引き続き奥入瀬渓流を散策中。
ツツジがきれいだ。
飛金(とびかね)の流れ。
タニウツギも咲いていた。
このあたりが一番、流れが激しいのではないか。
そこにツツジが彩を添えている。
ものすごいコントラストだ。
九十九島といわれるあたりまで来た。
中島がいくつも点在している。
そして阿修羅の流れへと至る。
このあたりも奔流となっている。
奥入瀬の代名詞というべき景勝地なのだそうだ。
青森県内の銭湯には、よくここの景色がペンキ絵で描かれていたらしい。
馬門橋を渡る。
この付近の岩が馬門岩なのだろうか。
国道の脇にしばらく岩壁が続いている。
これなどは背も高い。
やはり、ここがそうだった。
馬門岩のバス停を通過。
以前、母校の学校林(札幌)を歩いた時に見かけた線香のような植物はトクサであることが、この案内板で分かった。
シダの仲間で、表面がザラザラしていてサンドペーパー代わりに使用されていたことから、砥草の名が付いたという。
分かりにくいかもしれないが対岸に生えている直線状の緑がトクサである。
流れがやっと穏やかになった。
かなり目障りな倒木。
早瀬~躍る光に~
また波しぶきを立てるようになった。
支流の階段状の滝。名前はないようだ。
桟橋は歩きやすい。
常にさえずりが聞こえていたのはミソサザイなのかな。
地元の中学校の写生大会が開かれていた。
女子ばかりだったような気がする。
石ヶ戸の瀬と呼ばれるあたりである。
その先は鏡のような流れになった。
木の根が岩を割ったのか、割れ目に木の根が伸びたのか。
これが地名にもなった石ヶ戸。
大きな板状の岩がカツラの巨木に寄りかかり、小屋のようになっている。
かつて、鬼神のお松という美女の盗賊がここに住み、旅人から金品を奪っていたという。
というわけで、12:24に石ヶ戸休憩所に到着。
バスの時間まであと15分もある。余裕だった。
でも油断せず、まずはバス停の位置を確認。
ここを通過したことは過去に4回くらいあるはずなのだが、全く記憶にない。
ハウチワカエデの花が咲いているそうだが、全然気が付かなかった。
カジカガエルとも出会えず。
奥入瀬渓流のことを大町桂月が「住まば日の本 遊ばば十和田 歩きゃ奥入瀬 三里半」と歌ったそうだ。
今日は総延長14kmのうち10kmを歩いた。お疲れ様のソフト。
5分前にバス停に行ってバスを待つ。
JRバスは定刻通りやってきた。
それなりに客が乗っていたが、最前列が空いていたので、迷わずそこに陣取る。
歩いた道に沿って戻り、銚子大滝を通過。
13時過ぎに子ノ口に戻ってきた。
まだお昼を食べていないが、食堂に入っている暇はない。
ここから八戸駅まで62km。新幹線の時間は15:05。
レンタカー屋さんに14:30には着きたいので、このまま出発する。
国道103号を南下、峠を越えて秋田県に入って間もなく、正面に通行止めの柵が見えてきた。
え~~~、どうゆうこと?
たまたま関係者らしき人がいたので聞いてみたら、土砂崩れで通れないとのこと。
迂回路はあるが、八戸に行くには15分くらい余計にかかるという。
そのくらいなら、まあ大丈夫かもしれないが、ちょっと気分的に焦る。
全くどこなのか分からない道をナビに従って走るのも心もとない。
ナビの到着予想時刻が、迂回路に入った時点で15:05。
これをどれだけ減らせるか。
ギリギリでも14:50にしたい。
細い道をそれなりのスピードで走った。
到着予想時刻は順調に減っていったが、国道4号に出るとスピードダウン。
分岐して国道104号に入ると復活したので、ある段階で14:50に達した。
おかげでスタンドにも寄ることができた。
レンタカー屋には14:45に到着。
カードの調子が悪く清算にちょっと手間取ったが、発車8分前には改札にたどり着いた。
急いで駅弁を買い、ホームへ。
間もなく新幹線はやぶさ21号が到着。綱渡りだった。
指定席をとってあったので、あわてることなく着席。
ああ、お腹が空いた。早速、お弁当だ。
北海道にいるので別に海鮮でなくてもいいのだが、幕の内系はこれしかなかった。
ぺろりと平らげ、あとは爆睡。
新函館北斗駅での乗り換え時間は20分ほど。
ここでは、おつまみと缶チューハイを買って、16:55発の特急スーパー北斗17号に乗り込んだ。
これからまだ3時間半以上あるので、おつまみは多めに。
北海道もいい天気で、駒ヶ岳がよく見えた。
しばらく車窓を楽しんでいたが、長万部を過ぎたところで寝てしまい、南千歳あたりまで意識がなかった。
札幌には、確か定刻(20:33)より若干遅れて到着。
駅構内の蕎麦紀行で、晩御飯。
山菜とろろそばをいただいた。
満席だったので、しばらく待たされた。
自宅まではタクシーで。21時半近くに帰宅した。
3泊4日の北東北の旅。
田沢湖、十和田湖の景勝地を回り、雪の八幡平と花の姫神山に登り、玉川温泉や十和田ホテルなど特色ある宿に泊まり、冷麺やじゃじゃ麺などご当地グルメも食べ、幸せな日々であった。
【行程】2018年5月28日
子ノ口(9:24)~水門(9:31)~銚子大滝(9:52)~ベンチ(10:23休憩10:34)~雲井の流れ(10:57)~白布の滝(11:23)~雲井の滝(11:28見学11:35)~馬門岩(12:03)~石ヶ戸(12:24)
※所要時間:3時間(歩行時間2時間45分)
※登った山:なし
※歩行距離:9.7km
※累積標高差:マイナス13.0m
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