山と鉄

山歩き、乗り鉄、廃線・廃道歩き、廃村歩き、駅舎探訪などの日々を記録します

阿寒湖

【2017年6月19日(月)】阿寒湖
北海道に転勤してきて最初の出張は阿寒湖となった。
翌日、札幌で仕事があるので、もったいないが日帰りだ。
となると、移動は飛行機を使うことになる。
道内を空路で移動するのは2度目だが、丘珠空港を利用するのは初めてだ。
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釧路行きの第1便は8時ちょうど発のJAL2861便。
HAC(北海道エアシステム)の運行である。

この日は6時半前に自宅を出発。
札幌駅前から6:50発の北都バスに乗った。
丘珠空港には7:15着。ちょっと早すぎるけど、これしかないのだから仕方ない。
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時間があるので、空港ビルの2階にある「札幌いま・むかし探検ひろば」を探検。
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年表などを見て、少々お勉強した。
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搭乗する機材はこちら。
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スウェーデン製の双発機(36席)である。

なんと釧路地方、濃霧のため、丘珠に戻るか、女満別に行き先を変更するかの条件付きの就航となった。
目的地は阿寒湖なので、女満別なら何とかなるが、丘珠に戻ってきてしまっては大変困る。
そっか、空路はこういう事態もあるのだな、と改めて実感。
陸路なら、札幌7時発の特急スーパーおおぞら1号で11時着。
待ち合わせ時間を少し遅くすれば、陸路でもよかった。

それはともかく飛行機は満席で離陸。
すぐに雲の中に入ったので、私は「ゴールデンカムイ」の2巻を読んでいた。
間もなく、機体が着陸態勢に入った。
飛行時間はたったの45分なのだ。
どうやら釧路に下りれるようだ。

8:50過ぎ、10分弱の遅れで着陸。
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まだガスがかかっているが、この程度なら大丈夫だということだろう。

ここからの移動手段はレンタカーなのだが、その前に空港ビル内を探索。
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山内恵介? 紅白に2年連続で出ているそうだが、聞いたことがない。
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「釧路空港」なる曲を歌っているようだ。

空港内のレンタカーカウンターに申し出て、事務所まで送ってもらった。
ここでレンタカーを借りるのは、雌阿寒岳(1499m)に登った時以来だから2年ぶりだ。
空港から阿寒湖畔までは約56km。
1時間で着いてしまいそうだ。

9:10頃に出発して、国道240号を北上。
道東道がここまで達していることを知り、びっくりした。
6月3日にスピード違反で捕まったばかりなので、速度は控えめ。
単調な道を睡魔と闘いながら、ひたすら走る。
途中、旧阿寒町の郵便局でお金を下ろした。

