山と鉄

山歩き、乗り鉄、廃線・廃道歩き、廃村歩き、駅舎探訪などの日々を記録します

昭和新山(1)

【2017年6月3日(土)】昭和新山
北海道帰還後最初の登山は昭和新山(398m)となった。
昭和新山は普段は立ち入り禁止の山なのだが、この日は伊達市主催の登山学習会の開催日で、年に数回だけ入山できる日のうちの1日だったのだ。
こういう催しがあることは一昨年の洞爺湖合宿で、高校同期のN君に聞いており、昨年行こうとしたのだが、日程が合わなかった。
今年は転勤直後なので、札幌から行ける。
金曜日の終業後、どうしたら東京から昭和新山まで翌朝9時に到着できるか研究する必要がなくなり、助かった。
新しく購入した車の納車が間に合うかどうかだけが心配だったが、5月31日には届いたので、こちらも問題なかった。
5年ほど乗ったパジェロミニは札幌転勤と車検切れを契機に中古車屋に引き取ってもらい、スズキエブリーの中古を80万円で購入したのだ。
余裕で車中泊ができるよう、あえてバンにした。しかもターボである。

札幌から昭和新山まで100kmちょっとなので2時間半で行けると思ったが、遅刻するとまずいので、余裕をみて6時に出発した。
曇り時々雨の予報だったが、なんと晴れている。
これはラッキー。コンパクトカメラで行くつもりだったが、一眼レフに切り替えた。

高速で室蘭回りで行く方が早く着くことは分かっていたが、高速料金がもったいないし、国道230号沿線の景色が好きなので、中山峠経由の一般道を行く。
道はガラガラ。さすが北海道だ。
簾舞あたりで、正面に残雪がまぶしい無意根山(1464m)が望めて、胸が高まる。
定山渓を過ぎると、前には誰も走っておらず、すれ違う車もまれだ。
おかげで中山峠には50分かからずに着いてしまった。
DSC_5053_2017070506265626a.jpg

今日は羊蹄山(1898m)やニセコ連峰がよく見える。
DSC_5054_20170705062657ace.jpg

羊蹄山はこの季節、雪渓が美しい。
DSC_3134_20170705063129808.jpg

ニセコアンヌプリ(1308m)は意外に雪が少なかった。
DSC_3135_201707050631317c6.jpg

ここからの眺めは少年時代から馴染んできているだけに、なんともすがすがしい気分になった。
DSC_3136_20170705063132854.jpg

ちょうど催してきたので、ここのトイレでゆっくりと用を足し、7時すぎに出発。
中山峠を下って、喜茂別町の市街地に入ると、正面に尻別岳(1117m)が見える。
DSC_5055_20170705062634fc9.jpg
喜茂別川にかかる橋から見た羊蹄山も素晴らしかった。

留寿都を過ぎて、いつも立ち寄るサイロ展望台に今回も車を停めた。
DSC_3159_2017070506295815d.jpg

中島の最高峰はトーノシケヌプリ(455m)。
DSC_3145_201707050630424fa.jpg

まだ北海道は八重桜の季節だ。
DSC_3158_20170705062956686.jpg

DSC_3138_20170705063135f94.jpg

ここから眺める洞爺湖はいつ見ても美しい。
DSC_3139_20170705063105b8f.jpg

正面に、これから登る昭和新山がくっきりと見えた。その右は東丸山(307m)。
DSC_3141_20170705063108376.jpg

その右に有珠山(733m)。
DSC_3142_20170705063110427.jpg

洞爺湖に浮かぶ観音島(左)と弁天島(右)。
DSC_3140_20170705063107d72.jpg

早朝から来ているのは、もちろん中国人の団体さん。
DSC_3146_20170705063044f99.jpg

この賑わいだ。
DSC_3147_201707050630454da.jpg

ここはサイロ展望台でもあり、洞爺湖展望台でもあるようだ。
DSC_3148_20170705063046b23.jpg

洞爺湖を隔てて有珠山。
DSC_3149_20170705063048d6a.jpg

2000年に噴火した西山付近。
DSC_3152_201707050630215b9.jpg

洞爺湖温泉と有珠山、そして昭和新山。
DSC_3153_201707050630222b1.jpg

判読不能。
DSC_3150_2017070506301845e.jpg

最近はヘリコプターによる遊覧飛行もやっているようだ。
DSC_3151_20170705063019e57.jpg

中国人が去った後の洞爺湖展望台。
DSC_3156_201707050629541e0.jpg

まだ、タンポポが咲き乱れていた。
DSC_3157_2017070506295565b.jpg

国道を挟んで反対側には羊蹄山が望める。
DSC_3160_2017070506292729e.jpg

昆布岳(1045m)は頂上だけ雲で隠れていた。
DSC_3161_20170705062928944.jpg

電柱が邪魔だけど、尻別岳。
DSC_3162_20170705062930cf2.jpg

はるか西の残雪の山は狩場山(1520m)だろうか。
DSC_3163_20170705062931a30.jpg

ニセコ連峰。右端は最高峰のニセコアンヌプリ。
DSC_3164_20170705062933ac7.jpg

もう一度、羊蹄山。この角度は若干、富士山形が崩れている。
DSC_3165_20170705062901414.jpg
ちょっと風があって寒いくらいだった。
ウィンドシェルしか持ってきてないが、山の上は寒くないかと心配になった。
(実際は暑いくらいだった)

