山(1522m)。
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手術後のリハビリ登山で登った山だ。

こちらは三峯神社界隈。
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そちら方面の全景。
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さて随分長話をしてしまった。もう午後2時だ。急いで下らなくては。
まずは地蔵峠まで戻る。
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ここを右折して、大陽寺方面に下る。

道がいいので小走りである。
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途中にあったベンチ。
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なかなかいい雰囲気だが通過。

もうひとつ休憩所を過ぎる。
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この先は植林林に入って、一気に暗くなる。
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林道を横断してさらに下る。
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岩に苔むした道を進む。
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水場のあるところまで下りてくると、斜面の上の方でガサガサする音が聞こえた。
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クマか、シカか・・・しばらく様子を見たが、その後音は聞こえず。
風か鳥と判断。
さらに下る。
地蔵峠から大陽寺まで標高差700mの下りだけに、かなりきつい。

50分くらい下って、やっと寺の赤いトタン屋根が見えてきた。
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ここはいろいろと由緒ある文化財があるようだが、今回は外観を愛でるだけにする。
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賽銭箱はミツウロコ。
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ここは北条氏の流れをくむのか。
沿革によると、嵯峨天皇の第3皇子仏国国師が1313年に開基したという。
当初は「袋養寺」と書いたらしい。東国の女人高野と呼ばれ、三峰山など女人禁制の山が多かった江戸時代には、三峯神社に劣らぬ賑わいを見せたとか。
今はかなりさびれている。

子宝が授かるという子宝石。
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正面に見えるのは榊山(1181m)。
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ここから国道まで5.6km。登山口の大日向まではさらに標高差200m下らなくてはならない。
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沿道には道しるべのように13の石仏が一定の間隔を空けて並んでいる。
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やっと林道が見えてきた。
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まもなく登山口。
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下りてきたところは大血川渓流観光釣場。
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今日は営業していないようだ。
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渓流は結構美しい。
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紅葉の時期は見事だろう。

林道は渓流に沿って続く。
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沿道の土蔵。
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車道歩きは4.5km。車通りが意外に多いのにびっくりした。

途中、旧道を覗く。
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九十九神社の近くにあった庚申塔。
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秩父源流水のボトル詰め工場があった。
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石灰岩の採石現場の跡地?
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というわけで、国道140号まで戻ってきた。
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日の出から日の入りまで9時間以上かけて18kmも歩いた。
歴史散歩も味わえて、充実の山旅であった。

立ち寄り湯は、大滝温泉は避けて、秩父まで戻り、丸山鉱泉へ。
すっかり暗くなっていたので、道案内に沿って行ったら、丸山から下りてきた時に見た記憶がある旅館だった。
800円はちょっと高かったが、のんびりと汗を流せた。
あとは渋滞なしで7:15帰宅。よく歩いた1日だった。

【行程】2013年12月7日(土)
大陽寺入口(7:08)~大達原(7:26トイレ7:40)~大輪(7:57)~山麓駅跡(8:09)~清浄の滝(8:42)~薬師堂跡(9:05)~奥宮遥拝所(10:05)~三峯神社(10:26撮影10:41)~雲取山登山口(10:48)~奥宮分岐(11:07)~奥宮東屋(11:31)~奥宮(11:49昼食12:17)~奥宮東屋(12:32)~奥宮分岐(12:46)~地蔵峠(13:15)~霧藻ヶ峰(13:31休憩13:58)~林道交差点(14:27)~大陽寺(14:53)~大血川渓流観光釣場(15:25)~大陽寺入口(16:26)

※所要時間:9時間18分(歩行時間:7時間54分)=コースタイム:8時間55分
※登った山:2座(新規:妙法ヶ岳)+藻琴ヶ峰
※歩いた距離:18.6km

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妙法ヶ岳~藻琴ヶ峰(上)

【2013年12月7日(土):妙法ヶ岳】
三峰山から雲取山に向かうと、左に妙法ヶ岳(1329m)という山がある。
これが随分前から気になっていたので、行ってみることにした。
三峯神社まで車で行くと、周回コースがとれなくなるので、かつてロープウエーがあった大輪の三峰山登山口から、ちゃんと登る。
妙法ヶ岳からはもうひと踏ん張りして、藻琴ヶ峰(1523m)まで登り、ちょっと引き返して地蔵峠から大陽寺に下るコースである。
車道歩きが長くなるが、地形図に歩いた道をマークするようになってからは、線を引く長さが増える喜びがあるので、あまり気にならなくなった。

