山と鉄

山歩き、乗り鉄、廃線・廃道歩き、廃村歩き、駅舎探訪などの日々を記録します

地蔵岳(7)

【2017年4月30日(日)】地蔵岳
鳳凰小屋から3時間で南精進ヶ滝に着いた。
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2段の滝の間に滝壺が見える。
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水量が多く、今回見た4つの滝の中では最も迫力があった
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岩壁もほぼ垂直。
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水がめちゃめちゃきれいだ。
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やけに早いが、日向にミヤマキンバイが咲いていた。
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というわけで、南精進ヶ滝を後にする。
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「南」というくらいだから「北」もあるのだろうと調べてみたら、燕頭山(2015m)をはさんで北にある石空川の上流に「北精進ヶ滝」があった。

慰霊碑のある分岐を通過。
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ちょっと大きめの沢を渡渉する。
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しかしここで不覚にもスリップし、左手を沢の中にザブンと付いてしまった。
シャツの袖がびしょびしょになったが、絞るわけにもいかず、そのまま乾かすしかない。
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それにして転倒しなくてよかった。
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ここから先がまた長い。
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またまたコバイケイソウの群落。
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でも、コバイケイソウではなくバイケイソウなのかな。
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これだけでは、ちょっと見分けが付かない。
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標高1500m付近まで下ってきた。
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正面に巨岩が見えるが、あの下をくぐるのかな。
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胎内くぐりかと楽しみにしていたら、道は手前で右折していた。
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またまた渡渉のようだ。
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今度はすんなり。
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でも、この沢は別の意味で随分危なげだ。
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ほとんど崩れかけている。
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対岸にも大規模な崩落箇所が見えた。
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真っ白な花崗岩。
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花崗岩の沢はほんとに水がきれいだ。
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こういう崩落予備軍な感じも南アルプスの特徴だろう。
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この程度の滝なら無数にある。
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燕頭山のピークかしら。
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久々に見えた稜線。たぶん観音岳(2780m)の北にある2840mピーク。
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山腹のトラバースなので、道が細いところもあるし、アップダウンもある。
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その連続なので、いい加減疲れる。
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それだけにコバイケイソウの緑に癒される。
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もうしばらくの辛抱だ。
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9時半頃、青木鉱泉から登ってくる人とすれ違った。
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右手に見える稜線。
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なおもトラバース。
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ただ斜面はだいぶなだらかになってきた気もする。
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かと思えば、崩落箇所の上を行く。
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ロープのある細いトラバース。
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わりと古めの道標。
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こちらは随分略式だ。
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ここからはジグザグに100m以上下っていく。
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文字通りのつづら折りだ。
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黙々と行ったり来たりを繰り返す。
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いったん山側を振り返る。
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写真を撮っている間に2人は随分先まで行ってしまった。
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途中、分岐っぽいところに出た。山腹トラバースの道は通行禁止のようだ。
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「山と高原地図」にはしっかりした実線で書かれているのだが。
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大きな砂防ダムのあるあたりまで下ってきた。
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このあたりで標高は1300m。
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標高差120mの斜面を下り切った。
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南精進ヶ滝から1時間近く歩いて、やっとドンドコ沢の谷底まで下りてきた。
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振り返れば、地表が剥がれ落ちたかのような岩壁。
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右手には本流の砂防ダムが見えた。
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こちらは支流の石積み砂防ダム。
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登る人にとっては、ここからが本格的な登山道だ。
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さっきの支流を渡渉。
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鉄分が多いのか水の色が赤い。
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これまた、やけに早いタテヤマリンドウ。
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やっと平らな道を歩ける。
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振り返ると、木々を透かして、地蔵岳(2764m)、観音岳の稜線が見える。
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谷底に下りてきても、まだまだ下るようだ。
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鳳凰小屋から4時間が経過。10時を過ぎた。
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落ち葉を踏みしめて進む。
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完全に河川敷の中に入った。
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平和通りである。
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韮崎北西小学校の仁科里夏ちゃんが揮毫した小武川第三砂防堰堤を通過。
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岩の隙間から健気に咲くツツジ。
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壁だ。
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作業用道路に入ってきた。
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このあたり広範囲で工事をしているようだ。
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法面工事だ。かなり大規模である。
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それを避けるため、ここから登山道は右岸に迂回する。
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本流の堰堤を渡ることになる。
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巨大なピカチュウだ。
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川を渡ったおかげで、ダムの向こうに観音岳を望むことができた。
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やはりまだ雪が多い。
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景観は損ねてしまうが、崩落防止のためには止むを得まい。
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この工事は何年がかりなのだろう。
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資材を運ぶケーブル。
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警報機。
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さすがに今日は日曜日なので作業はお休みだ。
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再び左岸に戻る。
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再度、観音岳。
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左岸に渡った。
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あとは、ダートだけど車道歩きになる。
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すっかりリラックスムードだ。
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(つづく)
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地蔵岳(6)