昼食を買っていないことに気づいたので、洞爺湖温泉街のセコマでおにぎりと稲荷寿司を購入。思い出してよかった。
このままだと早く着きすぎてしまうが、ほとんど寄り道もせず直行。
洞爺湖八景なる看板を見つけ、ここだけ車の中から撮影した。
DSC_3167_201707050629048d3.jpg

トーノシケヌプリと羊蹄山が仲良く並んでいた。
DSC_3166_20170705062903d0f.jpg

湖岸道路から右折して、昭和新山への道を登っていく。
DSC_3168_2017070506290660b.jpg
昭和新山の駐車場には8時半前に到着。
駐車場料金500円しっかり取られてしまった。
登山靴に履き替えて、軽くストレッチ。
登山は八ヶ岳以来3週間ぶりだ。
もう伊達市のスタッフが受け付けを始めていたが、集合時間(9:15)までしばらく時間があるので、まずは付近を撮影。

昭和新山は赤い地肌から盛んに水蒸気を噴出している。
DSC_3169_20170705062907a46.jpg

まさに生きている山なのだ。
DSC_3170_201707050628098e8.jpg
そう言えば、誕生してからまだ74年しか経っていない。

三松正夫さん(1888~1977年)の像にも書かれている「麦圃生山」は有名な言葉だが、「麦畑が山を生む」という意味だと初めて知った。
DSC_3173_20170705062814bea.jpg

三松さんは地元の郵便局長で、昭和新山の生成過程をスケッチで残すという、学術的に非常に価値のある仕事をされた方だ。
DSC_3175_201707050628159cf.jpg

1989年に北海道で開かれた「はまなす国体」では、昭和新山の亀岩からも採火が行われたとのこと。
DSC_3172_201707050628126d6.jpg

土産物店街は昭和の雰囲気を残している。
DSC_3171_20170705062811b5e.jpg
DSC_3177_2017070506274691f.jpg

振り返れば、有珠山。
DSC_3176_20170705062745872.jpg

ロープウエーの山頂駅がよく見える。
DSC_3181_20170705062749d58.jpg

もう運行を始めていた。
DSC_3183_20170705062751437.jpg

そうだ、看板を入れて撮るのを忘れていた。
DSC_3179_20170705062748658.jpg

昭和新山は国の特別天然記念物です。
DSC_3184_20170705062718948.jpg

地肌からひっきりなしに水蒸気が上がっている。
DSC_3185_20170705062720d40.jpg
DSC_3187_20170705062723a6d.jpg

ここは洞爺湖有珠山ジオパークでもあります。
DSC_3186_201707050627228f8.jpg

振り返ると、三松さんの銅像に、全員黒いサングラスの中国人(?)観光客が群がっていた。
DSC_3188_201707050627242aa.jpg

ひとまず撮影を終えて、昭和新山パークサービスセンターを見学。
DSC_3190_20170705062654b86.jpg

洞爺湖の「トー」は「湖」、「ヤ」は「丘」を意味するアイヌ語で、「トーヤ」とは「丘に囲まれた湖」のことだそうだ。
DSC_3191_20170705062654868.jpg

まだ、9時前だがそろそろ受付へ。
DSC_3189_201707050626511ae.jpg
登録されていた住所が所沢のままになっていたので、新住所を申告した。
全員にヘルメットが貸与された。
通常は定員20人とのことだが、前回中止になったらしく、例年の倍の応募があったようだ。ただ、抽選したりすることはせず、ほぼ全員の参加を認めることにして、総勢40人ほどになった。
こんな団体で山に登るのは、学年全体で藻岩山に登った高3の時以来だ。
でも、他に登山者はいないのだから、気が楽だ。

9:20に全員がそろったようで、号令がかかった。
今回案内してくれるのは、洞爺湖有珠火山マイスターの三松靖志さん。
昭和新山の成長を記録した三松正夫氏のお孫さん(本当はひ孫だとか)で壮瞥町の職員でもあるそうだ。
この方はこうした仕事にかなり慣れているようで、話術が巧みだった。

最初の説明でいろいろと勉強になった。
正夫氏が異変に気づいたのは、昭和新山が盛り上がり始める前。
郵便局長として管内をあちこち歩き回っていたので、地割れなどを発見、噴火が近いことを予測できたそうだ。
というのも、明治新山(四十三山)ができた際、東大の先生を案内して門前の小僧となっていたからだ。
正夫氏は、先生が書くスケッチについて、「先生の絵はなかなか完成しませんね」と指摘したら、「これは一生完成しない」と言われ、自分が昭和新山の変化を書くきっかけになったのだそうだ。
我々がかぶっているヘルメットは落石から身を守るためではなく、中国人や韓国人が付いて来ないよう、研究者のふりをするためだと冗談も飛ばしていた。

ここでも全員で体操。トイレタイムを取って、9:35に歩き始めた。
正夫氏の像のところには、さっきも書いたが「麦圃生山」の文字。
この像を建立する際、ご本人は「自分などちっぽけな存在、麦畑から山が生まれたことの方が大事だ」と言って、自分の名を刻むことを拒んだのだそうだ。
昭和新山を守るため、多くの土地所有者から6000円で土地を購入したらしい。
当時の金としては大金だ。立派な方なのだ。
靖志さんは、「もう少し頑張って、土産物屋のあるあたりまで買っておいてくれたら、地代で儲かったのに」と、またおふざけをつぶやいていた。

(つづく)
スポンサーサイト
このページのトップへ

権現岳(7)

【2017年5月14日(日)】権現岳
権現岳(2715m)から木戸口経由で下り、ゴールの観音平まですぐそこというところまで来ている。
CIMG2764_20170703233442b26.jpg

