山と鉄

山歩き、乗り鉄、廃線・廃道歩き、廃村歩き、駅舎探訪などの日々を記録します

離山・ナコウ山(4)

【2017年3月3日(金)】離山・ナコウ山
国道135号立岩トンネルの旧・旧道を歩いている。
しばらくすると完全なヤブになり、踏み跡も怪しくなってきた。
枝に頭がひっかかり、帽子が脱げてしまったので、拾おうとしたら、なぜかザックに入れてあったはずの手袋が落ちている。
変だなと思って、ザックを下ろしてみると、なんとチャックがほぼ全開になっている。
さっき閉めたはずなのに、ヤブに引っかかって空いたのだろうか。
それはともかく、中に入れていたウィンドシェルがない。
もう少しで、このヤブを抜けて国道に出るところだったが、落とし物を探しがてら引き返すことにした。
すると、ザックに入れていたレジ袋のゴミをまず発見。
しかし、国道に戻っても、ウィンドシェルを見つけることはできなかった。
考えてみると、さっきも閉めたはずのチャックが10cmほど開いていたことがあった。
ザックがパンパンなので、その圧力で徐々にチャックが開いてしまったのかもしれない。
すると、落としたのは、朝日山公園に向かいながら走っていた時の可能性が高い。
残念だが、そこまで戻る気力も時間もない。
断腸の思いで、諦めることにした。

これで時間を15分もロスしてしまった。
結局、この関門は旧道の網代隧道で抜けることにする。
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歩行者も通行禁止になっていたが、ごめんなさいさせてもらった。
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抜けると、正面に熱海市街が望めた。
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立岩トンネルは魚のマーク。
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とにかく、16:01の電車に乗るべく、黙々と歩いた。
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網代港の商店街も一気に通過。
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漁港らしい木造の民家にも一瞥のみ。
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鰯の天日干し。
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あと10分残して、何とか間に合った。
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駅前には、菓子補間瀬。物色したいが時間がない。
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「名産店」という命名は珍しいかも。
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とりあえずゴール。
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本当は、網代温泉に入りたかったが、調査不足につき、先を急ぐ。
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ホームで5分ほど待つ。
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入線してきた電車はリゾート21、通称キンメ列車だった。
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混雑して座れなかったのでデッキで車窓を見ていた。
伊豆多賀の227mピーク。
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右に朝日山(163m)、中央奥は初島。
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対岸は網代港。
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今日は熱海のレトロ旅館福島屋で日帰り入浴をするつもりなので、来宮駅で下車。
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市街地を散策しながら、福島屋に向かう。
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途中、湯汲坂を登って、大湯の間欠泉に寄り道。
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ちょうど勢いよく、温泉を噴き出していた。
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かつての大湯は1日に6回噴出していたが、明治末期には止まってしまったという。
関東大震災をきっかけに噴出が始まったが、またすぐに減り始めて、昭和初期には再びストップ。
現在のものは、人工的に噴き出す間欠泉として、昭和37年に整備されたものだそうだ。

ここには、オールコックの碑と愛犬トビーの墓があった。
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石仏も3体。
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さらには、市外電話発祥の地でもあった。
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明治の頃、熱海には多くの政治家や政府高官が保養や会談のため来遊し、東京との連絡が非常に多かったため、東京~熱海に電話回線が引かれ、明治22年1月1日に開通した。
その熱海電信局がこの地にあったのだそうだ。

干物がおいしそう。
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小沢の湯では、観光客がゆで卵作りを試みていた。
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駅から15分ほどで、福島屋旅館に到着。
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入る前に、すぐ近くにあった風呂の湯を撮影。
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ここの湯は外傷に効くと言われ、その蒸気で饅頭を蒸したり、酒を温めたりして販売していたとのこと。
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すぐ近くに塩分のない温泉が湧き出していたことから「水の湯」とも呼ばれたという。

では、入浴させていただきましょう。400円という安さがありがたい。
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まさに昭和レトロな雰囲気。
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湯船が意外に大きい。
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先客が一人いたので、「こんにちは~」とあいさつして入浴。
「今日はそんなに熱くない。いつもはとても入っていられないよ」と言う。
30年くらい前からちょくちょく来ているとのことで、昔はもっと安かったんだとか。
カランは2つしかなかったが、客が少なかったので、とくに問題はなかった。
ちょっと体が冷えていたので、よく温まった。