【2017年4月30日(日)】地蔵岳
五色滝を見学して、青木鉱泉を目指している。
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次は白糸滝に向けて下っていく。
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この道標、いったい五色滝はどっちなのか。
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小さな谷を横断。
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このあたり、踏み跡が正しいのかどうか慎重に見極めながら進む。
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もう沢が露出しているところもあり、安全なルートを選ばないといけない。
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時折、夏道が見えるとホッとする。
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ただ、トラバースはかなり歩きにくい。
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振り返ると、たいぶ土が見えてきていることがよく分かる。
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巨岩。
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岩壁をトラバース。
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白糸滝の前には五色滝分岐から20数分で着いた。
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かなり古い看板も残っていた。
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滝はここからすぐ見える。
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上の方が白糸滝だろう。
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ほとばしる雪解け水。
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巨大な岩がゴロゴロしている。
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南に見えるのは千頭星山(2139m)か。
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やはり岩の固いところが滝になるようだ。
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だいぶ雪も少なくなったので、ここでアイゼンを外そうということになった。
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私はこの先もしばらく日蔭にはかなり残っていそうな気がしたので、まだ早いかなと思い、チェーンに履き替えるにとどめた。

その後も氷が残っていたり、雪があったりしたので、これで正解だった。
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でも、氷は見えにくく、チェーンも効かないことが多いので細心の注意を払った。
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標高1900m付近でほぼ雪がなくなったので、チェーンを外した。
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あとは、夏道。
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やっとリラックスできる。
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ただ、下りの傾斜がかなりきつい。
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辛抱、辛抱。
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着実に下ってはいるのだから。
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この角柱状の巨岩は上から滑り落ちてきたのだろうか。
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末端につっかえ棒がしてあった。
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下り始めて2時間近く経過。
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小さな沢を渡渉したりする。
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清冽な流れだ。
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崩落で道が寸断されている箇所に出た。
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迂回のためかなり登らなければならない。
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二日酔いの影響で登り返しがかなりきつい。
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尖塔の下でやっと下りになった。
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ここの下りには凍結箇所があった。スリップ注意だ。
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迂回路をクリアして間もなく、鳳凰の滝への分岐に到着。
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鳳凰の滝まで200m5分と書いてあったが、10分近く歩かされた。
また戻るのが面倒だったが、途中、直接青木鉱泉に通じる道が分岐していて助かった。
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段々になっている、それなりの滝が見えてきているのに、O君はどんどん進んでいく。
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これが鳳凰の滝ではないのか。
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その上は雪渓だけど。
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じゃあ、あれのこと?
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いや、この白い岩の奥にも何かありそうだぞ。
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あ、見えた、見えた。
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ずっと死角になって見えなかったが、向かい合って2つの滝が流れ落ちている。
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それが鳳凰の翼のように見えたから、その名が付いたのだろう。
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名前の由来を勝手に想像して、納得した。
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そういえば、この岩は面長な人の横顔のように見えるね。
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朝食をろくに食べていないので、さすがにお腹が空いてきた。
ここで小休止して、非常食のあんパンを1個食べることにした。
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これで青木鉱泉までは持つだろう。
医者のH君が二日酔いには、水をどんどん飲むのがいいとアドバイスしてくれたので、ここまで本当によく飲んできた。
お茶500ccと小屋の水500ccはもうなくなりそうだったので、ここで沢水を1㍑補給した。

