山と鉄

山歩き、乗り鉄、廃線・廃道歩き、廃村歩き、駅舎探訪などの日々を記録します

高川山(下)

【2014年1月2日(木):高川山】
高川山山頂での昼食も終えて、11:43に出発。初狩駅方面に下る。
北斜面だけに、少し雪が残っている。
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この先は、このまま下ってしまうのではなく、途中から左折し、羽根子山(896m)やカンバ沢ノ頭、大岩山などを経て、駅に下るつもりだ。
少しでも登った山を稼ぐ。

分岐が分かるかどうか、ちょっぴり心配だったが、小さな標識があり、見逃さずに済んだ。
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登山地図には破線で示されているが、わりとしっかりした道だ。
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手書きの道標もある。
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岩殿クラブの名は、猿橋駅から登った御前山周辺でも見たことがある。
当然、大月駅裏にある岩殿山に由来するのだろう。

少しトラバースして尾根に出てからは、そのまま尾根を下ったが、途中で道は右に折れて谷に向かっている。
進むべき方向は尾根なのに、「はて?」と思い、スマホのGPSで現在地を確認。
やはり尾根方向で間違いないようだが、そちらには怪しげな踏み跡すらない。
ちょっと様子見のつもりで道なりに行ったら、またすぐに尾根に戻った。
何てことなかった。

標高差にして130mほど下り、羽根子山への登りとなる。
これが案外きつくて、ロープも張ってあった。
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50mほど登り返すと頂上。高川山から25分。
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判読に苦労する古い山名板がぶら下がっていた。
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手前の坂からは、高川山が見えた。
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頂上は眺望がないので通過。
この先で高齢の単独女性とすれ違う。こんな道を一人であるく女性もいるのだ。

山頂から2分ほど進んだところで展望が開け、東を望む。
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城山や高尾山の右、くぼんだ大垂水峠の向こうに都心のビル群が霞んで見えた。

南には富士山が猛烈な雪煙をたなびかせている。
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そうこうしているうちに、次のピーク、カンバ沢ノ頭(891m)に到着。
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こんな古い看板があった。
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カンバ沢は漢字にすると、「神馬沢」と書くようだ。

だんだん道が荒れ始め、木の枝が張りだしてくる。
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鍵掛峠への下りで、何度か展望に恵まれる。
これは今倉山。
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手前の山は完璧に葉が落ちて、獣の毛のようだ。
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こちらは小金沢連嶺の白谷丸と黒岳。
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お正月は空気がやっぱり澄んでるなあ。

12:52鍵掛峠まで下りてきた。
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標高700mとあるが、地形図では675mほどしかない。

ここから登り返した山が大岩山(753m)。
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その名の通り、頂上部は大きな岩でできている。
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地味なコースなのに、どのピークにも手書きの山名標がかかっているのがうれしい。

また50mほど下り、ほぼ同じだけ登り返すと屏風岩。
ここからの眺望がすこぶるいい。
手始めに富士山。雪煙がさらに豪快。ちゅうか、あれはもう雲だね。
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左に御正体山(1682m)。
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三ツ峠山(1785m)。
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鶴ヶ鳥屋山(1374m)。
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東峰(1421m)とお坊山。
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滝子山(1590m)。
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屏風岩の頂上。
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松の枝ぶりがしぶい。

となりのピークの三角点。
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ここで小休止。

途中、2時には下山できそうなので、帰りに大月駅でもう1回下車して菊花山に登ろうかとも思ったが、最後の屏風岩の登りで疲れてしまい、やはり止めた。
この時点ですでに13:45。
電車も14:42の普通しかなかったので、下車はありえなかった。

あれは三頭山かな。
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こちらは雁ヶ腹摺山。
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権現岳の長い稜線。
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これを見納めに、あとはひたすら下る。
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下界の穏やかな風景。
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高川山の北面は採石のため、かなり削られていた。
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初狩町の八幡神社で初詣。
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無事下山できたお礼を述べて、今年1年の安全登山を祈願する。
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参拝を終えると、近在の方なのだろうか、次々に初詣にやってきた。
提灯に火が灯っているのが、いい雰囲気。まあ電気なんだけど。

ここから7分ほどで、ゴールの初狩駅。
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14:25着。電車を待つ間、待合室で残りのクリームパンを食べる。

電車はわりと混んでいたが、1人しかいないボックスがあったので座ったら、その男がひどく咳き込んでいる。
しばらく我慢したが、マスクを超えて息がかかるので退避。
結局、高尾で乗り換えるまで、上野原あたりからずっと立ちっぱなしで疲れてしまった。

16:35新所沢着。明るいうちに帰宅できた。
気持ちのいい正月登山で、2014年もすばらしい口火を切ることができた。

【行程】2014年1月2日(木)
新所沢=国分寺=大月駅(7:57)~むすび山(8:29)~513mピーク(8:58)~峯山(9:21)~天神峠(9:30)~585mピーク(9:43)~(9:55休憩10:05)~馬頭観音(10:17)~高川山(11:07撮影・昼食11:43)~羽根子山(12:08)~神馬沢ノ頭(12:19)~鍵掛峠(12:52)~大岩山(13:10)~屏風岩(13:22撮影13:29)~736mピーク(13:32休憩13:43)~八幡神社(14:11参拝14:18)~初狩駅(14:25)=新所沢

※所要時間:6時間28分(歩行時間:5時間17分)
※登った山:7座(むすび山、峯山、高川山、羽根子山、神馬沢ノ頭、大岩山、屏風岩)
※歩いた距離:10.6km

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高川山(上)

【2014年1月2日(木):高川山】
3が日は出勤の予定だったのだが、思いの外仕事が進んで、2、3日は急遽休みになった。
天気もいいし、それなら出かけないわけにはいかない。
昨年、近くの九鬼山に登った時、山頂で休んでいたおじさんの話していたことが、ずっと記憶に残っていた。
「こんな日は、高川山は大混雑だろうなあ。あそこは富士山の眺めがすごくいいから」
そうなのか。いつか行かなくては、と思っていて、やっとその時が来たって感じだった。

コースは放射状にたくさんあるが、一番「登った山」を稼げる道を選ぶ。
大月駅からすぐ歩き始め、むすび山に乗って、尾根道を延々と歩くルートだ。

5:25起床し、5:46出発、
玄関を出ると、じぇじぇ。自転車がない。
そうだ、昨日は駅に起きっぱなしにして、とあるところで出かけたのだった。
やむなく徒歩で新所沢駅へ。早めに出たので、目的の電車には間に合った。
新所沢6:11発。
いつもは朝食がパン、昼食がおにぎりだが、冬はおにぎりがぱさぱさになってしまうので、今回は朝をおにぎりにして、電車の中で食べる。
東村山、国分寺、高尾で乗り換え、大月へ。
いずれの電車もガラガラ。とくに中央線が空いているのはめずらしい。
やはりお正月は雰囲気が違う。

車中、車窓から見える山を同定しながら過ごした。
上野原駅から見えるのは御前山、梁川・鳥沢から見えるのは倉岳山、高畑山。
梁川駅の左前方に見えるのは斧窪御前山。
てな感じで、昭文社の地図を片手に忙しい。
大月7:46着。
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商店街はまったく正月の華やかさはなし。
朝早いとは言え、人通りが全然ない。
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いたのはこの方だけ。
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小遊三は大月の出身だ。

大月橋の手前の交差点は、甲州街道と富士山へ行く道の分岐。
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大月橋の正面には、これから登る高川山(976m)が見える。
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その右には鶴ヶ鳥屋山(1374m)
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橋を渡ったら右折。
左手には岩殿山(左、634m)と百蔵山(右、1003m)が見えた。
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むすび山への登り口は住宅街の中だが、丁寧な道標があって、迷わずにすんだ。
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「おむすび山」ともいうのかな?

100mほどで登山口。
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ここでダウンをゴアに着替える。

10分ほどで、旧陸軍大月防空監視哨があったむすび山(463m)の山頂に着く。
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これがその遺構。
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もう8時半だが、まだ日が当たらない大月市街。
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北には白谷丸(左)と雁ヶ腹摺山(1874m)。
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南には木々の向こうにちゃんと富士山があった。
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この先しばらくは冬枯れのなだらかな稜線歩き。
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やっぱり、お正月は富士山。
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私はこのくらいの角度で見る富士山が最も形が整っているように思える。

左には鹿留山(1632m)。
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つなげてみると、こんな感じ。
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左端は御正体山(1682m)。

道はずーっと、こんな調子で実に穏やか。
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513m三角点を9時前に通過。
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あまりに道が緩やかなので、ちょっと目測を誤った。
とっくに513m地点は過ぎていると思っていた。
このあたりから風が出てきた。時折、音を立てる。

左前方は御正体山の左に二十六夜山や今倉山。
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左後方には菊花山(644m)。
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まったく見飽きることがない。
まだ、菊花山と御正体には登ったことがない。今年中に行くことになるだろう。
これだけ毎週登っているのに、なかなか山はなくならない。

9:21、峯山通過。標高は584m。
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ここまで来ると、正面に高川山がど~んと迫ってくる。
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下界では、中央道とリニア実験線が交差している。
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9時半に天神峠に下りてきた。
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こんなくっきりした切通になっている。
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昔の生活道路であったことは間違いない。
ここまで誰にも会わなかったが、この先は何人かとすれ違った。

585mピークにわざわざ寄り道。
期待した山名標はなかったが、高川山がくっきり。
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右手には小金沢連嶺が姿を現した。
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この先で杖だけで歩いている人とすれ違う。
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挨拶をしても無視された。

10時、ちょうどいい丸太があったので休憩。
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小腹も空いたので、温かいココアとパンをいただく。

その先から勾配も急になってきて、ロープ場も現れた。
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これを越えると分岐に至る。
左へ少し下った場所に馬頭観音があるように登山地図には書いてあるが、登山地図の微妙な距離感はいい加減なので、かなり歩かないといけないのかもしれない。
ちょっとだけ様子を見てみようと寄り道をしたら、案外すぐ出てきてくれた。
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この道もかつての生活道路だったのだろう。
ここも、こんなにえぐれた切通になっている。
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北の斜面にはまだ雪が残っている。
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終盤は結構急な岩場もある。
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そして、11:07登頂。
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立派な石の山名標があった。

そして富士山のお出迎え。
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あちらは随分風が強そうだ。
そして360度の大パノラマ。
順番に見ていこう。

富士山の左手前に倉見山(1256m)。
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その左奥は鹿留山・杓子山(1598m)。その手前は尾崎山(968m)。

御正体山。
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二十六夜山(1297m)。
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今倉山(1470m)。
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中央が朝日山(1299m)、右奥が大室山(1588m)。
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リニア実験線に貫かれている九鬼山(970m)。
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倉岳山(左、990m)と大桑山。
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馬立山(797m)
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東の全景。
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東から北へ。扇山(1138m)。
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奥の小さな突起が権現岳(1312m)。
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北西に小金沢連嶺。
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その左端が滝子山(1620m)
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左から大谷ヶ丸(1644m)、ハマイバ丸(1752m)、大蔵高丸。
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白いのが白谷丸、右後ろの黒いのが黒岳(1988m)。
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雁ヶ腹摺山(1874m)。
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南西には三ツ峠山(1785m)。
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高川山は大月市秀麗富嶽十二景のうちの11番目である。
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山梨百名山でもある。
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ひととおり写真も撮ったので、お昼にしよう。
あのおじさんが言っていたほどではないけど、みなさんお正月からお盛んなことで、この人出。
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頂上は案外、石がごろごろしていて座りづらい。
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何とか座れそうな場所を見つけて腰を下ろす。
今日は豚骨カップ麺。テルモスに熱湯を入れてきたので、湯はすぐに沸いた。
山で食べるカップ麺はいつも、ことのほかおいしい。

(つづく)
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南高尾山稜

【2014年1月24日(金):南高尾山稜】

前夜は同窓会の行事で帰宅は午前2時。
酔って寝過ごさないよう警戒していたら、間違って手前の駅で下りてしまい、タクシーもなく結局、家まで1時間近く歩く羽目に。
そんなわけで、翌朝は起きるまで寝ることにした。
でも、年をとると、なかなか朝寝ができない。7時20分に目が覚めてしまった。
仕方ないので起きて、9時に出発。
行き先は、近場の雪のない場所ということで、南高尾山稜にした。

9:23新所沢発、10:29高尾山口駅着。いい天気だ。
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思いつきで決めてしまったので、今回も地形図はなく、昭文社の登山地図のみ。
すぐ歩き始める。

駅前から国道20号に出て、少し相模湖方面に歩き
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(国道沿いの老舗っぽいお菓子屋さん)

次の高尾山入口の信号を、高尾山とは逆方向つまり左に曲がる。
すると正面に登山口の道標があった。
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ここでダウンをゴアに着替え、軽くストレッチ。

住宅の脇を登っていく。
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朝方、うっすら雪が積もったようだ。

こんな道を歩いて
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10分ちょっとで尾根道に出る。
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四辻と呼ばれる場所だ。

ここを右に曲がり、延々と稜線歩き。ゆるやかなアップダウンが続く。
平日なのに、この道はわりと人が歩いている。大垂水峠までに10数人とすれ違った。
ほとんどが単独の高齢者で、女性も少なくなかった。

最初のうちは右手、木々の間に高尾山が見える。
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あるいは八王子方面の市街地とか。
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草戸峠手前のこぶにあるベンチあたりで、前を歩いていた小柄なおばあさんに追いつきそうになるが、ここで小休止。ドリンクを飲み、ゴアも脱ぐ。
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風もなく、妙にあたたかい。

途中うち捨てられた送電鉄塔の下を通過。
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さっきのおばあさんは下りの途中で抜かす。
でも、彼女はわりとしっかりした足取りで、なかなか差がつかなかった。

