山と鉄

山歩き、乗り鉄、廃線・廃道歩き、廃村歩き、駅舎探訪などの日々を記録します

旭岳(3)

【2017年8月9日(水)】旭岳
姿見の池を過ぎて、旭岳(2291m)の山頂を目指している。
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左手の地獄谷からは、ひっきりなしに噴気が上がっている。
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そして登山道には大きなケルンが次々に現れる。
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石がたくさん転がっているので、簡単に高く積み上げることができるのだろう。
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このあたりなら、ガスが出てもあまり迷いそうにないが。
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地獄谷に小さな雪渓を発見。
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姿見の池から随分歩いてきた。
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その間に、例のストックのおじさんもずっと先に行ってしまった。
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黄色いのは硫黄の塊。
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噴気孔を真横から見る位置まで来た。
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この穴からは真横に噴き出している。こんなの初めて見た。
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もう、あっちからも、こっちからも。
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噴き出し口は硫黄の成分で真っ白になっている。
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振り返ると、雲海の向こうに暑寒別岳(1492m)。
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まわりには大きな火山弾がゴロゴロ。
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小さな「硫黄山」
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旭岳はまさに生きている火山だ。
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転じて南西方面の眺め。
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北西の方角。
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よく見ると、姿見の池(左)のほかにも池が見える。
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気が付くと、後ろには、あまり登山者がいない。
同じゴンドラに乗ってきた人はもう、あちこちに散ってしまったようだ。
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改めて、姿見の池。
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あちこちに残雪。
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姿見平には、いくつも池がある。アプリで地形図を見ると確かにそうだ。
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池ばかりではなく、谷にも注目。
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前方に山ガールが2人。ザックにつるしているレジ袋はゴミではなく、食料かな。
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姿見平全景。
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ちょっと離れたところにある瓢沼あたり。
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地獄谷全景。
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その核心部。
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爆裂火口の上端部。
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2人で同じポーズ。しかし、なんかレジ袋があまり恰好よくない。
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右奥が旭岳頂上。
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四角い岩が金庫岩だ。
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地獄谷の雪渓。
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旭岳温泉のホテル群。
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レジ袋が見苦しいからというわけではありませんが、山ガールたちを抜かしてしまいました。
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荒々しい尾根を延々と登る。
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爆裂火口の壁面も徐々に崩落が進んでいるように見える。
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右手に化雲岳(1955m)とトムラウシ山(2141m)。
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その右に十勝岳連峰。
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忠別岳(1963m)の向こうに見えてきたのは、ニペソツ山(2013m)。
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その左に石狩岳(1967m)も見えてきた。
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忠別岳(左)の横に五色岳(1868m)。手前は凡忠別岳(1821m)。
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旭岳の南斜面。
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何度振り返ってもいい眺めだ。
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地獄谷を見下ろす位置に来た。
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姿見平の湖沼群。
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姿見の池周辺にあまり人影が見えない、
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石狩岳の左に音更山(1932m)も見えてきた。
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ニペソツ山(右)と天狗岳、前天狗岳。
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ゴンドラで一緒だった団体さんに追いついた。
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登り始めてちょうど1時間たった頃だった。
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実は、広げて広域を見られる大きな地図を持ってきていないので、しばらく大雪の山々をきちんと同定できずにいたのだが、トムラウシの手前が化雲岳、その左の突起が忠別岳であることが、団体さんを率いていたガイドさんの説明で分かった。
その奥に見えるシルエットは、右からニペソツ山、石狩岳、音更山、ユニ石狩岳であることも、正直に言うと、今分かった。
ありがたい。何山か分かって眺めるのと、そうでないのとでは大違いだからだ。
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地獄谷上の雪渓が真横に見える位置まで登ってきた。
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お、雲海が切れて、忠別湖が見えてきた。
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芦別、夕張方面の山並み。
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オプタテシケ山(2013m)の左に浮かぶ小島は下ホロカメットク山(1668m)かな。
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いつか登りたい石狩岳。
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旭岳の南斜面西側は旭平と呼ばれる。
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しばらく団体さんの後を歩いた。
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でも、団体さんの先に行かせていただいた。
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地獄谷のモンスター群。
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ユウセツ沢の切れ落ち際に並ぶ残雪たち。
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旭平から東に進むと裾平。
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皆さんも振り返りながら歩いている。
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地獄谷と姿見平。
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今度は皆さん、うつむいて登っている。
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旭岳爆裂火口。
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姿見平の夫婦池など。
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その右を貫く溝はピウケナイ第三沢川の源流か。
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その奥に見える瓢沼。
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トムラウシが全容を現してきた。
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来年はあそこまで縦走したい。
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忠別岳の手前は高根ヶ原。
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ストックを2人で持って電車ごっこのように歩くご夫婦に追いついた。
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爆裂火口も順光になって、火山らしい色になった。
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真っ赤だ。
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あの稜線には登山道はない。
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モンスターの親玉。
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これらは小さな溶岩ドームの生き残りか。
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ほんとに旭岳はいろんな顔を見せてくれる。
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電車ごっこのお二人さん、「こんなふうに歩く人いないだろうなあ」と、自嘲気味ではなく自慢気に話していた。
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その向こうに団体さん、レジ袋の山ガールも見える。
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姿見の池から1時間弱で八合目に到着した。
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(つづく)
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旭岳(2)

【2017年8月9日(水)】旭岳
ロープウェイの姿見駅から旭岳(2291m)に向けて、7時前に出発
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それにしても、噴気が激しい。
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駅の目の前に池があるが、これは姿見の池ではない。
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池のほとりには、ワタスゲが咲いていた。
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チングルマはすっかり終わってしまったようで、立派な綿毛になっていた。
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左手にはハクサンボウフウ。
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木道を進むと、池がもう一つ。
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姿見駅を真横から眺める。
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階段を登ると、道は左折し、正面に旭岳の全容を見ることができた。
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あちこちの噴気孔から盛んに煙を吐いている。
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足元にはミヤマリンドウ。ショッキングブルーだ。
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5分ほどで、右に下山路を分ける。
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帰りは、ここから下るわけだ。

南にトムラウシ山(2141m)のギザギザが覗く。
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その右に十勝岳連峰。
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盛んに火山活動を続ける旭岳。
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逆さにすると線香花火のようだ。
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綿毛を従えたアキノキリンソウの夫婦。
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綿毛を真上から。
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登山道には大小の石がゴロゴロ転がっている。
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ハイオトギリ。
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ワタスゲ。
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前方に旭岳石室が見えてきた。
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高山植物には常緑の非常に小さい樹木が多く見られるという。
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うわ~、肌色っぽいのは、みんなチングルマの綿毛だ。
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ということは、7月にはこのあたり真っ白に染まっていたのだろう。
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マルバシモツケも北海道では、よく見かける。
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40年前に来た時、こんなに噴気を上げていたような記憶はないが、記憶がないだけで、当時も活動は活発だったのだろう。
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コバイケイソウよりは大味なバイケイソウ。
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アキノキリンソウたち。
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これだけ見せつけられると、7月にもまた来てみたくなる。
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いつもひっそりイワブクロ。
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道はかなり整備されている。
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姿見平。
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北には安足間岳(2200m)の稜線が覗く。
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旭岳石室は「石室」というだけあって、石造りだ。
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姿見の池のほとりには「大雪山愛の鐘」が立つ。
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先代の石室は老朽化のため建て替えられ、この小屋は2001年9月に完成した。
緊急時以外、宿泊はできない。
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幅の広い整備された登山道を20分ほどで、姿見の池に到着。
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風もなく、まさに旭岳の姿を鏡のように映していた。
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それにしても、噴気の上がり方がすごい。
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猛烈な音を立てている。
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振り返ると、上川盆地が望めた。
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北は姿見平。
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姿見の池のほとりに遊歩道があり、噴気活動展望台につながっている。
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そちらへは下山後に行くことにしよう。
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あちらは旭岳への登山道。
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改めて、逆さ旭。
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安足間岳から当麻乗越への稜線。
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一応、看板も押さえておこう。
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旭岳頂上まで2km、2時間だそうだ。
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では、参りましょう。
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とは言え、左手にまだまだ姿見の池は見える。
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あのカップルは中国人だった。ここも国際色豊かだ。
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石室の中も帰りに見学させてもらおう。
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姿見駅方面。
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すぐ近くに展望台があるようなので行ってみた。
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第5展望台だそうだ。1~4はどこにあるのだろう。
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休憩にはまだ早い。


正面に見えるのは化雲岳(1955m)。
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あの蛇のような雪渓が特徴的だ。
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尖っているのは十勝岳(2077m)。
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翌月登る予定だったオプタテシケ山(2013m)。
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たぶん芦別山地。
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暑寒別岳(右、1492m)。
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振り返って、旭岳石室や愛の鐘を俯瞰。
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姿見の池。
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全体像。なかなか絵になる風景だ。
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では、そろそろ登山道に戻ろう。
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ここからが本格的な登山開始だ。
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ちょっと進むだけで、見える角度がどんどん変わってくる。
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それが、また面白い。
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あら、さっきの中国人がもう戻ってきた。
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早くも下山してくる方が。裏旭岳のキャンプ地に泊まっていたのだろうか。
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噴気は、この2本が一番、勢いがある。
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この辺で姿見の池も見納めかな。
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旭岳の爆裂火口壁。
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足場は石がゴロゴロしていて、わりと歩きにくい。
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左手に旭岳の地獄谷、右手にトムラウシ山を望みながら登る。
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最初から森林限界の上に出ているので、何度も何度も立ち止まってシャッターを押した。
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姿見の池展望所。
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こういうなだらかな斜面も緑のじゅうたんのようで美しい。
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そんな中にも荒々しく地肌が露出する。
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忠別岳(1963m)。
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大きなケルンを通過。
わりと、いつまでも姿見の池が見えている。
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道が広い。
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間もなく、後ろからダブルストックの年配の男性が迫ってきた。
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「トムラウシが見えますね」と言いながら、抜かして行った。
形は確かにトムラウシだ。実はこの時、初めてあのギザギザがトムラウシであることを認識したのだった。

(つづく)
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旭岳(1)

【2017年8月9日(水)】旭岳
前夜は当麻町の道の駅とうまで車中泊した。
この日は、JR富良野線の駅舎を撮影しながら南下し、富良野から旭川、滝川を経由して富良野に戻る撮り鉄&乗り鉄を予定していたのだが、朝4時に起きてみると、大雪連峰がくっきり見えるではないか。
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天気予報が曇りだったので、山は諦めていたのだが、俄然登りたくなった。
あわてて、スマホのアプリで「山と高原地図」の「大雪山」を表示し、どこに行くか検討を始めた。
黒岳方面に戻るのはもう面倒だし、十勝岳方面は秋に登る計画がある。
一度登ったことがあるが、直近だし旭岳(2291m)に決めた。

登ったことがあると言っても、もう40年も前のこと。
前回は、中学3年の時、ちょうど有珠山が噴火した日(1977年8月7日)に登ったのだった。
あの時は姿見駅から旭岳、間宮岳(2185m)、中岳温泉を経由して姿見に戻る周回コースだった。
旭川在住の年の離れたいとこが連れて行ってくれたのだ。
当時の写真を見ると、旭岳山頂はガスっており、山頂での記念写真も山名標ではなく、道標で写している。
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間宮岳では晴れたみたいだ。あの山行では、中岳温泉が一番印象に残っている。

それはともかく、次に大雪山旭岳ロープウェイの運行時間を調べてみた。
始発は6時半である。6時に着けば、早めに並べるから、混んでいても始発に乗れるだろう。
旭岳温泉にあるロープウェイの旭岳山麓駅まで、所要時間は1時間ちょっと。
歯磨きもそこそこに5時前に出発した。

ナビはスマホの経路検索にお任せ。
なのだが、山に登るつもりはなかったので、昨夜の買い物で飲み物を買っていない。
東川町の市街地にセブンイレブンがあるようだが、スマホナビの経路が、そこを通るのかどうか分からない。
道路地図帳を見ながら、時々推奨ルートを外れて、東川町を目指した。

途中、大雪方面の山が何度も見えたが、どの山が見えているのか、よく分からなかった。
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当麻駅近くの石北本線踏切で、貨物列車が目の前を通過していった。
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間もなく右前方に低い独立峰が見えてきた。
旭山動物園のある旭山(295m)だった。

幸い、道間違いをせずに、東川町のセブンイレブンに到着。
アクエリアス2㍑ボトルを買いたかったのだが、あいにく置いていない。
やむなく、ポカリスエット900cc2本にした。
あとは朝食用のパン。昨日、朝食用に買ったおにぎりは昼食に回すことにした。
運転しながら、パンは食べてしまった。

しかし、あんなに晴れていたのに、山の方はどんよりとした雲が垂れ込めてきた。
さっき大雪連峰を見たときも南の方には雲があったので、その雲に違いない、旭岳は晴れていると信じて、車を走らせる。
しかし、忠別湖のあたりから完全にガスの中に入った。
「これは雲海だ。旭岳は晴れている。富良野岳も白雲山もそうだったではないか」と自分に言い聞かせた。
これで本当にガスの中だったら、全くの無駄足になってしまう。

すると、どうだろう。なんと旭岳温泉の直前でいきなり雲の上に出て、旭岳がくっきりと姿を現したではないか。
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なんという感激。本当に北海道の山はやきもきさせる。
ただ、午後からは稜線にも雲が出るというヤマテンの予報なので、うかうかしてはいられない。
3日前に富良野岳(1912m)に登った時は2時間でガスってしまい、頂上は真っ白だった。その二の舞は避けたい。

6時すぎに旭岳温泉の町営駐車場に到着。
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「山と高原地図」には収容「40台」と書かれていたので停められるかどうか不安だったが、余裕だった。
夏休み期間中とは言え、やはり北海道の平日は、内地の百名山のようには混まない。

靴を履き替えて、旭岳ビジターセンターを眺めながら軽くストレッチ。
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この感じだと大丈夫だろうが、始発に乗れないと時間がもったいないので、早めにロープウェイ乗り場に移動した。
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駅舎は結構、しゃれた建築だ。
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駅の前は有料駐車場(乗用車1日500円)になっている。
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こちらはかなりのキャパがありそうだ。
考えてみれば当然だ。この人気の山がハイシーズンに40台で足りるわけがない。
無料の町営駐車場がいっぱいになったら、みな仕方なく有料の方へ行くのだろう。

旭川市内からバスの便もあるようだ。
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ロープウェイは往復2900円。帰りは歩いて下る予定なので片道(1800円)を購入した。
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山頂駅の天気は晴れ、無風だ。
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トイレを済ませて、改札に並んだのは6:15過ぎ。
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前には20人くらいの登山者が並んでいたが、ゴンドラの定員は101人だから余裕で乗れた。

窓際はおばさんたちに取られてしまったが、その後ろの好位置に立つことができた。
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旭岳ロープウェイは、有珠山ロープウェイなども手掛けるワカサリゾートの経営だそうだ。
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ピンと来て、調べてみたら、やはりワカサリゾートは、あの「わかさいも本舗」の関連会社だった。
このロープウェイは標高1100mの旭岳山麓駅から1600mの姿見駅を結ぶ2360mの路線。
所要時間は10分で、夏期は15分間隔で運行されている。

ゴンドラは6:30定刻通りに出発。
すぐに十勝岳(2077m)が見えてきた。
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その噴煙のすごいこと。
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雲海の上に浮かぶのは芦別岳(1726m)だろうか。
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なだらかなピークは化雲岳(1955m)。
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眼下にビジターセンターが見えてきた。
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その後ろのホテルは「ラビスタ大雪山」。
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上川盆地方面は完全な雲海である。
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十勝岳連峰。左からオプタテシケ山(2013m)、美瑛岳(2052m)、十勝岳、富良野岳。
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高度を上げるに従い、いろいろと見えてきた。
右奥に見えるのは、暑寒別岳(1492m)ではないか。
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アップにしてみよう。左の突起は群別岳(1376m)に違いない。
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おお、化雲岳の後ろにトムラウシ山(2141m)の頂上部分が姿を現した。
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今日は贅沢な1日になりそうだ。
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北側に目を転じると、瓢沼が見える。
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雲海は山際だけだったようで、上川盆地は晴れている。
そう言えば、道の駅も晴れていたっけ。
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あれは東川町の市街地かな。
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そして、本日登る旭岳。
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大雪山の原生林。
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ゴンドラは10分で姿見駅に到着した。
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下りるなり、窓越しではない山岳風景を改めてカメラに納める。
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いやあ、素晴らしい。
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十勝岳の噴煙で富良野岳の山頂が隠れている。
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夕張岳(1668m)かしら。
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芦別岳だと思うけど、自信はない。
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緑の濃いこと。これが1か月もすれば真っ赤に染まるわけだ。
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姿見駅すぐ近くにある電波塔。
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姿見駅越しの旭岳。
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登山届は駅の中で出すことができる。

いろんな花が咲いているだろうから、ここで少し予習。
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ちょうどよく催してきたので、トイレへ駆け込んだ。
幸い個室は空いており、ブツもすんなり出た。準備は万端だ。

姿見駅のテラスに出ると、旭岳が真正面に大きくそびえている。
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ちょっと雲が多いが、高曇りなので、よしとしよう。
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40年前の記憶はほとんどないので、事実上これが初対面だ。
本日はよろしくお願いします。
逆光なので露出が面倒だが、こればかりは仕方ない。

再度ストレッチをして、7時前に出発。
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道は左右2コースあるが、散策路は帰りにして、姿見の池まで最短コースである右の道を採った。
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(つづく)
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白雲山(7)

【2017年8月8日(火)】白雲山
4度目の十勝三股訪問を終えて、まだ、陽は高いがお風呂に行くことにした。
近くにある秘湯、幌加温泉である。
少し糠平方面に戻って右折すると、ニペソツ山(2013m)への登山口が現れた。
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しかし、ここからの道はヤブが多く、「山と高原地図」には「迷」マークがたくさん付いている。
しかも距離が長い。メインルートは1本北の尾根を行く十六の沢コースだが、現在、登山口の杉沢出合に通じる林道が昨年の台風のため通行止めになっている。

温泉の手前右手に、自炊宿があったが、もう使われている気配はない。
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左手にも閉鎖された宿らしきものがあった。あとでちゃんと見学しよう。
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いずれにしろ、ここは相当ひなびている。
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道のどんづまりに温泉宿「鹿の谷」はあった。
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玄関に入って、「すいませ~ん」と呼びかけたが、反応がない。
何度も大声を出したが、誰も出てこない。
窓口の奥を覗くと、相当年を召したおばあさんがテーブルに座って新聞を読んでいる。
なんだ、いるじゃないか。「ごめんください」ともう一度声をかけたが、気が付かない。
そうか、耳が遠いんだと思って、扉のところで大声を出したが、それでも振り向かない。
仕方がないので、視線に入るような場所まで入り込み、机をコンコンと叩いたら、「うわあ、びっくりした!」と悲鳴のような声をあげた。
驚かして申し訳なかったが、こうするしかなかったもので。
とにかく、入浴料の500円を支払い、脱衣所へ。
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内風呂には、他にお客さんがいたので、そこを通り抜けて、まずは外にある露天風呂に入った。
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いや~、大自然の中。独占である。素晴らしい!
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しかし、大自然すぎて、アブがぶんぶん寄ってくる。
これはたまらん。こっちはすっ裸で無防備なので、避けようとしたら、潜るしかない。
そんなわけにもいかないので、アレをぶらぶら揺らしながら、早々に内湯へと退散した。
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内湯は3種類の湯があった。
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ナトリウム泉、鉄鉱泉、カルシウム線である。
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体をきれいに洗ってからそれぞれの湯を少しずつ楽しんだ。

もう一つ硫黄泉があるようだが、それは露天風呂だったのかもしれない。
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まさに秘湯という雰囲気を味わい、大満足だった。

受付に礼を言おうと立ち寄ったが、おばあちゃんは相変わらず全然こっちを向く様子がなかったので、心の中で「ありがとうございました」と言って、辞去した。
よく見ると、受付に筆談用もボードが置いてあった。
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西に見えていた山はニペソツ方面だが、そこまで見えるはずもないので、おそらくその手前の1190mピークだろう。
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さて、さっきの廃屋を探索。木造の瀟洒な建物である。
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ここは「ホロカ温泉旅館」という宿で、「鹿の谷」とは別ものだった。
2011年1月から閉館しているとのことである。

この自炊棟も、ホロカ温泉旅館の持ち物であったようだ。
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というわけで本日の活動は終了なのだが、明日どうするか。
JR富良野線の乗り鉄&駅舎撮影をするか、どこかの山に登るか。
このあたりで比較的手軽に登れる山に、武華山(1759m)というのがあるのをガイドブックで見つけた。
石北峠の近くに登山口があるようなので、今夜は石北峠の駐車場で車中泊をすればいい。

と決めて走り出したら、いきなり前をエゾシカが横断。
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結構デカい。
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少し、道路沿いに逃げたと思ったら、あッという間に草むらの中に逃げ込んでしまった。
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国道273号を北上し、三国峠(1150m)でひと休み。
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ここからいろんな山が見えるはずなのだが、もう雲が低く垂れこめてしまい、かろうじて勇内山(左、1220m)が見える程度だった。
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ニペソツ山方面は完全に雲の中。
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1983年にここを自転車で越えた時はずっとダートだったっけ。
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今は立派な舗装道路だが、当時とはルートも若干変わっているような気がする。
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こんな秘境のようなところだが、峠の喫茶店が営業していた。
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私が着いた時はもう17時を過ぎていたので、ちょうど店じまいをするところだった。
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立派な三国峠隧道。
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タウシュベツ川橋梁のPR看板が出ていた。「北海道遺産」だそうだ。もうすっかりメジャーな存在なのだ。
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それでは出発。
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トンネルを抜けて、下り始めると、大した川ではないのに、大きなモニュメントが。
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由仁石狩一の沢川とある。
そう言えば、東大雪の石狩岳(1967m)の並びに、ユニ石狩岳(1756m)という山がある。
最初は、この「ユニ」って、「ミニ」みたいな接頭語なのかなって思っていたのだが、「由仁石狩」という川の名称を見て、これもアイヌ語なんだと、初めて意識した。
「由仁」と当てるくらいだから、由仁町と同じ由来だとしたら、「ユ・ウン・ニ」(温泉のある所)という意味になる。

橋の名前は「岳橋」になっているが、冒頭の文字が欠損しているようだ。
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「望岳橋」だろうか。

大雪湖に向かっていく道すがら、正面に見えたのはニセイカウシュッペ山(1883m)か。
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間もなく、国道39号に出た。
石北峠に行くには、右折なのだが、晩飯を食わないといけないので、とりあえず左折して層雲峡に向かうことにした。

久々にラーメンを食おう。
昨年来た時に目をつけていたのが、この登山軒。
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でもメニューを見たら、やや高めの印象だったので、大雪山食堂にした。
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こちらも値段はあまり変わらなかったが、もう戻るのも面倒だ。
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山菜醤油ラーメン(950円)を食べた。まあまあだった。
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食べながら、明日の天気予報などを確認すると、どうも曇り空だ。
それなら登山ではなく、テツにしよう。
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そうと決まったら、行く先は石北峠ではなく、旭川方面。
層雲峡温泉のコンビニで朝食だけ買って、道の駅とうま(当麻町)に向かった。
到着したのは、午後8時半を過ぎていた気がする。
すっかり遅くなってしまったので、パソコン作業もそこそこに寝てしまった。
ここは車中泊の車が大量にあった。

【行程】2017年8月8日
登山口(6:31)~1130mピーク(7:13)~ヌプカの里分岐(7:32)~白雲山(7:42撮影7:58)~天望山分岐(8:30)~天望山(8:59休憩9:22)~東雲湖(10:05休憩10:13)~天望山分岐(11:05)~登山口(11:33)
※所要時間:5時間2分(歩行時間4時間15分)
※登った山:2座(白雲山、天望山)
※歩行距離:8.5km
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白雲山(6)

【2017年8月8日(火)】白雲山
白雲山(1186m)の登山を終えて、タウシュベツ川橋梁に向かっている。
その途中、旧国鉄士幌線のコンクリート製橋梁群を見学中。
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これは中央部分が失われているので、文化財指定はされていないようで、案内の看板がなかった。
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でも、その方が「遺跡」らしくていい。
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この先、糠平湖沿岸にもいくつかの橋梁があったが、8年前に撮影済みなので、いずれも通過。
タウシュベツ川橋梁に目的を絞って、車を走らせる。
すると、「タウシュベツ川展望広場」の標識が現れたので、車を停めた。
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平日なのに、路側帯の駐車スペースに10台近い車が停まっている。
もはや、一大観光地なのだ。
しかし、山田温泉から2時間もかかってしまった。
幌鹿峠が通行可能なら30分もかからなかったはずなのに。

国道から展望広場まで約180m、原生林の中の遊歩道を歩く。
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その途中、士幌線の廃線跡を横断した。
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ここは、しっかりと保存して、廃線跡を歩けるようにしてくれているので、うれしい。
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草を刈るだけでも大変な作業だろうけど。

途中、ミズナラの巨木があった。
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周囲約5mだそうである。
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間もなく、展望広場に到着。
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ここから対岸にあるタウシュベツ川橋梁を望むことができた。
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この橋は1937年(昭和12年)にタウシュベツ川を渡る国鉄士幌線の橋として完成したが、糠平ダムの建設(1955年)に伴い、士幌線が付け替えられ、水没する運命となった。
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ただ、渇水期には姿を現す「幻の橋」として知られるようになった。
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全長130m、11連のコンクリート製アーチ橋だが、毎年水に沈んだり姿を現したりしているうちに劣化が進み、完全な姿で見られるのは今年が最後とも言われている。

例年だと観光シーズンの6~8月は水没している時期だが、今年は幸い水位が低いと聞いたので、わざわざ見にきたのだ。
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しかし、遠くから眺めるだけでは、やはり物足りない。
あそこまで行ってみよう。
と車を走らせたのだが、なんと林道は4km手前で行き止まり。
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現在は、事前に森林管理署に申し込まないと、現地までは行けないらしい。
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徒歩なら行けるようだが、4kmもあるので見学を含めると往復2時間半かかる。
今はまだ午後3時なので、これから行っても暗くはならないが、やはりクマは怖い。
いずれ車で行くことにして、今回は遠望だけで我慢することにした。

さて、明日どうするかだ。
いろいろと調べて、武華山(1759m)が周回コースも取れて、ここからも行きやすいことが分かったので、石北峠に向かうことにした。
その途中、士幌線の廃線跡にいくつか立ち寄った。
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最初は幌加駅跡。
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幌加駅は1939年(昭和14年)に開業。
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昭和29年の洞爺丸台風で、この周辺に大量の風倒木が発生したため、その処理のため大勢の造林作業員が入り、商店や飲食店ができるほどだったという。
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昭和37年には80軒の家屋が軒を連ね、350人の町になっていたそうだ。
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今は見事に1軒もない。
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昭和53年に糠平~十勝三股間(18.6km)は代行バスの運行に切り替わり、幌加駅はその役割を終えた。
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それにしても、この駅はきれいに保存整備してある。
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ホームもほぼ完全に残っている。
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駅舎も残っていると完璧なのだが、贅沢は言うまい。
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以前、ここも訪ねたことがある気がするのだが、念のため。
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タウシュベツ川橋梁はあんなに人気があったのに、ここには誰もいなかった。
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まあ、その方が雰囲気を味わえるけど、もう少し一般の人が、廃線にも興味を持ってもらえたら、もっと保存されるところも多いだろうに、とは思う。
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この駅名標は明らかに当時のものではない。
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このコンクリートの感じは音更川橋梁のコンクリートとよく似ている。
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ほぼ同じ時代もものだから当然だ。

では、終着駅の十勝三股に向かうことにしよう。
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十勝三股にはバス停がある。
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拓殖バスが帯広と旭川を結ぶノースライナー号が1日1往復走らせている。
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糠平とここを結ぶバス(上士幌タクシー運行)はもう廃止されてしまったようだ。
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ここはニペソツ山(2013m)や石狩岳(1967m)など、東大雪の登山基地でもあるが、林道が通れないため、登山者もかなり少ないのだろう。
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三国峠に続く国道273号は白樺並木になっている。
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十勝三股駅跡の位置がすでによく分からなくなっているので、ここ三股山荘で聞いてみた。
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すると、丁寧に教えてくれた。
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この山荘の前には、76kmのキロポストのほか、当時の駅名標が保存されていた。
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中には、十勝三股駅の模型があった。
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駅の跡は完全に原野と化していた。
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これでは知っている人に教えてもらわないと、全く分からない。
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8年前にもここを訪ねた時は分からず終いだったが、この石碑が目印とのことだった。
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「梅雨晴の 大雪山のすがたに 佇ちつくす」と読める。
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「大雪山」には「やま」とルビがふってある。
他に、右下にも小さな文字が見えるが判読不能。

台座の方にもう一句。「杣家ねむり 樹海に残る 美の月」「風雪居西川郷峰」。
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上の句も西川郷峰氏の句なのか。いずれにしろ、この方の素性はよく分からなかった。

石碑の前のこの道がかつての駅前通り。
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そして、この正面に駅舎があったわけだ。
DSC_7575_20170920104222a35.jpg
左右に2本ずつあるモミ?の木が目印だ。

進んでみると、線路跡らしき広場があった。
DSC_7576_201709201042235c7.jpg

ここに初めて訪れたのは、大学時代の自転車部の合宿だったから、1983年夏。
バス代行になったのが1978年12月なので、ほぼ5年後のことだった。
線路にはすでにぺんぺん草が生えていたが、当然まだ駅舎が残っていた。
DSC_0881_20170920104631c3e.jpg

その後に訪ねたのは、廃止(1987年3月23日)されて4年後の1991年。
写真は残っていないが、確か線路にはすでに木が生え始めていた記憶がある。
その木は、今見ると、伐採されているように見える。
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駅舎は取り壊したのに、なぜ雑木を伐採して、広場状に残してあるのか、その真意はよく分からない。
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背後(東)には、西クマネシリ山(左、1635m)と南クマネシリ山(右、1560m)と思われる山が見えた。
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他の方のブログなどによると、2013年頃までは木造の機関庫が残っていたらしい。
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私が3度目に訪ねたのは2009年7月なので、自分の写真にも写っているかもと思って、引っ張り出してみたら、確かにあった。これのことだ。
DSC_0453_20170920104630215.jpg

しかし、ちょうど駅舎のあった位置にこんな展望デッキみたいなものが設置されている。
DSC_0447_20170920104628990.jpg
この時点でわりと新しいもののようだが、今回、このようなものは存在していなかった。
何のために作られ、何のために撤去されたのか、謎である。

(つづく)
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