4:55に起床、5:20出発。
国道140号の大陽寺入口には7:00到着。
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距離は自宅から68km。やはり秩父は近い。
ここに駐車スペースがあることは、奥秩父主脈を縦走した帰りに確認しておいた。

軽く体操をして、7:08に出発。
あのとんがりが目指す妙法ヶ岳だ。
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もうあちらには陽が当たっている。

大輪まで国道を歩く。
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休日の早朝だが、比較的車は多い。

途中もよおしてきて、困ったなあと思っていたら、おあつらえ向きに大達原バス停のところに立派な公衆トイレがあった。
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もちろん飛び込む。洋式でありがたい。
しかし電気がつかない。
腰を据えて取り組んでいると、外で車が止まる音がして、1人駆け込んできた。
案の定、ノックもせずに、ドアを開けようとする。
「入ってますよ」
と言うと、何も言わずに去っていった。
まさか、こんな場所のこんな時間に先客がいるとは思ってないだろうから、さぞびっくりしたろう。
それにしても、男はノックをしない。情けない限りである。

すっきりしたところで再び歩き始める。
眼下には荒川の渓流を見下ろすことができる。
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大輪の集落に着くと、「憂国の士 磯田正則君の像」があった。
戦前の旧大滝村村長で「埼玉の奇傑」と呼ばれた人らしい。

トイレタイムを含め50分ほどで三峯神社の鳥居に到着。
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ここには以前、三峰山ロープウエーの廃墟を見学に来たことがある。
結局ロープウエーには乗れず終いだった。残念だ。

この参道もロープウエーが営業している頃はそれなりに賑わっていたのだろうが、もうひっそりしている。
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登竜橋で荒川を渡る。
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ここから頂上まで52丁。
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ロープウエーの山麓駅跡までの参道には、関東各地の講が奉納した石碑が並ぶ。
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以前訪ねた時は残っていた山麓駅の駅舎はすっかり撤去され、もう基礎しか残っていなかった。
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ここからは登山道になる。
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三峯神社まで3.2km、2時間と道標にある。

向かいの崖に縄文時代草創期以来の住居跡である神庭洞窟が望めた。
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登山道は三峯神社の表参道と呼ばれるコース。いにしえより歩かれた道なので、勾配もゆるやかなつづら折れに築いてあり、歩きやすい。
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周辺は深い森だが、すっかり葉が落ちて、わりと見通しはよい。
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ところどころに丁目石も残っている。
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これは14丁目を示す石で、「日光道中杉戸宿組 油屋仲間中」とある。
杉戸宿は埼玉県杉戸町。日光道中の江戸から5番目の宿場町だ。

山麓駅跡から30分ほど歩くと、清浄の滝に着く。
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傍らには清浄宮。
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休憩舎もあったが通過する。
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この先、やや傾斜が急になる。

ほぼ中間地点に、薬師堂跡という場所がある。
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かつて参詣者の休憩所だったところで、宿も兼ねていた。

1772年に宿泊者が3000人に達したことを記念した「施宿供養塔」も建てられた。
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向かって右が3000人記念で、左は1000人記念のものである。

ここから正面に妙法ヶ岳が望める。
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9:04になって、やっと太陽を拝めた。

太陽が昇って、道も一気に明るくなった。
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登るにつれ、秩父方面の展望が開けてきた。
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頂上が近づいてくると、1軒の民家が姿を現した。
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表札には宮澤岩雄とある。調べてみたら、もう鬼籍に入っているが、三峰神社の宮司を務めた方であった。
亡くなったのは平成14年頃のようなので、それ以来、ここには誰もお住まいではないのだろうか。
10年以上放置されているにしては、荒れていない。
定期的に神社が清掃などをしているのかもしれない。