阿寒湖畔には10:15頃に到着。
駐車場を探しながら、アイヌコタンまで行ったが、適地がなかったので、観光案内所「阿寒湖まりむ館」まで戻って、車を停めた。
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中を覗いてみたら、マリモをイメージした萌えキャラの水森天音(あまね)ちゃんが迎えてくれた。
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では、改めてアイヌコタンに向けて散策開始。
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鹿肉料理のお店。貸店舗になっていた。
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湖畔屋は皇太子殿下(現在の天皇陛下)お買い上げの店だそうだ。
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このおじいさんは、食べ物の守り神でアマンカムイというらしい。
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鶴雅グループは阿寒湖畔が発祥の地。
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アイヌ文様をあしらって、アイヌ文化を積極的にアピールしている。
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このあたりの民芸品店はアイヌではなく和人の経営らしい。
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ほぼ端っこまで歩いてきた。
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曲がり角に、アイヌの伝説の神様コロポックル。
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そして、目的地アイヌコタンに到着。
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確か、大学時代に自転車部の合宿でここに来たことがあるはずなのだが、この風景にほとんど記憶がない。
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このフクロウ、木彫りだと思うが、とてもリアルだ。
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阿寒湖畔には、実はアイヌはほとんど住んでいなかったらしい。
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昭和31年に、釧路アイヌが中心になって、この地に住みつき、土産物店を始めたという。
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このホロンノという店で、後ほど仕事をさせてもらった。
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現在、30軒近くが軒を連ねている。
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アイヌコタンの店は、みなアイヌの経営だそうだ。
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ほんの20年前までは、ホテルや商店街にいる和人とは、ほとんど交流がなかったらしい。
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今では仲良く手を組んで、ホテル側が客を呼び、アイヌ側が伝統芸能を披露するというギブ・アンド・テイクの関係が成立しているのだとか。
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コタンのアイヌは子供の頃から、伝統舞踊などをしっかり叩き込まれるらしい。
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アイヌの木彫りは、尾張徳川家の当主だった徳川義親が、欧州旅行の際に立ち寄ったスイスのベルンで熊の木彫りを購入。帰国後の1923年(大正12年)に、旧尾張藩士たちが入植した北海道八雲町の農場「徳川農場」に送り、農場で働く農民たちや付近のアイヌに、冬期の収入源として熊の木彫りを生産するよう勧めたのが、起源とされる。
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だから、アイヌの木彫りはかなり新しい伝統なのだ。
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アイヌコタンの坂を登りつめて振り返ると、集落ごしに雄阿寒岳(1370m)が見えた。
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「阿寒湖アイヌシアターイコロ」ができるまで、この小屋で古式舞踊などが披露されていた。
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コタンの最も高い場所に、アイヌの超有名人、秋辺日出男さんの「デボの店」がある。
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真ん中の方が秋辺さん。
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そのさらに奥に、阿寒湖アイヌ生活館。わりと大きいけどチセだ。
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お隣に、幸福の窓?
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アイヌが儀式に使うイナウ。
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「ポン」は小さいという意味。「チセ」は家のこと。
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さっきの小屋の裏側。アイヌ民族村というらしい。
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こちらが5年前にオープンした「阿寒湖アイヌシアターイコロ」。
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「イコロ」は宝物のことだ。
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11時からの公演を見ることにして、いったん車まで戻ることにする。
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ちなみに、これは旧阿寒町のマンホール。
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阿寒湖のアイヌコタンはかなり流行っている印象だ。
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この日は平日なので、そんなに賑わってはいなかったけど。
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意外にもアイヌ語とは無縁の店もあった。
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何度も言うが、ここでコーヒーを飲みながら、仕事をさせていただいた。
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では、いったんさようなら。
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マリモって、まだ売ってるんだ。養殖かな。
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これは、ちょっと欲しかった。
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それぞれの民芸品店でオリジナル商品を作っている。
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「マリモ」ではなく「まりむ」。ゆるキャラの「まりむちゃん」が由来なのかな。
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阿寒バスも走っている。
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唐突に阿寒ホテルクリスタル。
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「まりむ館」からイコロへは車で移動。
11時から30分間の公演を鑑賞した。
撮影禁止だったので写真はありません。
オフシーズンの平日の午前中とあって、観客は10人弱。
少なかったせいで、最後の踊りでは舞台に引っ張り出され、一緒に踊る羽目になってしまった。でも、なんか楽しかった。

この後、2時間ほどお仕事。
予定より早く終わったので、帰りの便を18:35発から16:10発に1本早めることができた。
それでも、まだ時間があるので、阿寒湖畔展望台に立ち寄った。
展望台手前のスキー場が白湯山への入口。
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今度、雌阿寒岳に登る機会があったが、こちらから登ろう。
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こちらはネイチャーハウスとやら。
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さらに数百㍍、車で進むと行き止まり。
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ここから少々歩くと、阿寒湖畔展望台だ。
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看板を避けると、このように見えます。
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雄阿寒岳、かっこいい。
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ちょっと浅間山に似ている。
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湖畔のホテル街。
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湖面に浮かぶのは小島。
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左に視線を移すとヤイタイ島が確認できる。
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望遠で見てみたら、島にあばら家のようなものがあった。
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奥に見えるなだらかなピークは無名の931m峰。
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時刻はちょうど14時になった。それでは釧路空港に向かおう。
帰りも安全運転で、15:20頃、レンタカー屋さんに到着。
空港まで送ってもらった。
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空港の前にはいろんなモニュメントが設置されていた。
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気温は15℃に満たない。やはり涼しい。
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お昼はイコロの外でパンをかじっただけなので、お腹が空いた。
空港のレストランで、ものは試しということで、釧路ラーメンをいただいた。
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残念ながら、「ご当地ラーメン」というよりは、ただの中華そばだった。

