山と鉄

山歩き、乗り鉄、廃線・廃道歩き、廃村歩き、駅舎探訪などの日々を記録します

白峰三山(17)

【2016年8月29日(月)】奈良田
奈良田温泉「白根館」の投宿中。
午後6時は、お待ちかねの夕食の時間。
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「山人料理」と呼んでいるらしい。なかなかおいしそうだ。

鹿肉のしゃぶしゃぶの食べ方を聞きながら、若旦那に取材。
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このあたりの鹿はこの10年で数百倍になったという(ちょっと大げさだけど)。
かつては1日かけて1頭獲るのがやっとだったが、今なら5分で5、6頭仕留めることができる。弾を込める時間もないほどだとか。
鹿が増えたせいで、ヒルが蔓延しており、七面山の方はひどいらしい。
白い足袋を履いて登っても、下りてくる頃にはヒルに噛まれて真っ赤になってしまうそうだ。

ご令息は何キロも離れた町立北小に通っている。全校児童17人、ほとんどは他の地域から来ている山村留学の子供で、地元の子は2人だけらしい。
通学は無料のスクールバスで、運用によってタクシーになることもあるとのこと。
白根館は創業53年というから、私と同じ年だ。
たぶん、若旦那さんが3代目。4代目はあの小学生が継ぐのだろう。

「山人料理」はこんなメニュー。
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この木は黒文字という木で、用途は爪楊枝である。

メニューの中では、とくに川魚の薫製もおいしかった。
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そばがきの揚げたのはボリュームがあってお腹いっぱいになった。
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とろろのお吸い物も食べたことがないが、すこぶる美味。
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ごはんもおいしくてたくさん食べたいところだったが、そんなには入らなかった。

もちろん、冷酒もいただきました。
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ごちそうさまをして、ロビーに立ち寄り、方言のお勉強。
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ちゃんと「こんぼうず」が書かれていた。

さっき見た「アラク小屋」の「あらく」とは焼畑の1年目のことだった。
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その他もろもろ。
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横綱も大関も聞いたことのないものばかりで、さっぱり分からなかった。
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奈良田の方言は、なぜか関西アクセントだそうだ。その利点を生かして、奈良田の村人は行商人を装い、信玄の隠密として全国で諜報活動を行っていた、という説がある。
このアクセントのおかげで、甲斐武田の衆だとは分からず都合がよかったのだとか。
この地が甲斐国で唯一、年貢を免除されていたのは、隠密の任務を担っていたからだとも言われているが、村の方々としては、ここが孝謙天皇ゆかりの地なので、かの信玄公もはばかったのではないかと信じているようだ。

部屋に戻り、またまたお風呂。
今度は男女入れ替わりで、別の露天風呂に入った。ここも独占。
今日は月曜日ということもあり、客は我々のほかに2組4人だけだった。

風呂から上がったら、あとはもう寝るだけ。
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翌朝はそんなに早くないので、頑張って起きていたかったが、これだけ満腹ではもたない。
9時にはみんな寝てしまった気がする。

【2016年8月30日(火)】奈良田
翌朝は全員5時半までには目が覚めてしまい、すぐに朝風呂へ。
今度は檜風呂。ここも独占。
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それにしてもいい湯だ。この湯に入るためだけに、この宿に来てもいいくらいだ。

今朝は緑色になっているような気がした。さすが七不思議の湯。
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部屋に戻って、台風の進路をテレビやネットで確認すると、今夜の羽田→千歳便はかなり危ないことが判明。
午前中は雨の予報だし、登山はもちろん観光もできないから、朝食を食べたらすぐ帰ることにした。
H君の飛行機は早めの便に変更したようだ。

食事も15分ほど早めてもらった。
朝食のきび入り御飯もおいしくて、めずらしくおかわりしてしまった。
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8:15に出発。車内では早川町のことをスマホでいろいろと調べていた。
ここは人口が1123人(11月1日現在)で、日本で一番人口が少ない町だそうだ。
しかも、辻一幸町長は現在10期目というから、もう36年以上務めていることになる。
これは驚異的だ。