薬師堂跡から1時間で、奥宮遥拝所に到着。10:05。
結局ここまで誰にも会わなかった。
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ここからは秩父方面が一望である。
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少しアップにしてみよう。
これは山肌にへばりつく大達原の集落。
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秩父市街と大霧山(767m)。
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中央左は宝登山(497m)、その右奥は釜伏山(582m)。
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ひと通り、眺望を堪能したところで、神社側に一旦下る。
これは随身門。
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表参道から登ってきた参拝者が通る表門にあたる。約200年前の建造だ。

この門をくぐると、古い警察官の巡視所みたいな建物があった。
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本殿に向かう前に寄り道。日本武尊の銅像を見学する。
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三峯神社は日本武尊が1900年ほど前、東国の平和を祈念し、国産みの神を祀ったのが始まりとされる。
三峰とは神社の東にそびえる雲取山、白石山、妙法ヶ岳の三つのことだ。

それにしても、この像はバランスが悪い。手が異様に大きい。
本体の高さは5.2mもある。

周囲には雨情や茂吉らの歌碑が林立していたが、驚いたのが大山倍達の顕彰碑があったこと。
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「空手バカ一代」に育ててもらった身としては、大山倍達はヒーローである。
師はここ三峰山で何度も山ごもりの修行をしていたという。
その縁で弟子たちが平成9年に建立したようだ。

改めて随身門をくぐり、本殿へ。
ちょっと暗くてわかりにくいが、これが1845年建立の青銅鳥居。
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奉納者の中には、円朝の落語「塩原多助一代記」でも知られる江戸時代の豪商・塩原太助も含まれているのだとか。

これは八棟灯籠。
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こちらは1857年の建立。高さは6mある。

鮮やかな龍の彫刻が美しい手水舎。
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1853年建立。

神楽殿。
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そして、これまた極彩色の拝殿。
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大学時代以来の再訪である。
安全登山を祈願する。

こちらは山上ホテルの興雲閣。
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三峯神の湯が有名だが、まだ歩くので今回は見送り。

これは鎌倉時代の武将畠山重忠が奉献したと伝わる重忠杉。樹齢は約800年。
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境内をおおむねひとまわりして、登山道に向かう。

こちらは秩父宮記念三峰山博物館の前にある鳥居。
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車で来る人はまず、この鳥居をくぐることになる。

南には雲取山(右)と藻琴ヶ峯(左)が望める。
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西には和名倉山(2036m)。
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三ツ山(1949m)や飛龍山(2077m)方面。
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登山道の手前には巨大なお土産もの屋さんが並ぶ。
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さあ、再び出発。
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この道は、2011年11月に雲取山に登った時に歩いた道だ。
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登山口前で単独男性、続いて単独女性に抜かれた。みな足が速い。
今夜は雲取山荘泊だろうか。

奥の宮の鳥居を通過。
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奥の宮というのは三峯神社の奥宮で、妙法ヶ岳の山頂にある。

20分ほどで奥宮分岐。ここで左に折れる。
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道はそれほど険しくない。
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このあたりでまた一人、単独の若者に抜かれる。
この人はどうも挙動不審だった。

藻琴ヶ峰への分岐にも鳥居。
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ここで初めて両神山が姿を見せた。
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これは秩父御岳山(1081m)かな。
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この先はアップダウンの繰り返し。
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これは白泰山(1794m)かしら。
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朽ちかけた桟橋やくさり場もある。
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最後の階段。
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その先は露出した岩にくさり。
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11:49妙法ヶ岳に登頂。
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立派な奥宮に、無事登頂を感謝し柏手。

(つづく)

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高柄山(下)

【2014年1月11日(土):高柄山】
高柄(たかつか)山で早めの昼食をとった後、いくつかのアップダウンを越えて、林道を横断、そこから30mほど登ったところが大丸。
景色を堪能したところまで前回は書いた。先に進む。

わずかに雪が残っている道を下る。
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2分ほど行くと、大地峠。
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ここから左に林道を見ながら、しばらく歩く。
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10分ちょっとで旧大地峠。
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ここから、ちょっと寄り道。左の尾根についた踏み跡をたどる。
7分ほどで、なだらかなピークに着く。
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かろうじて、朽ちかけた山名板がくくり付けてあった。
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甚ノ函山(810m)である。