飛行機はほぼ定刻通りに離陸。
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窓からと、雄阿寒岳が見えるではないか。
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おお、雌阿寒岳も。
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この後は雲が多くなったので、「ゴールデンカムイ」タイム。
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丘珠に近づいてくると、石狩川が姿を現した。
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大きく蛇行しているところをショートカットした茨戸付近。
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札幌の町並みと手稲山(1023m)。
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藻岩山(531m)と恵庭岳(1320m)も見えた。
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というわけで、無事、丘珠空港に着陸。
阿寒湖への日帰り弾丸ツアーを終えたのでした。

(おわり)
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崕山(4)

【2017年6月18日(日)】崕山
崕山(1066m)の頂上を極めて、下山開始。
山頂付近にはホテイアツモリがかなり咲いている。
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1999年に入山規制を始めてから18年。植生は少しずつ回復してきているようだ。
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登山道(踏み跡)から離れたヤブの中にも、その姿は見える。
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参加者も盛んにシャッターを押していた。
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聳岩峰(しょうがんほう)だろうか。
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まだ口を開いていないホテイアツモリ。
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こちらはまだつぼみのままだ。
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これは、おそらくエゾハナシノブ。絶滅危惧種である。
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全開すると、このように見える。
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崕山の岩稜線。
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夕張岳(1668m)かな。
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ろうそく岩の下部にはかなり緑の草が付いている。
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シナノキンバイ。
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サンカヨウ。
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雨に濡れると透明になるらしい。
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これは何の葉っぱを撮ったんだっけ。
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再び、一部緑に変色したニリンソウ。
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ミゾホウオズキ。
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山頂からの下りは猛烈な急坂でロープを張ってくれていなかったら、とても下れなかった。
モニター登山が終わったら、撤去するのだそうで、ほんとうにスタッフのご苦労には頭が下がる。
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頭が下がると言えば、個人的にお世話もしてもらった。
なんと、沢靴のソールが剥がれてしまったのだ。
しばらく慎重に歩いていたが、見かねたYさんがテーピングテープで応急処置をしてくれた。
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しかし、実はこれもすぐほどけてしまい、さらに左足のソールも剥がれてしまった。
この靴は10年くらいに買ったもので、4回くらいしか沢に行っていないが、保管がいい加減だったせいもあり、劣化が進んでいたのだろう。
次週の沢歩きに向け、靴を新調しなくてはならなくなった。

登りでは気が付かなかったが、エゾハナシノブもちらほら咲いていた。
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変わった花だが、名前は分からない。
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普通に歩いてきたつもりだが、後ろの班が追いついてきてしまった。
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ボランティアのYさんがすぐ前を歩いていたので、あれこれ聞いて答えてもらっていたら、後ろのおじさんが、「え、なになに?大きい声で行ってくれないと聞こえないよ」と苦情を言ってくる。
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公式な説明じゃないんだから、怒らなくてもいいじゃないの。
「あ、もう一度言ってくれますか」と頼めばいいだけだ。
最近は高齢者の方が、権利意識が強すぎるように感じる。
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ミゾホウズキがいっぱい。
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ギンラン。
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沢の登り口まで下りてきたところで小休止。
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ここで、ポリ袋と草抜きが配布された。
この先は、外来種のオオバコやセイヨウタンポポなどを根っこごと抜いてほしいとのことだ。
繁殖力の弱い在来種を守るためだ。
協力したいのだが、なかなか見つけられない。

あるのは、抜いてはいけないクルマバソウとか。
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タチツボスミレとか。
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復路でももちろん惣芦別川を渡渉。
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この方は、袋に少し収穫物が入っている。
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熊の糞。誰かもろに踏んで行った。
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ツルオドリコソウ発見。
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葉っぱの下に花が咲いている。
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だいぶ里に近くなってから、オオバコをいくつか除去できたので、ボウズにならずに済んだ。