イヤだった最後の登り返しだが、意外なことに、みんな「そんなにきつくないじゃん」と言って、さくさく登っている。
CIMG2765_2017070323344409b.jpg

「やっぱり空気が濃いからだよ」とH君。
CIMG2767_2017070323344511c.jpg
彼らは酸素濃度に敏感なようだ。

おかげで2時頃に着くつもりが、1時半すぎに観音平に着いてしまった。
CIMG2768_20170703233446f22.jpg

小淵沢タクシーに電話して後、周辺の碑などを確認。
「南無観世音菩薩」。これがあるから「観音平」というのだろうか。
CIMG2770_20170703233416c40.jpg

方位指示盤はスルー。
CIMG2769_201707032334489f9.jpg

「科学と宗教は本来一つである 八○嘉明」とあるが、誰のことなのか検索だけでは分からなかった。
CIMG2771_20170703233418772.jpg

これは写真だけではほとんど判読不能。
CIMG2772_201707032334210e9.jpg

ここに東屋があるのは、下山してきて初めて知った。
CIMG2773_2017070323342190e.jpg

駐車場には、天気もいいので、昨日よりたくさんの車が停まっていた。
CIMG2774_2017070323342225f.jpg

昨日出発したときはガスで何も見えなかったのに、編笠山(2524m)がくっきりと見える。
CIMG2775_2017070323303302b.jpg

しかも、かなり暑い。
DSC_4942_201707032330363a7.jpg
女子にはゆっくり風呂に入ってもらおうということで、Dさん、M君がO君の車で先に、道の駅こぶちざわの奥にある延命の湯に行ってもらった。

残るH君、Y君と私の3人は荷物をまとめたりしながら、タクシーを待つ。
CIMG2776_20170703233034261.jpg
タクシーは20分後、ちょうど2時に到着した。

延命の湯には14:15に到着。
帰りの電車は小淵沢駅16:05発なので、15:20に迎えに来てもらうようお願いした。
DSC_4943_20170703233037944.jpg

待っていてくれたO君の車にザックを積み込み、お風呂道具だけ持ってお風呂へ。
DSC_4945_2017070323303865e.jpg

ここに来るのはたぶん初めてだ。
DSC_4946_201707032330011aa.jpg

お風呂はありがたいことに、わりとすいていた。
DSC_4947_20170703233002c99.jpg

お蔭さまで、露天風呂は独占できた。
DSC_4954_20170703233004f4d.jpg
延命の湯は1995年に地下1500mまでボーリングして掘り当てた温泉で、源泉の温度は58.8℃だそうだ。
それにしても、いい湯だった。2日間の疲れがふっとんだ。

風呂上がりに井村屋の抹茶アイスを食べて、熱くなった体を冷やす。
DSC_4955_2017070323300600c.jpg

ここでタクシー代や酒代などを精算した。
迎えのタクシーは時間通りに来て、15時半には小淵沢駅に到着。
DSC_4956_201707032330073ef.jpg

ここでO君とはお別れ。
DSC_4957_20170703232932514.jpg

残る5人は「お腹空いた~」ということで、駅前のそば屋「入船食堂」へ。
DSC_4959_20170703232935923.jpg

時間は30分しかないが、お店の人が大丈夫というので、みなちゃんとざるそばを注文した。
その前にもちろん生ビールで祝杯。
DSC_4958_2017070323293478b.jpg

く~たまりません。そばもとても美味しかった。
DSC_4960_201707032329379c3.jpg

15:50過ぎには店を出て、それぞれ車内で飲む酒やお土産を駅前の土産物店で購入。
DSC_4963_201707032329085b4.jpg

これは小海線の車両。
DSC_4962_201707032329067e7.jpg

奥のこげ茶色の建物は新築中の駅舎(7月3日にオープンした)。
DSC_4964_20170703232909e70.jpg

16:05発の特急あずさ24号はほぼ定刻通りに入線。
車内に落ち着いて、もう一度乾杯。
DSC_4966_2017070323291188c.jpg

苦しくも楽しかった山旅を反芻しながら、私は甲州ワインの小ボトルも飲んでしまった。
DSC_4967_2017070323291211c.jpg
八王子でY君が下り、立川で私とM君が下りて、これで事実上解散。
18:27新所沢着。
みんなで登る楽しさをまたまた実感した山旅であった。

【行程】2017年5月14日
青年小屋(6:31)~ノロシバ(7:08撮影7:14)~権現小屋(8:13休憩8:32)~権現岳(8:38撮影8:46)~三ツ頭(9:41撮影・休憩10:00)~分岐(10:04)~木戸口(11:19昼食11:41)~ヘリポート跡(11:51休憩12:00)~雲海(12:27)~金命水入口(12:43休憩12:55)~八ヶ岳横断歩道交差点(13:06)~観音平(13:37)
※所要時間:7時間6分(歩行時間:5時間)コースタイム:4時間55分
※登った山:3座(うち新規:木戸口)
※歩行距離:7.8km
このページのトップへ

権現岳(5)

【2017年5月14日(日)】権現岳
権現岳(2715m)を後にして、三ツ頭(2580m)に向かっている。
CIMG2603_20170702163940265.jpg