再び旧大地峠に戻り、西へ。
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矢平山(860m)への尾根を登っていると、遠くで銃声が続けて3発。間を空けてもう1発。
さっき会ったハンターの方々だろう。
獲物は仕留めることができたろうか。
最近はハンターの数が減ったことで、シカが増え、深刻な食害があちこちで報告されている。射止めたシカは肉として流通できればいいのだが。

標高差で50mくらい登ると、台地状のピークになっている矢平山の頂上に至る。
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今回の山行の最高地点だ。
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三等三角点だが、なかなか風格がある。
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ここは樹木であまり展望は利かないが、それらを透かして富士山を望めた。
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なんだか噴火しているように見える。

写真だけ撮って通過。ここから100mほど下る。
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途中、左を振り返ると、蛭ヶ岳(1673m)が見えた。
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右手には小金沢連嶺。
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左の突起が権現山(1312m)、アンテナのあるのが雨降山(1177m)。
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振り返って見る矢平山。
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40mほど登り返すと丸ツヅク山(763m)。
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ここも眺望には恵まれない。
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なので通過。

北斜面の雪を眺めながら下る。
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上野原から高柄山を経て倉岳山に至る登山道は「上野原トレイルレース」(2012年に第3回、13年は中止)のコースになっているようで、そのコースをずっと歩いてきたのだが、この看板は初めて見た。
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丸ツヅク山を振り返る。
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これは矢平山。
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13時半、寺下峠に下りてきた。ここは2011年10月10日以来。
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あの時は梁川駅からここまで登って来て、右折し、倉岳山を目指した。
つまり北から来て西に向かったが、今回は東から来て、南に下る。
少しも同じ道を歩かない、極めて効率的なコース取りだ。

峠から寺下集落へ向かう道はかつての生活道路だけあって、傾斜の緩やかなつづら折れの道として築いてあり、とても歩きやすい。
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しかも、落ち葉のクッションが効いているので、わりとスピードを出して下れる。

谷まで下りてくると、今度は沢沿いに下る。
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30分もかからずに車道に出てきた。
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車道に出たら、それがバス通りだと思い込んでいたので、下流(左)に向かって歩き始めたが、なんかイヤな予感がしたので、地図を見ると、これはまだ林道でバス通りではなかった。
危なかった。右に進路を取り直す。

改めてバス通りに出る。
右手に見えるのは倉岳山の手前にあるトヤ山(808m)だろうか。
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ここは合併して上野原市の一部になったが、かつては秋山村だった。
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下りてきた尾崎集落は南にある二十六夜山(971m)の登山口。
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これにもいずれは登らなければならない。

さて、ここからはバスで上野原駅まで行く予定だったが、バスの時間まであと40分もあるので歩けるところまで歩くことにする。
最初の下尾崎バス停。
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この道は古くからの街道だったのだろう。石碑・石仏のたぐいが多い。
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道はこういう雰囲気。
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正面左に見えるのは阿夫利山(729m)。
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これもいずれ登らなければならない。

15%の下り。
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旧秋川村の中心街。
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このあたりでタイムアップ。竹の沢橋バス停でバスを待つことにする。
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定刻は16:56だが、5分近く遅れてきた。
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車中では登山地図をひっくり返しながら、車窓の景色や山を確認していたが、結局何度か
うとうとしてしまった。
上野原発の普通電車も10分ほど遅れて到着。
わりと混んでいた。

今回も1000mに満たない低山歩きだったが、稼いだ山は8座。距離も14kmとなかなか中身の濃い山行であった。


【行程】2014年1月11日(土)
新所沢=上野原(7:35)~御前山登山口(8:14)~御前山(8:42撮影8:44)~新矢ノ根峠(9:41休憩9:48)~矢の目(9:54)~高柄山(10:32撮影、昼食11:18)~千足峠(11:29)~林道交差点(11:54)~大丸(12:03撮影12:10)~大地峠(12:12)~旧大地峠(12:23)~甚之函山(12:30)~旧大地峠(12:38)~矢平山(12:54)~丸ツヅク山(13:16)~寺下峠(13:31)~下尾崎バス停(14:07)~竹の沢橋バス停(14:53)=上野原駅=新所沢