というわけで、13時半に登山口に到着。
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壊れた靴を履き替えて、バスに乗り込んだ。
車内から、崕山が見える場所で写真が撮りたいという声が上がり、撮影ポイントでバスを停めてくれた。
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見事な針峰である。中央は針天峰、左が雄雲峰、右が青月峰(1018m)
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その左の岩稜は、永緑峰(えいろくほう)。ちょこんと見えているのが聳岩峰。
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ちょっと撮影場所を移動すると、右の方の岩稜(剣竜峰)も少しだけ見えた。
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これでみんな満足。あとは道の駅に戻るだけだ。
ザックを膝の上に乗せて、ぎゅうぎゅうなので、あまり眠れなかった。
例のおじさんの人が死んだ話も気になったし。

15時すぎに道の駅に到着。
星の降る里百年記念館で反省会が行われた。
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まずはアンケートに答えなければならない。
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その後は、一人ひとり全員の前で感想を述べた。
そう言えば、前日の研修で、自分はJRを利用しているので、16時半の終了だとギリギリになってしまうから、次回からはそういう人のことも考えてスケジュールを組んでほしいという人がいた。
それに対し、主催者側は「そこまで考慮しません」ときっぱり。
ちょっと双方、大人げない感じがした。
参加者の方も「列車の時間に間に合わなくなるから、少し早めに退出させてください」と言えばいいし、主催者側も「登山を急がせるわけにはいかないので、スケジュールは変更できないけど、そういう事情がある方は早めに発言してもらうよう配慮します」とでも言えばいい。
このモニター登山はバス代や資料代など参加費が実費相当で7000円かかっているのだが、「金を払っているんだから」という意識の強いように見える人が散見されたのは、ちょっと残念だった。
遅刻男がえらそうなことは言えないが。

反省会は16時前に終了。例の男性が心配する必要がないくらい早かった。
H君とさっさと温泉に向かった。
昨日と同じ芦別温泉だが、今日は共同浴場ではなく、スターライトホテルに併設されている星遊館の方にした。
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ここは一般800円だが、会員になると600円になるというので、今日は時間を惜しまず氏名・住所などを書いて登録した。
どうせ会員になるなら、昨日やっておけばよかった。

ここは美肌の湯だそうだ。
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星遊館には露天風呂もあり、ゆっくり汗を流した。
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芦別温泉は炭鉱の跡地で掘り当てた温泉である。
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ここはかつて5000人が住んでいた炭鉱町で、昭和46年に閉校した油谷小学校の体育館の下から湧き出したのだそうだ。
炭酸水素塩の冷鉱泉と硫黄塩化物の冷鉱泉の2種類があるらしい。
昨日は硫黄臭がしなかったのに、今日するのが不思議だなと思っていたらそういうことだったのか。
こちらは硫黄の方だった。
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かわいい文字でそれぞれの効能が説明されていた。
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これで、崕山の山行は終了。
H君に道の駅まで送ってもらい、解散。
私は自分の車で、駅舎めぐりを少しして帰った。
めったに登れない山で、希少な高山植物を見ることができて満足。
H君と協議会の皆さまに感謝だ。

【行程】2017年6月18日
登山口(8:15)~沢登り起点(8:42)~頂上直下の鞍部(10:17休憩10:57)~頂上(11:01撮影11:14)~沢登り起点(12:45休憩12:50)~登山口(13:28)
※所要時間:5時間13分(歩行時間:4時間)
※登った山:1座(崕山)
※歩行距離:6.0km
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崕山(3)