鳳凰三山の手前の雲海は少しだけ途切れてきた感じがする。
CIMG2604_20170702163942d56.jpg

でも、奥秩父方面の雲海はまだまだ分厚い。
CIMG2605.jpg

登山道に残雪が出てきたが、アイゼンを付けるほどではない。
CIMG2606_20170702163946340.jpg

雪だったり土だったりだし。
CIMG2607.jpg

三ツ頭のピークはかなり奥のようだ。
CIMG2608_20170702163917200.jpg

これを下れば、三ツ頭手前の鞍部。
CIMG2609_201707021639184c9.jpg

このあたりが鞍部。
CIMG2610_20170702163920bf9.jpg

平和な道だ。
CIMG2611.jpg

間もなく、登り返し。北斜面はやはり残雪が多い。
CIMG2613_2017070216384863a.jpg

木々の間から赤岳(2899m)が覗く。
CIMG2612_2017070216392251d.jpg

いや、みごとなとんがりぶりだ。
CIMG2614_201707021638499e0.jpg

権現岳、阿弥陀岳(2805m)、赤岳、三役そろい踏み。
CIMG2615_2017070216385193c.jpg

左手、真ん中は御座山(2112m)かな。
CIMG2616_201707021638527bb.jpg

こんな素晴らしい眺めを見られるのも、八ヶ岳に登りたいと言ってくれたH君ほか富士山登山隊の皆さんのおかげだ。感謝、感謝。
CIMG2617_201707021638540f9.jpg

改めて、赤岳の雄姿。
CIMG2618_20170702163824e14.jpg

空も青く、本当に天気に恵まれた。
CIMG2619_20170702163826777.jpg

こちらは権現岳。
CIMG2620_20170702163827c78.jpg

その頂上部分。
CIMG2622_201707021638306ed.jpg

赤岳からは真教寺尾根が東に延びる。
CIMG2621_20170702163829f73.jpg

三ツ頭頂上直前にケルンの群れがあった。
CIMG2623_201707021638014e5.jpg

なんだか絵に描いたような風景だ。
CIMG2624_20170702163802792.jpg

石碑が傾いている。かなり、読みにくいが刀利大権現だろうか。
CIMG2625.jpg

編笠山(2524m)がめずらしく尖って見えた。
CIMG2626_20170702163805573.jpg

さあ、頂上はすぐそこだ。
CIMG2627_2017070216380767a.jpg

先着していたO君がシャッターを切りまくっている。
CIMG2628_20170702163739fa8.jpg

この標柱、東面には海抜が刻まれている。2500mだそうだ。
CIMG2629.jpg

西面には、「八ヶ岳登山連続十五回記念」とある。
CIMG2630.jpg
15回で石碑はちょっと大げさすぎないか。

とにもかくにも、三ツ頭に登頂。
CIMG2632.jpg

それほど登り返しもきつくなかった。
CIMG2633_20170702163710e0e.jpg

でも、権現岳からのコースタイム40分のところ、1時間近くかかってしまった。
CIMG2631_2017070216374354b.jpg

南には、木戸口ピークの向こうに南アルプス。
CIMG2634_20170702163712e83.jpg

ここからの赤岳や権現岳の眺めは圧巻で、みんなで記念写真を何枚も撮った。
DSC_4938_2017070216333879e.jpg

5年前に来た時はガスで何も見えなかっただけに、感慨もひとしおだ。
CIMG2635_20170702163713bc8.jpg

残雪の八ヶ岳の美しさを初めて体感した。
CIMG2636_2017070216371557b.jpg
八ヶ岳は何度も来ているが、夏から真冬にかけてばかりで、残雪期は初めてなのだ。
H君も、「赤岳すごいね。きつそうだけど登りたいわ」と登攀意欲が湧いた様子。
先日、会社の人が「赤岳に登ってきたよ」と言われた時に「ふ~ん」と軽く返してしまったが、「大変なところだったんだ。申し訳なかったなあ」と笑っていた。

眺望を堪能して20分ほどで出発。
CIMG2638_201707021637161d5.jpg

最初は平坦。
CIMG2640_2017070216364589b.jpg

すぐ先の分岐を右に下る。
CIMG2641_201707021636476d1.jpg

ここから先が情報不足だ。
CIMG2642_20170702163648e57.jpg

尾根伝いの下りだと思っていたら、しばらくは雪の斜面をトラバース。
CIMG2643_20170702163650e1b.jpg

幸い踏み跡はあるのだが、かなり夏道とはずれている感じで、先頭のO君もルートファインディングに苦労している。
CIMG2644_20170702163651f4d.jpg
とにかく踏み跡をたどるしかない。
それはいいのだが、踏み抜き祭りだし、かなりの急斜面で滑落の危険もあるし、初心者が来るようなところではなかったのは間違いない。

とうとうY君が大きく踏み抜き、雪の中にあった倒木にすねを強打してしまった。
大事には至らなかったが、かなり痛かったみたいだ。
このアクシデントで、前の3人と後ろの3人が随分離れてしまったので、しんがりだった私が後ろ3人の先頭に出て、進路を確保することにした。
つるんとした斜面では、キックステップで足場をつくり、「おれの足跡そのまま付いてきてね~」と指示したら、H君が「なんかエベレスト登山みたいだぞ」と興奮していた。
なぜエベレストなのかよく分からないが、彼にとってはそういうイメージなのだろう。