下部温泉駅に9:05着。
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私は電車で帰るので、ここで下ろしてもらった。
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10分ほど待って
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9:15発の各駅停車に乗り込む。
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平日だけあって、ガラガラだ。
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外は大雨。
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1時間ちょっとで甲府駅に着くと、乗る予定だった特急あずさは27分遅れており、その前のあずさが幸運にも間もなく到着したので、それに乗る。
下部温泉に早く着いて、予定していた列車より1本早いのに乗れたのが幸いした。
所持金が5000円しかなくなっていたので、足りるか心配だったが、運賃は3520円で済んだ。

その後、さらなる遅延は発生せず、立川に到着。
快速に乗り換え国分寺。
新所沢駅前で、お昼のラーメンを食べ、午後1時前に帰宅した。
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雨はもう止んでいたので助かった。
帰宅したら、さっそく洗濯に取りかかった。

今年2回目の南アルプスは雨にたたられたが、核心部は晴れてくれたのでラッキーだった。
去年の白馬とほぼ同じパターンだった。

【行程】2016年8月29日
大門沢小屋(5:23)~1530m地点(6:03休憩6:08)~作業小屋跡(6:20)~大古森沢渡渉点(6:50)~早川水系発電所取水口(7:27)~広河原庵(7:50)~広河原橋(8:14)~奈良田温泉(8:45)
※所要時間:3時間22分(歩行時間:3時間17分)コースタイム:3時間25分
※登った山:なし
※歩行距離:8.5km
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白峰三山(16)

【2016年8月29日(月)】奈良田
午後1時に「白根館」にチェックイン。
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部屋の中に濡れたものを干してから、またまたお風呂へ。
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これは温泉ではなく湧き水。
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今夜のごちそうかな?
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では、入りましょう。
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ここは気温や天候でお湯の色が変わる「七不思議の湯」として知られる。
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露天風呂からは早川の河川敷を眺めることができる。
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ここでも露天風呂は独占で、名湯を思い切り堪能した。
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このときのお湯は、ほぼ無色透明だった。
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上がってからはロビーで新聞を見たり、早川フィールドミュージアム公式ガイドブック「めたきけし」を読んだり。

館内には、白籏史朗撮影の間ノ岳の大きな写真が額入りで掲げられていた。
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ダム湖に沈む前の奈良田の集落の写真があったが、かつてはかなり大きな町だったようだ。
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当時の村は水の底ではなく、土砂の下に埋まっている。
ダムができてから半世紀で上流から大量の土砂が流れてきて、堆積しているのだ。
あと50年もたたないうちに、あのダムは水を貯めることができなくなるのではないか。

いったん部屋に戻って、缶チューハイで乾杯したが、夕食の6時まで何もすることがない。
鍵屋でゲットしてきたパンフレットを見ていたら、奈良田集落の見どころを随分素通りしていたことに気づき、午後4時前に散歩に出かけることにした。
H君も「どうせ暇だから」と付き合ってくれることになった。
O君は部屋でゴロ寝を決め込んだ。

玄関にお供えしてあったのは、オホンダレ。
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奈良田には小正月にオホンダレを玄関先に飾る風習があるそうだ。
カツの木の枝に顔を彫り、頭の上に団子や木を削って作った花を乗せる。
男女一対になっていて、魔よけの意味があるそうだ。

ガイドマップを見ながら、あちこち撮影して歩く。
消防団の車庫。
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白鳳観音。
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山の神。
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再び、多良寺。
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かつては、ここで孝謙天皇が伝えた「外郎(ういろう)」という薬を作っていたらしい。
この薬は今でも小田原の薬屋で「ういろう」として売られているそうな。

ここは日蓮宗の寺のようだ。
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こちらは「南無立正日蓮大菩薩」の石碑(昭和6年建立)。
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山号は「身栄山」。
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昔使われていた立派な鬼瓦。
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歴史民俗資料館には焼畑農耕農具が大量に保存されているらしい。
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覗いてみようと思って行ってみたら、玄関前に座っていた腰の曲がったおじいさんが「いま閉めちゃったよ。時間だからね」としたり顔。
時計を見ると、4時5分。
入館は4時まで、閉館は4時半までということなので、普通なら、「見るなら開けるよ。4時半で閉めますから」ということになるのだろうけど、そんな素振りは全くなかった。
ちょっと笑ってしまった。
開けてくれても、白籏史郎写真館と合わせて600円ということなので、たぶん見なかっただろう。