※所要時間:7時間18分(歩行時間:6時間16分)
※登った山:8座(御前山、新矢ノ根峠、矢の目、高柄山、大丸山、甚之函山、矢平山、丸ツヅク山)
※歩いた距離:14.2km

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高柄山(上)

【2014年1月11日(土):高柄山】
お正月に高川山に登って、また次も中央線沿線。というようなことは、これまであまりしたことがないのだが、歩いた道を地形図上で早くつなぎたくなってしまったらしい。
2011年10月10日に、梁川駅から寺下峠経由で倉岳山、高畑山を縦走した。
今度は上野原駅から御前山、高柄山を縦走して、寺下峠まで行けば、上野原駅から倉岳山、鈴ヶ音峠、九鬼山を経て、猿橋駅に至る長大なトレイルを3回に分けて“完走”したことになる。
今回のコースの最高地点は矢平山の標高860m。雪とはほぼ無縁の山行になるだろう。

というわけで5時半起床。6:11新所沢発の電車に乗って、上野原には7:28着。
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南口から出る。7:35出発。

正面にこれから登る御前山(484m)が見える。
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今日も完璧な冬型の気圧配置。快晴である。

桂川を渡る。
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ここが本日の最低地点で標高は約260m。

気温が低いせいか川面からは湯気が立っていた。
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川を渡ると、すぐ右折。
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駒門と呼ばれる歴史のありそうな集落に入っていく。
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集落のほぼ中央にある薬師堂。
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高台に出ると、上野原の町並みの向こうに陣馬山(右、855m)方面が望めた。
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集落を抜けると、墓地があり、水路橋の手前で軽く体操。
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そのすぐ先から、いきなり急登の登山道になる。
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この登山道は登山地図には実線で載っているが、地形図には表記がないだけに、それほど整備された道ではない。
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ロープ場もあって、なかなか険しい。
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途中、道の真ん中に黒い帽子のようなものを発見。
わりと新しい落とし物のように思えたが、下手に動かさない方が探しに来た人には都合がいいだろうと思ってそのままに。
すると、5分くらい登ったところで、おじさんが下ってきて「黒いネックウオーマー落ちてませんでしたか」と聞く。
「ありましたよ」
「もっと下の方ですか」
「ええ、でもわかると思いますよ」
と会話を交わし、すれ違う。

軽装だったので、てっきりもう頂上まで往復してきた人なのだろうと思っていたが、頂上に着くと、さっきのおじさんのものと思しき小さなザックがあり、「しまった」と思った。
あの方は、まだ先に進むつもりだけど、落としたことに気づき、わざわざ探しに下りてきたのだ。
持って上がってあげればよかったのだけど、下りで落としたとも考えられるので、安易に持ち運ぶことははばかれる。
置きっぱなしにしたのは間違っていないと思うが、せめて「あと5分くらいです」と言えば、気も楽になっただろうに。申し訳ないことをした。

それはともかく、ここはただの御前山ではなく「鶴島御前山」と呼ぶようだ。
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御前山なんて、あちこちにあるからなあ。
近くでは猿橋駅の南にあるし、奥多摩にもある。大字を冠するのはいいことだ。

ここからは北の景色がいい。
上野原市街が一望である。
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そしてその背後に三国山、生藤山(990m)、茅丸、連行峰の峰々。

それを含め延々と続く笹尾根。
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これは権現山の東に連なる寺ノ入山(1028m)かな。
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まだ歩き始めて1時間ほどなので、休憩はせず、撮影だけで通過。

すぐに、新矢ノ根峠あたりの山が見えてくる。
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御前山の南にはゴルフ場があり、早朝からプレーしている方々の声が聞こえる。
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あれは大室山(1588m)だろうか。
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振り返って見る御前山。
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標高差で100mほど下ってきた。
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ここから登り返し。谷はひどいことになっている。
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ゴルフ場の柵(?)に沿って登る。
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御前山から1時間ほどで新矢ノ根峠。
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ここは「峠」という名称だが、地形的にはピークなので「登った山」に数えることにする。
標高は510mくらいか。