10分ほどで出発。
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坂の途中で、間違えてこの枝をつかんでしまい、指に棘が刺さってしまった。
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滝の分岐までは戻らず、ここを右折する。
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もう、雪は完全になくなってしまった。
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左手に見えるのは、昨日巻いた2216mピークかな。
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急な下りはなおも続く。
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標高が下がって、だいぶ暖かくなってきた。
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岩場のへつり。
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小さな沢を通過。
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花崗岩なので、川の水も透き通っている。
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この沢も渡る。
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しめ縄をかけたような岩。
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左手の稜線の岩も花崗岩だ。
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下にも花崗岩がゴロゴロ。
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地形図では、次の南精進ヶ滝までわりと近く書かれていたのに、かなり下らされている。
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もう滝はいいや、くらいな気持ちになってくる。
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コバイケイソウの新芽が出ていた。
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道端に群生している。
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今年は豊作だろうか。
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春の息吹を思い切り感じた。
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花崗岩の小さなケルンを通過。
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それにしても遠いぞ。
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結局、南精進ヶ滝の分岐まで30分もかかった。
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ここには遭難者の慰霊碑があった。
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遭難は11月とのことだが、天候の急変にでも遭ったのだろうか。
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手を合わせて滝へ向かう。
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このあたりも崩落箇所が多い。
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一つ間違うと奈落の底。
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滝まで随分歩かされた。
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しかも岩場まで登らされた。
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滝展望台経由で地蔵岳に行ける道があるようだ。本当かね。
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6分かかって、やっと到着。
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滝は上下に分かれていた。
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(つづく)
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地蔵岳(5)

【2017年4月29日(土)】地蔵岳
地蔵岳(2764m)から下りてきて、13時半に鳳凰小屋のこたつ部屋で祝杯を上げた。
はじめは我々3人だけで飲んでいたが、少しずつ人が増えていった。
最初に来た単独の男性は、東京の人。甲府に前泊して、韮崎発の始発バスで来たとのこと。
本当は東京を朝出て、2番目のバスで来ようと思ったが、踏み抜き情報で時間がかかると思ったので前泊にしたのだとか。登頂は明日にして、そのままピストン下山する予定らしい。
我々より3つ年上で、山を始めてまだ2年だが、去年はテントをかつぎ3泊4日で、三伏峠から塩見、間ノ岳を縦走したという。大した脚力だ。

次に入ってきた熟年夫婦は、なんと秋田から。
百名山をやっているらしく、「まだ60座ほどです」と謙遜していた。
自営で歯型を作っていらっしゃる方で、仕事の都合をつけて、まとまった休みを取り、集中的に百名山を登っているらしい。昨年は北海道を随分回ったのだとか。

間もなく、バイトの女の子が「今ひまなので、ちょっといいですか~」と言って、こたつに入ってきた。
山は好きだけど、小屋のバイトは初めてで、ここまで登ってくるだけで心が折れたと言っていた。
学生さんかと聞くと、もう卒業しており、就職はせず、新宿のバーで働いているという。
出身は上田で、長野の山ばかり登っていたのだとか。うらやましい話だ。
H君は「女の子がつく小屋なんて初めてだ。素晴らしい」と感激していた。

次に登場したのは単独女性。
O君と同じ静岡市内在住&我々と同じ学年ということで、これまた盛り上がった。
同じ年とは言うが、一回りくらい違うではないかというくらい若かった。
翌朝4人で記念撮影をしたが、我々のカメラには残っていない。失敗した。
このあたりからかなり酔いが回ってきたので、記憶があいまいだ。