そこへ行く手前に、詩人田中冬二(1894~1980年)の詩碑。
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冬二は昭和11年、奈良田を訪れて「山郷」という作品を残した。
夕暮れは雨となり 雨にまじり山焼の灰が降ってきた
父も母も兄も嫂も皆山仕事に出かけてもう七日・・・
と、厳しかった当時の山村の暮らしを写している。
その34年後の昭和45年、冬二はこの地を再訪し、その印象を「奈良田のほととぎす」という文章に残した。
「奈良田の山郷らしいカラーは殆ど失われてしまった・・・板屋根に石をのせ千木をおき、上段の間のあった家は、瓦葺スレート葺となり、台所はタイル張り電気洗濯機電気冷蔵庫まで揃えた都会並みの瀟洒な住居と化してしまった。山深く開墾小屋へ泊まりがけで開墾にゆくような人はもういなくなったらしい」
奈良田は近代化してはいけないかのような冬二の言い草には違和感を覚えないでもないが、彼の言うように村の暮らしを一変させたのは、言うまでもなく西山ダムの建設である。
この事業を主導したのは、山梨県初の県人知事、天野久(1892~1968年)だった。
天野はもともと大月市の笹子に「笹一酒造」を創業した実業家で、昭和26年の知事選で初当選。以後4期にわたり、山梨県の開発に尽くした。
現在の国道笹子トンネルや富士スバルライン、南アルプス大衆化のきっかけとなった野呂川林道の建設なども天野の仕事である。
冬二とは立場が正反対だが、奇しくも二人は同世代である。

坂を登り始めると、左手に小さな天神様。
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祠にはミミンコと呼ばれる飾りが吊り下げられていた。
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中には、菅原道真公が祀られていた。もう一人も天神様なのだろうか。
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昭和7年建立の道祖神(表側は既出)
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石垣にしつらえた階段を登る。
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路地を通り抜けてゆく。
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冬二が批判がましい感想を持った瓦屋根やトタン屋根。
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奈良法王神社はさっき参拝したので通過。
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民俗資料館の奥にあるアラク小屋「山城屋」。
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アラク小屋とは焼畑のために山に建てられた作業小屋のこと。
これはそれを再現したもの。冬二の描写通り屋根に石がのせられている。

現在の民家は赤いトタン屋根。
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再び県道に下って、西山ダム方面に向かう。
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振り返って、「白根館」を遠望。
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奈良田湖にかかる吊り橋(塩見橋)。
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そのたもとに山の神が祀られていた。
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橋は渡らないつもりだったが、H君が対岸の公園に行きたがったので、渡ることに。
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随分距離があった。
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左手には水が貯まっており、何とかダム湖らしく見える。
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右手は土砂がかなり堆積しているのが分かる。
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ここから斜面に展開する奈良田の集落を一望できた。
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吊り橋を渡り終えると、「笹山」の道標。
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笹山って、目の前に見える山のことかなと思ったら、ここから7時間以上もかけて登らないといけない黒河内岳(2733m)のことだった。

すぐ先に、「奈良田の七不思議」の説明板があった。
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この公園では、そのうちの2つを見ることができた。

1つは「塩の池」
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奈良田では塩が手に入りづらいことに心を痛めた奈良王様(孝謙天皇)が八幡神社に祈願したところ、お手洗池から塩水が湧くようになったという。

近くには製塩の碑が建てられていた。
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それにしても暗い道だ。
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その八幡神社。
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次の七不思議は「染の池」
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ここは奈良王様が衣を染めた池で、村人もここでタホ布なるものを染めたそうだ。
さらに「片葉の葦」という七不思議もここに生えているそうだが、それは見つけられなかった。

もう一度、奈良田の町並みを眺める。
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北の方角に見えたのは大崖頭山(おおがれあたまやま、2186m)だろうか。
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笹山方向に通じる隧道。
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旅館大家。
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あれこれ回って満足して宿へと戻る。
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珍しそうな鳥を発見したが、名前はもちろん分からない。
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宿に着くと、ちょうど、ここのご令息がタクシーで小学校から帰宅したところだった。
山間部ならではだ。

ちょっと汗をかいたので、もう一度お風呂へ。
またまた今度も独占だった。

(つづく)
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白峰三山(15)