しばらく尾根からは外れた斜面を歩かされた。
CIMG2645_20170702163622f4e.jpg

それだけに、雪のないところに出るとホッとする。
CIMG2646_20170702163623c36.jpg

一瞬、木々の隙間から甲斐駒(2967m)が見えた。
CIMG2647_201707021636245b0.jpg

踏み抜きはまだ続くが、尾根道に出れば、もう道迷いの心配はない。
CIMG2648.jpg

それにしても、こんなに雪が残っているとは思わなかった。
CIMG2649_20170702163627c23.jpg

標高が低くても、やはり陽光が遮られる樹林帯は融雪が遅れるのだ。
CIMG2650_201707021635551fc.jpg

正面に入笠山(1955m)のスキー場。
CIMG2651_20170702163559fdc.jpg

しばらく雪との格闘は続いたが、2350mあたりで、やっと雪道からは解放された。
CIMG2652.jpg

それでも雪庇の跡がたくさん残っている。
CIMG2653_20170702163602550.jpg

冬は到底来られない。
CIMG2654.jpg

そう言えば、この雪の中を高校生くらいの若い女性がトレランスタイルで登っていった。
CIMG2655_20170702163533853.jpg
(ここには写っていません)

この上はさらに雪が深いのに大丈夫だろうか。トレランだけに軽装だったし。
CIMG2656_20170702163535910.jpg
みんな本気で驚いていた。

11時を過ぎてもまだ雲海が残っている。
CIMG2657_201707021635367e2.jpg

縞枯れ状態の場所に出た。
CIMG2658.jpg

白骨化した樹木が倒れている。
CIMG2660_2017070216350751b.jpg

そうなると当然、展望が得られる。お馴染みの編笠山。
CIMG2659_2017070216353908a.jpg

あそこに登りたかったという声は結局、誰からも上がらなかった。
CIMG2661_20170702163509b24.jpg

平和通りでは、しばし風景を楽しむ。
CIMG2662.jpg

このあたりは樹木のオブジェが美を競っていた。
CIMG2663.jpg

ギボシ、権現岳、三ツ頭がそろい踏み。
CIMG2664.jpg

「山」の字を思わせる眺めだ。
CIMG2665.jpg

緩斜面はホッとする。
CIMG2667_20170702163446619.jpg

再度、三ツ頭。
CIMG2668.jpg

松林。
CIMG2669_20170702163449688.jpg

ダケカンバ。
CIMG2670.jpg

いや~快適だ。さっきまでの苦労がウソのよう。
CIMG2671.jpg

このくらいの感じで下れてしまえばいいのに、と思う。
CIMG2672.jpg

ま、そういうわけにはいかないことは分かっているけどね。
CIMG2673.jpg

雪道が終わるとシャッターを押す余裕ができる。
CIMG2674_201707021634250cd.jpg

でも、雪が完全に消えたわけではない。
CIMG2675_201707021633565f4.jpg

久々に見た道標。甲斐小泉駅まで下らせるつもりらしい。
CIMG2676.jpg

ほとんど登り返しなく、木戸口(2240m)という名のピークに到着。
CIMG2677.jpg

コースタイム1時間のところ、1時間20分かかった。
CIMG2678_2017070216340053f.jpg

ここは大きな山名板があり、ちょっとしたピークだったので、「登った山」に認定。
CIMG2679_201707021634022be.jpg

今回の山行では唯一の新規ピークだ。
CIMG2680_2017070216333559d.jpg

時刻は11:20.頃合いなので、ここでお昼にした。
昨日買ったパンはつぶれていたが、美味しかった。
CIMG2681.jpg

(つづく)
このページのトップへ

権現岳(4)

【2017年5月14日(日)】権現岳
権現岳(2715m)目指して、登攀中。
追いついてきた若者たちに先に行ってもらった。
CIMG2522_20170701061339259.jpg

ギボシ直下の稜線まで来たところで、しばし休憩。
CIMG2523_20170701061340627.jpg

ここで、とうとう赤岳(2899m)が見えた。
CIMG2525.jpg

阿弥陀岳(左、2805m)とともに並んでいる。
CIMG2524_201707010613417e7.jpg

権現小屋のまわりにはまだたくさん雪が残っている。
CIMG2526_201707010613444aa.jpg

あれが権現岳の山頂。
CIMG2527_20170701061244666.jpg

小屋までは、かなり雪道を歩かないといけないようだ。
CIMG2528_201707010612464cb.jpg

そのうち、Y君が眼下の雪渓に何か動くものを発見。
CIMG2529_20170701061247c54.jpg

望遠で見てみると、カモシカの親子だった。Y君なかなか目がいい。
CIMG2530_20170701061248143.jpg

10分弱休んで出発。
CIMG2531_20170701061251c5d.jpg

下りはとくに慎重に。
CIMG2533.jpg

幸い、落石を発生させることもなかった。
CIMG2534_201707010611481dd.jpg

こんな感じで雪の稜線を進んでいく。
CIMG2532_201707010611455c5.jpg

ギボシを振り返る。
CIMG2535_201707010611504b8.jpg

編笠山(2524m)と南アルプス。
CIMG2536_201707010611519c8.jpg

というわけで、8:13権現小屋に到着。
CIMG2537_20170701061121201.jpg

ここで大休止。
CIMG2538_20170701061123763.jpg

それぞれ行動食を口にした。
DSC_4930_201707010624405c4.jpg

とりあえず、ここからも撮影。編笠山とギボシ。
CIMG2539_201707010611242f6.jpg

恐竜の背ビレのような権現岳の稜線。
CIMG2540_201707010611268e5.jpg

以前、ガスが晴れるのを待つため、ここでコーヒーを頼んだことがあったっけ。
CIMG2541_20170701061127f94.jpg
トイレ(100円)の帰り、小屋番の青年がはしごをかけて屋根の上で作業していたので、はしごが揺れないよう押さえてあげながら、しばし雑談。
昨夜は、さすがにあの雨だったので、宿泊者ゼロだったそうだ。
三ツ頭(2580m)の先の道の様子も聞いてみたが、権現岳下のクサリ場までしか確認していないので、はっきりは分からないとのことだった。