ちなみに、これは女湯の扉。
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満足して、熱海駅に向かう。
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途中、もう一つの熱海七湯、清左衛門の湯に寄り道。
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その昔、清左衛門なる農民がこの湯壺に落ちて、火傷で亡くなったので、その名がある。
人が大声で呼べば、たくさん湧き、小声で呼べば少しだけ湧いたと言われているそうだ。

趣のある古屋旅館。
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駅へは近道で。
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駅前の土産物店街を通り抜ける。
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これも、なかなか渋い旅館だ。
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小田原と熱海との間を結んでいた熱海鉄道の7号蒸気機関車が駅前に展示されていた。
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17:37発の東海道線で小田原へ。
小田原では古くからの友人と旧交を温め、22:51発のひかり538号で帰京。
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会社に泊まるつもりだったが、入館証を持ってきてなかったので、新橋の個室鑑賞に泊まるハメに。
5時間を超えると使用料が1000円高くなるので、時間稼ぎのため、銀座の行きつけのバーで時間つぶし。
でも考えてみたら、こっちの支払いがあるので、結局高くついてしまった。
明日からは京都なのに、就寝したのは午前2時を過ぎていた。
長い1日だった。

【行程】2017年3月3日
宇佐美駅(10:55)~宇佐美漁港公園(11:23昼食11:31)~神社(11:48)~離山(12:26)~旧宇佐美隧道(12:40)~羽柴越中守石切場(13:36撮影13:42)~ナコウ山(13:43)~旧道(13:59)~あじろ南熱海ヶ丘(14:27)~朝日山(14:53)~立石隧道旧道(15:19)~網代駅(15:55)
※所要時間:5時間(歩行時間:4時間45分)
※登った山:3座(離山、ナコウ山、朝日山)
※歩行距離:15.5km(熱海市内含む)
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離山・ナコウ山(3)

【2017年3月3日(金)】離山・ナコウ山
伊豆古道東浦路を経て、熱海の高台にある別荘地に出た。
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見晴らしがよく、真鶴半島もよく見える。
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こちらは熱海方面。
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初島もさらに近くなった気がする。
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しかし、時刻はすでに15時近い。
16:01網代発の電車に乗りたいのだが、かなり厳しくなってきたので、下りはちょっと走ったりした。

別荘地を20分ほど歩くと、再び人しか歩けない道になった。
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そこにこんな看板が。
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「うすづき山」とは、さっき巻いてしまったピーク(約235m)のことだろうか。
失敗した。知っていれば、もう一つ稼げたのに。

急な階段を下りると、熱海市立網代中学校の前に出る。
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網代中は2006年4月に多賀中との統合により廃校となった。
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本日、最後の1座、朝日山(163m)へは、ここから階段168段。
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たったった、と登っていく。
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頂上まで5分と書かれていたが、3分で着いた。
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こちらは若宮神社。
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まずは三角点を確認。
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ありがたいことに、手書きの山名板もぶら下がっていた。
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これが頂上の雰囲気。
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すぐ下に東屋があった。
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ここからの眺めも見事だ。
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初島から熱海行きの船が出たところ。
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あれに乗ったなあ。
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こちらは伊東港からの高速船。
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富士山が見えるとのことだが、伊豆の山々が邪魔していないのだろうか。
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結局、雲の中のようで、今回は確認することができなかった。
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それでは、朝日山公園を後にする。
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すぐ先にも展望スポットがあったが、大島が見えただけだった。
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ここには網代中の第58期生が成人式を迎えたのを記念した植樹があった。
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帰りは、網代中の前に戻って、そこから網代駅方面に行こうと思っていたのだが、この地図を見てやめた。
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網代トンネルの東側に旧道があり、そこから屏風岩や立岩が見えるように思えたからだ。
時間も何とか大丈夫そうだし、遠回りだが旧道回りで下ることにした。

網代長谷観音に至る途中に、復元された灯明台があった。
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その向かいには、東海呑吐の句碑の説明板。
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信州出身の武士で、熱海俳壇の祖とのこと。「散る時ははてしれなくて秋の月」と刻まれているようだが、句碑そのものが見当たらない。

まさか、これの裏に書いてあったのか。
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これは隠山亭阿たるの句碑。
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隠山亭とは、網代にゆかりのある秦中仲のことで、江戸時代の郷土史「豆州志稿」を秋山富南とともに完成した人物だ。辞世の句「神ととも高天原におくらるる」が刻まれている。