【2017年6月18日(日)】崕山
沢を遡って、崕山(1066m)の頂上を目指している。
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肉厚の葉っぱに小さな花を付けているのは、ネコノメソウだ。
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キリギシ小滝。と名付けました。
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これは何を写したんだっけ。
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夕張山地を望む。
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左の尖塔が芦別岳(1726m)。
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惣芦別岳(1019m)。
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ユリワサビ。
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これは説明を受けたはずなのだが、メモをしなかったので忘れたしまった。
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足元の沢の流れは、もう途切れてしまいそう。
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シラネアオイの群落。
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かなりたくさん咲いている。
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ヤマツツジの赤はよく目立つ。
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貝の化石があるということは、この山は大昔、海だったのだ。
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火山ではなく、隆起してできた山であることが分かる。
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ニリンソウ。
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の群落。
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エンレイソウを真横から。
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薄い青紫のシラネアオイ。
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頂上付近がやっと見えてきた。
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この山は、やはり花の名山だ。
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惣芦別岳の右に夕張岳(m)が顔を出した。
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そして、ろうそくのような崕山の岩峰も現れた。
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こちらは、とんがり帽子。
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こういう岩にオオヒラウスユキソウが咲くらしい。
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頂上付近と思われる。
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左から惣芦別岳、シューパロ岳(1436m)、夕張岳(1668m)。
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1000m近くまで登ってくると、まだ新緑のたたずまいだ。
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山岳景観もいい感じになってくる。
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芦別岳に雲がかかり始めた。こちらには来なければいいが。
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夕張岳遠望。
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崕山の稜線。
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終盤の急登に挑む。
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シナノキンバイ。
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何度見ても飽きません。
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やはり雪渓の残る山は美しい。
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芦別岳から夕張岳までを一望。
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だんだん稜線の高さに近づいてきた。
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ヤブこぎももちろんあります。
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さっきの尖塔2本。
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またまた、雪渓の山が見えてきた。
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これはシューパロ岳。
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チシマフウロ、今回初登場。
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頂上直下の鞍部あたり。
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真っ白な石灰岩だ。
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逆U字形にぶら下がっているのは何のつぼみかな。
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ちょっと雲が増えてきたかな。
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でも、こちら側はどうやら大丈夫そうだ。
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○と△。左はおそらく聳岩峰(しょうがんほう)だろう。
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ハクサンチドリも初登場。
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このあたりで直登を終えて、トラバースに入る。
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登り始めて、ちょうど2時間。頂上直下の鞍部に到着した。
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北斜面に雪渓が残っていた。
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ここで大休止。
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まだ10時を回ったところだが、私はここでおにぎりを1つ食べた。
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あの岩峰が頂上のようだ。
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北の方角はちょっと木々に隠れている。
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ダケカンバ。
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ボランティアのYさん。随分お世話になりました。
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20分ほどで第1班が出発。
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頂上は狭いので7~8人ずつに分かれて登った。

しばらく待って、第2班として登ると、早速ホテイアツモリと出くわした。
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環境省のレッドリストに絶滅危惧IA類として登録されている希少種だ。
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皆さん、熱心に撮影していた。
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チシマフウロもちらほらと咲いていた。
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そして、すぐに頂上が見えた。
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岩峰の裾に山名板が置いてある。
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スタッフの方に写真を撮ってもらった。ありがとうございます。
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山頂からの眺め。これは東の方角。
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南に夕張山地。
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その左の無名峰。
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アズマギク。
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北側は立入禁止。
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深く切れ込んだ谷になっている。
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クライミングの人も、かつては入っていたのだろうか。
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一面の新緑がまぶしい。
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人工物が何一つない広大な原生林である。
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このあたりはアズマギクが目立った。
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あそこに見えるのがキリギシソウだと教わったが望遠で写してみると、違うみたいだ。
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これは全然違う。
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これも特定不能。
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これはナツトウダイというらしい。
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名前が分からない花ばかりだ。
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皆さんも、あれこれ撮影に余念がない。
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目を凝らしてオオヒラウスユキソウを探したが、見つけられなかった。
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では、次の班が来るので出発。
登りとは違う道を下る。

下り道にあったホテイアツモリはちょっと盛りを過ぎていた。
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でも、目に見えてたくさん咲いていて、うれしかった。
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野生で生えているところが、入笠山(長野県)で見たのとは価値が違うところだ。

(つづく)
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崕山(2)

【2017年6月18日(日)】崕山
崕山(1066m)のモニター登山会に参加している。
参加者を乗せたバスは、三芦トンネルの手前で左折、芦別ダムを横目に惣芦別川沿いの林道を走り、さらに奥へ分け入っていく。
車内で、近くに座っていたおじさんが隣の人を相手にずっと話していたが、友人や親戚が亡くなった話をさも楽しそうに語っていたのには閉口した。