カップルの2人はつい最近、別の山で出会って意気投合し、今度は韮崎駅で待ち合わせしようということになり、今ここにいるとのこと。
これにはみんなで「お~」と感激した。

みんなで話しているうちに、ドンドコ沢コースを上がってきたパーティーがいるらしいとの情報を得て、私が詳しいことを聞きにいくことになってしまった。
テン泊の人だったというので、テン場まで行き、だれかれ構わず「ドンドコ沢から来ましたか」と聞きまくった。
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ずっと「いいえ」の連続だったが、酔っぱらっていて私の声が大きかったのか、テントからわざわざ顔を出して、「私ドンドコ沢ですけど」と名乗り出てくれた。
聞くと、踏み抜きもそれほどではないし、道にも迷わなかったという。
酔っていなければ、知らない人に聞いて回るような真似はできなかっただろう。

部屋に戻って、その旨報告。
あすは天気がいい予報なので、赤抜沢ノ頭まで登って北岳を拝んでから下山する案もあったが、ドンドコ沢をまっすぐ下ることにした。
車は御座石温泉に置いてあるので、ドンドコ沢の登り口、青木鉱泉から御座石まで1時間余計に歩かないといけないが、下山するだけなら時間はたっぷりあるので、とくに問題ない。
そういうことで明日はドンドコ沢を下ることに決定した。
わたし的には、ピストンが避けられて、ピンクの線を地形図にたくさん引けるので、この上なくありがたい。

夕食は17時半からカレー。みんなで一旦、食堂に移動する。
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カレーは生姜味が効いていたとH君が言っていたが、これまで4時間飲み続けており、味はほとんど記憶にない。
私も半分おかわりしたらしいが、それも記憶にない。
でも具がたっぷり入ったおいしいカレーだったことは間違いない。

食後またこたつに戻り、さっきより大勢の方々(20人くらい?)と歓談したのだが、内容は全部忘れた。
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19時半に消灯となり、電気からランプに変わったことだけは覚えている。
小屋開けのため雪掘りをしたアオト君やオーナーにあれこれ取材していたらしいが、それも翌日H君から聞いた話。
20時半にはお開きになったので、寝床へ。
耳栓をしようとポーチを探したが、見当たらないので、そのまま寝てしまった。
夜中はものすごく寒くて何度も目が覚めた。
下に敷いていた毛布を上にかけ直してもまだ寒かった。
それに目が覚めるたびにひどい頭痛。完全な二日酔いだ。
担ぎ上げた、ウイスキーと焼酎計1㍑を3人で飲み干してしまったのだから、さもありなん。

【行程】2017年4月29日
御座石鉱泉(6:38)~西ノ平(7:27)~旭岳(8:47)~燕頭山(9:26休憩9:37)~鳳凰小屋(11:14昼食11:44)~地蔵岳(12:36撮影12:43)~鳳凰小屋(13:08)
※所要時間:6時間30分(歩行時間:5時間35分)コースタイム:7時間40分
※登った山:3座(うち新規2座:旭岳、燕頭山)
※歩行距離:7.2km

【2017年4月30日(日)】
まだ暗いうちから、パッキングをしている人々の音がする。
それがかなり長い。
早出するなら、前夜のうちにある程度やっておいて、仕上げは1階に下りてからしてほしいものだ。
それにしても頭が痛い。
夜中何度も目が覚めながら、その都度、眠りに落ちたが、4:40にとうとう眠れなくなってしまった。
便意を催していたので、外のトイレへ。
20分近く粘って大量に出た。二日酔いのわりにはゆるくなかった。
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部屋に戻って布団の中に潜り込んだが、間もなくほとんどの人が動き出した。
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やむなく我々も起きてパッキングを始める。
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激しく気持ち悪いので、お茶をぐびぐび飲んだ。