駅から1時間ほどで、梅ノ木平バス停への分岐を通過。
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まもなく草戸峠。11:34。

ベンチには休憩しているおじさんが1人。
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北側が開けており、高尾山の稜線がよく見えた。
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それにしても、すでに杉の葉が真っ赤だ。そろそろ花粉の季節がやってくる。

ここでは腰を下ろさず、撮影だけして通過。
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一旦下って、わずかに登り返すと、そこは草戸山(365m)。
高尾山口駅の標高は191mなので、170mちょっと登ったことになる。
ここは町田市の最高地点だそうだ。

頂上には「山の神」が祀られていた。
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ここには展望台のような東屋があって、松見平休憩所と呼ばれている。
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ただ、それほど展望がいいわけでもなく、見える山の同定も難しかったが、とにかく休憩。
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ベンチに座ってパンを1個食べる。

正面直下に城山湖があるのだが、木が邪魔してよく見えない。
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(これは少し先から見た城山湖)
15分ちょっと休んで、正午ちょうどに出発。

下り始めたところですれちがったおじさんに「鳥がいますか」と聞かれた。
戸惑っていると、「そのカメラは鳥の観察じゃないんですか」とたたみかけてくる。
なんだそういうことか。「ええ、違います」と答えたら、それで会話は終わってしまった。

再びアップダウンで、長めの階段を登り切ると
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ふれあい休憩所。
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ここでは2人の単独ハイカーが休んでいた。とくに眺望もないので私は通過。

ここから4分ほどで榎窪山(420m)。
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山の名前は手書きでかろうじて書いてあった。

眺望は北西に高尾山。
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その左手に城山(670m)。
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ここから20mほど下ったところが三沢峠。
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峰の薬師への分岐だ。

こちらは直進。正面にこれから登る泰光寺山(475m)が見える。
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三沢峠の先は、こぶを越える道と巻き道がたくさん交錯している。

この先が泰光寺山。
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本日、最もきつい登り。ロープがあった。
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それでも4分ほどで登頂。
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頂上のベンチで3人ほど昼食をしていた。
景色を撮っていたら、おばさんがベンチに置いていた荷物をよけてくれたが、
「休まないから、いいです」と行って通過した。

ここも眺望は今ひとつ。
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下ったところが西山峠。
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この先は尾根の南側の巻き道を行く。
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途中、木々の合間に富士山を発見して、「やった」とつぶやく。
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大山も美しいピラミダルな姿を見せてくれた。
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左下の3つのコブは大山三峰。

その先に南面がきれいに開けている場所があり、そこは見晴台になっていた。
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リュックをかける木の枝がユニーク。
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景色は確かにすばらしい。
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まずは奥の稜線。左から丹沢、中央のくぼんだ部分が犬越路。
その右の尖りが大室山(1588m)。
その右がもちろん富士山。
大室山の手前の稜線は、高塚山(675m、左)と石老山(702m、左)。
手前の湖は津久井湖。

それぞれアップにしてみよう。
まずは津久井湖。
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左から高塚山、大室山、富士山。
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右端が蛭ヶ岳、中央が丹沢山、その左が丹沢三峰。
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大山。
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台地状に広がる野尻の集落。
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ここでも休まず、撮影だけで通過。

この先10分ほど平らな巻き道を進むと中沢山(492m)への分岐。
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1分ほどで頂上に。
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この聖観世音菩薩像は昭和10年の建立、この遊歩道(武相東縦走路)開通1周年を記念したもののようだ。
ここからも丹沢山系がよく見える。
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あちらには雲が出てきた。

下ってまもなく中沢峠。
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こちらは山下バス停への分岐になっている。
これまで通ってきた三沢峠、西山峠とともに、この峠はかつて武相国境の生活道路だった。

ここからひと登りでコンピラ山(515m)。13:32。
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ここにも手作りっぽいベンチとリュック掛けがある。
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ここで座りはしなかったが小休止して、チョコを2つ口に放り込んだ。
さっきパンを1個食べただけだが、まだお腹はすかない。

ちょっと下って、またちょっと登れば、大洞山(536m)。
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眺望には恵まれないが、植林の間から富士山が確認できた。
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ここで小休止してFB用に変顔写真を撮影、投稿する。

ここから大垂水峠まで標高差150mほどの下り。
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北斜面にはうっすら雪が残っていた。

15分ほどで大垂水峠に到着。国道の上を歩道橋で渡る。
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当初の予定では、ここから高尾山口駅もしくは高尾駅までバスに乗って帰るつもりだったが、バス停まで下りるのが面倒だったのと
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どうせちょうどいいタイミングのバスはないだろうと思って、そのまま高尾山経由で高尾山口駅まで歩くことにした。
さっき地図を見て、高尾山からの下りに稲荷山という山を通るコースを見つけたこともある。一つ「登った山」が稼げると思ったわけ。

この先は国際森林年記念の森公園(1985年指定)ということになっている。
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奥高尾の尾根道までは、ゆるやかな登りのトラバース道で歩きやすい。
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途中で一部林道を通る。
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高尾山は過去に3回登ったことがあるので、今回は頂上まで行かなくてもいいのだが、どうやら、頂上近くまで行かないと稲荷山コースにはつながらない様子。
結局ついでなので、4度目の登頂を果たすことにした。
なるべく違う山に登る主義の私としては、4回は最高記録である。
(ちなみに車で行った山も含めれば、札幌の藻岩山が多分10回くらいは行っているはず)

高尾山と城山を結ぶ奥高尾の尾根道に出ると、途端に人口が増した。
ここから高尾山に行くには3本のルートがあるが、紅葉台のある中央尾根ルートは歩いたことがあるので、富士見台がある南コースをたどる。
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トラバース道だが、それなりの登りだ。

富士見台には東屋があったが、肝心の富士山は成長した木々に隠れて見えなかった。
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大山は見えた。
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しばらく曇っていたが、再び晴れてきた。
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そして富士山も再び。
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最後の登りは階段。
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14:54登頂。
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かなり霞んできたが、展望台からは富士山がかっこよく見えた。
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しばし山頂付近を散策。平日の随分遅い時間なのに、さすが高尾山、それなりに人がまだいる。
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都心方面は霞んで見えなかったが、多摩地区の市街地はよく見えた。
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茶店でそばでも食べようかと思ったが、遅くなりそうだし、たぶん高いので止めた。まだお腹がすいてこないし。
さあ、下り。ここから3km、80分ということになっている。
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階段をガンガン下り、5号路を突っ切って直進すると、稲荷山コース。
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このあたりの道はなかなか複雑だ。

このコースは最初、霜の泥で少し滑りやすかったが、あとは基本的に乾いていた。
ずっと、すごく広い道が続く。
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彼らは帰り道だが、午後3時を過ぎても登ってくる人が数人いてびっくりした。
夜景を見るつもりだろうか。

地図によって稲荷山の位置が違うのだが、この展望台のある場所をとりあえず、稲荷山と見なす。
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ここからは八王子市街が望めた。
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天気がいいと筑波山まで見えるらしい。

圏央道は眼下に。
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これはさっき歩いてきた南高尾山稜。
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ぐるりと1周してきたことになる。
スマホで地形図を見ると、ここから琵琶滝に行く道が出ていたが、発見できず、そのまま稲荷山コースを下る。

ここからはわりと勾配のある下り。
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歩きながら、残りのあんパンを1個食べる。

途中、旭神社があり
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ここを稲荷山とする地図もあった。

ちょうど4時にケーブルカーの駅に下りてきた。
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周辺の石碑などを撮影。
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高尾山薬王院の入口にあたる場所だが、門前にはそば屋が並んでいる。
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この「高橋家」などは由緒ありげだ。

いまは高尾の「冬そば」キャンペーンみたいなことをしているようだが、店頭のお品書きなどを見ると、やはり値段は高め。
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さっきパンを食べたこともあり、やっぱり何も食べず、帰宅することに。

日帰り温泉も近くにはないので、それも断念。
もうすっかり夕方になった。16:22高尾山口駅発の電車に乗り、行きと同じコースで帰宅した。
深酒した翌日のわりには、15kmもよく歩いたものだ。


【行程】2014年1月24日(金)
新所沢=高尾山口駅(10:31)~四辻(10:48)~草戸峠(11:34撮影11:36)~草戸山(11:43休憩・撮影12:00)~榎窪山(12:18)~三沢峠(12:22)~泰光寺山(12:39)~西山峠(12:44)~見晴台(13:02撮影13:06)~中沢山(13:17)~中沢峠(13:23)~コンピラ山(13:32)~大洞山(13:44休憩13:51)~大垂水峠(14:06)~高尾山(14:54撮影15:05)~稲荷山(15:33)~ケーブル清滝駅(16:01)~高尾山口駅(16:16)=新所沢

※所要時間:5時間45分(歩行時間:5時間19分)
※登った山:9座(うち新規8座:草戸峠、草戸山、榎窪山、泰光寺山、中沢山、コンピラ山、大洞山、稲荷山)
※歩いた距離:15.5km

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破風山

【2014年1月18日(土):破風山】

まだ未報告の山行が10件以上残っているが、忘れないうちに、直近の山行を書いてしまおう。
前夜は同窓会の行事で帰宅が午前様になってしまった。
いつもなら、それでも早起きをして出かけるのだが、さすがに今回はその元気がなく、目が覚めるまで寝ていることにした。
起きた時間によって、どこに行くか決めよう。

目覚めたのは7時過ぎ。
曇りだったので、「もう今日は止めようかなあ」とも思ったが、1日家にいると絶対、「ああ行けばよかった」と後悔するに違いないことは分かっていたので、えいやあっと出かけることにした。

行き先は秩父の破風山。「はっぷさん」と読む。
調べてみると、皆野駅から破風山、大前山、天狗山を縦走し、バス停のある小前入口までコースタイムは4時間5分。帰りのバスの時刻は13:53。
今から出発すると、皆野駅着が10:10なので、かなりタイトではあるが、不可能ではなさそうだ。

そのつもりで出発。新所沢駅8:41発の電車に乗る。
所沢で特急ちちぶ7号に乗り換え。
車中さらにいろいろと考える。
バスに乗り遅れたら、駅まで2時間以上、車道を歩かなくてはいけない。
初めての道なら、まだそれもいいが、実はこの道は以前、車で来て、くまなく撮影を終えている。秩父華厳の滝も水潜寺も旧日野沢小学校も。

そうだ! 行きにちょうどいいタイミングのバスがあったら、それに乗って小前入口まで行ってしまえば、帰りのバスの時間を気にする必要はなくなる。
見てみると、なんと日野沢線のバスが皆野駅前10:15発。
ドンぴしゃじゃないか。逆コースに決定!。

それと帰りには、日帰り温泉に寄りたいなあと思って、地図を見てみたら、皆野駅側に下りずに、風戸方面に下りれば、バス停の真ん前に秩父温泉・満願の湯があるではないか。
結局帰りのバスの時間を気にすることには変わりなくなってしまったが、歩く時間も2時間50分と、1時間以上短縮できる。
最終的にはそういうプランに決定。
あとは車窓を見ながら、車中のんびり過ごす。
もう杉林が赤く染まり始めていて、久々に花粉の恐怖を思い出した。

横瀬で秩父鉄道に乗り入れる各駅長瀞行きに乗り換え。
久々の秩父鉄道だ。
皆野駅には定刻通りに到着。
乗り換え時間が5分しかないので、ホームから見えた破風山らしき山を1枚だけ撮って、急いで改札を出る。
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駅前には「満願の湯」の送迎車が来ていて、「お、これは帰りに使えるかも」と思いつつ、運転手さんにバス停の場所を聞く。
100mくらい離れた場所にターミナルがあって、皆野町町営バスが2台並んでいた。
こちらが私の乗った日野沢線の西立沢行き。
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もう発車まで1~2分しかないが、運転手がまだ乗っていないことをいいことに、待合室のある建物に入って、トイレを済ませる。
運転手らしき人は詰め所で同僚と雑談をしていて、時間通り発車させる気がない。
3分も遅れてやってきて、10:18発車となった。
その直前に、4人の若者がどどっと乗ってきたので、彼らにとってはラッキーだったろう。
乗客は私を含め6人。

このバスはまっすぐ満願の湯方面には向かわず、役場だの福祉施設だのを寄り道して行く。だから、登山口までそう大した距離でもないのに30分かかった。
4人組は秩父温泉で、もう1人の男性が札所前(水潜寺前)で下りた。

小前入口バス停には10:45着。
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軽くストレッチをして、10:47出発。今日は小さなザックでとても軽い。

はじめはしばらく、林道小前線の舗装道路を歩く。
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2つ目の分岐に立派な神社があった。
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ここは峠になっており、見下ろすと小前の集落の一部が見える。
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ここで左折し、さらに細い林道に入る。
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林道の尽きたところが大前集落。
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ここに道標があったので助かった。
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今回は地形図なしなのだ(たまたま「皆野」の2万5000分の1を買っていなかった)。

この集落は標高530mほど。北東方面の展望がきいた。
これはゴルフ場を抱えた宝登山(ほどさん)。
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右肩にロープウエーの山頂駅が見える。

その左には山腹の高松集落の向こうに、外秩父の大平山(539m)が望めた。
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これは城峯山(1038m)から東に延びる稜線。
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さていよいよ登山道に入る。
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路傍には幕末期の石碑群。
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少し登ると分岐に出る。
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これは標識がないと分からない。
当然「登った山」を稼ぐため、遠回りの右の道を選ぶ。

植林の中の道。
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真っすぐ登っていく。

植林を抜けると落葉樹の明るい道に。
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尾根に出ると
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まもなく天狗山の頂上。
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このお社は「お天狗様」だそうだ。
ここまでバス停からわずか40分。コースタイムは1時間10分だから、いきなり随分、時間を節約できた。

眺望としては北武蔵の山々の稜線が見える程度だった。
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撮影だけして通過。

ここから40mほど一気に下る。
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結構な急坂である。

正面が大前山(659m)。
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40mほど登り返す。

この山にはしめ縄がかかっている。
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で、初めてのクサリ場。
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でも、3点支持で十分登れる。

クサリ場を登り切った場所が展望全開。
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中央左のピラミッドが武甲山(1304m)。
その右奥に連なる稜線は長沢背稜。

秩父市街と二子山(右)。
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奥武蔵の最高峰・丸山(960m)。
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全体で見るとこんな感じ。
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これは雲取山方面だが、ちょっと同定は難しい。
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西には、城峯山(左)がくっきり。
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大前山頂上直下にある神像。
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首が欠けている。

で、11:40、大前山を通過。
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このあたりで今日初めて人に会う。
単独のじいさんだった。

この先にも何か所かクサリ場があった。
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これを登るとまた展望が開けた。

振り返ると、天狗山。
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奥秩父方面。
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このあたりはヤセ尾根であったり、クサリ場があったりで、低山にしてはスリルのある道だ。
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すると、ピークとも言えない場所にいきなり鞍掛山の標識が。
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これは登山地図にも載っていなかったので、得した気分。
堂々と「登った山」の1つに加えさせていただく。

と、目の前に巨大な岩が。
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登山地図に出ている「奇岩ノッキンボウ」とはこれだろう。

と思って回り込むと案内板があった。
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「ノッキンボウ」ではなく「ニョッキンさま」ではないか。
「金精大明神」というから、男根の神様である。岩の形状そのまんまだ。

その先には「富士山浅間大神」の石碑。
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明治26年の建立と彫ってあった。

あとは一気に下り、鞍部が札立峠(約535m)。
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ここはかつての巡礼道で、33番菊水寺から34番水潜寺を結ぶ道だった。
その名は、その昔、大干魃の時、旅の僧が「雨を祈らば観音を信ぜよ」の教えを書いた札をここに立てたことに由来するという。

ふと菊水寺方面の道を覗くと、なんと廃屋がある。
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これはかつての峠の茶屋的な存在だったのだろうか。

中を覗いてみたが、家財道具はそっくり持ち出されており、いつまでここに住まっていたのかの手がかりがない。
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でも、アルミサッシも入っているし、少なくとも高度成長以降くらいまでは住んでいたと思われる。
車の入らない場所だから、お年寄りには随分不便だったことだろう。

峠に戻ると、2人目の人とすれ違う。やはり単独のおじさんだった。
破風山への登りは明るい道で、日だまりハイキングと言うにふさわしい。
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頂上直下から見える、城峯山とその山腹にへばりつく山村が美しい。
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12:17、山頂に到着。
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歩き始めてから、ちょうど1時間半。コースタイムより30分早かった。

明るい山頂で、南側が広く開けている。
これは武甲山方面。
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のぺ~っと横たわるのが簑山(美の山)。
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奥に奥武蔵の山々。
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皆野町市街と外秩父の山々。
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上が失われた石祠の台に腰掛けて昼食。
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あったかくてゴアを脱いでしまったほど。
でも風呂に入ってもバスに間に合うよう、おにぎり2個を急いで食べる。

わずか15分ほどの休憩で出発。
アセビのトンネルを抜けると
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休憩舎に出る。
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もちろん休憩などはせず、左に猿石を見て
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小走りに駆け下る。

風戸分岐では左が新しく作った道(登山地図では破線になっている)が皆野駅方面に通じており、「山靴の道」という名称になっている。
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私は今回はメジャールートの秩父温泉への道を行く。
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分岐から5分ほどで風戸(ふっと)の集落に下りてきた。
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山村というのは、構図的にとても美しい。

このあたりはヒカゲツツジが初夏に咲くのだそうだ。
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これは「風戸の鏡肌」と呼ばれる1枚岩。
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この光沢は断層で岩がずれる際に、その摩擦でできたのだそうだ。

説明は斜め読みして、八王子様も軽く会釈しただけで通過。
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13:08、下界まで下りてきた。
これは温泉をもらって帰れる施設。
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立派な石祠。
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秩父温泉にはどうやら、満願の湯のほかに町営温泉の「水と緑のふれあい館」もあるようだ。
町営の方が安そうだったが、今回はもう頭がすでに「マンガン」になっていたので、そちらへ行く。
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現在13:10、バスの時間は14:05だから余裕だ。

お風呂はまだお昼過ぎなのに結構、人がいた。
露天風呂にもゆっくり浸かり、ダウンを着込んで、バスを待つ。
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14:20過ぎに皆野駅に到着。
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14:30の熊谷行きに乗り
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帰りは東武線経由で帰宅。明るいうちに帰宅できた。
いつもへとへとになるけど、余力を残して帰宅できるハイキングも悪くないなと思った次第。

【行程】2014年1月18日(土)
新所沢=皆野=小前入口(10:47)~大前集落(11:10)~天狗山(11:27)~大前山(11:40)~鞍掛山(11:49)~札立峠(12:00廃屋撮影12:05)~破風山(12:17昼食・撮影12:34)~風戸分岐(12:50)~満願の湯(13:14)=皆野=新所沢
※所要時間:2時間27分(歩行時間2時間10分)
※登った山:4座(天狗山、大前山、鞍掛山、破風山)
※歩いた距離:5.7km


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焼岳・西穂独標(4)

【2013年10月4~5日:焼岳、西穂独標】

5日10:18、西穂独標にたどり着いた。
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西正面の笠ヶ岳は残念ながら雲の中。

北正面には威圧するかのようなピラミッドピーク。
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振り返ると、焼岳の雲が消えていた。
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東の霞沢岳も雲が切れてきた。
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南を望む。
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頂上にはさっきの水色の女性がいたので写真を撮ってもらった。
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私のザックを見て、ショートピストンではないと思ったのか、「西穂までですか?」と聞く。
「いえいえ、ここから引き返しますよ。そちらは?」
「怖いんですが、もう少し行ってみようと思います」
おお、果敢だ。

こちらはせまい山頂の平らな石を見つけて腰を下ろし、湯を沸かす。
温かいココアで人心地つく。
いやあ、いずれこの稜線を縦走して奥穂まで行くことになるだろうが、相当な難路であることが予想でき、武者震いがした。

30分近くゆっくり過ごして、下山。
大きなカメラは岩場下りの邪魔になるので、潔くサックにしまって、これからはコンパクトにする。
あれはロープウエーの駅のある山(2156m)。
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こちらは岳沢小屋。
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12峰を見下ろす。
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みんな慎重に登って来る。

帰りに12峰にも登ってみた。
これは笠ヶ岳の南の稜線。
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正面にそそり立つ独標。
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ほとんど岩でできている。

さすがに12峰は「登った山」に数えないことにする。
これをカウントすると、1~12まで全部入れなければならず、さすがにインフレ批判を免れない。

一瞬景色を楽しんですぐ下りる。
またまた振り返って見る独標。
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何度見てもかっこいい。

お向かいの笠ヶ岳は今日はやっぱり見えそうで見えない。
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焼岳から大正池への眺め。
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カラマツの黄葉が美しい。

しつこくてすいません。
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独標とピラミッドピーク。

梓川。
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上高地のホテル群。
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うわあ、天気も回復したせいか続々と登ってくる。
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みんな雨具なので、実にカラフル。

焼岳小屋から今日歩いてきた稜線がすべて見える。
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白い幹が神秘的。
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遠く中央アルプス方面を望む。
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六百山(左)と霞沢岳(右)。
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丸山まで下りてきた。
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独標方面を振り返る。
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3つの尖塔が並ぶ様は本当にギザのピラミッドのようだ。

11時半過ぎ、西穂山荘に到着。
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さっきより随分人口が増えた気がする。

とにかくもうお昼なので、中に入って、名物のラーメンを注文。
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小屋の主人が力入れて作っているように、以前テレビ番組で紹介されていたが、申し訳ないけど、とびきりおいしいというわけではなかった。

食堂スペースにはお土産ものがたくさん。
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西穂高岳のバッジだけでも、こんなにあった。どれでも500円。
自分はどれを買ったか忘れてしまった。

お腹もふくらんだので、12時すぎに出発。
外に出ると、さっき独標で写真を撮ってもらった長身の女性が戻ってきていた。
どこまで行ってきたのか聞いてみたら、次の10峰までだそうだ。
私ももう1つくらい行く余裕はあったのだが、どうせ縦走する際に通るので、今回は見送ったのだった。

さてこれから上高地まで標高差850mの下り。これはきつい。
田代橋までコースタイムは2時間半。こんな長い下りに耐えられるだろうか。
でも下りないと帰れない。

このコースはメインルートなので道標もしっかりしている。
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色も目立って、うるさいくらいだ。

名残の焼岳。
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この後は樹林帯に入るので、上高地までたぶん何も見えない。

山荘から100mくらい下ってきたあたりに、ちょっと平らなところがある。
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ぬかるむのか、丸太が敷き詰められている。
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しかし、それも一瞬であとはまた厳しい下り。
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こんな露岩帯もある。
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隷書体の道標。
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さすがドル箱コース。

50分ほど下ってきたところに水場がある。「宝水」である。
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ほんのわずかな清水である。
水はたっぷりあるので補給せず。

下の方は階段の連続。
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これがジグザグと延々続く。

林床はササになってきた。
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ほとんど休まず下り続け、1時間40分で登山口に到着。
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ひゃ~疲れた。

この先はいきなり一般人の世界。
大勢の観光客、ハイカーが歩いている。
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田代橋もこの賑わい。

橋から見た梓川と明神岳。
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これは清水屋。
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私は上高地ホテルまで行って、そこでタクシーを呼ぶつもりだが、その前に梓川をちょっと遡って、ウエストン碑を見学していくことにする。

川沿いの小径。
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上高地温泉ホテル。
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清水屋ホテル。
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目の前を流れる梓川。
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その向こうに六百山の荒々しい山容。
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そしてウエストン碑。
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小川の向こうの岩肌にレリーフが埋め込まれている。
ウエストンの説明は不要だろう。
このレリーフは日本山岳会が、ウエストンの喜寿を記念して昭和12年に作られたもので、昭和40年にかけ直されたという。

さてここから引き返し、田代橋を渡って、帝国ホテルに向かう。
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裏側から敷地に入る。ちょうど2時だ。
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真っ赤な屋根と丸石の壁が印象的。

正面の景観。
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汚い格好で中に入るのは、ちょっとはばかられた。
何を買うわけでもないし。
もう少しお金持ちになったら泊まってみよう。

外に出ていたレストランのメニュー表を見ると、ケーキセットが1500円だった。
さすがに、ひとりじゃあねえ。

タクシーは上高地に待機していた車がすぐ来た。
運転手さんにいろいろと取材。
上高地は冬になると、ホテルの従業員もすべて里に下りてしまい、無人になってしまうそうだ。
冬山に入る人の拠点は大正池のホテルだけで、もちろんその先は避難小屋かテント。
ゴールデンウイーク前の雪がまだ大量に残っている時期に再開するが、真っ先に訪れるのは台湾の団体だそう。
彼らは雪が見たくて仕方ないのだそうだ。

途中、大正池を通過したあたりでカラマツの黄葉が実に見事で、「ああ、ここまで歩いてきてもよかったなあ」と後悔した次第。

とにかく車が置いてある中の湯上の焼岳登山口まで届けてもらう。
こういう乗り方をする人は他にも結構いるそうだ。
確か3000円くらいだったような。

わが愛車はちゃんとあったので、靴やザックを荷台に放り込み、なにはともあれ中の湯に向かう。
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露天風呂からは穂高が眺められるはずだが、この日はガスで見えず、心穏やかに湯に浸かる。
午後3時半には上がって、出発。

沢渡の廃商店が気に入って、車を止める。
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さて、あとはひたすら所沢へ。運転あるのみ。
途中のSAで寝たりしたかも忘れたが、午後8時には帰宅。

2日目の天気は今いちだったけど、西穂独標も行けたし、焼岳の360度大パノラマも体験できたので、100点に近い山行だった。
2014年は穂高の核心に迫りたい。


【行程】2013年10月18~19日
18日:所沢(5:30)=焼岳登山口(10:00)
焼岳登山口(10:25)~1972m標高点(11:30)~広場(11:47昼食12:16)~鞍部(13:27撮影13:30)~東峰(13:52)~北峰(14:00休憩・撮影14:24)~中尾峠(15:04)~焼岳小屋(15:25)
※所要時間:5時間(歩行時間:4時間4分)=コースタイム3時間40分
※歩いた距離:5.2km

19日:焼岳小屋(6:20)~割谷山下(7:11)~槍見台(7:44)~きぬがさの池(8:30)~西穂高岳焼岳分岐(8:43)~西穂山荘(8:58休憩9:18)~丸山(9:37)~西穂独標(10:18休憩10:45)~丸山(11:21)~西穂山荘(11:34昼食12:01)~宝水(12:41)~登山口(13:32)~ウェストン碑(13:48)~上高地帝国ホテル(14:05)
帝国ホテル=登山口=中の湯(14:38入浴15:35)=所沢(20:00)
※所要時間:7時間45分(歩行時間:6時間31分)=コースタイム8時間50分
※歩いた距離:11.5km
※登った山:4座(焼岳、槍見台、丸山、西穂独標)
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焼岳・西穂独標(3)

【2013年10月4~5日:焼岳、西穂独標】

4日は焼岳小屋に宿泊。
食事を終えて、20時に消灯。あまり寝付きはよくなかったが、睡眠はとれた。
寒いのでおしっこは我慢して、朝5時に初めて外に出る。
まだ暗いが星は出ていない。

夕べは焼岳も見えて、おぼろ月が出ていたが完全に曇ってしまったか。
気温は3℃くらい。

朝食は6時。
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早く出発したいので、パッキングを済ませて、食卓に臨む。
同宿のご夫婦が下りてきた時には、おおかた食べ終わってしまっていた。

6:20出発。
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曇っているが幸い、焼岳は見える。

暗い登山道に入っていく。
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遠方の山も意外にちゃんと見えた。
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10分ほどで稜線に出ると、小さな池がある。
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無名だが、ちゃんと地形図には載っている池だ。

右手にはしっかり霞沢岳。
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贅沢を言えば、空の色はやはり青がいい。

2159mピークを振り返る。
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もう少し登ると、焼岳も全容を見せてきた。
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左手、笠ヶ岳は今日は見えない。2800m以上がアウトという雲の高さ。
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道はこのような状況。
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眼下には大正池。
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黄色はカラマツの林。

7時を過ぎたあたりで雨がぽつぽつ落ちてきたので、カメラを一眼レフからコンパクトに交代。
この後、割谷山(2224m)あたりに差し掛かったが、やはり踏み跡も見当たらないし、すごいササやぶでおまけに濡れているので、突入は断念。
「登った山」にもできず、遺憾ながら通過。

このルートは以前、「ずっと樹林帯で退屈だ」と誰かに言われた記憶がある。
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確かに樹林の中の道だが、ところどころ景色も見えるし、全然不満はない。
歩いている人が少ないのがうれしい。

7:43、2194mピークのわきにある池を通過。
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地形図にも記載があり、登山地図に「池」とだけ出ている。

初めて登山者とすれ違う。
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2人ともおばさんだった。

7:52、槍見台(2250m)を通過。
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当然のごとく、槍は見えない。

かすかに丸山らしき山が見えている程度。
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ここから標高差100mほど下り、ゆるやかに100mほど登る。
樹林の中の道で、ぬかるみも所々にある。
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登り切った2242mピークを過ぎると、きぬがさの池が見えてくる。
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植生もなかなか面白い場所だ。

さらに70mほど登ると
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上高地から西穂山荘に続く登山道に合流する。
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ここからいきなりメジャーな道になり、道標も増える。
しかもハングル表記付きだ。韓国人登山者が多いのだろう。
去年(2013年)は中央アルプスで韓国ツアー客の遭難事故があったなあ。

分岐から西穂山荘までは標高差で60mほど。もうすぐそこだ。
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あっという間に見えてきた。
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ここが西穂山荘前のキャンプ指定地。
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北アルプスで唯一、通年営業している西穂山荘。
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10時ちょっと前に到着。

小屋の前庭にはベンチコーナーがあるが、雨のため誰も使っていない。
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とりあえず中に入って休憩させてもらう。
お土産ものがずらりと並び、雨具のまま休憩している人も多い。
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今朝、上高地から登ってきたか、新穂高ロープウエーで岐阜県側から来た人などだろう。

10分ほど休んで、外に出る。
遠くに雲をからめた八ヶ岳が見える。
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どうやら雨も上がり、視界が開けてきた気がする。
雨だったら、先に進んでも仕方ないから、西穂独標に行くのは諦めようかと真剣に考えたが、この天気なら行ける。
とにかく北に向かうことにした。

その前に、こちらは岐阜県側。
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これは大木場ノ辻(2232m)かな。
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さて、小屋西側の偵察は終了し、改めて出発。

いきなり巨大な露岩帯。
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しかし、これが格好の展望台だ。
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西穂山荘や焼岳方面がよく見える。

バシバシ写真を撮っていたら、水色のウエアを着た背の高い若い女性が「晴れましたねえ」と声をかけて抜かしていった。
この人はほぼ空身ではあったが、早い早い。どんどん離されてしまった。

こちらは笠ヶ岳だが、頂上は雲の中。
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こちらも焼岳とほぼ同じ高さまで来た。
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前方には西穂の尖塔群が見えてきた。
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てっきり右端の緑色のピークが独標だと思っていたが、全然違った。

もう降らないと判断して、再びカメラを交代。一眼レフを取り出す。
おお、あの人だかりは新穂高ロープウエー西穂高口駅の展望台だろう。
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岐阜の山々の連なりもかなりくっきり見えてきた。
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同定は全くできない。

うわあ、すごいぞ。
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西穂高岳に行くにはあれを全部越えて行かないといけないんだ。

その手前。真ん中の台形のピークが独標(2701m)。
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谷も黄色く染まっている。
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こちらは大正池。
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上高地帝国ホテル。
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ものすごい環境にあることが分かる。

目指す稜線。
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これは晴れていたらすごいだろうなあ。

丸山のニセピーク、ケルン群。
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焼岳の左下は大正池。
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大正池より下流は雲海になっている。
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明神岳は雲のヴェール。
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六百山(左)は見えるが、霞沢岳が見えそうで見えない。
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丸山(2452m)山頂に9:37到着。
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山荘から20分ほどだった。

さてハイマツ帯の急登にかかる。
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振り返って見る焼岳と大正池方面。
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晴れてなくても、これはこれで風情がある。

丸山を見下ろす。
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本日歩いてきた稜線(左)
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なんだか空気が透き通ってきた気がする。
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登山者がかなり多いと見えて、道もしっかり整備されている。
DSC_0946_20140116222036da6.jpg

正面の独標が霞んで大きく迫ってきた。
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あちこちに○×印がある。
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ちょっと間違った方向に進むと滑落したり、落石を起こしたりする可能性があるのだろう。

岩壁に取り付く。
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かなりの急勾配で、3点支持で登らなければならない。

岩に12と書いてある。
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最初は意味が分からなかったが、第12峰という意味。
独標に11峰という表示があったので、そうと知ったが、西穂高岳から数えての数なのだろう。
西穂にたどりつくには、そんなにピークを越えていかなくてはいけないのか。

10:18独標登頂。
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(つづく)


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焼岳・西穂独標(2)

【2013年10月4~5日:焼岳、西穂独標】

焼岳の火口縁まで登ってきた。
溶岩ドームの壁をへつって次の鞍部へ向かう。
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火山ガスでモンスター化した溶岩。
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鞍部から、北峰とは逆方向のピークにちょっと寄り道。
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このあたり、至るところから白煙が立ち上っている。
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よくよく見ると、白濁した火口湖が。
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これは珍しいものを見た。

眼下には上高地。
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穂高の向こうにとうとう槍が姿を現した。
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全部お見せするとこう。
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いつも東からばかり見てきた槍穂高を南から見るのはなかなか新鮮だ。

西穂山荘から丸山を経て、西穂独標への道。
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天気がよければ、明日はあそこを歩く。

奥穂どアップ。
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吊尾根と扇沢。
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乗鞍方面。
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これが北峰の溶岩ドーム。
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北峰から下りてきた人たち。
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こちらは南峰。
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これは焼岳小屋への下りの道。
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今夜の宿はあそこだ。
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槍への稜線。
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登山道のすぐわきからも水蒸気が噴き出している。
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だんだん雲が出てきてしまったが、冠雪している奥の山は鷲羽岳(2924m)か。
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その左に位置する、笠ヶ岳から抜戸岳(2813m)への稜線。
DSC_0601_2014011307011854e.jpg

笠ヶ岳は実にいい形をしている。
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さあ、いよいよ最後。北峰への登り。
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ほとんどが岩場だ。

下りてくる老人に「ガスが出なくてよかったですね~」と声をかけられ、外人カップルは元気に「こにちわ~」と言って、下って行った。

14時ジャスト、北峰に登頂。
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最高点ではないが、南峰は登山禁止なので、当然、ここをもって「登った山」と判定する。
もう時間も遅いので、誰もいない。
百名山山頂独り占めは飯豊山、金峰山についで3回目だ。

さっきの老人は「ガスがでなくて」と言っていたが、どうも雲行きが怪しい。
どんどん雲が湧いてくる。
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あわてて、360度の大パノラマをカメラに収める。
まずは上高地と六百山、霞沢岳。
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緑の山肌に黄色の斑点模様が印象的。

槍、大喰岳(3101m)、中岳(3084m)すこし空けて南岳(3033m)。
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北方面の全景。
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これは双六岳(2860m)かなあ。
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たぶん鷲羽山。
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眼下に火口湖。
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対岸に南峰。
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なんて見ているうちに、雲の大波が押し寄せてきた。
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そして、あっという間に槍穂高を飲み込んでしまった。
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この間わずか数分である。

何も見えなくなってしまったので、観念して、石に腰を下ろし、先日帰省した時にもらって帰ってきたりんごをかじる。
風もなく全く寒くない。
滞在中の25分ほど、誰も登って来なかった。
やはり私が最後のランナーだった。
でも、この後に来る人はガスで何も見えないので、今日登った人はみなこの雄大な眺めを楽しむことができたのだろう。

さて、ガスの中、下山開始。
さっき見えていた焼岳小屋までの道も楽しそうだったが、何も見えなくなってしまった。
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溶岩に書かれたペンキの○しか見えない。

本来なら何度も立ち止まって、さらにしつこく山々の写真を撮ったのだろうが、それができないので、さくさく進む。
せいぜい、こんな調子だ。
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ガスと見分けが付きにくいが、至る所で水蒸気が上っている。
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いけませんなあ。井上昌子さん。
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それともストーカーの仕業?

危険地帯の看板も倒れるほどの危険地帯。
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標高の低いところはガスが薄いようで、中尾峠とその先のこぶが見えた。
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そのこぶの頂上からも湯気が。
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だいたい2100m以下は大丈夫のようだ。
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上高地帝国ホテル。
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中尾峠まで下りてきた。
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ここはかつての焼岳小屋があった場所。
噴火による被害で、現在地に移ったという。
岐阜県側の中尾温泉に下っていく分岐でもある。
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あのこぶは登山地図には「展望台」と書いてある。
さぞかし、焼岳や笠ヶ岳の眺めが素晴らしいのだろうが、今日は真っ白だった。
しかし、植生が面白い。
この温かい水蒸気が関係あるのか、山肌はふかふかしたコケで覆われていた。
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あれは、おそらく中尾温泉の町並み。
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ここから5分ほど下ったところが小屋。
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3時半前に到着した。
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正面に巨大な溶岩があり、これが倒れたら、ぺしゃんこになりそうだ。

ここが小屋前の焼岳登山口=新中尾峠(標高約2080m)。
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小屋は狭い峠に建てられており、風は防げそう。
小屋の主人らしき人はおらず、若い男性2人が働いていた。
予約はしていなかったが、早速チェックイン。
ここのルールは、夜に必要なものは取り出して、ザックは土間の奥の専用の置き場に置くこと。

部屋は垂直なハシゴを登った2階で、20人も泊まればぎゅうぎゅうか。
布団は4つ敷いてあったが、これは4人の予約が入っているということではなく、今日はこのくらい来るかなって予想に基づいているようだ。
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聞いてみると、予約はゼロで、たった今、2人連れから泊まりたいと連絡が入ったとのこと。今夜は私も含め3人ということになりそうだ。

携帯は1分ほど上高地の方に歩いた開けた場所に行けば通じるという。
行ってみたら、確かにそうだった。

とりあえず、石油ストーブが焚いてある1階の食堂で、ビールを飲みながら、山行メモを付ける。
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たまたま行動食にナッツを持ってきてしまったので、めずらしくビールなど買ってしまった。550円。

1時間ちょっとで1日分書き上げ、ちょっと外に探索に。
なんと焼岳が見えている。
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少しガスが残っているが、これなら明日は期待できるかも。

小屋に戻って、小屋番の方に情報収集。
明日歩く予定の西穂山荘への稜線の途中にある割谷山は、ピークを登山道が通過していない。
頂上への踏み跡はあるか?「ない」
じぇじぇ。それは悲しい。

それと小屋のこと。
さっきも触れたが、この小屋は昭和初期に中野峠に開設された。
しかし昭和37年の噴火で倒壊。41年に現在地に新しく建てて営業を再開したという。
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小屋にもう1人いた人の姿が見えないので聞いてみたら、あす20人の団体を受け入れるため買い出しに下りたのだとか。
あす20人分の食材を歩荷してくるんだ。大変だなあ。

同宿の2人は6時を過ぎて、暗くなりかけた頃にやっと到着した。
50代の夫婦で、旦那さんは阿部寛か草刈正雄似のイケメン。
千葉県のとある市の役所に勤めているという。

食事中も食後も消灯まで、ずっと山談議をして過ごした。
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というのも彼らの体験談はなかなか面白かったからだ。仲のよい夫婦で感じよかったし。
(職業柄、私が聞き上手なのもあるけど)

食事はメインが生姜焼き。またまたビールを頼んでしまった。
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彼らは今朝早く自宅を出てきたが、都内で渋滞につかまってしまい、中の湯の登山口から登り始めた時にはすでに11時半になっていたとのこと。
おまけに奥さんの調子が今ひとつで、すっかり遅くなり、今夜は徳沢園まで歩くつもりだったらしいが、断念したのだとか。
私は最終ランナーではなかったようだ。
それはともかく、中の湯登山口から徳沢園まではコースタイムで8時間近くかかる。
8時に登山開始して休まずに歩いても到着は4時になる計算。ちょっと無謀だ。
まあ、その手前に明神館や上高地もあるから、適当に切り上げるつもりはあったのだろうけど。

実は夏にご主人は焼岳に登っており、その時の大パノラマをぜひ妻に見せたくて、今回連れてきたのだが、ガスで真っ白だったんだそう。
そうだろうなあ。私がいる時にすでにガスに覆われてしまったのだから。
ご主人はしきりに残念がっていたが、奥さんは「それほどこだわっていない」と淡々としたものだった。
・あとは、礼文島でキャンプをした時、早起きして見た海上の雲海に感動した話。
・日光の戦場ヶ原で冬にスノーシューで歩いていたら、雪を踏み抜いて、池にはまり、下半身がずぶ濡れになった話(よく抜け出せたし、凍傷にならなかったものだ)。
・高速道路で走行中、いきなりパンクしてハンドル操作ができなくなり、九死に一生を得た話(「テレビゲームで鍛えていたのがよかった」と、事故らなかった理由を自己分析していた)
などなど、なかなかエピソード豊富で楽しかった。

(つづく)

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焼岳・西穂独標(1)

【2013年10月18~19日:焼岳、西穂独標】

今回の山行は、夏のリベンジ。
夏休みに島々宿~徳本峠~霞沢岳~上高地~西穂独標~焼岳~中の湯という3泊4日の計画を立てたが、上高地で大雨となり後半のルートを断念した経緯がある。
今回は残した分を逆からたどろうというプランだ。

金曜が休みになったので、金土の1泊で行くことにした。
5時に起床し、5時半に出発。
天気は上々である。
中央道から八ヶ岳、鳳凰三山、甲斐駒などはしっかり見えたが、茅ヶ岳が雲の中だったのが意外。
塩尻に出ると、北アルプスが一望。
ここから穂高が見えるのを初めて知った。
白馬はすでに雪で真っ白、常念はまだ冠雪していなかった。
それらの前山には雲がかかっているが、奥の高山は大丈夫そうだ。
松本ICで下りて、波田のセブンイレブンで軍手を買う。

前夜、フェイスブックでこの山行を予告しておいたら、西穂独標より先は雪がついていると危険との忠告があった。
もともとその先は行くつもりはないが、手前ですでに冠雪している恐れがあるので、軽アイゼンは一応持ってきた。

島々宿から先は大型バスの後ろになって、のろのろと進む。
沢渡の駐車場は平日にもかかわらず、かなりの賑わい。
中ノ湯の焼岳登山口の駐車場に、この時間から駐められるかどうか不安だったが行くだけ行ってみる。

沢渡から先はマイカーがすっかりいなくなり、不思議な気分。
釜トンネルの手前で左折、安房峠への道に入る。
ここは大学1年の時の自転車部夏合宿で登った道だ。
中の湯の先で、黄葉の向こうに穂高連峰が鮮やかに見えてきて、思わず車を止めて写真撮影。
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奥の左端が前穂(3090m)で、右が明神岳(2931m)。
手前右のピークは霞沢岳(2646m)。

アップにしてみる。
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いきなりいいものを見せてもらった。

登山口にはちょうど10時に到着。
登山地図には、ここの駐車キャパは「約10台」とあったが、すでに30台くらい駐まっており、割り込むすきはない。
でも、100mほど戻ったあたりの路肩にスペースがあったので、そこに駐めることにする。
ここまで来ると、吊尾根の左にある奥穂(3190m)も姿を現した。
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10:25出発。
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しばらく等高線に沿って進む。
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右手に霞沢岳が付き添い。
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紅葉もピークではないが、完全に色づく手前のこの時期が私は好きだ。
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登山口から5分ほど歩いたところに、裏返しになった車が放置されていた。
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おそらく大昔に旧国道158号線からカーブを曲がりきれず転落して来た車だろう。

小さな谷を渡ると、道は急坂となる。
南斜面の上に、樹木もまばらなので、陽がよく当たって暑いくらい。
腕まくりをして登る。
ただ、どうも足がふわふわした感じで、調子が出ない。
中3日なので、体はなまっていないはずだが。車の運転が長すぎたか。
グミを少し口の中に放り込んだ後、11時くらいに朝の残りのパンを食べたら、少しはマシになった気がした。

それにしても快晴なので、紅葉が青空に実によく映える。
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と思ったら、戦隊のような雲が発生してきた。
DSC_0267.jpg
実は天気は下り坂の予報なのだ。

標高1750mを超えると、道は時々緩やかになる。ペースを整えやすい。
平らでぬかるみになっているような場所には丸太が敷いてあった。
DSC_0277_20140110214819fc2.jpg
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まだ昼前なのに、もう下りてくる人がいて、びっくり。
6時くらいから登ってピストンしているのだろう。
私が登山口で出発準備をしている間、後から到着した人はいなかったので、結果的に私は本日の最終走者なのかもしれない。
でも今夜の泊まりはコースタイム3時間40分で着く焼岳小屋だから問題ないのだ。

しばらくササの林床の道を登る。
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1972m標高点は、11時半に通過。
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まもなく、樹林のすき間から焼岳の頂上部が初めて姿を現した。
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いやいや、かっこいいではないか。

登山地図に「山頂部を仰ぐ広場 休憩、撮影適地」とある広場(標高約2030m)に11:47到着。
確かにその通りで、誰もいないこともあり、ベンチに腰掛けて昼食とする。
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まわりの日陰に雪がわずかに残っていた。昨日あたり降ったのだろうか。
おにぎり2個と味噌汁、中華スープを食す。

ここからの眺めは確かにすばらしい。最高の展望レストランである。
まず正面に焼岳。
DSC_0317_20140110214756893.jpg
左の突起が最高点の南峰(2455m)。右は北峰の手前のピーク。

そのちょうど間から白煙(水蒸気)が上っている。焼岳は北アルプス唯一の活火山だ。
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荒々しい山肌も色とりどりのヴェールをまといだした。
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焼岳の右手奥には穂高連峰。
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広場の脇から細い道がどこかに通じている。
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たぶん、災害により通行禁止になっている「中の湯ルート」への近道であろう。
今日歩いてきたルートは「新中の湯ルート」である。

さあ、30分ほどのんびりしたので出発。
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間もなく分岐が現れる。
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「中の湯ルート」に通じる下堀沢出合だろう。
道もササに覆われ、誰も踏み入らないと思われているのか、通行禁止の標識もロープも何もなかった。あると、逆に行く人が出てくるかもしれないからか。

この先は森林限界となり、景色は見放題である。
急坂直登だが、立ち止まって写真を撮りながらなので、全然苦にならない。
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右の霞沢岳から左へK2ピーク、K1ピーク、六百山(2450m)。
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奥穂から右に吊尾根、前穂、明神。
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中央に蝶ヶ岳(2677m)、左端の小さな突起は蝶槍。
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まとめて見るとこうなる。
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分岐からまもなくで、大きくえぐれた下堀沢上部の縁に出る。
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このあたりは砂防ダムもないので、大雨のたびにどんどん土砂が流出していきそうだ。

山肌は岩石かササ。
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下堀沢と霞沢岳のずっしりとした山体。
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その右へ視線をずらすと、奥に鉢盛山(中央、2446m)とハト峰(左、1971m)。
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さらに右。ちょっとよく分からないのだが、奥は中央アルプス北端・経ヶ岳(2296m)あたりなのだろうか。
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足元も火山らしくなってきた。
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上はもう荒涼たる風景である。
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いやあ、まさに溶岩の塊。
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歩いてきた道は草原のよう。
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上から、どんどん人が下りてくる。
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みんな、あそこに車を駐めていた方々なのだろう。
平日だけに、リタイヤしたような年齢の人が単独やご夫婦も含めて多い。

2300m地点。
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このあたりまで来ると、背後に乗鞍岳(3026m)が見えてきた。
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雲の上に稜線は見えるのだが、肝心の最高地点・剣ヶ峰が隠れている。
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あちらはすでに冠雪しているようだ。

だいぶ登ってきた。
噴火口も目の前だ。
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午後1時半前に火口の縁に到着。広場から標高差350mほどを1時間10分ほどで登ってきた。
ここから初めて火口の中を覗ける。
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エメラルドグリーンの火口湖があった。

火口壁の向こうに笠ヶ岳(2898m)がこんにちは。
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なかなか登攀欲をそそる山だ。

こちらは底は見えないが、火口湖があるのとは別の火口。
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垂直の壁だ。

あれが多分、焼岳の最高地点・南峰。北斜面には雪が残っている。
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立ち入り禁止ということになっているが、行って行けないことはなさそうだ。
ただ今回は止めておく。

ザックが1つここにデポしてあるが、南峰方面に人影は見えない。
直におばさんが北峰から下りてきて、そのザックをつかんだ。
北峰ピストンの人のだった。
誰かが登っていれば、それに付いていくこともありだが、誰もいないと登れるルートを見つけるのに時間がかかりそうし、最終的にはクライミング技術が必要なのかもしてない。
立ち入り禁止にしている理由は、どうやら火山ガスのせいではなく、崩落の危険はあるかたということだと思われる。
普通の登山道は噴気口のすぐ近くを通っている。
じゃっかん硫黄臭いが、基本的には水蒸気なのだろう。火山ガスの危険は現時点ではあまり想定していないようだった。

(つづく)


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尾瀬(下)

【2013年10月4~5日:尾瀬】

尾瀬沼と尾瀬ヶ原を隔てる白砂峠を5日の午前6時すぎに通過。
ここから下田代十字路(見晴)まで段小屋坂を標高差230mほど下る。
左手下にずっと沼尻川が流れており、紅葉のきれいなコースだ。
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かなり下ってきたところで、見晴のどこかの山小屋から出発してきたばかりと思しき団体さんとすれ違う。
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燧ヶ岳に登る見晴新道との分岐。
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再び団体さん。
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結構続々と来る。

彼らを見送り、7:10見晴に到着。と同時に雨が落ちてきた。
休憩がてら、第二長蔵小屋の売店にいたおじさんと雑談。
ここにはいろんな長蔵グッズが売っている。でも、物を増やしたくないので、バッジ以外は買わない。

ここにある山小屋を1軒1軒紹介しよう。
まずは第二長蔵小屋。
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原の小屋。
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尾瀬小屋。
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檜枝岐小屋。
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弥四郎小屋。
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燧小屋。
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ついでに見晴キャンプ場。
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山小屋村を抜けて、尾瀬ヶ原に出る。ここからほぼ平らな木道。
しかし、かなり強い雨だ。
こちらは一眼レフカメラをザックにしまい、コンパクトを取り出す。
いやあこんな天気になるなら、やはり燧は止めておいてよかったと後ろを振り返ったら、こんなに降っているのに、燧がしっかり見えるではないか。
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一瞬「しまった!」と思ったが、やはりこの天気では遠望は効かないし、足元も危ないから、止めておいてよかったろう。
むしろ、下から見えることに感謝しよう。

ハイカーたちは完全防備。
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私はカメラがある関係もあり、傘まで差している。

見晴と燧ヶ岳の全景。
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そのうち、このあたりの小屋にも泊まってみたい。

尾瀬ヶ原も見事な草紅葉である。
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足元にオヤマリンドウ。まだ残っていてくれたのか。
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六兵衛堀と呼ばれる川を渡る。
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池塘に落ちる激しい雨。
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しかし、雨でもあまり苦にならず、楽しめるのが尾瀬の魅力の一つでもあろう。

草原に1本だけけなげに立つ白樺の木。
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雨に煙る燧ヶ岳。
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沼尻川を渡ると群馬県。
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で、まもなく竜宮小屋。8:15。
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ここでちょっと雨宿りさせてもらう。
玄関ホールには、同じような人たちでいっぱいだった。
こちらは、靴を一旦脱いで、雨具の下を履く。

10分ほどで出発。
外に出てみると、小屋の前に休憩のハイカーたちがごったがえしていてびっくり。
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上田代の方から続々とやってくる。
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おそらく早朝、鳩待峠から歩き始めた人たちが、このあたりにたどり着く頃合いなのだろう。
そんな雨具で大丈夫ですか? といういでたちの人も。
尾瀬は登山者よりも観光客の方が多いくらいなところなので、こういうことに遭遇する。

それはともかく、完全防備にした途端、雨が止み、なんと正面に至仏山(2228m)まで見えてきた。
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なかなか端正なお姿ではないか。

右手には景鶴山(左、2004m)と与作岳(1933m)。
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竜宮十字路もこの混雑。
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木道に立ち止まって、おちおち写真を撮っていると、他のハイカーの迷惑になりかねない状況だ。

湿原のまわりは紅葉のグラデーションが続く。
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このあたりは、燧と至仏のちょうど中間あたりに位置する関係か、それぞれがほぼ同じ大きさに東西に見えて、心沸き立つ場所だ。
こちらは正面(西)の至仏山。
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これは背後(東)の燧ヶ岳。
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竜宮十字路を過ぎると、中田代と呼ばれるあたりで池塘が目立ってくる。
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さて雨もほぼ止んだので、再び一眼レフを取り出す。
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竜宮というのは、水が湧き出したり、伏流したりする竜宮現象が起きる場所ということで、至近距離にその竜宮口と竜宮尻がある。
これは竜宮口(湧き出すところ)。
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こちらは水が地中に入っていく竜宮尻。
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しばし、説明なしでご覧下さい。
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この半島のような山は牛首(1450m)。
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うわあ、すごい人が湧いてきた。
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牛首分岐付近の光景。

逆さ燧。
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牛首分岐を9:34通過。
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混んでいて休むに休めない。

いや~ほんとに紅葉がきれいだ。
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牛首を過ぎたあたりでまた雨が強くなってきた。再びカメラ交代。
このあたりから下田代に入り、大型の池塘が多い。
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至仏山に笠雲。
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だんだん雨が小降りになってきた頃、鳩待峠の登り口にあたる山の鼻に到着。10:40。
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ここも登山基地になっており、山小屋がいくつかある。
国民宿舎尾瀬ロッジ。
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山の鼻小屋。
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至仏山荘。
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それにしても、この人出である。
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食事をする場所を見つけなくてはいけない。

こちらも火を焚かないといけないので、キャンプ場の自炊場を見つけ、そこで食べることに。
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丸太を輪切りにしたイスをグループの方々の荷物で占拠されていたので、1つだけよけてもらい、私のスペースを確保した。
食事は確かカップ麺のみ。あと歩くのは1時間程度なので、これで十分だ。