1つ目のゲートを通過。
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すぐに、2つ目のゲートも通り抜けた。
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この林道もかなり長い。
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8:05、1時間15分かけて、やっと登山口に到着した。
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まずは、このシートの向こうで、おしっこタイム。
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それにしても、崕山の景観は強烈だ。
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こうした岩峰が一直線におよそ2kmにわたって続いているそうだ。
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「きりぎし」とは切り立った崖という意味だという。まさに、その名の通り。
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以前はあの岩峰に沿って登山道(踏み跡)があったらしい。
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すべて石灰岩である。
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虫除けスプレーをH君にかけてもらい、8:15に出発。私は後方からついていく。
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しばらくは、林道の名残のような道だが
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3分ほどで道は途切れ、渡渉となった。
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一応ロープが張ってあるが、足首より上まで水深がある。
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そこを、じゃぶじゃぶと行くわけだが、私は沢靴を履いてきているので大丈夫。
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その先は、随分ぬかるんだ踏み跡になった。
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まわりのフキの丈も高くなってきた。
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10分ほどで再び河原に出た。
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2度目の渡渉となる。
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ここにもロープが張ってあった。
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惣芦別川である。
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細い踏み跡を1列になって進む。
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足元にはズダヤクシュ。
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ミゾホウズキがあちこちに咲いていた。
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落葉広葉樹の森だ。
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ちょっと影ができて分かりにくいが、熊の足跡だそうな。
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でも、これだけ人がいれば大丈夫だろう。
スタッフの方は熊スプレーを用意して下さっていたが。
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本日、最初のニリンソウ。
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小さな沢を渡る。
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雑草の大軍。
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今日は快晴だ。前回の登山会は雨だったらしいので、ほんとに運がよかった。
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お馴染み、タチツボスミレ。
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ギンランは初めて見た。
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二輪咲いてるニリンソウ。
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いよいよ本格的な登りにかかる。
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細い沢に沿った道だ。
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前回の昭和新山に続いての集団登山である。
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再び、ズダヤクシュ。
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木々の隙間から岩峰が覗く。
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可愛らしいクルマバソウ。
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続いて、白いシラネアオイ。
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緑が混じったニリンソウ。ここに独特な現象だそうだ。
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ミゾホウズキもなかなか可愛らしい。
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わりと日が差し込む開けた谷だ。
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この派手な黄色はエゾノリュウキンカ。
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まだ、雪が残っていた。
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これらの岩峰には、みな名前が付いているらしい。
残月峰とか、剣竜峰とか。これが何かは分からない。
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藪をかき分け、かき分け進む。
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こちらは終わりかけのエゾノリュウキンカ。
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振り向くと、惣芦別岳(1019m)らしき山が見えてきた。
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これが、まだ名前を特定できていない。
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ギザギザの葉っぱが気になる。
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だいぶ沢の水が減ってきた。
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赤い花。小さくて分からない。
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ニリンソウは至るところに咲いている。
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タチツボスミレにしては背が高い気がするけど。
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オオカメノキ。
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あのあたりが頂上直下の鞍部なのかな。甘いかな。
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シューパロ岳(1436m)かな。
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と思ったら、大きな貝の化石。
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何だか気持ち悪いくらいだ。
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歩き始めて1時間が過ぎた。まだみんな元気である。
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見事なサンカヨウ。
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花が咲いているのは初めて見た。
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なぜ、縁にだけ水滴がつくのだろう。かわいい。
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惣芦別岳、見参。
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堂々たる山容だ。
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雪渓もしっかり残っている。
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これは極めて珍しい。完全に緑になったニリンソウ。
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白と比較すると、よく分かる。
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頂上はまだまだ。
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ユリワサビとも初対面。
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これもよく分からないのだが、オトギリソウの仲間だろう。
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シラネアオイの葉っぱに注目してみた。
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こちらは薄紫のシラネアオイ。
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完璧だ。
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夕張山地の峰々が見えてきた。
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ロープ場でやや渋滞。
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エンレイソウ。
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キリギシ大滝。と名付けてみました。
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エゾノリユウキンカはすでにお馴染み。
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やっと終わりが見えてきた。
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右奥で尖っているのが芦別岳(1726m)。
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あそこもいずれ登ることになるだろう。
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ほぼ全容が姿を現した。
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(つづく)
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崕山(1)