5時半に朝食のため1階の食堂に下りたが、全く手が付けられない。
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ご飯とおかずを3口ずつ食べてギブアップ。
おかずはO君に進呈した。
向かいに座った人が「二日酔い大丈夫ですか?」と声をかけてくれた。
昨夜の酔っぱらった私の醜態を見ていたのだろう。
「だめです。ひどいです」と答えるのが精いっぱいだった。

ただ吐き気はそれほどでもなく、歩くにはとくに問題なさそうだ。
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わりと早く準備ができたので、ドンドコ沢コースの入口を確認しておく。
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道標はあるのだが、そちらの方向は雪捨て場になっており、昨日上がってきたという方々の足跡がない。
小屋のスタッフに聞いてみたら、「あの木の間が登山道なんですが、足跡がないですね。どこから入ってきたんだろう」と彼も首をひねっている。
「登山道にペンキとかはあるんですよね」
「ええ。夏道なら迷うことはないんですが。この先いったん沢に出て、また樹林帯に入りますので」
という情報を得て、とにかくその木の間を行くことにする。

OH砲の準備も整い、ちょうど6時に出発。
いい天気になった。
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「こっちだそうだよ」と言って、最初だけ私が先導。
するとトイレの先に、踏み跡を見つけた。
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ラッキー。あとは、これをたどって行けばいい。
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道も間違いない。
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まだ朝方なので、雪も固く締まっており、歩きやすい。
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でも、昨日歩いた人の足跡はかなり深いのもあり、それなりに踏み抜きはあったようだ。
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結果論だが、ドンドコ沢を行きではなく帰りに使ったのは正解だった。
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小屋番の人が言った通り、一旦、沢に出た。
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この下は水が流れているのだろう。
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歩きやすいので、このままずっと下まで下っていきたいほどだ。
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背後は赤抜沢ノ頭かな。
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谷にはこんな大きな岩も転がっている。
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お、オベリスクも見えた。
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今日登る人は吹雪に遭わないで済むだろう。
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これはミニオベリスク?
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正面に霞んでいるのは、もしかして富士山?
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20分弱で沢道は終了。
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再び樹林帯に入る。
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途中で暑くなり、ダウンを脱いだ。
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とりあえず目指すは五色滝。
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早くも、ところどころ、土が見えてきた。
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昨日の踏み抜きも目立つ。
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かなり傾斜がきついところがあり、下るのも結構難儀だ。
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出発してから40分ほどで五色滝の分岐に着いた。
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ときどき、昨日の足跡が道を間違えていて、こちらもそれにつられて誤った方向に行ってしまったりしたが、その都度、3人で回りを見渡し、赤いペンキを探しながら軌道修正して、何とかたどり着いた。
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五色滝までは分岐から2分ほど。
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とくに五色には見えないが、なかなかの迫力だった。
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下には氷柱が出来上がっていた。
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残雪も面白い。
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ゆっくり眺めを堪能して、出発した。
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(つづく)
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地蔵岳(4)

【2017年4月29日(土)】地蔵岳
鳳凰小屋の前でお昼を食べて、11:45頃、地蔵岳(2764m)山頂に向けて出発。
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お酒など、余計な荷物は小屋に置かせてもらったので、ほぼ空身だ。
オーナーさんに「だいたい1時間だよ。いってらっしゃい」と見送ってもらった。