お腹もふくらんだところで、11時すぎに出発。
ここから鳩待峠までは標高差200m弱の登り。
どうも暖かいなと思ったら、気温は16℃もある。
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川上川を渡る。
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このあたりの紅葉も素晴らしい。
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ツタウルシ。
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それにしても、続々とハイカーが下ってくる。
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これがもうほとんど途切れない。やはり尾瀬は平日に限る。

うわ、まだあんなに来る。
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マヤ文字のような奇岩。
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こんな設置式のクマ鈴が所々にあった。
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至仏山の斜面。
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ほんとに1時間で12時ちょうどに鳩待峠に到着。
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ここで、旅行会社を経営している高校の大先輩を待ち伏せ。彼女は長蔵小屋の元女将と同級生で、毎年お客さんを連れて尾瀬に来ているという。
燧を登っていたら会えなかったが、こういうコース取りに変更したので、会えることになった。
彼女たちは元女将が常駐する戸倉のロッジ長蔵で昼食を食べてから、貸し切りバスで鳩待峠に来ると聞いていたので、しばらく待つことにしたわけ。

1時前くらいに到着した彼女たちをお出迎え。
しばし雑談と記念撮影をして、私は乗合タクシーで戸倉へ下る。
今回は時間がまだ若かったこともあり、満席になるまで随分時間がかかった。
それでも次のバスよりは早い。

戸倉の駐車場でマイカーに乗り換え、私もロッジ長蔵へ。
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ここで元女将にご挨拶して、尾瀬温泉戸倉の湯へ。
ゆっくり汗を流して、帰宅した。
至仏山も燧ヶ岳も登れなかったが、また来たいと思わせるに十分な山行だった。


【行程】2013年10月4~5日
4日:鳩待峠(8:00)~横田代(8:54)~中原山(9:23)~富士見田代(9:46)~富士見峠(9:56休憩10:10)~電波塔(10:31)~白尾山(10:50)~セン沢田代(11:20)~皿伏山(11;59)~小湿原(12:20昼食12:41)~大清水平(13:01)~南岸分岐(13:17)~沼尻(14:02休憩14:17)~長英新道分岐(15:01)~長蔵小屋(15:20)
※所要時間:7時間20分(歩行6時間30分)
※歩いた距離:17.2km

5日:長蔵小屋(4:25)~沼尻(5:06休憩5:42)~白砂峠(6:06)~見晴新道分岐(6:56)~見晴(7:10休憩・撮影7:40)~竜宮十字路(8:15休憩8:27)~牛首分岐(9:34)~山の鼻(10:40昼食11:02)~鳩待峠(12:00)
※所要時間:7時間35分(歩行6時間5分)
※歩いた距離:17.4km
※登った山:3座(中原山、白尾山、皿伏山)
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尾瀬(中)

【2013年10月4~5日:尾瀬】

尾瀬ヶ原の南辺にある稜線を鳩待峠から歩いて、皿伏山を越えてきた。
天気は今イチだったが、皿伏山の下りで、やっと燧ヶ岳(2356m)を見ることができて感激。
気分をよくして、まもなく現れた小さな湿原(尾瀬沼まで1.4kmの地点)の真ん中で昼食。
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木道も老朽化していて雰囲気のある場所だ。
ここから燧は見えないが、陽も差して明るくなってきたので、お昼にはいい頃合いだ。
コンビニおにぎりと味噌汁。

ひとり静かに食べていると、近くの林の中でガサゴソと音がする。
(まさかクマ!?)と思い、あえて「あー」とか「オー」とか大声を挙げたら、大きな角を乗せたオスジカが左の林から飛び出し、木道をまたいで、右の林の中に入って行った。
あわてて写真を撮ろうとしたが間に合わず、林の中からギャーとかピーとかいう鳴き声が聞こえてくるだけだった。

20分ほど休憩して出発。
15分ほどで大清水平に出た。
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ここは広い。

朽ちた木道も味わい深い。
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紅葉もとてもきれいだ。
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湿原の真ん中あたりまで進んでくると、左手に燧ヶ岳が見えてきた。
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この湿原は訪れる人が少ないようだが、実にもったいない。
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湿原を通り過ぎると、まもなく尾瀬沼が見えてくる。
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湖岸の南岸分岐に13:17着。

ここから西へ湖岸を半周し、遠回りして東岸の長蔵小屋に向かう。
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湖岸だから平らな道だろうと思っていたが、小刻みなアップダウンがあって、かなり消耗する。
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「あっ」とか「うっ」とか、声が漏れるようになってしまったが、それでも素晴らしい紅葉に励まされつつ、頑張って歩く。
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対岸に檜高山(1932m)が見える。
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西岸の深い切れ込みを過ぎたあたりで、やっとハイカーに出会う。
若いカップルや老夫婦と相次いですれ違った。
西岸の小沼湿原(1665m)に出ると、正面に燧が見える。
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あいにく山頂部に雲はかかっているが、なかなかかっこいい。

不思議な四角の岩を過ぎ
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沼尻川を渡ると、そこは福島県。

まもなく沼尻平に到着した。14:02。
沼尻休憩所に一旦荷を下ろす。
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しかし営業は午後1時で終わっていた。
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ここは長蔵小屋の経営で、スタッフは夜の準備のため、小屋に引き揚げたのだろう。
まあ何も買うつもりはなかったので影響はない。

相当疲れていたので、ベンチに横になる。
ただ、それほど寝心地がいいわけでもなかったので、すぐに起きて、あたりを散策。

見上げると、燧のガスがすこしとれて、いくつかのピークが確認できた。
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これはミノブチ岳(2220m)。
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こちらは御池岳(柴安嵓)。
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これは赤ナグレ岳(2249m)。
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沼尻平は草紅葉のじゅうたんが鮮やか。
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トイレは200円だったので、使わずに我慢する。

休憩所から見た檜高山。
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このあたりでは十数人のハイカーが休んでいた。適正規模だ。
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ハイシーズンやあす土曜日などは、どのくらい混むのだろう。

15分ほどぶらぶらして出発(14:17)。
草紅葉の中を燧ヶ岳に向かって一直線に木道が延びている。
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疲れている体には木道はありがたい。景色を眺めながら、とぼとぼ歩いていく。
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大入洲半島を過ぎて、浅湖湿原に出ると、対岸に長蔵小屋が見えてきた。
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浅湖湿原を横断したところで
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燧ヶ岳に向かう長英新道を左に分ける。
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再び樹林帯に入り、すぐに今度は大江湿原に出る。
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もうすぐ近くに見える長蔵小屋は、木造校舎のようだ。
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ここは左に沼山峠に行く道が通じている。
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さすがにこのあたりまで来ると人通りが多い。

湿原の真ん中でハーモニカの練習をしている青年がいた。
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いろんな曲を吹いていたが、残念ながらどれも初心者に毛の生えたような程度だった。
ただ、控えめな音で吹いていたので、その遠慮深さはよかった。

大江湿原を貫流する川。
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15:19、ようやく今夜の宿、長蔵小屋に到着。
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やはり明治の小学校のようなたたずまいがある。

チェックインをする前に、周辺の写真撮影を済ませる。
長蔵小屋の売店。ここで燧のバッジを買った。
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尾瀬沼ビジターセンター。
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尾瀬沼ヒュッテ。ここは完全個室だそうだ。
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長蔵小屋の別館。
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長蔵小屋の無料休憩所。
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長蔵小屋の裏側。
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かつての長蔵小屋?
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長蔵小屋の裏から見る尾瀬沼と燧ヶ岳。
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明日は晴れてくれるといいのだが、曇のち雨の予報。

さて、いよいよチェックイン。15:40。
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部屋は2階の7番。空いていることもあり、6人部屋を一人で独占できた。
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靴は部屋まで持ち込み、窓のところに置くことになっている。
こたつもあり、暖房費100円込みで、1泊2食で8500円。

これは1階の案内図。
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廊下は古い旅館のような風情。
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わらじを脱いだら、まずはお風呂。
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環境保全のため石鹸やシャンプーは使えないが、湯に浸かれるだけでも非常にありがたい。
豊富な水を薪で湧かしているのだ。
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いい湯であった。

しばらく山行メモを付けて、5時から夕食。
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メニューは豊富だ。
実は、長蔵小屋の元女将は私の高校の大先輩にあたり、今回そんなご縁もあってビールを1本サービスしてくれた。ありがとうございます。

夕食の席で隣り合わせたのは、島根から来たという老夫婦で、もう尾瀬は4日目になるんだとか。しばらく妻が膝を痛めていたが、最近調子がいいので出かけてきたらしい。
この日は燧ヶ岳に登ってきたという。朝はガスがかかっていたが、午後から晴れるという予報を信じて登ったら、本当に晴れて尾瀬沼もしっかり見えたと喜んでいた。
明日は大清水に下り、日曜日に日光を回って帰るそうだ。
そんな雑談をしながらの楽しい夕食となった。

部屋に戻ってからは、こたつの中で引き続きメモを書き、部屋からの夕景を撮影。
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18:30からはビジターセンターで尾瀬のビデオ上映を見学。
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尾瀬の環境保全の歴史や植物の解説が勉強になった。
東電が整備している木道は長さ4m、幅50cmの国産カラマツ(耐用年数7~8年)で1本なんと40万円もするという。それが延長65kmにわたって敷かれているというから、一体いくらかかっているのだろう。

さて小屋に戻る。
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明日は4時に起きて出発して、燧に登る予定なので、朝食は弁当にしてもらった。
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夜は温かい布団で、ぐっすり休んだ。

翌朝4時起床。目覚ましのアラーム音が止まらなくてあせったが、スマホの電源を切ることで解決。焦って、本当に目が覚めてしまった。

出発時、小屋番のお兄さんに聞かれたので、長英新道から登り、ナデッ窪経由で沼尻平に下りると伝えたら、ナデッ窪を下りに使うのは、この天気では滑って非常に危ないというので、アドバイスに従い、逆コースをとることにした。

4:25出発。外は真っ暗。星も出ていないので曇ってる様子。
でも雨は降っていない。
ヘッドライトを点けて、昨日歩いてきた道を戻る。

ちょっと気味が悪かったが、5時すぎに沼尻休憩所に到着。
まだ暗かったので、ここで朝食を食べながら明るくなるのを待つ。
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結構大きなおにぎりだった。

早暁の尾瀬沼。
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着いた時は燧の頂上部分は雲の中だったから、ああこれは無理だなと思っていたのに
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ガスは次第に晴れてしまった。
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これは悩ましい。行くべきか行かざるべきか。
結局は断念。これから天気は下り坂。またガスがかかる可能性が高い。
大丈夫かもしれないが、もっと条件のいい日に来た方がいいだろう。
尾瀬にはまた何度も来ることになるだろうし。

というわけで空が白々としてきた5:42、尾瀬ヶ原に向けて出発した。
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すぐ先で、古い木道と新しい木道の付け替え工事が行われていた。
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川を渡ると、白砂田代という湿原に出る。
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夜明け前の湿原はなんとなく神秘的。

真っ黒な池塘の水面に回りの木々が映っている。
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濃い緑、淡い緑、黄色のグラデーション。
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線対称の図形に見える水草。
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尾瀬の紅葉は美しいと実感する。
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6時すぎ、白砂峠を通過した。
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(つづく)


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尾瀬(上)

【2013年10月4~5日:尾瀬】
尾瀬には夜行バスで行くことになるだろうと思っていたが、混み具合その他の兼ね合いもあり、車で行くことになった。
群馬県側の尾瀬入口・戸倉からバスで鳩待峠に入る。

金曜日に休みがとれたので、超混む土日をはずし、金土で出かける。
バスの時間(7:50発)に間に合うよう、余裕をもって3:50に起床。4:17に家を出た。
天気はいまひとつ。関越も群馬県に入ると霧雨が落ちてきた。
戸倉には7時過ぎに到着。第1駐車場に駐める。
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駐車場入口横に待合所みたいなところがあり、そこに乗合タクシーが待機している。
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バスと同じ料金で、人が集まれば車を出してくれるらしく、7:25に出発することができた。30分近く節約できた。

タクシーは老神観光タクシーのワゴン車で、次の第2駐車場で4人を追加して乗せ、都合乗客9人で満席となった。
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私は単独なので助手席に座らされ、おかげで40歳くらいの運転手さんにいろいろと質問することができた。

大学3年の頃なので、ちょうど30年前の晩秋のことになるが、自転車でこの道を走ったことがある。当時はダートだったが、今はきれいに舗装されている。
運転手さんによると、鳩待峠への林道が舗装されたのは十数年前のことで、マイカー規制をするようになったのも、その頃だという。
ただ、鳩待峠と坤六峠の分岐にあたる津奈木(ツナギ)の手前まではマイカーが入るので、近くの坤六峠に車を置いて、そこから1時間くらいかけて鳩待峠まで歩く人もいるのだとか。
その方が戸倉から歩くよりはいくぶん短時間で済むようだ。
坤六峠から歩く時間も惜しんで、路駐する人もいるらしいが、大半は駐車違反で切符を切られるらしい。バス代900円をケチって、反則金を何万円も取られるのはバカバカしい。

津奈木のゲートは朝5時に開くので、乗合タクシーの営業は朝4時10分から。
紅葉シーズンが終わるとマイカー規制も解除されるが、10月下旬には雪が降ることもあるという。
私が30年前に訪れたのは11月下旬だったが、たまたま雪は積もっていなかった。

鳩待峠には7:49に到着。
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この尾瀬ヶ原への入口の看板はなんとなく見覚えがある。

しばし周辺を撮影。
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売店の電気がついていなかったので、鳩待山荘の方に聞いたら
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売店の営業は8:30からで、バッジもそちらで販売しているという。
そんなに待てないので、断念。トイレを済ませて出発することにする。