【2016年8月29日(月)】大門沢・奈良田
9時前に大門沢小屋から奈良田まで下りてきた。
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雨が降っているので、私とH君が今宵の宿「白根館」の屋根付き駐車場で待機。
O君は、第一町営駐車場に置いてある車を取りに行った。
宿に置かせておいてもらうつもりだ。
しかし、町営駐車場はすぐそばなのに、なかなかO君は戻って来ない。
しばらくして、彼は車に乗ってではなく、徒歩で現れた。
なんとバッテリーが上がっていたという。
ライトが付けっぱなしだったのか。古い車なのでとは言っていたが。

とにかく宿のご主人に相談。車を貸してくれたので、バッテリーをつなぎ、何とか復旧した。
でも、この作業の間、裸足でサンダル履きだったO君は駐車場の草むらにひそんでいた蚊にやられ、両足の足首から下、計50か所くらい刺されてしまった。
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痛々しいほどだった。全くふんだりけったりだ。

車は充電のため、しばらく走らせた方がいいので、奈良田の日帰り温泉ではなく、すこし離れた西山温泉までドライブがてら行くことにした。
出発の準備が整うまで、私はあとで拾ってもらうことにして、ちょっと散策。
奈良田温泉のバス停に早川町乗合バスが待機していた。
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その先に、「旅館大家」。
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まだお住まいのようだが、営業は止めてしまったらしい。

このお宅(深沢定富家)はかつての庄屋だったのか、戦国時代に甲斐国で唯一年貢を許されたことを示す武田信玄・勝頼の印判状が伝わっているそうだ。
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ここで、ピックアップしてもらった。
西山温泉に「湯島の湯」という日帰り入浴施設があるらしいのだが、見つけられず、結局奈良田まで戻り、車を今度こそ白根館に止めて、徒歩で「奈良田の里温泉」に向かうことにした。(実は、「湯島の湯」はもっと先だった)

温泉まで、ちょっとした奈良田散策である。
しっとりと濡れた道祖神と地神。
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奈良田の里はこんなふうな感じで営まれている。
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「温泉」は高台にあるので、ちょっと登る。
家並みを見下ろすことができる。
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もうクリが実りつつあった。
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分岐を右へ。
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源泉かけ流しだそうだ。
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この温泉は「女帝の湯」と名付けられている。
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その名は、奈良時代の女帝孝謙天皇の伝説に由来する。
天皇はある夜、夢を見た。真っ白な鬚をたくわえた翁が「甲斐国巨摩郡早川庄の湯島郷に効験あらたかな霊湯がある」と告げた。病を患っていた帝がこの地にやって来たのが天平宝宇二年(758年)のこと。20日ほどの湯治で病は治ったが、この地をこよなく愛された帝は8年間ここに遷居し、村人たちの暮らしを助けたという。
もちろん、孝謙天皇が甲斐国に下ったという史実はない。
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孝謙天皇は僧の道鏡を寵愛したことでよく知られる。
そのせいか、伝説には尾ひれが付いて、帝が患っていた病気とは、道鏡のイチモツが大きすぎたことによる下の病だったとも伝わっているそうな。
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入浴料は550円。
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平日の朝ということもあり、温泉はわれわれ3人の独占状態。
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湯はぬるぬるというより、とろとろというのがぴったりくるくらいのなめらかさ。
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源泉の温度は42℃。phは8.6のアルカリ性低張性高温泉だ。
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源泉からは、ほのかに硫黄のにおいがした。
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浴槽は2つに分かれており、右側の方はややぬるくなっていて、いつまでも入っていられた。ほんとうにいい湯だった。
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湯から上がって、我々が着替えているころ、昨日何度も見かけた法政二高の生徒たちが入ってきた。
ちょうど入れ替わりでよかった。
彼らは最寄りの駅までタクシーに分乗して帰るとのことだった。

湯上がりのビールは古民家カフェ「鍵屋」に行こうと思っていたが、この建物内に食事処があるので、まだ10時半だが、ここで早めのお昼にしてしまうことにした。
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「こんぼうず」とは、奈良田の方言で食いしん坊の意味だとか。

まずは生ビールで乾杯。
つまみは、なすの煮浸しにおでんに川魚の塩焼き、主食はほうとうをいただいた。
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これがボリュームもあって、なかなかうまかった。