山頂への道は水場の前を通っていく。
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雪解け水なので、かなり冷たそうだ。
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奥に見えるあの建物はハイシーズンに使用するのかもしれない。
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この先はもう完全な雪道。
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しばらくは樹林帯の中を行く。
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かなり雪が深い。
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O君は体が冷えてしまったと言ってダウンを着込んでいたが、すぐに暑くなり、やはり脱いでしまった。
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急登が続く。
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間もなく、木々の隙間から激しい岩壁が見えてきた。
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あそこでクライミングする人はいるのだろうか。
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地蔵岳から東に延びる稜線。
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再び樹林帯へ。
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真ん中に氷の尾根がある木橋を渡る。
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1時間とは言え、なかなか歯ごたえがある。
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美しい森を抜けて、ぐいぐい高度を稼いでいく。小屋からの標高差は370mほど。
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まだ陽射しがあるが、天気は持ってくれるかな。
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左手に観音岳(2841m)への稜線も見えてきた。
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しかし、観音岳の向こうに大きな雲が。
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とにかく、いよいよ最後の直登にかかる。
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植生はダケカンバに変わった。
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やっと、オベリスクが出現。
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樹林帯を抜けると、大雪渓のような急斜面が目の前に展開した。
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頂上は眼の前のように見えるが、あと20分はかかるだろう。
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最終的には25分もかかってしまったけど。
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左手は観音岳。
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陽射しを遮るものがないので、雪がまぶしくて、雪目になりそうになった。
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それにしてもきついぞ。
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かなり息が上がる。何度も立ち止まって観音岳を眺めた。
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振り返ると、まだそれほど登っていないことが分かる。
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オベリスクはすぐそこにあるのに。
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ピークはさっき通過した燕頭山(2105m)。
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当然、あの上にまで登る気はさらさらない。というか登れない。
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途中でO君が落としたタオルを拾って、頑張って追いつき渡した。
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花崗岩。
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この雪の下は、花崗岩が風化した真砂土の斜面だ。
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雪とどっちが登りやすかっただろう。
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背後に奥秩父の稜線が霞む。
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時折、強い風が吹き抜けていく。
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あやや、正面から不穏な雲が湧いてきたぞ。
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大丈夫だろうか。
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オベリスクの背後も白くなってしまった。
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そして完全に日が隠れてしまった。
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頂上付近は多少、真砂土が露出している。
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もう一度、振り返り。
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地蔵岳の東稜。
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オベリスクの下に連なる岩の波。
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先端の形が面白い。
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観音岳山頂を仰ぐ。
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ようやくオベリスクの真横まで来た。
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さあ、もうひと踏ん張り。
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正面は赤抜沢ノ頭方面。
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振り返ってみると、それほど急な坂には見えないが、かなりきつかった。
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というわけで、やっと頂上扱いの鞍部にたどり着いた。
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小屋から50分ちょっと。
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コースタイムは1時間20分だからかなり速い。
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あまり記憶になかったが、ここ賽の河原の手前に立派な山名板があったので記念撮影。
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天気は何とか間に合って、正面に甲斐駒(2967m)を望むことができた。
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左はアサヨ峰(2799m)。
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石仏が並ぶ懐かしい賽の河原。
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ここに来るのは、5年ぶりである。
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その間に随分新しい石仏も立っていた。
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よく見ると、オベリスクに登ろうとしている人々の姿が見えた。
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しかし、着いた途端、猛烈に強い風が吹き始め、雪が舞い始めた。
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ヤマテンの予報が的中。
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すぐにダウンを着て、早々に下山を開始した。
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霞み始めた観音岳。
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下りは文字通り滑るように下った。
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折角階段状になっていたトレースを3人でどんどん破壊しながらになるが、仕方ない。
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後半は登りの人とすれ違ったのでルートを変えたが、踏み抜きはなかったので、最初から別ラインを下ればよかった。
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後から来る人には申し訳ないことをした。
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とにかく小屋へと急ぐ。
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さっき渡った木橋。滑らないよう慎重に渡る。
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下りはわずか25分しか、かからなかった。
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ここまで来たら、また陽がさし始めた。
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小屋に着くと、土間の食堂に案内されたので、そこでアイゼンとスパッツをはずす。
アイゼンを屋根の上に干してから、荷物を置きに寝床へ。
バイトの女の子が案内してくれたのは、2階の上段角。
ちゃんと1人分の布団は確保できそうだ。
でも今日は予約がかなり多く入ったので、今空いているスペースにも客が入るかもとのこと。
最終的にはほぼ満室になったかもしれない。