今回は鳩待峠から、尾瀬ヶ原の南辺を走る稜線「鳩待通り」をたどって、尾瀬沼に出て、長蔵小屋に宿泊。翌日は燧ヶ岳を登って、三平峠から大清水に下る計画だ。

雨はほんの霧雨程度だが、山に登っても展望は得られそうにないし、尾瀬ヶ原に下りて、楽して長蔵小屋に向かう手もあったが、やはり当初の予定通り、「鳩待通り」を行くことにする。7:59出発。
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富士見峠まで6.3km、コースタイム2時間半の道のりだ。

本降りになると面倒なので、カメラは一眼レフではなく、コンパクトを使う。
いきなり階段だが
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標高差70mほど登ると、道はなだらかになり登りだと感じさせない程度になる。

まわりはガスで真っ白だが、ここ尾瀬では早くも紅葉が始まっている。
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鳩待峠で標高はすでに1591mもあるので、不思議ではないか。

ところどころ木道になっており歩きやすいが、油断すると滑ってしまう。
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それでもすいすい歩けて、1.2kmを25分で歩けた。
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木道をよく見ると、1本1本に東電のマークと年号が焼き付けてある。
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考えてみれば、尾瀬は東電の土地。環境保全や登山道の整備に毎年予算をつぎ込んでいるのだ。原発問題で風当たりが強いが、いいこともしている。
ほとんどの社員は真面目に働いているし、電気がなければ我々だって困るのだから、温かく応援してあげなければ。

どうやら雨も止んだので、一眼レフを取り出す。
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知らぬ間に中ノ原を過ぎ、8:54横田代の湿原に着く。標高1860m。
コースタイム1時間20分のところ、55分で来た。
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黄金色の草紅葉が美しいが、濃いガスで視界は100m程度。
振り返ると至仏山、左前方には燧ヶ岳が見えるはずだが、とんでもない。

それでも、池塘が結構あって楽しめた。
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延々と木道が続く。
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もう花の季節は終わっているが、「この花はなんて言ったっけ」「あれは何だっけ」と悩まなくて済むので、かえって心安らかである。

鳩待峠から4.1km、1939mの標高点にはベンチがある。
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晴れていれば、景色もよさそうで、休憩にはもってこいだが、何も見えないので通過。

まもなくピークとは思えない中原山(1969m)に到着。9:21。
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ここはもともと眺望のないところのようで、道標の写真だけ撮って通過。

中原山を過ぎると、アヤメ平。湿原復元事業が毎年区画を区切って行われている。
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ここは昭和30年代に「天上の楽園」と讃えられたため、多くの入山者が押し寄せた。
当時は木道が整備されていなかった上に、今のようなマナーも確立されていなかったため、湿原は踏み荒らされ、あっという間に約1haが裸地化してしまったのだという。
復元事業は昭和41年に始まり、ミタケスゲなどの種を蒔いてきた。
見た感じ、たいぶ草は戻ってきている。
ちなみに、アヤメ平というのは、このあたりに群生するキンコウカの葉がアヤメと見間違いされて、その名が付いたという。

大きな池塘の向こうには燧が見えるはずだが、ご覧の通りのガス。
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道標には1969mとあるが、地形図上は1955mほどしかない。
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どこから出てきた数字だろうか。

この先、左側が鋭く切れ落ちた崖の上のようなところを通過する。
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紅葉が美しい。
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ここを下ると富士見田代に出る。
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大きな円形の池塘が特徴的だ。

さらに急な階段を下ると
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富士見峠(標高1883m)。ここで鳩待峠以来、初めて人影を見る。
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時間は9:56。コースタイム2時間半のところ、2時間弱で来た。
ここまで車道が通じており、小屋の関係者は車で通勤できるようだ。

気温は10℃。それほど寒くない。
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富士見小屋に入って、バッジはないかと聞くと、「置いてない」との答え。
ならばと静かに去ろうとしたら、小屋の女将さんがお茶を出してくれた。
なんと親切な。
ちょうどいいので、ここで休憩させてもらうことにする。
自家製なのだろう、お茶うけのかぼちゃの煮付けが美味しい。

10分ほど休んで、10:12に出発。
この先しばらく、マイクロウェーブの反射板までは車の通れる道。
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1956m標高点にその反射板がある。
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ここからは再び登山道。
木道もかなり古い。尾瀬の中でもあまり歩かれていない道であることは一目瞭然。
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ササやぶがひどく、刈ってくれていなければとても歩けない道だ。
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時折、鮮やかな紅葉が突然目に飛び込んでくる。
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白尾山(2003m)まではいくつかの小さな湿原を通過する。
こんな傾斜した湿原もある。
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登山地図には、白尾山は「最高点の東側直下を越える」とある。
ピークを踏もうとすると、この濡れたササやぶに分け入らねばいけないのかと思ったが、その東側直下に「白尾山」と明記した標柱が現れた。
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こういう場合、真のピークは踏まなくても「登った山」に数えるのがマイルール。
ごちそうさまでした。10:50通過。

さて今までは、ほとんどがなだらかな道だったが、ここからは標高差250mを一気に下る。
登山地図に「露岩が多く滑りやすい」とあるが、とくに今日は雨で濡れているので、注意が必要。
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何とか、一度もスリップせず下り切った。

しかも、このあたりから何となく空が明るくなり、ガスも晴れてきた。
すこし向こうの山なども見えてきた。
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あれは1825mピークだろうか。

鞍部にあたるセン沢田代を11:20に通過。
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このあたりの木道は古くて、コケむしていて、ものすごく滑る。
ほとんどスケートリンク状態。
3回ほど冷や汗をかくスリップがあった。よく転ばないで済んだと思う。

ここから標高差160mほどの登り返し。
今日初めての本格的な登りだ。
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おお振り返ると、白尾山が見えるではないか。
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これまで4時間近く歩いてきて、10分ほどしか休んでないので、わずかな登りがかなりきつい。
さっき、アヤメ平で行動食のチーカマを食べたが、この登りでチョコを4粒食べてエネルギー補給した。

複雑な形の倒木を越えて、くぐって、さらに消耗する。
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11:59、皿伏山(1917m)に到着。
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ここで昼食のつもりだったが、さっきちらっと見えた燧がまた隠れてしまうと悔しいので、早いうちに見えるところまで進むことにする。

この先は緩やかな下りで助かる。
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古い道標はこんなに傾いてしまっているものもある。
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道もかなり荒れている。
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やはり、人通りが少ないんだなあ。

しかし、樹林帯のすき間から燧が顔をのぞかせた。
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感激である。初めて眺望に恵まれた。

(つづく)

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石老山(下)

石老山の山頂にいる。

まずは、さっき融合平見晴台で拾ってきた落とし物の主を捜す。
「すいませーん、どなたかスカートを忘れた方いませんか?」と大声で呼びかけると、おばさんが「あら私のだわ」と寄ってきた。
一応お礼は言ったものの、それほどありがたがっていなかったのは心外。
おれだったら何度も何度も頭を下げるだろうなあ。

とにかく頂上の日の当たるベンチは彼ら団体に占拠されていたので、少し下にある日陰の少し寒いベンチへ移動。
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(あちらは暖かそう)

でも今日は久々にしゃぶしゃぶだ。
これをするために近場を選んだのだ。
食べるのに夢中になり、写真を撮るのを忘れた。残念。

満腹になったところで、団体さんも消えたことだし、頂上に戻って、いま一度撮影大会。
これは丹沢方面。
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左から丹沢三峰、丹沢山(1567m)、いくつか飛んで右のピラミッドが蛭ヶ岳(1673m)。

こちらは丹沢主脈。
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手前から焼山(1060m)、黍殻山(1273m)と続き、左奥の三角錐が蛭ヶ岳。

このあたりは道志山塊の低山。
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右奥は御正体山(1682m)かな。

案内板。
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この山の標高は694mということになっているが、地形図では702mとある。
694mというのは、ここから西に100mほど離れた場所にある三角点の高さだ。
どうも、世間には三角点信仰というものがあり、山の高さを頂上の実際の高さではなく、近くにある三角点の高さを公式記録とする場合が少なくない。
私はピーク主義をとる。

最後の締めに写真を撮ってもらう。
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さて出発。
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これがさっき触れた三角点。
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すれ違ったおじさんが、「なんであんな低いとこに三角点があるんだ」とぶつぶつ独り言を言っていた。
思うに、こんな事情があったのではないか。
この三角点を設置した当時(おそらく明治時代)、こういう里山は木々を燃料にするためことごとく伐採され、はげ山になっているところが多かった。
石老山の場合、本当のピークには木々が残っており、この場所の方が見晴らしがよく、測量点とするのに都合がよかったのだろう。
心の中で、おじさんにそう告げつつ、意外に急な坂を下っていく。

勾配がゆるやかになると、なんだかもう夕方の雰囲気。
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木々のすき間から相模湖に浮かぶ島が見えた。
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誰かのプライベートアイランドだろうかと思ったが、実際は監視塔のようなものだった。

低山もすっかり初冬のたたずまいである。
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下り気味に歩いてきたが、ちょっとしたこぶに「大明神山」という標識があって感激。
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ここは551m標高点で、思いがけず「登った山」を1つ稼げた。
頂上には、ふもとの鼠坂(ねん坂)にお住まいの小川幸信さんが平成5年に奉納した石祠があった。

そのすぐ先が大明神展望台。
ここからの相模湖の眺めも見事だ。
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中央道が吸い込まれていくのは影信山(727m)。

右手には南高尾山稜。
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南には丹沢の峰々。
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凹んだところが犬越路。右が大室山。
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富士山もシルエットだけになってきた。
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西を見ると、累々と重なりすぎて分かりにくいが、最奥は三ツ峠山。
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右の黒い山は倉岳山(990m)かな。

その少し右に滝子山(1590m)。
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手前に百蔵山(1003m)。左奥は大蔵高丸、右奥は黒岳(1988m)。
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権現岳(1312m)と手前に扇山(1138m)。
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三頭山(1528m)。たぶん。
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雲取山と七ツ石山(中央、1757m)。
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茅丸(右、1019m)と生藤山(左)
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陣馬山(左端)から影信山への稜線。
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小仏峠(左)と城山(右、670m)
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相模大橋と相模ダム。
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景色を十分に堪能し、下山する。
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わりとすぐ林道に達し、相模湖休養村キャンプ場を通過する。
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正面にさがみ湖リゾート・プレジャーフォレストの観覧車が見えた。
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バスの時間を調べると、まだ随分待たなければならない。
歩いても1時間程度だとは思うが、この看板に釣られて下りていく。
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こんな季節のこんな時間に営業しているのかも全く分からないが、とにかく行ってみる。
一応「只今運航中」と書いてあるから大丈夫だろう。

湖畔まで下りてくると、じぇじぇ、今舟が出たばかりだ。
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しかし、あれははしけで、桟橋に着くと
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女性が「これから迎えに行きます」と合図をしてくれた。

しかし、大人600円とは、ちと高い。
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みの石滝キャンプ場が運航しているようである。

すぐにボートが迎えに来て、大きな船に連れて行ってもらう。
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乗ったのはこの船。
すでに、4~5組10数人ほどのハイカーが乗船していた。
最後に私を乗せて出港。

なんと船長は、はしけを操っていた女性。
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お金の徴収からともづなの扱いなど、みなこの若奥さんみたいな人がやっている。
団体さんの一人から「お嫁さんですか、娘さんですか」との質問が飛び、嫁と判明して、歓声が上がった。みな感心したのである。

水位が低いのは、護岸工事をする季節だからとのこと。
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船が湖面を静かに滑っていく。
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あれが石老山だ。

陽もとっぷりと暮れて、見事な夕景である。
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権現山がこんなふうに見える。
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10分ほどで湖畔に到着。
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上陸すると懐かしい昭和の光景が待ちかまえていた。
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射的~~~!