調子に乗って、冷酒もいただいてしまった。
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山梨県北杜市・谷櫻酒造の「たにざくら」。

この古銭の文字が浮かび上がると飲み頃だそうだ。
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1時間かけて、ゆっくりランチ&お酒を楽しんだ。
いい気分になったところで、もう1回風呂に入ろうと思ったら、「お風呂は1回のみです~」とのことでNG。

仕方ないので、宿にチェックインできる午後1時まで、あたりをぶらついて時間をつぶすことにした。幸い雨は止んでいた。
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遊歩道を通って県道に下りる。
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これは何の葉っぱかな?
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県道に下りて、奈良田の里温泉を見上げる。
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意気揚々と県道を歩く。
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いったん白根館に戻って、傘を置く。
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オオバギボウシの紫が鮮やか。
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珍しい火の見櫓。半鐘も吊り下げられていた。
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再び坂を登る。
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ニラの白い花。
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昔ながらの民家。
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現在の奈良田の集落は、西山ダムの建設に伴い、昭和35年に全戸移転して成立した。
だから古くてもまだ半世紀ちょっとしか経っていない。
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この水道もその頃のものかもしれない。
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かつての集落は西山ダムを埋めつつある土砂の下だ。

石垣の脇の細い道を登る。
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間もなく奈良法王神社に着いた。
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奈良法王とは孝謙天皇のことだ。
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村人の天皇への敬愛の念が強く、そんな名前がついたらしい。
孝謙天皇はこの地に着いた時、「奈良の都は七条なるが、この地は七段、ここも奈良だ」とのたまった。それが「奈良田」という地名の由来らしい。

境内には「御符水(ごふうすい)」と呼ばれる手水があった。
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帝が掘った用水で、どんな干ばつや長雨でも水の増減がなく、諸病に効くとされる。
「奈良田の七不思議」の一つだそうだ。

試しに、一口いただいてみた。
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今のところとくに悪いところはないが、これでしばらく病気にはかからないだろう。

白壁の社殿に参拝。
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神社の創建は延暦三年(784年)だそうだ。
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早川町歴史資料館は素通り。
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皇太子殿下は昭和62年に奈良田を訪ねたらしい。
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お目当て、古民家カフェ「鍵屋」ののれんをくぐる。
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ケーキがおいしいらしい。
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この建物はもともとここにあったものではなく、富士吉田から昭和60年に移築されたものだそうだ。
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建築は18世紀後半頃と推定されているらしい。

ここでO君は鹿肉のトマト煮(1300円)を注文。
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さっきの店での食事だけでは足りなかったようだ(彼だけ、ほうとうではなくそばだった)。

私とH君は「えだ豆アイス」(400円)。枝豆の砕いたのがそのまま入っていたが、かなり固かった。
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食感的にも今いちで、めっちゃうま~いって感じでもなかった。
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ここで、店内にあった白嶺史朗の南アルプス写真集をめくって風景を復習した。
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帰りにH君が「エコパーク」のバッジをもらって喜んでいた。

そろそろ1時なので宿に向かう。
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(これは「奈良田の里温泉」)

野外に露出した便器を横目に下っていく。
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ちょうど1時に「白根館」にチェックイン。
昨日乾かなかった汚れ物を含め、3人分の衣類で部屋は埋まり、一気に男の汗くさい部屋となった。

(つづく)
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白峰三山(14)