H君からウエットシートをもらい、布団の上で体をふきふき。
局部もしっかり拭いたら、とてもスースーした。
今回はあえて着替えは持ってこなかった。
この時期あまり汗をかかないし、かいてもすぐ引いてしまうからだが、思った通りとくに問題なかった。

「1階にこたつがありますから~」と言われていたので、作業が終わったら、お湯とウイスキーを持って下に下りた。
空になったペットボトル2本に水場の冷たい水を入れて持ち込み、準備万端。
こたつ部屋は寒いが、こたつの中は暖かい。
なんと、中に炭が入っている。
「やけどしますので、足は四隅に置いてください」とのことだった。
正しくは「4辺」だろうけど。

早速、缶ビール(600円)を3本注文。
無事登頂を祝って乾杯した。
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(つづく)
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地蔵岳(3)

【2017年4月29日(土)】地蔵岳
燕頭山(2105m)を通過して地蔵岳(2764m)を目指している。
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頂上台地の北側をトラバース。
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すると、いきなり右手が開け、観音岳(2840m)が目に飛び込んできた。
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その右には地蔵岳。
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オベリスクを初めて拝むことができた。
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残雪があると、やはり風格が増す。
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さらにその右奥に甲斐駒(2967m)が姿を現した。
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摩利支天を従えた甲斐駒の威容には目を見張るばかり。
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H君も「かっこいい」を連発していた。
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私もバシャバシャ、シャッターを切ってしまう。
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今日は本当に最高の天気に恵まれた。
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鼻の穴を膨らませて、雪のトラバースを再開。
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10分ほどで巻き終えて尾根に出た。左手は崩落している。
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鞍部を木道で渡る。「アイゼンが食い込む~」とH君が喜んでいた。
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左は千頭星山(2139m)。
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右は離山(2307m)方面。
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八ヶ岳もまる見えだ。
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この先は2216mピークに向けて、緩やかな登り。
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谷にはしっかり雪が残っている。
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崩れかけた場所には木の階段が設けられていた。
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残雪と土、かわりばんこだ。
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このあたりで標高は約2100m。
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なんと階段も崩れかけていた。
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あれが2216mピークかな。
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再び、北斜面をトラバース。
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かなり雪が多くなってきた。
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しかし、開けたら眺めは抜群。
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地蔵岳の岩肌もよく見える。
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尾根に戻ると、雪はまた少なくなる。
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樹林帯の中を黙々と登っていく。
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岩が露出するようになってきた。
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こういう標識には距離か時間を書いてほしいなあ。
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雪道は踏み抜かないよう、踏み跡をちゃんとたどって歩く。
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大岩の横を通過。
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まだ、このあたりは雪のないところも結構ある。
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丸太の橋のあるあたりはすっかり解けていた。
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コケも雪が解けて、うれしそう。
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ここから尾根を外れて、再び北斜面のトラバースに入る。
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古い道標。
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間もなく、地蔵岳が見えてきた。
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今日は午後から大気の状態が不安定になるとの予報。
稜線では風が強くなり、雪が舞うところもあるという。雷にも要注意だ。
そんな心配は全然ないのではないかと思っていたら、地蔵岳の背後に不穏な雲が発生してきた。
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なんとか持ちこたえてほしい、とサルオガセに祈る。
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やはり北斜面は雪がかなり残っている。
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2216mピークを巻き終わり、2200mを超えると完全な雪道になった。
DSC_2254_20170617093041d6c.jpg

次の2401mピークは2350m付近まで尾根を登り、その先を巻くように地形図には書いてあるが、ほぼ最初から巻き始めた。
DSC_2255_20170617093043779.jpg

でも、これがかなりの勾配。
DSC_2256_20170617093007db7.jpg

急斜面のトラバースもあり、O君はここでピッケルを取り出した。
DSC_2258_201706170930104d7.jpg

積雪は1mくらいある。
DSC_2257_201706170930088fe.jpg

道標がこんなに埋まっているくらいだ。
DSC_2261_20170617092941cde.jpg

しかし、しっかり踏み固められており、ほとんど踏み抜かずに歩くことができた。
DSC_2260_20170617093013d1b.jpg

なおも樹林帯は続く。
DSC_2259_20170617093011bd4.jpg

さすがに下ってくる人がいないので、脇に避けなくて済むのがありがたい。
DSC_2262_20170617092943b50.jpg

夏道より1mくらい高いところを歩いていることがよく分かる。
DSC_2263_20170617092944e39.jpg

それにしても、H君はせっかく北海道から内地に来たのに、また雪道を歩かされて、ちょっと気の毒。
DSC_2264_20170617092945e1d.jpg

でも、私も残雪期に2800m級の山に登るのは初めてだ。
DSC_2265_20170617092947d06.jpg

オベリスクがだんだん近づいてきた。
DSC_2266_20170617092918764.jpg

その左は、赤抜沢ノ頭。
DSC_2267_20170617092919347.jpg

これこそ峨々たる山容というのだろう。
DSC_2268_201706170929201e0.jpg

この角度から見ると、オベリスクはカニのはさみのようだ。
DSC_2269_20170617092922023.jpg

実にかっこいい。
DSC_2270_2017061709292357b.jpg

それにしてもトレースが付いているので助かる。
DSC_2271_20170617092822b24.jpg

45分かけて標高差150mの巻きは終了。
DSC_2274_20170617092825f2b.jpg

今度は南側の緩斜面をリラックスして歩く。さすがに雪道のトラバースは緊張していたから。
DSC_2276_201706170928296eb.jpg

こちら側からは観音岳がよく見える。
DSC_2275_201706170928263bf.jpg

その頂上付近。
DSC_2273_20170617092823360.jpg

南斜面は陽が当たるので暖かい。
DSC_2277_201706170927579a2.jpg

あの雲はそれほど不穏さを感じないけど、本当に天気は下り坂なのか。
DSC_2278_20170617092758114.jpg

標高2300mを超えると、さすがに南斜面にも雪が大量に残っている。
DSC_2279_20170617092800d8b.jpg

巻き終えてから15分ほどで鳳凰小屋が見えてきた。
DSC_2280_2017061709280160b.jpg

わりと大きな小屋だ。
DSC_2281_20170617092803e7f.jpg

この黒い小屋はトイレ。
DSC_2282_201706170927319d5.jpg

11:14、小屋に到着。登山口から4時間40分かからなかった。
コースタイムは5時間半なので、かなり成績がいい。そう言えば、あまり休まなかったし。
DSC_2284_20170617092734547.jpg

オーナーさんが外に出ていて、元気に迎えてくれた。
「トイレはあそこ。手続きはあとでいいから、まず休憩して」と案内されたのは、雪から掘り起こされたベンチ。
DSC_2289_20170617092659e40.jpg
お言葉に甘えて、そこに陣取り、とりあえずお昼にすることにした。
雪の壁が風を防いでくれるので、陽が当たっていると暖かいが、日が陰ると寒い。
早々にダウンを着込んだ。

お昼はカップ麺とおにぎり1個。
DSC_4734_201706170927015b1.jpg

H君はパン2個、O君はおにぎりだった。
DSC_4735_20170617092702639.jpg

私だけカップ麺なので、ちょっと2人を待たせてしまった。
DSC_4736_20170617092704ac1.jpg

天気もまだいいし、時間も早いので、当然頂上へ登ることにする。
DSC_2283_2017061709273269f.jpg

その前にチェックイン。
明日のお昼のお弁当(1000円)含め9000円だったが、「明日は下るだけなので、お昼は下界で食べられるんじゃない?」とH君。
確かにそうなので1泊2食(8000円)にした。
鳳凰小屋オリジナルのバッジが3種類あり、H君は全部お買い上げ。
DSC_2286_2017061709273764a.jpg
しめて2200円。彼は上客だ。

ちなみに、ここが水場です。
DSC_2285_20170617092735e58.jpg

(つづく)
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