レトロなゲーセン。
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しぶいお土産物屋さんと旅館。
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もう旅館は営業していないんだろうなあ。
昭和20~40年代にかけて全国各地にダムが建設され、ダム湖が観光地になった。
しかし、それも今は昔。
ダム湖観光は完全になくなったわけではないが宿泊するところではなくなった。

昭和レトロムードを堪能して、相模湖駅に向かう。
途中、臨湖台なる場所を通過。
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16:40、駅に到着。
最初はどうなることかと思ったが、実に楽しい1日だった。


【行程】2013・12・14(土)
相模湖病院・登山口(11:40)~顕鏡寺(12:00撮影12:05)~八方岩(12:26)~融合平見晴台(12:38撮影12:41)~石老山(13:15昼食・撮影14:02)~大明神山(14:50)~大明神展望台(14:56撮影15:08)~休暇村(15:38)~渡し舟乗り場(16:02)=相模湖畔(16:20撮影16:28)~相模湖駅(16:40)

※所要時間:5時間(3時間50分)
※登った山:2座(石老山、大明神山)
※歩いた距離:6.7km


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石老山(上)

【2013年12月14日(土):神奈川県・石老山】

今回は近場なので、ゆっくり9:13に新所沢駅発、西武線で国分寺に向かう。
しかし、JR西国分寺駅で人身事故のため、中央線がストップしているとの車内放送。
じぇじぇ。調べると、運転再開は10:20の見込みとのことで、ルートは京王線経由に変更。国分寺駅の改札を出て、タクシー乗り場に行くと長蛇の列。
みな考えることは同じだ。
バス停にも人は並んでいたが、こちらは2台くらいで、はけそうな人数。
10分ほど待って、2本目のバスに乗る。車内は満員。

府中駅には10:10頃に着いたが、到着した途端、ホームでサイレンが鳴り始めた。何事だ!
幼児がホームと電車の間に落ちたらしい。
現場まで行ってみたら、幸い無事だった。よかった。
10:25発の京王八王子行きは遅延なく出発。北野で乗り換え、高尾に10:51着。

ここで再びJRに乗り換え。11:01発の普通甲府行きに乗り込むが、ダイヤの乱れで遅れた高尾着の電車を待ち、9分遅れで出発。
目的の相模湖駅に着いたのは11:20。
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予定よりほぼ1時間遅れで、乗るつもりだったバスもとっくに行ってしまっている。
やむなくタクシー。駅前に客待ちの車がなかったので、電話で呼ぶ。
少しでも時間節約のため、せっかくタクシーだし、バス停の奥、相模湖病院よこの登山口まで運んでもらった。

というわけで、11:40ようやく登山開始。もう昼前だ。
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いやあ、ここまででかなり消耗してしまった。
だからというわけでもあるまいが、いきなり道を間違えた。
すぐに整備された石畳の道に戻る。
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こんな時間なのに、まだ登っている人がいるのに驚く。何組かを抜かしたり、見かけたりした。
石段を登っていく。
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寛政11年(1799)の庚申塔。
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このコースは奇岩・巨岩が連続することで有名である。
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それぞれに名前が付いている。ここは屏風岩(別名「切通し」)。

こちらは滝不動。
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よく見えないが、岩屋の中に不動明王が安置されている。
岩屋の前の大石に絞龍の石像があり、これに滝の水が降りかかるところから滝不動と言われたらしいが、今や滝らしきものはない。
かつては水量も多く、参詣者が水を浴びて身を浄めたらしい。

岩の回廊を通り抜けていく。
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これは仁王岩。
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右側にも直立した巨岩があり、1対で仁王岩という。
かつて仁王門があった場所なので、こう呼ばれるらしい。

次は駒立岩。
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今から1100年ほどの昔、京都高家・三條殿の若君武庫郎と八條殿の姫君が名馬にまたがり、住居とする岩窟を探す時、この岩の上で休憩されたとされる。
岩の上には馬の蹄の跡があるという。
この岩の大きさは高さ11m、幅17m。

この後、力試岩や文殊岩を通過して
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顕鏡寺門前の蛇木杉に至る。
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女坂を通ると、車でここまで来られる。
以前このあたりの文化財めぐりをした時、この寺には来たことがある。

蛇木杉はこの写真ではよく分からないが、太い根が2本地上に露出していて、その姿が蛇が横たわっているように見えることから、そう呼ばれている。
樹齢は約400年。根の長さは21mに達する。

顕鏡寺の山門。
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先程の駒立岩の伝説に出てきた2人に授かった子は、岩若丸と名付けられた。父・武庫郎は道志法師として諸国行脚の旅に出る。息子との将来の再会の証しになるものとして、鏡を割って1片を渡した。その後、家族は無事再会を果たし、岩若丸は源海上人となって、この寺を開いた。故に顕鏡寺というとのことだ。

山号は「石老山」である。
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境内には、父子が住居とした岩窟がある。
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中には「福一満虚空蔵菩薩」とやらが安置されているという。
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南無阿弥陀仏。

太子堂を左に見て、鳥居をくぐり、さらに登っていく。
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またまた奇岩が現れる。
見ての通りの蓮華岩。
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名残の紅葉が輝いている。
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すこし展望の開ける場所まで登ってきた。
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山並みは南高尾山稜。

都心のビル群もはるか遠くに望めた。
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分岐は左の道を選ぶ。岩が多そうだから。
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右はさくらの季節に、じいさんになってからまた来よう。

鏡岩。高さは23.5m。
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一丁ごとに丁目石がある。
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吉野岩は別名「弁慶の力試岩」とも呼ばれる。
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二つの穴は、弁慶がパンチして開けたと言われる。
しかし、案内板はさすがの弁慶もそんな力はなかったはず、これは礫岩の礫が抜け落ちたものであろう、と推測している。
石老山の岩石は約600万年前に海底でできた礫岩でできているとのことである。

飯綱権現神社に覆いかぶさるように突き出している岩が擁護岩(雷電岩)。
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神社を守っているように見えるということらしい。

試岩。
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昔々、腕の立つ侍が刀の試し切りをこの岩でやってのけたのだとか。木の影でよく分からないが、きれいに二つに割れている。

小春日和の穏やかな道。
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八方岩は展望台になっている。
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この岩に登れば八方が見えるというのが由来らしいが、実際には東南方面が見えるだけである。

中央の青は津久井湖。その右は城山。
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再び都心のビル群。
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こちらは横浜のランドマークタワー。
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八方岩を過ぎると、道はややなだらかになる。
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ふもとから1時間ほどで、融合平見晴台に到着。
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ちょうど団体さんが休憩を終えて出発したところで、静かに景色を楽しめた。

相模湖が青く輝いている。
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その背後中央が陣馬山(855m)、左奥が生藤山(990m)。

すこし視線を左移すと、正面最奥になんと雲取山(2017m)が見えた。僥倖じゃ。
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さらに左に回り込むと、大菩薩嶺(2057m)と小金沢連嶺。
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眼下に相模湖畔と旧相模湖町の町並み。そして中央フリーウエイ。
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ふとベンチを見ると、ダウンの巻きスカートが置きっぱなしになっていた。
さっきの団体の方のだろう。届けることにする。
ここから頂上まで、あと1.1km。

少し登ると、陣馬山の後ろから大岳山(1267m)が顔を出した。
DSC_5789_20140103122418028.jpg

ここまで来ると、頂上は間もなく。
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もうひと登り。
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そして13:15、1時間半弱で登頂(702m)。
富士山のお出迎えだ。
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左手前に大きく立ちはだかるのは大室山(1588m)。
の山は登ってみると大した特徴がないのだが、どこから見てもかなり目立つ。
最近そのことを再認識した。
こいつも今後は、山座同定の基点になりそうだ。

(つづく)

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武尊山(下)

日本百名山、武尊(ほたか)山を歩いている。
2013年9月28日(土)は絶好の登山日和になった。
10時過ぎに登頂し、東の中ノ岳に向かう。
往復1時間ほどの出張ピストンである。

50mほど下った窪地に、三つの池が並んでいる。三ツ池である。
池と池の間には、こんな露岩帯がある。
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ここを通過すると再び登り。

左手に中ノ岳の側面が見えるが、ここからは登れない。
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途中、「菩薩界の水」という水場があったが、涸れていた。
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とうとう中ノ岳の南の稜線に達した(前武尊方面と田代湿原方面の分岐点=中の岳南の分岐)が、激しいササやぶで踏み跡など見当たらない。
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これは戻って、適当な斜面から取り付くしかないなと覚悟する。
どうせ、どこかでやぶに突っ込むことになるが、このあたりから取り付くことにしよう。
DSC_2736_201401022032327d3.jpg

登っている途中から見た、家ノ串山(左)と剣ヶ峰(右)。
DSC_2757_201401022031594c7.jpg

やぶに入る前にザックを岩場にデポ。
しばらくササやハイマツとの格闘となる。
急な斜面で、ハイマツの枝にぶら下がりながら登る。
下りは滑落するのではないかと心配になるほどだ。
それでも標高差はそれほどないので10分ほどで登頂。
DSC_2760_20140102203202481.jpg

頂上には踏み跡らしきものがあり(どっから登ってくるのか)、360度の展望。
まずは正面(西)に武尊山。
DSC_2764_2014010220320940b.jpg

家ノ串山アップ。
DSC_2762_201401022032045dc.jpg

剣ヶ峰のアップ。
DSC_2763.jpg
どちらも頂上が平らだ。

巻機山(1967m)など越後の山々。
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雲が切れて、武尊山の斜面の向こうにやっと見えた谷川岳(1977m)。
DSC_2769_20140102203136a53.jpg
その左は万太郎山(1954m)、仙ノ倉岳(2026m)へと続く稜線。

これは多分、越後三山。
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平ヶ岳(2141m)。
DSC_2778_20140102203139375.jpg

尾瀬方面の広大な原生林。
DSC_2786_201401022031427db.jpg

座る場所もない山頂でぐるっと1回転して撮影を終了。
恐怖の下り。
来たルートはすっかり分からなくなり、比較的下りやすい場所を選びながら下りたら、ザックをデポした場所とは違うところに出て愕然。
ザックを探して、斜面をさまようことに。
それでも何とか見つけて、事なきを得る。

変な場所でうろうろしているのを他の登山者に見つからなくてよかった。
DSC_2790_2014010220310693f.jpg
登山道に戻って、再び武尊山に向かう。

三ツ池を通過。
DSC_2804.jpg

振り返って見ると、中ノ岳はゴリラのようだ。
DSC_2808.jpg

皇海山(2144m)もなかなか目立つ山である。
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日本武尊像も通過。
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12:15再び武尊山頂に到着。
DSC_2837_20140102203040b1f.jpg
中ノ岳ピストンは1時間ちょっとと見込んでいたのに、なんだかんだで1時間40分もかかってしまった。
ここでお昼にしたかったが、さっき食べたおにぎりのおかげでまだお腹が空いていなかったし、賑やかすぎるので、剣ヶ峰山までお預けに。

谷川岳と一ノ倉岳(右、1974m)。
DSC_2838.jpg

白毛門(左、1720m)と笠ヶ岳(右、1852m)。
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東をもう一度見ると、皇海山の右奥に男体山の平らな山頂が覗いているのが確認できた。
DSC_2846_201401022030430d0.jpg
一体ここから百名山はいくつ見えているのだろう。
軽く10座は超えている。

さて、気持ちよさげな稜線を剣ヶ峰山に向かおう。
DSC_2850_20140102203046368.jpg
まずは標高差で200mほど下らなければならない。

しばらく下って振り返る武尊山の南斜面。
DSC_2876.jpg

天気も季節もいいので、登山者が多い。
DSC_2867_20140102203009471.jpg

南西の斜面には、こんなに荒々しい岩壁があった。
DSC_2882_201401022030159f0.jpg

左手には剣ヶ峰が鋸のように見えてきた。左奥は皇海山。
DSC_2885_201401022030177c5.jpg

こちらは目指す剣ヶ峰山。名称がまぎらわしい。
DSC_2895_20140102203019373.jpg
それにしても鋭いピークである。

武尊から中ノ岳への稜線。
DSC_2904_20140102202938f12.jpg

このご夫婦とは抜きつ抜かれつ。
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コースタイムは1時間10分なのだが、結構な距離があるように見える。
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中間地点あたりか。ずいぶん歩いてきた。
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南から見た武尊山の全景。
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1時間ほどで、頂上直下の分岐に到着。
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10分ほど急坂を登って、1時半に登頂。
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北西に獅子ヶ鼻山(1875m)を見下ろす。
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ここで久しぶりにガスストーブを使ってカップヌードルを食す。
狭い場所だが人がそれほど来ないので助かった。
30分ほどで済ませて下山開始。


分岐からの下りは木の根が湿って、まるで滑り台のような道。
DSC_3079.jpg
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おまけに急で岩場もあるので、前の女性を含む団体のスピードが遅く、こちらは何度も待たされた。
DSC_3066.jpg

おかげで紅葉の写真が何枚も撮れた。
DSC_3073_201401022029010bb.jpg
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しかし滑るのはこちらも同じ。転倒しないよう慎重に下る。

南西斜面から見上げる武尊山。
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1時間ほど下って、やっと緊張のほぐれる勾配になる。

沢を渡ったところで、家族連れに追いついた。
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このご家族はご夫婦と小学4年生くらいの男の子。
男の子は私の姿を見つけると、両親から離れて、すたすたと歩いて行ってしまう。
こちらがご夫婦を抜くと、彼は抜かれるものかと、あらにスピードをアップする。
あんなに離れてしまっては、親も心配だろうと思うが、「ちょっと待ちなさ~い」と呼びかけたりもしない。
相当慣れた子なのだろうか。
結局、登山口まで1時間以上、彼を抜くことはできなかった。

それはともかく、15時半近くになって、やっと平らな道になり
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間もなく、登りで使った道と合流。
DSC_3129_20140102202752ce7.jpg

あとは林道歩きとなる。
DSC_3137_2014010220275549c.jpg
少年は駆けるように下って行ったので姿は見えない。

この林道からは正面に谷川岳と一ノ倉岳が見える。
DSC_3142_20140102202757841.jpg

振り返って、西から眺める武尊山。
DSC_3144.jpg

お、やっと少年に追いついた。
DSC_3149.jpg
というわけでほぼ当時に登山口に到着。午後4時15分。

帰りに登山口からすぐの裏見の滝に行こうと、出発時は思っていたが、9時間に及ぶ山行ですっかり気力を失い、省略。
近くの宝台樹キャンプ場で、バッジを買えることをブログ情報で得ていたので、案内所に立ち寄って、ゲット。
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ここから15分ほどで宝台樹山(1152m)へのハイキングコースがあって、それにも登って、数を稼ごうかと思っていたけど、それも省略。

すぐ近くの草原「どうぞの森」から武尊山の夕景をパチリ。
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藤原ダムでも車を降りて、記録にとどめる。
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湯檜曽温泉の旅館で立ち寄り湯をして帰宅。
もう3か月も前のことなので、よく覚えていないが、たぶん関越は大渋滞だったのだろう。


【行程】2013・9・28(土)
武尊神社登山口(7:10)~神社奥駐車場(7:39)~分岐(7:50)~避難小屋分岐(8:32)~手小屋沢避難小屋(8:38)~クサリ場上(9:44撮影9:52)~武尊山(10:18撮影・軽食10:44)~中ノ岳南の分岐(11:12)~中ノ岳(11:26撮影11:35)~武尊山(12:15撮影12:20)~剣ヶ峰山(13:31昼食14:00)~分岐(15:38)~神社奥駐車場(15:48)~登山口(16:15)

※所要時間:9時間5分(歩行7時間48分)
※登った山:3座(武尊山、中ノ岳、剣ヶ峰山)
※歩いた距離:12.9km

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