【2016年8月29日(月)】大門沢・奈良田
大門沢の巨岩地帯を通過中。
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沢の水を改めてよく見ると、本当にきれい。
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お馴染みの標識。
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この枝沢には、木橋がなかった。
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雨が降っているのに、濁っていなくてうれしい。
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いったん岩を登る。
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そして下る。
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滑りやすい岩にはステップあり。
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つい小石を乗せたくなる四角い岩。
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おお、やっと吊り橋が見えた。
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吊り橋手前の大岩。
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O君、吊り橋を渡るの図。
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ここは峡谷になっている。
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H君に続いて、私も渡る。
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結構高さがある。
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うへ、こえ~
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無事渡り終え、発電所関係の施設を振り返る。
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しばらく施設内を歩く。
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取水口の横を行く。
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「山と高原地図」には「早川水系発電所取水口」と書かれている。
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取水口通過。
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一気に開けた場所に出た。
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これは道路の橋台のようだ。こんなところに道を通す気だろうか。
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縁石に沿って下る。
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以前このルートを歩いたことのあるO君が言うには、以前とは景観が異なっているという。
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以前の登山道は堰堤工事のため一部寸断されてしまったようだ。
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その堰堤がこれだ。
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吊り橋も1つ消えてしまったらしい。
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沢にも手が加えられていた。
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この道路が今後、奥まで延びていくのだろうか。
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旧道らしき道は立入禁止になっていた。
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この堰堤はかなりデカい。
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その下流を吊り橋で渡る。
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森山橋だそうだ。
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上流側を見ると、堰堤は3段になっている。
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なかなか派手だ。
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角度を変えて。
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無事渡り終えました。
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一旦、登山道に戻るが
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すぐに林道に出た。
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あとは延々舗装道路。
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小腹が空いたので、歩きながらもっちりあんドーナツ。
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これはお気に入りなのだ。
入山前に買ったので賞味期限は今日まで。

まもなく広河原庵と呼ばれる休憩所を通過。
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さっきの堰堤工事の際の写真が貼り出されていた。
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2008年頃に造られたようだ。

ポカリスエットのサービスも(笑)。
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寄り道はこの程度で。
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この登山マップは、ほんとにイメージだけ。ほとんど役には立たない。
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隣にあった登山届のボックスは「登山者名簿」なる古めかしい表記。
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もはや誰も使用していないだろう。

あちこち寄り道している間に、2人の姿は見えなくなってしまった。
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いつものことだ。気にしない。
と言いつつ、トレランで追いつく。

雨にしっとりと濡れたツリフネソウ。
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これを見ると、里が近いことを実感する。

法面工事の概要を示した案内板。完全にひしゃげている。
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落石のせいだろうか。

小さな祠にはペットボトルがいっぱい。こんなのも珍しい。
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やっと林道のゲートに達した。
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そこには扉が取れてしまった便所が。
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林道に名残を惜しむ。
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車が見えた。あそこが県道だ。
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林道を歩くこと30分ほどだった。
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ここは第一発電所のバス停。
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トンネルのゲートの前にいたおじさんに挨拶をしたら、「8:11のバスが今ちょうど行ったところだよ。奈良田のお風呂は9時からやっているから、着いた頃には入れるよ」と教えてくれた。ラッキー。
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右側のトンネルを行くと、あの奈良田第一発電所に至る。
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これは大門沢が早川に合流する直前。
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この橋の上でカメラのメモリーがいっぱいになってしまった。
ザックの奥にしまい込んでいた一眼レフを取り出して、それに差し込んであったメモリーと交換する。
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この作業で随分遅れてしまったので、速足で2人を追いかけた。
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奈良田橋を渡る。
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1961年の完成。私より年上だ。
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広い早川の河川敷。
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ダムのせいか、水量は少ない。
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枝沢に造られたピカチュウ堰堤。
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奈良田橋のトラスを振り返る。
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奈良田の第二駐車場を通過。
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さすがに平日だと、車はほとんどない。
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丸山林道の入口、宿まであと500mというところでまた雨が降り出し、面倒だが雨具を着た。
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さらば南アルプス。
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まもなく9月だというのに、まだアジサイが鮮やかに咲いていた。
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この県道は「南アルプス街道」と呼んでいることに、初めて気づいた。
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早川総合開発事業殉職者の慰霊碑。
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外良寺。やっと奈良田の集落に入った。
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落ち着いたら、ゆっくり散歩しよう。
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8:45、まだ朝早いが今宵の宿、白根館にとうちゃこ。
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3日ぶりに帰ってきた。
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(つづく)
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白峰三山(13)

【2016年8月29日(月)】大門沢・奈良田
昨夜は大門沢小屋に泊まった。この日は4時半に起床。
夜中じゅう雨が降っていたが、そんなに強くはなかった。
今は小降り程度。
でも、湿気のおかげで干していた衣類などは、さらに湿っていた。
朝食の前にめずらしく催したので、トイレを済ます。
板の間に穴を開けただけの便所でちょっと怖かった。