網代長谷観音の境内に入ると、古い石仏が並んでいた。
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寛保元年(1741年)の銘が読み取れる。
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境内の右側中段に観音像が三十三体、一列に安置されていた。
これらには寛政、嘉永の年号銘が確認できた。
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一番奥寄りの自然石には「三十三観世音菩薩」の文字。
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そして長谷観音の本堂。
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ここのご本尊は大和と鎌倉の長谷観音と同じ木から行基が作った3体のうちの一つで、一木三体観音と伝えられている。はじめは海岸の屏風岩の洞窟に安置されていたが、のちにここに移されたという。

一礼だけして、門前まで下ってきた。
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国道に出ると、間もなく立岩トンネルに至る。
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当方は、さっきの地図に従い、その海岸よりにある旧・旧道に分け入る。
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地図には、ちゃんとした道のように書かれていたが、遊歩道ですらない廃道だ。
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かろうじて残る縁石が、かすかに現役時代があったことを伝えている。
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眼下に岩礁が見えるが、名のある岩ではなさそう。
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これが、たぶん屏風岩。
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全く判読できないが、句碑らしきものがあった。
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さっきよりは少し波が出てきたかな。
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こっちが、おそらく立岩だろう。
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(つづく)
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離山・ナコウ山(2)

【2017年3月3日(金)】離山・ナコウ山
離山(154m)の石切り場から離山山頂展望台(実際は山頂ではない)に向かう。
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でも、展望台に着く前にロープで通せんぼがしてあった。
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強行する手もあったが、なぜか気力が湧かず引き返した。
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とにかく、離山の本当の頂上を極めなくては。
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さっきの標識にはこう書かれていたのだった。史跡見学は大丈夫のようだ。
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頂上付近は平坦で、最も高いと思われる場所に三角点はない。
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ちょっと探したが、少し先のやや低い場所にあった。
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ここは四等三角点。
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お約束を果たしてから石切り場まで戻り、宇佐美隧道方面に下っていく。
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途中で右手にベンチがあった。
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その前方が開けており、初島が正面に見えた。
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真鶴半島や岩礁も。
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頂上から15分ほどで国道135号の旧道にある宇佐美隧道に出た。
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大正14年(1925年)の開通で、全長114m。
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1993年に新宇佐美トンネルの供用開始に伴い廃止された。
トンネル自体は車両通行止めになっていたが、手前に自動車板金工場らしきものと車が何台かあって、宇佐美側からはここまで車で来られるようだ。
縁石におじさんが1人座っていたので、「こんにちは~」と挨拶したが、返事はなかった。

トンネルの向こうは海が見えそうなので、寄り道してみた。
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網代側は、入口から通行止めになっているようで、アスファルトの上に草が生え、廃道化が進んでいた。
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でも、ここからの眺めは最高。南に伊豆大島が望めた。
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伊豆東海岸の断崖を目の当たりにした。
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東の沖には初島が浮かぶ。
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北東には三浦半島。
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眼下の磯も波は比較的穏やか。
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さて戻りましょう。
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宇佐美側の隧道入口の脇から登り始める。
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峠に至ると、猛烈な急坂が待っていた。
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ロープが張ってあるので、何とか登れたが、なかったら足元が滑って、大いに難儀するところだった。
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標高差100mほどを一気に登ると、道はやっとなだらかになる。
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道の真ん中にぽつんと矢穴石。
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321mピークにはアンテナの残骸があった。
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ここから若干下って、登り返し。
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この道は、いわゆるハイキングコースになっているようだが、気軽に来られるようなところではない。
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再び、一瞬の初島。何度見ても美しい。
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トンネルから50分ほどで、ナコウ山頂上直下の石切り場に到着。
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ここには「羽柴越中守(細川忠興)石場」と刻まれた標識石が残っていた。
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当時の大名たちは、良質な石材を得るため、石切り場をめぐって激しい争奪戦を繰り広げたらしい。お隣、熱海市には「是(これ)ヨリにし 有馬玄蕃(げんば) 石場 慶長十六年 七月廿(にじゅう)一日」と刻まれた石があり、そこから西が丹波福知山城主・有馬豊氏の石切り場であったことが知られている。ただ、有馬家は慶長16年(1611年)の江戸城普請には動員されていない。将来の出番に備え、石切り場を予め確保しておいたのだろうと推定されている。