みんなは小屋の中を見学させてもらい、山小屋らしい様子に感嘆していたが、「ここに泊まらなくてよかった」と口々にもらしていた。
寒そうだ、というのが最大の印象だったらしい。
CIMG2542_20170701061054fa4.jpg

20分ほど休んで出発。
CIMG2547_2017070106105641c.jpg

小屋の屋根は雪の重みのせいか、ひん曲がっている。
CIMG2548_20170701061057ab5.jpg

こうして見ると、ギボシもなかなか恰好いい山だ。
CIMG2549_201707010610589c9.jpg

あの小さい突起が権現岳の頂上。
CIMG2550.jpg

久しぶりに見るシャクナゲとハイマツ。
CIMG2551_20170701061027145.jpg

ここが赤岳方面との分岐。
CIMG2552_201707010610282f0.jpg

私どもは右折して、三ツ頭方面へ。
CIMG2553_2017070106103065a.jpg

東も大雲海。奥に奥秩父の山々が見える。
CIMG2554.jpg

さあ、もうすぐだ。
CIMG2555.jpg

右手に権現小屋とギボシ。
CIMG2556_2017070106093131f.jpg

横位置にしてみると、前の週に登った美ヶ原(2034m)や鉢伏山(1928m)、そして霧ヶ峰(1925m)が見えた。
DSC_4931_201707010606108fb.jpg

編笠山(左)と中央アルプス。
DSC_4932_201707010605411a9.jpg

写真を撮っている間に、みんなはどんどん行ってしまった。
CIMG2557_201707010609333f7.jpg

それでも、しぶとく撮り続ける。
CIMG2558_2017070106093425e.jpg

南アルプス。
DSC_4933_20170701060543c0f.jpg

小屋から5分ほどで頂上に着いた。
CIMG2559_20170701060936128.jpg

岩峰の先端の山名板まで登って記念撮影。
初心者の3名も2700m級をクリアした瞬間だ。
DSC_4934_20170701060544457.jpg

皆さん、ほんとによく頑張りました。
CIMG2561_201707010609374b3.jpg

コースタイム1時間半のところ、休憩も含めて2時間ちょっとかかったけど。
CIMG2562_201707010609087d3.jpg
小屋を出発する頃は、「少し頭が痛い。これは二日酔いではない」と、軽い高山病の症状があったH君、Y君だが、この頃にはもう完全に高度順応していた。
でも、2400mほどで症状が出たということは、富士山でも確実に出るだろう。
本番でも軽いといいのだが。