東屋があったので、ここでしばし休憩。
すると、さっきのおじさんがもう追いついてきた。
「さっきは失礼しました。頂上から戻ってきたのだとは思わなかったものですから」
と謝って、しばし雑談。
彼は高柄山から四方津駅に下りる予定だという。
足が早いので倉岳あたりまで行けそうだが、そこまではしないようだ。
立ち止まるのも惜しい様子で、先に行ってしまった。

ここはそれほど眺望に恵まれない。
木々の間から高柄山方面が望める程度。
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こちらも7分ほどで、おもむろに出発。

最後にこの看板を撮影しておいたら、随分なことが落書きされていたことに後で気づいた。
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(旧)矢ノ根峠への道はゴルフ場の敷地内のため閉鎖されているようだが、それに対し、「ゴルフやめろ」と口汚くののしっている。
山歩きする人がそんなにえらいのかねえ。何様のつもりなんだか。

歩き始めてすぐ、猟銃を下げている4~5人の男性とすれ違った。
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「シカですか?」「そうです。シカの駆除です」との答え。
後に銃声を何発も聞くことになる。

この先はわりと明るい冬木立の道が続く
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峠から標高差200mちょっとだが、なだらかなのでそれほどきつくない。
45分ほどで高柄山の頂上に到着(10:32)。
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ここからも北の眺望が見事である。まず全景。
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奥多摩の御前山(1405m)
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奥に大岳山(1267m)。
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中央道と上野原市街。
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陣馬山。
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奥高尾の城山(670m)。
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今登ってきた御前山。
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あちらは東の空。丹沢最高峰・蛭ヶ岳(1673m)へと続く稜線。
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左から焼山(1060m)、黍殻山(1273m)、袖平山(1432m)。
蛭ヶ岳は袖平山の陰。

少し右に視線をずらすと、檜洞丸(1601m)や大室山(右)。
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三角点のまわりの土はこんなに流れてしまっている。
DSC_7781_20140205062407864.jpg

これが、メインの標柱。
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ひと通り写真を撮ったので、少し早いがもう昼食にする。
今回もカップ麺。
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頂上にさっきのおじさんがいたので再び雑談。少々山座同定談議となった。
この辺の山はもうほとんど登り尽くして、もう歩くとこがないという。
「冬は空気が澄んでいていい」「東京から来ているけど、今日は昼過ぎに帰宅できそうだ」
などと話していた。
上野原7:19着だったというので、私の1本前の電車だったようだ。

このおじさんと入れ違いにもう一人単独のおじさんが千足峠方向から登ってきた。
この方は、私と同様、墓地から登山道に入ったのだが、どこかで迷ってしまって御前山には登れず、変な林道に出て、やっと今着いたという。
「迷いそうなところはありましたか?」と聞くので、「いいえ」と答えたら、どうしてだろうとしきりに首をひねっていた。私もよく分からない。

林道に出てからは、ちょうどシカ駆除の人が車で通りかかり、御前山ではなく高柄山の登山口である千足まで乗せてもらったので、結果的に予定より20分早く着いたのだとか。
「単独はいろいろありますね。いつも後から着いていくばかりだから」
とつぶやきつつ、「倉岳までどのくらいかかりますかね」と聞かれたので「3時間はかかるでしょう」というと、「じゃ行ってみます」と行ってしまった。
あとで登山地図を見てみたら、コースタイムは4時間強だった。
ちょっときついかもしれないが、ここはエスケープルートがたくさんあるので心配はいらないだろう。

さて、こちらもそろそろと立ち上がったら、今度は老カップルが到着。銀マットを敷き始めた。
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写真をお願いされたので撮ってあげる。
年のわりに妙に仲がいい。夫婦ではないように思われた。
随分長居をしてしまった。11:18出発。

千足峠への下りで斜面を走る3頭のシカを目撃。
そのあとしばらくして、猟犬の鈴と吠える声が聞こえた。
その後のピークで、その犬が私の間近に近寄ってきて、匂いだけ嗅いで去っていった。

一瞬、西の空が開けた。
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お坊山(左)と滝子山(右)。お坊山の陰の白銀の山は南アルプス。