細川家も石切り場の確保に奔走していたことだろう。
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ここはわざわざ伐採してくれているのか、眺めは抜群。
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眼下に宇佐美の町並み。
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かつてはあそこを多くの石船が行き交ったわけだ。
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ここから海を見下ろしていると、感慨深いものがある。
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江戸時代の人々は、この草深い山に登って、大きな岩を掘り出し、コツコツと矢穴を開けて、岩を整形し、それを山から下ろして、船に積み込み、江戸まで運んで、今度はそこで石垣を積み上げた。
何の動力もない時代に、当時の日本人はこの壮大な事業を成し遂げたのだ。それを命じた将軍の権力、それを実現できた技術。いずれにも驚きを禁じえない。
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標識石にはちょうど木の影が映るので、太陽が雲に隠れる瞬間を待って、撮影した。

ちなみに、これは伊豆半島の脊梁山脈。中央左が巣雲山(581m)。
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ちょっと雲に隠れているが天城山(1406m)。
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大室山(580m)と伊東市街。
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伊東市街をアップで。
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ナコウ山頂上は、ここから急坂を1分。
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その名の由来は、当時ここで働いていた石工があまりのつらさに泣いたからだとか。
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ちょっとこじつけのような気がするが。
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頂上からは熱海方面をかろうじて望むことができた。
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その向こうには、箱根の神山(1438m)。
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標識石まで戻って、伊豆古道東浦路方向に下る。
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尾根をそのまま行くと遠回りなので、途中で斜面を下りたいのだが、踏み跡が見当たらない。
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面倒なので下りやすそうなところから、強行突破。
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間もなく、踏み跡が見つかり、古道に出た。
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舗装道路かと思っていたが、さにあらず古道らしい道だった。
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こちらにも矢穴石が転がっていた。
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「琵琶ころがし」の坂。道幅が狭く、谷側が急な崖になっているので、盲目の琵琶法師では転げ落ちてしまいそうだというのが、その由来。
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それほど狭くはない気もするけど。
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吉田松陰先生腰掛けの平石。
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嘉永七年(1854年)、日米和親条約締結のため下田に停泊中の黒船に乗り込もうと、吉田松陰は江戸から、この東浦路を駆けて下田へと急いだ。
その際、腰を下ろして休んだのではないかと言われている石だそうだ。
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「休んだ」ではなくて「かもしれない」としているところが奥ゆかしい。

道はぐんぐん登っていく。
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その途中に、峠の馬頭観音。
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寛政九年(1797年)の建立で、台座には「宇佐美右也 村内安全 願立遠藤平太」と刻まれている。
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でも、実はここはまだ峠ではなく、さらに登り坂は続く。
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ただ、傾斜はゆるくなった。
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右手に文化十三年(1816年)建立の法界萬霊塔。
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法界萬霊塔とは、村内に悪霊や災難が入らないよう峠や村界に立てられたもの。
左に矢穴の跡があるので、築城石の残りを転用したものと思われる。
「右世話人八左衛門」とある。

シダの道を過ぎると
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大島茶屋跡。伊東市と熱海市の境にあたり標高は288m。大島が見える場所なので、こう呼ばれていたのだろうか。
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今は跡形もない。
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ここで遊歩道は終了。別荘地に出た。
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開けているので、熱海方面と箱根の山を望むことができた。
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「あじろ南熱海ヶ丘」だそうだ。
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一応、伊豆古道のハイキングコースはまだ続く。
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ちょっと地中海のような眺めだった。
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(つづく)
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離山・ナコウ山(1)

【2017年3月3日(金)】離山・ナコウ山
2月に宇佐美駅から巣雲山(581m)に登ったが、あの時は、もう一つの候補として海岸沿いの離山・ナコウ山縦走というプランもあった。
でも天気があまりによかったので、富士山を見るために巣雲山を選んだのだが、ナコウ山(353m)にも未練がある。
ナコウ山は江戸城石垣の石切り場としても知られた場所なので、取材(会社の業務)ということにして平日に出かけた。

新所沢駅を7:39に出発。高田馬場で山手線に乗り換えて、品川から特急踊り子105号に乗り込む。
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会社から旅費が出るので新幹線でもよかったのだが、たまには在来線の特急に乗りたかった。
家から持ってきたビーフジャーキーをつまみに、朝から缶ビールをプシュッ。
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多摩川を渡るとき、右手前方に富士山がはっきり見えたが、撮影には失敗してしまった。