なんとこれから下りる尾根と昨日登ってきた尾根の間の谷まで雲海が迫ってきた。
CIMG2563_20170701060909a63.jpg

左手は真教寺尾根。以前、O君と登ったルートだ。
CIMG2565_2017070106091088b.jpg

頂上の岩峰裾にある桧峰神社に「無事下山」を祈願して、下山開始。
CIMG2566_201707010609126df.jpg

すぐに権現頂上を振り返る。
CIMG2567_20170701060913acb.jpg

三ツ頭の向こうに富士山があるのだが、もうかなり霞んでしまった。
CIMG2568_20170701060843140.jpg

ジグザグに下っていく。雪がなくてありがたい。
CIMG2569_20170701060845d1b.jpg

しかし、かなりの急坂だ。
CIMG2570_2017070106084631b.jpg

空が青くて気持ちいい。
CIMG2571_201707010608470e7.jpg

さっき、反対側からみた背びれ石かな。
CIMG2572_201707010608492c7.jpg

編笠山の角度もだいぶ変わってきた。
CIMG2573_20170701060818414.jpg

小屋番のお兄さんが言っていたクサリ場とはここのことだろう。
特に問題なく全員クリア。
CIMG2574_20170701060820633.jpg

今日は雲海がなかなか消えない。もう9時前だというのに。
CIMG2575_201707010608215e7.jpg

三ツ頭までは、実はかなり登り返さないといけない。
CIMG2576_20170701060823c5f.jpg

それにしても雪がないのはありがたい。
CIMG2577_201707010608244f0.jpg

この岩場をクサリで下らされたら、ちょっと怖かったかも。
CIMG2578_201707010607507ec.jpg

みんな下りも上手になってきた。
CIMG2579_201707010607514a5.jpg

右手に編笠山。
CIMG2580_201707010607538cb.jpg

もう振り返っても頂上は見えなくなってしまった。
CIMG2581_201707010607546ed.jpg

手前は真教寺尾根。奥は県界尾根。
CIMG2582_2017070106075657c.jpg

赤い石とシャクナゲ。
CIMG2583_2017070106072598c.jpg

シャクナゲの若葉は可愛らしい。
CIMG2584_20170701060727240.jpg

三ツ頭の北斜面には大量の雪が残っていた。でも、アイゼンはしなくても大丈夫。
CIMG2585_20170701060728616.jpg

三ツ頭頂上と富士山。
CIMG2586_20170701060730b5c.jpg

ここも手をついて慎重に下った。
CIMG2587_20170701060731884.jpg

さて、三ツ頭の登りに差しかかる。
CIMG2588.jpg

いい感じの登山道だ。
CIMG2589_20170701060700adb.jpg

何度も申し訳ないが、編笠山。
CIMG2590_20170701060701087.jpg

三ツ頭頂上も近い。
CIMG2591_2017070106070210a.jpg

権現岳方面。
CIMG2592_20170701060704090.jpg

かなり尖った赤岳。
CIMG2593_20170701060627e96.jpg

そう言えば、この角度で見るのは初めてだ。
CIMG2594_20170701060629990.jpg

前回来たときはガスで真っ白だったし。
CIMG2595_201707010606319d0.jpg

これも初めて見る景色だ。
CIMG2596_201707010606327c0.jpg

ヨコ位置で。
CIMG2597_20170701060634eac.jpg

赤岳は本当に赤い。
CIMG2598_201707010606040b0.jpg

あの雲海は、今日は消えないのだろうか。
CIMG2599.jpg

さっきのはニセピークで、三ツ頭の頂上はあれだった。
CIMG2601.jpg

というわけで、少しだけまた下らないといけない。
CIMG2602_2017070106060812e.jpg

(つづく)
このページのトップへ

権現岳(3)

【2017年5月14日(日)】権現岳
乙女の水で水を補給して青年小屋に戻ってきた。
CIMG2438_201706301951327fa.jpg

玄関前のブランコでくつろぐY君。
DSC_4925_20170630194413b2d.jpg

前回O君と来たときは、ここでラーメンを食べたっけ。
CIMG2441_20170630195134a32.jpg

間もなく、昨日の夜部屋で騒いでいたと思われるグループが出てきて、また騒ぎ始めた。
CIMG2442_20170630195135300.jpg

それには構わず、小屋をバックに記念撮影をして、6:30に出発。
CIMG2445_20170630195106f6c.jpg

もともとは7時発の予定だったので、最初から30分貯金ができた。
CIMG2437.jpg

編笠山(2524m)さん、ではまた!
CIMG2444_20170630195137d18.jpg

権現岳(2715m)まで1時間半とのことだが、もう少しかかりかも。
CIMG2447_20170630195108beb.jpg

最初は雪道であることは分かっていたが、樹林帯を抜けたら雪がなくなることが予想できたし、登りだから大丈夫と判断して、アイゼンは付けなかった。
CIMG2448_20170630195109327.jpg

結構、雪は残っていたが、結果としてはやはり付けなくてよかった。
CIMG2455.jpg

わずかに登っただけで、振り返ると編笠山が全容を現した。
CIMG2449_2017063019511085b.jpg

その左には2週間前に登った地蔵岳(2764m)が雲海の上に浮かんでいる。
CIMG2450_20170630195112907.jpg

富士山はちょっと残念な状況。
CIMG2451_201706301950420e6.jpg

間もなく、坂は急になり、早くもH君、Y君が悲鳴を上げ始めた。
CIMG2454_20170630195047ec9.jpg

でも、すぐに北アルプスが見えてくると、悲鳴は歓声に。
CIMG2452_20170630195044304.jpg

やはり眺望があると元気になる。
CIMG2453.jpg

ただし、雪道の急登は容赦なく続く。
CIMG2456_201706301950205fb.jpg

でも、我々はみな北海道育ち、このくらいの雪は苦にならない。
CIMG2457_201706301950223b9.jpg

ノロシバ手前の岩場で南アルプスも見えてきて、しばし撮影タイム。
CIMG2460_20170630195024b62.jpg

北岳(3193m)が姿を現した。
CIMG2458.jpg

その右には甲斐駒(左、2967m)と仙丈ヶ岳(右、3033m)。
CIMG2461_20170630195026556.jpg

編笠山との位置関係はこうなっている。
CIMG2462_20170630194955315.jpg

それにしても見事な雲海だ。
CIMG2463_20170630194957a0a.jpg

編笠山への登山道が一直線に頂上へ続いているのが分かる。
CIMG2464_20170630194958def.jpg

その右奥には中央アルプス。
CIMG2465_20170630195000be9.jpg

そのさらに右は雲海の向こうに御嶽山(3067m)が霞む。
CIMG2466_20170630195001ef4.jpg

槍・穂高連峰もばっちり見えた。
CIMG2467.jpg

みんなで代わる代わる撮っているうちに、後発隊が追いついてきたので出発。
CIMG2468_20170630194821b71.jpg

間もなく、ノロシバに着くと、360度の大パノラマが広がった。
すぐ西に西岳(2398m)。
CIMG2469_201706301948224d7.jpg

北西には霧ヶ峰(1925m)と、その向こうに美ヶ原(2034m)。
CIMG2470.jpg

南西には、入笠山(1955m)のスキー場。ハート形だ。
CIMG2471_2017063019482567c.jpg

その向こうは中央アルプス。
CIMG2473_20170630194754def.jpg

北に蓼科山(2530m)と北横岳(2480m)。
CIMG2472_201706301947533a9.jpg

南は南アルプス。左から北岳、甲斐駒、仙丈ヶ岳。
CIMG2474_20170630194756066.jpg

南東に富士山。右の小島は毛無山(1964m)だろう。
CIMG2475_20170630194757a41.jpg

正面にはギボシの前山。
CIMG2476_20170630194759fa4.jpg

その左に阿弥陀岳(2805m)。
CIMG2479_20170630194732ccf.jpg

北東に目指す権現岳(2715m)の頂上が見える。
CIMG2477.jpg

眼下は深く切れ込んだ谷底だ。
CIMG2478_201706301947305b4.jpg
どれが何山なのか、みんなに丁寧に説明してあげた。
ここは5年前に初めて来た時、長い雨の後やっと富士山が見えて感激したところだが、今日はなぜか頂上付近が霞んでしまった。
これは、どういう気象現象なのだろうか。