白いところは小金沢連嶺の白谷丸。
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10分で千足峠に下りてきた。
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振り返って見る高柄山。
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時折のぞく北の空。
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ゴルフ場と集合団地。
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首都圏の田舎によくある風景だ。

11:54林道を横切る。
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初めて、この日、雪を見た。
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ここから急坂を登る。

ものの5分でピークに。大丸とある。また「登った山」にできる。うひひ。
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ここからの景色も悪くない。

石老山(左、704m)と石砂山(右手前、578m)
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仏果山(747m)。
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高柄山(左)からの稜線。
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城山と高尾山(右、599m)
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都心のビル群。見えにくいが左端にスカイツリーも確認できる。
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意外な展望に満足した。

(つづく)

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倉戸山~六ツ石山

【2013年12月12日(木):六ツ石山】
順序がもう適当になってきたが、今回は昨年12月の平日登山を報告する。
久々に奥多摩を歩きたくなり、以前から気になっていた倉戸山(1169m)をからめたコースを考えた。
奥多摩湖から榧ノ木尾根を登って、途中巻き道から石尾根に出て六ツ石山に至り、水根に下ってくる周回コースだ。
初めての冬山として一昨年の1月に石尾根を歩いた時、水根山と六ツ石山の間にある将門馬場(1455m)はピークを諦めて通過してしまったので、今回はここに足跡を残すのも目的の一つである。
奥多摩はなんと3月の高水三山以来9か月ぶりになる。

6:30起床、6:46に車で出発。8:15に奥多摩湖畔大麦代の駐車場に到着。
標高は540m。ここまで自宅から47km。近い。
まずは公衆トイレですっきりして、8:35に湖岸の国道411号(青梅街道)を歩き出す。
天気はいいが、当然のごとく木々の葉はすべて落ちて、完全な冬木立。
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でも湖畔にはもう椿が咲いている。
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奥多摩湖は人工湖なのだが、なぜかそれらしさをあまり感じない。
もうここの景色に溶け込んでしまったような気がする。

少し歩くと、小河内ダムの方向に早くも六ツ石山(1479m)が見えてきた。
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稜線の右下は水根の集落。

熱海トンネルの手前を左に入る。
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この看板のすぐ先が登り口。
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熱海集落には、もうつぶれてしまった旅館「清水館」が哀愁を漂わせている。
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小沢氏がまだ民主党にいる。
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ここからは六ツ石山の眺めが素晴らしい。
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左のかわいい双耳峰が将門馬場か。

手書きの看板。
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集落の奥の神社で安全祈願。
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ここから登山道になる。
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植林の中なのに、案外風が強い。
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なかなかの急勾配だ。

ところどころ落ち葉のラッセルとなる。
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標高1050mのあたりまで登ってきたところで、三頭山の右に富士山が見えてきた。
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うれしい。

延々と冬枯れの明るい道だ。
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そして10:17、倉戸口からのコースタイム通り、ほぼ1時間半で倉戸山に到着。
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広く平らな山頂だが、樹木のせいで眺望は必ずしもよくない。

ここは二等三角点。
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太い倒木があったので、そこに腰を下ろして、温かいココアを飲む。
ふう、温まる。落ち着いてみると、なかなか風情のある山頂である。

一息ついたらすぐ出発。ここからしばらく傾斜は随分ゆるくなる。
相変わらず、こんな道。
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木々のすき間から、周囲の山々が見えるが、上手に同定できない。
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あれは大菩薩嶺であろう。

この残骸は小屋の跡だろうか。
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榧ノ木山(1485m)のピークは微妙に巻いているので、それらしき場所を目指し、よじ登る。
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倉戸山から1時間弱で登頂。こんな山名板があり、満足。

この先から鷹ノ巣山(1737m)のピークが望めた。
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これははるか西の大菩薩嶺。
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20分ほど歩くと分岐。
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なんとなく水根山直下の巻き道まで登らないといけないような気分でいたが、地図をよく見ると、そのすっと手前(つまり、ここ)から右にショートカットするトラバース道があるではないか。
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これはラッキー。標高差で150m登らなくて済んだ。
1450m地点で右の巻き道に入る。

まもなく、水根沢沿いに水根集落へまっすぐ下る道との分岐を通過。
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またまた明るい道を行く。ほぼ等高線沿いで平らなので、足が進む。
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右手の展望が開ける場所では丹沢山系が一望できた。
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左の大山から蛭ヶ岳、大室山まで全部見える。

右の黒いのはさっき登った榧ノ木山。
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これは奥多摩湖を挟んで南にそびえる御前山(1405m)。
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御前山、奥多摩湖、丹沢のセット。
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大山と丹沢三峰のアップ。
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三頭山と富士山。
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富士山と三ツ峠山。
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途中、前方で落石。熊か鹿の仕業かと思い、試しに大声を出してみた。
とくに動きもなく、自然の落石と判断。そのまま進む。

12時半すぎ、巻き道歩き40分ちょっとで、石尾根の登山道に合流。
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ここからすぐ登山道をはずれて尾根まで道なき道を登っていく。

すると3分ほどで将門馬場に到着。
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こんなしゃれた手づくりの山名板があってびっくり。

木立の中でここも眺望は今ひとつだが、時間も時間なので、ここで昼食とする。
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確か、コンビニおにぎりだったはず。
20分ほどで出発。

踏み跡をたどって東に向かい、まもなく登山道と合流。
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ここからは2年近く前に一度歩いた道。あの時は雪道だったが。

鹿の足跡。
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北には長沢背稜。
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なんとなく見覚えのある道を歩きつつ、六ツ石山の北斜面を巻き、東側から回り込んで、頂上を目指す。
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将門馬場から20分ちょっとで山頂に到着。
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思い出した思い出した。こんな感じだった。
あの時は雪で真っ白だった。団体さんもいて、にぎやかだった。

でも、今日は平日だけあって、さすがに誰もいない。
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お昼はもう食べたので、ここでは撮影だけ。結構風も強い。

三角点。
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小金沢連嶺。
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榧ノ木尾根の向こうの小さなギザギザはたぶん鶏冠山。
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富士山はちょうど木に隠れて見えない。

さて下山。最初は防火帯の中を下っていく。ここからはまた初めての道。標高差は900m以上ある。
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はるか東には多摩地域の市街地。
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おお都心のビル群。
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南には御前山とその手前に惣岳山。
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あれは大岳山。
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御岳山方面。
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トオノクボの分岐。
DSC_5625.jpg

かなり下ると小さな祠が。
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午後2時を過ぎて、さすがに疲れてきた。
ザックを枕代わりにして丸太の上に横になる。
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10分ほど、うとうとして出発。

再びガシガシ下って産土神社を通過。
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植林を抜けると水根集落。11:47。
DSC_5646.jpg

結局この日は、一人も登山者には会わなかった。
その代わり、ここ水根で庭仕事をしていたおじさんに話しかけられた・
「きつかったかい?」
「ええ、ここの下りが疲れました」
「そうだろ、ここが一番きついんだ」
なんて、やりとり。

水根集落も通過。
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集落からの奥多摩湖。
DSC_5664.jpg
ここからは駐車場まで舗装道路歩き。

途中、クラシックな便器がコンクリート擁壁の上に並んでいた。
DSC_5672.jpg

大麦代の駐車場には15:23に到着。
冬枯れの奥多摩、久々に堪能しました。

帰りは奥多摩駅近くの、もえぎの湯(750円)に立ち寄り。
ここは、休日はめちゃめちゃ混んでるので行ったことがなかったが、やっと実現。
ゆっくりと汗を流した。
帰りの車は眠かった。

【行程】2013・12・12(木)
大麦代(8:35)~倉戸口(8:49)~温泉神社(9:04)~倉戸山(10:17休憩10:32)~榧ノ木山(11:28)~水根分岐(11:49)~将門分岐(12:32)~将門馬場(12:35昼食12:56)~六ツ石山(13:18撮影13:22)~トオノクボ(13:52)~989標高点(14:13休憩14:23)~水根集落(14:47)~大麦代(15:23)

※所要時間:6時間48分(歩行時間:5時間58分)
※登った山:3座(倉戸山、榧ノ木山、将門馬場)
※歩いた距離:14.9km

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