車窓を見ながらくつろいでいたら、女性の車掌さんが検札に来た。
DSC_3793_201703092219528ac.jpg
最近は、ちゃんと指定された席に座っておれば検札は省略されるはずだが?と不審に思ったが、踊り子号はまた別なのかなと思い直し、素直に切符を見せた。
車掌さんは席が合っているので、はんこを押そうとしたが、ふとあることに気づいたようだ。
「すいません、これ明日の切符ですが」
え~~~~!
う、切符の日付は確かに4日、今日はひな祭りの3日。
しまった。昨日、切符を旅行代理店で買ったときに、日付を間違えて申告してしまった。
「ど、ど、どうすればいいでしょうか」
「ちょっと待ってください。帰りの分も含めて、切符お預かりしていいですか」
と言って、いったん引っ込んでいった。

まあ、何とかなるだろう。
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平塚を過ぎると、右手に高麗山(168m)が現れた。
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JRで買った切符なら、わりと簡単に変更できるようだが、代理店で買ったものは、やや面倒らしい。
全く私も相当ボケている。つまらないことで、余計な手間をかけてしまった。
反省しつつも、ビールをぐび。

しばらくして、今座っている席は確保できたと、車掌さんは知らせてきた。
「いや、すいません。ありがとうございます」
「乗車券と帰りの切符については、乗り換えの熱海駅の窓口でお手続きください」
とのこと。
乗り換え時間は14分あるので、まあ大丈夫か。

この電車は前10両が伊豆急下田行き、後ろ5両が修善寺行きなのだが、車内放送によれば、前10両は満席とのこと。
平日なのに何があるんだろう。河津桜はもう盛りを過ぎた気もするが。

引き続き車窓を眺めていると、丹沢の山々との距離が小田急線や新幹線よりも遠い。
IMG_20170303_101536.jpg
そのことがとても新鮮だった。

小田原の手前で見えた富士山にはかなり雲がかかっていた。
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しばらくすると、また車掌さんがやってきて、「今日は熱海がとても混雑していて、乗り換え14分だけでは間に合わないかもしれないので」ということで、切符1枚1枚に「誤発売。・・・・」と書いて、はんこを押してくれた。
なんて親切な方なんだ。
こちらの不注意なのに、しかも、あれこれ忙しいはずなのに、丁寧に対応してくれて、感謝しきりであった。

熱海には10:20に到着。
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ここで切り離しの瞬間を見学してから、伊東線のホームへ。
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改札近くには「伊東まがり雛」の宣伝ポスターが貼ってあった。
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電車が混んでいたのは、このせいなのだろうか。
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乗り換えの電車は普通の車両だった。
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でも、車内はそれなりに混んでおり、ロングシートに座らざるをえなかった。

10:34発車。宇佐美には定刻通り10:51に到着した。
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ここは無人駅だったので、さっきの不規則切符を提示して説明する必要はなかった。
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まずは、前回もお世話になったアイヌ語トイレ「旅のアシンル」へ。
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用が済んだら、駅前広場の「宇佐美江戸城石丁場遺跡」の案内板を確認する。
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それによれば、太田道灌が築いた江戸城の大規模な改修工事(天下普請)は、慶長9年(1604年)から寛永13年(1636年)頃まで、家康、秀忠、家光の3代にわたって断続的に行われたとのこと。

その石垣に用いられたのは、「伊豆石」と呼ばれる安山岩。
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ちなみに、慶長11年には、約20の大名がかり出され、約3000の船が毎月1万2000個の石材を江戸まで運んだと伝えられている。

ここには、巴紋と輪違いの刻印石などが展示してあった。
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当初は駅前通りをまっすぐ進んで海に出る予定だったが、烏川に沿って、いくつか案内板があることを知ったので、方針を変更して、左に進路を取る。
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その前に、昼飯を買っておかなくては。
この先、コンビニがある保証はないので、駅前にあったパン屋「山茶花」に入る。
朝食もパンだったので、パンはあまり食べたくなかったが、ピラフが税抜き305円で売っていたので、これにした。

では、出発。時刻は10:56。
左前方の山腹に、うさみ観音寺の巨大な世界平和大観音(高さ50m)が見えた。
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北へ10分ほど歩くと、刻印石にぶつかった。
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「折敷(おしき)に三文字」と呼ばれる紋である。初めて見た。
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これらはナコウ山南斜面の砂防ダム付近で見つかったもので、豊前杵築の稲葉家が大阪城で同じ文様を使っているのが確認されているという。
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では、次の案内板へ、と川に沿って歩いたが、あるはずの場所に何もない。
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道を間違ったかなと思っていたら、その次の案内板が現れた。
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ここには刻印石はなく、矢穴(岩を割るときに開ける穴)の説明が書かれているだけだった。

そのまま川に沿って、海岸に出ると、宇佐美留田浜辺公園。
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今度は海岸に沿って東へ歩く。
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振り返れば、遠浅の宇佐美湾。
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そして、宇佐美みのりの村の別荘街。
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先日登った大丸山(右、508m)。
(635)
南には、伊東温泉ホテルサンハトヤが目立つ。
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まだ11時を過ぎたばかりなのに、お腹が空いたので、東屋に腰掛け、ピラフを食べてしまった。
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食べ終わったら、すぐ歩き出す。
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サーファーが海に浮かんでいるのが見えるが、波が穏やか過ぎて退屈そうだ。
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正面に見えるのが離山(154m)。
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宇佐美港を過ぎて、さらに行き止まりまで進む。
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対岸を、特急踊り子号が走り抜けていった。
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おお、伊豆大島も見えてきた。
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サンハトヤの背後には大室山(580m)も。
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海岸では今も、矢穴や刻印のある石が見つかるという。
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行き止まりに神社があったので、ここで安全祈願。
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神社名は書かれていなかった。
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近くにあった石碑群。
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少し引き返して、「海つばめ」の看板があるところから、急坂を登っていく。
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みかんとツバキの花が美しい。
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どこから山道になるのか、よく分からなかったが、不自然な感じでアルミのハシゴが掛けてあったので、そこから取り付く。
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その先には不明瞭だが、踏み跡があったので間違いないだろう。
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竹林の中を登っていく。
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急斜面を登りつつ、「この山林は私有地です」の貼り紙を頼りに進む。
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でも、この気味の悪い暖帯林の中に入ったあたりで道を失った。
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段々畑状になっているので、これに沿って軌道修正。
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すると、正規の道に戻ったのか、だんだん、石がゴロゴロとし始めた。
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矢穴石も現れた。これは二つしか開いておらず、すぐに加工を止めてしまったらしい。
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さらに登ると、ちょっと平坦な場所に出た。
DSC_7654_20170309221534f34.jpg

離山石切り場跡だ。
DSC_7663_201703092215049d9.jpg

ここには、矢穴石や刻印石がいくつか残っていた。
DSC_7656_2017030922153624b.jpg
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こちらは「九曜」。
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細川家の家紋と同じなので、この石切り場は細川家の縄張りだったと思われる。

(つづく)
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巣雲山(4)

【2017年2月4日(土)】巣雲山
巣雲山(581m)から宇佐美駅まで下りてきた。
駅前の宇佐美ヘルスセンターは休業中だったので、熱海まで行くことにする。
ちょうど14:57発の熱海行きが3分後だったので、あわててホームに駆け込む。
急いだのに、電車は5分くらい遅れてやってきた。
DSC_3407_20170213232846ea7.jpg
遅れるくらいだから、超混雑かと思ったら、それほどでもなく、余裕で座れた。

熱海駅前の共同浴場に入ることにしようと思ったのだが、つい2か月ほど前に入ったばかりなので新鮮味に欠ける。
スマホで検索すると、ひとつ手前の来宮駅から徒歩5分のところに、水口第二共同浴場なる、かなりディープな温泉があるらしい。
面白そうなので、来宮駅で途中下車して行ってみることにした。
DSC_3408_20170213232848c10.jpg

下りると、かなりの人出。
熱海梅園で開かれている「梅まつり」が目当てのお客さんのようだ。
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それはともかく、グーグル地図が示す場所(谷口外科の隣)に行っても、それらしきものがない。
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まさか閉鎖して取り壊された?
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(谷口外科となりの古い民家)

ネットの位置情報は正確ではないこともよくあるので、近くの肉屋で聞いてみたら、もう廃業してしまったとのこと。
じぇじぇ。
後日、ネットでもう1回確認したら、2015年12月末で閉鎖されたとの情報が。
なぜ、電車の中で検索した時にこの文字が目に入らなかったのか。
このブログでありし日の水口第二共同浴場を見ると、なんと脱衣場と浴室が同じで湯舟も2人でいっぱいになるほどの小ささ。
風呂
これは相当にディープだ。
しかも、場所はさっきの肉屋の横の細い路地を入って行ったところだった。
肉屋さんにどこにあったのかを聞けば、跡くらいは見られたのに残念だ。

谷口外科の近くに、「湯の宿おお川」という旅館があったので、ここで入浴できないか聞いてみたら、「もう今日は予約でいっぱいなんです」とのこと。
だったら、玄関先に出してある「予約のない方はお断りする場合があります」はもう引っ込めておいた方がいい。
「場合があります」ではなく、「入浴できない」のだから。

せっかく来宮で下りたので、さらに5分ほど歩いたところにあるらしい上宿新宿共同浴場を目指すことにした。
でも、一応念のため、ネットに書いてある電話番号に電話をしてみたら、「現在使われておりません」。
ここも閉鎖されてしまったのか。(後日調べたところ、こちらは2009年に廃業していた)
これで4連敗。なんと温泉遭難をするとは思わなかった。

こうなったらもう熱海駅前に行くしかない。
細切れ乗車で電車賃がかさむが、やむを得ない。
来宮の温泉探しで坂を下りたり上ったりしたので、また汗をかいてしまった。
でも電車は7分後なので、ちょうどよかった。
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15:42発に乗り、2分後に熱海に到着。
この前入ったばかりだから、ここが閉鎖されていることはないだろうが、問題は混んでいるかどうか。
普通の観光客はあまり来ないとは思うが。

入浴料500円を払って、入ってみると、若い人が1人だけ。
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やった!
もう1番風呂目当てのお年寄りは帰ってしまったらしい。
14:30開店だから、1時間半近く経っているからね。
先客のお兄さんもすぐ上がってしまったので、ゆっくり独占できた。
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いや~さっぱりした。苦労しただけに格別だった。

16:30に上がり、16:46発の高崎行き電車に乗る。
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行楽帰りの乗客でかなり混んでいる。

でも、私は2駅のみ。真鶴で下りて、駅前の鶴鮨でうまい魚を食べて帰る予定だ。
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いろいろ今日は落とし穴があったので、もしかして「貸し切りで入れない?」なんてことがないか心配したが、お客さんは1組しかおらず、ラッキー。
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若女将が感じのいい人で、いろいろと説明してくれて、ありがたかった。
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まずは生ビールで喉を潤す。
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お奨めの地物にぎり(2800円)は後ほどいただくとして、つまみにサザエのつぼ焼きとエボ鯛の唐揚げを注文した。
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どちらもめちゃめちゃうまい。

ついお酒が進んでしまい、冷酒の「丹沢山」を頼んでしまった。
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これもいい飲み口だった。

にぎりとセットの小漬け(小アジの南蛮漬け)が出てきた。これも美味。
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お待ちかね地物にぎり。
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この順番に並んでいる。
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空白になっている上段左から2番目は、うれしいことに金目鯛。
ひとつひとつゆっくりと味わって食べる。
こんな美味しいお寿司は食べたことがない、というくらいうまかった。
いや~満足満足大満足。
やはり、築地で食べるマグロなんかより、地の魚の方が余程おいしい。
もちろんマグロも嫌いじゃないけど。

帰りは18:44発の宇都宮行きに乗車。
あとは東京までなので、贅沢してグリーン車に乗った。
時間も時間なので、それほど混んでいなかったが、2階席を選んだのが失敗。
あとで前の席や横の席に来た連中がうるさいこと。
車掌さんに頼んで、1階席に換えてもらった。
最後の〆はスイーツ。石舟庵の塩豆大福。これも美味しかった。
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あとは爆睡。

東京と高田馬場で乗り換えて、帰宅はちょうど22時。
気持ちよくて、すぐに沈没してしまった。
富士山と海と花と温泉と寿司とお酒。最高の山旅だった。

【行程】2017年2月4日
宇佐美駅(10:05)~どっこい処(11:16休憩11:31)~富士見展望ひろば(11:51昼食(12:21)~大丸山(12:26)~巣雲山(13:00撮影13:15)~登山口(13:48)~宇佐美駅(14:52)
※所要時間:4時間47分(歩行時間:3時間47分)コースタイム:3時間45分
※登った山:3座(富士見展望ひろば、大丸山、巣雲山)
※歩行距離:11.8km
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