パッキングをほぼ済ませて5時の朝食へ。
これまた、かなりの粗食。
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生たまごの殻が固くてなかなか割れないので、テーブルの角に勢いよくぶつけたら、卵がぐしゃぐしゃになり、身はほとんど床にこぼれてしまった。
拭くのに一苦労だった。
H君が「生卵はあまり好きじゃない」というので、恵んでもらった。
これでおかずが梅干しとお新香だけじゃなくて済んだ。ありがとう。
それにしても、ここの食事は朝夕ともあまりに貧弱だった。

先輩方3人はまた先に出発してしまい、最後まで影も形も見なかった。
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こちらは小雨の中、雨具フル装備で出発。
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カメラを手に持って歩ける程度の雨だったが、暗いのでいちいち発光禁止に設定しなければならず、面倒だった。
なぜ設定がすぐ解除されてしまうのか謎だ。

いったん沢に出て、また離れる。
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まだ薄暗いので、フルオートだとシャッタースピードが遅くなってしまい、手ぶれの連発だ。
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大きな岩がゴロゴロした道を下っていく。
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再び沢に出た。
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そして1回目の渡渉。
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木が濡れていて、スリップが怖い。
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落ちたら、大ケガは免れない。
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ロープがなかったら、はいつくばらないといけなかっただろう。
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無事にクリアして、2人の後を追う。
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カニコウモリかな。
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しばらく沢沿いを下る。
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水量はかなり多い。
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華奢な桟橋を通過。
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雨の日はやはり歩きにくい。
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大門沢は枝沢も迫力がある。
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2度目の渡渉。
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これはわりと安定している方だ。
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でも、私はちょっと躊躇気味。
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これまたくたびれたハシゴだこと。
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樹林帯。
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雨で地面が川になっていた。
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丸木橋。でも、ここは乗らなくても通過できる。
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沢はどんどん迫力を増す。
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久々にまともな路面に出くわした。
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早くも紅葉。
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道はトラバースに転じた。
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沢からはどんどん離れて行く。
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葉っぱは雨に濡れて、緑が鮮やかだ。
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出発して40分ほどで、ちょっと平らなところに出た。
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ここで、O君が○んこタイム。
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小屋のトイレでは怖くてできなかったらしい。
と言っていたが、後で聞いたら、紙を持って行くのを忘れただけだったんだとか。

終了を待って、5分ほどで出発。
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コケが目立ってきた。
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再びトラバース。
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元気なキノコ。
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この「現在地」という表示は、いつも思うのだが、地図上に示さないと、ほとんど意味がないと思う。
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標高1500m地点で小尾根を越える。
そこに、完全に崩壊して残骸しか残っていない小屋跡があった。
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だんだん、傾斜が緩やかになってきた。
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おかげで歩きやすい。
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ちょっと、振り返ってみた。
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うん、この書き方で十分だと思う。
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トリコロールのドラム缶。
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1380m付近の平場。
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平らな場所だけに、このあたりにもかつて作業小屋があったのかもしれない。
ドラム缶はその名残なのだろうか。
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平場は間もなく終わり、難所へと差しかかる。
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八丁坂と呼ばれる急坂だ。
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山側は岩がむき出しになっている。
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大きな舌のようは岩にびっくり。
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ジグザグに下っていく。
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まさに断崖。
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そんな壁にもキノコは生える。
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ロープを伝ってトラバース。
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再び、つづら折り。
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おっと、O君バランスを崩した。が、大丈夫。
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谷底まで、ぐんぐん下る。
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八丁坂の標高差は100mもある。
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やっと、谷底にたどり着いた。
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3度目の渡渉。こりゃ、ひどい。
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二人とも慎重に。
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無事クリア。でも、O君が一瞬よろめいたのを見て、これは危険と判断。
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沢の写真を撮って、気を落ち着かせる。
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私はあえて橋を渡らず、正真正銘の渡渉をした。何とか靴を濡らさずに済んだ。
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すぐに4度目の渡渉。
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ここは、そもそも橋を渡らずに済んだ。
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しばらく、なだらかな下り。
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イルカ岩(勝手に命名)。
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対岸の枝沢を遠望。
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再び、難所。
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これを抜けると、また本流が近づいてきた。
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大門沢の全景。
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赤石山脈には赤い岩。
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ブルドック岩(これも勝手に命名)。
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巨岩が目立ち始めた。
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岩が倒れないよう、つっかえ棒が立ててあった(笑)
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(つづく)
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