【2017年6月17日(土)】崕山
崕山と書いて「きりぎしやま」と読む。
夕張山地の北部、芦別市にある山だが、全然聞いたことがなかった。
どうやら入山規制が行われており、年に2回、モニター登山会が開催されるらしい。
高校の同級生H君が、参加を申し込むにあたり、私に声をかけてくれた。
応募締め切りは5月以前だったが、すでにその頃には、私の札幌転勤が決まっていたので、誘ってくれたわけだ。
モニター登山が始まった当初は、当選倍率が20倍近い難関だったそうだが、今回はわずか2倍で、初めての申し込みだったのに、あっさり当たってしまった。
実にラッキーだ。

モニター登山会は2日間の日程で行われる。
初日は、研修。翌日に登山。
わざわざ研修があるのは、希少な高山植物を守るためのモニター登山だということを、しっかりと理解した上で、登ってほしいからだそうだ。

主催者の「崕山自然保護協議会」から所沢の自宅(当時)に送られてきた案内にも、高山植物が激減した背景などについて説明した資料が入っており、事前にレポートを提出しなければならなかった。

それはいいのだが、初日の研修(14時開始)に遅刻しそうになってしまった。
札幌の自宅から、研修会場である芦別の「星の降る里百年記念館」まで、だいたい1時間半なので、余裕をみて、正午前に出たのだが、岩見沢SAや東滝川駅でのんびりしている間にギリギリになってしまった。
途中、先に着いていたH君から「何時くらいになる?」「みんな着いていて、もうKだけだよ」とメッセージが次々に届く。
主催者側もやきもきしているらしい。
こちらも急ぎたいのはやまやまだが、前を走る車がゆっくりなのでどうしようもない。
結局、会場に着いたのは、14時ジャスト。
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遅刻は免れたとも言えるが、全員そろったら時間前でも始めていただろうから、皆さんを随分待たせてしまった。申し訳ありませんでした。

研修は、自然保護協議会の会長さんの挨拶の後、記念館の展示をみんなで見学。
館長さんがユーモアを交えて、詳しく説明してくれた。
展示はリアルなジオラマで、本物と見紛うほどだった。
市の財政も厳しかっただろうに、随分と予算がかかったはずだ。
これは崕山の岩峰のレプリカ。
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咲いているのは、シラネアオイとホテイアツモリ。
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オオヒラウスユキソウ。
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ミヤマオダマキ。
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書き割り(遠見)は、さすがにちょっと安っぽい。
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ついでに、エゾシカのオス。
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崕山はこんな山容をしているのだそうだ。まさに鋸である。
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スバル360やブルーバード、カローラなど懐かしい車も展示されていた。
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これらはまだ現役の駅のはずだが、なぜここにあるのか。
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ホームの整理などで不要になったのだろうか。

研修会場に戻って、参加者がそれぞれ短く自己紹介。
主催者側は「北海道百名山に登りたくて参加された方もいらっしゃると思うが、今回はそれだけでなく、ぜひ希少な植物にも関心を持ってほしい」と呼びかけていたにも関わらず、自己紹介では「北海道百名山、これであと何座になります」など堂々を挨拶する人が少なくなかったのには驚いた。
それでも、若い人を中心に植物に関心がある人も何人かいて、心が和んだ。
参加者(24人)は道内と道外が半々くらいで、遠くは大阪から来ている人もいた。
これまでの概要についてスライドで説明があり、16時には研修は終了。
お腹が空いたが、まずはお風呂に行くことにした。

その前に、記念館がある「道の駅スタープラザ芦別」を探索。
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芦別のご当地グルメに「ガタタン」なるものがあることを初めて知った。
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たくさんの具にとろみを付けた中華スープのことで、「含多湯」と書くらしい。
旧満州の家庭料理が原形とされ、戦後、芦別に引き揚げてきた中華料理店のオーナーがメニューの一つとして出していたが、2005年頃からご当地グルメとして売り出しているとのこと。

食べ歩きマップによれば、市内に13店舗ほど食べられるところがあるようだ。
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後で食べてみよう。

記念館の近くに「芦別百年 功績を讃えて」と題した記念碑があった。
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空知川の対岸に見えるのは、旧芦別レジャーランド(のちに「北の京 芦別」)の北海道大観音像と、法隆寺と三十三間堂を模した旧ホテル。
2013年に、金沢市の宗教法人「天徳育成会」がこの観音像を購入、ホテル部分も借り受けているという。
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観音像は1989年の建立。
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私が家族とともにここを訪れたのは確か小5の頃。1973年前後だから、まだ観音像はなかったことになる。

あの斜張橋は「星の降る里大橋」。芦別温泉やカナディアンワールド公園に通じている。
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では、お風呂に行こう。目指すは芦別温泉。
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ここは完全な公衆浴場。料金も500円と安めだ。
会員になれば、50円安くなるとのことだったが、名前や住所などを髪に書くのが面倒で、これは断った。そんなに何度も来るところでもないし。

源泉は12.8℃の含硫黄・ナトリウム・炭酸水素塩・塩化物冷鉱泉だそうだ。
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今日はとくに汗をかいていたわけでもないが、さっぱりした。

それでは一旦、道の駅に戻り、車を置いて、街へと繰り出す。
目指すは、芦別駅前の居酒屋かくれんぼ。
そこでガタタンも出すらしい。
ぶらぶらと歩いているうちに、開拓農家風の木造家屋が目に飛び込んできた。
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まだ現役かなと思ったが、もうお住まいではなかった。

そのすぐ先に、芦別神社。
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せっかくなので、あすの安全登山を祈願した。
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芦別のマンホールは、「星の降る里」らしく星座のデザイン。
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いろんな星座があったが、すべてそろえようなどという大それたことは考えなかった。
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ほら、だんだん飽きてきたでしょう?
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ちょっと道に迷ったが、人に聞いて、何とかたどり着いた。
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向かいに「美っちゃん」もあったが、あちらはどちらかというと食堂のようだった。
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それでは入りましょう。
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のれんをくぐると、奥で宴会をしているらしく、賑やかだ。
これは、あれこれ注文しても、時間かかりそうだなあと思ったが、みんなわりと早く出てきた。
とにかく、生ビールで乾杯。
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昔懐かしい鯨ベーコンも頼んでみた。油っこくなくて、美味しかった。
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お客さんが後から後から、どんどん入ってくる。
どうやら人気の店のようだ。
それもそのはず、料理はおじさん一人で作っているが、実に手際がいいし、どれも美味しい。
これだけの客の注文をさばいているのに、あわてたふうもなく、笑顔で客の話しかけにも応じている。この人はもしかしたら天才なのではないかと思った。

そして〆にガタタンを注文。
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てっきり、ラーメンが出てくるものだと思ったら、ガタタンとはスープのことであった。
でも、これまた美味しかった。
満腹になったところで、御馳走さま。

まだ20時半なので、ちょっと散歩しながら道の駅に戻ることにした。
すぐ近くの芦別駅に立ち寄る。
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ここにもガタタンマップが貼り出されていた。
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もう店の明かりもすっかり消えてしまった駅前の「都通り」。
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途中、コンビニに寄って、二次会のお酒と明日の朝食&昼食を調達。
二次会の会場は私の車の中。
車中泊ができるよう、わざわざ買った車なのだ。

道の駅の駐車場の街灯があるので、ヘッドライトがなくても、わりと明るい。
缶チューハイで乾杯。
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ここでは、H君が今年の山行計画を示してくれた。
沢や日高など、あれこれガイドツアーに参加するようで、私もそのうちのいくつかは同行することにした。

22時頃、お開き。H君は自分の車に戻った。
私の車にはカーテンがなく、外から私の寝姿がまる見えだが、気にしないことにした。
下にマットと薄い毛布を敷いたが、シートと荷台の継ぎ目部分がやや痛い。
これはやはり布団が必要だなあと思いながら、我慢して寝た。
明日、崕山に登る人で、同じように車中泊した人が何人かいたようだ。

【2017年6月18日(日)】
5時半くらいに目が覚めて、トイレへ。
6:50集合、7:00出発なので、6時には朝食を食べ始めた。
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食後は歯を磨き、あたりを探検。
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ストレッチを済ませて、みんなが集まっているところに移動したら、間もなくバスがやってきた。
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6:50、予定より早く全員を乗せて出発。
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国道452号を夕張に向かって、芦別川を遡って行った。
北海道の山間地の風景に、強烈な懐かしさを感じた。
山もいいが、こういうところをくまなく回りたいなあとも思った。
天気が悪くて、山に行けない時は積極的に、車で出かけよう。

(つづく)
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