撮影しているうちに、さっきの後発隊3人も到着。
先頭の女性がリーダーのようで、彼女だけ小さなザックを背負い、あとの男2人は空身だった。聞くと、やはり権現岳ピストンだそうだ。

我々は先に出発。
CIMG2480_20170630194733c1b.jpg

まずは、ちょっとだけ下る。
CIMG2481.jpg

下り切ったところから、ノロシバを振り返る。
CIMG2482_201706301947049a4.jpg

再び雪道に突入。
CIMG2483_2017063019470661c.jpg

左手は鋭い岩峰になってきた。
CIMG2484_201706301947072f2.jpg
CIMG2485_20170630194709bb5.jpg

残雪の稜線を歩いたりして、ちょっと緊張。
CIMG2486_20170630194710cd7.jpg

でも、みんな上手にクリアしてくれた。さすが雪国育ち。
CIMG2487_20170630194639ad5.jpg

さっきの3人も後を追ってくる。背後は西岳。
CIMG2488_20170630194640ab2.jpg

編笠山と南アルプスの北端部。
CIMG2489_20170630194642f4c.jpg

いよいよ眼前に岩場が迫ってきた。
CIMG2490_20170630194643275.jpg

ここを登るわけではないけど。
CIMG2491_20170630194645426.jpg

それでもY君、H君、M君には未体験ゾーンだ。
CIMG2492.jpg

かなり急なガレ場である。
CIMG2493_20170630194616ea7.jpg

右手に、後ほど歩く木戸口の尾根が見える。
CIMG2494.jpg

Y君からは「これぞ登山だねえ。これはもう上級の下でしょう」と、得意のセリフが飛び出した。
CIMG2495_20170630194619bd0.jpg

でも、威勢のいい発言の直後に息切れ。
CIMG2497_20170630194551d4a.jpg

早くも休憩だ。
CIMG2496_201706301946209b5.jpg

ひと息ついてから、クサリ場に挑戦。
DSC_4927_201706301943462de.jpg

「クサリは一人ずつ、体重かけないで、あくまで補助ね」と後ろから声をかける。
CIMG2498.jpg

後日、H君は何度かあった同期の飲み会で「Kに怒られたよ」と、繰り返しうれしそうに語っていた。
CIMG2499_20170630194554ce1.jpg

でも、確かにここの登りは彼らにとっては、初めてのアルペン体験だったことだろう。
CIMG2500_201706301945551ff.jpg

だんだん、権現岳が近づいてきた。
CIMG2501_201706301945577b3.jpg

西岳方面の雲海。
CIMG2502_20170630194526bc9.jpg

クサリ場を振り返る。確かにここはヘルメットがあった方がよかったかも。
CIMG2503_2017063019452725f.jpg

編笠山と南アルプス。
CIMG2504_20170630194529986.jpg

鳳凰三山。中央に地蔵岳のオベリスクがくっきり。
CIMG2505_20170630194530558.jpg

急登の途中、2度の休憩を入れた。
DSC_4928_20170630194349795.jpg

ちょっと体重のあるH君とY君には、さすがにきついみたいだ。
CIMG2506_20170630194532a94.jpg

急登をクリアすると正面にギボシが雄姿を現した。
CIMG2507_20170630194500259.jpg

その左に阿弥陀岳。奥には蓼科山も見える。
CIMG2508_20170630194502be3.jpg

ササの稜線を進む。
CIMG2509_20170630194503322.jpg

再び、残雪の稜線。
CIMG2510_20170630194505ec8.jpg

アイゼンなしのま、ここも慎重に通り抜けた。
CIMG2511_20170630194506554.jpg

振り返ると、結構な絶壁だ。
CIMG2512_20170630194434cf7.jpg

でもM君は余裕の撮影。
CIMG2513_20170630194435cba.jpg

左手の阿弥陀岳。
CIMG2514_20170630194437df7.jpg

ギボシは巻くことになる。
CIMG2515_2017063019443868d.jpg

こんなところは登れない。
CIMG2516_2017063019444042e.jpg

雪の稜線を振り返る。
CIMG2517_201706301944074a4.jpg

ギボシを巻く終盤のへつり。
DSC_4929_20170630194349fd0.jpg

結構怖い。
CIMG2519.jpg

でも、みんな危なげなくクリアした。
CIMG2520_20170630194411f49.jpg

編笠山とさっき越えた小ピーク。もう少し登りは続く。
CIMG2521_20170630194411d8d.jpg

(つづく)
このページのトップへ

FC2Ad

プロフィール

かたこりまさかり

Author:かたこりまさかり
FC2ブログへようこそ!

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

未分類 (4)
北海道の山 (124)
東北の山 (62)
上信越の山 (139)
奥多摩の山 (55)
丹沢の山 (55)
奥秩父の山 (83)
栃木の山 (32)
房総・常陸の山 (9)
奥武蔵・秩父の山 (87)
中央線沿線の山 (96)
富士山周辺の山 (60)
八ヶ岳周辺の山 (54)
南アルプス (100)
史跡歩き (11)
中央アルプス (27)
北アルプス (45)
日本海の山 (8)
関西の山 (30)
四国九州の山 (61)
駅舎の旅 (26)
ドライブ (9)
廃線の旅 (12)
駅から散歩 (17)
乗り鉄 (38)
島の旅 (19)
山村の旅 (7)
超低山 (28)
東海の山 (2)
つぶやき (35)
旧道歩き (29)
伊豆の山 (39)

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR