山と鉄

山歩き、乗り鉄、廃線・廃道歩き、廃村歩き、駅舎探訪などの日々を記録します

藤野富士(上)

【2018年2月17日(土)】藤野富士
藤野富士(651m)は、札幌郊外の藤野地区に林立するとんがり山のうちの一つ。
形が富士山に似ているから、そう呼ばれるようになったのだろう。
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冬でもわりと手軽に登れる山なので、半日しか時間がない時のためにとっておいた。
そして、その日がやってきた。
2月17日は、敬愛する地図のカリスマ堀淳一さんの偲ぶ会が18時から行われる。
発起人の一人である私は、その準備のため、16時に京王プラザホテルに行かなければいけないので、遅くとも15時には帰宅したい。
いや今日は、フィギュアスケート男子フリーで羽生の演技が13:40頃から始まるので、それまでに帰りたい。
というわけで、藤野富士なのだ。

朝食を自宅でゆっくり食べて、9時に出発。
北海道は大荒れの予報ということで、比較的穏やかな札幌も朝から雪がわりと強く降っている。
こんなんで大丈夫かね、と思いつつ車を走らせていたら、石山に着く頃には雪が止み、藤野では、あれよあれよという間に晴れてしまった。
いったい、どうなっているのか。

国道230号を藤野聖山園の入口で左折。
しばらく登っていくと、途中から除雪がされていない。
積雪は10~15cm。
こんなに雪が積もっていて走れるのかと思ったが、一応わだちがあるので突き進んだら、なんとか聖山園の駐車場に着くことができた。
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北西の方角に、この前登った豊見山(579m)が見える。

そして北には砥石山(827m)。
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藤野富士の山麓にある墓地は完全に雪に埋まっており、墓参りの人が来るとは思えないが、職員は何人か出勤していた。
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事務所に寄って、登山口の場所を聞く。
行ったことがないのではっきりとは分からないが、16区と17区の間くらいに「登山口」という小さな札があるという。
とにかく行ってみたら分かるだろう。
ここで入山者名簿のようなものに記帳させられた。

スノーシューを装着し、ストレッチもせず、9:50に出発。
ここの標高は310mほどだ。
最初は墓地内の車道を歩くわけだが、いきなりのラッセルである。
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先に入山している人がいるのを期待したが、今日はいないようだ。
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16~17区は当然のごとく最も標高の高いところにある区画なので、そこを目指して登っていく。
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しばらく進むと、豊見山の左奥に豊平山(663m)が見えてきた。
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墓地の積雪は1mくらいか。
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豊平山(左)と豊見山(右)。
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無垢な雪はキャンバスのよう。
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15分ほどで、16区と17区の間あたりに着いた。
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振り返ると、砥石山。
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藻岩山(531m)も姿を現した。
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私のラッセル跡。
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でも、登山口の標識らしきものは見当たらない。
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とりあえず真っすぐ行ってみようかと思ったが、一応、スマホで過去ログを見てみた。
すると、ここを左折して、さらに上に行くみたいだ。
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確認してよかった。

相変わらずのラッセルだが、道なりに進むと、右手の木々の1本に「藤野富士」と書かれた標識を発見。
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除雪した雪をためた雪山を乗り越えて、山の斜面に取り付く。
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ここで標高は370m。
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標識とともに、緑や赤のリボンもあり、どうやらちゃんと誘導してくれているようだ。
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よく見ると、埋もれかけているが、トレースの跡が分かる。
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しばらくは、木の少ない空間を進む。
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正面に頂上が見える。
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間もなく、作業道に出た。
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作業道そのものは雪に隠れて見えないが、それらしく造成された痕跡は分かる。
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しばらくは、山を東から南へ回り込むように、作業道を進んでいく。
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下山者用に「藤野聖山園」への道標。
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おかげで傾斜が緩やかなのはいいが、後が怖い。
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時折風が吹いて、木に積もった雪が霧のように降ってきた。
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駐車場から1.5km、50分ほど歩いてきたところで、尾根をまたいで西へと進路を変える。
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ここでやっと標高が450m。あと200mある。

この先は尾根を登るのかと思ったら、南側の小さな谷をトラバースするように登っていく。
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ラッセルは山の中も10~15cm程度。それほどきつくはなかった。
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屈曲点から20分ほどで、頂上まで500mの標識が現れた。
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ここからやっと尾根に取り付くので、いきなり急登になる。
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標高は540mなので、あと100mちょっとだ。
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少し登ると、南側の山並みが見えてきた。
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いつもは風が強いのか、吹き溜まりができている。
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急登開始から10分ほどで、木々の生えていない、真っ白な斜面が見えてきた。
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大きな木の影を映せるほど。
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ついでに私も。
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それにしてもこれは、見上げるような傾斜だ。
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とにかく、直登で一気に標高を稼ぐ。

登るにつれ、左手に恵庭岳(1320m)が姿を現して、びっくり。
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イチャンコッペ山(835m)らしき山も確認できた。
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(つづく)
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室蘭本線(由仁~栗丘)

【2018年2月13日(火)】由仁~栗山
連休明けのこの日は、由仁町で仕事があった。
朝9時にレンタカーを借りて、国道274号を進む。
途中、長沼町の道の駅マオイの丘公園でトイレ休憩。
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冬期閉鎖かと思ったら、野菜屋さんが営業していた。
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中に入ってみると、熊本や和歌山産の柑橘系が売っていた。
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もちろん地元の野菜も。どれも、めちゃめちゃ安かった。
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ここオリジナルの「ジンギスカン饅」も販売しているようだが、何も買わなかった。
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由仁町に入ってしばらく行くと、有名な「牛小屋のアイス」があった。
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でも、こここそ冬期閉店中で再開は4月からとのこと。

経営は30年ほど前に恵庭から移転してきた細田牧場である。
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仕事を終えて、遅いお昼は、仕事先に教えてもらった由仁駅近くの「東京ホルモン」で。
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ホルモンが苦手な人でも、「ここはうまいわ」とうなってしまうとかで、ホルモンとサガリと野菜(もやしとタマネギ)を注文した。
ホルモンは店員さんが、眼の前の鉄板に敷いてくれた。
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あとは味噌だれをスプーンに4~5杯かけて、サガリや野菜と一緒に焼けばいいという。
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言われた通りにやってみた。
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肉に色が付いてきたところで野菜も投入。
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確かにこれは美味しかった。
ちょっと量が多いかなとも思ったが、ペロッと食べてしまった。
メニューの写真を撮ってくるのを忘れてしまった。
また、あちら方面に行くことがあったら、立ち寄りたい。
ビールを飲むなら、室蘭本線利用だな。バスもあるんだろうけど。

お腹がふくれたところで、会社に帰るわけだが、急ぎの仕事もないので、ちょっと寄り道をすることにした。
駅舎撮影である。
室蘭本線の由仁~追分間は昨年夏に撮影済みなので、由仁の北を回る。
由仁の北隣は栗山駅。
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なんか変わった建物だ。
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しかし駅舎部分はほぼここだけ。
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栗山町もいずれ、じっくり回ってみたい。
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駅舎の中に入ってみた。窓口に職員がいたが、委託管理駅(無人駅)である。
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委託とは言え、人がいる前で堂々と改札を通過するのもはばかられたので、連絡通路で反対側に行ってみることにした。
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立派な跨線橋を渡る。
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そこから見た苫小牧方面。
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岩見沢方面。
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反対側のホームに出てみた。
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改札口。
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1日7往復の運行。
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駅そのものは明治26年(1893年)7月1日の開業。
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現在の駅舎は2000年12月に完成した。
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2012~16年までの1日平均乗客数は189人だったそうだ。

併設されているカルチャープラザ「Eki」のホールでは、栗山監督が迎えてくれた。
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こちらは、栗山町4Hクラブのマスコット「くりどん」。
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4Hクラブとは、町内の青年農業者グループのことで、「くりどん」は栗山の農産物をいっぱいのせた「栗山うどん」をイメージしたらしい。
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北隣は4.2km離れて栗丘駅。安平駅、三川駅、古山駅と同型の駅舎である。
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その待合室。
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跨線橋は閉鎖されていた。
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従来、由仁~栗丘間は複線だったが、1990年に栗山~栗丘間の下り線にある栗山トンネルが崩落したため、それ以来、上り線のみの単線運行となっている。
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そのため跨線橋は不要となったのである。
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反対側ホームの跨線橋入口。
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ホームを見学していたら、ちょうど列車がやってきた。
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当駅の1日平均乗客数は10人。
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ここで女子高生が1人下りた。いい風景だ。
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私はしばしホームに残って、列車を見送る。
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さよ~なら~
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栗丘駅を真ん中に南北とも「栗」のつく駅だ。
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昭和18年(1943年)9月25日、信号場としてのスタートであった。
次の栗沢駅にも寄りたかったが、社に戻るのが遅くなってしまうので、今日はここで打ち止め。
江別経由で札幌に戻った。
この日は札幌でも最高気温がマイナス6℃。
体感としては今シーズン最も寒い1日だった。

(おわり)
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モラップ山(下)

【2018年2月11日(日)】モラップ山
モラップ山(506m)から下山し、キムンモラップ山(478m)に取り付いた。
しかし、道は大きく右にカーブして、今まで歩いてきた林道を戻るような恰好になっているので、どこかで左に折れないといけない。
H君の判断に任せて、それらしき場所で頂上の方角に向かい、しばらく鹿のトレースに沿って進んだが、ササ薮に何度も阻まれる。
これじゃあ夏山と同じだ。
少しでも歩きやすいところを求めて、右に逸れて行ったら、遊歩道に出た。
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これはもともと登るつもりのルートではなかったが、もはやこの道を進むしかない。

しばらく登ると、東屋が見えてきた。
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夏の遊歩道の休憩所だ。
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この遊歩道は山頂に通じているわけではなく、野鳥観察のための道のようだ。
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地形図には、キムンモラップ山付近に「野鳥の森」と書かれている。

東屋に着いたのは12時前。
お腹も空いたし、上に落ち着いて食事ができるところがあるとは思えないので、ちょっと風が強くて寒かったが、ここでお昼にすることにした。
2人はパンだったが、私は例によってカップ麺。
今日は人気店「空」の辛味噌ラーメンだ。
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以前食べた「一幻」より格段に旨かったが、時間通り5分で開けてしまったので、麺はやや固かった。

汁も飲み干して、20分弱で出発。
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この先はトレースなしの急登なので、H君と交代でラッセルした。
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それほど雪は深くなかったが、かなりの急勾配で骨が折れた。
なんか急に天気がよくなってきたので、暑いくらいだ。

N君はスノーシューに慣れていないこともあって遅れ気味。
ラッセルを交代してもらうような雰囲気ではなかった。
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急勾配だが、雪が固めだったので、私の場合はキックステップで直登する方が楽だった。
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東屋から30分弱で頂上台地に乗った。
振り返ると、さっき登ったモラップ山。
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ここで、右の尾根にトレースがあることに気付いた。
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やはり傾斜の緩いルートを採った人がいたようだ。
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どこから取り付いたのだろう。
それはともかく、ここが一番高い地点のように思えたが、トレースに沿って、今しばらく西に向かう。
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左手に支笏湖が光っている。
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間もなく、右手からササの生い茂る急斜面を登ってくるトレースを発見した。
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これは休暇村支笏湖から登ってきたものだろう。
そういう人もいるんだ。結構人気あるじゃん、キムンモラップ。

間もなくトレースの終点に到着。
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木々の隙間から紋別岳が望めた。
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もうガスも消えていた。
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ここが478mの標高点のようだ。
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木々に阻まれて、展望はそれほどよくない。
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でも冬なので、この程度は見える。
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(モラップ山)

風も強かったので、滞在1分ですぐに退散した。
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帰りは登ってきた道をそのまま戻った。
急なので下りにくく、一度転倒してしまった。
N君は後ろで何度も転倒していたようだ。
テレマーク姿勢をとっても、すぐ体勢が崩れてしまうと言っていた。

頂上から20分で東屋に到着。
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ここで小休止してから、遊歩道を下る。
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案内板でちょっとお勉強。でも、木の識別は難しい。
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しばらく行くと、左手に建物が見えてきたので、それが車を停めた近くにあった建物だと思い込んで、そこを目指して森の中に入ったが、着いてみたら野鳥の観察所だった。
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駐車スペースはまだ先だったようだ。

南に向けて進むと、トレースを発見。
ついでに鹿の糞も発見。というか、これは至るところにあった。
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トレースに従っていくと、取り付き口のピンクリボンのところに出てしまった。
登る時、右の作業道に行かず、左に行くのが正解だったみたいだ。
とにかく無事に林道に出たので、ひと安心。
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車のところに戻ったのは、13時半前だった。
予定より30分以上早かったのは、林道往復を省略したおかげだ。
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それでは、汗を流すべく、休暇村支笏湖へ。
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駐車場に着くと、なぜか靴が置いてあった。履き替えたまま忘れてしまったのだろう。
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考えてみたら、支笏湖畔をきちんと歩いたことがない。
夏になったら、ゆっくり散策に来たいものだ。
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こちらが休暇村。
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フロントの方に勧められ、ポイントカードを作ることにした。
これで720円の入浴料が100円割引された。
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温泉は、「こもれびの湯」というらしい。
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露天風呂はなかったが、いい湯だった。
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お陰様で温まった。

N君を支笏湖畔駐車場に送り届けたら、そこは出入りする車で大賑わい。
みな、氷濤まつりを見に来た方々だ。
N君は帰ってしまったが、折角なのでH君と二人でまつり会場に行ってみることにした。
湖畔の土産物店街はこじんまりしていて、昭和っぽい雰囲気。
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こういうのは好きなので、夏に改めて訪ねてみたい。

湖畔近くに下っていくと、風がものすごく強く。めちゃめちゃ寒い。
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雪像のように見えるものは、型に水をかけて凍らせて作ったような印象だった。
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入場料(協力金)は300円。
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それほど高くはなかったが、寒くてあまり外にいたくなかったので、外から眺めるだけで引き上げることにした。

近くにかかっていた赤い鉄橋は「山線鉄橋」と呼ばれる歴史ある橋だった。
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案内板によると、もともとは明治32年(1899年)に北海道官設鉄道上川線の空知川に架けられた「第一空知川橋梁」だった。
英国人技術者ボナールの設計によるものである。
その後、王子製紙がこの橋の払い下げを受け、大正13年(1924年)頃、千歳川の取水口であるこの場所に移設された。
当時、王子製紙は千歳川に建設する発電所の資材輸送を目的に、王子軽便鉄道(苫小牧~支笏湖)を敷設していた(明治41年開業)。
その後、この鉄道(通称「山線」)は建設資材や製紙用原木だけでなく、旅行者も運んだが、昭和26年(1951年)に廃止された。

鉄橋自体は「道内最古の鉄道橋」として、この場所に残されていたが、平成9年(1997年)、歩道橋として再生された。
ここも夏にまた再訪したい。
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帰りに土産物店街の路地を歩いたら、ヒメマス(チップ)料理の店があった。
ちょっと美味しそうだ。実はまだチップは食べたことがない。
夏に食べに来よう(こればっかり)。

寒さに震えながら車に戻り、時々寝落ちしながらも、H君に送ってもらった。
ガイドなしでスノーシュー登山ができたのは、またひとつ自信になった。
今後も少しずつ挑戦していきたいと思う。

【行程】2018年2月11日
駐車場(9:33)~標高320m地点(9:40着替え9:45)~標高450m地点(10:05休憩10:10)~モラップ山(10:25撮影など10:37)~林道(11:04休憩11:09)~キムンモラップ山登山口(11:28)~東屋(11:48昼食12:05)~キムンモラップ山(12:36)~東屋(12:55休憩13:01)~駐車場(13:17)
※所要時間:3時間44分(歩行時間:3時間4分)
※登った山:2座(モラップ山、キムンモラップ山)
※歩行距離:5.1km
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モラップ山(上)

【2018年2月11日(土)】モラップ山
いつも参加しているツアー会社のツアーはこの日、バリバリ山スキーの設定。
まだ山スキーには自信がないので遠慮して、自力でどこかの山にスノーシューで行くことを考えた。
支笏湖畔の背後にあるモラップ山(506m)がずっと気になっていたので、ヤマレコのレポを見てみたら、なんとか行けそうなので、隣のキムンモラップ山(478m)とセットで登ることに決めた。
高校の同級生H君を誘い、他の同窓生にも参加を募ったら、12期下のN君も参加を表明してくれた。

当日はH君に7:45に迎えに来てもらった。
天気は雪が降ったり止んだり。路面は圧雪状態。
昨日とは全然違う。
支笏湖の湖岸からは、今日登るモラップ山(右)とキムンモラップ山(左)が何とか見えた。二子山のようだ。
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N君との待ち合わせ場所である支笏湖畔駐車場には8:50に到着。
先に来ていないか、あたりを探す。
支笏湖畔では目下、氷濤まつりが開催中で、朝から団体バスが乗り着けてくる。
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北の方角には、アンテナを乗せた紋別岳(866m)が望めた。
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南に見えるのはキムンモラップ山。
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N君はまだ来ていないようなので、車に戻って待っていると、9時すぎに到着した。
H君とN君は初対面なので挨拶を交わしていた。
出発前にバス待合所で小用を済ます。
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運行しているのは中央バスだった。札幌からの便は数年前に廃止になり、今は千歳から便のみだ。
DSC_2211_20180213221056e90.jpg
では、全員H君の車に乗って出発。

歩き始める予定の林道入口には9:15に着いた。
一般車両通行止めの柵があったが、車が侵入した跡が残っている。
DSC_2218_20180213222649029.jpg
H君は「行けるんじゃね? 山のふもとまで林道歩くのたるいよ」と言う。
ならばということで、我らも突入することにした。
道にわだちはあるものの、積雪が10cmくらいあるので、何度かタイヤが微妙に流されたが、スタッグすることなく走ることができた。
この道に駐車スペースがあるのか、Uターンできるのか、ちょっと心配だったが、入山ポイントを過ぎたすぐ先の突き当りに広いスペースがあって事なきを得た。
9:25に着いたので、これで往復1時間以上は節約できた。

早速、スノーシューを装着して
CIMG5083_20180213221432f13.jpg

9時半過ぎに出発。
CIMG5084_2018021322143408b.jpg

入山ポイントまで林道を少し戻る。
CIMG5085_20180213221436898.jpg

ここは標高がちょうど300mなので、登りは標高差200mほど。
ピンクリボンのあるところから、まずはモラップ山に取り付く。
CIMG5125_20180213221148dfd.jpg
(下山後に撮影)

前日のものと思われるトレースもあったし、雪の下は作業道ではないかと思えるような開けた場所で、とくに迷う配はなかった。
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振り向くと、紋別岳方面が見えたが、すでにガスがかかっていた。
CIMG5087_201802132214399d1.jpg

こちらはキムンモラップ山。
CIMG5088_20180213221411ff8.jpg

10分も歩かないうちに、H君が「暑い」と言ってフリースを脱ぎ出した。
CIMG5089_20180213221413f33.jpg
今日は昨日に引き続き気温が高めだ。

雪面もトレースがあることもあり締まっている。
ラッセルの必要はほとんどなかった。
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間もなく尾根に乗った。
CIMG5091_20180213221416865.jpg
すると、左からのトレースも合流。
最初から尾根を登ってきた人もいたようだ。

ここから、かなりの急登が標高差で50mほど続く。
CIMG5092_20180213221417ca7.jpg

そのうち支笏湖が見えてきた。
CIMG5093.jpg

標高420mに達したあたりで傾斜がやや緩くなる。
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450mあたりで頂上台地に達し、大きく左折。
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すると、北の方角に広く展望が開けたので、しばし立ち休み。
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右手奥は千歳方面。
CIMG5098_20180213221355873.jpg

眼下には幼木を植えたばかりのエリアが見えた。
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さらに進むと右手にも支笏湖が見えてきてびっくり。
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モーラップキャンプ場あたりの湾だ。
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左手にも支笏湖畔の湾が見えている。
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ここが実はモラップ山の眺望の圧巻だろう。

ゆるやかな斜面をしばらく進む。
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ちょっとした二重山稜状になっている。
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間もなく、頂上らしき場所に出たが、ここに山名板はなかった。
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三角点のある地点はもう少し先なので、トレースに沿ってさらに進むと、間もなく山名板が見えてきた。
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ふもとから1時間かからずに登頂した。

山名板は100円ショップで買ったまな板にマジックで手書きしたものだ。
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かなり新しいので、今シーズンに設置されたものかもしれない。
早速、お揃いのTシャツを披露して、「部活」。
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N君は持っていないというので、購入を薦めておいた。

キジ撃ちに行こうとしたN君がもう一つ山名板を発見した。
CIMG5108_20180213221258a01.jpg
こちらの方が手がこんでいて、標高も書いてある。
多少年季が入っており、こちらでも「部活」をやり直した(写真省略)。
まな板を設置した人は、山名板がないと思って持ってきたのだろうか。
ちゃんとあるのを発見して、「なんだあるじゃん」と思ったけど、折角持ってきたのだからと、くくり付けたのかもしれない。
同じところに2つ付けるくらいなら、さっき通過した真の山頂に付けて欲しかった。

さて、このままピストンで戻るのは面白くない。
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ガスってきた上にトレースはないが、ピンクリボンのあるあたりから尾根を下ることにする。
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本来なら、恵比須山(仁木町)の時のように、気持ちよく雪をかき分けて下れるのだろうが、雪の量が少なく、ササがまだ顔を出している。
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ササが隠れているところも、ササをつぶすほど雪が積もっていないので、踏み抜きがひどいし、スノーシューがササに引っかかってしまう。
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スノーシューは何年振りかだというN君は後ろで何度も転倒していた。
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こればかりは慣れなのだ。

中腹で主のような木に出会った。
CIMG5115_20180213221233cfe.jpg

目指す方角は左前方なのだが、それだと谷に下ってしまうので、我慢して右前方に延びる尾根沿いを進んだ。
ササが多いのでコース取りが結構むずかしかった。
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途中、2回ほどスマホの地図アプリで現在地を確認。
ふもとに近いところで沢状の溝を渡り、間もなく林道に出た。
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下りに30分近くかかった。
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林道を少し進んで、道がかぎ状に曲がっているところから取り付くのが、キムンモラップ山の緩やかな尾根道への近道なのだが、ちょっと入っていける林の雰囲気ではない。
そこにトレースもなかったので、誰かが侵入した痕跡を探しながら、車を停めてある方向へしばらく歩き続けた。
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しかし、トレースはなく、見つかるのは鹿の足跡ばかり。
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かなりの数の鹿がいるらしく、この日は何度もピュンという鹿の鳴き声を聞いた。

キムンモラップ山が真横に見える位置に来た。なんか、いきなり晴れてきた。
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左手にモラップ山の尾根の登り口を発見。
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その先で、キムン側(右側)に赤いテープを見つけたが、これは植林のためのものっぽい。
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結局、モラップ山に取り付く直前に見つけたピンクリボンのところまで来てしまった。
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トレースはなかったが、作業道のようなところだったので、急登を直登しないといけないことになるが、ここから入ることにした。
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(つづく)
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美比内山(撤退)

【2018年2月12日(月)】美比内山
2月の3連休。
初日は札幌国際スキー場でスキーレッスン、中日はモラップ山(506m)へガイドなしでスノーシュー登山、最終日は無意根山系の美比内山(1071m)から大沼山(1111m)を周回するスノーシューツアーである。
夏には登れない山を2座縦走するということで、参加を申し込んだのだが、届いたタイムスケジュールを見ると、8:30出発16:30下山という8時間もの行程。
改めて地図を見ると、確かにものすごく距離がある。軽く10kmはありそうだ。
大丈夫かい、と思っていたら、当日の天気は冬型の気圧配置で日本海側は大荒れの予報。
札幌でも最低気温がマイナス10℃。
ひそかに中止の連絡が来てくれないかなあと思っていたら、前日、「ビーコンお持ちでしたら、ご持参ください」という連絡が。
ガイドのIさんは迷いなく行くつもりだ。

11日のモラップ山でかなり体力を使っていたので、この日はオリンピックも見ずに、夜8時半には寝てしまった。
翌日のために体力を回復させておかなくては。
夜中2回ほど目が覚めたが、翌朝は5時まで寝ることができた。
外を見てみると、それほど雪は積もっていないし、冷え込みも想定内。
何とかなるかも。

ツアーの車のお迎えは、近くのセブンイレブンの前に7:35だったので、7時半に家を出たら、もう到着していた。
ヤバい。待たせてしまった。
H君に聞いたら、今着いたばかりとのこと。それなら、よかった。
昨日、H君の車に財布を忘れてしまったので、ここで受け取った。
ご迷惑をおかけしました。

今日の参加者は私とH君のほかの4人はみな女性。
ラッセル要員がちょっと少ないが、仕方ない。
途中、セブンイレブンで昼食を購入。
豊滝除雪ステーションでトイレを済ませ、豊羽鉱山にある登山口には、9:20に到着。
CIMG5156_20180212205612fdf.jpg
この時点で、すでに予定よりほぼ1時間の遅れ。
雪もしんしんと降っているし大丈夫だろうか。
相当なラッセルを強いられるはずだ。

これまでのツアーではタイツにスキーズボンを履いてきたが、今回はタイツ+冬用登山ズボン+ゴアの雨具+スパッツという装備にした。
前日のモラップ山で靴の中に雪が入ってしまったからだ。
今日は行程が長いし、雪も深いだろうから、やはり防雪を完璧にしなくては。
それと下が青で、上が黄色というコーディネートも今イチだったし。

豊羽鉱山はもう閉山になっているのに、なぜこんなに丁寧に除雪しているのか、よく分からないが、鉱山とは別に稼働している施設があるのだろう。
ゲートの手前はちょうど雪捨て場になっているようで、除雪車がひっきりなしに作業していた。

雪の降る中、手早く準備をして
CIMG5157_20180212205614882.jpg

9時半前に出発。
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まずは車道をしばらく歩く。
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すぐ右手にあった建物には巨大なつららが何本もかかっていた。
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その先に、鉱山の旧坑口(豊栄坑)があった。
CIMG5159_20180212205617930.jpg

覗いてみると、中に氷筍ができていた。
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出発してから10分ちょっとで、巨大な体育館のような建物の横に着いた。
CIMG5165_2018021220555487d.jpg
銘板を見ると、本山発電所のようだ。
屋内には豊羽鉱山山神社もあるようだ。
建物に向かって、みんなで手を合わせた。安全祈願である。

取り付きを探して、発電所の奥まで回り込んだのだが、コンクリートの壁がめぐらされていて、登れそうなところがない。
やむなく少し引き返して、壁の切れ目から一旦下って、登り始めた。
いきなりの急登だ。
Iさんが先頭でラッセル。
私が2番手につく。
H君が順番を変わろうかと言ってくれたが、今日は寒くてとても写真を撮る余裕がないので、踏み固めに専念することにした。

しばらく登ったところで、Iさんがしんどそうにしていたので、私がラッセルを買って出た。
登りではあるが、ふかふかの雪なので、短時間ならそれほどきつくもない。
でも、後ろについてくれたH君が何度も変わろうと言ってくれるので、数分で交代した。
H君は歩数を数えていたらしく、100歩でギブアップ。
「100歩で足がパンパンだよ」とぼやいていた。

再び、Iさんがトップを引く。
時折、風が吹くと、ほほがめちゃめちゃ冷たい。
この程度の風でこんなに寒いのでは、今後、北海道の冬山をやっていけるのだろうか。
今日はフェイスマスクをかぶっているのだが、フルフェイスにすると、メガネが息で曇ってしまう。
なので、布をあまり上にあげられない。
そうしているうちに冷たさには多少は慣れたが、もっと風が強く吹いたら多分耐えられない。
やはり、コンタクトを作らないと、と思った次第。

ラッセルを始めてから30分で最初の休憩。
CIMG5162_2018021220554913d.jpg
標高は720mほどなので、まだ120mしか登っていない。
そのうち20mは車道だ。
ここで行動食の雪印6Pチーズを食べる。

今日は最初からダウンは着ていないが、体そのものはそれほど寒くない。
でも、Iさんが気温を測ったら、マイナス20℃だった。
CIMG5163_20180212205552c34.jpg
やはり山の中は街中とは比較にならないくらい寒い。

じっとしていると寒くなるので5分ほどで出発。
この先は緩斜面だ。
でも、相変わらずのラッセルなので、スピードは全く上がらない。
雪の深さも軽く膝の高さくらいはある。
さらに進むとほぼ平坦になってきた。
再び、ラッセルを交代すると、Iさんは「この先は風で雪が飛んで浅いから、楽だよ」と言ってくれたが、全然浅くない。
むしろ、風で雪が締まっている分、雪が重い。
さっきのふかふか雪のラッセルとはケタ違いのしんどさだった。
100歩頑張るのが精いっぱいだった。
次にラッセル役を引き受けてくれたH君が昨日か一昨日のトレースを発見してくれた。
飛びあがって喜んだが、歩くルートを導いてくれるだけで、ラッセルの労力は全く変わらなかった。

Iさんが時々、木の枝に赤いリボンを結び付けていた。
CIMG5164_20180212205552582.jpg
860m地点で二度目の休憩。
私はここでキジ撃ち。
水筒に入れてきたココアも飲んだ。
それにしても、こんな緩斜面が続くようでは、全然標高が稼げない。
この調子だと、まだまだ相当な距離を歩かないとならなそうだ。
これでは、おそらく周回は無理。せいぜい美比内山ピストンが関の山だなあ。
7分ほどで出発。
ここで薄手の手袋からスキー用の厚手の手袋に履き替えた。

後ろの女性陣から「体が温まらないし、男だけにラッセルさせるのが申し訳ないので、自分たちもラッセルしたい」という声が上がった。
「10歩くらいしかできないかもだけど」とのことだが、自分が楽をしたいためではなく、させたあげた方がいいと思った。
ラッセルの後につくと、天国のように楽なのだが、先頭のスピードが遅すぎるので、本当に寒いのだ。
少しずつラッセルをして、みんなで温まった方がいい。
ただ、実はそれほど簡単な話ではない。
ラッセルがあまりにきつくて体が温まる前にギブアップしてしまうからだ。
そんなこんなで、女性陣もそれぞれ一度だけ、ラッセルを体験。
あとは、これまで通り後ろに続いた。

標高925m地点、大きなトドマツ?の木を発見したところで、その木の下に入り、休憩。
DSC_2236_20180212205555cc8.jpg

風をしのぐ。
DSC_2237_201802122055280ad.jpg

女性の一人が、手が冷たいと訴え、ミトンの手袋をIさんに借りていた。
この間に私はパンを1個急いで食べた。お腹が空いていたのだ。
ここで、スマホの地形図を見ると、美比内山へはまだ距離にして700mくらいある。
しかも頂上直下は標高差100m近い急登。
時刻はすでに12時を過ぎている。
頂上に着くには、あと1時間は軽くかかるだろう。
Iさんも本気かどうか知らないが、「もう引き返そうか。上はそうせ吹雪だし」とつぶやいている。
私もそれでもいいやと思いつつ、このペースでは登りでも寒いだろうから、ダウンを着込んだ。
メガネは何度拭いても、凍り付いてしまった。
DSC_2239_20180212205530897.jpg
いよいよ出発ということになったとき、H君が「撤退だって」と言う。
びっくりしたが、内心ホッとした。
今日は1座も稼げなかったが、これ以上進むと遭難の恐れがある。
女性の手のかじかみはかなりひどいものだったからだ。
実は、私もダウンを着込む作業だけで手が冷えてしまった。

この手が手袋をしてもなかなか温まらない。
何とかしようと、手袋の中でしばらくグーをしていたら、やっと少しずつ温まってきた。
助かった。
やはりミトンがいいのかもしれない。

下りは我々が作ってきたトレースを下るだけなので、ものすごく楽だった。
それなりのスピードで歩けるので、体が温まる。
いつの間にか、手もポカポカになっていた。
急な下りは、トレースをはずれて、ふかふかの雪の中に突入したが、恵比須山の時のように軽々とではなく、かなり重かった。
深さが半端ないからだ。
段差のあるところで、お尻をついてしまったので、そのまま尻すべりを試みたが、雪にまみれただけだった。
その時、手袋の手首から雪が入ってしまったが、もう手は温まっていたので、手袋を脱いで、雪をほろっても冷たくならなかった。

山神社のある建物の前まで下りてきたのが13:05。
2時間半かけて登ってきた道を、たった40分で下ってしまった。
あっけないくらいだった。
あとは車道歩きなので、ここでスノーシューを外した。
ストックに掛けて肩に背負って歩く。
道には10cm近い雪が積もっていたが、その下はアイスバーンで滑るので、十分注意した。

ここまで下りてきてホッとしたものの、撤退したことは事実で、皆さんの歩く姿は疲れもあって敗残兵のよう。
何回かツアーで一緒になっているAさんはしもやけになったのか、顔が真っ赤。
H君が「もう1杯ひっかけたんですか」とからかっていた。
彼女はツアーの風呂の後、いつも500ccのビールを飲む酒豪なのだ。

一般車両通行止めのゲートをくぐって
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13:20頃、車に到着。
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他に車が2台あった。
彼らは大沼山に登ったのだろうか。
と思っていたら、ちょうど下りてきたところだった。
おそらく撤退したのだろう。彼らはスキーだったから、帰りは滑れたはずだ。

帰りの車の中で、パンを1個食べた。
H君は、すあまやドライフルーツ、チーかまを分けてくれた。
温泉は、いつも言っている「ホテル山水」が、閉館を控えているからか、駐車場からして混んでいたので、小金湯に転戦。
一昨日も入ったばかりの「まつの湯」で入浴した。
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露天風呂からの雪景色が最高だったが、相変わらずお湯はどぶくさかった。
単純硫黄泉なのだが、この匂いもここの特徴なのだろう。

ゆっくり温まって、午後3時に出発。
15:50に自宅に到着した。
いろいろと勉強になった山行だった。

【行程】2018年2月12日
登山口(9:28)~豊羽鉱山山神社(9:46)~標高720m地点(10:17休憩10:22)~標高860m地点(11:15休憩11:22)~標高925m地点(12:07休憩12:23)~山神社(13:05スノーシュー着脱13:08)~登山口(13:19)
※所要時間:3時間51分(歩行時間3時間20分)
※登った山:なし
※歩行距離:5.8km
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